JPH08248451A - エレクトロクロミック素子 - Google Patents
エレクトロクロミック素子Info
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- JPH08248451A JPH08248451A JP7074729A JP7472995A JPH08248451A JP H08248451 A JPH08248451 A JP H08248451A JP 7074729 A JP7074729 A JP 7074729A JP 7472995 A JP7472995 A JP 7472995A JP H08248451 A JPH08248451 A JP H08248451A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エレクトロクロミック素子の低温環境での着
色特性(着色速度、着消色のコントラスト比)を改善す
る。 【構成】 一対の透明導電層の間に還元発色性エレクト
ロクロミック層と透明イオン導電層を有するエレクトロ
クロミック機能層と、ITOからなる透明発熱体層を含
む反射防止層が、透明ガラス基板を挟んで形成された構
成を有することを特徴とする。
色特性(着色速度、着消色のコントラスト比)を改善す
る。 【構成】 一対の透明導電層の間に還元発色性エレクト
ロクロミック層と透明イオン導電層を有するエレクトロ
クロミック機能層と、ITOからなる透明発熱体層を含
む反射防止層が、透明ガラス基板を挟んで形成された構
成を有することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示素子や透過率可変
フィルターとして応用されるエレクトロクロミック素子
に関する。
フィルターとして応用されるエレクトロクロミック素子
に関する。
【0002】
【従来の技術】電圧を印加することにより着消色するエ
レクトロクロミック(以下、「EC」と記す)素子は、
液晶素子等と比較して、消色時の透過率が高い、偏光の
影響を受けない、メモリー性があるといった特徴がある
ため、表示素子や透過率可変フィルター等への応用につ
いて研究されている。
レクトロクロミック(以下、「EC」と記す)素子は、
液晶素子等と比較して、消色時の透過率が高い、偏光の
影響を受けない、メモリー性があるといった特徴がある
ため、表示素子や透過率可変フィルター等への応用につ
いて研究されている。
【0003】その一つとして、還元発色性エレクトロク
ロミック層にWO3 を用いたEC素子が、特公昭52−
46098号において提案されている。
ロミック層にWO3 を用いたEC素子が、特公昭52−
46098号において提案されている。
【0004】このWO3 が着色するには、水が電場中で
分解したH+ カチオンが必要で、着色時には、 WO3 (無着色)+ne- +nH+ →Hn WO3 (着色) nH2 O→nH+ +nOH- という反応が推定されている。
分解したH+ カチオンが必要で、着色時には、 WO3 (無着色)+ne- +nH+ →Hn WO3 (着色) nH2 O→nH+ +nOH- という反応が推定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た様にWO3 の着色には水が必要不可欠であるため、E
C素子を例えばスキー場の様な氷点下で使用した場合、
着色しなかったり、着色速度が遅くなるという問題点が
あった。
た様にWO3 の着色には水が必要不可欠であるため、E
C素子を例えばスキー場の様な氷点下で使用した場合、
着色しなかったり、着色速度が遅くなるという問題点が
あった。
【0006】また、EC素子の低温環境での着色速度の
改善としては、特開昭61−59317号公報で提案さ
れているが、これは着色と発熱を同一の導電膜で行って
いるため、回路が複雑になったり、発熱だけのために電
圧を高くできないという問題点があった。
改善としては、特開昭61−59317号公報で提案さ
れているが、これは着色と発熱を同一の導電膜で行って
いるため、回路が複雑になったり、発熱だけのために電
圧を高くできないという問題点があった。
【0007】従って、本発明の目的は、EC素子の低温
環境での着色特性(着色速度、着消色のコントラスト
比)を簡単な構造で改善することにある。
環境での着色特性(着色速度、着消色のコントラスト
比)を簡単な構造で改善することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するための本発明の構成は以下の通りである。
するための本発明の構成は以下の通りである。
【0009】即ち、本発明の第一は、一対の電極層の間
に少なくとも還元発色性エレクトロクロミック層と透明
イオン導電層を有するエレクトロクロミック機能層と、
発熱体層が、基板を挟んで形成された構成を有すること
を特徴とするエレクトロクロミック素子にある。
に少なくとも還元発色性エレクトロクロミック層と透明
イオン導電層を有するエレクトロクロミック機能層と、
発熱体層が、基板を挟んで形成された構成を有すること
を特徴とするエレクトロクロミック素子にある。
【0010】本発明の第二は、一対の電極層の間に少な
くとも還元発色性エレクトロクロミック層と透明イオン
導電層を有するエレクトロクロミック機能層が形成され
た基板Aと、発熱体層が形成された基板Bを、前記エレ
クトロクロミック機能層と前記発熱体層を内側にして、
若しくは前記エレクトロクロミック機能層を内側に前記
発熱体層を外側にして対向配置した構成を有することを
特徴とするエレクトロクロミック素子にある。
くとも還元発色性エレクトロクロミック層と透明イオン
導電層を有するエレクトロクロミック機能層が形成され
た基板Aと、発熱体層が形成された基板Bを、前記エレ
クトロクロミック機能層と前記発熱体層を内側にして、
若しくは前記エレクトロクロミック機能層を内側に前記
発熱体層を外側にして対向配置した構成を有することを
特徴とするエレクトロクロミック素子にある。
【0011】本発明の第三は、一対の透明電極層の間に
少なくとも還元発色性エレクトロクロミック層と透明イ
オン導電層を有するエレクトロクロミック機能層と、透
明発熱体層が、透明基板を挟んで形成された構成を有す
ることを特徴とするエレクトロクロミック素子にある。
少なくとも還元発色性エレクトロクロミック層と透明イ
オン導電層を有するエレクトロクロミック機能層と、透
明発熱体層が、透明基板を挟んで形成された構成を有す
ることを特徴とするエレクトロクロミック素子にある。
【0012】本発明の第四は、一対の透明電極層の間に
少なくとも還元発色性エレクトロクロミック層と透明イ
オン導電層を有するエレクトロクロミック機能層が形成
された透明基板Aと、透明発熱体層が形成された透明基
板Bを、前記エレクトロクロミック機能層と前記透明発
熱体層を内側にして、若しくは前記エレクトロクロミッ
ク機能層を内側に前記透明発熱体層を外側にして対向配
置した構成を有することを特徴とするエレクトロクロミ
ック素子にある。
少なくとも還元発色性エレクトロクロミック層と透明イ
オン導電層を有するエレクトロクロミック機能層が形成
された透明基板Aと、透明発熱体層が形成された透明基
板Bを、前記エレクトロクロミック機能層と前記透明発
熱体層を内側にして、若しくは前記エレクトロクロミッ
ク機能層を内側に前記透明発熱体層を外側にして対向配
置した構成を有することを特徴とするエレクトロクロミ
ック素子にある。
【0013】本発明のエレクトロクロミック素子は、発
熱体層に電圧を印加することでこれを発熱させることに
より、氷点下の環境で使用する場合においても良好な着
色特性を示すものである。
熱体層に電圧を印加することでこれを発熱させることに
より、氷点下の環境で使用する場合においても良好な着
色特性を示すものである。
【0014】前記本発明の第三及び第四は、特に透過型
のエレクトロクロミック素子に係るものであり、本発明
第三では前記透明発熱体層の上に更に反射防止層が形成
されていることが望ましく、本発明第四では前記透明基
板Aの外側の面と、前記透明基板Bの外側の面に、反射
防止層が形成されていることが望ましい。これにより、
透過型エレクトロクロミック素子の光学特性を向上する
ことができる。
のエレクトロクロミック素子に係るものであり、本発明
第三では前記透明発熱体層の上に更に反射防止層が形成
されていることが望ましく、本発明第四では前記透明基
板Aの外側の面と、前記透明基板Bの外側の面に、反射
防止層が形成されていることが望ましい。これにより、
透過型エレクトロクロミック素子の光学特性を向上する
ことができる。
【0015】本発明の第三及び第四に係る透明電極層と
しては、例えばITO(SnO2 含有In2 O3 ),I
n2 O3 ,SnO2 等を用いることができるが、光学特
性や抵抗値の面でITO(重量比 In2 O3 /SnO
2 ≒95/5)が望ましい。
しては、例えばITO(SnO2 含有In2 O3 ),I
n2 O3 ,SnO2 等を用いることができるが、光学特
性や抵抗値の面でITO(重量比 In2 O3 /SnO
2 ≒95/5)が望ましい。
【0016】還元発色性エレクトロクロミック層として
は、例えばWO3 ,MoO3 ,Nb2 O5 ,TiO2 等
を用いることができるが、着色速度の面でWO3 が望ま
しい。
は、例えばWO3 ,MoO3 ,Nb2 O5 ,TiO2 等
を用いることができるが、着色速度の面でWO3 が望ま
しい。
【0017】透明発熱体層としては、例えばITOを用
いることができ、そのシート抵抗値は10Ω/□以上で
あることが望ましい。透明発熱体層のシート抵抗値が1
0Ω/□よりも小さいと、十分発熱しなかったり、消費
電力が大きくなるといった問題が生じ易い。
いることができ、そのシート抵抗値は10Ω/□以上で
あることが望ましい。透明発熱体層のシート抵抗値が1
0Ω/□よりも小さいと、十分発熱しなかったり、消費
電力が大きくなるといった問題が生じ易い。
【0018】上記各層の成膜法としては、公知の成膜法
を用いることができ、例えば真空蒸着、スパッタ、イオ
ンプレーティング、CVD等が用いられる。また、各層
の膜厚は1nmから5000nmが望ましく、要求され
る光学特性、繰り返し耐久性等により適宜設計される。
を用いることができ、例えば真空蒸着、スパッタ、イオ
ンプレーティング、CVD等が用いられる。また、各層
の膜厚は1nmから5000nmが望ましく、要求され
る光学特性、繰り返し耐久性等により適宜設計される。
【0019】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明を詳細に説明す
る。
る。
【0020】[実施例1]図1は本実施例のエレクトロ
クロミック素子を構成する一方の基板の模式的構成図で
あり、以下にその製造プロセスを説明する。
クロミック素子を構成する一方の基板の模式的構成図で
あり、以下にその製造プロセスを説明する。
【0021】先ず、透明ガラス基板上に透明発熱体層及
び反射防止層を形成した。具体的には、中心波長540
nmの光に対する透明ガラス基板の屈折率:1.70、
各層の屈折率を基板側からITO透明発熱体層:1.
9、Al2 O3 :1.6、ZrO2 :2.1、Al2 O
3 :1.6、ZrO2 :2.1、MgF2 :1.38で
各々の光学的膜厚を90nm,20nm,159nm,
23nm,66nm,135nmとして真空蒸着で成膜
した。
び反射防止層を形成した。具体的には、中心波長540
nmの光に対する透明ガラス基板の屈折率:1.70、
各層の屈折率を基板側からITO透明発熱体層:1.
9、Al2 O3 :1.6、ZrO2 :2.1、Al2 O
3 :1.6、ZrO2 :2.1、MgF2 :1.38で
各々の光学的膜厚を90nm,20nm,159nm,
23nm,66nm,135nmとして真空蒸着で成膜
した。
【0022】次に、透明ガラス基板の上記透明発熱体層
及び反射防止層を形成した面とは反対側の面上に、第1
層の透明電極層(透明導電層)として、基板温度=30
0℃、O2 分圧=5×10-2Paの条件で、真空蒸着法
によりITOを150nmの膜厚で形成した。
及び反射防止層を形成した面とは反対側の面上に、第1
層の透明電極層(透明導電層)として、基板温度=30
0℃、O2 分圧=5×10-2Paの条件で、真空蒸着法
によりITOを150nmの膜厚で形成した。
【0023】次に、第2層の酸化発色性エレクトロクロ
ミック層として、基板温度=室温、O2 分圧=1Paの
条件で、金属Irをターゲットとした高周波スパッタ法
によりIr酸化物を5nmの膜厚で形成した。
ミック層として、基板温度=室温、O2 分圧=1Paの
条件で、金属Irをターゲットとした高周波スパッタ法
によりIr酸化物を5nmの膜厚で形成した。
【0024】次に、第3層の混合層として、基板温度=
室温、水蒸気分圧=1Paの条件で、金属Irターゲッ
トと金属Snターゲットを用いた2元高周波スパッタ法
により、Ir(水)酸化物とSnO2 の混合層を25n
mの膜厚で形成した。
室温、水蒸気分圧=1Paの条件で、金属Irターゲッ
トと金属Snターゲットを用いた2元高周波スパッタ法
により、Ir(水)酸化物とSnO2 の混合層を25n
mの膜厚で形成した。
【0025】次に、第4層の透明イオン導電層として、
基板温度=300℃、O2 分圧=3×10-2Paの条件
で、真空蒸着法によりTa2 O5 を300nmの膜厚で
形成した。
基板温度=300℃、O2 分圧=3×10-2Paの条件
で、真空蒸着法によりTa2 O5 を300nmの膜厚で
形成した。
【0026】次に、第5層の還元発色性エレクトロクロ
ミック層として、基板温度=300℃、O2 分圧=5×
10-2Paの条件で、真空蒸着法によりWO3 を100
0nmの膜厚で形成した。
ミック層として、基板温度=300℃、O2 分圧=5×
10-2Paの条件で、真空蒸着法によりWO3 を100
0nmの膜厚で形成した。
【0027】次に、第6層の透明電極層(透明導電層)
として、基板温度=300℃、O2分圧=5×10-2P
a、高周波パワー=150Wの条件で、高周波イオンプ
レーティング法によりITOを300nmの膜厚で形成
して、6層構造のエレクトロクロミック機能層を形成し
た。
として、基板温度=300℃、O2分圧=5×10-2P
a、高周波パワー=150Wの条件で、高周波イオンプ
レーティング法によりITOを300nmの膜厚で形成
して、6層構造のエレクトロクロミック機能層を形成し
た。
【0028】上記の様にして得られた図1の基板のエレ
クトロクロミック機能層側と、別途反射防止層を片面に
形成した透明ガラス基板の無垢側の面を内側にして樹脂
封止し、エレクトロクロミック素子を構成した。
クトロクロミック機能層側と、別途反射防止層を片面に
形成した透明ガラス基板の無垢側の面を内側にして樹脂
封止し、エレクトロクロミック素子を構成した。
【0029】このエレクトロクロミック素子の透明発熱
体層に直流5Vの電圧で0.5Aの電流を供給し、エレ
クトロクロミック機能層の両透明導電層間に±2Vの電
圧を印加して、波長400〜700nmでの平均透過率
のコントラスト比が10以上になる着色速度を40℃〜
−20℃の環境で測定したところ、いずれの環境でも2
0msec以下であった。
体層に直流5Vの電圧で0.5Aの電流を供給し、エレ
クトロクロミック機能層の両透明導電層間に±2Vの電
圧を印加して、波長400〜700nmでの平均透過率
のコントラスト比が10以上になる着色速度を40℃〜
−20℃の環境で測定したところ、いずれの環境でも2
0msec以下であった。
【0030】[実施例2]透明ガラス基板A上に最初
に、反射防止層を形成した。
に、反射防止層を形成した。
【0031】次に、反射防止層を形成した面とは反対側
の面上に、第1層の透明電極層(透明導電層)として、
基板温度=300℃、O2 分圧=5×10-2Paの条件
で、真空蒸着法によりITOを150nmの膜厚で形成
した。
の面上に、第1層の透明電極層(透明導電層)として、
基板温度=300℃、O2 分圧=5×10-2Paの条件
で、真空蒸着法によりITOを150nmの膜厚で形成
した。
【0032】次に、第2層の酸化発色性エレクトロクロ
ミック層として、基板温度=室温、O2 分圧=1Paの
条件で、金属Irをターゲットとした高周波スパッタ法
によりIr酸化物を5nmの膜厚で形成した。
ミック層として、基板温度=室温、O2 分圧=1Paの
条件で、金属Irをターゲットとした高周波スパッタ法
によりIr酸化物を5nmの膜厚で形成した。
【0033】次に、第3層の混合層として、基板温度=
室温、水蒸気分圧=1Paの条件で、金属Irターゲッ
トと金属Snターゲットを用いた2元高周波スパッタ法
により、Ir(水)酸化物とSnO2 の混合層を25n
mの膜厚で形成した。
室温、水蒸気分圧=1Paの条件で、金属Irターゲッ
トと金属Snターゲットを用いた2元高周波スパッタ法
により、Ir(水)酸化物とSnO2 の混合層を25n
mの膜厚で形成した。
【0034】次に、第4層の透明イオン導電層として、
基板温度=300℃、O2 分圧=3×10-2Paの条件
で、真空蒸着法によりTa2 O5 を300nmの膜厚で
形成した。
基板温度=300℃、O2 分圧=3×10-2Paの条件
で、真空蒸着法によりTa2 O5 を300nmの膜厚で
形成した。
【0035】次に、第5層の還元発色性エレクトロクロ
ミック層として、基板温度=300℃、O2 分圧=5×
10-2Paの条件で、真空蒸着法によりWO3 を100
0nmの膜厚で形成した。
ミック層として、基板温度=300℃、O2 分圧=5×
10-2Paの条件で、真空蒸着法によりWO3 を100
0nmの膜厚で形成した。
【0036】次に、第6層の透明電極層(透明導電層)
として、基板温度=300℃、O2分圧=5×10-2P
a、高周波パワー=150Wの条件で、高周波イオンプ
レーティング法によりITOを300nmの膜厚で形成
して、6層構造のエレクトロクロミック機能層を形成し
た。
として、基板温度=300℃、O2分圧=5×10-2P
a、高周波パワー=150Wの条件で、高周波イオンプ
レーティング法によりITOを300nmの膜厚で形成
して、6層構造のエレクトロクロミック機能層を形成し
た。
【0037】上記の様にして得られた基板Aのエレクト
ロクロミック機能層側と、別途片面に反射防止層,反対
面にITOの透明発熱体層を形成した透明基板Bの透明
発熱体層側を内側にして樹脂封止し、エレクトロクロミ
ック素子を構成した。
ロクロミック機能層側と、別途片面に反射防止層,反対
面にITOの透明発熱体層を形成した透明基板Bの透明
発熱体層側を内側にして樹脂封止し、エレクトロクロミ
ック素子を構成した。
【0038】このエレクトロクロミック素子の透明基板
B側のITO発熱体層には直流5Vの電圧で0.5Aの
電流を供給し、基板A側のエレクトロクロミック機能層
の両透明導電層間に±2Vの電圧を印加して、波長40
0〜700nmでの平均透過率のコントラスト比が10
以上になる着色速度を40℃〜−20℃の環境で測定し
たところ、いずれの環境でも20msec以下であっ
た。
B側のITO発熱体層には直流5Vの電圧で0.5Aの
電流を供給し、基板A側のエレクトロクロミック機能層
の両透明導電層間に±2Vの電圧を印加して、波長40
0〜700nmでの平均透過率のコントラスト比が10
以上になる着色速度を40℃〜−20℃の環境で測定し
たところ、いずれの環境でも20msec以下であっ
た。
【0039】[実施例3]透明ガラス基板A上に最初
に、反射防止層を形成した。
に、反射防止層を形成した。
【0040】次に、反射防止層を形成した面とは反対側
の面上に、第1層の透明電極層(透明導電層)として、
基板温度=300℃、O2 分圧=5×10-2Paの条件
で、真空蒸着法によりITOを150nmの膜厚で形成
した。
の面上に、第1層の透明電極層(透明導電層)として、
基板温度=300℃、O2 分圧=5×10-2Paの条件
で、真空蒸着法によりITOを150nmの膜厚で形成
した。
【0041】次に、第2層の酸化発色性エレクトロクロ
ミック層として、基板温度=室温、O2 分圧=1Paの
条件で、金属Irをターゲットとした高周波スパッタ法
によりIr酸化物を5nmの膜厚で形成した。
ミック層として、基板温度=室温、O2 分圧=1Paの
条件で、金属Irをターゲットとした高周波スパッタ法
によりIr酸化物を5nmの膜厚で形成した。
【0042】次に、第3層の混合層として、基板温度=
室温、水蒸気分圧=1Paの条件で、金属Irターゲッ
トと金属Snターゲットを用いた2元高周波スパッタ法
により、Ir(水)酸化物とSnO2 の混合層を25n
mの膜厚で形成した。
室温、水蒸気分圧=1Paの条件で、金属Irターゲッ
トと金属Snターゲットを用いた2元高周波スパッタ法
により、Ir(水)酸化物とSnO2 の混合層を25n
mの膜厚で形成した。
【0043】次に、第4層の透明イオン導電層として、
基板温度=300℃、O2 分圧=3×10-2Paの条件
で、真空蒸着法によりTa2 O5 を300nmの膜厚で
形成した。
基板温度=300℃、O2 分圧=3×10-2Paの条件
で、真空蒸着法によりTa2 O5 を300nmの膜厚で
形成した。
【0044】次に、第5層の還元発色性エレクトロクロ
ミック層として、基板温度=300℃、O2 分圧=5×
10-2Paの条件で、真空蒸着法によりWO3 を100
0nmの膜厚で形成した。
ミック層として、基板温度=300℃、O2 分圧=5×
10-2Paの条件で、真空蒸着法によりWO3 を100
0nmの膜厚で形成した。
【0045】次に、第6層の透明電極層(透明導電層)
として、基板温度=300℃、O2分圧=5×10-2P
a、高周波パワー=150Wの条件で、高周波イオンプ
レーティング法によりITOを300nmの膜厚で形成
して、6層構造のエレクトロクロミック機能層を形成し
た。
として、基板温度=300℃、O2分圧=5×10-2P
a、高周波パワー=150Wの条件で、高周波イオンプ
レーティング法によりITOを300nmの膜厚で形成
して、6層構造のエレクトロクロミック機能層を形成し
た。
【0046】また、透明ガラス基板B上に、発熱層を含
む反射防止層を形成した。具体的には、中心波長540
nmの光に対する透明ガラス基板の屈折率:1.70、
各層の屈折率を基板側からITO透明発熱体層:1.
9、Al2 O3 :1.6、ZrO2 :2.1、Al2 O
3 :1.6、ZrO2 :2.1、MgF2 :1.38で
各々の光学的膜厚を90nm,20nm,159nm,
23nm,66nm,135nmとして真空蒸着で成膜
した。
む反射防止層を形成した。具体的には、中心波長540
nmの光に対する透明ガラス基板の屈折率:1.70、
各層の屈折率を基板側からITO透明発熱体層:1.
9、Al2 O3 :1.6、ZrO2 :2.1、Al2 O
3 :1.6、ZrO2 :2.1、MgF2 :1.38で
各々の光学的膜厚を90nm,20nm,159nm,
23nm,66nm,135nmとして真空蒸着で成膜
した。
【0047】上記の様にして得られた基板Aのエレクト
ロクロミック機能層側と、基板Bの無垢面を内側にして
樹脂封止し、エレクトロクロミック素子を構成した。
ロクロミック機能層側と、基板Bの無垢面を内側にして
樹脂封止し、エレクトロクロミック素子を構成した。
【0048】このエレクトロクロミック素子の基板B側
のITO発熱体層には直流5Vの電圧で0.5Aの電流
を供給し、基板A側のエレクトロクロミック機能層の両
透明導電層間に±2Vの電圧を印加して、波長400〜
700nmでの平均透過率のコントラスト比が10以上
になる着色速度を40℃〜−20℃の環境で測定したと
ころ、いずれの環境でも20msec以下であった。
のITO発熱体層には直流5Vの電圧で0.5Aの電流
を供給し、基板A側のエレクトロクロミック機能層の両
透明導電層間に±2Vの電圧を印加して、波長400〜
700nmでの平均透過率のコントラスト比が10以上
になる着色速度を40℃〜−20℃の環境で測定したと
ころ、いずれの環境でも20msec以下であった。
【0049】[実施例4]先ず、透明ガラス基板上に透
明発熱体層及び反射防止層を形成した。具体的には、中
心波長540nmの光に対する透明ガラス基板の屈折
率:1.70、各層の屈折率を基板側からITO透明発
熱体層:1.9、Al2 O3 :1.6、ZrO2 :2.
1、Al2 O3 :1.6、ZrO2 :2.1、MgF
2 :1.38で各々の光学的膜厚を90nm,20n
m,159nm,23nm,66nm,135nmとし
て真空蒸着で成膜した。
明発熱体層及び反射防止層を形成した。具体的には、中
心波長540nmの光に対する透明ガラス基板の屈折
率:1.70、各層の屈折率を基板側からITO透明発
熱体層:1.9、Al2 O3 :1.6、ZrO2 :2.
1、Al2 O3 :1.6、ZrO2 :2.1、MgF
2 :1.38で各々の光学的膜厚を90nm,20n
m,159nm,23nm,66nm,135nmとし
て真空蒸着で成膜した。
【0050】次に、透明ガラス基板の上記透明発熱体層
及び反射防止層を形成した面とは反対側の面上に、第1
層の透明電極層(透明導電層)として、基板温度=30
0℃、O2 分圧=5×10-2Paの条件で、真空蒸着法
によりITOを150nmの膜厚で形成した。
及び反射防止層を形成した面とは反対側の面上に、第1
層の透明電極層(透明導電層)として、基板温度=30
0℃、O2 分圧=5×10-2Paの条件で、真空蒸着法
によりITOを150nmの膜厚で形成した。
【0051】次に、第2層の酸化発色性エレクトロクロ
ミック層として、基板温度=室温、O2 分圧=1Paの
条件で、金属Irをターゲットとした高周波スパッタ法
によりIr酸化物を5nmの膜厚で形成した。
ミック層として、基板温度=室温、O2 分圧=1Paの
条件で、金属Irをターゲットとした高周波スパッタ法
によりIr酸化物を5nmの膜厚で形成した。
【0052】次に、第3層の混合層として、基板温度=
室温、水蒸気分圧=1Paの条件で、金属Irターゲッ
トと金属Snターゲットを用いた2元高周波スパッタ法
により、Ir(水)酸化物とSnO2 の混合層を25n
mの膜厚で形成した。
室温、水蒸気分圧=1Paの条件で、金属Irターゲッ
トと金属Snターゲットを用いた2元高周波スパッタ法
により、Ir(水)酸化物とSnO2 の混合層を25n
mの膜厚で形成した。
【0053】次に、第4層の透明イオン導電層として、
基板温度=300℃、O2 分圧=3×10-2Paの条件
で、真空蒸着法によりTa2 O5 を300nmの膜厚で
形成した。
基板温度=300℃、O2 分圧=3×10-2Paの条件
で、真空蒸着法によりTa2 O5 を300nmの膜厚で
形成した。
【0054】次に、第5層の還元発色性エレクトロクロ
ミック層として、基板温度=300℃、O2 分圧=5×
10-2Paの条件で、真空蒸着法によりWO3 を100
0nmの膜厚で形成した。
ミック層として、基板温度=300℃、O2 分圧=5×
10-2Paの条件で、真空蒸着法によりWO3 を100
0nmの膜厚で形成した。
【0055】次に、第6層の透明電極層(透明導電層)
として、基板温度=300℃、O2分圧=5×10-2P
a、高周波パワー=150Wの条件で、高周波イオンプ
レーティング法によりITOを300nmの膜厚で形成
して、6層構造のエレクトロクロミック機能層を形成し
た。
として、基板温度=300℃、O2分圧=5×10-2P
a、高周波パワー=150Wの条件で、高周波イオンプ
レーティング法によりITOを300nmの膜厚で形成
して、6層構造のエレクトロクロミック機能層を形成し
た。
【0056】上記の様にして得られた図1の基板のエレ
クトロクロミック機能層を樹脂封止して、エレクトロク
ロミック素子を構成した。
クトロクロミック機能層を樹脂封止して、エレクトロク
ロミック素子を構成した。
【0057】このエレクトロクロミック素子の反射防止
層側のITO発熱体層に直流5Vの電圧で0.5Aの電
流を供給し、エレクトロクロミック機能層の両透明導電
層間に±2Vの電圧を印加して、波長400〜700n
mでの平均透過率のコントラスト比が10以上になる着
色速度を40℃〜−20℃の環境で測定したところ、い
ずれの環境でも20msec以下であった。
層側のITO発熱体層に直流5Vの電圧で0.5Aの電
流を供給し、エレクトロクロミック機能層の両透明導電
層間に±2Vの電圧を印加して、波長400〜700n
mでの平均透過率のコントラスト比が10以上になる着
色速度を40℃〜−20℃の環境で測定したところ、い
ずれの環境でも20msec以下であった。
【0058】[比較例1]エレクトロクロミック素子を
構成する両透明ガラス基板上に透明発熱体層及び反射防
止層を成膜しなかったこと以外は、実施例1と同様にし
てエレクトロクロミック素子を構成し、40℃〜−20
℃の環境で着色速度を測定したところ、10℃以下で2
0msec以上となり、0℃以下では均一に着色しなく
なった。
構成する両透明ガラス基板上に透明発熱体層及び反射防
止層を成膜しなかったこと以外は、実施例1と同様にし
てエレクトロクロミック素子を構成し、40℃〜−20
℃の環境で着色速度を測定したところ、10℃以下で2
0msec以上となり、0℃以下では均一に着色しなく
なった。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
WO3 等のような還元発色性エレクトロクロミック層を
用いたエレクトロクロミック素子に、発熱体層を付加す
ることにより、低温における着色特性の著しい改善が可
能となった。
WO3 等のような還元発色性エレクトロクロミック層を
用いたエレクトロクロミック素子に、発熱体層を付加す
ることにより、低温における着色特性の著しい改善が可
能となった。
【0060】また、透過型エレクトロクロミック素子に
おいては、透明発熱体層、更には反射防止層を付加する
ことにより、光学特性の低下を招くことなく低温におけ
る着色特性の著しい改善が可能となった。
おいては、透明発熱体層、更には反射防止層を付加する
ことにより、光学特性の低下を招くことなく低温におけ
る着色特性の著しい改善が可能となった。
【図1】実施例1のエレクトロクロミック素子を構成す
る一方の基板の模試的構成図である。
る一方の基板の模試的構成図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 一対の電極層の間に少なくとも還元発色
性エレクトロクロミック層と透明イオン導電層を有する
エレクトロクロミック機能層と、発熱体層が、基板を挟
んで形成された構成を有することを特徴とするエレクト
ロクロミック素子。 - 【請求項2】 一対の電極層の間に少なくとも還元発色
性エレクトロクロミック層と透明イオン導電層を有する
エレクトロクロミック機能層が形成された基板Aと、発
熱体層が形成された基板Bを、前記エレクトロクロミッ
ク機能層と前記発熱体層を内側にして、若しくは前記エ
レクトロクロミック機能層を内側に前記発熱体層を外側
にして対向配置した構成を有することを特徴とするエレ
クトロクロミック素子。 - 【請求項3】 一対の透明電極層の間に少なくとも還元
発色性エレクトロクロミック層と透明イオン導電層を有
するエレクトロクロミック機能層と、透明発熱体層が、
透明基板を挟んで形成された構成を有することを特徴と
するエレクトロクロミック素子。 - 【請求項4】 前記透明発熱体層の上に、更に反射防止
層が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の
エレクトロクロミック素子。 - 【請求項5】 一対の透明電極層の間に少なくとも還元
発色性エレクトロクロミック層と透明イオン導電層を有
するエレクトロクロミック機能層が形成された透明基板
Aと、透明発熱体層が形成された透明基板Bを、前記エ
レクトロクロミック機能層と前記透明発熱体層を内側に
して、若しくは前記エレクトロクロミック機能層を内側
に前記透明発熱体層を外側にして対向配置した構成を有
することを特徴とするエレクトロクロミック素子。 - 【請求項6】 前記透明基板Aの外側の面と、前記透明
基板Bの外側の面に、反射防止層が形成されていること
を特徴とする請求項5に記載のエレクトロクロミック素
子。 - 【請求項7】 前記透明電極層がITO(SnO2 含有
In2 O3 )、前記還元発色性エレクトロクロミック層
がWO3 、前記透明発熱体層がシート抵抗値10Ω/□
以上のITOであることを特徴とする請求項3〜6のい
ずれかに記載のエレクトロクロミック素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7074729A JPH08248451A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | エレクトロクロミック素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7074729A JPH08248451A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | エレクトロクロミック素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08248451A true JPH08248451A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=13555612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7074729A Withdrawn JPH08248451A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | エレクトロクロミック素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08248451A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2781062A1 (fr) * | 1998-07-09 | 2000-01-14 | Saint Gobain Vitrage | Vitrage a proprietes optiques et/ou energetiques electrocommandables |
| CN110133932A (zh) * | 2019-05-22 | 2019-08-16 | 江苏铁锚玻璃股份有限公司 | 兼具电致变色、电加热和电磁屏蔽的多功能器件 |
| WO2020257606A1 (en) * | 2019-06-21 | 2020-12-24 | Flex-N-Gate Advanced Productdevelopment, Llc | Segmented switchable mirror lamp assembly |
| CN113885266A (zh) * | 2020-07-01 | 2022-01-04 | 菲尔齐费尔公司 | 自加热电致变色装置及其制造方法 |
-
1995
- 1995-03-08 JP JP7074729A patent/JPH08248451A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2781062A1 (fr) * | 1998-07-09 | 2000-01-14 | Saint Gobain Vitrage | Vitrage a proprietes optiques et/ou energetiques electrocommandables |
| WO2000003290A1 (fr) * | 1998-07-09 | 2000-01-20 | Saint-Gobain Vitrage | Vitrage a proprietes optiques et/ou energetiques electrocommandables |
| CN110133932A (zh) * | 2019-05-22 | 2019-08-16 | 江苏铁锚玻璃股份有限公司 | 兼具电致变色、电加热和电磁屏蔽的多功能器件 |
| WO2020257606A1 (en) * | 2019-06-21 | 2020-12-24 | Flex-N-Gate Advanced Productdevelopment, Llc | Segmented switchable mirror lamp assembly |
| US11204148B2 (en) | 2019-06-21 | 2021-12-21 | Flex-N-Gate Advanced Product Development, Llc | Segmented switchable mirror lamp assembly |
| EP3987352A4 (en) * | 2019-06-21 | 2022-06-22 | Flex-N-Gate Advanced Productdevelopment, LLC | SEGMENTED SWITCHABLE MIRROR LAMP ARRANGEMENT |
| US11608959B2 (en) | 2019-06-21 | 2023-03-21 | Flex-N-Gate Advanced Product Development, Llc | Segmented switchable mirror lamp assembly |
| CN113885266A (zh) * | 2020-07-01 | 2022-01-04 | 菲尔齐费尔公司 | 自加热电致变色装置及其制造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |