JPH082495Y2 - 高磁場環境下で使用されるローラフォロア - Google Patents

高磁場環境下で使用されるローラフォロア

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JPH082495Y2
JPH082495Y2 JP1990021707U JP2170790U JPH082495Y2 JP H082495 Y2 JPH082495 Y2 JP H082495Y2 JP 1990021707 U JP1990021707 U JP 1990021707U JP 2170790 U JP2170790 U JP 2170790U JP H082495 Y2 JPH082495 Y2 JP H082495Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえば鋼管電縫溶接の押えに使用れる
ローラフォロアなど、高磁場環境下で使用されるグリー
ス潤滑のローラフォロアに関する。
従来の技術 鋼管電縫溶接の押さえに使用されるローラフォロアは
グリース潤滑の転がり軸受と同様の構造を有し、従来の
ものは、固定輪、回転輪およびこれらの間の複数の転動
体が全て金属製であった。
考案が解決しようとする課題 上記のような従来のローラフォロアでは、回転輪が金
属製であるため、溶接機による高磁場の誘導加熱によっ
て500〜600℃程度に昇温する。このため、グリースの寿
命が短く、軸受が回転不良になり、数時間での交換を余
儀なくされていた。
この考案の目的は、上記の問題を解決し、寿命の長い
高磁場環境下で使用されるローラフォロアを提供するこ
とにある。
課題を解決するための手段 この考案によるローラフォロアは、外周が縦断面円弧
状の中高凸面であるとともに内周に凹みぞ状の軌道が形
成されたセラミック製転動輪と、この転動輪の内部にこ
れと同軸に配置されるとともに外周に軌道が形成された
セラミック製固定輪と、転動輪と固定輪の軌道間に配置
される複数のセラミック製転動体とを備え、グリース潤
滑されるものである。
好ましくは、回転輪と転動輪の間隙が非磁性材料製の
密封板によって密封されている。
また、好ましくは固定輪が軸線方向に分割されて突合
わされた2つのセラミック製半体よりなり、これらの半
体の突合わせ面に形成されたみぞが合わされて、グリー
ス供給穴が形成されている。
作用 回転する転動輪および転動体がセラミック製であるか
ら、高磁場による誘導加熱がなくなり、温度上昇が小さ
くなる。このため、グリース寿命がのび、その結果、ロ
ーラフォロアの寿命ものびる。また、回転しない固定輪
もセラミック製であるから、交流磁場下でも誘導加熱が
なくなる。さらに、転動輪の外周が縦断面円弧状の中高
凸面であるから、内周の凹みぞ状の軌道の隅部を起点と
する転動衝撃による割損(亀裂破壊)が生じにくい。す
なわち、転動輪は脆性材料のセラミック製であるから、
転動輪の外周が円筒面であれば、転動体からの転動衝撃
により、内周の凹みぞ状の軌道の隅部に応力集中が生
じ、この部分を起点とする割損が生じやすい。これに対
し、この発明の場合、転動輪の外周が縦断面円弧状の中
高凸面であって軸線方向中央部の肉厚が大きくなってい
るので、転動衝撃による内周の凹みぞ状の軌道の隅部の
応力集中が生じにくく、これによる割損も生じにくい。
固定輪、転動輪および転動体がともにセラミック製の通
常の軸受の場合、無潤滑であっても焼付きが生じないの
で、グリース潤滑は行われない。これに対し、本願発明
のようなローラフォロアの場合は、転動衝撃を受ける
が、本願発明においては、固定輪、転動輪および転動体
がともにセラミック製であってもグリース潤滑を行うこ
とにより、転動体の転動面における転動衝撃が緩和さ
れ、セラミック製の転動輪、固定輪および転動体の割損
が防止される。
密封板を非磁性材料製にすれば、密封板の回転による
誘導加熱もなくなり、これによる温度上昇も小さくな
る。
軸方向に分割された2つのセラミック製半体を突合わ
せて、固定輪を構成し、これらの半体の突合わせ面に形
成されたみぞを合わせてグリース供給穴を形成するよう
にすれば、各半体の突合わせ面にみぞを形成するだけで
よいので、グリース穴形成によるセラミック製固定輪の
強度低下が小さくなる。
実施例 以下、図面を参照して、この考案の実施例を説明す
る。
図面は鋼管電縫溶接の押えに使用されるローラフォロ
アの1例を示す。
ローラフォロアは、軸受内輪に相当する固定輪(1)
と、軸受外輪に相当する転動輪(2)と、これらの間に
配置された複数のころ(転動体)(3)と、転動輪
(2)の両端部に取付けられたシールド板(密封板)
(4)とから構成されている。
固定輪(1)は軸線方向に分割された2つの半体
(5)よりなり、さらに各半体(5)は軸線方向に分割
された軌道部(5a)と鍔部(5b)よりなる。2つの半体
(5)の軌道部(5a)と鍔部(5b)は、全てたとえば窒
化けい素(Si3N4)などのセラミック製である。そし
て、2つの半体(5)の軌道部(5a)の端面同志が突合
わされて固定され、これらの軌道部(5a)の両端面にそ
れぞれ鍔部(5b)が突合わされて固定されており、この
ように組立てられた固定輪(1)が転動輪(2)の内側
にこれと同軸に配置されている。2つの軌道部(5a)と
その両端の2つの鍔部(5b)により、固定輪(1)の外
周に凹みぞ状の軌道(9)が形成されている。また、2
つの軌道部(5a)の突合わせ面に半径の大きい円弧状の
浅いみぞ(6)が形成され、これらが合わされて長円状
のグリース穴(7)が形成されている。このグリース穴
(7)は、負荷圏以外の部分に形成される。
転動輪(2)はたとえば窒化けい素などのセラミック
で一体に形成されており、その外周に縦断面円弧状の中
高の転動凸面(8)が形成されている。また、転動輪
(2)の内周に、凹みぞ状の軌道(10)が形成されてい
る。
ころ(3)は、たとえば窒化けい素などのセラミック
製であり、固定輪(1)の2つの半体(5)の軌道部
(5a)に対応して、固定輪(1)と転動輪(2)の軌道
(9)(10)間に、軸方向に2列に配置され、円周方向
に等間隔をおいて配置されている。
シールド板(4)は、たとえばポリアミド樹脂などの
非磁性材料よりなり、転動輪(2)の両端部内周に固定
されている。
上記のローラフォロアの固定輪(1)は図面しない軸
などに固定され、転動輪(2)とシールド板(4)が一
体となって回転するとともに、固定輪(1)と転動輪
(2)の間をころ(3)が転動する 回転する転動輪(2)およびころ(3)がセラミック
製であり、シールド板(4)が合成樹脂などの非磁性材
料製であるから、高磁場環境下で使用されても、誘導加
熱が生じない。このため、温度上昇は小さく、温度はた
とえば100℃以下になる。このため、グリース寿命がの
び、その結果、ローラフォロアの寿命ものびる。
回転しない固定輪(1)もセラミック製であるので、
全体が軽量になり、また、交流高磁場環境下で使用され
る場合でも、誘導加熱が生じない。そして、軸方向に分
割された2つのセラミック製半体(5)が突合わされ
て、これらの半体(5)の突合わせ面に形成された浅く
て半径の大きい円弧状のみぞ(6)が合わせられてグリ
ース供給穴(7)が形成されているので、各半体(5)
の突合わせ面にみぞを形成するだけでよく、固定輪
(1)がセラミック製であっても、グリース穴(7)形
成による強度低下が小さく、割れなどの発生のおそれが
少ない。
考案の効果 この考案のローラフォロアによれば、上述のように、
直流高磁場環境下はもちろん、交流高磁場環境下で使用
されても、誘導加熱がなくなり、温度上昇が小さく、し
たがって、グリース寿命がのび、ローラフォロアの寿命
ものびる。しかも、セラミック製の固定輪、転動輪およ
び転動体に割損が生じるおそれが少なく、この点からも
ローラフォロアの寿命がのびる。
また、密封板の非磁性材料製にすることにより、密封
板の回転による誘導加熱もなくなり、これによる温度上
昇も小さくなる。
軸方向に分割された2つのセラミック製半体を突合わ
せて、固定輪を構成し、これらの半体の突合わせ面に形
成されたみぞを合わせてグリース供給穴を形成するよう
にすることにより、グリース穴形成によるセラミック製
固定輪の強度低下が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の実施例を示すローラフォロアの縦断
面図である。 (1)……固定輪、(2)……転動輪、(3)……ころ
(転動体)、(4)……シールド板(密封板)、(5)
……半体、(6)……みぞ、(7)……グリース穴、
(8)……転動凸面、(9)(10)……軌道。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周が縦断面円弧状の中高凸面であるとも
    に内周に凹みぞ状の軌道が形成されたセラミック製転動
    輪と、この転動輪の内部にこれと同軸に配置されるとと
    もに外周に軌道が形成されたセラミック製固定輪と、転
    動輪と固定輪の軌道間に配置される複数のセラミック製
    転動体とを備え、グリース潤滑される高磁場環境下で使
    用されるローラフォロア。
  2. 【請求項2】転動輪と固定輪の間隙が非磁性材料製の密
    封板によって密封されている請求項1の高磁場環境下で
    使用されるローラフォロア。
  3. 【請求項3】固定輪が軸線方向に分割されて突合わされ
    た2つのセラミック製半体よりなり、これらの半体の突
    合わせ面に形成されたみぞが合わされて、グリース供給
    穴が形成されている請求項1の高磁場環境下で使用され
    るローラフォロア。
JP1990021707U 1990-03-02 1990-03-02 高磁場環境下で使用されるローラフォロア Expired - Fee Related JPH082495Y2 (ja)

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JPS60205018A (ja) * 1984-03-28 1985-10-16 Agency Of Ind Science & Technol 磁性流体シ−ル転がり軸受
JPS61109974A (ja) * 1984-10-31 1986-05-28 Saginomiya Seisakusho Inc 四方逆転弁の製造方法
JPS6310421U (ja) * 1986-07-09 1988-01-23

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