JPH08249603A - 磁気記録再生装置の音質改善回路 - Google Patents

磁気記録再生装置の音質改善回路

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JPH08249603A
JPH08249603A JP7837995A JP7837995A JPH08249603A JP H08249603 A JPH08249603 A JP H08249603A JP 7837995 A JP7837995 A JP 7837995A JP 7837995 A JP7837995 A JP 7837995A JP H08249603 A JPH08249603 A JP H08249603A
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JP
Japan
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circuit
distortion
sound quality
reproduction
input terminal
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Pending
Application number
JP7837995A
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English (en)
Inventor
Minoru Fujino
実 藤野
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、磁気記録再生信号の歪(奇
数次歪、全高調波歪)を軽減して音質を向上させること
ができる磁気記録再生装置の音質改善回路を提供するこ
とにある。 【構成】 磁気記録再生装置において、再生イコライザ
増幅器の帰還ループに、該増幅器の帰還信号の奇数次歪
成分を発生させる歪発生回路を挿入したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置の音質
改善回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声信号の記録再生装置として、
磁気再生ヘッド(コア入りコイル)と、磁気テープ等の
磁気再生媒体を用いる磁気記録再生装置が一般的であ
る。図5はこのような磁気記録再生装置の一例の回路図
であり、入力端子1に入力された磁気再生ヘッド(図示
しない)からの再生出力信号は、再生イコライザ増幅器
2で増幅され、音声出力信号として出力端子3に出力さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の磁
気記録再生装置においては、磁気テープに録音されてい
る音声信号を磁気再生ヘッドで再生する際、磁気テープ
及び再生ヘッドによる電磁変換に起因して、磁気テープ
から再生された再生信号に奇数次歪が発生していた。こ
のような磁気テープ及び再生ヘッドに起因して発生する
歪は、そのヒステリシスループによって発生し、図7
(A)に示す再生信号の基本波形に対して、図7(B)
に示すような第3次高調波を主体とする奇数次高調波と
なる。したがって、磁気媒体すなわち磁気テープから再
生ヘッドで再生される再生信号の実際の波形は、図7
(A)及び(B)の合成波形となり、図7(C)に示す
ように、波の頭部がつぶれたような波形になってしま
い、音質が悪化するという問題があった。図8は、上記
従来の磁気記録再生装置の周波数スペクトル図であり、
例として330Hzの基本周波数に対する第3次及び第
5次高調波のスペクトルを示す。本発明の目的は、上記
問題点に鑑み、磁気記録再生信号の歪(奇数次歪、全高
調波歪)を軽減して音質を向上させることができる磁気
記録再生装置の音質改善回路を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による磁気記録再
生装置の音質改善回路は、磁気記録再生装置において、
再生イコライザ増幅器の帰還ループに、該増幅器の帰還
信号の奇数次歪成分を発生させる歪発生回路を挿入した
ものである。また、再生イコライザ増幅器は、再生ヘッ
ドからの再生信号が入力される非反転入力端子と、第1
の抵抗及び第1のコンデンサの並列接続を含む再生イコ
ライザ回路を介して帰還信号が入力される反転入力端子
とを備えた演算増幅器からなり、歪発生回路は、インダ
クタ及び第2のコンデンサの直列接続と第2の抵抗との
並列接続で構成されると共に、前記演算増幅器の反転入
力端子と接地間に挿入されるものである。
【0005】また、再生イコライザ増幅器は、再生ヘッ
ドからの再生信号が入力される非反転入力端子と、第1
の抵抗及び第1のコンデンサの並列接続を含む再生イコ
ライザ回路を介して帰還信号が入力される反転入力端子
とを備えた演算増幅器からなり、歪発生回路は、インダ
クタ及び第2のコンデンサの直列接続と、複数の抵抗の
並列接続とスイッチの直列接続との並列接続で構成さ
れ、該歪発生回路が前記演算増幅器の反転入力端子と接
地間に挿入されるものである。また、第2の抵抗を可変
抵抗としても良い。さらに、複数の抵抗の値はそれぞれ
磁気テープの種類に対応して選択されるものである。
【0006】
【作用】帰還信号の奇数次歪成分を発生させる歪発生回
路を、再生イコライザ増幅器の帰還ループに挿入し、こ
の歪発生回路で発生する奇数次歪成分で磁気再生信号中
に含まれる奇数次歪成分を打消すことにより、歪の少な
い音声出力信号が得られ、音質改善ができる。
【0007】
【実施例】本発明に係る音質改善回路の実施例を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す
回路図である。図1で、1は入力端子、2は再生イコラ
イザ増幅器、3は出力端子である。再生イコライザ増幅
器2は、入力端子1に非反転入力端子が接続された演算
増幅器Aと、増幅器Aの出力端子と反転入力端子の間の
帰還ループに接続された抵抗R1及びコンデンサC1の
並列接続からなる再生イコライザ回路Eと、増幅器Aの
反転入力端子と接地間に接続された抵抗R2とから構成
されている。磁気テープ(図示しない)に録音されてい
る音声信号は、磁気再生ヘッド(図示しない)で再生さ
れて入力端子1に供給され、再生イコライザ増幅器2で
増幅されて出力端子3に供給される。このとき、入力端
子1に入力される磁気再生ヘッドの再生音声信号には、
磁気テープ及び磁気再生ヘッドによる電磁変換に起因し
て発生する奇数次歪(特に3次歪)成分が含まれてい
る。図3(A)は再生音声信号の基本波形、図3(B)
は再生音声信号の実際波形を示す。
【0008】そこで本発明では、歪発生回路4を再生イ
コライザ増幅器2の帰還ループに挿入する。すなわち、
歪発生回路4は、インダクタLとコンデンサC2の直列
接続と抵抗R3との並列接続から構成され、一端が演算
増幅器Aの反転入力端子に抵抗R2を介して接続され、
他端が接地される。上記の構成において、再生イコライ
ザ増幅器2の帰還信号が歪発生回路4に供給されると、
インダクタLにおいて帰還信号の奇数次歪成分が発生す
る。この奇数次歪成分のうち例えば第3次歪成分の波形
を図3(C)に示す。このインダクタLで発生した奇数
次歪成分の大きさが、演算増幅器Aの非反転入力端子に
供給される磁気再生ヘッドの再生信号中に含まれる奇数
次歪成分の大きさと同じになるように、抵抗R3の値を
選択する。このようにすると、演算増幅器Aの非反転入
力端子に供給される磁気再生ヘッドの再生信号中に含ま
れる奇数次歪成分は、反転入力端子に供給されるインダ
クタLで発生した奇数次歪成分と逆相、すなわち180
°位相がずれた関係になるため互いに打ち消しあい、演
算増幅器Aの出力側及び出力端子3には、図3(D)に
示すように、前述の奇数次歪成分が大幅に減少して歪改
善された、ほぼ図3(A)の基本波形に近い音声出力信
号が得られる。
【0009】図4(A)は歪改善前の再生音声信号の周
波数分布図、(B)は歪改善後の再生音声信号の周波数
分布図を示し、例として第7次高調波成分までの分布を
示す。また、図5は、図1の回路の周波数スペクトル図
であり、例として330Hzの基本周波数に対する第3
次及び第5次高調波のスペクトルを示す。本発明による
図5と従来例による図8における第3次高調波成分の振
幅を比較すると、図8では−38.83dBVであるに
対して、図5では−41.73dBVであり2.9dB
Vだけ振幅が小さくなっており、高調波成分が低減され
ていることがわかる。このことは、歪率に直すと、図8
の第3次高調波歪は1.6%、図5の第3次高調波歪は
1.1%に相当するので、0.5%の歪率の改善が得ら
れたことになる。
【0010】なお、磁気テープの種類により磁気再生ヘ
ッドの再生信号中に含まれる奇数次歪成分の量は変わる
ので、抵抗R3を可変抵抗とし、演算増幅器Aの反転入
力端子に供給される歪発生回路4のインダクタLで発生
した奇数次歪成分の量を、磁気テープに応じて、例えば
120usテープの場合は少なく、70usテープの場
合は多くなるように抵抗R3を可変して奇数次歪成分を
打ち消す。また、インダクタLのインダクタンスとコン
デンサC2の容量を適当に選択することにより適宜な周
波数特性を持たせることができる。上記の構成では、奇
数次歪成分を打ち消すための回路網は、再生イコライザ
増幅器の帰還ループに挿入されるので、音声信号の主伝
送系に悪影響を与えない利点がある。しかし、上記の構
成と異なる他の実施例として、歪発生回路4を再生イコ
ライザ増幅器2に対して直列の関係で挿入することもで
きる。
【0011】次に、図2は本発明の第2の実施例を示す
回路図である。図2では、歪発生回路4は、インダクタ
L及びコンデンサC2の直列接続と、抵抗R4及びR5
の並列接続とスイッチSの直列接続との並列接続で構成
されている。この実施例では抵抗R4及びR5の抵抗値
は、磁気テープの種類に応じて選択されており、使用さ
れる磁気テープの種類に対応してスイッチSを切り換え
ることにより、演算増幅器Aの反転入力端子に供給され
る歪発生回路4のインダクタLで発生した奇数次歪成分
の量を、磁気再生ヘッドの再生信号中に含まれる奇数次
歪成分の量に合せて相殺するものである。なお、スイッ
チSで切り換えられる抵抗の数は磁気テープの種類の数
に応じて2個以上にすることもできる。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る音質改善回路によれば、次
のような効果が得られる。 (1)音声信号の奇数次歪分を軽減して音質改善ができ
る。 (2)回路規模が小さい。 (3)部品点数が少なく安価である。 (4)部品が安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録再生装置の音質改善回路の第
1の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の磁気記録再生装置の音質改善回路の第
2の実施例を示す回路図である。
【図3】本発明の磁気記録再生装置の音質改善回路の各
部の信号波形図である。
【図4】再生音声信号の周波数分布図である。
【図5】図1の回路の周波数スペクトル図である。
【図6】従来の磁気記録再生装置の一例を示す回路図で
ある。
【図7】図6の回路の各部波形図である。
【図8】図6の回路の周波数スペクトル図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 再生イコライザ増幅器 3 出力端子 4 歪発生回路 A 演算増幅器 E 再生イコライザ回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録再生装置において、再生イコラ
    イザ増幅器の帰還ループに、該増幅器の帰還信号の奇数
    次歪成分を発生させる歪発生回路を挿入したことを特徴
    とする磁気記録再生装置の音質改善回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の音質改善回路において、
    再生イコライザ増幅器は、再生ヘッドからの再生信号が
    入力される非反転入力端子と、第1の抵抗及び第1のコ
    ンデンサの並列接続を含む再生イコライザ回路を介して
    帰還信号が入力される反転入力端子とを備えた演算増幅
    器からなり、歪発生回路は、インダクタ及び第2のコン
    デンサの直列接続と第2の抵抗との並列接続で構成され
    ると共に、前記演算増幅器の反転入力端子と接地間に挿
    入されることを特徴とする磁気記録再生装置の音質改善
    回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の音質改善回路において、
    再生イコライザ増幅器は、再生ヘッドからの再生信号が
    入力される非反転入力端子と、第1の抵抗及び第1のコ
    ンデンサの並列接続を含む再生イコライザ回路を介して
    帰還信号が入力される反転入力端子とを備えた演算増幅
    器からなり、歪発生回路は、インダクタ及び第2のコン
    デンサの直列接続と、複数の抵抗の並列接続とスイッチ
    の直列接続との並列接続で構成され、該歪発生回路が前
    記演算増幅器の反転入力端子と接地間に挿入されること
    を特徴とする磁気記録再生装置の音質改善回路。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の音質改善回路において、
    第2の抵抗を可変抵抗とした磁気記録再生装置の音質改
    善回路。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の音質改善回路において、
    複数の抵抗の値はそれぞれ磁気テープの種類に対応して
    選択される磁気記録再生装置の音質改善回路。
JP7837995A 1995-03-10 1995-03-10 磁気記録再生装置の音質改善回路 Pending JPH08249603A (ja)

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