JPH08250732A - デルタ層を有する低オン抵抗のトレンチ型mosfet及びその製造方法 - Google Patents

デルタ層を有する低オン抵抗のトレンチ型mosfet及びその製造方法

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JPH08250732A
JPH08250732A JP7351967A JP35196795A JPH08250732A JP H08250732 A JPH08250732 A JP H08250732A JP 7351967 A JP7351967 A JP 7351967A JP 35196795 A JP35196795 A JP 35196795A JP H08250732 A JPH08250732 A JP H08250732A
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Mohamed N Darwish
モハメッド・エヌ・ダーウィッシュ
Richard K Williams
リチャード・ケイ・ウィリアムズ
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    • H10D62/151Source or drain regions of field-effect devices of IGFETs 

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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 深い中央P+領域による改善されたブレイ
クダウンに関する特性と、低いオン抵抗とを兼ね備えた
トレンチ型MOSFETを提供する。 【解決手段】 バーチカルトレンチ型MOSFETに
おいて、ドーパント濃度を高められた層が、MOSFE
Tにおけるボディ領域とドレイン領域とを隔てる軽いド
ープをなされた領域若しくは「ドリフト」領域において
形成される。このドーパント濃度を高められた層はデル
タ層と称し、MOSFETのチャネルから発せられた電
流経路を拡げ、ターンオン状態のMOSFETの抵抗率
を低下させる作用をなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレンチの中に形
成されたゲートを有する電流スイッチングMOSFET
に関し、特に、ターンオン時の抵抗率が低いトレンチ型
MOSFETに関する。さらに、1994年12月30
日出願の米国特許出願第08/367,127号にも本
発明に関連する技術が開示されており、同出願の明細書
を参照されたい。
【0002】
【従来の技術】パワーMOSFETは自動車の電子技
術、ディスクドライブ、及びパワーサプライ等の様々な
応用分野において広く使用されている。一般に、これら
のデバイスはスイッチとして機能し、電源を負荷に接続
するために用いられる。スイッチがオン状態にあるとき
には、デバイスの抵抗はできる限り低く抑えることが重
要である。抵抗が高いと、電力が無駄に消費され、かつ
過剰な熱が生成されることになる。
【0003】現在使用されているパワーMOSFETの
普通のタイプのものは図1に断面が示されているよう
な、プレナー型のDMOSデバイスである。電流はN+
ソース領域12からP−ボディ領域14の内部に形成さ
れたチャネル領域を通ってN−エピタキシャル層16に
流れる。チャネル領域における電流はゲート18によっ
て制御される。電流はチャネル領域を流れた後、N−エ
ピタキシャル層16を通してN+基板20に流れるが、
このN+基板20はデバイスのドレインを形成する。寄
生の接合型電界効果トランジスタ(JFET)は、N−
エピタキシャル層16の介入領域の一方の側にP−ボデ
ィ領域14が存在することによって形成される。P−ボ
ディ領域14とN−エピタキシャル層16との接合部近
傍の空乏層22は電流経路を押しつぶして電流を妨げ、
これによってこの領域おける抵抗値を上昇させる。電流
がN−エピタキシャル層16を通して下方向に進行する
につれ、電流経路は横に拡がって抵抗は低減する。
【0004】バーチカル電流デバイスの別の形態におい
ては、ゲートは「トレンチ」の中に形成される。このよ
うなデバイスはMOSFETの1つのセル100の断面
図である図2、及びそのセルの底面図である図3におい
て示されている。ゲート102及び104はトレンチの
中に形成され、ゲート酸化層106及び108によって
それぞれ外囲されている。トレンチゲートは(図3にそ
の一部が示されているように)、格子パターンの中に形
成されていることが多く、この各格子は1つの相互接続
ゲートとなる。トレンチゲートは、一連の平行なストラ
イプ形状として形成されることもある。
【0005】MOSFET100は、N−エピタキシャ
ル層110に形成された二重拡散デバイスである。N+
ソース領域にはエピタキシャル層110の表面に形成さ
れ、これはP+コンタクト領域114も同様である。P
−ボディ116はN+ソース領域112及びP+コンタ
クト領域114の下に配置される。金属ソースコンタク
ト118はN+ソース領域112と接触し、かつN+ソ
ース領域112をP+コンタクト領域114及びP−ボ
ディ116にショートする。
【0006】N−エピタキシャル層110はN+基板1
20上に形成され、ドレインコンタクト(図示せず)は
N+基板120の底部に配置される。ゲート102及び
104に対するコンタクト部分も同様に図示されていな
いが、これは一般的にはトレンチの外部の導電性ゲート
材料を延ばし、各セルから離れた位置に金属のコンタク
ト部分を形成することによって形成される。ゲートは燐
若しくはホウ素でドープされたポリシリコン製であるの
が一般的である。
【0007】N−エピタキシャル層110のN+基板1
20とP−ボディ116との間の領域111は、一般に
N+基板120よりも薄くN型不純物のドープを成され
る。これによってMOSFET100の高電圧に対する
耐性が増加する。領域111は「薄いドープをなされた
領域」若しくは「ドリフト領域」とよばれることもあ
る。(ドリフトとは電界におけるキャリアの移動を指
す。)ドリフト領域111及びN+基板120はMOS
FET100のドレインを構成する。
【0008】MOSFETはN−チャネルMOSFET
である。正の電圧がゲート102に印加されると、ゲー
ト酸化層106に隣接するP−ボディ116の内部のチ
ャネル領域が反転し、ソース領域112とN+基板12
0との間に電位差がある場合には、電子がソース領域が
チャネル領域を通ってドリフト領域111に流れる。ド
リフト領域111においては、一定の角度で対角方向に
広がって流れる電子があり、この電子はN+基板120
に衝当した後、更に垂直方向にドレインに向かって流れ
る。他の電流はドリフト領域111を通してまっすぐに
流れ、電流の一部はゲート102の下側を流れて、ドリ
フト領域111を通して下向きに流れる。
【0009】ゲート102は導電性材料でドープされ
る。MOSFET100はN−チャネルMOSFETな
ので、ゲート102には燐でドープされたポリシリコン
が用いられ得る。ゲート102は、ゲート酸化層106
によってMOSFET100の他の部分から絶縁され
る。ゲート酸化層106の厚みはMOSFET100の
閾値電圧を設定するべく選択され、また、これはMOS
FET100のブレイクダウン電圧にも影響を与える。
MOSFET100のようなパワーMOSFETのブレ
イクダウン電圧は200Vよりも低く、60V前後であ
ることが一般的である。
【0010】トレンチ形状のMOSFETを魅力的なも
のにしている特徴のひとつは、上記のように電流がMO
SFETのチャネルを通して垂直に流れる点である。こ
れによって、電流がチャネルを水平に流れるMOSFE
Tよりも、高いパッキング密度が得られる。セル密度が
より高いものになることは、基板の単位面積当たりのデ
バイス数が増えることを一般には意味し、またMOSF
ETは平行に接続されるので、デバイスのオン抵抗が低
下することにもなる。
【0011】図2に示すMOSFET100において
は、P+コンタクト領域114が非常に浅い形状となっ
ており、P−ボディ116の下側接合部まで延びていな
い。これによって、P−型ドーパントがチャネル領域ま
で届かないようになり、デバイスの閾値電圧を高め、デ
バイスのターンオン特性を、動作毎にP+コンタクト領
域114のアライメントに応じて変化させることができ
ることになる。しかし、P+領域114を浅くすると、
デバイスはターンオフ時に比較的に低い電圧(例えば1
0V)にしか耐えられなくなる。これは、P−ボディ1
16とドリフト領域111の接合部の周りに広がる空乏
層がトレンチのコーナー部分を(例えば図2に示すコー
ナー122)十分にプロテクトしないからである。この
結果、トレンチの近傍においてなだれ降服が発生しゲー
ト酸化層106を損ない得るキャリアの発生率が高くな
り、最悪の場合には、ゲート酸化層106が破壊される
ことにもなる。従って、図3に示すMOSFETが低電
圧デバイスとしては最良のものであるといえる。
【0012】図4に示すのは、更に変形を加えたMOS
FET100であり、ここではP+ボディコンタクト領
域114がP−ボディ116の下側接合部のすぐ上まで
延びている。この領域におけるPイオン濃度を高めるこ
とによって、空乏領域の大きさが増加し、これによっ
て、トレンチのコーナー部分122の回りに追加的なシ
ールドが与えられることになる。しかし、デバイスがブ
レイクダウン状態にされる場合においては、ゲート酸化
層106の近傍においてキャリアが発生し易くなり、ゲ
ート酸化層が損なわれることになりうる。
【0013】図5〜図7に示すような構成においては、
ブレイクダウンに関する特性が著しく改善される。この
ような構成は、Bulucea等に付与された米国特許
第5,072,266号明細書に記載されている。MO
SFET300においては、P+領域114がトレンチ
の底部より更に低いところまで伸び、セルの中央部に深
く、濃いドープをなされたP領域を形成する。これによ
ってコーナー部分122において追加的なシールドがな
される一方、キャリアの発生は、P+領域114の下側
端部302に比較的集中するようになるという利点が生
ずる。これは、端部302の下側で電界が強められ、こ
れによってゲート酸化層106に隣接した場所でなく、
前記の場所若しくは接合部の湾曲に沿った部分において
キャリアが発生するためである。ゲート酸化106に掛
かる負担が低減し、高電圧下で使用した場合のMOSF
ET300の信頼性が改善される。これは、たとえデバ
イスの接合部における実際のブレイクダウン電圧が低減
してしまう場合であってもいえることである。
【0014】図6に示すのは、図5に示すセルの左半分
の断面図であって、隣接するセルの一部も示されてい
る。図7に示すのは同等のP−チャネルデバイスであ
る。図6は、ゲート102と104との接続をなすため
にゲート金属領域121がどのように用いられているか
を示したものである。
【0015】MOSFET300における深い中央P+
領域114は、有害な影響を著しく低減させる一方で、
好ましくない影響も与える。第1に、セル密度を上げる
とPイオンがチャネル領域に導入されてしまうため、セ
ル密度の上昇に制限がある点である。上記のように、こ
れによってMOSFETの閾値電圧が高くなる傾向があ
る。第2に、P+領域114が存在することによって、
電子の流れがチャネルから流れてドリフト領域111に
はいるときに電子の流れに対するピンチ抵抗が生じる傾
向がある点である。(例えば図2に示すような)深いP
+中央領域を含まない実施例においては、電流経路はド
リフト領域111に達したとき拡がる。このように電流
が広がって流れることによって、ドリフト領域111に
おける単位面積当たりの平均電流が低下し、MOSFE
Tのオン抵抗も減ることになる。従って、深い中央P+
領域が存在すると電流経路の拡がりが制限され、セル密
度が高くなると共にオン抵抗が高くなる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、深い中央P+領域による改善されたブレイクダウン
に関する特性と、低いオン抵抗とを兼ね備えたトレンチ
型MOSFETを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のトレンチ型MO
SFETは、トレンチの中に形成されたゲートと、第1
導電型のソース領域と、前記ソース領域の下に配置され
た第2導電型のボディ領域と、前記ボディ領域の下に配
置された導電型のドレイン領域と、前記ドレイン領域の
外部の「薄いドープをなされた」領域若しくは「ドリフ
ト」領域とを有し、前記ドリフト領域のドーパント濃度
は前記ドレイン領域のドーパント濃度より一般的に低
い。ドレイン領域は基板を有し、または「準バーチカル
型」の実施例においては、ドレイン領域は、例えば「シ
ンカー」領域を介して半導体材料の上側表面と接続され
る第1導電型の埋込層を有する。ドレイン領域はエピタ
キシャル層若しくは基板の中に形成される。
【0018】MOSFETがターンオン状態の時、電流
はトレンチに隣接するボディ領域内部のチャネルを通し
て垂直方向に流れる。MOSFETがターンオン状態の
場合チャネル領域の下側(ドレイン側)端部における導
電経路の拡がりを促進するべく、「デルタ層」がドリフ
ト領域の内部に設けられる。デルタ層はその第1導電型
のドーパント濃度が、ドリフト領域の第1導電型のドー
パント濃度よりも一般に大きい層である。多くの実施例
においては、デルタ層はボディ領域と接触するように設
けられるが、実施例の中にはデルタ層とボディ領域が間
隔をおいて設けられているものもある。
【0019】デルタ層の上側の境界部分は、中にゲート
が設けられるトレンチの底部よりも上の位置にある。実
施例によっては、デルタ層の上側境界部分が、ボディ領
域の下側接合部の位置と一致しているものもある。デル
タ層の下側境界部分はトレンチの底部よりも上の位置も
しくは下の位置にある。
【0020】MOSFETはトレンチとトレンチの間に
挟まれたセルにおいて形成され、従って左右対称の構造
を有するのが一般的である。実施例によっては、デルタ
層末端部とトレンチとのが接触していない形のものもあ
る。また実施例によっては、第2導電型の領域がデルタ
層の中央の穴部分を通して下側に延在しているものもあ
る。デルタ層はMOSFETにおいて第2導電型の深い
中央領域と共に形成されるか、もしくは第2導電型の深
い中央領域なしに形成される。
【0021】デルタ層は、ドリフト領域と比較して一般
に比較的抵抗率が低い領域を構成し、従ってチャネルの
下側(ドレイン側)末端部から発せられた電流の経路が
外側に拡がるように作用する。これによってMOSFE
Tのブレイクダウン特性に著しい悪影響を与えることは
ない。
【0022】ここで用いられた、「下側」、「上側」、
若しくは「底部」等の物理的な方向若しくは関係を特定
する言葉は、トレンチがデバイスの上側表面に設けられ
た形となる図5〜図7、及び図9のように示されたMO
SFETを説明するために用いられている。これらの表
現は、図面上での表示に関するものであって、実際のM
OSFETの方向には関係がないということを理解され
たい。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明に基づくMOSFET40
0が図9に示されている。MOSFET400は、一般
に図5に示すMOSFET300に相当するものである
が、これに加えてデルタ層402がN−エピタキシャル
層110に設けられている。N+ソース領域112は一
般に1×1014〜7×1015cm-2の濃いドープをなさ
れる。P+コンタクト領域114は1×1014〜5×1
15cm-2のドープをなされる。ゲート酸化層の厚み
と、Pボディ116のドーピングとによって閾値電圧が
決まる。Pボディ116は、一般に5×1012〜5×1
14cm-2のドープをなされる。ゲート102及びゲー
ト酸化層106が形成されるトレンチは、図示したよう
に矩形の断面を有するが、必ずしも矩形である必要はな
い。ゲート酸化層106の厚みは、80Å〜1200Å
の範囲にあるのが一般的である。Nデルタ層402は、
ドリフト領域111のそれに隣接する部分のN型ドーパ
ント濃度よりも、高い濃度のN型ドーパントでドープさ
れる。ドリフト領域111のドーパント濃度は5×10
14〜1×1017cm-3の範囲にあるのが一般的であり、
N+基板120のドーパント濃度は5×1017〜1×1
12cm-3であるのが一般的である。
【0024】図10に示すのは、MOSFET400の
ドーパント濃度の分布を示したグラフである。グラフの
横軸はMOSFETの表面から下方向の距離をμm単位
で表し、グラフの横軸はイオン数/cm3単位のドーパ
ント濃度を表している。図に示すように、Nデルタ層4
02におけるドーパント濃度は最大約4×1016cm-3
に達しており、ドリフト領域111の隣接する部分のN
型ドーパント濃度(この例では約4×1015cm-3で一
定である)よりも一般に高い数値となっている。
【0025】Nデルタ層402はドリフト領域111よ
りも一般に低い抵抗率を有し、電流分布を、MOSFE
Tのチャネル領域の下側(ドレイン)末端部から離れる
につれて効果的に拡げている。この効果は図11及び図
12から明らかであるが、これらの図は、2次元デバイ
スシミュレータMedici(登録商標)を用いたコン
ピュータシミュレーションの結果を示したものである。
どちらのシミュレーションも、MOSFETは7μmの
セル幅と約1.5μmの深さのトレンチを有するデバイ
スに対するものである。図11に示すデバイスは、図3
のMOSFET300と同じ形状のものであり、図12
に示すデバイスは、図9のMOSFET400と同じ形
状のものであって、後者はデルタ層を有している。
【0026】図11及び図12に示す線のパターンは、
電流の分布を表しており、各線の間に全ドレイン電流の
5%が分布していることを表している。MOSFET4
00における電流分布は、チャネルのドレイン末端から
発した後、MOSFET300における電流分布と較べ
て非常に大きく扇形に拡がっていることは、図12から
明らかである。例えば、トレンチの右側エッジに沿って
見てみると、MOSFET400においてはトレンチの
右側に電流の約38%が流れる一方、MOSFET30
0においては電流の約23%がトレンチの右側に流れて
いることが明らかである。このことは、図9に示すMO
SFET400のオン抵抗が実質的に改善されているこ
とを示している。MOSFET400のオン抵抗は、M
OSFET300のオン抵抗よりも概ね25%低い。
【0027】図13及び図14に示すのは、MOSFE
T400に対する等ポテンシャル線及び電界分布のシミ
ュレーション結果である。図15に示すのは、同じデバ
イスについてのイオン化率を示したものである。図13
〜図15のそれぞれにおいては、ドレイン−ソース電圧
DSは60Vである。図14においては、A及びBで示
される点における電界はそれぞれ26.7V/μm、3
5.3V/μmである。図15には、P+領域114と
ドリフト領域110との接合部におけるイオン化率の積
分値が0.84であることが示されている。これは、ゲ
ート酸化の近傍で生じるイオンがほとんど無いことと、
デバイスの特性であるブレインダウン電圧がデルタ層の
存在によって著しい影響を受けることはないということ
を示している。
【0028】別の実施例のMOSFETでは、トレンチ
とデルタ層とが間隔をおいて設けられる。このような形
状のMOSFET800が図16において示されてい
る。このMOSFET800においては、Nデルタ層8
02が、内部にゲート102及び104を形成されたト
レンチから間隔をおいて設けられている。MOSFET
800のようなMOSFETの動作のシミュレーション
が、Nデルタ層の末端部とトレンチとの間隔が2μmと
して行われた。図17、図18、及び図19に示すの
は、VDS=60Vの場合の、このデバイスの等ポテンシ
ャル線、電界分布、及びイオン化率である。MOSFE
Tがターンオフ状態のとき、トレンチ(図18において
Cで示されている)のコーナー部分における電界は33
V/μmである。従って、Nデルタ層とトレンチのエッ
ジとの間に間隔をおくことによってブレークダウン電圧
は上昇するが、デバイスのオン抵抗は改善度は、デルタ
層がトレンチのエッジにまで伸びているデバイスと比較
していくらか小さくなる。それでもやはり、オン抵抗
は、デルタ層を持たない似たようなデバイスと比較して
約10%小さくなるのである。
【0029】更に別の実施例が図20に示されており、
図20のMOSFET1000はNデルタ層1002を
有する。デルタ層1002は環状の形状を有し、デルタ
層1002とP+領域114との間に間隔がおかれる。
この構造では図9のMOSFET400と比較してオン
抵抗は高くなるが、デルタ層における総電荷量が小さく
なるので、ブレイクダウン電圧は増加する。
【0030】ここで用いられている「デルタ層」という
言葉は、トレンチ型バーチカルMOSFETにおけるボ
ディ領域の下層をなす層を意味しており、そのドーパン
ト濃度はデルタ層のすぐ下の領域のドーパント濃度より
も高い。デルタ層の境界部分は、ドーパント濃度の低下
が止まった位置(例えば、ドーパント濃度が一定になる
か若しくは上昇し始める位置)、若しくはデルタ層がボ
ディ領域と接触する位置にある。デルタ層の下側境界面
の位置は、トレンチの底部の上側若しくは下側にあり、
セルの中央部における逆の導電型の領域の底部よりも高
いか若しくは低い高さである。デルタ層の上側境界面
は、ボディ領域の下側接合部と一致するか、若しくはボ
ディ領域の下側接合部よりも下の位置となる。デルタ層
はエピタキシャル層若しくは基板の中に設けられ得る
(例えば、実施例によっては、エピタキシャル層の代わ
りに薄いドープをなされたドリフト領域が基板内に形成
されうる)。
【0031】更に、デルタ層は多くの他のバーチカルト
レンチ型MOSFETと同様にMOSFET100及び
200(図2及び図3に示されたもの)にも設けられ得
る。トレンチは断面が矩形である必要はなく、U型若し
くはV型、または他の形状の(例えば丸い角を持つ矩形
の形状)のものでもよい。本発明の原理はN−チャネル
デバイスとして例示されているが、同等のPデルタ層を
P−チャネルデバイスにおいて用いることができる。
【0032】本発明に基づくMOSFETの製造プロセ
スには多くのパターンがあるが、図21〜図27に示す
のは、図9に示すMOSFET400の製造プロセスの
例示である。
【0033】図21に示すように、この過程は、周知の
プロセスを用いてN−エピタキシャル層110をその上
に成長させた従来通りのN+基板120から開始され
る。
【0034】図22に示すように、Nデルタ層402
は、60〜250KeVのエネルギーで1×1013〜2
×1014cm-3のN型ドーパントを、N−エピタキシャ
ル層110の上側表面を通して注入される(例えば12
0KeVのエネルギーで8×1013cm-3の砒素イオン
を注入される)。Nデルタ層402は、図に示すように
エピタキシャル層110の表面に至るまで延在している
が、デルタ層402のN−型ドーパント濃度は、たとえ
注入の直後であったとしても均一ではない。N−型ドー
パント濃度のピークは、エピタキシャル層110の表面
より少なくとも0.1μm下の位置にあるのが一般的で
あり、これによってボディ領域の逆ドーピングを回避し
ている(以下の記述を参照)。Nデルタ層402の下の
N−エピタキシャル層110の部分はドリフト領域11
1の一部分を形成している。別の実施例では、Nデルタ
層402が、N−エピタキシャル層110が成長してい
るときに追加的なN−型ドーパントを加えることによっ
て形成されうる。
【0035】次に、厚い酸化層113A及び薄い酸化層
113Bが、構造体の上側表面上に成長させられる。ま
た深いP+領域114は、薄い酸化層113Bを通して
イオン注入される。この結果できあがった構造は図23
に示されている。次に、酸化層113A及び113Bは
除去される。
【0036】次に、厚い酸化層115が、深いP+領域
114の上方に成長させられ、薄い酸化層119が、ト
レンチが形成されるべき位置を除いた構造の残りの部分
の上に成長させられる。次に、トレンチがエッチングさ
れ、ゲート酸化層106、108及びゲート102、1
04が周知の技術に基づいて形成される。この結果でき
あがった構造は図24に示されている。
【0037】次に、図25及び図26に示すように、P
ボディ116が薄い酸化層119を通してイオン注入さ
れ(例えば100KeVのエネルギーで3×1013cm
-3のホウ素イオンの注入がなされる)、同様にN+ソー
ス領域112にもイオン注入がなされる。最後に、酸化
層115及び119が除去される。フィールド酸化層1
17が成長させられ、フィールド酸化層117において
コンタクトホールがエッチングされ、金属層118の蒸
着がなされて、コンタクトホールを通してソース−ボデ
ィコンタクト領域が形成される。酸化領域はホウ素燐ケ
イ酸ガラス(BPSG)の層を含んでいても良く、この
BPSG層は瞬間的に850℃〜950℃程度に加熱さ
れてチップ上をフローされ、チップの表面トポロジーを
平坦にする。この結果できあがった構造は図27に示さ
れている。
【0038】本発明に基づくMOSFETの構造には様
々な実施態様がある。例えば、デルタ層の下側境界部分
が、トレンチの底部より低い位置にあるもの(図28及
び図29)、若しくはトレンチの底部よりも上の位置に
あるもの(図30及び図31)などがある。セルの中央
部における深い中央拡散領域の最も深い位置が、トレン
チの底部よりも下の位置にあるもの(図28及び図2
9)、またはトレンチの底部より上の位置で、かつボデ
ィ領域の接合部より下の位置にあるもの(図30)、ま
たは、その最も深い位置がボディ領域の下側接合部より
上にある比較的浅いボディコンタクト領域からなるもの
(図32)などもあり得る。デルタ領域の上側境界部分
がボディ領域の下側接合部と一致しているもの(図2
9)、またはそれがボディ領域の下側接合部よりも下の
位置にあるもの(図28、図29、及び図30)なども
あり得る。
【0039】本発明の原理は、「準バーチカル(quasi
vertical)」MOSFETにも適用可能であり、この準
バーチカルMOSFETにおいては、デバイスの上側表
面上においてドレイン接合部分が存在する。図33及び
図34に2つの実施例が示されている。どちらの実施例
もMOSFETがP基板1300上に形成される。ま
た、N+埋込層1302がP基板1300の上側表面上
に形成される。N+シンカー1304はドレイン金属コ
ンタクト部分1306から下向きに伸び、N+埋込層1
302に至っている。図33に示すMOSFET130
8は、深い中央P+領域を有し、図29に示すMOSF
ETの構造に概ね似ている。図34に示すMOSFET
1310は中央デルタ層1316を有し、このデルタ層
1316は、図16に示すデルタ層802と同様に、ゲ
ート酸化層に至るまで横向きに延在していない。
【0040】上述した実施例は一般にN−チャネルデバ
イスに関して記述されているが、本発明の原理はP−チ
ャネルデバイスにも適用可能である。
【0041】
【発明の効果】以上より、本発明によれば、深い中央P
+領域による改善されたブレイクダウンに関する特性
と、低いオン抵抗とを兼ね備えたトレンチ型MOSFE
Tが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のプレナー型の二重拡散MOSFETの断
面図である。
【図2】比較的浅いP+コンタクト領域を有する典型的
なバーチカルトレンチ型N−チャネルMOSFETのセ
ルの断面図である。
【図3】比較的浅いP+コンタクト領域を有する典型的
なバーチカルトレンチ型N−チャネルMOSFETのセ
ルの平面図である。
【図4】図3と同様のN−チャネルMOSFETの断面
図であって、P+コンタクト領域がPボディ領域の下側
エッジ部分よりも下まで延びているものが示されてい
る。
【図5】図3と同様のN−チャネルMOSFETの断面
図であって、中央P+コンタクト領域がトレンチの底部
の下側の位置まで延びているものが示されている。
【図6】図5に示すN−チャネルMOSFETの断面斜
視図である。
【図7】図6と同形のP−チャネルMOSFETの断面
斜視図である。
【図8】デバイスの上側表面上に形成されたゲート金属
コンタクト部分を示したものである。
【図9】本発明に基づく、Nデルタ層と共に深い中央の
P+領域を有するMOSFETの断面図である。
【図10】MOSFETの異なった高さのドーパント濃
度を示すグラフである。
【図11】本発明に基づいて製造されたものではない、
従来のMOSFETにおける電流分布を示した図であ
る。
【図12】本発明に基づいて製造されたMOSFETに
おける電流分布を示した図である。
【図13】本発明に基づいて製造されたMOSFETに
おける等ポテンシャル線を示した図である。
【図14】本発明に基づいて製造されたMOSFETに
おける電界分布を示した図である。
【図15】本発明に基づいて製造されたMOSFETに
おけるイオン化率を示した図である。
【図16】デルタ層のエッジ部分とトレンチの側壁とが
接触していない形のMOSFETの断面図である。
【図17】図16に示すMOSFETにおける等ポテン
シャル線を示した図である。
【図18】図16に示すMOSFETにおける電界分布
を示した図である。
【図19】図16に示すMOSFETにおけるイオン化
率を示した図である。
【図20】デルタ層のエッジ部分とセルの深い中央拡散
領域とが接触していない形の、本発明に基づくMOSF
ETを示した図である。
【図21】図21〜図27に示す本発明に基づくMOS
FETの製造プロセスの、1つの段階をを示した図であ
る。
【図22】図21〜図27に示す本発明に基づくMOS
FETの製造プロセスの、1つの段階をを示した図であ
る。
【図23】図21〜図27に示す本発明に基づくMOS
FETの製造プロセスの、1つの段階をを示した図であ
る。
【図24】図21〜図27に示す本発明に基づくMOS
FETの製造プロセスの、1つの段階をを示した図であ
る。
【図25】図21〜図27に示す本発明に基づくMOS
FETの製造プロセスの、1つの段階をを示した図であ
る。
【図26】図21〜図27に示す本発明に基づくMOS
FETの製造プロセスの、1つの段階をを示した図であ
る。
【図27】図21〜図27に示す本発明に基づくMOS
FETの製造プロセスの、1つの段階をを示した図であ
る。
【図28】深い中央拡散領域と、トレンチの底部より低
く、かつ深い中央拡散領域の上側部分よりも高い位置ま
で延びたデルタ層とを有する、本発明のMOSFETの
一実施例を示したものである。
【図29】深い中央拡散領域と、トレンチの底部より低
く、かつ深い中央拡散領域の上側部分よりも低い位置ま
で延びたデルタ層とを有する、本発明のMOSFETの
一実施例を示したものである。
【図30】比較的浅い中央拡散領域の頂部の下層をな
し、かつトレンチの底部までは延在していないデルタ層
を有する、本発明のMOSFETの一実施例を示した図
である。
【図31】深い中央拡散領域と、トレンチの底部より低
い位置まで延在していないデルタ層とを有する、本発明
のMOSFETの一実施例の図である。
【図32】深い中央拡散領域がなく、トレンチの底部よ
り低い位置まで延びていないか、若しくはボディ領域の
下側エッジ部分より低い位置まで延びていないデルタ層
を有する本発明のMOSFETの一実施例を示した図で
ある。
【図33】本発明を「準バーチカル」MOSFETに適
用した場合を示した図であり、デバイスの上側表面にお
いてドレインコンタクト部分が設けられているバーチカ
ルトレンチ型MOSFETを例示したものである。
【図34】本発明を「準バーチカル」MOSFETに適
用した場合を示した図であり、デバイスの上側表面にお
いてドレインコンタクト部分が設けられているバーチカ
ルトレンチ型MOSFETを例示したものである。
【符号の説明】
12 ソース領域 14 P−ボディ領域 16 N−エピタキシャル層 18 ゲート 20 N+基板 22 空乏層 100 MOSFET 102 ゲート 104 ゲート 106 ゲート酸化層 108 ゲート酸化層 110 N−エピタキシャル層 111 ドリフト領域 112 N+ソース領域 113A 厚い酸化層 113B 薄い酸化層 114 P+コンタクト領域 115 厚い酸化層 116 P−ボディ領域 117 酸化層 118 ソースコンタクト金属層 119 薄い酸化層 120 N+基板 121 ゲート金属領域 122 (トレンチの)コーナー部分 200 MOSFET 300 MOSFET 302 (P+領域の)下端部 400 MOSFET 402 Nデルタ層 800 MOSFET 802 Nデルタ層 1000 MOSFET 1002 Nデルタ層 1300 P基板 1302 N+埋込層 1304 N+シンカー 1306 金属コンタクト部分 1308 MOSFET 1310 MOSFET 1316 デルタ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード・ケイ・ウィリアムズ アメリカ合衆国カリフォルニア州95014・ クーペルティーノ・ノーウィックアベニュ ー 10292

Claims (76)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレンチが形成された半導体基板と、 前記トレンチ内に配置され、絶縁層によって前記基板か
    ら隔てられたゲートと、 前記基板の上側表面上に前記トレンチに隣接して配置さ
    れた第1導電型のソース領域と、 前記トレンチ及び前記ソース領域に隣接するように配置
    された第2導電型のボディ領域と、 前記トレンチと前記ボディ領域に隣接して配置され、前
    記トレンチの底部より下の位置まで延在するドレイン領
    域とを有することを特徴とし、 前記ドレイン領域が、 前記トレンチの前記底部全体の下層をなす濃いドープを
    なされた領域と、 前記濃いドープをなされた領域の上層をなす、前記濃い
    ドープをなされた領域のドーパント濃度よりも低いドー
    パント濃度を有するドリフト領域と、 前記ドリフト領域のドーパント濃度よりも高いドーパン
    ト濃度を有するデルタ層とを有することを特徴とし、 前記デルタ層が、前記ドリフト領域の少なくとも一部分
    の上層をなすことを特徴とし、 前記デルタ層の上側境界部分が、前記トレンチの前記底
    部よりも上の位置にあることを特徴とし、 前記デルタ層におけるドーパント濃度は水平方向に実質
    的に均一であることを特徴とするバーチカルトレンチ型
    MOSFET。
  2. 【請求項2】 トレンチが形成された半導体基板と、 前記トレンチ内に配置され、絶縁層によって前記基板か
    ら隔てられたゲートと、 前記基板の上側表面上に前記トレンチに隣接して配置さ
    れた第1導電型のソース領域と、 前記トレンチ及び前記ソース領域に隣接するように配置
    された第2導電型のボディ領域と、 前記トレンチと前記ボディ領域に隣接して配置され、前
    記トレンチの底部より下の位置まで延在するドレイン領
    域とを有することを特徴とし、 前記ドレイン領域が、 前記トレンチの前記底部全体の下層をなす濃いドープを
    なされた領域と、 前記濃いドープをなされた領域の上層をなす、前記濃い
    ドープをなされた領域のドーパント濃度よりも低いドー
    パント濃度を有するドリフト領域と、 前記ドリフト領域のドーパント濃度よりも高いドーパン
    ト濃度を有するデルタ層とを有することを特徴とし、 前記デルタ層が、前記ドリフト領域の第1部分の上層を
    なすことを特徴とし、 前記デルタ層の上側境界部分が、前記トレンチの前記底
    部よりも上の位置にあるが、前記ボディ領域と前記ドリ
    フト領域との接合部の少なくとも一部より下の位置にあ
    ることを特徴とし、 前記ドリフト領域の第2部分が、前記デルタ層と前記ボ
    ディ領域との間にあることを特徴とするバーチカルトレ
    ンチ型MOSFET。
  3. 【請求項3】 前記デルタ層の上側境界部分が、前記
    ボディ領域の下側境界部分の少なくとも一部と一致する
    ことを特徴とする請求項1に記載のMOSFET。
  4. 【請求項4】 トレンチが形成された半導体基板と、 前記トレンチ内に配置され、絶縁層によって前記基板か
    ら隔てられたゲートと、 前記基板の上側表面上に前記トレンチに隣接して配置さ
    れた第1導電型のソース領域と、 前記トレンチ及び前記ソース領域に隣接するように配置
    された第2導電型のボディ領域と、 前記トレンチと前記ボディ領域に隣接して配置され、前
    記トレンチの底部より下の位置まで延在するドレイン領
    域とを有することを特徴とし、 前記ドレイン領域が、 前記トレンチの前記底部全体の下層をなす濃いドープを
    なされた領域と、 前記濃いドープをなされた領域の上層をなす、前記濃い
    ドープをなされた領域のドーパント濃度よりも低いドー
    パント濃度を有するドリフト領域と、 前記ドリフト領域のドーパント濃度よりも高いドーパン
    ト濃度を有するデルタ層とを有することを特徴とし、 前記デルタ層が、前記ドリフト領域の少なくとも一部分
    の上層をなすことを特徴とし、 前記デルタ層の上側境界部分が、前記トレンチの前記底
    部よりも上の位置にあることを特徴とし、 前記デルタ層の下側境界部分が、前記トレンチの前記底
    部よりも下の位置にあることを特徴とするバーチカルト
    レンチ型MOSFET。
  5. 【請求項5】 前記デルタ層の下側境界部分が、前記
    トレンチの底部より上の位置にあることを特徴とする請
    求項1に記載のMOSFET。
  6. 【請求項6】 前記デルタ層がピークドーパント濃度
    領域を有し、前記デルタ層内のドーパント濃度が、前記
    ピークドーパント濃度領域から上下方向に離れるにつれ
    て減少することを特徴とする請求項1に記載のMOSF
    ET。
  7. 【請求項7】 前記ソース領域及び前記ボディ領域が
    セルの中に形成され、前記MOSFETが、前記セルの
    中心部分において前記第2導電型の深い拡散領域を有
    し、前記深い拡散領域の最も深い点が、前記トレンチよ
    りも低い位置にあることを特徴とする請求項1に記載の
    MOSFET。
  8. 【請求項8】 前記デルタ層の下側境界部分が、前記
    深い拡散領域の前記最も深い点よりも上の位置にあるこ
    とを特徴とする請求項7に記載のMOSFET。
  9. 【請求項9】 トレンチが形成された半導体基板と、 前記トレンチ内に配置され、絶縁層によって前記基板か
    ら隔てられたゲートと、 前記基板の上側表面上に前記トレンチに隣接して配置さ
    れた第1導電型のソース領域と、 前記トレンチ及び前記ソース領域に隣接するように配置
    された第2導電型のボディ領域と、 前記トレンチと前記ボディ領域に隣接して配置され、前
    記トレンチの底部より下の位置まで延在するドレイン領
    域とを有することを特徴とし、 前記ソース領域及び前記ボディ領域が、前記トレンチに
    よって画定されるセルの中に形成されることを特徴と
    し、 前記ドレイン領域が、 前記トレンチの前記底部全体の下層をなす濃いドープを
    なされた領域と、 前記濃いドープをなされた領域の上層をなす、前記濃い
    ドープをなされた領域のドーパント濃度よりも低いドー
    パント濃度を有するドリフト領域と、 前記ドリフト領域のドーパント濃度よりも高いドーパン
    ト濃度を有するデルタ層とを有することを特徴とし、 前記デルタ層が、前記ドリフト領域の少なくとも一部分
    の上層をなすことを特徴とし、 前記デルタ層の上側境界部分が前記トレンチの前記底部
    よりも上の位置にあることを特徴とし、 前記セルの中央部分において前記第2導電型の深い拡散
    領域を有することを特徴とし、 前記深い拡散領域が、前記ボディ領域より高いドーパン
    ト濃度を有し、その最も深い部分が前記トレンチよりも
    下の位置にあり、前記デルタ層が前記深い拡散領域の前
    記最も深い部分の下を走るように配置されることを特徴
    とするバーチカルトレンチ型MOSFET。
  10. 【請求項10】 前記ソース領域及び前記ボディ領域
    がセルの中に形成されることを特徴とし、 前記セルの中央部分において前記第2導電型の深い拡散
    領域を有し、前記深い拡散領域が前記ボディー領域の下
    側境界部分よりも低く、前記トレンチの底部よりも高い
    位置にその最も深い部分を有することを特徴とする請求
    項1に記載のMOSFET。
  11. 【請求項11】 トレンチが形成された半導体基板
    と、 前記トレンチ内に配置され、絶縁層によって前記基板か
    ら隔てられたゲートと、 前記基板の上側表面上に前記トレンチに隣接して配置さ
    れた第1導電型のソース領域と、 前記トレンチ及び前記ソース領域に隣接するように配置
    された第2導電型のボディ領域と、 前記トレンチと前記ボディ領域に隣接して配置され、前
    記トレンチの底部より下の位置まで延在するドレイン領
    域とを有することを特徴とし、 前記ソース領域及び前記ボディ領域が、前記トレンチに
    よって画定されるセルの中に形成されることを特徴と
    し、 前記ドレイン領域が、 前記トレンチの前記底部全体の下層をなす濃いドープを
    なされた領域と、 前記濃いドープをなされた領域の上層をなす、前記濃い
    ドープをなされた領域のドーパント濃度よりも低いドー
    パント濃度を有するドリフト領域と、 前記ドリフト領域のドーパント濃度よりも高いドーパン
    ト濃度を有するデルタ層とを有することを特徴とし、 前記デルタ層が、前記ドリフト領域の少なくとも一部分
    の上層をなすことを特徴とし、 前記デルタ層の上側境界部分が前記トレンチの前記底部
    よりも上の位置にあることを特徴とし、 前記セルの中央部分において前記第2導電型の深い拡散
    領域を有することを特徴とし、 前記深い拡散領域が、前記ボディ領域より高いドーパン
    ト濃度を有し、その最も深い部分が前記トレンチよりも
    上の位置にあり、前記デルタ層が前記深い拡散領域の前
    記最も深い部分の下を走るように配置されることを特徴
    とするバーチカルトレンチ型MOSFET。
  12. 【請求項12】 前記デルタ層の下側境界部分が、前
    記深い拡散領域の前記最も深い部分のよりも上の位置に
    あることを特徴とする請求項10に記載のMOSFE
    T。
  13. 【請求項13】 前記基板の表面に隣接して設けられ
    たボディコンタクト領域を更に有し、 前記ボディコンタクト領域が、第2導電型であり、前記
    ボディ領域のドーパント濃度よりも高いドーパント濃度
    を有し、前記ボディコンタクト領域の最も深い部分が、
    前記ボディ領域の下側接合部よりも上の位置にあること
    を特徴とする請求項1に記載のMOSFET。
  14. 【請求項14】 前記デルタ層の上側境界部分が、前
    記ボディコンタクト領域の前記最も深い部分よりも下の
    位置にあることを特徴とする請求項13に記載のMOS
    FET。
  15. 【請求項15】 前記デルタ層が、ドレイン電流が前
    記ボディ領域のチャネル領域から発せられた後に拡げて
    流すようにすることによって、低いオン抵抗をもたらす
    ことを特徴とする請求項1に記載のMOSFET。
  16. 【請求項16】 前記デルタ層が、なだれ降伏が前記
    トレンチのエッジ部分から隔てられた位置で前記深い拡
    散領域の方向に発生するようにさせることを特徴とする
    請求項7に記載のMOSFET。
  17. 【請求項17】 前記デルタ層が、なだれ降伏が前記
    トレンチのエッジ部分から隔てられた位置で前記ボディ
    コンタクト領域の方向に発生するようにさせることを特
    徴とする請求項13に記載のMOSFET。
  18. 【請求項18】 前記セルの中央に配置された前記第
    2導電型の深い拡散領域を更に有し、前記深い拡散領域
    が前記ボディ領域よりも高いドーパント濃度を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のMOSFET。
  19. 【請求項19】 トレンチが形成された半導体基板
    と、 前記トレンチ内に配置され、絶縁層によって前記基板か
    ら隔てられたゲートと、 前記基板の上側表面上に前記トレンチに隣接して配置さ
    れた第1導電型のソース領域と、 前記トレンチ及び前記ソース領域に隣接するように配置
    された第2導電型のボディ領域と、 前記トレンチと前記ボディ領域に隣接して配置され、前
    記トレンチの底部より下の位置まで延在するドレイン領
    域とを有することを特徴とし、 前記ソース領域及び前記ボディ領域が、前記トレンチに
    よって画定されるセルの中に形成されることを特徴と
    し、 前記ドレイン領域が、 前記トレンチの前記底部全体の下層をなす濃いドープを
    なされた領域と、 前記濃いドープをなされた領域の上層をなす、前記濃い
    ドープをなされた領域のドーパント濃度よりも低いドー
    パント濃度を有するドリフト領域と、 前記ドリフト領域のドーパント濃度よりも高いドーパン
    ト濃度を有するデルタ層とを有することを特徴とし、 前記デルタ層が、前記ドリフト領域の第1部分の上層を
    なすことを特徴とし、 前記デルタ層の上側境界部分が、前記トレンチの前記底
    部よりも上の位置にあるが、前記ボディ領域と前記ドリ
    フト領域との接合部の少なくとも一部より下の位置にあ
    ることを特徴とし、 前記ドリフト領域の第2部分が、前記デルタ層と前記ボ
    ディ領域との間にあることを特徴とし、 前記セルの中央部分において前記第2導電型の深い拡散
    領域を有することを特徴とし、 前記深い拡散領域が、前記ボディ領域より高いドーパン
    ト濃度を有することを特徴とするバーチカルトレンチ型
    MOSFET。
  20. 【請求項20】 前記デルタ層の境界部分が、前記ボ
    ディ領域の下側接合部分の少なくとも一部と一致してい
    ることを特徴とする請求項18に記載のMOSFET。
  21. 【請求項21】 トレンチが形成された半導体基板
    と、 前記トレンチ内に配置され、絶縁層によって前記基板か
    ら隔てられたゲートと、 前記基板の上側表面上に前記トレンチに隣接して配置さ
    れた第1導電型のソース領域と、 前記トレンチ及び前記ソース領域に隣接するように配置
    された第2導電型のボディ領域と、 前記トレンチと前記ボディ領域に隣接して配置され、前
    記トレンチの底部より下の位置まで延在するドレイン領
    域とを有することを特徴とし、 前記ソース領域及び前記ボディ領域が、前記トレンチに
    よって画定されるセルの中に形成されることを特徴と
    し、 前記ドレイン領域が、 前記トレンチの前記底部全体の下層をなす濃いドープを
    なされた領域と、 前記濃いドープをなされた領域の上層をなす、前記濃い
    ドープをなされた領域のドーパント濃度よりも低いドー
    パント濃度を有するドリフト領域と、 前記ドリフト領域のドーパント濃度よりも高いドーパン
    ト濃度を有するデルタ層とを有することを特徴とし、 前記デルタ層が、前記ドリフト領域の少なくとも一部分
    の上層をなすことを特徴とし、 前記デルタ層の上側境界部分が、前記トレンチの前記底
    部よりも上の位置にあることを特徴とし、 前記デルタ層の下側境界部分が、前記トレンチの前記底
    部よりも下の位置にあることを特徴とし、 前記セルの中央部分において前記第2導電型の深い拡散
    領域を有することを特徴とし、 前記深い拡散領域が、前記ボディ領域より高いドーパン
    ト濃度を有することを特徴とするバーチカルトレンチ型
    MOSFET。
  22. 【請求項22】 前記デルタ層の下側境界部分が、前
    記トレンチの底部よりも上の位置にあることを特徴とす
    る請求項18に記載のMOSFET。
  23. 【請求項23】 前記デルタ層がピークドーパント濃
    度領域を有し、前記デルタ層内のドーパント濃度が、前
    記ピークドーパント濃度領域から上下方向に離れるにつ
    れて減少することを特徴とする請求項18に記載のMO
    SFET。
  24. 【請求項24】 前記深い拡散領域の最も深い部分
    が、前記トレンチの底部よりも下の位置にあることを特
    徴とする請求項18に記載のMOSFET。
  25. 【請求項25】 前記デルタ層の下側境界部分が、前
    記深い拡散領域の前記最も深い部分のよりも上の位置に
    あることを特徴とする請求項24に記載のMOSFE
    T。
  26. 【請求項26】 トレンチが形成された半導体基板
    と、 前記トレンチ内に配置され、絶縁層によって前記基板か
    ら隔てられたゲートと、 前記基板の上側表面上に前記トレンチに隣接して配置さ
    れた第1導電型のソース領域と、 前記トレンチ及び前記ソース領域に隣接するように配置
    された第2導電型のボディ領域と、 前記トレンチと前記ボディ領域に隣接して配置され、前
    記トレンチの底部より下の位置まで延在するドレイン領
    域とを有することを特徴とし、 前記ソース領域及び前記ボディ領域が、前記トレンチに
    よって画定されるセルの中に形成されることを特徴と
    し、 前記ドレイン領域が、 前記トレンチの前記底部全体の下層をなす濃いドープを
    なされた領域と、 前記濃いドープをなされた領域の上層をなす、前記濃い
    ドープをなされた領域のドーパント濃度よりも低いドー
    パント濃度を有するドリフト領域と、 前記ドリフト領域のドーパント濃度よりも高いドーパン
    ト濃度を有するデルタ層とを有することを特徴とし、 前記デルタ層が、前記ドリフト領域の少なくとも一部分
    の上層をなすことを特徴とし、 前記デルタ層の上側境界部分が前記トレンチの前記底部
    よりも上の位置にあることを特徴とし、 前記セルの中央部分において前記第2導電型の深い拡散
    領域を有することを特徴とし、 前記深い拡散領域が、前記ボディ領域より高いドーパン
    ト濃度を有することを特徴とし、 前記デルタ層が前記トレンチの側壁には隣接するが、前
    記深い拡散領域からは隔てられた形で設けられることを
    特徴とするバーチカルトレンチ型MOSFET。
  27. 【請求項27】 前記深い拡散領域の最も深い部分
    が、前記ボディ領域の下側接合部より下で、かつ前記ト
    レンチの底部より上の位置にあることを特徴とする請求
    項18に記載のMOSFET。
  28. 【請求項28】 前記デルタ層の下側境界部分が、前
    記深い拡散領域の前記最も深い部分より下の位置にある
    ことを特徴とする請求項27に記載のMOSFET。
  29. 【請求項29】 前記デルタ層の下側境界部分が、前
    記深い拡散領域の前記最も深い部分より上の位置にある
    ことを特徴とする請求項27に記載のMOSFET。
  30. 【請求項30】 前記拡散領域の最も深い部分が、前
    記ボディ領域の下側接合部よりも上の位置にあることを
    特徴とする請求項18に記載のMOSFET。
  31. 【請求項31】 前記デルタ層の上側境界部分が、前
    記深い拡散領域の前記最も深い部分よりも下の位置にあ
    ることを特徴とする請求項29に記載のMOSFET。
  32. 【請求項32】 前記デルタ層が、ドレイン電流が前
    記ボディ領域のチャネル領域から発せられた後に拡げて
    流すようにすることによって、低いオン抵抗をもたらす
    ことを特徴とする請求項18に記載のMOSFET。
  33. 【請求項33】 前記デルタ層が、なだれ降伏が前記
    トレンチのエッジ部分から隔てられた位置で前記深い拡
    散領域の方向に発生するようにさせることを特徴とする
    請求項24に記載のMOSFET。
  34. 【請求項34】 前記デルタ層が、なだれ降伏が前記
    トレンチのエッジ部分から隔てられた位置で前記深い拡
    散領域の方向に発生するようにさせることを特徴とする
    請求項27に記載のMOSFET。
  35. 【請求項35】 トレンチが形成された半導体基板
    と、 前記トレンチ内に配置され、絶縁層によって前記基板か
    ら隔てられたゲートと、 前記基板の上側表面上に前記トレンチに隣接して配置さ
    れた第1導電型のソース領域と、 前記トレンチ及び前記ソース領域に隣接するように配置
    された第2導電型のボディ領域と、 前記トレンチと前記ボディ領域に隣接して配置され、前
    記トレンチの底部より下の位置まで延在するドレイン領
    域とを有することを特徴とし、 前記ドレイン領域が、 前記トレンチの前記底部全体の下層をなす濃いドープを
    なされた領域と、 前記濃いドープをなされた領域の上層をなす、前記濃い
    ドープをなされた領域のドーパント濃度よりも低いドー
    パント濃度を有するドリフト領域と、 前記ドリフト領域のドーパント濃度よりも高いドーパン
    ト濃度を有するデルタ層とを有することを特徴とし、 前記デルタ層が、前記ドリフト領域の少なくとも一部分
    の上層をなすことを特徴とし、 前記デルタ層の上側境界部分が、前記トレンチの前記底
    部よりも上の位置にあることを特徴とし、 前記デルタ層が前記トレンチの側壁から隔てられて設け
    られることを特徴とするバーチカルトレンチ型MOSF
    ET。
  36. 【請求項36】 トレンチが形成された半導体基板
    と、 前記トレンチ内に配置され、絶縁層によって前記基板か
    ら隔てられたゲートと、 前記基板の上側表面上に前記トレンチに隣接して配置さ
    れた第1導電型のソース領域と、 前記トレンチ及び前記ソース領域に隣接するように配置
    された第2導電型のボディ領域と、 前記トレンチと前記ボディ領域に隣接して配置され、前
    記トレンチの底部より下の位置まで延在するドレイン領
    域とを有することを特徴とし、 前記ドレイン領域が、 前記トレンチの前記底部全体の下層をなす濃いドープを
    なされた領域と、 前記濃いドープをなされた領域の上層をなす、前記濃い
    ドープをなされた領域のドーパント濃度よりも低いドー
    パント濃度を有するドリフト領域と、 前記ドリフト領域のドーパント濃度よりも高いドーパン
    ト濃度を有するデルタ層とを有することを特徴とし、 前記デルタ層が、前記ドリフト領域の第1部分の上層を
    なすことを特徴とし、 前記デルタ層の上側境界部分が、前記トレンチの前記底
    部よりも上の位置にあることを特徴とし、 前記デルタ層が前記トレンチの側壁から隔てられて設け
    られることを特徴とし、 前記デルタ層の上側境界部分が、前記ボディ領域と前記
    ドリフト領域との接合部より下の位置にあり、前記ドリ
    フト領域の第2部分が、前記デルタ層と前記ボディ領域
    との間にあることを特徴とするバーチカルトレンチ型M
    OSFET。
  37. 【請求項37】 前記デルタ層の境界部分が、前記ボ
    ディ領域の下側接合部に一致することを特徴とする請求
    項33に記載のMOSFET。
  38. 【請求項38】 トレンチが形成された半導体基板
    と、 前記トレンチ内に配置され、絶縁層によって前記基板か
    ら隔てられたゲートと、 前記基板の上側表面上に前記トレンチに隣接して配置さ
    れた第1導電型のソース領域と、 前記トレンチ及び前記ソース領域に隣接するように配置
    された第2導電型のボディ領域と、 前記トレンチと前記ボディ領域に隣接して配置され、前
    記トレンチの底部より下の位置まで延在するドレイン領
    域とを有することを特徴とし、 前記ドレイン領域が、 前記トレンチの前記底部全体の下層をなす濃いドープを
    なされた領域と、 前記濃いドープをなされた領域の上層をなす、前記濃い
    ドープをなされた領域のドーパント濃度よりも低いドー
    パント濃度を有するドリフト領域と、 前記ドリフト領域のドーパント濃度よりも高いドーパン
    ト濃度を有するデルタ層とを有することを特徴とし、 前記デルタ層が、前記ドリフト領域の少なくとも一部の
    上層をなすことを特徴とし、 前記デルタ層の上側境界部分が、前記トレンチの前記底
    部よりも上にあることを特徴とし、 前記デルタ層が、前記トレンチの側壁から隔てられて設
    けられることを特徴とし、 前記デルタ層の下側境界部分が、前記トレンチの底部よ
    りも下にあることを特徴とするバーチカルトレンチ型M
    OSFET。
  39. 【請求項39】 前記デルタ層の下側境界部分が、前
    記トレンチの底部よりも上の位置にあることを特徴とす
    る請求項35に記載のMOSFET。
  40. 【請求項40】 前記デルタ層がピークドーパント濃
    度領域を有し、前記デルタ層内のドーパント濃度が、前
    記ピークドーパント濃度領域から上下方向に離れるにつ
    れて減少することを特徴とする請求項35に記載のMO
    SFET。
  41. 【請求項41】 前記ソース領域及び前記ボディ領域
    がセルの中に形成され、前記MOSFETが、前記セル
    の中心部分において前記第2導電型の深い拡散領域を有
    し、前記深い拡散領域の最も深い点が、前記トレンチよ
    りも低い位置にあることを特徴とする請求項35に記載
    のMOSFET。
  42. 【請求項42】 前記デルタ層の下側境界部分が、前
    記深い拡散領域の前記最も深い点よりも上の位置にある
    ことを特徴とする請求項41に記載のMOSFET。
  43. 【請求項43】 トレンチが形成された半導体基板
    と、 前記トレンチ内に配置され、絶縁層によって前記基板か
    ら隔てられたゲートと、 前記基板の上側表面上に前記トレンチに隣接して配置さ
    れた第1導電型のソース領域と、 前記トレンチ及び前記ソース領域に隣接するように配置
    された第2導電型のボディ領域と、 前記トレンチと前記ボディ領域に隣接して配置され、前
    記トレンチの底部より下の位置まで延在するドレイン領
    域とを有することを特徴とし、 前記ドレイン領域が、 前記トレンチの前記底部全体の下層をなす濃いドープを
    なされた領域と、 前記濃いドープをなされた領域の上層をなす、前記濃い
    ドープをなされた領域のドーパント濃度よりも低いドー
    パント濃度を有するドリフト領域と、 前記ドリフト領域のドーパント濃度よりも高いドーパン
    ト濃度を有するデルタ層とを有することを特徴とし、 前記デルタ層が、前記ドリフト領域の少なくとも一部の
    上層をなすことを特徴とし、 前記デルタ層の上側境界部分が、前記トレンチの前記底
    部よりも上にあることを特徴とし、 前記デルタ層が、前記トレンチの側壁から隔てられて設
    けられることを特徴とし、 前記セルの中央部分において前記第2導電型の深い拡散
    領域を有することを特徴とし、 前記深い拡散領域が、前記ボディ領域より高いドーパン
    ト濃度を有することを特徴とし、 前記深い拡散領域の最も深い部分の位置が前記トレンチ
    の底部よりも下にあり、前記デルタ層が前記深い拡散領
    域の前記最も深い部分の下を走るように配置されること
    を特徴とするバーチカルトレンチ型MOSFET。
  44. 【請求項44】 前記ソース領域及び前記ボディ領域
    がセルの中に形成され、前記MOSFETが、前記セル
    の中心部分において前記第2導電型の深い拡散領域を有
    し、前記深い拡散領域の最も深い点が、前記ボディ領域
    の下側接合部より下で、かつ前記トレンチの底部より上
    の位置にあることを特徴とする請求項35に記載のMO
    SFET。
  45. 【請求項45】 トレンチが形成された半導体基板
    と、 前記トレンチ内に配置され、絶縁層によって前記基板か
    ら隔てられたゲートと、 前記基板の上側表面上に前記トレンチに隣接して配置さ
    れた第1導電型のソース領域と、 前記トレンチ及び前記ソース領域に隣接するように配置
    された第2導電型のボディ領域と、 前記トレンチと前記ボディ領域に隣接して配置され、前
    記トレンチの底部より下の位置まで延在するドレイン領
    域とを有することを特徴とし、 前記ドレイン領域が、 前記トレンチの前記底部全体の下層をなす濃いドープを
    なされた領域と、 前記濃いドープをなされた領域の上層をなす、前記濃い
    ドープをなされた領域のドーパント濃度よりも低いドー
    パント濃度を有するドリフト領域と、 前記ドリフト領域のドーパント濃度よりも高いドーパン
    ト濃度を有するデルタ層とを有することを特徴とし、 前記デルタ層が、前記ドリフト領域の少なくとも一部分
    の上層をなすことを特徴とし、 前記デルタ層の上側境界部分が、前記トレンチの前記底
    部よりも上の位置にあることを特徴とし、 前記デルタ層が前記トレンチの側壁から隔てられて設け
    られることを特徴とし、 前記セルの中央部分において前記第2導電型の深い拡散
    領域を有することを特徴とし、 前記深い拡散領域が、前記ボディ領域より高いドーパン
    ト濃度を有することを特徴とし、 前記深い拡散領域の最も深い部分の位置が前記トレンチ
    の底部よりも下にあり、前記デルタ層が前記深い拡散領
    域の前記最も深い部分の下を走るように配置されること
    を特徴とするバーチカルトレンチ型MOSFET。
  46. 【請求項46】 前記デルタ層の下側境界部分が、前
    記深い拡散領域の前記最も深い部分よりも上の位置にあ
    ることを特徴とする請求項44に記載のMOSFET。
  47. 【請求項47】 前記基板の表面に隣接するように設
    けられたボディコンタクト領域を更に有し、前記ボディ
    コンタクト領域の導電型が前記第2導電型で、そのドー
    パント濃度が前記ボディ領域のドーパント濃度よりも大
    きく、前記ボディコンタクト領域の最も深い部分の位置
    が前記ボディ領域の下側接合部分より上にあることを特
    徴とするMOSFET。
  48. 【請求項48】 前記デルタ層の上側境界部分が、前
    記ボディコンタクト領域の前記最も深い部分よりも下の
    位置にあることを特徴とする請求項47に記載のMOS
    FET。
  49. 【請求項49】 前記デルタ層が、ドレイン電流が前
    記ボディ領域のチャネル領域から発せられた後に拡げて
    流すようにすることによって、低いオン抵抗をもたらす
    ことを特徴とする請求項35に記載のMOSFET。
  50. 【請求項50】 前記デルタ層が、なだれ降伏が前記
    トレンチのエッジ部分から隔てられた位置で前記深い拡
    散領域の方向に発生するようにさせることを特徴とする
    請求項41に記載のMOSFET。
  51. 【請求項51】 前記デルタ層が、なだれ降伏が前記
    トレンチのエッジ部分から隔てられた位置で前記深い拡
    散領域の方向に発生するようにさせることを特徴とする
    請求項44に記載のMOSFET。
  52. 【請求項52】 前記デルタ層が、前記第1導電型の
    エピタキシャル層の中に形成され、前記エピタキシャル
    層のドーパント濃度が概ね5×102cm-3であり、前
    記デルタ層のピークドーパント濃度が1×1016cm-3
    より大きいことを特徴とする請求項1に記載のMOSF
    ET。
  53. 【請求項53】 前記デルタ層が、前記第1導電型の
    エピタキシャル層の中に形成され、前記エピタキシャル
    層のドーパント濃度が概ね5×102cm-3であり、前
    記デルタ層の全体のQが、少なくとも5×1011cm-3
    であることを特徴とする請求項1に記載のMOSFE
    T。
  54. 【請求項54】 前記デルタ層が、前記第1導電型の
    エピタキシャル層の中に形成され、前記エピタキシャル
    層のドーパント濃度が概ね5×102cm-3であり、前
    記デルタ層のピークドーパント濃度が1×1016cm-3
    より大きいことを特徴とする請求項18に記載のMOS
    FET。
  55. 【請求項55】 前記デルタ層が、前記第1導電型の
    エピタキシャル層の中に形成され、前記エピタキシャル
    層のドーパント濃度が概ね5×102cm-3であり、前
    記デルタ層の全体のQが、少なくとも5×1011cm-3
    であることを特徴とする請求項18に記載のMOSFE
    T。
  56. 【請求項56】 前記デルタ層が、前記第1導電型の
    エピタキシャル層の中に形成され、前記エピタキシャル
    層のドーパント濃度が概ね5×102cm-3であり、前
    記デルタ層のピークドーパント濃度が1×1016cm-3
    より大きいことを特徴とする請求項35に記載のMOS
    FET。
  57. 【請求項57】 前記デルタ層が、前記第1導電型の
    エピタキシャル層の中に形成され、前記エピタキシャル
    層のドーパント濃度が概ね5×102cm-3であり、前
    記デルタ層の全体のQが、少なくとも5×1011cm-3
    であることを特徴とする請求項35に記載のMOSFE
    T。
  58. 【請求項58】 前記トレンチの底部が、前記基板の
    前記表面より1.0μm〜5.0μm下に位置すること
    を特徴とする請求項1に記載のMOSFET。
  59. 【請求項59】 前記ソース領域及び前記ボディ領域
    がセルの中に形成され、前記セルの中央部分において前
    記第2導電型の深い拡散領域を更に有し、前記深い拡散
    領域の最も深い領域が、前記表面から1.0μm〜3.
    0μm下に位置することを特徴とする請求項58に記載
    のMOSFET。
  60. 【請求項60】 前記ボディ領域が、前記表面から概
    ね1.0μm下の位置から、前記表面から概ね2.0μ
    m下の位置まで延在することを特徴とする請求項58に
    記載のMOSFET。
  61. 【請求項61】 前記デルタ層の下側境界部分が、前
    記表面から1.0μm〜4.0μmの距離をおいて配置
    されることを特徴とする請求項58に記載のMOSFE
    T。
  62. 【請求項62】 第1導電型の基板を設ける過程と、 前記基板の表面上に前記第1導電型のエピタキシャル層
    を形成する過程と、 前記エピタキシャル層の中に、前記エピタキシャル層の
    他の部分より高いドーパント濃度を有するデルタ注入領
    域を形成するために、前記エピタキシャル層の上側表面
    を通して前記第1導電型のドーパントを注入する第1注
    入を実施する過程と、 深い拡散領域を形成すべき前記エピタキシャル層の前記
    上側表面を通して、前記第2導電型のドーパントを注入
    する第2注入を実施する過程と、 前記エピタキシャル層の前記上側表面において、活性化
    領域を画定する過程と、 前記上側表面において、前記活性化領域に隣接するよう
    にトレンチを形成する過程と、 ボディ注入領域を形成すべく、前記基板に前記第2導電
    型のドーパントを注入する第3注入を実施する過程と、 ソース領域を形成すべき前記基板に、前記第1導電型の
    ドーパントを注入する第4注入を実施する過程と、 前記ソース領域と前記ボディ注入領域とのコンタクト領
    域を形成するために、金属を被着させる過程とを有する
    バーチカルトレンチ型MOSFETの製造方法。
  63. 【請求項63】 前記第1注入過程において、120
    KeVのエネルギーで5×1013cm-2のドーパントの
    注入が行われることを特徴とする請求項62に記載の方
    法。
  64. 【請求項64】 前記第1注入が、前記デルタ注入領
    域のエッジが前記トレンチのエッジから隔てられるよう
    に、マスクを通して行われることを特徴とする請求項6
    2に記載の方法。
  65. 【請求項65】 前記マスクがフィールド酸化マスク
    を含むことを特徴とする請求項64に記載の方法。
  66. 【請求項66】 前記第1注入及び前記第3注入が、
    前記デルタ注入領域のピークドーパント濃度領域が前記
    ボディ注入領域のピークドーパント濃度領域の下に位置
    づけられるようなエネルギーで、それぞれ実施されるこ
    とを特徴とする請求項26に記載の方法。
  67. 【請求項67】 前記第1注入が、前記デルタ注入領
    域のピークドーパント濃度領域の位置が前記トレンチの
    底部よりも上になるようなエネルギーで実施されること
    を特徴とする請求項62に記載の方法。
  68. 【請求項68】 前記第1注入が、前記デルタ注入領
    域のピークドーパント濃度領域の位置が前記トレンチの
    底部よりも下になるようなエネルギーで実施されること
    を特徴とする請求項62に記載の方法。
  69. 【請求項69】 前記第1注入が、2×1011cm-2
    〜1.5×1012cm-2のQの値を有することを特徴と
    する請求項62に記載の方法。
  70. 【請求項70】 前記第1注入が、概ね120KeV
    のエネルギーで実施されることを特徴とする請求項62
    に記載の方法。
  71. 【請求項71】 前記トレンチの底部が、前記上側表
    面より概ね1.5μm下にあるようにすることを特徴と
    する請求項62に記載の方法。
  72. 【請求項72】 前記深い拡散領域の最も深い部分
    が、前記上側表面より概ね2.5μm下の位置にあるよ
    うにすることを特徴とする請求項62に記載の方法。
  73. 【請求項73】 前記第1注入が前記エピタキシャル
    層の形成過程の間に実施されることを特徴とする請求項
    62に記載の方法。
  74. 【請求項74】 第1導電型の基板を設ける過程と、 前記基板の表面上に前記第1導電型のエピタキシャル層
    を形成する過程と、 前記エピタキシャル層の上側表面においてマスクを設け
    る過程と、 前記エピタキシャル層の中に、前記エピタキシャル層の
    他の部分のドーパント濃度より高いドーパント濃度を有
    するデルタ注入領域を形成するために、前記マスクを通
    して前記第1導電型のドーパントの注入を実施する過程
    と、 深い拡散領域を形成すべき前記エピタキシャル層の前記
    上側表面を通して、前記第2導電型のドーパントを注入
    する第2注入を実施する過程と、 前記エピタキシャル層の前記上側表面において、活性化
    領域を画定する過程と、 前記上側表面において、前記活性化領域に隣接するよう
    にトレンチを形成する過程と、 ボディ注入領域を形成すべく、前記基板に前記第2導電
    型のドーパントを注入する第3注入を実施する過程と、 ソース領域を形成すべき前記基板に、前記第1導電型の
    ドーパントを注入する第4注入を実施する過程と、 前記ソース領域と前記ボディ注入領域とのコンタクト領
    域を形成するために、金属を被着させる過程とを有する
    バーチカルトレンチ型MOSFETの製造方法。
  75. 【請求項75】 前記マスクが、前記デルタ注入領域
    が前記トレンチから隔てられるような形状に形成される
    ことを特徴とする請求項74に記載の方法。
  76. 【請求項76】 前記トレンチにイオンが注入される
    のを防止すべく、前記トレンチ上にフォトレジスト層を
    被着する過程を更に有することを特徴とする請求項74
    に記載の方法。
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