JPH0825073A - レーザ加工機及びレーザ加工機における光軸調整方法 - Google Patents
レーザ加工機及びレーザ加工機における光軸調整方法Info
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- JPH0825073A JPH0825073A JP6180877A JP18087794A JPH0825073A JP H0825073 A JPH0825073 A JP H0825073A JP 6180877 A JP6180877 A JP 6180877A JP 18087794 A JP18087794 A JP 18087794A JP H0825073 A JPH0825073 A JP H0825073A
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- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザビームを複数のベンドミラーによって
被加工物に誘導するレーザ加工機において、レーザビー
ムの光軸調整を迅速且つ正確に行う。 【構成】 各ベントミラー29a〜29eは、煽り角度
調節機構32及び並進駆動機構33によって保持されて
おり、それぞれモータ37a〜37d、36を回転させ
ることにより煽り角度が調節されると共に、所定方向に
並進移動される。また、各レーザビーム29a〜29e
の入射口35aには、センサ保持部38が形成されてお
り、センサ面41に熱電対を配設した熱電センサ39が
装着可能となっている。さらに、熱電センサ39の移動
量を測定するロータリエンコーダや、熱電センサ39か
らの電気信号に基づいて補正値を算出し、各モータ37
a〜37d、36の制御を行う補正制御装置が設けられ
ている。
被加工物に誘導するレーザ加工機において、レーザビー
ムの光軸調整を迅速且つ正確に行う。 【構成】 各ベントミラー29a〜29eは、煽り角度
調節機構32及び並進駆動機構33によって保持されて
おり、それぞれモータ37a〜37d、36を回転させ
ることにより煽り角度が調節されると共に、所定方向に
並進移動される。また、各レーザビーム29a〜29e
の入射口35aには、センサ保持部38が形成されてお
り、センサ面41に熱電対を配設した熱電センサ39が
装着可能となっている。さらに、熱電センサ39の移動
量を測定するロータリエンコーダや、熱電センサ39か
らの電気信号に基づいて補正値を算出し、各モータ37
a〜37d、36の制御を行う補正制御装置が設けられ
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の光学装置を備え
たレーザ加工機及びそのレーザ加工機においてレーザビ
ームの光軸を調整するための光軸調整方向に関する。
たレーザ加工機及びそのレーザ加工機においてレーザビ
ームの光軸を調整するための光軸調整方向に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームによって被加工物を切断し
たり、トリミング等の加工作業を行うレーザ加工機に
は、レーザ発振器から出力されたレーザビームを順次反
射させながら被加工物に誘導するための例えばベンドミ
ラーが複数箇所に設けられている。
たり、トリミング等の加工作業を行うレーザ加工機に
は、レーザ発振器から出力されたレーザビームを順次反
射させながら被加工物に誘導するための例えばベンドミ
ラーが複数箇所に設けられている。
【0003】この種のレーザ加工機においては、加工精
度を保つために常にレーザビームの光軸合わせを行う必
要があり、それには、特開昭62ー227588号公報
に開示されているように位置検出センサを用いて行うこ
とが知られている。
度を保つために常にレーザビームの光軸合わせを行う必
要があり、それには、特開昭62ー227588号公報
に開示されているように位置検出センサを用いて行うこ
とが知られている。
【0004】図13に示すように、レーザ加工機には、
レーザ発振装置11から出力されるレーザビームを反射
させて出力ヘッド12内に誘導するためのベンドミラー
13が複数設けられている。この出力ヘッド12内には
レーザビームを集光して被加工物に照射するための集光
レンズ14が設けられている。なお、レーザ発振装置1
1は加工用のレーザ発振器15と光軸調整用のレーザ発
振器16を備えている。
レーザ発振装置11から出力されるレーザビームを反射
させて出力ヘッド12内に誘導するためのベンドミラー
13が複数設けられている。この出力ヘッド12内には
レーザビームを集光して被加工物に照射するための集光
レンズ14が設けられている。なお、レーザ発振装置1
1は加工用のレーザ発振器15と光軸調整用のレーザ発
振器16を備えている。
【0005】さらに、出力ヘッド12内には最終段のベ
ンドミラー13と集光レンズ14との間にレーザビーム
を通過させる貫通孔17a及び位置検出センサ17bを
備えたプレート17がスライド可能に設けられている。
このプレート17をスライドさせることにより、レーザ
ビームの光路上に貫通孔17aと位置検出センサ17b
とを切り換え可能に位置させることができる。かかる位
置検出センサ17bは、レーザビームが照射されるセン
サ面を有し、そのセンサ面上におけるレーザビームの照
射位置を電気信号に変換して出力するものである。ま
た、位置検出センサ17bのセンサ面上におけるレーザ
ビームの照射位置が適正位置からずれていることを知ら
せる警告ブザー18が設けられている。
ンドミラー13と集光レンズ14との間にレーザビーム
を通過させる貫通孔17a及び位置検出センサ17bを
備えたプレート17がスライド可能に設けられている。
このプレート17をスライドさせることにより、レーザ
ビームの光路上に貫通孔17aと位置検出センサ17b
とを切り換え可能に位置させることができる。かかる位
置検出センサ17bは、レーザビームが照射されるセン
サ面を有し、そのセンサ面上におけるレーザビームの照
射位置を電気信号に変換して出力するものである。ま
た、位置検出センサ17bのセンサ面上におけるレーザ
ビームの照射位置が適正位置からずれていることを知ら
せる警告ブザー18が設けられている。
【0006】さて、光軸合わせを行うためには、プレー
ト17をスライドさせて位置検出センサ17bを光路上
に位置させ、そのセンサ面上にレーザビームを照射す
る。そして、警告ブザー18が鳴れば、各ベンドミラー
13を調整して警告ブザー18が鳴らないようにレーザ
ビームを適正位置に誘導する。
ト17をスライドさせて位置検出センサ17bを光路上
に位置させ、そのセンサ面上にレーザビームを照射す
る。そして、警告ブザー18が鳴れば、各ベンドミラー
13を調整して警告ブザー18が鳴らないようにレーザ
ビームを適正位置に誘導する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、センサ17
b上におけるレーザビームの照射位置がずれていても、
ベンドミラーが複数個設けられていると、どのベンドミ
ラーが原因となっているか判らないため、初めは各ベン
ドミラーを少しづつ調整し、それを繰り返しながら最終
的に警告ブザーの鳴らない位置にレーザビームを誘導す
るようにしなければならない。そのため、光軸調整は非
常に面倒な作業となる。
b上におけるレーザビームの照射位置がずれていても、
ベンドミラーが複数個設けられていると、どのベンドミ
ラーが原因となっているか判らないため、初めは各ベン
ドミラーを少しづつ調整し、それを繰り返しながら最終
的に警告ブザーの鳴らない位置にレーザビームを誘導す
るようにしなければならない。そのため、光軸調整は非
常に面倒な作業となる。
【0008】また、従来の構成ではセンサ面に対してレ
ーザビームの光軸が斜めに入射されているか否かを検出
することができない。そのため、レーザビームの光軸を
ブザーの鳴らない位置に誘導しても、レーザビームがセ
ンサ面に対して斜めに入射していれば正確な加工作業を
行うことができない。
ーザビームの光軸が斜めに入射されているか否かを検出
することができない。そのため、レーザビームの光軸を
ブザーの鳴らない位置に誘導しても、レーザビームがセ
ンサ面に対して斜めに入射していれば正確な加工作業を
行うことができない。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、レーザビームを複数のベンドミラーに
よって被加工物に誘導するレーザ加工機において、レー
ザビームの光軸調整を迅速且つ正確に行うことができる
レーザ加工機及びその光軸調整方法を提供するところに
ある。
で、その目的は、レーザビームを複数のベンドミラーに
よって被加工物に誘導するレーザ加工機において、レー
ザビームの光軸調整を迅速且つ正確に行うことができる
レーザ加工機及びその光軸調整方法を提供するところに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の光軸調整方法は、レーザ発振器から出力
されるレーザビームを、順次並べられた複数の光学装置
によって反射又は屈折させながら被加工物に誘導するレ
ーザ加工機において各光学装置の光軸を調整するための
方法であって、前段の光学装置から次段の光学装置に至
る光路中の所定位置にレーザビームが照射されたときの
発熱に基づいてそのレーザビームの照射位置を検出する
熱電センサを設け、この熱電センサにより検出されたレ
ーザビームの照射位置に応じて前段の光学装置の光軸を
調整し、この調整プロセスを各光学装置について実行さ
れるように繰り返すことに特徴を有する。
に、請求項1の光軸調整方法は、レーザ発振器から出力
されるレーザビームを、順次並べられた複数の光学装置
によって反射又は屈折させながら被加工物に誘導するレ
ーザ加工機において各光学装置の光軸を調整するための
方法であって、前段の光学装置から次段の光学装置に至
る光路中の所定位置にレーザビームが照射されたときの
発熱に基づいてそのレーザビームの照射位置を検出する
熱電センサを設け、この熱電センサにより検出されたレ
ーザビームの照射位置に応じて前段の光学装置の光軸を
調整し、この調整プロセスを各光学装置について実行さ
れるように繰り返すことに特徴を有する。
【0011】請求項2のレーザ加工機は、レーザ発振器
から出力されるレーザビームを、順次並べられた複数の
光学装置によって反射又は屈折させながら被加工物に誘
導するものにおいて、レーザビームが照射されたときの
発熱に基づいてそのレーザビームの照射位置を検出する
熱電センサと、各光学装置への入射ビームが通る光路中
にそれぞれ設けられ、その光学装置の前段の光学装置の
光軸調整を行うために熱電センサを所定の位置にセット
するためのセンサ保持部とを備えたことに特徴を有す
る。
から出力されるレーザビームを、順次並べられた複数の
光学装置によって反射又は屈折させながら被加工物に誘
導するものにおいて、レーザビームが照射されたときの
発熱に基づいてそのレーザビームの照射位置を検出する
熱電センサと、各光学装置への入射ビームが通る光路中
にそれぞれ設けられ、その光学装置の前段の光学装置の
光軸調整を行うために熱電センサを所定の位置にセット
するためのセンサ保持部とを備えたことに特徴を有す
る。
【0012】請求項3の光軸調整方法は、図12に示す
通り、レーザ発振器から出力されるレーザビームをベン
ドミラーにより反射させて被加工物に誘導するレーザ加
工機において、前記ベンドミラーの反射ビームが所定の
光軸上を進むように調整するための方法であって、受光
面にレーザビームが照射されたときの局部的発熱に基づ
いてそのレーザビームの照射位置を検出可能な熱電セン
サを、ベンドミラーの反射ビームの光路中に設け、この
熱電センサにレーザビームを照射(ステップ1)した後
に熱電センサをベンドミラーに対して移動(ステップ
2)させてレーザビームの照射位置が変化するか否かを
判断(ステップ3)し、その照射位置が変化する場合に
は、その照射位置のずれ量と熱電センサの移動量とに基
づいてベンドミラーの煽り角度を、ベンドミラーの移動
に伴い前記レーザビームの照射位置が変化しない角度に
補正(ステップ4)し、上記相対移動に伴って熱電セン
サ上のレーザビームの照射位置が変化しない場合、また
は上記煽り角度の補正が終了した後に、反射ビームの熱
電センサへの照射点が所定の光軸上となるようにベンド
ミラーを並進移動(ステップ5)させることに特徴を有
する。
通り、レーザ発振器から出力されるレーザビームをベン
ドミラーにより反射させて被加工物に誘導するレーザ加
工機において、前記ベンドミラーの反射ビームが所定の
光軸上を進むように調整するための方法であって、受光
面にレーザビームが照射されたときの局部的発熱に基づ
いてそのレーザビームの照射位置を検出可能な熱電セン
サを、ベンドミラーの反射ビームの光路中に設け、この
熱電センサにレーザビームを照射(ステップ1)した後
に熱電センサをベンドミラーに対して移動(ステップ
2)させてレーザビームの照射位置が変化するか否かを
判断(ステップ3)し、その照射位置が変化する場合に
は、その照射位置のずれ量と熱電センサの移動量とに基
づいてベンドミラーの煽り角度を、ベンドミラーの移動
に伴い前記レーザビームの照射位置が変化しない角度に
補正(ステップ4)し、上記相対移動に伴って熱電セン
サ上のレーザビームの照射位置が変化しない場合、また
は上記煽り角度の補正が終了した後に、反射ビームの熱
電センサへの照射点が所定の光軸上となるようにベンド
ミラーを並進移動(ステップ5)させることに特徴を有
する。
【0013】請求項4のレーザ加工機は、加工用のレー
ザビームを出力するレーザ発振器と、このレーザ発振器
から出力されたレーザビームを所定位置に誘導すべくそ
のレーザビームを反射するベンドミラーと、このベンド
ミラーの煽り角度を変化させる煽り角度調節機構と、ベ
ンドミラーを並進させる並進駆動機構と、受光面にレー
ザビームが照射されたときの局部的発熱に基づいてその
レーザビームの照射位置に応じた信号を出力する熱電セ
ンサと、ベンドミラーからの反射ビームが通る光路中
に、ベンドミラーの光軸調整時に熱電センサをその受光
面に前記ベンドミラーからの反射ビームが照射されるよ
うにセットするためのセンサ保持部と、このセンサ保持
部をベンドミラーに対する距離を異ならせるように移動
させるセンサ保持部駆動機構と、このセンサ保持部駆動
機構によるセンサ保持部の移動量を測定するセンサ移動
量測定手段と、熱電センサからの信号に基づいて煽り角
度調節機構及び並進駆動機構を動作させることによりベ
ンドミラーの煽り角度及び並進位置を反射ビームが所定
の光軸上を通るように補正する補正制御装置とを備え、
図11に示すように、上記補正制御装置(1)は、熱電
センサ(2)からの信号に基づいてレーザビームの照射
位置を検出する位置検出手段(3)と、位置検出手段
(3)によって検出されたレーザビームの照射位置を記
憶する記憶手段(4)と、熱電センサ(1)へのレーザ
ビームの照射位置を記憶手段(4)に記憶させた後に、
センサ保持部駆動機構により前記熱電センサ(1)を移
動させ、そのときに位置検出手段(3)によって検出さ
れるレーザビームの照射位置と記憶手段(4)に記憶さ
れている位置とに基づいて照射位置のずれ量を算出する
ずれ量算出手段(5)と、センサ移動量測定手段(6)
により測定された前記熱電センサ(1)の移動量と照射
位置のずれ量とに基づいてベンドミラーの煽り角度の補
正値を算出する煽り角度補正値算出手段(7)と、上記
煽り角度補正値算出手段(7)によって算出された煽り
角度補正値に応じてベンドミラーの煽り角度の補正後
に、熱電センサ(1)へのレーザビームの照射位置が所
定の光軸上に位置するようにベンドミラーの並進位置の
補正値を算出する並進位置補正値算出手段(8)とを備
えたことに特徴を有する。
ザビームを出力するレーザ発振器と、このレーザ発振器
から出力されたレーザビームを所定位置に誘導すべくそ
のレーザビームを反射するベンドミラーと、このベンド
ミラーの煽り角度を変化させる煽り角度調節機構と、ベ
ンドミラーを並進させる並進駆動機構と、受光面にレー
ザビームが照射されたときの局部的発熱に基づいてその
レーザビームの照射位置に応じた信号を出力する熱電セ
ンサと、ベンドミラーからの反射ビームが通る光路中
に、ベンドミラーの光軸調整時に熱電センサをその受光
面に前記ベンドミラーからの反射ビームが照射されるよ
うにセットするためのセンサ保持部と、このセンサ保持
部をベンドミラーに対する距離を異ならせるように移動
させるセンサ保持部駆動機構と、このセンサ保持部駆動
機構によるセンサ保持部の移動量を測定するセンサ移動
量測定手段と、熱電センサからの信号に基づいて煽り角
度調節機構及び並進駆動機構を動作させることによりベ
ンドミラーの煽り角度及び並進位置を反射ビームが所定
の光軸上を通るように補正する補正制御装置とを備え、
図11に示すように、上記補正制御装置(1)は、熱電
センサ(2)からの信号に基づいてレーザビームの照射
位置を検出する位置検出手段(3)と、位置検出手段
(3)によって検出されたレーザビームの照射位置を記
憶する記憶手段(4)と、熱電センサ(1)へのレーザ
ビームの照射位置を記憶手段(4)に記憶させた後に、
センサ保持部駆動機構により前記熱電センサ(1)を移
動させ、そのときに位置検出手段(3)によって検出さ
れるレーザビームの照射位置と記憶手段(4)に記憶さ
れている位置とに基づいて照射位置のずれ量を算出する
ずれ量算出手段(5)と、センサ移動量測定手段(6)
により測定された前記熱電センサ(1)の移動量と照射
位置のずれ量とに基づいてベンドミラーの煽り角度の補
正値を算出する煽り角度補正値算出手段(7)と、上記
煽り角度補正値算出手段(7)によって算出された煽り
角度補正値に応じてベンドミラーの煽り角度の補正後
に、熱電センサ(1)へのレーザビームの照射位置が所
定の光軸上に位置するようにベンドミラーの並進位置の
補正値を算出する並進位置補正値算出手段(8)とを備
えたことに特徴を有する。
【0014】
【作用】請求項1及び2の発明によれば、複数の光学装
置の光軸調整を行うには、まずレーザ発振器に最も近い
光学装置、これを仮に1番とするとこの1番目の光学装
置から順番にレーザビームの光路に沿って光軸調整を行
う。1番目の光学装置の光軸調整を行うには、熱電セン
サを1番目の光学装置と2番目の光学装置との間であ
り、かつレーザービームの光路上となるようにセンサ保
持部に保持させる。これにより、1番目の光学装置で反
射されたレーザービームは熱電センサに照射され、その
照射位置が検出される。従って、照射位置が適正位置に
ない場合には、そのことがわかるので1番目の光学装置
を調整してレーザービームが適正位置に照射されるよう
にする。そして、1番目の光学装置の調整が終われば、
続いて熱線センサを2番目の光学装置と3番目の光学装
置との間であり、かつ光路上となるようにセンサ保持部
に保持させ、2番目の光学装置を1番目の光学装置と同
様に調整をする。さらに、2番目の光学装置の調整が終
われば、次には3番目の光学装置という具合に、レーザ
ビームの光路に沿って順番に1つづつ光学装置の調整を
行っていく。
置の光軸調整を行うには、まずレーザ発振器に最も近い
光学装置、これを仮に1番とするとこの1番目の光学装
置から順番にレーザビームの光路に沿って光軸調整を行
う。1番目の光学装置の光軸調整を行うには、熱電セン
サを1番目の光学装置と2番目の光学装置との間であ
り、かつレーザービームの光路上となるようにセンサ保
持部に保持させる。これにより、1番目の光学装置で反
射されたレーザービームは熱電センサに照射され、その
照射位置が検出される。従って、照射位置が適正位置に
ない場合には、そのことがわかるので1番目の光学装置
を調整してレーザービームが適正位置に照射されるよう
にする。そして、1番目の光学装置の調整が終われば、
続いて熱線センサを2番目の光学装置と3番目の光学装
置との間であり、かつ光路上となるようにセンサ保持部
に保持させ、2番目の光学装置を1番目の光学装置と同
様に調整をする。さらに、2番目の光学装置の調整が終
われば、次には3番目の光学装置という具合に、レーザ
ビームの光路に沿って順番に1つづつ光学装置の調整を
行っていく。
【0015】ところで、レーザビームの光軸がずれる原
因としては、レーザビームを所定方向に反射させる例え
ばベントミラーが適正位置からずれていることにある。
このずれ方としては、ベントミラーの煽り角度が適正角
度にない場合及びベントミラーが適正位置から平行移動
している場合、或いはそれらが組み合わされた場合があ
る。ここで、煽り角度が適正角度にない場合には、その
ベントミラーによって反射されたレーザビームの光軸は
適正光軸に対して斜めとなり、平行移動している場合に
はその光軸は適正光軸に対して平行にずれる。このよう
な知見に基づき請求項3及び請求項4の発明がなされ
た。
因としては、レーザビームを所定方向に反射させる例え
ばベントミラーが適正位置からずれていることにある。
このずれ方としては、ベントミラーの煽り角度が適正角
度にない場合及びベントミラーが適正位置から平行移動
している場合、或いはそれらが組み合わされた場合があ
る。ここで、煽り角度が適正角度にない場合には、その
ベントミラーによって反射されたレーザビームの光軸は
適正光軸に対して斜めとなり、平行移動している場合に
はその光軸は適正光軸に対して平行にずれる。このよう
な知見に基づき請求項3及び請求項4の発明がなされ
た。
【0016】即ち、請求項3及び4の発明によれば、レ
ーザビームの光軸調整を行うためには、被調整対象であ
るベントミラーとその次段に位置するベントミラーとの
間に設けられたセンサ保持部に熱電センサを取り付け
る。そして、レーザ発振器からレーザビームを出力させ
ると、そのレーザビームは被調整対象であるベントミラ
ーで反射して熱電センサの受光面に照射される。熱電セ
ンサは、レーザビームが照射されると受光面上における
照射位置に基づく信号を補正制御装置に出力する。
ーザビームの光軸調整を行うためには、被調整対象であ
るベントミラーとその次段に位置するベントミラーとの
間に設けられたセンサ保持部に熱電センサを取り付け
る。そして、レーザ発振器からレーザビームを出力させ
ると、そのレーザビームは被調整対象であるベントミラ
ーで反射して熱電センサの受光面に照射される。熱電セ
ンサは、レーザビームが照射されると受光面上における
照射位置に基づく信号を補正制御装置に出力する。
【0017】一方、補正制御装置は、熱電センサからの
信号に基づいてレーザビームの照射位置を検出し、その
照射位置を記憶手段に記憶する。さらに、センサ保持部
駆動機構によってセンサ保持部を例えば被調整対象であ
るベントミラーから遠ざける方向に移動させ、その移動
した位置においてレーザビームの照射位置を検出する。
この時、移動する前の照射位置、即ち記憶手段に記憶さ
れている照射位置に対して照射位置が変化しないのであ
れば、ベントミラーは適正位置から平行移動している場
合であり、適正位置からその照射位置までの距離を求
め、これを並進位置補正値とする。そして、その並進位
置補正値に基づいて並進駆動機構によってベントミラー
を適正位置に並進移動させる。
信号に基づいてレーザビームの照射位置を検出し、その
照射位置を記憶手段に記憶する。さらに、センサ保持部
駆動機構によってセンサ保持部を例えば被調整対象であ
るベントミラーから遠ざける方向に移動させ、その移動
した位置においてレーザビームの照射位置を検出する。
この時、移動する前の照射位置、即ち記憶手段に記憶さ
れている照射位置に対して照射位置が変化しないのであ
れば、ベントミラーは適正位置から平行移動している場
合であり、適正位置からその照射位置までの距離を求
め、これを並進位置補正値とする。そして、その並進位
置補正値に基づいて並進駆動機構によってベントミラー
を適正位置に並進移動させる。
【0018】また、記憶手段に記憶されている照射位置
に対して照射位置が変化したならば、そのずれ量を算出
する。ここで、照射位置がずれるのは煽り角度が適正角
度になく、光軸が斜めになっているためである。そし
て、センサ移動量測定手段によってセンサ保持部の移動
量を測定し、その移動量と上記ずれ量とから煽り角度補
正値を算出し、その煽り角度補正値に基づいて煽り角度
調節機構によって被調整対象のベントミラーの煽り角度
を適正角度に補正する。
に対して照射位置が変化したならば、そのずれ量を算出
する。ここで、照射位置がずれるのは煽り角度が適正角
度になく、光軸が斜めになっているためである。そし
て、センサ移動量測定手段によってセンサ保持部の移動
量を測定し、その移動量と上記ずれ量とから煽り角度補
正値を算出し、その煽り角度補正値に基づいて煽り角度
調節機構によって被調整対象のベントミラーの煽り角度
を適正角度に補正する。
【0019】さらに、その後に、照射位置が適正位置に
なければ、ベントミラーは平行移動しており、上記並進
位置補正値の算出方法と同様にしてその補正値を算出す
る。そして、その補正値に基づいて並進駆動機構によっ
てベントミラーを適正位置に並進移動させる。
なければ、ベントミラーは平行移動しており、上記並進
位置補正値の算出方法と同様にしてその補正値を算出す
る。そして、その補正値に基づいて並進駆動機構によっ
てベントミラーを適正位置に並進移動させる。
【0020】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、光軸調
整を行う際に、調整要素である光学装置が複数設けられ
ていても、各調整要素を1つづつ順番に調整することが
できるので、能率的に調整作業を行うことができる効果
を奏する。
整を行う際に、調整要素である光学装置が複数設けられ
ていても、各調整要素を1つづつ順番に調整することが
できるので、能率的に調整作業を行うことができる効果
を奏する。
【0021】また、請求項3及び4の発明によれば、調
整作業を行う際に、熱電センサを調整要素に対して移動
させることにより、調整成分を煽り角度と並進移動とに
分けることができるので、熱電センサの受光面に対して
レーザビームが斜めに照射されることがなく、正確に光
軸調整をすることができる。
整作業を行う際に、熱電センサを調整要素に対して移動
させることにより、調整成分を煽り角度と並進移動とに
分けることができるので、熱電センサの受光面に対して
レーザビームが斜めに照射されることがなく、正確に光
軸調整をすることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1乃至図
9を参照しながら説明する。本実施例のレーザ加工機
は、ワークにレーザビームを照射してワークの加工を行
うものであり、その全体の概略的構成を図1に示す。同
図においてテーブル21は左右方向に往復移動可能とな
るように構成されており、このテーブル21の上には被
加工物であるワークが載置される。さらに、このテーブ
ル21を前後に跨ぐように門形の支持台22が設けられ
ており、この支持台22上部である橋渡し部22aには
移動体23が前後に往復移動可能となるように設けられ
ている。この移動体23の下端部には、連結部24を介
して回転ヘッド25が連結されており、この回転ヘッド
25は移動体23の下端部を中心にテーブル21の上面
に沿って回転可能となるように構成されている。また、
テーブル21の左側方には、レーザ発振器26を内部に
備えた発振装置27が設けられており、正面上部に設け
られた出力孔27aからレーザビームが出力されるよう
になっている。
9を参照しながら説明する。本実施例のレーザ加工機
は、ワークにレーザビームを照射してワークの加工を行
うものであり、その全体の概略的構成を図1に示す。同
図においてテーブル21は左右方向に往復移動可能とな
るように構成されており、このテーブル21の上には被
加工物であるワークが載置される。さらに、このテーブ
ル21を前後に跨ぐように門形の支持台22が設けられ
ており、この支持台22上部である橋渡し部22aには
移動体23が前後に往復移動可能となるように設けられ
ている。この移動体23の下端部には、連結部24を介
して回転ヘッド25が連結されており、この回転ヘッド
25は移動体23の下端部を中心にテーブル21の上面
に沿って回転可能となるように構成されている。また、
テーブル21の左側方には、レーザ発振器26を内部に
備えた発振装置27が設けられており、正面上部に設け
られた出力孔27aからレーザビームが出力されるよう
になっている。
【0023】さて、図2に示すように発振装置27の出
力孔27aから出力されたレーザビームは、発振装置2
7の前方に設けられた支柱28上部に配設さているベン
トミラー29aによって左方向に直角に反射され、蛇腹
状の通路30を通って、支持台22の橋渡し部22a前
端部内に配設されたベントミラー29bに照射される。
さらに、レーザビームはこのベントミラー29bによっ
て直角に後方向に反射され、移動体23内の上部に設け
られたベントミラー29cで下方向に反射される。続い
て、レーザビームは移動体23下部のベントミラー29
dによって回転ヘッド25方向に反射され、その後回転
ヘッド25内のベントミラー29eによって下方向に反
射されて集光レンズ31を介してワークに照射されるよ
うになっている。
力孔27aから出力されたレーザビームは、発振装置2
7の前方に設けられた支柱28上部に配設さているベン
トミラー29aによって左方向に直角に反射され、蛇腹
状の通路30を通って、支持台22の橋渡し部22a前
端部内に配設されたベントミラー29bに照射される。
さらに、レーザビームはこのベントミラー29bによっ
て直角に後方向に反射され、移動体23内の上部に設け
られたベントミラー29cで下方向に反射される。続い
て、レーザビームは移動体23下部のベントミラー29
dによって回転ヘッド25方向に反射され、その後回転
ヘッド25内のベントミラー29eによって下方向に反
射されて集光レンズ31を介してワークに照射されるよ
うになっている。
【0024】ところで、各ベントミラー29a〜29e
は、それぞれ煽り角度調節機構及び並進駆動機構によっ
て保持されている。この各煽り角度調節機構及び並進駆
動機構は同じ構成であるため、ここでは図3に示すよう
に支持台22の橋渡し部22a前端部及び移動体23上
部に配設されたベンドミラー29b、29cにおける煽
り角度調節機構32及び並進駆動機構33について説明
する。
は、それぞれ煽り角度調節機構及び並進駆動機構によっ
て保持されている。この各煽り角度調節機構及び並進駆
動機構は同じ構成であるため、ここでは図3に示すよう
に支持台22の橋渡し部22a前端部及び移動体23上
部に配設されたベンドミラー29b、29cにおける煽
り角度調節機構32及び並進駆動機構33について説明
する。
【0025】まず支持台22上部の橋渡し部22a前端
部に配設されたベントミラー29b(図中右側)の煽り
角度調節機構32及び並進駆動機構33について述べる
に、橋渡し部22aには前後方向(図中左右方向)に中
空孔が形成されており、その中空孔の底部にはスライド
台34が左右方向(図中前後方向)にスライド可能とな
るように設けられている。このスライド台34上部には
ベントミラー保持台35が設けられており、このベント
ミラー保持台35の右側面(図中後面)にはレーザビー
ムの入射口35aが形成され、後面(図中左側面)には
レーザビームの出力口35bが形成されている。さら
に、このベントミラー保持台35内にはベントミラー2
9bが保持されており、入射口35aから入射されたレ
ーザビームがこのベントミラー29bで反射して出力口
35bから出力するようになっている。また、スライド
台34にはモータ36が設けられており、正逆回転する
ことによりスライド台34を左右方向にスライドさせる
ことができ、これにより並進駆動機構33が構成され
る。
部に配設されたベントミラー29b(図中右側)の煽り
角度調節機構32及び並進駆動機構33について述べる
に、橋渡し部22aには前後方向(図中左右方向)に中
空孔が形成されており、その中空孔の底部にはスライド
台34が左右方向(図中前後方向)にスライド可能とな
るように設けられている。このスライド台34上部には
ベントミラー保持台35が設けられており、このベント
ミラー保持台35の右側面(図中後面)にはレーザビー
ムの入射口35aが形成され、後面(図中左側面)には
レーザビームの出力口35bが形成されている。さら
に、このベントミラー保持台35内にはベントミラー2
9bが保持されており、入射口35aから入射されたレ
ーザビームがこのベントミラー29bで反射して出力口
35bから出力するようになっている。また、スライド
台34にはモータ36が設けられており、正逆回転する
ことによりスライド台34を左右方向にスライドさせる
ことができ、これにより並進駆動機構33が構成され
る。
【0026】さらに、ベントミラー保持台35は、その
前部角部がベントミラー29bに対向するように切り欠
かれており、この切り欠かれた切欠面35cには、ベン
トミラー29bの中心点を中心に上下左右に4個のモー
タ37a〜37dが設けられ、この4個のモータ37a
〜37dによってベンドミラー29bが支持されて煽り
角度調節機構32が構成される。この4個のモータ37
a〜37dをそれぞれ回転させるとベントミラー29b
の煽り角度が調整され、例えば、上下のモータ37a、
37bを回転させるとベントミラー29bはベントミラ
ー29bの中心を通り左右方向に延びる回転軸Aを中心
にベントミラー29bを回動させることができ、左右の
モータ37c、37dを回転させるとベントミラー29
bの中心を通り上下に延びる回転軸Bを中心にベントミ
ラー29bを回動させることができる。
前部角部がベントミラー29bに対向するように切り欠
かれており、この切り欠かれた切欠面35cには、ベン
トミラー29bの中心点を中心に上下左右に4個のモー
タ37a〜37dが設けられ、この4個のモータ37a
〜37dによってベンドミラー29bが支持されて煽り
角度調節機構32が構成される。この4個のモータ37
a〜37dをそれぞれ回転させるとベントミラー29b
の煽り角度が調整され、例えば、上下のモータ37a、
37bを回転させるとベントミラー29bはベントミラ
ー29bの中心を通り左右方向に延びる回転軸Aを中心
にベントミラー29bを回動させることができ、左右の
モータ37c、37dを回転させるとベントミラー29
bの中心を通り上下に延びる回転軸Bを中心にベントミ
ラー29bを回動させることができる。
【0027】同様に、移動体23上部に配設されたベン
ドミラー29c(図3中左側)も並進駆動機構33及び
煽り角度調節機構32によって支持されており、モータ
36を回転させるとスライド台34を橋渡し部22a前
端部に配設されたベンドミラー29b(図3中右側)に
対して近づけたり遠ざけたりすることができるようにな
っている。
ドミラー29c(図3中左側)も並進駆動機構33及び
煽り角度調節機構32によって支持されており、モータ
36を回転させるとスライド台34を橋渡し部22a前
端部に配設されたベンドミラー29b(図3中右側)に
対して近づけたり遠ざけたりすることができるようにな
っている。
【0028】さらに、両ベンドミラー保持台35におけ
るレーザビームの入射口35aは、円形を成すと共にそ
の周縁部がレーザビームが来る方向に延出してセンサ保
持部38となっており、このセンサ保持部38には円筒
形の熱電センサ39が着脱可能に挿入される。
るレーザビームの入射口35aは、円形を成すと共にそ
の周縁部がレーザビームが来る方向に延出してセンサ保
持部38となっており、このセンサ保持部38には円筒
形の熱電センサ39が着脱可能に挿入される。
【0029】熱電センサ39は、円筒形の外枠部40を
備えており、その外枠部40内にはレーザビームが照射
される図示しないセンサ部が設けられている。このセン
サ部のセンサ面41(図4〜図9参照)には多数の熱電
対が配設されており、レーザビームの照射位置に応じた
熱電対が加熱されることにより、その位置に対応する電
気信号を後述する図示しない補正制御装置に出力するこ
とができるようになっている。また、外枠部40のほぼ
中央部には鍔部40aが形成されており、熱電センサ3
9がセンサ保持部38に挿入されるとこの鍔部40aが
センサ保持部38の先端部に当接して所定位置にセット
されるようになっている。
備えており、その外枠部40内にはレーザビームが照射
される図示しないセンサ部が設けられている。このセン
サ部のセンサ面41(図4〜図9参照)には多数の熱電
対が配設されており、レーザビームの照射位置に応じた
熱電対が加熱されることにより、その位置に対応する電
気信号を後述する図示しない補正制御装置に出力するこ
とができるようになっている。また、外枠部40のほぼ
中央部には鍔部40aが形成されており、熱電センサ3
9がセンサ保持部38に挿入されるとこの鍔部40aが
センサ保持部38の先端部に当接して所定位置にセット
されるようになっている。
【0030】また、並進駆動機構33は特許請求の範囲
にいうセンサ保持部駆動機構として機能し、ベンドミラ
ー29b側(図中右側)におけるモータ36を回転させ
るとそのセンサ保持部38を左右方向(図中前後方向)
に移動させることができ、ベンドミラー29c側(図中
左側)のモータ36を回転させるとそのセンサ保持部3
8を前段のベンドミラー29bに対して遠ざけたり近づ
けたりすることができる。さらに、モータ36には図示
しないロータリエンコーダが連結されており、センサ保
持部38の移動量を測定できるようになっている。この
測定された移動量は電気信号にて出力され後述する補正
制御装置に伝送される。なお、このロータリエンコーダ
は特許請求の範囲にいうセンサ移動量測定手段6(図1
1参照)に相当するものである。
にいうセンサ保持部駆動機構として機能し、ベンドミラ
ー29b側(図中右側)におけるモータ36を回転させ
るとそのセンサ保持部38を左右方向(図中前後方向)
に移動させることができ、ベンドミラー29c側(図中
左側)のモータ36を回転させるとそのセンサ保持部3
8を前段のベンドミラー29bに対して遠ざけたり近づ
けたりすることができる。さらに、モータ36には図示
しないロータリエンコーダが連結されており、センサ保
持部38の移動量を測定できるようになっている。この
測定された移動量は電気信号にて出力され後述する補正
制御装置に伝送される。なお、このロータリエンコーダ
は特許請求の範囲にいうセンサ移動量測定手段6(図1
1参照)に相当するものである。
【0031】次に、本実施例の作用について述べる。レ
ーザビームが最初に反射されるベンドミラー29aを1
番とし、以降レーザビームの光路に沿って順次ベンドミ
ラー29a〜29eに番号を付すと、レーザビームの光
軸調整をするには、まず1番目のベンドミラー29aか
ら調整する。そして、2番目、3番目…と順番に調整し
ていく。各ベンドミラー29a〜29eの調整方法につ
いては同じであるため、ここでは図3に示す2番目のベ
ンドミラー29b、即ち橋渡し部22a前端部に配設さ
れたベンドミラー29bの調整方法についてフローチャ
ートである図10に基づいて述べることとする。
ーザビームが最初に反射されるベンドミラー29aを1
番とし、以降レーザビームの光路に沿って順次ベンドミ
ラー29a〜29eに番号を付すと、レーザビームの光
軸調整をするには、まず1番目のベンドミラー29aか
ら調整する。そして、2番目、3番目…と順番に調整し
ていく。各ベンドミラー29a〜29eの調整方法につ
いては同じであるため、ここでは図3に示す2番目のベ
ンドミラー29b、即ち橋渡し部22a前端部に配設さ
れたベンドミラー29bの調整方法についてフローチャ
ートである図10に基づいて述べることとする。
【0032】2番目のベンドミラー29bを調整するに
は、次段である3番目のベントミラー29c、即ち移動
体23上部に配設されたベンドミラー29cにおけるセ
ンサ保持部38に熱電センサ39をセットする。そし
て、発振装置27の出力孔27aからレーザビームを出
力すると、そのレーザビームは1番目のベントミラー2
9aで反射された後、入射口35aから入射して2番目
のベントミラー29bに照射される。さらに、2番目の
ベンドミラー29bによって反射されて出力口35bか
ら3番目のベンドミラー29c方向に出力される。とこ
ろが、3番目のベントミラー29cにおける入射口35
aには熱電センサ39がセットされているため、3番目
のベンドミラー29cには照射されず、熱電センサ39
のセンサ面41に照射されることとなる(ステップ
1)。
は、次段である3番目のベントミラー29c、即ち移動
体23上部に配設されたベンドミラー29cにおけるセ
ンサ保持部38に熱電センサ39をセットする。そし
て、発振装置27の出力孔27aからレーザビームを出
力すると、そのレーザビームは1番目のベントミラー2
9aで反射された後、入射口35aから入射して2番目
のベントミラー29bに照射される。さらに、2番目の
ベンドミラー29bによって反射されて出力口35bか
ら3番目のベンドミラー29c方向に出力される。とこ
ろが、3番目のベントミラー29cにおける入射口35
aには熱電センサ39がセットされているため、3番目
のベンドミラー29cには照射されず、熱電センサ39
のセンサ面41に照射されることとなる(ステップ
1)。
【0033】熱電センサ39のセンサ面41にレーザビ
ームが照射されると、その照射位置において熱量が電気
信号に変換され、その照射位置に基づく照射位置信号が
補正制御装置に出力される。補正制御装置に照射位置信
号が伝送されると、位置検出手段によってその照射位置
が検出され、適正照射位置(センサ面の中心点)C
(0、0)を中心とするX−Y座標上の値である照射位
置S0(x0,y0)に置き直される(ステップ2)。
さらに、この照射位置S0を記憶部に記憶した後、3番
目のべンドミラー29cにおけるスライド台34のモー
タ36を駆動し、センサ保持部38を2番目のベントミ
ラー29bから離れる方向(図3中矢印D方向)に移動
させる(ステップ3、ステップ4)。そして、所定の距
離を移動させた後、その位置における照射位置を位置検
出手段によって検出し、その値を照射位置S1(x1,
y1)とする(ステップ5)。
ームが照射されると、その照射位置において熱量が電気
信号に変換され、その照射位置に基づく照射位置信号が
補正制御装置に出力される。補正制御装置に照射位置信
号が伝送されると、位置検出手段によってその照射位置
が検出され、適正照射位置(センサ面の中心点)C
(0、0)を中心とするX−Y座標上の値である照射位
置S0(x0,y0)に置き直される(ステップ2)。
さらに、この照射位置S0を記憶部に記憶した後、3番
目のべンドミラー29cにおけるスライド台34のモー
タ36を駆動し、センサ保持部38を2番目のベントミ
ラー29bから離れる方向(図3中矢印D方向)に移動
させる(ステップ3、ステップ4)。そして、所定の距
離を移動させた後、その位置における照射位置を位置検
出手段によって検出し、その値を照射位置S1(x1,
y1)とする(ステップ5)。
【0034】ところで、レーザビームの光軸がずれる原
因としては、ベントミラー29bが適正位置からずれて
いることにあり、そのずれ方としては、ベントミラー2
9bの煽り角度が適正角度にない場合、ベントミラー2
9bが適正位置から平行移動している場合、或いはそれ
らが組み合わされた場合とがある。煽り角度が適正角度
にない場合には、そのベントミラー29bによって反射
されたレーザビームの光軸は適正光軸に対して斜めとな
り、平行移動している場合にはその光軸は適正光軸に対
して平行にずれることから、センサ面41を適正光軸に
沿って移動させ、その照射位置に変化があれば煽り角度
が適正でないと判断でき、変化がなければ煽り角度は適
正であってベンドミラー29bは平行移動していると判
断することができる(ステップ6)。
因としては、ベントミラー29bが適正位置からずれて
いることにあり、そのずれ方としては、ベントミラー2
9bの煽り角度が適正角度にない場合、ベントミラー2
9bが適正位置から平行移動している場合、或いはそれ
らが組み合わされた場合とがある。煽り角度が適正角度
にない場合には、そのベントミラー29bによって反射
されたレーザビームの光軸は適正光軸に対して斜めとな
り、平行移動している場合にはその光軸は適正光軸に対
して平行にずれることから、センサ面41を適正光軸に
沿って移動させ、その照射位置に変化があれば煽り角度
が適正でないと判断でき、変化がなければ煽り角度は適
正であってベンドミラー29bは平行移動していると判
断することができる(ステップ6)。
【0035】従って、上記事情に着目すると、照射位置
S0(x0,y0)とS1(x1,y1)が等しい、即
ち、x0=x1かつy0=y1であれば、ベンドミラー
29bの煽り角度は適正であるので、並進位置補正値算
出手段により並進位置補正値のみを算出さればよい。そ
して、その補正値に基づいて2番目のベンドミラー29
bにおけるスライド台34のモータ36を駆動して、ベ
ンドミラー29bを適正位置に並進移動させる(ステッ
プ10)。
S0(x0,y0)とS1(x1,y1)が等しい、即
ち、x0=x1かつy0=y1であれば、ベンドミラー
29bの煽り角度は適正であるので、並進位置補正値算
出手段により並進位置補正値のみを算出さればよい。そ
して、その補正値に基づいて2番目のベンドミラー29
bにおけるスライド台34のモータ36を駆動して、ベ
ンドミラー29bを適正位置に並進移動させる(ステッ
プ10)。
【0036】また、照射位置S0(x0,y0)とS1
(x1,y1)とが等しくない、即ち、x0≠x1また
はy0≠y1であれば、ベンドミラー29bの煽り角度
が適正でなく、その場合には、まず、ずれ量算出手段に
よりセンサ保持部38の移動に伴うX成分、Y成分にお
けるずれ量△x、△yを算出する(ステップ7)。 △x=|x1ーx0| △y=|y1ーy0|
(x1,y1)とが等しくない、即ち、x0≠x1また
はy0≠y1であれば、ベンドミラー29bの煽り角度
が適正でなく、その場合には、まず、ずれ量算出手段に
よりセンサ保持部38の移動に伴うX成分、Y成分にお
けるずれ量△x、△yを算出する(ステップ7)。 △x=|x1ーx0| △y=|y1ーy0|
【0037】さらに、センサ保持部38の移動に伴って
ロータリエンコーダから出力される信号に基づいて、セ
ンサ面41の移動量△Lを求め、この△Lと△x,△y
とから煽り角度補正値算出手段により煽り角度補正値を
算出する(ステップ8)。そして、その補正値に基づい
て2番目のベンドミラー29bにおける各モータ37a
〜37dを回転させてベントミラー29bの煽り角度を
適正角度に補正する(ステップ9)。
ロータリエンコーダから出力される信号に基づいて、セ
ンサ面41の移動量△Lを求め、この△Lと△x,△y
とから煽り角度補正値算出手段により煽り角度補正値を
算出する(ステップ8)。そして、その補正値に基づい
て2番目のベンドミラー29bにおける各モータ37a
〜37dを回転させてベントミラー29bの煽り角度を
適正角度に補正する(ステップ9)。
【0038】ベンドミラー29bのずれ方が、煽り角度
が適正でなく、かつ平行移動している場合には、ベント
ミラー29bの煽り角度を上記にて適正角度に補正して
も、照射位置はセンサ面41の中心とはならないので、
さらにベントミラー29bを適正位置に並進移動させな
ければならない。上記にてベンドミラー29bの煽り角
度を適正角度とした後の、照射位置をS2(x2,y
2)とすると、この値から並進位置補正値算出手段によ
り並進位置補正値を求め、その補正値に基づいて2番目
のベンドミラー29bにおけるモータ36を駆動させて
ベンドミラー29bを適正位置に並進移動させる(ステ
ップ10)。
が適正でなく、かつ平行移動している場合には、ベント
ミラー29bの煽り角度を上記にて適正角度に補正して
も、照射位置はセンサ面41の中心とはならないので、
さらにベントミラー29bを適正位置に並進移動させな
ければならない。上記にてベンドミラー29bの煽り角
度を適正角度とした後の、照射位置をS2(x2,y
2)とすると、この値から並進位置補正値算出手段によ
り並進位置補正値を求め、その補正値に基づいて2番目
のベンドミラー29bにおけるモータ36を駆動させて
ベンドミラー29bを適正位置に並進移動させる(ステ
ップ10)。
【0039】次いで、煽り角度補正値及び並進位置補正
値の算出について具体的に述べる。図4は、ベンドミラ
ー29bが入射角αを適正角度45度に保ちながらX軸
正方向にHxだけ平行移動している場合である。その場
合の照射位置S0(x0,y0)におけるx0はHxと
等しく、y0は1番目のベンドミラー29aが調整され
て2番目のベンドミラー29bに入射される光軸が適正
であるためセンサ面41上のY軸方向にずれることはな
く必ずy0=0となる。従って、この場合には、センサ
保持部38を移動させてセンサ面41を適正光軸aに沿
って変位させても照射位置は変化しないため、煽り角度
補正値は求められず、並進位置補正値のみが求められ
る。並進位置補正値は、照射位置S0(x0,y0)と
適正位置C(0,0)との差、即ちx0となり、ベンド
ミラー29bを矢印E方向にx0だけ並進移動させれ
ば、ベンドミラー29bは適正位置(図中二点鎖線)と
なって光軸は適正となる。
値の算出について具体的に述べる。図4は、ベンドミラ
ー29bが入射角αを適正角度45度に保ちながらX軸
正方向にHxだけ平行移動している場合である。その場
合の照射位置S0(x0,y0)におけるx0はHxと
等しく、y0は1番目のベンドミラー29aが調整され
て2番目のベンドミラー29bに入射される光軸が適正
であるためセンサ面41上のY軸方向にずれることはな
く必ずy0=0となる。従って、この場合には、センサ
保持部38を移動させてセンサ面41を適正光軸aに沿
って変位させても照射位置は変化しないため、煽り角度
補正値は求められず、並進位置補正値のみが求められ
る。並進位置補正値は、照射位置S0(x0,y0)と
適正位置C(0,0)との差、即ちx0となり、ベンド
ミラー29bを矢印E方向にx0だけ並進移動させれ
ば、ベンドミラー29bは適正位置(図中二点鎖線)と
なって光軸は適正となる。
【0040】図5は、ベンドミラー29bが入射角αを
適正角度45度に保ちながらZ軸正方向にHzだけ平行
移動している場合である。この場合にも、センサ面41
を変位させても照射位置は変化しないため、並進位置補
正値のみが求められる。ここで、レーザビームの入射角
αが45度であるので、照射位置S0(x0,y0)に
おけるx0はHzと等しく、y0は上記同様y0=0で
あるので、やはりこの場合にも、並進位置補正値は照射
位置S0(x0,0)と適正位置C(0,0)との差、
x0となる。なお、並進位置補正値x0に基づいてモー
タ36を駆動させるとベンドミラー29bは矢印E方向
に並進移動され、レーザビームはベントミラー29bの
中心で反射されないが反射されたレーザビームの光軸は
適正となる。
適正角度45度に保ちながらZ軸正方向にHzだけ平行
移動している場合である。この場合にも、センサ面41
を変位させても照射位置は変化しないため、並進位置補
正値のみが求められる。ここで、レーザビームの入射角
αが45度であるので、照射位置S0(x0,y0)に
おけるx0はHzと等しく、y0は上記同様y0=0で
あるので、やはりこの場合にも、並進位置補正値は照射
位置S0(x0,0)と適正位置C(0,0)との差、
x0となる。なお、並進位置補正値x0に基づいてモー
タ36を駆動させるとベンドミラー29bは矢印E方向
に並進移動され、レーザビームはベントミラー29bの
中心で反射されないが反射されたレーザビームの光軸は
適正となる。
【0041】図6は、ベントミラー29bがY軸を中心
に適正位置(図中二点鎖線)から僅かに回転しており、
レーザビームの入射角αが適正角度45度となっていな
い場合である。この場合には、反射されたレーザビーム
の光軸はセンサ面41に対して斜めに入射されるがY軸
方向にはずれないため、センサ面41を適正光軸aに沿
って変位させればX成分のみ変化する。センサ面41を
変位する前の照射位置をS0(x0,y0)、変位した
後の照射位置をS1(x1,y0)とすると、そのずれ
量△x、△yは △x=x1ーx0 △y=y1ーy0=0 となる。そして、ずれ量Δxと移動量ΔLとからθxを
求めると tanθx=Δx/ΔL
に適正位置(図中二点鎖線)から僅かに回転しており、
レーザビームの入射角αが適正角度45度となっていな
い場合である。この場合には、反射されたレーザビーム
の光軸はセンサ面41に対して斜めに入射されるがY軸
方向にはずれないため、センサ面41を適正光軸aに沿
って変位させればX成分のみ変化する。センサ面41を
変位する前の照射位置をS0(x0,y0)、変位した
後の照射位置をS1(x1,y0)とすると、そのずれ
量△x、△yは △x=x1ーx0 △y=y1ーy0=0 となる。そして、ずれ量Δxと移動量ΔLとからθxを
求めると tanθx=Δx/ΔL
【0042】ここで、ベンドミラー29bを適正角度に
補正するための煽り角度補正値をβxとするとβx=4
5ーαとなり、2・α=90ーθxであるから βx=θx/2 となる。従って、モータ37a〜37dを駆動させて、
ベンドミラー29bをY軸を中心に矢印Fy方向にθx
/2だけ変位させればよい。
補正するための煽り角度補正値をβxとするとβx=4
5ーαとなり、2・α=90ーθxであるから βx=θx/2 となる。従って、モータ37a〜37dを駆動させて、
ベンドミラー29bをY軸を中心に矢印Fy方向にθx
/2だけ変位させればよい。
【0043】図7は、ベントミラー29bが入射角αを
適正角度45度に保ちながら、X軸に対して僅かに適正
位置(図中二点鎖線)から回転している場合である。こ
の場合には、センサ面41を適正光軸aに沿って変位さ
せれば照射位置S0(x0,y0)のY成のみが変化す
るため、ずれ量Δx、Δyは Δx=x1ーx0=0 Δy=y1ーy0
適正角度45度に保ちながら、X軸に対して僅かに適正
位置(図中二点鎖線)から回転している場合である。こ
の場合には、センサ面41を適正光軸aに沿って変位さ
せれば照射位置S0(x0,y0)のY成のみが変化す
るため、ずれ量Δx、Δyは Δx=x1ーx0=0 Δy=y1ーy0
【0044】そして、θyは tanθy=Δy/ΔL となり、煽り角度補正値をβyとすれば、図6同様にし
て βy=θy/2 となる。従って、モータ37a〜37dを駆動させてベ
ントミラー29bをX軸を中心にFx方向にθy/2だ
け回転させればベンドミラー29bは適正位置となり光
軸は適正となる。
て βy=θy/2 となる。従って、モータ37a〜37dを駆動させてベ
ントミラー29bをX軸を中心にFx方向にθy/2だ
け回転させればベンドミラー29bは適正位置となり光
軸は適正となる。
【0045】図8は、ベントミラー29bがX軸及びY
軸に対して僅かに回転している場合である。この場合に
は、センサ面41を適正光軸aに沿って変位させれば、
照射位置S0(x0,y0)におけるX成分、Y成分共
に変化するため、そのずれ量Δx,Δyは Δx=x1ーx0 Δy=y1ーy0 そして、Y軸に対する煽り角度補正値をβx、X軸に対
する煽り角度補正値をβyとすると、上記同様にして βx=θx/2 βy=θy/2 となり、モータ37a〜37dを駆動させてベンドミラ
ー29bをY軸に対して矢印Fy方向にθx/2、X軸
に対して矢印Fx方向にθy/2だけ回転させればベン
ドミラー29bは適正位置となる。
軸に対して僅かに回転している場合である。この場合に
は、センサ面41を適正光軸aに沿って変位させれば、
照射位置S0(x0,y0)におけるX成分、Y成分共
に変化するため、そのずれ量Δx,Δyは Δx=x1ーx0 Δy=y1ーy0 そして、Y軸に対する煽り角度補正値をβx、X軸に対
する煽り角度補正値をβyとすると、上記同様にして βx=θx/2 βy=θy/2 となり、モータ37a〜37dを駆動させてベンドミラ
ー29bをY軸に対して矢印Fy方向にθx/2、X軸
に対して矢印Fx方向にθy/2だけ回転させればベン
ドミラー29bは適正位置となる。
【0046】図9は、ベントミラー29bがX軸正方向
にHxずれ、さらにその位置において僅かにY軸に対し
て回転している場合である。即ち、図4と図6とを合わ
せたずれ方をしている場合である。このような場合に
は、センサ面41を適正光軸aに沿って変位させると、
照射位置S0(x0,y0)は図6にて述べたように変
化するため、ずれ量Δx,Δyは Δx=x1ーx0 Δy=y1−y0=0
にHxずれ、さらにその位置において僅かにY軸に対し
て回転している場合である。即ち、図4と図6とを合わ
せたずれ方をしている場合である。このような場合に
は、センサ面41を適正光軸aに沿って変位させると、
照射位置S0(x0,y0)は図6にて述べたように変
化するため、ずれ量Δx,Δyは Δx=x1ーx0 Δy=y1−y0=0
【0047】従って、その煽り角度補正値βxは βx=θx/2 であり、ベンドミラーをY軸に対して矢印Fy方向にθ
x/2だけ回転させる。すると、その補正された位置
(図中一点鎖線)は、図4と同様、ベンドミラー29b
を適正位置(図中二点鎖線)からHxだけ平行移動した
場合と同じになる。その照射位置をS2(x2,y2)
とすると、図4と同様にして、並進位置補正値を求める
ことができる。この場合の並進位置補正値はx2とな
り、モータ36を駆動させてベンドミラー29bを矢印
E方向にx2だけ並進移動させればベンドミラー29b
は適正位置となる。
x/2だけ回転させる。すると、その補正された位置
(図中一点鎖線)は、図4と同様、ベンドミラー29b
を適正位置(図中二点鎖線)からHxだけ平行移動した
場合と同じになる。その照射位置をS2(x2,y2)
とすると、図4と同様にして、並進位置補正値を求める
ことができる。この場合の並進位置補正値はx2とな
り、モータ36を駆動させてベンドミラー29bを矢印
E方向にx2だけ並進移動させればベンドミラー29b
は適正位置となる。
【0048】なお、図示はしないが、ベンドミラー29
bが適正な煽り角度を保ちながらY軸方向に僅かにスラ
イドしている場合には、レーザビームはベンドミラー2
9bの中心にて反射はされないが、照射位置S0(x
0,y0)は必ずセンサ面41の中心である適正位置C
(0、0)と一致する。これは、前段のベンドミラー2
9a、ここでは1番目のベンドミラー29aにおいて光
軸調整がなされており、入射する側のレーザビームの光
軸が適正となっているためである。従って、このような
場合にはベンドミラー29bの補正をする必要はない。
bが適正な煽り角度を保ちながらY軸方向に僅かにスラ
イドしている場合には、レーザビームはベンドミラー2
9bの中心にて反射はされないが、照射位置S0(x
0,y0)は必ずセンサ面41の中心である適正位置C
(0、0)と一致する。これは、前段のベンドミラー2
9a、ここでは1番目のベンドミラー29aにおいて光
軸調整がなされており、入射する側のレーザビームの光
軸が適正となっているためである。従って、このような
場合にはベンドミラー29bの補正をする必要はない。
【0049】このように本実施例によれば、熱電センサ
41を保持するためのセンサ保持部38が、各ベンドミ
ラー保持台35に設けられているため、レーザビームの
光軸調整をする際に、レーザビームの光路に沿って各ベ
ンドミラー29a〜29eを1つづづ順番に調整するこ
とができる。従って、ベンドミラーが複数設けられてい
る場合でも、能率的に調整作業をすることができる。
41を保持するためのセンサ保持部38が、各ベンドミ
ラー保持台35に設けられているため、レーザビームの
光軸調整をする際に、レーザビームの光路に沿って各ベ
ンドミラー29a〜29eを1つづづ順番に調整するこ
とができる。従って、ベンドミラーが複数設けられてい
る場合でも、能率的に調整作業をすることができる。
【0050】さらに、振動等によって各ベンドミラー2
9a〜29eがいかなる状態にずれていても、熱電セン
サ39のセンサ面41を被調整対象であるベンドミラー
に対して移動させることにより、調整成分を煽り角度成
分と並進移動成分とに分けて行うことができる。従っ
て、光軸を適正位置に補正した際に光軸はセンサ面41
に対して垂直となり、従来のように光軸がセンサ面の中
心、即ち適正位置に補正されてもセンサ面に対する入射
角が斜めであるために、結局ワークを加工する際にずれ
が生じてしまうということを防止できる。
9a〜29eがいかなる状態にずれていても、熱電セン
サ39のセンサ面41を被調整対象であるベンドミラー
に対して移動させることにより、調整成分を煽り角度成
分と並進移動成分とに分けて行うことができる。従っ
て、光軸を適正位置に補正した際に光軸はセンサ面41
に対して垂直となり、従来のように光軸がセンサ面の中
心、即ち適正位置に補正されてもセンサ面に対する入射
角が斜めであるために、結局ワークを加工する際にずれ
が生じてしまうということを防止できる。
【0051】また、各ベンドミラー29a〜29eの調
整作業が自動的に行われるので、作業者がレーザビーム
に触れたりすることがなくなるので、安全に作業するこ
とがでる。さらに、センサには熱電形のものを用いたた
め、光軸調整をする際に加工用の強力なレーザ発振器2
6をそのまま使用でき、調整用にパワーの小さい別のレ
ーザ発振器と置き換える必要がないので、加工する際の
精度を一層よくすることができる。
整作業が自動的に行われるので、作業者がレーザビーム
に触れたりすることがなくなるので、安全に作業するこ
とがでる。さらに、センサには熱電形のものを用いたた
め、光軸調整をする際に加工用の強力なレーザ発振器2
6をそのまま使用でき、調整用にパワーの小さい別のレ
ーザ発振器と置き換える必要がないので、加工する際の
精度を一層よくすることができる。
【0052】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、例えば次のように変形して実施すること
ができ、これらの実施態様も本発明の技術的範囲に属す
る。 (イ)上記実施例では、各ベンドミラー29a〜29e
の調整をする際に、熱電センサ39からの信号に基づい
て照射位置を検出し、煽り角度補正値、並進位置補正値
を算出して自動的にベンドミラー29a〜29eの補正
を行ったが、請求項1の発明である光軸調整方法におい
ては熱電センサからの信号に基づいて照射位置を検出し
て表示させ、これに基づきマニュアル調整によってベン
ドミラーの補正を行うものであってもよい。 その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
ものではなく、例えば次のように変形して実施すること
ができ、これらの実施態様も本発明の技術的範囲に属す
る。 (イ)上記実施例では、各ベンドミラー29a〜29e
の調整をする際に、熱電センサ39からの信号に基づい
て照射位置を検出し、煽り角度補正値、並進位置補正値
を算出して自動的にベンドミラー29a〜29eの補正
を行ったが、請求項1の発明である光軸調整方法におい
ては熱電センサからの信号に基づいて照射位置を検出し
て表示させ、これに基づきマニュアル調整によってベン
ドミラーの補正を行うものであってもよい。 その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【図1】本発明の実施例全体を示す斜視図
【図2】レーザビームの光路を示す斜視図
【図3】煽り角度調節機構及び並進駆動機構を示す斜視
図
図
【図4】ベンドミラーがX軸方向に平行移動している場
合の光軸を示す立体図及び平面図
合の光軸を示す立体図及び平面図
【図5】ベンドミラーがZ軸方向に平行移動している場
合の光軸を示す立体図及び平面図
合の光軸を示す立体図及び平面図
【図6】ベンドミラーがY軸に対して回転している場合
の光軸を示す立体図及び平面図
の光軸を示す立体図及び平面図
【図7】ベンドミラーがX軸に対して回転している場合
の光軸を示す立体図及び平面図
の光軸を示す立体図及び平面図
【図8】ベンドミラーがX軸及びY軸に対して回転して
いる場合の立体図及び平面図
いる場合の立体図及び平面図
【図9】ベンドミラーがX軸方向に平行移動しかつ回転
している場合の立体図及び平面図
している場合の立体図及び平面図
【図10】補正手段を示すフローチャート図
【図11】請求項4における補正制御装置の機能ブロッ
ク図
ク図
【図12】請求項2において光軸調整方法を示すフロー
チャート図
チャート図
【図13】従来例を示す平面図
26…レーザ発振器 29a〜29e…ベンドミラー 32…煽り角度調節機構 33…並進駆動機構(センサ保持部駆動機構) 38…センサ保持部 39…熱電センサ 41…センサ面(受光面)
Claims (4)
- 【請求項1】 レーザ発振器から出力されるレーザビー
ムを、順次並べられた複数の光学装置によって反射又は
屈折させながら被加工物に誘導するレーザ加工機におい
て前記各光学装置の光軸を調整するための方法であっ
て、 前段の光学装置から次段の光学装置に至る光路中の所定
位置に前記レーザビームが照射されたときの発熱に基づ
いてそのレーザビームの照射位置を検出する熱電センサ
を設け、この熱電センサにより検出されたレーザビーム
の照射位置に応じて前記前段の光学装置の光軸を調整
し、この調整プロセスを各光学装置について実行される
ように繰り返すことを特徴とするレーザ加工機における
光軸調整方法。 - 【請求項2】 レーザ発振器から出力されるレーザビー
ムを、順次並べられた複数の光学装置によって反射又は
屈折させながら被加工物に誘導するものにおいて、 前記レーザビームが照射されたときの発熱に基づいてそ
のレーザビームの照射位置を検出する熱電センサと、 各光学装置への入射ビームが通る光路中にそれぞれ設け
られ、その光学装置の前段の光学装置の光軸調整を行う
ために前記熱電センサを所定の位置にセットするための
センサ保持部とを備えてなるレーザ加工機。 - 【請求項3】 レーザ発振器から出力されるレーザビー
ムをベンドミラーにより反射させて被加工物に誘導する
レーザ加工機において、前記ベンドミラーの反射ビーム
が所定の光軸上を進むように調整するための方法であっ
て、 受光面にレーザビームが照射されたときの局部的発熱に
基づいてそのレーザビームの照射位置を検出可能な熱電
センサを、前記ベンドミラーの反射ビームの光路中に設
け、 この熱電センサに前記レーザビームを照射した後に前記
熱電センサを前記ベンドミラーに対して移動させて前記
レーザビームの照射位置が変化するか否かを判断し、 その照射位置が変化する場合には、その照射位置のずれ
量と前記熱電センサの移動量とに基づいて前記ベンドミ
ラーの煽り角度を、前記ベンドミラーの移動に伴い前記
レーザビームの照射位置が変化しない角度に補正し、 前記相対移動に伴って前記熱電センサ上のレーザビーム
の照射位置が変化しない場合、または上記煽り角度の補
正が終了した後に、前記反射ビームの前記熱電センサへ
の照射点が前記所定の光軸上となるように前記ベンドミ
ラーを並進移動させることを特徴とするレーザ加工機に
おける光軸調整方法。 - 【請求項4】加工用のレーザビームを出力するレーザ発
振器と、 このレーザ発振器から出力されたレーザビームを所定位
置に誘導すべくそのレーザビームを反射するベンドミラ
ーと、 このベンドミラーの煽り角度を変化させる煽り角度調節
機構と、 前記ベンドミラーを並進させる並進駆動機構と、 受光面にレーザビームが照射されたときの局部的発熱に
基づいてそのレーザビームの照射位置に応じた信号を出
力する熱電センサと、 前記ベンドミラーからの反射ビームが通る光路中に、前
記ベンドミラーの光軸調整時に前記熱電センサをその受
光面に前記ベンドミラーからの反射ビームが照射される
ようにセットするためのセンサ保持部と、 このセンサ保持部を前記ベンドミラーに対する距離を異
ならせるように移動させるセンサ保持部駆動機構と、 このセンサ保持部駆動機構による前記センサ保持部の移
動量を測定するセンサ移動量測定手段と、 前記熱電センサからの信号に基づいて前記煽り角度調節
機構及び並進駆動機構を動作させることにより前記ベン
ドミラーの煽り角度及び並進位置を前記反射ビームが所
定の光軸上を通るように補正する補正制御装置とを備
え、 上記補正制御装置(1)は、 前記熱電センサ(2)からの信号に基づいて前記レーザ
ビームの照射位置を検出する位置検出手段(3)と、 前記位置検出手段(3)によって検出されたレーザビー
ムの照射位置を記憶する記憶手段(4)と、 前記熱電センサ(2)へのレーザビームの照射位置を記
憶手段(4)に記憶させた後に、前記センサ保持部駆動
機構により前記熱電センサ(2)を移動させ、そのとき
に前記位置検出手段(3)によって検出されるレーザビ
ームの照射位置と前記記憶手段(4)に記憶されている
位置とに基づいて照射位置のずれ量を算出するずれ量算
出手段(5)と、 前記センサ移動量測定手段(6)により測定された前記
熱電センサ(2)の移動量と前記照射位置のずれ量とに
基づいて前記ベンドミラーの煽り角度の補正値を算出す
る煽り角度補正値算出手段(7)と、 上記煽り角度補正値算出手段(7)によって算出された
煽り角度補正値に応じて前記ベンドミラーの煽り角度の
補正後に、前記熱電センサ(2)へのレーザビームの照
射位置が前記所定の光軸上に位置するように前記ベンド
ミラーの並進位置の補正値を算出する並進位置補正値算
出手段(8)とを備えることを特徴とするレーザ加工
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6180877A JPH0825073A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | レーザ加工機及びレーザ加工機における光軸調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6180877A JPH0825073A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | レーザ加工機及びレーザ加工機における光軸調整方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0825073A true JPH0825073A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16090904
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6180877A Pending JPH0825073A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | レーザ加工機及びレーザ加工機における光軸調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0825073A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005331541A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 光軸調節装置および光軸自動調節システム |
| JP2009042590A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 光軸調節装置および光軸自動調節システム |
| US7839488B2 (en) | 2004-05-18 | 2010-11-23 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Optical axis adjustment device and exposure apparatus using the same |
| JP2011140047A (ja) * | 2010-01-08 | 2011-07-21 | Jenoptik Automatisierungstechnik Gmbh | レーザビームを用いる被加工物の高ダイナミック3次元加工システム |
| JP2011173128A (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-08 | Disco Corp | レーザ加工装置 |
| CN102189341A (zh) * | 2010-02-23 | 2011-09-21 | 株式会社迪思科 | 激光加工装置 |
| KR101498221B1 (ko) * | 2013-09-06 | 2015-03-03 | 삼성중공업 주식회사 | 헬리데크의 도장시스템 및 도장방법 |
| JP2015066563A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | ブラザー工業株式会社 | レーザ加工装置 |
| CN111992893A (zh) * | 2019-05-27 | 2020-11-27 | 株式会社Orc制作所 | 激光加工装置 |
| KR20210042239A (ko) * | 2019-10-09 | 2021-04-19 | (주)엔피에스 | 레이저 장치 |
-
1994
- 1994-07-07 JP JP6180877A patent/JPH0825073A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005331541A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 光軸調節装置および光軸自動調節システム |
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| CN102189340A (zh) * | 2010-02-23 | 2011-09-21 | 株式会社迪思科 | 激光加工装置 |
| KR101498221B1 (ko) * | 2013-09-06 | 2015-03-03 | 삼성중공업 주식회사 | 헬리데크의 도장시스템 및 도장방법 |
| JP2015066563A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | ブラザー工業株式会社 | レーザ加工装置 |
| CN111992893A (zh) * | 2019-05-27 | 2020-11-27 | 株式会社Orc制作所 | 激光加工装置 |
| KR20210042239A (ko) * | 2019-10-09 | 2021-04-19 | (주)엔피에스 | 레이저 장치 |
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