JPH08250962A - Lcフィルタ - Google Patents
LcフィルタInfo
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- JPH08250962A JPH08250962A JP7051471A JP5147195A JPH08250962A JP H08250962 A JPH08250962 A JP H08250962A JP 7051471 A JP7051471 A JP 7051471A JP 5147195 A JP5147195 A JP 5147195A JP H08250962 A JPH08250962 A JP H08250962A
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Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 渦巻状の導体パターンで作ったインダクタン
スを基板上に複数直列に接続したLCフィルタに於い
て,高周波領域に於ける減衰特性を向上させる。 【構成】 基板の両面に形成された一組の渦巻状の導体
パターンと,前記一組の導体パターンを接続するため渦
巻の中心部に設けられたスルーホール部の導体パターン
とで構成されたインダクタンスを複数個直列に接続し,
更に,前記複数個のインダクタンスの接続部又は接続部
と非接続部の双方にコンデンサを接続したLCフィルタ
に於いて,隣合って配置され,異なるインダクタンスを
構成する前記渦巻状の導体パターンの間に,グランドパ
ターンを設けたことを特徴とするLCフィルタ。
スを基板上に複数直列に接続したLCフィルタに於い
て,高周波領域に於ける減衰特性を向上させる。 【構成】 基板の両面に形成された一組の渦巻状の導体
パターンと,前記一組の導体パターンを接続するため渦
巻の中心部に設けられたスルーホール部の導体パターン
とで構成されたインダクタンスを複数個直列に接続し,
更に,前記複数個のインダクタンスの接続部又は接続部
と非接続部の双方にコンデンサを接続したLCフィルタ
に於いて,隣合って配置され,異なるインダクタンスを
構成する前記渦巻状の導体パターンの間に,グランドパ
ターンを設けたことを特徴とするLCフィルタ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,インダクタンス及びコ
ンデンサで構成されたLCフィルタに係り,特に,渦巻
状の導体パターンで作られたインダクタンスを複数直列
に接続したLCフィルタに関する。
ンデンサで構成されたLCフィルタに係り,特に,渦巻
状の導体パターンで作られたインダクタンスを複数直列
に接続したLCフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より,インダクタンス及びコンデン
サで構成されたLCフィルタとしては,基板上にチップ
型のインダクタンス及びコンデンサを実装したものや,
基板上に形成された渦巻状の導体パターンで作られたイ
ンダクタンス部と前記基板上に実装されたコンデンサと
で構成されたもの(特開昭63−15619号公報)な
ど各種のものが知られている。
サで構成されたLCフィルタとしては,基板上にチップ
型のインダクタンス及びコンデンサを実装したものや,
基板上に形成された渦巻状の導体パターンで作られたイ
ンダクタンス部と前記基板上に実装されたコンデンサと
で構成されたもの(特開昭63−15619号公報)な
ど各種のものが知られている。
【0003】これらのLCフィルタは,使用目的や使用
状態等に応じて選択的に使用されているが,基板上に形
成した渦巻状の導体パターンでインダクタンス部を作っ
たものは,形状やコストの点で優れているので使用され
ることが多くなっている。
状態等に応じて選択的に使用されているが,基板上に形
成した渦巻状の導体パターンでインダクタンス部を作っ
たものは,形状やコストの点で優れているので使用され
ることが多くなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが,上記渦巻状
の導体パターンで作ったインダクタンスを基板上に複数
個直列に接続して設けた場合,異なるインダクタンスを
構成する隣合う導体パターン間の浮遊容量によりLCフ
ィルタの高周波領域に於ける減衰特性が悪化する。この
浮遊容量は,渦巻状の導体パターン同士が近づくにつれ
て増加するため,LCフィルタを小型化するために異な
るインダクタンスを構成する導体パターン間の距離を小
さくした場合には特に問題となる。
の導体パターンで作ったインダクタンスを基板上に複数
個直列に接続して設けた場合,異なるインダクタンスを
構成する隣合う導体パターン間の浮遊容量によりLCフ
ィルタの高周波領域に於ける減衰特性が悪化する。この
浮遊容量は,渦巻状の導体パターン同士が近づくにつれ
て増加するため,LCフィルタを小型化するために異な
るインダクタンスを構成する導体パターン間の距離を小
さくした場合には特に問題となる。
【0005】又,渦巻状の導体パターンで作ったインダ
クタンスでは,大きなインダクタンス値を確保すること
が容易でなく,隣合って配置されたインダクタンス間の
磁気的影響も無視できなかった。
クタンスでは,大きなインダクタンス値を確保すること
が容易でなく,隣合って配置されたインダクタンス間の
磁気的影響も無視できなかった。
【0006】そこで,本発明は,渦巻状の導体パターン
で作ったインダクタンスを基板上に複数直列に接続した
LCフィルタに於いて,大きなインダクタンス値を確保
すると共に,隣合う渦巻状の導体パターン間の浮遊容量
を減少させることにより,高周波領域に於ける減衰特性
を向上させたLCフィルタを提供することを目的とす
る。
で作ったインダクタンスを基板上に複数直列に接続した
LCフィルタに於いて,大きなインダクタンス値を確保
すると共に,隣合う渦巻状の導体パターン間の浮遊容量
を減少させることにより,高周波領域に於ける減衰特性
を向上させたLCフィルタを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のLCフィルタ
は,基板の両面に形成された一組の渦巻状の導体パター
ンと,前記一組の導体パターンを接続するため渦巻の中
心部に設けられたスルーホール部の導体パターンとで構
成されたインダクタンスを複数個直列に接続し,更に,
前記複数個のインダクタンスの接続部又は接続部と非接
続部の双方にコンデンサを接続したLCフィルタに於い
て,隣合って配置され,異なるインダクタンスを構成す
る前記渦巻状の導体パターンの間に,グランドパターン
を設けたことを特徴とするものである。
は,基板の両面に形成された一組の渦巻状の導体パター
ンと,前記一組の導体パターンを接続するため渦巻の中
心部に設けられたスルーホール部の導体パターンとで構
成されたインダクタンスを複数個直列に接続し,更に,
前記複数個のインダクタンスの接続部又は接続部と非接
続部の双方にコンデンサを接続したLCフィルタに於い
て,隣合って配置され,異なるインダクタンスを構成す
る前記渦巻状の導体パターンの間に,グランドパターン
を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明のLCフィルタは,基板の両面に形成さ
れた一組の渦巻状の導体パターンと,前記一組の導体パ
ターンを接続するため渦巻の中心部に設けられたスルー
ホール部の導体パターンとで構成されたインダクタンス
を複数個直列に接続し,更に,前記複数個のインダクタ
ンスの接続部又は接続部と非接続部の双方にコンデンサ
を接続したLCフィルタに於いて,隣合って配置され,
異なるインダクタンスを構成する前記渦巻状の導体パタ
ーンの間に,グランドパターンを設けたものであるか
ら,隣合う渦巻状の導体パターン間の浮遊容量を減少さ
せ,高周波領域に於ける減衰特性を向上させることがで
きる。
れた一組の渦巻状の導体パターンと,前記一組の導体パ
ターンを接続するため渦巻の中心部に設けられたスルー
ホール部の導体パターンとで構成されたインダクタンス
を複数個直列に接続し,更に,前記複数個のインダクタ
ンスの接続部又は接続部と非接続部の双方にコンデンサ
を接続したLCフィルタに於いて,隣合って配置され,
異なるインダクタンスを構成する前記渦巻状の導体パタ
ーンの間に,グランドパターンを設けたものであるか
ら,隣合う渦巻状の導体パターン間の浮遊容量を減少さ
せ,高周波領域に於ける減衰特性を向上させることがで
きる。
【0009】又、上記作用効果は、隣合う渦巻状の導体
パターン間の距離が1mm以下である場合には、より有
効となる。
パターン間の距離が1mm以下である場合には、より有
効となる。
【0010】
【実施例】本発明は、フェライト基板、複合フェライト
基板、ガラエポ基板、誘電体基板等のあらゆる基板で実
施できるが、本実施例では複合フェライト基板で実施し
た場合とガラエポ基板で実施した場合について説明す
る。
基板、ガラエポ基板、誘電体基板等のあらゆる基板で実
施できるが、本実施例では複合フェライト基板で実施し
た場合とガラエポ基板で実施した場合について説明す
る。
【0011】(複合フェライト基板で実施した場合)ま
ず、製造工程について説明する。
ず、製造工程について説明する。
【0012】(1)焼成済みのMnーMgーZn系フェ
ライトを、平均粒径2〜50μmに粉砕したフェライト
粉末の含有率が65重量%となるように、液晶ポリマー
樹脂と混練し、複合フェライト基板の材料である複合フ
ェライト樹脂を製作する。
ライトを、平均粒径2〜50μmに粉砕したフェライト
粉末の含有率が65重量%となるように、液晶ポリマー
樹脂と混練し、複合フェライト基板の材料である複合フ
ェライト樹脂を製作する。
【0013】(2)この複合フェライト樹脂を金型でイ
ンジェクト成形し、表裏の導通パターンを設けるための
スルーホールを有する基板(縦2mm、横4.5mm、
厚さ1.6mm)を複数個配列した集合基板を製作す
る。この際、必要に応じて基板を分割するためのVカッ
ト、基板の位置決め用のガイド穴、表裏の電極を接続す
る部分となる穴等を集合基板に設けてもよい。
ンジェクト成形し、表裏の導通パターンを設けるための
スルーホールを有する基板(縦2mm、横4.5mm、
厚さ1.6mm)を複数個配列した集合基板を製作す
る。この際、必要に応じて基板を分割するためのVカッ
ト、基板の位置決め用のガイド穴、表裏の電極を接続す
る部分となる穴等を集合基板に設けてもよい。
【0014】(3)この集合基板のメッキ密着力を向上
させるために表面エッチングを施した後に、無電解銅メ
ッキ、電解銅メッキの順でメッキ処理を行い基板の表面
に導体膜を形成する。
させるために表面エッチングを施した後に、無電解銅メ
ッキ、電解銅メッキの順でメッキ処理を行い基板の表面
に導体膜を形成する。
【0015】(4)導体膜を形成した集合基板に対して
非露光部がパターンとなる電着レジスト法により図1に
示したような導体膜のパターンを形成する(図1
(a),(b)は集合基板に於ける一の単体基板を示
し、(a)を基板の表面とした場合、(b)は裏面の透
視図を示す)。即ち、基板の表面については、インダク
タンスを形成する渦巻状の導体パターン2a、2b、グ
ランドパターン3、電極6a、6b以外の部分を露光
し、裏面については、コイル部を形成する渦巻状の導体
パターン2a’、2b’、チップコンデンサ実装用ラン
ド5a、5b、電極6a’、6b’以外の部分を露光す
る。
非露光部がパターンとなる電着レジスト法により図1に
示したような導体膜のパターンを形成する(図1
(a),(b)は集合基板に於ける一の単体基板を示
し、(a)を基板の表面とした場合、(b)は裏面の透
視図を示す)。即ち、基板の表面については、インダク
タンスを形成する渦巻状の導体パターン2a、2b、グ
ランドパターン3、電極6a、6b以外の部分を露光
し、裏面については、コイル部を形成する渦巻状の導体
パターン2a’、2b’、チップコンデンサ実装用ラン
ド5a、5b、電極6a’、6b’以外の部分を露光す
る。
【0016】ここで、基板の表面に形成された渦巻状の
導体パターン2aと裏面に形成された渦巻状の導体パタ
ーン2a’はスルーホール4aを介して導通し、基板の
表面の渦巻状の導体パターン2bと裏面の渦巻状の導体
パターン2b’はスルーホール4aを介して導通する。
又、表面の電極6aと裏面の電極6a’、表面の電極6
bと裏面の電極6b’、グランドパターン3とグランド
側のチップコンデンサ実装用ランド5bは、集合基板を
成形する際に設けた穴の一部7を介して導通する。
導体パターン2aと裏面に形成された渦巻状の導体パタ
ーン2a’はスルーホール4aを介して導通し、基板の
表面の渦巻状の導体パターン2bと裏面の渦巻状の導体
パターン2b’はスルーホール4aを介して導通する。
又、表面の電極6aと裏面の電極6a’、表面の電極6
bと裏面の電極6b’、グランドパターン3とグランド
側のチップコンデンサ実装用ランド5bは、集合基板を
成形する際に設けた穴の一部7を介して導通する。
【0017】更に、酸化防止のためパターンを形成した
銅の表面に、ニッケルメッキ、錫メッキ、半田メッキ等
のメッキ処理を施してもよい。
銅の表面に、ニッケルメッキ、錫メッキ、半田メッキ等
のメッキ処理を施してもよい。
【0018】(5)基板の裏面に形成されたチップコン
デンサ実装用ランド5a、5bに図1(c)に示したよ
うにチップコンデンサ8を半田付けした後、集合基板を
分割してLCフィルタ9を得る。
デンサ実装用ランド5a、5bに図1(c)に示したよ
うにチップコンデンサ8を半田付けした後、集合基板を
分割してLCフィルタ9を得る。
【0019】更に、インダクタンスを形成する渦巻状の
導体パターンの表面に保護用のレジスト用インクを塗布
してもよい。
導体パターンの表面に保護用のレジスト用インクを塗布
してもよい。
【0020】次に、こうして得られたLCフィルタの回
路構成と電気的特性について説明する。
路構成と電気的特性について説明する。
【0021】図2は上述のLCフィルタの回路図で、図
1の渦巻状の導体パターン2a、2a’は回路図に示し
たインダクタンスL1に対応し、渦巻状の導体パターン
2b、2b’はインダクタンスL2に対応する。つま
り,基板の両面に設けられた一組の渦巻状の導体パター
ンにより,一つのインダクタンスが形成される。又、図
1のチップコンデンサ8は回路図に示したコンデンサC
1に対応する。
1の渦巻状の導体パターン2a、2a’は回路図に示し
たインダクタンスL1に対応し、渦巻状の導体パターン
2b、2b’はインダクタンスL2に対応する。つま
り,基板の両面に設けられた一組の渦巻状の導体パター
ンにより,一つのインダクタンスが形成される。又、図
1のチップコンデンサ8は回路図に示したコンデンサC
1に対応する。
【0022】同回路図で、インダクタンスL1,L2と
並列に接続されているCpは浮遊容量であり,この容量
が大きいとローパスフィルタの高周波領域に於ける減衰
特性が悪化するため、Cpの値は小さい方がよい。
並列に接続されているCpは浮遊容量であり,この容量
が大きいとローパスフィルタの高周波領域に於ける減衰
特性が悪化するため、Cpの値は小さい方がよい。
【0023】表1は、図2に示した構成を有するLCフ
ィルタのINとOUT間の浮遊容量の測定値を示す。こ
こで,同表の試料A及び試料1〜4に於ける、渦巻状の
導体パターンの幅W1,W1’、両渦巻状の導体パター
ン間の距離W2、W2’、グランドパターンの幅W3は
下記のとうりとした(W1、W1’、W2、W2’、W
3は図1に於ける各部の寸法を示す)。又、試料3、試
料4はグランドパターンを設けなかった。
ィルタのINとOUT間の浮遊容量の測定値を示す。こ
こで,同表の試料A及び試料1〜4に於ける、渦巻状の
導体パターンの幅W1,W1’、両渦巻状の導体パター
ン間の距離W2、W2’、グランドパターンの幅W3は
下記のとうりとした(W1、W1’、W2、W2’、W
3は図1に於ける各部の寸法を示す)。又、試料3、試
料4はグランドパターンを設けなかった。
【0024】試料A:W1=W1’=1.35mm、W
2=W2’=1.5mm、グランドパターン無し、L1
・L2の巻数は表裏各2周 試料1:W1=W1’=1.35mm、W2=W2’=
1.0mm、グランドパターン無し、L1・L2の巻数
は表裏各2周 試料2:W1=1.55mm、W1’=1.35mm、
W2=0.5mm、W2’=1.0mm、グランドパタ
ーン無し、L1・L2の巻数は表裏各2周 試料3:W1=W1’=1.35mm、W2=W2’=
1.0mm、W3=0.3mm、L1・L2の巻数は表
裏各2周 試料4:W1=1.55mm、W1’=1.35mm、
W2=0.5mm、W2’=1.0mm、W3=0.3
mm、L1・L2の巻数は表裏各2周
2=W2’=1.5mm、グランドパターン無し、L1
・L2の巻数は表裏各2周 試料1:W1=W1’=1.35mm、W2=W2’=
1.0mm、グランドパターン無し、L1・L2の巻数
は表裏各2周 試料2:W1=1.55mm、W1’=1.35mm、
W2=0.5mm、W2’=1.0mm、グランドパタ
ーン無し、L1・L2の巻数は表裏各2周 試料3:W1=W1’=1.35mm、W2=W2’=
1.0mm、W3=0.3mm、L1・L2の巻数は表
裏各2周 試料4:W1=1.55mm、W1’=1.35mm、
W2=0.5mm、W2’=1.0mm、W3=0.3
mm、L1・L2の巻数は表裏各2周
【0025】
【表1】
【0026】表1からも明らかなように、両渦巻状の導
体パターン間の距離W2、W2’が短くなるにつれて、
浮遊容量が増加し、特にW2、W2’が1mm以下(試
料1、2)になると、その影響が問題となることが多
い。このような場合に、両渦巻状の導体パターン間にグ
ランドパターンを設けると(試料3、4)、両渦巻状の
導体パターン間の距離W2、W2’を1.5mmとした
場合(試料A)とほぼ同じ値まで浮遊容量を減少させる
ことができる。
体パターン間の距離W2、W2’が短くなるにつれて、
浮遊容量が増加し、特にW2、W2’が1mm以下(試
料1、2)になると、その影響が問題となることが多
い。このような場合に、両渦巻状の導体パターン間にグ
ランドパターンを設けると(試料3、4)、両渦巻状の
導体パターン間の距離W2、W2’を1.5mmとした
場合(試料A)とほぼ同じ値まで浮遊容量を減少させる
ことができる。
【0027】図3は、上記試料2(L1=L2=23n
H)、試料4(L1=L2=23nH)にC1=30p
Fのチップコンデサを実装して測定した、LCフィルタ
の減衰特性を示す。同図からも明らかなように、グラン
ドパターンを設けた場合のほうが、1GHz以上の領域
に於ける減衰特性が向上している。尚、C1の値により
高域遮断周波数の設定を変えた場合,減衰特性の向上が
みられる周波数領域は変化するが,いずれの場合でも高
周波領域に於ける減衰特性が向上する。
H)、試料4(L1=L2=23nH)にC1=30p
Fのチップコンデサを実装して測定した、LCフィルタ
の減衰特性を示す。同図からも明らかなように、グラン
ドパターンを設けた場合のほうが、1GHz以上の領域
に於ける減衰特性が向上している。尚、C1の値により
高域遮断周波数の設定を変えた場合,減衰特性の向上が
みられる周波数領域は変化するが,いずれの場合でも高
周波領域に於ける減衰特性が向上する。
【0028】尚、グランドパターンの幅W3は、インダ
クタンスを構成する渦巻状の導体パターンのパターン幅
より広いことが好ましく、少なくともパターン幅と同程
度であることが好ましい。
クタンスを構成する渦巻状の導体パターンのパターン幅
より広いことが好ましく、少なくともパターン幅と同程
度であることが好ましい。
【0029】(ガラエポ基板で実施した場合)上述複合
フェライト基板の場合とほぼ同様の導体パターン(L1
・L2の巻数は表裏各3周)を有するガラエポ基板(縦
2.5mm、横4.8mm、厚さ0.5mm)を,通常
の両面基板を製造する場合と同様の方法で製作した。尚
基板の各部の寸法は下記のとおりとした。
フェライト基板の場合とほぼ同様の導体パターン(L1
・L2の巻数は表裏各3周)を有するガラエポ基板(縦
2.5mm、横4.8mm、厚さ0.5mm)を,通常
の両面基板を製造する場合と同様の方法で製作した。尚
基板の各部の寸法は下記のとおりとした。
【0030】試料5:W1=W1’=1.6mm、W2
=W2’=1.2mm、W3=0.6mm、L1・L2
の巻数は表裏各3周 試料6:W1=W1’=1.6mm、W2=W2’=
1.2mm、グランドパターン無し、L1・L2の巻数
は表裏各3周 尚、上記ガラエポ基板に於けるL1、L2は両試料(試
料5、試料6)共、40nHであった。
=W2’=1.2mm、W3=0.6mm、L1・L2
の巻数は表裏各3周 試料6:W1=W1’=1.6mm、W2=W2’=
1.2mm、グランドパターン無し、L1・L2の巻数
は表裏各3周 尚、上記ガラエポ基板に於けるL1、L2は両試料(試
料5、試料6)共、40nHであった。
【0031】図4,このガラエポ基板のチップコンデン
サ実装用ランドにC1=33pFのチップコンデンサを
実装して測定した,LCフィルタの減衰特性を示す。同
図からも明らかなように、グランドパターンを設けた場
合のほうが、1GHz以上の領域に於ける減衰特性が向
上している。
サ実装用ランドにC1=33pFのチップコンデンサを
実装して測定した,LCフィルタの減衰特性を示す。同
図からも明らかなように、グランドパターンを設けた場
合のほうが、1GHz以上の領域に於ける減衰特性が向
上している。
【0032】(グランドパターン及び渦巻状の導体パタ
ーンについて)上述のLCフィルタは,2つのインダク
タンスを直列に接続したものに限らず,図8の回路図に
示したように3つ以上のインダクタンスL1,L2,L
3を直列に接続したものであってもよい。この場合,図
5に示したようにグランドパターン3a,3bの一方を
表面に,他方を裏面に設けてもよく,図6に示したよう
に同一面に設けてもよい。又,3つ以上のインダクタン
スを設けた場合には,図7に示したように各部のグラン
ドパターンを導体パターンで接続していてもよい。
ーンについて)上述のLCフィルタは,2つのインダク
タンスを直列に接続したものに限らず,図8の回路図に
示したように3つ以上のインダクタンスL1,L2,L
3を直列に接続したものであってもよい。この場合,図
5に示したようにグランドパターン3a,3bの一方を
表面に,他方を裏面に設けてもよく,図6に示したよう
に同一面に設けてもよい。又,3つ以上のインダクタン
スを設けた場合には,図7に示したように各部のグラン
ドパターンを導体パターンで接続していてもよい。
【0033】尚、本実施例では、T型又はT型を多段接
続したLCフィルタについて説明したが、π型を多段接
続したLCフィルタであっても同様の効果が得られる。
続したLCフィルタについて説明したが、π型を多段接
続したLCフィルタであっても同様の効果が得られる。
【0034】次に,図5,図6,図8に示した基板に於
けるインダクタンスL1,L2,L3(図8)について
説明する。
けるインダクタンスL1,L2,L3(図8)について
説明する。
【0035】本発明に於けるインダクタンスは外側から
中心部に向かって渦巻状に形成された導体パターンと,
前記導体パターンとスルーホールを介して接続し中心部
から外側に向かって渦巻状に形成された導体パターンと
で構成されているので,インダクタンスを形成する渦巻
状の導体パターンの巻始めと巻終りは共に渦巻の外側と
なる。従って,容易に複数のインダクタンスを直列に接
続したパターンを構成することができる。
中心部に向かって渦巻状に形成された導体パターンと,
前記導体パターンとスルーホールを介して接続し中心部
から外側に向かって渦巻状に形成された導体パターンと
で構成されているので,インダクタンスを形成する渦巻
状の導体パターンの巻始めと巻終りは共に渦巻の外側と
なる。従って,容易に複数のインダクタンスを直列に接
続したパターンを構成することができる。
【0036】又,渦巻状の導体パターンの巻始めからス
ルーホールに向かう旋回方向と,この導体パターンとス
ルーホールを介して接続した反対面の導体パターンのス
ルーホールから巻終りに向かう旋回方向を,一方の面か
らみた場合(反対面は透視する),両者が同一になって
いるため,同一パターン長でより大きなインダクタンス
値を得ることができる。
ルーホールに向かう旋回方向と,この導体パターンとス
ルーホールを介して接続した反対面の導体パターンのス
ルーホールから巻終りに向かう旋回方向を,一方の面か
らみた場合(反対面は透視する),両者が同一になって
いるため,同一パターン長でより大きなインダクタンス
値を得ることができる。
【0037】次に,L1に対応する図5,図6,図7の
渦巻状の導体パターン12a,12a’,L2に対応し
た導体パターン12b,12b’,L3に対応した導体
パターン12c,12’について説明する。
渦巻状の導体パターン12a,12a’,L2に対応し
た導体パターン12b,12b’,L3に対応した導体
パターン12c,12’について説明する。
【0038】図8のINに対応する電極16a,16
a’(両電極は接続している)からOUTに対応する電
極16b,16b’(両電極は接続している)に向かっ
て導体パターンを見た場合,隣合う渦巻状の導体パター
ン12a,12a’と導体パターン12b,12b’と
の旋回方向は逆向きになっている。又,同様に渦巻状の
導体パターン12b,12b’と導体パターン12c,
12c’との旋回方向も逆向きになっている。
a’(両電極は接続している)からOUTに対応する電
極16b,16b’(両電極は接続している)に向かっ
て導体パターンを見た場合,隣合う渦巻状の導体パター
ン12a,12a’と導体パターン12b,12b’と
の旋回方向は逆向きになっている。又,同様に渦巻状の
導体パターン12b,12b’と導体パターン12c,
12c’との旋回方向も逆向きになっている。
【0039】このように,異なったインダクタンスを形
成する渦巻状の導体パターンを同一平面上に配置する場
合に隣合う渦巻状の導体パターンの旋回方向(パターン
を同一進行方向から見た場合)を互いに異ならせたこと
により,両者の磁気的影響を小さくすることができる。
成する渦巻状の導体パターンを同一平面上に配置する場
合に隣合う渦巻状の導体パターンの旋回方向(パターン
を同一進行方向から見た場合)を互いに異ならせたこと
により,両者の磁気的影響を小さくすることができる。
【0040】
【効果】本発明は,以上説明したようにグランドパター
ンを設けたことにより,LCフィルタの高周波領域に於
ける減衰特性を向上させることができる。又,LCフィ
ルタのインダクタンスを,渦巻状の導体パターンで構成
した場合に,高いインダクタンス値を確保することがで
きる。
ンを設けたことにより,LCフィルタの高周波領域に於
ける減衰特性を向上させることができる。又,LCフィ
ルタのインダクタンスを,渦巻状の導体パターンで構成
した場合に,高いインダクタンス値を確保することがで
きる。
【図1】実施例で用いたLCフィルタの基板を示した平
面図である。
面図である。
【図2】実施例のLCフィルタの回路を示した回路図で
ある。
ある。
【図3】実施例のLCフィルタの減衰特性を示したグラ
フである。
フである。
【図4】実施例のLCフィルタの減衰特性を示したグラ
フである。
フである。
【図5】実施例で用いたLCフィルタの基板を示した平
面図である。
面図である。
【図6】実施例で用いたLCフィルタの基板を示した平
面図である。
面図である。
【図7】実施例で用いたLCフィルタの基板を示した平
面図である。
面図である。
【図8】実施例のLCフィルタの回路を示した回路図で
ある。
ある。
2a,2a’,2b,2b’,12a,12a’,12
b,12b’,12c,12c’ 渦巻状の導体パター
ン 3,13 グランドパターン 4a,4b,14a,14b,14c スルーホール 5a,5b,15a,15b チップコンデンサ実装用
ランド 6a,6a’,6b,6b’,16a,16a’,16
b,16b’ 電極 8,18 チップコンデンサ 9,19 基板
b,12b’,12c,12c’ 渦巻状の導体パター
ン 3,13 グランドパターン 4a,4b,14a,14b,14c スルーホール 5a,5b,15a,15b チップコンデンサ実装用
ランド 6a,6a’,6b,6b’,16a,16a’,16
b,16b’ 電極 8,18 チップコンデンサ 9,19 基板
Claims (2)
- 【請求項1】 基板の両面に形成された一組の渦巻状の
導体パターンと,前記一組の導体パターンを接続するた
め渦巻の中心部に設けられたスルーホール部の導体パタ
ーンとで構成されたインダクタンスを複数個直列に接続
し,更に,前記複数個のインダクタンスの接続部又は接
続部と非接続部の双方にコンデンサを接続したLCフィ
ルタに於いて,隣合って配置され,異なるインダクタン
スを構成する前記渦巻状の導体パターンの間に,グラン
ドパターンを設けたことを特徴とするLCフィルタ。 - 【請求項2】 請求項1のLCフィルタに於いて、隣合
って配置され,異なるインダクタンスを構成する渦巻状
の導体パターン間の距離を,前記導体パターン幅以上1
mm以下としたことを特徴とする請求項1記載のLCフ
ィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7051471A JPH08250962A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | Lcフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7051471A JPH08250962A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | Lcフィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08250962A true JPH08250962A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12887868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7051471A Withdrawn JPH08250962A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | Lcフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08250962A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000182868A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-06-30 | Murata Mfg Co Ltd | コイル部品及びその製造方法 |
| JP2002329611A (ja) * | 2001-05-02 | 2002-11-15 | Murata Mfg Co Ltd | 積層型複合バラントランス |
| US6734760B2 (en) * | 2001-04-04 | 2004-05-11 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Lumped filter, shared antenna unit, and communication device |
| KR100438160B1 (ko) * | 2002-03-05 | 2004-07-01 | 삼성전자주식회사 | 인덕터와 캐패시터를 갖는 소자 및 그의 제작방법 |
| KR100709782B1 (ko) * | 2006-02-16 | 2007-04-23 | 충북대학교 산학협력단 | 고주파 반도체 수동 소자 및 그 제조 방법 |
| JP2010232765A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Fujikura Ltd | インダクタおよびキャパシタを備えた電気回路 |
| WO2016170708A1 (ja) * | 2015-04-20 | 2016-10-27 | 株式会社村田製作所 | 回路基板およびこれを用いたフィルタ回路 |
| JPWO2020255791A1 (ja) * | 2019-06-18 | 2020-12-24 |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP7051471A patent/JPH08250962A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000182868A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-06-30 | Murata Mfg Co Ltd | コイル部品及びその製造方法 |
| US6734760B2 (en) * | 2001-04-04 | 2004-05-11 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Lumped filter, shared antenna unit, and communication device |
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| WO2016170708A1 (ja) * | 2015-04-20 | 2016-10-27 | 株式会社村田製作所 | 回路基板およびこれを用いたフィルタ回路 |
| JPWO2020255791A1 (ja) * | 2019-06-18 | 2020-12-24 | ||
| WO2020255791A1 (ja) * | 2019-06-18 | 2020-12-24 | 凸版印刷株式会社 | Lc共振回路を有する多層配線基板、およびlc共振回路を有する多層配線基板を用いた電子部品パッケージ |
| US12101074B2 (en) | 2019-06-18 | 2024-09-24 | Toppan Inc. | Multilayer circuit board with LC resonant circuit and electronic component package including multilayer circuit board with LC resonant circuit |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |