JPH08251079A - エコーキャンセラ - Google Patents
エコーキャンセラInfo
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- JPH08251079A JPH08251079A JP7046705A JP4670595A JPH08251079A JP H08251079 A JPH08251079 A JP H08251079A JP 7046705 A JP7046705 A JP 7046705A JP 4670595 A JP4670595 A JP 4670595A JP H08251079 A JPH08251079 A JP H08251079A
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- tap
- echo
- echo canceller
- taps
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明はエコーキャンセラに関し,処理演算量
の削減と低消費電力(ローパワー)化及び収束速度,エ
コー抑圧量の向上を実現することを目的とする。 【構成】エコー経路における最大の単純遅延部と真の応
答部の和を含む時間に相当するタップ及びタップ係数を
保持するエコーキャンセラに単純遅延時間を検出する手
段を備える。キャンセル動作は単純遅延時間に相当する
タップ及びタップ係数は使用せず,真の応答部に対応し
た有効タップ及び該有効タップに対応したタップ係数だ
けを使用して行う。
の削減と低消費電力(ローパワー)化及び収束速度,エ
コー抑圧量の向上を実現することを目的とする。 【構成】エコー経路における最大の単純遅延部と真の応
答部の和を含む時間に相当するタップ及びタップ係数を
保持するエコーキャンセラに単純遅延時間を検出する手
段を備える。キャンセル動作は単純遅延時間に相当する
タップ及びタップ係数は使用せず,真の応答部に対応し
た有効タップ及び該有効タップに対応したタップ係数だ
けを使用して行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は伝送路において発生する
エコーを抑圧するエコーキャンセラに関する。
エコーを抑圧するエコーキャンセラに関する。
【0002】エコーキャンセラは2線4線変換器等で生
じるエコーによる通話品質の劣化を防ぐため等に用いら
れる。従来,エコーキャンセラは,着信転送サービス用
双方向中継器,電話会議用中継器等の伝送路が長く伝送
遅延が大きいことによってエコーが気になる場合にこれ
を抑圧するために用いられることが多かった。
じるエコーによる通話品質の劣化を防ぐため等に用いら
れる。従来,エコーキャンセラは,着信転送サービス用
双方向中継器,電話会議用中継器等の伝送路が長く伝送
遅延が大きいことによってエコーが気になる場合にこれ
を抑圧するために用いられることが多かった。
【0003】しかし,近年では伝送容量を削減するため
に音声CODECにより帯域圧縮を行うような応用も広
く実用化されるようになってきており,CODECの持
つ遅延に起因するエコーの除去のためにも広く適用され
ている。現実には,さらに移動端末やその基地局システ
ム等の無線系ネットワークにも広く用いられるようにな
ってきている。
に音声CODECにより帯域圧縮を行うような応用も広
く実用化されるようになってきており,CODECの持
つ遅延に起因するエコーの除去のためにも広く適用され
ている。現実には,さらに移動端末やその基地局システ
ム等の無線系ネットワークにも広く用いられるようにな
ってきている。
【0004】
【従来の技術】図7は従来のエコーキャンセラの適用位
置を示す。図7の場合,アナログの電話端末aとbが通
信網を介して接続されて通話を行う例であり,H1,H
2は2線・4線変換用のハイブリッドである。電話端末
bから送られた信号がハイブリッド1において電話端
末aへ分岐する時,インピーダンスの不整合等によりエ
コー成分’が発生して電話端末bの方向へ送られる。
置を示す。図7の場合,アナログの電話端末aとbが通
信網を介して接続されて通話を行う例であり,H1,H
2は2線・4線変換用のハイブリッドである。電話端末
bから送られた信号がハイブリッド1において電話端
末aへ分岐する時,インピーダンスの不整合等によりエ
コー成分’が発生して電話端末bの方向へ送られる。
【0005】伝送路に上記した中継器等の遅延を発生す
る回路や, 衛星回線等の使用により一定時間以上の遅延
が生じるとエコーにより通話品質に影響を及ぼすのでエ
コーキャンセラEC1が設けられており,エコーキャン
セラEC1においてキャンセル処理が行われる。また,
エコーキャンセラEC2は電話端末aからの送信信号が
ハイブリッドH2で発生するエコー成分をキャンセルす
る機能を持つ。
る回路や, 衛星回線等の使用により一定時間以上の遅延
が生じるとエコーにより通話品質に影響を及ぼすのでエ
コーキャンセラEC1が設けられており,エコーキャン
セラEC1においてキャンセル処理が行われる。また,
エコーキャンセラEC2は電話端末aからの送信信号が
ハイブリッドH2で発生するエコー成分をキャンセルす
る機能を持つ。
【0006】図9は従来のエコーキャンセラの原理図を
示す。このエコーキャンセラ(EC)は図7のEC1に
相当するものとする。このエコーキャンセラ(EC)8
2は,FIRフィルタ(Finite Impulse Response Filt
er) に属するもので, 遠端通話者から送られた信号が受
信側入力A点)から入力されるとタップメモリ824へ
入力され,疑似エコー発生器823はエコー経路(A点
からハイブリッドHを介して送信側入力D点までの経
路)のインパルス応答の推定値に相当するタップ係数メ
モリ822とタップメモリ824のデータを用いて計算
して疑似エコーyt ’を発生し,加算器820で送信側
入力のエコー信号yt から疑似エコーyt ’を差し引く
ことによりエコーのキャンセルを行っている。加算器8
20から発生する残留エコー(yt −yt ’)は,送信
側出力から送信されると共に,タップ係数更新部821
に供給され,ここでタップメモリ824のデータを使っ
てタップ係数メモリ822の各係数の更新処理が行われ
る。
示す。このエコーキャンセラ(EC)は図7のEC1に
相当するものとする。このエコーキャンセラ(EC)8
2は,FIRフィルタ(Finite Impulse Response Filt
er) に属するもので, 遠端通話者から送られた信号が受
信側入力A点)から入力されるとタップメモリ824へ
入力され,疑似エコー発生器823はエコー経路(A点
からハイブリッドHを介して送信側入力D点までの経
路)のインパルス応答の推定値に相当するタップ係数メ
モリ822とタップメモリ824のデータを用いて計算
して疑似エコーyt ’を発生し,加算器820で送信側
入力のエコー信号yt から疑似エコーyt ’を差し引く
ことによりエコーのキャンセルを行っている。加算器8
20から発生する残留エコー(yt −yt ’)は,送信
側出力から送信されると共に,タップ係数更新部821
に供給され,ここでタップメモリ824のデータを使っ
てタップ係数メモリ822の各係数の更新処理が行われ
る。
【0007】エコーキャンセラは受信側入力信号をもと
にエコー経路特性の推定を行い。エコー経路の伝達特性
はエコーキャンセラが接続される回線に依存するため,
エコーキャンセラにとっては電話がかけられて呼が接続
された時点で初めて伝達特性が与えられことになる。従
って,呼が接続された直後からエコー経路の推定(タッ
プ係数の更新)を始める。
にエコー経路特性の推定を行い。エコー経路の伝達特性
はエコーキャンセラが接続される回線に依存するため,
エコーキャンセラにとっては電話がかけられて呼が接続
された時点で初めて伝達特性が与えられことになる。従
って,呼が接続された直後からエコー経路の推定(タッ
プ係数の更新)を始める。
【0008】エコーキャンセラが置かれる位置は必ずし
も2線4線変換器等のエコー発生源の近くとは限らず,
その距離も接続される回線に依存する。一般にエコーキ
ャンセラはエコーキャンセラとエコー発生源の間で生じ
る単純遅延時間部とエコー経路の真の応答部の合計に相
当する時間に応じたFIR適応フィルタのタップ及びタ
ップ係数を保有する必要があり,それらの全タップ及び
タップ係数を用いてキャンセル動作が行われている。
も2線4線変換器等のエコー発生源の近くとは限らず,
その距離も接続される回線に依存する。一般にエコーキ
ャンセラはエコーキャンセラとエコー発生源の間で生じ
る単純遅延時間部とエコー経路の真の応答部の合計に相
当する時間に応じたFIR適応フィルタのタップ及びタ
ップ係数を保有する必要があり,それらの全タップ及び
タップ係数を用いてキャンセル動作が行われている。
【0009】図8にエコー経路のインパルス応答の標準
的な例を示す。図8に示すように、単純遅延時間部と真
の応答部と余り部分とからなる。日本国内を考えると,
例えば東京を中心にすると,伝送遅延は最大40ミリ秒
程度であるとされている。一方,2線4線変換器のイン
パルス応答は約20ミリ秒程度であるとされている。従
って,一般には日本国内を対象とするとエコーキャンセ
ラは両者の合計に相当する約60ミリ秒程度に相当する
FIRフィルタのタップ及びタップ係数を保有する必要
がある。
的な例を示す。図8に示すように、単純遅延時間部と真
の応答部と余り部分とからなる。日本国内を考えると,
例えば東京を中心にすると,伝送遅延は最大40ミリ秒
程度であるとされている。一方,2線4線変換器のイン
パルス応答は約20ミリ秒程度であるとされている。従
って,一般には日本国内を対象とするとエコーキャンセ
ラは両者の合計に相当する約60ミリ秒程度に相当する
FIRフィルタのタップ及びタップ係数を保有する必要
がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来
は,真の応答部(図8の場合,約20ミリ秒)以外の全
タップ及びタップ係数に対してもキャンセル処理を行う
ために,処理演算量や,消費電力が多大となり,更に収
束速度が遅い等の点で問題があった。
は,真の応答部(図8の場合,約20ミリ秒)以外の全
タップ及びタップ係数に対してもキャンセル処理を行う
ために,処理演算量や,消費電力が多大となり,更に収
束速度が遅い等の点で問題があった。
【0011】本発明は処理演算量の削減と低消費電力
(ローパワー)化及び収束速度,エコー抑圧量の向上を
実現することができるエコーキャンセラを提供すること
を目的とする。
(ローパワー)化及び収束速度,エコー抑圧量の向上を
実現することができるエコーキャンセラを提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第1の原
理構成図,図2は本発明の第2の原理構成図である。図
1において,1はエコーキャンセラ,10〜13はエコ
ーキャンセラの一部の原理が示され,10は入力信号を
設定された遅延時間だけ保持して出力するバッファ,1
1はタップメモリ,12はタップ係数メモリを含むタッ
プ係数更新部,13は疑似エコー生成部,14は減算
部,2は遅延時間測定部,Hは2線4線変換用のハイブ
リッドである。
理構成図,図2は本発明の第2の原理構成図である。図
1において,1はエコーキャンセラ,10〜13はエコ
ーキャンセラの一部の原理が示され,10は入力信号を
設定された遅延時間だけ保持して出力するバッファ,1
1はタップメモリ,12はタップ係数メモリを含むタッ
プ係数更新部,13は疑似エコー生成部,14は減算
部,2は遅延時間測定部,Hは2線4線変換用のハイブ
リッドである。
【0013】図2において,3はエコーキャンセラ,3
0はタップメモリ,31はタップ係数メモリを含むタッ
プ係数更新部,32は疑似エコー生成部,33は有効タ
ップ検索部,34は減算部,,35はエコー抑圧量検出
部,Hは図1と同様のハイブリッドである。
0はタップメモリ,31はタップ係数メモリを含むタッ
プ係数更新部,32は疑似エコー生成部,33は有効タ
ップ検索部,34は減算部,,35はエコー抑圧量検出
部,Hは図1と同様のハイブリッドである。
【0014】本発明はエコーキャンセラが保有するタッ
プ及びタップ係数のうち真の応答部の時間に対応したタ
ップ(有効タップという)及びタップ係数だけでキャン
セル動作を行うことにより処理演算量の削減,ローパワ
ー化及び収束速度の向上を実現するものである。
プ及びタップ係数のうち真の応答部の時間に対応したタ
ップ(有効タップという)及びタップ係数だけでキャン
セル動作を行うことにより処理演算量の削減,ローパワ
ー化及び収束速度の向上を実現するものである。
【0015】
【作用】図1の場合,外部の遅延時間測定部2により,
受信側出力信号がエコー経路を介して送信側入力信号と
して受信するまでの単純遅延時間を測定する。測定によ
り得られた単純遅延時間の値をエコーキャンセラ1へ入
力する。エコーキャンセラ1内では,受信側入力に対し
て入力された単純遅延時間分だけバッファ10で保持し
て,その後タップメモリ11へ出力し,真の応答部に相
当するタップ(有効タップ)に対してだけ演算処理を行
って,疑似エコー生成(図示せず)及びタップ係数更新
部12における更新動作を行う。このため,タップメモ
リ11及びタップ係数更新部12のタップ係数メモリ
(図示せず)は,インパルス応答時間に対応する容量を
備えるだけでよく,処理演算量も有効タップの処理だけ
であるため時間がかからない。
受信側出力信号がエコー経路を介して送信側入力信号と
して受信するまでの単純遅延時間を測定する。測定によ
り得られた単純遅延時間の値をエコーキャンセラ1へ入
力する。エコーキャンセラ1内では,受信側入力に対し
て入力された単純遅延時間分だけバッファ10で保持し
て,その後タップメモリ11へ出力し,真の応答部に相
当するタップ(有効タップ)に対してだけ演算処理を行
って,疑似エコー生成(図示せず)及びタップ係数更新
部12における更新動作を行う。このため,タップメモ
リ11及びタップ係数更新部12のタップ係数メモリ
(図示せず)は,インパルス応答時間に対応する容量を
備えるだけでよく,処理演算量も有効タップの処理だけ
であるため時間がかからない。
【0016】次に図2の場合,タップメモリ30及び,
タップ係数更新部31のタップ係数メモリ(図示省略)
は,単純遅延時間部及び応答部の両方をカバーする容量
を備える。有効タップの検索としては,エコーキャンセ
ラ3を動作させつつ,有効タップ検索部33により,保
有する全タップ係数の中で最大値を有するタップ係数を
検索する。最大値を有するタップ係数が検索されると,
そのタップ係数を含む前後一定数のタップ係数を選択
し,それらのタップ係数に対応するタップを真の応答部
に対応する有効タップとする。ここで,最大値を有する
タップ係数が検出されない場合は,例えば,タップ係数
内のいずれかの一定数を選択すればよい。
タップ係数更新部31のタップ係数メモリ(図示省略)
は,単純遅延時間部及び応答部の両方をカバーする容量
を備える。有効タップの検索としては,エコーキャンセ
ラ3を動作させつつ,有効タップ検索部33により,保
有する全タップ係数の中で最大値を有するタップ係数を
検索する。最大値を有するタップ係数が検索されると,
そのタップ係数を含む前後一定数のタップ係数を選択
し,それらのタップ係数に対応するタップを真の応答部
に対応する有効タップとする。ここで,最大値を有する
タップ係数が検出されない場合は,例えば,タップ係数
内のいずれかの一定数を選択すればよい。
【0017】エコーキャンセル処理としては,キャンセ
ル動作の内,疑似エコーの算出は有効タップ及び対応す
るタップ係数だけを使用して行い,エコー経路の推定
(タップ係数更新処理)は,次の(1) と(2) の何れかに
より行うことができる。 (1)全タップ及び全タップ係数
を使用する。
ル動作の内,疑似エコーの算出は有効タップ及び対応す
るタップ係数だけを使用して行い,エコー経路の推定
(タップ係数更新処理)は,次の(1) と(2) の何れかに
より行うことができる。 (1)全タップ及び全タップ係数
を使用する。
【0018】(2)エコー抑圧量検出部35を設けて,エ
コー抑圧量が一定量に満たない間は,エコー経路の推定
は全タップ及び全タップ係数を使用して行い,一定量を
越えたら有効タップ及び対応するタップ係数だけを使用
して行う。
コー抑圧量が一定量に満たない間は,エコー経路の推定
は全タップ及び全タップ係数を使用して行い,一定量を
越えたら有効タップ及び対応するタップ係数だけを使用
して行う。
【0019】
【実施例】図3は実施例1の構成図である。この実施例
1は上記図1に示す本発明の第1の原理構成に対応す
る。
1は上記図1に示す本発明の第1の原理構成に対応す
る。
【0020】図3において,1,10〜13,及び2は
上記図1の各符号に対応し,1はエコーキャンセラ(E
C),10はバッファ,11は真の応答時間分の容量を
持つタップメモリ,12は真の応答時間分のタップ係数
メモリ(図示せず)を備えるタップ係数更新部,13は
疑似エコー生成部,14は制御部,15は減算器,2は
遅延時間測定部,3は2線4線変換用のハイブリッド
(Hで表示),4はスイッチである。
上記図1の各符号に対応し,1はエコーキャンセラ(E
C),10はバッファ,11は真の応答時間分の容量を
持つタップメモリ,12は真の応答時間分のタップ係数
メモリ(図示せず)を備えるタップ係数更新部,13は
疑似エコー生成部,14は制御部,15は減算器,2は
遅延時間測定部,3は2線4線変換用のハイブリッド
(Hで表示),4はスイッチである。
【0021】図3に示す実施例1の動作を説明すると,
最初に遅延時間測定部2においてエコーキャンセラ1の
受信側出力点(aで示す)から送信側入力点(bで示
す)までのエコー経路の遅延時間を測定する。そのた
め,スイッチ4に制御信号を出力して各線路を遅延時間
測定部2に引き込む。次に時間測定部20の指示により
測定用信号出力部21から信号を出力させ,その信号が
スイッチ4,ハイブリッド3,スイッチ4を介して遅延
時間測定部2へ戻るまでの時間を時間測定部20により
測定する。測定された遅延時間(t)の情報はバッファ
10へ供給される。
最初に遅延時間測定部2においてエコーキャンセラ1の
受信側出力点(aで示す)から送信側入力点(bで示
す)までのエコー経路の遅延時間を測定する。そのた
め,スイッチ4に制御信号を出力して各線路を遅延時間
測定部2に引き込む。次に時間測定部20の指示により
測定用信号出力部21から信号を出力させ,その信号が
スイッチ4,ハイブリッド3,スイッチ4を介して遅延
時間測定部2へ戻るまでの時間を時間測定部20により
測定する。測定された遅延時間(t)の情報はバッファ
10へ供給される。
【0022】この遅延時間(t)は一般には日本国内で
は最大でも約40ミリ秒程度であり,上記図8に示す単
純遅延時間部の時間に相当し,バッファ10では,受信
側入力信号(遠端通話者から送られた信号)が入力され
るが,遅延時間測定部2から入力される遅延時間情報に
応じて信号を遅延させてからタップメモリ11へ出力す
る。
は最大でも約40ミリ秒程度であり,上記図8に示す単
純遅延時間部の時間に相当し,バッファ10では,受信
側入力信号(遠端通話者から送られた信号)が入力され
るが,遅延時間測定部2から入力される遅延時間情報に
応じて信号を遅延させてからタップメモリ11へ出力す
る。
【0023】制御部14はバッファ10からの出力信
号,送信側入力信号,及び減算器15の出力信号を用い
て,タップ係数更新動作を制御する。タップメモリ11
には単純遅延時間相当の時間だけ遅延された受信側信号
が入力され約20ミリ秒程度の容量を保持する。この
時,疑似エコー生成部13はタップメモリ11及びタッ
プ係数更新部12のタップ係数を用いて疑似エコーを生
成し,減算器15へ供給し入力されたエコー成分から疑
似エコーを減算する。
号,送信側入力信号,及び減算器15の出力信号を用い
て,タップ係数更新動作を制御する。タップメモリ11
には単純遅延時間相当の時間だけ遅延された受信側信号
が入力され約20ミリ秒程度の容量を保持する。この
時,疑似エコー生成部13はタップメモリ11及びタッ
プ係数更新部12のタップ係数を用いて疑似エコーを生
成し,減算器15へ供給し入力されたエコー成分から疑
似エコーを減算する。
【0024】減算結果は送信出力信号となって遠端通話
者へ送られると共にタップ係数更新部12へ入力する。
タップ係数更新部12は減算器15の出力及びタップメ
モリ11の出力を用いてタップ係数メモリ(図示せず)
のタップ係数を更新の処理を行い,処理結果は疑似エコ
ー生成部13へ供給される。
者へ送られると共にタップ係数更新部12へ入力する。
タップ係数更新部12は減算器15の出力及びタップメ
モリ11の出力を用いてタップ係数メモリ(図示せず)
のタップ係数を更新の処理を行い,処理結果は疑似エコ
ー生成部13へ供給される。
【0025】この実施例1により,単純遅延時間に応じ
て受信側入力に対するバッファ量を設定して,エコーキ
ャンセラのタップメモリ,タップ係数更新部のタップ係
数メモリの容量を約20ミリ秒程度とすることができる
ため,小型化できると共に,演算処理量の削減による処
理遅延の低減及びローパワー化が可能であり,特性の向
上を図ることができる。
て受信側入力に対するバッファ量を設定して,エコーキ
ャンセラのタップメモリ,タップ係数更新部のタップ係
数メモリの容量を約20ミリ秒程度とすることができる
ため,小型化できると共に,演算処理量の削減による処
理遅延の低減及びローパワー化が可能であり,特性の向
上を図ることができる。
【0026】図4は実施例2の構成図である。この実施
例2は上記図2に示す本発明の第2の原理構成に対応す
る。図4において,3はこの実施例2のエコーキャンセ
ラ,30は〜33は上記図2に示す同じ符号の各部に対
応し,30はタップメモリ,31はタップ係数更新部,
32は疑似エコー生成部,33は本発明による有効タッ
プ検出部,34は減算部,Hはハイブリッドである。
例2は上記図2に示す本発明の第2の原理構成に対応す
る。図4において,3はこの実施例2のエコーキャンセ
ラ,30は〜33は上記図2に示す同じ符号の各部に対
応し,30はタップメモリ,31はタップ係数更新部,
32は疑似エコー生成部,33は本発明による有効タッ
プ検出部,34は減算部,Hはハイブリッドである。
【0027】この実施例2では,エコーキャンセラ3内
の有効タップ検出部33において,タップ係数更新部3
1内に保有する全タップ係数の中で最大値を有するタッ
プ係数を検索する。図5の有効タップの説明図に示すよ
うに,有効タップ検出部33により最大値を有するタッ
プ係数を検出し,そのタップ係数を含む前後一定数のタ
ップ係数を選択する。それらのタップ係数に対応するタ
ップを真の応答部に対応した有効タップとする。
の有効タップ検出部33において,タップ係数更新部3
1内に保有する全タップ係数の中で最大値を有するタッ
プ係数を検索する。図5の有効タップの説明図に示すよ
うに,有効タップ検出部33により最大値を有するタッ
プ係数を検出し,そのタップ係数を含む前後一定数のタ
ップ係数を選択する。それらのタップ係数に対応するタ
ップを真の応答部に対応した有効タップとする。
【0028】有効タップ検出部33は検出情報を疑似エ
コー生成部32へ入力する。疑似エコー生成部32では
保有するタップ及びタップ係数のうち有効タップに相当
する部分だけを用いて疑似エコー算出を行う。タップ係
数更新部31では従来と同様に全タップ係数に対してタ
ップ係数の更新を行う。この例では,疑似エコー算出を
有効タップだけで行っていることから疑似エコー算出に
要する処理演算量は,従来の約1/3(約20ミリ秒/
約60ミリ秒)に削減することができ,ローパワー化を
実現すると共に,不要なタップに対する演算を行わない
ことにより収束速度及びエコー抑圧量の向上を達成でき
る。
コー生成部32へ入力する。疑似エコー生成部32では
保有するタップ及びタップ係数のうち有効タップに相当
する部分だけを用いて疑似エコー算出を行う。タップ係
数更新部31では従来と同様に全タップ係数に対してタ
ップ係数の更新を行う。この例では,疑似エコー算出を
有効タップだけで行っていることから疑似エコー算出に
要する処理演算量は,従来の約1/3(約20ミリ秒/
約60ミリ秒)に削減することができ,ローパワー化を
実現すると共に,不要なタップに対する演算を行わない
ことにより収束速度及びエコー抑圧量の向上を達成でき
る。
【0029】図6は実施例3の構成図である。図6にお
いて,3は実施例3のエコーキャンセラ,30〜34は
上記実施例2(図4)に示す同じ符号の各部に対応し,
30はタップメモリ,31はタップ係数更新部,32は
疑似エコー生成部,33は有効タップ検出部,34は制
御部,35は本発明によるエコー抑圧量検出部,Hはハ
イブリッドである。
いて,3は実施例3のエコーキャンセラ,30〜34は
上記実施例2(図4)に示す同じ符号の各部に対応し,
30はタップメモリ,31はタップ係数更新部,32は
疑似エコー生成部,33は有効タップ検出部,34は制
御部,35は本発明によるエコー抑圧量検出部,Hはハ
イブリッドである。
【0030】この実施例3の場合,エコーキャンセラ3
の内部の有効タップ検出部33により保有するタップメ
モリ内の有効タップを検出し,疑似エコー生成部32に
検出情報を入力する。疑似エコー生成部32では,保有
するタップ及びタップ係数のうち有効タップに相当する
部分のみを用いて疑似エコーの算出を行う。
の内部の有効タップ検出部33により保有するタップメ
モリ内の有効タップを検出し,疑似エコー生成部32に
検出情報を入力する。疑似エコー生成部32では,保有
するタップ及びタップ係数のうち有効タップに相当する
部分のみを用いて疑似エコーの算出を行う。
【0031】エコー抑圧量検出部35は,送信側入力情
報として減算器34へ入力するエコー量と,減算器34
から出力するエコーが抑圧された後の量との差を求めて
エコーキャンセラのエコー抑圧量を算出すると共に,エ
コー抑圧量が予め設定された一定量を越えたか否かを検
出する。この検出結果は,タップ係数更新部31へ供給
される。タップ係数更新部31は,エコー抑圧量が一定
量を越えてない状態では,従来通り全タップ係数に対し
て更新処理を行い,一定量を越えたことが検出された場
合は,有効タップに相当するタップ係数だけに対し更新
処理を行う。
報として減算器34へ入力するエコー量と,減算器34
から出力するエコーが抑圧された後の量との差を求めて
エコーキャンセラのエコー抑圧量を算出すると共に,エ
コー抑圧量が予め設定された一定量を越えたか否かを検
出する。この検出結果は,タップ係数更新部31へ供給
される。タップ係数更新部31は,エコー抑圧量が一定
量を越えてない状態では,従来通り全タップ係数に対し
て更新処理を行い,一定量を越えたことが検出された場
合は,有効タップに相当するタップ係数だけに対し更新
処理を行う。
【0032】この例では,疑似エコー算出を有効タップ
係数だけで行うことで,上記実施例2と同様に疑似エコ
ー算出に要する処理演算量を約1/3とし,ローパワー
化の実現及び,収束速度とエコー抑圧量の向上を達成す
ることができる。また,エコー抑圧量が一定量以上にな
ると有効タップに相当するタップ係数に対してのみ更新
を行うことから,この場合のタップ係数更新に要する処
理演算量も従来の1/3に削減でき,更にローパワー化
を図れる。
係数だけで行うことで,上記実施例2と同様に疑似エコ
ー算出に要する処理演算量を約1/3とし,ローパワー
化の実現及び,収束速度とエコー抑圧量の向上を達成す
ることができる。また,エコー抑圧量が一定量以上にな
ると有効タップに相当するタップ係数に対してのみ更新
を行うことから,この場合のタップ係数更新に要する処
理演算量も従来の1/3に削減でき,更にローパワー化
を図れる。
【0033】
【発明の効果】本発明によればエコーキャンセラが保有
するタップ及びタップ係数のうち真の応答部に対応する
タップ及びタップ係数だけでキャンセル動作を行うこと
により,装置の小型化,処理演算量の削減,ローパワー
化,及び収束速度とエコー抑圧量の向上を実現すること
ができる。
するタップ及びタップ係数のうち真の応答部に対応する
タップ及びタップ係数だけでキャンセル動作を行うこと
により,装置の小型化,処理演算量の削減,ローパワー
化,及び収束速度とエコー抑圧量の向上を実現すること
ができる。
【図1】本発明の第1の原理構成図である。
【図2】本発明の第2の原理構成図である。
【図3】実施例1の構成図である。
【図4】実施例2の構成図である。
【図5】有効タップの説明図である。
【図6】実施例3の構成図である。
【図7】従来のエコーキャンセラの適用位置を示す図で
ある。
ある。
【図8】エコー経路のインパルス応答の標準的な例を示
す図である。
す図である。
【図9】従来のエコーキャンセラの原理図を示す図であ
る。
る。
1 エコーキャンセラ 10 バッファ 11 タップメモリ 12 タップ係数更新部 13 疑似エコー生成部 14 減算部 2 遅延時間測定部 H ハイブリッド
Claims (6)
- 【請求項1】 エコー経路における最大の単純遅延部と
真の応答部の和を含む時間に相当するタップ及びタップ
係数を保持するエコーキャンセラにおいて,エコーのキ
ャンセル動作を前記単純遅延時間に相当するタップ及び
タップ係数は使用せず,真の応答部に対応した有効タッ
プ及び該有効タップに対応したタップ係数だけを使用し
てキャンセル動作を行うことを特徴とするエコーキャン
セラ。 - 【請求項2】 請求項1において,エコーキャンセラに
前記単純遅延時間に相当する値を入力する外部入力を備
え,前記外部入力からの値を用いて前記有効タップを識
別して,前記識別した有効タップ及び該有効タップに対
応したタップ係数だけを使用してキャンセル動作を行う
ことを特徴とするエコーキャンセラ。 - 【請求項3】 請求項1において,エコーキャンセラ内
部に真の応答部に対応した有効タップを検索する有効タ
ップ検索部を備え,前記有効タップ検索部により検出し
た有効タップ及び該有効タップに対応したタップ係数だ
けを使用してキャンセル動作を行うことを特徴とするエ
コーキャンセラ。 - 【請求項4】 請求項3において,前記有効タップ検索
部は,保有する全タップ係数の中から最大値を有するタ
ップ係数を検索し,そのタップ係数を含む前後一定のタ
ップ係数を選択し,前記選択されたタップ係数に対応し
たタップを真の応答部に対応する有効タップとすること
を特徴とするエコーキャンセラ。 - 【請求項5】 エコー経路における最大の単純遅延部と
真の応答部の和を含む時間に相当するタップ及びタップ
係数を保持するエコーキャンセラにおいて,キャンセル
に使用する疑似エコーの算出は真の応答部に対応した有
効タップ及び対応するタップ係数だけを使用し,エコー
経路の推定は全タップ及び全タップ係数を使用して行う
ことを特徴とするエコーキャンセラ。 - 【請求項6】 請求項5において,エコー経路の推定
は,エコー抑圧量が一定量に満たない期間は全タップ及
び全タップ係数を使用して行い,一定量を越えると有効
タップ及び対応するタップ係数だけを使用して行うこと
を特徴とするエコーキャンセラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7046705A JPH08251079A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | エコーキャンセラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7046705A JPH08251079A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | エコーキャンセラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08251079A true JPH08251079A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12754788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7046705A Withdrawn JPH08251079A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | エコーキャンセラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08251079A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006134730A1 (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-21 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | エコーキャンセラ |
| US8280037B2 (en) | 2009-09-09 | 2012-10-02 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Echo canceller having its effective filter taps adaptively controlled with echo cancellation amount monitored |
-
1995
- 1995-03-07 JP JP7046705A patent/JPH08251079A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006134730A1 (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-21 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | エコーキャンセラ |
| JP2006352450A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Oki Electric Ind Co Ltd | エコーキャンセラ |
| US8218757B2 (en) | 2005-06-15 | 2012-07-10 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Echo canceler |
| US8280037B2 (en) | 2009-09-09 | 2012-10-02 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Echo canceller having its effective filter taps adaptively controlled with echo cancellation amount monitored |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |