JPH08252010A - 田植機における植込苗欠株防止装置 - Google Patents
田植機における植込苗欠株防止装置Info
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- JPH08252010A JPH08252010A JP8495895A JP8495895A JPH08252010A JP H08252010 A JPH08252010 A JP H08252010A JP 8495895 A JP8495895 A JP 8495895A JP 8495895 A JP8495895 A JP 8495895A JP H08252010 A JPH08252010 A JP H08252010A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 歩行型田植機または乗用型田植機であって、
予め工場出荷段階の田植機として組み込み済みのものと
するか、あるいは既に製造されてしまった田植機に後か
ら組み込み可能とする植込苗欠株防止装置に関するもの
であり、機械植えされた後の苗に欠株現象を発生させな
いようにする新規な構造の田植機における植込苗欠株防
止装置を提供する。 【構成】 田植機MのフロートF底面であって、植付け
爪M1による苗植付け筋L上となる位置の、均し主要部
F1適所には、泥塊破砕押込兼用突子1を設けると共
に、細長胴部F2を支持部として、植え込まれた苗Pを
通過可能とする間隔を維持し、且つ植え込まれた苗Pの
根元両側近傍を通過可能とするよう高さ調節自在に相対
峙させた一対の泥寄せ片2が突設形成されて成る田植機
における植込苗欠株防止装置。
予め工場出荷段階の田植機として組み込み済みのものと
するか、あるいは既に製造されてしまった田植機に後か
ら組み込み可能とする植込苗欠株防止装置に関するもの
であり、機械植えされた後の苗に欠株現象を発生させな
いようにする新規な構造の田植機における植込苗欠株防
止装置を提供する。 【構成】 田植機MのフロートF底面であって、植付け
爪M1による苗植付け筋L上となる位置の、均し主要部
F1適所には、泥塊破砕押込兼用突子1を設けると共
に、細長胴部F2を支持部として、植え込まれた苗Pを
通過可能とする間隔を維持し、且つ植え込まれた苗Pの
根元両側近傍を通過可能とするよう高さ調節自在に相対
峙させた一対の泥寄せ片2が突設形成されて成る田植機
における植込苗欠株防止装置。
Description
【0001】
【発明の目的】この発明は、苗箱に植えられてマット状
に育成された苗やポット植えされた苗を搭載し、植付け
爪の作動によって苗を機械的に植え込んでいく歩行型田
植機または乗用型田植機であって、予め工場出荷段階の
田植機として組み込み済みのものとするか、あるいは既
に製造されてしまった田植機に、販売店または農家が後
から組み込み可能とする植込苗欠株防止装置に関するも
のであり、水田の情況や機械操作の如何に拘らず、機械
植えされた後の苗が圃場の水中内泥層部から遊離して抜
け出したり、簡単に倒覆して欠株に繋がってしまわない
ようにする新規な構造の田植機における植込苗欠株防止
装置を提供しようとするものである。
に育成された苗やポット植えされた苗を搭載し、植付け
爪の作動によって苗を機械的に植え込んでいく歩行型田
植機または乗用型田植機であって、予め工場出荷段階の
田植機として組み込み済みのものとするか、あるいは既
に製造されてしまった田植機に、販売店または農家が後
から組み込み可能とする植込苗欠株防止装置に関するも
のであり、水田の情況や機械操作の如何に拘らず、機械
植えされた後の苗が圃場の水中内泥層部から遊離して抜
け出したり、簡単に倒覆して欠株に繋がってしまわない
ようにする新規な構造の田植機における植込苗欠株防止
装置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来技術】飛躍的な経済発展を遂げる我が国の国情を
反映し、世界各国からは我が国の貿易の規制緩策が強く
求められ、様々な分野の製品がその対象となって輸出入
の規制が緩和されたり、その準備段階に入ったことか
ら、各産業分野共その対応に向けた様々な努力を余儀無
くされている。農産物の自由化もその重要な対象物品と
なっていて、既に柑橘類やサクランボ、林檎等といった
果実では完全に自由化がなされ、それら産品農家では外
国産のものと競争関係に入り、関係者の努力によって十
分対抗できるだけの実績を積み上げつつある。
反映し、世界各国からは我が国の貿易の規制緩策が強く
求められ、様々な分野の製品がその対象となって輸出入
の規制が緩和されたり、その準備段階に入ったことか
ら、各産業分野共その対応に向けた様々な努力を余儀無
くされている。農産物の自由化もその重要な対象物品と
なっていて、既に柑橘類やサクランボ、林檎等といった
果実では完全に自由化がなされ、それら産品農家では外
国産のものと競争関係に入り、関係者の努力によって十
分対抗できるだけの実績を積み上げつつある。
【0003】農産物でも米の場合には、我が国独特の食
糧事情もあって、諸外国からの要求に必至の攻防を繰り
広げ、現状では完全自由化に至ってはいないものの、段
階的な自由化から近い将来には完全自由化へと移行せざ
るを得ない段階に入っていると見倣されている。このよ
うな情勢の推移に対して性急な対応が必要とされること
から、国の機関は固よりのこと、直接影響を受ける稲作
農家の人々も一丸となって、外国産米に対抗できるだけ
の質と量とが確保できる高級品種の開発、育成に取り組
み、既に味が良くて病害虫にも強く、十分高収益が望め
るだけの秀れた品種の米が続々と登場してきている。
糧事情もあって、諸外国からの要求に必至の攻防を繰り
広げ、現状では完全自由化に至ってはいないものの、段
階的な自由化から近い将来には完全自由化へと移行せざ
るを得ない段階に入っていると見倣されている。このよ
うな情勢の推移に対して性急な対応が必要とされること
から、国の機関は固よりのこと、直接影響を受ける稲作
農家の人々も一丸となって、外国産米に対抗できるだけ
の質と量とが確保できる高級品種の開発、育成に取り組
み、既に味が良くて病害虫にも強く、十分高収益が望め
るだけの秀れた品種の米が続々と登場してきている。
【0004】また、その一方では、農作業の効率化のた
めに圃場基盤の整備も順調に進み、3反歩1区画とした
大型の圃場が整然と統合整理されて大型機械の導入を可
能とするようにした生産効率の高い環境作りも実現され
始めてきている外、耕耘、田植え、収穫、脱穀等といっ
た主だった農作業だけに止どまらず、例えば消毒、水量
管理等といった生産過程における補助農作業の機械化に
ついても見直しがなされると共に、それら機械、施設の
高性能化、大型化についても、各農機具メーカーによっ
て必至の努力がなされ続け、重労働からの解放と作業高
率の高率化とが次第に実現化し始めてきている。
めに圃場基盤の整備も順調に進み、3反歩1区画とした
大型の圃場が整然と統合整理されて大型機械の導入を可
能とするようにした生産効率の高い環境作りも実現され
始めてきている外、耕耘、田植え、収穫、脱穀等といっ
た主だった農作業だけに止どまらず、例えば消毒、水量
管理等といった生産過程における補助農作業の機械化に
ついても見直しがなされると共に、それら機械、施設の
高性能化、大型化についても、各農機具メーカーによっ
て必至の努力がなされ続け、重労働からの解放と作業高
率の高率化とが次第に実現化し始めてきている。
【0005】この発明は、以上のような稲作農業の環境
の推移の中で、田植え作業の現実を見直した結果、次の
ような実態が未だ放置されたままで、農作業の軽減化と
高収益化とに万全が期されていないという知見を得たこ
とから、その解決を図るべくして開発、研究に取り組む
切っ掛けを掴むこととなった。即ち、上述の如く、基盤
整備も終え、高性能の大型田植機を導入して効率的な農
作業を意図した筈の稲作農家であっても、更なる高収益
を期して、田植機を引き上げた後の補助的な田植え作業
として、雨降る中を、腰を屈めた中途半端な姿勢で広い
圃場内全体を再度歩き回り、機械田植えで欠株となって
しまっ位置に自らの手で苗を植え直していく作業が残さ
れ、そのために余計な時間と苛酷で地味な労力とを割か
なければならなくなっている。
の推移の中で、田植え作業の現実を見直した結果、次の
ような実態が未だ放置されたままで、農作業の軽減化と
高収益化とに万全が期されていないという知見を得たこ
とから、その解決を図るべくして開発、研究に取り組む
切っ掛けを掴むこととなった。即ち、上述の如く、基盤
整備も終え、高性能の大型田植機を導入して効率的な農
作業を意図した筈の稲作農家であっても、更なる高収益
を期して、田植機を引き上げた後の補助的な田植え作業
として、雨降る中を、腰を屈めた中途半端な姿勢で広い
圃場内全体を再度歩き回り、機械田植えで欠株となって
しまっ位置に自らの手で苗を植え直していく作業が残さ
れ、そのために余計な時間と苛酷で地味な労力とを割か
なければならなくなっている。
【0006】しかし、多くが兼業農家で支えられている
稲作農業では、その必要を理解していても思うように作
業の実施ができず、今後の稲作農業の至上命題の一つで
ある筈の高収益化のための方策を、みすみす放棄しなけ
ればならなくなってしまっている稲作農家が極めて多く
なっている。これまでのところ、このような実態がある
ことはそれなりに知られていたものの、現実には、その
ために特に有効な手立てもなく、一方の責任者でもある
農機具メーカーでは、主として植付け爪の制御系を中心
とした技術開発に終始するだけで、今までのところ期待
する結果が得られておらず、残る稲作農家自らの耕耘技
術と田植機械の機械操作テクニックとに委ねられた形と
なってしまっているが、千差万別の圃場に対しては、そ
れら稲作農家の努力が必ずしも報いられておらず、結果
としてどの農家の圃場でも、機械田植え後の圃場には多
かれ少なかれ、欠株現象が生じてしまっている。
稲作農業では、その必要を理解していても思うように作
業の実施ができず、今後の稲作農業の至上命題の一つで
ある筈の高収益化のための方策を、みすみす放棄しなけ
ればならなくなってしまっている稲作農家が極めて多く
なっている。これまでのところ、このような実態がある
ことはそれなりに知られていたものの、現実には、その
ために特に有効な手立てもなく、一方の責任者でもある
農機具メーカーでは、主として植付け爪の制御系を中心
とした技術開発に終始するだけで、今までのところ期待
する結果が得られておらず、残る稲作農家自らの耕耘技
術と田植機械の機械操作テクニックとに委ねられた形と
なってしまっているが、千差万別の圃場に対しては、そ
れら稲作農家の努力が必ずしも報いられておらず、結果
としてどの農家の圃場でも、機械田植え後の圃場には多
かれ少なかれ、欠株現象が生じてしまっている。
【0007】この発明では、出願人自らが稲作農業に従
事し、機械田植えを実施するものの一人として具さに欠
株現象の実態を観察、分析を続けてきた結果、遂にその
原因の多くが田植機の植付け爪のメカニズムや機械操作
テクニックだけに由来するというよりも、植付け爪の植
え筋道に当たる箇所の作土泥層の質もしくは耕耘具合
と、その泥層の具合に関係して植え込まれた苗株回りへ
の泥の戻り具合とに起因して欠株もしくは欠株に繋がる
倒覆現象が惹起している事実を見出だし、それらに対処
可能な様々な工夫を模索し、各種試行錯誤を繰り返して
きた。その結果、基本的には、植付け爪による苗の植え
筋道となる作土泥層の再整備の実施と、植え込まれた後
の苗株回りへの泥の戻しの実施とを併せて実施可能とす
る以下のとおりの新規な構造から成る田植機における植
込苗欠株防止装置を完成、実用化することに成功したも
のである。
事し、機械田植えを実施するものの一人として具さに欠
株現象の実態を観察、分析を続けてきた結果、遂にその
原因の多くが田植機の植付け爪のメカニズムや機械操作
テクニックだけに由来するというよりも、植付け爪の植
え筋道に当たる箇所の作土泥層の質もしくは耕耘具合
と、その泥層の具合に関係して植え込まれた苗株回りへ
の泥の戻り具合とに起因して欠株もしくは欠株に繋がる
倒覆現象が惹起している事実を見出だし、それらに対処
可能な様々な工夫を模索し、各種試行錯誤を繰り返して
きた。その結果、基本的には、植付け爪による苗の植え
筋道となる作土泥層の再整備の実施と、植え込まれた後
の苗株回りへの泥の戻しの実施とを併せて実施可能とす
る以下のとおりの新規な構造から成る田植機における植
込苗欠株防止装置を完成、実用化することに成功したも
のである。
【0008】
【発明の構成】図面に示すこの発明を代表する実施例か
らも明確に理解されるように、この発明の田植機におけ
る植込苗欠株防止装置は、基本的に次のような構成によ
って実現される。即ち、田植機のフロート底面であっ
て、植付け爪による苗の植付け筋上となる位置の、植付
け爪作動空間よりも前方となる均し主要部適所には、泥
塊破砕押込兼用突子を設けると共に、同空間の後方側で
植付け爪の作動に支障を来さない適所には、細長胴部を
支持部として、植え込まれた苗を通過可能とする最適な
間隔を維持し、且つ植え込まれた苗の根元両側近傍を通
過可能とするよう高さ調節自在に相対峙させた一対の泥
寄せ片が突設形成されて成ることを特徴とする田植機に
おける植込苗欠株防止装置である。
らも明確に理解されるように、この発明の田植機におけ
る植込苗欠株防止装置は、基本的に次のような構成によ
って実現される。即ち、田植機のフロート底面であっ
て、植付け爪による苗の植付け筋上となる位置の、植付
け爪作動空間よりも前方となる均し主要部適所には、泥
塊破砕押込兼用突子を設けると共に、同空間の後方側で
植付け爪の作動に支障を来さない適所には、細長胴部を
支持部として、植え込まれた苗を通過可能とする最適な
間隔を維持し、且つ植え込まれた苗の根元両側近傍を通
過可能とするよう高さ調節自在に相対峙させた一対の泥
寄せ片が突設形成されて成ることを特徴とする田植機に
おける植込苗欠株防止装置である。
【0009】フロートは、最も普及しているマット苗方
式の歩行型田植機あるいは乗用型田植機において、苗載
せ台の真下から前方に掛けて配され、植付け機構の4節
リンク機構とカムとの組み合わせで殆ど人の手のような
動きを実現する植付け爪によって掻き取られた3〜4本
の苗が、作土泥層内に一定の深さ(通常では3cm前後の
深さ)に植え付けられるよう、植え付けられる直前の作
土泥層表面を均平化する機能を果たすものである。その
機能を果たすため、通常、このフロートは、前方側が、
所定の植付け筋相互間の寸法(通常33cmに固定)より
も巾広の平面形で、側面形がソリ型構造に形成されてな
る均し主要部と、その後方に繋がり、植付け筋巾寸法の
間隔を置いて左右一対の植付け爪が、円弧状の反復作動
で苗載せ台下端から苗を所要本数掻き取り、先の均し主
要部で均されたばかりの作土泥層内へ所定深さで植付け
を可能とするよう、両側に植付け空間を確保して細巾に
形成された細長胴部とから構成され、全体平面形では、
巾広の柄が着いたスコップのような形状に形成され、均
し主要部の後方、左右両側に切り欠かれたようになる部
分が、植付け爪作動空間となる。
式の歩行型田植機あるいは乗用型田植機において、苗載
せ台の真下から前方に掛けて配され、植付け機構の4節
リンク機構とカムとの組み合わせで殆ど人の手のような
動きを実現する植付け爪によって掻き取られた3〜4本
の苗が、作土泥層内に一定の深さ(通常では3cm前後の
深さ)に植え付けられるよう、植え付けられる直前の作
土泥層表面を均平化する機能を果たすものである。その
機能を果たすため、通常、このフロートは、前方側が、
所定の植付け筋相互間の寸法(通常33cmに固定)より
も巾広の平面形で、側面形がソリ型構造に形成されてな
る均し主要部と、その後方に繋がり、植付け筋巾寸法の
間隔を置いて左右一対の植付け爪が、円弧状の反復作動
で苗載せ台下端から苗を所要本数掻き取り、先の均し主
要部で均されたばかりの作土泥層内へ所定深さで植付け
を可能とするよう、両側に植付け空間を確保して細巾に
形成された細長胴部とから構成され、全体平面形では、
巾広の柄が着いたスコップのような形状に形成され、均
し主要部の後方、左右両側に切り欠かれたようになる部
分が、植付け爪作動空間となる。
【0010】泥塊破砕押込兼用突子は、上記した構成の
フロートの均し主要部の底面に突設形成され、該均し主
要部で作土泥層表面を均していく過程で、植付け爪で植
え付ける植付け筋上に塊のまま残置する泥を砕いたり、
脇に寄せてしまったり、あるいは所定深さ以下まで沈め
てしまい、その後に続く植付け爪による苗の植付けが、
泥塊に邪魔されて植え込みが不安定になったり、その泥
塊の上に載って差し込まれていない情況が発生しないよ
うにする機能を果たすものであり、したがって、それら
の機能を果たすことができるよう、ステンレス製等の細
い金属棒を屈曲加工したり、金属製あるいはプラスチッ
ク製の薄板等が下方に向けて垂設された構造のものとし
て形成され、それら細棒によるものも薄板によるもの
も、苗の植付け筋を中心とした所定巾内に複数本あるい
は複数枚が突設状となるように形成されるようにするの
が望ましく、しかも、その側面形は、泥塊を砕いたり、
跳ね除けたり、あるいは押し込んだりするのに都合が良
く、また、フロートの前進走行に余計な抵抗が掛からな
いよう配慮したものとなるよう、進行方向後方側に広が
る略三角形、楕円形、台形等の輪郭となるようにすべき
である。
フロートの均し主要部の底面に突設形成され、該均し主
要部で作土泥層表面を均していく過程で、植付け爪で植
え付ける植付け筋上に塊のまま残置する泥を砕いたり、
脇に寄せてしまったり、あるいは所定深さ以下まで沈め
てしまい、その後に続く植付け爪による苗の植付けが、
泥塊に邪魔されて植え込みが不安定になったり、その泥
塊の上に載って差し込まれていない情況が発生しないよ
うにする機能を果たすものであり、したがって、それら
の機能を果たすことができるよう、ステンレス製等の細
い金属棒を屈曲加工したり、金属製あるいはプラスチッ
ク製の薄板等が下方に向けて垂設された構造のものとし
て形成され、それら細棒によるものも薄板によるもの
も、苗の植付け筋を中心とした所定巾内に複数本あるい
は複数枚が突設状となるように形成されるようにするの
が望ましく、しかも、その側面形は、泥塊を砕いたり、
跳ね除けたり、あるいは押し込んだりするのに都合が良
く、また、フロートの前進走行に余計な抵抗が掛からな
いよう配慮したものとなるよう、進行方向後方側に広が
る略三角形、楕円形、台形等の輪郭となるようにすべき
である。
【0011】また、この泥塊破砕押込兼用突子は、予め
田植機を製造する段階でフロートに一体成形あるいは一
体化したものとして形成される外、フロートとは別体で
単独の部品として提供され、田植機とは別にして市販も
しくは提供され、販売店あるいは購入した農家において
着脱自在に取着されるようにしたものとすることが可能
であり、着脱自在にするための構造自体は、この発明の
特に重要な構成要素部分ではなく、以下の実施例に示す
とおりの構造の外、嵌合、接着、ビス止め、あるいはそ
れらを併用する等、適宜常套手段を採用して取着される
ようにすれば足りる。
田植機を製造する段階でフロートに一体成形あるいは一
体化したものとして形成される外、フロートとは別体で
単独の部品として提供され、田植機とは別にして市販も
しくは提供され、販売店あるいは購入した農家において
着脱自在に取着されるようにしたものとすることが可能
であり、着脱自在にするための構造自体は、この発明の
特に重要な構成要素部分ではなく、以下の実施例に示す
とおりの構造の外、嵌合、接着、ビス止め、あるいはそ
れらを併用する等、適宜常套手段を採用して取着される
ようにすれば足りる。
【0012】一方、泥寄せ片は、植付け爪によって作土
泥層内所定深さに植え込まれた苗の株周りに周辺の作土
を寄せ集める機能を果たすものであり、フロートにおけ
る植付け爪作動空間よりも後方であって、フロート細長
胴部を支持部とした構造によって、植え込みされた苗を
通過させるのに必要な間隔、略5cm前後の適当な間隔を
維持させ、且つ植え込まれた苗の根元両側近傍を通過可
能とするように、フロートからの高さ位置が最適な状態
となるよう調節できる構造であって、苗の植付け筋を挾
んで両側に略対称形に一対が相対峙した配置に突設形成
される。
泥層内所定深さに植え込まれた苗の株周りに周辺の作土
を寄せ集める機能を果たすものであり、フロートにおけ
る植付け爪作動空間よりも後方であって、フロート細長
胴部を支持部とした構造によって、植え込みされた苗を
通過させるのに必要な間隔、略5cm前後の適当な間隔を
維持させ、且つ植え込まれた苗の根元両側近傍を通過可
能とするように、フロートからの高さ位置が最適な状態
となるよう調節できる構造であって、苗の植付け筋を挾
んで両側に略対称形に一対が相対峙した配置に突設形成
される。
【0013】この泥寄せ片は、その機能上、薄板状のも
のでフロート前進方向に向かって、一対の平面配置が前
広がりとなるようにするのが望ましく、また、寄せ集め
られた泥が、作土泥層下方に向けて強制的に押し付けら
れるような正面形やや「ハ」の字形配置となる構造で、
フロートから所定下方位置に突設配置されるようにす
る。この泥寄せ片についても、上記した泥塊破砕押込兼
用突子同様、予め田植機を製造する段階でフロートに一
体成形あるいは一体化したものとして形成される外、フ
ロートとは別体で単独の部品として提供され、田植機と
は別にして市販もしくは提供され、販売店あるいは購入
した農家において着脱自在に取着されるようにしたもの
とすることが可能である。以下、図面に示すこの発明を
代表する幾つかの実施例について詳述し、この発明の田
植機における植込苗欠株防止装置に包含される技術的思
想理解の一助とするものである。
のでフロート前進方向に向かって、一対の平面配置が前
広がりとなるようにするのが望ましく、また、寄せ集め
られた泥が、作土泥層下方に向けて強制的に押し付けら
れるような正面形やや「ハ」の字形配置となる構造で、
フロートから所定下方位置に突設配置されるようにす
る。この泥寄せ片についても、上記した泥塊破砕押込兼
用突子同様、予め田植機を製造する段階でフロートに一
体成形あるいは一体化したものとして形成される外、フ
ロートとは別体で単独の部品として提供され、田植機と
は別にして市販もしくは提供され、販売店あるいは購入
した農家において着脱自在に取着されるようにしたもの
とすることが可能である。以下、図面に示すこの発明を
代表する幾つかの実施例について詳述し、この発明の田
植機における植込苗欠株防止装置に包含される技術的思
想理解の一助とするものである。
【0014】
【実施例1】図1の底面側から見たもので、フロートF
に組み込んだ状態を示す全体斜視図、図2の同底面図、
図3の同側面図、図4の同背面図的な斜視図(したがっ
て、泥塊破砕押込兼用突子1,1の位置が、手前に表示
された泥寄せ片2,2よりも内側に位置した状態に偏っ
た図面として示されている。)からも明確に理解できる
ように、この実施例では、泥塊破砕押込兼用突子1,1
および泥寄せ片2,2が、田植機Mとして提供される段
階に予め組み込まれて一体化して成るようにしたものの
事例である。先ず、泥塊破砕押込兼用突子1は、略転倒
「へ」の字形の側面形に屈曲形成されたステンレス製細
棒からなる突子部11,11,11が3本、その中心に
位置させた突子部11を苗の植付け筋L上に位置するよ
うにした配置として取着基板12に一体形成され、該取
着基板12,12が、植付け爪作動空間F3よりも前方
となるフロートFの均し主体部F1底面に接着剤を併用
したビス止めにより、左右一対固定されている。
に組み込んだ状態を示す全体斜視図、図2の同底面図、
図3の同側面図、図4の同背面図的な斜視図(したがっ
て、泥塊破砕押込兼用突子1,1の位置が、手前に表示
された泥寄せ片2,2よりも内側に位置した状態に偏っ
た図面として示されている。)からも明確に理解できる
ように、この実施例では、泥塊破砕押込兼用突子1,1
および泥寄せ片2,2が、田植機Mとして提供される段
階に予め組み込まれて一体化して成るようにしたものの
事例である。先ず、泥塊破砕押込兼用突子1は、略転倒
「へ」の字形の側面形に屈曲形成されたステンレス製細
棒からなる突子部11,11,11が3本、その中心に
位置させた突子部11を苗の植付け筋L上に位置するよ
うにした配置として取着基板12に一体形成され、該取
着基板12,12が、植付け爪作動空間F3よりも前方
となるフロートFの均し主体部F1底面に接着剤を併用
したビス止めにより、左右一対固定されている。
【0015】一方、泥寄せ片2は、側面形で船形をした
ステンレス薄鋼板によって形成され、図2の底面図に示
されているように、各植付け爪作動空間F3,F3の後
方に左右対象配置であって、植付け爪M1の作動に邪魔
とならない位置で、且つ苗の植付け筋Lを挾んで両者の
間隔が、狭い位置で略5cm程度となる平面形「ハ」の字
形(間隔の広い側がフロート前進方向)となる配置で、
且つ、図4の背面図のとおり、正面図でやや上方が狭く
なる略「ハ」の字形となる姿勢で突設形成されている。
この泥寄せ片2,2の突設形成には、該泥寄せ片2から
垂設、一体化した支軸棒21,21の上端に繋ぎ管2
2,22を一体形成し、該繋ぎ管22,22の上端開口
部から転倒U字杆3,3の各下端を差し込み、固定螺子
23,23によってこの支持棒21,21を強固に固定
すれば、相対峙させた一対の泥寄せ片2,2が、所定の
姿勢で突設状配置となる。したがって、支持棒21,2
1を適宜水平面内で回動、固定することによって泥寄せ
片2,2の姿勢を変更することが可能となる。
ステンレス薄鋼板によって形成され、図2の底面図に示
されているように、各植付け爪作動空間F3,F3の後
方に左右対象配置であって、植付け爪M1の作動に邪魔
とならない位置で、且つ苗の植付け筋Lを挾んで両者の
間隔が、狭い位置で略5cm程度となる平面形「ハ」の字
形(間隔の広い側がフロート前進方向)となる配置で、
且つ、図4の背面図のとおり、正面図でやや上方が狭く
なる略「ハ」の字形となる姿勢で突設形成されている。
この泥寄せ片2,2の突設形成には、該泥寄せ片2から
垂設、一体化した支軸棒21,21の上端に繋ぎ管2
2,22を一体形成し、該繋ぎ管22,22の上端開口
部から転倒U字杆3,3の各下端を差し込み、固定螺子
23,23によってこの支持棒21,21を強固に固定
すれば、相対峙させた一対の泥寄せ片2,2が、所定の
姿勢で突設状配置となる。したがって、支持棒21,2
1を適宜水平面内で回動、固定することによって泥寄せ
片2,2の姿勢を変更することが可能となる。
【0016】泥寄せ片2,2を下方に突設配置とした転
倒U字杆3,3は、予めフロートFの上面を支持部とし
た固定金具4のアーム杆41,41両端の鞘杆42,4
2に上下摺動自在に挿通されていて、該鞘杆42,42
に配してある調整螺子43,43の作動により、転倒U
字杆3,3自体の高さが調整自在となるように形成され
ていることから、該転倒U字杆3,3の鞘杆42,42
に対する固定位置を適宜調整して調整螺子43,43を
締め付け、泥寄せ片2,2が、フロートFの下方であっ
て、植付け爪M1によって植え込まれた苗株P近傍の最
適な位置に位置するようにして固定してしまう。その結
果、泥寄せ片2,2は、仮令田植機のメーカーやその機
種が代わっても、常にフロートFの種類や圃場の情況に
応じた最適な位置に突設形成が実施できることとなる。
図中、44は、固定金具4の前端を、フロートFに一体
形成してある苗載せ台M2用の取付け部F4に締め付け
固定するためのフック螺子を示している。
倒U字杆3,3は、予めフロートFの上面を支持部とし
た固定金具4のアーム杆41,41両端の鞘杆42,4
2に上下摺動自在に挿通されていて、該鞘杆42,42
に配してある調整螺子43,43の作動により、転倒U
字杆3,3自体の高さが調整自在となるように形成され
ていることから、該転倒U字杆3,3の鞘杆42,42
に対する固定位置を適宜調整して調整螺子43,43を
締め付け、泥寄せ片2,2が、フロートFの下方であっ
て、植付け爪M1によって植え込まれた苗株P近傍の最
適な位置に位置するようにして固定してしまう。その結
果、泥寄せ片2,2は、仮令田植機のメーカーやその機
種が代わっても、常にフロートFの種類や圃場の情況に
応じた最適な位置に突設形成が実施できることとなる。
図中、44は、固定金具4の前端を、フロートFに一体
形成してある苗載せ台M2用の取付け部F4に締め付け
固定するためのフック螺子を示している。
【0017】
【実施例2】図7のフロートFを透視的に表示して示す
全体斜視図に示す実施例は、上記した実施例1とは異な
り、植込苗欠株防止装置を後からフロートFに着脱自在
に取付け可能とした事例であって、しかも、泥塊破砕押
込兼用突子1の構成を変えたものの事例である。この事
例の、泥塊破砕押込兼用突子1は、フロートF側縁を挾
むための抱持部13と取付け螺子14とを有する取着基
板12,12に、側面形が後方に広がる三角形状薄板か
らなる突子部11,11,11を3枚平行に横並べした
構成のプラスチックス製部材からなり、抱持部13のフ
ロートF側縁への嵌まり具合を調整して、突子部11,
11,11の中の真ん中に位置する突子部11が、植付
け爪M1で植え付けられていく苗P,P,……の植付け
筋L上に位置する配置に調整、固定されるようにする。
全体斜視図に示す実施例は、上記した実施例1とは異な
り、植込苗欠株防止装置を後からフロートFに着脱自在
に取付け可能とした事例であって、しかも、泥塊破砕押
込兼用突子1の構成を変えたものの事例である。この事
例の、泥塊破砕押込兼用突子1は、フロートF側縁を挾
むための抱持部13と取付け螺子14とを有する取着基
板12,12に、側面形が後方に広がる三角形状薄板か
らなる突子部11,11,11を3枚平行に横並べした
構成のプラスチックス製部材からなり、抱持部13のフ
ロートF側縁への嵌まり具合を調整して、突子部11,
11,11の中の真ん中に位置する突子部11が、植付
け爪M1で植え付けられていく苗P,P,……の植付け
筋L上に位置する配置に調整、固定されるようにする。
【0018】一方、泥寄せ片2,2は、該泥寄せ片2か
ら垂設、一体化した支軸棒21,21の上端に繋ぎ管兼
用鞘杆24,24を一体形成しておき、該繋ぎ管兼用鞘
杆24,24を、予めフロートFの上面を支持部とした
固定金具4のアーム杆41両端に溶着、固定させてある
転倒U字杆3,3の下端に差し込み、該繋ぎ管兼用鞘杆
24,24の転倒U字杆3,3への嵌まり具合を上下方
向に適宜調整し、泥寄せ片2,2が、フロートFの下方
であって、植付け爪M1によって植え込まれた苗株P近
傍の最適な位置に位置するようにした上、調整螺子2
5,25を締め付けて固定してしまえば、該泥寄せ片
2,2が、常にフロートFの種類や圃場の情況に応じた
最適な位置に突設形成される。また、繋ぎ管兼用鞘杆2
4,24の転倒U字杆3,3への嵌まり具合を水平面内
で回動調整するようにすれば、相対峙する一対の泥寄せ
片2,2の拡開角度の調整も可能となる。
ら垂設、一体化した支軸棒21,21の上端に繋ぎ管兼
用鞘杆24,24を一体形成しておき、該繋ぎ管兼用鞘
杆24,24を、予めフロートFの上面を支持部とした
固定金具4のアーム杆41両端に溶着、固定させてある
転倒U字杆3,3の下端に差し込み、該繋ぎ管兼用鞘杆
24,24の転倒U字杆3,3への嵌まり具合を上下方
向に適宜調整し、泥寄せ片2,2が、フロートFの下方
であって、植付け爪M1によって植え込まれた苗株P近
傍の最適な位置に位置するようにした上、調整螺子2
5,25を締め付けて固定してしまえば、該泥寄せ片
2,2が、常にフロートFの種類や圃場の情況に応じた
最適な位置に突設形成される。また、繋ぎ管兼用鞘杆2
4,24の転倒U字杆3,3への嵌まり具合を水平面内
で回動調整するようにすれば、相対峙する一対の泥寄せ
片2,2の拡開角度の調整も可能となる。
【0019】フロートFへの泥寄せ片2,2の着脱構造
は、フロートFに取り付けた固定金具4自体の着脱、即
ち、苗載せ台M2用の取付け部F4とフロートF後端部
とを利用した固定構造を解除しまう外、該固定金具4を
取着部としたアングル片45を着脱したり、アングル片
45に支持されたアーム杆41から、転倒U字杆3を両
端に垂設、一体化した前後調整板47を、調整螺子49
を操作することにより、前後調整板に一体化したスライ
ド鞘杆48を移動させて着脱するようにすれば実施可能
となる。なお、アーム杆41に対するスライド鞘杆48
の位置の調整により、形状、構造の違うフロートFへの
取り付けや、植付け爪空間F3における植付け爪F2の
作動位置の違うフロートFへの取り付けを最適な位置に
決定することができるようにしている。
は、フロートFに取り付けた固定金具4自体の着脱、即
ち、苗載せ台M2用の取付け部F4とフロートF後端部
とを利用した固定構造を解除しまう外、該固定金具4を
取着部としたアングル片45を着脱したり、アングル片
45に支持されたアーム杆41から、転倒U字杆3を両
端に垂設、一体化した前後調整板47を、調整螺子49
を操作することにより、前後調整板に一体化したスライ
ド鞘杆48を移動させて着脱するようにすれば実施可能
となる。なお、アーム杆41に対するスライド鞘杆48
の位置の調整により、形状、構造の違うフロートFへの
取り付けや、植付け爪空間F3における植付け爪F2の
作動位置の違うフロートFへの取り付けを最適な位置に
決定することができるようにしている。
【0020】
【作用効果】以上、詳述したとおりの構成からなるこの
発明の田植機における植込苗欠株防止装置は、図5に示
された使用状態を示す要部側面図のように、田植機M
が、走行耕盤面の凹凸によってもその機体が傾かないよ
う、油圧制御による上下調整装置の組み込まれた走行用
車輪M3で機体の水平を保持した上、所定の速度で前進
走行していくと、作土泥層Aの深さに合わせて下げたフ
ロートFにより作土泥層Aの表面が均平化されると共
に、フロートFの均し主体部F1の所定箇所に設けた左
右一対の泥塊破砕押込兼用突子1,1が、均平化された
作土泥層A内の植付け筋L上、およびそれを中心とした
所定巾内に残っている泥塊を砕くか、脇に跳ね除け、あ
るいは植え付けに支障のない深さまで沈めてしまう結
果、その後に続く植付け爪M1によって植え付けられる
苗Pは、その根元を確実に所定深さまで差し込まれ、機
械田植えが確実に進行していく。
発明の田植機における植込苗欠株防止装置は、図5に示
された使用状態を示す要部側面図のように、田植機M
が、走行耕盤面の凹凸によってもその機体が傾かないよ
う、油圧制御による上下調整装置の組み込まれた走行用
車輪M3で機体の水平を保持した上、所定の速度で前進
走行していくと、作土泥層Aの深さに合わせて下げたフ
ロートFにより作土泥層Aの表面が均平化されると共
に、フロートFの均し主体部F1の所定箇所に設けた左
右一対の泥塊破砕押込兼用突子1,1が、均平化された
作土泥層A内の植付け筋L上、およびそれを中心とした
所定巾内に残っている泥塊を砕くか、脇に跳ね除け、あ
るいは植え付けに支障のない深さまで沈めてしまう結
果、その後に続く植付け爪M1によって植え付けられる
苗Pは、その根元を確実に所定深さまで差し込まれ、機
械田植えが確実に進行していく。
【0021】植え込まれた苗Pに対して、フロートFが
前進していくと、今度は、図6の要部拡大斜視図が示す
とおり、フロートFの植付け爪作動空間F3の後方で、
フロートFの細長胴部F2を支持部として突設形成され
た土寄せ片2,2,が、苗Pを丁度中心位置にした状態
で苗Pを挾むようにして通過するようになる。その際、
該泥寄せ片2,2が、予め植え込まれた苗Pの株近傍を
通過するように高さとその姿勢が予め調整されているこ
とから、植付け爪M1の突っ込みによって逃げ出した株
周りの土を、その周辺から寄せ集めて軽く締め固めるよ
うにして進むこととなり、通過後の苗Pの株には、泥が
極めて都合良く集められて苗Pが浮き上がってしまった
り、倒覆状となるのを確実に阻止する結果、機械田植え
後の圃場からは殆ど欠株現象をなくなり、その後の補植
作業の必要をなくしてしまうことができる。
前進していくと、今度は、図6の要部拡大斜視図が示す
とおり、フロートFの植付け爪作動空間F3の後方で、
フロートFの細長胴部F2を支持部として突設形成され
た土寄せ片2,2,が、苗Pを丁度中心位置にした状態
で苗Pを挾むようにして通過するようになる。その際、
該泥寄せ片2,2が、予め植え込まれた苗Pの株近傍を
通過するように高さとその姿勢が予め調整されているこ
とから、植付け爪M1の突っ込みによって逃げ出した株
周りの土を、その周辺から寄せ集めて軽く締め固めるよ
うにして進むこととなり、通過後の苗Pの株には、泥が
極めて都合良く集められて苗Pが浮き上がってしまった
り、倒覆状となるのを確実に阻止する結果、機械田植え
後の圃場からは殆ど欠株現象をなくなり、その後の補植
作業の必要をなくしてしまうことができる。
【0022】特に、この発明のものの実施例1に示すも
のにあっては、予め工場出荷段階で植込苗欠株防止装置
を組み込むようにしたことから、農家が購入後に直ぐ田
植機として使用でき、一々泥塊破砕押込兼用突子1,1
および泥寄せ片2,2の植付け筋Lに合わせた調整、取
り付けに神経を使う必要のないものとすることができる
特徴を有し、一方、実施例2のように、販売店や農家に
おいて取着するようにしたものでは、その取り付けに弱
冠の煩わしさを残すものの、既に購入済みのどのような
田植機にでも取付け、採用可能になるという特徴を有す
るものとなって、この種装置の普及に大いに役立つもの
となる。
のにあっては、予め工場出荷段階で植込苗欠株防止装置
を組み込むようにしたことから、農家が購入後に直ぐ田
植機として使用でき、一々泥塊破砕押込兼用突子1,1
および泥寄せ片2,2の植付け筋Lに合わせた調整、取
り付けに神経を使う必要のないものとすることができる
特徴を有し、一方、実施例2のように、販売店や農家に
おいて取着するようにしたものでは、その取り付けに弱
冠の煩わしさを残すものの、既に購入済みのどのような
田植機にでも取付け、採用可能になるという特徴を有す
るものとなって、この種装置の普及に大いに役立つもの
となる。
【0023】叙上の如く、この発明の田植機における植
込苗欠株防止装置は、これまで特に有効な手段もなく、
専ら農家の苛酷な労働だけに頼ってきていた欠株現象へ
の対応を、欠株現象の発生を極力阻止することによって
補植作業の必要のない効率的な田植えの実施が可能にな
るという秀れた特徴を発揮すると共に、比較的簡潔な構
造によって構成され、製造容易で安価に提供可能なもの
となっていて、稲作農家に広く普及を図ることができる
ようになるという利点をも有していることから、厳しい
農業事情の中で、少しでも高収益を上げなければならな
いこれからの稲作農家にとって、大いに歓迎されるもの
となることが予想される。
込苗欠株防止装置は、これまで特に有効な手段もなく、
専ら農家の苛酷な労働だけに頼ってきていた欠株現象へ
の対応を、欠株現象の発生を極力阻止することによって
補植作業の必要のない効率的な田植えの実施が可能にな
るという秀れた特徴を発揮すると共に、比較的簡潔な構
造によって構成され、製造容易で安価に提供可能なもの
となっていて、稲作農家に広く普及を図ることができる
ようになるという利点をも有していることから、厳しい
農業事情の中で、少しでも高収益を上げなければならな
いこれからの稲作農家にとって、大いに歓迎されるもの
となることが予想される。
図面は、この発明を代表する実施例に基づくものであ
る。る
る。る
【図 1】底面側から見た図面であって、フロートFに
組み込んだ状態を示す全体斜視図である。
組み込んだ状態を示す全体斜視図である。
【図 2】同底面図である。
【図 3】同側面図である。
【図 4】同背面斜視図である。
【図 5】使用状態を示す要部側面図である。
【図 6】使用状態における要部拡大斜視図である。
【図 7】フロートFを透視的に表示して示す全体斜視
図である。
図である。
1 泥塊破砕押込兼用突子 11 同突子部 12 同取着基板 13 同抱持部 14 同取付け螺子 2 泥寄せ片 21 同支軸棒 22 同繋ぎ管 23 同固定螺子 24 同繋ぎ管兼用鞘杆 25 同調整螺子 3 転倒U字杆 4 固定金具 41 同アーム杆 42 同鞘杆 43 同調整螺子 44 同フック螺子 45 同アングル片 46 同固定螺子 47 同前後調整板 48 同スライド鞘杆 49 同調整螺子 A 作土泥層 F フロート F1 同均し主体部 F2 同細長胴部 F3 同植付け爪作動空間 F4 同苗載せ台M2用の取付け部F4 M 田 植 機 M1 同植付け爪 M2 同苗載せ台 M3 同走行用車輪 L 植付け爪による苗の植付け筋 P 苗
Claims (4)
- 【請求項1】 田植機のフロート底面であって、植付け
爪による苗の植付け筋上となる位置の、植付け爪作動空
間よりも前方となる均し主要部適所には、泥塊破砕押込
兼用突子を設けると共に、同空間の後方側で植付け爪の
作動に支障を来さない適所には、細長胴部を支持部とし
て、植え込まれた苗を通過可能とする最適な間隔を維持
し、且つ植え込まれた苗の根元両側近傍を通過可能とす
るよう高さ調節自在に相対峙させた一対の泥寄せ片が突
設形成されて成ることを特徴とする田植機における植込
苗欠株防止装置。 - 【請求項2】 田植機のフロート底面であって、植付け
爪による苗の植付け筋上となる位置の、植付け爪作動空
間よりも前方となる均し主要部適所には、泥塊破砕押込
兼用突子を着脱自在に取着すると共に、同空間の後方側
で、植付け爪の作動に支障を来さない適所には、細長胴
部を支持部として、植え込まれた苗を通過可能とする間
隔を維持し、且つ植え込まれた苗の根元両側近傍を通過
可能とするよう高さ調節自在に相対峙させた一対の泥寄
せ片が突設形成されて成ることを特徴とする田植機にお
ける植込苗欠株防止装置。 - 【請求項3】 田植機のフロート底面であって、植付け
爪による苗の植付け筋上となる位置の、植付け爪作動空
間よりも前方となる均し主要部適所には、泥塊破砕押込
兼用突子を設けると共に、同空間の後方側で植付け爪の
作動に支障を来さない適所には、細長胴部を支持部とし
て、植え込まれた苗を通過可能とする間隔を維持し、且
つ植え込まれた苗の根元両側近傍を通過可能とするよう
高さ調節自在に相対峙させた一対の泥寄せ片が着脱自在
に突設形成されて成ることを特徴とする田植機における
植込苗欠株防止装置。 - 【請求項4】 相対峙させて形成した一対の泥寄せ片
の、進行方向に対する拡開角度が適宜調整自在構造に形
成されて成ることを特徴とする請求項1〜3何れか記載
の田植機における植込苗欠株防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8495895A JPH08252010A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 田植機における植込苗欠株防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8495895A JPH08252010A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 田植機における植込苗欠株防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08252010A true JPH08252010A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13845146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8495895A Pending JPH08252010A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 田植機における植込苗欠株防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08252010A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107371508A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-11-24 | 河北锦禾农业机械有限公司 | 一种宽窄行插秧机的承重式浮船排水槽 |
| CN107371507A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-11-24 | 河北锦禾农业机械有限公司 | 一种宽窄行插秧机的承重式浮船 |
| CN107409564A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-12-01 | 河北锦禾农业机械有限公司 | 一种插秧机的承重式浮船 |
| CN114568073A (zh) * | 2022-04-13 | 2022-06-03 | 云南省农业科学院甘蔗研究所 | 一种可调式甘蔗自动种植施肥覆土一体机 |
| CN116250406A (zh) * | 2023-02-06 | 2023-06-13 | 黑龙江省张玉梅农机装备有限责任公司 | 一种推拉式电动补边机 |
-
1995
- 1995-03-15 JP JP8495895A patent/JPH08252010A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107371508A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-11-24 | 河北锦禾农业机械有限公司 | 一种宽窄行插秧机的承重式浮船排水槽 |
| CN107371507A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-11-24 | 河北锦禾农业机械有限公司 | 一种宽窄行插秧机的承重式浮船 |
| CN107409564A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-12-01 | 河北锦禾农业机械有限公司 | 一种插秧机的承重式浮船 |
| CN114568073A (zh) * | 2022-04-13 | 2022-06-03 | 云南省农业科学院甘蔗研究所 | 一种可调式甘蔗自动种植施肥覆土一体机 |
| CN114568073B (zh) * | 2022-04-13 | 2023-03-07 | 云南省农业科学院甘蔗研究所 | 一种可调式甘蔗自动种植施肥覆土一体机 |
| CN116250406A (zh) * | 2023-02-06 | 2023-06-13 | 黑龙江省张玉梅农机装备有限责任公司 | 一种推拉式电动补边机 |
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