JPH08253098A - エアバッグ起動制御装置 - Google Patents

エアバッグ起動制御装置

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Publication number
JPH08253098A
JPH08253098A JP7056944A JP5694495A JPH08253098A JP H08253098 A JPH08253098 A JP H08253098A JP 7056944 A JP7056944 A JP 7056944A JP 5694495 A JP5694495 A JP 5694495A JP H08253098 A JPH08253098 A JP H08253098A
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JP
Japan
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controller
collision
airbag
control means
sensor
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Withdrawn
Application number
JP7056944A
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English (en)
Inventor
Toshifumi Ikeda
利文 池田
Kensuke Hayabuchi
賢介 早渕
Seiji Matsumoto
成司 松本
Hiroshi Somai
浩史 仙井
Hidemi Nakazono
秀己 中園
Yosuke Nishimoto
洋介 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コントローラの起動制御手段の暴走時又は加
速度検出手段等の車両状態検出センサの故障時において
も、衝突時にエアバッグを膨張展開させる。 【構成】 チェック手段28によって、第1コントロー
ラ3の起動制御手段8の暴走又はGセンサ6の故障がチ
ェックされると、第2コントローラ5の衝突回避制御手
段として機能する一方の制御部25により自車両が衝突
したことが予測されたときに、補助起動制御手段として
機能する他方の制御部27によってエアバッグ手段を起
動する。他方の制御部27は、前後Gセンサ22より得
られるG信号の微分値が所定のスラッシュレベルを越え
ると共に、車輪速センサ21からの信号又はレーザレー
ダユニット23のレーダデータにより衝突が予測された
ときに、インフレータ2に通電してエアバックを起爆さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアバッグ起動制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エアバッグ制御装置として、加
速度検出手段によって自車両の加速度(減速度)を検出
し、その加速度をマイクロコンピュータで演算処理して
衝突判定を行い、衝突時にエアバッグを膨張展開させて
乗員の保護を図るものは知られている。
【0003】ところで、そのような装置では、加速度検
出手段の故障やマイクロコンピュータの暴走に対して配
慮する必要があることから、例えば特開平3−2461
39号公報に記載されるように、衝突時の慣性力でメカ
ニカルに接点をオンするセーフィングスイッチを設け、
加速度検出手段からの減速度信号に基づき衝突の有無を
判定し、衝突であると判断したときに作動指令信号を出
力する第1衝突判定手段と、上記加速度検出手段の故障
の有無を判定する故障判定手段及び上記セーフティング
スイッチのオン、オフ状態を判定するスイッチ状態判定
手段に連係され、故障判定手段ですべての加速度検出手
段が故障であるとの判定をすると共に、スイッチ状態判
定手段でセーフティングスイッチがオンであると判定し
たときに作動指令信号を出力する第2衝突判定手段とを
備えるものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した装
置のように、第1及び第2衝突判定手段としてエアバッ
グ制御専用の制御手段を2系統有するコントローラもの
では、コントローラ全体としての制御が複雑になるのに
加えて、制御手段を2系統とすれば検出手段も2系統と
する必要が生じ、コストアップの原因となるという課題
もある。
【0005】本発明は、エアバッグ制御専用の制御手段
を2系統とすることなく、コントローラの起動制御手段
の暴走時又は加速度検出手段等の車両状態検出センサの
故障時においても、衝突時にエアバッグを膨張展開させ
ることができるエアバッグ起動制御装置を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、自車両の車両
状態を検出する第1車両状態検出センサと、膨張展開す
るエアバッグを有するエアバッグ手段と、上記第1車両
状態検出センサの出力を受け、自車両の衝突時にエアバ
ッグ手段を起動させる起動制御手段を有する第1コント
ローラと、自車両の車両状態を検出する第2車両状態検
出センサと、自車両の環境を検出する環境検出センサ
と、上記第2車両状態検出センサ及び環境検出センサの
出力を受け、自車両の車両状態及び環境に基づき自車両
の衝突を予測して衝突を回避する衝突回避制御手段を有
する第2コントローラとを備えるエアバッグ起動制御装
置を前提とし、衝突回避制御に関与する第2コントロー
ラの方が、エアバッグ起動制御に関与する第1コントロ
ーラよりも故障し難いことに基づいている。
【0007】請求項1に係る発明は、上記第1及び第2
コントローラの間に介設され、それらの間におけるデー
タ伝送を行う通信手段を備え、上記第2コントローラ
が、第1コントローラの起動制御手段及び第1車両状態
検出センサに上記通信手段を介して連係され、第1コン
トローラの起動制御手段の暴走又は第1車両状態検出セ
ンサの故障をチェックするチェック手段と、上記チェッ
ク手段の出力を受け、第1コントローラの起動制御手段
の暴走時又は第1車両状態検出センサの故障時におい
て、上記第2コントローラの衝突回避制御手段により自
車両の衝突が予測されたときに、上記エアバッグ手段を
起動させる補助起動制御手段とを有する構成とする。
【0008】また、請求項2に係る発明においては、第
2車両状態検出センサは前後加速度センサ及び車輪速セ
ンサであり、環境検出センサはレーザレーダユニットで
あり、補助起動制御手段は、前後加速度センサより得ら
れるG信号の微分値が所定のスラッシュレベルを越える
と共に、車輪速センサからの信号又はレーザレーダユニ
ットのレーダデータにより衝突が予測されたときに、エ
アバッグ手段を起動させるものである。
【0009】請求項3に係る発明においては、補助起動
制御手段は、レーザレーダユニットのレーダデータによ
り衝突が予測されたときに、衝突までに要する予測時間
を演算し、その予測時間経過後にエアバッグ手段を起動
させるものである。
【0010】請求項4に係る発明においては、第2コン
トローラの補助起動制御手段は、チェック手段によって
第1コントローラの起動制御手段の暴走又は第1車両状
態検出センサの故障が検出された状態において、衝突回
避制御手段にて衝突が予測された後に初めてエアバック
手段を起動させるものである。
【0011】請求項5に係る発明においては、第2コン
トローラは、通常時は共に衝突回避制御手段として機能
する2つの制御部を有し、チェック手段によって第1コ
ントローラの起動制御手段の暴走又は第1車両状態検出
センサの故障が検出されたときに、一方の制御部は、第
2車両状態検出センサ及び環境検出センサの出力に基づ
き車両状態及び環境の認識についての全ての制御を実行
する衝突回避制御手段として機能する一方、他方の制御
部は補助起動制御手段として機能するべく構成されてい
る。
【0012】
【作用】請求項1に係る発明によれば、チェック手段に
よって、第1コントローラの起動制御手段の暴走又は車
両状態検出センサの故障が通信手段を介してチェックさ
れると、第2コントローラの衝突回避制御手段により自
車両が衝突することが予測されたときに、補助起動制御
手段によってエアバッグ手段が起動される。
【0013】請求項2に係る発明によれば、補助起動制
御手段は、前後加速度センサより得られるG信号の微分
値が所定のスラッシュレベルを越えると共に、車輪速セ
ンサからの信号又はレーザレーダユニットのレーダデー
タにより衝突が予測されたときに、補助起動制御手段に
よって、エアバッグ手段が起動させられる。
【0014】請求項3に係る発明によれば、レーザレー
ダユニットのレーダデータにより衝突が予測されたとき
に、補助起動制御手段によって衝突までに要する予測時
間が演算され、その予測時間経過後にエアバッグ手段が
起動させられる。
【0015】請求項4に係る発明によれば、チェック手
段によって通信手段を介して第1コントローラの起動制
御手段の暴走又は車両状態検出センサの故障が検出され
た状態において、第2コントローラの衝突回避制御手段
によって衝突が予測された後に初めて補助起動制御手段
が作動してエアバック手段が起動させられる。
【0016】請求項5に係る発明によれば、チェック手
段によって第1コントローラの起動制御手段の暴走又は
第1車両状態検出センサの故障が検出されたときに、通
常時は共に衝突回避制御手段として機能する、第2コン
トローラの2つの制御部のうちの一方の制御部が、第2
車両状態検出センサ及び環境検出センサの出力に基づき
車両状態及び環境の認識についての全ての制御を実行す
る衝突回避制御手段として機能し、他方の制御部は補助
起動制御手段として機能する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例に係わるエアバッ
ク起動制御装置Aを示す。このエアバッグ起動制御装置
Aは、車両の衝突時に、エアバッグ手段のインフレータ
2に通電してエアバッグ(図示せず)を膨張展開させる
という、エアバッグの起動制御を行うもので、エアバッ
グの起動制御を行う第1コントローラ3と、通常時は車
両用アクチュエータ4を制御して衝突回避制御(AS
V)を行う一方、第1コントローラ3によるエアバッグ
の起動制御が行えないときにさらにエアバッグの起動制
御を補助する第2コントローラ5とを備えている。つま
り、第2コントローラ5は、本来衝突回避制御を行う既
存の制御手段であるが、第1コントローラ3によるエア
バッグの起動制御が行えないときに、エアバッグの起動
制御を補助するようになっている。
【0019】上記第1コントローラ3は、第1車両状態
検出センサとしての加速度センサ(以下、Gセンサとい
う)6の出力を入力インターフェース7を介して受け、
自車両の衝突であるか否かを判定し、自車両の衝突時で
あればエアバッグ手段のインフレータ2を爆発させて該
エアバッグ手段を起動させる起動制御手段8を有する。
具体的には、Gセンサ6からの出力信号にて、衝突時で
あると判断されると、起動制御手段8によってダイオー
ド9〜12に起動信号が出力され、トランジスタ13,
14が導通状態となり、電源(バッテリ)15より昇圧
回路16を介して、トランジスタ13、インフレータ2
及びトランジスタ14に電流が流れ、エアバッグが起動
される。尚、17は起動制御手段8の故障を検出するウ
ォッチドッグである。
【0020】上記第2コントローラ5は、2つの制御部
25,27を有し、通常時には、両制御部25,27が
共に衝突回避制御のメインロジックを実行し、衝突回避
制御の信頼性を高めるように構成されている。即ち、第
2車両状態検出センサとしての車輪速センサ21及び前
後加速度センサ(以下、前後Gセンサという)22並び
に環境検出センサとしてのレーザレーダユニット23か
らの信号を入力インターフェース24を介して受け、自
車両の衝突が予測されたときは、車両制御アクチュエー
タ4を駆動して、衝突を回避するように構成されてい
る。尚、衝突を回避するための具体的な措置は、警報を
発すること以外に、自動制動をかけたり、自動操舵を行
うことなどである。
【0021】上記第1及び第2コントローラ3,5の間
には、それらの間におけるデータ伝送を行う通信手段2
6が介設されていると共に、該通信手段26を介して、
第1コントローラ3の起動制御手段8の暴走又はGセン
サ6の故障をチェックするチェック手段28が第2コン
トローラ5に設けられている。そして、第2コントロー
ラ5の2つの制御部25,27は、第1コントローラ3
の起動制御手段8の暴走時又はGセンサ6の故障時にお
いては、一方の制御部25が、車輪速センサ21、前後
Gセンサ22及びレーザレーダユニット23からの信号
に基づき車両状態及び環境の認識についての全ての制御
を実行する衝突回避制御手段として機能する一方、他方
の制御部27は、起動制御手段8に代わって、エアバッ
グ手段の起動を制御する補助起動制御手段として機能す
るようになっている。
【0022】従って、他方の制御部27は、第1コント
ローラ3の起動制御手段8の暴走時又はGセンサ6の故
障時において、上記車輪速センサ21及び前後Gセンサ
22の信号と、レーザレーダユニット23からの信号と
から自車両が衝突したことを検出し、衝突時にインフレ
ータ2が通電されるようにしてエアバッグを膨張展開さ
せるようになっている。通常時には、2つの制御部2
5,27によって衝突回避制御を行っていたのが、第1
コントローラ3の起動制御手段8の暴走時又はGセンサ
6の故障時においては、一方の制御部25のみによって
衝突回避制御をすることになり、負荷が大きくなること
から、一方の制御部25による衝突回避制御は縮退さ
れ、他方の制御部27でその制御を監視することとな
る。
【0023】上記他方の制御手段27は、前後Gセンサ
22より得られるG信号の微分値が所定のスラッシュレ
ベルを越えると共に、車輪速センサ21から衝突が予測
されるか又はレーザレーダユニット23のレーダデータ
により衝突が予測されたときにエアバッグ手段を起動す
るように構成されている。尚、29はウォッチドッグ、
30は電源である。
【0024】ここで、Gセンサ6及び前後Gセンサ22
は、共に車体前後方向の加速度を検出するものである
が、Gセンサ6は、主に衝突時の加速度を検出するもの
であることから高周波の加速度を検出するのに適する構
成になっている一方、前後Gセンサ22は、主に通常の
制動時の加速度を検出するものであることから低周波の
加速度を検出するのに適する構成になっている。また、
前後Gセンサ22は、ローパスフィルタ(LPF)を内
蔵するため、その出力信号には時間遅れが発生するので
(図2の上側部分参照)、微分処理を行い、立上がりが
一定値以上となれば、衝突と判定するようにしている
(図2の下側部分参照)。しかし、前後Gセンサ22の
出力信号は、ノイズに弱く、その出力信号のみに基づく
制御では、誤爆のおそれがある一方、ノイズを抑制しよ
うとすると、さらに時間遅れが増大することとなる。
【0025】また、車輪速センサ21の場合は、車輪ロ
ックと衝突との区別を付ける必要があるが、4輪で車速
の落込みタイミングがずれた場合は車輪ロックの可能性
が高く(図3の部分P1 参照)、4輪とも同時に車輪ロ
ック並の減速度を発生した場合は、衝突の可能性が高い
(図3の部分P2 参照)が、完全に衝突判定するのは困
難である。
【0026】さらに、レーザレーダユニット23を用い
る場合は、車間距離と相対速度により衝突判定を行うこ
とになるが、レーザレーダユニット23の場合は10m
以内の車間距離を計測できないため、この時点での相対
速度に基づいて衝突判定を行う必要があり(図4参
照)、また、衝突すると判断される場合は、衝突までに
要する予測時間を計算し、その予測時間経過後にエアバ
ッグ手段(インフレータ2)を起動させることになる。
【0027】このように、車輪速センサ21、前後Gセ
ンサ22及びレーザレーダユニット23のいずれによっ
ても不確定要素が大きいために、図5に示すような、車
輪速センサ21及びレーザレーダユニット23からの信
号が入力されるOR回路31、及び前後Gセンサ22か
らの信号及びOR回路31の出力信号が入力されるAN
D回路32によって構成される論理回路33を用い、衝
突判定を行うようにしている。即ち、前後Gセンサ22
より得られるG信号の微分値が所定のスラッシュレベル
を越えると共に、車輪速センサ21からの信号又はレー
ザレーダユニット23のレーダデータにより衝突が予測
された後に初めて、エアバッグ手段(インフレータ2)
を起動させるようになっている。
【0028】このように、第2コントローラ5は、2つ
の制御部25,27を有し、チェック手段28によって
第1コントローラ3の起動制御手段8の暴走又はGセン
サ6の故障が検出されたときに、一方の制御部25は、
車輪速センサ21、前後Gセンサ22及びレーザレーダ
ユニット23の出力に基づき車両状態及び環境の認識に
ついての全ての制御を実行するように衝突回避制御手段
として機能する一方、他方の制御部27は、起動制御手
段8に代わって、エアバッグ手段の起動を制御する補助
起動制御手段として機能するべく構成されている次に、
制御の流れについて、図6〜図9に示すフローチャート
を参照しながら説明する。図6は第1コントローラ3の
メインルーチン、図7は第2コントローラ5のメインル
ーチン、図8は第2コントローラ5の衝突検知ルーチ
ン、図9は第1コントローラ3の受信割込みルーチンで
ある。
【0029】(第1コントローラ3のメインルーチン)
図6において、スタートすると、まず、Gセンサ6から
の信号をチェックし(ステップS1 )、その信号に基づ
きGセンサ6の異常を判定し(ステップS2 )、Gセン
サ6が異常と判定されれば、異常データを異常原因の判
断等のために格納し(ステップS3 )、リターンする一
方、Gセンサ6が異常と判定されなければ、通常のエア
バッグルーチンを実行し(ステップS4 )、リターンす
る。
【0030】(第2コントローラ5のメインルーチン)
図7に示すように、スタートすると、まず、システム異
常フラグがONであるか否かが判定され(ステップS1
1)、ONであれば、第1コントローラ3に代わってエ
アバッグの起動制御を行う必要があるので、衝突検知ル
ーチンを実行し(ステップS12)、このときには第2コ
ントローラ5の制御の負荷が大きくなるので、衝突回避
制御(ASV)縮退ルーチンを実行し(ステップS1
3)、リターンする。
【0031】システム異常フラグがONでなければ、所
定計算のための信号A,Bを第1コントローラ3に通信
手段26を介して送信し(ステップS14)、第1コント
ローラ3(起動制御手段8)での所定計算の結果である
信号Cを該第1コントローラ3から受信することを待ち
(ステップS15)、受信が完了したか否かを判定する
(ステップS16)。受信が完了していれば、受信チェッ
クのために例えば式C´=A*Bによって信号A,Bに
基づく計算を実行する(ステップS17)一方、受信が完
了していなければ、第1コントローラ3に送信してから
3msec経過したか否かを判定する(ステップS18)。
【0032】受信チェックをした後、C=C´であるか
否かによって受信チェックがOKか否かを判定し(ステ
ップS19)、OKであれば、第1コントローラ3の起動
制御手段8は正常であるので、第1コントローラ3に対
しGセンサ情報についての送信を要求する一方(ステッ
プS20)、OKでなければ、システム異常フラグをON
して(ステップS21)、ステップS12に移行する。
【0033】Gセンサ情報についての送信要求をした
後、Gセンサ6の情報を受信し(ステップS22)、Gセ
ンサ6が正常か否かを判定する(ステップS23)。Gセ
ンサ6が正常であれば、エアバッグの起動制御に関係す
る起動制御手段8及びGセンサ6が共に正常であるの
で、衝突回避制御(ASV)のメインロジックを実行し
(ステップS24)、リターンする一方、正常でなけれ
ば、Gセンサ6の出力に基づくエアバッグ起動制御を行
うことができないので、システム異常フラグをONして
(ステップS21)、ステップS12に移行する。
【0034】また、ステップS18の判定で、送信してか
ら3msec経過していれば、第1コントローラ3との間で
通信を行うことができず第1コントローラ3に異常が発
生していると考えられるので、ステップS21に移行して
システム異常フラグをONする一方、3msec経過してい
なければ、第1コントローラ3との間で通信は正常に行
われているので、ステップS15にリターンする。
【0035】(衝突検知ルーチン)図8において、スタ
ートすると、車輪速センサ21からの信号の処理を行っ
た(ステップS31)後、その信号に基づき衝突したか否
かを判定する(ステップS32)。衝突と判定されれば、
衝突までに要する予測時間に対応するタイマー設定値S
が正、即ちS>0であるか否かを判定し(ステップS3
3)、S>0でなければ、レーザレーダユニット23に
よる処理は現在は行われていないので、直ちに前後Gセ
ンサ22からの信号を処理し(ステップS34)、その信
号に基づき再度衝突したか否かを判定する(ステップS
35)一方、S>0であれば、レーザレーダユニット23
からの信号の処理を行っている最中であるので、タイマ
ーカウンタTをインクリメントしてT+1として(ステ
ップS36)、ステップS34に移行する。
【0036】ステップS35の判定で、衝突と判定され
ば、インフレータ2に通電してエアバッグを起爆させ
(ステップS37)、リターンする一方、衝突と判定され
なければ、そのままリターンする。
【0037】ステップS32の衝突判定で、衝突していな
ければ、レーザレーダユニット23からの信号を処理し
(ステップS38)、その信号に基づき再度衝突したか否
かを判定する(ステップS39)。衝突と判定されれば、
衝突までに要する予測時間に対応するタイマー設定値S
を例えば7msecに設定し(ステップS40)、タイマ−を
作動させてタイマーカウンタTをインクリメントしてT
+1とし(ステップS41)、タイマーカウンタTがタイ
マー設定値Sに等しくなったか否か、即ちT=Sである
か否かを判定する(ステップS42)。T=Sであれば、
所定時間(7msec) 経過しているので、ステップS34に
移行して前後Gセンサ22の処理を行い、T=Sでなけ
れば、そのままリターンする。
【0038】また、ステップS39での衝突判定で、衝突
と判定されなければ、レーザレーダユニット23の出力
に基づく衝突予測を行う必要がないので、タイマー設定
値S、タイマーカウンタTをリセットしてS=−1,T
=0とし(ステップS43)、リターンする。
【0039】(受信割込みルーチン)第1コントローラ
3が第2コントローラ5からの送信を受信した場合に
は、図9に示す受信割込みルーチンが実行される。即
ち、スタートすると、第2コントローラ5からの受信内
容(即ち計算データの要求か、Gセンサ情報の要求か)
をチェックし(ステップS51)、それから受信内容が計
算データの要求であるか否かを判定し(ステップS5
2)、計算データの要求であれば、受信内容に応じて計
算(例えばC=A*B)を実行し(ステップS53)、計
算結果(例えばC)を第2コントローラ5に送信し(ス
テップS54)、リターンする。一方、計算データの要求
でなければ、Gセンサ情報の要求であるので、Gセンサ
6の情報を読み込み(ステップS55)、Gセンサ6の情
報を第2コントローラ5に送信し(ステップS56)、リ
ターンする。
【0040】(変形例)尚、本発明は上記実施例に限定
されるものではなく、その他種々の変形例を包含するも
のである。例えば、上記実施例では、自車両の環境を検
出する環境検出センサとして、レーザ光を自車両の前方
に発射して先行車両等の検出するレーザレーダユニット
23を用いる場合について述べたが、本発明は、このレ
ーザレーダユニット23の代りに、超音波センサ又はC
CDカメラを用いる場合にも同様に適用することができ
る。
【0041】図10はCCDカメラを用いて道路のガー
ドレールと衝突する危険を判断する場合の制御フローを
示す。図10において、スタートすると、まず、CCD
カメラからの画像情報を読み込み(ステップS61)、近
似値計算により道路の曲線状況を算出する(ステップS
62)。続いて、車両状態量として車速センサ及び舵角セ
ンサにより各々検出した自車両の車速及び操舵角を読み
込み(ステップS63)、これらに基づいて自車両の進行
路を予測するとともに、図11に示すようにその進行路
と道路のガードレールとがクロスする地点までの距離L
を算出する(ステップS64)。
【0042】そして、この距離Lに基づいて現時点が警
報エリアであるか否か(ステップS65)、また強制介入
エリアであるか否か(ステップS66)をそれぞれ判定す
る。これらの判定では、図12に示すような危険判定用
マップが用いられる。このマップでは、車速とクロス地
点までの距離Lとで警報エリアA及び強制介入エリアB
が予め設定されており、車速が高くなるに従い警報エリ
アA及び強制介入エリアBの各しきい値である距離はそ
れぞれ二次曲線状に長くなる。警報エリアA及び強制介
入エリアBのいずれにも入っていないときにはそのまま
リターンする一方、警報エリアAに入り強制介入エリア
Bに入っていないときには警報のみを発し(ステップS
67)、強制介入エリアBに入っているときにはアクチュ
エータを作動させてガードレールとの衝突を回避するた
めの強制介入(例えば自動制動又は自動操舵)を行う。
【0043】
【発明の効果】請求項1に係る発明は、上記のように、
チェック手段によって、第1コントローラの起動制御手
段の暴走時又は車両状態検出センサの故障をチェックし
たとき、第2コントローラの衝突予測部により自車両の
衝突が予測されたときに、補助起動制御手段によってエ
アバッグ手段を起動するようにしているので、既存の制
御系を利用して、第1コントローラの起動制御手段の暴
走時又は車両状態検出センサの故障時において、エアバ
ッグの起動制御を行うことができる。
【0044】請求項2に係る発明は、前後Gセンサより
得られるG信号の微分値が所定のスラッシュレベルを越
えると共に、車輪速センサからの信号又はレーザレーダ
ユニットのレーダデータにより衝突が予測されたとき
に、補助起動制御手段によって、エアバッグ手段を起動
させるようにしているので、エアバッグの起動制御を精
度よく行うことができる。
【0045】請求項3に係る発明は、レーザレーダユニ
ットのレーダデータにより衝突が予測されたときに、衝
突までに要する予測時間を演算し、その予測時間経過後
にエアバッグ手段を起動させるようにしているので、レ
ーザレーダユニットのレーダデータに基づきエアバッグ
の起動制御を精度よく行うことができる。
【0046】請求項4に係る発明は、第1コントローラ
の起動制御手段の暴走又は車両状態検出センサの故障が
検出された状態において、第2コントローラの衝突予測
部によって衝突が予測された後に初めて補助起動制御手
段が作動するようにしているので、第2コントローラに
よって不用意にエアバッグの起動制御が行われるおそれ
がない。
【0047】請求項5に係る発明は、第1コントローラ
の起動制御手段の暴走又は第1車両状態検出センサの故
障が検出されたときに、第2コントローラの一方の制御
部は、第2車両状態検出センサ及び環境検出センサの出
力に基づき車両状態及び環境の認識についての全ての制
御を実行する一方、第2コントローラの他方の制御部は
少なくとも補助起動制御手段を常時制御するようにして
いるので、障害物検知に関する一連の制御を行いつつ、
エアバッグの起動制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアバッグ起動制御装置の概略構成図である。
【図2】Gセンサによる衝突判定の説明図である。
【図3】車輪速センサによる衝突判定の説明図である。
【図4】レーザレーダユニットによる衝突判定の説明図
である。
【図5】衝突判定回路の構成図である。
【図6】第1コントローラのメインルーチンを示すフロ
ーチャート図である。
【図7】第2コントローラのメインルーチンを示すフロ
ーチャート図である。
【図8】第2コントローラの衝突検知ルーチンを示すフ
ローチャート図である。
【図9】第1コントローラの受信割込みルーチンを示す
フローチャート図である。
【図10】CCDカメラを用いて道路のガードレールと
衝突する危険を判断する場合の制御フローを示すフロー
チャート図である。
【図11】進行路と道路のガードレールとがクロスする
地点までの距離を示す図である。
【図12】危険判定用マップを示す図である。
【符号の説明】
1 エアバッグ起動制御装置 2 インフレータ 3 第1コントローラ 5 第2コントローラ 6 Gセンサ(第1車両状態検出センサ) 8 起動制御手段 21 車輪速センサ(第2車両状態検出センサ) 22 前後Gセンサ(第2車両状態検出センサ) 23 レーザレーダユニット(環境検出センサ) 25 制御部(衝突回避制御手段) 27 制御部(補助起動制御手段) 28 チェック手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仙井 浩史 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 中園 秀己 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 西本 洋介 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両の車両状態を検出する第1車両状
    態検出センサと、膨張展開するエアバッグを有するエア
    バッグ手段と、上記第1車両状態検出センサの出力を受
    け、自車両の衝突時にエアバッグ手段を起動させる起動
    制御手段を有する第1コントローラと、自車両の車両状
    態を検出する第2車両状態検出センサと、自車両の環境
    を検出する環境検出センサと、上記第2車両状態検出セ
    ンサ及び環境検出センサの出力を受け、自車両の車両状
    態及び環境に基づき自車両の衝突を予測して衝突を回避
    する衝突回避制御手段を有する第2コントローラとを備
    えるエアバッグ起動制御装置であって、 上記第1及び第2コントローラの間に介設され、それら
    の間におけるデータ伝送を行う通信手段を備え、上記第
    2コントローラは、 第1コントローラの起動制御手段及び第1車両状態検出
    センサに上記通信手段を介して連係され、第1コントロ
    ーラの起動制御手段の暴走又は第1車両状態検出センサ
    の故障をチェックするチェック手段と、 上記チェック手段の出力を受け、第1コントローラの起
    動制御手段の暴走時又は第1車両状態検出センサの故障
    時において、上記第2コントローラの衝突回避制御手段
    により自車両の衝突が予測されたときに、上記エアバッ
    グ手段を起動させる補助起動制御手段とを有することを
    特徴とするエアバッグ起動制御装置。
  2. 【請求項2】 第2車両状態検出センサは前後加速度セ
    ンサ及び車輪速センサであり、環境検出センサはレーザ
    レーダユニットであり、 補助起動制御手段は、前後加速度センサより得られるG
    信号の微分値が所定のスラッシュレベルを越えると共
    に、車輪速センサからの信号又はレーザレーダユニット
    のレーダデータにより衝突が予測されたときに、エアバ
    ッグ手段を起動させるものである請求項1記載のエアバ
    ッグ起動制御装置。
  3. 【請求項3】 補助起動制御手段は、レーザレーダユニ
    ットのレーダデータにより衝突が予測されたときに、衝
    突までに要する予測時間を演算し、その予測時間経過後
    にエアバッグ手段を起動させるものである請求項2記載
    のエアバッグ起動制御装置。
  4. 【請求項4】 第2コントローラの補助起動制御手段
    は、チェック手段によって第1コントローラの起動制御
    手段の暴走又は第1車両状態検出センサの故障が検出さ
    れた状態において、衝突回避制御手段にて衝突が予測さ
    れた後に初めてエアバック手段を起動させるものである
    請求項1、請求項2又は請求項3記載のエアバッグ起動
    制御装置。
  5. 【請求項5】 第2コントローラは、通常時は共に衝突
    回避制御手段として機能する2つの制御部を有し、チェ
    ック手段によって第1コントローラの起動制御手段の暴
    走又は第1車両状態検出センサの故障が検出されたとき
    に、一方の制御部は、第2車両状態検出センサ及び環境
    検出センサの出力に基づき車両状態及び環境の認識につ
    いての全ての制御を実行する衝突回避制御手段として機
    能する一方、他方の制御部は補助起動制御手段として機
    能するべく構成されている請求項1、請求項2又は請求
    項3記載のエアバッグ起動制御装置。
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