JPH08253507A - メタクリル樹脂の製造方法 - Google Patents
メタクリル樹脂の製造方法Info
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- JPH08253507A JPH08253507A JP5736295A JP5736295A JPH08253507A JP H08253507 A JPH08253507 A JP H08253507A JP 5736295 A JP5736295 A JP 5736295A JP 5736295 A JP5736295 A JP 5736295A JP H08253507 A JPH08253507 A JP H08253507A
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Abstract
ストリークスや発泡、着色および臭気等の発生の少な
い、耐熱分解性に優れたメタクリル樹脂の製造方法を提
供することにある。 【構成】 メチルメタクリレート単独、またはメチルメ
タクリレート75重量%以上とメチルアクリレート、エ
チルアクリレートもしくはブチルアクリレートから選ば
れた少なくとも一種以上が25重量%以下のモノマー混
合物71〜95重量%および溶媒29〜5重量%からな
る混合物を、一定の半減期のラジカル重合開始剤を使用
し、かつ平均滞留時間がラジカル重合開始剤の半減期の
一定倍となるように調製し、該組成物に対するラジカ
ル重合開始剤濃度及び連鎖移動剤濃度が一定濃度となる
ように調製し、更に反応組成物をモノマー転化率40
〜90%に維持しながら連続的に重合させ、該重合反応
で得られたポリマーの熱分解率が、5重量%以下である
ことを特徴とするメタクリル樹脂の製造方法。
Description
法に関する。さらに詳しくは、優れた耐熱分解性を有す
るメタクリル樹脂の製造方法に関する。
的強度が優れており、建築用資材や家具、室内装飾用素
材、自動車部品、電気部品等各種成形材料として各方面
に広く利用されている。従来、成形材料として用いられ
るメタクリル樹脂の製造法としては懸濁重合法が一般に
採用されているが、この方法は使用される懸濁分散剤等
の副材料がポリマー中に混入するため高純度の重合体は
得られ難く光学材料等の用途には不向きとされている。
更に重合体の後処理工程がろ過、洗浄、乾燥と煩雑な
上、大量の排水処理を伴うなど工業プロセスとしても問
題点を残している。
て近年、連続的な塊状重合法と溶液重合法が注目されて
いる。これらの方法によれば、懸濁分散剤等が使用され
ないため光学特性に優れた高品質樹脂の製造が可能であ
る。しかしながら、前者の方法は「ゲル効果」と呼ばれ
る自動加速効果のため、高いモノマー転化率を維持しな
がら重合反応を安定に制御することは非常に難しく、ポ
リマー濃度の高い最終重合物を得るのは困難とされる。
応装置を用いて比較的低いモノマー転化率で均一相反応
させ、未反応モノマーを連続的に分離除去する連続塊状
重合法が提案されている。この方法では、未反応モノマ
ーの残存量が多く、この回収再使用と重合体の濃縮のた
めの脱揮工程で多くのエネルギーを費やさねばならない
上、その際重合体が熱履歴を受け着色や変質を起こしや
すいという欠点がある。特公昭55−7845号公報等
に示されているように溶媒としてベンゼンもしくはアル
キルベンゼンを用いる溶液重合法によれば溶剤によって
反応液の粘度が低減されるため、ゲル効果が抑制され、
高いモノマー転化率で安定した重合反応が可能となるこ
とが知られている。
量低減には限界がありモノマー転化率を高めて反応液中
に残存する未反応モノマーは減少しても溶媒を含めた揮
発分含有量は減少せず、揮発成分の除去に費やされるエ
ネルギーは塊状重合法と変わらない場合もあり、加えて
重合体の耐熱分解性の低下や溶媒及びモノマー成分の回
収再使用の方法が煩雑になる等の問題点も抱えている。
一方、特開昭62−241905号公報にはメタノール
等の脂肪族一価アルコールを溶媒としてメチルメタクリ
レートを主成分とするモノマー混合物のラジカル重合を
行い、得られた重合体をスラリー状に沈澱させて分離す
る方法が示されているが、モノマー成分20〜70部に
対して溶媒80〜30部と多量の溶媒を使用すること、
重合体を分離するため冷却、沈澱、ろ過、乾燥工程が必
要となること及び連続プロセスとする場合にスラリー状
の重合液を均一に移送・処理する必要があることなど工
業的に解決しなければならない問題も多く存在する。
した分子量を有するメタクリル樹脂を製造すると、極め
て耐熱分解性の低いポリマーしか得られないことが本発
明者らの実験によりわかった(比較例2参照)。また、
特開平1−201307号公報には1価のアルキルアル
コールとベンゼンもしくはアルキルベンゼンより成る混
合溶媒を5重量%以上30重量%未満用いてメチルメタ
クリレートを主成分とするモノマー混合物の溶液重合を
行う方法が示されているが、一価のアルキルアルコール
は混合溶媒中で5〜50重量%を占めるに過ぎず、一般
的なベンゼンもしくはアルキルベンゼンを溶媒とする方
法を抜本的に変えるものではない。
点を解決し、メタクリル樹脂を安定に制御された重合反
応を経て経済的に有利に製造する方法として先の出願
(特願平5−279861)において、メタノール5〜
29重量%添加した連続溶液重合法を開示した。本法に
よればゲル効果が発現するポリマー濃度を高めることが
できるので重合を安定化することができる。ところで、
一般にメタクリル樹脂は230℃付近から分解し始め、
270℃付近から特に顕著である。この熱分解はポリマ
ー末端に残存した二重結合に対して隣接した炭素−炭素
単結合が熱的に弱く、230〜270℃付近で開裂し
て、いわゆるジッパー分解の開始点となることによる
(カシワギ、イナベ、ブラウン、キタヤマ、マスダ,マ
クロモレキュラス,19,2160(1986)(T.
Kashiwagi,A.Inaba,E.Brow
n,K.Hatada,T.Kitayama,E.M
asuda,Macromolecules))。
℃で射出成形あるいは押出成形される。このとき成形さ
れるメタクリル樹脂が熱分解温度と接近しているため、
一部ポリマーより加熱分解したモノマーが成形品中に残
留してシルバーストリークスや発泡を発生させたり、着
色、耐熱変形性の低下、臭気による作業環境の悪化等を
きたし、実用上の問題となっている。 これまでメタク
リル樹脂の耐熱分解性を向上させるために種々の工夫が
なされてきている。たとえば、初期において抗酸化剤を
添加して加熱成形することが試みられたが、充分な効果
が得られないばかりか着色する等の欠点を有していた。
することにより耐熱分解性が改良されることが示されて
いる。たとえば、前述した特公昭52−32665号公
報では温度130〜160℃において1段完全混合型連
続重合を行うに当たり、連鎖移動剤としてメルカプタン
濃度0.01〜1.0モル%および下記式 10≧A1/2 ・B-1/2×103 3≧A・B×105 2.9≧A-1・(B+10.3)×10-6 ここで、A=モノマーフィード100g中のラジカル重
合開始剤のモル数 B=ラジカル重合開始剤の重合温度における半減期(時
間) を満足するモノマー組成物を連続的にフィードしてモノ
マー転化率50〜78%に維持する方法が示され、特開
平3−111408号公報では1段完全混合型連続重合
を行うに当たり、重合温度130〜160℃における半
減期が0.5〜2分の開始剤を用い、重合温度でのラジ
カル開始剤の半減期と平均滞留時間の比が1/200〜
1/10000となるように平均滞留時間を設定し、モ
ノマー転化率が45〜70%とする方法が開示されてい
る。
る耐熱分解性は未反応モノマー等残存揮発分を高温下で
除去する真空脱揮工程や押出成形工程を経たポリマーに
ついて評価したものである。本発明者らの検討によれば
重合工程で生成してくるポリマーそのものの耐熱分解性
については必ずしも十分ではなかった。脱揮工程や押出
成形工程での熱分解による収率低下、熱履歴による着色
等を考慮すれば重合工程で生成するポリマーの耐熱分解
性を向上させることが極めて重要である。
タクリル樹脂の連続重合方法において、熱分解指数αが
3.0以下であるメタクリル樹脂が耐熱分解性良好であ
るとの記述がある。しかしながら、熱分解指数αの定義
は示されているものの、熱分解指数αが3.0以下であ
るメタクリル樹脂の製造条件については全く述べられて
いない。特開平1−172401号公報では、多段完全
混合槽型連続重合法においてメチルアクリレートまたは
エチルアクリレート等のコモノマーや連鎖移動剤の一部
を分割フィードすることにより生成ポリマーの熱安定性
等品質が向上すると記載されているものの具体的な方法
および実施例は一切記載されていない。
61号において、メタノール5〜29重量%添加した連
続溶液重合法によりゲル効果が発現するポリマー濃度を
高めることができるので重合を安定化させ得ることを開
示したが、得られるポリマーの耐熱分解性においては必
ずしも満足されるものではなかった。上述した従来技術
は重合反応操作の安定性、生産効率の向上を可能にした
としても必ずしも優れた耐熱分解性を有するメタクリル
樹脂の製造方法を提供するものではなかった。
した課題を解決し、熱成形時におけるシルバーストリー
クスや発泡、着色および臭気等の発生の少ない、耐熱分
解性に優れたメタクリル樹脂の製造方法を提供すること
にある。
した結果、連続溶液重合において、特定のラジカル重合
開始剤の半減期とその濃度、連鎖移動剤濃度、モノマー
濃度および溶媒濃度、重合温度、平均滞留時間の条件下
で反応させることにより、上記した課題を解決できるこ
とを見いだし、本発明を完成させた。
用して(以下、A法ということがある)、メチルメタク
リレート単独、またはメチルメタクリレート75重量%
以上とメチルアクリレート、エチルアクリレートもしく
はブチルアクリレートから選ばれた少なくとも一種以上
が25重量%以下のモノマー混合物71〜95重量%お
よび溶媒29〜5重量%からなる混合物を、 重合温度90〜180℃における半減期が0.05〜
20分であるラジカル重合開始剤を使用し、かつ平均滞
留時間がラジカル重合開始剤の半減期の5〜7000倍
となるように調製し、 該組成物に対するラジカル重合開始剤濃度が1.0×
10-4〜0.16モル/リットル、連鎖移動剤濃度が
1.0×10-4〜0.37モル/リットルとなるように
調製し、 更に反応組成物をモノマー転化率40〜90%に維持
しながら連続的に重合させ、該重合反応で得られたポリ
マーの熱分解率(重合反応終了後、脱揮工程や押出成形
工程を経る前のポリマーを窒素気流中、30℃から30
0℃まで2℃/minの割合で加熱昇温したときの熱分
解率)が、5重量%以下であることを特徴とするメタク
リル樹脂の製造方法
(以下、B法ということがある)、メチルメタクリレー
ト単独、またはメチルメタクリレート75重量%以上と
メチルアクリレート、エチルアクリレートもしくはブチ
ルアクリレートから選ばれた少なくとも一種以上が25
重量%以下のモノマー混合物71〜95重量%および溶
媒29〜5重量%からなる混合物を、 第1槽重合温度100〜170℃、第2槽重合温度1
30〜170℃における半減期が0.05〜20分であ
るラジカル重合開始剤を使用し、 かつ平均滞留時間がラジカル重合開始剤の半減期の5
〜7000倍となるように設定し、 該組成物に対するラジカル重合開始剤濃度が5.0×
10-5〜0.12モル/リットル、連鎖移動剤濃度が
1.0×10-4〜0.1モル/リットルとなるように調
製し、 該反応組成物を第2槽目モノマー転化率70〜90%
に維持しながら連続的に重合させ、該重合反応で得られ
たポリマーの熱分解率(重合反応終了後、脱揮工程や押
出成形工程を経る前のポリマーを窒素気流中、30℃か
ら300℃まで2℃/minの割合で加熱昇温したとき
の熱分解率)が、5重量%以下であることを特徴とする
メタクリル樹脂の製造方法および
全混合槽と第2段目反応器のプラグフロー型反応器を使
用して(以下、C法ということがある)、メタクリレー
ト単独、またはメタクリレート75重量%以上とメチル
アクリレート、エチルアクリレートもしくはブチルアク
リレートから選ばれた少なくとも一種以上が25重量%
以下のモノマー混合物71〜95重量%および溶媒29
〜5重量%からなる混合物を、 重合温度が1段目完全混合槽100〜170℃、2段
目プラグフロー型反応器100〜170℃にして、 1段目完全混合槽の平均滞留時間が重合温度における
開始剤の半減期の5〜7000倍、2段目プラグフロー
型反応器での滞留時間が開始剤半減期の5〜50倍とな
るように設定し、 該組成物に対するラジカル重合開始剤濃度1.0×1
0-4〜0.16モル/リットル、 および連鎖移動剤濃度1.0×10-4〜0.1モル/
リットルとなるように調製した反応組成物を 2段目プラグフロー型反応器出口でのモノマー転化率
を70〜90%に維持しながら連続的に重合させ、該重
合反応で得られたポリマーの熱分解率(重合反応終了
後、脱揮工程や押出成形工程を経る前のポリマーを窒素
気流中、30℃から300℃まで2℃/minの割合で
加熱昇温したときの熱分解率)が、5重量%以下である
ことを特徴とするメタクリル樹脂の製造方法に関する発
明である。
ば、メチルメタクリレート単独、またはメチルメタクリ
レート75重量%以上とメチルアクリレート、エチルア
クリレートもしくはブチルアクリレートから選ばれた少
なくとも一種以上が25重量%以下のモノマー混合物7
1〜95重量%および溶媒29〜5重量%からなる混合
物、ラジカル重合開始剤および連鎖移動剤からなる原料
組成物を、該組成物中のラジカル重合開始剤濃度が1.
0×10-4〜0.16モル/リットルおよび連鎖移動剤
濃度が1.0×10-4〜0.37モル/リットルとなる
ように調製し、重合温度90〜180℃、該重合温度に
おける半減期が0.05〜20分であるラジカル重合開
始剤を使用し、かつ該半減期の5〜7000倍である平
均滞留時間にて、モノマー転化率40〜90%に維持し
ながら前記モノマーを連続的に重合することによって、
重合工程で生成し、かつ脱揮工程や押出成形工程を経る
前のポリマーを窒素気流中、30℃から300℃まで2
℃/minの割合で加熱昇温したときの熱分解率が5重
量%以下の耐熱分解性を有するメタクリル樹脂を製造す
ることができる。
しい条件は、下式(1)〜(3)を満足するものであ
る。
ラジカル重合開始剤の半減期(分)θは平均滞留時間
(分)、Tは重合温度(絶対温度)、Iはフィードされ
るラジカル重合開始剤濃度(モル/リットル)、Mはフ
ィードされるモノマー濃度(モル/リットル)を示す。
また、D、E、FおよびGはそれぞれ下式で定義され
る。
度(モル/リットル)、Sはフィードされる溶媒濃度
(モル/リットル)を示し、Hはモノマー転化率とフィ
ードモノマー中のアクリレート濃度から導かれる定数で
あって、下式で定義される。
%)) 本発明でいう耐熱分解性は、重合槽中で得られた脱揮工
程や押出成形工程を経る前の熱履歴を受けていないポリ
マーを、窒素気流中、30℃から300℃まで2℃/m
inの割合で加熱昇温したときの熱分解率で表す。本発
明において、熱分解率は5%以下、好ましくは3%以
下、さらに好ましくは2%以下とする。熱分解率が5%
を越えると、成形時においてシルバーストリークスやボ
イド等の成形不良を生ずる。
使用するモノマー成分としてはメチルメタクリレート単
独またはメチルメタクリレート75重量%以上とメチル
アクリレート、エチルアクリレートまたはブチルアクリ
レート25重量%以下からなるモノマー混合物である。
本発明で使用する溶媒はトルエン、メタノール、アセト
ン、酢酸エチル等が挙げられるが、特にメタノールの使
用が、重合反応後の処理等を考慮すると特に望ましい。
溶媒の使用割合はモノマーもしくはモノマー混合物71
〜95重量%に対し、溶媒29〜5重量%である。
メタクリレートのラジカル重合に顕著な自動促進効果、
すなわち系内粘度上昇による重合速度の異常加速現象が
生じ易く、安定に重合が維持できなくなる。 一方、溶
媒濃度が上記29重量%を越えると、設定できる分子量
範囲が狭められ、かつ熱分解し易い末端二重結合を有す
るポリマーの生成率が大きくなり、優れた耐熱分解性を
有するポリマーの製造条件を設定範囲が極端に狭くな
る。
カーボネート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネー
ト、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネー
ト、tーブチルパーオキシジネオデカノエート、t−ブ
チルパーオキシピバレート、3,5,5−トリメチルヘ
キサノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイ
ド、アセチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ
(2−エチルヘキサノエート)、t−ブチルパーオキシ
イソブチレート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカ
ーボネート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジ−
t−アミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサ
イド等の有機過酸化物、あるいは2,2’−アゾビス
(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、
2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、ジメチ
ル−2,2’−アゾビスイソブチレート、2,2’−ア
ゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾ
ビスイソブチレート、1,1’−アゾビス(1−シクロ
ヘキサンカーボニトリル)等のアゾ化合物が挙げられ、
単独あるいは2種以上の組み合わせで用いることができ
る。
ル重合開始剤濃度は、1.0×10 -4〜0.16モル/
リットル、好ましくは1.0×10-4〜0.10モル/
リットルの範囲である。ラジカル重合開始剤濃度が1.
0×10-4モル/リットル未満では工業的に有利なモノ
マー転化率を達成することができず、生産効率が低下す
る。ラジカル重合開始剤濃度が0.16モル/リットル
を越えると、高モノマー転化率を達成できるが設定でき
る分子量範囲が狭められ、かつ生成ポリマー中の末端二
重結合を有するポリマーの含有率が極端に大きくなり、
耐熱分解性が著しく低下する。また、大量の重合開始剤
の使用は製品ポリマーの透明性に問題が生じる。
系重合物開始剤(Azo Polymerizatio
n Initiators)」等のデータより知ること
ができる。連鎖移動剤としては通常のラジカル重合で用
いられるt−ブチルメルカプタン、n−オクチルメルカ
プタン、n−ドデシルメルカプタン等が使用できる。方
法Aにおいては、原料組成物中の連鎖移動剤濃度は、
1.0×10-4〜0.37モル/リットルの範囲であ
る。連鎖移動剤濃度が1.0×10-4モル/リットル未
満であると、生成ポリマー中の末端二重結合を有するポ
リマーの含有率が極端に大きくなり、耐熱分解性が低下
する。一方、連鎖移動剤濃度が0.37モル/リットル
を越えると、生成ポリマーの分子量が小さくなり、成形
材料としての使用に耐える機械的物性を得ることができ
ない。
の供給は、フィードする原料組成物に対して所望の濃度
となるようにそれぞれ単独に供給してもよいが、予めモ
ノマーもしくはモノマー混合物、あるいは溶媒に溶解し
てから連続供給するのが望ましい。方法Aにおける重合
温度は90〜180℃、好ましくは100〜170℃、
さらに好ましくは110〜170℃である。重合温度が
低すぎると生成ポリマー鎖中に200℃以下で断裂する
熱的に極めて弱いヘッド−ヘッド結合が残存する(ハタ
ダ、キタヤマ、マスダ,ポリマージャーナル(K.Ha
tada,T.Kitayama,E.Masuda,
Polymer Jounal),第1巻,No.5,
395(1986)および前述、マクロモレキュレス
(Macromolecules),19,2160
(1986))。一方、重合温度が高すぎると、ポリマ
ーを着色させると考えられるオリゴマーの生成が著しい
(井手文雄、高分子,27巻,11月号,819(19
78))。
おける重合開始剤の半減期の5〜7000倍となるよう
にする。平均滞留時間が、重合開始剤の半減期の上記5
倍未満では、モノマー転化率が低いにもかかわらず大量
の重合開始剤が必要となるので製品ポリマーの透明性が
損なわれる。一方、上記7000倍を越えると、重合反
応槽が大きくなりすぎて工業的に不利である。 方法A
においては、モノマー転化率を40〜90%、好ましく
は40〜80%、さらに好ましくは50〜80%に維持
しながら連続的に重合する。モノマー転化率が上記40
%未満では、単位時間当たりのポリマー収量が小さくな
り、工業的に不利である。一方、上記90%を越える
と、生成ポリマー中の末端二重結合を有するポリマーの
含有率が急激に大きくなり、耐熱分解性が著しく低下す
る。
て行う場合(方法B)、前述の原料組成物を、該組成物
中のラジカル重合開始剤濃度が5.0×10-5〜0.1
2モル/リットルおよび連鎖移動剤濃度が1.0×10
-4〜0.1モル/リットルとなるように調製し、2段直
列結合完全混合槽において、第1槽重合温度90〜17
0℃、第2槽重合温度130〜180℃、および該重合
温度における半減期が0.05〜20分であるラジカル
重合開始剤を使用し、かつ該半減期の5〜7000倍で
ある平均滞留時間にて、第2槽でのモノマー転化率を4
0〜90%に維持しながら前記モノマーを連続的に重合
することによって、重合工程で生成し、かつ脱揮工程や
押出成形工程を経る前のポリマーを窒素気流中、30℃
から300℃まで2℃/minの割合で加熱昇温したと
きの熱分解率が5重量%以下である耐熱分解性を有する
メタクリル樹脂を製造することができる。
しい条件は、下式(4)〜(6)を満足するものであ
る。
のモノマー転化率(%)、τi は第i槽のラジカル重合
開始剤の半減期(分)、θi は第i槽の平均滞留時間
(分)、Tは第1槽の重合温度(絶対温度)、Iはフィ
ードされるラジカル重合開始剤濃度(モル/リット
ル)、Mはフィードされるモノマー濃度(モル/リット
ル)を示す。
ぞれ下式で定義される。 D′=(7.75 ×103 e-3674/T ・X)/[100+(7.75 ×103 e-3674/T -1)C1] E′=( 423e-6021/T ・S)/〔 100+(423e-6021/T −1)・C1 〕 F′=( 1.13 ×10-4e4529/T・C1 )/〔θ1 ・(100 −C1 )2 〕 G′= 2.0×10-3・H1 2−8.5 ×10-2・H1 +1
度(モル/リットル)、Sはフィードされる溶媒濃度
(モル/リットル)を示し、H1 は第1槽のモノマー転
化率とフィードモノマー中のアクリレート濃度から導か
れる定数であって、下式で定義される。 H1 =m・(3.7×10-3・C1 +0.63) (mはフィードモノマー中アクリレート濃度(モル
%)) 方法Bにおいては、前述の原料組成物中の単量体混合物
は第1槽目に供給されるが、一部を第2槽目にサイドフ
ィードすることもできる。その際、1、2槽目に供給さ
れる単量体混合物組成は必ずしも一致させる必要はな
い。第2槽目から流出するポリマー中のアクリレート単
位濃度が所望する濃度になるように供給される。サイド
フィード量はメインフィード量に対して1/50〜1/
5の割合が望ましい。
ラジカル重合開始剤濃度は、5.0×10-5〜0.12
モル/リットル、好ましくは5.0×10-5〜0.10
モル/リットルの範囲である。ラジカル重合開始剤濃度
が5.0×10-5モル/リットル未満では工業的に有利
なモノマー転化率を達成することができず、生産効率が
低下する。ラジカル重合開始剤濃度が0.12モル/リ
ットルを越えると、高モノマー転化率を達成できるが設
定できる分子量範囲が狭められ、かつ生成ポリマー中の
末端二重結合を有するポリマーの含有率が極端に大きく
なり、耐熱分解性が著しく低下する。また、大量の重合
開始剤の使用は製品ポリマーの透明性に問題が生じる。
物中の連鎖移動剤濃度は、1.0×10-4〜0.10モ
ル/リットル、好ましくは2.0×10-3〜0.06モ
ル/リットルの範囲である。連鎖移動剤濃度が上記1.
0×10-4モル/リットル未満であると、生成ポリマー
中の末端二重結合を有するポリマーの含有率が極端に大
きくなり、耐熱分解性が低下する。一方、上記0.10
モル/リットルを越えると、生成ポリマーの分子量が小
さくなり、充分な機械的物性を得ることができない。こ
れら重合開始剤と連鎖移動剤の重合槽への供給は、フィ
ードする原料組成物に対して所望の濃度となるようにそ
れぞれ単独に供給してもよいが、予めモノマーもしくは
モノマー混合物、あるいは溶媒に溶解してから連続供給
するのが望ましい。
ドフィードすることもできる。第1槽目と第2槽目とか
ら生成するポリマーの分子量ができるだけ等しくなるよ
うに供給することが望ましい。方法Bにおける重合温度
は第1槽で90〜170℃、好ましくは100〜170
℃、さらに好ましくは110〜170℃、第2槽で12
0〜180℃、好ましくは120〜170℃、さらに好
ましくは130〜170℃である。第1槽、第2槽で必
ずしも一致させる必要はない。重合温度が低すぎると生
成ポリマー鎖中に200℃以下で断裂する熱的に極めて
弱いヘッド−ヘッド結合が残存する可能性がある(前
述、ポリマー ジャーナル(Polymer Joun
al),第1巻,No.5,395(1986)および
マクロモレキュレス(Macromolecule
s),19,2160(1986))。一方、重合温度
が高すぎると、ポリマーを着色させると考えられるオリ
ゴマーの生成が著しい(前述、高分子,27巻,11月
号,819(1978))。また、第2槽目での重合温
度が上記120℃未満では反応液粘度が高くなり、充分
な撹拌ができなくなる。
度における重合開始剤の半減期の5〜7000倍となる
ようにするが、第1槽、第2槽で必ずしも一致させる必
要はない。平均滞留時間が、重合開始剤の半減期の上記
5倍未満では、所望のモノマー転化率を得るには大量の
重合開始剤が必要となるので製品ポリマーの透明性が損
なわれる。一方、上記7000倍を越えると、重合反応
槽が大きくなりすぎて工業的に不利である。方法Bにお
いて、モノマー転化率を第2槽目で70〜90%、好ま
しくは70〜80%に維持しながら連続的に重合する。
第2槽目のモノマー転化率が上記70%未満では、単位
時間当たりのポリマー収量が小さくなり、反応槽を二つ
使用する優位性がなくなる。一方、第2槽目のモノマー
転化率が上記90%を越えると、生成ポリマー中の末端
二重結合を有するポリマーの含有率が急激に大きくな
り、耐熱分解性が著しく低下する。
応器の完全混合槽と第2段反応器のプラグフロー型反応
器を使用して行う場合(方法C)、前述の原料組成物
を、該組成物中のラジカル重合開始剤濃度が1.0×1
0-4〜0.16モル/リットルおよび連鎖移動剤濃度が
1.0×10-4〜0.1モル/リットルとなるように調
製し、2段に直列結合された第1段反応器の完全混合槽
と第2段反応器のプラグフロー型反応器において、第1
段反応器である完全混合槽での重合温度90〜180
℃、および前記完全混合槽の平均滞留時間が重合時間に
おける重合開始剤半減期の5〜7000倍、前記プラグ
フロー型反応器での滞留時間が重合温度における重合開
始剤半減期の5〜50倍となるようにして、該プラグフ
ロー型反応器出口でのモノマー転化率を70〜90%に
維持しながら前記モノマーを連続的に重合することによ
って、重合工程で生成し、かつ脱揮工程や押出成形工程
を経る前のポリマーを窒素気流中、30℃から300℃
まで2℃/minの割合で加熱昇温したときの熱分解率
が5重量%以下である耐熱分解性を有するメタクリル樹
脂を製造することができる。
しい条件は、下式(7)〜(9)を満足するものである 式(7) 7.0×107 ≦〔C2 (τ+θ)e4529/T〕/(I・θ2 )≦ 3.0 ×109 式(8) 100 ≦ M/(D+E+F)≦ 40000 式(9) 4.0 ×10-7 ≦(I・G・θ)/〔M・(τ+θ)〕≦1.0 ×10-4
転化率(%)、τは第1段完全混合槽のラジカル重合開
始剤の半減期(分)、θは第1段完全混合槽の平均滞留
時間(分)、Tは第1段完全混合槽の重合温度(絶対温
度)、Iはフィードラジカル重合開始剤の濃度(モル/
リットル)、Mはフィードモノマーの濃度(モル/リッ
トル)を示す。
で定義される。 D=(7.75×103 e-3674/T ・X)/[100+(7.75 ×103 e-3674/T -1) ・C] E=( 423e-6021/T ・S)/〔100 +(423e-6021/T −1)・C〕 F=(1.13×10-4e4529/T・C)/〔θ・( 100−C)2 〕 G= 2.0×10-3・H2 −8.5×10-2・H+1
度(モル/リットル)、Sはフィードされる溶媒濃度
(モル/リットル)を示し、Hはモノマー転化率とフィ
ードモノマー中のアクリレート濃度から導かれる定数で
あって、下式で定義される。 H=m・(3.7 ×10-3・C+0.63) (mはフィードモノマー中 アクリレート濃度(モル
%))
るいはモノマー混合物は、通常はその全量が1段目完全
混合槽に供給されるが、その一部を2段目プラグフロー
型反応器入り口および/あるいは途中にサイドフィード
することもできる。その際、1段目、2段目に供給され
る単量体混合物組成は必ずしも一致させる必要はない。
2段目から流出するポリマー中のアクリレート単位濃度
が所望する濃度になるように供給される。サイドフィー
ド量はメインフィード量に対して1/50〜1/5の割
合が望ましい。方法Cにおいては、前述の原料組成物中
のラジカル重合開始剤濃度は、1.0×10-4〜0.1
6モル/リットル、好ましくは1.0×10-4〜0.1
2モル/リットルの範囲である。ラジカル重合開始剤濃
度が、上記1.0×10-4モル/リットル未満では、1
段目完全混合槽でのモノマー転化率が低く、結果的に2
段目プラグフロー型反応器で生成したポリマーの割合が
大きくなり分子量分布が広がってしまう。
ると、高モノマー転化率を達成できるが設定できる分子
量範囲が狭められ、かつ生成ポリマー中の末端二重結合
を有するポリマーの含有率が極端に大きくなり、耐熱分
解性が著しく低下する。また、大量の重合開始剤の使用
は製品ポリマーの透明性に問題が生じる。 また、方法
Cにおいては、前述の原料組成物中の連鎖移動剤濃度
は、1.0×10-4〜0.1モル/リットル、好ましく
は1.6×10-3〜0.1モル/リットルの範囲であ
る。連鎖移動剤濃度が上記1.0×10-4モル/リット
ル未満であると、生成ポリマー中の末端二重結合を有す
るポリマーの含有率が極端に大きくなることにより、耐
熱分解性が著しく低下する。一方、上記0.1モル/リ
ットルを越えると、生成ポリマーの分子量が小さくな
り、充分な機械的物性を得ることができない。 また、
連鎖移動剤は一部を2段目プラグフロー型反応器入口お
よび/あるいは途中にサイドフィードすることもでき
る。1段目完全混合槽出口と2段目プラグフロー型反応
器出口から流出するポリマーの分子量ができるだけ等し
くなるように供給することが望ましい。
混合槽で90〜180℃、好ましくは100〜170
℃、さらに好ましくは110〜170℃である。2段目
プラグフロー型反応器で100〜180℃、好ましくは
100〜170℃である、さらに好ましくは110〜1
70℃である。1段目、2段目で必ずしも一致させる必
要はない。重合温度が低すぎると生成ポリマー鎖中に2
00℃以下で断裂する熱的に極めて弱いヘッド−ヘッド
結合が残存する可能性がある(前述、ポリマージャーナ
ル(Polymer Jounal),第1巻,No.
5,395(1986)およびマクロモレキュレス(M
acromolecules),19,2160(19
86))。一方、重合温度が高すぎると、ポリマーを着
色すると考えられるオリゴマーの生成が著しい(前述、
高分子,27巻,11月号,819(1978))。
平均滞留時間は、重合温度における重合開始剤の半減期
の5〜7000倍となるようにする。平均滞留時間が、
重合開始剤の半減期の上記5倍未満では、所望のモノマ
ー転化率を得るには大量の重合開始剤が必要となるので
製品ポリマーの透明性が損なわれる。一方、上記700
0倍を越えると、重合反応槽が大きくなりすぎて工業的
に不利である。2段目プラグフロー型反応器の滞留時間
は、重合温度における開始剤半減期の5〜50倍となる
ようにする。滞留時間が、重合開始剤の半減期の上記5
倍未満では、モノマー転化率を高くすることができな
い。一方、上記50倍を越えると、プラグフロー型反応
器が大きくなりすぎて、反応器を二つ使用する優位性が
小さくなる。
グフロー型反応器出口で70〜90%になるように連続
的に重合する。2段目プラグフロー型反応器出口でのモ
ノマー転化率が上記70%未満では、単位時間当たりの
ポリマー収量が小さくなり反応器を二つ使用するメリッ
トが小さくなる。一方、2段目のモノマー転化率が上記
90%を越えるには、反応器が極端に大きなものにする
か、重合温度あるいは開始剤濃度を高めることを必要と
し、先の多くの問題を生じる。
耐熱分解性を有するメタクリル樹脂を製造するには、上
述の条件を選定すればよいが、さらに反応系の酸素は充
分に除去しておくことが好ましい(前述、高分子,27
巻,11月号,819(1978))。
重合法(A法)、2段に直列結合された完全混合槽型連
続重合法(B法)および完全混合槽とプラグフロー型反
応器とを直列結合した連続重合法(C法)において、特
定のラジカル重合開始剤の半減期とその濃度、連鎖移動
剤濃度、モノマー濃度および溶媒濃度、重合温度、平均
滞留時間の条件下で反応させることにより、重合工程直
後、すなわち真空脱揮工程や押出成形工程を経る前のポ
リマーが優れた耐熱分解性を有するメタクリル樹脂を製
造することができる。
るが、本発明はこれらの実施例になんら限定されるもの
ではない。本例で示すポリマーの物性測定は以下の方法
により行った。本実施例、比較例において、「部」は
「重量部」を示す。 (1)耐熱分解性の測定は熱重量分析によった。セイコ
ー電子工業(株)製RTG220型熱重量分析(TG
A)装置を用いて、メタクリル樹脂約5mgを白金パン
上に置き、300ml/minの窒素気流中、30℃か
ら300℃まで2℃/minの昇温速度で加熱し減量変
化を測定した。 (2)モノマー転化率は、GLサイエンス製GC−38
0型ガスクロマトグラフィーを用いて重合槽から流出す
る反応液中の未反応モノマー濃度を測定することにより
求めた。
0型ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測
定した。 (4)ポリマーの全光線透過率の測定には日本電色工業
製Z−Sensor Σ80NDHを用いて、透過法で測定し
た。 以下、実施例1〜5、比較例1〜2に1段完全混
合槽型連続重合について説明する。実施例6〜10、比
較例3〜4には2段直列結合された完全混合槽型連続重
合について、実施例11〜15、比較例5〜6には完全
混合槽とプラグフロー型反応器を2段直列結合して行う
連続重合について、それぞれ説明する。
クリレート88.3部(8.11モル/リットル)、メ
チルアクリレート5.5部(0.69モル/リット
ル)、メタノール6.2部(1.79モル/リット
ル)、n−ドデシルメルカプタン0.15モル%(0.
016モル/リットル)、2, 2’−アゾビスイソブチ
ロニトリルを4.2×10-3モル%(0.45ミリモル
/リットル)の濃度となるように配合して得られた組成
物をヘリカルリボン翼付き10リットル完全混合槽に、
1Kg/Hrで連続的にフィードして連続重合を行っ
た。重合槽内の反応液量は5Kgとした。したがって、
平均滞留時間は5時間とした。重合温度は150℃とな
るようにジャケット温度を調整した。モノマー転化率は
61.5%、ポリマーの重量平均分子量は85,000
でそれぞれ一定となり、安定に運転できた。
応液をギヤポンプで抜き出し、熱交換器で270℃に加
熱した後、圧力が10torrに調節された脱揮槽内に
連続的に導入してフラッシュさせた。揮発分を除去した
溶融ポリマーは底部よりギヤポンプでストランドとして
抜き出し、切断してペレットとした(熱履歴を受けたポ
リマーPH )。また、重合槽から流出する反応液より沈
澱精製することによってもポリマーを得た(熱履歴を受
けていないポリマーPp )。
アクリレート濃度、メタノール濃度、重合開始剤濃度、
連鎖移動剤濃度、使用した重合開始剤の半減期、設定し
た平均滞留時間、重合温度、到達したモノマー転化率、
およびこれらを(1)式〜(3)式に代入した各々の値
と熱重量分析によって測定した生成ポリマーの熱分解率
を示す。熱履歴を受ける前の沈澱精製ポリマー(PP )
と加熱真空脱揮後の熱履歴を受けたポリマー(PH )の
耐熱分解性を調べた結果を図1、図2にそれぞれ示す。
両者とも実質的な熱分解開始温度は300℃であった。
熱分解率はPPで0.5%、PH で0.2%であり、重
合工程、脱揮工程にかかわらず耐熱分解性良好なポリマ
ーが得られたことがわかった。 真空脱揮したポリマー
をアーブルク製45t射出成形機を用いて260℃で1
50mmφ×3mmの円板を成形したが、シルバースト
リークスやボイドの発生は全くみられなかった。全光線
透過率は93%であり、優れた透明性を有していた。
型連続重合を実施した。いずれの実施例でも重合反応は
安定に制御され耐熱分解性良好なポリマーが得られた。
表2に原料組成、重合条件、モノマー転化率、樹脂の特
性(重量平均分子量、熱分解率)を示した。
も同様の略語を使用する) MMA:メチルメタクリレート MA:メチルアクリ
レート EA :エチルアクリレート BA:ブチルアクリ
レート AIBN:2,2’−アゾビスイソブチロニトリル DTAP:ジ−t−アミルパーオキサイド DTBP:ジ−t−ブチルパーオキサイド DM :n−ドデシルメルカプタン OM :n−オクチルメルカプタン
ート50.1部(4.29モル/リットル)、メチルア
クリレート1.8部(0.21モル/リットル)、メタ
ノール48.1部(12.91モル/リットル)、n−
ドデシルメルカプタン5.7×10-4モル%(0.1ミ
リモル/リットル)、ジ−t−アミルパーオキサイド
0.017モル%(3.0ミリモル/リットル)からな
る組成物1.67Kg/Hrを実施例1と同様の重合槽
に連続的にフィードして平均滞留時間180分 (θ/
τ=4.0)、重合温度は140℃で連続重合を行った
ところ、モノマー転化率67.7%、重量平均分子量7
3,000で運転維持できた。 表3に使用したモノマ
ー濃度、モノマー中アクリレート濃度、メタノール濃
度、重合開始剤濃度、連鎖移動剤濃度、使用した重合開
始剤の半減期、設定した平均滞留時間、重合温度、到達
したモノマー転化率、およびこれらを(1)式〜(3)
式に代入した各々の値と熱重量分析によって測定した生
成ポリマーの熱分解率を示す。
液より沈澱精製した熱履歴を受ける前のポリマー
(PP )と270℃で真空脱揮した後の熱履歴を受けた
ポリマー(PH )の耐熱分解性を調べた結果を図3、図
4にそれぞれ示す。熱分解開始温度は重合槽から流出す
るポリマー(PP )、270℃の真空脱揮した後のポリ
マー(PH )ともに250℃であった。重合槽から流出
するポリマーの300℃までの分解率は9.0%であっ
た。真空脱揮したポリマーをアーブルク製45t射出成
形機を用いて260℃で150mmφ×3mmの円板を
成形したが、シルバーストリークスが発生し、全光線透
過率は91%であった。
ート44.8部(3.85モル/リットル)、メチルア
クリレート5.0部(0.50モル/リットル)、メタ
ノール50.2部(13.43モル/リットル)、n−
ドデシルメルカプタン0.011モル%(2.0ミリモ
ル/リットル)、ラウロイルパーオキサイド0.028
モル%(5.0ミリモル/リットル)からなる組成物を
重合槽に連続的にフィードして平均滞留時間300分
(θ/τ=6.7)、重合温度は90℃で連続重合を行
ったところ、モノマー転化率64.0%、重量平均分子
量80,000で安定に運転が維持できた。重合槽から
流出する反応液より沈澱精製した熱履歴を受ける前のポ
リマー(P P )と270℃の真空脱揮した後の熱履歴を
受けたポリマー(PH )の熱分解温度は、いずれも25
0℃であった。重合槽から流出するポリマー(PP )の
300℃までの分解率は12.6であった。
たり、第1槽、第2槽ともにヘリカルリボン翼付き10
リットル完全混合槽を使用した。 メチルメタクリレー
ト84.6部、メチルアクリレート6.3部、メタノー
ル9.1部、n−ドデシルメルカプタン0.148モル
%、ジ−t−アミルパーオキサイド0.006モル%か
らなる組成物を第1槽目に1Kg/Hrで連続的にフィ
ードするとともに第1槽液面レベルが一定となるように
底部よりギヤポンプで抜き出して第2槽に流入させ、さ
らに第2槽の液面レベルが一定となるように第2槽底部
よりギヤポンプで抜き出した。重合槽内の反応液量は両
槽とも5Kg、平均滞留時間はともに5時間とした。重
合温度は150℃となるようにジャケット温度を調整し
た。したがって、平均滞留時間は開始剤半減期の16.
9倍となった。1段目のモノマー転化率61.5%、2
段目はモノマー転化率73.4%、重量平均分子量8
5,000であった。
器で270℃に加熱した後、圧力が10torrに調節
された脱揮槽内に連続的に導入してフラッシュした。揮
発分を除去された溶融ポリマーは底部よりギヤポンプで
ストランドとして抜き出し、切断してペレットを得た
(PH )。また、第2槽から流出する反応液より沈澱精
製することによってもポリマーを得た(PP )。 表4
に使用したモノマー濃度、モノマー中アクリレート濃
度、メタノール濃度、重合開始剤濃度、連鎖移動剤濃
度、使用した重合開始剤の半減期、設定した平均滞留時
間、重合温度、到達したモノマー転化率、およびこれら
を(4)式〜(6)式に代入した各々の値と熱重量分析
によって測定した生成ポリマーの熱分解率を示す。
ポリマー(PP )と脱揮工程後の熱履歴を受けたポリマ
ー(PH )の耐熱分解性を調べた結果を図5、図6にそ
れぞれ示す。両者とも実質的な熱分解開始温度は300
℃であった。熱分解率はPPで0.5%、PH で0.2
%であり、重合工程、脱揮工程にかかわらず耐熱分解性
良好なポリマーが得られたことがわかった。 真空脱揮
したポリマーをアーブルク製45t射出成形機を用いて
260℃で150mmφ×3mmの円板を成形したが、
シルバーストリークスやボイドの発生は全くみられなか
った。全光線透過率は93%であり、優れた透明性を有
していた。
された完全混合槽型連続重合を実施した。いずれの実施
例でも重合反応は安定に制御され耐熱分解性良好なポリ
マーが得られた。表5に原料組成、重合条件、モノマー
転化率、樹脂の特性(重量平均分子量、熱分解率)を示
した。
た。メチルメタクリレート58.3部、メチルアクリレ
ート2.0部、メタノール39.7部、n−ドデシルメ
ルカプタン3.2ミリモル/リットル、ジ−t−アミル
パーオキサイド2.0ミリモル/リットルからなる組成
物を1.67Kg/Hrで第1槽に連続的にフィード
し、さらに第2槽にメチルメタクリレート90.0部、
メチルアクリレート10.0部、n−ドデシルメルカプ
タン1.2ミリモル/リットル、ジ−t−アミルパーオ
キサイド1.9ミリモル/リットルからなる組成物を1
20g/Hrでサイドフィードした。2槽とも重合温度
140℃、平均滞留時間3時間で連続重合を行った。し
たがって、平均滞留時間は開始剤半減期の3.4倍とな
った。1段目のモノマー転化率63.8%、2段目のモ
ノマー転化率82.2%、重量平均分子量86,000
で運転維持した。
た熱履歴を受けていないポリマー(PP )と270℃で
真空脱揮した後の熱履歴を受けたポリマー(PH )の耐
熱分解性を調べた結果を図7、図8にそれぞれ示す。熱
分解開始温度は重合槽から流出するポリマー、270℃
の真空脱揮した後のポリマーともに250℃であった。
重合槽から流出するポリマーの300℃までの分解率は
7.0であった。 真空脱揮したポリマーをアーブルク
製45t射出成形機を用いて260℃で150mmφ×
3mmの円板を成形したが、シルバーストリークスが発
生し、全光線透過率は91%であった。
る。メチルメタクリレート62.0部(5.44モル/
リットル)、メチルアクリレート0.6部(0.06モ
ル/リットル)、メタノール37.4部(10.24モ
ル/リットル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリ
ル0.007モル%(1.1ミリモル/リットル)から
なる組成物を実施例1と同様の第1槽に1.67Kg/
Hrで連続的にフィードし、さらに第2槽にメチルメタ
クリレート95.0部(8.93モル/リットル)、メ
チルアクリレート5.0部(0.55モル/リット
ル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.12
モル%(11.5ミリモル/リットル)からなる組成物
を120g/Hrでサイドフィードした。2槽とも重合
温度130℃、平均滞留時間3時間で連続重合を行っ
た。したがって、平均滞留時間は開始剤半減期の479
倍となった。1段目のモノマー転化率60.3%、2段
目のモノマー転化率82.7%、重量平均分子量79.
000で運転維持した。
たポリマー(PP )と270℃で真空脱揮した後のポリ
マー(PH )の耐熱分解性を調べた結果、いずれのポリ
マーも熱分解開始温度は250℃であった。熱履歴を受
ける前のポリマー(PP )の熱分解率は8.2%であっ
た。真空脱揮したポリマーをアーブルク製45t射出成
形機を用いて260℃で150mmφ×3mmの円板を
成形したが、シルバーストリークスが発生し、全光線透
過率は91%であった。
型反応器を使用して連続重合を行うに当たり、1段目に
ヘリカルリボン翼付き10リットル完全混合槽、2段目
に熱媒ジャケット付きスタティックミキサー(内径3/
4インチ)を用いた。メチルメタクリレート84.6部
(7.82モル/リットル)、メチルアクリレート6.
4部(0.68モル/リットル)、メタノール9.1部
(2.61モル/リットル)、n−ドデシルメルカプタ
ン0.148モル%(0.14モル/リットル)、ジ−
t−アミルパーオキサイド6ミリモル%(6ミリモル/
リットル)からなる組成物を1段目完全混合槽に1Kg
/Hrで連続的にフィードするとともに槽底部よりギヤ
ポンプにて抜き出して2段目のスタティックミキサーに
流入させた。1段目の槽内の反応液量は5Kgとし、レ
ベル一定となるように流量調整を行い、平均滞留時間は
5時間とした。2段目のスタティックミキサーの滞留時
間は2時間とした。重合温度はともに150℃となるよ
うにジャケット温度を調整した。結果、1段目のモノマ
ー転化率61.3%、2段目はモノマー転化率80.7
%、重量平均分子量85,000であった。
熱交換器に導入して270℃に加熱した後、圧力が10
torrに調節された脱揮槽内に連続的に導入してフラ
ッシュした。揮発分を除去された溶融ポリマーは脱揮槽
底部よりギヤポンプでストランドとして抜き出し、切断
してペレットとした(PH )。また、スタティックミキ
サーから流出する反応液を沈澱精製することによっても
ポリマーを得た(PP)。表7に使用したモノマー濃
度、モノマー中アクリレート濃度、メタノール濃度、重
合開始剤濃度、連鎖移動剤濃度、使用した重合開始剤の
半減期、設定した平均滞留時間、重合温度、到達したモ
ノマー転化率、およびこれらを(7)式〜(9)式に代
入した各々の値と熱重量分析によって測定した生成ポリ
マーの熱分解率を示す。熱履歴を受ける前の沈澱精製ポ
リマー(PP )と脱揮工程後の熱履歴を受けたポリマー
の耐熱分解性を調べた結果を図9、図10にそれぞれ示
す。両者とも実質的な熱分解開始温度は300℃であ
り、それらの熱分解率はPP で0.6%、PH で0.2
%であり、重合工程、脱揮工程にかかわらず耐熱分解性
良好なポリマーが得られたことがわかった。 真空脱揮
したポリマーをアーブルク製45t射出成形機を用いて
260℃で150mmφ×3mmの円板を成形したが、
シルバーストリークスやボイドの発生は全くみられなか
った。全光線透過率は93%であり、優れた透明性を有
していた。
された完全混合槽とプラグフロー型反応器を使用した連
続重合を行った。第1段にヘリカルリボン翼付き10リ
ットル完全混合槽、第2段にスタティックミキサーを用
いた。いずれの実施例でも重合反応は安定に制御され耐
熱分解性良好なポリマーが得られた。表8に原料組成、
重合条件、モノマー転化率、樹脂の特性(重量平均分子
量、熱分解率)を示した。
続重合を行った。メチルメタクリレート59.6(5.
23モル/リットル)、メチルアクリレート2.6部
(0.27モル/リットル)、メタノール37.7部
(10.32モル/リットル)、ジ−t−アミルパーオ
キサイド0.021モル%(2.0ミリモル/リット
ル)、n−ドデシルメルカプタン0.021モル%
(2.0ミリモル/リットル)からなる組成物を1.6
7kg/hrで1段目完全混合槽に連続的にフィード
し、2段目反応器のスタティックミキサーに導入した。
さらに、メチルメタクリレート80.0部(7.53モ
ル/リットル)、メチルアクリレート20.0部(2.
19モル/リットル)、ジ−t−アミルパーオキサイド
0.051モル%(5.0ミリモル/リットル)、n−
ドデシルメルカプタン0.051モル%(5.0ミリモ
ル/リットル)からなる組成物を167g/hrでスタ
ティックミキサー入口部サイドフィードした。
時間3hr、滞留時間2hrで重合させた。したがっ
て、完全混合槽の平均滞留時間は開始剤半減期の3.4
倍、スタティックミキサーの滞留時間は2.3倍であっ
た。結果、1段目のモノマー転化率58.3%、2段目
スタティックミキサー出口でのモノマー転化率88.2
%、重量平均分子量79,000であった。 スタティ
ックミキサー出口から流出する反応液より沈澱精製した
熱履歴を受ける前のポリマー(PP )と270℃で真空
脱揮した後の熱履歴を受けたポリマー(PH)の耐熱分
解性を調べた結果を図11、図12にそれぞれ示す。熱
分解開始温度は重合槽から流出するポリマー、270℃
の真空脱揮した後のポリマーともに250℃であった。
重合槽から流出するポリマー(PP )の300℃までの
熱分解率は7.0であった。真空脱揮したポリマーをア
ーブルク製45t射出成形機を用いて260℃で150
mmφ×3mmの円板を成形したところ、シルバースト
リークスが発生し、白濁した。全光線透過率は91%で
あった。
を使用した連続重合を行った。メチルメタクリレート
5.70モル/リットル、メチルアクリレート0.20
モル/リットル、メタノール9.95モル/リットル、
n−ドデシルメルカプタン2.1ミリモル/リットル、
ジ−t−ブチルパーオキサイド3.2ミリモル/リット
ルからなる組成物を1.67Kg/Hrで第1槽に連続
的にフィードし、さらに第2段スタティックミキサーに
メチルメタクリレート8.47ル/リットル、メチルア
クリレート1.09モル/リットル、n−ドデシルメル
カプタン5.0ミリモル/リットル、ジ−t−ブチルパ
ーオキサイド5.0ミリモル/リットルからなる組成物
を110g/Hrでサイドフィードした。
平均滞留時間3時間、第2段スタティックミキサーの滞
留時間2hrで連続重合を行った。 1段目のモノマー
転化率62.7%、2段目のモノマー転化率88.0
%、重量平均分子量100,000で運転維持した。第
2段スタティックミキサーから流出する反応液より沈澱
精製したポリマー(PP )と270℃の真空脱揮後のポ
リマー(PH )の耐熱分解性を調べた結果、いずれのポ
リマーサンプルも熱分解開始温度は250℃であった。
重合槽から流出するポリマーの300℃までの熱分解率
は9.5であった。脱揮されたポリマーをアーブルク製
45t射出成形機を用いて260℃で150mmφ×3
mmの円板を成形したところ、シルバーストリークスが
発生し、白濁した。全光線透過率は91%であった。
のポリマー(PP )の耐熱分解性を示す。
たポリマー(PH )の耐熱分解性を示す。
のポリマー(PP )の耐熱分解性を示す。
たポリマー(PH )の耐熱分解性を示す。
のポリマー(PP )の耐熱分解性を示す。
たポリマー(PH )の耐熱分解性を示す。
のポリマー(PP )の耐熱分解性を示す。
たポリマー(PH )の耐熱分解性を示す。
前のポリマー(PP )の耐熱分解性を示す。
受けたポリマー(PH)の耐熱分解性を示す。
前のポリマー(PP )の耐熱分解性を示す。
けたポリマー(PH )の耐熱分解性を示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 1段完全混合槽を使用して、メチルメタ
クリレート単独、またはメチルメタクリレート75重量
%以上とメチルアクリレート、エチルアクリレートもし
くはブチルアクリレートから選ばれた少なくとも一種以
上が25重量%以下のモノマー混合物71〜95重量%
および溶媒29〜5重量%からなる混合物を、 重合温度90〜180℃における半減期が0.05〜
20分であるラジカル重合開始剤を使用し、かつ平均滞
留時間がラジカル重合開始剤の半減期の5〜7000倍
となるように調製し、 該組成物に対するラジカル重合開始剤濃度が1.0×
10-4〜0.16モル/リットル、連鎖移動剤濃度が
1.0×10-4〜0.37モル/リットルとなるように
調製し、 更に反応組成物をモノマー転化率40〜90%に維持
しながら連続的に重合させ、該重合反応で得られたポリ
マーの熱分解率(重合反応終了後、脱揮工程や押出成形
工程を経る前のポリマーを窒素気流中、30℃から30
0℃まで2℃/minの割合で加熱昇温したときの熱分
解率)が、5重量%以下であることを特徴とするメタク
リル樹脂の製造方法。 - 【請求項2】 2段直列結合された完全混合槽を使用し
て、メチルメタクリレート単独、またはメチルメタクリ
レート75重量%以上とメチルアクリレート、エチルア
クリレートもしくはブチルアクリレートから選ばれた少
なくとも一種以上が25重量%以下のモノマー混合物7
1〜95重量%および溶媒29〜5重量%からなる混合
物を、 第1槽重合温度100〜170℃、第2槽重合温度1
30〜170℃における半減期が0.05〜20分であ
るラジカル重合開始剤を使用し、 かつ平均滞留時間がラジカル重合開始剤の半減期の5
〜7000倍となるように設定し、 該組成物に対するラジカル重合開始剤濃度が5.0×
10-5〜0.12モル/リットル、連鎖移動剤濃度が
1.0×10-4〜0.1モル/リットルとなるように調
製し、 該反応組成物を第2槽目モノマー転化率70〜90%
に維持しながら連続的に重合させ、該重合反応で得られ
たポリマーの熱分解率(重合反応終了後、脱揮工程や押
出成形工程を経る前のポリマーを窒素気流中、30℃か
ら300℃まで2℃/minの割合で加熱昇温したとき
の熱分解率)が、5重量%以下であることを特徴とする
メタクリル樹脂の製造方法。 - 【請求項3】 2段に直列結合された第1段目反応器の
完全混合槽と第2段目反応器のプラグフロー型反応器を
使用して、メタクリレート単独、またはメタクリレート
75重量%以上とメチルアクリレート、エチルアクリレ
ートもしくはブチルアクリレートから選ばれた少なくと
も一種以上が25重量%以下のモノマー混合物71〜9
5重量%および溶媒29〜5重量%からなる混合物を、 重合温度が1段目完全混合槽100〜170℃、2段
目プラグフロー型反応器100〜170℃にして、 1段目完全混合槽の平均滞留時間が重合温度における
開始剤の半減期の5〜7000倍、2段目プラグフロー
型反応器での滞留時間が開始剤半減期の5〜50倍とな
るように設定し、 該組成物に対するラジカル重合開始剤濃度1.0×1
0-4〜0.16モル/リットル、 および連鎖移動剤濃度1.0×10-4〜0.1モル/
リットルとなるように調製した反応組成物を 2段目プラグフロー型反応器出口でのモノマー転化率
を70〜90%に維持しながら連続的に重合させ、該重
合反応で得られたポリマーの熱分解率(重合反応終了
後、脱揮工程や押出成形工程を経る前のポリマーを窒素
気流中、30℃から300℃まで2℃/minの割合で
加熱昇温したときの熱分解率)が、5重量%以下である
ことを特徴とするメタクリル樹脂の製造方法。 - 【請求項4】 重合反応終了後、脱揮工程や押出成形工
程を経る前のポリマーの熱分解率(窒素気流中、30℃
から300℃まで2℃/minの割合で加熱昇温したと
きの熱分解率)が、2重量%以下である請求項1項記載
のメタクリル樹脂の製造方法。 - 【請求項5】 重合反応終了後、脱揮工程や押出成形工
程を経る前のポリマーの熱分解率(窒素気流中、30℃
から300℃まで2℃/minの割合で加熱昇温したと
きの熱分解率)が2重量%以下である請求項2項記載の
メタクリル樹脂の製造方法。 - 【請求項6】 重合反応終了後、脱揮工程や押出成形工
程を経る前のポリマーの熱分解率(窒素気流中、30℃
から300℃まで2℃/minの割合で加熱昇温したと
きの熱分解率)が2重量%以下である請求項3項記載の
メタクリル樹脂の製造方法。 - 【請求項7】 溶媒がメタノールである請求項1〜3項
記載のメタクリル樹脂の製造方法。
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1995
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