JPH08254511A - 試料ホルダ - Google Patents
試料ホルダInfo
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- JPH08254511A JPH08254511A JP7059074A JP5907495A JPH08254511A JP H08254511 A JPH08254511 A JP H08254511A JP 7059074 A JP7059074 A JP 7059074A JP 5907495 A JP5907495 A JP 5907495A JP H08254511 A JPH08254511 A JP H08254511A
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- JP
- Japan
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- sample
- holder
- cap
- analysis
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Abstract
(57)【要約】
【目的】厚みの異なる複数の試料を容易に固定すること
のできる試料ホルダを提供する。 【構成】試料を保持して試料を所定の設置位置に設置す
るための試料ホルダにおいて、設置位置に設置されるホ
ルダ本体11と、それぞれ試料の載置面が形成され互い
に独立して移動可能にホルダ本体11に収容される複数
の試料台12と、ホルダ本体11に固定されると共に各
試料台12の載置面の一部を露出させる開口窓23を構
成する枠縁部24を有する押さえ部材14と、ホルダ本
体内11に収容され各試料台12をそれぞれ押さえ部材
14の枠縁部24に押し付ける方向に付勢する付勢手段
13とを有する。これにより各試料台12ごとに異なる
厚みの複数の試料を一度に保持することができる。
のできる試料ホルダを提供する。 【構成】試料を保持して試料を所定の設置位置に設置す
るための試料ホルダにおいて、設置位置に設置されるホ
ルダ本体11と、それぞれ試料の載置面が形成され互い
に独立して移動可能にホルダ本体11に収容される複数
の試料台12と、ホルダ本体11に固定されると共に各
試料台12の載置面の一部を露出させる開口窓23を構
成する枠縁部24を有する押さえ部材14と、ホルダ本
体内11に収容され各試料台12をそれぞれ押さえ部材
14の枠縁部24に押し付ける方向に付勢する付勢手段
13とを有する。これにより各試料台12ごとに異なる
厚みの複数の試料を一度に保持することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は試料ホルダに関し、1つ
の試料ホルダに独立して移動できる複数の試料台を設け
ることで一度に厚みの異なる複数の試料を容易にセット
できるようにしたものである。
の試料ホルダに独立して移動できる複数の試料台を設け
ることで一度に厚みの異なる複数の試料を容易にセット
できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】表面分析等を行う分析装置の所定の試料
ステージに試料をセットする場合、試料の取扱いを容易
にするために試料を予め試料ホルダに固定し、試料をそ
の試料ホルダごと分析装置内に設置することが行われて
いる。
ステージに試料をセットする場合、試料の取扱いを容易
にするために試料を予め試料ホルダに固定し、試料をそ
の試料ホルダごと分析装置内に設置することが行われて
いる。
【0003】例えば、超高真空環境下で表面分析を行う
オージェ電子分光分析装置(AES:Auger El
ectron Spectroscopy)では、超高
真空の分析室に隣接して試料交換室を設け、試料交換室
を介して試料を分析室に対して交換するようにしてい
る。交換に際しては、試料が予め固定された試料ホルダ
を試料交換室に入れ、試料交換室をある程度の低圧の真
空まで予備減圧した後、試料交換室と分析室を連通させ
て遠隔操作により試料ホルダを分析室の試料ステージに
移行させる。その後、試料交換室と分析室の連通を遮断
し、分析室を超高真空まで減圧して試料の測定分析が行
われる。
オージェ電子分光分析装置(AES:Auger El
ectron Spectroscopy)では、超高
真空の分析室に隣接して試料交換室を設け、試料交換室
を介して試料を分析室に対して交換するようにしてい
る。交換に際しては、試料が予め固定された試料ホルダ
を試料交換室に入れ、試料交換室をある程度の低圧の真
空まで予備減圧した後、試料交換室と分析室を連通させ
て遠隔操作により試料ホルダを分析室の試料ステージに
移行させる。その後、試料交換室と分析室の連通を遮断
し、分析室を超高真空まで減圧して試料の測定分析が行
われる。
【0004】超高真空環境で使用される試料ホルダは接
着剤等のガスを発生する物質の使用はできない。そこで
従来この種の試料ホルダには、押さえバンドをビス止め
して試料を固定するタイプとばねにより試料をキャップ
に押し付けて固定するタイプの2種類が用いられてい
る。
着剤等のガスを発生する物質の使用はできない。そこで
従来この種の試料ホルダには、押さえバンドをビス止め
して試料を固定するタイプとばねにより試料をキャップ
に押し付けて固定するタイプの2種類が用いられてい
る。
【0005】図11は従来のビス止めタイプの試料ホル
ダの例の分解斜視図である。図11に示すようにこの試
料ホルダ100では、円盤状の試料台101の上に載せ
た試料Pの両端を2本のバンド102で押さえ、バンド
102を4本のビス103で試料台101に締め付ける
ことで試料Pを固定する。次に試料Pが固定された試料
台101をホルダ本体104内の高さ調整台105の上
に載せ、固定ねじ106にて試料台101をホルダ本体
104に固定する。このとき、試料Pの厚みに無関係に
試料Pの上面(表面)がいつもホルダ本体104の上面
と同じ高さとなるように予め試料台101の高さ調整を
しておく。これは試料ホルダ104を分析装置の所定の
位置に設置したときに分析の対象面である試料Pの表面
が所定の高さに位置するようにするためである。
ダの例の分解斜視図である。図11に示すようにこの試
料ホルダ100では、円盤状の試料台101の上に載せ
た試料Pの両端を2本のバンド102で押さえ、バンド
102を4本のビス103で試料台101に締め付ける
ことで試料Pを固定する。次に試料Pが固定された試料
台101をホルダ本体104内の高さ調整台105の上
に載せ、固定ねじ106にて試料台101をホルダ本体
104に固定する。このとき、試料Pの厚みに無関係に
試料Pの上面(表面)がいつもホルダ本体104の上面
と同じ高さとなるように予め試料台101の高さ調整を
しておく。これは試料ホルダ104を分析装置の所定の
位置に設置したときに分析の対象面である試料Pの表面
が所定の高さに位置するようにするためである。
【0006】高さ調整台105の下面に設けられたねじ
軸(図示せず)がホルダ本体104の雌ねじ(図示せ
ず)に螺合し、それによって高さ調整台105はホルダ
本体104に支持されており、試料Pの厚みに応じた試
料台101の高さ調整はこの高さ調整台105を回転さ
せることで行われる。
軸(図示せず)がホルダ本体104の雌ねじ(図示せ
ず)に螺合し、それによって高さ調整台105はホルダ
本体104に支持されており、試料Pの厚みに応じた試
料台101の高さ調整はこの高さ調整台105を回転さ
せることで行われる。
【0007】図12は従来のばね押し付けタイプの試料
ホルダの例の分解斜視図である。図12に示すようにこ
の試料ホルダ200では、試料Pはばね201のばね力
によって試料台202とキャップ203の枠縁部204
との間に挟まれて固定される。つまり、キャップ203
は試料台202が挿入される円筒部205と、試料固定
ねじ206と螺合する雌ねじ(図示せず)が内周面に刻
設された取付部207を有している。キャップ203の
円筒部205に試料台202を挿入し、ばね201の一
端を試料台202の底面に当接させると共に他端を試料
固定ねじ206に当接させた状態で、試料固定ねじ20
6を取付部207の雌ねじにねじ込むことで試料台20
2がキャップ203の枠縁部204に押し付けられた状
態でキャップ203、試料台202、ばね201、試料
固定ねじ206が一体化される。試料Pを取り付けると
きは、キャップ203の枠縁部204の間の開口窓から
試料台202をばね201のばね力に抗して押し下げて
試料台202と枠縁部204との間に試料Pを挟み込
む。
ホルダの例の分解斜視図である。図12に示すようにこ
の試料ホルダ200では、試料Pはばね201のばね力
によって試料台202とキャップ203の枠縁部204
との間に挟まれて固定される。つまり、キャップ203
は試料台202が挿入される円筒部205と、試料固定
ねじ206と螺合する雌ねじ(図示せず)が内周面に刻
設された取付部207を有している。キャップ203の
円筒部205に試料台202を挿入し、ばね201の一
端を試料台202の底面に当接させると共に他端を試料
固定ねじ206に当接させた状態で、試料固定ねじ20
6を取付部207の雌ねじにねじ込むことで試料台20
2がキャップ203の枠縁部204に押し付けられた状
態でキャップ203、試料台202、ばね201、試料
固定ねじ206が一体化される。試料Pを取り付けると
きは、キャップ203の枠縁部204の間の開口窓から
試料台202をばね201のばね力に抗して押し下げて
試料台202と枠縁部204との間に試料Pを挟み込
む。
【0008】次に、試料Pが固定されたキャップ203
をホルダ本体208内に入れ、固定ねじ209にてキャ
ップ203をホルダ本体208に固定する。
をホルダ本体208内に入れ、固定ねじ209にてキャ
ップ203をホルダ本体208に固定する。
【0009】尚、図12中に示したもう1つのキャップ
210は大形試料用であり、大きな試料Pを保持するの
に好適なように大形試料用のキャップ210の枠縁部2
11は比較的小さく形成されて大きな開口窓が形成され
るようになっている。
210は大形試料用であり、大きな試料Pを保持するの
に好適なように大形試料用のキャップ210の枠縁部2
11は比較的小さく形成されて大きな開口窓が形成され
るようになっている。
【0010】ここで、分析においては試料Pの表面が水
平な場合だけでなく、試料Pの表面を水平に対して傾斜
させて行う場合があり、図12に示した試料ホルダ20
0は大きく傾斜させて測定ができるように企図された高
傾斜用のものである。試料ホルダを大きく傾斜させたと
き、試料ホルダの高さが高いと試料ホルダの先端が分析
装置の内部の部材と干渉する可能性が高いので、高傾斜
用の試料ホルダ200では高さを低く抑えるように全体
として小形に構成されている。
平な場合だけでなく、試料Pの表面を水平に対して傾斜
させて行う場合があり、図12に示した試料ホルダ20
0は大きく傾斜させて測定ができるように企図された高
傾斜用のものである。試料ホルダを大きく傾斜させたと
き、試料ホルダの高さが高いと試料ホルダの先端が分析
装置の内部の部材と干渉する可能性が高いので、高傾斜
用の試料ホルダ200では高さを低く抑えるように全体
として小形に構成されている。
【0011】図13は従来のばね押し付けタイプの試料
ホルダの他の例の分解斜視図である。図13に示すよう
にこの試料ホルダ300ではそのホルダ本体301の内
部に位置するばね302で試料台303を上方に付勢し
ている。試料台303の上に試料Pを載せ、その上に開
口窓を構成する枠縁部304を有するキャップ305を
かぶせてキャップ305を止めねじ306にてホルダ本
体301に固定する。これによりばね302に付勢され
た試料台303が試料Pをキャップ304の枠縁部30
4に押し付け、試料Pはキャップ305と試料台303
とに挟まれて固定される。
ホルダの他の例の分解斜視図である。図13に示すよう
にこの試料ホルダ300ではそのホルダ本体301の内
部に位置するばね302で試料台303を上方に付勢し
ている。試料台303の上に試料Pを載せ、その上に開
口窓を構成する枠縁部304を有するキャップ305を
かぶせてキャップ305を止めねじ306にてホルダ本
体301に固定する。これによりばね302に付勢され
た試料台303が試料Pをキャップ304の枠縁部30
4に押し付け、試料Pはキャップ305と試料台303
とに挟まれて固定される。
【0012】尚、図13中に示した他のキャップ30
7、308はそれぞれ枠縁部309、310で構成され
る開口窓の大きさがキャップ305のものと異なってい
る。これらのキャップ305、307、308は試料P
の大きさに応じて試料Pの縁を枠縁部304、309、
310等で効果的に保持できるように適宜選択して使用
される。
7、308はそれぞれ枠縁部309、310で構成され
る開口窓の大きさがキャップ305のものと異なってい
る。これらのキャップ305、307、308は試料P
の大きさに応じて試料Pの縁を枠縁部304、309、
310等で効果的に保持できるように適宜選択して使用
される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】超高真空環境下で機能
するオージェ電子分光分析装置の分析室に対して試料ホ
ルダを交換するには上述のように、分析室の超高真空、
試料交換室の予備真空、装置外の大気圧の間で昇圧、減
圧をその都度繰り返さなければならず、この昇減圧が伴
う試料ホルダの交換作業には多くの作業時間を要してい
た。そこで、試料ホルダに複数種類の試料をまとめて固
定して一回の試料ホルダの交換で複数種類の試料の分析
を行うことができたら、分析作業を極めて能率的に行う
ことができる。
するオージェ電子分光分析装置の分析室に対して試料ホ
ルダを交換するには上述のように、分析室の超高真空、
試料交換室の予備真空、装置外の大気圧の間で昇圧、減
圧をその都度繰り返さなければならず、この昇減圧が伴
う試料ホルダの交換作業には多くの作業時間を要してい
た。そこで、試料ホルダに複数種類の試料をまとめて固
定して一回の試料ホルダの交換で複数種類の試料の分析
を行うことができたら、分析作業を極めて能率的に行う
ことができる。
【0014】しかし、試料ホルダに高さ(厚み)の異な
る複数種類の試料を一緒に固定して使用しようとした場
合、上述した従来の試料ホルダでは以下のような問題を
生じる。
る複数種類の試料を一緒に固定して使用しようとした場
合、上述した従来の試料ホルダでは以下のような問題を
生じる。
【0015】図11に示したビス止めタイプの試料ホル
ダ100では、厚みの異なる複数の試料を取り付けると
各試料の表面の高さが皆相違することとなる。試料の表
面分析においては分析の対象である試料表面が分析装置
内の所定の高さに位置するように高精度に位置決め調整
をする必要がある。従って、各試料について分析を行う
場合各試料の厚みに合わせてその都度分析装置にて高さ
の位置決め調整をしなければならない。この調整作業は
煩雑なものであり、厚みが大きく異なる試料を扱う場合
にはその都度調整に多くの時間を費やすこととなる。
ダ100では、厚みの異なる複数の試料を取り付けると
各試料の表面の高さが皆相違することとなる。試料の表
面分析においては分析の対象である試料表面が分析装置
内の所定の高さに位置するように高精度に位置決め調整
をする必要がある。従って、各試料について分析を行う
場合各試料の厚みに合わせてその都度分析装置にて高さ
の位置決め調整をしなければならない。この調整作業は
煩雑なものであり、厚みが大きく異なる試料を扱う場合
にはその都度調整に多くの時間を費やすこととなる。
【0016】図12、図13に示したようなばね押し付
けタイプの試料ホルダ200、300では、キャップ2
03、305を正確にホルダ本体208、301に取り
付ければ試料の上面の高さを合わせることができるが、
厚みの異なる複数の試料を同時に試料ホルダに固定しよ
うとした場合、厚みの薄い方の試料をキャップと試料台
との間で十分に挟圧できないという問題がある。図14
はその状況を表している。
けタイプの試料ホルダ200、300では、キャップ2
03、305を正確にホルダ本体208、301に取り
付ければ試料の上面の高さを合わせることができるが、
厚みの異なる複数の試料を同時に試料ホルダに固定しよ
うとした場合、厚みの薄い方の試料をキャップと試料台
との間で十分に挟圧できないという問題がある。図14
はその状況を表している。
【0017】図14に示すように、厚い試料P1はばね
302のばね力によって試料台303とキャップ305
と間に挟まれて固定されるが、一緒に固定しようとした
薄い試料P2は試料P1があるため試料台303とキャ
ップ305の間に挟まれずに不安定な状態となる。従っ
て、試料P2の上面が所定の高さに位置せず、しかも分
析で試料ホルダを傾斜させた際に試料P2が脱落する虞
もあった。
302のばね力によって試料台303とキャップ305
と間に挟まれて固定されるが、一緒に固定しようとした
薄い試料P2は試料P1があるため試料台303とキャ
ップ305の間に挟まれずに不安定な状態となる。従っ
て、試料P2の上面が所定の高さに位置せず、しかも分
析で試料ホルダを傾斜させた際に試料P2が脱落する虞
もあった。
【0018】そこで本発明は厚みの異なる複数の試料を
容易に固定することのできる試料ホルダを提供すること
を目的としている。
容易に固定することのできる試料ホルダを提供すること
を目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明にかかる試料ホルダは、試料を保持して該試料を所
定の設置位置に設置するための試料ホルダにおいて、前
記設置位置に設置されるホルダ本体と、それぞれ試料の
載置面が形成され互いに独立して移動可能に前記ホルダ
本体に収容される複数の試料台と、前記ホルダ本体に固
定されると共に前記各試料台の載置面の一部を露出させ
る開口窓を構成する枠縁部を有する押さえ部材と、前記
ホルダ本体内に収容され前記各試料台をそれぞれ前記押
さえ部材の前記枠縁部に押し付ける方向に付勢する付勢
手段とを有することを特徴としている。
発明にかかる試料ホルダは、試料を保持して該試料を所
定の設置位置に設置するための試料ホルダにおいて、前
記設置位置に設置されるホルダ本体と、それぞれ試料の
載置面が形成され互いに独立して移動可能に前記ホルダ
本体に収容される複数の試料台と、前記ホルダ本体に固
定されると共に前記各試料台の載置面の一部を露出させ
る開口窓を構成する枠縁部を有する押さえ部材と、前記
ホルダ本体内に収容され前記各試料台をそれぞれ前記押
さえ部材の前記枠縁部に押し付ける方向に付勢する付勢
手段とを有することを特徴としている。
【0020】
【作用】試料台の載置面と押さえ部材との間に試料を介
在させると、付勢手段によって付勢される試料台によっ
て試料台上の試料は押さえ部材の枠縁部に押し付けら
れ、試料は試料台と押さえ部材の枠縁部とに挟まれて保
持される。
在させると、付勢手段によって付勢される試料台によっ
て試料台上の試料は押さえ部材の枠縁部に押し付けら
れ、試料は試料台と押さえ部材の枠縁部とに挟まれて保
持される。
【0021】押さえ部材はホルダ本体に固定されるの
で、押さえ部材に押し付けられて保持される試料はホル
ダ本体に対して常に一定の位置関係となる。このホルダ
本体を設置位置に設置することで、試料も所定の位置に
位置決めされる。
で、押さえ部材に押し付けられて保持される試料はホル
ダ本体に対して常に一定の位置関係となる。このホルダ
本体を設置位置に設置することで、試料も所定の位置に
位置決めされる。
【0022】複数の試料台を互いに独立して移動できる
ようにしてそれぞれの試料台を押さえ部材に向けて付勢
することで、試料台毎に厚みの異なる複数の試料を同時
に保持することが可能となる。
ようにしてそれぞれの試料台を押さえ部材に向けて付勢
することで、試料台毎に厚みの異なる複数の試料を同時
に保持することが可能となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
説明する。
【0024】図1は本発明の一実施例にかかる試料ホル
ダの分解斜視図、図2はその試料ホルダの平面図、図3
は図2のIII−III断面図である。
ダの分解斜視図、図2はその試料ホルダの平面図、図3
は図2のIII−III断面図である。
【0025】図1に示すように、本試料ホルダ10はホ
ルダ本体11と、ホルダ本体11に収容される4つの試
料台12と、試料台12をそれぞれ付勢する付勢手段で
ある4つのばね13(図1ではそのうち1つだけ見えて
いる)と、試料を押さえる押さえ部材であるキャップ1
4を有する。
ルダ本体11と、ホルダ本体11に収容される4つの試
料台12と、試料台12をそれぞれ付勢する付勢手段で
ある4つのばね13(図1ではそのうち1つだけ見えて
いる)と、試料を押さえる押さえ部材であるキャップ1
4を有する。
【0026】ホルダ本体11は略直方体形状をし、図3
に示すようにホルダ本体11の底面は後述する分析装置
等の試料ステージの所定の設置位置の上に安定して載置
することができるように平坦面15を有している。底面
の中央には位置決め用の係合手段である蟻溝16が形成
され、蟻溝16には後述する試料ステージの設置位置に
設けられた位置決め手段である摺動台54が嵌入するよ
うになっている。
に示すようにホルダ本体11の底面は後述する分析装置
等の試料ステージの所定の設置位置の上に安定して載置
することができるように平坦面15を有している。底面
の中央には位置決め用の係合手段である蟻溝16が形成
され、蟻溝16には後述する試料ステージの設置位置に
設けられた位置決め手段である摺動台54が嵌入するよ
うになっている。
【0027】図1に示すように、ホルダ本体11の一つ
の側面には試料交換棒取付雌ねじ17が形成された連結
板18が2本のねじ19で固定されている。前述の蟻溝
16はこの連結板18のある側面と対向する側面(図1
では見えない)を繋ぐように試料交換棒取付雌ねじ17
の軸方向と平行に延び、対向する側面に蟻溝16の端部
が開放されている。
の側面には試料交換棒取付雌ねじ17が形成された連結
板18が2本のねじ19で固定されている。前述の蟻溝
16はこの連結板18のある側面と対向する側面(図1
では見えない)を繋ぐように試料交換棒取付雌ねじ17
の軸方向と平行に延び、対向する側面に蟻溝16の端部
が開放されている。
【0028】図1に示すように、ホルダ本体11の上面
には四隅が切除されたような方形の横断面を有する収容
部20が凹設されている。その収容部20の横断面を四
等分した平面形状を有するブロック状の試料台12が4
つ設けられ、各試料台12は互いに独立して上下に移動
できるようにホルダ本体11の収容部20に収容され
る。尚、図1は4つの試料台12のうち2つは収容部2
0に収容され、1つは収容部20から一部突出し、残り
の1つは全部突出した状態を表している。
には四隅が切除されたような方形の横断面を有する収容
部20が凹設されている。その収容部20の横断面を四
等分した平面形状を有するブロック状の試料台12が4
つ設けられ、各試料台12は互いに独立して上下に移動
できるようにホルダ本体11の収容部20に収容され
る。尚、図1は4つの試料台12のうち2つは収容部2
0に収容され、1つは収容部20から一部突出し、残り
の1つは全部突出した状態を表している。
【0029】各試料台12の上面は試料Pを載置できる
ように平坦な載置面となっている。図3に示すように各
試料台12の下面にはばね13が入る凹所21が形成さ
れると共に、ホルダ本体11の収容部20の底面には各
試料台12の位置に対応してそれぞればね係止突部22
が形成されている。各ばね係止突部22と試料台12の
凹所21との間にはそれぞればね13が装着され、これ
らのばね13によって各試料台12はそれぞれホルダ本
体11の収容部20の上方へ突出するように付勢されて
いる。
ように平坦な載置面となっている。図3に示すように各
試料台12の下面にはばね13が入る凹所21が形成さ
れると共に、ホルダ本体11の収容部20の底面には各
試料台12の位置に対応してそれぞればね係止突部22
が形成されている。各ばね係止突部22と試料台12の
凹所21との間にはそれぞればね13が装着され、これ
らのばね13によって各試料台12はそれぞれホルダ本
体11の収容部20の上方へ突出するように付勢されて
いる。
【0030】図1、図2に示すように、押さえ部材であ
るキャップ14はホルダ本体11の平面外形形状と略同
じ形状をした板状材から成っている。キャップ14に
は、上述の4つの各試料台12の位置に対応して4つの
開口窓23が枠縁部24によって構成されている。図2
に示すように、各枠縁部24は各試料台12の外縁部と
重なり、それによって開口窓23は各試料台12の外縁
部を除いた部分を表面に露出させる。各枠縁部24と各
試料台12の縁部の重なる部分は試料Pを挟み持つ部分
となる。
るキャップ14はホルダ本体11の平面外形形状と略同
じ形状をした板状材から成っている。キャップ14に
は、上述の4つの各試料台12の位置に対応して4つの
開口窓23が枠縁部24によって構成されている。図2
に示すように、各枠縁部24は各試料台12の外縁部と
重なり、それによって開口窓23は各試料台12の外縁
部を除いた部分を表面に露出させる。各枠縁部24と各
試料台12の縁部の重なる部分は試料Pを挟み持つ部分
となる。
【0031】図1に示すように、ホルダ本体11の上面
の4隅にはねじ穴25が形成される一方、キャップ14
の4隅にはそれに対応してねじ取付孔26が穿設され、
ねじ取付孔26を通して止めねじ27(図1では4本あ
る止めねじ27のうち1本だけを示している)をねじ穴
25に螺合させることで、キャップ14がホルダ本体1
1に固定される。
の4隅にはねじ穴25が形成される一方、キャップ14
の4隅にはそれに対応してねじ取付孔26が穿設され、
ねじ取付孔26を通して止めねじ27(図1では4本あ
る止めねじ27のうち1本だけを示している)をねじ穴
25に螺合させることで、キャップ14がホルダ本体1
1に固定される。
【0032】このような試料ホルダ10においては、試
料台12の上に試料Pを載せ、その上にキャップ14を
かぶせて試料台12をばね13のばね力に抗して押し下
げ、キャップ14を止めねじ27にてホルダ本体11に
固定する。これによりばね13によって付勢された試料
台12が試料Pをキャップ13の枠縁部24に押し付
け、試料Pは開口窓23から表面を露出させた状態でキ
ャップ14と試料台12との間に挟まれて固定される。
料台12の上に試料Pを載せ、その上にキャップ14を
かぶせて試料台12をばね13のばね力に抗して押し下
げ、キャップ14を止めねじ27にてホルダ本体11に
固定する。これによりばね13によって付勢された試料
台12が試料Pをキャップ13の枠縁部24に押し付
け、試料Pは開口窓23から表面を露出させた状態でキ
ャップ14と試料台12との間に挟まれて固定される。
【0033】尚、上述の説明では試料Pを取り付ける際
にその都度キャップ14を止めねじ27にてホルダ本体
11に固定するようにしているが、ホルダ本体11内に
試料台12、ばね13を収納した状態でキャップ14を
予めホルダ本体11に固定的に取り付けておき、試料P
を取り付ける際は試料台12を押し下げて試料Pを試料
台12とキャップ14との間に差し込むようにしてもよ
い。
にその都度キャップ14を止めねじ27にてホルダ本体
11に固定するようにしているが、ホルダ本体11内に
試料台12、ばね13を収納した状態でキャップ14を
予めホルダ本体11に固定的に取り付けておき、試料P
を取り付ける際は試料台12を押し下げて試料Pを試料
台12とキャップ14との間に差し込むようにしてもよ
い。
【0034】ここで、本試料ホルダ10では4つの試料
台12は独立して移動できるので、図3に示すように各
試料台12にそれぞれ異なる高さ(厚み)の試料P1、
P2を載せてもそれぞれをしっかりと固定することがで
き、しかも各試料P1、P2の表面はキャップ14に規
制されて皆同じ高さ、つまりホルダ本体11の底面の平
坦面15に対して同じ高さに位置することとなる。
台12は独立して移動できるので、図3に示すように各
試料台12にそれぞれ異なる高さ(厚み)の試料P1、
P2を載せてもそれぞれをしっかりと固定することがで
き、しかも各試料P1、P2の表面はキャップ14に規
制されて皆同じ高さ、つまりホルダ本体11の底面の平
坦面15に対して同じ高さに位置することとなる。
【0035】尚、試料Pの大きさが種々あることに鑑
み、キャップ14の開口窓23の大きさが異なる複数種
類のキャップ14を予め用意し、試料Pの大きさに適合
した開口窓23を有するキャップ14を選択できるよう
にすることも可能である。
み、キャップ14の開口窓23の大きさが異なる複数種
類のキャップ14を予め用意し、試料Pの大きさに適合
した開口窓23を有するキャップ14を選択できるよう
にすることも可能である。
【0036】また、上述のキャップ14は各試料台12
の数に対応して分割された4つの開口窓23を設けるこ
とにより各試料台12の試料Pを安定して保持できるよ
うにしているが、本発明の試料ホルダでは必ずしも試料
台の数に合わせて開口窓を分割しなくともよく、枠縁部
で試料を挟持できれば複数の試料台に跨るように開口窓
を設けてもよい。
の数に対応して分割された4つの開口窓23を設けるこ
とにより各試料台12の試料Pを安定して保持できるよ
うにしているが、本発明の試料ホルダでは必ずしも試料
台の数に合わせて開口窓を分割しなくともよく、枠縁部
で試料を挟持できれば複数の試料台に跨るように開口窓
を設けてもよい。
【0037】上述の実施例では4つの試料台12を個別
に付勢する4つのばね13を設けているが、本発明にか
かる付勢手段は押さえ部材に各試料台をそれぞれ付勢す
れば足り、必ずしも試料台の数に対応する数のばねを設
けなくともよい。例えば、1枚の板ばねによって複数の
試料台を個別的に付勢することも可能である。
に付勢する4つのばね13を設けているが、本発明にか
かる付勢手段は押さえ部材に各試料台をそれぞれ付勢す
れば足り、必ずしも試料台の数に対応する数のばねを設
けなくともよい。例えば、1枚の板ばねによって複数の
試料台を個別的に付勢することも可能である。
【0038】本試料ホルダを用いる装置の一例としてオ
ージェ電子分光分析装置があり、このオージェ電子分光
分析装置の概略構成図を図4に示す。
ージェ電子分光分析装置があり、このオージェ電子分光
分析装置の概略構成図を図4に示す。
【0039】物質に電子を照射すると、試料表面から特
性X線等と共に二次電子、反射電子、オージェ電子が放
出される。このオージェ電子は固体表面の元素の種類に
固有のエネルギを持つため、エネルギ測定により試料の
元素分析をすることができる。
性X線等と共に二次電子、反射電子、オージェ電子が放
出される。このオージェ電子は固体表面の元素の種類に
固有のエネルギを持つため、エネルギ測定により試料の
元素分析をすることができる。
【0040】図4に示すように、オージェ電子分光分析
装置30には分析室31と、試料を交換するために分析
室31に隣接して配置された試料交換室32とが設けら
れている。分析室31にはチタンゲッターポンプ33、
ベーキングヒータ34からなる分析室イオンポンプ35
が設けられ、分析時は分析室31内は10-8乃至10 -7
Paの超高真空とされる。分析室31内には前述の試料
ホルダ10が設置される試料ステージ36が設けられ、
試料ステージ36は水平面内のX、Y軸方向、垂直なZ
軸方向、Z軸回りの回転方向、試料面を水平面から傾斜
させる傾斜方向に移動できるようになっている。
装置30には分析室31と、試料を交換するために分析
室31に隣接して配置された試料交換室32とが設けら
れている。分析室31にはチタンゲッターポンプ33、
ベーキングヒータ34からなる分析室イオンポンプ35
が設けられ、分析時は分析室31内は10-8乃至10 -7
Paの超高真空とされる。分析室31内には前述の試料
ホルダ10が設置される試料ステージ36が設けられ、
試料ステージ36は水平面内のX、Y軸方向、垂直なZ
軸方向、Z軸回りの回転方向、試料面を水平面から傾斜
させる傾斜方向に移動できるようになっている。
【0041】分析室内にはオージェ電子励起用の電子線
を発生する電子銃37と、試料Pから放出された信号を
検出するための二次電子検出器38、オージェ電子検出
器39及び試料Pをスパッタするためのイオン銃40が
臨み、これらの作用中心軸は試料ステージ36上の標準
物質(例えばシリコンウェーハ上に形成された熱酸化膜
SiO2 )を用いて試料面上で1点(分析点)で交わる
ように予め調整されている。通常の分析の際はこの分析
点に分析したい試料面が位置するように試料ステージ3
6の位置調整が行われる。
を発生する電子銃37と、試料Pから放出された信号を
検出するための二次電子検出器38、オージェ電子検出
器39及び試料Pをスパッタするためのイオン銃40が
臨み、これらの作用中心軸は試料ステージ36上の標準
物質(例えばシリコンウェーハ上に形成された熱酸化膜
SiO2 )を用いて試料面上で1点(分析点)で交わる
ように予め調整されている。通常の分析の際はこの分析
点に分析したい試料面が位置するように試料ステージ3
6の位置調整が行われる。
【0042】電子銃37には電子銃室イオンポンプ41
が連結され、このイオンポンプ41にて真空にされた電
子銃37から射出された電子ビームはファラデーカップ
42を介して試料ステージ36上の試料に照射され、そ
こから放出されたオージェ電子はオージェ電子検出器3
9により検出されプリアンプ43で増幅されて所要の測
定がなされるようになっている。
が連結され、このイオンポンプ41にて真空にされた電
子銃37から射出された電子ビームはファラデーカップ
42を介して試料ステージ36上の試料に照射され、そ
こから放出されたオージェ電子はオージェ電子検出器3
9により検出されプリアンプ43で増幅されて所要の測
定がなされるようになっている。
【0043】分析室31と試料交換室32との間には開
閉バルブ44が設けられ、開閉バルブ44によって分析
室31と試料交換室32との連通、遮断が行われる。試
料交換室32にはバルブ45を介してターボモレキュラ
ポンプ46、ロータリーポンプ47が連結され、これら
によって試料交換室32は10-6Pa程度の真空まで減
圧される。
閉バルブ44が設けられ、開閉バルブ44によって分析
室31と試料交換室32との連通、遮断が行われる。試
料交換室32にはバルブ45を介してターボモレキュラ
ポンプ46、ロータリーポンプ47が連結され、これら
によって試料交換室32は10-6Pa程度の真空まで減
圧される。
【0044】試料交換室32には試料交換装置48が設
けられ、試料交換室32の扉(図示せず)を開くことで
この試料交換装置48の試料交換棒49を用いて外部か
ら試料ホルダ10を着脱できるようになっている。試料
交換装置48は前記扉が閉じられた状態で外部からマグ
ネット等を用いた遠隔操作によって操作され、試料ステ
ージ36に対して試料ホルダ10の交換を行う。
けられ、試料交換室32の扉(図示せず)を開くことで
この試料交換装置48の試料交換棒49を用いて外部か
ら試料ホルダ10を着脱できるようになっている。試料
交換装置48は前記扉が閉じられた状態で外部からマグ
ネット等を用いた遠隔操作によって操作され、試料ステ
ージ36に対して試料ホルダ10の交換を行う。
【0045】また、装置30には適宜ピラニゲージ5
0、イオンゲージ51、バルブ52が配設されている。
0、イオンゲージ51、バルブ52が配設されている。
【0046】試料ホルダの交換に際しては、試料交換室
32内を大気圧として試料交換室32の扉を開け、試料
交換装置48の試料交換棒49の先端に新たに交換する
試料ホルダ10の試料交換棒取付雌ねじ17(図1参
照)を用いて装着し、それを試料交換室32内に入れて
扉を閉じる。次に試料交換室32を減圧してから試料交
換室32と分析室31との間の開閉バルブ44を開け、
遠隔操作にて試料交換装置48の試料交換棒49を開閉
バルブ44を通って分析室31内に延ばし、試料ホルダ
10を試料ステージ36上に載せる。その後は試料交換
棒49を試料交換室32内に退避させ、開閉バルブ44
を閉じて分析室31内を超高真空に減圧する。また、試
料ホルダ10を分析室31の試料ステージ36から取り
出す場合は上述の手順と逆の手順が採られる。
32内を大気圧として試料交換室32の扉を開け、試料
交換装置48の試料交換棒49の先端に新たに交換する
試料ホルダ10の試料交換棒取付雌ねじ17(図1参
照)を用いて装着し、それを試料交換室32内に入れて
扉を閉じる。次に試料交換室32を減圧してから試料交
換室32と分析室31との間の開閉バルブ44を開け、
遠隔操作にて試料交換装置48の試料交換棒49を開閉
バルブ44を通って分析室31内に延ばし、試料ホルダ
10を試料ステージ36上に載せる。その後は試料交換
棒49を試料交換室32内に退避させ、開閉バルブ44
を閉じて分析室31内を超高真空に減圧する。また、試
料ホルダ10を分析室31の試料ステージ36から取り
出す場合は上述の手順と逆の手順が採られる。
【0047】ここで、図5はオージェ電子分光分析装置
の試料ステージの説明図である。図5に示すように、試
料ステージ36は上述のX軸、Y軸、Z軸方向に移動自
在とされ、且つ試料ステージ36はZ軸回りに回転自在
のテーブル53を有し、そのテーブル53の上面が試料
ステージ36の試料ホルダ10の所定の設置位置とされ
ている。テーブル53の上面には前述の試料ホルダ10
の蟻溝16(図3)に摺動自在に嵌入する位置決め手段
である摺動台54が突設されている。
の試料ステージの説明図である。図5に示すように、試
料ステージ36は上述のX軸、Y軸、Z軸方向に移動自
在とされ、且つ試料ステージ36はZ軸回りに回転自在
のテーブル53を有し、そのテーブル53の上面が試料
ステージ36の試料ホルダ10の所定の設置位置とされ
ている。テーブル53の上面には前述の試料ホルダ10
の蟻溝16(図3)に摺動自在に嵌入する位置決め手段
である摺動台54が突設されている。
【0048】試料ホルダ10の交換時は、摺動台54の
長手軸方向(蟻溝16が摺動する方向)が試料交換棒4
9の進退方向と平行となるようにテーブル53が回転位
置決めされ、図5に示すように試料交換棒49の前進に
伴って試料ホルダ10の蟻溝16にテーブル53の摺動
台54が嵌入しつつ試料ホルダ10がテーブル54上に
載せられる。試料ホルダ10が設置位置まで進入すると
摺動台54の端部が蟻溝16の端部に当接し、試料ホル
ダ10はそこで位置決めされる。その後、試料交換棒4
9はねじを解く方向に回転して試料ホルダ10の試料交
換棒取付雌ねじ17との螺合を解除し、試料交換棒49
は試料交換室32に退避する。
長手軸方向(蟻溝16が摺動する方向)が試料交換棒4
9の進退方向と平行となるようにテーブル53が回転位
置決めされ、図5に示すように試料交換棒49の前進に
伴って試料ホルダ10の蟻溝16にテーブル53の摺動
台54が嵌入しつつ試料ホルダ10がテーブル54上に
載せられる。試料ホルダ10が設置位置まで進入すると
摺動台54の端部が蟻溝16の端部に当接し、試料ホル
ダ10はそこで位置決めされる。その後、試料交換棒4
9はねじを解く方向に回転して試料ホルダ10の試料交
換棒取付雌ねじ17との螺合を解除し、試料交換棒49
は試料交換室32に退避する。
【0049】このようにして試料ステージ36に試料ホ
ルダ10が設置された後、試料Pの表面が前述の分析点
に位置するように試料ステージ36の位置調整が行われ
る。この位置調整は時間を要する操作であり、以下の手
順で行われる。
ルダ10が設置された後、試料Pの表面が前述の分析点
に位置するように試料ステージ36の位置調整が行われ
る。この位置調整は時間を要する操作であり、以下の手
順で行われる。
【0050】オージェ電子分光分析装置に付属している
走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて、試料面から適当
な目印(例えば、表面の付着ゴミ、傷等)になるものを
見つけ出す。この目印を基準として分析時の傾斜角度を
中心として±5°の範囲で試料を傾斜させ、移動するS
EM像を観察しながら高さを合わせていき、SEM像が
動かなくなるまでこれを繰り返す。つまり、試料の表面
が所定の分析点上に無い場合は試料を傾斜させると試料
表面がZ軸方向に移動するので、これが移動しなくなれ
ば位置調整が行われたとすることができる。
走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて、試料面から適当
な目印(例えば、表面の付着ゴミ、傷等)になるものを
見つけ出す。この目印を基準として分析時の傾斜角度を
中心として±5°の範囲で試料を傾斜させ、移動するS
EM像を観察しながら高さを合わせていき、SEM像が
動かなくなるまでこれを繰り返す。つまり、試料の表面
が所定の分析点上に無い場合は試料を傾斜させると試料
表面がZ軸方向に移動するので、これが移動しなくなれ
ば位置調整が行われたとすることができる。
【0051】実際の位置調整は図5の右下部に示す装置
のX軸つまみ55、Y軸つまみ56、Z軸つまみ57、
傾斜つまみ58を用いてそれぞれ試料ステージ36をX
軸、Y軸、Z軸、傾斜方向に移動させることで行われ
る。例えば試料表面を40°傾斜させて分析する場合
は、まず傾斜つまみ58にて試料ステージ36を35°
(40−5°)に傾斜させ、SEM像を観察して目印が
中央(分析点)に来るようにX軸つまみ55及びY軸つ
まみ56で合わせる。次に、傾斜つまみ58にて試料ス
テージ36を45°(40+5°)に傾斜させ、SEM
像がずれた分を高さを調整するZ軸つまみ57で合わせ
る。この操作は少なくとも10数回繰り返す必要があ
り、最終的にはSEM倍率を3000倍にして、傾斜角
を移動させたとき像が分析点と一致して動かなくなるよ
うにする。この操作の過程では高さが変化するため、常
にフォーカスと非点を合わせ、像をクリアな状態にして
調整することが必要である。
のX軸つまみ55、Y軸つまみ56、Z軸つまみ57、
傾斜つまみ58を用いてそれぞれ試料ステージ36をX
軸、Y軸、Z軸、傾斜方向に移動させることで行われ
る。例えば試料表面を40°傾斜させて分析する場合
は、まず傾斜つまみ58にて試料ステージ36を35°
(40−5°)に傾斜させ、SEM像を観察して目印が
中央(分析点)に来るようにX軸つまみ55及びY軸つ
まみ56で合わせる。次に、傾斜つまみ58にて試料ス
テージ36を45°(40+5°)に傾斜させ、SEM
像がずれた分を高さを調整するZ軸つまみ57で合わせ
る。この操作は少なくとも10数回繰り返す必要があ
り、最終的にはSEM倍率を3000倍にして、傾斜角
を移動させたとき像が分析点と一致して動かなくなるよ
うにする。この操作の過程では高さが変化するため、常
にフォーカスと非点を合わせ、像をクリアな状態にして
調整することが必要である。
【0052】ところで、オージェ電子分光分析特有の分
析法として深さ方向分析がある。これは前述したイオン
銃40を用いてイオンエッチングを併用しながら、試料
Pの深さ方向の情報を得るものであるが、この分析を行
う際は位置調整は特に重要になり、分析点に試料位置が
一致しない場合、次のような弊害が生じる。
析法として深さ方向分析がある。これは前述したイオン
銃40を用いてイオンエッチングを併用しながら、試料
Pの深さ方向の情報を得るものであるが、この分析を行
う際は位置調整は特に重要になり、分析点に試料位置が
一致しない場合、次のような弊害が生じる。
【0053】いま図6(a)に示すように厚み方向に
A、Bの組成の異なる2種類の層を有する試料Pの分析
について考える。図6(b)は試料Pの表面位置が装置
の分析点と一致している状態であり、この場合は図6
(c)に示すようにある深さにてA、Bの組成の違いを
はっきり示したプロファイルを得ることができる。
A、Bの組成の異なる2種類の層を有する試料Pの分析
について考える。図6(b)は試料Pの表面位置が装置
の分析点と一致している状態であり、この場合は図6
(c)に示すようにある深さにてA、Bの組成の違いを
はっきり示したプロファイルを得ることができる。
【0054】しかし図6(d)のように試料Pの表面位
置が装置の分析点と一致していてない場合(この図6
(d)の例では試料Pが分析点に対して高すぎる場合を
示している)、斜め方向から照射されるイオンビームと
電子ビームの照射が試料Pの表面上で合致せず、電子ビ
ームはイオンビームによるエッチングのエッジ部分を照
射することとなる。その結果得られるプロファイルは図
6(e)のように深さ分解能が低下したものとなり、正
確な情報が得られなくなってしまう。
置が装置の分析点と一致していてない場合(この図6
(d)の例では試料Pが分析点に対して高すぎる場合を
示している)、斜め方向から照射されるイオンビームと
電子ビームの照射が試料Pの表面上で合致せず、電子ビ
ームはイオンビームによるエッチングのエッジ部分を照
射することとなる。その結果得られるプロファイルは図
6(e)のように深さ分解能が低下したものとなり、正
確な情報が得られなくなってしまう。
【0055】図7はこの誤差の発生を模式的に示す説明
図である。一例として図7に示すように、電子ビームは
100μmの幅で垂直に照射され、イオンビームは水平
から35°傾いた角度で照射されて試料表面上に500
μm幅のエッチング面を形成する。ここで、図7の中で
(0)で示すように所定の分析点上に試料表面が位置す
るときは電子ビームはイオンビームの500μm幅のエ
ッチング面の中央に位置する。
図である。一例として図7に示すように、電子ビームは
100μmの幅で垂直に照射され、イオンビームは水平
から35°傾いた角度で照射されて試料表面上に500
μm幅のエッチング面を形成する。ここで、図7の中で
(0)で示すように所定の分析点上に試料表面が位置す
るときは電子ビームはイオンビームの500μm幅のエ
ッチング面の中央に位置する。
【0056】図7の中で(+)で示すように試料表面が
分析点より120μm高くなると電子ビームはエッチン
グのエッジに達してしまい正確な分析ができなくなる。
同様に、図7の中で(−)で示すように試料表面が分析
点より120μm低くなると電子ビームはエッチングの
反対側のエッジに達してしまいこれもまた正確な分析が
できなくなる。従って、この例においては試料表面を分
析点に対して少なくとも上下120μm未満の誤差内入
るように位置調整をする必要がある。
分析点より120μm高くなると電子ビームはエッチン
グのエッジに達してしまい正確な分析ができなくなる。
同様に、図7の中で(−)で示すように試料表面が分析
点より120μm低くなると電子ビームはエッチングの
反対側のエッジに達してしまいこれもまた正確な分析が
できなくなる。従って、この例においては試料表面を分
析点に対して少なくとも上下120μm未満の誤差内入
るように位置調整をする必要がある。
【0057】このように、試料ホルダをオージェ電子分
光分析装置30の試料ステージ36に設置した後に分析
に先立って試料表面の位置調整を行う必要があるが、本
発明にかかる試料ホルダ10を用いれば複数の試料につ
いて分析するときにも一回の位置調整で足り、極めて能
率良く作業を進めることができる。すなわち、本試料ホ
ルダ10では複数の試料Pを試料ホルダ10に対して皆
同等の高さとなるように予め位置決めされた状態で固定
することができるので、試料ホルダ10をオージェ電子
分光分析装置30の試料ステージ36に設置して1つの
試料について位置調整した後は、他の試料について分析
する際に位置調整を行う必要がなくなる。あるいは、も
しも他の試料について再度位置調整が必要となる場合が
あるとしても、各試料は同等の高さとなっているので2
度目以降の調整は補助的な簡易な調整(微調整)で足り
ることとなる。
光分析装置30の試料ステージ36に設置した後に分析
に先立って試料表面の位置調整を行う必要があるが、本
発明にかかる試料ホルダ10を用いれば複数の試料につ
いて分析するときにも一回の位置調整で足り、極めて能
率良く作業を進めることができる。すなわち、本試料ホ
ルダ10では複数の試料Pを試料ホルダ10に対して皆
同等の高さとなるように予め位置決めされた状態で固定
することができるので、試料ホルダ10をオージェ電子
分光分析装置30の試料ステージ36に設置して1つの
試料について位置調整した後は、他の試料について分析
する際に位置調整を行う必要がなくなる。あるいは、も
しも他の試料について再度位置調整が必要となる場合が
あるとしても、各試料は同等の高さとなっているので2
度目以降の調整は補助的な簡易な調整(微調整)で足り
ることとなる。
【0058】図8は本発明の試料ホルダの試料台に複数
の試料を載せた場合の断面図である。図8に示すよう
に、高さ(厚み)が同じで比較的面積の小さい試料であ
れば、1つの試料台12に複数の試料P1、P2を載せ
ることも可能である。一つの試料台12に複数の試料P
1、P2を固定することでより多くの試料を一度にオー
ジェ電子分光分析装置30にセットでき、それによって
昇減圧を伴う試料交換作業の回数や、多数の試料に対す
る装置30における位置調整の回数を減少させることが
できる。
の試料を載せた場合の断面図である。図8に示すよう
に、高さ(厚み)が同じで比較的面積の小さい試料であ
れば、1つの試料台12に複数の試料P1、P2を載せ
ることも可能である。一つの試料台12に複数の試料P
1、P2を固定することでより多くの試料を一度にオー
ジェ電子分光分析装置30にセットでき、それによって
昇減圧を伴う試料交換作業の回数や、多数の試料に対す
る装置30における位置調整の回数を減少させることが
できる。
【0059】図9は本発明の他の実施例にかかる試料ホ
ルダの断面図である。図9に示すように、この試料ホル
ダ60では一列に3つの試料台12を設け、図1の実施
例に比べて試料台12の数を増加したものである。その
他の構成については図1の実施例と同様であるので同一
部分に同一符号を付して重複する説明は省略する。
ルダの断面図である。図9に示すように、この試料ホル
ダ60では一列に3つの試料台12を設け、図1の実施
例に比べて試料台12の数を増加したものである。その
他の構成については図1の実施例と同様であるので同一
部分に同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0060】この試料ホルダ60によれば、図1の試料
ホルダ10に比べてより多くの厚みの異なる試料を一度
に固定でき、分析作業の能率のさらなる向上を期するこ
とができる。
ホルダ10に比べてより多くの厚みの異なる試料を一度
に固定でき、分析作業の能率のさらなる向上を期するこ
とができる。
【0061】尚、本発明においては1つの試料ホルダに
収容される試料台の数はこれらに限定されるものではな
く、試料台の数は試料の性質等に応じて適宜選定される
ものである。
収容される試料台の数はこれらに限定されるものではな
く、試料台の数は試料の性質等に応じて適宜選定される
ものである。
【0062】図10は本発明の別の実施例にかかる試料
ホルダの分解斜視図である。図10に示すように、本試
料ホルダ70は、押さえ部材であるキャップ71と、2
つの試料台72と、2つの試料台72をそれぞれ付勢す
る付勢手段である2つのばね73と、上面に2つのばね
固定凹部83が形成された試料固定ねじ74と、ホルダ
本体75を有する。
ホルダの分解斜視図である。図10に示すように、本試
料ホルダ70は、押さえ部材であるキャップ71と、2
つの試料台72と、2つの試料台72をそれぞれ付勢す
る付勢手段である2つのばね73と、上面に2つのばね
固定凹部83が形成された試料固定ねじ74と、ホルダ
本体75を有する。
【0063】2つの試料台72は円盤形状を2等分した
半円状の平面形状をし、合わせて1つの円が構成される
ようになっている。キャップ71はこれらの試料台72
が挿入される円筒部76と試料固定ねじ74が螺合する
雌ねじ(図示せず)が内周面に刻設された取付部77を
有し、円筒部76の端面部には各試料台72の両端縁に
それぞれ当接し得る一対の枠縁部78が形成されて両枠
縁部78の間に開口窓79を構成している。
半円状の平面形状をし、合わせて1つの円が構成される
ようになっている。キャップ71はこれらの試料台72
が挿入される円筒部76と試料固定ねじ74が螺合する
雌ねじ(図示せず)が内周面に刻設された取付部77を
有し、円筒部76の端面部には各試料台72の両端縁に
それぞれ当接し得る一対の枠縁部78が形成されて両枠
縁部78の間に開口窓79を構成している。
【0064】ホルダ本体75の上面にはキャップ71の
取付部77を入る収容部80が凹設されると共に、ホル
ダ本体75には固定ねじ81を取り付けるねじ孔82が
形成されている。また、図1の実施例と同様に、ホルダ
本体75は試料交換棒取付雌ねじ17が形成された連結
板18がねじ19で固定され、その底面には平坦面と位
置決め用係合手段である蟻溝(図示せず)が形成されて
いる。
取付部77を入る収容部80が凹設されると共に、ホル
ダ本体75には固定ねじ81を取り付けるねじ孔82が
形成されている。また、図1の実施例と同様に、ホルダ
本体75は試料交換棒取付雌ねじ17が形成された連結
板18がねじ19で固定され、その底面には平坦面と位
置決め用係合手段である蟻溝(図示せず)が形成されて
いる。
【0065】この試料ホルダ70ではキャップ71の円
筒部76に2つの試料台72を挿入し、2つのばね73
の一端をそれぞれ試料台72の底面に当接させると共に
他端をそれぞれ試料固定ねじ74のばね固定凹部83に
当接させた状態で、ねじ73を圧縮しつつ試料固定ねじ
74を取付部76の雌ねじにねじ込んで固定する。この
とき、図10に示すように、各試料台72の長手方向両
端部がキャップ71の対向する両枠縁部78の方向に向
くように、つまり各試料台72の長手方向両端部がそれ
ぞれ枠縁部78に当接するようにキャップ71と両試料
台72の相対的な回転角度位置を決定する。これにより
2つの試料台72がばね73のばね力によってそれぞれ
キャップ71の枠縁部78に押し付けられた状態で、キ
ャップ71、試料台72、ばね73、試料固定ねじ74
が一体化される。
筒部76に2つの試料台72を挿入し、2つのばね73
の一端をそれぞれ試料台72の底面に当接させると共に
他端をそれぞれ試料固定ねじ74のばね固定凹部83に
当接させた状態で、ねじ73を圧縮しつつ試料固定ねじ
74を取付部76の雌ねじにねじ込んで固定する。この
とき、図10に示すように、各試料台72の長手方向両
端部がキャップ71の対向する両枠縁部78の方向に向
くように、つまり各試料台72の長手方向両端部がそれ
ぞれ枠縁部78に当接するようにキャップ71と両試料
台72の相対的な回転角度位置を決定する。これにより
2つの試料台72がばね73のばね力によってそれぞれ
キャップ71の枠縁部78に押し付けられた状態で、キ
ャップ71、試料台72、ばね73、試料固定ねじ74
が一体化される。
【0066】試料を取り付けるときは、キャップ71の
枠縁部78の間の開口窓79から各試料台72をばね7
3のばね力に抗して押し下げて試料台72と枠縁部78
との間に試料を挟み込む。次に、試料が固定されたキャ
ップ71をホルダ本体75の収容部80内に入れ、固定
ねじ81にてキャップ71をホルダ本体75に固定す
る。
枠縁部78の間の開口窓79から各試料台72をばね7
3のばね力に抗して押し下げて試料台72と枠縁部78
との間に試料を挟み込む。次に、試料が固定されたキャ
ップ71をホルダ本体75の収容部80内に入れ、固定
ねじ81にてキャップ71をホルダ本体75に固定す
る。
【0067】これによりばね73によって付勢された試
料台72が試料をキャップ71の枠縁部78に押し付
け、試料は開口窓79から表面を露出させた状態でキャ
ップ71と試料台72との間に挟まれて固定される。
料台72が試料をキャップ71の枠縁部78に押し付
け、試料は開口窓79から表面を露出させた状態でキャ
ップ71と試料台72との間に挟まれて固定される。
【0068】ここで前述の実施例と同様に、本試料ホル
ダ70では2つの試料台72は独立して移動できるの
で、各試料台72にそれぞれ異なる高さ(厚み)の試料
を載せてもそれぞれをしっかりと固定することができ、
しかも各試料の表面はキャップ71に規制されて皆同じ
高さに位置することとなる。
ダ70では2つの試料台72は独立して移動できるの
で、各試料台72にそれぞれ異なる高さ(厚み)の試料
を載せてもそれぞれをしっかりと固定することができ、
しかも各試料の表面はキャップ71に規制されて皆同じ
高さに位置することとなる。
【0069】また、本実施例では前述の実施例に比べて
比較的小形に構成することができるので、試料を高傾斜
させて分析するような場合に好適である。
比較的小形に構成することができるので、試料を高傾斜
させて分析するような場合に好適である。
【0070】尚、本発明の試料ホルダは上述のようにオ
ージェ電子分光分析装置のような煩雑な準備作業を伴う
超高真空仕様の表面分析装置の試料ホルダとして好適に
使用できるが、本発明の試料ホルダの用途はこれに限定
されるものではなく、試料を所定の設置位置に設置する
場合に広く用いることができる。
ージェ電子分光分析装置のような煩雑な準備作業を伴う
超高真空仕様の表面分析装置の試料ホルダとして好適に
使用できるが、本発明の試料ホルダの用途はこれに限定
されるものではなく、試料を所定の設置位置に設置する
場合に広く用いることができる。
【0071】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明によれば、ホルダ本体に互いに独立して移動
できる複数の試料台を設け、ホルダ本体に固定される押
さえ部材に各試料台をそれぞれ付勢手段にて押し付ける
方向に付勢し、各試料台と押さえ部材との間に試料を挟
んで固定するようにしたので、簡単な操作にて試料台毎
に厚みの異なる複数の試料を位置決めされた状態で一度
に保持することができ、試料ホルダを設置位置に一回設
置するだけで厚みの異なる複数種類の試料に対する分析
等を容易に行うことが可能となる。
うに本発明によれば、ホルダ本体に互いに独立して移動
できる複数の試料台を設け、ホルダ本体に固定される押
さえ部材に各試料台をそれぞれ付勢手段にて押し付ける
方向に付勢し、各試料台と押さえ部材との間に試料を挟
んで固定するようにしたので、簡単な操作にて試料台毎
に厚みの異なる複数の試料を位置決めされた状態で一度
に保持することができ、試料ホルダを設置位置に一回設
置するだけで厚みの異なる複数種類の試料に対する分析
等を容易に行うことが可能となる。
【図1】本発明の一実施例にかかる試料ホルダの分解斜
視図である。
視図である。
【図2】本発明の一実施例にかかる試料ホルダの平面図
である。
である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】オージェ電子分光分析装置の概略構成図であ
る。
る。
【図5】オージェ電子分光分析装置の試料ステージの説
明図である。
明図である。
【図6】位置調整の不備に伴う深さ方向分析における誤
差発生の説明図である。
差発生の説明図である。
【図7】位置変化に伴う誤差の発生を模式的に示す説明
図である。
図である。
【図8】本発明の試料ホルダの試料台に複数の試料を載
せた場合の断面図である。
せた場合の断面図である。
【図9】本発明の他の実施例にかかる試料ホルダの断面
図である。
図である。
【図10】本発明の別の実施例にかかる試料ホルダの分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図11】従来のビス止めタイプの試料ホルダの例の分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図12】従来のばね押し付けタイプの試料ホルダの例
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図13】従来のばね押し付けタイプの試料ホルダの他
の例の分解斜視図である。
の例の分解斜視図である。
【図14】従来のばね押し付けタイプの試料ホルダの不
具合の説明図である。
具合の説明図である。
10,60,70 試料ホルダ 11,75 ホルダ本体 12,72 試料台 13,73 ばね 14,71 キャップ 15 平坦面 16 蟻溝 17 試料交換棒取付雌ねじ 20 収容部 23 開口窓 24 枠縁部 30 オージェ電子分光分析装置 31 分析室 32 試料交換室 33 チタンゲッターポンプ 34 ベーキングヒータ 35 分析室イオンポンプ 36 試料ステージ 37 電子銃 38 二次電子検出器 39 オージェ電子検出器 40 イオン銃 41 電子銃室イオンポンプ 42 ファラデーカップ 43 プリアンプ 44 開閉バルブ 45,52 バルブ 46 ターボモレキュラポンプ 47 ロータリーポンプ 48 試料交換装置 49 試料交換棒 50 ピラニゲージ 51 イオンゲージ 53 テーブル 54 摺動台 74 試料固定ねじ
Claims (4)
- 【請求項1】 試料を保持して該試料を所定の設置位置
に設置するための試料ホルダにおいて、 前記設置位置に設置されるホルダ本体と、 それぞれ試料の載置面が形成され、互いに独立して移動
可能に前記ホルダ本体に収容される複数の試料台と、 前記ホルダ本体に固定されると共に、前記各試料台の載
置面の一部を露出させる開口窓を構成する枠縁部を有す
る押さえ部材と、 前記ホルダ本体内に収容され、前記各試料台をそれぞれ
前記押さえ部材の前記枠縁部に押し付ける方向に付勢す
る付勢手段とを有することを特徴とする試料ホルダ。 - 【請求項2】 前記押さえ部材は前記試料台の数に対応
して分割された複数の開口窓を有する請求項1記載の試
料ホルダ。 - 【請求項3】 前記付勢手段は前記試料台を個別に付勢
する複数のばねからなる請求項1記載の試料ホルダ。 - 【請求項4】 前記ホルダ本体に前記設置位置に設けら
れた位置決め手段と協働して該ホルダ本体を位置決めす
る係合手段が設けられている請求項1記載の試料ホル
ダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7059074A JPH08254511A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 試料ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7059074A JPH08254511A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 試料ホルダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08254511A true JPH08254511A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13102849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7059074A Pending JPH08254511A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 試料ホルダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08254511A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010186593A (ja) * | 2009-02-10 | 2010-08-26 | Shimadzu Corp | 試料ホルダ組み立て体、複数の試料ホルダのセット、ホルダ高さ調整治具、及び試料ホルダベース |
| JP2014532963A (ja) * | 2011-10-28 | 2014-12-08 | エフ・イ−・アイ・カンパニー | 試料ブロック・ホルダ |
| JP2016183939A (ja) * | 2015-03-26 | 2016-10-20 | 住友金属鉱山株式会社 | 測定用治具、試料の測定方法、および測定用治具セット |
| CN112444531A (zh) * | 2019-09-05 | 2021-03-05 | 日本电子株式会社 | 试样板保持器 |
| WO2024257241A1 (ja) * | 2023-06-13 | 2024-12-19 | 株式会社日立ハイテク | 搬送容器 |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP7059074A patent/JPH08254511A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010186593A (ja) * | 2009-02-10 | 2010-08-26 | Shimadzu Corp | 試料ホルダ組み立て体、複数の試料ホルダのセット、ホルダ高さ調整治具、及び試料ホルダベース |
| JP2014532963A (ja) * | 2011-10-28 | 2014-12-08 | エフ・イ−・アイ・カンパニー | 試料ブロック・ホルダ |
| JP2016183939A (ja) * | 2015-03-26 | 2016-10-20 | 住友金属鉱山株式会社 | 測定用治具、試料の測定方法、および測定用治具セット |
| CN112444531A (zh) * | 2019-09-05 | 2021-03-05 | 日本电子株式会社 | 试样板保持器 |
| EP3790035A1 (en) * | 2019-09-05 | 2021-03-10 | Jeol Ltd. | Sample plate holder |
| JP2021039916A (ja) * | 2019-09-05 | 2021-03-11 | 日本電子株式会社 | 試料プレートホルダ |
| US11404239B2 (en) | 2019-09-05 | 2022-08-02 | Jeol Ltd. | Sample plate holder |
| WO2024257241A1 (ja) * | 2023-06-13 | 2024-12-19 | 株式会社日立ハイテク | 搬送容器 |
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