JPH08256018A - 高周波直線増幅器の消費電力制御回路 - Google Patents
高周波直線増幅器の消費電力制御回路Info
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- JPH08256018A JPH08256018A JP5692895A JP5692895A JPH08256018A JP H08256018 A JPH08256018 A JP H08256018A JP 5692895 A JP5692895 A JP 5692895A JP 5692895 A JP5692895 A JP 5692895A JP H08256018 A JPH08256018 A JP H08256018A
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- Amplifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 増幅効率の良い高周波直線増幅器の消費電力
制御回路を得る。 【構成】 高周波直線増幅部3の入出力信号から、カプ
ラ2、4、分配器7、10、検波器6、10、ディレー
ライン8、合成器13および制御部16等により構成さ
れる相互変調歪検出回路により相互変調歪を検出する。
制御部16から出力される相互変調歪の状態に基づく信
号により、バイアス回路部9が高周波直線増幅部3のド
レイン電流の大きさを制御する。相互変調歪のレベルに
よって高周波直線増幅部3のバイアス設定を行うことに
より、無効電力を削減し効率の良い高周波直線増幅を行
うことができる。また、副次的に、温度検出器を設ける
ことなく増幅器の温度上昇の管理・抑制が可能となる。
制御回路を得る。 【構成】 高周波直線増幅部3の入出力信号から、カプ
ラ2、4、分配器7、10、検波器6、10、ディレー
ライン8、合成器13および制御部16等により構成さ
れる相互変調歪検出回路により相互変調歪を検出する。
制御部16から出力される相互変調歪の状態に基づく信
号により、バイアス回路部9が高周波直線増幅部3のド
レイン電流の大きさを制御する。相互変調歪のレベルに
よって高周波直線増幅部3のバイアス設定を行うことに
より、無効電力を削減し効率の良い高周波直線増幅を行
うことができる。また、副次的に、温度検出器を設ける
ことなく増幅器の温度上昇の管理・抑制が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波直線増幅器の消
費電力制御回路に関し、特に、複数のキャリアを同時に
増幅する共通増幅器の消費電力を低減する高周波直線増
幅器の消費電力制御回路に関する。
費電力制御回路に関し、特に、複数のキャリアを同時に
増幅する共通増幅器の消費電力を低減する高周波直線増
幅器の消費電力制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の消費電力の低減を目的と
する一般的な装置として特開昭56−69907号があ
る。本従来例1は、直線増幅器の出力を検出し増幅器の
バイアスを制御する構成とされている。この装置は図1
1に示す通り、電波がアンテナ31で受信され、直線増
幅器32により一定の利得のもとに増幅された後、出力
のアンテナ33へ供給される。一方、出力の一部はダイ
オード等から構成されている検出回路34によって検出
され、この出力を差動増幅回路等から構成されている比
較回路35に加えて基準レベルと比較し、その出力によ
って直線増幅器32のトランジスタのエミッタ・ベース
間に接続されたバイアス回路36のバイアス値を連続的
に変えて、相互変調歪が大きくならないようにトランジ
スタのコレクタ電流を制御する。
する一般的な装置として特開昭56−69907号があ
る。本従来例1は、直線増幅器の出力を検出し増幅器の
バイアスを制御する構成とされている。この装置は図1
1に示す通り、電波がアンテナ31で受信され、直線増
幅器32により一定の利得のもとに増幅された後、出力
のアンテナ33へ供給される。一方、出力の一部はダイ
オード等から構成されている検出回路34によって検出
され、この出力を差動増幅回路等から構成されている比
較回路35に加えて基準レベルと比較し、その出力によ
って直線増幅器32のトランジスタのエミッタ・ベース
間に接続されたバイアス回路36のバイアス値を連続的
に変えて、相互変調歪が大きくならないようにトランジ
スタのコレクタ電流を制御する。
【0003】これは、多数波入力の数およびその大きさ
により利得が変わらない範囲で消費電流を制御しようと
するものである。この消費電力の低減を目的とした装置
では、出力レべルのみを検出し、出力レべルに応じて増
幅器のバイアス設定を行っている。
により利得が変わらない範囲で消費電流を制御しようと
するものである。この消費電力の低減を目的とした装置
では、出力レべルのみを検出し、出力レべルに応じて増
幅器のバイアス設定を行っている。
【0004】他の従来例2として、特開平1−9830
4号公報がある。本従来例2は、入力信号を電力増幅す
る電力増幅回路と、直流バイアス電圧を電力増幅回路に
供給する電源回路と、制御手段とを備え、電力増幅回路
が入力信号を最良の動作点で線形に電力増幅するように
電源回路から出力される直流バイアス電圧を制御すると
している。この構成において、電力トランジスタの温度
補償用に温度検出用サーミスタを備えている。
4号公報がある。本従来例2は、入力信号を電力増幅す
る電力増幅回路と、直流バイアス電圧を電力増幅回路に
供給する電源回路と、制御手段とを備え、電力増幅回路
が入力信号を最良の動作点で線形に電力増幅するように
電源回路から出力される直流バイアス電圧を制御すると
している。この構成において、電力トランジスタの温度
補償用に温度検出用サーミスタを備えている。
【0005】さらに他の従来例2として、特開平3−3
962号公報がある。本従来例3の「トランジスタ直線
増幅器の動作点補償回路」では、トランジスタの温度補
償用に放熱器温度センサダイオードを備えて構成してい
る。
962号公報がある。本従来例3の「トランジスタ直線
増幅器の動作点補償回路」では、トランジスタの温度補
償用に放熱器温度センサダイオードを備えて構成してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例1では以下の問題点を伴う。共通増幅器に用いら
れる高周波用の直線増幅器32は、相互変調歪特性を良
くするため、トランジスタやFETの動作はA級もしく
はAB級で用いられることが多い。しかも電波法により
許容スプリアス規格が決まっているため、最大キャリア
数の時に相互変調歪がスプリアスの規格を満足出来るよ
うな設定にすることが多い。このため、キャリア数が少
なかったり、キャリアレべルが低い時やアイドル時にも
多くの電流が流れ無駄が多い。
従来例1では以下の問題点を伴う。共通増幅器に用いら
れる高周波用の直線増幅器32は、相互変調歪特性を良
くするため、トランジスタやFETの動作はA級もしく
はAB級で用いられることが多い。しかも電波法により
許容スプリアス規格が決まっているため、最大キャリア
数の時に相互変調歪がスプリアスの規格を満足出来るよ
うな設定にすることが多い。このため、キャリア数が少
なかったり、キャリアレべルが低い時やアイドル時にも
多くの電流が流れ無駄が多い。
【0007】さらに、消費電力を低減させ増幅器の動作
点の補償を目的とした上掲の各従来例の装置では、出力
レべルのみを検出し、出力レべルに応じて増幅器のバイ
アス設定を行うものである。例えば従来例1では出力レ
べルに依存しない温度変化等による相互変調歪の悪化ま
では十分に対応が出来ない。また温度変化まで含んだ十
分な補償を図るためには、従来例2および3のように温
度検出器を必要とする問題点を伴う。
点の補償を目的とした上掲の各従来例の装置では、出力
レべルのみを検出し、出力レべルに応じて増幅器のバイ
アス設定を行うものである。例えば従来例1では出力レ
べルに依存しない温度変化等による相互変調歪の悪化ま
では十分に対応が出来ない。また温度変化まで含んだ十
分な補償を図るためには、従来例2および3のように温
度検出器を必要とする問題点を伴う。
【0008】本発明は、増幅効率の良い高周波直線増幅
器の消費電力制御回路を提供することを目的とする。
器の消費電力制御回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の高周波直線増幅器の消費電力制御回路は、
高周波直線増幅手段と、この高周波直線増幅手段によっ
て発生する相互変調歪のレべルを検出する相互変調歪検
出手段と、相互変調歪のレべルに応じて高周波直線増幅
手段のバイアスを調節し、高周波直線増幅手段に流れる
電流値を制御するバイアス制御手段とを有することを特
徴としている。
め、本発明の高周波直線増幅器の消費電力制御回路は、
高周波直線増幅手段と、この高周波直線増幅手段によっ
て発生する相互変調歪のレべルを検出する相互変調歪検
出手段と、相互変調歪のレべルに応じて高周波直線増幅
手段のバイアスを調節し、高周波直線増幅手段に流れる
電流値を制御するバイアス制御手段とを有することを特
徴としている。
【0010】また、上記の相互変調歪検出手段は、高周
波直線増幅手段の入出力信号の差分信号を抽出する合成
手段を有し、この抽出された差分信号の大きさに基づき
バイアス制御手段を制御するとよい。
波直線増幅手段の入出力信号の差分信号を抽出する合成
手段を有し、この抽出された差分信号の大きさに基づき
バイアス制御手段を制御するとよい。
【0011】また、本発明の高周波直線増幅器の消費電
力制御回路は、高周波直線増幅手段と、この高周波直線
増幅手段の入力信号および出力信号の差分信号を抽出す
る差分信号抽出手段と、差分信号に基づく制御信号を出
力する制御手段と、高周波直線増幅手段のバイアスを調
節し、高周波直線増幅手段に流れる電流値を制御するバ
イアス制御手段とを有し、制御手段が出力する制御信号
に基づきバイアス制御手段が高周波直線増幅手段の動作
を制御することを特徴としている。
力制御回路は、高周波直線増幅手段と、この高周波直線
増幅手段の入力信号および出力信号の差分信号を抽出す
る差分信号抽出手段と、差分信号に基づく制御信号を出
力する制御手段と、高周波直線増幅手段のバイアスを調
節し、高周波直線増幅手段に流れる電流値を制御するバ
イアス制御手段とを有し、制御手段が出力する制御信号
に基づきバイアス制御手段が高周波直線増幅手段の動作
を制御することを特徴としている。
【0012】また、上記の差分信号抽出手段は、信号を
分配する2個の分配手段と信号の遅延を行うディレ−ラ
インと信号を合成する合成手段とを有し、入力信号およ
び出力信号を2個の分配手段でそれぞれ分配し、この分
配された入力信号をディレ−ラインで遅延させ、遅延さ
れた入力信号と分配された出力信号との間の差分信号を
合成手段が検出するとよい。
分配する2個の分配手段と信号の遅延を行うディレ−ラ
インと信号を合成する合成手段とを有し、入力信号およ
び出力信号を2個の分配手段でそれぞれ分配し、この分
配された入力信号をディレ−ラインで遅延させ、遅延さ
れた入力信号と分配された出力信号との間の差分信号を
合成手段が検出するとよい。
【0013】
【作用】したがって、本発明の高周波直線増幅器の消費
電力制御回路によれば、この高周波直線増幅によって発
生する相互変調歪のレべルを検出し、この相互変調歪の
レべルに応じて高周波直線増幅におけるバイアスを調節
し、高周波直線増幅手段に流れる電流値を制御する。よ
って、高周波直線増幅のバイアス量が最適に維持され、
相互変調歪および無効消費電力の発生が少なくなる。
電力制御回路によれば、この高周波直線増幅によって発
生する相互変調歪のレべルを検出し、この相互変調歪の
レべルに応じて高周波直線増幅におけるバイアスを調節
し、高周波直線増幅手段に流れる電流値を制御する。よ
って、高周波直線増幅のバイアス量が最適に維持され、
相互変調歪および無効消費電力の発生が少なくなる。
【0014】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明による高周波
直線増幅器の消費電力制御回路の実施例を詳細に説明す
る。図1〜図10を参照すると本発明の高周波直線増幅
器の消費電力制御回路の実施例が示されている。図1は
一実施例を示すブロック、図2〜図6は図1の主要構成
部におけるベクトル、図7はGaAs−FETの入出力
特性例、図8〜図10はGaAs−FETの相互変調歪
特性例をそれぞれ表す図である。
直線増幅器の消費電力制御回路の実施例を詳細に説明す
る。図1〜図10を参照すると本発明の高周波直線増幅
器の消費電力制御回路の実施例が示されている。図1は
一実施例を示すブロック、図2〜図6は図1の主要構成
部におけるベクトル、図7はGaAs−FETの入出力
特性例、図8〜図10はGaAs−FETの相互変調歪
特性例をそれぞれ表す図である。
【0015】図1に示す高周波直線増幅器の消費電力制
御回路は、RF信号の入出力端子であるRF入力端子1
並びにRF出力端子5、これら入出力端子間に接続され
たRFキャリアを抽出する第1のカプラ2並びに第2の
カプラ4、信号を増幅する高周波直線増幅部3を有して
いる。さらに、信号を分離・分割する第1の分配器7、
第2の分配器10並びに信号を合成する合成器13、R
Fキャリアを検波して信号を検出する第1の検波器6、
第2の検波器15並びに第3の検波器14、信号の減衰
を行うアッテネータ11、180度RF信号の位相を回
転させる位相器12、信号を遅延させるディレーライン
8、所望の動作点を設定するバイアス回路9および制御
部16とを有して構成される。
御回路は、RF信号の入出力端子であるRF入力端子1
並びにRF出力端子5、これら入出力端子間に接続され
たRFキャリアを抽出する第1のカプラ2並びに第2の
カプラ4、信号を増幅する高周波直線増幅部3を有して
いる。さらに、信号を分離・分割する第1の分配器7、
第2の分配器10並びに信号を合成する合成器13、R
Fキャリアを検波して信号を検出する第1の検波器6、
第2の検波器15並びに第3の検波器14、信号の減衰
を行うアッテネータ11、180度RF信号の位相を回
転させる位相器12、信号を遅延させるディレーライン
8、所望の動作点を設定するバイアス回路9および制御
部16とを有して構成される。
【0016】上記のように構成される高周波直線増幅器
の消費電力制御回路の動作を、図1を用いて説明する。
RF入力端子1から入力したRF信号は、第1のカプラ
2を通り、高周波直線増幅部3にて増幅され第2のカプ
ラ4を通ったあとRF出力端子5より出力される。この
RF信号の増幅過程において、以下の手順で高周波直線
増幅部3の利得を求める。
の消費電力制御回路の動作を、図1を用いて説明する。
RF入力端子1から入力したRF信号は、第1のカプラ
2を通り、高周波直線増幅部3にて増幅され第2のカプ
ラ4を通ったあとRF出力端子5より出力される。この
RF信号の増幅過程において、以下の手順で高周波直線
増幅部3の利得を求める。
【0017】高周波直線増幅部3に入るRFキャリアを
第1のカプラ2により取り出し、第1の分配器7にて分
配した後、第1の検波器6により検波し、増幅部の入力
レべルとして制御部16に入力する。同様に高周波直線
増幅部3により増幅されたRFキャリアを第2のカプラ
4から取り出し、第2の分配器10で分配した後、第2
の検波器15により検波して増幅部の出力レべルとして
制御部16に入力する。制御部16では、上記の増幅部
に入る入力レべルと増幅部により増幅された出力レべル
とを比較し、高周波直線増幅部3の利得を求める。
第1のカプラ2により取り出し、第1の分配器7にて分
配した後、第1の検波器6により検波し、増幅部の入力
レべルとして制御部16に入力する。同様に高周波直線
増幅部3により増幅されたRFキャリアを第2のカプラ
4から取り出し、第2の分配器10で分配した後、第2
の検波器15により検波して増幅部の出力レべルとして
制御部16に入力する。制御部16では、上記の増幅部
に入る入力レべルと増幅部により増幅された出力レべル
とを比較し、高周波直線増幅部3の利得を求める。
【0018】上記の高周波直線増幅部3における増幅に
おいて発生する相互変調歪のみを取り出す過程を、図1
および図2〜図6を用いて以下に説明する。図2〜図6
はRFキャリアが2波の例をべクトル図で示している。
なお、これらの図中のベクトルの長さはRFレべルを示
し、方向は位相を示している。
おいて発生する相互変調歪のみを取り出す過程を、図1
および図2〜図6を用いて以下に説明する。図2〜図6
はRFキャリアが2波の例をべクトル図で示している。
なお、これらの図中のベクトルの長さはRFレべルを示
し、方向は位相を示している。
【0019】図2の示す信号は前述の第1の分配器7に
より分配されたもう一つのRF信号であり、この信号は
ディレーライン8を通して合成器13の一方の入力に入
力される。また、合成器13の他方の入力へは、図3に
示す前述の第2の分配器10により分配されたRF信号
がアッテネータ11でレべルを落されて図4の状態とさ
れ、さらに位相器12により180度RF信号の位相が
回転されて図5に示す状態とされた後に入力される。
より分配されたもう一つのRF信号であり、この信号は
ディレーライン8を通して合成器13の一方の入力に入
力される。また、合成器13の他方の入力へは、図3に
示す前述の第2の分配器10により分配されたRF信号
がアッテネータ11でレべルを落されて図4の状態とさ
れ、さらに位相器12により180度RF信号の位相が
回転されて図5に示す状態とされた後に入力される。
【0020】一般的に増幅器においてRF信号の位相が
回転し時間的な遅れが生じるため、合成器13の2つの
入力の位相・遅れ時間を合わせるため、ディレーライン
8により修正を行う。合成器13においてこれらの2つ
の入力信号の差分信号が抽出される。この差分信号は、
高周波直線増幅部3における増幅過程において生じた歪
信号である。合成器13からの出力において、図6に示
す相互変調歪成分のみが取り出される。この相互変調歪
成分は、第3の検波器14により検波され制御部16へ
入力される。制御部16では、この相互変調歪レべルを
監視し、相互変調歪レべルの状態に応じて増幅器のバイ
アス設定を行う。
回転し時間的な遅れが生じるため、合成器13の2つの
入力の位相・遅れ時間を合わせるため、ディレーライン
8により修正を行う。合成器13においてこれらの2つ
の入力信号の差分信号が抽出される。この差分信号は、
高周波直線増幅部3における増幅過程において生じた歪
信号である。合成器13からの出力において、図6に示
す相互変調歪成分のみが取り出される。この相互変調歪
成分は、第3の検波器14により検波され制御部16へ
入力される。制御部16では、この相互変調歪レべルを
監視し、相互変調歪レべルの状態に応じて増幅器のバイ
アス設定を行う。
【0021】バイアスの設定は、次の特性を利用する。
図7は所定のGaAs−FETの入出力特性を示してい
る。一般的にトランジスタやFETは、デバイスに流す
電流の違いにより図7のような入出力特性を持ってい
る。図中の記号a、bは入出力特性を、記号c、dは相
互変調歪特性を、また記号e、fはインターセプト・ポ
イントをそれぞれ示している。さらに、記号a、c、e
はドレイン電流5Aの場合を示し、b、d、fはドレイ
ン電流3Aの場合を示している。これよりドレイン電流
を変化させても入出力の利得は変わらないが、ドレイン
電流を増すほど飽和レべルや相互変調歪が良くなってい
ることが分かる。
図7は所定のGaAs−FETの入出力特性を示してい
る。一般的にトランジスタやFETは、デバイスに流す
電流の違いにより図7のような入出力特性を持ってい
る。図中の記号a、bは入出力特性を、記号c、dは相
互変調歪特性を、また記号e、fはインターセプト・ポ
イントをそれぞれ示している。さらに、記号a、c、e
はドレイン電流5Aの場合を示し、b、d、fはドレイ
ン電流3Aの場合を示している。これよりドレイン電流
を変化させても入出力の利得は変わらないが、ドレイン
電流を増すほど飽和レべルや相互変調歪が良くなってい
ることが分かる。
【0022】例としてキャリアを増減させた場合にどの
ように相互変調歪が発生するかを示したものが図8〜図
10である。例えば、図8はドレイン電流が3Aで2キ
ャリアのスペクトラムをもっている場合、図9は4キャ
リアに増やした場合をそれぞれ示しており、図9のよう
に相互変調歪が悪化する。そこでドレイン電流を5Aに
増やし飽和電力を上げると、図10のように相互変調歪
特性がよくなる。
ように相互変調歪が発生するかを示したものが図8〜図
10である。例えば、図8はドレイン電流が3Aで2キ
ャリアのスペクトラムをもっている場合、図9は4キャ
リアに増やした場合をそれぞれ示しており、図9のよう
に相互変調歪が悪化する。そこでドレイン電流を5Aに
増やし飽和電力を上げると、図10のように相互変調歪
特性がよくなる。
【0023】この特性を利用し、歪が多い場合には、バ
イアス回路部9を制御し、電流を多く流すようにする。
また、歪が少ない場合には逆に電流を減らすようにする
制御を行う。
イアス回路部9を制御し、電流を多く流すようにする。
また、歪が少ない場合には逆に電流を減らすようにする
制御を行う。
【0024】以上説明したように、本実施例による高周
波直線増幅回路の消費電力制御回路では、出力レべルだ
けをみてトランジスタやFETに流れる電流を制御する
のではなく、実際の相互変調歪量をみて制御するので、
出力レべルに依存しない相互変調歪量の変動に対応がで
きる。これを共通増幅装置において利用した場合、キャ
リア数が少ない時や、出力電力が低い場合に消費電流を
抑えることが出来る。よって、装置および設置スペース
の小型化、無停電装置の容量低減化、装置の長寿命化、
低発電熱量化などの利点をもつ。
波直線増幅回路の消費電力制御回路では、出力レべルだ
けをみてトランジスタやFETに流れる電流を制御する
のではなく、実際の相互変調歪量をみて制御するので、
出力レべルに依存しない相互変調歪量の変動に対応がで
きる。これを共通増幅装置において利用した場合、キャ
リア数が少ない時や、出力電力が低い場合に消費電流を
抑えることが出来る。よって、装置および設置スペース
の小型化、無停電装置の容量低減化、装置の長寿命化、
低発電熱量化などの利点をもつ。
【0025】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるが本発明はこれに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実
施可能である。
一例ではあるが本発明はこれに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実
施可能である。
【0026】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
高周波直線増幅器の消費電力制御回路は、高周波直線増
幅によって発生する相互変調歪のレべルを検出し、相互
変調歪のレべルに応じて高周波直線増幅におけるバイア
スを調節し、高周波直線増幅手段に流れる電流値を制御
する。よって、高周波直線増幅のバイアス量が最適に維
持され、無効消費電力の発生が少なくなり、高周波直線
増幅器の消費電力が最適に制御される。消費電力の管理
・抑制により、温度検出手段を設けることなく増幅器の
温度上昇の二次的な監視も可能となる。
高周波直線増幅器の消費電力制御回路は、高周波直線増
幅によって発生する相互変調歪のレべルを検出し、相互
変調歪のレべルに応じて高周波直線増幅におけるバイア
スを調節し、高周波直線増幅手段に流れる電流値を制御
する。よって、高周波直線増幅のバイアス量が最適に維
持され、無効消費電力の発生が少なくなり、高周波直線
増幅器の消費電力が最適に制御される。消費電力の管理
・抑制により、温度検出手段を設けることなく増幅器の
温度上昇の二次的な監視も可能となる。
【図1】本発明の高周波直線増幅器の消費電力制御回路
の実施例を示すブロック構成図である。
の実施例を示すブロック構成図である。
【図2】図1のディレーライン8を通った後のRFキャ
リアを示すベクトル図である。
リアを示すベクトル図である。
【図3】図1の分配器10を通った後のRFキャリアを
示すベクトル図である。
示すベクトル図である。
【図4】図1のアッテネータ11を通った後のRFキャ
リアを示すベクトル図である。
リアを示すベクトル図である。
【図5】図1の位相器12を通った後のRFキャリアを
示すベクトル図である。
示すベクトル図である。
【図6】図1の合成器13を通った後のRFキャリアを
示すベクトル図である。
示すベクトル図である。
【図7】所定のGaAs−FETの入出力特性を表した
図である。
図である。
【図8】所定のGaAs−FETの相互変調歪特性(2
キャリアでドレイン電流3Aの時)を表した図である。
キャリアでドレイン電流3Aの時)を表した図である。
【図9】所定のGaAs−FETの相互変調歪特性(4
キャリアでドレイン電流3Aの時)を表した図である。
キャリアでドレイン電流3Aの時)を表した図である。
【図10】所定のGaAs−FETの相互変調歪特性
(4キャリアでドレイン電流5Aの時)を表した図であ
る。
(4キャリアでドレイン電流5Aの時)を表した図であ
る。
【図11】従来の高周波直線増幅器の消費電力制御回路
の構成例を示すブロック図である。
の構成例を示すブロック図である。
1 RF入力端子 2 カプラ 3 高周波直線増幅部 4 カプラ 5 RF出力端子 6 検波器 7 分配器 8 ディレーライン 9 バイアス回路部 10 分配器 11 アッテネータ 12 位相器 13 合成器 14、15 検波器 16 制御郡
Claims (4)
- 【請求項1】 高周波直線増幅手段と、 該高周波直線増幅手段によって発生する相互変調歪のレ
べルを検出する相互変調歪検出手段と、 前記相互変調歪のレべルに応じて前記高周波直線増幅手
段のバイアスを調節し、該高周波直線増幅手段に流れる
電流値を制御するバイアス制御手段とを有することを特
徴とする高周波直線増幅器の消費電力制御回路。 - 【請求項2】 前記相互変調歪検出手段は、前記高周波
直線増幅手段の入出力信号の差分信号を抽出する合成手
段を有し、該抽出された差分信号の大きさに基づき前記
バイアス制御手段を制御することを特徴とする請求項1
記載の高周波直線増幅器の消費電力制御回路。 - 【請求項3】 高周波直線増幅手段と、 該高周波直線増幅手段の入力信号および出力信号の差分
信号を抽出する差分信号抽出手段と、 該差分信号に基づく制御信号を出力する制御手段と、 前記高周波直線増幅手段のバイアスを調節し、前記高周
波直線増幅手段に流れる電流値を制御するバイアス制御
手段とを有し、 前記制御手段が出力する制御信号に基づき前記バイアス
制御手段が前記高周波直線増幅手段の動作を制御するこ
とを特徴とする高周波直線増幅器の消費電力制御回路。 - 【請求項4】 前記差分信号抽出手段は、信号を分配す
る分配手段を2個と信号の遅延を行うディレ−ラインと
信号を合成する合成手段とを有し、前記入力信号および
出力信号を前記2個の分配手段でそれぞれ分配し、該分
配された入力信号を前記ディレ−ラインで遅延させ、該
遅延された入力信号と前記分配された出力信号との間の
前記差分信号を前記合成手段が検出することを特徴とす
る請求項3記載の高周波直線増幅器の消費電力制御回
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5692895A JPH08256018A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 高周波直線増幅器の消費電力制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5692895A JPH08256018A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 高周波直線増幅器の消費電力制御回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08256018A true JPH08256018A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13041175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5692895A Pending JPH08256018A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 高周波直線増幅器の消費電力制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08256018A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001223541A (ja) * | 2000-02-09 | 2001-08-17 | Nec Corp | フィードフォワード増幅器 |
| CN101697477B (zh) | 2009-10-28 | 2011-12-28 | 深圳市云海通讯股份有限公司 | 调整功放电路输出信号线性度的系统、方法及功放电路 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5669907A (en) * | 1979-11-12 | 1981-06-11 | Nec Corp | Linear amplifier |
| JPS5737909A (en) * | 1980-08-18 | 1982-03-02 | Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> | Wide band electric power amplifier |
| JPS6158304A (ja) * | 1984-08-17 | 1986-03-25 | フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ | バイポーラトランジスタ無線周波数電力増幅器の作動方法および増幅器 |
| JPH03114307A (ja) * | 1989-09-28 | 1991-05-15 | Fujitsu Ltd | マイクロ波トランジスタのバイアス回路定数設定方法 |
| JPH04262608A (ja) * | 1990-08-30 | 1992-09-18 | Hughes Aircraft Co | 動作点の動的な調節を伴う固体電力アンプ |
-
1995
- 1995-03-16 JP JP5692895A patent/JPH08256018A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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|---|---|---|---|---|
| JP2001223541A (ja) * | 2000-02-09 | 2001-08-17 | Nec Corp | フィードフォワード増幅器 |
| CN101697477B (zh) | 2009-10-28 | 2011-12-28 | 深圳市云海通讯股份有限公司 | 调整功放电路输出信号线性度的系统、方法及功放电路 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970729 |