JPH08257077A - 視力回復訓練装置 - Google Patents

視力回復訓練装置

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JPH08257077A
JPH08257077A JP7065876A JP6587695A JPH08257077A JP H08257077 A JPH08257077 A JP H08257077A JP 7065876 A JP7065876 A JP 7065876A JP 6587695 A JP6587695 A JP 6587695A JP H08257077 A JPH08257077 A JP H08257077A
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JP
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target
image
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recovery training
moving
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Application number
JP7065876A
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English (en)
Inventor
Kenji Tsuji
賢司 辻
Akio Yamanishi
昭夫 山西
Mitsuaki Horimoto
光昭 堀本
Kazuo Kimura
和夫 木村
Kenji Ishibashi
賢司 石橋
Makoto Kamiya
誠 神谷
Yasushi Tanijiri
靖 谷尻
Yasumasa Sugihara
康正 杉原
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 訓練者が飽きない画像を表示する視力回復訓
練装置を提供する。 【構成】 視力回復訓練装置10は、装置本体20内
に、視標および背景を含む動画を表示する左右一対の前
後移動可能なLCDパネルを備える。LCDパネルに表
示される左右の画像は、視差および輻輳を与えることが
できる。症状、年令などに応じた適切なビデオテープ1
6,18がビデオデッキ12で再生される。訓練者は、
前後および上下左右に移動しかつその大きさが変わる視
標と背景とを含む画像を、接眼レンズ32L,32Rか
ら見る。遠近感、現実感などのある画像を表示すること
によって、訓練者の注意を持続的に引き付けるようにす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、視力回復訓練装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近視や遠視などの視力調節機能の低下
は、適切な訓練によって正常状態に回復できる可能性が
ある。そのため、視力調節機能を回復するための種々の
視力回復訓練装置が提供されている。
【0003】このような視力回復訓練装置としては、た
とえば、装置内部にスライド画像が形成され、このスラ
イド画像と訓練者の目との間に接眼レンズが配置され、
この接眼レンズにより光学的に形成されるスライド画像
の虚像位置と訓練者の目との間の光路長(以下、 「光学
的距離」 と呼ぶ)が変化するようにした装置がある。こ
の装置において、訓練者は装置内のスライド画像を覗
き、光学的距離が遠距離と近距離とに交互に変化するス
ライド画像を見ることによって、遠近のピントを合わせ
る毛様体の機能回復訓練を行なうことができる。この装
置では、訓練者がスライド画像を見る際、訓練者がスラ
イド画像にピントを合わせようとしなければ、訓練の効
果が得られない。つまり、訓練者はスライド画像に注意
を集中し、スライド画像をしっかり見ようとしなければ
ならない。
【0004】しかし、この装置の内部に形成されるスラ
イド画像は、遠近は変わっても表示内容自体は変化しな
い静止画像であるので、訓練者はすぐに退屈してしま
い、ピントを合わせずに、ただ漫然とスライド画像を見
ているだけの状態になりやすい。特に子供の場合には、
スライド画像を見なくなることさえある。そのため、十
分な訓練効果が得られないことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき技術的課題は、訓練者が飽きずに画像を見る
ことができるようにして訓練効果を高めた視力回復訓練
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
技術的課題を解決するため、本発明によれば、以下の構
成の視力回復訓練装置が提供される。
【0007】すなわち、この視力回復訓練装置は、視標
と背景とを含む画像を接眼光学系を通して見ることによ
って、視力回復訓練を行なうことができるようにした装
置である。この装置は、上記視標を表示する視標表示手
段と、上記背景を表示する背景表示手段と、上記視標と
この視標を注視する眼球との間の光学的距離を、接眼光
学系の光軸方向に略沿って遠距離又は近距離に光学的に
変化させる第1視標移動手段と、上記視標を接眼光学系
の光軸方向に対して略直角方向に上下左右に移動させる
第2視標移動手段とを、備える。
【0008】上記構成において、視標とこの視標を注視
する眼球との間にレンズやミラー等の光学系がないとき
には、上記 「光学的距離」 は、視標とこの視標を注視す
る眼球との間の実際の距離になる。また、視標とこの視
標を注視する眼球との間にレンズやミラー等の光学系が
配置されたときには、上述のように、視標の虚像位置と
この視標を注視する眼球との間の光路長が、この光学的
距離になる。また、上記光学的距離を 「光学的に変化さ
せる」 には、上記視標を実際に移動して上記光学的距離
を変化させる場合のみならず、視標と訓練者の眼球との
間に配置された光学系の特性を変化させて上記光学的距
離を変化させる場合もある。たとえば、光学系の位置、
方向を変えたり、焦点距離を変えるなどの場合を含む。
【0009】上記構成においては、視標表示手段と背景
表示手段とにより、訓練者が見ることができる視標およ
び背景の画像が形成される。背景は、必ずしも視標の背
後に位置するように見える必要はなく、背景の一部また
は全部が視標と同じ位置または前方位置にあるように見
えてもよい。また、通常、注視する目標として一時に使
用する視標は一つであるので、一つの視標だけを表示す
るのが好ましいが、複数の視標が表示されてもよい。
【0010】視標表示手段およびまたは背景表示手段の
構成は、任意である。たとえば、視標およびまたは背景
となる画像を有する物品を配置し、この物品の有する画
像が見えるようにしてもよい。あるいは、スクリーンな
どに画像を映し出すことによって、さらには、ホログラ
フィにより空間に立体像を形成することによって、視標
およびまたは背景を表示してもよい。また、視標および
または背景は、静止画像に限定されず、時間とともに、
その位置、大きさ、形状、模様、色彩、明るさなどが変
化してもよい。また、視標表示手段と背景表示手段と
は、同一の表示方法であっても、異なる表示方法であっ
てもよい。
【0011】視標は、第1視標移動手段と第2視標移動
手段とにより、訓練者に対して視標を遠近および上下左
右に、3次元的に移動される。第1および第2視標移動
手段の構成は、任意である。たとえば、視標表示手段が
表示する視標自体を移動させてもよい。あるいは、上述
のように、第1視標移動手段は、視標と訓練者の眼球と
の間に、レンズやミラー等の光学系を配置し、この光学
特性を変化させてもよい。また、特定の視標が連続的ま
たは間欠的に表示され移動しても、あるいは、異なる位
置に配置された複数の異なる視標が適宜選択されて順次
または同時に表示されるようにしてもよい。さらに、第
1視標移動手段およびまたは第2視標移動手段は、随時
手動操作されても、また、一定手順が自動的に実行され
てもよい。
【0012】上記構成において、背景および視標の表示
内容に関連性を持たせ、視標が特定のキャラクターを持
つようにし、変化をつけて視標を3次元的に移動させる
ことによって、たとえば、背景に対する視標の動きに、
現実感、物語性、意外性などを与え、視力回復訓練者の
興味を持続的に引きつけるようにすることができる。
【0013】したがって、この視力回復訓練装置は、訓
練者が飽きずに画像を見ることができるようにして、訓
練効果を高めることができる。
【0014】上記構成において、視標を上下左右に移動
させる第2視標移動手段を備えない構成とすることも可
能である。
【0015】このような構成においては、上述した従来
のスライド画像方式の装置と同様に、視標は前後にのみ
移動する。しかし、このような構成において、スライド
画像方式のように視標と背景とをひとつの静止画で提供
するのではなく、たとえば、1または2以上の特定のキ
ャラクターを持つ視標を、表示内容が視標のキャラクタ
ーと関連性を有する背景に対して、変化をつけて遠近移
動させることによって、視力回復訓練者の興味を持続的
に引きつけるようにすることができる。
【0016】したがって、このような構成の視力回復訓
練装置であっても、従来の装置と比べ、より訓練者が飽
きずに画像を見ることができるようにして、訓練効果を
高めることができる。
【0017】好ましくは、上記視標表示手段および上記
背景表示手段は共通画面を有し、この共通画面に上記視
標と上記背景とが映される。たとえば、共通画面である
スクリーンに視標および背景が映し出される。
【0018】上記構成により、視標と背景とを相互に関
連付けて表示することが容易となる。
【0019】好ましくは、上記共通画面は、LCDパネ
ルである。
【0020】上記構成において、LCDパネルはその内
部で画像を形成するので、たとえば、共通画面であるス
クリーンに画像を外部から投影するようなことが不要と
なる。したがって、装置の構成が簡単になる。
【0021】好ましくは、上記第1視標移動手段は、上
記共通画面を上記光軸方向に略沿って移動させる共通画
面移動手段を備える。
【0022】上記構成において、訓練者から離れた位置
にある共通画面移動手段が動作して、上記光学的距離が
変化される。
【0023】したがって、動作部分が訓練者から離れて
いるので、訓練者が違和感を受けることが少ない。
【0024】好ましくは、上記視標表示手段および上記
背景表示手段は、左右別個に上記視標および上記背景を
表示し、上記光学的距離の変化に応じて、少なくとも、
視差、輻輳、上記視標の大きさのいずれかを変化させ
る。
【0025】上記構成において、訓練者が見る視標およ
び背景を左右別個に表示し、左右の表示の一部または全
部を適宜左右方向にずらすことにより表示画像に視差を
与え、光学的距離に応じてこの視差の大きさを変える
と、訓練者が受ける遠近感は、光学的距離に応じて変化
する。
【0026】また、訓練者が見る左右の視標およびまた
は背景を左右別個に表示し、左右の表示の一部または全
部を適宜左右方向にずらすことにより表示画像に輻輳を
与え、光学的距離に応じてこの輻輳の大きさを変化させ
ると、訓練者が受ける遠近感は、より現実に近いものと
なる。
【0027】また、訓練者が見る視標の大きさを、光学
的距離に応じて近距離ほど大きく、遠距離ほど小さくな
るように変えると、訓練者が受ける遠近感は、より現実
に近いものとなる。
【0028】上記のように、少なくとも、視差、輻輳、
視標の大きさのいずれかを変化させることによって、訓
練者は遠近があってより現実的な画像を見ることができ
る。したがって、訓練者は、より飽きずに画像を見るこ
とができ、訓練効果は一層高まる。
【0029】好ましくは、上記第1視標移動手段および
または上記第2視標移動手段は、上記視標の移動速度を
変化させる視標移動速度変化手段をさらに備える。
【0030】上記構成において、訓練者の症状、年令な
どに応じて、視標の移動の仕方を適切に変えることがで
きる。また、視標の移動が単調にならないように変化を
つけ、訓練者の注意をより一層持続的に装置が形成する
画像に引き付けるようにすることができる。
【0031】したがって、視力回復訓練の効果を、より
高めることができる。
【0032】好ましくは、上記視標移動速度変化手段
は、上記第1視標移動手段が上記光学的距離を近距離か
ら遠距離に変化させる時の上記視標の移動速度を、上記
第1視標移動手段が上記光学的距離を遠距離から近距離
に変化させる時の上記視標の移動速度より遅くする。
【0033】上記構成において、遠距離から近距離にピ
ントを合わせる速度が相対的に速く、近距離から遠距離
にピントを合わせる速度が相対的に遅いという人の目の
視力調節特性に適合した速度で、視標を移動することが
できる。
【0034】したがって、視標の移動速度を人の視力調
節特性に適合させることによって、より視力回復訓練効
果を高めることができる。
【0035】好ましくは、上記視標表示手段が表示する
上記視標の画像と、上記背景表示手段が表示する上記背
景の画像と、上記第2視標移動手段を動作させる動作パ
ターンの少なくとも1つを、動画として記憶する一方、
上記第1視標移動手段を動作させる動作パターンを動作
制御信号として記憶する外部記憶手段と、この外部記憶
手段に記憶された上記動画および上記動作制御信号を再
生する外部記憶再生手段とを、さらに備える。ここで、
「動画」 とは、いわゆるアニメーションのみならず、表
示内容が時間とともに変化しうる画像をいう。
【0036】上記構成において、外部記憶手段は、所定
の訓練内容を動画および動作制御信号として記憶する。
外部記憶手段によって記憶された動画は、外部記憶再生
手段によって再生されて、視力回復装置に提供される。
再生された動画は、視標および背景として表示される。
また、外部記憶手段によって記憶された動作制御信号
は、外部記憶再生手段によって再生されて、視力回復装
置に提供される。再生された動作制御信号に基づき、視
標は前後に移動される。
【0037】上記構成において、視標の上下左右の移動
およびその移動速度は、動画として外部記憶手段に記憶
されている。また、視標の前後移動、およびその移動速
度は、動作制御信号として外部記憶手段に記憶されてい
る。そして、これらの記憶が外部記憶再生手段によって
再生され、それに基づき視標が移動される。この意味
で、外部記憶手段は、上記第1視標移動手段と、上記第
2視標移動手段と、上記視標視標移動速度変化手段とし
ての機能も有する。
【0038】上記構成において、所定の訓練内容すなわ
ち動画および動作パターンが記憶された外部記憶手段を
外部記憶再生手段により再生することにより、個々に視
標表示手段や視標移動手段などを手動操作することな
く、所定の訓練内容を実行し、また、同一内容を繰り返
すことができる。一方、異なる訓練内容が記憶された外
部記憶手段を用いれば、訓練内容を変更することができ
る。
【0039】したがって、訓練内容の設定・変更が容易
となる。
【0040】視標を上下左右に移動する第2視標移動手
段を含まない視力回復訓練装置においても、上記と同様
に、構成することが可能である。
【0041】すなわち、上記視標表示手段が表示する上
記視標の画像と、上記背景表示手段が表示する上記背景
の画像の少なくとも1つを、動画として記憶する一方、
上記第1視標移動手段を動作させる動作パターンを動作
制御信号として記憶する外部記憶手段と、この外部記憶
手段に記憶された上記動画および上記動作制御信号を再
生する外部記憶再生手段とを、さらに備える。
【0042】上記構成においても、同様に、訓練内容の
設定・変更が容易となる。
【0043】好ましくは、上記外部記憶手段は、さらに
音声を記憶している。上記外部記憶再生手段により再生
された上記音声を訓練者に供給する音声供給手段を、さ
らに備える。
【0044】上記構成により、訓練者に音声を提供する
ことが可能となる。この音声によって、訓練方法の説明
や指示、画像の表示に対応した音楽などを、訓練者に提
供できる。
【0045】したがって、より訓練者が飽きずに画像を
見ることができるようにして、訓練効果をより一層高め
ることができる。
【0046】
【実施例】以下に、図1〜26に示した本発明の実施例
に係る視力回復訓練装置について詳細に説明する。
【0047】まず、本発明の第1実施例に係る視力回復
訓練装置の全体構成の概要を、図1〜5に基づき説明す
る。
【0048】図1は、視力回復訓練装置の全体構成図で
ある。図2は、画像表示の原理図である。図3は、画像
の表示例である。図4は、視力回復訓練装置のブロック
図である。図5は、制御シーケンスのフローチャート図
である。
【0049】図1に示すように、視力回復装置10は、
大略、装置本体20と、装置本体を支持する三脚21
と、装置本体20に接続されたビデオデッキ12と、ビ
デオデッキ12に接続されたヘッドフォン14と、ビデ
オデッキ12によって再生されることが可能なビデオテ
ープ16,18とにより構成される。ビデオデッキ12
は、ビデオテープ挿入部12aと、ビデオテープ再生部
12bとを備える。
【0050】上記構成により、ビデオデッキ12のビデ
オテープ再生部12bは、ビデオテープ挿入部12aから
装填されたビデオテープ16,18を再生し、再生した
ビデオ信号を装置本体20に送る。ビデオ信号によっ
て、装置本体20の内部に備えるLCDパネル(後述)に
視力回復訓練用のビデオ画像、すなわち画像が形成され
る。画像は、動画で提供される。画像を記録したビデオ
テープは、症状、年令などに応じて、たとえば、老眼・
仮性近視用ビデオテープ16や近視用ビデオテープ18
などが準備され、ビデオテープ16,18を交換するこ
とによって、目的に応じた画像が提供できるようになっ
ている。
【0051】装置本体20の一端には、左右一対の接眼
レンズ32R,32Lを備え、訓練者は、この接眼レン
ズ32R,32Lから、装置本体20の内部に形成され
た画像を覗くことができる。装置本体20は三脚21で
支持されているので、装置本体20を上下左右自由に配
置することができ、訓練者はリラックスした姿勢で画像
を覗くことができる。
【0052】画像は、訓練者が注視する目標となる視標
と、背景とを含む。訓練中に、画像を表示するLCDパ
ネル内で視標は上下左右に移動する。また、LCDパネ
ル自体は、装置本体20に対して前後に移動され、視標
と訓練者との間の光学的距離が適宜変更される。つま
り、視標は3次元的に移動する。
【0053】また、ビデオテープ16,18には、画像
に対応した音声も記録されている。この音声もビデオデ
ッキ12のビデオテープ再生部12bによって再生さ
れ、ヘッドフォン14から訓練者に提供される。音声に
は、たとえば、訓練方法の説明や指示、画像に応じた音
楽などである。
【0054】装置本体20の内部は、図2に示すように
大略構成されている。すなわち、装置本体20の外側か
ら内側に、左右一対の接眼レンズ32L,32Rと、左
右一対のLCDパネル30L,30Rと、拡散板26
と、左右一対のランプ22L,22Rとが、この順に、
それぞれ、左右の光軸に略沿って配置される。ランプ2
2L,22Rは、反射板24L,24Rをそれぞれ有す
る。左右の光軸の間に、遮光板28が配置され、左目は
左側のLCDパネル30Lだけを、右目は右側のLCD
パネル30Rだけを見るようになっている。LCDパネ
ル30L,30Rは、装置本体20に対して、一体的に
接眼レンズの光軸に略沿って移動可能であり、他の部分
は、装置本体20に対して固定位置にある。
【0055】上記構成により、ランプ22L,22Rか
らの光線は、拡散板26を透過して拡散光となり、LC
Dパネル30L,30Rを背面から照明する。訓練者
は、背面から照明されたLCDパネル30L,30Rに
よって形成される画像を、接眼レンズ32L,32Rか
ら覗くことができる。接眼レンズ32L,32Rは、L
CDパネル30L,30Rの実際の位置から離れた位置
に、光学的に画像(虚像)を形成する。すなわち、LCD
パネル30L,30Rによって形成される画像の虚像の
位置は、実際のLCDパネル30L,30Rの位置から
離れた位置となる。したがって、装置本体20が小さく
ても、遠距離に光学的に画像(虚像)を形成することがで
きる。LCDパネル30L,30Rが装置本体20に対
して光軸に略沿って前後に移動されると、画像(虚像)と
眼球との間の光路長すなわち光学的距離が、近距離から
遠距離に変わる。
【0056】画像は、たとえば図3に示すように、表示
される。すなわち、LCDパネル30L,30Rのそれ
ぞれのスクリーン34の略全体に渡って風景、すなわち
背景画像が形成される。また、スクリーン34の一部に
は、ひとつの視標36F又は36Nの画像が形成され
る。視標36F,36Nは、スクリーン34の範囲内を
上下左右に移動する。たとえば、符号36Fの位置から
符号36Nの位置へ移動する。
【0057】好ましくは、視標36F,36Nの大きさ
は、LCDパネル30L,30Rが遠距離側にあると
き、すなわち光学的距離が長いときには、符号36Fの
ように小さく、近距離側にあるとき、すなわち光学的距
離が短いときには、符号36Nのように大きくする。こ
れによって、視標36F,36Nの遠近感がより現実的
となる。なお、背景画像は、通常は視標36F,36N
の背後に見えるように形成されるが、背景画像の一部ま
たは全部が視標より前方に見えるように形成されること
も可能である。また、背景の画像は、視標の画像と同じ
ようにピントが合っていても、また、遠近に応じてピン
トがぼけていてもよい。
【0058】次に、図4に示す視力回復装置10のブロ
ック図を参照して、さらに構成を説明する。
【0059】すなわち、ビデオデッキ12は、ヘッドフ
ォン14と、ビデオ信号処理回路40とに接続される。
ビデオ処理回路40は、左右一対のLCD駆動回路44
L,44Rと、CPU42とに接続される。左右一対の
LCD駆動回路44L,44Rは、それぞれ、LCDパ
ネル30L,30Rに接続される。CPU42は、スタ
ートスイッチ46と、モータ駆動回路48と、バックラ
イト制御回路50とに接続される。バックライト制御回
路50は、左右一対のバックライトすなわちランプ22
L,22Rに接続される。さらに、視力回復訓練装置1
0の各部に電源を供給するAC/DCパワーユニット5
2を備える。
【0060】上記構成により、ビデオデッキ12がビデ
オテープ16,18を再生するとき、音声信号がヘッド
フォン14に送られる一方、NTSC方式のビデオ信号
が信号処理回路40に送られる。このビデオ信号には、
2つのLCD画像を表示するための映像信号と各種の制
御信号とが含まれている。
【0061】ビデオ信号処理回路40は、ビデオ信号を
処理して、映像信号から左右の画像信号を分離・合成
し、左右のLCD駆動回路44L,44Rに送る。ま
た、ビデオ信号処理回路40は、ビデオ信号に含まれる
視度信号と、ランプの明るさ信号と、点滅モード信号と
をデジタル化して、同期信号とともに、CPU42に転
送する。
【0062】LCD駆動回路44L,44Rは、信号処
理回路40からの画像信号により、てLCDパネル30
L,30Rを駆動する駆動信号を、LCDパネル30L,
30Rに送る。
【0063】CPU42は、スタートスイッチ46から
の信号によって、装置全体のオン/オフを制御する。ま
た、CPU42は、信号処理回路40からの視度信号に
基づき、LCDパネル30L,30Rの目標位置を算出
して、目標位置情報をモータ駆動回路48に送る。ま
た、CPU42は、信号処理回路40からの明るさ信号
および点滅モード信号に基づき、ランプ22L,22R
の明るさ制御情報をバックライト駆動回路50に送る。
【0064】モータ駆動回路48は、目標位置情報に基
づきモータ49を駆動して、LCDパネル30L,30
Rを前後に移動する。
【0065】バックライト制御回路50は、明るさ制御
情報に基づき、ランプ22L,22Rの明るさを調整す
る。
【0066】上記構成の視力回復訓練装置10は、図5
に示すフローチャートのように、大略、動作する。
【0067】すなわち、ステップ#202において、視
力回復訓練装置10は、スタートスイッチ46がオンに
なるのを待つ。スタートスイッチ46がオンになると、
ステップ#204において、ビデオ信号がビデオデッキ
12から供給されるのを待つ。そして、ビデオ信号が供
給されると、ステップ#206において、ビデオ信号に
含まれる視度信号、明るさ信号、点滅モード信号が、信
号処理回路40を経て、CPU42に入力される。そし
て、ステップ#208において、CPU42は、視度信
号に基づきモータ駆動回路48を介してモータ49を駆
動し、LCDパネル30R,30Lを所定位置に移動す
る。さらに、ステップ#210において、CPU42
は、明るさ信号および点滅モード信号に基づきバックラ
イト制御回路50を介してランプ22R,22Lの明る
さを制御する。
【0068】上記構成の視力装置回復装置10につい
て、さらに詳細に説明する。
【0069】まず、信号処理回路40によるビデオ信号
の処理について、図6〜10に基づき、詳細に説明す
る。
【0070】図6は、ビデオ信号の波形図である。図7
は、画像表示の構成図である。図8は、画像信号の波形
図である。図9は、信号処理回路40の詳細回路図であ
る。図10は、信号処理のタイミング図である。
【0071】図6に示すように、ビデオ信号53の各フ
レーム信号55は、同期信号54によって区分された2
つのフィールド信号56L,56Rを含む。一般のNT
SC方式のビデオ信号では、2つのフィールド信号56
L,56Rは、1つの画像についての2つの飛び越し走
査信号に相当し、2つのフィールド信号56L,56R
で1つの画像を表示する。すなわち、1つのフレーム信
号55で1画像を再現する。
【0072】これに対し、この視力回復訓練装置10に
おいては、各フィールド信号56L,56Rは、左右別
個の2つの画像を表示するために使用される。すなわ
ち、各フレーム信号55に含まれる2つのフィールド信
号56L,56Rのうち、一方のフィールド信号56L
が左側LCDパネル30L用に、他方のフィールド信号
56Rが右側LCDパネル30R用に、それぞれ別個に
使用される。
【0073】具体的には、まず、図6に示したビデオ信
号53から、左右のフィールド信号56L,56Rを分
離する。そして、図8に示すように、左用の画像信号5
7Lは、左のフィールド信号56Lを2回繰り返して1
フィールド信号とすることによって、合成する。同様
に、右用の画像信号57Rは、右のフィールド信号56
Lを2回繰り返して1フィールド信号とすることによっ
て、合成する。
【0074】各フィールド信号56L,56Rには、図
6に示すように、同期信号55から所定の長さの部分
に、制御信号58L,58Rが含まれている。この制御
信号58L,58Rは、図8に示すように、左右の画像
信号57L,57Rにも、それぞれ含まれる。そのた
め、画像信号57L,57Rをそのまま使用して左右の
画像を形成すると、本来の映像でない部分、すなわち制
御信号58L,58Rに相当する部分も表示されること
になる。
【0075】そこで、ビデオ信号53に基づいて形成さ
れる画像は、図7のように表示される。すなわち、LC
D表示枠60L,60Rが画面枠62L,62Rによって
一部が覆われ、制御信号58L,58Rに対応する画像
表示部分64は、画面枠62L,62Rによって隠され
る。したがって、左右の画像信号57L,57Rによっ
てLCD表示枠60L,60R内にそれぞれ表示される
画像のうち、画面枠62L,62R内には、本来の映像
のみが表示される。
【0076】ビデオ信号53を処理する信号処理回路4
0は、図9に示すように構成される。すなわち、信号処
理回路40は、A/D変換器41aと、メモリ41bと、
D/A変換器41cと、スイッチ41dと、タイミング制
御回路41eとを含む。ビデオ信号の入力は、左右の画
像信号系40L,40Rと、タイミング制御系40T
と、制御信号系40Sとに、並列接続される。
【0077】左右の画像信号系40L,40Rにおい
て、スイッチ41dのA接点には、ビデオ信号が直接接
続される。一方、スイッチ41dのB接点には、直列接
続されたA/D変換器41aとメモリ41bとD/A変換
器41cとを介して、ビデオ信号が接続される。左右の
画像信号系40L,40Rスイッチ41dの出力は、LC
D駆動回路44L,44Rに、それぞれ接続される。
【0078】タイミング制御系40Tにおいて、ビデオ
信号は、タイミング制御回路41eに接続される。タイ
ミング制御回路41eの出力端子R1,W1,R2,W2,S
1,SW2は、左右の画像信号系40L,40Rのメモリ
41bの入力端子R1,W1,R2,W2と、スイッチ41dの
入力端子SW1,SW2とに、それぞれ接続される。ま
た、タイミング制御回路41eからの同期信号は、CP
U42(図4参照)に接続される。
【0079】制御信号系40Sにおいて、ビデオ信号は
A/D変換器41aに接続され、A/D変換器41aの出
力は、CPU42(図4参照)に接続される。
【0080】上記構成において、A/D変換器41a
は、ビデオ信号をデジタル化する。メモリ41bは、デ
ジタル化されたデータを記憶する。D/A変換器41c
は、メモリ41bからのデジタルデータをアナログ化す
る。スイッチ41dは、タイミング制御回路41eからの
タイミング信号に基づき、A接点とB接点との間で出力
を切り換える。タイミング制御回路41eは、ビデオ信
号に基づき、メモリ41bと、スイッチ41dと、CPU
42(図4参照)とに、各要素の動作を制御するタイミン
グ信号および同期信号を送る。
【0081】タイミング制御回路41eからのタイミン
グ信号によってスイッチ41dがA接点側にされると
き、ビデオ信号はそのままLCD駆動回路44L,44
Rに出力される。このとき、タイミング制御回路41e
は、メモリ41bのR1またはR2端子をハイにして、ビ
デオ信号をメモリ41bに記憶させる。
【0082】一方、タイミング制御回路41eからのタ
イミング信号によってスイッチ41dがB接点側にされ
るとき、タイミング制御回路41eは、信号メモリ41b
のW1またはW2端子をハイにし、メモリ41bに記憶さ
れた内容を、D/A変換器41cおよびスイッチ41dを
経て、LCD駆動回路44L,44Rに出力させる。
【0083】タイミング制御回路41eにおいて、左画
像信号系40Lすなわち端子SW1,R1,W1についての
タイミング信号と、右画像信号系40Rすなわち端子S
2,R2,W2についてのタイミング信号との制御タイミ
ングは、図10に示したタイミング図のように、逆位相
となっている。
【0084】次に、視力回復訓練装置10の装置本体2
0の内部構成について、図11,12に基づき、詳細に
説明する。
【0085】図11は、装置本体20の分解斜視図であ
る。図12は、装置本体20の内部構成の要部斜視図で
ある。
【0086】図11に示すように、装置本体20は、大
略、上下に分割された上カバー102および下カバー1
04と、上カバー102および下カバー104の内部に
収納される、表示ユニット120、プリント基板11
4、およびACユニット110とを備える。下カバー1
06は、三脚21(図1参照)を取り付けるための三脚座
108を有する。プリント基板114には、表示ユニッ
ト120と、ACユニット110と、ビデオ入力端子1
12とが、接続される。プリント基板114はスイッチ
46を有し、このスイッチ46には、上カバー102の
スイッチ穴102hから外部に突出するスイッチカバー
104が係合する。表示ユニット120は、表示ユニッ
ト台板122に取り付けられた、ランプホルダ130
と、モータユニット140(図12参照)と、LCDホル
ダ150と、レンズホルダ160とを含む。上カバー1
02と下カバー106との間に表示ユニット120が組
み込まれたとき、レンズホルダ160の接眼レンズ32
L,32Rは、装置本体20から外部に露出する。
【0087】表示ユニット120は、図12に示すよう
に構成される。すなわち、大略コ字形状の表示ユニット
台板122の内部に、ランプホルダ130とモータユニ
ット140とLCDホルダ150とが取り付けられると
ともに、表示ユニット台板122の開放側前端125に
は、レンズホルダ160が取り付けられる。
【0088】LCDホルダ150は、表示ユニット台板
122の内部において前後方向平行に取り付けられた2
本のスライド軸151に、摺動自在に取り付けられる。
スライド軸151は、LCDホルダ150の上下方向の
ガタを小さくするために、上下に配置される。LCDホ
ルダ150の上部および下部には、スライド軸151が
挿通されるスライドガイド部153が設けられる。この
スライドガイド部153は十分長く、スライド軸151
に摺接する部分も十分長い。そのため、LCDホルダ1
50の左右のガタは少なくなっている。LCDホルダ1
50は、その内部に収納されたLCDパネル30L,3
0R(図示せず)を、LCD押え板152によって後方か
ら固定している。LCDホルダ150は、その前面に遮
光板28が設けられ、その上部に突起154が設けられ
る。
【0089】表示ユニット台板122の上壁123の下
面には、モータユニット140が取り付けられる。モー
タユニット140の駆動軸142は、スライド軸151
と平行に延在し、かつ、その外周面にねじが形成され
る。このねじは、LCDホルダ150の突起154に係
合する。そして、モータユニット140の駆動軸142
の回転によって、LCDホルダ150はスライド軸15
1に沿って前後に移動する。
【0090】表示ユニット台板122の前端125に
は、接眼レンズ32L,32Rを保持するレンズホルダ
160が固定される。
【0091】ランプホルダ130は、箱形形状であり、
前面に拡散板26を、後面にランプ取り付け板132を
備える。ランプ取り付け板132には、左右一対のラン
プ22L,22Rおよび反射板24L,24Rを備え、取
り付け板132を、矢印133で示すように、後方から
ランプホルダ130に取り付けると、取り付け板132
上のランプ22L,22Rおよび反射板24L,24R
が、ランプホルダ130の内部に収納される。表示ユニ
ット台板122の後壁127には、ランプホルダ取り付
け板124とスイッチ126とが設けられる。ランプホ
ルダ130は、矢印131に示すように、横方向から表
示ユニット台板122の内部に差し込まれると、ランプ
ホルダ取り付け板124に取り付けられる。そして、ス
イッチ126は、後述するようにLCDホルダ150の
初期位置を設定するためのスイッチである。
【0092】次に、視力回復訓練装置10が形成する画
像の制御方法について、図13〜23に基づき、詳しく
説明する。
【0093】図13〜15は、画像表示の制御方法の説
明図である。図16〜17は、訓練目的に応じた制御パ
ターン図である。図19は、画像表示の制御フローチャ
ート図である。図20は、視差を与える画像表示の説明
図である。図21は、輻輳を与える画像表示方法の説明
図である。図22は、輻輳を与える他の画像表示方法の
説明図である。図23は、図22の画像表示方法によっ
て形成される画像の説明図である。
【0094】まず、画像の視度を変える制御方法につい
て、図13(I)に基づき、説明する。図13(I)は、縦軸
に視度を、横軸に時間を表す。
【0095】視度は、LCDパネル30L,30Rによ
って形成される画像の虚像位置と訓練者の眼球2R,2
Lとの間の光学的距離L(単位はメートル)の逆数で定義
される。視度は、虚像位置が眼球2R,2Lより前方の
ときには、光学的距離としては負の値を用い、そうでな
い場合(この場合は像は実像となる)には正の値を用い
て、算出する。つまり、虚像位置が眼球2R,2Lより
前方のときには、視度は− 1/ Lで定義される。視度
の単位はジオプトリーである。ジオプトリーの絶対値が
大きいほど光学的距離Lが短く、ジオプトリーが0のと
きには光学的距離Lは無限遠であり、正のジオプトリー
は遠視に相当する。
【0096】視度は、LCDパネル30L,30Rを前
後に移動して光学的距離Lを変えることによって、たと
えば図13(I)に示す制御パターンのように、変える。
【0097】すなわち、図13(I)は、最初は、LCD
パネル30L,30Rを前後すなわち近遠に大きく移動
し、徐々に変動幅を小さくして、最終的に0ジオプトリ
ーすなわち無限遠とする制御パターンを示している。図
示した制御パターンを、適宜回数繰り返す。
【0098】図示した制御パターンにおいて、視標を近
づける時、すなわち視度を減少させる時の視標移動速度
は相対的に速く、視標を遠ざける時、すなわち視度を増
加させる時の視標移動速度は相対的に遅い。これは、遠
距離から近距離にピントを合わせる速度が、近距離から
遠距離にピントを合わせる速度より速いという人の目の
生理的特性に適合させて、訓練を行なうためである。
【0099】また、0ジオプトリーすなわち無限遠を越
えて、正のジオプトリーすなわち遠視相当位置まで視標
を移動させている。これは、訓練効果を高めるためであ
る。
【0100】上記制御パターンのように視度を変えるこ
とによって、毛様体によるピント調節機能の回復訓練が
実行される。
【0101】次に、視度の変化に対応して、視標の大き
さを変える制御方法について、図13(II)に基づき、説
明する。図13(II)は、縦軸に視標の大きさ、すなわち
視標倍率を、横軸に時間を表す。横軸は、図13(I)と
対応している。視標倍率は、0ジオプトリーすなわち無
限遠のときを1としている。
【0102】視標倍率は、たとえば図13(II)に示す制
御パターンのように、視度に比例して変える。ただし、
無限遠および遠視相当位置では、視標倍率は一定すなわ
ち1とする。すなわち、視度が小さくなるほど、換言す
れば、光学的距離が短くなって視標が訓練者の眼球に近
づくほど、視標は大きくなる。
【0103】したがって、図示した制御パターンで視標
倍率を変えることによって、視標は近くでは大きく、遠
くでは小さく表示されるので、現実感のある視標画像が
形成される。
【0104】次に、視度の変化に対応して、視差を変え
る制御方法について、図13(III)および図20を参照
しながら、説明する。図13(III)は、縦軸に視差の大
きさを、横軸に時間を表す。横軸は、図13(I)と対応
している。図20は、視差を与える画像表示の一例であ
る。
【0105】視差とは、眼球と外界物体との相対的位置
が移動すれば、網膜結像の位置も相対的に変化すること
をいい、物体の遠近判断に重要な要因である。
【0106】視差は、近景表示要素を左右の画像でずら
すことによって与える。たとえば、図20に示した左右
の画像70L,70Rにおいて、近景表示要素、すなわ
ち、手前の川、木、田、家の位置を、左右にずらす。一
方、遠景表示要素、すなわち、山、雲、遠くの家および
木の位置は、ずらさない。
【0107】視差は、たとえば図13(III)に示す制御
パターンのように、視度に対応して変化させる。すなわ
ち、視標が近いほど、視差が大きくなるようし、無限遠
および遠視相当位置では、視差を与えていない。
【0108】上記制御パターンのように視差を変えるこ
とによって、訓練者の見る視標は、より現実感のあるも
のとなる。
【0109】次に、視度の変化に対応して、輻輳を変え
る方法について、図13(IV)および図21〜23を参照
しながら、説明する。図13(IV)は、縦軸に輻輳の大き
さ、すなわち後述する輻輳角θを、横軸に時間を表す。
横軸は、図13(I)に対応している。図21は、輻輳を
与える画像表示方法の説明図である。図22は、輻輳を
与える他の画像表示方法の説明図である。図23は、図
22の画像表示方法によって形成される画像の説明図で
ある。
【0110】輻輳とは、両眼の視線が注視する物体に向
かって集合する機能をいう。たとえば、両眼視できる人
の両眼の中央線上前方に鮮明な小さい物体を置き注視さ
せながら次第に眼に近づけると、両眼球は物体の動きに
つれて内方に向かうような機能をいう。
【0111】輻輳は、図21に示すように、両眼2L,
2Rの視線33L,33Rが内側を向き、交点37に収
束するように、左右の視標38L,38RのLCDパネ
ル30L,30R上の表示位置39L,39Rを互いに内
側にずらすことによって与える。
【0112】両眼の視線33L,33Rが交点37で交
わる角度θを、ここでは輻輳角と呼んでいる。輻輳角θ
は、視標38L,38Rの光学的距離Lと、左右の眼球
2L,2Rの幅Wとにより、θ=tan-1( (W/2)/L )
×2 で表される。たとえば、W=60mm とすると、視
度が−10ジオプトリー、すなわち L=100mm の場
合には、θ=tan-1( (60/2)/100 )×2 = 3
3°である。また、視度が−5ジオプトリー、すなわち
L=200mm の場合には、θ=tan-1( (60/2)/
200 )×2 = 17°となる。
【0113】輻輳は、たとえば図13(IV)に示す制御パ
ターンのように、視度に対応して変化させる。すなわ
ち、視標が近いほど、輻輳角θが大きくなるようにし、
無限遠および遠視相当位置では、輻輳角θは0°とす
る。
【0114】上記のように輻輳を変えることによって、
訓練者の見る視標は、より現実感のあるものとなる。
【0115】輻輳は、上記方法以外によっても、変える
ことができる。そこで、次に、輻輳を変える他の方法に
ついて説明する。
【0116】すなわち、図22(I)のように、接眼レン
ズ32L,32RおよびLCDパネル30L,30Rの光
軸が、左右の視線33L,33Rに一致するように構成
することによって、輻輳を変えることができる。この方
法では、輻輳を変えるには、接眼レンズ32L,32R
およびLCDパネル30L,30Rにより構成される左
右の光学系全体を、視線33L,33Rの方向に合わせ
て、傾ける。
【0117】また、図22(2)に示すように、LCDパ
ネル30L,30Rだけを、矢印35L,35Rで示すよ
うに、互いに内側に移動することによっても、輻輳を与
えることが可能である。
【0118】どちらの方法でも、輻輳を変えるには、L
CDパネル30L,30Rに対する視標38L,38Rの
位置39L,39Rを変えず、LCDパネル30L,30
R全体の位置を変えている。
【0119】上記の2つの方法により表示される左右の
画像70L,70Rは、いずれも、図23に示すように
なる。すなわち、視標の位置39L,39Rは、LCD
パネル30L,30Rに対して一定位置にある。
【0120】次に、画面枠62L,62R(図7参照)内
で視標を移動する制御方法について、図14に基づき、
説明する。図14に示すように、画面枠62L,62R
の横軸をx、縦軸をyとする。図14(I)は、縦軸にx座標
の値を、横軸に時間を表わす。図14(II)は、縦軸にy
座標の値を、横軸に時間を表わす。図14(I)、(II)の
横軸は対応している。
【0121】視標は、たとえば図14に示す制御パター
ンのように、画面枠62L,62Rの中央sから、右上
、左上、右下、左下へと移動させる。
【0122】上記のように視標を移動させることによっ
て、訓練者の視線を視標の移動に追従させ、視線を移動
させることができる。
【0123】そのため、眼球を運動させる外眼筋を訓練
し、また、目のまわりの血行促進を図ることができる。
また、視線が固定されないので、訓練者には刺激が与え
られ、集中力の低下が防止される。
【0124】次に、画像の明るさの制御方法について、
図15に基づき、説明する。図15(I)は、縦軸に視度
を、横軸に時間を表す。図15(II)は、縦軸に画像の明
るさを、横軸に時間を示している。図15(I)、(II)
は、横軸が対応している。
【0125】画像の明るさは、たとえば図15に示すよ
うに、視度を0ジオプトリーすなわち無限遠に固定した
状態で、画像の明るさ、すなわちランプ22L,22R
の明るさを変化させる。視度を0ジオプトリーにするの
は、いわゆる近見反応の影響を受けないようにするため
である。すなわち、近見反応とは、近くを見るときには
瞳孔が小さくなる人の生理的特性をいい、近見反応が起
これば、画像を暗くしても、瞳孔は広がらないので、十
分な虹彩訓練効果が得られないからである。
【0126】上記のように、無限遠とした画像の明るさ
を変化させることによって、訓練者の虹彩に効果的な刺
激を与えることができる。
【0127】以上説明したように、視力回復訓練装置1
0の画像は、視度、視標の大きさ、視差、輻輳、視標の
移動、画像の明るさについて、所定の制御パターンで形
成される。この装置10を実際に使用する際には、訓練
目的に応じてこれらの各制御要素を適宜組み合わせた制
御パターンで、画像を形成することが好ましい。
【0128】すなわち、症状、年令などに応じて、たと
えば図16〜18のような制御パターンで、画像を形成
する。図16は、若年者の仮性近視の回復訓練の場合の
制御パターンを示す。図17は、中高年者の老眼の回復
訓練の場合の制御パターンを示す。図17は、一般の近
視または遠視の回復訓練の場合の制御パターンを示す。
図16〜18において、(I)は視度すなわちLCDパネ
ル30L,30Rの前後移動の制御パターンを、(II)は
視標のx座標すなわち左右方向移動の制御パターンを、
(III)は視標のy座標すなわち上下方向移動の制御パター
ンを、それぞれ示している。
【0129】たとえば、仮性近視や老眼の回復訓練の場
合は、主として水晶体の屈折力の調節がうまく働かない
ことが原因であるので、遠近のピント調節すなわち毛様
体の運動を中心に訓練する。したがって、図16,17
に示すように、視度の訓練に重点を置き、視標の移動は
小さくする。
【0130】また、中高年者は、若年者に比べて、毛様
体の調節能力が低下している。そのため、図17に示す
中高年者の老眼の回復訓練の場合には、図16に示した
若年者の仮性近視の回復訓練の場合に比べ、視度の変化
はゆっくり行なう。
【0131】一方、近視または遠視の回復訓練の場合に
は、目のまわりの筋肉と毛様体とを、まんべんなく動か
すことが効果的である。したがって、図18に示す制御
パターンのように、視度を変化させるとともに、視標を
大きく移動させる。
【0132】画像を形成する制御パターンは、予めビデ
オテープ16,18に記録されている。すなわち、上述
のように、ビデオ信号53に含まれる画像信号によっ
て、LCDパネル30L,30R上に動画が形成され、
視差と、輻輳と、視標の大きさおよび移動とが、制御さ
れる。一方、ビデオ信号53に含まれる制御信号58
L,58Rによって、LCDパネル30L,30Rの前後
位置すなわち視度と、ランプ22L,22Rの明るさす
なわち画像の明るさが制御される。
【0133】ビデオテープ16,18は、症状、年令な
どに応じて準備しておき、適当なビデオテープ16,1
8を選択して再生することによって、適宜、適切な訓練
内容となるように制御された画像を提供する。
【0134】次に、視度と画像の明るさとの制御手順
を、図19に示すフローチャートにしたがって、説明す
る。
【0135】すなわち、ステップ#252において、C
PU42は、モータ駆動回路48を介してモータ49を
駆動し、LCDパネル30L,30Rをスイッチ126
が入る位置まで戻し、初期位置にリセットする。そし
て、ステップ#254において、CPU42は、バック
ライト制御回路50を介してランプ22L,22Rを点
灯する。そして、ステップ#256において、CPU4
2は、信号処理回路40からの視度信号を読み取り、ス
テップ#258において、視度信号を目標位置パルス数
に換算する。
【0136】ステップ#260において、LCDパネル
30L,30Rの現在の位置パルス数が目標位置パルス
数と一致しているか否かを判断する。
【0137】一致していなければ、ステップ#264に
おいて、現在の位置パルス数と目標位置パルス数との大
小を比較する。
【0138】現在位置パルス数が目標位置パルス数より
小さいときには、ステップ#266において、モータ4
9を正方向へ駆動し、LCDパネル30L,30Rを前
方に移動する。そして、ステップ#268において、現
在位置パスル数を増加させる。
【0139】一方、現在の位置パスル数が目標位置パル
ス数より大きいときには、ステップ#270において、
モータ49を負方向へ駆動し、LCDパネル30L,3
0Rを後方に移動する。そして、ステップ#272にお
いて、現在位置パルス数を減少させる。
【0140】現在位置パスル数と目標位置パスル数とが
一致すれば、ステップ#262において、CPU42は
モータ49を停止する。
【0141】現在位置パスル数および目標位置パスル数
に応じて、ステップ#260〜272の所定ステップを
実行した後、ステップ#274において、CPU42
は、信号処理回路40からのランプ明るさ信号および点
滅モード信号を読み込み、ランプ22L,22Rの明る
さを、バックライト制御回路50を介して制御する。
【0142】そして、ステップ#276において、点滅
モードであるか否かを判断する。点滅モードとは、図1
5のように照度を変化させて、虹彩に刺激を与えるモー
ドである。
【0143】点滅モードでなければ、ステップ#256
に戻る。
【0144】一方、点滅モードであれば、ステップ#2
78において、目標位置パスル数を、視度が0ジオプト
リーとなる位置に対応するパスル数に設定する。そし
て、ステップ#280において、デューティ比を切り換
え、ステップ#260に戻る。
【0145】上記構成において、点滅モードでは、必ず
画像は無限遠に形成される。したがって、虹彩の効果的
な運動を、誤りなく行なわせることができる。
【0146】以上説明した第1実施例の構成において、
背景および視標38L,38Rの表示内容に関連性を持
たせ、視標38L,38Rが特定のキャラクターを持つ
ようにし、変化をつけて視標38L,38Rを3次元的
に移動させることによって、たとえば、背景に対する視
標38L,38Rの動きに、現実感、物語性、意外性な
どを与え、訓練者の興味を持続的に引きつけるようにす
ることができる。
【0147】したがって、第1実施例に係る視力回復訓
練装置10は、訓練者が飽きずに画像を見ることができ
るようにして、訓練効果を高めることができる。
【0148】次に、訓練達成度合を判定、表示する手段
をさらに備える第2実施例について、図24〜26を参
照しながら、説明する。図24は要部構成図、図25は
ブロック図、図26はフローチャート図である。第2実
施例の構成は、基本的には、第1実施例と同じであるの
で、以下には、相異点のみ、説明する。
【0149】まず、構成を説明する。
【0150】すなわち、装置本体20内の表示ユニット
120は、第1実施例と異なり、図24に示すように、
左右一対のLCDパネル30L,30Rと接眼レンズ3
2L,32Rとの間に、ハーフミラー90L,90Rをそ
れぞれ備え、このハーフミラー90L,90Rによる反
射像を撮像できるように、一対のCCDカメラ90L,
90Rを備える。
【0151】左右のCCDカメラ90L,90Rは、図
25のブロック図に示すように、画像処理回路94に接
続される。画像処理回路94は、制御マイコン96に接
続される。制御マイコン96には、信号処理回路40か
らの視度位置情報も入力される。制御マイコン96は、
点数表示手段98に接続される。
【0152】次に、上記構成における動作を説明する。
【0153】すなわち、CCDカメラ90L,90Rは
眼球2L,2Rを撮像し、映像信号は画像処理回路94
に送られる。画像処理回路94は、映像信号に基づき、
眼球2L,2Rの瞳孔位置を検出する。検出された瞳孔
位置の情報、すなわち瞳孔位置情報は、制御マイコン9
6に送られる。
【0154】制御マイコン96は、瞳孔位置情報から注
視方向を算出する。そして、信号処理回路40からの視
標位置情報に基づき、視標に対する注視方向のずれ量を
算出する。そして、このずれ量が所定範囲内であるか否
かによって、注視方向の良否を判定する。すなわち、眼
球2L,2Rが視標38L,38Rの移動に追従できたと
き、注視方向は良状態であると判定される。
【0155】この判定は所定回数繰り返し、良判定され
た回数をカウントする。カウント値は、表示手段98に
送られる。表示手段98は、送られたカウント値を表示
する。たとえば、上記判定回数は1000回とし、良判
定された回数の下1桁を小数点以下としてカウント値を
表示することによって、良判定の割合を100点満点で
表示することができる。
【0156】次に、上記動作の手順を、図26に示すフ
ローチャート図にしたがって、さらに説明する。
【0157】すなわち、ステップ#302において、カ
ウント値Nを0とする。そしてステップ#304におい
て、制御マイコン96は、画像処理回路94からの瞳孔
位置情報と、信号処理回路40からの視標位置情報とに
より、注視方向のずれ量が所定範囲内であるか否かによ
って、注視方向の良否を判定する。良判定であれば、ス
テップ#306において、カウント値Nを1だけ増す。
良判定でなければ、カウント値Nを変更することなく、
次のステップ#308に進む。
【0158】ステップ#308において、全体の訓練時
間の1/1000の長さの時間の間、待機する。これに
よって、全体の訓練時間中に、瞳孔位置は、一定時間毎
に、1000回サンプリングされる。そして、ステップ
#310において、訓練が完了したか否か、すなわち1
000回に達したか否かを判断する。完了していなけれ
ば、ステップ#304に戻る。一方、訓練が完了すれ
ば、ステップ#312において、制御マイコン96は、
カウント値Nを表示手段98に表示させる。
【0159】上記構成により、訓練者が視標38L,3
8Rに追従できたか否かを判定できる。さらに、視力回
復訓練の達成度を、訓練終了と同時に評価できる。
【0160】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【0161】たとえば、視標38L,38Rの光学的距
離を変えるために、LCDパネル30L,30Rを本体
20に対して固定し、接眼レンズ32L,32Rを移動
するようにしても、あるいは、LCDパネル30L,3
0Rと接眼レンズ32L,32Rとの両方を移動するよ
うにしても、さらには、接眼レンズ32L,32Rの光
学的特性、たとえば焦点距離を変えるようにしてもよ
い。画像の明るさを変えるために、視標38L,38R
と眼球2L,2Rとの間に、適当なフィルタを配置して
もよい。また、レーザディスク、CD、VDなど他の記
録媒体によって動画および制御信号が提供されてもよ
い。あるいは、コンピュータによって必要に応じて随
時、画像および音声が生成されるようにしてもよい。ま
た、表示される画像の内容や制御パターンなどは、任意
に構成できる。さらに、この装置は、視力回復のみなら
ず、動体視力向上などの他の目的に用いることも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る視力回復訓練装置
の全体構成図である。
【図2】 図1の視力回復訓練装置の画像表示の原理図
である。
【図3】 図1の視力回復訓練装置の画像の表示例であ
る。
【図4】 図1の視力回復訓練装置のブロック図であ
る。
【図5】 図1の視力回復訓練装置の制御シーケンスの
フローチャート図である。
【図6】 図1の視力回復訓練装置のビデオ信号の波形
図である。
【図7】 図1の視力回復訓練装置の画像表示の構成図
である。
【図8】 図1の視力回復訓練装置の画像信号の波形図
である。
【図9】 図1の視力回復訓練装置の信号処理回路の詳
細回路図である。
【図10】 信号処理のタイミング図である。
【図11】 図1の視力回復訓練装置本体の分解斜視図
である。
【図12】 図11の要部斜視図である。
【図13】 画像表示の制御方法の説明図である。
【図14】 画像表示の制御方法の説明図である。
【図15】 画像表示の制御方法の説明図である。
【図16】 仮性近視の場合の画像の制御パターン図で
ある。
【図17】 老眼の場合の画像の制御パターン図であ
る。
【図18】 近視または遠眼の場合の制御パターン図で
ある。
【図19】 画像表示の制御フローチャート図である。
【図20】 視差を与える画像表示方法の説明図であ
る。
【図21】 輻輳を与える画像表示方法の説明図であ
る。
【図22】 輻輳を与える他の画像表示方法の説明図で
ある。
【図23】 図22の方法によって形成される画像の説
明図である。
【図24】 本発明の他の実施例の要部構成図である。
【図25】 本発明の他の実施例のブロック構成図であ
る。
【図26】 本発明の他の実施例のフローチャート図で
ある。
【符号の説明】
2L,2R 眼球 10 視力回復訓練装置 12 ビデオデッキ(外部記憶再生手段) 12a ビデオテープ挿入部 12b ビデオテープ再生部 14 ヘッドフォン(音声供給手段) 16 ビデオテープ(移動速度変化手段、外部記憶手段) 18 ビデオテープ(移動速度変化手段、外部記憶手段) 20 装置本体 21 三脚 22L,22R ランプ 24L,24R 反射板 26L,26R 拡散板 28 遮光板 30L,30R LCDパネル(視標表示手段、背景表示
手段、共通画面) 31 矢印 32L,32R 接眼レンズ(接眼光学系) 33L,33R 視線 34 画像 35L,35R 矢印 36F,36N 視標 37 交点 38L,38R 視標 39L,39R 視標位置 40 信号処理回路 40L 左画像信号系 40R 右画像信号系 40T タイミング制御系 40S 制御信号系 41a A/D変換器 41b メモリ 41c D/A変換器 41d 切り換えスイッチ 41e タイミング制御回路 42 CPU 44L,44R LCD駆動回路 46 スタートスイッチ 48 モータ駆動回路 49 モータ 50 バックライト制御回路 52 パワーユニット 53 ビデオ信号 54 同期信号 55 フレーム信号 56L,56R フィールド信号 57L,57R LCD駆動信号 58L,58R 制御信号(動作制御信号) 60L,60R LCD表示枠 62L,62R 画面枠 64 表示隠蔽部 70L,70R 画像 90L,90R CCDカメラ 92L,92R ハーフミラー 94 画像処理回路 96 制御マイコン 98 点数表示部 102 上カバー 103 スイッチ穴 104 スイッチカバー 106 下カバー 108 三脚座 110 ACユニット 112 ビデオ入力端子 114 プリント基板 120 表示ユニット 122 表示ユニット台板 123 上壁 124 ランプホルダ取り付け板 125 前端 126 スイッチ 127 後壁 130 ランプホルダ 132 矢印 133 ランプ取り付け板 134 矢印 140 モータユニット(第1視標移動手段、共通画面
移動手段) 142 駆動軸 150 LCDホルダ 151 スライド軸 152 LCD押え板 153 スライドガイド部 154 突起 160 レンズホルダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀本 光昭 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 木村 和夫 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 石橋 賢司 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 神谷 誠 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 谷尻 靖 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 杉原 康正 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視標(38L,38R)と背景とを含む画
    像(70L,70R)を接眼光学系(32R,32L)を通し
    て見ることによって、視力回復訓練を行なうことができ
    るようにした視力回復訓練装置(10)において、 上記視標(38L,38R)を表示する視標表示手段(30
    L,30R)と、 上記背景を表示する背景表示手段(30L,30R)と、 上記視標(38L,38R)と該視標(38L,38R)を注
    視する眼球(2L,2R)との間の光学的距離(L)を、接
    眼光学系(32R,32L)の光軸方向に略沿って遠距離
    又は近距離に光学的に変化させる第1視標移動手段(1
    40)と、 上記視標(38L,38R)を接眼光学系(32R,32L)
    の光軸方向に対して略直角方向に上下左右に移動させる
    第2視標移動手段とを、備えることを特徴とする、視力
    回復訓練装置。
  2. 【請求項2】 視標(38L,38R)と背景とを含む画
    像(70L,70R)を接眼光学系(32R,32L)を通し
    て見ることによって、視力回復訓練を行なうことができ
    るようにした視力回復訓練装置(10)において、 上記視標(38L,38R)を表示する視標表示手段(30
    L,30R)と、 上記背景を表示する背景表示手段(30L,30R)と、 上記視標(38L,38R)と該視標(38L,38R)を注
    視する眼球(2L,2R)との間の光学的距離(L)を、接
    眼光学系(32R,32L)の光軸方向に略沿って遠距離
    又は近距離に光学的に変化させる第1視標移動手段(1
    40)とを、備えることを特徴とする、視力回復訓練装
    置。
  3. 【請求項3】 上記視標表示手段(30L,30R)およ
    び上記背景表示手段(30L,30R)は共通画面(30
    L,30R)を有し、該共通画面(30L,30R)に上記
    視標(38L,38R)と上記背景とが映し出されること
    を特徴とする、請求項1又は2記載の視力回復訓練装
    置。
  4. 【請求項4】 上記共通画面(30L,30R)は、LC
    Dパネル(30L,30R)であることを特徴とする、請
    求項3記載の視力回復訓練装置。
  5. 【請求項5】 上記第1視標移動手段(140)は、上記
    共通画面(30L,30R)を上記光軸方向に略沿って移
    動させる共通画面移動手段(140)を備えることを特徴
    とする、請求項3又は4記載の視力回復訓練装置。
  6. 【請求項6】 上記視標表示手段(30L,30R)およ
    び上記背景表示手段(30L,30R)は、左右別個に上
    記視標(38L,38R)および上記背景を表示し、上記
    光学的距離(L)の変化に応じて、少なくとも、視差、輻
    輳、上記視標の大きさのいずれかを変化させることを特
    徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の視力回復訓
    練装置。
  7. 【請求項7】 上記第1視標移動手段(140)およびま
    たは上記第2視標移動手段は、上記視標(38L,38
    R)の移動速度を変化させる視標移動速度変化手段(1
    6,18)をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜
    6のいずれかに記載の視力回復訓練装置。
  8. 【請求項8】 上記視標移動速度変化手段は、上記第1
    視標移動手段が上記光学的距離(L)を近距離から遠距離
    に変化させる時の上記視標(38L,38R)の移動速度
    を、上記第1視標移動手段(140)が上記光学的距離
    (L)を遠距離から近距離に変化させる時の上記視標(3
    8L,38R)の移動速度より遅くすることを特徴とす
    る、請求項7記載の視力回復訓練装置。
  9. 【請求項9】 上記視標表示手段(30L,30R)が表
    示する上記視標(38L,38R)の画像と、上記背景表
    示手段(30L,30R)が表示する上記背景の画像と、
    上記第2視標移動手段を動作させる動作パターンの少な
    くとも1つを、動画として記憶する一方、上記第1視標
    移動手段(140)を動作させる動作パターンを動作制御
    信号(58L,58R)として記憶する外部記憶手段(1
    6,18)と、 該外部記憶手段(16,18)に記憶された上記動画およ
    び上記動作制御信号(58L,58R)を再生する外部記
    憶再生手段(12)とを、さらに備えることを特徴とす
    る、請求項1、3〜8のいずれかに記載の視力回復訓練
    装置。
  10. 【請求項10】 上記視標表示手段(30L,30R)が
    表示する上記視標(38L,38R)の画像と、上記背景
    表示手段(30L,30R)が表示する上記背景の画像の
    少なくとも1つを、動画として記憶する一方、上記第1
    視標移動手段(140)を動作させる動作パターンを動作制
    御信号(58L,58R)として記憶する外部記憶手段(1
    6,18)と、 該外部記憶手段(16,18)に記憶された上記動画およ
    び上記動作制御信号を再生する外部記憶再生手段(12)
    とを、さらに備えることを特徴とする、請求項2〜8の
    いずれかに記載の視力回復訓練装置。
  11. 【請求項11】 上記外部記憶手段(16,18)は、さ
    らに音声を記憶しており、 上記外部記憶再生手段(12)により再生された上記音声
    を訓練者に供給する音声供給手段(14)をさらに備える
    ことを特徴とする、請求項9又は10記載の視力回復訓
    練装置。
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