JPH08257275A - パターン縫いミシン - Google Patents

パターン縫いミシン

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JPH08257275A
JPH08257275A JP8883395A JP8883395A JPH08257275A JP H08257275 A JPH08257275 A JP H08257275A JP 8883395 A JP8883395 A JP 8883395A JP 8883395 A JP8883395 A JP 8883395A JP H08257275 A JPH08257275 A JP H08257275A
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JP
Japan
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needle
work cloth
sewing machine
intermittent presser
presser foot
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Application number
JP8883395A
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English (en)
Inventor
Shiro Oya
司朗 大矢
Hiroyuki Mitsui
裕之 三井
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成によりパーフェクトステッチ領域
を大幅に拡大し得るパターン縫いミシンを提供する。 【構成】 本発明のパターン縫いミシンにおいては、針
板の針穴を通過して上下動する針9と、糸輪捕捉器と、
加工布Wを保持する加工布保持手段と、その加工布保持
手段によって保持された加工布Wを針板に間欠的に押え
且つ針9の上下動を許す針穴が形成された間欠押え足2
7を有する間欠押え機構とを備えたパターン縫いミシン
において、間欠押え機構の間欠押え足27の下端部に、
針9の下降時にその目孔9aと間欠押え足の針穴とを通
過して加工布Wの縫目へ延びる上糸をヒッチステッチの
形成を防止する側へ案内するため、間欠押え足27の下
端面に開放状の上糸案内用切欠き部28を設けたので、
上糸案内用切欠き部28で以て上糸をヒッチステッチの
形成を防止する側へ案内して、ヒッチステッチの発生を
防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パターン縫いミシンに
関し、特にヒッチステッチを防止する為に間欠押え足の
構造を改善したものに関する。
【0002】
【従来の技術】パターン縫いミシンは、加工布を平面上
の任意方向へ移動駆動しつつ、加工布に種々のパターン
を縫製する為のミシンである。このパターン縫いミシン
は、一般に、加工布支持面を構成する針板の針穴を通過
して上下動する針と、その針を支持する針棒を昇降駆動
する針棒駆動機構と、上糸を緩めたり引き上げたりする
天秤と、天秤を上下に揺動駆動する天秤駆動機構と、針
と協働して本縫縫目を形成するため針板の下側に配設さ
れた糸輪捕捉器としての半回転釜と、この半回転釜の中
釜を約半回転ずつ往復回転駆動する釜駆動機構、加工布
支持面上において加工布が針の上下動通路を横切って移
動するように加工布を保持する加工布保持機構と、その
加工布保持機構によって保持された加工布を針板に間欠
的に押え且つ針の上下動を許す針穴が形成された間欠押
え足を有する間欠押え機構等を有する。前記加工布保持
機構は、X軸駆動機構とY軸駆動機構とを含み、加工布
をX軸方向とY軸方向の2方向へ夫々自由に移動駆動で
きるようになっている。
【0003】一方、半回転釜を装備したミシンにより本
縫縫目を形成する際に、正常な縫目のパーフェクトステ
ッチと、異常な縫目のヒッチステッチとが形成される。
例えば、前進縫いを例として、図10、図11を参照し
て説明すると、図10に示すように、上糸111に対し
て針100が右側に落ちるとパーフェクトステッチとな
り、図11に示すように、上糸111に対して針100
が左側に落ちるとヒッチステッチとなる。ヒッチステッ
チでは、上糸111と下糸146とで形成される縫目の
表面側または裏面側に上糸の捩れ個所が発生し、加工布
Wに形成される縫目の品質が低下するので好ましくな
い。前記ヒッチステッチの発生は、運針方向(加工布の
縫目に対して相対的に縫針が進行する方向)と関連があ
り、運針方向によってヒッチステッチが発生したり発生
しなかったりし、また、ヒッチステッチが発生する運針
方向は、半回転釜の型式と関連している。
【0004】前記半回転釜は、通常、平面視にて針に対
してミシンアーム部と同じ側に配設され、その剣先は上
糸捕捉時に作業者側からの正面視にて時計回り方向へ駆
動される(これを、通常型半回転釜とする)。図12に
示すように、通常型半回転釜140を装備したパターン
縫いミシンでは、広範囲の運針方向に亙ってヒッチステ
ッチが発生する。尚、図12は、通常型半回転釜140
を装備したパターン縫いミシンにより、運針方向を種々
変化させてヒッチステッチの発生状態を実験的に調査し
た結果を示すものである。
【0005】前記通常型半回転釜140と異なる型式の
半回転釜として、平面視にて針に対してミシンアーム部
と反対側に配設され且つその剣先が上糸捕捉時に作業者
側からの正面視にて反時計回り方向に駆動される逆剣先
逆回転型半回転釜も実用化されており、図13に示すよ
うに、逆剣先逆回転型半回転釜150を装備したパター
ン縫いミシンでは、ヒッチステッチが発生しにくくな
り、パーフェクトステッチ発生領域が図12の場合より
も格段に改善されている。尚、図13は、逆剣先逆回転
型半回転釜150を装備したパターン縫いミシンによ
り、運針方向を種々変化させてヒッチステッチの発生状
態を実験的に調査した結果である。
【0006】一方、ヒッチステッチの発生を防止するそ
の他の対策として、針を針棒に取付ける方向を平面視に
て約45度時計回り方向へ傾ける(目孔の方向を約45
度傾ける)技術が公知である。また、図14に示す通常
の針100の構造に改善を付加し、図15に示すよう
に、針101の目孔102から出た上糸を作業者側から
視て左側へ案内する溝103を形成したCR型針101
も公知である。尚、両図において、矢印Pは運針方向、
矢印Qは加工布を送る布送り方向を示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、従来の
パターン縫いミシンであって通常型半回転釜を装備した
パターン縫いミシンでは、ヒッチステッチ発生領域が広
い、つまり、広い範囲の運針方向においてヒッチステッ
チが発生するため、パターン縫いの縫製品質を高めるこ
とが難しい。そこで、前記逆剣先逆回転型半回転釜を適
用する場合には、ヒッチステッチ発生領域を約1/3程
度まで狭めることができるけれども、図12から判るよ
うに、ヒッチステッチ解消の為の根本的な対策とはなり
得ない。
【0008】一方、ヒッチステッチの発生を少なくする
為に、針を約45度時計回り方向へ傾ける技術では、縫
目が飛ぶ目飛びが発生し易くなるし、また、前記CR型
針によれば、ヒッチステッチの発生領域を減らすことが
できるが、十分な対策とはなり得ない。本発明の目的
は、簡単な構成によりパーフェクトステッチ領域を大幅
に拡大し得るようなパターン縫いミシンを提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のパターン縫い
ミシンは、加工布支持面を構成する針板の針穴を通過し
て上下動する針と、その針と協働して本縫縫目を形成す
るため針板の下側に配設された糸輪捕捉器と、前記加工
布支持面上において加工布が針の上下動通路を横切って
移動するように加工布を保持する加工布保持手段と、そ
の加工布保持手段によって保持された加工布を針板に間
欠的に押え且つ針の上下動を許す針穴が形成された間欠
押え足を有する間欠押え機構とを備えたパターン縫いミ
シンにおいて、前記間欠押え機構の間欠押え足の下端部
に、前記針の下降時にその目孔と間欠押え足の針穴とを
通過して加工布の縫目へ延びる上糸をヒッチステッチの
形成を防止する側へ案内するため、間欠押え足の下端面
に開放状の上糸案内用切欠き部を設けたものである。
【0010】請求項2のパターン縫いミシンは、請求項
1の発明において、前記糸輪捕捉器は、半回転釜タイプ
であって平面視にて針に対してミシンアーム部と反対側
に配設され且つその剣先が上糸捕捉時に作業者側からの
正面視にて時計回り方向に駆動される逆剣先型の半回転
する中釜を含み、前記上糸案内用切欠き部が、間欠押え
足の下端部のうちの左半部の一部に設けられたものであ
る。
【0011】請求項3のパターン縫いミシンは、請求項
2の発明において、上糸案内用切欠き部が、間欠押え足
の下端部のうちの後半部の一部に設けられたものであ
る。請求項4のパターン縫いミシンは、請求項1〜請求
項3の何れか1項の発明において、前記上糸案内用切欠
き部がほぼ山形形状に形成されたものである。
【0012】
【作用】請求項1のパターン縫いミシンにおいては、加
工布支持面を構成する針板の針穴を通過して上下動する
針と、その針と協働して本縫縫目を形成するため針板の
下側に配設された糸輪捕捉器と、前記加工布支持面上に
おいて加工布が針の上下動通路を横切って移動するよう
に加工布を保持する加工布保持手段と、その加工布保持
手段によって保持された加工布を針板に間欠的に押え且
つ針の上下動を許す針穴が形成された間欠押え足を有す
る間欠押え機構とが設けられている。前記間欠押え機構
の間欠押え足の下端部に、針の下降時にその目孔と間欠
押え足の針穴とを通過して加工布の縫目へ延びる上糸を
ヒッチステッチの形成を防止する側へ案内するため、間
欠押え足の下端面に開放状の上糸案内用切欠き部を設け
たので、上糸案内用切欠き部で上糸をヒッチステッチの
形成を防止する側へ案内して、ヒッチステッチの発生を
防止することができる。
【0013】請求項2のパターン縫いミシンにおいて
は、請求項1と同様の作用を奏するが、糸輪捕捉器は、
半回転釜タイプであって平面視にて針に対してミシンア
ーム部と反対側に配設され且つその剣先が上糸捕捉時に
作業者側からの正面視にて時計回り方向に駆動される逆
剣先型の半回転する中釜を含み、上糸案内用切欠き部
が、間欠押え足の下端部のうちの左半部の一部に設けら
れている。この型式の半回転釜からなる糸輪捕捉器を適
用することにより、図8に示すように、ヒッチステッチ
発生領域を大幅に狭めることができる。そして、上糸案
内用切欠き部を間欠押え足の下端部のうちの左半部の一
部に設けるため、ヒッチステッチが発生し易い運針方向
へ縫製する際でも、上糸の右側に針が落ち易くなるた
め、図9に示すように、ヒッチステッチが殆ど発生しな
くなる。
【0014】請求項3のパターン縫いミシンにおいて
は、請求項2と同様の作用を奏するが、上糸案内用切欠
き部が、間欠押え足の下端部のうちの後半部の一部に設
けられたため、ヒッチステッチが発生し易い運針方向へ
縫製する際でも、上糸の右側に確実に針が落ちるため、
ヒッチステッチが殆ど発生しなくなる。
【0015】請求項4のパターン縫いミシンにおいて
は、請求項1〜請求項3の何れか1項と同様の作用を奏
するが、前記上糸案内用切欠き部がほぼ山形形状に形成
されているため、上糸案内用切欠き部に対する上糸の係
合と係合解除とが円滑化し、上糸案内用切欠き部の案内
作用を確保することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。本実施例に係るパターン縫いミシンは、
一般的なパターン縫いミシンと同様に、X軸駆動機構と
Y軸駆動機構とを含む加工布保持機構を介して加工布を
任意方向に移動駆動しつつ、加工布に種々のパターンを
縫製する為のミシンである。図1に示すように、このパ
ターン縫いミシン1においては、ベッド部2と脚柱部3
とアーム部4のフレームを構成する本体フレームが設け
られ、ベッド部2内にはミシンモータで駆動される下軸
が配設され、アーム部4内にはミシンモータで駆動され
る上軸5が配設されている。
【0017】このパターン縫いミシン1には、加工布支
持面6を構成する針板7の針穴8を通過して上下動する
針9と、この針9を支持する針棒10と、この針棒10
を昇降駆動する針棒駆動機構、上糸11を緩めたり引き
締めたりする天秤12と、この天秤12を昇降駆動する
天秤駆動機構と、加工布支持面6上において加工布Wが
針9の上下動通路を横切って移動するように加工布Wを
保持する加工布保持機構30と、この加工布保持機構3
0で保持された加工布Wを針板7に間欠的に押え且つ針
9の上下動を許す針穴27aが形成された円筒状の間欠
押え足27を有する間欠押え機構20と、針9と協働し
て本縫縫目を形成するため針板7の下側に配設された糸
輪捕捉器としての逆剣先型半回転釜40と、針9の上下
動と同期させて半回転釜40の中釜42を半回転ずつ往
復回転駆動する釜駆動機構等が設けられている。
【0018】針棒駆動機構は、上軸5により針棒クラン
ク13を介して針棒10を昇降駆動するように構成さ
れ、天秤駆動機構は、上軸5により針棒クランク13と
リンク14とを介して天秤12を昇降駆動するように構
成され、間欠押え機構40は、上軸5の回転駆動力によ
り往復揺動駆動される揺動アーム21によりリンク22
とL形揺動リンク23(支軸24に回動自在に枢着され
ている)を介して押え棒25を間欠的に昇降駆動し、間
欠押え足部材26を間欠的に昇降駆動するように構成し
てある。
【0019】前記押え棒25の下端部には押え足部材2
6が取付けられ、この押え足部材26の下端部に円筒状
の間欠押え足27が一体形成され、この間欠押え足27
は、針棒10と同期して昇降駆動され、針9が加工布W
に刺挿している間だけ、加工布Wを針板7に押えるよう
に構成してある。尚、天秤運動軌跡と、針棒運動軌跡
と、間欠押え足運動軌跡と、加工布Wの送りを停止する
送り停止期間等は、図7に通りである。
【0020】次に、加工布保持機構30について説明す
る。図2に示すように、加工布保持枠31は、ベース枠
32と押え枠33との間に加工布Wの外周部分を挟んで
加工布Wを保持するものであり、この加工布保持枠31
は、ベッド部2の上面を含む平面上に配設され、この加
工布保持枠31を上軸と平行なY軸方向へパルスモータ
で駆動するY軸駆動機構と、加工布保持枠31をY軸と
直交するX軸方向へパルスモータで駆動するX軸駆動機
構とを含む枠駆動機構により、加工布保持枠31はX軸
方向とY軸方向とに夫々独立に且つ高精度に移動駆動さ
れるように構成してある。
【0021】次に、前記逆剣先型半回転釜40(以下、
半回転釜という)と釜駆動機構について説明する。図1
〜図4に示すように、この半回転釜40は、針板7の下
側に平面視にて針9に対してアーム部4と反対側に配設
されており、周知の通常型半回転釜とほぼミラー対称の
構造のものであるので簡単に説明する。この半回転釜4
0は、ベッド部2のフレームに固定された大釜41と、
この大釜41の内部に回転自在に収容された中釜42
と、この中釜42を針棒10の上下動に同期して半回転
ずつ往復回転駆動するドライバー43であって下軸47
により駆動されるドライバー43と、中釜42内に着脱
自在に装着されたボビンケース44であって下糸ボビン
45を収容したボビンケース44等で構成されている。
【0022】前記中釜42は、ドライバー43で図2に
示す正面視において時計回り方向へ駆動される際に、中
釜42の剣先42aが針9の目孔9aの付近の糸輪を捕
捉し、剣先42aが半回転する間にボビンケース44が
糸輪に挿入状態となり、その後剣先42aから離れた上
糸11が天秤12により取上げられる際に、ボビンケー
ス44が糸輪をくぐり抜けて上糸11と下糸とが交絡す
ることになる。
【0023】次に、間欠押え機構20の間欠押え足27
の構造について説明する。図5、図6に示すように、間
欠押え機構20の間欠押え足27は、立て向き円筒状に
形成され、間欠押え足27には、針9の上下動を許す針
穴27aが形成されている。その間欠押え足27の下端
部に、針9の下降時にその目孔9aと間欠押え足27の
針穴27aとを通過して加工布Wの縫目11aへ延びる
上糸11をヒッチステッチの形成を防止する側へ案内す
るため、間欠押え足27の下端面に開放状のほぼ山形形
状の上糸案内用切欠き部28が設けられている。
【0024】図5は、前進縫いの場合における平面図で
あり、この図5に示すように、前記上糸案内用切欠き部
28は、間欠押え足27の下端部のうちの左半部の後半
部に設けられており、間欠押え足27の下端面における
上糸案内用切欠き部28の範囲は約80度円弧の範囲で
あり、上糸案内用切欠き部28の外形端面は、外側程上
側へ傾斜したテーパー面状に形成されている。尚、上糸
案内用切欠き部28の深さは、約0.5 〜1.5 mm程度で
十分である。
【0025】次に、以上説明したパターン縫いミシン1
の作用について説明する。加工布保持枠31に加工布W
を装着し、その加工布保持枠31を枠駆動機構によりX
軸方向とY軸方向とに夫々独立に移動駆動しつつ、加工
布Wに種々のパターンの縫製を行うことになるが、これ
らについては通常のパターン縫いミシンと同様であるの
で、これ以上の説明は省略する。本願のパターン縫いミ
シン1は、前記逆剣先型半回転釜40と、間欠押え足に
形成した上糸案内用切欠き部28において特有のもであ
るので、これらの作用について詳細に説明する。
【0026】図8は、上糸案内用切欠き部28を形成し
ない通常の間欠押え足を適用し、運針方向を種々変化さ
せてパターン縫いを行って、ヒッチステッチの発生状態
を実験的に調査した結果を示すものである。従来技術に
おける図13の場合には、θ=255〜300°の範囲
(つまり、45°の範囲)において、ヒッチステッチが
発生するのに対して、図8の場合には、θ=240〜2
70°の範囲(つまり、30°の範囲)においてヒッチ
ステッチが発生する。従って、前記逆剣先型半回転釜4
0を装備することにより、従来の逆剣先逆回転型半回転
釜を装備した場合よりも、ヒッチステッチ発生領域を狭
めることができる。
【0027】図9は、上糸案内用切欠き部28を形成し
た間欠押え足27を適用し、運針方向を種々変化させて
パターン縫いを行って、ヒッチステッチの発生状態を実
験的に調査した結果を示すものであり、θ=245〜2
50°の範囲(つまり、5°の範囲)においてヒッチス
テッチが発生するのみである。このように、上糸案内用
切欠き部28を形成した間欠押え足27を適用すること
により、ヒッチステッチ発生領域を著しく狭めることが
できる。
【0028】その上糸案内用切欠き部28による上糸案
内作用について説明すると、図8においてヒッチステッ
チが発生する運針方向に運針する場合、運針方向θ=2
70°の場合を示す図5から判るように、天秤12から
針9の目孔9aを通り、加工布Wの縫目11aに至る上
糸11が上糸案内用切欠き部28により針9の左側に位
置するように案内されるため、針9が下降して来て針穴
27aを通る時に、針9は、確実に上糸11の右側を通
って加工布Wに刺挿することになるから、ヒッチステッ
チではなくパーフェクトステッチが形成されることにな
る。
【0029】以上のように、間欠押え足27の下端部に
その下端に開放状の上糸案内用切欠き部28を設けたの
で、上糸案内用切欠き部28で以て上糸11をヒッチス
テッチの形成を防止する側へ案内して、ヒッチステッチ
の発生を防止することができる。しかも、上糸案内用切
欠き部28は、間欠押え足27の下端面に開放状の切欠
き部からなる極めて簡単な構成であるため、容易に、簡
単に、安価に実施することができ、そのヒッチステッチ
発生を防止する効果は絶大である。
【0030】しかも、逆剣先型半回転釜40を適用する
ことにより、ヒッチステッチ発生領域を大幅に狭めるこ
とができる。上糸案内用切欠き部28を間欠押え足27
の下端部のうちの左半部の後部に設けるため、ヒッチス
テッチが発生し易い運針方向へ縫製する際でも、上糸1
1の右側に針9が落ち易くなるため、ヒッチステッチが
殆ど発生しなくなる。また、上糸案内用切欠き部28が
ほぼ山形形状に形成されているため、上糸案内用切欠き
部28に対する上糸の係合と係合解除とが円滑化し、上
糸案内用切欠き部28の案内作用を確保することができ
る。
【0031】次に、前記実施例を部分的に変更した変更
態様について説明する。 1〕 前記上糸案内用切欠き部28の形状は、前記実施
例の形状に限定されるものではなく、種々の形状に形成
可能である。 2〕 前記実施例のパターン縫いミシン1は、前記逆剣
先型半回転釜40を装備した場合を例として説明した
が、従来の逆剣先逆回転型半回転釜を装備したパターン
縫いミシンの場合にも、ヒッチステッチが発生する運針
方向は、前記逆剣先型半回転釜40を装備した場合と似
通っているので、従来の逆剣先逆回転型半回転釜を装備
したパターン縫いミシンにも、本発明を同様に適用可能
であり、通常型半回転釜を装備したパターン縫いミシン
にも本発明を同様に適用可能である。 3〕 前記実施例は半回転釜を装備したパターン縫いミ
シンに本発明を適用した例について説明したが、全回転
釜を装備したパターン縫いミシンにも本発明を同様に適
用可能である。
【0032】
【発明の効果】請求項1のパターン縫いミシンにおいて
は、針板の針穴を通過して上下動する針と、糸輪捕捉器
と、加工布を保持する加工布保持手段と、その加工布保
持手段によって保持された加工布を針板に間欠的に押え
且つ針の上下動を許す針穴が形成された間欠押え足を有
する間欠押え機構とを備えたパターン縫いミシンにおい
て、間欠押え機構の間欠押え足の下端部に、針の下降時
にその目孔と間欠押え足の針穴とを通過して加工布の縫
目へ延びる上糸をヒッチステッチの形成を防止する側へ
案内するため、間欠押え足の下端面に開放状の上糸案内
用切欠き部を設けたので、上糸案内用切欠き部で以て上
糸をヒッチステッチの形成を防止する側へ案内して、ヒ
ッチステッチの発生を防止することができる。しかも、
上糸案内用切欠き部は、間欠押え足の下端面に開放状の
切欠き部からなる極めて簡単な構成であるため、容易
に、簡単に、安価に実施することができ、そのヒッチス
テッチ発生を防止する効果は絶大である。
【0033】請求項2のパターン縫いミシンにおいて
は、請求項1と同様の効果を奏するが、糸輪捕捉器は、
半回転釜タイプであって平面視にて針に対してミシンア
ーム部と反対側に配設され且つその剣先が上糸捕捉時に
作業者側からの正面視にて時計回り方向に駆動される逆
剣先型の半回転する中釜を含み、上糸案内用切欠き部
が、間欠押え足の下端部のうちの左半部の一部に設けら
れている。この型式の半回転釜からなる糸輪捕捉器を適
用することにより、ヒッチステッチ発生領域を大幅に狭
めることができる。そして、上糸案内用切欠き部を間欠
押え足の下端部のうちの左半部の一部に設けるため、ヒ
ッチステッチが発生し易い運針方向へ縫製する際でも、
上糸の右側に針が落ち易くなるため、ヒッチステッチが
殆ど発生しなくなる。
【0034】請求項3のパターン縫いミシンにおいて
は、請求項2と同様の効果を奏するが、上糸案内用切欠
き部が、間欠押え足の下端部のうちの後半部の一部に設
けられたため、ヒッチステッチが発生し易い運針方向へ
縫製する際でも、上糸の右側に確実に針が落ちるため、
ヒッチステッチが殆ど発生しなくなる。
【0035】請求項4のパターン縫いミシンにおいて
は、請求項1〜請求項3の何れか1項と同様の効果を奏
するが、上糸案内用切欠き部がほぼ山形形状に形成され
ているため、上糸案内用切欠き部に対する上糸の係合と
係合解除とが円滑化し、上糸案内用切欠き部の案内作用
を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパターン縫いミシンの正
面図である。
【図2】パターン縫いミシンの逆剣先半回転釜と加工布
保持枠等の正面図である。
【図3】逆剣先半回転釜の側面図である。
【図4】逆剣先半回転釜の平面図である。
【図5】間欠押え足と針と上糸と加工布の平面図であ
る。
【図6】図5のVI矢視図である。
【図7】天秤と針棒と押え足等の運動軌跡のタイムチャ
ートである。
【図8】ヒッチステッチとパーフェクトステッチの発生
領域の説明図である。
【図9】ヒッチステッチとパーフェクトステッチの発生
領域の説明図である。
【図10】パーフェクトステッチ発生原理を説明する針
と上糸と加工布の斜視図である。
【図11】ヒッチステッチ発生原理を説明する針と上糸
と加工布の斜視図である。
【図12】通常型半回転釜を備えたパターン縫いミシン
におけるヒッチステッチとパーフェクトステッチの発生
領域の説明図である。
【図13】逆剣先逆回転型半回転釜を備えたパターン縫
いミシンにおけるヒッチステッチとパーフェクトステッ
チの発生領域の説明図である。
【図14】通常の針の斜視図である。
【図15】CR型針の斜視図である。
【符号の説明】
1 パターン縫いミシン 6 加工布支持面 7 針板 9 針 11 上糸 20 間欠押え機構 26 押え足部材 27 間欠押え足 27a 針穴 28 上糸案内用切欠き部 30 加工布保持機構 31 加工布保持枠 40 逆剣先型半回転釜 42 中釜 42a 剣先

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工布支持面を構成する針板の針穴を通
    過して上下動する針と、その針と協働して本縫縫目を形
    成するため針板の下側に配設された糸輪捕捉器と、前記
    加工布支持面上において加工布が針の上下動通路を横切
    って移動するように加工布を保持する加工布保持手段
    と、その加工布保持手段によって保持された加工布を針
    板に間欠的に押え且つ針の上下動を許す針穴が形成され
    た間欠押え足を有する間欠押え機構とを備えたパターン
    縫いミシンにおいて、 前記間欠押え機構の間欠押え足の下端部に、 前記針の下降時にその目孔と間欠押え足の針穴とを通過
    して加工布の縫目へ延びる上糸をヒッチステッチの形成
    を防止する側へ案内するため、間欠押え足の下端面に開
    放状の上糸案内用切欠き部を設けたことを特徴とするパ
    ターン縫いミシン。
  2. 【請求項2】 前記糸輪捕捉器は、半回転釜タイプであ
    って平面視にて針に対してミシンアーム部と反対側に配
    設され且つその剣先が上糸捕捉時に作業者側からの正面
    視にて時計回り方向に駆動される逆剣先型の半回転する
    中釜を含み、 前記上糸案内用切欠き部が、間欠押え足の下端部のうち
    の左半部の一部に設けられたことを特徴とする請求項1
    に記載のパターン縫いミシン。
  3. 【請求項3】 前記上糸案内用切欠き部が、間欠押え足
    の下端部のうちの後半部の一部に設けられたことを特徴
    とする請求項2に記載のパターン縫いミシン。
  4. 【請求項4】 前記上糸案内用切欠き部がほぼ山形形状
    に形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何
    れか1項に記載のパターン縫いミシン。
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