JPH08259861A - ランダム磁性インキ及びランダム磁性記録媒体 - Google Patents
ランダム磁性インキ及びランダム磁性記録媒体Info
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- JPH08259861A JPH08259861A JP6049095A JP6049095A JPH08259861A JP H08259861 A JPH08259861 A JP H08259861A JP 6049095 A JP6049095 A JP 6049095A JP 6049095 A JP6049095 A JP 6049095A JP H08259861 A JPH08259861 A JP H08259861A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】カードなどの有価証券類に対して、見た目には
どこに信号やデータが入っているか全く分からないよう
なランダムな磁気データを付与することができ、確実に
偽造防止や不正使用防止をすることができるとともに、
媒体の製造を容易にして、製造コストの低減を図るよう
にする。 【構成】粒子径が2μm以上100μm以下の磁性粒子
を高分子結合材中に不均一に分散させたランダムデータ
形成用のランダム磁性インキと、基材1に前記磁性イン
キによる磁性インキ層2を備えたランダム磁性記録媒
体。
どこに信号やデータが入っているか全く分からないよう
なランダムな磁気データを付与することができ、確実に
偽造防止や不正使用防止をすることができるとともに、
媒体の製造を容易にして、製造コストの低減を図るよう
にする。 【構成】粒子径が2μm以上100μm以下の磁性粒子
を高分子結合材中に不均一に分散させたランダムデータ
形成用のランダム磁性インキと、基材1に前記磁性イン
キによる磁性インキ層2を備えたランダム磁性記録媒
体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレジットカード、キ
ャッシュカードなどセキュリティー性を必要とするカー
ドや有価証券などの偽造・改竄防止技術に関し、詳しく
は、これら有価証券類に対するセキュリティー用のラン
ダム磁気データを付与するために使用するランダム磁気
データを付与可能なランダム磁性インキ、及び該ランダ
ム磁性インキを用いたランダムデータ記録用のランダム
磁性インキ層の形成されたランダム磁性記録媒体に関す
る。
ャッシュカードなどセキュリティー性を必要とするカー
ドや有価証券などの偽造・改竄防止技術に関し、詳しく
は、これら有価証券類に対するセキュリティー用のラン
ダム磁気データを付与するために使用するランダム磁気
データを付与可能なランダム磁性インキ、及び該ランダ
ム磁性インキを用いたランダムデータ記録用のランダム
磁性インキ層の形成されたランダム磁性記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、代金などの支払いを、クレジット
カードやキャッシュカード、あるいはプリペイドカード
などの有価証券類によって行うことが一般化している。
カードやキャッシュカード、あるいはプリペイドカード
などの有価証券類によって行うことが一般化している。
【0003】そして、これらカードなど有価証券類の偽
造防止対策として、高保磁力による磁気記録、ホログラ
ムイメージの形成された箔やシートのカードへの貼着、
光発色性インキ、光変色性インキなどの特殊インキの使
用、磁気シールドなどが実施されてきた。
造防止対策として、高保磁力による磁気記録、ホログラ
ムイメージの形成された箔やシートのカードへの貼着、
光発色性インキ、光変色性インキなどの特殊インキの使
用、磁気シールドなどが実施されてきた。
【0004】しかし、これら従来のセキュリティー対策
も現時点においては、その効果が薄らいでいる。
も現時点においては、その効果が薄らいでいる。
【0005】これらカードをはじめとする有価証券類
を、利用者が使用するに際しては、発行者側では、その
有価証券が正当であるか否か、また、その所有者が正当
であるか否かを判断する必要がある。
を、利用者が使用するに際しては、発行者側では、その
有価証券が正当であるか否か、また、その所有者が正当
であるか否かを判断する必要がある。
【0006】例えば、キャッシュカードの磁気データを
改竄し、他人名義のデータに書き換えできたとすれば、
あとはキャッシュディスペンサーにおいて暗証番号さえ
入力できれば不正使用が可能となってしまう。
改竄し、他人名義のデータに書き換えできたとすれば、
あとはキャッシュディスペンサーにおいて暗証番号さえ
入力できれば不正使用が可能となってしまう。
【0007】また、利用者を特定しないプリペイドカー
ドなどにおいては、使用済カードを用意し、磁気データ
のデッドコピーが行われると、そのカードは有効とな
り、正当なカードと同等の価値を持つことになる。
ドなどにおいては、使用済カードを用意し、磁気データ
のデッドコピーが行われると、そのカードは有効とな
り、正当なカードと同等の価値を持つことになる。
【0008】このようなデータの改竄、不正使用を防止
するための技術としては、例えば、チェック領域に微細
なステンレスファイバーをランダムに分布、埋設した書
類を使用した技術や、あるいは特開平6−87287号
公報などに開示するように、チェック領域に磁気ファイ
バーをランダムに分布、埋設したサインパネルを機械的
に読み取りして真偽判定を行う技術がある。
するための技術としては、例えば、チェック領域に微細
なステンレスファイバーをランダムに分布、埋設した書
類を使用した技術や、あるいは特開平6−87287号
公報などに開示するように、チェック領域に磁気ファイ
バーをランダムに分布、埋設したサインパネルを機械的
に読み取りして真偽判定を行う技術がある。
【0009】前者は、そのチェック領域にマイクロ波を
入射して、ステンレスファイバーのランダムパターンを
読み取り、別に記録されている磁気ストライプなどの登
録済のデジタル情報とを掛け合わせて照合することによ
り、当該書類の真正さをチェックするものであり、ま
た、後者は、そのチェック領域に磁気センサーを近接さ
せて、磁気ファイバーからの磁気をランダムパターンと
して読み取り、前者同様にして当該書類の真正さをチェ
ックするようにしたものである。
入射して、ステンレスファイバーのランダムパターンを
読み取り、別に記録されている磁気ストライプなどの登
録済のデジタル情報とを掛け合わせて照合することによ
り、当該書類の真正さをチェックするものであり、ま
た、後者は、そのチェック領域に磁気センサーを近接さ
せて、磁気ファイバーからの磁気をランダムパターンと
して読み取り、前者同様にして当該書類の真正さをチェ
ックするようにしたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記改竄、不正使用を
防止するための技術を適用する場合は、導電性のステン
レスファイバー、磁気ファイバーを、カード基材である
紙やプラスチックシートに埋設して、カードのサインパ
ネルを形成することが考えられる。
防止するための技術を適用する場合は、導電性のステン
レスファイバー、磁気ファイバーを、カード基材である
紙やプラスチックシートに埋設して、カードのサインパ
ネルを形成することが考えられる。
【0011】しかしながら、導電性のステンレスファイ
バーを用いた場合、チェック領域にマイクロ波を入射し
て、ステンレスファイバーのランダムパターンを読み取
り、磁気ストライプ情報と掛け合わせて照合することに
より、当該書類の真正さをチェックするが、これら導電
性の金属ファイバーをカード基材に分散させなくてはな
らず、加工が困難であって、製造コストが高くなるとと
もに、読み取りに用いるギガヘルツ帯域のマイクロ波
は、制御が非常に難しく、読み取りの誤差が発生し易
い。
バーを用いた場合、チェック領域にマイクロ波を入射し
て、ステンレスファイバーのランダムパターンを読み取
り、磁気ストライプ情報と掛け合わせて照合することに
より、当該書類の真正さをチェックするが、これら導電
性の金属ファイバーをカード基材に分散させなくてはな
らず、加工が困難であって、製造コストが高くなるとと
もに、読み取りに用いるギガヘルツ帯域のマイクロ波
は、制御が非常に難しく、読み取りの誤差が発生し易
い。
【0012】ステンレスファイバーにマイクロ波を照射
して読み取る場合は、マイクロ波をステンレスファイバ
ーのランダムパターンに透過、反射させて、そのパター
ン固有のデータを得た後に、このデータを相関係数に近
似させて同一性を判断するものであるが、高精度の判断
を可能にするには、相関係数の設定がきわめて難しく実
用性に乏しいものであり、さらには、マイクロ波の読み
取り装置自体も、大型化、複雑化すると云う問題もあっ
た。
して読み取る場合は、マイクロ波をステンレスファイバ
ーのランダムパターンに透過、反射させて、そのパター
ン固有のデータを得た後に、このデータを相関係数に近
似させて同一性を判断するものであるが、高精度の判断
を可能にするには、相関係数の設定がきわめて難しく実
用性に乏しいものであり、さらには、マイクロ波の読み
取り装置自体も、大型化、複雑化すると云う問題もあっ
た。
【0013】これを改良する目的で、導電性のステンレ
スファイバーの替わりに、磁性金属ファイバーを、紙や
プラスチック中に分散させることが考えられているが、
微細な金属ファイバーは、ステンレスファイバーと同様
に、裁断等の微細ファイバー加工そのものが非常に難し
いとともに、その分散封入時に、静電気により凝集して
分散が難しく、カードなど有価証券類の記録媒体の製造
コストが非常に高いものとなる。
スファイバーの替わりに、磁性金属ファイバーを、紙や
プラスチック中に分散させることが考えられているが、
微細な金属ファイバーは、ステンレスファイバーと同様
に、裁断等の微細ファイバー加工そのものが非常に難し
いとともに、その分散封入時に、静電気により凝集して
分散が難しく、カードなど有価証券類の記録媒体の製造
コストが非常に高いものとなる。
【0014】本発明は、カードなどの有価証券類に対し
て、見た目にはどこに信号やデータが入っているか全く
分からないようなランダムな磁気データを付与すること
ができ、確実に偽造防止や不正使用防止をすることがで
きるとともに、記録媒体の製造を容易にして、製造コス
トの低減を図るようにすることを目的とするものであ
る。
て、見た目にはどこに信号やデータが入っているか全く
分からないようなランダムな磁気データを付与すること
ができ、確実に偽造防止や不正使用防止をすることがで
きるとともに、記録媒体の製造を容易にして、製造コス
トの低減を図るようにすることを目的とするものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
粒子径2μm以上100μm以下の磁性粒子が高分子結
合材中に不均一に分散していることを特徴とするランダ
ム磁性インキである。
粒子径2μm以上100μm以下の磁性粒子が高分子結
合材中に不均一に分散していることを特徴とするランダ
ム磁性インキである。
【0016】また、上記第1の発明は、上記発明のラン
ダム磁性インキにおいて、前記磁性粒子が、粒子径2μ
m以上100μm以下で厚さ2μm以下の鱗片状である
ランダム磁性インキである。
ダム磁性インキにおいて、前記磁性粒子が、粒子径2μ
m以上100μm以下で厚さ2μm以下の鱗片状である
ランダム磁性インキである。
【0017】また、上記第1の発明は、上記発明のラン
ダム磁性インキにおいて、前記磁性粒子が、鉄系合金で
あるランダム磁性インキである。
ダム磁性インキにおいて、前記磁性粒子が、鉄系合金で
あるランダム磁性インキである。
【0018】また、上記第1の発明は、上記発明のラン
ダム磁性インキにおいて、前記磁性粒子の他に、粒子径
2μm以上100μm以下の非磁性粒子が前記高分子結
合材中に不均一に分散しているランダム磁性インキであ
る。
ダム磁性インキにおいて、前記磁性粒子の他に、粒子径
2μm以上100μm以下の非磁性粒子が前記高分子結
合材中に不均一に分散しているランダム磁性インキであ
る。
【0019】次に、本発明の第2の発明は、上記第1の
発明のランダム磁性インキによるランダム磁性インキ層
が形成されていることを特徴とするランダム磁性記録媒
体である。
発明のランダム磁性インキによるランダム磁性インキ層
が形成されていることを特徴とするランダム磁性記録媒
体である。
【0020】
【実施例】第1の発明のランダム磁性インキは、インキ
樹脂ビヒクル(又はインキ樹脂バインダー)である高分
子結合材中に、粒子径が2μm以上100μm以下の磁
性粒子を、不均一に分散させて、ランダム(不規則)に
混在するようにしたランダムデータ記録用のランダム磁
性インキである。
樹脂ビヒクル(又はインキ樹脂バインダー)である高分
子結合材中に、粒子径が2μm以上100μm以下の磁
性粒子を、不均一に分散させて、ランダム(不規則)に
混在するようにしたランダムデータ記録用のランダム磁
性インキである。
【0021】前記ランダム磁性インキの結合材中に分散
した磁性粒子の分布密度は、不均一に分散させるために
ランダムに分布の粗密状態が発生しており、この磁性粒
子のランダムな粗密状態が、ランダム磁性インキ中にラ
ンダムパターン状の不規則な大小の磁性粒子群を構成す
る。
した磁性粒子の分布密度は、不均一に分散させるために
ランダムに分布の粗密状態が発生しており、この磁性粒
子のランダムな粗密状態が、ランダム磁性インキ中にラ
ンダムパターン状の不規則な大小の磁性粒子群を構成す
る。
【0022】前記高分子結合材としては、通常の印刷イ
ンキに用いられるインキビヒクルが使用でき、また、前
記磁性粒子は、球形状や鱗片形状などのある一定の形
状、サイズを備えたものが適当であるが不定形であって
もよい。
ンキに用いられるインキビヒクルが使用でき、また、前
記磁性粒子は、球形状や鱗片形状などのある一定の形
状、サイズを備えたものが適当であるが不定形であって
もよい。
【0023】上記ランダム磁性インキは、カードなど有
価証券類のシート状の記録媒体面にベタ状に印刷若しく
はコーティングすることにより、該ランダム磁性インキ
中に不均一に分散している磁性粒子の分布密度の粗密状
態によって磁性粒子群のランダムパターンが形成され、
ランダムデータ記録用のランダム磁性インキ層が形成さ
れる。
価証券類のシート状の記録媒体面にベタ状に印刷若しく
はコーティングすることにより、該ランダム磁性インキ
中に不均一に分散している磁性粒子の分布密度の粗密状
態によって磁性粒子群のランダムパターンが形成され、
ランダムデータ記録用のランダム磁性インキ層が形成さ
れる。
【0024】その後に、外部から読み取り用のバイアス
磁場として該ランダム磁性インキ層に対して一定方向の
磁力線を付与して磁化することにより、ランダムパター
ンの磁気データを読み取り可能とするものである。なお
上記本発明のランダム磁性インキは、必要に応じてパタ
ーン状に形成することも可能である。
磁場として該ランダム磁性インキ層に対して一定方向の
磁力線を付与して磁化することにより、ランダムパター
ンの磁気データを読み取り可能とするものである。なお
上記本発明のランダム磁性インキは、必要に応じてパタ
ーン状に形成することも可能である。
【0025】カードなどの有価証券類の記録媒体面に、
印刷若しくはコーティングにより磁気インキ層を形成し
て、記録媒体等の有価証券類の製造時に、該ランダム磁
性インキ層に、書き換えの不可能な固有のデータを磁気
データとして記録付与するものである。
印刷若しくはコーティングにより磁気インキ層を形成し
て、記録媒体等の有価証券類の製造時に、該ランダム磁
性インキ層に、書き換えの不可能な固有のデータを磁気
データとして記録付与するものである。
【0026】有価証券類の記録媒体のランダム磁性イン
キ層に付与された磁気データは、発行時にID情報とし
て、磁気センサーにより読み取られる。
キ層に付与された磁気データは、発行時にID情報とし
て、磁気センサーにより読み取られる。
【0027】それを信号処理して、所定の磁気記録方
式、バーコード印字などの印字方式など、所定のデータ
記録方式によって記録しておくことにより、発行された
有価証券類の個々のセキュリティーデータとしての固有
データが形成される。
式、バーコード印字などの印字方式など、所定のデータ
記録方式によって記録しておくことにより、発行された
有価証券類の個々のセキュリティーデータとしての固有
データが形成される。
【0028】第1の発明のランダム磁性インキについ
て、実施例に従って以下に詳細に説明する。
て、実施例に従って以下に詳細に説明する。
【0029】上記ランダム磁性インキの一実施例として
は、高分子結合材中に、粒子径が2μm以上100μm
以下であって、厚さが2μm以下の鱗片状の形状をした
磁性粒子を不均一に分散させて、ランダムデータ記録用
のランダム磁性インキとしたものである。
は、高分子結合材中に、粒子径が2μm以上100μm
以下であって、厚さが2μm以下の鱗片状の形状をした
磁性粒子を不均一に分散させて、ランダムデータ記録用
のランダム磁性インキとしたものである。
【0030】所定の薄さの鱗片状とすることにより、且
つ、磁性粒子がある一定の大きさを備えることにより、
球形状や不定形の磁性粒子(磁性粉)を用いた場合より
も印刷膜厚を薄く設定することができ、また、印刷膜厚
を薄く設定した際に、必要な精度の磁気出力を得ること
ができるようにしてある。
つ、磁性粒子がある一定の大きさを備えることにより、
球形状や不定形の磁性粒子(磁性粉)を用いた場合より
も印刷膜厚を薄く設定することができ、また、印刷膜厚
を薄く設定した際に、必要な精度の磁気出力を得ること
ができるようにしてある。
【0031】また、上記ランダム磁性インキの他の実施
例としては、高分子結合材中に、粒子径が2μm以上1
00μm以下の鉄系合金による磁性粒子を不均一に分散
させて、ランダムデータ記録用のランダム磁性インキと
したものである。
例としては、高分子結合材中に、粒子径が2μm以上1
00μm以下の鉄系合金による磁性粒子を不均一に分散
させて、ランダムデータ記録用のランダム磁性インキと
したものである。
【0032】磁性粒子の材料を鉄系の合金とすることに
より、透磁率との関連から比較的弱い磁場にも反応する
とともに、飽和磁化量も比較的大きく、高い磁気出力を
得ることができるようにしてある。また、鉄系合金は、
鉄系酸化物や鉄系以外の磁性金属粒子(磁性粉)に比較
して透磁率が高く、弱い磁場にも反応する。
より、透磁率との関連から比較的弱い磁場にも反応する
とともに、飽和磁化量も比較的大きく、高い磁気出力を
得ることができるようにしてある。また、鉄系合金は、
鉄系酸化物や鉄系以外の磁性金属粒子(磁性粉)に比較
して透磁率が高く、弱い磁場にも反応する。
【0033】また、上記ランダム磁性インキのその他の
実施例としては、上記一実施例、又は上記他の実施例に
て前述の磁性粒子の他に、粒子径が2μm以上100μ
m以下の非磁性粒子を、前記高分子結合材中に不均一に
分散させて、ランダムデータ記録用のランダム磁性イン
キとしたものである。
実施例としては、上記一実施例、又は上記他の実施例に
て前述の磁性粒子の他に、粒子径が2μm以上100μ
m以下の非磁性粒子を、前記高分子結合材中に不均一に
分散させて、ランダムデータ記録用のランダム磁性イン
キとしたものである。
【0034】第1の発明の上記ランダム磁性インキは、
インキベヒクル(インキバインダー)中に、磁性材料を
意図的に不均一に分散させたものであり、パターン印刷
方式などにより、敢えて改竄や模倣し難い細紋印刷など
のパターンを形成することなく、有価証券類の記録媒体
面の所定のチェック領域に、本発明のランダム磁性イン
キを用いて、所定の形状、サイズにてベタ状に印刷若し
くはコーティングすることにより、固有の磁性パターン
が得られるようにしたものである。
インキベヒクル(インキバインダー)中に、磁性材料を
意図的に不均一に分散させたものであり、パターン印刷
方式などにより、敢えて改竄や模倣し難い細紋印刷など
のパターンを形成することなく、有価証券類の記録媒体
面の所定のチェック領域に、本発明のランダム磁性イン
キを用いて、所定の形状、サイズにてベタ状に印刷若し
くはコーティングすることにより、固有の磁性パターン
が得られるようにしたものである。
【0035】磁性粒子の素材としては、Fe、Ni、M
n、Zn、Co、パーマロイ(商品名)、センダスト、
Mn−Znフェライト、Ni−Znフェライト、Mnフ
ェライト、Znフェライト、FeS、マグネタイト、γ
−酸化鉄、Co被着γ−酸化鉄、バリウムフェライト、
ストロンチウムフェライト、二酸化クロムなど金属、合
金、又は金属化合物の粉末が使用できる。
n、Zn、Co、パーマロイ(商品名)、センダスト、
Mn−Znフェライト、Ni−Znフェライト、Mnフ
ェライト、Znフェライト、FeS、マグネタイト、γ
−酸化鉄、Co被着γ−酸化鉄、バリウムフェライト、
ストロンチウムフェライト、二酸化クロムなど金属、合
金、又は金属化合物の粉末が使用できる。
【0036】磁性粒子の大きさは、磁性粒子が小さ過ぎ
ると磁気ヘッドなどの磁気センサーで読み取ったランダ
ム再生出力波形のレベルが低くなってS/N比が悪く、
データの再現性に欠けて、逆に大き過ぎると印刷、コー
ティングした塗膜の凹凸が激しく実用的でなくなってし
まうため、粒子径が2μm以上で、100μm以下の大
きさが望ましい。
ると磁気ヘッドなどの磁気センサーで読み取ったランダ
ム再生出力波形のレベルが低くなってS/N比が悪く、
データの再現性に欠けて、逆に大き過ぎると印刷、コー
ティングした塗膜の凹凸が激しく実用的でなくなってし
まうため、粒子径が2μm以上で、100μm以下の大
きさが望ましい。
【0037】ランダム磁性インキの主体組成である高分
子結合材(インキビヒクル樹脂成分)としては、通常の
グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などの
印刷インキとして通常使用されているインキ樹脂バイン
ダー(インキビヒクル)などが使用でき、特に限定され
るものではないが、例えばポリエステル樹脂、アクリル
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ウレタン樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、硝化綿
などが使用できる。
子結合材(インキビヒクル樹脂成分)としては、通常の
グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などの
印刷インキとして通常使用されているインキ樹脂バイン
ダー(インキビヒクル)などが使用でき、特に限定され
るものではないが、例えばポリエステル樹脂、アクリル
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ウレタン樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、硝化綿
などが使用できる。
【0038】またランダム磁性インキに使用する溶剤と
しては、グラビア印刷インキの場合は、トルエン、ME
K、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、石油系、アル
コール系などの沸点の比較的低い有機溶剤が用いられ、
またオフセット印刷インキの場合は、一般的にはアマニ
油などの乾性油系の溶剤が用いられ、スクリーン印刷イ
ンキの場合はシクロヘキサノン、キシレン、MIBK、
イソホロン、石油系、アルコール系などの沸点110℃
以上のものが用いられる。
しては、グラビア印刷インキの場合は、トルエン、ME
K、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、石油系、アル
コール系などの沸点の比較的低い有機溶剤が用いられ、
またオフセット印刷インキの場合は、一般的にはアマニ
油などの乾性油系の溶剤が用いられ、スクリーン印刷イ
ンキの場合はシクロヘキサノン、キシレン、MIBK、
イソホロン、石油系、アルコール系などの沸点110℃
以上のものが用いられる。
【0039】また、上記ランダム磁性インキには、必要
に応じて、分散剤、消泡剤、体質顔料などを適宜混合し
て、インキとしての特性を向上させるのが望ましい。
に応じて、分散剤、消泡剤、体質顔料などを適宜混合し
て、インキとしての特性を向上させるのが望ましい。
【0040】次に、第2の発明のランダム磁性記録媒体
を、以下に詳細に説明する。
を、以下に詳細に説明する。
【0041】ランダム磁性記録媒体は、粒子径が2μm
以上100μm以下の磁性粒子を高分子結合材中に不均
一に分散させた上記第1の発明のランダム磁性インキを
用いて、所定の記録媒体用の基材面に、印刷若しくはコ
ーティングによりランダム磁性インキ層が形成され、該
ランダム磁性インキ層内の磁性粒子がランダムに分布し
ているランダムデータ記録用のランダム磁性記録媒体で
ある。
以上100μm以下の磁性粒子を高分子結合材中に不均
一に分散させた上記第1の発明のランダム磁性インキを
用いて、所定の記録媒体用の基材面に、印刷若しくはコ
ーティングによりランダム磁性インキ層が形成され、該
ランダム磁性インキ層内の磁性粒子がランダムに分布し
ているランダムデータ記録用のランダム磁性記録媒体で
ある。
【0042】図1は、第2の発明のランダム磁性記録媒
体の一実施例を説明する平面図であり、記録媒体用のシ
ート基材1面に、上記第1の発明のランダム磁性インキ
を用いて、ランダムデータ記録用のランダム磁性インキ
層2が形成されているランダム磁性記録媒体である。
体の一実施例を説明する平面図であり、記録媒体用のシ
ート基材1面に、上記第1の発明のランダム磁性インキ
を用いて、ランダムデータ記録用のランダム磁性インキ
層2が形成されているランダム磁性記録媒体である。
【0043】また他の実施例として、例えば、クレジッ
トカードや、キャッシュカードなどのカード類において
は、カード状のシート基材1面に、前記ランダム磁性イ
ンキ層2の他に、磁気ストライプ層4を備えるようにす
るものである。
トカードや、キャッシュカードなどのカード類において
は、カード状のシート基材1面に、前記ランダム磁性イ
ンキ層2の他に、磁気ストライプ層4を備えるようにす
るものである。
【0044】基材1面に印刷若しくはコーティングなど
にて形成された前記ランダム磁性インキ層2の層内にお
ける磁性粒子の分布状態は、磁性粒子の不均一な分散に
対応したランダムな分布状態が得られ、また、各基材1
毎に異なる固有の分布状態を呈しているものである。
にて形成された前記ランダム磁性インキ層2の層内にお
ける磁性粒子の分布状態は、磁性粒子の不均一な分散に
対応したランダムな分布状態が得られ、また、各基材1
毎に異なる固有の分布状態を呈しているものである。
【0045】前記基材1面に形成された前記ランダム磁
性インキ層2には、その後一定方向の磁界による磁力に
て磁化するものである。
性インキ層2には、その後一定方向の磁界による磁力に
て磁化するものである。
【0046】図2は、ランダム磁性インキ層2を、所定
のバイアス磁界中で、磁気センサーにて一方向(X方
向)の相対的なリニア移動走査にて測定した磁力の出力
波形3を示すグラフである。X軸は走査移動による測定
距離、Yは出力電圧(V)である。
のバイアス磁界中で、磁気センサーにて一方向(X方
向)の相対的なリニア移動走査にて測定した磁力の出力
波形3を示すグラフである。X軸は走査移動による測定
距離、Yは出力電圧(V)である。
【0047】バイアス磁界中での基材1上のランダム磁
性インキ層2から出力される磁力波形は、該ランダム磁
性インキ層2の層内に不均一に分散する磁性粒子のラン
ダムな粗密状態に対応したランダム形状の固有な出力波
形が得られ、各基材1毎に、固有のランダムデータが付
与されるものである。
性インキ層2から出力される磁力波形は、該ランダム磁
性インキ層2の層内に不均一に分散する磁性粒子のラン
ダムな粗密状態に対応したランダム形状の固有な出力波
形が得られ、各基材1毎に、固有のランダムデータが付
与されるものである。
【0048】なお、基材1にランダム磁性インキ層2を
形成する場合は、図1に示すように基材1の領域内の1
個所に形成してもよいし、あるいは、図示しないが、必
要に応じて2個所以上複数個所に形成するようにしても
よい。
形成する場合は、図1に示すように基材1の領域内の1
個所に形成してもよいし、あるいは、図示しないが、必
要に応じて2個所以上複数個所に形成するようにしても
よい。
【0049】以下に、本発明のランダム磁性インキにつ
いて、スクリーン印刷用としてのランダム磁性インキの
具体的な実施例を説明する。
いて、スクリーン印刷用としてのランダム磁性インキの
具体的な実施例を説明する。
【0050】<実施例1> 磁性粒子(磁性粉) Mn−Znフェライト(平均粒子径12μm) 100重量部 高分子結合材(インキビヒクル) ポリエステル樹脂(バイロン200(東洋紡(株)製) 30重量部 有機溶剤 シクロヘキサノン:キシレン=2:1 100重量部 界面活性剤 ガーファック(東邦化学工業(株)製) 2重量部 上記組成のスラリーを作り、サンドミルにて混練し、磁
性粒子の分散が不均一な状態で混練操作を中断すること
により、スクリーン印刷用の本発明のランダム磁性イン
キを作成した。
性粒子の分散が不均一な状態で混練操作を中断すること
により、スクリーン印刷用の本発明のランダム磁性イン
キを作成した。
【0051】<実施例2>上記実施例1の組成における
磁性粒子(磁性粉)として、鱗片状のNi(平均粒子径
10μm)100重量部を用いた以外は、上記実施例1
と同様にして、スクリーン印刷用の本発明のランダム磁
性インキを作成した。
磁性粒子(磁性粉)として、鱗片状のNi(平均粒子径
10μm)100重量部を用いた以外は、上記実施例1
と同様にして、スクリーン印刷用の本発明のランダム磁
性インキを作成した。
【0052】<実施例3>上記実施例1の組成における
磁性粒子(磁性粉)として、鱗片状のパーマロイ(Fe
・Ni合金、平均粒子径10μm)100重量部を用い
た以外は、上記実施例1と同様にして、スクリーン印刷
用の本発明のランダム磁性インキを作成した。
磁性粒子(磁性粉)として、鱗片状のパーマロイ(Fe
・Ni合金、平均粒子径10μm)100重量部を用い
た以外は、上記実施例1と同様にして、スクリーン印刷
用の本発明のランダム磁性インキを作成した。
【0053】<実施例4>上記実施例1の組成の他に、
非磁性粉体としてタルク(鱗片状、平均粒子径12μ
m)30重量部を添加した以外は、上記実施例1と同様
にして、スクリーン印刷用の本発明のランダム磁性イン
キを作成した。
非磁性粉体としてタルク(鱗片状、平均粒子径12μ
m)30重量部を添加した以外は、上記実施例1と同様
にして、スクリーン印刷用の本発明のランダム磁性イン
キを作成した。
【0054】<実施例5>上記実施例1の組成における
磁性粒子(磁性粉)として、鱗片状のNi(平均粒子径
10μm)100重量部を用い、上記実施例1の組成の
他に、非磁性粉体としてタルク(鱗片状、平均粒子径1
2μm)30重量部を添加した以外は、上記実施例1と
同様にして、スクリーン印刷用の本発明のランダム磁性
インキを作成した。
磁性粒子(磁性粉)として、鱗片状のNi(平均粒子径
10μm)100重量部を用い、上記実施例1の組成の
他に、非磁性粉体としてタルク(鱗片状、平均粒子径1
2μm)30重量部を添加した以外は、上記実施例1と
同様にして、スクリーン印刷用の本発明のランダム磁性
インキを作成した。
【0055】<実施例6>上記実施例1の組成における
磁性粒子(磁性粉)として、鱗片状のパーマロイ(Fe
・Ni合金、平均粒子径10μm)100重量部を用
い、非磁性粉体としてタルク(鱗片状、平均粒子径12
μm)を用いた以外は、上記実施例1と同様にして、ス
クリーン印刷用の本発明のランダム磁性インキを作成し
た。
磁性粒子(磁性粉)として、鱗片状のパーマロイ(Fe
・Ni合金、平均粒子径10μm)100重量部を用
い、非磁性粉体としてタルク(鱗片状、平均粒子径12
μm)を用いた以外は、上記実施例1と同様にして、ス
クリーン印刷用の本発明のランダム磁性インキを作成し
た。
【0056】<実施例7>上記実施例1乃至実施例6に
より得られた6種類の各々ランダム磁性インキを用い
て、磁気ストライプ(磁気記録層)の形成された硬質塩
化ビニル製の6枚の各々カード基材上に、200線/イ
ンチのスクリーン版を用いて、同一のストライプパター
ンでベタ状にスクリーン印刷を行い、約6μmの印刷膜
厚のランダム磁性インキ層を形成した。続いて120
℃、30分間にて、該ランダム磁性インキ層に面一なプ
レスを行い、それぞれランダム磁性インキの異なる6枚
の本発明のランダム磁性記録媒体(磁気カード)を作成
した。
より得られた6種類の各々ランダム磁性インキを用い
て、磁気ストライプ(磁気記録層)の形成された硬質塩
化ビニル製の6枚の各々カード基材上に、200線/イ
ンチのスクリーン版を用いて、同一のストライプパター
ンでベタ状にスクリーン印刷を行い、約6μmの印刷膜
厚のランダム磁性インキ層を形成した。続いて120
℃、30分間にて、該ランダム磁性インキ層に面一なプ
レスを行い、それぞれランダム磁性インキの異なる6枚
の本発明のランダム磁性記録媒体(磁気カード)を作成
した。
【0057】<比較例1>上記実施例1の組成における
磁性粒子として、マグネタイト(球形状、平均粒子径
0.5μm)を用いた以外は、上記実施例1と同様にし
て、スクリーン印刷用のランダム磁性インキを作成し
た。
磁性粒子として、マグネタイト(球形状、平均粒子径
0.5μm)を用いた以外は、上記実施例1と同様にし
て、スクリーン印刷用のランダム磁性インキを作成し
た。
【0058】<比較例2>上記実施例1の組成における
磁性粒子として、マグネタイト(球形状、平均粒子径
0.5μm)を用い、非磁性粉体としてタルク(鱗片
状、平均粒子径12μm)を用いた以外は、上記実施例
1と同様にして、スクリーン印刷用のランダム磁性イン
キを作成した。
磁性粒子として、マグネタイト(球形状、平均粒子径
0.5μm)を用い、非磁性粉体としてタルク(鱗片
状、平均粒子径12μm)を用いた以外は、上記実施例
1と同様にして、スクリーン印刷用のランダム磁性イン
キを作成した。
【0059】<比較例3>上記比較例1乃至比較例2に
より得られた2種類の各々ランダム磁性インキを用い
て、磁気ストライプ(磁気記録層)の形成された硬質塩
化ビニル製の2枚の各々カード基材上に、200線/イ
ンチのスクリーン版を用いて、同一のストライプパター
ンでベタ状にスクリーン印刷を行い、約6μmの印刷膜
厚のランダム磁性インキ層を形成した。続いて120
℃、30分間にて、該ランダム磁性インキ層に面一なプ
レスを行い、それぞれランダム磁性インキの異なる2枚
の記録媒体(磁気カード)を作成した。
より得られた2種類の各々ランダム磁性インキを用い
て、磁気ストライプ(磁気記録層)の形成された硬質塩
化ビニル製の2枚の各々カード基材上に、200線/イ
ンチのスクリーン版を用いて、同一のストライプパター
ンでベタ状にスクリーン印刷を行い、約6μmの印刷膜
厚のランダム磁性インキ層を形成した。続いて120
℃、30分間にて、該ランダム磁性インキ層に面一なプ
レスを行い、それぞれランダム磁性インキの異なる2枚
の記録媒体(磁気カード)を作成した。
【0060】<比較試験>センダスト製の書み込み(磁
化)用のライトコイル(約1500ターン)と、読み取
り(出力波形検出)用のリードコイル(約400ター
ン)とを備えた記録再生磁気ヘッド(有効トラック幅;
2mm、コアギャップ;200μm)を用いて、上記実
施例7により得られたそれぞれ6枚の本発明における記
録媒体のランダム磁性インキ層と、上記比較例3により
得られたそれぞれ2枚の記録媒体のランダム磁性インキ
層とを、磁化ヘッドにて磁化用バイアス電流50mAに
て磁化しつつ、ランダム磁性インキ層から磁気出力波形
を磁気検出ヘッドにてアナログ出力電圧信号として検出
して、各々記録媒体(磁気カード)のランダム磁性イン
キ層からの磁気出力波形データを得た。
化)用のライトコイル(約1500ターン)と、読み取
り(出力波形検出)用のリードコイル(約400ター
ン)とを備えた記録再生磁気ヘッド(有効トラック幅;
2mm、コアギャップ;200μm)を用いて、上記実
施例7により得られたそれぞれ6枚の本発明における記
録媒体のランダム磁性インキ層と、上記比較例3により
得られたそれぞれ2枚の記録媒体のランダム磁性インキ
層とを、磁化ヘッドにて磁化用バイアス電流50mAに
て磁化しつつ、ランダム磁性インキ層から磁気出力波形
を磁気検出ヘッドにてアナログ出力電圧信号として検出
して、各々記録媒体(磁気カード)のランダム磁性イン
キ層からの磁気出力波形データを得た。
【0061】上記各々記録媒体のランダム磁性インキ層
から読み取った磁気出力波形としてのアナログ出力電圧
信号に基づき、該信号と該信号におけるDCノイズとの
信号雑音比S/Nを算出し、また波形再現性の評価を行
って、表1にまとめた。
から読み取った磁気出力波形としてのアナログ出力電圧
信号に基づき、該信号と該信号におけるDCノイズとの
信号雑音比S/Nを算出し、また波形再現性の評価を行
って、表1にまとめた。
【0062】
【表1】
【0063】なおS/Nの算出は、上記各々記録媒体の
ランダム磁性インキ層から読み取った磁気出力波形とし
てのアナログ出力電圧信号のうち、スライスレベルを最
大ピーク電圧の30%にした時の平均尖塔出力レベルを
出力電圧信号レベルとして、該出力電圧信号SとDCノ
イズNとの比を求めた。S/Nの大きい値ほど、雑音が
少なく、記録媒体に付与する識別用の固有データ信号と
して望ましいものである。
ランダム磁性インキ層から読み取った磁気出力波形とし
てのアナログ出力電圧信号のうち、スライスレベルを最
大ピーク電圧の30%にした時の平均尖塔出力レベルを
出力電圧信号レベルとして、該出力電圧信号SとDCノ
イズNとの比を求めた。S/Nの大きい値ほど、雑音が
少なく、記録媒体に付与する識別用の固有データ信号と
して望ましいものである。
【0064】また、波形再現性の評価は、上記各々記録
媒体のランダム磁性インキ層から読み取った磁気出力波
形としてのアナログ出力電圧信号を、分解能とサンプリ
ング周期とを設定してデジタル信号処理した後に波形の
相関係数を用いて評価した。
媒体のランダム磁性インキ層から読み取った磁気出力波
形としてのアナログ出力電圧信号を、分解能とサンプリ
ング周期とを設定してデジタル信号処理した後に波形の
相関係数を用いて評価した。
【0065】<比較結果>表1に示すように、実施例1
乃至実施例6により得られた本発明の記録媒体の磁気イ
ンキ層は、S/N値が30dB以上で大きく、再現性も
80%以上で良好であり、実用に適したものが得られ
た。
乃至実施例6により得られた本発明の記録媒体の磁気イ
ンキ層は、S/N値が30dB以上で大きく、再現性も
80%以上で良好であり、実用に適したものが得られ
た。
【0066】比較例1乃至比較例2により得られた記録
媒体のランダム磁性インキ層は、本発明品に比較してS
/N値、再現性ともに低い結果となった。
媒体のランダム磁性インキ層は、本発明品に比較してS
/N値、再現性ともに低い結果となった。
【0067】
【作用】本発明によるランダム磁性インキを用いれば、
カードなど有価証券類の個々の記録媒体用の基材1面の
全面若しくは部分に、ベタ状に印刷若しくはコーティン
グしてランダム磁性インキ層2を設けるだけで、それぞ
れ個々の記録媒体毎の該ランダム磁性インキ層2による
ランダムな磁性粒子の分布をもった固有の磁性パターン
を付与できる。
カードなど有価証券類の個々の記録媒体用の基材1面の
全面若しくは部分に、ベタ状に印刷若しくはコーティン
グしてランダム磁性インキ層2を設けるだけで、それぞ
れ個々の記録媒体毎の該ランダム磁性インキ層2による
ランダムな磁性粒子の分布をもった固有の磁性パターン
を付与できる。
【0068】また、例え同一パターンの印刷版を用いて
印刷したとしても、同一パターンに印刷されるランダム
磁性インキ層2の層内における磁性粒子の分布状態が場
所によって異なり、ランダムな磁性粒子の分布をもった
固有の磁性パターンを付与できる。
印刷したとしても、同一パターンに印刷されるランダム
磁性インキ層2の層内における磁性粒子の分布状態が場
所によって異なり、ランダムな磁性粒子の分布をもった
固有の磁性パターンを付与できる。
【0069】また、得られた上記ランダム磁性インキ層
2の領域を、磁気センサーにて所定の走査方向に読み取
り走査することにより、該ランダム磁性インキ層2より
発するそれぞれ個々の記録媒体毎のランダムな固有の磁
気出力波形を、固有な磁気データとして読み取り出力す
ることができ、各記録媒体毎の固有情報が得られる。
2の領域を、磁気センサーにて所定の走査方向に読み取
り走査することにより、該ランダム磁性インキ層2より
発するそれぞれ個々の記録媒体毎のランダムな固有の磁
気出力波形を、固有な磁気データとして読み取り出力す
ることができ、各記録媒体毎の固有情報が得られる。
【0070】また、記録媒体用の基材1にランダム磁性
インキ層2を例えば2個所以上に設けることにより、二
重以上の偽造、改竄防止の作用が生じる。
インキ層2を例えば2個所以上に設けることにより、二
重以上の偽造、改竄防止の作用が生じる。
【0071】また各記録媒体には、ランダム磁性インキ
層2による固有の磁気データ(固有情報)と、これら固
有の磁気データとは別の、例えば、磁気ストライプへの
磁気記録によるエンコード情報、バーコードなど印字情
報を設け、両方の情報を掛け合わせ、あるいは比較し、
照合することによって、当該記録媒体の真偽判定を行う
ことができる。
層2による固有の磁気データ(固有情報)と、これら固
有の磁気データとは別の、例えば、磁気ストライプへの
磁気記録によるエンコード情報、バーコードなど印字情
報を設け、両方の情報を掛け合わせ、あるいは比較し、
照合することによって、当該記録媒体の真偽判定を行う
ことができる。
【0072】このように、インキ樹脂ビヒクル(又はイ
ンキ樹脂バインダー)中に、磁性粒子を意図的に不均一
に分散させて、ランダム(不規則)な磁性粒子の分布状
態を付与したランダム磁性インキとしたので、細紋模様
など微細パターン印刷の面倒な手間を要することなく、
ランダム磁性インキ中の磁性粒子の不規則な分布による
ランダムパターンや、模倣が困難なランダムパターンが
容易に形成できる。
ンキ樹脂バインダー)中に、磁性粒子を意図的に不均一
に分散させて、ランダム(不規則)な磁性粒子の分布状
態を付与したランダム磁性インキとしたので、細紋模様
など微細パターン印刷の面倒な手間を要することなく、
ランダム磁性インキ中の磁性粒子の不規則な分布による
ランダムパターンや、模倣が困難なランダムパターンが
容易に形成できる。
【0073】また、本発明のランダム磁性インキの磁性
粒子として、2μm以上100μm以下の磁性粒子を用
いることにより、印刷若しくはコーティングによる印刷
膜厚あるいは塗布膜厚を比較的薄くでき、薄いランダム
磁性インキ層を形成できる。
粒子として、2μm以上100μm以下の磁性粒子を用
いることにより、印刷若しくはコーティングによる印刷
膜厚あるいは塗布膜厚を比較的薄くでき、薄いランダム
磁性インキ層を形成できる。
【0074】また、本発明のランダム磁性インキの磁性
粒子として、鱗粉状の磁性粒子を用いることにより、球
形状やその他の形状あるいは不定形状の磁性粒子を用い
る場合に比較して、各粒子が薄片状であって印刷膜厚や
塗布膜厚をより一層薄くすることができ、薄く設定して
も良好なランダムデータが付与できる。
粒子として、鱗粉状の磁性粒子を用いることにより、球
形状やその他の形状あるいは不定形状の磁性粒子を用い
る場合に比較して、各粒子が薄片状であって印刷膜厚や
塗布膜厚をより一層薄くすることができ、薄く設定して
も良好なランダムデータが付与できる。
【0075】また、本発明のランダム磁性インキの磁性
粒子として鉄又は鉄系合金を用いることにより、鉄系酸
化物や鉄系以外の金属磁性粒子に比較して、透磁率が高
く、比較的弱い磁場にも反応するとともに、飽和磁化量
も大きく、高い出力のランダム磁気データが得られる。
粒子として鉄又は鉄系合金を用いることにより、鉄系酸
化物や鉄系以外の金属磁性粒子に比較して、透磁率が高
く、比較的弱い磁場にも反応するとともに、飽和磁化量
も大きく、高い出力のランダム磁気データが得られる。
【0076】また、本発明のランダム磁性インキに、磁
性粒子の他に、2μm以上100μm以下の非磁性粒子
を添加して不均一に分散させることにより、磁性粒子の
分布におけるランダム性が増加して、良好なランダム磁
気データが得られる。
性粒子の他に、2μm以上100μm以下の非磁性粒子
を添加して不均一に分散させることにより、磁性粒子の
分布におけるランダム性が増加して、良好なランダム磁
気データが得られる。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、ランダム磁性インキ
を、偽造、改竄の困難なパターンとしてパターン印刷す
る必要がなく、カードなど有価証券類をはじめとして、
偽造、改竄防止を必要とするような適宜ランダム磁性記
録媒体用の基材に対して、通常のあり触れたパターンを
用いて、ベタ状に印刷若しくはコーティングすることに
より、容易に固有のランダム磁気データを付与でき、き
わめて安価に高い精度のセキュリティー性を付与でき、
しかも偽造や改竄し難いセキュリティー性の高いランダ
ム磁気データを付与できる効果がある。
を、偽造、改竄の困難なパターンとしてパターン印刷す
る必要がなく、カードなど有価証券類をはじめとして、
偽造、改竄防止を必要とするような適宜ランダム磁性記
録媒体用の基材に対して、通常のあり触れたパターンを
用いて、ベタ状に印刷若しくはコーティングすることに
より、容易に固有のランダム磁気データを付与でき、き
わめて安価に高い精度のセキュリティー性を付与でき、
しかも偽造や改竄し難いセキュリティー性の高いランダ
ム磁気データを付与できる効果がある。
【0078】また本発明によれば、基材の素材中に、磁
性ファイバーを混抄したり混練したりして分散させ、偽
造や改竄し得ない固有データを形成する従来の技術と比
較した場合、きわめて小ロットであっても、安価に、且
つ高い精度のセキュリティー性を付与でき、小ロット向
けのカード類など有価証券類の偽造や改竄防止に効果的
である。
性ファイバーを混抄したり混練したりして分散させ、偽
造や改竄し得ない固有データを形成する従来の技術と比
較した場合、きわめて小ロットであっても、安価に、且
つ高い精度のセキュリティー性を付与でき、小ロット向
けのカード類など有価証券類の偽造や改竄防止に効果的
である。
【0079】また本発明によれば、カードなどの有価証
券類においては、有価証券類の発行(発券)時に、当該
有価証券類(記録媒体)に、名前や会員番号(コード番
号)などID情報をはじめとする必要な固定情報を、磁
気記録(磁気記録用ストライプ層、あるいは裏面磁気記
録層への磁気記録)や、バーコード、二次元コードなど
の印字など適宜データ記録方式によって記録しておき、
本発明によるランダム磁性インキを用いたランダム磁性
インキ層との掛け合わせによる照合によって、確実な真
偽判定ができる効果がある。
券類においては、有価証券類の発行(発券)時に、当該
有価証券類(記録媒体)に、名前や会員番号(コード番
号)などID情報をはじめとする必要な固定情報を、磁
気記録(磁気記録用ストライプ層、あるいは裏面磁気記
録層への磁気記録)や、バーコード、二次元コードなど
の印字など適宜データ記録方式によって記録しておき、
本発明によるランダム磁性インキを用いたランダム磁性
インキ層との掛け合わせによる照合によって、確実な真
偽判定ができる効果がある。
【図1】本発明のランダム磁性記録媒体の一実施例を説
明する概要平面図である。
明する概要平面図である。
【図2】本発明のランダム磁性記録媒体の一実施例にお
けるランダム磁性インキ層の層内に分布する磁性粒子の
分布密度に対応して出力された磁気出力波形を示すグラ
フである。
けるランダム磁性インキ層の層内に分布する磁性粒子の
分布密度に対応して出力された磁気出力波形を示すグラ
フである。
1…基材 2…ランダム磁性インキ層 3…出力波形
Claims (5)
- 【請求項1】粒子径2μm以上100μm以下の磁性粒
子が高分子結合材中に不均一に分散していることを特徴
とするランダム磁性インキ。 - 【請求項2】前記磁性粒子が、粒子径2μm以上100
μm以下で厚さ2μm以下の鱗片状である請求項1記載
のランダム磁性インキ。 - 【請求項3】前記磁性粒子が、鉄系合金である請求項1
又は請求項2記載のランダム磁性インキ。 - 【請求項4】前記磁性粒子の他に、粒子径2μm以上1
00μm以下の非磁性粒子が前記高分子結合材中に不均
一に分散している請求項1乃至請求項3記載のランダム
磁性インキ。 - 【請求項5】請求項1乃至請求項4記載のランダム磁性
インキによるランダム磁性インキ層が形成されているこ
とを特徴とするランダム磁性記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6049095A JPH08259861A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | ランダム磁性インキ及びランダム磁性記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6049095A JPH08259861A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | ランダム磁性インキ及びランダム磁性記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08259861A true JPH08259861A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13143785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6049095A Pending JPH08259861A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | ランダム磁性インキ及びランダム磁性記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08259861A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003515622A (ja) * | 1999-11-25 | 2003-05-07 | シクパ・ホールディング・ソシエテ・アノニム | 印刷インキ、機密保全文書中のアンテナとしてマイクロ‐ワイヤ類の利用、機密保全文書を調製する方法および機密保全文書の認証法 |
| JP2015196819A (ja) * | 2014-04-03 | 2015-11-09 | 独立行政法人 国立印刷局 | 赤外透過軟磁性インキ及び真偽判別印刷物 |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP6049095A patent/JPH08259861A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003515622A (ja) * | 1999-11-25 | 2003-05-07 | シクパ・ホールディング・ソシエテ・アノニム | 印刷インキ、機密保全文書中のアンテナとしてマイクロ‐ワイヤ類の利用、機密保全文書を調製する方法および機密保全文書の認証法 |
| JP4748909B2 (ja) * | 1999-11-25 | 2011-08-17 | シクパ・ホールディング・ソシエテ・アノニム | 印刷インキ、機密保全文書中のアンテナとしてマイクロ‐ワイヤ類の利用、機密保全文書を調製する方法および機密保全文書の認証法 |
| JP2015196819A (ja) * | 2014-04-03 | 2015-11-09 | 独立行政法人 国立印刷局 | 赤外透過軟磁性インキ及び真偽判別印刷物 |
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