JPH08260605A - 大スパン床構造システム - Google Patents

大スパン床構造システム

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JPH08260605A
JPH08260605A JP8449695A JP8449695A JPH08260605A JP H08260605 A JPH08260605 A JP H08260605A JP 8449695 A JP8449695 A JP 8449695A JP 8449695 A JP8449695 A JP 8449695A JP H08260605 A JPH08260605 A JP H08260605A
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JP
Japan
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chord member
truss
floor structure
steel pipe
lower chord
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JP8449695A
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English (en)
Inventor
Kiyonori Kikutake
清訓 菊竹
R Robertson Leslie
アール ロバートソン レスリー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 経済性及び信頼性に優れた大スパン床構造シ
ステムを新しいトラス構造によって提供する。 【構成】 鋼管内にコンクリートを充填した鋼管コンク
リートによって構成した一対の上弦材51と、鋼管内に
PC鋼材を挿通したプレストレスト鋼管によって構成し
た一対の下弦材52とを備え、上弦材51を平坦に形成
すると共に下弦材52を下向に凸状の弓形に形成し、下
弦材52の中央部分の間隔が狭くなるよう形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大スパン床構造シス
テムに関し、詳しくはアリーナ施設等の大型建築物の天
井部分を構成可能であると共に、当該天井部分を平坦な
広場としても利用可能な大スパン床構造システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、支柱を設けることなく大
スパンを得ることのできる構造としてトラス構造が知ら
れている。このトラス構造は、荷重に対して上弦材の圧
縮力と下弦材の引張力によって対抗している。また、従
来のトラス構造は、一般に上弦材を上方に湾曲或は突出
させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来のトラス
構造を更に大きなスパンを有する建築物に適用するには
限界がある。即ち、長大スパンを得るためには、上弦材
及び下弦材の断面積を大きくして荷重に対する対抗力を
増さなければならない。従って、構造材の重量増加を招
くばかりではなく、経済性、安全性等の問題が増大す
る。しかも、長大化するに伴って信頼性が低下する。一
方、床構造とするためには、上弦材側を平坦に形成しな
ければならない。従って、従来のトラス構造による長大
スパンの床構造は構築できないのが現状であった。本発
明は上記に鑑み提案されたもので、経済性及び信頼性に
優れた大スパン床構造システムを新しいトラス構造によ
って提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、上弦材と下弦材とを垂直材又は斜材により接
合したトラス構造を備える大スパン床構造システムであ
って、鋼管内にコンクリートを充填した鋼管コンクリー
トによって構成した上弦材と、鋼管内にPC鋼材を挿通
したプレストレスト鋼管によって構成した下弦材とを備
え、上記上弦材を平坦に形成すると共に、上記下弦材を
下向に凸状の弓形に形成し、上記上弦材と下弦材とを垂
直材又は斜材によって連結したメイントラスを構成し、
該メイントラスを複数並設すると共に、各メイントラス
をブリッジトラスにより連結したものである。
【0005】
【作用】鋼管内にコンクリートを充填した鋼管コンクリ
ートによって構成した上弦材で荷重の圧縮力に対抗し、
PC鋼材を挿通したプレストレスト鋼管によって構成し
た下弦材で荷重の引張力に対抗するので、トラスを構成
する鋼材の断面積を小さくすることができる。また、並
設した上弦材によって平坦な床構造を構成することがで
きる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図示の一実施例について説明
すと、図1は、本発明に係る大スパン床構造システムを
適用したアリーナ施設1の概略の構造を示す正面図であ
る。このアリーナ施設1は、基礎構造部分2及び下部構
造部分3と、スタンド部分4と、天井兼床構造部分5
と、屋根構造部分6を備えている。
【0007】基礎構造部分2は、例えば場所打ちコンク
リート杭21によって構成し、下部構造部分3は大きな
軸力に対処し且つ剛性を高めた主柱31によって構成す
る。この主柱は31、鋼管の内部にコンクリートを充填
した鋼管コンクリート(CFT:Concrete Filled Stee
l Tube)によるCFT構造を備える。
【0008】スタンド部分4は段床41を備え、この段
床41は例えばプレキャスト(PCa)段床によって構
成し、工期の短縮を図っている。
【0009】天井兼床構造部分5は、本発明に係る大ス
パン床構造システムによって構成する。即ち、大スパン
床構造システムは、上弦材51及び下弦材52を備える
複数のメイントラス53を、ブリッジトラス54によっ
て互いに連結して構成する。
【0010】このメイントラス53は、例えば図3及び
図4に示すように、ほゞ平行する2本の上弦材51を上
横材55によって連結する。一方、下弦材52は、下向
に凸状に湾曲した弓形に形成してあり、中央部分の間隔
が狭くなるように下横材56で連結してある。また、上
記上弦材51と下弦材52との間には斜材57が連結し
てある。
【0011】上記上弦材51は、管内にコンクリート9
1を充填した鋼管コンクリート(CFT)によって構成
する。一方、下弦材52は管内にPC鋼材92を挿通し
たプレストレスト鋼管によって構成する。これは、図2
(B)のプレストレスト梁における力の方向を示す概念
図のように、荷重に対して上弦材51は圧縮により、下
弦材52は引張及びプレストレストによって対抗するた
めである。尚、図2(A)は単純支持梁における力の方
向を示す概念図である。
【0012】この鋼管コンクリートを用いた上弦材51
によれば、当該上弦材51の剛性、圧縮強度が高くな
り、鋼管の断面積を小さくすることができる。また、鋼
材料と溶接サイズの低減により、工期の短縮及びコスト
の削減が可能になる。
【0013】一方、プレストレスト鋼管を用いた下弦材
52によれば、接合部分のないPC鋼材92に引張力の
大部分を負担させることができ、信頼性が向上する。ま
た、引張力が制御されるため、下弦材52の断面積を小
さくでき、即ち小径とすることができ、メイントラス5
3を美しく見せることができる。しかも、鋼材料と溶接
サイズの低減により、工期の短縮及びコストの削減がで
きる。
【0014】そして、上記のような構成のメイントラス
53を複数本並設すると共に、各メイントラス53をブ
リッジトラス54によって連結して、各上弦材51で平
坦な床面を構成する。この床面は後述するように、広場
7を形成することができる。
【0015】上記した床構造部分の上部に設置する屋根
構造部分6は、構造材のスケルトンを示す図5(A)の
ように、2つのキールトラス61とそれらを横断するク
ロストラス62からなるハイブリッドトラス構造であ
る。上記キールトラス61のV字状形状、換言すると2
つのキールトラス61の開き具合は、支持点の位置即ち
後述する大柱63の位置によって決定する。また、上記
キールトラス61は、3本の大柱63によって支持す
る。この大柱63は、鉛直荷重を直接基礎まで伝達し、
前記した大スパン床構造にかかる荷重を低減している。
【0016】上記キールトラス61は垂直面よりやゝ傾
かせ、クロストラス62と一体になるアーチを形成する
ように構成する。このため、屋根のラインをソフトに見
せると同時にエントランス71との軸を一致させ、デザ
イン的整合を図っている。そして、各トラスの空間を膜
構造或はガラス屋根構造等とする。また、内部の気圧を
調整して台風等の強風時の安定を保つようにする。この
ようなトラス構造を有する屋根構造の場合には、地震等
の天災、或は火災等の人災が発生して一部が破損して
も、全体が一度に崩壊することがなく、安全性が高くて
生命と財産を保護することができ、避難場所としても活
用可能である。
【0017】尚、図5は構造材を示すスケルトン図であ
って、上記したように(A)は屋根構造部分6、(B)
は大スパン床構造システムによる天井兼床構造部分5、
(C)はアリーナ施設本体11を夫々示す。
【0018】図6及び図7は、本発明に係る大スパン床
構造システムを適用したアリーナ施設1のより具体的な
説明図である。即ち、このアリーナ施設1は、例えば、
倉庫、準備室、或は機械室として利用する地下部分、及
び観客席42、ボックス席、通路等として利用する地上
部分、並びに天井部分の上方に形成した広場7を有して
いる。そして、この広場7の屋根構造部分6は、アリー
ナ施設本体11に対して偏在する状態で形成してある。
即ち、屋根構造部分6の中心が、アリーナ施設1の中央
に形成したグランド部分12から偏心した状態で形成し
てあり、デザイン的に斬新なものとなっている。また、
この広場7には小ドーム72を形成して区画した小空間
を設けている。
【0019】以上本発明を図面の実施例について説明し
たが、本発明は上記した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適
宜に実施できる。例えば、上記した実施例の説明では、
アリーナ施設について説明したが、他の大型建築物に利
用することもできる。また、大スパン床構造の上部に屋
根を設けた広場について説明したが、屋根を設けること
なく自然に開放した広場とすることもできる。
【0020】
【発明の効果】以上要するに本発明は、上弦材と下弦材
とを垂直材又は斜材により接合したトラス構造を備える
大スパン床構造システムであって、鋼管内にコンクリー
トを充填した鋼管コンクリートによって構成した上弦材
と、鋼管内にPC鋼材を挿通したプレストレスト鋼管に
よって構成した下弦材とを備え、上記上弦材を平坦に形
成すると共に、上記下弦材を下向に凸状の弓形に形成
し、上記上弦材と下弦材とを垂直材又は斜材によって連
結したメイントラスを構成し、該メイントラスを複数並
設すると共に、各メイントラスをブリッジトラスにより
連結したので、トラス部材の断面積を減少させることが
できと共に、上弦材の剛性、圧縮強度を高めることがで
きる。また、鋼材料と溶接サイズの低減を図ることがで
き、工期の短縮及びコストの削減が可能になる。一方、
下弦材は、接合部分のないPC鋼材に荷重による引張力
の大部分を負担させることができるので信頼性が向上す
ると共に、下弦材の断面積を小さくできる。従って、視
覚的に美しく見せることができる。しかも、鋼材料と溶
接サイズの低減により、工期の短縮及びコストの削減が
可能である。そして、上記のような上弦材と下弦材とを
適用したメイントラスを複数本並設すれば、上弦材の上
面側に平坦で且つ大面積の床面を構成することができ、
建築物の上部に広場を形成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る大スパン床構造を適用したアリー
ナ施設の概略の構造を示す正面図である。
【図2】トラス構造の概念図を示し、(A)は単純支持
梁、(B)はプレストレスト梁における力の向きを示
す。
【図3】本発明によるトラス構造の一部欠截した斜視図
である。
【図4】本発明に係るトラス構造の斜視図である。
【図5】構造材を示すスケルトン図であって、(A)は
屋根構造部分、(B)は大スパン床構造システムによる
天井兼床構造部分、(C)はアリーナ施設本体を夫々示
す。
【図6】アリーナ施設内部の説明図である。
【図7】アリーナ施設全体の説明図である。
【符号の説明】
1 アリーナ施設 2 基礎構造部分 3 スタンド部分 5 天井兼床構造部分 6 屋根構造部分 7 広場 51 上弦材 52 下弦材 53 メイントラス 54 ブリッジトラス 55 上横材 56 下横材 57 斜材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レスリー アール ロバートソン アメリカ合衆国 ニューヨーク 10128 ニューヨーク イースト エイティナイン ス ストリート 45

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上弦材と下弦材とを垂直材又は斜材によ
    り接合したトラス構造を備える大スパン床構造システム
    であって、 鋼管内にコンクリートを充填した鋼管コンクリートによ
    って構成した上弦材と、鋼管内にPC鋼材を挿通したプ
    レストレスト鋼管によって構成した下弦材とを備え、 上記上弦材を平坦に形成すると共に、上記下弦材を下向
    に凸状の弓形に形成し、 上記上弦材と下弦材とを垂直材又は斜材によって連結し
    たメイントラスを構成し、該メイントラスを複数並設す
    ると共に、各メイントラスをブリッジトラスにより連結
    したことを特徴とする大スパン床構造システム。
  2. 【請求項2】 一対の下弦材を下向に凸状に湾曲した弓
    形に形成すると共に、中央部分の間隔が狭くなるよう形
    成した請求項1に記載の大スパン床構造システム。
JP8449695A 1995-03-17 1995-03-17 大スパン床構造システム Pending JPH08260605A (ja)

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JP8449695A JPH08260605A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 大スパン床構造システム

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JP8449695A Pending JPH08260605A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 大スパン床構造システム

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102296750A (zh) * 2011-05-31 2011-12-28 中铁十局集团建筑工程有限公司 大跨度预应力张弦梁及其施工方法
JP5654171B1 (ja) * 2014-08-26 2015-01-14 黒沢建設株式会社 プレストレスを導入した屋根架構
JP2016216929A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 大成建設株式会社 屋根架構およびその構築方法
CN112096088A (zh) * 2020-08-21 2020-12-18 中国建筑第八工程局有限公司 钢管预应力钢绞线高空穿管施工方法

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CN102296750B (zh) 2011-05-31 2013-03-27 中铁十局集团建筑工程有限公司 大跨度预应力张弦梁的施工方法
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