JPH08261006A - エンジンのクランク軸ダイナミックダンパ - Google Patents

エンジンのクランク軸ダイナミックダンパ

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JPH08261006A
JPH08261006A JP6452395A JP6452395A JPH08261006A JP H08261006 A JPH08261006 A JP H08261006A JP 6452395 A JP6452395 A JP 6452395A JP 6452395 A JP6452395 A JP 6452395A JP H08261006 A JPH08261006 A JP H08261006A
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JP
Japan
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crankshaft
dynamic damper
hub
way clutch
weight
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JP6452395A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Masuda
辰哉 増田
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタータモータの回転力により弾性部材の耐
久性が低下するのを防止できるエンジンのクランク軸ダ
イナミックダンパを提供する。 【構成】 スタータモータ33の回転力がクランク軸1
1の端部に装着されたワンウェイクラッチ42を介して
該クランク軸11に伝達されるエンジンのクランク軸ダ
イナミックダンパ50において、該ダイナミックダンパ
50をクランク軸11のワンウェイクラッチ42より外
側の右端部11cにワンウェイクラッチ42から分離独
立して配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クランク軸のねじれ共
振を防止するようにしたダイナミックダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン運転時におけるクランク
軸のねじれ共振を防止するためにダイナミックダンパを
配設したものが提案されている(例えば、実開平3−8
4457号公報参照)。これは、図8に示すように、ク
ランク軸100に固定した筒状のボス部101にゴム製
の弾性体102を介してワンウェイクラッチ103のア
ウタホイール104(ウェイト)を接続し、インナホイ
ール105のリングギヤ106をアイドルギヤを介して
図示しないスタータモータの駆動ギヤに噛合させた構造
を有している。この構造では、エンジン始動時には、矢
印で示すように、スタータモータの回転をリングギヤ1
06からインナホイール105,ローラ107を介して
アウタホイール104に伝達するとともに、該アウタホ
イール104から弾性部材102を介してクランク軸1
00に伝達するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ダイナミックダンパでは、スタータモータからの回転力
を弾性体を介してクランク軸に伝達する構造であるの
で、弾性体の耐久性が低下するおそれがあり、またダン
パ機能が損なわれるという問題が懸念される。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、弾性体の耐久性が低下したりダン
パ機能が損なわれたりするのを防止できるエンジンのク
ランク軸ダイナミックダンパを提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、スタ
ータモータの回転力がクランク軸の端部に装着されたワ
ンウェイクラッチを介して該クランク軸に伝達されるよ
うに構成されたエンジンのクランク軸ダイナミックダン
パにおいて、該ダイナミックダンパを上記クランク軸の
ワンウェイクラッチより外側部分に配置固定したことを
特徴としている。
【0006】請求項2の発明は、ダイナミックダンパ
が、筒状のハブ本体の内周面に半径方向に延びるフラン
ジ部を一体形成してなるハブの外周面に弾性部材を介し
て筒状のウェイトを嵌装接続して構成されており、上記
ハブのフランジ部がクランク軸の端面にボルト締め固定
されていることを特徴としている。
【0007】請求項3の発明は、ダイナミックダンパ
が、ワンウェイクラッチの出力側アウタホイールのボス
部にハブ部を一体形成し、該ハブ部の外周面に弾性部材
を介して筒状のウェイトを嵌装接続して構成されてお
り、上記ハブ部がクランク軸の外端部に固定されている
ことを特徴としている。
【0008】請求項4の発明は、ダイナミックダンパ
が、有底筒状のハブの外周面に弾性部材を介してウェイ
トを嵌装接続して構成されており、上記ハブの筒状がワ
ンウェイクラッチの出力側アウタホイールのボス部に圧
入嵌合されているとともに底部がクランク軸の端面にボ
ルト締め固定されていることを特徴としている。
【0009】請求項5の発明は、上記ウェイトにワンウ
ェイクラッチの外周部を囲む延長部が形成されているこ
とを特徴とし、請求項6の発明は、上記ウェイトの少な
くとも一部が残りの部分より比重の大きい材料で構成さ
れていることを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、クランク軸のワンウェイ
クラッチより外側部分にダイナミックダンパを独立に配
置固定したので、スタータモータからの回転力が弾性部
材を通ってクランク軸に伝達されることはなく、従って
上記回転力により弾性部材の耐久性が低下することはな
く、またダンパ機能に支障が生じることもない。
【0011】請求項2の発明では、ダイナミックダンパ
を、ハブ本体の内周面にフランジ部を一体形成してなる
ハブの外周面に弾性部材を介してウェイトを嵌装接続し
た構成とし、上記フランジ部をクランク軸の端面にボル
ト締め固定したので、ダイナックダンパのワンウェイク
ラッチからの分離独立を実現できる。またハブ本体がア
ウタホイールのボス部を囲むようにハブを配置したの
で、クランク軸の端部周りの空きスペースを有効利用し
てダイナミックダンパを配置でき、クランク軸方向外側
への突出量を抑制できることからバンク角を確保でき
る。
【0012】請求項3の発明では、請求項2の発明の作
用に加えて、上記ダイナミックダンパのハブ部をワンウ
ェイクラッチのアウタホイールのボス部に一体形成した
ので、部品点数を削減できるとともに、ダイナミックダ
ンパをコンパクト化できる。
【0013】請求項4の発明では、ハブの筒部をアウタ
ホイールのボス部に圧入嵌合するとともに底部をクラン
ク軸の端面にボルト締め固定したので、ダイナミックダ
ンパの取付力を向上でき、ボルトに弛みが生じた場合の
ダイナミックダンパの弛みを回避してダンパ機能への影
響を防止できる。
【0014】請求項5の発明では、上記ウェイトをワン
ウェイクラッチの外周面を囲む延長部を形成したので、
クランク軸の端部周りのデッドスペースを有効利用する
ことによってバンク角を確保しながらウェイトの慣性質
量を増大することができ、ダンパ機能をさらに向上でき
る。
【0015】請求項6の発明では、上記ウェイトの少な
くとも一部を比重の大きい材料で構成したので、大型化
することなく慣性質量を増やすことが可能となり、ダン
パ機能を向上できる。また同一の慣性質量の場合は小型
化できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図に基づいて説
明する。図1ないし図3は、請求項1及び2の発明の一
実施例によるクランク軸ダイナミックダンパを説明する
ための図であり、図1は本実施例のクランク軸ダイナミ
ックダンパを示す断面図、図2,図3はそれぞれ本実施
例のクランク軸ダイナミックダンパを備えたエンジンの
側面図,背面図である。ここで本実施例における左, 右
とは、エンジン後方から見た場合の左, 右である。
【0017】図において、1は自動二輪車に搭載される
水冷式4サイクル並列4気筒エンジンであり、これは気
筒軸を前方に傾斜させた状態で車両に搭載される。上記
エンジン1は、シリンダブロック2の上合面にシリンダ
ヘッド3を積層してボルトで締結し、該シリンダヘッド
3の上合面にヘッドカバー4を装着するとともに、上記
シリンダブロック2の下合面にクランクケース5を接続
し、該クランクケース5の下面にオイルパン6を接続し
た構造のものである。このクランクケース5はミッショ
ンケースを一体化した上下2分割構造のものである。
【0018】上記シリンダブロック2の各シリンダボア
内にはピストン9が摺動自在に挿入配置されており、該
ピストン9はコンロッド10でクランク軸11のクラン
クピン11aに連結されている。上記シリンダヘッド3
の各ピストン9との対向面には燃焼凹部3aが形成され
ており、該凹部3aに開口する2つの吸気弁開口,2つ
の排気弁開口にはそれぞれ吸気バルブ12,排気バルブ
13が開閉可能に配設されている。上記吸気弁開口は吸
気ポート14で、排気弁開口は排気ポート15でそれぞ
れシリンダヘッド3の後壁,前壁に導出されており、上
記吸気ポート14の上端にはスロットルバルブ16を内
蔵した自動可変ベンチュリ式の気化器17が接続され、
さらに該気化器17の上流端にはエアクリーナ18が接
続されている。
【0019】上記ヘッドカバー4内には上記吸気バルブ
12,排気バルブ13を開閉駆動する一対のカム軸1
9,19が互いに平行に配置されている。該各カム軸1
9の軸方向中央部,及び上記クランク軸11の軸方向中
央部にはそれぞれスプロケット20,21が固定されて
おり、該両スプロケット20,21に巻回されたタイミ
ングチェーン22により上記各カム軸19を回転駆動す
る。
【0020】上記クランクケース5内には変速機構を構
成するメイン軸25がクランク軸11と平行に配設され
ており、該メイン軸25の後方にはこれと平行にドライ
ブ軸26が配設されている。該ドライブ軸26の左側端
部はクランクケース7から外方に突出しており、該突出
部には図示しないドライブチェーンを介して後輪を回転
駆動する駆動スプロケット27が結合されている。上記
メイン軸25の右側端部にはクラッチ機構28が接続さ
れており、該クラッチ機構28の入力ギヤ28aには上
記クランク軸11の出力ギヤ11bが噛合している。ま
たこのクラッチ機構28は上記メイン軸25の軸芯に挿
入されたプッシュロッド28bを進退させることにより
エンジン動力を断続するように構成されている。
【0021】また上記クランク軸11の左側端部には発
電機30が接続されており、該発電機30の回転子はフ
ライホイールとして機能する。さらに上記クランクケー
ス5の前壁下部にはオイルエレメント29が接続されて
おり、これはオイルポンプからの潤滑油を濾過して上記
エンジン1の各構成部品に供給する。
【0022】上記クランクケース5の上面にはスタータ
モータ33が配置されており、該モータ33はクランク
ケース5に一体形成されたボス部(図示せず)にボルト
締め固定されている。また上記クランクケース5の右側
壁合面5aにはスタータギヤ列を覆うスタータケース3
4がボルトにより着脱可能に装着されている。
【0023】上記スタータケース34内の上端部にはス
タータモータ33の回転軸33aが位置しており、該回
転軸33aにはこれと同軸をなすように配置されたアイ
ドラギヤ35が結合部材36により結合されており、こ
のアイドラギヤ35は軸受37,38により回転自在に
支持されている。また上記スタータケース34内の中央
部には2つの中間ギヤ39,40が軸41,41により
回転自在に支持されており、上側の中間ギヤ39は上記
アイドラギヤ35に噛合している。
【0024】上記スタータケース34内の下部には上記
クランク軸11の右端部11cが突出しており、この右
端部11cにはワンウェイクラッチ42が装着されてい
る。このワンウェイクラッチ42は入力側のインナホイ
ール43と出力側のアウタホイール44との間に多数の
ローラ45を介設した概略構造のもので、回転力を上記
インナホイール43からアウタホイール44方向にのみ
伝達し、逆方向には空転するようになっている。
【0025】上記インナホイール43はベアリング46
を介してクランク軸右端部11cに回転自在に装着され
ている。該インナホイール44の軸方向内側にはリング
ギヤ47が結合されており、該リングギヤ47は上記下
側の中間ギヤ40に噛合している。また上記アウタホイ
ール44の軸方向外側にはフランジ48がボルト48a
で締め付け固定されており、該フランジ48のボス部4
8bはクランク軸右端部11cにテーパ嵌合するととも
にキー49を介して結合されている。これによりスター
タモータ33の回転力はアイドラギヤ35,各中間ギヤ
39,40,リングギヤ47により順次減速され、イン
ナホイール43からアウタホイール44を介してクラン
ク軸11に伝達される。なお、上記ボルト48aを取り
外すとともにフランジ48のねじ孔48cにボルトをね
じ込むことにより、該フランジ48を右端部11cのテ
ーパ部から取り外すことができる。
【0026】そして上記クランク軸11の右端部11c
には本実施例の特徴をなすダイナミックダンパ50がワ
ンウェイクラッチ42から分離独立して配置されてい
る。このダイナミックダンパ50は、円筒状のハブ本体
51a内に半径方向に延びるフランジ部51bを一体形
成してなるハブ51と、上記ハブ本体51aの外周面に
圧入されたスリーブ52と、該スリーブ52の外周面に
固着されたゴム製円筒状の弾性部材53と、該弾性部材
53の外周面に固着された鉄製のリングウェイト54と
から構成されている。
【0027】上記リングウェイト54は、上記スタータ
ケース34の内面に沿う形状の本体部54aにボルト4
8aとの干渉を回避するための切欠き部54bを形成し
たリング状のものである。また上記ハブ本体51aは上
記フランジ48のボス部48bの外周を囲むように同軸
配置されており、フランジ部51bがクランク軸右端部
11cの端面にボルト55により固定されており、かつ
上記ボス部48bの端面を押圧している。
【0028】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例では、ダイナミックダンパ50をクランク
軸11のワンウェイクラッチ42より外側の右端部11
cにワンウェイクラッチ42から分離独立して配置した
ので、スタータモータ33からの回転力はワンウェイク
ラッチ42を介して直接クランク軸11に伝達されるこ
ととなり、弾性部材53に回転力が加わることはない。
その結果、クランキング時のモータ駆動力による弾性部
材53の耐久性の低下を回避でき、ダンパとしての機能
を確保できる。
【0029】また本実施例では、上記ダイナミックダン
パ50を、ハブ本体51aがワンウェイクラッチ42の
ボス部48bに重なるように配置したので、クランク軸
11の右端部11c周りの空きスペースを有効利用して
配置できる。またダイナミックダンパ50の軸方向外側
への突出量を抑制できるので、自動二輪車をコーナリン
グ時に傾斜させた場合の路面と接触するまでの車体傾斜
角(バンク角)を確保できる。また、上記突出量を抑制
しながら弾性部材53の軸方向寸法を確保でき、ダイナ
ミックダンパ50の耐久性を向上できる。
【0030】さらに上記ハブ51のフランジ部51bを
ワンウェイクラッチ42の固定用ボルト55により共締
め固定したので、別途部品を準備する必要がなく部品点
数の増加,構造の複雑化を回避できる。
【0031】図4は、請求項3の発明の一実施例による
ダイナミックダンパを説明するための図であり、図中、
図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0032】本実施例のダイナミックダンパ60は、ワ
ンウェイクラッチ42のフランジ48のボス部48bに
筒状のハブ部61を一体形成するとともに、該ハブ部6
1の外周面にスリーブ62を圧入し、該スリーブ62の
外周面に弾性部材63を介在させてリングウェイト64
を固着して構成されている。そして上記ハブ部61はク
ランク軸11の右端部11cにワッシャ66を介してボ
ルト55により締め付け固定されている。また上記ワン
ウェイクラッチ42のアウタホイール44はこれの軸方
向内側から螺挿された皿状頭部のボルト65により上記
フランジ48に締結されている。
【0033】本実施例では、ダイナミックダンパ60の
ハブ部61をフランジ48のボス部48bに一体形成し
たので、ハブを別途形成する場合に比べて部品点数を削
減でき、部品コストを低減できる。また上記ダイナミッ
クダンパ60とワンウェイクラッチ42とをアッシィと
して一体化でき、組付け作業性を向上できる。さらに上
記ハブ部61を軸方向外方に延長したので、スリーブ6
2の圧入面積を大きくとることができ、振動等による弛
みを防止できる。
【0034】また、上記アウタホイール44を内側から
螺挿したボルト65で固定したので、外側からボルトを
螺挿する場合のような、リングウェイトにボルト頭部と
の干渉を回避するための切欠きを形成する必要をなくす
ことができ、その分だけリングウェイト64の慣性質量
を大きくすることができる。
【0035】図5は、請求項4の発明の一実施例による
ダイナミックダンパを説明するための図であり、図中、
図4と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0036】本実施例のダイナミックダンパ70は、有
底筒状のハブ71の外周面にスリーブ72を固着し、該
スリーブ72の外周面に弾性部材73を介在させてリン
グウェイト74を固着して構成されている。そして上記
ハブ71の筒部71bはワンウェイクラッチ42のボス
部48bに圧入されており、該ハブ71の底部71aは
ボルト55によりクランク軸11の右端部11cの端面
に締め付け固定されている。
【0037】本実施例では、ダイナミックダンパ70の
ハブ71をボス部48bに圧入するとともに、該ハブ7
1の底部71aをクランク軸11にボルト締め固定した
ので、ダイナミックダンパ70の取付け強度を向上で
き、ボルト55に弛みが生じた場合のダイナミックダン
パ70の弛みを回避してダンパ機能への悪影響を防止で
きる。
【0038】図6は、請求項5の発明の一実施例による
ダイナミックダンパを説明するための図であり、図中、
図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0039】本実施例のダイナミックダンパ80は、リ
ングウェイト81をカバーケース82の内面に沿って半
径方向に延びる本体部81aと、該本体部81aからワ
ンウェイクラッチ42の外周部を囲むように軸方向内側
に延びる延長部81bとを一体形成して構成されてい
る。
【0040】本実施例では、リングウェイト81を本体
部81aとワンウェイクラッチ42の外周部を囲む大径
の延長部81bとで構成したので、即ち径の大きい部分
にて増肉したので、該ウェイト81の質量増加により該
ウェイト81の慣性質量を効率的に増大でき、ダンパ機
能をさらに向上できる。この場合、上記スタータケース
82の上記延長部81bを囲む外周部82aは上記各実
施例に比べて大径となるが、該部分の大径化はそれほど
上述のバンク角を確保する上での支障にはならない。
【0041】図7は、請求項6の発明の一実施例による
ダイナミックダンパを説明するための図であり、図中、
図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0042】本実施例のダイナミックダンパ90は、ハ
ブ51の外周面にスリーブ52を介して弾性部材53を
固着し、該弾性部材53の外周面に筒状の鉄製リングウ
ェイト91を固着し、該リングウェイト91の外周面に
該ウェイト91より比重の大きい高比重部材92を固着
して構成されている。この高比重部材92としては、例
えばアンビロイが採用でき、また固着方法としては圧
入,接着,あるいはボルト締め固定が採用できる。
【0043】本実施例によれば、鉄製リングウェイト9
1にアンビロイ等の高比重部材92を固着したので、ダ
イナミックダンパ90全体の大きさを変えることなく慣
性質量のみ増やすことができ、さらにスタータケース3
4の形状,大きさを変えることなくダイナミックダンパ
90を収納できる。なお、同じ慣性質量であればダイナ
ミックダンパ全体を小型化できる。
【0044】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明のクランク
軸ダイナミックダンパによれば、ダイナミックダンパを
クランク軸のワンウェイクラッチより外側部分に分離独
立して配置したので、スタータモータからの回転力によ
る弾性部材の耐久性低下を防止でき、ダンパ機能を確実
に保持できる効果がある。
【0045】請求項2の発明では、ダイナミックダンパ
を、ハブ本体がワンウェイクラッチのボス部と重なる配
置したので、クランク軸端部の空きスペースを有効利用
してダイナミックダンパを配置でき、また、軸方向外側
への突出量を抑制できることからバンク角を確保できる
効果がある。
【0046】請求項3の発明では、ダイナミックダンパ
のハブ部をワンウェイクラッチのアウタホイールのボス
部に一体形成したので、部品点数を削減できるとともに
ダイナミックダンパをコンパクト化できる効果がある。
【0047】請求項4の発明では、ハブの筒部をアウタ
ホイールに圧入嵌合するとともに、底部をクランク軸の
端面にボルト締め固定したので、ダイナミックダンパの
取付力を向上でき、ボルトの弛が生じた場合のダイナミ
ックダンパの弛みを回避してダンパ機能への影響を防止
できる効果がある。
【0048】請求項5の発明では、上記ウェイトにワン
ウェイクラッチの外周部を囲む延長部を形成したので、
ウェイトの慣性質量を増大できる効果がある。
【0049】請求項6の発明では、上記ウェイトの少な
くとも一部を比重の大きい材料で構成したので、大型化
することなく慣性質量を増大できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2の発明の一実施例によるクランク
軸ダイナミックダンパを説明するための断面図である。
【図2】上記実施例のダイナミックダンパが適用された
エンジンの側面図である。
【図3】上記実施例エンジンの背面図である。
【図4】請求項3の発明の一実施例によるダイナミック
ダンパを示す断面図である。
【図5】請求項4の発明の一実施例によるダイナミック
ダンパを示す断面図である。
【図6】請求項5の発明の一実施例によるダイナミック
ダンパを示す断面図である。
【図7】請求項6の発明の一実施例によるダイナミック
ダンパを示す断面図である。
【図8】従来のクランク軸ダイナミックダンパを示す概
略図である。
【符号の説明】
11 クランク軸 11c 右端部(外側部
分) 33 スタータモータ 42 ワンウェイクラ
ッチ 50,60,70,80,90 ダイナミックダ
ンパ 51,71 ハブ 51a ハブ本体 51b フランジ部 53,63,73 弾性部材 54,64,74,81,91,92 リングウェイト 61 ハブ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタータモータの回転力がクランク軸の
    端部に装着されたワンウェイクラッチを介して該クラン
    ク軸に伝達されるように構成されたエンジンのクランク
    軸ダイナミックダンパにおいて、上記クランク軸のワン
    ウェイクラッチより軸方向外側部分に配置固定されてい
    ることを特徴とするエンジンのクランク軸ダイナミック
    ダンパ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、筒状のハブ本体の内
    周面に半径方向に延びるフランジ部を一体形成してなる
    ハブの外周面に弾性部材を介して筒状のウェイトを嵌装
    接続して構成されており、上記ハブのハブ本体がワンウ
    ェイクラッチの出力側アウタホイールのボス部を囲んで
    おり、フランジ部がクランク軸の端面にボルト締め固定
    されていることを特徴とするエンジンのクランク軸ダイ
    ナミックダンパ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記ワンウェイクラ
    ッチの出力側アウタホイールに筒状のハブ部を一体形成
    し、該ハブ部の外周面に弾性部材を介して筒状のウェイ
    トを嵌装接続して構成されており、上記ハブ部がクラン
    ク軸の外端部に固定されていることを特徴とするエンジ
    ンのクランク軸ダイナミックダンパ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、有底筒状のハブの外
    周面に弾性部材を介してウェイトを嵌装接続して構成さ
    れており、上記ハブの筒部がワンウェイクラッチの出力
    側ホイールのボス部に圧入嵌合されているとともに底部
    がクランク軸の端面にボルト締め固定されていることを
    特徴とするエンジンのクランク軸ダイナミックダンパ。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4の何れかにおいて、上
    記ウェイトにワンウェイクラッチの外周部を囲む延長部
    が形成されていることを特徴とするエンジンのクランク
    軸ダイナミックダンパ。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし4の何れかにおいて、上
    記ウェイトの少なくとも一部が残りの部分より比重の大
    きい材料で構成されていることを特徴とするエンジンの
    クランク軸ダイナミックダンパ。
JP6452395A 1995-03-23 1995-03-23 エンジンのクランク軸ダイナミックダンパ Withdrawn JPH08261006A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7798928B2 (en) * 2004-03-24 2010-09-21 The Gates Corporation Dual ratio belt drive system

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