JPH0826186A - 翼端板付きプロペラ - Google Patents
翼端板付きプロペラInfo
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- JPH0826186A JPH0826186A JP6161624A JP16162494A JPH0826186A JP H0826186 A JPH0826186 A JP H0826186A JP 6161624 A JP6161624 A JP 6161624A JP 16162494 A JP16162494 A JP 16162494A JP H0826186 A JPH0826186 A JP H0826186A
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- JP
- Japan
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- blade
- propeller
- tip
- wing
- blades
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- 238000000926 separation method Methods 0.000 abstract description 20
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 15
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H1/00—Propulsive elements directly acting on water
- B63H1/02—Propulsive elements directly acting on water of rotary type
- B63H1/12—Propulsive elements directly acting on water of rotary type with rotation axis substantially in propulsive direction
- B63H1/14—Propellers
- B63H1/18—Propellers with means for diminishing cavitation, e.g. supercavitation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
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- B63H1/12—Propulsive elements directly acting on water of rotary type with rotation axis substantially in propulsive direction
- B63H1/14—Propellers
- B63H1/26—Blades
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
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- B63H1/02—Propulsive elements directly acting on water of rotary type
- B63H1/12—Propulsive elements directly acting on water of rotary type with rotation axis substantially in propulsive direction
- B63H1/14—Propellers
- B63H1/28—Other means for improving propeller efficiency
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 翼先端部での翼面高負荷特性を本質的に損う
ことなくして、流れの状態によっては発生する可能性の
ある翼前面(低圧面)先端部の前縁での境界層剥離を抑
制する。 【構成】 プロペラボス3にラジアル方向に延びる複数
葉の翼2を設ける。各翼2の翼端4を円弧形状に形成す
るとともに、各翼2の翼後面6の側に軸方向に張り出す
翼端板5を翼先端弧に沿って設ける。プロペラ1の回転
方向において翼端板5の前縁をなす端板前縁5aを、翼
2の前縁をなす翼前縁2aより適当距離だけ後退して位
置させる。
ことなくして、流れの状態によっては発生する可能性の
ある翼前面(低圧面)先端部の前縁での境界層剥離を抑
制する。 【構成】 プロペラボス3にラジアル方向に延びる複数
葉の翼2を設ける。各翼2の翼端4を円弧形状に形成す
るとともに、各翼2の翼後面6の側に軸方向に張り出す
翼端板5を翼先端弧に沿って設ける。プロペラ1の回転
方向において翼端板5の前縁をなす端板前縁5aを、翼
2の前縁をなす翼前縁2aより適当距離だけ後退して位
置させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶に使用されるとこ
ろの、複数の翼の各翼端に軸方向に張り出した翼端板を
付けた翼端板付きプロペラに関するものである。
ろの、複数の翼の各翼端に軸方向に張り出した翼端板を
付けた翼端板付きプロペラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、船舶に使用されるプロペラにおい
ては、プロペラ効率の向上や燃料消費量の節減を図るた
めに、翼端に付属物を設けたプロペラが知られている。
この種のプロペラにおいては、翼端まで大きい幅を持た
せることにより、翼端部にも大きい荷重を分担させて翼
面荷重分布をラジアル方向に均一化させており、各翼端
に軸方向に張り出した翼端板を設けている。
ては、プロペラ効率の向上や燃料消費量の節減を図るた
めに、翼端に付属物を設けたプロペラが知られている。
この種のプロペラにおいては、翼端まで大きい幅を持た
せることにより、翼端部にも大きい荷重を分担させて翼
面荷重分布をラジアル方向に均一化させており、各翼端
に軸方向に張り出した翼端板を設けている。
【0003】この翼端板は、翼後面(高圧面)の翼先端
部に水を封じ込めて、翼先端部においても高い水圧を発
生させるためのものである。換言すれば、もしこの翼端
板がないと、翼端部の幅を大きくしても、翼後面(高圧
面)の翼端部における圧力が翼前面(低圧面)に抜けて
しまうために、幅を大きくした翼端部に高い水圧を維持
させることができなくなる。すなわち、翼端部にも大き
い荷重を負担させて翼面分布荷重をラジアル方向に均一
化させるという目的が達成できないことになり、従っ
て、プロペラ効率を向上させることができない。
部に水を封じ込めて、翼先端部においても高い水圧を発
生させるためのものである。換言すれば、もしこの翼端
板がないと、翼端部の幅を大きくしても、翼後面(高圧
面)の翼端部における圧力が翼前面(低圧面)に抜けて
しまうために、幅を大きくした翼端部に高い水圧を維持
させることができなくなる。すなわち、翼端部にも大き
い荷重を負担させて翼面分布荷重をラジアル方向に均一
化させるという目的が達成できないことになり、従っ
て、プロペラ効率を向上させることができない。
【0004】上述のことを図3〜図4に基づいてより具
体的に説明する。図3に示す通常のプロペラ15におい
ては、翼端における荷重をゼロにするような翼面荷重分
布とするために、翼端部16において翼幅が漸減され、
翼端17において幅がゼロ(点)となされている。これ
に対して、図4に示す翼端板付きプロペラ21において
は、翼端部22をも大きい翼幅となし、翼端部22にお
いても荷重を受けられるようにしている。このプロペラ
21が期待通りに作動すれば、翼面荷重分布がラジアル
方向において均一化されるので、プロペラ効率が高くな
り、プロペラ寸法を小さくすることができる。一方で、
翼端部22をも大きい翼幅とした場合には、翼端23に
も荷重がかかり、翼先端にも高圧が発生し、翼端23に
おける翼後面(高圧面)24から翼前面(低圧面)25
へ向けた流れが生起して圧力喪失および翼端渦の発生
(即ちキャビテーションの発生)を必然的に招くことに
なるので、この弊害を防止するために、各翼端23の後
面側に全幅にわたって軸方向に張り出した翼端板26を
設けている。
体的に説明する。図3に示す通常のプロペラ15におい
ては、翼端における荷重をゼロにするような翼面荷重分
布とするために、翼端部16において翼幅が漸減され、
翼端17において幅がゼロ(点)となされている。これ
に対して、図4に示す翼端板付きプロペラ21において
は、翼端部22をも大きい翼幅となし、翼端部22にお
いても荷重を受けられるようにしている。このプロペラ
21が期待通りに作動すれば、翼面荷重分布がラジアル
方向において均一化されるので、プロペラ効率が高くな
り、プロペラ寸法を小さくすることができる。一方で、
翼端部22をも大きい翼幅とした場合には、翼端23に
も荷重がかかり、翼先端にも高圧が発生し、翼端23に
おける翼後面(高圧面)24から翼前面(低圧面)25
へ向けた流れが生起して圧力喪失および翼端渦の発生
(即ちキャビテーションの発生)を必然的に招くことに
なるので、この弊害を防止するために、各翼端23の後
面側に全幅にわたって軸方向に張り出した翼端板26を
設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成におい
て、翼端板26は、翼後面(高圧面)24の先端部に水
を封じ込めて翼先端部に高い水圧を維持させるが、他
方、翼後面(高圧面)24の先端部においても圧力が大
きいために、高圧部と低圧部の境界域、すなわち翼先端
部の前縁と後縁のそれぞれの翼前面と後面の境界部分に
おいて、翼面上に形成される水の境界層の一部が、局部
的に高圧側から低圧側に急激に変化する。このことによ
り、流れの状態によっては、翼先端部の前縁と後縁の翼
前面(低圧面)側で、局所的に境界層の剥離(通常、そ
の剥離領域は小さいものであるが)を生ずる可能性があ
り、もし境界層の剥離が生ずると、剥離に伴って生ずる
渦によって翼の抵抗が増加するという問題があった。
て、翼端板26は、翼後面(高圧面)24の先端部に水
を封じ込めて翼先端部に高い水圧を維持させるが、他
方、翼後面(高圧面)24の先端部においても圧力が大
きいために、高圧部と低圧部の境界域、すなわち翼先端
部の前縁と後縁のそれぞれの翼前面と後面の境界部分に
おいて、翼面上に形成される水の境界層の一部が、局部
的に高圧側から低圧側に急激に変化する。このことによ
り、流れの状態によっては、翼先端部の前縁と後縁の翼
前面(低圧面)側で、局所的に境界層の剥離(通常、そ
の剥離領域は小さいものであるが)を生ずる可能性があ
り、もし境界層の剥離が生ずると、剥離に伴って生ずる
渦によって翼の抵抗が増加するという問題があった。
【0006】翼表面に形成される境界層が翼前面(低圧
面)の先端部で剥離を生ずる場合、前縁部では層流層の
剥離、後縁部では層流から乱流に遷移しての乱流層の剥
離となることが実験で確かめられた(何れも、剥離領域
は小さいものではある)。
面)の先端部で剥離を生ずる場合、前縁部では層流層の
剥離、後縁部では層流から乱流に遷移しての乱流層の剥
離となることが実験で確かめられた(何れも、剥離領域
は小さいものではある)。
【0007】境界層が層流から乱流に変ると、その層は
厚くなって摩擦抵抗が多少増加するが、一方で、乱流へ
の変化は、境界層を剥離し難くするとともに、その発生
点をずらせて剥離領域を小さくするので、全体として、
抵抗は層流剥離に比べて著しく小さいものである。従っ
て、翼端板付きプロペラにおいては、翼前面(低圧面)
の先端部の前縁と後縁における水の境界層の剥離のう
ち、前縁部で発生する可能性のある層流剥離を抑制する
ことにより、最も効果的に翼端板付きプロペラの抵抗を
減少させ得ることが判った。
厚くなって摩擦抵抗が多少増加するが、一方で、乱流へ
の変化は、境界層を剥離し難くするとともに、その発生
点をずらせて剥離領域を小さくするので、全体として、
抵抗は層流剥離に比べて著しく小さいものである。従っ
て、翼端板付きプロペラにおいては、翼前面(低圧面)
の先端部の前縁と後縁における水の境界層の剥離のう
ち、前縁部で発生する可能性のある層流剥離を抑制する
ことにより、最も効果的に翼端板付きプロペラの抵抗を
減少させ得ることが判った。
【0008】本発明は、翼先端部での翼面高負荷特性を
本質的に損うことなくして、流れの状態によっては発生
する可能性のある翼前面(低圧面)先端部の前縁での境
界層剥離を抑制し、プロペラ抵抗を最小にする翼端板付
きプロペラを提供することを目的とする。
本質的に損うことなくして、流れの状態によっては発生
する可能性のある翼前面(低圧面)先端部の前縁での境
界層剥離を抑制し、プロペラ抵抗を最小にする翼端板付
きプロペラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の翼端板付きプロペラは、プロペラボス
にラジアル方向に延びる複数葉の翼を設け、各翼の翼端
を円弧形状に形成するとともに、各翼の後面側に軸方向
に張り出す翼端板を翼端に沿って設けた翼端板付きプロ
ペラであって、プロペラの回転方向において翼端板の前
縁をなす端板前縁が翼の前縁をなす翼前縁より適当距離
だけ後退して位置する構成としたものである。
ために、本発明の翼端板付きプロペラは、プロペラボス
にラジアル方向に延びる複数葉の翼を設け、各翼の翼端
を円弧形状に形成するとともに、各翼の後面側に軸方向
に張り出す翼端板を翼端に沿って設けた翼端板付きプロ
ペラであって、プロペラの回転方向において翼端板の前
縁をなす端板前縁が翼の前縁をなす翼前縁より適当距離
だけ後退して位置する構成としたものである。
【0010】
【作用】上記した構成により、プロペラの翼の回転によ
り、流れが翼の後面(高圧面)を通過するとき、翼先端
部における流れが翼端板によって翼後面(高圧面)上に
封じ込められ、高圧側である翼後面の翼先端部から低圧
側である翼前面の翼先端部に逸流する(すなわち、圧力
が低下する)ことが阻止される。このことから、翼後面
(高圧面)の側において、翼先端部にまで圧力(すなわ
ち推力)を分布させ得、翼面の荷重分布がラジアル方向
に均一化される。
り、流れが翼の後面(高圧面)を通過するとき、翼先端
部における流れが翼端板によって翼後面(高圧面)上に
封じ込められ、高圧側である翼後面の翼先端部から低圧
側である翼前面の翼先端部に逸流する(すなわち、圧力
が低下する)ことが阻止される。このことから、翼後面
(高圧面)の側において、翼先端部にまで圧力(すなわ
ち推力)を分布させ得、翼面の荷重分布がラジアル方向
に均一化される。
【0011】これにより、推力がプロペラボスから翼先
端部まで連続的に増加するような分布とすることがで
き、以って高いプロペラ効率が得られ、プロペラ寸法も
小さくすることができる。この際、翼端板の前縁が翼の
前縁よりも後退して位置していることから、この後退部
分については局所的に翼表面上への水の封じ込めがな
い。すなわち、翼後面(高圧面)先端部前縁の部分は局
所的に、翼端板が存在する部分に比べて圧力が低い。従
って、この翼先端部前縁の部分での翼後面(高圧面)の
側から翼前面(低圧面)の側への急激な圧力変化がな
く、このため翼前面(低圧面)の先端前縁の部分におけ
る水の翼面境界層の層流剥離の発生、すなわち剥離渦の
発生が避けられ、剥離渦によるプロペラ抵抗の増加が避
けられる。
端部まで連続的に増加するような分布とすることがで
き、以って高いプロペラ効率が得られ、プロペラ寸法も
小さくすることができる。この際、翼端板の前縁が翼の
前縁よりも後退して位置していることから、この後退部
分については局所的に翼表面上への水の封じ込めがな
い。すなわち、翼後面(高圧面)先端部前縁の部分は局
所的に、翼端板が存在する部分に比べて圧力が低い。従
って、この翼先端部前縁の部分での翼後面(高圧面)の
側から翼前面(低圧面)の側への急激な圧力変化がな
く、このため翼前面(低圧面)の先端前縁の部分におけ
る水の翼面境界層の層流剥離の発生、すなわち剥離渦の
発生が避けられ、剥離渦によるプロペラ抵抗の増加が避
けられる。
【0012】他方、翼端板の後退部分における局所的な
翼面圧力の減少は、後退部分を有さない翼端板付きプロ
ペラの場合に比べて、翼先端部における荷重負担能力を
若干減少させるもののその量は僅かであり、翼端板の後
退部分がない場合において翼先端前縁部に生じる水の翼
面境界層の剥離によるプロペラ抵抗の増大の方がはるか
に影響が大きい。
翼面圧力の減少は、後退部分を有さない翼端板付きプロ
ペラの場合に比べて、翼先端部における荷重負担能力を
若干減少させるもののその量は僅かであり、翼端板の後
退部分がない場合において翼先端前縁部に生じる水の翼
面境界層の剥離によるプロペラ抵抗の増大の方がはるか
に影響が大きい。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1〜図2において、翼端板付きプロペラ1の
翼2は、必要なピッチと曲面形状をもって各々が得られ
るようにする。すなわち翼2は、プロペラボス3からラ
ジアル方向に延び、その翼幅は、プロペラボス3からラ
ジアル方向に進むにつれて漸増し、最大幅部を経てから
漸減するか、あるいは翼端4まで漸増し続ける。いずれ
にせよ、その翼端4に至っても十分な幅を有する。
明する。図1〜図2において、翼端板付きプロペラ1の
翼2は、必要なピッチと曲面形状をもって各々が得られ
るようにする。すなわち翼2は、プロペラボス3からラ
ジアル方向に延び、その翼幅は、プロペラボス3からラ
ジアル方向に進むにつれて漸増し、最大幅部を経てから
漸減するか、あるいは翼端4まで漸増し続ける。いずれ
にせよ、その翼端4に至っても十分な幅を有する。
【0014】各々の翼端4は円弧形状をなしており、各
翼2の翼先端弧の外周には、翼先端弧の先端形状に一致
する翼端板5を、翼後面6の側に軸方向に張り出して一
体に設けている。この翼端板5は、プロペラ1の回転方
向において翼端板5の前縁をなす端板前縁5aが翼2の
前縁をなす翼前縁2aより適当距離だけ後退して位置す
るような形状をなしており、端板前縁5aは抵抗の小さ
い適当な形状に仕上げている。この端板前縁5aの後退
量は条件により異なるが、一般的に翼先端弧の弧長さの
10〜20%程度とする。
翼2の翼先端弧の外周には、翼先端弧の先端形状に一致
する翼端板5を、翼後面6の側に軸方向に張り出して一
体に設けている。この翼端板5は、プロペラ1の回転方
向において翼端板5の前縁をなす端板前縁5aが翼2の
前縁をなす翼前縁2aより適当距離だけ後退して位置す
るような形状をなしており、端板前縁5aは抵抗の小さ
い適当な形状に仕上げている。この端板前縁5aの後退
量は条件により異なるが、一般的に翼先端弧の弧長さの
10〜20%程度とする。
【0015】尚、翼端板5と翼2との間の角度は、翼端
板5の軸方向長さが相対的に極めて小さいために性能に
はほとんど影響を及ぼさない。以下、上記構成における
作用を説明する。プロペラの翼2の回転により、流れが
翼2の後面(高圧面)6を通過するとき、翼先端部にお
ける流れが翼端板5によって翼後面(高圧面)6上に封
じ込められ、高圧側である翼後面6の翼先端部から低圧
側である翼前面の翼先端部に逸流する(すなわち、圧力
が低下する)ことが阻止される。このことから、翼後面
(高圧面)6の側において、翼先端部までも圧力(すな
わち推力)を分布させ得、翼面の荷重分布がラジアル方
向に均一化される。これにより、推力がプロペラボス3
から翼先端部まで連続的に増加するような分布とするこ
とができ、以って高いプロペラ効率が得られ、プロペラ
寸法も小さくすることができる。この際、翼端板5の前
縁が翼2の前縁よりも後退して位置していることから、
この後退部分については局所的に翼表面上への水の封じ
込めがない。すなわち、翼後面(高圧面)6の先端部前
縁の部分は局所的に、翼端板5が存在する部分に比べて
圧力が低い。従って、この翼後面(高圧面)6の先端部
前縁の部分での翼後面(高圧面)6の側から翼前面(低
圧面)の側への急激な圧力変化がなく、このため翼前面
(低圧面)の先端前縁の部分における水の翼面境界層の
層流剥離の発生、すなわち剥離渦の発生が避けられ、剥
離渦によるプロペラ抵抗の増加が避けられる。
板5の軸方向長さが相対的に極めて小さいために性能に
はほとんど影響を及ぼさない。以下、上記構成における
作用を説明する。プロペラの翼2の回転により、流れが
翼2の後面(高圧面)6を通過するとき、翼先端部にお
ける流れが翼端板5によって翼後面(高圧面)6上に封
じ込められ、高圧側である翼後面6の翼先端部から低圧
側である翼前面の翼先端部に逸流する(すなわち、圧力
が低下する)ことが阻止される。このことから、翼後面
(高圧面)6の側において、翼先端部までも圧力(すな
わち推力)を分布させ得、翼面の荷重分布がラジアル方
向に均一化される。これにより、推力がプロペラボス3
から翼先端部まで連続的に増加するような分布とするこ
とができ、以って高いプロペラ効率が得られ、プロペラ
寸法も小さくすることができる。この際、翼端板5の前
縁が翼2の前縁よりも後退して位置していることから、
この後退部分については局所的に翼表面上への水の封じ
込めがない。すなわち、翼後面(高圧面)6の先端部前
縁の部分は局所的に、翼端板5が存在する部分に比べて
圧力が低い。従って、この翼後面(高圧面)6の先端部
前縁の部分での翼後面(高圧面)6の側から翼前面(低
圧面)の側への急激な圧力変化がなく、このため翼前面
(低圧面)の先端前縁の部分における水の翼面境界層の
層流剥離の発生、すなわち剥離渦の発生が避けられ、剥
離渦によるプロペラ抵抗の増加が避けられる。
【0016】他方、翼端板5の後退部分における局所的
な翼面圧力の減少は、後退部分を有さない翼端板付きプ
ロペラの場合に比べて、翼先端部における荷重負担能力
を若干減少させるもののその量は僅かであり、翼端板5
の後退部分がない場合において翼先端前縁部に生じる水
の翼面境界層の剥離によるプロペラ抵抗の増大の方が、
はるかに影響が大きい。
な翼面圧力の減少は、後退部分を有さない翼端板付きプ
ロペラの場合に比べて、翼先端部における荷重負担能力
を若干減少させるもののその量は僅かであり、翼端板5
の後退部分がない場合において翼先端前縁部に生じる水
の翼面境界層の剥離によるプロペラ抵抗の増大の方が、
はるかに影響が大きい。
【0017】本発明の翼端板付きプロペラ1は、上記の
実施例に限るものではなく、推進器以外のプロペラ、例
えば、バウスラスター、ノズル・プロペラなどのプロペ
ラに適用しても、また、可変ピッチ・プロペラに適用し
ても、同様の作用効果を発揮する。
実施例に限るものではなく、推進器以外のプロペラ、例
えば、バウスラスター、ノズル・プロペラなどのプロペ
ラに適用しても、また、可変ピッチ・プロペラに適用し
ても、同様の作用効果を発揮する。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、翼端
板の前縁をなす端板前縁が翼の前縁をなす翼前縁より適
当距離だけ後退して位置させることにより、翼面上に、
翼先端部までも十分な推力を分布させ得て、以って高い
プロペラ効率が得られ、プロペラ寸法も小さくし得るう
え、翼端板付きプロペラにおいて水流の状態によっては
起る可能性のあった翼先端前縁部における水の翼面境界
層の剥離渦の発生を抑えられ、以ってプロペラ抵抗を大
幅に減少させ得るなど、卓越した効果を発揮し得る。
板の前縁をなす端板前縁が翼の前縁をなす翼前縁より適
当距離だけ後退して位置させることにより、翼面上に、
翼先端部までも十分な推力を分布させ得て、以って高い
プロペラ効率が得られ、プロペラ寸法も小さくし得るう
え、翼端板付きプロペラにおいて水流の状態によっては
起る可能性のあった翼先端前縁部における水の翼面境界
層の剥離渦の発生を抑えられ、以ってプロペラ抵抗を大
幅に減少させ得るなど、卓越した効果を発揮し得る。
【図1】本発明の一実施例における翼端板付きプロペラ
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】同実施例におけるM部の平面図である。
【図3】通常のプロペラを後方かつ下方から見た外観斜
視図である。
視図である。
【図4】従来の翼端板付きプロペラを後方かつ下方から
見た外観斜視図である。
見た外観斜視図である。
1 翼端板付きプロペラ 2 翼 2a 翼前縁 3 プロペラボス 4 翼端 5 翼端板 5a 端板前縁 6 翼後面(高圧面)
Claims (1)
- 【請求項1】 プロペラボスにラジアル方向に延びる複
数葉の翼を設け、各翼の翼端を円弧形状に形成するとと
もに、各翼の後面側に軸方向に張り出す翼端板を翼端に
沿って設けた翼端板付きプロペラであって、プロペラの
回転方向において翼端板の前縁をなす端板前縁が翼の前
縁をなす翼前縁より適当距離だけ後退して位置すること
を特徴とする翼端板付きプロペラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6161624A JPH0826186A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 翼端板付きプロペラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6161624A JPH0826186A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 翼端板付きプロペラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0826186A true JPH0826186A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15738724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6161624A Pending JPH0826186A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 翼端板付きプロペラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0826186A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10246886A1 (de) * | 2002-10-08 | 2004-04-22 | Helmut Obieglo | Optimierte Schiffsschraube |
| JP2011226376A (ja) * | 2010-04-20 | 2011-11-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ターボ機械 |
| US8261681B2 (en) | 2005-06-17 | 2012-09-11 | Aloys Wobben | Ship |
| KR101225177B1 (ko) * | 2010-07-16 | 2013-01-22 | 삼성중공업 주식회사 | 프로펠러 및 이를 포함하는 선박 |
| KR101422225B1 (ko) * | 2012-11-16 | 2014-07-22 | 삼성중공업 주식회사 | 보조 추력 장치를 갖는 선박 |
| US8950353B2 (en) | 2010-09-16 | 2015-02-10 | Wobben Properties Gmbh | Ship and gangway for the same |
| US9205903B2 (en) | 2010-04-06 | 2015-12-08 | Wobben Properties Gmbh | Ship with at least one sail rotor and adjustable panel at the bow |
| CN107140166A (zh) * | 2017-05-26 | 2017-09-08 | 巢湖市银环航标有限公司 | 一种可收放式前置船体牵引器 |
| EP2631168A4 (en) * | 2010-10-19 | 2017-09-20 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Propulsion device and ship using same |
| CN108698678A (zh) * | 2016-03-01 | 2018-10-23 | 株式会社铃诗苑 | 横轴旋翼以及具备横轴旋翼的舟艇 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5366696A (en) * | 1976-01-08 | 1978-06-14 | Espanoles Astilleros | Marine screw |
| JPS60186299U (ja) * | 1984-05-21 | 1985-12-10 | 近藤 亘裕 | 整流板を持つ舶用スクリユ− |
| JPS62157891A (ja) * | 1986-01-04 | 1987-07-13 | Yoshiro Nakamatsu | 送流整流翼 |
| JPH0710089A (ja) * | 1993-06-25 | 1995-01-13 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 航空機用プロペラ翼 |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP6161624A patent/JPH0826186A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040629 |