JPH08262149A - 静止体検知センサ - Google Patents

静止体検知センサ

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JPH08262149A
JPH08262149A JP9004195A JP9004195A JPH08262149A JP H08262149 A JPH08262149 A JP H08262149A JP 9004195 A JP9004195 A JP 9004195A JP 9004195 A JP9004195 A JP 9004195A JP H08262149 A JPH08262149 A JP H08262149A
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JP
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light
reflected light
predetermined portion
light receiving
detection sensor
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JP9004195A
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Inventor
Makoto Akihiro
誠 秋廣
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 投光ビームの吸収体からなる敷物等5を使用
することなく、ドア前方の床面等の所定部分(X)から
の反射受光量をできるだけ検知しないようにして乱反射
光を検知するように構成して、結果的に敷物等5を該所
定部分(X)に固定した場合と類似の効果を実現する静
止体検知センサを提供する。 【構成】 パルス発光源と該パルス発光源からのパルス
光を投光ビームとして所定部分に放射する光学素子とを
有する投光部、および前記所定部分の像を結ぶように投
光ビームの反射光を集束する光学素子と、投光ビームの
反射光を検知する受光素子と該受光素子における反射光
の検知量の変化を判定する判定装置とを有する受光部か
らなり、前記受光素子が前記所定部分の像を結ぶ反射光
の集束領域の外に配置されていることを特徴とする静止
体検知センサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動ドアなどに用いら
れる光アクティブ静止体検知センサに関する。
【0002】
【従来の技術】自動ドア用光センサは焦電素子利用に代
表されるパッシブ型と、投光・受光機能を有するアクテ
ィブ型に大別される。後者は、人だけでなく台車やロボ
ットなども検知できるので、投光と受光の両機能を小型
のケースに組み込んでドアの上部などに固定できる自動
ドア用光反射センサの開発が進んでおり、一部は実用化
されている。ところが、通常の光反射センサと違い、床
の上に来た人や物体等の被検知物からの反射光と床面か
らの反射光とを区別するために、床面からの反射光を何
らかの方法で感知しないように工夫する必要がある。こ
のために、現在実用化されているものは、基本的に、対
象物(被検知物)からの反射受光量の時間的変化のみを
検知する動体検知方法を採用している。しかし、動体検
知方法には、(1)ドアの前で動かないでいるとドアが
閉じていまう、(2)ドアから離れた瞬間にドアが開い
たり、高感度の場合、ドアから5〜10m前付近で速い
被検知物の動きがあると開閉誤動作しやすい、(3)床
面等の反射状態が変化すると、被検知物が来たと誤認し
てしまう、という欠点がある。これらの欠点は、開閉遅
延タイマーやマイコンによる判断機能などの搭載で緩和
されているが、動体検知方法を用いた完全な疑似静止体
検知機能は理論上も実現不可能である。また、ドア前方
の映像を捕らえて画像解析等を行えば、床面等と被検知
物とを区別できるが、コストの問題でほとんど実施され
ていない。
【0003】低コストな手段としては、床面等から反射
受光量を一時記憶しておいて、反射受光量がこの記憶値
から一定以上変化したとき被検知物が存在すると判定す
る方法がある。しかし、実際には床面等の反射状態その
ものが日々にあるいは時々刻々と変化するので、床面等
からの反射受光量の一時記憶を頻繁に行わねばならず、
床面等の反射状態の変化と被検知物が来たことによる反
射受光量の変化とを厳密には区別できず、動体検知方式
を補助する不完全な検知機能としてしか実施されていな
い。反射受光量が記憶値から一定以上変化したときに被
検知物が存在すると判定する方法は、静止体検知であ
る。一般に静止体検知と称される機能は、動く被検知物
は当然検知できるうえ、被検知物が静止していて反射受
光量に時間的変化がなくても、被検知物の存否を検知で
きる機能を指す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、図14
の例に示すように、自動ドア用光アクティブ静止体検知
センサ1をドア上部に設置し、投光部2から投光ビーム
を発射する一方、投光ビームの吸収体からなる敷物等5
を床4の部分(A)に敷きつめる。投光ビームをこの敷
物等5に照射し、受光部3で反射光を受光するように
し、床面等からの反射光の受光量を一時記憶しておく。
そして、監視時に反射光の受光量がこの記憶値からある
程度以上変化したレベルであることをもって、被検知物
の存在を判定する。このような静止体検知自動ドア用セ
ンサは理論上は可能である。この場合、敷物等5からの
反射光の量は一定値ゼロと見做せるので、一時記憶の必
要がなく、受光部3における受光量の変化は、図14の
ように被検知物6が存在して、そこから受光部3へ入射
した乱反射光の一部によって生じたものと判定できる。
【0005】しかし、実際には、敷物等5を使用する方
法は、(1)敷物等5の材質、(2)敷物等5のメンテ
ナンス、および(3)敷物等5の敷き場所の問題があっ
て、適用が困難である。すなわち(1)反射光量がほぼ
ゼロとみなせる暗黒色系の布地に制限され、しかも人の
歩行や外観等に支障のない材質でなければならず、
(2)この反射光量がほぼゼロと見做せる状態に敷物等
5を維持・管理せねばならず、(1)、(2)が実施で
きたとしても、さらに(3)ドア前方1〜3mの位置に
特殊な敷物等5を固定しても差支えないという状況は少
ない。従って、本発明は、投光ビームの吸収体からなる
敷物等5を使用することなく、ドア前方の床面等の所定
部分(X)からの反射受光量をできるだけ検知しないよ
うにして乱反射光を検知するように構成して、結果的に
敷物等5を該所定部分(X)に固定した場合と類似の効
果を実現する静止体検知センサを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の静止体検知セン
サは、一態様では、パルス発光源と該パルス発光源から
のパルス光を投光ビームとして所定部分に放射する光学
素子とを有する投光部、および前記所定部分の像を結ぶ
ように投光ビームの反射光を集束する光学素子と、投光
ビームの反射光を検知する受光素子と該受光素子におけ
る反射光の検知量の変化を判定する判定装置とを有する
受光部からなり、前記受光素子は前記所定部分の像を結
ぶ反射光の集束領域の外に配置されている。
【0007】また、別の態様では、本発明の静止体検知
センサは、投光部から投光ビームを所定部分に放射して
その反射光を受光部で入光して、光学素子への入力光で
前記所定部分の像を形成する静止体検知センサにおい
て、基本的には、前記所定部分からの反射光が入光する
領域の外で、該所定部分以外からの反射光を受光するよ
うに受光素子を光学素子に対して配置し、パルス状の投
光ビームを前記所定部分に照射して、該投光ビームに照
射された部分からの反射光を検知しないとともに、該投
光ビームの反射光を検知するように構成して、受光素子
の検知量の変化を判定できる。
【0008】また、別の態様では、本発明の静止体検知
センサは、パルス発光源と該パルス発光源からのパルス
光を投光ビームとして所定部分に放射すると共に前記所
定部分の像を結ぶように投光ビームの反射光を集束する
光学素子と、前記パルス発光体からのパルス光と反射光
を遮断する部材と、投光ビームの反射光を検知する受光
素子と、該受光素子における反射光の検知量の変化を判
定する判定装置とを有する受光部からなり、前記所定部
分の像を結ぶ反射光の集束領域の外に前記受光素子が配
置されている。
【0009】また、別の態様では、本発明の静止体検知
センサは、投光ビームを所定部分に放射してその反射光
を入光して、光学素子への入力光で前記所定部分の像を
形成する静止体検知センサにおいて、基本的には、該所
定部分からの反射光が入光する領域の外で、前記所定部
分以外からの反射光を受光する受光素子を前記光学素子
に対して配置し、パルス状の投光ビームを前記所定部分
に照射して、該投光ビームに照射された前記所定部分以
外からの反射光について、受光素子の検知量の変化を判
定できることを特徴とする。
【0010】なお、前記光学素子は円形凸レンズ、円形
凹面鏡、柱状凸レンズ、または柱状凹面鏡よりなる。ま
た、前記光学素子が柱状凸レンズまたは柱状凹面鏡であ
り、前記所定部分が該静止体検知センサに対し横方向に
細長い照射領域となるように投光することで、前方の幅
広い範囲で被検知物の存在を判定できる。前記投光ビー
ムが被検知物に当てられたとき、前記反射光が被検知物
からの直接反射光および/または被検知物からの反射光
が第3の反射体で反射した間接反射光であってもよく、
かかる間接反射光による受光素子の検知量を強めるため
に、光反射率の高い反射体を間接反射のための第3の反
射体として設置してもよい。
【0011】
【作用】本発明の静止体検知センサの作用を図面に従い
説明する。静止体検知センサ1の内の投光部(図示せ
ず)から凸レンズ等の光学素子で前方の所定部分(X)
に投光ビームを放射し、図1に示すように、投光ビーム
の反射光で前記所定部分の像A′B′を受光部3内に形
成させる。そして、前記所定部分(X)(図1のAB)
以外の周辺物からの反射光はできるだけ受光するが、所
定部分(X)からの反射光はできるだけ受光しないよう
に受光素子8を受光部3内に配置する。すなわち、図1
の例では、ABの像A′B′が受光素子8に重ならない
ように配置する。図1のような構成では、投光ビームの
反射光以外にも外乱光がレンズ7を通って入射してくる
ので、受光素子8が外乱光も検知してしまう。従って、
パルス状発光によって投光ビームを所定部分(X)に瞬
間的に照射して、投光ビームの反射光を判別するように
しておくと共に、反射光の検知量をできるだけ小さくし
ておく。
【0012】このような状態のとき、人や物体等の被検
知物6が前方に来て、その表面abがパルス状投光ビー
ムに照射されると、abからの直接反射光束が像a′
b′を形成する。このとき受光素子8を照射するので、
受光素子8の検知量が増加する。図1では、直接反射光
を利用したが、間接反射光を利用することもできる。す
なわち、図2に示すように、abからの直接反射光が第
3の反射体ODによってさらに反射された間接反射光束
が第3の反射体ODの像O′D′を形成するので、O′
D′を形成する間接反射光束を横切るように受光素子8
を配置しておけば、この間接反射光のために受光素子8
の検知量が増加する。さらには、図1と図2の実施例を
組み合わせて、直接・間接両反射光による反射光検知量
が増加するように受光素子8を配置してもよい。いずれ
の場合も反射光検知量の増加によって、被検知物以外の
反射状態に無関係に、被検知物の存在を判定できる。な
お、図1と図2では説明の便宜のためにセンサ1の受光
部3の光学系と結像の様子のみを拡大・拡張して示し、
投光部の図示は省略した。
【0013】また、凸レンズ7に代えて凹面鏡等の他の
集光結像素子を用いても同様の受光光学系を構成でき
る。また、ドア周辺物として床を選定し、ドアの上方に
センサ1を配置する代わりに、ドア周辺物として天井を
選定して所定部分(X)を天井面の一部に設定し、ドア
下方にセンサ1を配置するなどの変更、あるいはセンサ
1をドアの左または右の壁面等に配置するなどの変更を
行っても差支えない。また、例えばドア前方の幅広い範
囲で人や物体等6の存在を判定するためには、所定部分
(X)がおおよそドアに平行な細長い照射領域となるよ
うに投光部2から横に細長い光束を投光するのがよい。
このためには、投光部の構成要素として柱状凸レンズと
これに対応する発光源、または柱状凹面鏡とこれに対応
する発光源を用いる。この場合も図1、図2を被検知物
からの反射光の入射部分の断面図とみなせば、検知セン
サの構成は、AB、A′B′および受光素子8の紙面に
垂直な方向が長くなるという違いだけで、前述と同じで
ある。すなわち、人や物体等6がドア前方に来て、その
表面abがパルス投光ビームに照射されると、凸レンズ
7の一部に入射する直接反射光の光量が変化する。この
とき、abが投光された横に細長いパルス投光ビームの
どの位置と交差するかで位置が異なるので、abとその
像a′b′の位置は一般に図の紙面に対し垂直方向にず
れる。この直接反射光が受光素子8を照射して、受光素
子8の検知量が増加する。
【0014】以上の説明では、投光部2と受光部を別体
に形成したが、集光レンズ系7が投光を兼ねるようにも
構成できる。例えば、図6における凹面鏡の中心部から
外部電源を取り入れて、凹面鏡の焦点に発光体を設置
し、該発光体の放射に対し、受光素子8を遮断する構成
とする。これにより、輪状の投光ビームが放射され、そ
の反射光の一部が受光素子8に入ってくるので、その検
知量の変化を判別する凹面鏡の代わりに凸レンズを使う
こともできる。特に、図2のように第3の反射体を使用
してセンサを構成した場合、レンズ系7が投光ビームを
放射するとともに、かつ、光源から離れた受光素子8へ
反射光を導くので、検知しやすい。
【0015】
【実施例】図1および図2に示す実施例をさらに図3〜
図7で説明する。静止体検知センサ1内の投光部2は従
来のものであってもよい。投光部2から凸レンズ等の光
学素子でドア前方の床4や天井等のドア周辺の所定部分
(X)に対し、光軸pqに沿って投光ビームを放射し、
該所定部分(X)から反射光が凸レンズ7等の光学素子
に入射することにより像A′B′を形成させる。そし
て、ドア前方床4の所定部分(X)(図3、4のAB)
以外のドア周辺物からの反射光はできるだけ受光する
が、所定部分(X)からの反射光はできるだけ受光しな
いように受光素子8を配置する。すなわち、図3の実施
例では、図5に示すように、前記所定部分(X)からの
反射光が入力する領域の外に受光素子8を配置し、AB
の像A′B′の結像を受光素子8が干渉しないように配
置する。
【0016】図3はabからの直接反射光のみを利用す
る実施例であるが、図4の実施例では、abからの着接
反射光は床や天井等のドア周辺物の一部にある第3の反
射体ODによってさらに反射される。OD、したがって
その像O′D′がドアに平行に長くなるように光学系を
設計するのが好ましい。O′D′を形成する間接反射光
束が受光素子8(図7参照)を照射して、受光素子8が
反射光検知量の変化を検知するように受光素子8を配置
する。このとき、床や天井等のドア周辺物からの間接反
射光量を増加するために、光反射率の高い反射体を図4
のODの位置に設置してもよい。さらに、直接・間接両
反射光による反射光検知量が増加するように受光素子8
を配置してもよい。本実施例の場合、自動ドア上部に固
定したセンサ1は15cm×5cm×4cm程度の寸法
で、内部にパルス状投光ビームを発光するための投光部
2と反射光の受光量を検知するための受光部3との電気
回路を含み、±12Vの外部電源(図示せず)で駆動さ
れる。
【0017】図5はセンサ1の受光部3の光学系すなわ
ち、凸レンズ系7の光軸pq、被検知物abと所定部分
ABの各像a′b′とA′B′を示す断面図である。像
A′B′の結像の状態を実線で、また、像a′b′の結
像の状態を点線で示す。従って、像A′B′を結像する
入力光の集束領域は前記実線の中にある。受光素子8
は、像A′B′を結像する入力光の集束領域に入り込ま
ないように、A′B′を挟み込む位置に配置した2個の
PN型フォトダイオードで、A′B′方向の幅各1m
m、紙面に垂直方向の長さ各4mmとした。図6は、凸
レンズ系7の代わりに凹面鏡系を利用した場合を示す。
図7は、第3の反射体OD9からの間接反射光と直接反
射光の両方を検知するように構成した実施例で、図5の
構成に加えて第3の反射体ODの像O′D′を示してい
る。O′D′を検知する受光素子8としてはO′D′の
像領域にPN型フォトダイオードを設置した。なお、図
5、図7の集光レンズ系7は口径30mm、焦点距離2
0mmとし、図3、図4のセンサ1は床面4上2m、光
軸pqが床面4と交差する位置Cのドア前方からの距離
OC=1.3mとした。
【0018】投光部2として波長920nmの赤外発光
ダイオードを集光レンズ系7と同様の投光レンズ系(図
示せず)への焦点位置に配置し、所定部分(X)上のC
点に向けてパルス投光させ、この投光ビームのC点を中
心とした床面4上OC方向の半値幅としておよそ±5c
mという結果を得た。すなわちAB=約10cmと推定
してよい。第3の反射体9を使用しない場合は、床面4
が第3の反射体9の役目を兼用することになるが、この
場合も含めて第3の反射体9と称することにする。本実
施例では床面が灰白色のスレートであって十分な検知効
果があったが、汚れの程度によって検知特性が違ってく
るので、以下の実測では反射体9としてアルミ板の表面
を粗面にした上で1cm程度の周期で波打たせたものを
敷き、OD=30cm、ドア方向の幅40cmとした。
人や物体等6の例として青服を着た成人男子が直立姿勢
でドアを向いて位置した時の、検出結果を図8(直接反
射光)、図9(間接反射光)、図10(直接反射光と間
接反射光)に示す。横軸0点の紙面上方がセンサ1の位
置である。
【0019】反射受光検知のための電気回路は、80d
Bの増幅の後、パルス発光と同期した成分が一定水準値
0 以上である時間割合が80%以上である時に出力が
1、そうでない時は出力が0という2値化処理により、
デジタル出力とした。蛍光灯などの外乱光に比べて微弱
な反射光を検知しなければならないので、パルス発光と
同期した成分の大きさを直接計測するのは一般に困難で
あり、従って、前述のような2値化処理は安価な実用回
路構成では有効である。グラフのX印は出力が0から1
に変わる時の床面上での足の先端位置で、斜線部分が出
力1を検出すなわち人の存在を検知する床面上領域であ
る。なお、実測の便宜上、受光素子8として図6のa′
b′を検知する部分とO′D′を検知する部分を共に配
置しておき、受光素子8の全ての部分を電気回路に結線
して水準値V0 を調整固定後、これらの部分と電気回路
との結線状態を切り替えることで、各場合の図8、図
9、図10を得た。
【0020】次に、柱状凸レンズを集光レンズ系7に用
いた実施例を示す。反射光が入射する部分は、図1〜図
7の断面図に相当する。受光素子8の寸法は、A′B′
を挟み込む部分がA′B′方向の幅各1mm、紙面に垂
直方向の長さが各16mm(4mmのものを4個並べて
使用)のものを2組、O′D′を検知する部分も同様に
1mm×16mmとした。投光部2には波長920mm
の赤外発光ダイオードと柱状凸レンズを用いて所定部分
(X)上のC点に向けてパルス投光させ、この投光ビー
ムのC点を中心とした床面4上OC方向の半値幅として
およそ±7cm、ドアの幅方向に150cmの広がりの
細長い床面上照射領域を得た。第3の反射体9の寸法
は、OD=30cm、ドア方向の幅180cmとした。
人や物体等6の例として青服を着た成人男子が直立姿勢
でドアを向いて位置した時の、検出結果を図11(直接
反射光)、図12(間接反射光)、図13(直接反射光
と間接反射光)に示す。
【0021】以上の実施例では、投光部2と受光部を別
体に形成したが、集光レンズ系7が投光を兼ねるように
も構成できる。例えば、図6における凹面鏡の中心部か
ら外部電源を取り入れて、凹面鏡の焦点に発光体を設置
し、該発光体の放射に対し、受光素子8を遮断する構成
とする。これにより、輪状の投光ビームが放射され、そ
の反射光の一部が受光素子8に入ってくるので、その検
知量の変化を判別する凹面鏡の代わりに凸レンズを使う
こともできる。特に、図2のように第3の反射体を使用
してセンサを構成した場合、レンズ系7が投光ビームを
放射するとともに、かつ、光源から離れた受光素子8へ
反射光を導くので、検知しやすい。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、投光ビームの吸収体からなる敷物等をドアから離れ
た床面上に敷くことなしに静止体検知効果が得られ、簡
単な構成および低コストで、ドア前方の人や物体等の存
在を判定できる静止体検知自動ドア用センサが実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による静止体検知自動ドア用セ
ンサの原理説明図である。
【図2】本発明の他の実施例による静止体検知自動ドア
用センサの原理説明図である。
【図3】図1に対応する実施例を示す原理説明図であ
る。
【図4】図2に対応する本発明の実施例を示す説明図で
ある。
【図5】本発明の光学素子の1実施例を示す説明図であ
る。
【図6】本発明の光学素子の他の実施例を示す説明図で
ある。
【図7】本発明の光学素子の他の実施例を示す説明図で
ある。
【図8】実測結果の1例を示すグラフである。
【図9】実測結果の1例を示すグラフである。
【図10】実測結果の1例を示すグラフである。
【図11】実測結果の1例を示すグラフである。
【図12】実測結果の1例を示すグラフである。
【図13】実測結果の1例を示すグラフである。
【図14】投光ビームの吸収体からなる敷物等を使用す
る従来の静止体検知自動ドアセンサの原理説明図であ
る。
【図15】図14に対応して人を検知するところを示す
原理説明図である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス発光源と該パルス発光源からのパ
    ルス光を投光ビームとして所定部分に放射する光学素子
    とを有する投光部、および前記所定部分の像を結ぶよう
    に投光ビームの反射光を集束する光学素子と、投光ビー
    ムの反射光を検知する受光素子と該受光素子における反
    射光の検知量の変化を判定する判定装置とを有する受光
    部からなり、前記所定部分の像を結ぶ反射光の集束領域
    の外に前記受光素子が配置されていることを特徴とする
    静止体検知センサ。
  2. 【請求項2】 投光部から投光ビームを所定部分に放射
    してその反射光を受光部で入光して、受光部内の光学素
    子への入力光で前記所定部分の像を形成する静止体検知
    センサにおいて、基本的には、該所定部分からの反射光
    が入光する領域の外で、前記所定部分以外からの反射光
    を受光する受光素子を前記光学素子に対して配置し、パ
    ルス状の投光ビームを前記所定部分に照射して、該投光
    ビームに照射された前記所定部分以外からの反射光につ
    いて、受光素子の検知量の変化を判定できることを特徴
    とする静止体検知センサ。
  3. 【請求項3】 受光部の光学素子が円形凸レンズ、円形
    凹面鏡、柱状凸レンズ、または柱状凹面鏡である請求項
    1または2に記載の静止体検知センサ。
  4. 【請求項4】 受光部の光学素子が柱状凸レンズまたは
    柱状凹面鏡であり、前記所定部分が該静止体検知センサ
    に対し横方向に細長い照射領域となるように投光するこ
    とで、幅広い範囲で被検知物の存在を判定できるように
    したことを特徴とする請求項2に記載の静止体検知セン
    サ。
  5. 【請求項5】 投光ビームが被検知物に当てられたと
    き、前記反射光が被検知物からの直接反射光および/ま
    たは被検知物からの反射光が第3の反射体で反射した間
    接反射光である請求項1〜4に記載の静止体検知セン
    サ。
  6. 【請求項6】 間接反射光による受光素子の検知量を増
    加するために、光反射率の高い反射体を間接反射のため
    の第3の反射体として設置したことを特徴とする請求項
    5に記載の静止体検知センサ。
  7. 【請求項7】 パルス発光源と該パルス発光源からのパ
    ルス光を投光ビームとして所定部分に放射すると共に前
    記所定部分の像を結ぶように投光ビームの反射光を集束
    する光学素子と、前記パルス発光体からのパルス光と反
    射光を遮断する部材と、投光ビームの反射光を検知する
    受光素子と、該受光素子における反射光の検知量の変化
    を判定する判定装置とを有する受光部からなり、前記所
    定部分の像を結ぶ反射光の集束領域の外に前記受光素子
    が配置されていることを特徴とする静止体検知センサ。
  8. 【請求項8】 投光ビームを所定部分に放射してその反
    射光を入光して、光学素子への入力光で前記所定部分の
    像を形成する静止体検知センサにおいて、基本的には、
    該所定部分からの反射光が入光する領域の外で、前記所
    定部分以外からの反射光を受光する受光素子を前記光学
    素子に対して配置し、パルス状の投光ビームを前記所定
    部分に照射して、該投光ビームに照射された前記所定部
    分以外からの反射光について、受光素子の検知量の変化
    を判定できることを特徴とする静止体検知センサ。
  9. 【請求項9】 光学素子が円形凸レンズ、円形凹面鏡、
    柱状凸レンズ、または柱状凹面鏡である請求項8または
    9に記載の静止体検知センサ。
  10. 【請求項10】 光学素子が柱状凸レンズまたは柱状凹
    面鏡であり、前記所定部分が該静止体検知センサに対し
    横方向に細長い照射領域となるように投光することで、
    幅広い範囲で被検知物の存在を判定できるようにしたこ
    とを特徴とする請求項8に記載の静止体検知センサ。
  11. 【請求項11】 投光ビームが被検知物に当てられたと
    き、前記反射光が被検知物からの直接反射光および/ま
    たは被検知物からの反射光が第3の反射体で反射した間
    接反射光である請求項7〜10に記載の静止体検知セン
    サ。
  12. 【請求項12】 間接反射光による受光素子の検知量を
    増加するために、光反射率の高い反射体を間接反射のた
    めの第3の反射体として設置したことを特徴とする請求
    項11に記載の静止体検知センサ。
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