JPH08262428A - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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JPH08262428A
JPH08262428A JP7069193A JP6919395A JPH08262428A JP H08262428 A JPH08262428 A JP H08262428A JP 7069193 A JP7069193 A JP 7069193A JP 6919395 A JP6919395 A JP 6919395A JP H08262428 A JPH08262428 A JP H08262428A
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JP
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liquid crystal
polarizing plate
crystal cell
light
plate
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JP7069193A
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Inventor
Toshihiko Mori
寿彦 森
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ネガ表示モードの液晶表示素子として、暗表示
がほぼ“黒”の高コントラストの表示を得ることができ
るものを提供する。 【構成】液晶分子をほぼ90°のツイスト角でツイスト
配向させた液晶セル10と、この液晶セルをはさんで配
置された第1および第2の偏光板21,22と、前記第
2の偏光板22の外側に配置された位相差板24と、こ
の位相差板の外側に配置された第3の偏光板23とを備
え、前記第1の偏光板21と第2の偏光板22の光学軸
を互いに平行にするとともに、前記位相差板24と第2
および第3の偏光板22,23とからなる光学系Bでの
光の着色を、液晶セル10と第1の偏光板および第2の
偏光板21,22とからなる光学系Aでの液晶セルの液
晶分子が初期の配向状態にあるときにおける光の着色に
対してほぼ補色の関係にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液晶表示素子に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子としては、一般に、TN型
のものが利用されている。図3は従来のTN型液晶表示
素子の断面図であり、このTN型液晶表示素子は、液晶
の分子をツイスト配向させた液晶セル10と、この液晶
セル10をはさんで配置された一対の偏光板21,22
とからなっている。
【0003】上記液晶セル10は、ガラス等からなる表
裏一対の透明基板11,12の間にネマティック液晶1
8を挟持させたものであり、両基板11,12の内面に
はそれぞれITO等からなる表示用の透明電極13,1
4が形成され、その上に配向膜15,16が形成されて
いる。
【0004】なお、この液晶セル10は、時分割駆動さ
れるセグメント方式のものであり、図3において上側の
基板(以下、表側基板という)11に形成された電極1
3は複数分割されたコモン電極、下側の基板(以下、裏
側基板という)12に形成された電極14は表示パター
ンに対応する形状の複数のセグメント電極である。
【0005】また、上記配向膜15,16は、ポリイミ
ド等の水平配向剤からなっており、これら配向膜15,
16はそれぞれ、その膜面を所定方向にラビングするこ
とによって配向処理されている。
【0006】上記一対の基板11,12は、枠状のシー
ル材17を介して接合されており、液晶18は、両基板
11,12間の前記シール材17で囲まれた領域に充填
されている。
【0007】そして、この液晶18の分子は、上記配向
膜15,16によって分子長軸の向きを規制され、これ
ら配向膜15,16の膜面に対し若干チルトした状態
で、両基板11,12間においてほぼ90°のツイスト
角でツイスト配向している。
【0008】また、TN型液晶表示素子には、ネガ表示
モードと呼ばれるものと、ポジ表示モードと呼ばれるも
のとがあり、ネガ表示モードの液晶表示素子では、上記
一対の偏光板21,22をその光学軸(吸収軸または透
過軸)を互いにほぼ平行にして配置している。
【0009】図4はネガ表示モードのTN型液晶表示素
子における液晶セル10の液晶分子配向方向と第1およ
び第2の偏光板21,22の光学軸(ここでは吸収軸)
の向きとを示している。
【0010】図4において、11aは液晶セル10の表
側基板11上における液晶分子配向方向(配向膜15の
配向処理方向)、12aは液晶セル10の裏側基板12
上における液晶分子配向方向(配向膜16の配向処理方
向)を示している。
【0011】この図4のように、液晶セル10の表側基
板11上における液晶分子配向方向11aは、液晶表示
素子の横軸Oに対し図上(液晶表示素子の表面側から見
て)左回りにほぼ45°ずれた方向、裏側基板12上に
おける液晶分子配向方向12aは、液晶表示素子の横軸
Oに対し図上左回りにほぼ135°ずれた方向にあり、
液晶分子は、両基板11,12間において、裏側基板1
2から表側基板11に向かい図上右回りにほぼ90°の
ツイスト角でツイスト配向している。
【0012】なお、このように液晶セル10の液晶分子
配向方向を設定しているのは、液晶表示素子の表示が良
好なコントラストで見える方向を、通常の観察方向(画
面の法線付近の方向および前記法線から画面の下縁方向
にある程度傾いた角度範囲の方向)にもってくるためで
ある。
【0013】また、図4において、21aは液晶セル1
0の表側に配置された第1の偏光板21の吸収軸、22
aは液晶セル10の裏側に配置された第2の偏光板22
の吸収軸を示しており、これら偏光板21,22の吸収
軸21a,22aはそれぞれ、液晶表示素子の横軸Oに
対し図上左回りにほぼ135°またはほぼ45°(図4
では135°)ずれている。
【0014】すなわち、ネガ表示モードのTN型液晶表
示素子では、上記一対の偏光板21,22の吸収軸21
a,22aが互いにほぼ平行になっており、第1の偏光
板21の吸収軸21aは液晶セル10の表側基板11上
における液晶分子配向方向11aとほぼ直交またはほぼ
平行な方向にあり、第2の偏光板22の吸収軸22aは
液晶セル10の裏側基板12上における液晶分子配向方
向12aとほぼ直交またはほぼ平行な方向にある。
【0015】上記液晶表示素子は、液晶セル10のコモ
ン電極13と各セグメント電極14との間に選択的に電
圧を印加して表示駆動されるものであり、液晶表示素子
にその裏側から入射する光(例えばバックライトからの
光)は、液晶セル10の裏側に配置されている偏光板2
2を透過し、直線偏光となって液晶セル10に入射す
る。
【0016】一方、液晶セル10の液晶18の分子は、
液晶層に電界が印加されていない状態では初期の配向状
態(液晶分子が基板面に対して最も倒伏したツイスト配
向状態)にあり、この無電界状態では、液晶セル10に
入射した直線偏光が、液晶18の複屈折効果によりほぼ
90°旋光されて液晶セル10を出射する。
【0017】また、液晶セル10のコモン電極13とセ
グメント電極14との間に電圧を印加すると、その電界
により液晶分子がツイスト配向状態を保ちながら基板1
1,12面に対してほぼ垂直に立上がり配向するため、
液晶18の複屈折効果が小さくなり、液晶セル10に入
射した直線偏光がほとんど旋光されずに液晶セル10を
出射する。
【0018】そして、一対の偏光板21,22の吸収軸
21a,22aを互いにほぼ平行にしているネガ表示モ
ードのTN型液晶表示素子では、液晶セル10を出射し
てその表側の偏光板21に入射する光のうち、液晶セル
10の無電界領域を透過した出射した光が前記偏光板2
1で吸収され、液晶セル10の電界印加領域を透過した
出射した光が前記偏光板21を透過して出射するため、
液晶セル10の無電界領域に対応する背景部の表示が暗
表示となり、その背景中に、液晶セル10の電界印加領
域の形状(セグメント電極14の形状)に対応した表示
パターンが明表示として表示される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ネガ表示モ
ードのTN型液晶表示素子においては、高いコントラス
トの表示を得るために、暗表示をほぼ“黒”にすること
が望まれるが、上記従来の液晶表示素子は、その暗表示
が色彩を帯び、しかも、その色が視角(表示を見る角
度)によって変化するという問題をもっている。
【0020】これは、液晶セル10に入射した直線偏光
が旋光分散を生じ、着色した光が漏れることによって生
ずる。すなわち、入射した直線偏光は、液晶分子が初期
の配向状態にある液晶層を透過する間に、液晶18の複
屈折効果によって各波長光ごとにそれぞれ偏光状態の異
なる楕円偏光となった光となるため、液晶セル10の無
電界領域を透過して表側の偏光板21に入射した光のう
ち、この偏光板21で吸収されずに透過する光(漏れ
光)の各波長光の光強度に差が生じ、そのために着色さ
れた光が漏れ、暗表示が色彩を帯びてしまう。
【0021】また、上記液晶セル10における液晶18
の複屈折効果は、液晶セル10のΔn・d(液晶18の
屈折率異方性Δnと液晶層厚dとの積)によって決まる
が、このΔn・dの値は視角によって見かけ上変化する
ため、従来の液晶表示素子は、上記暗表示の色が視角に
よって変化する。
【0022】図5は、従来の液晶表示素子の視角による
暗表示の色変化を示した図であり、視角(θ)を画面の
法線方向から画面の下縁方向に変化させたときの色変化
を示している。
【0023】この図5のように、従来の液晶表示素子の
暗表示の色は、例えば、視角がθ=0°のときで青緑、
θ=10°〜30°のときで青、θ=50°のときで赤
紫であり、画面の法線方向(θ=0°)から表示を見た
ときでも暗表示が青緑に着色して見えるし、また、視角
が大きくなるのにともなって、暗表示の色が“黒”とは
大きくかけ離れた色になってしまう。
【0024】また、上述したように液晶セル10のΔn
・dの値は視角によって見かけ上変化するため、液晶表
示素子の光の透過率には視角依存性があるが、従来の液
晶表示素子は、透過率の視角依存性が、暗表示の色変化
をより目立たせる要因となっている。
【0025】すなわち、図6は、従来の液晶表示素子の
視角による暗表示部の透過率の変化を示した図であり、
視角(θ)を、画面の法線から画面の下縁方向に変化さ
せたときの透過率変化を示している。
【0026】この図6のように、従来の液晶表示素子の
暗表示部の透過率は、例えば、視角がθ=0°のときで
約1.58%、θ=20°のときで約1.19%、θ=
30°のときで約1.0%、θ=50°のときで約1.
33%である。
【0027】そして、従来の液晶表示素子では、暗表示
の色が視角によって変化するだけでなく、暗表示部の透
過率、つまり暗表示の暗さの度合も視角によって変化す
るため、視角による暗表示の色変化がより目立ってしま
う。
【0028】このように、従来のネガ表示モードの液晶
表示素子は、“黒”であるのが望ましい暗表示が色彩を
帯びるため、高コントラストの表示を得ることができな
いし、また暗表示の色が視角によって大きく変化してし
まうため、表示品質が一定しないという問題をもってい
る。
【0029】この問題は、特に、セグメント方式の液晶
表示素子において顕著であり、ネガ表示モードでしかも
セグメント方式の液晶表示素子では、画面の大部分を占
める背景部が暗表示であるため、暗表示の着色が画質に
大きく影響する。
【0030】この発明は、ネガ表示モードの液晶表示素
子として、暗表示がほぼ“黒”の高コントラストの表示
を得ることができるものを提供することを目的としたも
のである。
【0031】
【課題を解決するための手段】この発明の液晶表示素子
は、液晶の分子を一対の基板間においてほぼ90°のツ
イスト角でツイスト配向させた液晶セルと、この液晶セ
ルをはさんで配置された第1および第2の偏光板と、前
記第2の偏光板の外側に配置された位相差板と、この位
相差板の外側に配置された第3の偏光板と備え、前記第
1の偏光板と前記第2の偏光板はそれぞれの光学軸を互
いにほぼ平行にして配置するとともに、前記位相差板の
光学軸の向きと前記第3の偏光板の光学軸の向きを、前
記位相差板と前記第2の偏光板と前記第3の偏光板とか
らなる光学系での光の着色が、前記液晶セルと前記第1
の偏光板と前記第2の偏光板とからなる光学系での前記
液晶セルの液晶分子が初期の配向状態にあるときにおけ
る光の着色に対してほぼ補色の関係になるように設定し
たことを特徴とするものである。
【0032】この発明において、前記位相差板は、その
光学軸を前記第2の偏光板と第3の偏光板のうちの光の
入射側にある偏光板の光学軸に対し所定角度斜めにずら
して配置しておけばよい。
【0033】この発明は、特に、前記液晶セルが、その
一方の基板にコモン電極を形成し他方の基板にセグメン
ト電極を形成したセグメント方式のものである液晶表示
素子に適用するのに有利である。
【0034】
【作用】この発明の液晶表示素子において、液晶セルと
第1および第2の偏光板とからなる光学系(以下、第1
の光学系という)は、従来のネガ表示モードのTN型液
晶表示素子と同じ構成であり、この第1の光学系におい
ては、その一方の偏光板を透過して液晶セルに入射した
直線偏光が、液晶分子が初期の配向状態にある液晶層を
透過する間に液晶の複屈折効果により各波長光がそれぞ
れ偏光状態の異なる楕円偏光となった光となって他方の
偏光板に入射し、この他方の偏光板を透過した光が着色
する。
【0035】一方、位相差板と第2および第3の偏光板
とからなる光学系(以下、第2の光学系という)におい
ては、その一方の偏光板を透過して位相差板に入射した
直線偏光が、位相差板の複屈折効果により各波長光がそ
れぞれ偏光状態の異なる楕円偏光となった光となって他
方の偏光板に入射し、この他方の偏光板を透過した光が
着色する。
【0036】そして、この発明では、上記位相差板の光
学軸の向きと第3の偏光板の光学軸の向きを、上記第2
の光学系における光の着色が、上記第1の光学系での液
晶セルの液晶分子が初期の配向状態にあるときにおける
光の着色に対してほぼ補色の関係になるように設定して
いるため、両方の光学系での光の着色が互いに打ち消し
合って液晶表示素子を出射する光が無彩色光となり、し
たがって、液晶セルの液晶分子が初期の配向状態にある
領域に対応する暗表示がほぼ“黒”になる。
【0037】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1および図2
を参照して説明する。なお、図1および図2において、
図3および図4に示した従来の液晶表示素子と対応する
ものには同符号を付し、同一のものについてはその説明
を省略する。
【0038】図1は液晶表示素子の断面図であり、この
実施例の液晶表示素子は、液晶の分子をツイスト配向さ
せた液晶セル10と、この液晶セル10をはさんで配置
された第1および第2の偏光板21,22と、前記第2
の偏光板22の外側に配置された位相差板24と、この
位相差板24の外側に配置された第3の偏光板23とか
らなっている。
【0039】上記液晶セル10は、時分割駆動されるセ
グメント方式のもので、その構成は図3に示したものと
同じであり、液晶18の分子は、両基板11,12間に
おいてほぼ90°のツイスト角でツイスト配向してい
る。
【0040】また、この液晶表示素子は、上記液晶セル
10をはさんで配置した第1および第2の偏光板21,
22の光学軸(吸収軸または透過軸)を互いにほぼ平行
にしたネガ表示モードのものであり、これら偏光板2
1,22は、従来の液晶表示素子と同様にして配置され
ている。
【0041】一方、上記位相差板24の光学軸(遅相軸
または進相軸)の向きと、上記第3の偏光板23の光学
軸(吸収軸または透過軸)の向きは、前記位相差板24
と上記第2の偏光板22と第3の偏光板23とからなる
第2の光学系Bでの光の着色が、上記液晶セル10と第
1の偏光板21と第2の偏光板22とからなる第1の光
学系Aでの前記液晶セル10の液晶分子が初期の配向状
態にあるときにおける光の着色に対してほぼ補色の関係
になるように設定されている。
【0042】図2は、上記液晶セル10の液晶分子配向
方向と、第1,第2,第3の偏光板21,22,23の
光学軸(ここでは吸収軸)の向きと、位相差板24の光
学軸(ここでは遅相軸)の向きとを示している。
【0043】図2において、11aは液晶セル10の表
側基板(図1において上側の基板)11上における液晶
分子配向方向(配向膜15の配向処理方向)、12aは
液晶セル10の裏側基板(図1において下側の基板)1
2上における液晶分子配向方向(配向膜16の配向処理
方向)を示している。
【0044】この図2のように、液晶セル10の表側基
板11上における液晶分子配向方向11aは、液晶表示
素子の横軸Oに対し図上(液晶表示素子の表面側から見
て)左回りにほぼ45°ずれた方向、裏側基板12上に
おける液晶分子配向方向12aは、液晶表示素子の横軸
Oに対し図上左回りにほぼ135°ずれた方向にあり、
液晶分子は、両基板11,12間において、裏側基板1
2から表側基板11に向かい図上右回りにほぼ90°の
ツイスト角でツイスト配向している。
【0045】また、図2において、21aは液晶セル1
0の表側に配置された第1の偏光板21の吸収軸、22
aは液晶セル10の裏側に配置された第2の偏光板22
の吸収軸を示しており、これら偏光板21,22の吸収
軸21a,22aはそれぞれ、液晶表示素子の横軸Oに
対し図上左回りにほぼ135°またはほぼ45°(図4
では135°)ずれている。
【0046】すなわち、上記一対の偏光板21,22の
吸収軸21a,22aは互いにほぼ平行になっており、
第1の偏光板21の吸収軸21aは液晶セル10の表側
基板11上における液晶分子配向方向11aとほぼ直交
またはほぼ平行な方向にあり、第2の偏光板22の吸収
軸22aは液晶セル10の裏側基板12上における液晶
分子配向方向12aとほぼ直交またはほぼ平行な方向に
ある。
【0047】また、図2において、24aは上記位相差
板24の遅相軸、23aは第3の偏光板23の吸収軸を
示しており、位相差板24は、その遅相軸24aを上記
第2の偏光板22と第3の偏光板23のうちの光の入射
側にある偏光板の吸収軸に対し所定角度斜めにずらして
配置されている。
【0048】なお、この実施例の液晶表示素子は、その
裏側から光(例えばバックライトからの光)を入射させ
て使用されるものであり、この実施例では、上記位相差
板24をその遅相軸24aを液晶表示素子の横軸Oに対
して図上左回りにほぼ90°ずらして配置し、第3の偏
光板23をその吸収軸23aを前記横軸Oに対して図上
左回りにα°ずらして配置して、位相差板24の遅相軸
24aを、入射側の偏光板である第3の偏光板23の吸
収軸23aに対しては90−α°斜めにし、第2の偏光
板22の吸収軸22aに対してはほぼ45°斜めにずら
している。
【0049】上記第3の偏光板23の吸収軸23aと位
相差板24の遅相軸24aとのずれ角(90−α°)
は、液晶セル10のΔn・dおよび位相差板24のリタ
デーションに応じて設定する。
【0050】すなわち、例えば、液晶セル10のΔn・
dが約600nm、位相差板24のリタデーションが9
50nm〜1050nmまたは1500nm〜1700
nmであり、かつ位相差板24の遅相軸24aと上記第
2の偏光板22の吸収軸22aとのずれ角がほぼ45°
である場合は、第3の偏光板23の吸収軸23aと位相
差板24の遅相軸24aとのずれ角(90−α°)をほ
ぼ45°とする。
【0051】この実施例の液晶表示素子において、液晶
セル10と第1および第2の偏光板21,22とからな
る第1の光学系Aは、図3および図4に示した従来のネ
ガ表示モードのTN型液晶表示素子と同じ構成であり、
この第1の光学系Aに着目して、直接その裏側から光
(白色光)を入射させた場合を考えると、この第1の光
学系Aにおいては、第2の偏光板22を透過して液晶セ
ル10に入射した直線偏光が、液晶分子が初期の配向状
態にある液晶層を透過する間に旋光分散を生じ、各波長
光がそれぞれ偏光状態の異なる楕円偏光となった光とな
って第1の偏光板21に入射する。
【0052】したがって、この第1の光学系Aでは、液
晶セル10の無電界領域、つまり液晶分子が初期の配向
状態にある領域を透過して第1の偏光板21に入射した
光のうち、この偏光板21で吸収されずに透過する光
(漏れ光)に各波長光ごとの強度の差があり、そのため
に、第1の偏光板21を透過した光が着色する。
【0053】また、上記液晶セル10における液晶18
の複屈折効果は、液晶セル10のΔn・dによって決ま
るが、このΔn・dの値は視角によって見かけ上変化す
るため、上記第1の光学系Aにおける暗表示の色は視角
によって変化する。
【0054】この第1の光学系Aでの視角による暗表示
の色変化は、図5に示した色変化と同様であり、液晶セ
ル10のΔn・dが約600nmである場合の視角(画
面の法線に対する画面の下縁方向への角度)θと暗表示
の色は、 である。
【0055】一方、上記位相差板24と第2および第3
の偏光板22,23とからなる第2の光学系Bに着目す
ると、この第2の光学系Bにおいては、位相差板24の
遅相軸24aが、入射側の偏光板である第3の偏光板2
3の吸収軸23aに対して斜めにずれているため、前記
第3の偏光板23を透過して位相差板24に入射した直
線偏光が、位相差板24の複屈折効果により各波長光が
それぞれ偏光状態の異なる楕円偏光となった光となって
第2の偏光板22に入射する。
【0056】したがって、この第2の光学系Bでは、位
相差板24を透過して第2の偏光板22に入射した光の
うち、この偏光板22で吸収されずに透過する光に各波
長光ごとの強度差が生じ、そのために、第2の偏光板2
2を透過した光が着色する。
【0057】また、上記位相差板24の複屈折効果は、
この位相差板24のリタデーションによって決まるが、
このリタデーションの値も視角によって見かけ上変化す
るため、上記第2の偏光板22を透過した光の色は視角
によって変化する。
【0058】この第2の光学系Bでの視角による透過光
の色変化は、位相差板24のリタデーションが950n
m〜1050nmまたは1500nm〜1700nmで
あり、かつ位相差板24の遅相軸24aと第2の偏光板
22の吸収軸22aとのずれ角がほぼ45°、第3の偏
光板23の吸収軸23aと位相差板24の遅相軸24a
とのずれ角(90−α°)がほぼ45°である場合で、 である。
【0059】すなわち、この第2の光学系Bにおける各
視角での光の着色は、上記第1の光学系Aでの液晶セル
10の液晶分子が初期の配向状態にあるときにおける各
視角での光の着色に対してそれぞれほぼ補色の関係(補
色または補色に近い関係)になっている。
【0060】そして、上記液晶表示素子においては、そ
の裏側から入射した光が上記第2の光学系Bと第1の光
学系Aとを通って表側に出射するため、両方の光学系
A,Bでの光の着色が互いに打ち消し合って液晶表示素
子を出射する光が無彩色光となり、したがって、液晶セ
ル10の液晶分子が初期の配向状態にある領域に対応す
る暗表示がほぼ“黒”になる。
【0061】すなわち、上記液晶表示素子の各視角にお
ける暗表示の色は、 である。
【0062】このため、上記液晶表示素子は、ネガ表示
モードでしかもセグメント方式のものであるが、その画
面の大部分を占める背景部の暗表示がほぼ“黒”である
ため、高コントラストの表示を得ることができるし、ま
た視角θが変化しても背景は常にほぼ“黒”であるた
め、視角にかかわらずほぼ一定した品質の表示を得るこ
とができる。
【0063】なお、この液晶表示素子においては、ほぼ
“黒”の背景中に表示される表示パターン(明表示)が
上記第2の光学系Bの透過光の色に着色するが、この表
示パターンはその高輝度の光で表示されるために、その
着色はほとんど目立たず、人間の眼には、“白”の表示
として見える。
【0064】また、この液晶表示素子においては、液晶
セル10のΔn・dの値が視角によって見かけ上変化す
るとともに、位相差板24のリタデーションの値も視角
によって見かけ上変化するため、光の透過率には視角依
存性があるが、透過率が視角によって変化しても、暗表
示は“黒”のままであって、その濃さ、つまり暗さの度
合が変化するだけである。
【0065】しかも、上記液晶表示素子によれば、入射
光が第2の光学系Bと第1の光学系Aとを通って出射す
るため、暗表示部の透過率が、従来の液晶表示素子の透
過率(図6に示した透過率)よりさらに低くなり、した
がって、暗表示をより暗くしてコントラストを向上させ
ることができる。
【0066】なお、上記実施例では、第2の偏光板22
の吸収軸22aに対する位相差板24の遅相軸24aの
ずれ角をほぼ45°とし、位相差板24の遅相軸24a
に対する第3の偏光板23の吸収軸23aのずれ角(9
0−α°)をほぼ45°としているが、前記位相差板2
4の遅相軸24aの向きと、第3の偏光板23の吸収軸
23aの向きは、液晶セル10のΔn・dおよび位相差
板24のリタデーションに応じて、上記第2の光学系B
での光の着色が第1の光学系Aでの前記液晶セル10の
液晶分子が初期の配向状態にあるときにおける光の着色
に対してほぼ補色の関係になるように設定すればよい。
【0067】さらに、上記実施例では、液晶表示素子の
裏側を光の入射側としたが、光の入射側は液晶表示素子
の表側であってもよく、その場合は、位相差板24の光
学軸(遅相軸または進相軸)を第2の偏光板22の光学
軸(吸収軸または透過軸)に対し所定角度斜めにずらし
て、第2の光学系Bでの光の着色と、第1の光学系Aで
の液晶セル10の液晶分子が初期の配向状態にあるとき
における光の着色とがほぼ補色の関係になるようにすれ
ばよい。
【0068】また、上記実施例の液晶表示素子はセグメ
ント方式のものであるが、この発明は、セグメント方式
に限らず、単純マトリックス方式またはアクティブマト
リックス方式の液晶表示素子にも適用することができ
る。
【0069】
【発明の効果】この発明の液晶表示素子は、液晶の分子
を一対の基板間においてほぼ90°のツイスト角でツイ
スト配向させた液晶セルと、この液晶セルをはさんで配
置された第1および第2の偏光板と、前記第2の偏光板
の外側に配置された位相差板と、この位相差板の外側に
配置された第3の偏光板とを備え、前記第1の偏光板と
前記第2の偏光板はそれぞれの光学軸を互いにほぼ平行
にして配置するとともに、前記位相差板の光学軸の向き
と前記第3の偏光板の光学軸の向きを、前記位相差板と
前記第2の偏光板と前記第3の偏光板とからなる光学系
での光の着色が、前記液晶セルと前記第1の偏光板と前
記第2の偏光板とからなる光学系での前記液晶セルの液
晶分子が初期の配向状態にあるときにおける光の着色に
対してほぼ補色の関係になるように設定したものである
から、暗表示がほぼ“黒”の高コントラストの表示を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す液晶表示素子の断面
図。
【図2】前記液晶表示素子における液晶セルの液晶分子
配向方向と、第1,第2,第3の偏光板の光学軸の向き
と、位相差板の光学軸の向きとを示す図。
【図3】従来の液晶表示素子の断面図。
【図4】従来の液晶表示素子における液晶セルの液晶分
子配向方向と第1および第2の偏光板の光学軸の向きと
を示す図。
【図5】従来の液晶表示素子の視角による暗表示の色変
化を示す図。
【図6】従来の液晶表示素子の視角による暗表示部の透
過率の変化を示す図。
【符号の説明】
10…液晶セル 11,12…基板 13…コモン電極 14…セグメント電極 18…液晶 21…第1の偏光板 21a…吸収軸 22…第2の偏光板 22a…吸収軸 23…第3の偏光板 23a…吸収軸 24…位相差板 24a…遅相軸 A…第1の光学系 B…第2の光学系

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶の分子を一対の基板間においてほぼ9
    0°のツイスト角でツイスト配向させた液晶セルと、こ
    の液晶セルをはさんで配置された第1および第2の偏光
    板と、前記第2の偏光板の外側に配置された位相差板
    と、この位相差板の外側に配置された第3の偏光板とを
    備え、 前記第1の偏光板と前記第2の偏光板はそれぞれの光学
    軸を互いにほぼ平行にして配置するとともに、 前記位相差板の光学軸の向きと前記第3の偏光板の光学
    軸の向きを、 前記位相差板と前記第2の偏光板と前記第3の偏光板と
    からなる光学系での光の着色が、前記液晶セルと前記第
    1の偏光板と前記第2の偏光板とからなる光学系での前
    記液晶セルの液晶分子が初期の配向状態にあるときにお
    ける光の着色に対してほぼ補色の関係になるように設定
    したことを特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】位相差板は、その光学軸を第2の偏光板と
    第3の偏光板のうちの光の入射側にある偏光板の光学軸
    に対し所定角度斜めにずらして配置されていることを特
    徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。
  3. 【請求項3】液晶セルは、その一方の基板にコモン電極
    を形成し他方の基板にセグメント電極を形成したセグメ
    ント方式のものであることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の液晶表示素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9874781B2 (en) 2014-09-01 2018-01-23 Japan Display Inc. Display device having a polarizer absorption axis which is parallel to a direction of initial alignment of liquid crystal molecules

Cited By (4)

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US11911730B2 (en) 2014-09-01 2024-02-27 Japan Display Inc. Display device

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