JPH0826466B2 - 鉄筋の電気防食方法 - Google Patents
鉄筋の電気防食方法Info
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- JPH0826466B2 JPH0826466B2 JP2152635A JP15263590A JPH0826466B2 JP H0826466 B2 JPH0826466 B2 JP H0826466B2 JP 2152635 A JP2152635 A JP 2152635A JP 15263590 A JP15263590 A JP 15263590A JP H0826466 B2 JPH0826466 B2 JP H0826466B2
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- reinforcing bars
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Description
本発明は、鉄筋コンクリート構造物の鉄筋の腐食を防
止する、特に流電陽極方式の電気防食方法に関する。
止する、特に流電陽極方式の電気防食方法に関する。
水分存在環境中の金属の腐食反応は、金属が電子を放
出する酸化反応(アノード反応)と、電子を受ける還元
反応(カソード反応)が同時に進行する電気化学反応で
ある。従って、金属電位を変化させれば防食可能であ
り、電気防食方法としては、金属の自然電位差を利用す
る流電陽極方式と、外部から電源を供給する外部電源方
式に大別される。 コンクリート中の鉄筋を電気防食する従来の鉄筋電気
防食方法としては、コンクリート表面に陽極となる電極
を設置し、鉄筋を陰極としてこれとコンクリート表面の
陽極との間にコンクリートを介して外部から強制的に電
流を流す外部電源方式が一般的であった。
出する酸化反応(アノード反応)と、電子を受ける還元
反応(カソード反応)が同時に進行する電気化学反応で
ある。従って、金属電位を変化させれば防食可能であ
り、電気防食方法としては、金属の自然電位差を利用す
る流電陽極方式と、外部から電源を供給する外部電源方
式に大別される。 コンクリート中の鉄筋を電気防食する従来の鉄筋電気
防食方法としては、コンクリート表面に陽極となる電極
を設置し、鉄筋を陰極としてこれとコンクリート表面の
陽極との間にコンクリートを介して外部から強制的に電
流を流す外部電源方式が一般的であった。
しかし、外部電源方式によると次のような問題点があ
った。 (1)コンクリート表面に電極を広範囲に設置しなけれ
ばならなく、その設置に多大の手間と工費を要する。 (2)金属に対する通常の電気防食と比較して、コンク
リートの電気抵抗が大きいため、大きな電源装置を必要
とする。 (3)コンクリート構造物の設置されている環境によっ
て、コンクリートの電気抵抗が変化するが、これに応じ
て供給電気量を調整する必要が生じ、装置が複雑となっ
て設備費、ランニングコストを含めた費用が膨大とな
る。 一方、犠牲陽極を陰極となる鉄筋から離して配置する
従来の流電陽極方式の場合には、コンクリートの電気抵
抗が高いため、所定の防食効果をあげるためには、犠牲
陽極を密に配置しなければならず、施工上難点があっ
た。 本発明の目的は、流電陽極方式であるにも拘らず、こ
のような問題がなく、しかも外部電源方式による上記の
ような欠点を一掃できる鉄筋の電気防食方法を提供する
ことにある。
った。 (1)コンクリート表面に電極を広範囲に設置しなけれ
ばならなく、その設置に多大の手間と工費を要する。 (2)金属に対する通常の電気防食と比較して、コンク
リートの電気抵抗が大きいため、大きな電源装置を必要
とする。 (3)コンクリート構造物の設置されている環境によっ
て、コンクリートの電気抵抗が変化するが、これに応じ
て供給電気量を調整する必要が生じ、装置が複雑となっ
て設備費、ランニングコストを含めた費用が膨大とな
る。 一方、犠牲陽極を陰極となる鉄筋から離して配置する
従来の流電陽極方式の場合には、コンクリートの電気抵
抗が高いため、所定の防食効果をあげるためには、犠牲
陽極を密に配置しなければならず、施工上難点があっ
た。 本発明の目的は、流電陽極方式であるにも拘らず、こ
のような問題がなく、しかも外部電源方式による上記の
ような欠点を一掃できる鉄筋の電気防食方法を提供する
ことにある。
本発明では、鉄筋の表面にこれよりも自然電位列が卑
な金属を直接コーティングして陽極金属層を形成した配
力筋等の補助鉄筋を、防食対象の主鉄筋に接触させ、主
鉄筋を陰極、補助鉄筋を犠牲陽極として主鉄筋を防食す
る。
な金属を直接コーティングして陽極金属層を形成した配
力筋等の補助鉄筋を、防食対象の主鉄筋に接触させ、主
鉄筋を陰極、補助鉄筋を犠牲陽極として主鉄筋を防食す
る。
金属コーティングによる陽極金属層を形成した配力筋
等の補助鉄筋が、犠牲陽極となって防食を必要とする主
鉄筋の至近位置に配置され、これら鉄筋がそのまま電気
防食回路網を構成する。従って、流電陽極方式であるに
も拘らず、防食効果が良く、しかもこれまでの鉄筋コン
クリート施工以外の特別な工種を必要とせずに、経済的
に電気防食が図れる。また、金属コーティングした補助
鉄筋をそのコーティング層によって保護できる。
等の補助鉄筋が、犠牲陽極となって防食を必要とする主
鉄筋の至近位置に配置され、これら鉄筋がそのまま電気
防食回路網を構成する。従って、流電陽極方式であるに
も拘らず、防食効果が良く、しかもこれまでの鉄筋コン
クリート施工以外の特別な工種を必要とせずに、経済的
に電気防食が図れる。また、金属コーティングした補助
鉄筋をそのコーティング層によって保護できる。
以下、本発明の一実施例について説明する。 鉄筋コンクリート製造物の鉄筋は、一般に、設計用断
面力と鉄筋の引張強度から所要断面力が決定される主鉄
筋と、主鉄筋に働く応力を均等に分散する配力筋やスタ
ーラップ筋や帯鉄筋等の補助鉄筋に分けられる。また、
鉄筋の位置を確保するための組立筋もある。 そこで、主鉄筋を防食対象の鉄筋とした場合、第3図
のように配力筋となる鉄筋1の表面に、これよりも自然
電位列が卑な金属、例えばアルミニウム,亜鉛,マグネ
シウム等を直接コーテングして陽極金属層2を形成す
る。陽極金属層2の厚さは鉄筋1の太さや設置環境など
に応じて適宜に設定する。 第1図は配筋例を示し、金属コーティングした鉄筋1
を配力筋として主鉄筋3と格子状に組み、陽極金属層2
を主鉄筋3の表面に接触させて交差部を例えば第2図の
如く結束したものである。この場合、配力筋1と主鉄筋
3との交差部を介して配力筋1が陽極、主鉄筋3が陰極
となるガルバノ電池が形成され、主鉄筋3が流電陽極方
式によって防食される。また配力筋1はいわば犠牲鉄筋
となるが、それ自体は陽極金属層2で被覆されているた
め、防食される。 第4図(A),(B)は鉄筋コンクリート構造物の柱
部4に適用した例を示す。主鉄筋5の回りにこれと接触
して帯鉄筋6を配筋する場合、該帯鉄筋6に第2図に示
したような陽極金属層を形成し、これを犠牲陽極として
主鉄筋5を防食する。 第5図は鉄筋コンクリート構造物のスラブ部7及び梁
部8に適用した例で、スラブ部7については配力筋9に
陽極金属層を形成して主鉄筋10を防食し、梁部8につい
てはスターラップ筋11に陽極金属層を形成して主鉄筋12
を防食する。 特に、梁やスラブの場合、下側が乾燥し難く、水分や
海水飛沫による塩分もここに集中する(第6図参照)。
また、第7図に示すように鉄筋13の下側は、コンクリー
ト14中の水分分離によるブリージング水15によりコンク
リートの品質が他の個所より劣るため、この部分が特に
錆びやすい。そこで、このようなところに上記の如き犠
牲鉄筋を配置すれば、効果的な防食が可能である。
面力と鉄筋の引張強度から所要断面力が決定される主鉄
筋と、主鉄筋に働く応力を均等に分散する配力筋やスタ
ーラップ筋や帯鉄筋等の補助鉄筋に分けられる。また、
鉄筋の位置を確保するための組立筋もある。 そこで、主鉄筋を防食対象の鉄筋とした場合、第3図
のように配力筋となる鉄筋1の表面に、これよりも自然
電位列が卑な金属、例えばアルミニウム,亜鉛,マグネ
シウム等を直接コーテングして陽極金属層2を形成す
る。陽極金属層2の厚さは鉄筋1の太さや設置環境など
に応じて適宜に設定する。 第1図は配筋例を示し、金属コーティングした鉄筋1
を配力筋として主鉄筋3と格子状に組み、陽極金属層2
を主鉄筋3の表面に接触させて交差部を例えば第2図の
如く結束したものである。この場合、配力筋1と主鉄筋
3との交差部を介して配力筋1が陽極、主鉄筋3が陰極
となるガルバノ電池が形成され、主鉄筋3が流電陽極方
式によって防食される。また配力筋1はいわば犠牲鉄筋
となるが、それ自体は陽極金属層2で被覆されているた
め、防食される。 第4図(A),(B)は鉄筋コンクリート構造物の柱
部4に適用した例を示す。主鉄筋5の回りにこれと接触
して帯鉄筋6を配筋する場合、該帯鉄筋6に第2図に示
したような陽極金属層を形成し、これを犠牲陽極として
主鉄筋5を防食する。 第5図は鉄筋コンクリート構造物のスラブ部7及び梁
部8に適用した例で、スラブ部7については配力筋9に
陽極金属層を形成して主鉄筋10を防食し、梁部8につい
てはスターラップ筋11に陽極金属層を形成して主鉄筋12
を防食する。 特に、梁やスラブの場合、下側が乾燥し難く、水分や
海水飛沫による塩分もここに集中する(第6図参照)。
また、第7図に示すように鉄筋13の下側は、コンクリー
ト14中の水分分離によるブリージング水15によりコンク
リートの品質が他の個所より劣るため、この部分が特に
錆びやすい。そこで、このようなところに上記の如き犠
牲鉄筋を配置すれば、効果的な防食が可能である。
本発明によれば次のような効果がある。 主鉄筋と配力筋等の補助鉄筋とを通常通り組み立て
るだけで、流電陽極方式による電気防食回路が形成され
るため、従来に比べ工費及び工期を大幅に低減できる。 ランニングコストが不要である。 梁やスラブのような水分や塩分などの影響を受けや
すい個所の主鉄筋に対して、特に効果的に防食できる。 主鉄筋を配力筋等の補助鉄筋により防食できるに加
え、補助鉄筋も、その表面に直接コーティングした陽極
金属層によって保護できる。
るだけで、流電陽極方式による電気防食回路が形成され
るため、従来に比べ工費及び工期を大幅に低減できる。 ランニングコストが不要である。 梁やスラブのような水分や塩分などの影響を受けや
すい個所の主鉄筋に対して、特に効果的に防食できる。 主鉄筋を配力筋等の補助鉄筋により防食できるに加
え、補助鉄筋も、その表面に直接コーティングした陽極
金属層によって保護できる。
第1図は本発明による配筋例の斜視図、第2図はその一
部の拡大平面図、第3図は陽極金属層を形成した鉄筋の
拡大断面図、第4図(A),(B)は鉄筋コンクリート
構造物の柱部に適用した例の縦断面図及び横断面図、第
5図はスラブ部及び梁部に適用した例の断面図、第6図
及び第7図は梁やスラブの鉄筋が錆びやすいことを説明
するための説明図である。 1……鉄筋、2……陽極金属層、3,5,10……主鉄筋、6
……帯鉄筋、9……配力筋、11……スターラップ筋。
部の拡大平面図、第3図は陽極金属層を形成した鉄筋の
拡大断面図、第4図(A),(B)は鉄筋コンクリート
構造物の柱部に適用した例の縦断面図及び横断面図、第
5図はスラブ部及び梁部に適用した例の断面図、第6図
及び第7図は梁やスラブの鉄筋が錆びやすいことを説明
するための説明図である。 1……鉄筋、2……陽極金属層、3,5,10……主鉄筋、6
……帯鉄筋、9……配力筋、11……スターラップ筋。
Claims (1)
- 【請求項1】鉄筋の表面にこれよりも自然電位列が卑な
金属を直接コーティングして陽極金属層を形成した配力
筋等の補助鉄筋を、防食対象の主鉄筋に接触させ、主鉄
筋を陰極、補助鉄筋を犠牲陽極として主鉄筋を防食する
ことを特徴とする鉄筋の電気防食方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2152635A JPH0826466B2 (ja) | 1990-06-13 | 1990-06-13 | 鉄筋の電気防食方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2152635A JPH0826466B2 (ja) | 1990-06-13 | 1990-06-13 | 鉄筋の電気防食方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0445292A JPH0445292A (ja) | 1992-02-14 |
| JPH0826466B2 true JPH0826466B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=15544707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2152635A Expired - Fee Related JPH0826466B2 (ja) | 1990-06-13 | 1990-06-13 | 鉄筋の電気防食方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0826466B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52123347A (en) * | 1976-04-08 | 1977-10-17 | Masakuni Kanai | Method of laying concrete structure in sea water |
| JPS5896882A (ja) * | 1981-12-02 | 1983-06-09 | 日本防蝕工業株式会社 | 防食被覆材 |
-
1990
- 1990-06-13 JP JP2152635A patent/JPH0826466B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0445292A (ja) | 1992-02-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |