JPH08264806A - トンネルトランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

トンネルトランジスタ及びその製造方法

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JPH08264806A
JPH08264806A JP6558195A JP6558195A JPH08264806A JP H08264806 A JPH08264806 A JP H08264806A JP 6558195 A JP6558195 A JP 6558195A JP 6558195 A JP6558195 A JP 6558195A JP H08264806 A JPH08264806 A JP H08264806A
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Toshio Baba
寿夫 馬場
Jiyosefu Anri Rezeku
ジョセフ アンリ レゼク
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレーナ構造で、かつ、寄生容量が少ないト
ンネルトランジスタ及びこのトンネルトランジスタを製
造する製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 絶縁層6上にはゲート層10及びソース領域
11が形成されている。基板1上にはドレイン領域12
がチャネル層5、絶縁層6及びゲート層10の側面にそ
れぞれ隣接して設けられている。ゲート層10はチャネ
ル層5と同一導電型であるが、チャネル層5よりも不純
物濃度が低く設定されている。ドレイン領域12はチャ
ネル層5とは反対導電型を有し、縮退した半導体からな
る。ドレイン領域12がゲート層10に対してセルアラ
イン的に形成された、高濃度の正孔が存在する縮退した
半導体であり、チャネル層5の端とドレイン領域12の
間にn+−p+トンネル接合が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトンネルトランジスタ及
びその製造方法に係り、特に高集積化、高速動作、多機
能化が可能なトンネル現象を利用したトランジスタ及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トランジスタの主流を占めるものは、現
在シリコン(Si)を用いたMOS型電界効果トランジ
スタ(FET)などのデバイスであるが、より高集積
化、高速な集積回路を実現するためにより高速動作可能
なGaAsなどの化合物半導体を使用し、半導体基板表
面の導電層上に直接ゲート電極を形成した構造のショッ
トキ接合型電界効果トランジスタ(MESFET:ME
tal Semiconductor FET)なども
知られている。
【0003】しかし、これらのトランジスタを用いた集
積回路の高速化や高集積化は、従来より素子寸法の微細
化により進められてきているが、微細化には限界があ
り、また、配線遅延の影響も無視できない。従って、こ
れらの問題を解決するためには、素子自体のより一層の
高速化と、多機能化を実現することで集積回路のトラン
ジスタ数の低減を図ることが必要とされる。
【0004】そこで、従来より高性能、多機能が実現で
きるものとして種々のトランジスタが提案されている
が、そのうち上記のMOS型FETやMESFETとは
動作原理の異なる、半導体表面におけるp+−n+ 接合で
のトンネル現象を利用したトンネルトランジスタが本発
明者などにより提案されている(例えば特開昭58−9
6766号公報:発明の名称「半導体装置」、特開平5
−41520号公報:発明の名称「半導体装置」、特願
平6−20707号:発明の名称「トンネルトランジス
タおよびその製造方法」)。この提案になるトンネルト
ランジスタは、MOS型FETの微細化の極限で問題と
なってくるトンネル効果を積極的に利用したものであ
り、微細化に適する構造と共に負性抵抗特性の利用によ
り多機能動作ができ、集積回路の高密度化を可能としよ
うとするものである。
【0005】図3は上記の従来のトンネルトランジスタ
の一例の層構造の模式図を示す。このトンネルトランジ
スタは、基板1上にソース層2、低不純物濃度層3、ド
レイン層4、チャネル層5、絶縁層6が積層され、更に
ソース層2、ドレイン層4のそれぞれにはこれとオーミ
ック接合を形成するソース電極8、ドレイン電極9が形
成されると共に、絶縁層6上にゲート電極7が形成され
た構造である。
【0006】ここで、ソース層2は一導電型を有する半
導体からなり、ドレイン層4はソース層2と異なる導電
型を有し、縮退した半導体からなる。また、チャネル層
5はソース層2と同一の導電型を有する半導体からな
る。絶縁層6は禁止帯幅が広い材料からなる。
【0007】この従来のトンネルトランジスタの製造方
法と動作を、基板1にi−GaAs(ここで、iは真性
又は実質的に真性と見做せるノンドープ半導体を意味す
る略号:以下同じ)、ソース層2にn+−GaAs、低
不純物濃度層3にi−GaAs、ドレイン層4にp+
GaAs、チャネル層5にn+−GaAs、絶縁層6に
i−Al 0.3Ga0.7As、ゲート電極7にアルミニウム
(Al)、ソース電極8及びドレイン電極9に金(A
u)を使用した例について説明する。
【0008】まず、分子線結晶成長法(MBE:Mol
ecular Beam Epitaxy)によりn+
−GaAsソース層2、i−GaAs低不純物濃度層
3、p+−GaAsドレイン層4を連続して成長する。
次に、ドレイン領域を残すようにメサエッチングを行
い、n+−GaAsソース層2を露出させる。その後、
MBE装置内で表面の清浄化を行い、n+−GaAsチ
ャネル層5、i−Al0.3Ga0.7As絶縁層6を再成長
させる。そして最後に、Alゲート電極7をマスクに再
成長層をエッチングした後、ソース電極8及びドレイン
電極9を形成して素子を完成させる。
【0009】この従来のトンネルトランジスタによれ
ば、ソース層2とチャネル層5は同一の導電型であるた
め、ソース電極8をアース電位とし、ドレイン電極9に
正の電圧を印加すると、チャネル層5とドレイン層4間
のn+−p+トンネル接合により、エサキダイオード(ト
ンネルダイオード)と同様に順方向バイアス時に、ドレ
イン・ソース間にトンネル効果によるトンネル電流が流
れ、電流−電圧特性に負性抵抗特性が現われる。この負
性抵抗特性はチャネル層5のキャリア濃度に依存するた
め、ゲート電圧によるチャネルのキャリア濃度の変調に
より制御される。この結果、負性抵抗特性を有するトラ
ンジスタ特性が得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
のトンネルトランジスタは、既存の結晶成長技術を適用
することにより容易に製造することはできるが、構造が
縦型であり、集積化が容易なプレーナ構造となっていな
い。また、ゲート・ドレイン間やソース・ドレイン間、
ソース・ドレイン間の重なりが多いために寄生容量が大
きく、高速動作が阻害されるという問題がある。
【0011】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
プレーナ構造で、かつ、寄生容量が少ないトンネルトラ
ンジスタ及びこのトンネルトランジスタを製造する製造
方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1及び2記載の本発明のトンネルトランジス
タは、基板上に設けられた第1の導電型のチャネル層
と、チャネル層上に設けられた絶縁層と、チャネル層よ
りも不純物濃度が低く設定された不純物濃度を有し、絶
縁層上に形成された第1の導電型のゲート層と、絶縁層
上に形成された第1の導電型のソース領域と、チャネル
層、絶縁層及びゲート層のそれぞれの側面に接触し、か
つ、基板上に形成された、第1の導電型とは異なる第2
の導電型を有し縮退した半導体からなるドレイン領域
と、チャネル層、ゲート層及びドレイン領域にそれぞれ
接続されたソース電極、ゲート電極及びドレイン電極と
を有するか、又はドレイン領域と同様にソース領域もチ
ャネル層、絶縁層及びゲート層のそれぞれの他方の側面
に接触し、かつ、基板上に形成された、前記第2の導電
型を有し縮退した半導体からなる構成としたものであ
る。
【0013】また、請求項3及び5記載の本発明のトン
ネルトランジスタの製造方法は、基板上にチャネル層、
絶縁層及び第1の導電型のゲート層とを順次に積層する
第1の工程と、第1の工程により作成された積層構造の
ドレイン領域となる部分、又はドレイン領域及びソース
領域となる部分を除去して基板を露出させる第2の工程
と、第2の工程により露出された基板上に第2の導電型
の縮退した半導体によるドレイン領域、又はドレイン領
域及びソース領域を形成する第3の工程と、ソース電
極、ゲート電極及びドレイン電極をそれぞれ形成する第
4の工程とを少なくとも含む構成としたものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の本発明のトンネルトランジスタ
では、ドレイン領域がチャネル層及びゲート層の側面に
対してセルフアライン的に形成されるため、ソース電
極、ゲート電極及びドレイン電極がそれぞれほぼ同一平
面内に位置するプレーナ構造とすることができる。
【0015】また、請求項2記載の本発明のトンネルト
ランジスタでは、ドレイン領域のみならずソース領域も
チャネル層及びゲート層の側面に対してセルフアライン
的に形成されるため、ドレインのバイアス方向によらず
に負性抵抗特性が現われる、プレーナ構造とすることが
できる。
【0016】更に、上記の本発明のトンネルトランジス
タは、いずれもゲート層がチャネル層上だけに設けられ
ており、ドレイン領域上には存在しないようにできる。
【0017】また、請求項3及び5記載の製造方法によ
れば、請求項1及び2記載の本発明のトンネルトランジ
スタを製造することができる。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明になるトンネルトラン
ジスタの第1実施例の層構造の模式図を示す。同図中、
図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。図1において、基板1上にはチャネル層5と絶
縁層6が順次に積層されている。絶縁層6上にはゲート
層10及びソース領域11が形成されている。また、基
板1上にはドレイン領域12がチャネル層5、絶縁層6
及びゲート層10の側面にそれぞれ隣接して設けられて
いる。更に、ゲート層10、ソース領域11及びドレイ
ン領域12上にはゲート電極7、ソース電極8及びドレ
イン電極9が形成されている。
【0019】ゲート層10はチャネル層5と同一導電型
であるが、チャネル層5よりも不純物濃度が低く設定さ
れている。ドレイン領域12はチャネル層5とは反対導
電型を有し、縮退した半導体からなる。
【0020】次に、本実施例のトンネルトランジスタの
動作を、基板1にi−GaAs、チャネル層5にn+
GaAs、絶縁層6にn−Al0.3Ga0.7As、ゲート
層10及びソース領域11にn−GaAs、ドレイン領
域12にp+ −GaAs、ゲート電極7にAu、ソース
電極8にAuGe、ドレイン電極9にAuZnを例にと
って説明する。
【0021】本実施例では、ドレイン領域12がゲート
層10に対してセルアライン的に形成された、高濃度の
正孔が存在する縮退した半導体であり、チャネル層5の
端とドレイン領域12の間にn+−p+トンネル接合が形
成されている。また、後述するようにソース電極8はア
ロイ処理により、少なくともソース領域11及び絶縁層
6をそれぞれ突き抜けてチャネル層5に電気的に接続さ
れている。従って、ソース電極8とチャネル層5とは同
電位となる。
【0022】従って、ソース電極8をアース電位とし、
ゲート電極7に正の電圧を印加すると、このチャネル層
5とドレイン領域12の間で形成されているn+−p+
ンネル接合により、エサキダイオードと同様に順方向バ
イアス時に負性抵抗特性が現われる。
【0023】なお、ゲート層10とドレイン領域12の
間にもn−p+接合が形成されているが、ゲート層10
の不純物濃度がチャネル層5の不純物濃度よりも小さく
設定されているため、ここを流れる電流はチャネル層5
・ドレイン領域12間を流れる電流よりも小さく殆ど無
視できる。従って、チャネル層5のキャリア濃度はゲー
ト電極7に接続されたゲート層10の電圧により変調さ
れ、従来のトンネルトランジスタと同様に、チャネル層
5・ドレイン領域12間のバンド間トンネル電流をゲー
ト電極7の印加電圧により制御することができる。
【0024】本実施例の構造は、図1に示すようにソー
ス電極8、ゲート電極7及びドレイン電極9がそれぞれ
ほぼ同一平面内に位置するプレーナ構造となっているた
め、デバイス作成時のパターン描画・加工が容易であ
り、よって高集積化に適している。また、ゲート層10
がバンド間トンネル接合近傍のチャネル層5上だけに設
けられており、ドレイン領域12上には存在しないた
め、従来のトンネルトランジスタに比べてゲート容量を
大幅に低減できる。
【0025】次に、本実施例の製造方法について、動作
の説明で用いた材料と同一の材料を用いて説明する。ま
ず、半絶縁性GaAs基板1上に厚さ500nmのi−
GaAs、厚さ20nmのn+−GaAs(Te=2×
1019cm-3 )によるチャネル層5、厚さ30nmのn
−Al0.3Ga0.7Asによる絶縁層6、厚さ80nmの
n−GaAs(Si=5×1018cm-3 )によるゲート
層をMBE法を適用して成長しそれらの積層構造を得
る。
【0026】続いて、その積層構造のうちドレイン領域
12を形成するために基板上のドレイン形成領域となる
積層構造部分をエッチング除去し、その除去後の基板上
に炭素(C)ドープのp+−GaAs(C=2×1020
cm-3 )を有機金属MBE法により埋め込みドレイン領
域12を形成する。更に、上記の厚さ80nmのn−G
aAsゲート層の一部をエッチングにより除去し、ゲー
ト層10及びソース領域11を形成する。
【0027】次に、AuGe及びAuZnをソース領域
11上及び上記のp+−GaAsドレイン領域12上に
形成し、410℃でアロイしてソース電極8及びドレイ
ン電極9をそれぞれ形成する。これにより、ソース電極
8は少なくともソース領域11及び絶縁層6を突き抜け
てチャネル層5に接続される。最後に、Auをゲート層
10上にゲート電極7として形成してトンネルトランジ
スタの製造を完了する。
【0028】このようにして作成した本実施例のトンネ
ルトランジスタによれば、従来のトンネルトランジスタ
と同様な明瞭な負性抵抗特性を有するトランジスタ特性
が得られ、しかも負性抵抗特性のピーク電流密度として
従来構造よりも大きな104A/cm2が得られた。ま
た、本実施例のゲート容量も従来構造に比べて1/3以
下になった。
【0029】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図2は本発明になるトンネルトランジスタの第2実
施例の層構造の模式図を示す。同図において、図1及び
図3と同一構成部分には同一符号を付してある。図2に
おいて、ソース領域13はドレイン領域12と同一の導
電型を有する半導体領域である。本実施例は、ドレイン
領域12とソース領域13とが対称的に形成されている
ため、第1実施例よりも製造が容易であるという特長が
ある。
【0030】この第2実施例の動作原理も第1実施例と
同様であり、例えばソース電極8をアース電位とし、ゲ
ート電極7に正の電圧を印加することにより、チャネル
層5とドレイン領域12の間で形成されているn+−p+
トンネル接合により、エサキダイオードと同様に順方向
バイアス時に負性抵抗特性が現われる。
【0031】なお、本実施例では、ドレインのバイアス
方向によらずに負性抵抗特性が現われる。これは、チャ
ネル層5とソース領域13の間と、チャネル層5とドレ
イン領域12の間にそれぞれn+−p+トンネル接合が形
成され、これら2つのトンネル接合の一方が抵抗値の低
い逆方向バイアスとなり、他方が負性抵抗特性を示す順
方向バイアスになるためである。
【0032】次に、本実施例の製造方法について説明す
る。本実施例では、例えば基板1にi−GaAs、チャ
ネル層5にn+−GaAs、絶縁層6にn−Al0.3Ga
0.7As、ゲート層10にn−GaAs、ドレイン領域
12及びソース領域13にp+ −GaAs、ゲート電極
7にAu、ソース電極8及びドレイン電極9にAuZn
を使用するものとする。
【0033】まず、半絶縁性GaAs基板1上に厚さ5
00nmのi−GaAs、厚さ20nmのn+−GaA
s(Te=2×1019cm-3 )によるチャネル層5、厚
さ30nmのn−Al0.3Ga0.7Asによる絶縁層6、
厚さ80nmのn−GaAs(Si=5×1018
-3 )によるゲート層10をMBE法を適用して成長し
それらの積層構造を得る。
【0034】続いて、その積層構造のうちドレイン領域
12とソース領域13をそれぞれ形成するために基板上
のドレイン形成領域及びソース領域となる積層構造部分
をエッチング除去し、その除去後の基板上に炭素(C)
ドープのp+−GaAs(C=2×1020cm-3 )を有
機金属MBE法により埋め込み、ドレイン領域12とソ
ース領域13を図2に示すように形成する。
【0035】次に、AuZnを上記のp+−GaAsド
レイン領域12上とp+−GaAsソース領域13上に
形成し、410℃でアロイしてドレイン電極9及びソー
ス電極8をそれぞれ形成する。最後に、Auをゲート層
10上にゲート電極7として形成して本実施例のトンネ
ルトランジスタの製造を完了する。
【0036】このようにして作成した本実施例のトンネ
ルトランジスタによれば、ドレインバイアスの両方向に
明瞭な負性抵抗特性を有するトランジスタ特性が得ら
れ、しかも負性抵抗特性のピーク電流密度として従来構
造よりも大きな104A/cm2が得られた。また、本実
施例のゲート容量も第1実施例と同様に従来構造に比べ
て1/3以下になった。
【0037】なお、本発明は以上の実施例に限定される
ものではなく、例えば、基板などの半導体材料としては
GaAs以外に、Si、Ge、SiGe、InP、In
GaAs、GaSbなどの他の半導体でもよく、また、
基板、ソース領域、低濃度層の半導体は同種の半導体か
らなるホモ接合だけではなく、異種の半導体からなるヘ
テロ接合でもよい。また、絶縁層6としては、Al0.3
Ga0.7As以外に、GaAS、InAlAs、InP
などの絶縁性を示すその他の半導体や、SiO2、Si3
4、AlNなどの絶縁体であってもよい。
【0038】更に、ゲート電極7の材料としては、Au
以外の、ゲート層10とオーミック接合を形成する他の
金属材料や低抵抗の半導体材料でもよい。また、更に、
以上の実施例ではチャネル層5の導電型はn型であるも
のとして説明したが、これをp型としてもよい(ただ
し、この場合は他の領域も実施例とは反対の導電型とす
る必要がある。)。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2記
載の本発明のトンネルトランジスタによれば、ソース電
極、ゲート電極及びドレイン電極がそれぞれほぼ同一平
面内に位置するプレーナ構造としたため、デバイス作成
時のパターン描画・加工が容易であり、よって高集積化
に適している。
【0040】また、本発明のトンネルトランジスタは、
ゲート層がチャネル層上だけに設けられており、ドレイ
ン領域上には存在しないようにしたため、従来のトンネ
ルトランジスタに比べてゲート容量を大幅に低減でき
る。
【0041】また、請求項2記載の本発明のトンネルト
ランジスタによれば、ドレインのバイアス方向によらず
に負性抵抗特性が現われる、プレーナ構造とすることが
でき、ドレイン領域とソース領域とが対称的に位置する
ために製造が容易である。
【0042】また、本発明製造方法によれば、従来のト
ンネルトランジスタと同様の明瞭な負性抵抗特性を有
し、しかも負性抵抗特性のピーク電流密度が従来よりも
大で、かつ、ゲート容量が従来に比べて小さなトンネル
トランジスタを製造することができる。
【0043】以上より、本発明によれば、微細構造の実
現と寄生容量の低減が容易であり、超高集積、超高速な
機能回路の実現ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の層構造を示す模式図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例の層構造を示す模式図であ
る。
【図3】従来の一例の層構造を示す模式図である。
【符号の説明】
1 基板 5 チャネル層 6 絶縁層 7 ゲート電極 8 ソース電極 9 ドレイン電極 10 ゲート層 11、13 ソース領域 12 ドレイン領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に設けられた第1の導電型のチャ
    ネル層と、 該チャネル層上に設けられた絶縁層と、 前記チャネル層よりも不純物濃度が低く設定された不純
    物濃度を有し、該絶縁層上に形成された前記第1の導電
    型のゲート層と、 前記絶縁層上に形成された前記第1の導電型のソース領
    域と、 前記チャネル層、絶縁層及びゲート層のそれぞれの側面
    に接触し、かつ、前記基板上に形成された、前記第1の
    導電型とは異なる第2の導電型を有し縮退した半導体か
    らなるドレイン領域と、 前記チャネル層、ゲート層及びドレイン領域にそれぞれ
    接続されたソース電極、ゲート電極及びドレイン電極と
    を有することを特徴とするトンネルトランジスタ。
  2. 【請求項2】 基板上に設けられた第1の導電型のチャ
    ネル層と、 該チャネル層上に設けられた絶縁層と、 前記チャネル層よりも不純物濃度が低く設定された不純
    物濃度を有し、該絶縁層上に形成された前記第1の導電
    型のゲート層と、 前記チャネル層、絶縁層及びゲート層のそれぞれの一方
    の側面に接触し、かつ、前記基板上に形成された、前記
    第1の導電型とは異なる第2の導電型を有し縮退した半
    導体からなるドレイン領域と、 前記チャネル層、絶縁層及びゲート層のそれぞれの他方
    の側面に接触し、かつ、前記基板上に形成された、前記
    第2の導電型を有し縮退した半導体からなるソース領域
    と、 前記ソース領域、ゲート層及びドレイン領域にそれぞれ
    接続されたソース電極、ゲート電極及びドレイン電極と
    を有することを特徴とするトンネルトランジスタ。
  3. 【請求項3】 前記基板上に前記チャネル層、絶縁層及
    び前記第1の導電型の半導体層とを順次に積層する第1
    の工程と、 該第1の工程により作成された積層構造のドレイン領域
    となる部分を除去して基板を露出させる第2の工程と、 該第2の工程により露出された前記基板上に前記第2の
    導電型の縮退した半導体による前記ドレイン領域を形成
    する第3の工程と、 前記第1の導電型の半導体層を分離して前記ゲート層及
    び前記ソース領域をそれぞれ形成する第4の工程と、 前記ソース電極、ゲート電極及びドレイン電極をそれぞ
    れ形成する第5の工程とを含み、請求項1記載のトンネ
    ルトランジスタを製造することを特徴とするトンネルト
    ランジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第3の工程は、有機金属を用いた分
    子線結晶成長方法により前記基板上に前記第2の導電型
    の縮退した半導体による前記ドレイン領域を埋め込む工
    程であることを特徴とする請求項3記載のトンネルトラ
    ンジスタの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記基板上に前記チャネル層、絶縁層及
    び前記第1の導電型のゲート層とを順次に積層する第1
    の工程と、 該第1の工程により作成された積層構造のドレイン領域
    となる部分とソース領域となる部分をそれぞれ除去して
    基板を露出させる第2の工程と、 該第2の工程により露出された前記基板上の一方と他方
    のそれぞれに前記第2の導電型の縮退した半導体による
    前記ドレイン領域及び前記ソース領域を形成する第3の
    工程と、 前記ソース電極、ゲート電極及びドレイン電極をそれぞ
    れ形成する第4の工程とを含み、請求項2記載のトンネ
    ルトランジスタを製造することを特徴とするトンネルト
    ランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第3の工程は、有機金属を用いた分
    子線結晶成長方法により前記基板上に前記第2の導電型
    の縮退した半導体による前記ドレイン領域及び前記ソー
    ス領域をそれぞれ同時に埋め込む工程であることを特徴
    とする請求項5記載のトンネルトランジスタの製造方
    法。
JP6558195A 1995-03-24 1995-03-24 トンネルトランジスタ及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2671856B2 (ja)

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