JPH08266036A - 電磁流体発電装置 - Google Patents

電磁流体発電装置

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JPH08266036A
JPH08266036A JP7066186A JP6618695A JPH08266036A JP H08266036 A JPH08266036 A JP H08266036A JP 7066186 A JP7066186 A JP 7066186A JP 6618695 A JP6618695 A JP 6618695A JP H08266036 A JPH08266036 A JP H08266036A
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JP
Japan
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working fluid
flow velocity
inlet pipe
generator
velocity component
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JP7066186A
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English (en)
Inventor
Giichi Dosono
義一 堂園
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、予め作動流体に発電時に生じる旋
回成分とは逆向きの旋回成分を与え、作動流体の流通方
向の減速を阻止すると共に、高温作動流体中への電離シ
ードの拡散を促進させ、もって、発電効率の向上を図
る。 【構成】 高温の作動流体を導入する発電機入口管と、
発電機入口管の吐出口を含んで設けた第1のディスク部
と、第1のディスク部及び吐出口に対向配置された第2
のディスク部とを備え、各ディスク部相互間の間隙に放
射状に流通する作動流体に流通方向と直角に磁場を印加
し、作動流体と磁場との電磁誘導を介して流通方向の流
速に比例した起電力を発生する電磁流体発電装置におい
て、発電機入口管(3)の内部に設けたらせん状流路
(21)が、磁場により作動流体(1)に生じて流通方
向の流速を減少させる旋回流速成分に対し、旋回流速成
分を相殺するように旋回流速成分とは逆向きの旋回流速
成分を予め作動流体に与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化石燃料の燃焼を熱源
とする火力発電プラントのトッピングとして使用され、
高温作動流体を用いたディスク型電磁流体発電装置に係
わり、特に予め高温作動流体に発電時に生じる旋回成分
とは逆向きの旋回成分を与えることにより、高温作動流
体の流通方向の減速を阻止し、発電効率を向上し得る電
磁流体発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁流体発電(以下、MHD発電とい
う)は、導電性流体と外部磁場との相互作用により流体
のエンタルピーを電気エネルギーに直接変換する発電方
式であり、エネルギー変換効率の高いことからMHD発
電を頂点とする高効率中規模火力複合発電プラントの実
現が期待されている。
【0003】近年では電力需要が益々増加の一途をたど
り、併せて昼間と夜間の電力需要格差が拡大する傾向に
ある。このため、発電設備においては、総合発電効率の
向上と共に、電力需要の変動に応じた対応が希求されて
いる。MHD発電に対しては、エネルギー変換効率の高
い運転と共に、負荷変動に対応する発電調整用としての
運転が期待されている。
【0004】図9はこの種のディスク型MHD発電装置
の構成を示す模式図であり、図10は一般的なMHD発
電機における発電原理を説明するための模式図である。
また、図11は一般的なディスク型MHD発電機の構成
を示す断面図であり、図12は図11のA−A線矢視断
面図である。
【0005】作動流体1は、アルゴン又はヘリウム等の
希ガスが母ガスとして用いられ、化石燃料等の燃焼ガス
により加熱された高温熱交換器2を通過することによ
り、高温化される。高温化された作動流体1は、水平方
向に沿って設けられた発電機入口管3を図中左方から図
中右方に向けて通過すると共に、この通過の際にシード
剤注入装置4から金属カリウム又はセシウム等の微量の
電離シード4aが混入されて図中右方に配置されたMH
D発電機5に導かれる。また、MHD発電機5によるM
HD発電処理後の作動流体1は、冷却器6並びに圧縮機
7等を経由して、再度上流に循環される。
【0006】ここで、MHD発電機5は、発電機入口管
3から流入される高温の作動流体1を超音速状態に加速
して吐出す機能をもち、具体的には発電機入口管3の吐
出口3aを中心として水平方向に設けられた円板状の上
部ディスク11と、発電機入口管3の吐出口3a及び上
部ディスク11に対向配置された円板状の下部ディスク
12とを備え、上部及び下部ディスク11,12の対向
面11a,12aからなる間隙により放射状の超音速ノ
ズル13が形成されている。
【0007】また、MHD発電機5は、超音速ノズル1
3を流れる作動流体1に直交方向に外部磁場Bを印加す
ることにより起電力を発生させて取出す機能をもち、具
体的には起電力取出用の電極14a,14bが上部及び
下部ディスク11,12の内周部と外周部とに形成さ
れ、且つ上部及び下部ディスク11,12を挟むように
外部磁場印加装置5aが配置されている。外部磁場印加
装置5aは、外部磁場Bを超音速ノズル13による流通
方向とは直角方向に鎖交させて作動流体1に印加するも
のである。
【0008】従って、作動流体1は、発電機入口管3の
吐出口3aからMHD発電機5の流路入口13aに亜音
速状態で流入されると、断面積を絞ったスロート部13
bにて音速状態まで加速され、さらに、MHDチャネル
13cにて超音速状態に加速され、図12に示すよう
に、放射状に流れてMHD発電機外部に流出される。
【0009】このとき、外部磁場印加装置5aから外部
磁場Bが直交方向に印加されると、作動流体1は、外部
磁場Bを介した電磁駆動力の影響を受けて負の周回θ方
向に曲げられ、負の周回θ方向の流速成分uθを有する
スワール流れとなる。また、上部及び下部ディスク1
1,12では、この負の周回θ方向に沿ってファラデー
電流Jθが誘起され、外部磁場Bとのホール効果に基づ
いて負の半径r方向にホール電場Erが発生し、このホ
ール電場Erに対応するホール電圧が発電出力として各
電極14a,14bを介して外部回路15に取出され
る。このように、MHD発電機5にてMHD発電が実行
される。
【0010】このようなMHD発電において、MHDチ
ャネル13cに発生する電流密度Jは、導電率σ、電場
E、外部磁場B、作動流体1の流速u、作動流体中の電
子によるホールパラメータβ(=通常約5〜10)を用
い、一般化されたオームの式(電子の運動量方程式)に
よって次の(1)式の通りに示される。
【0011】
【数1】 但し、実際のMHD発電においては、ホール電流j
外部回路15に取出すために、ホール電場Erの絶対値
は(4)式より小さい値となる。
【0012】ここで、MHD発電では、ホール電場Er
の絶対値を大きくすることが重要であり、(4)式に示
すように、周回θ方向の流速uθに比べてβ倍の重要度
をもつ半径r方向の流速uを高い値に維持することが
必要とされる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うな電磁流体発電装置では、電磁駆動力により作動流体
1が周回θ方向の流速uθをもつスワール流れとなるこ
とにより、半径r方向の流速uを低下させるので、半
径r方向に形成されるホール電場Erを低下させて発電
効率を低下させる可能性がある。
【0014】また、発電出力の上昇と共に、スワール流
れの周回θ方向の流速uθを増加させて発電効率を低下
させる問題がある。
【0015】また、発電機入口管3は、図11に示すよ
うに、直管形状を有しており、MHD発電機5の手前で
シード剤注入装置4から注入された電離シード4aを作
動流体中に拡散させにくいため、発電効率を低下させる
一因となっている。
【0016】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、予め高温作動流体に発電時に生じる旋回成分とは逆
向きの旋回成分を与えることにより、高温作動流体の流
通方向の減速を阻止すると共に、高温作動流体中への電
離シードの拡散を促進させ、もって、発電効率を向上し
得る電磁流体発電装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、電離シードを含んだ高温の作動流体を導入するため
の発電機入口管と、この発電機入口管の吐出口を含むよ
うに設けられた第1のディスク部と、且つこの第1のデ
ィスク部及び前記吐出口に対向配置された第2のディス
ク部とを備え、前記第1及び第2のディスク部相互間の
間隙からなる流路に放射状に流通する前記作動流体に対
して当該流通方向と直角方向に磁場を印加することによ
り、前記作動流体と磁場との電磁誘導を介して前記流通
方向の流速に比例した起電力を発生する電磁流体発電装
置において、前記発電機入口管の内部に形成され、前記
磁場により前記作動流体に生じて前記流通方向の流速を
減少させる旋回流速成分に対し、当該旋回流速成分を相
殺するように前記旋回流速成分とは逆向きの旋回流速成
分を予め前記作動流体に与えるらせん状流路を備えた電
磁流体発電装置である。
【0018】また、請求項2に対応する発明は、電離シ
ードを含んだ高温の作動流体を導入するための発電機入
口管と、この発電機入口管の吐出口を含むように設けら
れた第1のディスク部と、且つこの第1のディスク部及
び前記吐出口に対向配置された第2のディスク部とを備
え、前記第1及び第2のディスク部相互間の間隙からな
る流路に放射状に流通する前記作動流体に対して当該流
通方向と直角方向に磁場を印加することにより、前記作
動流体と磁場との電磁誘導を介して前記流通方向の流速
に比例した起電力を発生する電磁流体発電装置におい
て、前記発電機入口管の内壁に一端が固着されて他端が
自由端とされ、前記磁場により前記作動流体に生じて前
記流通方向の流速を減少させる旋回流速成分に対し、当
該旋回流速成分を相殺するように前記旋回流速成分とは
逆向きの旋回流速成分を予め前記作動流体に与える帯状
のねじり部材を備えた電磁流体発電装置である。
【0019】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項2に対応する電磁流体発電装置において、前記帯状の
ねじり部材としては、前記発電機入口管の長手方向に沿
って連続的又は段階的にねじられた形状を有している電
磁流体発電装置である。
【0020】また、請求項4に対応する発明は、電離シ
ードを含んだ高温の作動流体を導入するための発電機入
口管と、この発電機入口管の吐出口を含むように設けら
れた第1のディスク部と、且つこの第1のディスク部及
び前記吐出口に対向配置された第2のディスク部とを備
え、前記第1及び第2のディスク部相互間の間隙からな
る流路に放射状に流通する前記作動流体に対して当該流
通方向と直角方向に磁場を印加することにより、前記作
動流体と磁場との電磁誘導を介して前記流通方向の流速
に比例した起電力を発生する電磁流体発電装置におい
て、前記発電機入口管は、前記磁場により前記作動流体
に生じて前記流通方向の流速を減少させる旋回流速成分
に対し、当該旋回流速成分を相殺するように前記旋回流
速成分とは逆向きの旋回流速成分を予め前記作動流体に
与えるようにらせん状に形成されている電磁流体発電装
置である。
【0021】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は以上のよう
な手段を講じたことにより、発電機入口管の内部に形成
されたらせん状流路が、磁場により作動流体に生じて流
通方向の流速を減少させる旋回流速成分に対し、当該旋
回流速成分を相殺するように旋回流速成分とは逆向きの
旋回流速成分を予め作動流体に与えるので、予め高温作
動流体に発電時に生じる旋回成分とは逆向きの旋回成分
を与えることにより、高温作動流体の流通方向の減速を
阻止すると共に、高温作動流体中への電離シードの拡散
を促進させ、もって、発電効率を向上させることができ
る。
【0022】また、請求項2に対応する発明は、発電機
入口管の内壁に一端が固着されて他端が自由端とされた
帯状のねじり部材が、磁場により作動流体に生じて流通
方向の流速を減少させる旋回流速成分に対し、当該旋回
流速成分を相殺するように旋回流速成分とは逆向きの旋
回流速成分を予め作動流体に与えるので、請求項1に対
応する作用と同様の作用に加え、簡易な構成として実現
することができる。
【0023】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項2に対応する帯状のねじり部材を発電機入口管の長手
方向に沿って連続的又は段階的にねじられた形状を有す
るものとしたので、請求項3に対応する作用と同様の作
用を奏することができる。
【0024】また、請求項4に対応する発明は、らせん
状に形成された発電機入口管が、磁場により作動流体に
生じて流通方向の流速を減少させる旋回流速成分に対
し、当該旋回流速成分を相殺するように旋回流速成分と
は逆向きの旋回流速成分を予め作動流体に与えるので、
請求項1乃至請求項3のいずれかに対応する作用と同様
の作用に加え、一層、簡易な構成として実現することが
できる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0026】図1は本発明の第1の実施例に係る電磁流
体発電装置の構成を示す模式図であり、図9乃至図11
と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0027】すなわち、本実施例装置は、予め作動流体
にMHD発電時に生じる負の周回θ方向の流速uθとは
逆向きの正の周回θ方向の流速uθを与えることによ
り、MHD発電時における作動流体の半径r方向の流速
の低下を阻止するものであって、具体的には、発電
機入口管3の内部にらせん状流路21が形成された構成
となっている。
【0028】ここで、らせん状流路21は、図2の断面
図及び図3(a)〜(c)のそのB−B線〜D−D線矢
視断面図に示すように、発電機入口管3の内径よりも小
さい径の円形断面形状をもつ流路であって、円形断面の
一部を発電機入口管3の内壁に沿わせるようにらせん状
に形成されており、温熱交換器2から発電機入口管3に
流入される作動流体を正の周回θ方向に旋回させながら
通過させ、発電機入口管3内部流を正の周回θ方向の流
速uθをもつスワール流れとするものである。次に、以
上のように構成された電磁流体発電装置の動作を説明す
る。
【0029】いま、高温熱交換器2により高温化された
作動流体1は、発電機入口管3に導かれると共に、発電
機入口管3内をらせん状流路21に沿って正の周回θ方
向に旋回し、正の周回θ方向の流速uθをもつスワール
流れとして通過する。なお、電離シード4aは、前述同
様に、発電機入口管3内にて作動流体1に混入される
が、本実施例では、作動流体1の旋回により作動流体1
中に良好に拡散される。続いて、発電機入口管3からM
HD発電機5に導入された作動流体1は、上部及び下部
ディスク11,12により形成される流路のうち、流路
入口13aにて加速され、スロート部13bにて音速状
態となる。スロート部13bからMHDチャネル13c
に至った作動流体1は、前述した通り、外部磁場印加装
置5aによる外部磁場Bを介した電磁駆動力の影響によ
り負の周回θ方向に曲げられる。しかしながら、この作
動流体1は、既に発電機入口管3内のらせん状流路21
により正の周回θ方向の流速uθを持つように曲げられ
ているので、MHDチャネル13cにて正負の両周回θ
方向の流速uθが相殺されることにより、ほぼ直線的に
放射状に流出され、もって、半径r方向の流速uが高
い値で維持されて僅かに向上する。
【0030】従って、既に(4)式に示したように、半
径r方向の流速uがホール電場Erに対して周回θ方
向の流速uθよりもβ倍の重要度をもつことから、ホー
ル電場Erの絶対値はその低下が阻止されて僅かに向上
する。すなわち、発電機入口管3内のらせん状流路21
により、MHD発電における作動流体1の流れ状態が周
回θ方向の流速uθを低減させて半径r方向の流速u
を向上させるように改善され、もって、発電効率を向上
させている。また、作動流体1に混入された電離シード
4aが作動流体1の旋回により作動流体1中に良好に拡
散されるので、一層発電効率を向上させることができ
る。
【0031】なお、MHD発電機5を通過した作動流体
1は、前述した通り、冷却器6及び圧縮機7を介して上
流に戻される。
【0032】上述したように第1の実施例によれば、発
電機入口管3内のらせん状流路21が、外部磁場Bによ
り作動流体1に生じて流通方向の流速を減少させる負の
周回θ方向の流速uθに対し、当該負の周回θ方向の流
速uθを相殺するように予め正の周回θ方向の流速θを
作動流体1に与えると共に、この作動流体1を発電機入
口管3に供給するので、予め高温の作動流体1に発電時
に生じる旋回成分とは逆向きの旋回成分を与えることに
より、作動流体1の流通方向の減速を阻止すると共に、
高温作動流体中への電離シード4aの拡散を促進させ、
もって、発電効率を向上させることができる。
【0033】また、本実施例によれば、予旋回付与のた
めの部材等をMHDチャネル13c内に設けないように
してスロート部13bを流路入口13aに近接配置する
ことにより、流路の大部分を超音速ディフューザとして
活用し、もって、MHD発電機5をコンパクト化して実
現している。
【0034】次に、本発明の第2の実施例に係る電磁流
体発電装置について説明する。
【0035】図4はこの電磁流体発電装置に適用される
発電機入口管の構成を示す断面図であり、図9乃至図1
1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省
略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0036】すなわち、本実施例装置は、第1の実施例
と同様に、予め作動流体1にMHD発電時に生じる負の
周回θ方向の流速uθとは逆向きの正の周回θ方向の流
速uθを与えることにより、MHD発電時における作動
流体1の半径r方向の流速uの低下を阻止するもので
あって、具体的には、第1の実施例のらせん状流路21
に代えて、発電機入口管3の内部に帯状のねじり部材2
2を設けた構成となっている。
【0037】ここで、ねじり部材22は、図4の断面図
及び図5(a)〜(c)のそのE−E線〜G−G線矢視
断面図に示すように、発電機入口管3の内径よりも小さ
い径の帯状のねじり形状を有して一端22aが発電機入
口管3の内壁に固着されて他端22bが自由端とされ、
発電機入口管3の長手方向に沿って連続的にねじられた
形状を有するように形成されるものであり、高温熱交換
器2から発電機入口管3に流入される作動流体1を正の
周回θ方向に旋回させながら通過させ、その下流側の発
電機入口管3内部流を正の周回θ方向の流速uθをもつ
スワール流れとするものである。
【0038】ここで、発電機入口管3からMHD発電機
5に導入される作動流体1は、第1の実施例と同様に、
正の周回θ方向の流速uθをもつスワール流れであるた
め、外部磁場Bにより負の周回θ方向に曲げられて正負
の両周回θ方向の流速uθが相殺され、MHDチャネル
13cにおいて周回θ方向の流速uθが低減されて半径
r方向の流速uが向上される。
【0039】すなわち、第1の実施例のらせん状流路2
1に代えて、帯状のねじり部材22を設けるようにして
も、第1の実施例と同様の作用効果を奏することができ
る。
【0040】上述したように第2の実施例によれば、帯
状のねじり部材22が、発電機入口管3に流入された作
動流体1を正の周回θ方向に旋回させながら通過させ、
その下流側の発電機入口管3内部流を正の周回θ方向の
流速uθをもつスワール流れとすることにより、発電機
入口管3からMHD発電機5に導入される作動流体1
が、第1の実施例と同様に、正の周回θ方向の流速uθ
をもつスワール流れとなるので、第1の実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0041】また、本実施例によれば、第1の実施例の
らせん状流路21に代えて、帯状のねじり部材22を設
けるようにしたので、第1の実施例よりも簡易な構成と
して実現することができる。
【0042】次に、本発明の第3の実施例に係る電磁流
体発電装置について説明する。
【0043】図6はこの電磁流体発電装置の構成を示す
模式図であり、図7はこの電磁流体発電装置に適用され
る発電機入口管の構成を示す外観図であり、図8は図7
のH−H線矢視断面図であって、図9乃至図11と同一
部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略し、こ
こでは異なる部分についてのみ述べる。
【0044】すなわち、本実施例装置は、第1の実施例
と同様に、予め作動流体1にMHD発電時に生じる負の
周回θ方向の流速uθとは逆向きの正の周回θ方向の流
速uθを与えることにより、MHD発電時における作動
流体の半径r方向の流速uの低下を阻止するものであ
って、具体的には、直管形状の発電機入口管3に代え
て、らせん形状の発電機入口管23を備えた構成となっ
ている。
【0045】ここで、発電機入口管23は、図7及び図
8に示すように、全体がらせん形状を有するように形成
されており、高温熱交換器2から流入される作動流体1
を正の周回θ方向に旋回させながら通過させ、その下流
側の発電機入口管23内部流を正の周回θ方向の流速u
θをもつスワール流れとするものである。
【0046】ここで、発電機入口管23からMHD発電
機5に導入される作動流体1は、第1の実施例と同様
に、正の周回θ方向の流速uθをもつスワール流れであ
るため、磁場Bにより負の周回θ方向に曲げられて正負
の両周回θ方向の流速uθが相殺され、MHDチャネル
13cにおいて周回θ方向の流速uθが低減されて半径
r方向の流速uが向上される。
【0047】すなわち、直管形状の発電機入口管3に代
えて、らせん形状の発電機入口管23を備えても、第1
の実施例と同様の作用効果を奏することができる。
【0048】上述したように第3の実施例によれば、ら
せん形状の発電機入口管23が、熱交換器2から流入さ
れる作動流体1を正の周回θ方向に旋回させながら通過
させ、その下流側の発電機入口管内部流を正の周回θ方
向の流速uθをもつスワール流れとすることにより、発
電機入口管23からMHD発電機5に導入される作動流
体1が、第1の実施例と同様に、正の周回θ方向の流速
θをもつスワール流れとなるので、第1の実施例と同
様の効果を得ることができ、且つ第1及び第2の実施例
よりも簡易な構成とすることができる。
【0049】なお、上記第1の実施例では、発電機入口
管3の全体にかけてらせん状流路21を内部形成した場
合について説明したが、これに限らず、発電機入口菅3
の任意の部分のみにらせん状流路21を内部形成するよ
うにしても、本発明を同様に実施して同様の効果を得る
ことができる。
【0050】また、上記第2の実施例では、ねじり部材
22を発電機入口管3の長手方向に沿って連続的にねじ
られた形状を有するものとした場合について説明した
が、これに限らず、ねじり部材22を発電機入口管3の
長手方向に沿って段階的にねじられた形状を有するもの
としても、本発明を同様に実施して同様の効果を得るこ
とができる。
【0051】さらに、上記第2の実施例では、発電機入
口管3の全体にかけてねじり部材22を内部形成した場
合について説明したが、これに限らず、発電機入口菅3
の任意の部分のみにねじり部材22を内部形成するよう
にしても、本発明を同様に実施して同様の効果を得るこ
とができる。
【0052】また、上記第3の実施例では、発電機入口
管23が全体的にらせん形状を有する場合について説明
したが、これに限らず、発電機入口菅23の任意の部分
のみをらせん形状とし、残りの部分を直管形状として
も、本発明を同様に実施して同様の効果を得ることがで
きる。
【0053】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、発電機入口管の内部に形成されたらせん状流路
が、磁場により作動流体に生じて流通方向の流速を減少
させる旋回流速成分に対し、当該旋回流速成分を相殺す
るように旋回流速成分とは逆向きの旋回流速成分を予め
作動流体に与えるので、予め高温作動流体に発電時に生
じる旋回成分とは逆向きの旋回成分を与えることによ
り、高温作動流体の流通方向の減速を阻止すると共に、
高温作動流体中への電離シードの拡散を促進させ、もっ
て、発電効率を向上できる電磁流体発電装置を提供でき
る。
【0055】また、請求項2の発明によれば、発電機入
口管の内壁に一端が固着されて他端が自由端とされた帯
状のねじり部材が、磁場により作動流体に生じて流通方
向の流速を減少させる旋回流速成分に対し、当該旋回流
速成分を相殺するように旋回流速成分とは逆向きの旋回
流速成分を予め作動流体に与えるので、請求項1と同様
の効果に加え、簡易な構成として実現できる電磁流体発
電装置を提供できる。
【0056】さらに、請求項3の発明によれば、請求項
2の帯状のねじり部材を発電機入口管の長手方向に沿っ
て連続的又は段階的にねじられた形状を有するものとし
たので、請求項2と同様の効果を奏する電磁流体発電装
置を提供できる。
【0057】また、請求項4の発明によれば、らせん状
に形成された発電機入口管が、磁場により作動流体に生
じて流通方向の流速を減少させる旋回流速成分に対し、
当該旋回流速成分を相殺するように旋回流速成分とは逆
向きの旋回流速成分を予め作動流体に与えるので、請求
項1乃至請求項3のいずれかと同様の効果に加え、一
層、簡易な構成として実現できる電磁流体発電装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る電磁流体発電装置
の構成を示す模式図、
【図2】同実施例における発電機入口管の断面図、
【図3】同実施例における発電機入口管のB−B線乃至
D−D線矢視断面図、
【図4】本発明の第2の実施例に係る電磁流体発電装置
に適用される発電機入口管の構成を示す断面図、
【図5】同実施例における発電機入口管のE−E線乃至
G−G線矢視断面図、
【図6】本発明の第3の実施例に係る電磁流体発電装置
の構成を示す模式図、
【図7】同実施例における発電機入口管の構成を示す外
観図、
【図8】同実施例における発電機入口管のH−H線矢視
断面図、
【図9】従来のディスク型MHD発電装置の構成を示す
模式図、
【図10】一般的なMHD発電機における発電原理を説
明するための模式図、
【図11】一般的なディスク型MHD発電機の構成を示
す断面図、
【図12】一般的なディスク型MHD発電機のA−A線
矢視断面図、
【符号の説明】
1…作動流体、2…高温熱交換器、3,23…発電機入
口管、4…シード剤注入装置、4a…電離シード、5…
MHD発電機、5a…外部磁場印加装置、6…冷却器、
7…圧縮機、11…上部ディスク、12…下部ディス
ク、13…長音速ノズル、13a…流路入口、13b…
スロート部、13c…MHDチャネル、14a,14b
…電極、15…外部回路、21…らせん状流路、22…
ねじり部材、B…外部磁場。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電離シードを含んだ高温の作動流体を導
    入するための発電機入口管と、この発電機入口管の吐出
    口を含むように設けられた第1のディスク部と、且つこ
    の第1のディスク部及び前記吐出口に対向配置された第
    2のディスク部とを備え、前記第1及び第2のディスク
    部相互間の間隙からなる流路に放射状に流通する前記作
    動流体に対して当該流通方向と直角方向に磁場を印加す
    ることにより、前記作動流体と磁場との電磁誘導を介し
    て前記流通方向の流速に比例した起電力を発生する電磁
    流体発電装置において、 前記発電機入口管の内部に形成され、前記磁場により前
    記作動流体に生じて前記流通方向の流速を減少させる旋
    回流速成分に対し、当該旋回流速成分を相殺するように
    前記旋回流速成分とは逆向きの旋回流速成分を予め前記
    作動流体に与えるらせん状流路を備えたことを特徴とす
    る電磁流体発電装置。
  2. 【請求項2】 電離シードを含んだ高温の作動流体を導
    入するための発電機入口管と、この発電機入口管の吐出
    口を含むように設けられた第1のディスク部と、且つこ
    の第1のディスク部及び前記吐出口に対向配置された第
    2のディスク部とを備え、前記第1及び第2のディスク
    部相互間の間隙からなる流路に放射状に流通する前記作
    動流体に対して当該流通方向と直角方向に磁場を印加す
    ることにより、前記作動流体と磁場との電磁誘導を介し
    て前記流通方向の流速に比例した起電力を発生する電磁
    流体発電装置において、 前記発電機入口管の内壁に一端が固着されて他端が自由
    端とされ、前記磁場により前記作動流体に生じて前記流
    通方向の流速を減少させる旋回流速成分に対し、当該旋
    回流速成分を相殺するように前記旋回流速成分とは逆向
    きの旋回流速成分を予め前記作動流体に与える帯状のね
    じり部材を備えたことを特徴とする電磁流体発電装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電磁流体発電装置にお
    いて、 前記帯状のねじり部材は、前記発電機入口管の長手方向
    に沿って連続的又は段階的にねじられた形状を有してい
    ることを特徴とする電磁流体発電装置。
  4. 【請求項4】 電離シードを含んだ高温の作動流体を導
    入するための発電機入口管と、この発電機入口管の吐出
    口を含むように設けられた第1のディスク部と、且つこ
    の第1のディスク部及び前記吐出口に対向配置された第
    2のディスク部とを備え、前記第1及び第2のディスク
    部相互間の間隙からなる流路に放射状に流通する前記作
    動流体に対して当該流通方向と直角方向に磁場を印加す
    ることにより、前記作動流体と磁場との電磁誘導を介し
    て前記流通方向の流速に比例した起電力を発生する電磁
    流体発電装置において、 前記発電機入口管は、前記磁場により前記作動流体に生
    じて前記流通方向の流速を減少させる旋回流速成分に対
    し、当該旋回流速成分を相殺するように前記旋回流速成
    分とは逆向きの旋回流速成分を予め前記作動流体に与え
    るようにらせん状に形成されていることを特徴とする電
    磁流体発電装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103117640A (zh) * 2013-03-14 2013-05-22 周华 磁流体交直流发电机
EP3118467A1 (en) * 2015-07-08 2017-01-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fluid transfer apparatus
CN118263569A (zh) * 2024-05-29 2024-06-28 兰州交通大学 回路式储能系统热控管理系统

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