JPH08266153A - 作物検出装置 - Google Patents

作物検出装置

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JPH08266153A
JPH08266153A JP7159795A JP7159795A JPH08266153A JP H08266153 A JPH08266153 A JP H08266153A JP 7159795 A JP7159795 A JP 7159795A JP 7159795 A JP7159795 A JP 7159795A JP H08266153 A JPH08266153 A JP H08266153A
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JP
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color
crops
seedling
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JP7159795A
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English (en)
Inventor
Hideji Sonoda
秀二 園田
Shinichi Kitano
紳一 北野
Masashi Tanaka
昌司 田中
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SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Kubota Corp
Original Assignee
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 評価対象となる作物が整列状態で複数個植え
られている場合に、装置の複雑化を回避しながら、各作
物についての生育状態の評価を迅速に行う。 【構成】 作物Nが植え付け面上に整列状態で複数個植
え付けられた植え付け面を撮像するカラー式の撮像手段
Sと、撮像手段Sの撮像情報に基づいて、複数個の作物
N夫々に対応する作物領域を作物Nの色によって抽出す
る作物領域抽出手段と、各作物N夫々に対応する作物領
域の情報に基づいて、植え付け面上における複数個の作
物N夫々の生育状態を評価する評価手段とが設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作物が植えられた植え
付け面を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像情報
に基づいて、前記作物に対応する作物領域を抽出する作
物領域抽出手段と、前記作物領域抽出手段の情報に基づ
いて、前記植え付け面上における前記作物の生育状態を
評価する評価手段とが設けられた作物検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記作物検出装置では、従来、作物とし
ての野菜や花等が植えられた植え付け面をカラーCCD
カメラ等のカラー式の撮像手段にて撮像し、その撮像情
報例えば撮像画面縦及び横方向の所定分解能での画素情
報に基づいて、上記野菜や花等に対応する作物領域を土
等の背景領域から色情報の差によって区別して抽出し、
その作物領域情報に基づいて、例えば作物の生育の良否
等の生育状態を評価していた(例えば、特表平3‐50
4424号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、作物を個別に撮像した情報に基づいて、作
物領域の抽出並びに生育状態の評価を行っているので、
評価対象となる作物が例えば整列状態で植えられた複数
個の苗であるような場合には、各苗が撮像視野内に位置
するように作物又は撮像手段を移動させ、且つ、その各
位置において撮像した情報に基づいて各苗についての評
価を順々に行う必要がある。従って、複数個の苗すべて
についての評価に長時間を要するとともに、装置が上記
作物又は撮像手段用の移動機構を備えた複雑な装置にな
るという不具合があった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、評価対象となる作物が整列状態
で複数個植えられている場合にも、装置の複雑化を回避
しながら、各作物についての生育状態の評価を迅速に行
って、上記従来技術の欠点を解消させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る作物検出装
置の第1の特徴構成は、前記作物が前記植え付け面上に
整列状態で複数個植え付けられ、前記作物領域抽出手段
が、前記作物領域を複数個の作物夫々に対応する作物領
域として抽出し、前記評価手段が、前記複数個の作物夫
々に対応する各作物領域の情報に基づいて前記複数個の
作物夫々の生育状態の評価を行うように構成されている
点にある。
【0006】又、第2の特徴構成は、上記第1の特徴構
成において、前記撮像手段が、カラー式の撮像手段にて
構成され、前記作物領域抽出手段が、前記作物領域の抽
出を前記作物の色によって行うように構成されている点
にある。
【0007】又、第3の特徴構成は、上記第1又は第2
の特徴構成において、前記撮像手段の撮像情報における
暗レベルノイズを補正するノイズ補正手段が設けられ、
前記作物領域抽出手段が、前記ノイズ補正手段にて暗レ
ベルノイズが補正された前記撮像手段の撮像情報に基づ
いて前記作物領域の抽出を行うように構成されている点
にある。
【0008】又、第4の特徴構成は、上記第1、第2又
は第3の特徴構成において、前記複数個の作物が搬送用
のトレイ上に植え付けられている点にある。
【0009】
【作用】本発明に係る作物検出装置の第1の特徴構成に
よれば、複数個の作物が整列状態で植え付けられた植え
付け面が撮像され、その複数個の作物を含む撮像情報か
ら、複数個の作物夫々に対応する作物領域が抽出され、
その複数個の作物夫々の作物領域情報から、植え付け面
上における複数個の作物夫々の生育状態が評価される。
【0010】又、第2の特徴構成によれば、上記第1の
特徴構成において、複数個の作物が整列状態で植え付け
られた植え付け面がカラー式の撮像手段にて撮像され、
その複数個の作物を含むカラー撮像情報に基づいて、複
数個の作物夫々の作物領域が作物の色によって抽出さ
れ、複数個の作物夫々の生育状態が評価される。
【0011】又、第3の特徴構成によれば、上記第1又
は第2の特徴構成において、暗レベルノイズが補正され
てその暗レベルノイズの影響が除去された複数個の作物
を含む撮像情報に基づいて、複数個の作物夫々の作物領
域が抽出され、複数個の作物夫々の生育状態が評価され
る。
【0012】又、第4の特徴構成によれば、上記第1、
第2又は第3の特徴構成において、複数個の作物が整列
状態で植え付けられた搬送用のトレイが撮像手段の撮像
位置まで搬送されて、トレイ上の植え付け面が撮像さ
れ、その複数個の作物を含むトレイ上の植え付け面の撮
像情報に基づいて、複数個の作物夫々の作物領域が抽出
され、複数個の作物夫々の生育状態が評価される。
【0013】
【発明の効果】従って、本発明に係る作物検出装置の第
1の特徴構成によれば、整列状態で植えられている複数
個の作物を一挙に撮像し、その複数個の作物を含む撮像
情報を処理して複数個の作物夫々の生育状態を同時に評
価するので、従来のように、各作物が撮像位置に来るよ
うに作物又は撮像手段を移動させ、且つ、その各位置で
の撮像情報に基づいて各作物の評価を順々に行う必要も
なく、もって、上記作物又は撮像手段用の移動機構が不
要になって装置の複雑化を回避しながら、各作物につい
ての生育状態の評価を迅速に行うことができるに至っ
た。
【0014】又、第2の特徴構成によれば、カラー画像
情報に基づいて作物の色によって作物領域の抽出を行う
ので、例えば明度情報だけの白黒画像情報に基づいて作
物領域の抽出を行う場合に、作物と背景とが色は異なる
が明るさが等しいときには的確な作物領域の抽出ができ
ないのに比べて、色によって作物と背景とを区別して的
確な作物領域の抽出を行うことができ、もって、上記第
1の特徴構成を実施する際の好適な手段が得られる。
【0015】又、第3の特徴構成によれば、暗レベルノ
イズが除去された撮像情報に基づいて作物領域の抽出を
行うので、暗レベルノイズを含む撮像情報に基づいて例
えば作物の明るさや色によって作物領域の抽出を行う場
合には、作物の明るさや色が本来の明るさや色からずれ
ていて上記作物領域の抽出を適正に行うことができない
という不都合もなく、より適正な状態で作物領域の抽出
を行うことができ、もって、上記第1又は第2の特徴構
成を実施する際の好適な手段が得られる。
【0016】又、第4の特徴構成によれば、複数個の作
物を植え付けた搬送用のトレイを撮像位置に移動させて
その撮像並びに生育状態の評価を行うので、例えば、搬
送用のトレイ上ではなく地面上に直接植え付けた複数個
の作物を撮像しその生育状態を評価するためには、撮像
手段を作物の位置まで移動させるための移動機構等を振
動が少ない状態で精度良く構成する必要性から装置が複
雑化するのに対して、トレイを移動させるためのより簡
素な移動機構又は手搬送で行うことができ、もって、上
記第1、第2又は第3の特徴構成を実施する際の好適な
手段が得られる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を、作物としての野菜
や花等のセル状苗を生育する育苗プラントに適用した場
合について図面に基づいて説明する。
【0018】図1に示すように、育苗プラントでは、野
菜や花等の複数個のセル状苗Nが縦及び横方向に並ぶ整
列状態で搬送用の矩形形状の育苗トレイ1上に植え付け
られている。そして、育苗トレイ1の植え付け面(上
面)を撮像するカラー式の撮像手段としてのカラー式の
CCDカメラSと、画像処理部3および装置全体の制御
を行うための制御部4を備えたマイクロコンピュータ利
用のコントローラHと、補植機構5等を搭載してレール
16に懸架した移動体2の下方側に、上記育苗トレイ1
が、作物認識位置(A)及び不良苗補植位置(B)の順
でベルトコンベア15にて搬送されている。
【0019】前記CCDカメラSが、図2(イ)に示す
ように、作物認識位置(A)に位置した育苗トレイ1の
植え付け面を真上から撮像するとともに、その撮像情報
が前記コントローラHに入力され、そのコントローラH
内において苗の有無等の各苗Nの生育状態が認識され
る。そして、その認識結果に応じて、不良苗補植位置
(B)において、コントローラHが不良苗を良苗に植え
換える等の処置を行うように前記補植機構5を作動させ
るように構成されている。尚、図示しないが、移動体2
をレール16に沿って移動させる電動モータ等からなる
移動機構が設けられ、その移動機構は前記コントローラ
Hにて作動制御される。
【0020】前記補植機構5には、除去した不良苗又は
植え換え用の苗を保持するための保持部6aを先端側に
備えた可動アーム6と、移動体2が補植対象苗位置に移
動した状態で上記可動アーム6を所定の苗位置に対して
接近及び離間移動させるための駆動機構5Aとが設けら
れている。そして、その駆動機構5Aは、前記コントロ
ーラHによって作動制御される。
【0021】次に、前記画像処理部3の構成について説
明する。図3に示すように、CCDカメラSからのR,
G,B各色のビデオ信号は、先ず、ビデオ信号処理及び
A/D変換回路30に入力されて、画面縦及び横方向の
所定分解能の画素ごとに、例えば8ビット(256段
階)のデジタルの各色画像情報に変換された後、各色用
のフレームバッファMに記憶される。フレームバッファ
Mに記憶された各色画像情報は、CCDカメラSの撮像
情報における暗レベルノイズを補正するノイズ補正手段
としての暗ノイズ補正回路32にて、上記画素ごとに暗
レベルノイズが補正され、その補正後の各色画像情報
R,G,Bが、色度変換回路33にて正規化された色情
報即ち色度情報r,g,bに変換される。そして、色彩
抽出回路34にて、上記各画素の色度情報r,g,bが
予め設定した苗Nの色度範囲に入っているか否かによっ
て、図2(ロ)に示すように、苗Nに対応する作物領域
つまり苗領域Tnを抽出し、その苗領域抽出情報が画像
メモリ36に記憶される。尚、CCDカメラSの絞りを
制御する絞り制御回路31と、上記暗レベルノイズ補
正、色度変換、色彩抽出等の画像処理を専用に実行する
画像プロセッサー及びメモリコントローラ35と、各処
理時の画像をCRTモニター等にて表示させるための画
像出力回路37とが設けられている。
【0022】前記制御部4は、図3に示すように、CP
U4A、及び、前記補植機構5等に対して駆動信号を出
力する駆動制御回路4B等からなる。前記画像処理用の
各回路M,32,33,34,35,36,37は、画
像データバスを介して互いに接続されている。又、CP
Uバスを介して、CPU4Aに、上記各回路M,30,
31,32,33,34,35,36,37等、及び駆
動制御回路4Bが接続されている。
【0023】以上より、前記画像処理部3を利用して、
CCDカメラSの撮像情報に基づいて、苗Nに対応する
作物領域(苗領域Tn)をその苗Nの色によって抽出す
る作物領域抽出手段100が、暗ノイズ補正回路32に
て暗レベルノイズが補正されたCCDカメラSの撮像情
報に基づいて苗Nに対応する苗領域Tnの抽出を行うよ
うに構成されることになる。又、前記画像処理部3及び
CPU4Aを利用して、前記作物領域抽出手段100の
情報に基づいて、前記トレイ1上の植え付け面上におけ
る苗Nの生育状態を評価する評価手段101が構成さ
れ、そして、複数個の苗Nが植え付けられていることに
対応して、作物領域抽出手段100が、前記苗領域を複
数個の苗N夫々に対応する苗領域Tnとして抽出し、評
価手段101が、前記複数個の苗N夫々に対応する各苗
領域Tnの情報に基づいて前記複数個の苗N夫々の生育
状態の評価を行うように構成されている。
【0024】次に、前記画像処理部3及び制御部4の各
回路の具体構成について順次説明する。ビデオ信号処理
及びA/D変換回路30では、図4に示すように、先
ず、CCDカメラSからの撮像信号は、ビデオ信号処理
部7にて所定の信号レベルになるようにゲイン調整され
た後、R,G,Bの各色信号及び同期信号SYNC(1
/30秒の同期信号)に分離されて出力される。尚、こ
の同期信号SYNCは、タイミング信号として各部に供
給され、又、上記ビデオ信号処理部7は、後述の切換制
御部12からのシャッタースピード変更指令に基づい
て、CCDカメラSに対してその電子シャッターのシャ
ッタースピードを上記同期信号に同期して変更させるた
めの制御信号を出力する。上記R,G,Bの各色信号
は、夫々、各A/D変換回路8にて所定のリファレンス
電圧fと比較しながら画素ごとに量子化されて、8ビッ
トのデジタル画像情報に変換される。そして、その各8
ビットの色情報は、夫々切換部9を経て、上記デジタル
画像情報を画素単位で記憶する各R,G,B用のフレー
ムバッファMに入力されている。
【0025】前記CCDカメラSは、同じ撮像対象(1
つの育苗トレイ1の植え付け面)を所定数回繰り返し撮
像して、各撮像ごとにR,G,Bの各色信号を各A/D
変換回路8に出力するように構成されている。そして、
各A/D変換回路8から出力されるデジタル画像情報
(8ビットの各色情報)の各画素の値を、CCDカメラ
Sが繰り返し撮像するごとに小さい値から大きい値に変
化させるように、前記切換制御部12が構成されてい
る。即ち、切換制御部12は、CCDカメラSに対して
電子シャッターのスピードを速い条件から漸次遅い条件
に所定数回変更させるシャッタースピード変更指令を与
える。これにより、CCDカメラSの上記繰り返し撮像
における露光状態を暗い条件から漸次明るい条件に変化
させて、上記画素の値が小さい値から大きい値に変化さ
れる。
【0026】又、上記各8ビットの色情報の各振幅のう
ちの最大値が最大値検出回路10にて検出され、その色
情報の最大値Yが、コンパレータ11にて飽和状態判別
用の設定値Xと比較される。ここで、上記飽和状態判別
用の設定値Xは、飽和しないレベルで極力大きな値(例
えば、8ビットの場合の250レベル位)に設定され
る。そして、上記コンパレータ11の比較出力は、前記
各切換部9の切換状態制御用の切換制御部12に入力さ
れて、前記各フレームバッファMに記憶させる情報を切
り換える。即ち、上記色情報の最大値Yが上記設定値X
を超えていない(X≧Y)場合には、各A/D変換回路
8から出力されるデジタル画像情報の各画素の値が適正
であると判別され、前記A/D変換後の各色情報が各フ
レームバッファMに記憶される。一方、上記色情報の最
大値Yが上記設定値Xより大きい場合には、前記A/D
変換後の各画素の値が適正でないと判別され、各フレー
ムバッファMに既に記憶保持されている各色情報がその
まま保持される。
【0027】次に、暗ノイズ補正回路32について説明
する。CCDカメラSの絞りを全閉にした暗時の撮像情
報を複数回(16回等)取り込み、その回数で平均して
各画素に対する暗レベルノイズVdを各色R,G,Bご
とに求めて、図5に示すように、各色用の暗ノイズ画像
メモリ32aに夫々記憶しておく。そして、各色用の補
正演算回路32bは、図6に示すように、補正前の出力
信号Vmから上記暗レベルノイズVdを引き算して補正
後の出力信号Voを出力する減算回路にて構成されてい
る。従って、暗レベルノイズVdの影響は、撮像対象の
明度Iが小さいほど、即ち、CCDの出力信号Vが小さ
いほど大きくなる。尚、図中、Imaxは明度Iの最大
値、VmaxはCCDの出力信号Vの最大値である。
【0028】
【数1】Vo=Vm−Vd
【0029】次に、色度変換回路33について説明す
る。図7に示すように、下式で示される変換演算を行う
ように構成された各色用の色度LUT(ルックアップテ
ーブル)33bに、3色の画像情報の和(R+G+B)
を求める和回路33aの出力と、各色情報R,G,Bが
入力され、各色度LUTから各色度情報r,g,bが出
力されるように構成されている。
【0030】
【数2】r=R*255/(R+G+B) g=G*255/(R+G+B) b=B*255/(R+G+B)
【0031】次に、色彩抽出回路34について説明す
る。図8に示すように、苗Nの色範囲の情報が設定され
た色範囲LUT(ルックアップテーブル)34aに、前
記求めた色度情報r,g,bのうちのr色度及びg色度
情報が入力され、そのr色度及びg色度で示される色座
標が上記苗Nの色範囲内であれば、その抽出画素データ
として1が出力され、苗Nの色範囲内でないときは抽出
画素データとして0が出力されるように構成されてい
る。
【0032】ここで、上記苗Nの色範囲は、図9に示す
ように、g色度を横軸にr色度を縦軸にとった2次元座
標空間における所定形状の範囲Cnで表される。そし
て、この範囲Cnは、図15のフローチャートに示す手
順で作成される。先ず、晴れ、曇り等の天候条件や苗の
サンプルを変更する等の種々異なった条件の基準画像を
入力し、各色情報を色度r,g情報に変換する。そし
て、その色度r,g変換画像を表示するモニター画面に
おいて、ライトペン等にて所定の苗部分を指定して、そ
の画面内の色度r,gの平均値と標準偏差σとを求め、
各r色度及びg色度の軸に沿って平均値を中心として両
側に標準偏差σの3倍の範囲で示される矩形範囲Cn
1,Cn2等を求める。ここで、Cn1,Cn2等は、
上記各異なった条件の基準画像から求めた範囲であり、
これらを足し合わせた範囲が上記範囲Cnとなる。
【0033】次に、前記制御部4及び前記画像処理部3
の制御作動について、図10〜図15のフローチャート
に基づいて説明する。全体のフロー(図10)では、ベ
ルトコンベア15にて検査すべき育苗トレイ1をCCD
カメラSの撮像位置まで移動して、検査トレイ1の植え
付け面についての画像情報を入力する処理を行ってか
ら、その画像入力にて得られたカラー画像情報に基づい
て不良苗(苗無しを含む)を検出する画像処理を行い、
次に、その不良苗が検出された箇所のセル状苗を除去
し、その除去された箇所に代わりのセル状苗を補植する
補植処理を行う。
【0034】前記画像入力(図11)では、先ず、CC
DカメラSは、その露光状態が最も暗い条件(電子シャ
ッターのスピードが、最も速い条件)で撮像作動し、そ
のR,G,B各色の撮像信号が画素ごとにA/D変換さ
れるとともに、そのA/D変換後の各色のデジタル画像
情報の最大値が検出される。そして、その最大値が飽和
状態判別用の設定値を超えていない場合だけ、各色のデ
ジタル画像情報が各フレームバッファMに記憶される。
因みに、最初の露光状態は最も暗い条件であるので、各
フレームバッファMには、最初の撮像による各色のデジ
タル画像情報が必ず記憶される。次に、露光状態を漸次
明るくして、飽和しない限度内においてより明るい露光
状態で、より良好な画素の値に記憶情報を変更させるべ
く、シャッタースピードを設定量づつ遅くしながら、上
記CCDカメラSの撮像作動からフレームバッファMへ
の記憶処理のフローを所定回数のすべての露光条件につ
いて繰り返す。
【0035】前記画像処理(図12)では、先ず、暗レ
ベルノイズを除去する補正を行い、続いて、平滑化処理
を行ってから、色度画像変換、及び、色彩抽出を行って
2値の苗領域情報を得る。そして、その苗領域情報にお
いて、ノイズ画像を除去するために、縮体及び拡張処理
を行う。次に、CCDカメラSの撮像視野に対してトレ
イ1が所定位置になるように設定されるので、図2
(ロ)に示すように、格子状のマスクMKをCCDカメ
ラSの撮像画面上に設定して各苗Nの位置に対応する画
面部分に分割し、各画面部分の苗領域情報から苗Nの欠
株や不良苗の有無を検出する不良苗検出処理を行う。
【0036】前記不良苗検出処理(図13)では、各苗
領域Tnの面積を計算し、欠株を除いて苗領域Tnの平
均面積を求める。そして、その平均面積に対する各苗領
域Tnの面積比として各苗パラメータを算出し、その各
苗Nの苗パラメータを予め設定している不良苗パラメー
タと比較する。苗パラメータが不良苗パラメータよりも
大きい苗Nは正常な苗であるが、苗パラメータが不良苗
パラメータより小さい苗は不良と判定され、画面上のす
べての苗Nについて上記判定を行う。
【0037】上記不良苗パラメータの設定処理について
説明すると、図14に示すように、不良苗を含んでいる
トレイ1上の画像を基準画像として入力し、色彩抽出に
て各苗領域Tnを抽出してから、欠株を除いて苗領域T
nの平均面積を求める。そして、モニター画面を見なが
ら不良苗を指定して、上記平均面積に対するその不良苗
の苗領域Tnの面積比として不良苗パラメータを設定す
る。
【0038】〔別実施例〕次に、前記苗領域抽出用の苗
Nの色範囲指定の別の構成について、図16及び図17
に基づいて説明する。図16のフローチャートに示す手
順で、本実施例と同様に(図15参照)、種々異なった
条件の基準画像を入力し、各色情報を色度r,g情報に
変換する。そして、その色度r,g変換画像を表示する
モニター画面において、ライトペン等にて所定の苗部分
を囲むように範囲指定すると、その範囲内の画素が苗部
分と背景部分とに自動分割されて、図17に示すよう
に、その苗部分の色度r,g座標に相当する所定形状の
色度の範囲Cnが苗Nの色範囲となる。尚、この範囲C
nも、本実施例と同様に上記各異なった条件の基準画像
から求めた範囲を足し合わせた範囲として設定される。
【0039】上記実施例では、撮像手段をカラー式の撮
像手段(カラーCCDカメラS)で構成したが、カラー
式の撮像手段ではなく、白黒式の撮像手段(白黒式CC
Dカメラ等)で構成してもよい。又、撮像手段をカラー
式の撮像手段で構成する場合も、カラーCCDカメラS
ではなく、電子管式のカラーテレビカメラ等で構成する
等、種々の撮像手段が使用できる。
【0040】上記実施例では、作物領域抽出手段100
が作物領域を抽出するのに、カラー式の撮像手段から出
力される3原色情報R,G,Bを色度情報r,g,bに
変換し、その色度情報r,g,bに基づいて作物の色に
よって作物領域を抽出するようにしたが、これに限るも
のではなく、例えば白黒の撮像情報(明度情報)に基づ
いて作物の明るさによって作物領域を抽出してもよい。
又、カラー画像情報に基づいて色によって作物領域を抽
出する場合も、3原色情報R,G,Bを色度情報r,
g,bに変換せずに、3原色情報R,G,Bに基づいて
作物領域を抽出したり、あるいは、これ以外の色情報に
基づいて行うようにしてもよい。
【0041】上記実施例では、本発明の作物検出装置
を、例えば作物としての野菜や花等の苗の生育状態を評
価する場合について説明したが、これに限るものではな
く、野菜や花の苗以外の種々の作物を生育する装置に適
用できる。又、その生育状態の評価についても、上記実
施例のように、欠株を含む生育不良の判定を行うものに
限らず、種々の生育状態の評価が可能である。
【0042】上記実施例では、作物(野菜や花等の苗)
を植え付け面上に整列状態で複数個植え付けるのに、縦
及び横方向に格子状に並ぶようにしたが、これに限るも
のではなく、例えば、蜂の巣状の整列状態で植え付ける
ようにしてもよい。
【0043】上記実施例では、複数個の作物(野菜や花
等の苗)を搬送用の矩形形状のトレイ1上に植え付ける
ようにしたが、トレイ1の形状は矩形形状に限らない。
又、必ずしもトレイ1上に植え付ける必要はなく、地面
等の上に直接植え付けるようにしてもよい。尚、この場
合には、作物検出装置を搭載した前記移動体2等が広い
範囲で移動して作物の生育状態の評価を行うことにな
る。
【0044】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】作物検出装置を備えた育苗プラントを示す一部
側面図
【図2】トレイ上の作物の撮像画像及びその領域抽出を
示す図
【図3】作物検出装置の制御構成を示す概略ブロック図
【図4】画像処理部の構成を示す回路ブロック図
【図5】暗レベルノイズ補正回路のブロック図
【図6】暗レベルノイズ補正特性を示すグラフ
【図7】色画像情報を色度画像情報に変換する色度変換
回路のブロック図
【図8】色度画像情報から苗領域を抽出する色彩抽出回
路のブロック図
【図9】苗領域抽出用の色度範囲を示す色度図
【図10】全体の制御作動のフローチャート
【図11】画像入力のフローチャート
【図12】画像処理のフローチャート
【図13】不良苗判定のフローチャート
【図14】不良苗パラメータ設定のフローチャート
【図15】苗領域抽出用の色度範囲設定のフローチャー
【図16】別実施例の苗領域抽出用の色度範囲設定のフ
ローチャート
【図17】別実施例の苗領域抽出用の色度範囲を示す色
度図
【符号の説明】
N 作物 S 撮像手段 100 作物領域抽出手段 101 評価手段 32 ノイズ補正手段 1 トレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 昌司 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作物(N)が植えられた植え付け面を撮
    像する撮像手段(S)と、前記撮像手段(S)の撮像情
    報に基づいて、前記作物(N)に対応する作物領域を抽
    出する作物領域抽出手段(100)と、前記作物領域抽
    出手段(100)の情報に基づいて、前記植え付け面上
    における前記作物(N)の生育状態を評価する評価手段
    (101)とが設けられた作物検出装置であって、 前記作物(N)が前記植え付け面上に整列状態で複数個
    植え付けられ、 前記作物領域抽出手段(100)が、前記作物領域を複
    数個の作物(N)夫々に対応する作物領域として抽出
    し、 前記評価手段(101)が、前記複数個の作物(N)夫
    々に対応する各作物領域の情報に基づいて前記複数個の
    作物(N)夫々の生育状態の評価を行うように構成され
    ている作物検出装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段(S)が、カラー式の撮像
    手段(S)にて構成され、前記作物領域抽出手段(10
    0)が、前記作物領域の抽出を前記作物(N)の色によ
    って行うように構成されている請求項1記載の作物検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段(S)の撮像情報における
    暗レベルノイズを補正するノイズ補正手段(32)が設
    けられ、 前記作物領域抽出手段(100)が、前記ノイズ補正手
    段(32)にて暗レベルノイズが補正された前記撮像手
    段(S)の撮像情報に基づいて前記作物領域の抽出を行
    うように構成されている請求項1又は2記載の作物検出
    装置。
  4. 【請求項4】 前記複数個の作物(N)が搬送用のトレ
    イ(1)上に植え付けられている請求項1、2又は3記
    載の作物検出装置。
JP7159795A 1995-03-29 1995-03-29 作物検出装置 Pending JPH08266153A (ja)

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