JPH0826630B2 - ベントササラ桁及びこれを用いた階段ユニット - Google Patents

ベントササラ桁及びこれを用いた階段ユニット

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JPH0826630B2
JPH0826630B2 JP2226281A JP22628190A JPH0826630B2 JP H0826630 B2 JPH0826630 B2 JP H0826630B2 JP 2226281 A JP2226281 A JP 2226281A JP 22628190 A JP22628190 A JP 22628190A JP H0826630 B2 JPH0826630 B2 JP H0826630B2
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輝興 大島
俊次 平田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、階段構造の一構成要素であるササラ桁の
形状の改良及びそのササラ桁を用いて構成した階段ユニ
ットに関する。
〔従来の技術〕
階段構造としては、一方向の上り下りを行う直階段が
最も典型的で有り、このような直階段の中間位置に踊り
場が設けられたものも広く知られている。
また、建物内のスペースが狭く直階段のみの階段構造
を使用することが困難な場合に用いられる構造として、
例えば、中途位置で直角に方向変換するかね折れ階段、
中途位置で逆方向に方向変換する折返し階段などが知ら
れている。これらかね折れ階段や折返し階段において
は、方向変換位置に踊り場が形成される。
第5図は、途中に踊り場の形成された従来の直階段の
構成を示す説明図であり、ササラ桁10は階段状部分の両
側部に設置されており、その上端面には階段状切欠きが
形成されている。そして、その各切欠き部の水平端10a
上に段板12がそれぞれ設置され、垂直端10b側に蹴込板1
4がそれぞれ取り付けられている。
階段状部分と階段状部分との間には、踊り場16が形成
されている。この踊り場16は、上面部材16aを単一ある
いは複数の板材にて形成し、この上面部材16aの部分を
支持するため、受材18や柱20が設置されている。すなわ
ち、踊り場16の部分を中間部分として支持し、階段構造
全体の設置の安定化が図られている。
なお、踊り場部分を有する他の階段構造であるかね折
れ階段や折返し階段の場合も同様に、踊り場の部分には
柱などの支持部材が施されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の階段構造においては、ササ
ラ桁10,段板12,蹴込板14および踊り場16等の部材を現場
で壁等の支持材に釘打ち等の手段により逐一組み付ける
必要があるため、作業効率が低く、高度な建築技術が必
要となる等の問題があった。
また、踊り場を有する上記従来の階段構造では、通
常、踊り場部分の支持部材が必要であり、折返し階段構
造の場合のように踊り場の面積が広い場合には、特に支
持強度の充分な支持部材が要求される。したがって、部
材点数の増加を招き、その構造が複雑化することから、
建築作業時間が長時間化する問題があった。
また、踊り場の下部に支持部材が設置されることか
ら、階段の下側空間がこの支持部材によって仕切られ
る。したがって、階段下側空間をできるだけ広く確保
し、その空間を有効に利用することが非常に困難となっ
ている。
(発明の目的) 本発明は、上記問題点を解決することを課題としてな
されたものであり、その目的は、水平部分としての踊り
場を有する階段構造を中間部分に支持部材を設けること
なく、簡単な構成によって得ることのできるベントササ
ラ桁及びそれを用いた階段ユニットを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、請求項(1)に係るベント
ササラ桁は、 段板及び蹴込板を階段状に支持し、踊り場用部材を水
平に支持するためこれらの部材の側面に固定設置される
ササラ桁であって、 長手方向に分割された複数のササラ桁部材から成り、 各ササラ桁部材は長手方向の一方の端部が隣接する端
部と相互に所定の屈曲角だけ角度付けして接合され、 該接合部にはその角度付けされた状態を保持するよう
に補強部材が固着されると共に、 前記屈曲角は、連続するササラ桁部材のうち少なくと
も一のササラ桁部材が階段状部分を支持し、他の少なく
とも一のササラ桁部材が水平踊り場部分を支持するよう
な角とされたことを特徴とする。
また、本発明の階段ユニットは、請求項(1)に記載
のベントササラ桁を両側面に対向配置し、 該両ベントササラ桁の前記少なくとも一の桁辺相互間
に段板及び蹴込板を装着し、前記他の少なくとも一の桁
辺相互間に踊り場用部材を装着して構成したことを特徴
とする。
〔作用〕
上記構成のベントササラ桁によれば、長手方向に分割
された複数のササラ桁部材を所定角度(階段傾斜角)だ
け屈曲させて接合され、この接合部を補強部材で補強す
ることにより、確実な接合状態を保持して階段傾斜部及
び水平な踊り場部を同時に支持構成することができる。
すなわち、階段構造を支える機能を有するササラ桁をベ
ントササラ桁とし、階段傾斜部と水平踊り場部とを同時
に支持できるようにしている。
これにより、一部に踊り場を設ける場合でも特にその
部分を支持するための部材を設置する必要がない。した
がって、部材点数の減少並びに建築工程の簡略化が達成
される。また、階段の下部には支持部材が存在せず、そ
の空間を広く利用することが可能となる。
また、かかるベントササラ桁を用い、予め踊り場の構
成された可能構造を形成し、ベントササラ桁による階段
ユニットを構成することにより、階段構造の構築の一層
の簡略化が図られる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例について
説明する。
第1実施例 なお、第5図の従来例と同様の要素には、同一の符号
を付し、その説明を省略する。
第1図は本発明にかかるベントササラ桁を用いて構成
した階段構造を示している。ベントササラ桁22は、階段
構造の両側端部を構成しており、この2つのベントササ
ラ桁22間に階段状部及び踊り場部が設置されている。す
なわち、段板12及び蹴込板14、更に上面部材16aがベン
トササラ桁22間によって両側から挟持固定されている。
この挟持状態は、階段にかかる荷重に充分耐え得るもの
でなければならない。このため、例えば、段板12などの
ベントササラ桁22への取付けは、ベントササラ桁22に予
め各挟持部材(12、14、16a)の端部を係合させるため
の切欠き(図示せず)を形成しておき、この切欠き部に
各挟持部材を係合させつつベントササラ桁22によって支
持するようにしている。
また、適切な強度を確保するため、各挟持部材の下側
には、両ベントササラ桁22間で受材など(図示せず)が
取り付けられていてもよい。
第2図は、第1図の階段構造に用いられたベントササ
ラ桁22の概略分解図である。図示のように、このベント
ササラ桁22は、4つの桁辺を構成するササラ桁部材24a
〜24dから構成されており、これらササラ桁部材24はそ
れぞれ一方の端部が隣接するササラ桁部材24の端部と所
定の屈曲角をもって接合されるようになっている。すな
わち、ササラ桁部材24aと24b、24bと24c、24cと24dは、
それぞれ階段の勾配である傾斜角をもって接合される。
そして、各接合部には接合状態を保持するために補強
部材であるガセット26が取り付けられる。このガセット
26は、階段の勾配に適合した角を有する五角形状をして
おり、その材質は、ササラ桁部材24の材質に適合して種
々のものが用いられるが、本実施例では、木製のササラ
桁部材24に対して合板ガセットを使用している。ガゼッ
ト26の取付けは、ササラ桁部材24の接合部側面に釘等に
よって固着することによって行われる。
また、屈曲接合状態をより確実に保持するため本実施
例では、ササラ桁部材24aと24b及び24cと24dのそれぞれ
の接合部の下部側には、三角形の補強プレート28が装着
されている。更に、ササラ桁部材24bと24cとの接合部下
部側には、鋼板開き止め30が、釘32によって固着されて
いる。
このようにベントササラ桁22を構成することにより、
3箇所の屈曲部を確実に保持できるベントササラ桁22を
得ることができる。そして、ササラ桁部材24a及び24cの
部分が階段状部分である段板12及び蹴込板14を支持し、
ササラ桁部材24b及び24dの部分が水平部分である踊り場
部材16aを支持する。
これにより、ササラ桁部材24aの下端Xとササラ桁部
材24dの一端Yとをそれぞれ床部及び壁部に固定するこ
とによって、さらに必要に応じてササラ桁部材24を壁面
等に複数箇所において固定することによって、階段構造
全体を固設することができる。したがって、踊り場16の
下側には、特に柱体などの支持部材を設ける必要がな
く、その踊り場16の下側空間は全体として広く利用する
ことが可能となる。
第2実施例 第3図は、本発明に係るベントササラ桁を用いた他の
階段構造である折返し階段の例を示している。
この階段は、2つの異なった方向の勾配を有する階段
傾斜部34及び36を有し、その両傾斜部の間に踊り場16が
形成されている。
第4図(A)及び(B)は、この階段構造に用いられ
るベントササラ桁22の構成を示した図であり、図(A)
には一方の側部に取り付けられるベントササラ桁22aが
示されている。これは、2つのササラ桁部材24e及び24f
とから成り、これらササラ桁部材を所定角度で接合し、
ガセット26で固定保持している。ササラ桁部材24eは踊
り場16を支持し、ササラ桁部材24fは階段状部分を支持
するものである。これらの部材の材質や取り付けについ
ては、第1実施例の取付けの場合と同様である。
次に、図(B)はこの階段構造の中央部に設置される
ベントササラ桁22を示しており、3つのササラ桁部材24
g、24h、24iにて形成され、それらをガセット26にて固
定保持している。すなわち、3つのササラ桁部材の一端
側を一箇所で3方向に接合し、ササラ桁部材24gが踊り
場16の支持、ササラ桁部材24h及び24iが階段傾斜部34及
び36をそれぞれ支持するように構成している。
なお、この階段構造の他方の側に設置されるベントサ
サラ桁22cは(第3図参照)、第4図(A)に示したベ
ントササラ桁22aとほぼ同様の構成を有しており、設置
状態が上下逆転しているのみである。
このようなベントササラ桁22a〜22cを用いた階段構造
によれば、水平部分のササラ桁部材24e、24g等の端部Y1
を建物の壁部40に受材42などを用いて固定し、傾斜部分
のササラ桁部材24f、24hの下側端部X2を床部に固定し、
更にササラ桁部材24i等の上側端部Y2を2階の床部分に
固定することにより、階段構造全体を固設することがで
きる。
これにより、第1図の階段構造と同様に、踊り場16の
部分の下側に何ら支持部材を設けることなく階段の設置
を行うことができる。従って、複雑な支持構造を構成す
る必要がなく作業が極めて簡単なものとなり、更に階段
下部空間の有効利用を行うことが可能となる。このよう
な折返し階段のような構造の場合には、踊り場16の面積
が広いことから、特に階段下部空間の有効利用のメリッ
トが大きい。
以上のような階段構造を予め工場で製造しておき、す
なわちベントササラ桁を用いた階段ユニットとしておく
ことにより、より一層の階段構築作業の簡略化が達成さ
れる。
なお、本発明に係るベントササラ桁は、木製のものに
限られず、スチール製など種々の材質を用いることが可
能である。スチール製の場合、各ササラ桁部材を溶接接
合して構成するか、或いは全体を一体形成することが可
能である。
〔効果〕
以上説明したように、本発明にかかるベントササラ桁
及びこれを用いた階段ユニットによれば、踊り場を有す
る種々の階段構造を接合部において屈曲状態を確実に保
持した状態で、簡単に構成し、かつ簡単に設置すること
が可能となる。また、階段下側部分には、支持部材が存
在しないので、その部分の空間の有効利用を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を用いた第1実施例の階段構造の斜視
図、 第2図は第1図の階段構造に用いたベントササラ桁の分
解説明図、 第3図は本発明を用いた第2実施例の階段構造斜視図、 第4図(A)、(B)は第3図の階段構造に用いたベン
トササラ桁の説明図、 第5図は踊り場を有する従来の直階段の構成を示す斜視
図である。 12……段板、14……蹴込板、16……踊り場、22……ベン
トササラ桁、24……ササラ桁部材、26……ガセット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−67036(JP,U) 実開 昭59−51129(JP,U) 実公 昭43−1419(JP,Y2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】段板及び蹴込板を階段状に支持し、踊り場
    用部材を水平に支持するためこれらの部材の側面に固定
    設置されるササラ桁であって、 長手方向に分割された複数のササラ桁部材から成り、 各ササラ桁部材は長手方向の一方の端部が隣接する端部
    と相互に所定の屈曲角だけ角度付けして接合され、 該接合部にはその角度付けされた状態を保持するように
    補強部材が固着されると共に、 前記屈曲角は、連続するササラ桁部材のうち少なくとも
    一のササラ桁部材が階段状部分を支持し、他の少なくと
    も一のササラ桁部材が水平踊り場部分を支持するような
    角とされたことを特徴とするベントササラ桁。
  2. 【請求項2】請求項(1)に記載のベントササラ桁を両
    側面に対向配置し、 該両ベントササラ桁の前記少なくとも一のササラ桁部材
    相互間に段板及び蹴込板を装着し、前記他の少なくとも
    一のササラ桁部材相互間に踊り場用部材を装着して構成
    したことを特徴とする階段ユニット。
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