JPH08266313A - 対面係合ファスナー部材及びその製造方法 - Google Patents

対面係合ファスナー部材及びその製造方法

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JPH08266313A
JPH08266313A JP7122795A JP7122795A JPH08266313A JP H08266313 A JPH08266313 A JP H08266313A JP 7122795 A JP7122795 A JP 7122795A JP 7122795 A JP7122795 A JP 7122795A JP H08266313 A JPH08266313 A JP H08266313A
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JP7122795A
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English (en)
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Shinji Torigoe
伸二 鳥越
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基部と有頭突子との境界部分の応力集中によ
る損傷を回避でき、しかも基部強度や係合力を容易に調
整できる対面係合ファスナー部材を提供する。 【構成】 対面係合ファスナー部材10は基部12と複
数の有頭突子14とを備える。各有頭突子14は、基部
12の主要面16から突出する脚部18と、脚部18の
末端20に形成される頭部22とを備える。基部12
は、主要面16と裏面24との間に延びる複数の貫通孔
26を備える。複数の有頭突子14は、脚部18の基端
28で基部12の貫通孔26にそれぞれ受容される。基
部12の裏面24側に画成された凹部32、及び各有頭
突子14の脚部18の外周面と基部12の各貫通孔26
の壁面との間には、樹脂材料からなる結合部材34が配
置される。結合部材34は、各有頭突子14を基部12
に固定的に連結する。これにより基部12と有頭突子1
4との境界部分への応力集中が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基部と基部の主要面に
立設される複数の有頭突子とを備えた対面係合ファスナ
ー部材に関する。さらに本発明は、そのような対面係合
ファスナー部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】主要面及び主要面の反対側の裏面を有し
た基部と、基端で基部に連結される脚部及び脚部の末端
に膨出形成される頭部を各々に備えて基部の主要面に立
設される複数の有頭突子とを具備した対面係合ファスナ
ー部材は、様々な種類のものが知られている。そのよう
な対面係合ファスナー部材の1つの例として、米国ミネ
ソタ州セントポールのスリーエム社から「デュアル・ロ
ック」の商標名で出されているものが挙げられる。
【0003】例えば米国特許第3,192,589号
は、板状の基部に多数の突子を一体成形し、それら突子
の先端を加熱変形して頭部を形成した対面係合ファスナ
ー部材を開示する。また特開平1−238805号公報
には、基部と複数の有頭突子とを射出成形工程により一
体成形してなるストリップ材を多数並置、結合した対面
係合ファスナー部材が開示される。このように基部と複
数の有頭突子とが一体成形された対面係合ファスナー部
材は、成形工程が比較的単純である利点を有する。しか
しながら、相手方の対面係合ファスナー部材との係着時
及び分離時に、基部の主要面と有頭突子の脚部周面との
境界部分に有頭突子の撓曲による応力が集中するので、
係着及び分離を繰り返すうちにこの境界部分が損傷を受
ける傾向がある。損傷の程度が大きい場合には、有頭突
子が基部から脱落して、対面係合ファスナー部材の係合
力(相手方ファスナー部材との係着又は分離に要する
力)が著しく低下する危惧がある。
【0004】これに対し、例えば米国特許第4,29
0,174号や特公平1−37123号公報に開示され
る対面係合ファスナー部材は、樹脂製の基部に多数の樹
脂製単繊維を植設して突子を成し、それら突子の先端に
頭部を形成している。このように複数の有頭突子の脚部
が基部に埋め込まれる形式の対面係合ファスナー部材
は、基部の主要面と有頭突子の脚部周面との境界部分に
応力が集中し難く、境界部分の損傷を回避することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第4,29
0,174号に開示される対面係合ファスナー部材は、
単繊維を植設する際に基部を加熱軟化させる必要がある
ので、基部は例えばポリプロピレン等の比較的低い軟化
点を有する樹脂材料から形成される。したがって好まし
くは基部には、有頭突子の材料よりも低い軟化点を有す
る材料が使用されるので、基部の強度を向上させること
が困難となる。また、有頭突子を形成する単繊維は、植
設作業に適した可撓性を要求されるのでその太さが制限
される。したがって、有頭突子の脚部を太くして対面係
合ファスナー部材の係合力を増加させることは困難であ
り、係合力の調整が困難となる。
【0006】本発明の目的は、基部の主要面と有頭突子
の脚部周面との境界部分の応力集中による損傷を回避し
て、相手方ファスナー部材との係着及び分離の繰り返し
による係合力低下を効果的に防止でき、しかも基部の材
料や脚部の太さの選択を自由にして基部強度や係合力を
容易に調整することができる対面係合ファスナー部材を
提供することにある。本発明のもう1つの目的は、その
ような対面係合ファスナー部材の製造方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、主要面及び主要面の反対側の裏面を有し
た基部と、基端で基部に連結される脚部及び脚部の末端
に連結される頭部を各々に備えて基部の主要面に離間配
置で立設される複数の有頭突子とを具備した対面係合フ
ァスナー部材において、基部は、主要面と裏面との間に
延びる複数の貫通孔を備え、有頭突子は、脚部の基端が
基部の貫通孔に受容され、基端において、樹脂材料から
なる結合部材により基部に固定的に連結されることを特
徴とする対面係合ファスナー部材を提供する。
【0008】この対面係合ファスナー部材では、結合部
材の少なくとも一部分が基部の貫通孔内に配置されるこ
とが有利である。その場合、結合部材が、貫通孔の壁と
貫通孔内の有頭突子の脚部との間の隙間に充填されるこ
とがさらに好ましい。また、有頭突子の脚部の基端が基
部の裏面から突出し、結合部材が基端の突出部分を被覆
するようにしてもよい。有頭突子の脚部は、基部の貫通
孔の少なくとも主要面における開口縁に略全周で接触す
ることが好都合である。また、有頭突子の脚部は、少な
くとも基部の貫通孔に受容された部分で基端に向かって
先細くなっていることが望ましい。さらに、結合部材の
弾性率が有頭突子の脚部の弾性率より小さいことが有利
である。
【0009】さらに本発明は、主要面及び主要面の反対
側の裏面を有した基部と、基端で基部に連結される脚部
及び脚部の末端に連結される頭部を各々に備えて基部の
主要面に離間配置で立設される複数の有頭突子とを具備
した対面係合ファスナー部材の製造方法であって、主要
面と裏面との間に延びる複数の貫通孔を備えた基部と、
貫通孔に基端を挿入可能な脚部を有した複数の有頭突子
とを別体に形成し、基部の複数の貫通孔に複数の有頭突
子の脚部の基端をそれぞれ挿入し、基部と複数の有頭突
子の脚部の基端との間に、流動状態にある樹脂材料を配
置し、樹脂材料を固化させて、基部と複数の有頭突子と
を固定的に連結する、各段階を有したことを特徴とする
対面係合ファスナー部材の製造方法を提供する。
【0010】さらに本発明は、主要面及び主要面の反対
側の裏面を有した基部と、基端で基部に連結される脚部
及び脚部の末端に連結される頭部を各々に備えて基部の
主要面に離間配置で立設される複数の有頭突子とを具備
した対面係合ファスナー部材の製造方法であって、a)
基部を成形するための基部用空間を備えた基部型と、有
頭突子の脚部を成形するための複数の脚部用空間を備え
た脚部型と、有頭突子の頭部を成形するための複数の頭
部用空間を備えた頭部型と、基部に主要面と裏面との間
に延びる複数の貫通孔を形成するための突起を備えて基
部型の基部用空間に配置される第1中子と、第1中子と
交替で基部型の基部用空間に配置される第2中子とを用
意し、b)基部型の基部用空間に第1中子を配置し、基
部用空間と複数の脚部用空間とを隔離した状態で基部型
に隣接して脚部型を固定し、かつ、複数の脚部用空間と
複数の頭部用空間とを流体の流通が可能なように連結し
た状態で脚部型に隣接して頭部型を固定し、c)流動化
した樹脂材料を、第1中子と脚部型とによって画定され
た基部用空間に注入、充填するとともに、頭部型と脚部
型とによって画定された頭部用空間及び脚部用空間に注
入、充填し、d)基部用空間、脚部用空間、及び頭部用
空間内で、樹脂材料を固化させて、複数の貫通孔を有し
た基部、及び脚部と頭部とを一体に連結した複数の有頭
突子を成形し、e)成形された基部を基部用空間に保持
した状態で基部型から第1中子及び脚部型を取り外し、
かつ、成形された複数の有頭突子を頭部用空間に保持し
た状態で頭部型から脚部型を取り外し、f)複数の有頭
突子の脚部の基端を基部の主要面側から複数の貫通孔に
それぞれ挿入するように基部型に隣接して頭部型を固定
し、かつ、脚部の基端に隣接する結合部材用空間を画定
するように基部型の基部用空間に基部の裏面に対向して
第2中子を配置し、g)流動化した樹脂製結合材料を、
基部と第2中子とによって画定された結合部材用空間に
注入、充填して、基部と複数の有頭突子の脚部の基端と
の間に配置し、h)結合部材用空間内で樹脂製結合材料
を固化させて、基部と複数の有頭突子の脚部とを結合
し、i)結合された基部と複数の有頭突子とから基部
型、第2中子、及び頭部型を取り外す、各段階を有した
ことを特徴とする対面係合ファスナー部材の製造方法を
提供する。
【0011】この製造方法においては、第2中子が第1
中子から突起を除去することによって形成され、e)段
階において第1中子が基部型の基部用空間に残され、か
つf)段階において第1中子から突起が除去されるよう
に構成することが好都合である。
【0012】
【作用】有頭突子の脚部が基端側で基部の貫通孔に受容
され、基端において樹脂材料からなる結合部材により基
部に固定的に連結されるので、基部の主要面と有頭突子
の脚部周面との境界部分に加わる応力は、脚部の長手方
向に分散される。したがって、有頭突子の撓曲に起因し
た境界部分の損傷を回避して、相手方ファスナー部材と
の係着及び分離の繰り返しによる係合力低下を効果的に
防止できる。
【0013】結合部材を基部の貫通孔内に配置すると、
基部と有頭突子との結合強度が高まる。結合部材が、貫
通孔の壁と貫通孔内の有頭突子の脚部との間の隙間に充
填されていれば、結合強度はさらに向上する。その場
合、結合部材が基部裏面からの基端の突出部分を被覆す
れば、有頭突子の脚部と結合部材との接触面積が大きく
なり、結合強度はさらに向上する。有頭突子の脚部が基
部の貫通孔の開口縁に略全周で接触すれば、主要面への
結合部材のはみ出しが防止でき、かつ貫通孔内での有頭
突子のがたつきを防止できる。有頭突子の脚部が基端に
向かって先細くなっていれば、貫通孔への挿入が容易と
なる。結合部材の弾性率が有頭突子の脚部の弾性率より
小さければ、有頭突子の撓曲による応力を結合部材の弾
性変形で緩和することができる。
【0014】基部と複数の有頭突子とを別体に形成し、
基部の複数の貫通孔に複数の有頭突子の脚部の基端をそ
れぞれ挿入し、基部と複数の有頭突子の脚部基端との間
で流動状態にある樹脂材料を固化させて、基部と複数の
有頭突子とを固定的に連結する方法によれば、基部の材
料や脚部の太さの選択が自由になる。したがって、基部
強度や係合力の調整を容易に行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に示した好適な実施例に基づ
き、本発明をさらに詳細に説明する。各図において、同
一又は類似の構成要素には共通の参照番号を付す。図面
を参照すると、図1及び図2は本発明の実施例による対
面係合ファスナー部材10を示す。対面係合ファスナー
部材10は、略平坦な板状の基部12と、基部12に所
定の離間配置で立設される複数の有頭突子14とを備え
る。各有頭突子14は、他のファスナー部材に係合可能
な係合手段であり、基部12の主要面16から略直立状
に突出する脚部18と、脚部18の末端20に脚部18
の外周面から膨出する輪郭を有して形成される頭部22
とを備える。
【0016】基部12は樹脂材料からなり、主要面16
と主要面16に略平行な裏面24との間に両面16、2
4に略直交して延びる複数の貫通孔26を備える。複数
の有頭突子14は同様に樹脂材料からなり、脚部18の
末端20よりも径の小さい基端28において、基部12
の貫通孔26にそれぞれ受容される。基部12の裏面2
4の外周縁には、裏面24に略直交して延びる壁30が
立設され、裏面24と壁30とによって画成された凹部
32に、樹脂材料からなる結合部材34が配置される。
結合部材34は、各有頭突子14の脚部18と基部12
の各貫通孔26の壁面との間にも配置され、各有頭突子
14を基部12に固定的に連結する。
【0017】このような構成によれば、有頭突子14の
脚部18が基部12に埋め込まれて固定されているの
で、相手方の対面係合ファスナー部材との係着時及び分
離時に有頭突子14が撓曲する際に、基部12の主要面
16と有頭突子14の脚部18の外周面との境界部分へ
の応力集中が抑制され、この境界部分へ損傷を及ぼすこ
とが回避される。また、有頭突子14を基部12から引
き抜くように作用する外力に対しても、結合部材34が
有頭突子14の脚部18を貫通孔26内に強固に保持す
る。したがって対面係合ファスナー部材10によれば、
相手方ファスナー部材との係着及び分離の繰り返しによ
る係合力の低下を効果的に防止できる。
【0018】図2に明示されるように、有頭突子14の
脚部18は、末端20から基端28に向かって徐々に縮
径された略円錐台形状を有する。また、基部12の貫通
孔26は略円筒形状を有する。それにより貫通孔26内
に、有頭突子14の脚部18の外周面を包囲する空間が
形成され、この空間に結合部材34が充填される。さら
に有頭突子14の脚部18は、その基端28が基部12
の裏面24から壁30よりも低く突出する長さを有す
る。そして結合部材34は、裏面24から突出した脚部
18の基端28の部分で充分な厚みを有して基端28を
被覆する。このような構成によれば、貫通孔26内に配
置される有頭突子14の脚部18と結合部材34との接
触面積が大きくなるので、基部12と有頭突子14との
結合強度が極めて高くなる。
【0019】このように有頭突子14の脚部18と基部
12の貫通孔26とが略同一の横断面形状を有し、脚部
18が貫通孔26の少なくとも主要面16における開口
縁36に略全周で接触する構成とすれば、貫通孔26内
での有頭突子14のがたつきを効果的に防止できる。し
かも、後述する対面係合ファスナー部材の製造工程にお
いて、基部12の裏面24側から貫通孔26内に流動化
した樹脂材料を充填して結合部材34を形成する際に、
結合部材34の樹脂材料が基部12の主要面16にはみ
出すことが防止される。また有頭突子14の脚部18
を、上記のように少なくとも基部12の貫通孔26に受
容された部分で基端28に向かって先細くなる形状とす
れば、後述する対面係合ファスナー部材の製造工程にお
いて、有頭突子14の脚部18を基部12の貫通孔26
に挿入する作業が容易になる効果も奏する。
【0020】以上の点を考慮した上で、有頭突子14は
上記以外の様々な形状を有することができる。例えば図
3(a)及び(b)に示すように、脚部18の基端28
に軸方向へ延びる楔状の切込み38を設けることもでき
る。或いは切込み38の代わりに盲穴としてもよい。こ
れにより、貫通孔26内に配置される有頭突子14の脚
部18と結合部材34との接触面積がさらに拡大され
る。また図4(a)及び(b)に示すように、脚部18
の末端20から貫通孔26の開口縁36との接触部分ま
でを同一径とし、その接触部分から基端28までを階段
状又はテーパ状に縮径することもできる。なお、有頭突
子14の脚部18と貫通孔26とは、楕円形や多角形等
の円形以外の様々な横断面形状を有することができる。
【0021】基部12の厚みが大きく、有頭突子14の
脚部18が結合部材34との充分な接触面積を確保でき
る長さに亙って貫通孔26内に配置される場合は、図5
に示すように、脚部18の基端28が基部12の裏面2
4から突出しない形状とすることもできる。また、結合
部材34の樹脂材料が基部12の主要面16にはみ出す
ことを防止又は抑制できるならば、脚部18と貫通孔2
6とが互いに異なる横断面形状を有することもできる。
さらに図6に示すように、一様な径を有する脚部18の
基端28に、軸方向へ延びる切込み40を設けた形状と
することによっても、脚部18と結合部材34との接触
面積を確保できる。
【0022】このように結合部材34は、有頭突子14
の脚部18の外周面と貫通孔26の壁面との間の空間に
配置されることにより、有頭突子14を基部12に強固
に固定することができる。このとき、結合部材34の弾
性率が有頭突子14の脚部18の弾性率より小さくなる
ように、結合部材34及び有頭突子14の材料を選定す
れば、有頭突子14の撓曲時に脚部18の外周面と貫通
孔26の壁面との間に配置された結合部材34が容易に
弾性変形し、脚部18への応力集中をさらに効果的に低
減することができる。このような結合部材34の弾性率
は、好ましくは9800N/cm2 〜245000N/cm
2 、特に好ましくは49000N/cm2〜147000
N/cm2 の範囲である。結合部材34の弾性率がこの範
囲より小さいと、基部12と脚部18との結合力が低下
する傾向があり、この範囲より大きいと応力緩和効果を
発揮できない傾向がある。
【0023】さらに本発明に係る対面係合ファスナー部
材は、上記以外の様々な形状を有することができる。例
えば対面係合ファスナー部材10の基部12は、図1に
示す略矩形平面形状の他に、円形や多角形等の、複数の
有頭突子14を固定的に保持可能な様々な寸法及び形状
に形成することができる。なお基部12の厚み(主要面
16と裏面24との間の距離)は、0.5mm〜5.0mm
の範囲にあることが好ましい。有頭突子14の脚部18
は、1つの頭部22に対し複数個設けることもできる。
頭部22は、図2の半球状の他に、球状、錐体状(図4
(a))、笠状(図4(b))、丸屋根状、フック状、
椰子の木(葉部分)状等の様々な形状を有することがで
きる。しかしながら対面係合ファスナー部材の係合力を
拡大するためには、頭部22が脚部18の外周面から放
射状に延びる係止面42を有することが好ましい。また
例えば、円柱状脚部と半球状頭部とを有する有頭突子に
おいて、充分な係合力を得るために、脚部の直径は頭部
の直径の20%〜70%の範囲にあることが好ましい。
さらに、有頭突子14の個数は、基部12の主要面16
の面積で6.45cm2 当りに、50個〜500個である
ことが好ましい。なお、基部12上での有頭突子14の
配置は、格子状、千鳥状等の規則的配置でもよいし、ラ
ンダムに配置することもできる。
【0024】本発明に係る対面係合ファスナー部材は、
様々な材料から形成することができる。例えば対面係合
ファスナー部材10の基部12は、ポリアミド、ポリエ
ステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアセター
ル、エチレン−ビニルアセテート、ポリカーボネート、
ポリスチレン等の樹脂材料から形成される。特にポリア
ミドは、耐熱性、機械的強度、及び射出成形特性に優れ
るので好適な材料である。有頭突子14は、基部12と
同一の材料から形成することができるが、耐久性を高め
るために、基部12とは異なる高強度の樹脂材料から形
成してもよい。結合部材34は、熱可塑性樹脂、熱硬化
性樹脂や放射線硬化性樹脂等の硬化性樹脂、又はホット
メルト接着剤、エポキシ系接着剤、シアノアクリレート
系接着剤、シリコン系接着剤、湿気硬化形ポリウレタン
接着剤等の接着剤から形成できる。或いは結合部材34
を、基部12や有頭突子14と同一の樹脂材料から形成
することもできる。結合部材34の弾性率を前述のよう
に所望の範囲に調整する場合は、それら樹脂材料に、カ
ーボンブラック、グラファイト、グラスファイバー、ガ
ラス微粒子、二酸化チタン、酸化鉄、二酸化ケイ素、硫
酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化錫、酸化アンチモ
ン、ポリマービーズ、金属粉、メタルフレーク等の充填
材を添加することが好ましい。
【0025】本発明に係る対面係合ファスナー部材の効
果を明確にするために、図1に示す対面係合ファスナー
部材10と、基部と有頭突子とが一体成形された従来の
対面係合ファスナー部材とに対し、係着相手の対面係合
ファスナー部材との係着及び分離を繰り返し、分離に要
する力(係合力)の低下状況を観察、比較した。なお試
験に使用した対面係合ファスナー部材10(試料1)
は、基部12の主要面16が円形でその面積約3.14
cm2 の中に108本の有頭突子14を備えたものであ
る。有頭突子14は図2に示す形状を有し、主要面16
からの突出長さが1.3mm、末端20の直径が0.65
mm、貫通孔26の開口縁36に接する部分の直径が0.
55mmの脚部18と、半径0.6mmの半球状の頭部22
とを備える。比較例の従来の対面係合ファスナー部材
(試料2)の形状及び寸法はこれに準ずる。係合力の測
定は、テンシロン引張試験機を用いて、気温25℃、湿
度50%の環境で、引張速度300mm/秒で行った。結
果を下表に示す。
【0026】
【表1】
【0027】表から明らかなように、従来の対面係合フ
ァスナー部材は、係着及び分離を繰り返すうちに有頭突
子の損傷や脱落に起因して係合力が著しく低下する。こ
れに対し、本発明に係る対面係合ファスナー部材10
は、有頭突子14の損傷や脱落が極めて少なく、係着及
び分離を多数回に亙って繰り返しても初期の係合力が維
持される。なお対面係合ファスナー部材10における1
00回〜500回での係合力の低下は、有頭突子14の
頭部22の損耗に起因することが観察された。
【0028】本発明に係る対面係合ファスナー部材を製
造するための1つの方法を、以下に説明する。まず、主
要面と裏面との間に延びる複数の貫通孔を備えた基部
と、貫通孔に基端を挿入可能な脚部をそれぞれに有した
複数の有頭突子とを別体に形成する。次いで基部の複数
の貫通孔に、複数の有頭突子の脚部を基端からそれぞれ
挿入する。そして主要面からの脚部の突出長さを所望寸
法に調整し、基部と複数の有頭突子の脚部の基端との間
に、流動状態にある樹脂材料を配置する。その状態で、
樹脂材料を固化させることにより、基部と複数の有頭突
子とを固定的に連結する。
【0029】このような製造方法は、下記のような複数
の型を使用することによって、効率良く実施できる。以
下、図7〜図13を参照して、図1に示す対面係合ファ
スナー部材10の製造工程の実施例を説明する。なお簡
略化のために、2個の有頭突子14及びそれに対応する
型空間が図示されているが、多数の有頭突子を備える対
面係合ファスナー部材10の製造工程として解釈するこ
とは容易であろう。
【0030】まず図7に示すように、対面係合ファスナ
ー部材10の基部12を成形するための基部用空間44
を備えた基部型46と、有頭突子14の脚部18を成形
するための複数の脚部用空間48を備えた脚部型50
と、有頭突子14の頭部22を成形するための複数の頭
部用空間52を備えた頭部型54と、基部12に複数の
貫通孔26を形成するための突起56を備えた第1中子
58とを用意する。第1中子58は、基部型46の基部
用空間44内に移動及び脱着可能に配置され、突起56
を突設した面60が基部12の裏面24を成形する成形
面を構成する。基部型46はさらに、基部用空間44に
連通する第1流路62を備える。
【0031】脚部型50は、基部型46と組み合わせた
ときに基部用空間44内に嵌入される隆起部64を備
え、隆起部64の頂面66が基部12の主要面16を成
形する成形面を構成する。したがって基部12の厚み
は、第1中子58の面60と脚部型50の頂面66との
間の距離によって決まる。好ましくは隆起部64の頂面
66には、第1中子58の突起56の先端を受容可能な
凹部68が設けられる。それにより基部12の主要面1
6に貫通孔26を確実に開口させることができる。脚部
用空間48は、隆起部64の反対側に設けられ、これら
凹部68、すなわち基部用空間44内に配置された第1
中子58の各突起56と同軸に配置される。脚部型50
はさらに、基部型46と組み合わせたときに第1流路6
2に連通する第1流路部分70を備える。
【0032】頭部型54は、複数の頭部用空間52に連
通する第2流路72を備える。各頭部用空間52は、脚
部型50と組み合わせたときに各脚部用空間48と同軸
に配置される。頭部型54はさらに、脚部型50と組み
合わせたときに第1流路部分70に連通するとともに、
基部型46と組み合わせたときに第1流路62に連通す
る第1流路部分74を備える。
【0033】次いで図8に示すように、基部型46の基
部用空間44の所定位置に第1中子58を配置し、隆起
部64を基部用空間44に嵌入した状態で基部型46に
隣接して脚部型50を固定する。このとき第1中子58
の突起56の先端が、凹部68に受容される。さらに、
複数の脚部用空間48と複数の頭部用空間52とを流体
の流通が可能なように連結した状態で、脚部型50に隣
接して頭部型54を固定する。このように各型を固定し
たときに、第1流路62、第1流路部分70、及び第1
流路部分74は、流体の流通が可能なように連通され
る。
【0034】この状態で第1流路62、第1流路部分7
0及び第1流路部分74を通して、流動化した基部用樹
脂材料を、第1中子58の面60と脚部型50の隆起部
64の頂面66とによって画定された基部用空間44に
注入、充填する。さらに第2流路72を通して、流動化
した有頭突子用樹脂材料を、脚部型50と頭部型54と
によって画定された脚部用空間48及び頭部用空間52
に注入、充填する。次いで、基部用空間44、並びに脚
部用空間48及び頭部用空間52内で、それぞれの樹脂
材料を固化させて、複数の貫通孔26を有した基部1
2、及び脚部18と頭部22とを一体に連結した複数の
有頭突子14を成形する。
【0035】次に図9に示すように、第1流路62、第
1流路部分70、第1流路部分74、及び第2流路72
から、固化した余剰樹脂材料を除去する。なおこのと
き、各頭部用空間52を横方向に連通する第2流路72
の部分には、固化した余剰樹脂材料が図示のように残さ
れる。さらに、成形された基部12を基部用空間44に
保持した状態で、基部型46から第1中子58及び脚部
型50を取り外す。また、成形された複数の有頭突子1
4を頭部用空間52に保持した状態で、頭部型54から
脚部型50を取り外す。
【0036】続いて、基部型46の基部用空間44に第
2中子76を配置する。第2中子76の頂面78は、基
部12の貫通孔26及び凹部32に結合部材34を成形
するための成形面を構成する。このとき、基部12の裏
面24と第2中子76の頂面78との間の結合部材用空
間に第1流路62が開口するように、成形された基部1
2を基部用空間44内で僅かに上方にずらす。さらに、
図10に示すように、基部型46と頭部型54とを図8
の成形段階と同一の相対配置で相互に接近させ、複数の
有頭突子14の脚部18の基端28を基部12の主要面
16側から複数の貫通孔26にそれぞれ挿入しつつ、基
部型46に隣接して頭部型54を固定する。このとき、
基部12の主要面16と頭部型54との間の距離は、主
要面16からの有頭突子14の脚部18の突出長さを規
定する。また、第1流路62と第1流路部分74とは、
流体の流通が可能なように連通される。
【0037】その状態で、第1流路62及び第1流路部
分74を通して、流動化した樹脂製結合材料を、基部1
2の凹部32に画成された結合部材用空間、及び貫通孔
26内で各有頭突子14の脚部18の周囲に画成された
結合部材用空間に注入、充填する。そして、それら結合
部材用空間内で樹脂製結合材料を固化させて結合部材3
4を形成し、基部12と複数の有頭突子14の脚部18
とを結合する。最後に、結合部材34によって結合され
た基部12と複数の有頭突子14とから、基部型46、
第2中子76、及び頭部型54を取り外す。そして余剰
の樹脂材料を除去することにより、対面係合ファスナー
部材10が完成する。
【0038】このような製造方法によれば、基部に有頭
突子を植設する従来の製造方法とは異なり、基部12及
び有頭突子14の材料、寸法、及び形状の選択が極めて
自由であり、したがって対面係合ファスナー部材10の
基部強度や係合力の調整を容易に行うことができる。
【0039】上記の製造工程において、複数の有頭突子
14の成形後、有頭突子14を頭部用空間52に保持し
た状態で頭部型54から脚部型50を取り外すことを可
能にするためには、例えば図11に示すように、第2流
路72に固化した余剰樹脂材料を残しておけばよい。そ
の代わりに、第2流路72の余剰樹脂材料を除去した
後、第2流路72内を減圧してもよい。或いはまた、頭
部用空間52の壁面の表面粗さを脚部用空間48の壁面
の表面粗さより大きくすることにより、有頭突子14を
頭部用空間52に保持することもできる。この場合、頭
部用空間52の壁面の中心線平均粗さは、例えば3.0
μm 〜10.0μm 、好ましくは4.0μm 〜7.0μ
m の範囲で設定され、また脚部用空間48の壁面の中心
線平均粗さは、例えば0.05μm 〜2.0μm 、好ま
しくは0.1μm 〜2.0μm の範囲で設定される。ま
たこれら中心線平均粗さの差は、例えば1.0μm 、好
ましくは5.0μm である。
【0040】また、上記の製造工程において、第1中子
58及び第2中子76の代わりに、脱着可能な突起80
を備えた中子82を用いることもできる。この場合、図
12に示すように、まず基部型46の基部用空間44に
配置された中子82の突起80を所定の突出位置に配置
して、図8の段階と同様に対面係合ファスナー部材10
の基部12を成形する。次に、基部型46及び頭部型5
4から脚部型50を取り外すとともに、中子82を基部
用空間44に残したままその突起80を突出位置から図
13に示す引き込み位置へと移動させる。そして、基部
12を基部用空間44内で僅かに上方にずらすととも
に、複数の有頭突子14の脚部18を基部12の主要面
16側から複数の貫通孔26にそれぞれ挿入しつつ、基
部型46に隣接して頭部型54を固定する。その状態
で、図10の段階と同様にして結合部材34を成形す
る。このような構成によれば、中子を交換する段階を省
略できるので、製造工程がさらに迅速化される。
【0041】上記の製造工程は、射出成形用の型を用い
て例えば加圧下で結合部材を正確に成形できるので、寸
法が小さくかつ有頭突子の個数が多い対面係合ファスナ
ー部材を大量に製造するのに特に有利である。しかしな
がら結合部材の成形は、型を用いずに、例えば基部の貫
通孔に有頭突子の脚部を挿入した状態で、流動化した樹
脂製結合材料をスポイト状の注入器により、基部の裏面
側から貫通孔内に局所的に充填することによっても遂行
できる。図14は、そのような方法によって成形された
結合部材84を備える対面係合ファスナー部材を示す。
この場合、基部12の貫通孔26の壁面と各有頭突子1
4の脚部18の外周面との間の空間に結合部材84を確
実に浸入させるために、流動性の高い樹脂製結合材料を
使用することが好ましい。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、基部と有頭突子の脚部との境界部分の応力集
中による損傷を回避して、相手方のファスナー部材との
係着及び分離の繰り返しによる係合力の低下を効果的に
防止でき、しかも基部の材料や脚部の太さの選択を自由
にして基部強度や係合力の調整を容易に実施できる対面
係合ファスナー部材及びその製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による対面係合ファスナー部材
の部分切欠き斜視図である。
【図2】図1の対面係合ファスナー部材の線II−IIに沿
った部分拡大断面図である。
【図3】図1の対面係合ファスナー部材における有頭突
子の変形例を示す図で、(a)基部と共に示す部分拡大
断面図、及び(b)斜視図、である。
【図4】(a)図1の対面係合ファスナー部材における
有頭突子の他の変形例を基部と共に示す部分拡大断面
図、及び(b)図1の対面係合ファスナー部材における
有頭突子のさらに他の変形例を基部と共に示す部分拡大
断面図、である。
【図5】図1の対面係合ファスナー部材における有頭突
子のさらに他の変形例を基部と共に示す部分拡大断面図
である。
【図6】図1の対面係合ファスナー部材における有頭突
子のさらに他の変形例を基部と共に示す部分拡大断面図
である。
【図7】図1の対面係合ファスナー部材の製造工程に使
用される複数の型の分解断面図である。
【図8】図7の型を用いて実施される対面係合ファスナ
ー部材の製造工程の一段階を示す断面図である。
【図9】図8の段階の後段階を示す図7の型及び対面係
合ファスナー部材の半完成品の分解断面図である。
【図10】図9の段階の後段階を示す図7の型及び対面
係合ファスナー部材の半完成品の断面図である。
【図11】図8の段階と図9の段階との間の段階の一例
を示す図7の型及び対面係合ファスナー部材の半完成品
の断面図である。
【図12】図1の対面係合ファスナー部材の製造工程に
使用される他の中子を有した複数の型及び対面係合ファ
スナー部材の半完成品の断面図である。
【図13】図12の段階の後段階を示す図12の型及び
対面係合ファスナー部材の半完成品の分解断面図であ
る。
【図14】他の方法によって成形された対面係合ファス
ナー部材の拡大断面図である。
【符号の説明】
10…対面係合ファスナー部材 12…基部 14…有頭突子 16…主要面 18…脚部 20…末端 22…頭部 24…裏面 26…貫通孔 28…基端 32…凹部 34、84…結合部材 36…開口縁 44…基部用空間 46…基部型 48…脚部用空間 50…脚部型 52…頭部用空間 54…頭部型 56、80…突起 58…第1中子 62…第1流路 72…第2流路 76…第2中子 82…中子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主要面及び該主要面の反対側の裏面を有
    した基部と、基端で該基部に連結される脚部及び該脚部
    の末端に連結される頭部を各々に備えて該基部の該主要
    面に離間配置で立設される複数の有頭突子とを具備した
    対面係合ファスナー部材において、 前記基部は、前記主要面と前記裏面との間に延びる複数
    の貫通孔を備え、 前記有頭突子は、前記脚部の前記基端が前記基部の前記
    貫通孔に受容され、該基端において、樹脂材料からなる
    結合部材により前記基部に固定的に連結されること、を
    特徴とする対面係合ファスナー部材。
  2. 【請求項2】 前記結合部材の少なくとも一部分が前記
    基部の前記貫通孔内に配置される請求項1に記載の対面
    係合ファスナー部材。
  3. 【請求項3】 前記結合部材が、前記貫通孔の壁と該貫
    通孔内の前記有頭突子の前記脚部との間の隙間に充填さ
    れる請求項2に記載の対面係合ファスナー部材。
  4. 【請求項4】 前記有頭突子の前記脚部の前記基端が前
    記基部の前記裏面から突出し、前記結合部材が該基端の
    突出部分を被覆する請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の対面係合ファスナー部材。
  5. 【請求項5】 前記有頭突子の前記脚部が、前記基部の
    前記貫通孔の少なくとも前記主要面における開口縁に略
    全周で接触する請求項1〜4のいずれか1項に記載の対
    面係合ファスナー部材。
  6. 【請求項6】 前記有頭突子の前記脚部が、少なくとも
    前記基部の前記貫通孔に受容された部分で前記基端に向
    かって先細くなっている請求項1〜5のいずれか1項に
    記載の対面係合ファスナー部材。
  7. 【請求項7】 前記結合部材の弾性率が前記有頭突子の
    前記脚部の弾性率より小さい請求項1〜6のいずれか1
    項に記載の対面係合ファスナー部材。
  8. 【請求項8】 主要面及び該主要面の反対側の裏面を有
    した基部と、基端で該基部に連結される脚部及び該脚部
    の末端に連結される頭部を各々に備えて該基部の該主要
    面に離間配置で立設される複数の有頭突子とを具備した
    対面係合ファスナー部材の製造方法であって、 前記主要面と前記裏面との間に延びる複数の貫通孔を備
    えた前記基部と、該貫通孔に前記基端を挿入可能な前記
    脚部を有した前記複数の有頭突子とを別体に形成し、 前記基部の前記複数の貫通孔に前記複数の有頭突子の前
    記脚部の前記基端をそれぞれ挿入し、 前記基部と前記複数の有頭突子の前記脚部の前記基端と
    の間に、流動状態にある樹脂材料を配置し、 前記樹脂材料を固化させて、前記基部と前記複数の有頭
    突子とを固定的に連結する、各段階を有したことを特徴
    とする対面係合ファスナー部材の製造方法。
  9. 【請求項9】 主要面及び該主要面の反対側の裏面を有
    した基部と、基端で該基部に連結される脚部及び該脚部
    の末端に連結される頭部を各々に備えて該基部の該主要
    面に離間配置で立設される複数の有頭突子とを具備した
    対面係合ファスナー部材の製造方法であって、 a)前記基部を成形するための基部用空間を備えた基部
    型と、前記有頭突子の脚部を成形するための複数の脚部
    用空間を備えた脚部型と、前記有頭突子の頭部を成形す
    るための複数の頭部用空間を備えた頭部型と、前記基部
    に前記主要面と前記裏面との間に延びる複数の貫通孔を
    形成するための突起を備えて前記基部型の前記基部用空
    間に配置される第1中子と、該第1中子と交替で前記基
    部型の前記基部用空間に配置される第2中子とを用意
    し、 b)前記基部型の前記基部用空間に前記第1中子を配置
    し、前記基部用空間と前記複数の脚部用空間とを隔離し
    た状態で前記基部型に隣接して前記脚部型を固定し、か
    つ、前記複数の脚部用空間と前記複数の頭部用空間とを
    流体の流通が可能なように連結した状態で前記脚部型に
    隣接して前記頭部型を固定し、 c)流動化した樹脂材料を、前記第1中子と前記脚部型
    とによって画定された前記基部用空間に注入、充填する
    とともに、前記頭部型と前記脚部型とによって画定され
    た前記頭部用空間及び前記脚部用空間に注入、充填し、 d)前記基部用空間、前記脚部用空間、及び前記頭部用
    空間内で、前記樹脂材料を固化させて、前記複数の貫通
    孔を有した前記基部、及び前記脚部と前記頭部とを一体
    に連結した前記複数の有頭突子を成形し、 e)成形された前記基部を前記基部用空間に保持した状
    態で前記基部型から前記第1中子及び前記脚部型を取り
    外し、かつ、成形された前記複数の有頭突子を前記頭部
    用空間に保持した状態で前記頭部型から前記脚部型を取
    り外し、 f)前記複数の有頭突子の前記脚部の前記基端を前記基
    部の前記主要面側から前記複数の貫通孔にそれぞれ挿入
    するように前記基部型に隣接して前記頭部型を固定し、
    かつ、前記脚部の前記基端に隣接する結合部材用空間を
    画定するように前記基部型の前記基部用空間に前記基部
    の前記裏面に対向して前記第2中子を配置し、 g)流動化した樹脂製結合材料を、前記基部と前記第2
    中子とによって画定された前記結合部材用空間に注入、
    充填して、前記基部と前記複数の有頭突子の前記脚部の
    前記基端との間に配置し、 h)前記結合部材用空間内で前記樹脂製結合材料を固化
    させて、前記基部と前記複数の有頭突子の前記脚部とを
    結合し、 i)結合された前記基部と前記複数の有頭突子とから前
    記基部型、前記第2中子、及び前記頭部型を取り外す、
    各段階を有したことを特徴とする対面係合ファスナー部
    材の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第2中子は前記第1中子から前記
    突起を除去することによって形成され、前記e)段階に
    おいて該第1中子が前記基部型の前記基部用空間に残さ
    れ、かつ前記f)段階において該第1中子から前記突起
    が除去される請求項9に記載の対面係合ファスナー部材
    の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6470539B2 (en) * 2000-12-15 2002-10-29 Irving Mizus Releasable touch fastening system
JP2003526382A (ja) * 1997-12-23 2003-09-09 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー 自己組合せ型接着ファスナー要素、自己組合せ型接着ファスナー要素を有する物品、並びに製造および使用方法
JP2010068928A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Morito Co Ltd 面ファスナ

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