JPH08267151A - 金属管製造装置及び成形ロール - Google Patents

金属管製造装置及び成形ロール

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JPH08267151A
JPH08267151A JP9602495A JP9602495A JPH08267151A JP H08267151 A JPH08267151 A JP H08267151A JP 9602495 A JP9602495 A JP 9602495A JP 9602495 A JP9602495 A JP 9602495A JP H08267151 A JPH08267151 A JP H08267151A
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moving screw
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Takefumi Nakako
武文 仲子
Hiroshi Asada
博 朝田
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形ロールのロール軸間距離及びロール軸の
傾斜角度を調節可能にし、一台のスタンドで各種径に対
応した成形加工を可能にする。 【構成】 成形ロール10,20のロール軸11,21
がそれぞれ嵌挿され枢着された第1チョック30,40
を、互いに逆方向のネジ山71,72が左右に刻設され
た第1チョック移動用ネジ棒70に螺合している。ロー
ル軸11,21の先端がそれぞれ枢着された第2チョッ
ク50,60を、互いに逆方向のネジ山81,82が左
右に刻設された第2チョック移動用ネジ棒80に螺合す
る。第1チョック移動用ネジ棒70及び第2チョック移
動用ネジ棒80は、両端が昇降可能なロールスタンドハ
ウジング90で回転可能に支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属帯から溶接管を製
造する装置及びその装置で使用される成形ロールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の溶接管製造装置で使用されている
ロール成形スタンドでは、図1に示すようにロール軸
1,1が平行に配置されている。このような成形スタン
ドを用いて溶接管の成形を行う場合、各成形スタンドに
おける金属帯の成形の度合いに応じた形状のロールを所
定のロール間距離でそれぞれのスタンドに装着する。径
が異なる溶接管を製造する場合は、径の差が数%以内で
非常に小さい場合を除いて溶接管の径ごとに専用のロー
ルを使用する。このような成形スタンドでは、通過する
素材の断面形状を予測して成形ロール2,2の形状(カ
リバー)を事前に決定する必要がある。また、ロール形
状が適正でない場合、ロール軸1,1をカリバーの設計
値に対して拡縮することで通過する素材の断面形状を微
調整し、或いはロール形状そのものを変更している。し
かし、ロール軸1,1の拡縮によって調整される範囲は
非常に狭い範囲に限られ、試行錯誤によるロール形状の
変更には多大な手間と時間を要する。更に、溶接管の径
ごとに専用のロールを使用する必要があるため、各種の
径をもつ溶接管の製造には適していない。そこで、径が
広範囲に変わる溶接管に対応するように、ロール軸の角
度やロール間隔を調整可能にした装置が一部で使用され
ている。この装置では、図2に示すように成形ロール2
を円弧状の台座4に固定し、台座4の外歯5に噛み合う
ウオームギヤ6で台座4を介して成形ロール2の傾斜角
を変更する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】成形ロール2の傾斜角
度を調節可能にした成形スタンドは、小径管から大径管
までを一つの造管ラインで製造することを可能にする。
しかし、設備構成が複雑になり、スタンドが大型化し、
設備費用が高くなることが避けられない。そのため、こ
の成形スタンドは、使用形態に制約を受け、汎用化され
ていない。本発明は、このような問題を解消すべく案出
されたものであり、成形ロールの軸間距離及び傾斜角度
を調節可能にすることにより、通過する素材の断面形状
を予測して成形ロールの形状(カリバー)を事前に決定
することなく、製造しようとする溶接管の関係に応じた
成形空間を簡単な設備構成で形成でき、径,肉厚,材質
等の相違により適正な成形条件が異なる溶接管を一台の
造管装置で製造することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の金属管製造装置
は、その目的を達成するため、一対の成形ロールと、各
成形ロールのロール軸が嵌挿され枢着された一対の第1
チョックと、前記ロール軸の先端が枢着された一対の第
2チョックと、前記第1チョックが螺合され、互いに逆
方向のネジ山が左右に刻設された第1チョック移動用ネ
ジ棒と、前記第2チョックが螺合され、互いに逆方向の
ネジ山が左右に刻設された第2チョック移動用ネジ棒
と、前記第1チョック移動用ネジ棒及び前記第2チョッ
ク移動用ネジ棒の両端を回転可能に支持する昇降可能な
ロールスタンドハウジングとを備え、前記第1チョック
移動用ネジ棒及び前記第2チョック移動用ネジ棒の回転
により前記ロール軸の傾斜角度及び前記成形ロールの間
隔が調整されることを特徴とする。第1チョック移動用
ネジ棒及び第2チョック移動用ネジ棒は、間に設けた連
動歯車によって連動して回転することが好ましい。ま
た、成形ロールとしては、ロール軸方向に関して曲率が
部分的に異なる曲面をもつものが使用される。
【0005】本発明に従った製造装置の成形スタンド
は、たとえば図3に示すように、一対の成形ロール1
0,20のロール軸11,21を上側チョック30,4
0(第1チョック)に嵌挿し、軸先端部を下側チョック
50,60(第2チョック)に枢支ピン51,61で枢
支している。成形ロール10,20としては、図4に示
すようにロール軸方向に関して部分的に曲率半径R1
2 が異なる曲面でロール周面が形成されたロールが使
用される。上側チョック30は、図3にハッチングして
示すように、上広がり及び下広がりになった傾動空間部
31が形成されており、傾動空間部31の最も狭くなっ
ている箇所で枢支ピン32により成形ロール10のロー
ル軸11を枢支している。上側チョック30に対して、
図5に示すように、後述する上側チョック移動用ネジ棒
70(第1チョック移動用ネジ棒)及び下側チョック移
動用ネジ棒80(第2チョック移動用ネジ棒)が螺合さ
れている。他方の上側チョック40も、同様な傾動空間
部をもっており、枢支ピン42で成形ロール20のロー
ル軸21を枢支している。
【0006】上側チョック30,40は、上側チョック
移動用ネジ棒70に螺合されている。上側チョック移動
用ネジ棒70は、左右両側に同じピッチで反対方向のネ
ジ山71,72が刻設されており、ネジ山71,72に
それぞれ上側チョック30,40の雌ネジ(図示せず)
がねじ込まれる。上側チョック移動用ネジ棒70は、ロ
ールスタンドハウジング90に両端が軸受けを介して回
転可能に支持されている。一方の軸受け部にはセンタリ
ング機構73が設けられており、センタリング機構73
によって上側チョック30,40が成形中の金属帯Sに
対してセンタリングされる。成形ロール10のロール軸
11は、先端部近傍に長孔12が形成されており、長孔
12に挿通されている枢支ピン51で下側チョック50
に連結される。成形ロール20のロール軸21も、同様
に枢支ピン61で下側チョック60に連結される。
【0007】下側チョック50,60は、下側チョック
移動用ネジ棒80に螺合されている。下側チョック移動
用ネジ棒80も、左右両側に同じピッチで反対方向のネ
ジ山81,82が刻設されており、ネジ山81,82に
それぞれ下側チョック50,60の雌ネジ(図示せず)
がねじ込まれる。下側チョック移動用ネジ棒80は、ロ
ールスタンドハウジング90に両端が軸受けを介して回
転可能に支持されている。一方の軸受け部にはセンタリ
ング機構83が設けられており、センタリング機構83
によって下側チョック移動用ネジ棒80が成形中の金属
帯Sに対してセンタリングされる。下側チョック移動用
ネジ棒80は、連動歯車91を介して上側チョック移動
用ネジ棒70と連動して回転する。これにより、上側チ
ョック移動用ネジ棒70で上側チョック30,40が互
いに同じピッチ送りで近接離間するとき、下側チョック
50,60も、下側チョック移動用ネジ棒80により同
様に同じピッチ送りで、それぞれ相対する上側チョック
30,40との相対的な位置関係を保ちながら近接離間
する。また、クラッチその他の手段により連動歯車91
による上側チョック移動用ネジ棒70と下側チョック移
動用ネジ棒80の連動を断って、上側チョック移動用ネ
ジ棒70又は下側チョック移動用ネジ棒80を単独で回
転させることにより、上側チョック30,40又は下側
チョック50,60を互いに同じピッチ送りで近接離間
させて、互いに相対する下側チョック50,60又は上
側チョック30,40との相対位置関係を変化させるこ
とにより、ロール軸11,12の傾斜角度が変化する。
その結果、図3の(a)又は(b)に示すように、実現
しようとする金属帯の成形の度合い、或いは製造しよう
とする溶接管の径に応じて成形ロール10,20の軸間
距離及び傾斜角度が調節される。
【0008】実現しようとする金属帯Sの成形の度合い
が最小の場合、図3(a)に示すようにロール軸11,
12が傾斜移動空間部31,41の内壁に沿って最も大
きな角度で外側に傾斜した姿勢をとる。実現しようとす
る成形の度合いが最大の場合、図3(b)に示すように
ロール軸11,21が傾動空間部31,41の内壁に沿
って最も大きな角度で内側に傾斜した姿勢をとる。成形
ロール10,20の距離は、製造しようとする溶接管の
径、すなわち金属帯Sの幅に応じて調整する。このと
き、実現しようとする金属帯の成形の度合い、或いは製
造しようとする溶接管の径に応じて、金属帯Sと成形ス
タンドとの高さ方向の位置関係が異なってくる。そこ
で、通板ライン高さを調節するため、成形ロール10,
20の作用面高さを一定に保持する機構が必要になる。
本発明においては、ロールスタンドハウジング90を、
成形ロール10,20の作用面高さに応じて上下動させ
ている。すなわち、ロールスタンドハウジング90を、
ベース92を貫通するガイドポスト92,93で支持
し、ガイドポスト92,93の高さを調節することによ
り、成形ロール10,20の作用面高さを一定に保持す
る。また、ロールスタンドハウジング90とベース92
のと間に、図3(b)に示すように適宜スペーサ95,
96を挟み、上昇位置にあるロールスタンドハウジング
90を安定化させる。
【0009】
【作用】本発明の製造装置においては、前述したように
成形ロール10,20の傾斜角度及び作用面高さを変更
することによって、金属帯Sのエッジ部を所定形状に保
持した状態で中央部の曲げ半径を任意に変更できる。そ
のため、実現しようとする金属帯Sの成形度合い及び製
造しようとする溶接管の径に応じた金属帯Sの断面形状
が同じ形状の成形ロール10,20及び成形スタンドで
調節される。
【0010】
【実施例】板厚0.5〜0.6mmのフェライト系及び
オーステナイト系ステンレス鋼板を使用し、表1に示す
ように直径38.1〜54.0mmの溶接管を製造し
た。溶接管の製造方法としてはロールレス造管法を採用
し、曲げ装置を通過して幅方向にある程度の曲がりが付
与された金属帯Sをシームガイドロールの手前で、図3
で説明した製造装置を使用することにより目的とする溶
接管の曲率に近付けるように更に幅方向に曲げ加工を行
った後、幅方向両端部を突合せ溶接した。本実施例で
は、半径R1 =25mm,角度α=55度の上側カリバ
ー及び半径R2 =60mm,角度β=45度の下側カリ
バーをもち、最小径部の直径dが70mmである成形ロ
ール10,20(図4参照)を備えた2台のロールスタ
ンドを使用した。そして、これら成形ロール10,20
を、ロール軸11,21が垂直線に対し外側に30度か
ら内側に30度までに任意の角度で変更できるように図
3の製造装置に組み込み、ロールスタンドハウジング9
0の高さを30mmの範囲で調節可能にした。
【0011】ロール軸11,21の角度は、入側から1
段目のスタンドで外側に20度,2段目のスタンドで内
側に10度の傾斜となるように設定した。そして、それ
ぞれの成形ロール10,20の位置と素材Sの位置が適
正に維持されるように、ロールスタンドハウジング90
の高さ及び左右のロール軸11,21間距離を調節し
た。また、従来例として、製造しようとする溶接管の設
計曲率半径をRP とするとき、半径が1.2RP 及び
2.0RP のカリバーをもつサイドロールを、ロール軸
が垂直になるように固定されたサイドロールスタンドを
2台使用した。なお、サイドロールとしては、基本的に
は溶接管の直径に合わせた形状であるため、溶接管の直
径に応じて5種類使用した。
【0012】
【表1】
【0013】以上の条件で製造された溶接管について、
断面形状を調査した結果を図6に示す。図6に示すよう
に、従来法で製造された溶接管は、t/Dが1%を超え
て大きくなるに従って真円度が著しく低下しており、
1.2%を超えるt/Dでは成形自体が困難になった。
これは、従来法が製造しようとする溶接管のt/Dに拘
らず、t/D<1%の成形を対象とした形状の成形ロー
ルを使用したため、t/D>1%の溶接管成形に対して
は適正な成形条件が得られなかったことに由来する。こ
れに対し、本発明に従った造管法では、1.2%を超え
るt/Dであっても溶接管の製造が可能であり、しかも
t/Dが1%以下の場合と同程度に良好な真円度を持つ
溶接管が製造された。このことから、寸法が異なる溶接
管の製造にあたっても、成形ロール10,20の位置及
びロール軸11,21の傾斜角度を調節することによ
り、適正な成形条件が容易に得られることが判る。ま
た、本発明に従って製造された溶接管では、成形及び溶
接後にサイジングロールの位置で、一旦溶接部と管底と
の距離が管の幅よりも小さくなるように扁平化すること
により、溶接部近傍の残留応力を軽減することができ
た。その結果、管の長手方向中央部だけでなく、管端を
含む管全長にわたり良好な真円度をもつ溶接管が製造さ
れた。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の製造装
置は、実現しようとする金属帯の成形度合い及び製造し
ようとする溶接管の径に応じて成形ロールのロール軸間
距離,高さ及びロール軸の傾斜角度を調節可能にしてい
る。そのため、一組の成形ロール及び成形スタンドで実
現可能な金属帯の成形度合い及び成形可能な溶接管径の
範囲が大幅に広がり、従来のような試行錯誤によるロー
ル形状の決定作業や溶接管の径に応じたロール交換の作
業が省略でき、高い生産性で種々の径をもつ溶接管が製
造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ロール軸が垂直に固定された従来の成形スタ
ンド
【図2】 ロール軸の傾斜角度を可変にした従来の成形
スタンド
【図3】 本発明に従った成形スタンドを示し、成形ロ
ールを外側に最大傾斜角度で傾けた状態(a)及び内側
に最大傾斜角度で傾けた状態(b)
【図4】 曲率が部分的に異なる周面をもつ成形ロール
のプロフィール
【図5】 成形ロールのロール軸を枢着した上側及び下
側チョックに螺合したチョック移動用ネジ棒
【図6】 ロール軸間距離及びロール軸の傾斜角度を調
節して径が異なる溶接管を製造したとき、本発明の製造
装置では真円度が向上することを従来法と対比して示し
たグラフ
【符号の説明】
10,20:成形ロール 11,21:ロール軸
12:長孔 30,40:上側チョック(第1チョック) 31:
傾動空間部 32,42:枢支ピン 50,60:下側チョック(第2チョック) 51,
61:枢支ピン 70:上側チョック移動用ネジ棒 71,72:ネジ
山 73:センタリング機構 80:上側チョック移動用ネジ棒 81,82:ネジ
山 83:センタリング機構 90:ロールスタンドハウジング 91:連動歯車
92:ベース 93,94:ガイドポスト 9
5,96:スペーサ S:成形中の金属帯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の成形ロールと、各成形ロールのロ
    ール軸が嵌挿され枢着された一対の第1チョックと、前
    記ロール軸の先端が枢着された一対の第2チョックと、
    前記第1チョックが螺合され、互いに逆方向のネジ山が
    左右に刻設された第1チョック移動用ネジ棒と、前記第
    2チョックが螺合され、互いに逆方向のネジ山が左右に
    刻設された第2チョック移動用ネジ棒と、前記第1チョ
    ック移動用ネジ棒及び前記第2チョック移動用ネジ棒の
    両端を回転可能に支持する昇降可能なロールスタンドハ
    ウジングとを備え、前記第1チョック移動用ネジ棒及び
    前記第2チョック移動用ネジ棒の回転により前記ロール
    軸の傾斜角度及び前記成形ロールの間隔が調整される金
    属管の製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の前記第1チョック移動用
    ネジ棒及び前記第2チョック移動用ネジ棒との間に連動
    歯車が設けられている金属管の製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の製造装置に組み込まれ、
    ロール軸方向に関して曲率が部分的に異なる曲面をもつ
    成形ロール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011147992A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Denso Corp 偏平チューブ製造装置および偏平チューブ製造方法
WO2021139384A1 (zh) * 2020-01-08 2021-07-15 大连富地重工机械制造有限公司 一种可调角度的轧机

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