JPH08269269A - 防振ゴム組成物 - Google Patents
防振ゴム組成物Info
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- JPH08269269A JPH08269269A JP9588295A JP9588295A JPH08269269A JP H08269269 A JPH08269269 A JP H08269269A JP 9588295 A JP9588295 A JP 9588295A JP 9588295 A JP9588295 A JP 9588295A JP H08269269 A JPH08269269 A JP H08269269A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン系
共重合体ゴムと非変性液状ポリブタジエンを有機過酸化
物の存在下に溶融混練してなるゴム成分を含有すること
を特徴とする防振ゴム組成物、及びそのゴム組成物を用
いてなる防振ゴム。 【効果】 本発明の防振ゴム組成物は、耐熱老化性や耐
動的疲労性ばかりではなく、金属への接着性、加工性お
よび防振性でも優れた特性が実現される。このため、従
来のEPDM系防振ゴムでは十分に満足の行く結果の得
られなかった高温環境下で大きな荷重がかかる部位、例
えばエンジンマウント等の自動車用防振ゴムの構成材料
としても効果が大きい。
共重合体ゴムと非変性液状ポリブタジエンを有機過酸化
物の存在下に溶融混練してなるゴム成分を含有すること
を特徴とする防振ゴム組成物、及びそのゴム組成物を用
いてなる防振ゴム。 【効果】 本発明の防振ゴム組成物は、耐熱老化性や耐
動的疲労性ばかりではなく、金属への接着性、加工性お
よび防振性でも優れた特性が実現される。このため、従
来のEPDM系防振ゴムでは十分に満足の行く結果の得
られなかった高温環境下で大きな荷重がかかる部位、例
えばエンジンマウント等の自動車用防振ゴムの構成材料
としても効果が大きい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エチレン−α−オレフ
ィン−非共役ジエン系共重合体ゴムをベースとする防振
ゴム組成物に関する。さらに詳しくいえば、自動車のエ
ンジン等を搭載する際に有用な物性、特に金属との接着
性及び加工性の改善されたEPDM系の耐熱防振ゴム組
成物、及びそのゴム組成物を用いてなる防振ゴムに関す
る。
ィン−非共役ジエン系共重合体ゴムをベースとする防振
ゴム組成物に関する。さらに詳しくいえば、自動車のエ
ンジン等を搭載する際に有用な物性、特に金属との接着
性及び加工性の改善されたEPDM系の耐熱防振ゴム組
成物、及びそのゴム組成物を用いてなる防振ゴムに関す
る。
【0002】
【従来の技術とその課題】自動車のエンジン等を搭載す
る際に使用される防振ゴムには、エンジンの振動及びそ
れに伴う騒音を軽減する防振性能に加えて、エンジンの
発生熱に対する耐熱性及びエンジンを機械的に支える支
持性能(強度)が要求される。防振性能の点からは、ゴ
ムは一般的に軟らかい程よいが、軟らかすぎると搭載物
の重量で撓んでその支持位置が変化し、支持物を含む構
成体全体の基本的な性能に悪い影響を及ぼすことにな
る。
る際に使用される防振ゴムには、エンジンの振動及びそ
れに伴う騒音を軽減する防振性能に加えて、エンジンの
発生熱に対する耐熱性及びエンジンを機械的に支える支
持性能(強度)が要求される。防振性能の点からは、ゴ
ムは一般的に軟らかい程よいが、軟らかすぎると搭載物
の重量で撓んでその支持位置が変化し、支持物を含む構
成体全体の基本的な性能に悪い影響を及ぼすことにな
る。
【0003】具体的には、防振性能は振動を伝達する振
動状態のばね定数(動ばね定数)が小さいほどよく、一
方支持性能(強度)は支持剛性を示す静ばね定数が大き
いもの程よく、従って、動ばね定数と静ばね定数との
比、すなわち動倍率(動ばね定数/静ばね定数)の値の
小さいゴムほど防振ゴムとしてすぐれているといえる。
動状態のばね定数(動ばね定数)が小さいほどよく、一
方支持性能(強度)は支持剛性を示す静ばね定数が大き
いもの程よく、従って、動ばね定数と静ばね定数との
比、すなわち動倍率(動ばね定数/静ばね定数)の値の
小さいゴムほど防振ゴムとしてすぐれているといえる。
【0004】この様な防振ゴムとして、現在、天然ゴム
(NR)、及びブタジエンゴム(BR)、スチレンブタ
ジエンゴム(SBR)等の合成ゴムが単独であるいは2
種以上ブレンドして用いられているが、これらのゴムは
主鎖中に2重結合を有するために基本的に耐熱性が悪
く、自動車エンジンルーム等の高温度環境下で長時間使
用するとき物性の低下(熱的劣化及び動的疲労(いわゆ
る、へたり))が著しいという問題がある。かかる問題
を加硫剤と共に加硫促進剤を使用して架橋状態を制御し
解決せんとする試みがされているが、120℃以上の高
温に長時間晒されるエンジンルーム内ではゴムに亀裂が
入り遂には破壊に至る場合がある。
(NR)、及びブタジエンゴム(BR)、スチレンブタ
ジエンゴム(SBR)等の合成ゴムが単独であるいは2
種以上ブレンドして用いられているが、これらのゴムは
主鎖中に2重結合を有するために基本的に耐熱性が悪
く、自動車エンジンルーム等の高温度環境下で長時間使
用するとき物性の低下(熱的劣化及び動的疲労(いわゆ
る、へたり))が著しいという問題がある。かかる問題
を加硫剤と共に加硫促進剤を使用して架橋状態を制御し
解決せんとする試みがされているが、120℃以上の高
温に長時間晒されるエンジンルーム内ではゴムに亀裂が
入り遂には破壊に至る場合がある。
【0005】防振ゴムの耐熱性の問題を、主鎖中に2重
結合を持たない耐熱性のエチレン−プロピレン系ゴムを
ベースとする組成物を使用して解消しようとする提案が
数多くされている。中でも非共役ジエン系モノマー(D
M)との三元共重合体(EPDM)は耐熱性、耐久性、
低コスト等の長所があり広く研究されているが、耐熱
性、防振特性、成形性、接着性などの諸特性を充分満足
させるものは得られていないのが実情である。
結合を持たない耐熱性のエチレン−プロピレン系ゴムを
ベースとする組成物を使用して解消しようとする提案が
数多くされている。中でも非共役ジエン系モノマー(D
M)との三元共重合体(EPDM)は耐熱性、耐久性、
低コスト等の長所があり広く研究されているが、耐熱
性、防振特性、成形性、接着性などの諸特性を充分満足
させるものは得られていないのが実情である。
【0006】例えば、特開平3-227343号には、エチレン
含量が60〜75モル%で特定範囲の粘度及びヨウ素価
を有するエチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体
(EPDM)100重量部に対して、ヨウ素吸着量及び
ジブチルフタレート吸油量の値が特定範囲にある分散性
に優れたカーボンブラックを配合した耐熱防振性ゴム組
成物が開示され、特開平5-86236 号には、エチレン含量
が60〜73モル%であるエチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体ゴム90〜60重量%とエチレン含量が50
〜78モル%である液状エチレン−プロピレン共重合体
10〜40重量%からなるエチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体ゴムが開示されているが、これらの組成物で
は硫黄系の加硫剤を用いて加硫させるために、耐へたり
性がなお不十分であり、エンジン等耐熱性を要求される
装置の搭載用材料としては実用に供し得るものではなか
った。
含量が60〜75モル%で特定範囲の粘度及びヨウ素価
を有するエチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体
(EPDM)100重量部に対して、ヨウ素吸着量及び
ジブチルフタレート吸油量の値が特定範囲にある分散性
に優れたカーボンブラックを配合した耐熱防振性ゴム組
成物が開示され、特開平5-86236 号には、エチレン含量
が60〜73モル%であるエチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体ゴム90〜60重量%とエチレン含量が50
〜78モル%である液状エチレン−プロピレン共重合体
10〜40重量%からなるエチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体ゴムが開示されているが、これらの組成物で
は硫黄系の加硫剤を用いて加硫させるために、耐へたり
性がなお不十分であり、エンジン等耐熱性を要求される
装置の搭載用材料としては実用に供し得るものではなか
った。
【0007】そこで、本出願人は、先に硫黄系の加硫剤
を使用せず有機パーオキサイド(ジクミルパーオキサイ
ド)を用いて、特定の分子量と粘度を有するエチレン−
プロピレン−非共役ジエン共重合体100重量部と特定
の吸油量(ジブチルフタレート吸収量)を有するカーボ
ンブラックとを30重量部以上の割合で配合してなる組
成物を架橋したゴム(特開平 6-63219号)、及び同じく
パーオキサイドを用いて特定の分子量と粘度を有するエ
チレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体100重量
部と架橋助剤(トリアリルイソシアヌレート、エチレン
ジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタク
リレート等)を3〜10重量部の割合で配合してなる組
成物を架橋してなるゴム(特開平 6-63115号)を提案し
た。
を使用せず有機パーオキサイド(ジクミルパーオキサイ
ド)を用いて、特定の分子量と粘度を有するエチレン−
プロピレン−非共役ジエン共重合体100重量部と特定
の吸油量(ジブチルフタレート吸収量)を有するカーボ
ンブラックとを30重量部以上の割合で配合してなる組
成物を架橋したゴム(特開平 6-63219号)、及び同じく
パーオキサイドを用いて特定の分子量と粘度を有するエ
チレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体100重量
部と架橋助剤(トリアリルイソシアヌレート、エチレン
ジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタク
リレート等)を3〜10重量部の割合で配合してなる組
成物を架橋してなるゴム(特開平 6-63115号)を提案し
た。
【0008】これらのゴム組成物は、高温における耐熱
性(動的な耐疲労性及び耐久性)に優れ、自動車のエン
ジンルーム内などに好適に使用することができるが、未
架橋ゴムを成形後加熱し架橋したときの金属材料との接
着性に劣る。また、加工性を改善するために軟化剤(伸
展オイル)を添加すると静ばね定数が低下し、静ばね定
数を改善するためにカーボンブラック等の充填剤を配合
すると動特性が悪くなるという問題があり、防振材とし
て要求される動特性と加工性との両立が困難である。
性(動的な耐疲労性及び耐久性)に優れ、自動車のエン
ジンルーム内などに好適に使用することができるが、未
架橋ゴムを成形後加熱し架橋したときの金属材料との接
着性に劣る。また、加工性を改善するために軟化剤(伸
展オイル)を添加すると静ばね定数が低下し、静ばね定
数を改善するためにカーボンブラック等の充填剤を配合
すると動特性が悪くなるという問題があり、防振材とし
て要求される動特性と加工性との両立が困難である。
【0009】EPDM系ゴムと金属材料の接着性は液状
ジエン系ゴムを添加することにより改善されることが特
開昭56-59853号に示されているが、加硫剤として使用さ
れる硫黄が液状ジエン系ゴムと反応するためEPDMが
加硫しにくい。また、加硫した場合でも耐熱へたり性が
著しく劣り本用途には使用できない。従って、本発明の
課題は、耐熱性のEPDM系ゴムポリマーをベースとす
る防振ゴム組成物における、上記接着性と加工性の問題
点を改善することにある。
ジエン系ゴムを添加することにより改善されることが特
開昭56-59853号に示されているが、加硫剤として使用さ
れる硫黄が液状ジエン系ゴムと反応するためEPDMが
加硫しにくい。また、加硫した場合でも耐熱へたり性が
著しく劣り本用途には使用できない。従って、本発明の
課題は、耐熱性のEPDM系ゴムポリマーをベースとす
る防振ゴム組成物における、上記接着性と加工性の問題
点を改善することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記EP
DM系ゴム組成物の耐熱防振特性を損なうことなく、接
着性と加工性の改善を図るべく有機パーオキサイドを架
橋剤に使用する系について鋭意検討した結果、特定の未
変性ポリブタジエンを配合すると混練が容易となるため
成形性が改善され、さらに混練成形後金属材料上で加熱
架橋したときの接着力も著しく向上することを確認し本
発明を完成するに至った。
DM系ゴム組成物の耐熱防振特性を損なうことなく、接
着性と加工性の改善を図るべく有機パーオキサイドを架
橋剤に使用する系について鋭意検討した結果、特定の未
変性ポリブタジエンを配合すると混練が容易となるため
成形性が改善され、さらに混練成形後金属材料上で加熱
架橋したときの接着力も著しく向上することを確認し本
発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明は以下の防振ゴム組成物
を提供する。 1) エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン系共重
合体ゴムと非変性液状ポリブタジエンを有機過酸化物の
存在下に混練してなるゴム成分を含有することを特徴と
する防振ゴム組成物。 2) 非変性液状ポリブタジエンが1,2結合(ミクロ
構造)70%以下で粘度が600poise (25℃)以下
であることを特徴とする前記1に記載の防振ゴム組成
物。 3) 非変性液状ポリブタジエンの添加量がエチレン−
α−オレフィン−非共役ジエン系共重合体ゴム100重
量部に対して5〜40重量部である前記1に記載の防振
ゴム組成物。
を提供する。 1) エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン系共重
合体ゴムと非変性液状ポリブタジエンを有機過酸化物の
存在下に混練してなるゴム成分を含有することを特徴と
する防振ゴム組成物。 2) 非変性液状ポリブタジエンが1,2結合(ミクロ
構造)70%以下で粘度が600poise (25℃)以下
であることを特徴とする前記1に記載の防振ゴム組成
物。 3) 非変性液状ポリブタジエンの添加量がエチレン−
α−オレフィン−非共役ジエン系共重合体ゴム100重
量部に対して5〜40重量部である前記1に記載の防振
ゴム組成物。
【0012】4) エチレン−α−オレフィン−非共役
ジエン系共重合体ゴムがエチレン含有量が60〜80モ
ル%であり分子量が20万以上である前記1に記載の防
振ゴム組成物。 5) 有機過酸化物がエチレン−α−オレフィン−非共
役ジエン系共重合体ゴム100重量部に対して 2.5〜8
重量部配合される前記1に記載の防振ゴム組成物。 6) α−オレフィンがプロピレンである前記1に記載
の防振ゴム組成物。 7) 前記1乃至6のいずれかの項に記載の防振ゴム組
成物を用いてなる防振ゴム。
ジエン系共重合体ゴムがエチレン含有量が60〜80モ
ル%であり分子量が20万以上である前記1に記載の防
振ゴム組成物。 5) 有機過酸化物がエチレン−α−オレフィン−非共
役ジエン系共重合体ゴム100重量部に対して 2.5〜8
重量部配合される前記1に記載の防振ゴム組成物。 6) α−オレフィンがプロピレンである前記1に記載
の防振ゴム組成物。 7) 前記1乃至6のいずれかの項に記載の防振ゴム組
成物を用いてなる防振ゴム。
【0013】以下、本発明の防振ゴム組成物について詳
しく説明する。
しく説明する。
【ゴムポリマー】本発明で使用するエチレン−α−オレ
フィン−非共役ジエン共重合体ゴムはエチレンとα−オ
レフィンを主成分とし非共役ジエン成分を含む無定型ラ
ンダムな弾性共重合体である。α−オレフィンの例とし
てはプロピレン、ブチレン(1−ブテン)、イソブチレ
ン(2−メチルプロペン)、1−ペンテン等が挙げられ
る。特にプロピレンが好ましい。ゴムポリマーを構成す
る非共役ジエンモノマーは炭素数5〜20の非共役ジエ
ンであり、例えば1,4−ペンタジエン、1,4−ヘキ
サジエン、1,5−ヘキサジエン、2,5−ジメチル−
1,5−ヘキサジエンおよび1,4−オクタジエンや、
例えば1,4−シクロヘキサジエン、シクロオクタジエ
ン、ジシクロペンタジエンなどの環状ジエン、例えば5
−エチリデン−2−ノルボルネン、5−ブチリデン−2
−ノルボルネン、2−メタリル−5−ノルボルネンおよ
び2−イソプロペニル−5−ノルボルネンなどのアルケ
ニルノルボルネン等が挙げられる。上記非共役ジエンの
中では、ジクロロペンタジエン、5−エチリデン−2−
ノルボルネンが好ましく用いられる。
フィン−非共役ジエン共重合体ゴムはエチレンとα−オ
レフィンを主成分とし非共役ジエン成分を含む無定型ラ
ンダムな弾性共重合体である。α−オレフィンの例とし
てはプロピレン、ブチレン(1−ブテン)、イソブチレ
ン(2−メチルプロペン)、1−ペンテン等が挙げられ
る。特にプロピレンが好ましい。ゴムポリマーを構成す
る非共役ジエンモノマーは炭素数5〜20の非共役ジエ
ンであり、例えば1,4−ペンタジエン、1,4−ヘキ
サジエン、1,5−ヘキサジエン、2,5−ジメチル−
1,5−ヘキサジエンおよび1,4−オクタジエンや、
例えば1,4−シクロヘキサジエン、シクロオクタジエ
ン、ジシクロペンタジエンなどの環状ジエン、例えば5
−エチリデン−2−ノルボルネン、5−ブチリデン−2
−ノルボルネン、2−メタリル−5−ノルボルネンおよ
び2−イソプロペニル−5−ノルボルネンなどのアルケ
ニルノルボルネン等が挙げられる。上記非共役ジエンの
中では、ジクロロペンタジエン、5−エチリデン−2−
ノルボルネンが好ましく用いられる。
【0014】ゴムポリマーのエチレン含有量は60〜8
0モル%、分子量は20万以上が好ましい。エチレン含
有量が60未満では加工性に難点がある。一方80を超
えると低温時の防振特性が悪くなる。分子量が20万未
満では耐熱性、耐疲労性に問題がある。上記の特性を示
すゴムポリマーは市販品の中から適宜選択して使用する
ことができる。
0モル%、分子量は20万以上が好ましい。エチレン含
有量が60未満では加工性に難点がある。一方80を超
えると低温時の防振特性が悪くなる。分子量が20万未
満では耐熱性、耐疲労性に問題がある。上記の特性を示
すゴムポリマーは市販品の中から適宜選択して使用する
ことができる。
【0015】
【未変性液状ポリブタジエン】ゴムポリマーに対して未
変性液状ポリブタジエンとパーオキサイドを配合する
と、金属材料上に所定の形状に成形し架橋したときの接
着力が格段に向上する。なお、未変性液状ポリブタジエ
ンに代え、変性したポリブタジエンでは接着力の改善は
みられない。未変性液状ポリブタジエンを配合すること
により架橋前の混練操作が容易になるだけでなく、その
充填混練を容易に行なうことができ、更に支持性能を高
めるために添加するカーボンブラックの充填混練をも容
易に行なうことが出来るなど加工性が向上する。
変性液状ポリブタジエンとパーオキサイドを配合する
と、金属材料上に所定の形状に成形し架橋したときの接
着力が格段に向上する。なお、未変性液状ポリブタジエ
ンに代え、変性したポリブタジエンでは接着力の改善は
みられない。未変性液状ポリブタジエンを配合すること
により架橋前の混練操作が容易になるだけでなく、その
充填混練を容易に行なうことができ、更に支持性能を高
めるために添加するカーボンブラックの充填混練をも容
易に行なうことが出来るなど加工性が向上する。
【0016】未変性液状ポリブタジエンとしては、赤外
線分光光度計により測定される1,2−結合(ミクロ構
造)が70モル%以下、粘度が600poise (25℃)
以下のものが使用される。このような液状ポリブタジエ
ンは市販されているものから適宜選択使用することがで
きる。1,2−結合(ミクロ構造)が70モル%を超え
るものでは十分な接着力が得られず防振ゴムとして使用
できない。粘度が600poise を超えものでは混練作業
が困難で加工性に問題がある。
線分光光度計により測定される1,2−結合(ミクロ構
造)が70モル%以下、粘度が600poise (25℃)
以下のものが使用される。このような液状ポリブタジエ
ンは市販されているものから適宜選択使用することがで
きる。1,2−結合(ミクロ構造)が70モル%を超え
るものでは十分な接着力が得られず防振ゴムとして使用
できない。粘度が600poise を超えものでは混練作業
が困難で加工性に問題がある。
【0017】
【有機過酸化物】本発明においては、架橋剤に主として
有機過酸化物(有機パーオキサイド)を用いて架橋す
る。かかるパーオキサイドの具体例としては、ベンゾイ
ルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−
ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイ
ド、メチルエチルケトンパーオキサイド、クメンハイド
ロパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
シン−3あるいは1,3−ビス(t−ブチルパーオキシ
プロピル)ベンゼン、ジ−t−ブチルパーオキシ−ジイ
ソプロピルベンゼン、t−ブチルパーオキシベンゼン、
2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、1,1−
ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシ
ロキサン、n−ブチル−4.4−ジ−t−ブチルパーオ
キシバレレート等が挙げられる。これらの中で、ジクミ
ルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゼン及び
ジ−t−ブチルパーオキシ−ジイソプロピルベンゼンが
好ましい。
有機過酸化物(有機パーオキサイド)を用いて架橋す
る。かかるパーオキサイドの具体例としては、ベンゾイ
ルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−
ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイ
ド、メチルエチルケトンパーオキサイド、クメンハイド
ロパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
シン−3あるいは1,3−ビス(t−ブチルパーオキシ
プロピル)ベンゼン、ジ−t−ブチルパーオキシ−ジイ
ソプロピルベンゼン、t−ブチルパーオキシベンゼン、
2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、1,1−
ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシ
ロキサン、n−ブチル−4.4−ジ−t−ブチルパーオ
キシバレレート等が挙げられる。これらの中で、ジクミ
ルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゼン及び
ジ−t−ブチルパーオキシ−ジイソプロピルベンゼンが
好ましい。
【0018】
【成分の配合割合】本発明において、エチレン−α−オ
レフィン−非共役ジエン系共重合体ゴムと非変性液状ポ
リブタジエンの配合割合はエチレン−α−オレフィン−
非共役ジエン系共重合体ゴム100重量部に対して非変
性液状ポリブタジエン40重量部以下、好ましくは5〜
40重量部である。非変性液状ポリブタジエンの配合量
が40重量部を超えると耐熱物性が悪くなり防振ゴムと
して使用困難となる。また、5重量部未満では接着力の
改善がみられない。パーオキサイドの配合量はエチレン
−α−オレフィン−非共役ジエン系共重合体ゴム100
重量部に対して2〜8.5 重量部、好ましくは2.5 〜7重
量部である。2重量部未満では、架橋が十分起こらず動
的物性(耐ヘタリ性)が低下する。また, 8.5重量部を
超えると架橋密度が過大になって物性が悪くなり、それ
に伴い耐久性も低下する。
レフィン−非共役ジエン系共重合体ゴムと非変性液状ポ
リブタジエンの配合割合はエチレン−α−オレフィン−
非共役ジエン系共重合体ゴム100重量部に対して非変
性液状ポリブタジエン40重量部以下、好ましくは5〜
40重量部である。非変性液状ポリブタジエンの配合量
が40重量部を超えると耐熱物性が悪くなり防振ゴムと
して使用困難となる。また、5重量部未満では接着力の
改善がみられない。パーオキサイドの配合量はエチレン
−α−オレフィン−非共役ジエン系共重合体ゴム100
重量部に対して2〜8.5 重量部、好ましくは2.5 〜7重
量部である。2重量部未満では、架橋が十分起こらず動
的物性(耐ヘタリ性)が低下する。また, 8.5重量部を
超えると架橋密度が過大になって物性が悪くなり、それ
に伴い耐久性も低下する。
【0019】
【その他の添加剤】また、本発明の防振ゴム組成物に
は、架橋助剤、充填剤、軟化剤を添加して用いてもよ
い。架橋助剤は過酸化物架橋において、ポリマーのラジ
カル切断を抑制し架橋効果を向上させるための添加剤で
あり、ゴムポリマー100重量部に対し3〜10重量部
程度用いることができる。架橋助剤の例としては、テト
ラヒドロフルフリルメタクリレート、エチレンジメタク
リレート、1,3−ブチレンジメタクリレート、1,4
−メチレンジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオー
ルジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタク
リレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、2,2′−
ビス(4−メタクリロキシジエトキシフェニル)プロパ
ン、2,2′−ビス(4−アクリロキシジエトキシフェ
ニル)プロパン、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリアクリレート、3−クロロ−2
−ヒドロキシプロピルメタクリレート、オリゴエステル
アクリレート、アルミニウム(メタ)アクリレート、ジ
ンク(メタ)アクリレート、マグネシウム(メタ)アク
リレート、カルシウム(メタ)アクリレート等の(メ
タ)アクリレート類、トリアリルイソシアヌレート、ト
リアリルシアヌレート、トリアリルトリメリテート、ジ
アリルフタレート、ジアリルクロレンデート等のアリル
化合物、ジビニルベンゼン、2−ビニルピリジン、N,
N′−メチレンビスアクリルアミド、p−キノンジオキ
シム、p,p′−ジベンゾイルキノンジオキシム、ジペ
ンタメチレンチウラムテトラスルフィド、硫黄等が挙げ
られる。
は、架橋助剤、充填剤、軟化剤を添加して用いてもよ
い。架橋助剤は過酸化物架橋において、ポリマーのラジ
カル切断を抑制し架橋効果を向上させるための添加剤で
あり、ゴムポリマー100重量部に対し3〜10重量部
程度用いることができる。架橋助剤の例としては、テト
ラヒドロフルフリルメタクリレート、エチレンジメタク
リレート、1,3−ブチレンジメタクリレート、1,4
−メチレンジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオー
ルジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタク
リレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、2,2′−
ビス(4−メタクリロキシジエトキシフェニル)プロパ
ン、2,2′−ビス(4−アクリロキシジエトキシフェ
ニル)プロパン、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリアクリレート、3−クロロ−2
−ヒドロキシプロピルメタクリレート、オリゴエステル
アクリレート、アルミニウム(メタ)アクリレート、ジ
ンク(メタ)アクリレート、マグネシウム(メタ)アク
リレート、カルシウム(メタ)アクリレート等の(メ
タ)アクリレート類、トリアリルイソシアヌレート、ト
リアリルシアヌレート、トリアリルトリメリテート、ジ
アリルフタレート、ジアリルクロレンデート等のアリル
化合物、ジビニルベンゼン、2−ビニルピリジン、N,
N′−メチレンビスアクリルアミド、p−キノンジオキ
シム、p,p′−ジベンゾイルキノンジオキシム、ジペ
ンタメチレンチウラムテトラスルフィド、硫黄等が挙げ
られる。
【0020】充填剤の例としては、カーボンブラック、
炭酸カルシウム、タルク、シリカ等が挙げられる。これ
らはゴムポリマー100重量部に対し20〜100重量
部程度用いることができる。軟化剤は上記のゴムポリマ
ー100重量部に対して100重量部程度まで用いられ
る。軟化剤の例としては、プロセルオイル、潤滑油、パ
ラフィン、流動パラフィン、石油アスファルト、ワセリ
ン等の石油系軟化剤等が挙げられ、特にプロセスオイル
が好ましく使用される。以上の添加剤のほか、老化防止
剤、可塑剤、安定剤、加工助剤、着色剤等の慣用の配合
剤を用いてもよい。
炭酸カルシウム、タルク、シリカ等が挙げられる。これ
らはゴムポリマー100重量部に対し20〜100重量
部程度用いることができる。軟化剤は上記のゴムポリマ
ー100重量部に対して100重量部程度まで用いられ
る。軟化剤の例としては、プロセルオイル、潤滑油、パ
ラフィン、流動パラフィン、石油アスファルト、ワセリ
ン等の石油系軟化剤等が挙げられ、特にプロセスオイル
が好ましく使用される。以上の添加剤のほか、老化防止
剤、可塑剤、安定剤、加工助剤、着色剤等の慣用の配合
剤を用いてもよい。
【0021】
【製造方法】本発明の防振ゴム組成物は、上記のゴムポ
リマー、未変性ポリブタジエン、有機過酸化物及びその
他の添加剤を用いて常法により製造することができる。
リマー、未変性ポリブタジエン、有機過酸化物及びその
他の添加剤を用いて常法により製造することができる。
【0022】本発明の防振ゴムは、無機物、特に金属か
らなる基体との接着性が良好である。このような基体金
属の種類は特に限定されず、鋼や鋳鉄などの鉄、アルミ
ニウム、銅その他、通常のすべての金属に対する接着性
が改善される。したがって、本発明の防振ゴムは各種の
車両や機械あるいは橋梁・鉄道軌道等の構造物に用いる
防振ゴム用の構成部材として有効に用いられ、特にエン
ジンマウントを始めとして、ボディマウント、キャブマ
ウント、メンバーマウント、ストラットバークッショ
ン、センタベアリングサポート、トーショナルダンパ
ー、ステアリングラバーカップリング、テンションロッ
ドブッシュ、ロアーリングブッシュ、アームブッシュ、
バンプストラッパー、FFエンジンロールストッパー、
マフラーハンガー等の各種の自動車用防振ゴムの構成部
材として好適である。
らなる基体との接着性が良好である。このような基体金
属の種類は特に限定されず、鋼や鋳鉄などの鉄、アルミ
ニウム、銅その他、通常のすべての金属に対する接着性
が改善される。したがって、本発明の防振ゴムは各種の
車両や機械あるいは橋梁・鉄道軌道等の構造物に用いる
防振ゴム用の構成部材として有効に用いられ、特にエン
ジンマウントを始めとして、ボディマウント、キャブマ
ウント、メンバーマウント、ストラットバークッショ
ン、センタベアリングサポート、トーショナルダンパ
ー、ステアリングラバーカップリング、テンションロッ
ドブッシュ、ロアーリングブッシュ、アームブッシュ、
バンプストラッパー、FFエンジンロールストッパー、
マフラーハンガー等の各種の自動車用防振ゴムの構成部
材として好適である。
【0023】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明は下記の記載により限定
されるものではない。なお、各実施例および比較例にお
いて、原料及び添加剤としては、以下のものを使用し
た。 [エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン共重合体] EPDM−1:エチレン−プロピレン−非共役ジエン共
重合体(EPDM) (住友化学株式会社製「エスプレン601」(エチレン
含有量:62%,ML1+3 (121℃):63)100重量
部に対し70重量部のパラフィンオイルを配合し油展し
たものを用いた。 [未変性ポリブタジエン(BR)]下表に示す粘度(2
5℃)および1,2結合%を有する未変性ポリブタジエ
ンを用いた。表2及び表3においてBR−1〜BR−5
の記号で示す。
らに詳細に説明するが、本発明は下記の記載により限定
されるものではない。なお、各実施例および比較例にお
いて、原料及び添加剤としては、以下のものを使用し
た。 [エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン共重合体] EPDM−1:エチレン−プロピレン−非共役ジエン共
重合体(EPDM) (住友化学株式会社製「エスプレン601」(エチレン
含有量:62%,ML1+3 (121℃):63)100重量
部に対し70重量部のパラフィンオイルを配合し油展し
たものを用いた。 [未変性ポリブタジエン(BR)]下表に示す粘度(2
5℃)および1,2結合%を有する未変性ポリブタジエ
ンを用いた。表2及び表3においてBR−1〜BR−5
の記号で示す。
【0024】
【表1】 記号 粘度(poise) 1,2結合% 変性 BR−1 15 65 な し BR−2 500 65 〃 BR−3 350 90 〃 BR−4 200 90 グリコール変性 BR−5 3000 65 エポキシ変性
【0025】カーボンブラック:FEEカーボンブラッ
ク(旭カーボン株式会社製)、亜鉛華(ZnO)(三井
金属工業株式会社製)、ステアリン酸(花王株式会社
製)、 老化防止剤:2−メルカプトベンズイミダゾール(表2
〜3及び以下の文中MBで表わす)2,2,4−トリメ
チル−1,2−ジヒドロキノリン重合体(表2及び以下
の文中RDで表わす)、 架橋剤:ジクミルパーオキサイド(日本油脂株式会社製
「パークミルD」)
ク(旭カーボン株式会社製)、亜鉛華(ZnO)(三井
金属工業株式会社製)、ステアリン酸(花王株式会社
製)、 老化防止剤:2−メルカプトベンズイミダゾール(表2
〜3及び以下の文中MBで表わす)2,2,4−トリメ
チル−1,2−ジヒドロキノリン重合体(表2及び以下
の文中RDで表わす)、 架橋剤:ジクミルパーオキサイド(日本油脂株式会社製
「パークミルD」)
【0026】実施例1 上記油展EPDM−1(170重量部)に未変性ポリブ
タジエンBR−1(10重量部)、亜鉛華(5重量
部)、ステアリン酸(1重量部)、MB(1重量部)、
RD(0.25重量部)及びFEFカーボンブラック(50
重量部)を添加しバンバリーミキサーにて混練した。こ
のようにして得られた混練物を70℃以下まで冷却した
後、ジクミルパーオキサイド(6重量部)を添加しロー
ルにて50〜60℃でさらに混練して配合ゴム組成物を
得た。得られた配合ゴム組成物を後述のように成形、架
橋して試験片とし、これを用いて常態特性(ブランク物
性)、老化物性、接着性、動特性を測定した。また、ロ
ール加工性の評価試験も行なった。結果を表2〜3に示
す。
タジエンBR−1(10重量部)、亜鉛華(5重量
部)、ステアリン酸(1重量部)、MB(1重量部)、
RD(0.25重量部)及びFEFカーボンブラック(50
重量部)を添加しバンバリーミキサーにて混練した。こ
のようにして得られた混練物を70℃以下まで冷却した
後、ジクミルパーオキサイド(6重量部)を添加しロー
ルにて50〜60℃でさらに混練して配合ゴム組成物を
得た。得られた配合ゴム組成物を後述のように成形、架
橋して試験片とし、これを用いて常態特性(ブランク物
性)、老化物性、接着性、動特性を測定した。また、ロ
ール加工性の評価試験も行なった。結果を表2〜3に示
す。
【0027】1)ブランク物性 配合ゴム組成物を成形し170℃で20分間加熱して架
橋しダンベル型試験片(JIS K6301 )を得た。この試験
片を用いてJIS K6301 に記載の方法に従い測定温度25
℃、引張速度500mm/分の条件で引っ張り試験を行
ない、100%モジュラス(M100)、引張り強さ(T
B)(kgf/cm2)および破断伸び(EB)(%)
を測定した。また、硬さ(HS)についても同じくJIS
K6301 に記載の方法に従いスプリング硬さをJIS A 硬度
計により測定した。
橋しダンベル型試験片(JIS K6301 )を得た。この試験
片を用いてJIS K6301 に記載の方法に従い測定温度25
℃、引張速度500mm/分の条件で引っ張り試験を行
ない、100%モジュラス(M100)、引張り強さ(T
B)(kgf/cm2)および破断伸び(EB)(%)
を測定した。また、硬さ(HS)についても同じくJIS
K6301 に記載の方法に従いスプリング硬さをJIS A 硬度
計により測定した。
【0028】2)老化物性 ブランク物性試験と同様にして作製した試験片を120
℃で240時間保持し、試験後の100%モジュラス
(M100)、引張り強さ(TB)(kgf/cm2)、破
断伸び(EB)(%)および硬さ(HS)を同様に測定
した。結果を表2〜3に示す。なお、表中、TB、EB
の測定値の後に加熱による各物性値の変化率(%)を括
弧で囲って付記した。HSについては加熱による硬度の
増減を付記した。
℃で240時間保持し、試験後の100%モジュラス
(M100)、引張り強さ(TB)(kgf/cm2)、破
断伸び(EB)(%)および硬さ(HS)を同様に測定
した。結果を表2〜3に示す。なお、表中、TB、EB
の測定値の後に加熱による各物性値の変化率(%)を括
弧で囲って付記した。HSについては加熱による硬度の
増減を付記した。
【0029】3)接着性 直径40.5mmの円盤型金具(片面に軸方向に延びる把手
を有するもの)を2枚用意し、それぞれの試験面(把手
が付いていない方の面)を脱脂、研磨処理し、下塗り用
のハロゲン化ゴム系接着剤を塗布し乾燥させた。下塗り
面が乾燥した後、さらにその上に上塗り接着剤(ハロゲ
ン化ゴム系接着剤)を塗布し乾燥させた。次いで、この
2つの金具の試験面を平行に向き合わせて上記配合ゴム
組成物を挟み込み、165℃×40分で加硫接着させ
た。加硫後のゴム部は、厚みが14.8mmで、直径が35.7
mmの円筒形状であった。このテストピースを一方の金
具の把手により固定し、他方の金具の把手を軸方向に引
っ張りゴムを破断ないし剥離させた。この時に要した最
大荷重を接着力とし、破断面の状態と併せて接着性の評
価を行なった。なお、表中、破断面状態の記号の意味は
以下の通りである。 R:ゴム破断(%)、 RC:ゴムと上塗り面の間で破断(%)。
を有するもの)を2枚用意し、それぞれの試験面(把手
が付いていない方の面)を脱脂、研磨処理し、下塗り用
のハロゲン化ゴム系接着剤を塗布し乾燥させた。下塗り
面が乾燥した後、さらにその上に上塗り接着剤(ハロゲ
ン化ゴム系接着剤)を塗布し乾燥させた。次いで、この
2つの金具の試験面を平行に向き合わせて上記配合ゴム
組成物を挟み込み、165℃×40分で加硫接着させ
た。加硫後のゴム部は、厚みが14.8mmで、直径が35.7
mmの円筒形状であった。このテストピースを一方の金
具の把手により固定し、他方の金具の把手を軸方向に引
っ張りゴムを破断ないし剥離させた。この時に要した最
大荷重を接着力とし、破断面の状態と併せて接着性の評
価を行なった。なお、表中、破断面状態の記号の意味は
以下の通りである。 R:ゴム破断(%)、 RC:ゴムと上塗り面の間で破断(%)。
【0030】4)動特性 配合ゴム組成物を170℃で30分間加熱することによ
り架橋した直径50mm、高さ25mmの円柱体形状の
試験片を作製し、その上面および下面に直径60mm厚
さ6mmの円形金具をそれぞれ取り付け、静ばね定数
(Ks)、動ばね定数(Kd100)を測定し、動倍率
(Kd100/Ks)を求めた。静ばね定数は、上記の円
柱体形状の試験片を円柱の軸方向に軸方向に7mm圧縮
し、2回目の往きの荷重撓み曲線から1.5mmと3.5mm
の撓み時の荷重を読み取り計算した。動ばね定数は、試
験片を軸方向に2.5mm圧縮し、この2.5mm圧縮の位置
を中心に、下方から100Hzの周波数により振幅±0.
05mmの定変位調和圧縮振動を加え、試験片上方に取り
付けたロードセルにて動的荷重を測定し、JIS K6394に
準拠して計算した。動倍率はこれらの値の比である。
り架橋した直径50mm、高さ25mmの円柱体形状の
試験片を作製し、その上面および下面に直径60mm厚
さ6mmの円形金具をそれぞれ取り付け、静ばね定数
(Ks)、動ばね定数(Kd100)を測定し、動倍率
(Kd100/Ks)を求めた。静ばね定数は、上記の円
柱体形状の試験片を円柱の軸方向に軸方向に7mm圧縮
し、2回目の往きの荷重撓み曲線から1.5mmと3.5mm
の撓み時の荷重を読み取り計算した。動ばね定数は、試
験片を軸方向に2.5mm圧縮し、この2.5mm圧縮の位置
を中心に、下方から100Hzの周波数により振幅±0.
05mmの定変位調和圧縮振動を加え、試験片上方に取り
付けたロードセルにて動的荷重を測定し、JIS K6394に
準拠して計算した。動倍率はこれらの値の比である。
【0031】5)ロール加工性 配合ゴム組成物(架橋前)を混練してこれをロール(外
径:8インチ)に巻き付けるときにロールからゴム組成
物が浮いてしまうかどうかを実験し、その結果を加工性
として評価した。ロールから浮かなかったものを○、や
や浮き気味のものを△、完全に浮いてしまったものを×
とした。
径:8インチ)に巻き付けるときにロールからゴム組成
物が浮いてしまうかどうかを実験し、その結果を加工性
として評価した。ロールから浮かなかったものを○、や
や浮き気味のものを△、完全に浮いてしまったものを×
とした。
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】実施例2〜4、比較例1〜5 添加するポリブタジエンの種類及び添加量を変えた他は
実施例1と同様にして配合ゴム組成物を調整し、実施例
1と同様に物性値を測定した。結果を併せて表2〜3に
示す。表に示す通り、EPDMに未変性ポリブタジエン
を添加した実施例では、ポリブタジエンを添加しない対
照例(比較例1)と比べ接着性が10倍近く改善され
る。また、変性ポリブタジエンを用いた場合は、その粘
度が実施例と同水準であっても(比較例2)接着性はほ
とんど改善されず、粘度を高めた場合(比較例3)は接
着性に多少の改善は見られても加工性が著しく低下す
る。未変性ポリブタジエンであっても1,2結合%が9
0%を超えるものを用いた場合(比較例4)には接着性
が低く、破断伸びが低い。また、未変性ポリブタジエン
の1,2結合%が増えるにつれ破断伸びは低下している
ことから、実際的には1,2結合%は70%程度(実施
例4)が上限となる。さらに、未変性ポリブタジエンを
40phr以上配合した場合(比較例5)では破断伸び
および静ばね定数が低く動特性の面から実用に適さな
い。
実施例1と同様にして配合ゴム組成物を調整し、実施例
1と同様に物性値を測定した。結果を併せて表2〜3に
示す。表に示す通り、EPDMに未変性ポリブタジエン
を添加した実施例では、ポリブタジエンを添加しない対
照例(比較例1)と比べ接着性が10倍近く改善され
る。また、変性ポリブタジエンを用いた場合は、その粘
度が実施例と同水準であっても(比較例2)接着性はほ
とんど改善されず、粘度を高めた場合(比較例3)は接
着性に多少の改善は見られても加工性が著しく低下す
る。未変性ポリブタジエンであっても1,2結合%が9
0%を超えるものを用いた場合(比較例4)には接着性
が低く、破断伸びが低い。また、未変性ポリブタジエン
の1,2結合%が増えるにつれ破断伸びは低下している
ことから、実際的には1,2結合%は70%程度(実施
例4)が上限となる。さらに、未変性ポリブタジエンを
40phr以上配合した場合(比較例5)では破断伸び
および静ばね定数が低く動特性の面から実用に適さな
い。
【0035】
【発明の効果】本発明の耐熱防振ゴム組成物は、天然ゴ
ム系防振ゴムでは実現できなかった耐熱老化性を有す
る。また、本発明の耐熱防振ゴム組成物は、パーオキサ
イドによる過酸化物架橋と所定配合量の液状ポリブタジ
エンとを組み合わせて用いた結果、耐熱老化性や耐動的
疲労性ばかりではなく、金属への接着性、加工性および
防振性でも優れた特性が実現される。このため、従来の
EPDM系防振ゴムでは十分に満足の行く結果の得られ
なかった高温環境下で大きな荷重がかかる部位、例えば
エンジンマウント等の自動車用防振ゴムの構成材料とし
ても効果が大きい。
ム系防振ゴムでは実現できなかった耐熱老化性を有す
る。また、本発明の耐熱防振ゴム組成物は、パーオキサ
イドによる過酸化物架橋と所定配合量の液状ポリブタジ
エンとを組み合わせて用いた結果、耐熱老化性や耐動的
疲労性ばかりではなく、金属への接着性、加工性および
防振性でも優れた特性が実現される。このため、従来の
EPDM系防振ゴムでは十分に満足の行く結果の得られ
なかった高温環境下で大きな荷重がかかる部位、例えば
エンジンマウント等の自動車用防振ゴムの構成材料とし
ても効果が大きい。
Claims (7)
- 【請求項1】 エチレン−α−オレフィン−非共役ジエ
ン系共重合体ゴムと非変性液状ポリブタジエンを有機過
酸化物の存在下に混練してなるゴム成分を含有すること
を特徴とする防振ゴム組成物。 - 【請求項2】 非変性液状ポリブタジエンが、1,2結
合70モル%以下で粘度が600poise (25℃)以下
であることを特徴とする請求項1に記載の防振ゴム組成
物。 - 【請求項3】 非変性液状ポリブタジエンの添加量がエ
チレン−α−オレフィン−非共役ジエン系共重合体ゴム
100重量部に対して5〜40重量部である請求項1に
記載の防振ゴム組成物。 - 【請求項4】 エチレン−α−オレフィン−非共役ジエ
ン系共重合体ゴムがエチレン含有量が60〜80モル%
であり、分子量が20万以上である請求項1に記載の防
振ゴム組成物。 - 【請求項5】 有機過酸化物がエチレン−α−オレフィ
ン−非共役ジエン系共重合体ゴム100重量部に対して
2.5〜8重量部配合される請求項1に記載の防振ゴム組
成物。 - 【請求項6】 α−オレフィンがプロピレンである請求
項1に記載の防振ゴム組成物。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかの項に記載の
防振ゴム組成物を用いてなる防振ゴム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9588295A JPH08269269A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 防振ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9588295A JPH08269269A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 防振ゴム組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08269269A true JPH08269269A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=14149702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9588295A Pending JPH08269269A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 防振ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08269269A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007139183A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-06-07 | Tokai Rubber Ind Ltd | ステッピングモーター用小型マウント |
| KR20170095210A (ko) * | 2014-12-05 | 2017-08-22 | 아란세오 네덜란즈 비.브이. | 가황 가능한 고무 조성물 |
| JP2023030734A (ja) * | 2021-08-24 | 2023-03-08 | Nok株式会社 | Epdm組成物 |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP9588295A patent/JPH08269269A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007139183A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-06-07 | Tokai Rubber Ind Ltd | ステッピングモーター用小型マウント |
| KR20170095210A (ko) * | 2014-12-05 | 2017-08-22 | 아란세오 네덜란즈 비.브이. | 가황 가능한 고무 조성물 |
| JP2018501344A (ja) * | 2014-12-05 | 2018-01-18 | アランセオ・ネザーランズ・ベー・フェー | 加硫可能なゴム組成物 |
| JP2023030734A (ja) * | 2021-08-24 | 2023-03-08 | Nok株式会社 | Epdm組成物 |
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