JPH0826977B2 - 回収ボイラのスートブロー制御装置 - Google Patents
回収ボイラのスートブロー制御装置Info
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- JPH0826977B2 JPH0826977B2 JP61235669A JP23566986A JPH0826977B2 JP H0826977 B2 JPH0826977 B2 JP H0826977B2 JP 61235669 A JP61235669 A JP 61235669A JP 23566986 A JP23566986 A JP 23566986A JP H0826977 B2 JPH0826977 B2 JP H0826977B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、バルブ製造工程にて生ずる黒液を燃焼して
蒸気を発生させるとともにチップ蒸解用薬剤原料を回収
する回収ボイラのスートブロー制御装置に係わり、特に
燃焼排ガス下流側の熱伝達部に対するスートブローラン
スの動作制御手段の改良に関する。
蒸気を発生させるとともにチップ蒸解用薬剤原料を回収
する回収ボイラのスートブロー制御装置に係わり、特に
燃焼排ガス下流側の熱伝達部に対するスートブローラン
スの動作制御手段の改良に関する。
(従来の技術) バルブ製造プラントにおいては、チップ蒸解工程から
廃液として排出された黒液を加熱部に導き、ここで蒸気
で加熱したのち噴射ガンにより回収ボイラの炉内に噴射
する。そうすると、噴射黒液が浮遊乾燥して炉底部に着
床しチャーベッドを形成するので、炉内に燃焼用空気を
送り込んでチャーベッド上部を燃焼させる。このとき発
生する燃焼排ガスは、燃焼室水冷壁、炉内上部のスーパ
ヒータ(過熱器)および排ガス通過ライン内の蒸発器,
高温/低温節炭器等の熱伝達部を通って最終的に煙突か
ら排出される。そこで、給水ラインからは低温・高温節
炭器,蒸発器,スーパヒータおよび燃焼室水冷壁を通る
ように給水を行なうと、水はこれらの熱伝達部で前記燃
焼排ガスとの熱交換が行なわれ、主蒸気として取出され
るものとなっている。また、前記チャーベッド上の高温
雰囲気により還元反応が行われて黒液中の芒硝 (Na2SO4)などが硫化ナトリウム (Na2S)となり、炭酸ナトリウム (Na2SO4)などとともにボイラの炉底部のスパウトロから
前記チップ蒸解用工程で使用する薬剤の原料であるスメ
ルトとして回収される構成となっている。
廃液として排出された黒液を加熱部に導き、ここで蒸気
で加熱したのち噴射ガンにより回収ボイラの炉内に噴射
する。そうすると、噴射黒液が浮遊乾燥して炉底部に着
床しチャーベッドを形成するので、炉内に燃焼用空気を
送り込んでチャーベッド上部を燃焼させる。このとき発
生する燃焼排ガスは、燃焼室水冷壁、炉内上部のスーパ
ヒータ(過熱器)および排ガス通過ライン内の蒸発器,
高温/低温節炭器等の熱伝達部を通って最終的に煙突か
ら排出される。そこで、給水ラインからは低温・高温節
炭器,蒸発器,スーパヒータおよび燃焼室水冷壁を通る
ように給水を行なうと、水はこれらの熱伝達部で前記燃
焼排ガスとの熱交換が行なわれ、主蒸気として取出され
るものとなっている。また、前記チャーベッド上の高温
雰囲気により還元反応が行われて黒液中の芒硝 (Na2SO4)などが硫化ナトリウム (Na2S)となり、炭酸ナトリウム (Na2SO4)などとともにボイラの炉底部のスパウトロから
前記チップ蒸解用工程で使用する薬剤の原料であるスメ
ルトとして回収される構成となっている。
ところで、以上のような回収ボイラにおいては、チャ
ーベッドの燃焼によって生成されるダストが前記熱伝達
部に付着し、これが原因となって経時的に熱交換率の低
下を招く。そこで、熱伝達面に付着したダストを除去す
るために、通常はボイラ壁部等に各熱伝達部ごとに区分
してそれぞれ複数のスートブローランスを取付け、制御
装置から動作制御信号を送出して前記スートブローラン
スを所定の動作順序で順次動作させてダストを落下さ
せ、この落下したダストを前記黒液に還元するものとな
っている。
ーベッドの燃焼によって生成されるダストが前記熱伝達
部に付着し、これが原因となって経時的に熱交換率の低
下を招く。そこで、熱伝達面に付着したダストを除去す
るために、通常はボイラ壁部等に各熱伝達部ごとに区分
してそれぞれ複数のスートブローランスを取付け、制御
装置から動作制御信号を送出して前記スートブローラン
スを所定の動作順序で順次動作させてダストを落下さ
せ、この落下したダストを前記黒液に還元するものとな
っている。
さて、上記スートブローランスの制御手段としては、
各熱伝達部毎に個別に対応する複数のスートブローラン
スを所定の順序でかつ一定の時間間隔で順次動作させる
手段が一般的である。しかし、この制御手段では、各熱
伝達面でのスートブローランス群の吹き順序および吹き
時間間隔が一定であるため、時間および順序の設定いか
んによっては熱伝達面に大量のダストが付着するおそれ
がある。特に、燃焼排ガスの下流側に位置する熱伝達面
に大量のダストが付着した場合、このダストには多くの
芒硝が含まれているので、スートブローにより大量の芒
硝が黒液に混入されることになる。したがって、一度に
大量の硫黄成分を含む不燃物が黒液に混入されることに
なり、炉内の燃焼状態が悪化して、蒸気発生量の減少,
蒸気温度の低下をもたらす上、燃焼排ガス中のSO2濃度
を急上昇させるおそれがあった。このような問題を防ぐ
ためには、各熱伝達面におけるスートブローランスの動
作間隔を短く設定してスートブローの頻度を高くするこ
とが考えられる。しかし、スートブローの頻度を高くす
ると、時として不必要なスートブローランスを動作させ
る結果となり、スートブローに必要な蒸気使用量が増大
して省エネルギーに逆行するという問題がある。
各熱伝達部毎に個別に対応する複数のスートブローラン
スを所定の順序でかつ一定の時間間隔で順次動作させる
手段が一般的である。しかし、この制御手段では、各熱
伝達面でのスートブローランス群の吹き順序および吹き
時間間隔が一定であるため、時間および順序の設定いか
んによっては熱伝達面に大量のダストが付着するおそれ
がある。特に、燃焼排ガスの下流側に位置する熱伝達面
に大量のダストが付着した場合、このダストには多くの
芒硝が含まれているので、スートブローにより大量の芒
硝が黒液に混入されることになる。したがって、一度に
大量の硫黄成分を含む不燃物が黒液に混入されることに
なり、炉内の燃焼状態が悪化して、蒸気発生量の減少,
蒸気温度の低下をもたらす上、燃焼排ガス中のSO2濃度
を急上昇させるおそれがあった。このような問題を防ぐ
ためには、各熱伝達面におけるスートブローランスの動
作間隔を短く設定してスートブローの頻度を高くするこ
とが考えられる。しかし、スートブローの頻度を高くす
ると、時として不必要なスートブローランスを動作させ
る結果となり、スートブローに必要な蒸気使用量が増大
して省エネルギーに逆行するという問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したように、従来の回収ボイラのスートブロー制
御装置においては、燃焼排ガスの下流側に位置する熱伝
達面に対するスートブローによって一度に大量の芒硝が
黒液に混入し、燃焼状態の悪化等を招いて回収ボイラの
操業を不安定なものとするおそれがあり、その解決案も
省エネルギー上の対策が不十分で、運転状況の変化に対
応できなかった。
御装置においては、燃焼排ガスの下流側に位置する熱伝
達面に対するスートブローによって一度に大量の芒硝が
黒液に混入し、燃焼状態の悪化等を招いて回収ボイラの
操業を不安定なものとするおそれがあり、その解決案も
省エネルギー上の対策が不十分で、運転状況の変化に対
応できなかった。
そこで、本発明は、スートブローのための蒸気使用量
を増大することなく、燃焼排ガス下流側に配置されてい
る各スートブローランスに対するスートブローを分散す
ることにより、一度に黒液に混入される芒硝量の低減お
よび均一化が可能で、省エネルギー化に寄与しつつ、ボ
イラ操業の安定化をはかり得る回収ボイラのスートブロ
ー制御装置を提供することを目的とする。
を増大することなく、燃焼排ガス下流側に配置されてい
る各スートブローランスに対するスートブローを分散す
ることにより、一度に黒液に混入される芒硝量の低減お
よび均一化が可能で、省エネルギー化に寄与しつつ、ボ
イラ操業の安定化をはかり得る回収ボイラのスートブロ
ー制御装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、回収ボイラに設けた複数の熱伝達部に向け
て各々複数のスートブローランスが設置され、これらス
ートブローランスを適時動作させて前記各熱伝達部に付
着したダストを除去する回収ボイラのスートブロー制御
装置において、 前記複数の熱伝達部のうち燃焼排ガス下流側に位置する
熱伝達部に設置された複数のスートブローランスを一つ
又は少数グループを1単位として区分設定する下流側ス
ートブローランス設定手段と、前記複数の熱伝達部のう
ち前記燃焼排ガス下流側の熱伝達部を除いた熱伝達部と
なる燃焼排ガス上流側の各熱伝達部に設置された複数の
スートブローランスを熱伝達部又は所定の一群を1単位
として区分設定する上流側スートブローランス設定手段
と、前記下流側のスートブローランスを動作可能な時間
帯と前記上流側のスートブローランスを動作可能な時間
帯とが交互に繰り返すように予め設定されており、前記
下流側のスートブローランスの時間帯に下流側スートブ
ロー制御指令を少なくとも1回発生し、前記上流側のス
ートブローランスの時間帯に前記上流側スートブロー制
御指令を少なくとも1回発生させる管理制御手段と、前
記管理制御手段で順次発生させる下流側スートブロー制
御指令毎に区分を分散させて前記下流側のスートブロー
ランスを前記下流側スートブローランス設定手段で区分
設定された1単位だけ動作させると共に動作終了後に下
流側スートブロー完了信号を送出する下流側スートブロ
ーランス選択手段と、前記管理制御手段で順次発生させ
る上流側スートブロー制御指令毎に区分を分散させて前
記上流側のスートブローランスを前記上流側スートブロ
ーランス設定手段で区分設定された1単位だけ動作させ
ると共に動作終了後に上流側スートブロー完了信号を送
出する上流側スートブローランス選択手段と、前記下流
側の熱伝達部またはその近傍に設けられた測定センサの
出力に基づいて当該下流側熱伝達部の熱交換効率を判断
し、熱交換効率が所定値よりも低くなると前記管理制御
手段に割り込みを入れて前記下流側スートブロー制御指
令を発生させる下流側割込発生手段と、前記上流側の熱
伝達部またはその近傍に設けられた測定センサの出力に
基づいて当該上流側伝達部の熱交換効率を判断し、熱交
換効率が所定値よりも低くなると前記管理制御手段に割
り込みを入れて前記上流側スートブロー制御指令を発生
させる上流側割込発生手段と、前記割込みによる上流側
スートブロー制御指令に対応した前記上流側スートブロ
ー完了信号が出力される前に前記下流側スートブロー制
御指令を発生させる時間が到来する場合、前記上流側割
込発生出力による割込みを排除する割込排除手段とを具
備する構成とした。
て各々複数のスートブローランスが設置され、これらス
ートブローランスを適時動作させて前記各熱伝達部に付
着したダストを除去する回収ボイラのスートブロー制御
装置において、 前記複数の熱伝達部のうち燃焼排ガス下流側に位置する
熱伝達部に設置された複数のスートブローランスを一つ
又は少数グループを1単位として区分設定する下流側ス
ートブローランス設定手段と、前記複数の熱伝達部のう
ち前記燃焼排ガス下流側の熱伝達部を除いた熱伝達部と
なる燃焼排ガス上流側の各熱伝達部に設置された複数の
スートブローランスを熱伝達部又は所定の一群を1単位
として区分設定する上流側スートブローランス設定手段
と、前記下流側のスートブローランスを動作可能な時間
帯と前記上流側のスートブローランスを動作可能な時間
帯とが交互に繰り返すように予め設定されており、前記
下流側のスートブローランスの時間帯に下流側スートブ
ロー制御指令を少なくとも1回発生し、前記上流側のス
ートブローランスの時間帯に前記上流側スートブロー制
御指令を少なくとも1回発生させる管理制御手段と、前
記管理制御手段で順次発生させる下流側スートブロー制
御指令毎に区分を分散させて前記下流側のスートブロー
ランスを前記下流側スートブローランス設定手段で区分
設定された1単位だけ動作させると共に動作終了後に下
流側スートブロー完了信号を送出する下流側スートブロ
ーランス選択手段と、前記管理制御手段で順次発生させ
る上流側スートブロー制御指令毎に区分を分散させて前
記上流側のスートブローランスを前記上流側スートブロ
ーランス設定手段で区分設定された1単位だけ動作させ
ると共に動作終了後に上流側スートブロー完了信号を送
出する上流側スートブローランス選択手段と、前記下流
側の熱伝達部またはその近傍に設けられた測定センサの
出力に基づいて当該下流側熱伝達部の熱交換効率を判断
し、熱交換効率が所定値よりも低くなると前記管理制御
手段に割り込みを入れて前記下流側スートブロー制御指
令を発生させる下流側割込発生手段と、前記上流側の熱
伝達部またはその近傍に設けられた測定センサの出力に
基づいて当該上流側伝達部の熱交換効率を判断し、熱交
換効率が所定値よりも低くなると前記管理制御手段に割
り込みを入れて前記上流側スートブロー制御指令を発生
させる上流側割込発生手段と、前記割込みによる上流側
スートブロー制御指令に対応した前記上流側スートブロ
ー完了信号が出力される前に前記下流側スートブロー制
御指令を発生させる時間が到来する場合、前記上流側割
込発生出力による割込みを排除する割込排除手段とを具
備する構成とした。
(作用) 本発明によれば、燃焼排ガス下流側に位置する熱伝達
部に設置された複数のスートブローランスが、下流側ス
ートブローランス設定手段によって一つ又は少数グルー
プを1単位として区分設定される。また燃焼排ガス上流
側の熱伝達部に設置された複数のスートブローランス
が、上流側スートブローランス設定手段により熱伝達部
を1単位として又は所定の一群を1単位として区分設定
される。
部に設置された複数のスートブローランスが、下流側ス
ートブローランス設定手段によって一つ又は少数グルー
プを1単位として区分設定される。また燃焼排ガス上流
側の熱伝達部に設置された複数のスートブローランス
が、上流側スートブローランス設定手段により熱伝達部
を1単位として又は所定の一群を1単位として区分設定
される。
管理制御手段では、下流側のスートブローランスを動
作可能な時間帯と上流側のスートブローランスを動作可
能な時間帯とが交互に繰り返えされ、下流側のスートブ
ローランスの時間帯に下流側スートブロー制御指令が少
なくとも1回発生され、上流側のスートブローランスの
時間帯に上流側スートブロー制御指令が少なくとも1回
発生される。すなわち、下流側の時間帯が経過すると上
流側の時間帯に入りその時間帯で上流側スートブローラ
ンスを動作させる為の上流側スートブロー制御指令が1
回又は複数回発生する。上流側の設定時間帯が終わると
再び下流側の設定時間帯に入り下流側スートブローラン
スを動作させる下流側スートブロー制御指令を発生す
る。
作可能な時間帯と上流側のスートブローランスを動作可
能な時間帯とが交互に繰り返えされ、下流側のスートブ
ローランスの時間帯に下流側スートブロー制御指令が少
なくとも1回発生され、上流側のスートブローランスの
時間帯に上流側スートブロー制御指令が少なくとも1回
発生される。すなわち、下流側の時間帯が経過すると上
流側の時間帯に入りその時間帯で上流側スートブローラ
ンスを動作させる為の上流側スートブロー制御指令が1
回又は複数回発生する。上流側の設定時間帯が終わると
再び下流側の設定時間帯に入り下流側スートブローラン
スを動作させる下流側スートブロー制御指令を発生す
る。
管理制御手段で下流側スートブロー制御指令が発生す
ると、下流側スートブローランス選択手段により下流側
のスートブローランスが下流側スートブローランス設定
手段で区分設定された1単位だけ動作せしめられ、動作
終了後に下流側スートブロー完了信号が送出される。同
様に、管理制御手段で上流側スートブロー制御指令が発
生すると、上流側のスートブローランスが上流側スート
ブローランス選択手段により上流側スートブローランス
設定手段で区分設定された1単位だけ動作せしめられ、
動作終了後に上流側スートブロー完了信号が送出され
る。
ると、下流側スートブローランス選択手段により下流側
のスートブローランスが下流側スートブローランス設定
手段で区分設定された1単位だけ動作せしめられ、動作
終了後に下流側スートブロー完了信号が送出される。同
様に、管理制御手段で上流側スートブロー制御指令が発
生すると、上流側のスートブローランスが上流側スート
ブローランス選択手段により上流側スートブローランス
設定手段で区分設定された1単位だけ動作せしめられ、
動作終了後に上流側スートブロー完了信号が送出され
る。
一方、下流側割込発生手段が下流側の熱伝達部または
その近傍に設けられた測定センサの出力に基づいて当該
下流側伝達部の熱交換効率を判断しており、熱交換効率
が所定値よりも低くなると管理制御手段に割り込みを入
れて下流側スートブロー制御指令を発生させる。同様
に、上流側割込発生手段が上流側の熱伝達部またはその
近傍に設けられた測定センサの出力に基づいて当該上流
側熱伝達部の熱交換効率を判断しており、熱交換効率が
所定値よりも低くなると管理制御手段に割り込みを入れ
て上流側スートブロー制御指令を発生させる。
その近傍に設けられた測定センサの出力に基づいて当該
下流側伝達部の熱交換効率を判断しており、熱交換効率
が所定値よりも低くなると管理制御手段に割り込みを入
れて下流側スートブロー制御指令を発生させる。同様
に、上流側割込発生手段が上流側の熱伝達部またはその
近傍に設けられた測定センサの出力に基づいて当該上流
側熱伝達部の熱交換効率を判断しており、熱交換効率が
所定値よりも低くなると管理制御手段に割り込みを入れ
て上流側スートブロー制御指令を発生させる。
上流側割込発生手段により管理制御手段に割り込みが
入ると上流側スートブロー制御指令を発生させることに
なるが、上流側スートブロー完了信号が出力される前に
下流側スートブロー制御指令を発生させる時間が到来す
る場合には上流側と下流側とでスートブロー制御が干渉
することになる。このような場合は、割込排除手段が上
流側割込発生手段による割込みを排除して下流側スート
ブロー制御を優先的に実施することにより、下流側熱伝
達部の付着ダストを確実に除去すると共に上流と下流と
で同時にブローすることにより蒸気使用量が一時的に増
大するのを防止する。
入ると上流側スートブロー制御指令を発生させることに
なるが、上流側スートブロー完了信号が出力される前に
下流側スートブロー制御指令を発生させる時間が到来す
る場合には上流側と下流側とでスートブロー制御が干渉
することになる。このような場合は、割込排除手段が上
流側割込発生手段による割込みを排除して下流側スート
ブロー制御を優先的に実施することにより、下流側熱伝
達部の付着ダストを確実に除去すると共に上流と下流と
で同時にブローすることにより蒸気使用量が一時的に増
大するのを防止する。
(実施例) 以下、本発明装置をパルプ製造プラントに組込んだ一
実施例を図面を参照しながら説明する。
実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明のスートブロー制御装置を含んだパル
プ製造プラント中の回収ボイラの概略構成を示す系統図
である。同図において、1は回収ボイラの燃焼室であっ
て、この燃焼室1にはチップ蒸解工程から廃液として排
出された黒液Aがミキシングタンク2および加熱部3を
通って噴射ガン4により噴射導入される。この噴射黒液
は炉内において浮遊乾燥して落下し、チャーベッド5を
形成するものとなっており、チャーベッド5は上段およ
び下段の空気導入口6a,6bから導入される燃焼用空気B
によって燃焼が促進され、このときチャーベッド5上の
高温雰囲気で還元反応が行なわれて黒液中の芒硝(Na2SO
4)などが硫化ナトリウム(Na2S)となり、炭酸ナトリウム
(Na2SO3)等とともに、スパウトロ7から前記チップ蒸解
工程で使用する薬剤の原料となるスメルトCとして回収
されるものとなっている。また、このチャーベッド5の
燃焼によって生じる排ガスDは排ガス通過ライン8を通
って煙突9から排出される。
プ製造プラント中の回収ボイラの概略構成を示す系統図
である。同図において、1は回収ボイラの燃焼室であっ
て、この燃焼室1にはチップ蒸解工程から廃液として排
出された黒液Aがミキシングタンク2および加熱部3を
通って噴射ガン4により噴射導入される。この噴射黒液
は炉内において浮遊乾燥して落下し、チャーベッド5を
形成するものとなっており、チャーベッド5は上段およ
び下段の空気導入口6a,6bから導入される燃焼用空気B
によって燃焼が促進され、このときチャーベッド5上の
高温雰囲気で還元反応が行なわれて黒液中の芒硝(Na2SO
4)などが硫化ナトリウム(Na2S)となり、炭酸ナトリウム
(Na2SO3)等とともに、スパウトロ7から前記チップ蒸解
工程で使用する薬剤の原料となるスメルトCとして回収
されるものとなっている。また、このチャーベッド5の
燃焼によって生じる排ガスDは排ガス通過ライン8を通
って煙突9から排出される。
さらに、この排ガスDの熱を有効に利用するために、
燃焼室1の周囲を水冷壁とし、上部にスーパヒータ10が
設けられ、また排ガス通過ライン8の途中に蒸発器11,
高温節炭器12,低温節炭器13などが設けられ、給水ライ
ン14から供給される水Eは、前記低温側節炭器13,高温
側節炭器12,蒸発器11,スーパヒータ10および燃焼室水冷
壁などからなる熱伝達部により熱交換され、かくして主
蒸気Fを得る構成となっている。
燃焼室1の周囲を水冷壁とし、上部にスーパヒータ10が
設けられ、また排ガス通過ライン8の途中に蒸発器11,
高温節炭器12,低温節炭器13などが設けられ、給水ライ
ン14から供給される水Eは、前記低温側節炭器13,高温
側節炭器12,蒸発器11,スーパヒータ10および燃焼室水冷
壁などからなる熱伝達部により熱交換され、かくして主
蒸気Fを得る構成となっている。
また、前記スーパヒータ10,蒸発器11,高温節炭器12お
よび低温節炭器13などには熱交換効率を低下させる起因
となる付着ダストを除去するために、それぞれ複数の蒸
気吹付け用スートブローランスa〜e,f〜i,j〜m,n〜q
がボイラ壁部等に設けられている。そして、これらスー
トブローランスa〜qはスートブロー制御装置15の制御
に基いて動作し、この動作によって前記スーパヒータ10
から落下したダストはチャーベッド5に堆積して再燃焼
し、蒸発器11に,高温節炭器12および低温節炭器13から
落下したダストはベルトコンベア16によりミキシングタ
ンク2内に導入されるものとなっている。
よび低温節炭器13などには熱交換効率を低下させる起因
となる付着ダストを除去するために、それぞれ複数の蒸
気吹付け用スートブローランスa〜e,f〜i,j〜m,n〜q
がボイラ壁部等に設けられている。そして、これらスー
トブローランスa〜qはスートブロー制御装置15の制御
に基いて動作し、この動作によって前記スーパヒータ10
から落下したダストはチャーベッド5に堆積して再燃焼
し、蒸発器11に,高温節炭器12および低温節炭器13から
落下したダストはベルトコンベア16によりミキシングタ
ンク2内に導入されるものとなっている。
上記スートブロー制御装置15は、下流側ランス選択部
17と、上流側ランス選択部18と、これらランス選択部1
7,18に対してスートブロー起動指令S1,S2を出力する管
理制御部19とから構成されている。ここで、下流側ラン
ス選択部17は、排ガス下流側に位置する熱伝達部として
低温節炭器13に設けられた複数のスートブローランスn
〜qを1本ずつ区別し、前記スートブロ起動指令S1に応
じて区分されたスートブローランスn,o,p,qのうち所定
のスートブローランスを選択して当該スートブローラン
スによるスートブローの実行を制御し、かつスートブロ
ー動作の完了に対応して前記管理制御部19にスートブロ
ー完了信号R1を送出する。一方、上流側ランス選択部18
は、前記下流側ランス制御部17にて制御されない熱伝達
部すなわちスーパヒータ10,蒸発器11,高温節炭器12に設
けられた複数のスートブローランスa〜mを各熱伝達部
毎に区分し、前記スートブロ起動指令S2に応じて区分さ
れたスートブローランス群a〜e、f〜i,j〜mのうち
所定のスートブローランス群を選択して当該スートブロ
ーランス群によるスートブローの実行を制御し、かつス
ートブロー動作の完了に対応して前記管理制御部19にス
ートブロー完了信号R2を送出する。
17と、上流側ランス選択部18と、これらランス選択部1
7,18に対してスートブロー起動指令S1,S2を出力する管
理制御部19とから構成されている。ここで、下流側ラン
ス選択部17は、排ガス下流側に位置する熱伝達部として
低温節炭器13に設けられた複数のスートブローランスn
〜qを1本ずつ区別し、前記スートブロ起動指令S1に応
じて区分されたスートブローランスn,o,p,qのうち所定
のスートブローランスを選択して当該スートブローラン
スによるスートブローの実行を制御し、かつスートブロ
ー動作の完了に対応して前記管理制御部19にスートブロ
ー完了信号R1を送出する。一方、上流側ランス選択部18
は、前記下流側ランス制御部17にて制御されない熱伝達
部すなわちスーパヒータ10,蒸発器11,高温節炭器12に設
けられた複数のスートブローランスa〜mを各熱伝達部
毎に区分し、前記スートブロ起動指令S2に応じて区分さ
れたスートブローランス群a〜e、f〜i,j〜mのうち
所定のスートブローランス群を選択して当該スートブロ
ーランス群によるスートブローの実行を制御し、かつス
ートブロー動作の完了に対応して前記管理制御部19にス
ートブロー完了信号R2を送出する。
また、管理制御部19は、具体的には第2図に示す機能
構成をなしている。すなわち、符号20はシーケンスプロ
グラムに基いて所定の演算処理を実行するCPUなどのデ
ータ処理部であって、このデータ処理部20からはアドレ
ス、データ等のバスライン21が導出されている。このバ
スライン21には、順序データ,時間データおよびその変
更データなどを入力する入力装置22を制御する入力装置
制御部23、シーケンスプログラムおよび前記入力装置22
により入力されたデータなどを記憶する記憶部24、前記
入力装置22からの時間データに応じて前記下流側・上流
側のスートブローを起動指令S1,S2の出力時間間隔をそ
れぞれ設定する下流側タイマ部25と上流側タイマ部26と
を制御するタイマ制御部27、下流側・上流側のスートブ
ロー起動指令S1,S2の出力を制御する起動指令出力部材2
8、下流側・上流側のスートブロー完了信号R1,R2の入力
を制御する完了信号入力部29、前記各熱伝達部またはそ
の近傍に設けられた測定センサ(不図示)からの測定信
号を入力しディジタル信号に変換するセンサ信号入力部
30が接続されている。なお、上記測定センサとしては各
熱伝達部の入出力部の温度をそれぞれ測定する入力温度
センサおよび出口温度センサと、各熱伝達部の入口・出
口間の圧力差を測定する圧力センサとが設置されてい
る。
構成をなしている。すなわち、符号20はシーケンスプロ
グラムに基いて所定の演算処理を実行するCPUなどのデ
ータ処理部であって、このデータ処理部20からはアドレ
ス、データ等のバスライン21が導出されている。このバ
スライン21には、順序データ,時間データおよびその変
更データなどを入力する入力装置22を制御する入力装置
制御部23、シーケンスプログラムおよび前記入力装置22
により入力されたデータなどを記憶する記憶部24、前記
入力装置22からの時間データに応じて前記下流側・上流
側のスートブローを起動指令S1,S2の出力時間間隔をそ
れぞれ設定する下流側タイマ部25と上流側タイマ部26と
を制御するタイマ制御部27、下流側・上流側のスートブ
ロー起動指令S1,S2の出力を制御する起動指令出力部材2
8、下流側・上流側のスートブロー完了信号R1,R2の入力
を制御する完了信号入力部29、前記各熱伝達部またはそ
の近傍に設けられた測定センサ(不図示)からの測定信
号を入力しディジタル信号に変換するセンサ信号入力部
30が接続されている。なお、上記測定センサとしては各
熱伝達部の入出力部の温度をそれぞれ測定する入力温度
センサおよび出口温度センサと、各熱伝達部の入口・出
口間の圧力差を測定する圧力センサとが設置されてい
る。
しかして、前記データ処理部20は、次の手順にしたが
って下流側スートブロー起動指令S1および上流側スート
ブロー起動指令S2を出力するようにプログラム構成され
ている。すなわち、通常は下流側タイマ部25の設定時間
によって下流側スートブロー起動指令S1を制御してお
り、設定時間を経過する毎に下流側スートブロー制御指
令S1を下流側ランス選択部17に出力している。一方、こ
のとき、センサ信号入力部30を介して与えられる測定セ
ンサからの測定信号により、低温節炭器13の出入口間の
排ガス温度差が設定値よりも小さい、あるいは排ガス圧
力差が所定値よりも大きい場合には低温節炭器13の熱交
換効率が低下したと判断し、前記タイマ部25の制御によ
らずにスートブロー起動指令S1を割込ませる。下流側ラ
ンス選択部材17ではスートブロー起動指令S1を受けると
低温節炭器13に設けられたスートブローランスn,o,p,q
のうち所定の順序に応じて1本だけ選択し、このスート
ブローランスによるスートブローを実行させる。すなわ
ち、先ずスートブロー起動指令S1に応じてスートブロー
ランスnを動作させたならば、次にスートブロー起動指
令S1を受けるとスートブローランスOを選択して動作さ
せ、また、次にスートブロー起動指令S1を受けるとスー
トブローランスPを動作させる。かくして、低温節炭器
13ではスートブロー1本ずつによるスートブローが間欠
的に行われる。
って下流側スートブロー起動指令S1および上流側スート
ブロー起動指令S2を出力するようにプログラム構成され
ている。すなわち、通常は下流側タイマ部25の設定時間
によって下流側スートブロー起動指令S1を制御してお
り、設定時間を経過する毎に下流側スートブロー制御指
令S1を下流側ランス選択部17に出力している。一方、こ
のとき、センサ信号入力部30を介して与えられる測定セ
ンサからの測定信号により、低温節炭器13の出入口間の
排ガス温度差が設定値よりも小さい、あるいは排ガス圧
力差が所定値よりも大きい場合には低温節炭器13の熱交
換効率が低下したと判断し、前記タイマ部25の制御によ
らずにスートブロー起動指令S1を割込ませる。下流側ラ
ンス選択部材17ではスートブロー起動指令S1を受けると
低温節炭器13に設けられたスートブローランスn,o,p,q
のうち所定の順序に応じて1本だけ選択し、このスート
ブローランスによるスートブローを実行させる。すなわ
ち、先ずスートブロー起動指令S1に応じてスートブロー
ランスnを動作させたならば、次にスートブロー起動指
令S1を受けるとスートブローランスOを選択して動作さ
せ、また、次にスートブロー起動指令S1を受けるとスー
トブローランスPを動作させる。かくして、低温節炭器
13ではスートブロー1本ずつによるスートブローが間欠
的に行われる。
また、上流側スートブロー起動指令S2の場合もほぼ同
様であって、通常は上流側タイマ部26の設定時間によっ
て制御しており、設定時間を経過する毎に上流側スート
ブロー制御指令S2を上流側ランス選択部18に出力する。
また、このとき、センサ信号入力部30を介して与えられ
る測定センサからの測定信号により、上流側熱伝達部の
各出入口間の排ガス温度差が設定値よりも小さい、ある
いは排ガス圧力差が所定値よりも大きい場合には該当上
流側熱伝達部の熱交換効率が低下したと判断し、前記タ
イマ部26の制御によらずにスートブロー起動指令S2を割
込ませる。ただし、上流側スートブロー起動指令S2の場
合は、下流側スートブロー完了信号R1を入力してから次
の下流側スートブロー起動指令S1が出力されるまでの時
間内に上流側スートブロー完了信号R2が返送される場合
にのみ出力するように制御される。つまり、上流側のス
ートブロー実行中に下流側スートブロー起動指令S1の出
力タイミングとなる場合には上流側スートブロー起動指
令S2の出力を待機させる。上流側ランス選択部18では、
スートブロー起動指令S2を受けるとスーパヒータ10,蒸
発器11,高温節炭器12にそれぞれ設けられたスートブロ
ーランス群a〜e,f〜i,j〜mのうち所定の順序にしたが
って1つのランス群を選択し、このランス群によるスー
トブロー動作を実行させる。すなわち、先ずスートブロ
ー起動指令S2に応じてスートブローランス群a〜eを動
作させたならば、次にスートブロー起動指令S2を受ける
とスートブローランス群f〜iを選択して動作させ、ま
た、次にスートブロー起動指令S2を受けるとスートブロ
ーランス群j〜mを動作させるものとなっている。
様であって、通常は上流側タイマ部26の設定時間によっ
て制御しており、設定時間を経過する毎に上流側スート
ブロー制御指令S2を上流側ランス選択部18に出力する。
また、このとき、センサ信号入力部30を介して与えられ
る測定センサからの測定信号により、上流側熱伝達部の
各出入口間の排ガス温度差が設定値よりも小さい、ある
いは排ガス圧力差が所定値よりも大きい場合には該当上
流側熱伝達部の熱交換効率が低下したと判断し、前記タ
イマ部26の制御によらずにスートブロー起動指令S2を割
込ませる。ただし、上流側スートブロー起動指令S2の場
合は、下流側スートブロー完了信号R1を入力してから次
の下流側スートブロー起動指令S1が出力されるまでの時
間内に上流側スートブロー完了信号R2が返送される場合
にのみ出力するように制御される。つまり、上流側のス
ートブロー実行中に下流側スートブロー起動指令S1の出
力タイミングとなる場合には上流側スートブロー起動指
令S2の出力を待機させる。上流側ランス選択部18では、
スートブロー起動指令S2を受けるとスーパヒータ10,蒸
発器11,高温節炭器12にそれぞれ設けられたスートブロ
ーランス群a〜e,f〜i,j〜mのうち所定の順序にしたが
って1つのランス群を選択し、このランス群によるスー
トブロー動作を実行させる。すなわち、先ずスートブロ
ー起動指令S2に応じてスートブローランス群a〜eを動
作させたならば、次にスートブロー起動指令S2を受ける
とスートブローランス群f〜iを選択して動作させ、ま
た、次にスートブロー起動指令S2を受けるとスートブロ
ーランス群j〜mを動作させるものとなっている。
したがって、このように構成された本実施例において
は、両タイマ部25,26の設定時間によっては、下流側熱
伝達部すなわち低温節炭器13のスートブローランスn,o,
p,qのうち所定の順序にしたがっていずれか1本が選択
され、このスートブローランスによるスートブローが実
行されて終了すると、上流側熱伝達部すなわちスーパヒ
ータ10,蒸発器11,高温節炭器12の各スートブローランス
群a〜e,f〜i,j〜mのうち所定の順序にしたがっていず
れか1つのランス群が選択されてスートブローが実行さ
れる。そして、このランス群によるスートブローが終了
すると、今度はスートブローランスn,o,p,qのうち次の
順序のスートブローランスが選択されてスートブローを
実行し、このスートブローが終了するとスートブローラ
ンス群a〜e,f〜i,j〜mのうち次の順序のランス群は選
択されてスートブローを実行する。したがって、上記側
熱伝達部のいずれか1部でスートブローランス群による
スートブローが行なわれたならば、低温節炭器13のいず
れか1本のスートブローランスが選択されてスートブロ
ーが行なわれるので、低温節炭器13に関しては従来より
も短い間隔でスートブローが行なわれる。また、低温節
炭器13へのダスト付着等による熱交換効率低下を検知し
た場合にはタイマ25の時間制御によらずにスートブロー
起動指令S1が出力され、所定の順序に基づきいずれか1
本のストブローランスによるスートブローが実行され
る。このため、低温節炭器13に大量のダストが付着する
おそれはなく、また、付着ダストが一度に全て落下する
ことはないので、ミキシングタンク2にて黒液に還元さ
れる芒硝量は少量で均一化される。したがって、一度に
大量の芒硝が還元されるおそれはないので、ボイラ内で
の燃焼状態が悪化することはなく、常に定温,定量の主
蒸気が得られる上、排ガス中のSO2濃度が高濃度となる
こともないので、安定したボイラ操業を長期にわたって
維持することができる。また、本実施例では低温節炭器
13におけるスートブローランスを1回のスートブローに
つき1本ずつ行なうようにしたので、スートブロー用の
蒸気量が増大することはなく、省エネルギー化に反する
ものではない。
は、両タイマ部25,26の設定時間によっては、下流側熱
伝達部すなわち低温節炭器13のスートブローランスn,o,
p,qのうち所定の順序にしたがっていずれか1本が選択
され、このスートブローランスによるスートブローが実
行されて終了すると、上流側熱伝達部すなわちスーパヒ
ータ10,蒸発器11,高温節炭器12の各スートブローランス
群a〜e,f〜i,j〜mのうち所定の順序にしたがっていず
れか1つのランス群が選択されてスートブローが実行さ
れる。そして、このランス群によるスートブローが終了
すると、今度はスートブローランスn,o,p,qのうち次の
順序のスートブローランスが選択されてスートブローを
実行し、このスートブローが終了するとスートブローラ
ンス群a〜e,f〜i,j〜mのうち次の順序のランス群は選
択されてスートブローを実行する。したがって、上記側
熱伝達部のいずれか1部でスートブローランス群による
スートブローが行なわれたならば、低温節炭器13のいず
れか1本のスートブローランスが選択されてスートブロ
ーが行なわれるので、低温節炭器13に関しては従来より
も短い間隔でスートブローが行なわれる。また、低温節
炭器13へのダスト付着等による熱交換効率低下を検知し
た場合にはタイマ25の時間制御によらずにスートブロー
起動指令S1が出力され、所定の順序に基づきいずれか1
本のストブローランスによるスートブローが実行され
る。このため、低温節炭器13に大量のダストが付着する
おそれはなく、また、付着ダストが一度に全て落下する
ことはないので、ミキシングタンク2にて黒液に還元さ
れる芒硝量は少量で均一化される。したがって、一度に
大量の芒硝が還元されるおそれはないので、ボイラ内で
の燃焼状態が悪化することはなく、常に定温,定量の主
蒸気が得られる上、排ガス中のSO2濃度が高濃度となる
こともないので、安定したボイラ操業を長期にわたって
維持することができる。また、本実施例では低温節炭器
13におけるスートブローランスを1回のスートブローに
つき1本ずつ行なうようにしたので、スートブロー用の
蒸気量が増大することはなく、省エネルギー化に反する
ものではない。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではな
い。例えば、前記実施例では下流側ランス選択部17にて
スートブローランスn,o,p,qを1本単位で選択する場合
を示したが、例えば先ずnとpを選択し、次にoとqを
選択する等といったように複数単位で選択するようにし
てもよい。また、前記実施例では下流側熱伝達部として
低温節炭器13を設定した場合を示したが、高温節炭器12
を下流側と設定し、これら節炭器12,13に設けられたス
ートブローランスj〜qを下流側ランス選択部17にて所
定の単位毎に決められた順序で時間をおいて選択するよ
うにしても問題はない。また、前記実施例ではスートブ
ロー起動指令S1,S2の出力タイミングを各タイマ部25,26
にて設定された時間を基準とし、測定センサからの信号
に応じてスートブロー必要時には割込みを行なわせる場
合を示したが、時間による制御は行なわずに測定センサ
によるスートブロー必要判定時にのみスートブロー起動
指令S1またはS2を出力するようにしてもよい。さらに、
前記実施例では下流側スートブロー非動作時に上流側ス
ートブローを実行するように制御する場合を示したが、
管理制御部19において上流側スートブロー完了信号R2を
入力する毎に下流側スートブロー起動指令S1を出力する
ようにしてもよい。このようにしても上流側にて群単位
で順次スートブローが行われると下流側では1本単位も
しくは少数単位でスードブローが実行されるので、前記
実施例と同様な効果を奏し得る。このほか、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論
である。
い。例えば、前記実施例では下流側ランス選択部17にて
スートブローランスn,o,p,qを1本単位で選択する場合
を示したが、例えば先ずnとpを選択し、次にoとqを
選択する等といったように複数単位で選択するようにし
てもよい。また、前記実施例では下流側熱伝達部として
低温節炭器13を設定した場合を示したが、高温節炭器12
を下流側と設定し、これら節炭器12,13に設けられたス
ートブローランスj〜qを下流側ランス選択部17にて所
定の単位毎に決められた順序で時間をおいて選択するよ
うにしても問題はない。また、前記実施例ではスートブ
ロー起動指令S1,S2の出力タイミングを各タイマ部25,26
にて設定された時間を基準とし、測定センサからの信号
に応じてスートブロー必要時には割込みを行なわせる場
合を示したが、時間による制御は行なわずに測定センサ
によるスートブロー必要判定時にのみスートブロー起動
指令S1またはS2を出力するようにしてもよい。さらに、
前記実施例では下流側スートブロー非動作時に上流側ス
ートブローを実行するように制御する場合を示したが、
管理制御部19において上流側スートブロー完了信号R2を
入力する毎に下流側スートブロー起動指令S1を出力する
ようにしてもよい。このようにしても上流側にて群単位
で順次スートブローが行われると下流側では1本単位も
しくは少数単位でスードブローが実行されるので、前記
実施例と同様な効果を奏し得る。このほか、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論
である。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明によれば、回収ボイラに
設けられた複数の熱伝達部のうち、燃焼排ガス下流側に
位置する熱伝達部に設置されたスートブローランスを所
定単位で区分設定し、これらスートブローランスを所定
単位毎に分散して動作させるように制御したので、スー
トブローのための蒸気使用量を増大することなく、燃焼
排ガス下流側に配置されている各スートブローランスに
対するスートブローを分散することにより、一度に黒液
に混入される芒硝量の低減および均一化が可能で、省エ
ネルギー化に寄与しつつ、ボイラ操業の安定化をはかり
得る回収ボイラのスートブロー制御装置を提供できる。
設けられた複数の熱伝達部のうち、燃焼排ガス下流側に
位置する熱伝達部に設置されたスートブローランスを所
定単位で区分設定し、これらスートブローランスを所定
単位毎に分散して動作させるように制御したので、スー
トブローのための蒸気使用量を増大することなく、燃焼
排ガス下流側に配置されている各スートブローランスに
対するスートブローを分散することにより、一度に黒液
に混入される芒硝量の低減および均一化が可能で、省エ
ネルギー化に寄与しつつ、ボイラ操業の安定化をはかり
得る回収ボイラのスートブロー制御装置を提供できる。
第1図は本発明の一実施例の概略構成図、第2図は管理
制御部の機能ブロック図である。 1…燃焼室、2…ミキシングタンク、5…チャーベッ
ド、8…排ガス通過ライン、10…スーパヒータ、11…蒸
発器、12…高温節炭器、13…低温節炭器、17…下流側ラ
ンス選択部、18…上流側ランス選択部、19…管理選択
部、20…データ処理部、25,26…下流側・上流側タイマ
部、30…センサ信号入力部。
制御部の機能ブロック図である。 1…燃焼室、2…ミキシングタンク、5…チャーベッ
ド、8…排ガス通過ライン、10…スーパヒータ、11…蒸
発器、12…高温節炭器、13…低温節炭器、17…下流側ラ
ンス選択部、18…上流側ランス選択部、19…管理選択
部、20…データ処理部、25,26…下流側・上流側タイマ
部、30…センサ信号入力部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 義和 熊本県八代市十条町1丁目1番地 十條製 紙株式会社八代工場内 (72)発明者 塩越 陽平 熊本県八代市十条町1丁目1番地 十條製 紙株式会社八代工場内 (72)発明者 松田 孝男 大阪府大阪市此花区島屋4丁目1番35号 川崎重工業株式会社大阪工場内 (72)発明者 井床 利之 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 中林 志郎 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 飯塚 和幸 東京都港区芝浦1丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 桑田 龍一 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 熊木 亜夫 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 村松 篤 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (56)参考文献 特開 昭56−56502(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】回収ボイラに設けた複数の熱伝達部に向け
て各々複数のスートブローランスが設置され、これらス
ートブローランスを適時動作させて前記各熱伝達部に付
着したダストを除去する回収ボイラのスートブロー制御
装置において、 前記複数の熱伝達部のうち燃焼排ガス下流側に位置する
熱伝達部に設置された複数のスートブローランスを一つ
又は少数グループを1単位として区分設定する下流側ス
ートブローランス設定手段と、 前記複数の熱伝達部のうち前記燃焼排ガス下流側の熱伝
達部を除いた熱伝達部となる燃焼排ガス上流側の各熱伝
達部に設置された複数のスートブローランスを熱伝達部
又は所定の一群を1単位として区分設定する上流側スー
トブローランス設定手段と、 前記下流側のスートブローランスを動作可能な時間帯と
前記上流側のスートブローランスを動作可能な時間帯と
が交互に繰り返すように設定され、前記下流側のスート
ブローランスの時間帯に下流側スートブロー制御指令を
少なくとも1回発生し、前記上流側のスートブローラン
スの時間帯に前記上流側スートブロー制御指令を少なく
とも1回発生させる管理制御手段と、 前記管理制御手段で順次発生させる下流側スートブロー
制御指令毎に区分を分散させて前記下流側のスートブロ
ーランスを前記下流側スートブローランス設定手段で区
分設定された1単位だけ動作させると共に動作終了後に
下流側スートブロー完了信号を送出する下流側スートブ
ローランス選択手段と、 前記管理制御手段で順次発生させる上流側スートブロー
制御指令毎に区分を分散させて前記上流側のスートブロ
ーランスを前記上流側スートブローランス設定手段で区
分設定された1単位だけ動作させると共に動作終了後に
上流側スートブロー完了信号を送出する上流側スートブ
ローランス選択手段と、 前記下流側の熱伝達部またはその近傍に設けられた測定
センサの出力に基づいて当該下流側熱伝達部の熱交換効
率を判断し、熱交換効率が所定値よりも低くなると前記
管理制御手段に割り込みを入れて前記下流側スートブロ
ー制御指令を発生させる下流側割込発生手段と、 前記上流側の熱伝達部またはその近傍に設けられた測定
センサの出力に基づいて当該上流側熱伝達部の熱交換効
率を判断し、熱交換効率が所定値よりも低くなると前記
管理制御手段に割り込みを入れて前記上流側スートブロ
ー制御指令を発生させる上流側割込発生手段と、 前記割込みによる上流側スートブロー制御指令に対応し
た前記上流側スートブロー完了信号が出力される前に前
記下流側スートブロー制御指令を発生させる時間が到来
する場合、前記上流側割込発生手段による割込みを排除
する割込排除手段と、 を具備したことを特徴とする回収ボイラのスートブロー
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61235669A JPH0826977B2 (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 | 回収ボイラのスートブロー制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61235669A JPH0826977B2 (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 | 回収ボイラのスートブロー制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6391416A JPS6391416A (ja) | 1988-04-22 |
| JPH0826977B2 true JPH0826977B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=16989443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61235669A Expired - Fee Related JPH0826977B2 (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 | 回収ボイラのスートブロー制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0826977B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6361926B2 (ja) * | 2015-01-05 | 2018-07-25 | Jfeエンジニアリング株式会社 | スートブロワ運転方法及びスートブロワ制御装置 |
| JP2017181007A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | Jfeエンジニアリング株式会社 | ボイラの閉塞抑制装置及び閉塞抑制方法 |
| FI129372B (fi) * | 2019-06-28 | 2022-01-14 | Andritz Oy | Soodakattilan savukaasun yhden tai useamman suhteellisen partikkeliryhmäosuuden määritys |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5656502A (en) * | 1979-10-13 | 1981-05-18 | Babcock Hitachi Kk | Controlling system of soot blower |
-
1986
- 1986-10-03 JP JP61235669A patent/JPH0826977B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6391416A (ja) | 1988-04-22 |
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