JPH08269A - 融合遺伝子、組換プラスミド、形質転換体および変異原性試験法 - Google Patents
融合遺伝子、組換プラスミド、形質転換体および変異原性試験法Info
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- JPH08269A JPH08269A JP6136137A JP13613794A JPH08269A JP H08269 A JPH08269 A JP H08269A JP 6136137 A JP6136137 A JP 6136137A JP 13613794 A JP13613794 A JP 13613794A JP H08269 A JPH08269 A JP H08269A
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- reca
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- plasmid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 変異原性物質によりDNAが損傷した場合
に、その程度を発光の強度として検出する変異原性試験
法であって、微生物細胞の破砕の必要がなく、簡単な操
作で、しかも短時間で高感度に変異原性の有無が判定で
きる試験法を提案する。 【構成】 レプレッサーとしてのlexAタンパク質が
結合するオペレーター(lexAオペレーター)および
recA遺伝子のプロモーター(recAプロモータ
ー)の下流にルシフェラーゼをコードするluxAB遺
伝子が結合している融合遺伝子(lexAオペレーター
−recAプロモーター−luxAB遺伝子)を有する
組換プラスミドが導入された形質転換体を、検体を含む
培地を用いて培養した後、ルシフェラーゼの基質となる
発光素を添加して発光させる。
に、その程度を発光の強度として検出する変異原性試験
法であって、微生物細胞の破砕の必要がなく、簡単な操
作で、しかも短時間で高感度に変異原性の有無が判定で
きる試験法を提案する。 【構成】 レプレッサーとしてのlexAタンパク質が
結合するオペレーター(lexAオペレーター)および
recA遺伝子のプロモーター(recAプロモータ
ー)の下流にルシフェラーゼをコードするluxAB遺
伝子が結合している融合遺伝子(lexAオペレーター
−recAプロモーター−luxAB遺伝子)を有する
組換プラスミドが導入された形質転換体を、検体を含む
培地を用いて培養した後、ルシフェラーゼの基質となる
発光素を添加して発光させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規かつ有用な融合遺
伝子、この融合遺伝子を有する組換プラスミド、この組
換プラスミドが導入された形質転換体、ならびにこの形
質転換体を用いた変異原性試験法に関する。
伝子、この融合遺伝子を有する組換プラスミド、この組
換プラスミドが導入された形質転換体、ならびにこの形
質転換体を用いた変異原性試験法に関する。
【0002】
【従来の技術】変異原性物質はその多くが発ガン性物質
でもあることから、環境中の変異原性物質を測定するこ
とは安全性評価の重要な項目のひとつになりつつある。
しかし環境中には多種多様の化学物質が存在するため、
機器分析により個々の変異原性物質を分離定量すること
は不可能である。そのため細胞DNAに対する変異原性
を総括的に評価できるような、生物を使用した変異原性
試験法が必要となる。
でもあることから、環境中の変異原性物質を測定するこ
とは安全性評価の重要な項目のひとつになりつつある。
しかし環境中には多種多様の化学物質が存在するため、
機器分析により個々の変異原性物質を分離定量すること
は不可能である。そのため細胞DNAに対する変異原性
を総括的に評価できるような、生物を使用した変異原性
試験法が必要となる。
【0003】現在までに数多くの変異原性試験法が開発
され、様々な生物材料が使用されている。それらの中で
微生物を用いて検体の変異原性の有無を測定する変異原
性試験法は短時間・安価な材料で簡便に行えるという利
点を有しており、既にいくつかの試験法が開発・汎用さ
れている。現在世界中で最も汎用されている変異原性試
験法のひとつにエイムズテスト(Ames−test)
がある。この試験法はヒスチジン要求性サルモネラ変異
株の菌液を、検体を含む平板最少培地に塗布・培養した
ときに出現する復帰突然変異株のコロニー数から、検体
の変異原性の有無を判断するものである。しかし、この
試験法は、ヒスチジンを含んだサンプルを使用できない
ほか、培養に比較的長時間(48時間以上)かかるとい
う問題点がある。
され、様々な生物材料が使用されている。それらの中で
微生物を用いて検体の変異原性の有無を測定する変異原
性試験法は短時間・安価な材料で簡便に行えるという利
点を有しており、既にいくつかの試験法が開発・汎用さ
れている。現在世界中で最も汎用されている変異原性試
験法のひとつにエイムズテスト(Ames−test)
がある。この試験法はヒスチジン要求性サルモネラ変異
株の菌液を、検体を含む平板最少培地に塗布・培養した
ときに出現する復帰突然変異株のコロニー数から、検体
の変異原性の有無を判断するものである。しかし、この
試験法は、ヒスチジンを含んだサンプルを使用できない
ほか、培養に比較的長時間(48時間以上)かかるとい
う問題点がある。
【0004】上記エイムズテストの他にも、SOSクロ
モテスト(例えば、特開平5−211865号など)や
ウムテスト(umu−test,Mutation R
es.,147:219−229(1985))などが
提案されている。これらの変異原性試験法は、「変異原
性物質を感知するSOS遺伝子」および「定量可能な酵
素をコードする遺伝子」からなる融合遺伝子を導入して
形質転換した微生物を用いた試験法であり、SOS遺伝
子としてsfiAまたはumuDC、酵素をコードする
遺伝子としてβ−ガラクトシダーゼをコードするlac
Zを使用している。そしてこれらの変異原性試験法で
は、SOS誘発状態においてsfiAまたはumuDC
の制御下で誘発されるβ−ガラクトシダーゼの活性を測
定することにより、変異原性の有無を検出している。
モテスト(例えば、特開平5−211865号など)や
ウムテスト(umu−test,Mutation R
es.,147:219−229(1985))などが
提案されている。これらの変異原性試験法は、「変異原
性物質を感知するSOS遺伝子」および「定量可能な酵
素をコードする遺伝子」からなる融合遺伝子を導入して
形質転換した微生物を用いた試験法であり、SOS遺伝
子としてsfiAまたはumuDC、酵素をコードする
遺伝子としてβ−ガラクトシダーゼをコードするlac
Zを使用している。そしてこれらの変異原性試験法で
は、SOS誘発状態においてsfiAまたはumuDC
の制御下で誘発されるβ−ガラクトシダーゼの活性を測
定することにより、変異原性の有無を検出している。
【0005】これらの変異原性試験法は、DNAの損傷
を直接感知するSOS遺伝子が読まれる頻度を変異原性
の指標としているので、復帰変異コロニーをカウントす
るエイムズテストに比べて直接的、本質的である。しか
し、酵素活性の測定には、界面活性剤やトルエン等によ
る細胞破砕の操作が必要であり、また酵素の基質である
o−ニトロフェニル−β−D−ガラクトピラノシド等の
多数の試薬類が必要であるなどの問題点がある。
を直接感知するSOS遺伝子が読まれる頻度を変異原性
の指標としているので、復帰変異コロニーをカウントす
るエイムズテストに比べて直接的、本質的である。しか
し、酵素活性の測定には、界面活性剤やトルエン等によ
る細胞破砕の操作が必要であり、また酵素の基質である
o−ニトロフェニル−β−D−ガラクトピラノシド等の
多数の試薬類が必要であるなどの問題点がある。
【0006】さらに別な試験法として、微生物の発光を
変異原性の指標とするマイクロトックス(Microt
ox)試験法、ミュータトックス(Mutatox)試
験法がある。しかし、前者は発光細菌の発光量の減少を
変異原性の指標とする試験法であり、また逆に後者は発
光能を失った発光細菌の変異株を使用して、この変異株
の発光量の増加を変異原性の指標とする試験法であり、
DNAの損傷を直接感知する遺伝子が読まれる頻度を変
異原性の指標としている本発明とは原理的に異なる。
変異原性の指標とするマイクロトックス(Microt
ox)試験法、ミュータトックス(Mutatox)試
験法がある。しかし、前者は発光細菌の発光量の減少を
変異原性の指標とする試験法であり、また逆に後者は発
光能を失った発光細菌の変異株を使用して、この変異株
の発光量の増加を変異原性の指標とする試験法であり、
DNAの損傷を直接感知する遺伝子が読まれる頻度を変
異原性の指標としている本発明とは原理的に異なる。
【0007】ところで、特表平4−503003号に
は、水銀イオンにより特異的に誘発可能な遺伝子系(m
er−オペロン)と、生物発光能を付与する細菌性ルシ
フェラーゼ遺伝子(luxAB)とからなる融合遺伝子
を含むプラスミドベクターにより形質転換した微生物を
用いて、水銀を検出する方法が記載されている。この方
法では、水銀イオンにより特異的に誘発されたmer−
オペロンによりluxABが翻訳されてルシフェラーゼ
が生成され、この酵素による発光の有無または強度によ
り、水銀の検出または定量が行われる。しかし、上記公
報には、ルシフェラーゼによる発光を変異原性試験に利
用することは示唆されていない。
は、水銀イオンにより特異的に誘発可能な遺伝子系(m
er−オペロン)と、生物発光能を付与する細菌性ルシ
フェラーゼ遺伝子(luxAB)とからなる融合遺伝子
を含むプラスミドベクターにより形質転換した微生物を
用いて、水銀を検出する方法が記載されている。この方
法では、水銀イオンにより特異的に誘発されたmer−
オペロンによりluxABが翻訳されてルシフェラーゼ
が生成され、この酵素による発光の有無または強度によ
り、水銀の検出または定量が行われる。しかし、上記公
報には、ルシフェラーゼによる発光を変異原性試験に利
用することは示唆されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、変異
原性物質によりDNAが損傷した場合に、その程度を発
光の強度として検出することができ、これにより種々の
化合物の変異原性の有無の判定に利用することができる
新規かつ有用な融合遺伝子を提供することである。本発
明の他の目的は、上記融合遺伝子を組込んだ組換プラス
ミドを提供することである。本発明の別の目的は、上記
組換プラスミドを宿主細菌に導入した形質転換体を提供
することである。本発明のさらに別の目的は、上記形質
転換体を用いて、細胞破砕の必要がなく、簡単な操作
で、しかも短時間で高感度に変異原性の有無を判定する
ことができる変異原性試験法を提案することである。
原性物質によりDNAが損傷した場合に、その程度を発
光の強度として検出することができ、これにより種々の
化合物の変異原性の有無の判定に利用することができる
新規かつ有用な融合遺伝子を提供することである。本発
明の他の目的は、上記融合遺伝子を組込んだ組換プラス
ミドを提供することである。本発明の別の目的は、上記
組換プラスミドを宿主細菌に導入した形質転換体を提供
することである。本発明のさらに別の目的は、上記形質
転換体を用いて、細胞破砕の必要がなく、簡単な操作
で、しかも短時間で高感度に変異原性の有無を判定する
ことができる変異原性試験法を提案することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の融合遺伝
子、組換プラスミド、形質転換体および変異原性試験法
である。 (1)レプレッサーとしてのlexAタンパク質が結合
するオペレーターおよびrecA遺伝子のプロモーター
の下流に、ルシフェラーゼをコードするluxAB遺伝
子が結合していることを特徴とする融合遺伝子。 (2)レプレッサーとしてのlexAタンパク質が結合
するオペレーターおよびrecA遺伝子のプロモーター
の下流に、ルシフェラーゼをコードするluxAB遺伝
子が結合している融合遺伝子を有することを特徴とする
組換プラスミド。 (3)レプレッサーとしてのlexAタンパク質が結合
するオペレーターおよびrecA遺伝子のプロモーター
の下流に、ルシフェラーゼをコードするluxAB遺伝
子が結合している融合遺伝子を有する組換プラスミドで
あって、下記制限酵素地図(1)で表されることを特徴
とする組換プラスミドpMAS10。
子、組換プラスミド、形質転換体および変異原性試験法
である。 (1)レプレッサーとしてのlexAタンパク質が結合
するオペレーターおよびrecA遺伝子のプロモーター
の下流に、ルシフェラーゼをコードするluxAB遺伝
子が結合していることを特徴とする融合遺伝子。 (2)レプレッサーとしてのlexAタンパク質が結合
するオペレーターおよびrecA遺伝子のプロモーター
の下流に、ルシフェラーゼをコードするluxAB遺伝
子が結合している融合遺伝子を有することを特徴とする
組換プラスミド。 (3)レプレッサーとしてのlexAタンパク質が結合
するオペレーターおよびrecA遺伝子のプロモーター
の下流に、ルシフェラーゼをコードするluxAB遺伝
子が結合している融合遺伝子を有する組換プラスミドで
あって、下記制限酵素地図(1)で表されることを特徴
とする組換プラスミドpMAS10。
【化2】 (地図中、lexAopはlexAタンパク質が結合す
るオペレーター、recAprはrecA遺伝子のプロ
モーター、luxABはluxAB遺伝子、Ampはア
ンピシリン耐性遺伝子、pBR322はプラスミドpB
R322由来の塩基配列を示す。) (4)上記(2)または(3)記載の組換プラスミドが
導入されたことを特徴とする形質転換体。 (5)上記(4)記載の形質転換体を、検体を含む培地
を用いて培養した後、ルシフェラーゼの基質となる発光
素を添加して発光させることを特徴とする変異原性試験
法。
るオペレーター、recAprはrecA遺伝子のプロ
モーター、luxABはluxAB遺伝子、Ampはア
ンピシリン耐性遺伝子、pBR322はプラスミドpB
R322由来の塩基配列を示す。) (4)上記(2)または(3)記載の組換プラスミドが
導入されたことを特徴とする形質転換体。 (5)上記(4)記載の形質転換体を、検体を含む培地
を用いて培養した後、ルシフェラーゼの基質となる発光
素を添加して発光させることを特徴とする変異原性試験
法。
【0010】本発明の融合遺伝子を構成するオペレータ
ーは、レプレッサーとしてのlexAタンパク質が結合
する結合部位である(以下、lexAオペレーターまた
はlexAopという場合がある)。lexAオペレー
ターの塩基配列は公知であり、配列表の配列番号:1に
記載した配列の存在位置1..20がこれに相当する。
ーは、レプレッサーとしてのlexAタンパク質が結合
する結合部位である(以下、lexAオペレーターまた
はlexAopという場合がある)。lexAオペレー
ターの塩基配列は公知であり、配列表の配列番号:1に
記載した配列の存在位置1..20がこれに相当する。
【0011】本発明の融合遺伝子を構成するrecA遺
伝子のプロモーター(以下、recAプロモーターまた
はrecAprという場合がある)の塩基配列は公知で
あり、配列番号:1の配列の存在位置19..25がこれに相
当する。配列番号:1に示されているように、recA
プロモーターの配列とlexAオペレーターの配列とは
一部重複しているので、recAプロモーターはレプレ
ッサーにより調節される。lexAオペレーターとre
cAプロモーターとは必ずしも重複している必要はな
く、レプレッサーであるlexAタンパク質によりre
cAプロモーターが調節されるような位置関係にあれば
よく、例えばrecAプロモーターの下流にlexAオ
ペレーターが存在しているDNA断片も、本発明で使用
することができる。
伝子のプロモーター(以下、recAプロモーターまた
はrecAprという場合がある)の塩基配列は公知で
あり、配列番号:1の配列の存在位置19..25がこれに相
当する。配列番号:1に示されているように、recA
プロモーターの配列とlexAオペレーターの配列とは
一部重複しているので、recAプロモーターはレプレ
ッサーにより調節される。lexAオペレーターとre
cAプロモーターとは必ずしも重複している必要はな
く、レプレッサーであるlexAタンパク質によりre
cAプロモーターが調節されるような位置関係にあれば
よく、例えばrecAプロモーターの下流にlexAオ
ペレーターが存在しているDNA断片も、本発明で使用
することができる。
【0012】配列番号:1に記載した塩基配列は、市販
のプラスミドまたは市販の微生物の染色体DNAから、
制限酵素によりrecAプロモーターを含む部分を切出
すことにより得ることができる。この場合、配列番号:
1に記載した塩基配列の前後に他の塩基が結合している
が、このような断片をそのままlexAオペレーターお
よびrecAプロモーターを含むDNA断片として使用
することができるし、酵素処理などにより前後の他の塩
基を除去したり、場合によっては別の塩基を付加したも
のを使用することができる。すなわち、本発明で使用す
るlexAオペレーターは、配列番号:1の存在位置
1..20に示す塩基配列が必須の最小単位であり、この配
列の前後に他の塩基が結合したDNA断片もlexAオ
ペレーターとして使用することができる。またrecA
プロモーターも、配列番号:1の存在位置19..25に示す
塩基配列が必須の最小単位であり、この配列の前後に他
の塩基が結合したDNA断片もrecAプロモーターと
して使用することができる。
のプラスミドまたは市販の微生物の染色体DNAから、
制限酵素によりrecAプロモーターを含む部分を切出
すことにより得ることができる。この場合、配列番号:
1に記載した塩基配列の前後に他の塩基が結合している
が、このような断片をそのままlexAオペレーターお
よびrecAプロモーターを含むDNA断片として使用
することができるし、酵素処理などにより前後の他の塩
基を除去したり、場合によっては別の塩基を付加したも
のを使用することができる。すなわち、本発明で使用す
るlexAオペレーターは、配列番号:1の存在位置
1..20に示す塩基配列が必須の最小単位であり、この配
列の前後に他の塩基が結合したDNA断片もlexAオ
ペレーターとして使用することができる。またrecA
プロモーターも、配列番号:1の存在位置19..25に示す
塩基配列が必須の最小単位であり、この配列の前後に他
の塩基が結合したDNA断片もrecAプロモーターと
して使用することができる。
【0013】配列番号:1に記載した塩基配列を得る具
体的な方法としては、例えばpKH502プラスミド
(ATCCからNo.37293のカタログ番号で市販
されている)をEcoRIおよびBamHIで切出した
236bpの断片として得ることができる。別な方法と
しては、エセリシア コリ K−12株(ATCCから
No.23716のカタログ番号で市販されている)の
染色体DNAを精製した後、BamHIが切断して約
3.1kbのDNA断片を得、この断片をPstIで切
断した約1.2kbのDNA断片として得ることができ
る。
体的な方法としては、例えばpKH502プラスミド
(ATCCからNo.37293のカタログ番号で市販
されている)をEcoRIおよびBamHIで切出した
236bpの断片として得ることができる。別な方法と
しては、エセリシア コリ K−12株(ATCCから
No.23716のカタログ番号で市販されている)の
染色体DNAを精製した後、BamHIが切断して約
3.1kbのDNA断片を得、この断片をPstIで切
断した約1.2kbのDNA断片として得ることができ
る。
【0014】本発明の融合遺伝子を構成するluxAB
遺伝子は、luxA遺伝子の下流にluxB遺伝子が結
合している遺伝子である。luxAB遺伝子はルシフェ
ラーゼ酵素をコードする遺伝子であり、luxA遺伝子
およびluxB遺伝子がそれぞれルシフェラーゼのサブ
ユニットをコードしている。luxA遺伝子およびlu
xB遺伝子の塩基配列は公知であり、配列番号:2の配
列の中に記載されている。すなわち配列番号:2の存在
位置137..1201がluxA遺伝子であり、存在位置123
1..2202がluxB遺伝子である。
遺伝子は、luxA遺伝子の下流にluxB遺伝子が結
合している遺伝子である。luxAB遺伝子はルシフェ
ラーゼ酵素をコードする遺伝子であり、luxA遺伝子
およびluxB遺伝子がそれぞれルシフェラーゼのサブ
ユニットをコードしている。luxA遺伝子およびlu
xB遺伝子の塩基配列は公知であり、配列番号:2の配
列の中に記載されている。すなわち配列番号:2の存在
位置137..1201がluxA遺伝子であり、存在位置123
1..2202がluxB遺伝子である。
【0015】配列番号:2に記載したluxAB遺伝子
を含むDNA断片は、市販の微生物の染色体DNAから
切出すことができる。この場合、luxA遺伝子の前、
luxA遺伝子とluxB遺伝子との間、luxB遺伝
子の後に、luxA遺伝子およびluxB遺伝子以外の
他の塩基が結合しているが、このようなDNA断片をそ
のままluxAB遺伝子として使用することができる。
また酵素処理などにより他の塩基の一部または全部を除
去したり、場合によっては別の塩基を付加したものを使
用することもできる。この点はlexAオペレータやr
ecAプロモーターの場合と同様である。
を含むDNA断片は、市販の微生物の染色体DNAから
切出すことができる。この場合、luxA遺伝子の前、
luxA遺伝子とluxB遺伝子との間、luxB遺伝
子の後に、luxA遺伝子およびluxB遺伝子以外の
他の塩基が結合しているが、このようなDNA断片をそ
のままluxAB遺伝子として使用することができる。
また酵素処理などにより他の塩基の一部または全部を除
去したり、場合によっては別の塩基を付加したものを使
用することもできる。この点はlexAオペレータやr
ecAプロモーターの場合と同様である。
【0016】配列番号:2に記載したDNA断片を得る
具体的な方法としては、例えばATCCからNo.33
843のカタログ番号で市販されているビブリオ ハル
ベイ(Vibrio harveyi)の染色体DNA
を精製した後、HindIIIで切断して約3.9kbの
DNA断片を得、この断片をSalIおよびPvuIIで
切断した約2.4kbのDNA断片として得ることがで
きる。
具体的な方法としては、例えばATCCからNo.33
843のカタログ番号で市販されているビブリオ ハル
ベイ(Vibrio harveyi)の染色体DNA
を精製した後、HindIIIで切断して約3.9kbの
DNA断片を得、この断片をSalIおよびPvuIIで
切断した約2.4kbのDNA断片として得ることがで
きる。
【0017】本発明の融合遺伝子は、前記のようなle
xAオペレーターおよびrecAプロモーターの下流
に、上記のようなluxAB遺伝子が結合した融合遺伝
子である。このような融合遺伝子を有する組換プラスミ
ドを宿主細菌に導入することにより、本発明の形質転換
体を得ることができる。
xAオペレーターおよびrecAプロモーターの下流
に、上記のようなluxAB遺伝子が結合した融合遺伝
子である。このような融合遺伝子を有する組換プラスミ
ドを宿主細菌に導入することにより、本発明の形質転換
体を得ることができる。
【0018】このような本発明の形質転換体では、通常
はレプレッサーとしてのlexAタンパク質がlexA
オペレーターに結合しており、luxAB遺伝子の発現
は抑制されている。ところが、変異原性物質によりDN
Aが損傷を受けてSOS誘発状態になると、recAの
産生するタンパク質がlexAオペレーターに結合して
いるレプレッサーの自己分解能(プロテアーゼ活性)を
活性化することにより、レプレッサータンパク質が自己
分解する。このようなSOS誘発状態になると、rec
Aプロモーターの下流にあるluxAB遺伝子の翻訳が
開始され、ルシフェラーゼが生産される。ここにルシフ
ェラーゼの基質となる発光素(ルシフェリン)を添加す
ると、発光が生じる。
はレプレッサーとしてのlexAタンパク質がlexA
オペレーターに結合しており、luxAB遺伝子の発現
は抑制されている。ところが、変異原性物質によりDN
Aが損傷を受けてSOS誘発状態になると、recAの
産生するタンパク質がlexAオペレーターに結合して
いるレプレッサーの自己分解能(プロテアーゼ活性)を
活性化することにより、レプレッサータンパク質が自己
分解する。このようなSOS誘発状態になると、rec
Aプロモーターの下流にあるluxAB遺伝子の翻訳が
開始され、ルシフェラーゼが生産される。ここにルシフ
ェラーゼの基質となる発光素(ルシフェリン)を添加す
ると、発光が生じる。
【0019】発光の強度は変異原性物質の濃度と正の相
関関係があるので、発光の強度を測定することにより、
または発光の有無により、変異原性物質の有無、または
相対的な濃度の高低を検出することができる。このよう
に、lexAオペレーターおよびrecAプロモーター
は、変異原性物質を感知するセンサーとして作用し、l
uxAB遺伝子は感知した変異原性を容易に検出可能な
光に変換する発光源として作用している。
関関係があるので、発光の強度を測定することにより、
または発光の有無により、変異原性物質の有無、または
相対的な濃度の高低を検出することができる。このよう
に、lexAオペレーターおよびrecAプロモーター
は、変異原性物質を感知するセンサーとして作用し、l
uxAB遺伝子は感知した変異原性を容易に検出可能な
光に変換する発光源として作用している。
【0020】本発明の組換プラスミドは前記融合遺伝子
を含むものであるが、宿主細菌中でプラスミドとして存
在するためには、自律複製を可能とするDNA領域が設
けられる。またクローニング時の微生物検出用のマーカ
ーとして薬剤耐性遺伝子を設けるのが好ましく、例えば
アンピシリン耐性遺伝子、クロラムフェニコール耐性遺
伝子、カナマイシン耐性遺伝子、テトラサイクリン耐性
遺伝子等が使用できる。変異原性試験に使用する形質転
換体を得る場合に好ましく利用できる組換プラスミドと
しては、前記制限酵素地図(1)で表される組換プラス
ミドpMAS10があげられる。
を含むものであるが、宿主細菌中でプラスミドとして存
在するためには、自律複製を可能とするDNA領域が設
けられる。またクローニング時の微生物検出用のマーカ
ーとして薬剤耐性遺伝子を設けるのが好ましく、例えば
アンピシリン耐性遺伝子、クロラムフェニコール耐性遺
伝子、カナマイシン耐性遺伝子、テトラサイクリン耐性
遺伝子等が使用できる。変異原性試験に使用する形質転
換体を得る場合に好ましく利用できる組換プラスミドと
しては、前記制限酵素地図(1)で表される組換プラス
ミドpMAS10があげられる。
【0021】組換プラスミドpMAS10は、次のよう
に得ることができる。まず、前記方法によりエセリシア
コリ K−12株から、lexAオペレーターおよび
recAプロモーターを含む約1.2kbのDNA断片
(BamHI〜PstI断片)を得る。この際、この断
片は、プラスミドpTrc99AをBamHIおよびP
stIで切断した約4.2kbのプラスミドに組込んで
おく。pTrc99AはNo.27−5007−01の
コード番号でファルマシア社から市販されている。次に
上記1.2kbのDNA断片を含むプラスミドをPst
Iで切断した後、T4ポリメラーゼで切断面を平滑化
し、次にSalIリンカーをライゲーションする。これ
により約5.4kbのプラスミドが得られる。
に得ることができる。まず、前記方法によりエセリシア
コリ K−12株から、lexAオペレーターおよび
recAプロモーターを含む約1.2kbのDNA断片
(BamHI〜PstI断片)を得る。この際、この断
片は、プラスミドpTrc99AをBamHIおよびP
stIで切断した約4.2kbのプラスミドに組込んで
おく。pTrc99AはNo.27−5007−01の
コード番号でファルマシア社から市販されている。次に
上記1.2kbのDNA断片を含むプラスミドをPst
Iで切断した後、T4ポリメラーゼで切断面を平滑化
し、次にSalIリンカーをライゲーションする。これ
により約5.4kbのプラスミドが得られる。
【0022】上記操作とは別に、前記方法によりビブリ
オ ハルベイ(ATCC33843)からluxAB遺
伝子を含む約2.4kbのDNA断片(SalI〜Pv
uII断片)を得る。次にPvuII切断末端にSalIリ
ンカーをライゲーションした後、SalIで切断し、両
末端がSalIで切断された約2.4kbのDNA断片
を得る。
オ ハルベイ(ATCC33843)からluxAB遺
伝子を含む約2.4kbのDNA断片(SalI〜Pv
uII断片)を得る。次にPvuII切断末端にSalIリ
ンカーをライゲーションした後、SalIで切断し、両
末端がSalIで切断された約2.4kbのDNA断片
を得る。
【0023】この約2.4kbのDNA断片を、上記約
5.4kbのプラスミドをSalIで切断した後脱リン
酸化処理を行ったプラスミドと混合し、ライゲーション
する。この操作により、本発明の融合遺伝子が作成され
る。ここで得られたプラスミドをBamHIおよびHi
ndIII(HindIIIの切断点がSalI切断点のすぐ
近くにある)で切断することにより、本発明の約3.6
kbの融合遺伝子が得られる。
5.4kbのプラスミドをSalIで切断した後脱リン
酸化処理を行ったプラスミドと混合し、ライゲーション
する。この操作により、本発明の融合遺伝子が作成され
る。ここで得られたプラスミドをBamHIおよびHi
ndIII(HindIIIの切断点がSalI切断点のすぐ
近くにある)で切断することにより、本発明の約3.6
kbの融合遺伝子が得られる。
【0024】上記により得られる約3.6kbの融合遺
伝子を、pBR322プラスミドをEcoRIおよびB
amHIで切断したプラスミドと混合することにより、
目的とする組換プラスミドpMAS10が得られる。な
お、pBR322はNo.DNA−003のコード番号
で東洋紡(株)から市販されている。
伝子を、pBR322プラスミドをEcoRIおよびB
amHIで切断したプラスミドと混合することにより、
目的とする組換プラスミドpMAS10が得られる。な
お、pBR322はNo.DNA−003のコード番号
で東洋紡(株)から市販されている。
【0025】組換プラスミドの宿主細菌への導入は、エ
レクトロポーレーション法、カルシウムおよびルビジウ
ム処理による方法、ヘルパープラスミドを用いた伝達に
よる方法等によって、容易に行うことができる。宿主細
菌としては、組換プラスミドが安定に維持され、かつS
OS修復能を有する細菌を用いることができる。このよ
うな宿主細菌としては、一連の腸内細菌、例えばSal
monella typhimurium, Alca
ligenes faecalis, Escheri
chia coli, Enterobacter c
loacae,Yersinia ruckeriなど
があげられるが、中でもサルモネラチフィムリウム(S
almonella typhimurium)から作
成された変異株、例えば財団法人発酵研究所(INST
ITUTE FOR FERMENTATION,OS
AKA(IFO))からNo.14209のカタログ番
号で市販されているサルモネラ チフィムリウムが好ま
しい。
レクトロポーレーション法、カルシウムおよびルビジウ
ム処理による方法、ヘルパープラスミドを用いた伝達に
よる方法等によって、容易に行うことができる。宿主細
菌としては、組換プラスミドが安定に維持され、かつS
OS修復能を有する細菌を用いることができる。このよ
うな宿主細菌としては、一連の腸内細菌、例えばSal
monella typhimurium, Alca
ligenes faecalis, Escheri
chia coli, Enterobacter c
loacae,Yersinia ruckeriなど
があげられるが、中でもサルモネラチフィムリウム(S
almonella typhimurium)から作
成された変異株、例えば財団法人発酵研究所(INST
ITUTE FOR FERMENTATION,OS
AKA(IFO))からNo.14209のカタログ番
号で市販されているサルモネラ チフィムリウムが好ま
しい。
【0026】上記のようにして得られた形質転換体を用
いて変異原性試験を行うには、変異原性の有無を判定し
たい検体を含む培地を用いて形質転換体を培養し、ルシ
フェラーゼの基質となる発光素を添加して発光させるこ
とにより行うことができる。検出される変異原性物質の
種類は限定されず、例えば、検体中にメタンスルホン酸
メチル、マイトマイシンC、4−ニトロキノリン−N−
オキシド、ナリジキシン酸、9−アミノアクリジン、2
−ニトロフルオレン、N−エチル−N′−ニトロ−ニト
ロソグアニジンまたはこれらの混合物、あるいはこれま
でに知られていない変異原性物質があげられる。
いて変異原性試験を行うには、変異原性の有無を判定し
たい検体を含む培地を用いて形質転換体を培養し、ルシ
フェラーゼの基質となる発光素を添加して発光させるこ
とにより行うことができる。検出される変異原性物質の
種類は限定されず、例えば、検体中にメタンスルホン酸
メチル、マイトマイシンC、4−ニトロキノリン−N−
オキシド、ナリジキシン酸、9−アミノアクリジン、2
−ニトロフルオレン、N−エチル−N′−ニトロ−ニト
ロソグアニジンまたはこれらの混合物、あるいはこれま
でに知られていない変異原性物質があげられる。
【0027】培養は形質転換体に適した条件で行われる
が、例えばサルモネラ チフィムリウム(IFO142
09)の場合は、37℃の定温下で、大腸菌の培養に一
般的に使用される栄養培地、例えばLB培地など、で行
うのが好ましい。培地は液体培地でも固体培地でもよい
が、液体培地が好ましい。培養時間は12〜16時間が
適当である。
が、例えばサルモネラ チフィムリウム(IFO142
09)の場合は、37℃の定温下で、大腸菌の培養に一
般的に使用される栄養培地、例えばLB培地など、で行
うのが好ましい。培地は液体培地でも固体培地でもよい
が、液体培地が好ましい。培養時間は12〜16時間が
適当である。
【0028】このようにして培養した後添加する発光素
としては、n−デシルアルデヒド、n−ノニルアルデヒ
ド等の長鎖アルデヒドなどがあげられる。検体中に変異
原性物質が含まれていた場合には、既に説明したように
ルシフェラーゼが生産されているので、発光素が分解さ
れて発光が生じる。この発光を検出することにより、変
異原性の有無を判定する指標とすることができる。
としては、n−デシルアルデヒド、n−ノニルアルデヒ
ド等の長鎖アルデヒドなどがあげられる。検体中に変異
原性物質が含まれていた場合には、既に説明したように
ルシフェラーゼが生産されているので、発光素が分解さ
れて発光が生じる。この発光を検出することにより、変
異原性の有無を判定する指標とすることができる。
【0029】変異原性物質を含まないコントロール試験
では、発光は生じないか、または比較的に弱い発光が生
じるだけなので、発光の有無または発光強度の変化によ
り変異原性の有無またはDNA損傷の程度を判定するこ
とができる。例えば、コントロールよりも発光強度が大
きくなった場合は、それだけDNAの損傷が大きいと判
定することができる。通常、コントロールに対して発光
強度が2倍以上になった場合は、変異原性ありと判定す
ることができる。発光は、ルシフェラーゼの活性が高く
維持される条件で行うのが好ましく、通常温度30〜3
7℃、pH7前後の条件で行うのが好ましい。
では、発光は生じないか、または比較的に弱い発光が生
じるだけなので、発光の有無または発光強度の変化によ
り変異原性の有無またはDNA損傷の程度を判定するこ
とができる。例えば、コントロールよりも発光強度が大
きくなった場合は、それだけDNAの損傷が大きいと判
定することができる。通常、コントロールに対して発光
強度が2倍以上になった場合は、変異原性ありと判定す
ることができる。発光は、ルシフェラーゼの活性が高く
維持される条件で行うのが好ましく、通常温度30〜3
7℃、pH7前後の条件で行うのが好ましい。
【0030】発光はルミノメーターなどの装置により容
易に測定することができる。この場合、培養後の培地を
直接発光測定に供することができるので細菌の破砕は必
要なく、このため試験操作は簡単である。また発光は微
量でも定量可能であり、またDNAの損傷を直接感知す
る遺伝子が読まれる頻度を変異原性の指標としているの
で、高感度で変異原性物質の検出が可能である。
易に測定することができる。この場合、培養後の培地を
直接発光測定に供することができるので細菌の破砕は必
要なく、このため試験操作は簡単である。また発光は微
量でも定量可能であり、またDNAの損傷を直接感知す
る遺伝子が読まれる頻度を変異原性の指標としているの
で、高感度で変異原性物質の検出が可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明の融合遺伝子によれば、変異原性
物質によりDNAが損傷した場合に、その程度を発光の
強度により検出可能であり、このため変異原性試験に利
用することができる。また本発明の組換プラスミドは、
上記融合遺伝子を含み、変異原性試験に用いる形質転換
体を調製する際にベクターとして利用することができ
る。
物質によりDNAが損傷した場合に、その程度を発光の
強度により検出可能であり、このため変異原性試験に利
用することができる。また本発明の組換プラスミドは、
上記融合遺伝子を含み、変異原性試験に用いる形質転換
体を調製する際にベクターとして利用することができ
る。
【0032】また本発明の形質転換体は、上記組換プラ
スミドを保持し、変異原性試験に利用することができ
る。さらに本発明の変異原性試験法によれば、上記形質
転換体を用いることにより、細胞破砕の必要はなく、簡
単な操作で、しかも短時間で高感度に変異原性試験を行
うことができる。
スミドを保持し、変異原性試験に利用することができ
る。さらに本発明の変異原性試験法によれば、上記形質
転換体を用いることにより、細胞破砕の必要はなく、簡
単な操作で、しかも短時間で高感度に変異原性試験を行
うことができる。
【0033】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。実施
例で使用したプラスミドおよび微生物は次の通りであ
る。 1)エセリシア コリ K−12株(Escheric
hia coli k−12株) ATCC No.23716のカタログ番号でATCC
(AmericanType Culture Col
lection)から市販されている。この大腸菌の染
色体DNA中にはlexAオペレーター、recAプロ
モーターおよびrecA遺伝子が含まれており、Bam
HIにより約3.1kbのDNA断片として切出される
ことがわかっている(Proc.Natl.Acad.
Sci.,77:313−317(1980))。
例で使用したプラスミドおよび微生物は次の通りであ
る。 1)エセリシア コリ K−12株(Escheric
hia coli k−12株) ATCC No.23716のカタログ番号でATCC
(AmericanType Culture Col
lection)から市販されている。この大腸菌の染
色体DNA中にはlexAオペレーター、recAプロ
モーターおよびrecA遺伝子が含まれており、Bam
HIにより約3.1kbのDNA断片として切出される
ことがわかっている(Proc.Natl.Acad.
Sci.,77:313−317(1980))。
【0034】2)ビブリオ ハルベイ(Vibrio
harveyi) ATCC No.33843のカタログ番号でATCC
から市販されているビブリオ ハルベイを使用した。こ
の菌体の染色体DNA中にはluxAB遺伝子が含まれ
ており、HindIIIにより約4kbのDNA断片とし
て切出されることがわかっている(Biochemis
try23:3663−3667(1984))。
harveyi) ATCC No.33843のカタログ番号でATCC
から市販されているビブリオ ハルベイを使用した。こ
の菌体の染色体DNA中にはluxAB遺伝子が含まれ
ており、HindIIIにより約4kbのDNA断片とし
て切出されることがわかっている(Biochemis
try23:3663−3667(1984))。
【0035】3)エセリシア コリ(Escheric
hia coli)HB101 ベセスダ・リサーチ社からライブラリー エフィシェン
シィTM HB101コンピテントセルの品名で市販され
ており、コスモバイオ社を通して入手可能である。 4)エセリシア コリ(Escherichia co
li)RR1 ベセスダ・リサーチ社からライブラリー エフィシェン
シィTM RR1コンピテントセルの品名で市販されてお
り、コスモバイオ社を通して入手可能である。 5)pBR322プラスミド 東洋紡(株)から市販されている。コードNo.DNA
−003。 6)pTrc99Aプラスミド ファルマシア社から市販されている。コードNo.27
−5007−01。
hia coli)HB101 ベセスダ・リサーチ社からライブラリー エフィシェン
シィTM HB101コンピテントセルの品名で市販され
ており、コスモバイオ社を通して入手可能である。 4)エセリシア コリ(Escherichia co
li)RR1 ベセスダ・リサーチ社からライブラリー エフィシェン
シィTM RR1コンピテントセルの品名で市販されてお
り、コスモバイオ社を通して入手可能である。 5)pBR322プラスミド 東洋紡(株)から市販されている。コードNo.DNA
−003。 6)pTrc99Aプラスミド ファルマシア社から市販されている。コードNo.27
−5007−01。
【0036】7)サルモネラ チフィムリウム(Sal
monella typhimurium)IFO14
209株 財団法人発酵研究所〔INSTITUTE FOR F
ERMENTATION,OSAKA(IFO)〕か
ら、No.14209のカタログ番号で市販されてい
る。この株は本来エイムズテストに用いるためにサルモ
ネラ チフィリウムLT−2株から作成された変異株で
あり(Proc.Natl.Acad.Sci.,7
0:782−786(1973))、ヒスチジン要求
性、膜の変異rfa、切出し修復能を支配するuvrB
遺伝子の欠損という3種類の変異を有する。膜変異によ
り化学物質の細胞膜透過性が良く、さらにuvrB欠損
によりDNA修復能が損なわれているため変異原性物質
に対する感受性が良くなっている。このことから、この
株は前述の変異原性試験ウムテストにおいてもumuD
C−lacZ融合遺伝子を含むプラスミドの宿主として
使用されている(Mutation Res.,14
7:219−229(1985))。
monella typhimurium)IFO14
209株 財団法人発酵研究所〔INSTITUTE FOR F
ERMENTATION,OSAKA(IFO)〕か
ら、No.14209のカタログ番号で市販されてい
る。この株は本来エイムズテストに用いるためにサルモ
ネラ チフィリウムLT−2株から作成された変異株で
あり(Proc.Natl.Acad.Sci.,7
0:782−786(1973))、ヒスチジン要求
性、膜の変異rfa、切出し修復能を支配するuvrB
遺伝子の欠損という3種類の変異を有する。膜変異によ
り化学物質の細胞膜透過性が良く、さらにuvrB欠損
によりDNA修復能が損なわれているため変異原性物質
に対する感受性が良くなっている。このことから、この
株は前述の変異原性試験ウムテストにおいてもumuD
C−lacZ融合遺伝子を含むプラスミドの宿主として
使用されている(Mutation Res.,14
7:219−229(1985))。
【0037】実施例1 1)lexAオペレーター、recAプロモーターおよ
びrecA遺伝子の単離lexA オペレーター、recAプロモーターおよびr
ecA遺伝子をエセリシア コリ K−12株の染色体
DNAから、BamHIにより約3.1kbのDNA断
片として切出した。クローニングは文献(J.Bact
eriol.,163:568−572(1985))
を参照し、ショットガン法により行い、下記式(2)に
示すプラスミドを得た。
びrecA遺伝子の単離lexA オペレーター、recAプロモーターおよびr
ecA遺伝子をエセリシア コリ K−12株の染色体
DNAから、BamHIにより約3.1kbのDNA断
片として切出した。クローニングは文献(J.Bact
eriol.,163:568−572(1985))
を参照し、ショットガン法により行い、下記式(2)に
示すプラスミドを得た。
【化3】 (式中、lexAop、recApr、Ampおよびp
BR322は前記と同じものを示す。recAはrec
A遺伝子を示す。)
BR322は前記と同じものを示す。recAはrec
A遺伝子を示す。)
【0038】すなわち、エセリシア コリ K−12株
の染色体DNAを精製し、BamHIにより切断した
後、pBR322プラスミドと混合してライゲーション
を行った。ライゲーション溶液を、CaCl2処理によ
り作成したエセリシア コリHB101のコンピテント
セル(加えたDNAを取込む状態にある細胞)と混合
し、トランスフォーメーションを行った。その後、適当
に希釈した菌液を、0.01%のメタンスルホン酸メチ
ル(この化合物は変異原性物質である。以下、MMSと
略す場合がある)を含むLBプレートに植菌した。37
℃で一晩培養後、プレート上に出現したコロニーを液体
培地で培養した後、プラスミドを精製した。得られたプ
ラスミドをBamHIで切断した後、アガロースゲル電
気泳動によりBamHIによる切断パターンを調べた。
その結果、pBR322のBamHIサイトには約3.
1kbのDNA断片が組込まれていた。さらに2種類の
制限酵素(EcoRI,PstI)を用いてプラスミド
の切断パターンを調べたところ、文献(Proc.Na
tl.Acad.Sci.,77:313−317(1
980),Proc.Natl.Acad.Sci.,
77:2611−2615(1980))に等しい大き
さをもつDNA断片を確認できた。
の染色体DNAを精製し、BamHIにより切断した
後、pBR322プラスミドと混合してライゲーション
を行った。ライゲーション溶液を、CaCl2処理によ
り作成したエセリシア コリHB101のコンピテント
セル(加えたDNAを取込む状態にある細胞)と混合
し、トランスフォーメーションを行った。その後、適当
に希釈した菌液を、0.01%のメタンスルホン酸メチ
ル(この化合物は変異原性物質である。以下、MMSと
略す場合がある)を含むLBプレートに植菌した。37
℃で一晩培養後、プレート上に出現したコロニーを液体
培地で培養した後、プラスミドを精製した。得られたプ
ラスミドをBamHIで切断した後、アガロースゲル電
気泳動によりBamHIによる切断パターンを調べた。
その結果、pBR322のBamHIサイトには約3.
1kbのDNA断片が組込まれていた。さらに2種類の
制限酵素(EcoRI,PstI)を用いてプラスミド
の切断パターンを調べたところ、文献(Proc.Na
tl.Acad.Sci.,77:313−317(1
980),Proc.Natl.Acad.Sci.,
77:2611−2615(1980))に等しい大き
さをもつDNA断片を確認できた。
【0039】取得したDNA断片がlexAオペレータ
ー、recAプロモーターおよびrecA遺伝子を含ん
でいることを確認するため、以下のような実験を行っ
た。まず、約3.1kbのBamHI DNA断片を組
込んだ前記式(2)のプラスミドを、もともとrecA
遺伝子をもたないエセリシア コリ HB101に導入
して組換菌〔HB101(pBR322+recA)〕
を作成した。またコントロールとしてpBR322のみ
を導入した組換菌〔HB101(pBR322)〕を作
成した。これら2種類の組換菌を波長600nmの光の
吸光度(以下、OD600という)が約2.4になるま
で、液体培地で培養した。次にこの培養液を107倍希
釈した後、この菌液を100μlずつ、メタンスルホン
酸メチルを適当量(0〜2mM)含んだLBプレートに
植菌した。37℃で一晩培養後、各プレート上に出現し
たコロニーのカウントを行った。その結果、コントロー
ルとして用いたHB101(pBR322)はメタンス
ルホン酸メチル存在下で全くコロニーを形成できなかっ
た。これに対して、HB101(pBR322+rec
A)では0〜2mMの濃度範囲においてコロニー形成能
に対するメタンスルホン酸メチル濃度の影響は認められ
なかった。以上のことから、取得した約3.1kbのD
NA断片中にlexAオペレーター、recAプロモー
ターおよびrecA遺伝子が含まれていることが確認さ
れた。
ー、recAプロモーターおよびrecA遺伝子を含ん
でいることを確認するため、以下のような実験を行っ
た。まず、約3.1kbのBamHI DNA断片を組
込んだ前記式(2)のプラスミドを、もともとrecA
遺伝子をもたないエセリシア コリ HB101に導入
して組換菌〔HB101(pBR322+recA)〕
を作成した。またコントロールとしてpBR322のみ
を導入した組換菌〔HB101(pBR322)〕を作
成した。これら2種類の組換菌を波長600nmの光の
吸光度(以下、OD600という)が約2.4になるま
で、液体培地で培養した。次にこの培養液を107倍希
釈した後、この菌液を100μlずつ、メタンスルホン
酸メチルを適当量(0〜2mM)含んだLBプレートに
植菌した。37℃で一晩培養後、各プレート上に出現し
たコロニーのカウントを行った。その結果、コントロー
ルとして用いたHB101(pBR322)はメタンス
ルホン酸メチル存在下で全くコロニーを形成できなかっ
た。これに対して、HB101(pBR322+rec
A)では0〜2mMの濃度範囲においてコロニー形成能
に対するメタンスルホン酸メチル濃度の影響は認められ
なかった。以上のことから、取得した約3.1kbのD
NA断片中にlexAオペレーター、recAプロモー
ターおよびrecA遺伝子が含まれていることが確認さ
れた。
【0040】2)luxAB遺伝子の単離luxAB 遺伝子をビブリオ ハルベイの染色体DNA
から、HindIIIにより約4kbのDNA断片として
切出した。クローニングは文献(Biochemist
ry 23:3663−3667(1984))を参照
し、ショットガン法により行い、下記式(3)に示すプ
ラスミドを得た。
から、HindIIIにより約4kbのDNA断片として
切出した。クローニングは文献(Biochemist
ry 23:3663−3667(1984))を参照
し、ショットガン法により行い、下記式(3)に示すプ
ラスミドを得た。
【化4】 (式中、luxAB、AmpおよびpBR322は前記
と同じものを示す。)
と同じものを示す。)
【0041】すなわち、ビブリオ ハルベイの染色体D
NAを精製し、HindIIIにより切断した後、pBR
322プラスミドと混合してライゲーションを行った。
ライゲーション溶液を、CaCl2処理により作成した
エセリシア コリ RR1のコンピテントセルと混合
し、トランスフォーメーションを行った後、適当量の菌
液をLBプレートに植菌した。一晩37℃で培養後、プ
レートの蓋に発光のための基質として20μlのn−デ
シルアルデヒドを添加し、コロニーを蒸気にさらしたと
ころ、発光コロニーが確認された。これらの1つを取り
液体培養後プラスミドを精製した。得られたプラスミド
を制限酵素により切断し、切断パターンを調べたとこ
ろ、pBR322の内部にはluxAB遺伝子が正しく
組込まれていることがわかった。
NAを精製し、HindIIIにより切断した後、pBR
322プラスミドと混合してライゲーションを行った。
ライゲーション溶液を、CaCl2処理により作成した
エセリシア コリ RR1のコンピテントセルと混合
し、トランスフォーメーションを行った後、適当量の菌
液をLBプレートに植菌した。一晩37℃で培養後、プ
レートの蓋に発光のための基質として20μlのn−デ
シルアルデヒドを添加し、コロニーを蒸気にさらしたと
ころ、発光コロニーが確認された。これらの1つを取り
液体培養後プラスミドを精製した。得られたプラスミド
を制限酵素により切断し、切断パターンを調べたとこ
ろ、pBR322の内部にはluxAB遺伝子が正しく
組込まれていることがわかった。
【0042】3)融合遺伝子の作成 前記式(2)のプラスミドをBamHIで切断し、le
xAオペレーター、recAプロモーターおよびrec
A遺伝子を含む約3.1kbのDNA断片を、アガロー
スゲル電気泳動により精製した。このDNA断片をpT
rc99AプラスミドのBamHIサイトに導入し、下
記式(4)に示すプラスミドを得た。
xAオペレーター、recAプロモーターおよびrec
A遺伝子を含む約3.1kbのDNA断片を、アガロー
スゲル電気泳動により精製した。このDNA断片をpT
rc99AプラスミドのBamHIサイトに導入し、下
記式(4)に示すプラスミドを得た。
【化5】 (式中、lexAop、recApr、recAおよび
Ampは前記と同じものを示す。pTrc99Aはプラ
スミドpTrc99A由来の塩基配列、Pはtrcプロ
モーターを示す。)
Ampは前記と同じものを示す。pTrc99Aはプラ
スミドpTrc99A由来の塩基配列、Pはtrcプロ
モーターを示す。)
【0043】上記式(4)のプラスミドをPstIで切
断することにより、1.8kbのDNA断片を除去し
た。残った5.4kbのDNA断片をアガロースゲル電
気泳動により精製し、セルフライゲーションを行うこと
により下記式(5)に示すプラスミドを作成した。下記
式(5)のプラスミドにおいて、BamHI〜PstI
の1.2kbのDNA断片中にlexAオペレーターお
よびrecAプロモーターが含まれることがわかってい
る(Proc.Natl.Acad.Sci.,76:
3144−3148(1978))。
断することにより、1.8kbのDNA断片を除去し
た。残った5.4kbのDNA断片をアガロースゲル電
気泳動により精製し、セルフライゲーションを行うこと
により下記式(5)に示すプラスミドを作成した。下記
式(5)のプラスミドにおいて、BamHI〜PstI
の1.2kbのDNA断片中にlexAオペレーターお
よびrecAプロモーターが含まれることがわかってい
る(Proc.Natl.Acad.Sci.,76:
3144−3148(1978))。
【化6】 (式中、lexAop、recApr、Amp、pTr
c99AおよびPは前記と同じものを示す。)
c99AおよびPは前記と同じものを示す。)
【0044】上記式(5)のプラスミドをPstIで切
断後、T4ポリメラーゼで切断面を平滑化し、さらにS
alIリンカーをライゲーションすることにより、下記
式(6)に示すpTR10プラスミドを作成した。
断後、T4ポリメラーゼで切断面を平滑化し、さらにS
alIリンカーをライゲーションすることにより、下記
式(6)に示すpTR10プラスミドを作成した。
【化7】 (式中、lexAop、recApr、Amp、pTr
c99AおよびPは前記と同じものを示す。)
c99AおよびPは前記と同じものを示す。)
【0045】前記式(3)のプラスミドにおいて、発光
に必要なluxAB遺伝子はSalI〜PvuIIの2.
4kbの部分に含まれることがわかっている(J.Ba
cteriol.,174:8094−8101(19
92))。従って、前記式(3)のプラスミドをPvu
IIで切断し、切断末端にSalIリンカーをライゲーシ
ョンした。これをSalIで切断し、アガロースゲル電
気泳動を行った後、2.4kbのDNA断片を含むバン
ド部分を切出し、DNAを精製した。
に必要なluxAB遺伝子はSalI〜PvuIIの2.
4kbの部分に含まれることがわかっている(J.Ba
cteriol.,174:8094−8101(19
92))。従って、前記式(3)のプラスミドをPvu
IIで切断し、切断末端にSalIリンカーをライゲーシ
ョンした。これをSalIで切断し、アガロースゲル電
気泳動を行った後、2.4kbのDNA断片を含むバン
ド部分を切出し、DNAを精製した。
【0046】次に、上記で得たluxAB遺伝子を含む
2.4kbのDNA断片と、前記式(6)のpTR10
プラスミドをSalIで切断して脱リン酸化処理を行っ
たpTR10とを混合し、ライゲーションを行って下記
式(7)に示すプラスミドpTRL10を得た。このプ
ラスミドは、lexAオペレーター、recAプロモー
ターおよびluxAB遺伝子を含む新規な融合遺伝子を
有する新規なプラスミドである。
2.4kbのDNA断片と、前記式(6)のpTR10
プラスミドをSalIで切断して脱リン酸化処理を行っ
たpTR10とを混合し、ライゲーションを行って下記
式(7)に示すプラスミドpTRL10を得た。このプ
ラスミドは、lexAオペレーター、recAプロモー
ターおよびluxAB遺伝子を含む新規な融合遺伝子を
有する新規なプラスミドである。
【化8】 (式中、lexAop、recApr、luxAB、p
Trc99AおよびPは前記と同じものを示す。)
Trc99AおよびPは前記と同じものを示す。)
【0047】4)組換プラスミドの作成 上記式(7)のpTRL10はpTrc99Aに融合遺
伝子を組込んだものであるので、変異原性物質が存在し
ない条件下であっても、pTrc99Aに含まれるtr
cプロモーターから融合遺伝子への読みが起こり、その
結果、pTRL10を含む微生物は発光してしまう。こ
のような、融合遺伝子の前方部分からの読みを回避する
ために、融合遺伝子を切出して他のプラスミドに導入し
た。まず、前記式(7)のpTRL10をBamHIと
HindIIIで切断し、融合遺伝子からなる3.6kb
のDNA断片を精製した。この3.6kbのDNA断片
を、EcoRIおよびBamHIで切断したpBR32
2と混合し、ライゲーションを行った。この操作により
前記制限酵素地図(1)に示す新規なプラスミドpMA
S10を得た。なお文献(Gene 50:3−40
(1986))から、導入した融合遺伝子の前方には有
意なプロモーターは存在しないことがわかっている。
伝子を組込んだものであるので、変異原性物質が存在し
ない条件下であっても、pTrc99Aに含まれるtr
cプロモーターから融合遺伝子への読みが起こり、その
結果、pTRL10を含む微生物は発光してしまう。こ
のような、融合遺伝子の前方部分からの読みを回避する
ために、融合遺伝子を切出して他のプラスミドに導入し
た。まず、前記式(7)のpTRL10をBamHIと
HindIIIで切断し、融合遺伝子からなる3.6kb
のDNA断片を精製した。この3.6kbのDNA断片
を、EcoRIおよびBamHIで切断したpBR32
2と混合し、ライゲーションを行った。この操作により
前記制限酵素地図(1)に示す新規なプラスミドpMA
S10を得た。なお文献(Gene 50:3−40
(1986))から、導入した融合遺伝子の前方には有
意なプロモーターは存在しないことがわかっている。
【0048】5)形質転換体の作成 前記制限酵素地図(1)で示すpMAS10を、BIO
−RAD社製のジーンパルサーを用いてエレクトロポレ
ーション法によりSalmonella typhim
urium IFO14209株に導入して形質転換
し、pMAS10を導入したサルモネラ菌(IFO14
209(TA1535))を得た。
−RAD社製のジーンパルサーを用いてエレクトロポレ
ーション法によりSalmonella typhim
urium IFO14209株に導入して形質転換
し、pMAS10を導入したサルモネラ菌(IFO14
209(TA1535))を得た。
【0049】実施例2 実施例1の5)で得たpMAS10を導入したサルモネ
ラ菌を用いて、次のようにして変異原性試験を行った。
なお、変異原性物質としてメタンスルホン酸メチル(M
MS)、マイトマイシンC(MMC)、4−ニトロキノ
リン−N−オキシド(4NQO)の3種類の化学物質を
使用した。まず、実施例1で得たサルモネラ菌を5ml
のLB培地に植菌し、37℃で一晩培養した。この培養
液1mlを新しい100mlのLB培地に植菌し、37
℃で2時間培養(OD600=0.4前後に達する)した
後、培養液を5mlずつ試験管に分注した。これらの試
験管に上記変異原性物質を種々の濃度で加え、37℃で
2時間培養した。
ラ菌を用いて、次のようにして変異原性試験を行った。
なお、変異原性物質としてメタンスルホン酸メチル(M
MS)、マイトマイシンC(MMC)、4−ニトロキノ
リン−N−オキシド(4NQO)の3種類の化学物質を
使用した。まず、実施例1で得たサルモネラ菌を5ml
のLB培地に植菌し、37℃で一晩培養した。この培養
液1mlを新しい100mlのLB培地に植菌し、37
℃で2時間培養(OD600=0.4前後に達する)した
後、培養液を5mlずつ試験管に分注した。これらの試
験管に上記変異原性物質を種々の濃度で加え、37℃で
2時間培養した。
【0050】この培養液10μlに新しいLB培地99
0μlを加えて100倍希釈とし、この希釈培養液20
0μlを発光測定に使用した。発光は、予めエタノール
で10倍に希釈したn−デシルアルデヒド10μlを分
注した発光測定用のキュベットに、前記希釈培養液20
0μlを添加することにより開始させた。発光量の測定
は、発光開始後5秒〜15秒までの10秒間にかけて行
った。測定にはターナーデザイン社製のルミノメーター
Model 20e(商標)を、delaytime
5sec.,integrate time 10se
c.の条件で使用した。なお、以上の操作は全て室温下
で行った。発光量はOD600=1あたりの発光量実測値
(ルミノメーター実測値/培養液原液のOD600値)と
して表した。結果を図1〜図3に示す(測定は3回行
い、その平均値を発光量とした)。
0μlを加えて100倍希釈とし、この希釈培養液20
0μlを発光測定に使用した。発光は、予めエタノール
で10倍に希釈したn−デシルアルデヒド10μlを分
注した発光測定用のキュベットに、前記希釈培養液20
0μlを添加することにより開始させた。発光量の測定
は、発光開始後5秒〜15秒までの10秒間にかけて行
った。測定にはターナーデザイン社製のルミノメーター
Model 20e(商標)を、delaytime
5sec.,integrate time 10se
c.の条件で使用した。なお、以上の操作は全て室温下
で行った。発光量はOD600=1あたりの発光量実測値
(ルミノメーター実測値/培養液原液のOD600値)と
して表した。結果を図1〜図3に示す(測定は3回行
い、その平均値を発光量とした)。
【0051】図1〜図3からわかるように、MMS、M
MC、4NQOの添加濃度がそれぞれ10μg/l、
0.03μg/ml、0.03μg/ml以上の範囲
で、変異原性物質濃度に対応した発光量の増加が確認さ
れた。既存の変異原性試験の一つであるumuテストに
よるMMS、MMC、4NQOの検出感度(変異原性物
質を含まない条件での値の2倍のβ−ガラクトシダーゼ
活性を示す変異原性物質の濃度)がそれぞれ27、0.
05、0.08μg/mlであるから、これに匹敵する
感度が得られている。
MC、4NQOの添加濃度がそれぞれ10μg/l、
0.03μg/ml、0.03μg/ml以上の範囲
で、変異原性物質濃度に対応した発光量の増加が確認さ
れた。既存の変異原性試験の一つであるumuテストに
よるMMS、MMC、4NQOの検出感度(変異原性物
質を含まない条件での値の2倍のβ−ガラクトシダーゼ
活性を示す変異原性物質の濃度)がそれぞれ27、0.
05、0.08μg/mlであるから、これに匹敵する
感度が得られている。
【0052】
配列番号:1 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:エセリシア コリ(Escherichia coli) 株名:K-12 配列の特徴 特徴を表す記号:binding-site 存在位置:1..20 特徴を決定した方法:S 特徴を表す記号:promoter 存在位置:19..25 特徴を決定した方法:S 配列 TACTGTATGA GCATACAGTA TAATT 25
【0053】配列番号:2 配列の長さ:2403 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:ヒ゛フ゛リオ ハルヘ゛イ(Vibrio herveyi) 配列の特徴 特徴を表す記号:cleavage-site 存在位置:1..6 特徴を決定した方法:S 特徴を表す記号:peptide 存在位置:137..1201 特徴を決定した方法:S 特徴を表す記号:peptide 存在位置:1231..2202 特徴を決定した方法:S 特徴を表す記号:cleavage-site 存在位置:2398..2403 特徴を決定した方法:S 配列 GTCGACTTTA TCGAGCCTGA TTTTGAACAA CTCACCATCG CGACTGTGAA TGAACGTCGC 60 TTGAAAGCGG AAATTGAAAG CCGTACGCCA GAAATGGCTT AGGTCTTATC GTAATACCAA 120 CAAATAAGGA AATGTT ATG AAA TTT GGA AAC TTC CTT CTC ACT TAT CAG CCA 172 Met Lys Phe Gly Asn Phe Leu Leu Thr Tyr Gln Pro 1 5 10 CCT GAG CTA TCT CAG ACC GAA GTG ATG AAG CGA TTG GTT AAT CTG GGC 220 Pro Glu Leu Ser Gln Thr Glu Val Met Lys Arg Leu Val Asn Leu Gly 15 20 25 AAA GCG TCT GAA GGT TGT GGC TTC GAC ACC GTT TGG TTG CTA GAG CAC 268 Lys Ala Ser Glu Gly Cys Gly Phe Asp Thr Val Trp Leu Leu Glu His 30 35 40 CAC TTC ACT GAA TTT GGG TTG TTA GGG AAT CCT TAT GTT GCT GCC GCA 316 His Phe Thr Glu Phe Gly Leu Leu Gly Asn Pro Tyr Val Ala Ala Ala 45 50 55 60 CAC CTA TTA GGT GCG ACA GAA ACG CTC AAC GTT GGC ACT GCA GCT ATC 364 His Leu Leu Gly Ala Thr Glu Thr Leu Asn Val Gly Thr Ala Ala Ile 65 70 75 GTA TTG CCG ACT GCC CAT CCG GTT CGA CAA GCA GAA GAC GTA AAC CTA 412 Val Leu Pro Thr Ala His Pro Val Arg Gln Ala Glu Asp Val Asn Leu 80 85 90 CTG GAT CAA ATG TCA AAA GGA CGA TTC CGT TTT GGT ATT TGT CGC GGT 460 Leu Asp Gln Met Ser Lys Gly Arg Phe Arg Phe Gly Ile Cys Arg Gly 95 100 105 TTG TAC GAT AAA GAT TTT CGT GTC TTT GGT ACA GAC ATG GAT AAC AGC 508 Leu Tyr Asp Lys Asp Phe Arg Val Phe Gly Thr Asp Met Asp Asn Ser 110 115 120 CGA GCC TTA ATG GAC TGT TGG TAT GAC TTG ATG AAA GAA GGC TTC AAT 556 Arg Ala Leu Met Asp Cys Trp Tyr Asp Leu Met Lys Glu Gly Phe Asn 125 130 135 140 GAA GGC TAT ATC GCG GCG GAT AAC GAA CAT ATT AAG TTC CCG AAA ATC 604 Glu Gly Tyr Ile Ala Ala Asp Asn Glu His Ile Lys Phe Pro Lys Ile 145 150 155 CAA CTG AAT CCA TCG GCT TAC ACA CAA GGT GGT GCT CCT GTT TAT GTC 652 Gln Leu Asn Pro Ser Ala Tyr Thr Gln Gly Gly Ala Pro Val Tyr Val 160 165 170 GTC GCG GAG TCA GCA TCA ACG ACA GAA TGG GCT GCA GAG CGT GGC CTA 700 Val Ala Glu Ser Ala Ser Thr Thr Glu Trp Ala Ala Glu Arg Gly Leu 175 180 185 CCA ATG ATT CTA AGC TGG ATC ATC AAC ACT CAC GAG AAG AAA GCG CAG 748 Pro Met Ile Leu Ser Trp Ile Ile Asn Thr His Glu Lys Lys Ala Gln 190 195 200 CTT GAT CTT TAC AAC GAA GTC GCG ACT GAA CAT GGC TAC GAT GTG ACT 796 Leu Asp Leu Tyr Asn Glu Val Ala Thr Glu His Gly Tyr Asp Val Thr 205 210 215 220 AAG ATT GAC CAC TGT TTG TCT TAC ATC ACC TCC GTC GAT CAT GAC TCA 844 Lys Ile Asp His Cys Leu Ser Tyr Ile Thr Ser Val Asp His Asp Ser 225 230 235 AAT AGA GCC AAA GAT ATT TGC CGC AAC TTC TTG GGC CAT TGG TAC GAC 892 Asn Arg Ala Lys Asp Ile Cys Arg Asn Phe Leu Gly His Trp Tyr Asp 240 245 250 TCA TAC GTG AAT GCC ACC AAG ATT TTT GAC GAC TCT GAC CAA ACA AAA 940 Ser Tyr Val Asn Ala Thr Lys Ile Phe Asp Asp Ser Asp Gln Thr Lys 255 260 265 GGT TAC GAC TTC AAT AAA GGT CAA TGG CGT GAT TTT GTG TTG AAA GGC 988 Gly Tyr Asp Phe Asn Lys Gly Gln Trp Arg Asp Phe Val Leu Lys Gly 270 275 280 CAC AAA GAC ACC AAT CGC CGA ATT GAT TAC AGC TAC GAA ATC AAC CCA 1036 His Lys Asp Thr Asn Arg Arg Ile Asp Tyr Ser Tyr Glu Ile Asn Pro 285 290 295 300 GTA GGG ACG CCT GAA GAG TGT ATC GCG ATT ATC CAG CAA GAT ATT GAT 1084 Val Gly Thr Pro Glu Glu Cys Ile Ala Ile Ile Gln Gln Asp Ile Asp 305 310 315 GCG ACG GGT ATT GAC AAT ATT TGT TGT GGT TTT GAA GCA AAC GGT TCT 1132 Ala Thr Gly Ile Asp Asn Ile Cys Cys Gly Phe Glu Ala Asn Gly Ser 320 325 330 GAA GAA GAA ATT ATC GCA TCT ATG AAG CTA TTC CAG TCT GAT GTG ATG 1180 Glu Glu Glu Ile Ile Ala Ser Met Lys Leu Phe Gln Ser Asp Val Met 335 340 345 CCA TAT CTC AAA GAA AAA CAG TAATTAATAT TTTCTAAAAG GAAAGAGAC ATG 1233 Pro Tyr Leu Lys Glu Lys Gln Met 350 355 1 AAA TTT GGA TTA TTC TTC CTC AAT TTT ATG AAT TCA AAG CGT TCT TCT 1281 Lys Phe Gly Leu Phe Phe Leu Asn Phe Met Asn Ser Lys Arg Ser Ser 5 10 15 GAT CAA GTC ATC GAA GAA ATG TTA GAT ACC GCA CAT TAC GTA GAT CAG 1329 Asp Gln Val Ile Glu Glu Met Leu Asp Thr Ala His Tyr Val Asp Gln 20 25 30 TTG AAG TTT GAC ACG TTG GCT GTT TAC GAA AAC CAT TTC TCG AAC AAT 1377 Leu Lys Phe Asp Thr Leu Ala Val Tyr Glu Asn His Phe Ser Asn Asn 35 40 45 GGT GTG GTT GGT GCC CCA CTA ACA GTG GCT GGT TTT TTA CTT GGT ATG 1425 Gly Val Val Gly Ala Pro Leu Thr Val Ala Gly Phe Leu Leu Gly Met 50 55 60 65 ACA AAG AAC GCC AAA GTG GCT TCG TTG AAT CAC GTC ATT ACC ACG CAT 1473 Thr Lys Asn Ala Lys Val Ala Ser Leu Asn His Val Ile Thr Thr His 70 75 80 CAT CCA GTA CGT GTG GCG GAA GAA GCG TGT CTA CTT GAC CAA ATG AGT 1521 His Pro Val Arg Val Ala Glu Glu Ala Cys Leu Leu Asp Gln Met Ser 85 90 95 GAA GGC CGT TTT GCC TTT GGC TTT AGT GAT TGT GAA AAG AGT GCA GAT 1569 Glu Gly Arg Phe Ala Phe Gly Phe Ser Asp Cys Glu Lys Ser Ala Asp 100 105 110 ATG CGC TTC TTT AAT CGA CCA ACG GAT TCT CAG TTT CAG TTG TTC AGT 1617 Met Arg Phe Phe Asn Arg Pro Thr Asp Ser Gln Phe Gln Leu Phe Ser 115 120 125 GAG TGT CAC AAG ATC ATC AAT GAT GCA TTC ACT ACT GGG TAC TGC CAT 1665 Glu Cys His Lys Ile Ile Asn Asp Ala Phe Thr Thr Gly Tyr Cys His 130 135 140 145 CCA AAC AAT GAT TTT TAT AGT TTT CCT AAA ATC TCC GTT AAC CCA CAC 1713 Pro Asn Asn Asp Phe Tyr Ser Phe Pro Lys Ile Ser Val Asn Pro His 150 155 160 GCG TTC ACT GAA GGC GGT CCT GCG CAA TTT GTG AAT GCG ACG AGC AAA 1761 Ala Phe Thr Glu Gly Gly Pro Ala Gln Phe Val Asn Ala Thr Ser Lys 165 170 175 GAA GTG GTT GAA TGG GCG GCT AAG TTA GGG CTT CCA CTC GTG TTT AGA 1809 Glu Val Val Glu Trp Ala Ala Lys Leu Gly Leu Pro Leu Val Phe Arg 180 185 190 TGG GAC GAC TCA AAC GCT CAA AGA AAA GAA TAC GCC GGT TTG TAC CAC 1857 Trp Asp Asp Ser Asn Ala Gln Arg Lys Glu Tyr Ala Gly Leu Tyr His 195 200 205 GAA GTT GCT CAG GCA CAT GGT GTC GAT GTT AGT CAG GTT CGA CAC AAG 1905 Glu Val Ala Gln Ala His Gly Val Asp Val Ser Gln Val Arg His Lys 210 215 220 225 CTG ACG CTG CTG GTC AAC CAA AAT GTA GAT GGT GAA GCA GCA AGG GCA 1953 Leu Thr Leu Leu Val Asn Gln Asn Val Asp Gly Glu Ala Ala Arg Ala 230 235 240 GAA GCT CGC GTG TAT TTG GAA GAG TTT GTC CGT GAA TCT TAC TCA AAT 2001 Glu Ala Arg Val Tyr Leu Glu Glu Phe Val Arg Glu Ser Tyr Ser Asn 245 250 255 ACC GAC TTT GAG CAA AAA ATG GGA GAG CTG TTG TCA GAA AAT GCC ATC 2049 Thr Asp Phe Glu Gln Lys Met Gly Glu Leu Leu Ser Glu Asn Ala Ile 260 265 270 GGT ACT TAT GAA GAA AGT ACT CAG GCA GCG CGA GTT GCG ATT GAG TGT 2097 Gly Thr Tyr Glu Glu Ser Thr Gln Ala Ala Arg Val Ala Ile Glu Cys 275 280 285 TGT GGT GCC GCG GAC CTA TTG ATG TCT TTT GAG TCG ATG GAA GAT AAA 2145 Cys Gly Ala Ala Asp Leu Leu Met Ser Phe Glu Ser Met Glu Asp Lys 290 295 300 305 GCG CAG CAA AGA GCG GTT ATC GAT GTG GTA AAC GCC AAC ATC GTC AAA 2193 Ala Gln Gln Arg Ala Val Ile Asp Val Val Asn Ala Asn Ile Val Lys 310 315 320 TAC CAC TCG TAACGTTTAA CTGATGCTGA AGGGGCAGCG ATGCCCCTTA 2242 Tyr His Ser TATCACCATT CTTTTCGCCG ATAGCGCTAA CTAATAGAGG CATTTATATG GACGTACTTT 2302 CAGCGGTTAA GCAGGAAAAC ATCGCAGCGA GCACAGAAAT CGATGACTTG ATTTTCATGG 2362 GAACTCCTCA GCAATGGTCA TTGCAGGAAC AAAAACAGCT G 2403
【図1】実施例2の結果を示すグラフである。
【図2】実施例2の結果を示すグラフである。
【図3】実施例2の結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12N 1/21 C12R 1:42) (C12N 1/21 C12R 1:63)
Claims (5)
- 【請求項1】 レプレッサーとしてのlexAタンパク
質が結合するオペレーターおよびrecA遺伝子のプロ
モーターの下流に、ルシフェラーゼをコードするlux
AB遺伝子が結合していることを特徴とする融合遺伝
子。 - 【請求項2】 レプレッサーとしてのlexAタンパク
質が結合するオペレーターおよびrecA遺伝子のプロ
モーターの下流に、ルシフェラーゼをコードするlux
AB遺伝子が結合している融合遺伝子を有することを特
徴とする組換プラスミド。 - 【請求項3】 レプレッサーとしてのlexAタンパク
質が結合するオペレーターおよびrecA遺伝子のプロ
モーターの下流に、ルシフェラーゼをコードするlux
AB遺伝子が結合している融合遺伝子を有する組換プラ
スミドであって、下記制限酵素地図(1)で表されるこ
とを特徴とする組換プラスミドpMAS10。 【化1】 (地図中、lexAopはlexAタンパク質が結合す
るオペレーター、recAprはrecA遺伝子のプロ
モーター、luxABはluxAB遺伝子、Ampはア
ンピシリン耐性遺伝子、pBR322はプラスミドpB
R322由来の塩基配列を示す。) - 【請求項4】 請求項2または3記載の組換プラスミド
が導入されたことを特徴とする形質転換体。 - 【請求項5】 請求項4記載の形質転換体を、検体を含
む培地を用いて培養した後、ルシフェラーゼの基質とな
る発光素を添加して発光させることを特徴とする変異原
性試験法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6136137A JPH08269A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 融合遺伝子、組換プラスミド、形質転換体および変異原性試験法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6136137A JPH08269A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 融合遺伝子、組換プラスミド、形質転換体および変異原性試験法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08269A true JPH08269A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15168180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6136137A Pending JPH08269A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 融合遺伝子、組換プラスミド、形質転換体および変異原性試験法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08269A (ja) |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP6136137A patent/JPH08269A/ja active Pending
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