JPH08270301A - 跳ね上げドア用のヒンジ - Google Patents

跳ね上げドア用のヒンジ

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JPH08270301A
JPH08270301A JP10071595A JP10071595A JPH08270301A JP H08270301 A JPH08270301 A JP H08270301A JP 10071595 A JP10071595 A JP 10071595A JP 10071595 A JP10071595 A JP 10071595A JP H08270301 A JPH08270301 A JP H08270301A
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直之 杉本
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Takigen Manufacturing Co Ltd
Shinkansai Bearing Co Ltd
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Takigen Manufacturing Co Ltd
Shinkansai Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアをほぼ水平の全開位置で保持でき、ラッ
チを開放すると、ドアを自動的に踏り出して開き操作で
きる、跳ね上げドアに好適なヒンジを提供する。 【構成】 ヒンジ軸5で連結される一対のヒンジ板4A
・4B間に、ストッパー6を設ける。ストッパー6は、
ヒンジ軸5に外嵌する一対の係合リング14・15、お
よび圧縮コイル型のばね16からなる。各リング14・
15を対応するヒンジ板4A・4Bに対して、同行揺動
可能に連結する。両リング14・15の隣接端面に、突
起23と溝24を設ける。これら両者23・24の係合
力によってドア2の全閉状態を保持する。溝24に隣接
して、ドア閉じ状態において、突起23と接当する斜面
26を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ほぼ垂直の閉じ位置か
ら上方へ開き揺動される跳ね上げドア用のヒンジ、例え
ば乗物の座席上方に設けられるトランクドア用のヒンジ
に関し、とくにドアをほぼ水平の開き状態で保持固定す
るためのストッパーを備えているヒンジを対象とする。
【0002】
【従来の技術】この種のストッパーを備えているヒンジ
は、例えば実公平5−36941号公報に公知である。
このヒンジは折り戸に適用されていて、隣接する折り戸
パネルを全開、全閉と、45度開いた状態の各状態に位
置保持できるストッパーを備えている。ストッパーは、
ヒンジピンに外嵌して上下に隣接する2個の節動リング
と、節動リングの一方を他方へ向かって押し付け付勢す
る圧縮コイルばねを有し、両リングの隣接端面に互いに
落ち込み係合する突起と溝を設けてなる。節動構造に若
干の違いはあるが、実開平6−25484号公報のヒン
ジも同趣旨のストッパーを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば座席上方のトラ
ンク用のドアは、ほぼ垂直の閉じ位置と、ほぼ水平に跳
ね上げられた開き位置との間で開閉される。そこでは、
閉じ状態を維持するために、ドアの揺動先端寄りにラッ
チが設けてあり、さらに、開き状態を維持するために、
ドア重量を支えるガスダンパーを有し、あるいはヒンジ
ないしはその近傍にドアを開き勝手に付勢するばねなど
を備えている。こうした各種のドア金具に代えて、上記
の折り戸ヒンジを用いると、ヒンジのみでドアを開き位
置と閉じ位置、あるいは任意の開き途中位置などで位置
保持でき、ドア金具に要する費用を減らすことができ
る。
【0004】問題は、ラッチを解除操作した後、ヒンジ
の節動機構による位置保持力に抗してドアを開き操作す
る必要があるため、ドアの揺動先端の外面に、ドアを開
き操作するための専用ハンドル等を設けねばならない点
にある。しかし、トランク用のドアなど、乗物内部に設
けられるドアにおいては、その外面にハンドル等が突出
するのを嫌う。車室内部の雰囲気を損ないやすいなど外
観や体裁に問題があるうえ、安全性を維持するうえで突
起物による怪我が懸念されるからである。
【0005】本発明の目的は、跳ね上げドアをほぼ水平
の開き位置で保持固定できるストッパーを備えているヒ
ンジ、とくに乗物等の跳ね上げドアに好適なヒンジを提
供することにある。本発明の目的は、閉じ姿勢を維持す
るラッチを解除操作したとき、ヒンジに内蔵したストッ
パーの反発力を利用してドアを自動的に踏り出し操作で
き、ドア外面に開き操作専用のハンドルを設ける必要が
ない跳ね上げドア用のヒンジを提供することにある。本
発明の目的は、跳ね上げドアが自己重量で閉じ揺動する
とき、その運動慣性力を打ち消してドアがパタンと閉じ
るのを防止でき、手指がドアに挟み込まれるのを確実に
防止できる、安全性に優れた跳ね上げドア用のヒンジを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のヒンジは、一対
のヒンジ板4A・4Bと、両ヒンジ板4A・4Bを連結
するヒンジ軸5を有し、両ヒンジ板4A・4Bの間に、
ドア2をほぼ水平の開き姿勢で位置保持するストッパー
6を備えている。ストッパー6は、ヒンジ軸5に外嵌さ
れて、各ヒンジ板4A・4Bと同行揺動する一対の係合
リング14・15と、一方の係合リング14を他方の係
合リング15へ向かって押し付け付勢するばね16とを
有し、両係合リング14・15の隣接端面に、ドア2が
全開姿勢にあるとき互いに係合する突起23と溝24、
およびドア2が全閉位置にあるとき突起23をドア開き
方向へ相対操作する斜面26をそれぞれ設ける。具体的
には、ヒンジ軸5で連結される一対のボス7・72間に
一対の突起23を備えている係合リング15と、溝24
および斜面26を一対ずつ備えている係合リング14
と、ばね16とを記載順に配置する。後者係合リング1
4を該リング14が同行揺動するヒンジ板4Bに対し
て、ヒンジ軸5に沿って移動自在に連結する。突起23
が斜面26を含む操作溝25と係合し停止するときのド
ア2の開き角度を10〜30°に設定する。
【0007】
【作用】ドア2を跳ね上げてほぼ水平姿勢に開き操作し
たとき、隣接する係合リング14・15は、それぞれの
隣接端面に設けた突起23と溝24とが係合している。
つまり、一対のヒンジ板4A・4Bは両係合リング14
・15を介して相対回動できないよう保持固定されてお
り、この状態で収納物の出し入れを行える。
【0008】ドア2に所定の引き下げ力を加えると、突
起23と溝24の係合力が解除されて、ドア2を下方揺
動し閉じ操作できる。このとき、ドア2が完全に閉じる
よりも前に、突起23と斜面26とが接当して、ドア2
の閉じ方向移動を阻止する。そのため、ドア2は閉じ位
置から僅かに開いた状態で停止し、手指が挟み込まれる
ことを防止できる。ストッパー6の反発力に抗らってド
ア2を押圧し、閉じ操作すると、ラッチ機構3が作動し
て閉じ状態を維持する。また、ラッチ機構3を解除操作
すると、前記反発力の作用でドア2が自動的に踏り出さ
れて僅かに開いた状態となり、その端に手指を掛けてド
ア2を跳ね上げ操作できる。
【0009】
【発明の効果】本発明のヒンジによれば、ヒンジに内蔵
したストッパー6の係合作用のみで、ドア2をその重量
に抗して開き状態に位置保持できるので、従来のドア支
持構造に比べて、跳ね上げ式のドア2のための支持構造
を簡略化し、その費用も減らすことができる。一対の係
合リング14・15の隣接端面に、突起23と斜面26
を設け、これら両者23・26の接当作用によってドア
2の閉じ動作を制動するので、ドア閉じ時に誤って手指
が挟み込まれるのをよく防止でき、とくに揺れやすい乗
物に設けられる跳ね上げドアにおいて、その開閉を安全
に行える点で有利である。ドア2を開き操作するとき
は、ラッチ機構3を解除操作するだけで、ストッパー6
の反発力によってドア2を自動的に踏り出し操作できる
ので、この開き始端に手指を掛けてドア2を開き操作で
きる。つまり、ドア2を開き操作するための専用ハンド
ルを設ける必要がないので、ドア2の外観や体裁をすっ
きりした印象に仕上げることができ、車室内における安
全性を維持できる点でも有利である。
【0010】
【実施例】図1ないし図6は、この発明に係るヒンジの
実施例を示し、図2に示すように、ヒンジ1をバス等の
乗物の座席上方に設けられるトランク用のドア2に適用
した場合について説明する。ドア2はトランクの側面開
口に配置されて、その上端が2〜3個のヒンジ1で支持
されており、開口を塞ぐほぼ垂直の閉じ位置と、ヒンジ
1を中心にして上方揺動し、全体がほぼ水平になる開き
位置との間で開閉できる。ドア2の閉じ状態を維持する
ために、その下端寄りにラッチ機構3が設けてある。
【0011】図3において、ヒンジ1は一対のヒンジ板
4A・4Bと、両ヒンジ板4A・4Bを相対回動自在に
連結するヒンジ軸5と、両ヒンジ板4A・4Bの間に設
けたストッパー6などで形成する。両ヒンジ板4A・4
Bは、プレス成形品からなり、ヒンジ軸5が挿通される
一対のボス7・8と、両ヒンジ板4A・4Bの開き限度
を規定する一対の接当爪9・10をそれぞれ一体に形成
する。両ヒンジ板4A・4Bのうち、図に向かって左方
のヒンジ板4Aをトランクの開口縁にビスで固定し、右
方のヒンジ板4Bをドア2にビスで固定する。左方のヒ
ンジ板4Aの板面には断面L字状の保持爪11を折り起
こし、右方のヒンジ板4Bの板面には断面コ字状のガイ
ド壁12を一体に突設する。これらの機能は後述する。
【0012】ストッパー6は、固定側のヒンジ板4Aの
一対のボス7・7間に配置されて、ヒンジ軸5に外嵌す
る一対の係合リング14・15と、図に向かって左方の
係合リング14を右方の係合リング15へ向かって押し
付け付勢する圧縮コイル形のばね16とからなる。左方
の係合リング14は、筒部17の一側に一対のスライド
腕18を突設した焼結合金からなる。一対のスライド腕
18をドア2側のヒンジ板4Bに設けたガイド壁12の
内外面に係合することにより(図4参照)、係合リング
14の全体はヒンジ軸5に沿ってスライド変位でき、さ
らに、ヒンジ板4Bが開閉揺動するとき同行揺動でき
る。右方の係合リング15は焼結合金を鍵穴形に成形し
てあり、側方に突出する掛止腕19の先端を、固定側の
ヒンジ板4Aの保持爪11に掛止することにより、ヒン
ジ板4Aと同行揺動できる。
【0013】組み付け状態において、一方のボス7と両
係合リング14・15はヒンジ軸5に沿って隣接してお
り、係合リング14と他方のボス7との間にばね16が
介装される。ばね16の大半部は、筒部17の内面に設
けたばね受穴20に収容されている。各ボス7・8の間
には、プラスチック製のワッシャ21が配置してある
(図1参照)。
【0014】ドア2を開き位置で保持固定するために、
一対の係合リング14・15の隣接端面のそれぞれに係
合構造を設ける。詳しくは、図5に示すように、固定側
のヒンジ板4Aに連動する係合リング15の側には、放
射状に延びる一対の突起23を突設し、他方の係合リン
グ14の側には、放射状に延びる断面コ字形の一対の溝
24を設ける。さらに、各溝24に隣接して断面V字状
の操作溝25を設け、ドア2が全閉位置にあるとき、操
作溝25の一方の斜面26で突起23をドア開き方向へ
踏り出し付勢できるようにする。つまり、全閉状態にお
いて、突起23が斜面26の上方位置に接当するよう、
操作溝25の位置を設定するのである。また、踏り出し
操作を滑らかなものとするために、突起23の一側面を
湾曲面23aで形成し、湾曲面23aを斜面26と接当
させる。なお、突起23および溝24は、径方向外側へ
近付くほどその幅寸法が増加されて、それぞれの機械的
強度が十分に確保してある。
【0015】次に、ヒンジ1の動作、とくにストッパー
6の作用を説明する。図6(a)に示すようにドア2が
全閉状態にあるとき、係合リング14・15の突起23
と溝24とは係合して、ドア2が自重で下方揺動するの
を阻止している。この状態からドア2を引き下げ操作す
ると、ドア側の係合リング14がばね16の付勢力に抗
してスライド変位し、その溝24が徐々に突起23に乗
り上がって、両者23・24の係合状態が解除される。
係合リング14が突起23を乗り越えると、溝24と隣
接する操作溝25に突起23が入り込み、ドア2は引き
続き下向きに閉じ揺動する。
【0016】図6(b)に示すように、ドア2が全閉位
置に近付くと、操作溝25の斜面26が突起23と接当
し、係合リング14は回転抵抗を受ける。そのため、ド
ア2はそれ自身の重量と、ばね16で押圧された突起2
3と斜面26の接当面で生じる反発力とが釣り合う位置
で停止する。引き続きドア2を閉じ操作するには、前記
反発力を越えてドア2を閉じ側へ押圧操作する必要があ
る。このように、全閉位置より手前側でドア2の閉じ動
作を制動すると、ドア2が勢いあまってパタンと閉じら
れるのを防止し、誤って手指を挟み込むなどの事故を防
止できる。
【0017】ドア2を完全に閉じ操作すると、ラッチ機
構3が作動して図示していないトランク側の金具に引っ
掛かり、閉じ状態を維持する。このとき、突起23は図
6(c)に示すように斜面26の傾斜上端寄り部と接当
しており、ドア側の係合リング14は斜面26が受ける
ばね反力によって、ドア開き方向の分力を受けている。
そのため、ラッチ機構3の解除ボタンや解除レバーなど
を解除操作すると、ドア2は開き方向へ踏り出され、図
2に破線で示すように僅かに開いた状態で停止する。先
に述べたように、ドア2の重量と、突起23と斜面26
の接当面で生じる反発力とが釣り合う位置で停止するの
である。このように、ラッチ機構3の開放動作と同時に
ドア2を僅かに開き移動させると、その下端部に手指を
掛けてドア2を上へ跳ね上げ操作できるので、ドア2の
外面に開き操作専用のハンドルを設ける必要がなくな
る。
【0018】ラッチ機構3を開放して、ドア2が踏り出
されて停止したときの開き角度は10〜30°の範囲で
選定でき、より好ましくは15〜25°の範囲に設定す
べきである。開き角度が小さいと、例えばバスの揺れな
どによってドア2が大きな運動慣性力を伴って閉じ揺動
するとき、手指をドア2に挟み込むことがある。逆に開
き角度が大きいと、ドア2を閉じるための操作角度が大
きくなって、閉じ操作が面倒になるからである。
【0019】上記の実施例は、その一部を次のように変
更して実施できる。突起23をドア側の係合リング14
に設け、溝24および操作溝25を固定側の係合リング
15に設ける。斜面26を突曲面や凹曲面で形成する。
ヒンジ板4A・4Bをそれぞれダイキャスト成形品で形
成する。ばね16を2個以上の、あるいは2種以上の組
み合わせばねで形成する。1個の係合リング15と、こ
れに隣接する2個の係合リング14と、両リング14・
15を押圧付勢する2個のばね16でストッパー6を形
成し、これらを一対のヒンジ板4A・4B間に組み込
む。こうしたヒンジ1によれば、ばね16による反発力
を増強できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒンジの一部破断正面図である。
【図2】ヒンジの適用例を示す断面図である。
【図3】ヒンジの分解斜視図である。
【図4】図4(a)および図4(b)は、それぞれ図1
におけるa−a線およびb−b線に沿う断面図である。
【図5】係合リングの係合面を示す側面図である。
【図6】ストッパーの作動状態を示す動作説明図であ
る。
【符号の説明】
2 ドア 4A・4B ヒンジ板 5 ヒンジ軸 6 ストッパー 14・15 係合リング 16 ばね 23 突起 24 溝 25 操作溝 26 斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のヒンジ板4A・4Bと、両ヒンジ
    板4A・4Bを連結するヒンジ軸5を有し、両ヒンジ板
    4A・4Bの間に、ドア2をほぼ水平の開き姿勢で位置
    保持するストッパー6が設けてあるヒンジであって、 ストッパー6は、ヒンジ軸5に外嵌されて、各ヒンジ板
    4A・4Bと同行揺動する一対の係合リング14・15
    と、一方の係合リング14を他方の係合リング15へ向
    かって押し付け付勢するばね16とを有し、 両係合リング14・15の隣接端面に、ドア2が全開姿
    勢にあるとき互いに係合する突起23と溝24、および
    ドア2が全閉位置にあるとき突起23をドア開き方向へ
    相対操作する斜面26がそれぞれ設けてある跳ね上げド
    ア用のヒンジ。
  2. 【請求項2】 ヒンジ軸5で連結される一対のボス7・
    7の間に一対の突起23を備えている係合リング15
    と、溝24および斜面26を一対ずつ備えている係合リ
    ング14と、ばね16とが記載順に配置されており、後
    者係合リング14が同行揺動するヒンジ板4Bに対し
    て、ヒンジ軸5に沿って移動自在に連結してある請求項
    1記載の跳ね上げドア用のヒンジ。
  3. 【請求項3】 突起23が斜面26を含む操作溝25と
    係合し停止するときのドア2の開き角度が10〜30°
    に設定してある請求項1又は2記載の跳ね上げドア用の
    ヒンジ。
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