JPH08270621A - 異種金属間のねじ固定構造 - Google Patents

異種金属間のねじ固定構造

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JPH08270621A
JPH08270621A JP9743695A JP9743695A JPH08270621A JP H08270621 A JPH08270621 A JP H08270621A JP 9743695 A JP9743695 A JP 9743695A JP 9743695 A JP9743695 A JP 9743695A JP H08270621 A JPH08270621 A JP H08270621A
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JP
Japan
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galling
nut
screw
bolt
fixed
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Pending
Application number
JP9743695A
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English (en)
Inventor
Mamoru Sekiguchi
守 関口
Maki Honda
真樹 本田
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Nuclear Fuel Industries Ltd
Original Assignee
Nuclear Fuel Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被固定物とボルトおよびナットとが異種金属
の場合に、焼付きやかじりを生じさせることなく、被固
定物の解体作業を容易にする。 【構成】 ナット110とボルト130はインコネル材
で製作され、かじり防止ねじ120と被固定物140は
ステンレス鋼材で製作される。ナット110には、内外
周面にそれぞれねじが切られたかじり防止ねじ120が
ねじ込まれ、ナット端面部111で固定される。ボルト
130はかじり防止ねじ120にねじ込むことができ
る。被固定物140は、ボルト130とナット110と
に挟まれることによって締結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、長期高温負荷状態下
で異種金属を締結するのに用いられる異種金属間のねじ
固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば原子力プラントなどの長期高温負
荷状態となる環境で使用に耐えることができる材質は、
ごく限られた数種類しかなく、特に、軽水炉よりもさら
に高温となる高速炉では、一部のニッケル基合金やステ
ンレス鋼に限られているのが現状である。
【0003】このような原子プラントにおいて、燃料集
合体や反射体などの結合部(以下、「被固定物」とい
う。)を固定するために、同種金属で作られたボルト
や、ナットのようなめねじ穴を持つ部材(以下、「ナッ
ト」という。)を長期高温負荷状態で使用すると、保守
や定期点検などのためにこれらを解体をする場合に同種
金属ゆえに、ボルトとナットとの螺合面間やナット端面
と被固定物表面との間で、焼付きやかじりが生じてしま
う。その場合には、もはやねじ回しなどの工具を用いて
も解体することができず、最終的には、ナットまたはボ
ルトを切断する以外に方法がない。したがって、解体作
業自体が大掛かりなものとなるので、通常よりも多くの
人手を要するとともに、作業時間が長引くので、保守や
定期点検などの時間も長くなってしまう。また、切断作
業での振動を原子プラントに与えたり、切断片を原子プ
ラント周囲に飛び散らしたりするのは好ましくない。
【0004】この対策として、例えば高速炉における構
造では、図7(a)のように、被固定物7140とボル
ト7130とがステンレス鋼材であった場合には、ナッ
ト7110の材質をステンレス鋼材からインコネルなど
のニッケル基合金材に変更していた。一方、ボルトの機
械的強度を重視する場合には、同図(b)のように、被
固定物7240は変更することができないのでステンレ
ス鋼材のままで、ボルト7230をインコネルなどニッ
ケル基合金材に変更していたが、ボルトとナットとの螺
合面間7250のかじりを避けようとすれば、必然的に
ナット7210をステンレス鋼材にせざるを得ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのようにす
ると、ナット7210および被固定物7240がステン
レス鋼材で同種金属となるので、ナット端面と被固定物
表面との間7260で焼付きやかじりが生じるという問
題が解決されない。
【0006】この発明は、上記問題点に鑑みなされたも
のであり、被固定物とボルトおよびナットとが異種金属
の場合に、長期高温負荷状態下で使用しても、ボルトと
ナットとの螺合面間、並びに、ナット端面と被固定物表
面との間における焼付きやかじりを生じさせることな
く、被固定物の解体作業を容易にする異種金属間のねじ
固定構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明では、めねじ穴を持つ第一の材質の部材に対して、そ
れと異なる第二の材質の部材を第一の材質のボルトによ
って締結する構造において、前記めねじ穴と前記ボルト
との螺合面間に前記第二の材質と同じ材質のスリーブを
介在させている。
【0008】請求項2に記載された発明では、請求項1
に記載の異種金属間のねじ固定構造において、前記第一
の材質はニッケル基合金材であって、前記第二の材質は
ステンレス鋼材である。
【0009】
【作用】請求項1に記載された発明では、めねじ穴とボ
ルトとの螺合面に、第一の材質で製作されたボルトおよ
びめねじ穴を持つ部材とは異なる第二の材質で製作され
たスリーブを介在させているので、めねじ穴とボルトと
の螺合面が焼き付いたり、かじったりすることはない。
【0010】また、ボルトによって締結される第二の材
質の部材は、めねじ穴を持つ第一の材質の部材と異種金
属となるので、両部材の圧着面間における焼付きやかじ
りが生ずることはない。
【0011】請求項2に記載された発明では、第一の材
質はニッケル基合金材であるので、長期高温負荷状態の
環境下であってもボルトおよびめねじ穴を持つ部材の機
械的強度が十分に確保される。また、第二の材質はステ
ンレス鋼材であるので、長期高温負荷状態の環境下でも
使用に耐え得る。したがって、このねじ固定構造は高速
炉にも用いることが可能となる。
【0012】
【実施例】本発明に係る異種金属間のねじ固定構造の一
実施例を図1に示す。図1(a)は、ねじ固定構造を断
面にしたものを表しており、ハッチングの傾斜方向が同
じ部材同士は同種金属であることを示す。なお、実施例
で説明する金属は二種類である。
【0013】ナット110はニッケル基合金材であるイ
ンコネル材で製作されており、その内周面にめねじ穴が
形成されている。めねじ穴には、スリーブとしてのかじ
り防止ねじ120が螺合され、さらに、ボルト130で
締結する際の、かじり防止ねじ120とナット110と
の相対回動を阻止するために、かじり防止ねじ120
は、例えば溶接などによって、あらかじめナット端面部
111でナット110と固定されている。
【0014】かじり防止ねじ120はステンレス鋼材で
製作されており、被固定物140との接触を避けるため
に軸方向の長さはナット110よりもわずかに短くなっ
ており、その外観は図1(b)に示すようなものであ
る。かじり防止ねじ120の外周面にはナット110の
めねじ径と同じ径のおねじ121が形成されており、ま
た、その内周面にはボルト130のおねじ径と同じ径の
めねじ122が形成されている。
【0015】ボルト130はインコネル材で製作されて
おり、形状は通常用いられるものと同じである。被固定
物140はステンレス鋼材で製作されている。したがっ
て、図1(a)で明らかなように、それぞれの部材の隣
り合う面同士はすべて異種金属となり、焼付きやかじり
が生ずることはない。
【0016】なお、ナット110のめねじ径はボルト1
30のおねじ径よりも大きく、両者は螺合しない。ま
た、このようなかじり防止ねじ120の製作方法として
は、例えば、ねじ転造盤や切削加工による製作のほか、
線材を所定の径になるようにまるめて製作する方法もあ
る。
【0017】次に、かじり防止ねじの変形例を説明す
る。第一の変形例としては、図2(b)に示すように、
かじり防止ねじ220の外周面221は平たんであっ
て、おねじが形成されておらず、また、ボルト230で
締結する際の、かじり防止ねじ220とナット210と
の相対回動を阻止するための小突起223が設けられて
いる。ナット210は、このようなかじり防止ねじ22
0の形状に対応して、その内周面が平たんであって、め
ねじが形成されておらず、また、かじり防止ねじ220
が嵌合埋設されるような内径寸法になっている。さら
に、小突起223がナット210に埋設されることによ
ってかじり防止ねじ220とナット210との相対回動
を阻止するような凹部が形成されている。
【0018】なお、かじり防止ねじの内周面には、ボル
ト230のおねじ径と同じ径のめねじ222が形成され
ており、また、かじり防止ねじ220の長さはナット2
10の長さよりも短い。この変形例の場合には小突起2
23があるために、ナット210を外す際に、かじり防
止ねじ220はナット210に追随して外れようとする
ため、ボルト230に取り残されることはないが、両者
を一体にするために図1のように、溶接などによって両
者を固定しておくのが好ましい。かじり防止ねじ220
がナット210の両端面からへこむようにしておけば、
被固定物240と接触する面はナット210のいずれの
端面でも良くなるので、分解作業後の組立作業において
はナット210の方向性を確認する必要がなくなり、組
立作業を迅速に行うことができるようになる。
【0019】第二の変形例を図3に示す。これは、同図
(a)および(b)から明らかなように、かじり防止ね
じ320の一端には、ボルト330が通る穴322があ
けられたフランジ321が設けられており、そのほかの
部分は本発明に係る異種金属間のねじ固定構造の一実施
例を表す図1の場合と同じである。すなわち、かじり防
止ねじ320は、図1のかじり防止ねじ120の一端に
フランジ321を取り付けたものである。
【0020】このようなかじり防止ねじ320は、ねじ
固定される際のフランジ321の位置によって、図3
(a)のような被固定物340と隣り合わないように配
置したり、同図(c)のようなフランジ321がナット
310と被固定物340とに挟まれるように配置したり
することができる。後者の場合は、特に、被固定物34
0がナット310およびボルト330と同じ材質になる
場合に有利である。すなわち、このような場合は、かじ
りを防止するためにニッケル基合金のような高価な材料
を、ナット310の材質として使用する必要がなくなる
からである。
【0021】なお、図3(a)の場合にはフランジ32
1があるために、ナット310を外す際に、かじり防止
ねじ320はナット310に追随して外れようとするた
め、ボルト330に取り残されることはないが、ナット
310によって被固定物340を締結する際に、かじり
防止ねじ320はナット310から外れようとするの
で、両者を一体にするために図1のように、溶接などに
よって両者を固定しておくのが好ましい。一方、同図
(c)の場合には、これと逆の事態が生ずるので、やは
り溶接などをあらかじめ施しておくのが好ましい。
【0022】第三の変形例として、第二の変形例に用い
たフランジの一部を切り落として平行部421としたか
じり防止ねじ420を図4に示す。このような平行部4
21を有するため、かじり防止ねじをナットから取り外
す場合には、レンチなどの一般的な工具を用いれば、容
易に行うことができる。
【0023】第四の変形例は、第二の変形例に係るかじ
り防止ねじ320にスリットを入れたものであり、具体
的には、図5に示すように、かじり防止ねじ520のフ
ランジ521の径方向およびおねじ522の母線方向に
連続したスリット523が1つ形成されている。このよ
うなスリット523を形成することによって、スリット
523を押し狭めたり押し広げたりすれば、かじり防止
ねじ520をナットやボルトから確実に取り外すことが
できる。
【0024】第五の変形例は、第二の変形例に係るかじ
り防止ねじ320のフランジ321をスプリングワッシ
ャー状に形成したものであり、具体的には、かじり防止
ねじ620のフランジ621が図6に示すように、スプ
リングワッシャー状に加工されている。これによって、
フランジ621がナットと被固定物とに挟まれるよう
に、すなわち、図3(c)となるように、かじり防止ね
じ620を配置すれば、回り止め効果が生ずる。
【0025】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、被
固定物とボルトおよびナットとが異種金属の場合に、長
期高温負荷状態下で使用しても、被固定物の解体作業を
容易に行うことができ、その作業時間も短縮することが
できる。
【0026】請求項2に記載された発明によれば、長期
高温負荷状態下で使用しても、被固定物を締結するのに
必要な機械的強度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る異種金属間のねじ固定構造の一
実施例の断面図およびかじり防止ねじの外観を示す説明
図である。
【図2】かじり防止ねじの第一の変形例を示す説明図で
ある。
【図3】かじり防止ねじの第二の変形例を示す説明図で
ある。
【図4】かじり防止ねじの第三の変形例を示す説明図で
ある。
【図5】かじり防止ねじの第四の変形例を示す説明図で
ある。
【図6】かじり防止ねじの第五の変形例を示す説明図で
ある。
【図7】従来技術の異種金属間のねじ固定構造の断面図
を示す説明図である。
【符号の説明】
110・・・・・ナット 111・・・・・ナット端面部 120・・・・・かじり防止ねじ 121・・・・・おねじ 122・・・・・めねじ 130・・・・・ボルト 140・・・・・被固定物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めねじ穴を持つ第一の材質の部材に対し
    て、それと異なる第二の材質の部材を第一の材質のボル
    トによって締結する構造において、 前記めねじ穴と前記ボルトとの螺合面間に前記第二の材
    質と同じ材質のスリーブを介在させたことを特徴とする
    異種金属間のねじ固定構造。
  2. 【請求項2】 前記第一の材質はニッケル基合金材であ
    って、前記第二の材質はステンレス鋼材であることを特
    徴とする請求項1に記載の異種金属間のねじ固定構造。
JP9743695A 1995-03-31 1995-03-31 異種金属間のねじ固定構造 Pending JPH08270621A (ja)

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JP9743695A JPH08270621A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 異種金属間のねじ固定構造

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JP9743695A JPH08270621A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 異種金属間のねじ固定構造

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JP (1) JPH08270621A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011076762A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Ngk Spark Plug Co Ltd 燃料電池スタック及び燃料電池

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011076762A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Ngk Spark Plug Co Ltd 燃料電池スタック及び燃料電池

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990615