JPH08270738A - ギヤ装置 - Google Patents
ギヤ装置Info
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- JPH08270738A JPH08270738A JP9199295A JP9199295A JPH08270738A JP H08270738 A JPH08270738 A JP H08270738A JP 9199295 A JP9199295 A JP 9199295A JP 9199295 A JP9199295 A JP 9199295A JP H08270738 A JPH08270738 A JP H08270738A
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 38
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 38
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 38
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Gear Transmission (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ギヤ同士の噛み合い部のみならず、同時に入
力軸と入力側ギヤとの間のスプライン結合部、出力軸と
出力側ギヤとの間のスプライン結合部のバックラッシも
除去する。 【構成】 入力軸12,出力軸16にスプライン結合す
る入力側ギヤ14,出力側ギヤ18を有し,第1と第2
の入力側ギヤ本体14A、14Bは、長溝50A、50
B内に配置された入力側スプリング52により相互に周
方向の反対方向に付勢され、第1と第2の出力側ギヤ本
体18A、18Bは、長溝54A、54B内に配置され
た出力側スプリング56により相互に周方向の反対方向
に付勢されている。入力側スプリング52と出力側スプ
リング56は、第1の入力側ギヤ本体14Aと第1の出
力側ギヤ本体18Aとを相互に周方向の逆方向に付勢
し、第2の入力側ギヤ本体14Aと第2の出力側ギヤ本
体18Bとを相互に周方向の逆方向に付勢するように設
定されている。
力軸と入力側ギヤとの間のスプライン結合部、出力軸と
出力側ギヤとの間のスプライン結合部のバックラッシも
除去する。 【構成】 入力軸12,出力軸16にスプライン結合す
る入力側ギヤ14,出力側ギヤ18を有し,第1と第2
の入力側ギヤ本体14A、14Bは、長溝50A、50
B内に配置された入力側スプリング52により相互に周
方向の反対方向に付勢され、第1と第2の出力側ギヤ本
体18A、18Bは、長溝54A、54B内に配置され
た出力側スプリング56により相互に周方向の反対方向
に付勢されている。入力側スプリング52と出力側スプ
リング56は、第1の入力側ギヤ本体14Aと第1の出
力側ギヤ本体18Aとを相互に周方向の逆方向に付勢
し、第2の入力側ギヤ本体14Aと第2の出力側ギヤ本
体18Bとを相互に周方向の逆方向に付勢するように設
定されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプライン軸に結合さ
れたギヤが噛み合って動力を伝達するギヤ装置の改良に
関するものであり、特に、バックラッシを原因とする騒
音の低減に関するものである。
れたギヤが噛み合って動力を伝達するギヤ装置の改良に
関するものであり、特に、バックラッシを原因とする騒
音の低減に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンその他の各種機械に用いられる
動力伝達用のギヤ装置としては、例えば、図11に示す
ように、入力軸12にスプライン結合する入力側ギヤ1
4と、この入力側ギヤ14に噛み合い出力軸16にスプ
ライン結合する出力側ギヤ18とから成るギヤ装置10
がある。この図11に示すようなギヤ装置10において
は、入力側ギヤ14と出力側ギヤ18との間の噛み合い
部24の他に、入力軸12と入力側ギヤ14との間のス
プライン結合部20、更に、出力軸16と出力側ギヤ1
8との間のスプライン結合部22の3か所において、バ
ックラッシが存在する。このバックラッシは、ギヤ装置
10の組立、分解性及び噛み合い部24、各スプライン
結合部20、22の耐摩耗性を維持するために必ずなけ
ればならない。
動力伝達用のギヤ装置としては、例えば、図11に示す
ように、入力軸12にスプライン結合する入力側ギヤ1
4と、この入力側ギヤ14に噛み合い出力軸16にスプ
ライン結合する出力側ギヤ18とから成るギヤ装置10
がある。この図11に示すようなギヤ装置10において
は、入力側ギヤ14と出力側ギヤ18との間の噛み合い
部24の他に、入力軸12と入力側ギヤ14との間のス
プライン結合部20、更に、出力軸16と出力側ギヤ1
8との間のスプライン結合部22の3か所において、バ
ックラッシが存在する。このバックラッシは、ギヤ装置
10の組立、分解性及び噛み合い部24、各スプライン
結合部20、22の耐摩耗性を維持するために必ずなけ
ればならない。
【0003】この場合、ギヤ装置10全体のバックラッ
シの振れ幅Σδは、入力軸12と入力側ギヤ14との間
のスプライン結合部20のバックラッシの振れ幅をδ1
(図11参照)と、入力側ギヤ14と出力側ギヤ18と
の間の噛み合い部24のバックラッシの振れ幅をδ2
(図11参照)と、また、出力軸16と出力側ギヤ18
との間のスプライン結合部22のバックラッシの振れ幅
をδ3 (図11参照)とすると、Σδ=δ1 +δ2 +δ
3 となり、各バックラッシの振れ幅の総和となる。
シの振れ幅Σδは、入力軸12と入力側ギヤ14との間
のスプライン結合部20のバックラッシの振れ幅をδ1
(図11参照)と、入力側ギヤ14と出力側ギヤ18と
の間の噛み合い部24のバックラッシの振れ幅をδ2
(図11参照)と、また、出力軸16と出力側ギヤ18
との間のスプライン結合部22のバックラッシの振れ幅
をδ3 (図11参照)とすると、Σδ=δ1 +δ2 +δ
3 となり、各バックラッシの振れ幅の総和となる。
【0004】これらの各々のバックラッシの振れ幅δの
値は非常に小さいため、次にこれを角度に換算して考え
る。すなわち、入力軸12のピッチ円の半径をr1 と、
入力側ギヤ14のピッチ円の半径をr2 と、出力側ギヤ
18のピッチ円の半径をr3と、出力軸16のピッチ円
の半径をr4 とすると、各スプライン結合部20、22
又は噛み合い部24毎におけるバックラッシの振れ角θ
は、それぞれ、次の通りとなる。まず、入力軸12にお
ける入力軸12と入力側ギヤ14との間のスプライン結
合部20のバックラッシの振れ角θ1 は、θ1 =δ1 /
r1 となる。次いで、このθ1 を、出力軸16における
振れ角θ2 に換算すると、θ2 =(r2/r3 )θ1
(すなわち、出力軸16における入力軸12と入力側ギ
ヤ14との間のスプライン結合部20のバックラッシの
振れ角)となり、また、出力軸16における入力側ギヤ
14と出力側ギヤ18との間の噛み合い部24のバック
ラッシの振れ角θ3 は、θ3 =δ2 /r3 と、出力軸1
6における出力軸16と出力側ギヤ18との間のスプラ
イン結合部22のバックラッシの振れ角θ4 は、θ4=
δ3 /r4 となる。
値は非常に小さいため、次にこれを角度に換算して考え
る。すなわち、入力軸12のピッチ円の半径をr1 と、
入力側ギヤ14のピッチ円の半径をr2 と、出力側ギヤ
18のピッチ円の半径をr3と、出力軸16のピッチ円
の半径をr4 とすると、各スプライン結合部20、22
又は噛み合い部24毎におけるバックラッシの振れ角θ
は、それぞれ、次の通りとなる。まず、入力軸12にお
ける入力軸12と入力側ギヤ14との間のスプライン結
合部20のバックラッシの振れ角θ1 は、θ1 =δ1 /
r1 となる。次いで、このθ1 を、出力軸16における
振れ角θ2 に換算すると、θ2 =(r2/r3 )θ1
(すなわち、出力軸16における入力軸12と入力側ギ
ヤ14との間のスプライン結合部20のバックラッシの
振れ角)となり、また、出力軸16における入力側ギヤ
14と出力側ギヤ18との間の噛み合い部24のバック
ラッシの振れ角θ3 は、θ3 =δ2 /r3 と、出力軸1
6における出力軸16と出力側ギヤ18との間のスプラ
イン結合部22のバックラッシの振れ角θ4 は、θ4=
δ3 /r4 となる。
【0005】この場合、ギヤ装置10全体では、入力軸
12と入力側ギヤ14との間を固定して考えると、各バ
ックラッシの振れ角θ(振れ幅δ)は、動力が伝達され
ていくに従い最終的には出力軸16と出力側ギヤ18と
の間のスプライン結合部22において積み重なっていく
ため、ギヤ装置10全体における出力軸16と出力側ギ
ヤ18との間のスプライン結合部22におけるバックラ
ッシの振れ角Σθは、各バックラッシの振れ角θの積み
重なり、Σθ=θ2 +θ3 +θ4 ={(r2 /r1 r
3 )δ1 }+(δ2 /r3 )+(δ3 /r4 )となる。
このように、ギヤ装置10において、2つのスプライン
結合部20、22と噛み合い部24の合計3か所にバッ
クラッシが存在すると、ギヤ装置10全体では、特に、
出力軸16と出力側ギヤ18との間のスプライン結合部
22におけるバックラッシの振れ角Σθが過大となる。
12と入力側ギヤ14との間を固定して考えると、各バ
ックラッシの振れ角θ(振れ幅δ)は、動力が伝達され
ていくに従い最終的には出力軸16と出力側ギヤ18と
の間のスプライン結合部22において積み重なっていく
ため、ギヤ装置10全体における出力軸16と出力側ギ
ヤ18との間のスプライン結合部22におけるバックラ
ッシの振れ角Σθは、各バックラッシの振れ角θの積み
重なり、Σθ=θ2 +θ3 +θ4 ={(r2 /r1 r
3 )δ1 }+(δ2 /r3 )+(δ3 /r4 )となる。
このように、ギヤ装置10において、2つのスプライン
結合部20、22と噛み合い部24の合計3か所にバッ
クラッシが存在すると、ギヤ装置10全体では、特に、
出力軸16と出力側ギヤ18との間のスプライン結合部
22におけるバックラッシの振れ角Σθが過大となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、ギヤ装置1
0が種々の原因で回転中にトルク変動を受けた場合、入
力側ギヤ14と出力側ギヤ18との間の噛み合い部24
からのみならず、2つのスプライン結合部20、22か
らもバックラッシの存在によりガタ打ちが生じて騒音が
発生することがあり、特に、ギヤ装置10全体において
は出力軸16と出力側ギヤ18との間におけるバックラ
ッシの振れ角Σθが過大となるため、このガタ打ちによ
る騒音が大きくなる傾向がある。
0が種々の原因で回転中にトルク変動を受けた場合、入
力側ギヤ14と出力側ギヤ18との間の噛み合い部24
からのみならず、2つのスプライン結合部20、22か
らもバックラッシの存在によりガタ打ちが生じて騒音が
発生することがあり、特に、ギヤ装置10全体において
は出力軸16と出力側ギヤ18との間におけるバックラ
ッシの振れ角Σθが過大となるため、このガタ打ちによ
る騒音が大きくなる傾向がある。
【0007】なお、バックラッシを除去して騒音を低減
する手段としては、ばねの付勢力によりバックラッシに
よるガタ打ちを防止するシザースギヤやその改良ギヤ
(実開昭58−88048号公報等参照)、また、フリ
クションギヤ等が知られているが、これらのギヤでは、
入力側ギヤ14と出力側ギヤ18との間の噛み合い部2
4のバックラッシδ2 (図11参照)は除去することが
できるものの、軸とギヤとの間のスプライン結合部2
0、22のバックラッシは除去することができずに依然
として残存するため、やはり、これらのスプライン結合
部20、22のバックラッシの振れ角θ1 (出力軸16
における角度に換算すると、θ2 )、θ4 が出力軸16
と出力側ギヤ18との間のスプライン結合部22におい
て積み重なり、特に、ギヤ装置10全体における出力軸
16と出力側ギヤ18との間のスプライン結合部22に
おけるバックラッシの振れ角が、各スプライン結合部2
0、22のバックラッシθ2 、θ4 の総和Σθとなって
大きくなり、ガタ打ちによる騒音が発生する。
する手段としては、ばねの付勢力によりバックラッシに
よるガタ打ちを防止するシザースギヤやその改良ギヤ
(実開昭58−88048号公報等参照)、また、フリ
クションギヤ等が知られているが、これらのギヤでは、
入力側ギヤ14と出力側ギヤ18との間の噛み合い部2
4のバックラッシδ2 (図11参照)は除去することが
できるものの、軸とギヤとの間のスプライン結合部2
0、22のバックラッシは除去することができずに依然
として残存するため、やはり、これらのスプライン結合
部20、22のバックラッシの振れ角θ1 (出力軸16
における角度に換算すると、θ2 )、θ4 が出力軸16
と出力側ギヤ18との間のスプライン結合部22におい
て積み重なり、特に、ギヤ装置10全体における出力軸
16と出力側ギヤ18との間のスプライン結合部22に
おけるバックラッシの振れ角が、各スプライン結合部2
0、22のバックラッシθ2 、θ4 の総和Σθとなって
大きくなり、ガタ打ちによる騒音が発生する。
【0008】本発明は、上記の問題点を回避するため、
ギヤ同士の噛み合い部のみならず、入力軸と入力側ギ
ヤ、出力軸と出力側ギヤとの間のスプライン結合部の3
か所のバックラッシを同時に除去することにより、騒音
を効果的に低減することができるギヤ装置を提供するこ
とにある。
ギヤ同士の噛み合い部のみならず、入力軸と入力側ギ
ヤ、出力軸と出力側ギヤとの間のスプライン結合部の3
か所のバックラッシを同時に除去することにより、騒音
を効果的に低減することができるギヤ装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するための第1の手段として、入力軸にスプライン
結合される入力側ギヤとこの入力側ギヤに噛み合い出力
軸にスプライン結合される出力側ギヤとを備え、入力側
ギヤは軸方向に相互に並べられて配置された第1と第2
の入力側ギヤ本体から成り、また出力側ギヤは第1の入
力側ギヤ本体と噛み合う第1の出力側ギヤ本体と第2の
入力側ギヤ本体と噛み合う第2の出力側ギヤ本体から成
っているギヤ装置であって、第1と第2の入力側ギヤ本
体を相互に周方向の反対方向にばね付勢する入力側ギヤ
ばね付勢手段と、第1と第2の出力側ギヤ本体を相互に
周方向の反対方向にばね付勢する出力側ギヤばね付勢手
段とを備え、この入力側ギヤばね付勢手段と出力側ギヤ
ばね付勢手段とは、第1の入力側ギヤ本体と第1の出力
側ギヤ本体とを相互に周方向の逆方向に付勢し、また第
2の入力側ギヤ本体と第2の出力側ギヤ本体とを相互に
周方向の逆方向に付勢するように設定されていることを
特徴とするギヤ装置を提供するものである。
解決するための第1の手段として、入力軸にスプライン
結合される入力側ギヤとこの入力側ギヤに噛み合い出力
軸にスプライン結合される出力側ギヤとを備え、入力側
ギヤは軸方向に相互に並べられて配置された第1と第2
の入力側ギヤ本体から成り、また出力側ギヤは第1の入
力側ギヤ本体と噛み合う第1の出力側ギヤ本体と第2の
入力側ギヤ本体と噛み合う第2の出力側ギヤ本体から成
っているギヤ装置であって、第1と第2の入力側ギヤ本
体を相互に周方向の反対方向にばね付勢する入力側ギヤ
ばね付勢手段と、第1と第2の出力側ギヤ本体を相互に
周方向の反対方向にばね付勢する出力側ギヤばね付勢手
段とを備え、この入力側ギヤばね付勢手段と出力側ギヤ
ばね付勢手段とは、第1の入力側ギヤ本体と第1の出力
側ギヤ本体とを相互に周方向の逆方向に付勢し、また第
2の入力側ギヤ本体と第2の出力側ギヤ本体とを相互に
周方向の逆方向に付勢するように設定されていることを
特徴とするギヤ装置を提供するものである。
【0010】また、本発明は、上記の第1の課題解決手
段において、入力側ギヤばね付勢手段は、第1と第2の
入力側ギヤ本体にそれぞれ相互に整列するようにして形
成された長溝と、この第1と第2の入力側ギヤ本体の長
溝内に跨がって配置され一端が第1の入力側ギヤ本体側
の長溝の壁に係止され他端が第2の入力側ギヤ本体側の
長溝の壁に係止されたスプリングとから成り、出力側ギ
ヤばね付勢手段は、第1と第2の出力側ギヤ本体にそれ
ぞれ相互に整列するようにして形成された長溝と、この
第1と第2の出力側ギヤ本体の長溝内に跨がって配置さ
れ一端が第1の出力側ギヤ本体側の長溝の壁に係止され
他端が第2の出力側ギヤ本体側の長溝の壁に係止された
スプリングとから成っていることを特徴とするギヤ装置
を提供するものである。
段において、入力側ギヤばね付勢手段は、第1と第2の
入力側ギヤ本体にそれぞれ相互に整列するようにして形
成された長溝と、この第1と第2の入力側ギヤ本体の長
溝内に跨がって配置され一端が第1の入力側ギヤ本体側
の長溝の壁に係止され他端が第2の入力側ギヤ本体側の
長溝の壁に係止されたスプリングとから成り、出力側ギ
ヤばね付勢手段は、第1と第2の出力側ギヤ本体にそれ
ぞれ相互に整列するようにして形成された長溝と、この
第1と第2の出力側ギヤ本体の長溝内に跨がって配置さ
れ一端が第1の出力側ギヤ本体側の長溝の壁に係止され
他端が第2の出力側ギヤ本体側の長溝の壁に係止された
スプリングとから成っていることを特徴とするギヤ装置
を提供するものである。
【0011】
【作用】このように、入力側ギヤと出力側ギヤを、それ
ぞれ相互に周方向の逆方向に付勢された第1と第2のギ
ヤ本体から構成すると共に、入力側ギヤと出力側ギヤの
相互に噛み合うギヤ本体同士もそれぞれの軸に対して一
方を時計方向とし、他方を反時計方向に付勢して相互に
周方向の逆方向に付勢するように設定すると、相互に逆
方向に付勢されたそれぞれの第1のギヤ本体と第2のギ
ヤ本体とが入力軸又は出力軸の歯部を挟み込むように軸
と噛み合うため、ギヤと入力軸又は出力軸との間のスプ
ライン結合部におけるバックラッシが除去されてガタ打
ちが防止されると共に、入力側ギヤと出力側ギヤとの間
の噛み合い部において設定されているバックラッシは噛
み合い部において現れる2つのスプライン結合部のバッ
クラッシの差により打ち消されて歯部がガタ打ちするこ
とがないため、3か所のバックラッシを同時に除去して
騒音を効果的に低減することができる。
ぞれ相互に周方向の逆方向に付勢された第1と第2のギ
ヤ本体から構成すると共に、入力側ギヤと出力側ギヤの
相互に噛み合うギヤ本体同士もそれぞれの軸に対して一
方を時計方向とし、他方を反時計方向に付勢して相互に
周方向の逆方向に付勢するように設定すると、相互に逆
方向に付勢されたそれぞれの第1のギヤ本体と第2のギ
ヤ本体とが入力軸又は出力軸の歯部を挟み込むように軸
と噛み合うため、ギヤと入力軸又は出力軸との間のスプ
ライン結合部におけるバックラッシが除去されてガタ打
ちが防止されると共に、入力側ギヤと出力側ギヤとの間
の噛み合い部において設定されているバックラッシは噛
み合い部において現れる2つのスプライン結合部のバッ
クラッシの差により打ち消されて歯部がガタ打ちするこ
とがないため、3か所のバックラッシを同時に除去して
騒音を効果的に低減することができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明
すると、図1は本発明のギヤ装置10を示し、このギヤ
装置10は、入力軸12にスプライン結合される入力側
ギヤ14と、この入力側ギヤ14に噛み合い出力軸16
にスプライン結合される出力側ギヤ18とを備えてい
る。従って、入力軸12及び出力軸16は、共にスプラ
イン軸であり、図2に示すように、入力軸12と入力側
ギヤ14との間のスプライン結合部20には、バックラ
ッシδ1 (振れ幅:図2参照)が、また出力軸16と出
力側ギヤ18との間のスプライン結合部22には、バッ
クラッシδ3 (振れ幅:図2参照)が、それぞれ存在す
る。
すると、図1は本発明のギヤ装置10を示し、このギヤ
装置10は、入力軸12にスプライン結合される入力側
ギヤ14と、この入力側ギヤ14に噛み合い出力軸16
にスプライン結合される出力側ギヤ18とを備えてい
る。従って、入力軸12及び出力軸16は、共にスプラ
イン軸であり、図2に示すように、入力軸12と入力側
ギヤ14との間のスプライン結合部20には、バックラ
ッシδ1 (振れ幅:図2参照)が、また出力軸16と出
力側ギヤ18との間のスプライン結合部22には、バッ
クラッシδ3 (振れ幅:図2参照)が、それぞれ存在す
る。
【0013】なお、図示の実施例では、図2に示すよう
に、入力軸12及び入力側ギヤ14は図1の矢印X(図
1参照)方向から見て反時計方向に、また、出力軸16
及び出力側ギヤ18は、同様に見て時計方向に回転する
(図2の点線の矢印参照)。また、図1において符号1
1はオイルシールを、符号13は入力軸12又は出力軸
16を回転自在に支持するボールベアリングを示し、図
2において符号12Aは入力軸12の歯部を、符号16
Aは出力軸16の歯部を示す。
に、入力軸12及び入力側ギヤ14は図1の矢印X(図
1参照)方向から見て反時計方向に、また、出力軸16
及び出力側ギヤ18は、同様に見て時計方向に回転する
(図2の点線の矢印参照)。また、図1において符号1
1はオイルシールを、符号13は入力軸12又は出力軸
16を回転自在に支持するボールベアリングを示し、図
2において符号12Aは入力軸12の歯部を、符号16
Aは出力軸16の歯部を示す。
【0014】入力側ギヤ14は、図1に示すように、軸
方向に相互に並べられて配置された第1の入力側ギヤ本
体14Aと、第2の入力側ギヤ本体14Bとから成り、
また出力側ギヤ18も、相互に軸方向に並べられて配置
された第1の出力側ギヤ本体18Aと、第2の出力側ギ
ヤ本体18Bとから成っている。この場合、図1に示す
ように、第1の入力側ギヤ本体14Aと第1の出力側ギ
ヤ本体18Aとが噛み合い、また第2の入力側ギヤ本体
14Bと第2の出力側ギヤ本体18Bとが噛み合って、
2つの噛み合わせにより入力側ギヤ14から出力側ギヤ
18に動力が伝達される。このギヤの噛み合い部24に
も、図2に示すように、設計上、バックラッシδ3 (振
れ幅:図2参照)が設けられている。
方向に相互に並べられて配置された第1の入力側ギヤ本
体14Aと、第2の入力側ギヤ本体14Bとから成り、
また出力側ギヤ18も、相互に軸方向に並べられて配置
された第1の出力側ギヤ本体18Aと、第2の出力側ギ
ヤ本体18Bとから成っている。この場合、図1に示す
ように、第1の入力側ギヤ本体14Aと第1の出力側ギ
ヤ本体18Aとが噛み合い、また第2の入力側ギヤ本体
14Bと第2の出力側ギヤ本体18Bとが噛み合って、
2つの噛み合わせにより入力側ギヤ14から出力側ギヤ
18に動力が伝達される。このギヤの噛み合い部24に
も、図2に示すように、設計上、バックラッシδ3 (振
れ幅:図2参照)が設けられている。
【0015】第1の入力側ギヤ本体14Aは、図3に示
すように、入力軸12にスプライン結合し入力軸12と
の間でスプライン結合部20を形成する入力側スプライ
ン部26Aと、周方向に等間隔を開けて形成された3つ
のボルト孔28Aと、出力側ギヤ18と噛み合う入力側
歯部30Aが設けられる。なお、図3(A)において、
符号32Aは、後述するトルクバーが係入するトルクバ
ー係入孔を示す。
すように、入力軸12にスプライン結合し入力軸12と
の間でスプライン結合部20を形成する入力側スプライ
ン部26Aと、周方向に等間隔を開けて形成された3つ
のボルト孔28Aと、出力側ギヤ18と噛み合う入力側
歯部30Aが設けられる。なお、図3(A)において、
符号32Aは、後述するトルクバーが係入するトルクバ
ー係入孔を示す。
【0016】第2の入力側ギヤ本体14Bも、図4に示
すように、第1の入力側ギヤ本体14Aとほぼ同じ形
状、同じ径を有し、同様に、入力側スプライン部26B
と、3つのボルト孔28Bと、入力側歯部30Bと、バ
ー係入孔32Bとを有している。これらの第1と第2の
ギヤ本体14A、14Bは、ボルト孔28A、28B、
また、バー係入孔32A、32Bが、相互に整列するよ
うに同じ位置に形成されている。
すように、第1の入力側ギヤ本体14Aとほぼ同じ形
状、同じ径を有し、同様に、入力側スプライン部26B
と、3つのボルト孔28Bと、入力側歯部30Bと、バ
ー係入孔32Bとを有している。これらの第1と第2の
ギヤ本体14A、14Bは、ボルト孔28A、28B、
また、バー係入孔32A、32Bが、相互に整列するよ
うに同じ位置に形成されている。
【0017】これらの第1の入力側ギヤ本体14Aと第
2の入力側ギヤ本体14Bとは、相互に整列するそれぞ
れのボルト孔28A、28Bに、図5に示すテーパ部3
4Aを有するボルト34を嵌入して、一体的に加工する
ことによりそれぞれのスプライン部26A、26Bと、
歯部30A、30Bが形成される。これにより、第1と
第2の入力側ギヤ本体14A、14Bを軸方向に並べて
1つの入力側ギヤ14としたとき、入力側スプライン部
26A、26Bと歯部30A、30Bの精度が一致し、
精度の高い入力側ギヤ14とすることができる。
2の入力側ギヤ本体14Bとは、相互に整列するそれぞ
れのボルト孔28A、28Bに、図5に示すテーパ部3
4Aを有するボルト34を嵌入して、一体的に加工する
ことによりそれぞれのスプライン部26A、26Bと、
歯部30A、30Bが形成される。これにより、第1と
第2の入力側ギヤ本体14A、14Bを軸方向に並べて
1つの入力側ギヤ14としたとき、入力側スプライン部
26A、26Bと歯部30A、30Bの精度が一致し、
精度の高い入力側ギヤ14とすることができる。
【0018】この場合、ボルト34の形状に合わせて、
第1の入力側ギヤ本体14Aのボルト孔28Aは、図3
に示すように、テーパ状に、また、第2の入力側ギヤ本
体14Bのボルト孔28Bは、図4に示すように、ボル
ト34のねじ部34Bに螺合する細孔のねじ溝状に形成
する。図示の実施例では、第1の入力側ギヤ本体14A
にテーパ状のボルト孔28Aを形成したが、相対的に異
なれば、第1又は第2の入力側ギヤ本体14A、14B
のどちらにテーパ状のボルト孔28を形成してもよい。
すなわち、第1と第2の入力側ギヤ本体14A、14B
は、このボルト孔28A、28Bの形状を除き、同一に
形成されている。なお、図5において、符号34Cは、
ボルト34を締め付ける工具が係入する工具係入溝を示
す。
第1の入力側ギヤ本体14Aのボルト孔28Aは、図3
に示すように、テーパ状に、また、第2の入力側ギヤ本
体14Bのボルト孔28Bは、図4に示すように、ボル
ト34のねじ部34Bに螺合する細孔のねじ溝状に形成
する。図示の実施例では、第1の入力側ギヤ本体14A
にテーパ状のボルト孔28Aを形成したが、相対的に異
なれば、第1又は第2の入力側ギヤ本体14A、14B
のどちらにテーパ状のボルト孔28を形成してもよい。
すなわち、第1と第2の入力側ギヤ本体14A、14B
は、このボルト孔28A、28Bの形状を除き、同一に
形成されている。なお、図5において、符号34Cは、
ボルト34を締め付ける工具が係入する工具係入溝を示
す。
【0019】出力側ギヤ18については、第1の出力側
ギヤ本体18Aは図3に示す第1の入力側ギヤ本体14
Aに対応して、また、第2の出力側ギヤ本体18Bは図
4に示す第2の入力側ギヤ本体14Bに対応して、それ
ぞれ同様の形状に形成される。従って、第1と第2の出
力側ギヤ本体18A、18Bも、同様に、出力側スプラ
イン部36A、36Bと、ボルト44が嵌入されるボル
ト孔38A、38Bと、出力側歯部40A、40Bと、
バー係入孔42A、42Bとを有し、また、入力側ギヤ
14と同様に、ボルト44により相互に締め付けられて
一体的にスプライン部36A、36Bや出力側歯部40
A、40Bが形成されて精度の向上が図られている。勿
論、入力側ギヤ14と出力側ギヤ18とは、ギヤ比等の
設定に応じて、径の大きさが異なるように形成してもよ
く、この場合には、入力側ギヤ14と出力側ギヤ18と
は相似形の関係となる。
ギヤ本体18Aは図3に示す第1の入力側ギヤ本体14
Aに対応して、また、第2の出力側ギヤ本体18Bは図
4に示す第2の入力側ギヤ本体14Bに対応して、それ
ぞれ同様の形状に形成される。従って、第1と第2の出
力側ギヤ本体18A、18Bも、同様に、出力側スプラ
イン部36A、36Bと、ボルト44が嵌入されるボル
ト孔38A、38Bと、出力側歯部40A、40Bと、
バー係入孔42A、42Bとを有し、また、入力側ギヤ
14と同様に、ボルト44により相互に締め付けられて
一体的にスプライン部36A、36Bや出力側歯部40
A、40Bが形成されて精度の向上が図られている。勿
論、入力側ギヤ14と出力側ギヤ18とは、ギヤ比等の
設定に応じて、径の大きさが異なるように形成してもよ
く、この場合には、入力側ギヤ14と出力側ギヤ18と
は相似形の関係となる。
【0020】本発明のギヤ装置10は、更に、図1、図
3、図4、図6乃至図9に示すように、第1と第2の入
力側ギヤ本体14A、14Bを相互に周方向の反対方向
にばね付勢する入力側ギヤばね付勢手段46と、第1と
第2の出力側ギヤ本体18A、18Bを相互に周方向の
反対方向にばね付勢する出力側ギヤばね付勢手段48と
を備えている。
3、図4、図6乃至図9に示すように、第1と第2の入
力側ギヤ本体14A、14Bを相互に周方向の反対方向
にばね付勢する入力側ギヤばね付勢手段46と、第1と
第2の出力側ギヤ本体18A、18Bを相互に周方向の
反対方向にばね付勢する出力側ギヤばね付勢手段48と
を備えている。
【0021】この入力側ギヤ付勢手段46は、図1、図
3、図4、図6、図8に示すように、第1と第2の入力
側ギヤ本体14A、14Bにそれぞれ相互に整列するよ
うにして形成された3つの長溝50A、50Bと、この
第1と第2の入力側ギヤ本体14A、14Bの3つの長
溝50A、50B内に跨がって配置される入力側スプリ
ング52とから成り、また、出力側ギヤ付勢手段48
は、図1、図3、図4、図7、図9に示すように、第1
と第2の出力側ギヤ本体18A、18Bにそれぞれ相互
に整列するようにして形成された3つの長溝54A、5
4Bと、この第1と第2の出力側ギヤ本体18A、18
Bの3つの長溝54A、54B内に跨がって配置される
出力側スプリング56とから成っている。
3、図4、図6、図8に示すように、第1と第2の入力
側ギヤ本体14A、14Bにそれぞれ相互に整列するよ
うにして形成された3つの長溝50A、50Bと、この
第1と第2の入力側ギヤ本体14A、14Bの3つの長
溝50A、50B内に跨がって配置される入力側スプリ
ング52とから成り、また、出力側ギヤ付勢手段48
は、図1、図3、図4、図7、図9に示すように、第1
と第2の出力側ギヤ本体18A、18Bにそれぞれ相互
に整列するようにして形成された3つの長溝54A、5
4Bと、この第1と第2の出力側ギヤ本体18A、18
Bの3つの長溝54A、54B内に跨がって配置される
出力側スプリング56とから成っている。
【0022】第1の入力側ギヤ本体14Aに設けられた
3つの長溝50Aと第2の入力側ギヤ本体14Bに設け
られた3つの長溝50Bは、それぞれ、図3及び図4に
示すように、第1と第2の各ギヤ本体14A、14Bに
設けられた3つのボルト孔28A間、28B間において
形成され、いずれも、第1と第2の入力側ギヤ14A、
14Bのスプライン部26A、26B及び歯部30A、
30Bと同心円上に形成されている。また、3つの長溝
50A、50B自体も、この同心円に沿って湾曲した形
状を有している。なお、出力側ギヤ18に設けられる3
つの長溝56A、56Bも、同様にして、図3及び図4
に示すように、第1と第2の出力側ギヤ本体18A、1
8Bのスプライン部36A、36B等との同心円上に、
この同心円に沿って湾曲して形成されている。
3つの長溝50Aと第2の入力側ギヤ本体14Bに設け
られた3つの長溝50Bは、それぞれ、図3及び図4に
示すように、第1と第2の各ギヤ本体14A、14Bに
設けられた3つのボルト孔28A間、28B間において
形成され、いずれも、第1と第2の入力側ギヤ14A、
14Bのスプライン部26A、26B及び歯部30A、
30Bと同心円上に形成されている。また、3つの長溝
50A、50B自体も、この同心円に沿って湾曲した形
状を有している。なお、出力側ギヤ18に設けられる3
つの長溝56A、56Bも、同様にして、図3及び図4
に示すように、第1と第2の出力側ギヤ本体18A、1
8Bのスプライン部36A、36B等との同心円上に、
この同心円に沿って湾曲して形成されている。
【0023】これらの第1の入力側ギヤ本体14に設け
られた3つの長溝50Aと第2の入力側ギヤ本体14B
に設けられた3つの長溝50Bは、図3及び図4に特に
示すように、いずれも、各ギヤ本体14A、14Bの裏
面を切り欠くようにして、相互に同じ位置に同じ形状及
び大きさに形成される。このため、第1と第2の入力側
ギヤ本体14A、14Bをこの長溝50A、50Bを有
する側の面を面合わせするようにして、軸方向に並べて
配置した場合、図6に示すように、第1と第2の入力側
ギヤ本体14A、14Bに入力側スプリング52による
付勢力の影響が及ばない状態では、これらの長溝50
A、50Bは相互に整列して、図6に示すように、長溝
50を形成する。
られた3つの長溝50Aと第2の入力側ギヤ本体14B
に設けられた3つの長溝50Bは、図3及び図4に特に
示すように、いずれも、各ギヤ本体14A、14Bの裏
面を切り欠くようにして、相互に同じ位置に同じ形状及
び大きさに形成される。このため、第1と第2の入力側
ギヤ本体14A、14Bをこの長溝50A、50Bを有
する側の面を面合わせするようにして、軸方向に並べて
配置した場合、図6に示すように、第1と第2の入力側
ギヤ本体14A、14Bに入力側スプリング52による
付勢力の影響が及ばない状態では、これらの長溝50
A、50Bは相互に整列して、図6に示すように、長溝
50を形成する。
【0024】第1と第2の出力側ギヤ本体18A、18
Bにそれぞれ形成された3つの長溝54A、54Bも、
入力側ギヤ14の長溝50A、50Bと同様にして形成
され、第1と第2の出力側ギヤ本体18A、18Bを、
軸方向に並べて配置することにより、相互に整列して、
図8に示すように、長溝54を形成する。なお、図6及
び図8は、後述するように、トルクバーにより、入力側
スプリング52及び出力側スプリング56の付勢力に抗
して、入力側ギヤ14及び出力側ギヤ18を回転させ
て、第1の入力側ギヤ本体14Aと第2の入力側ギヤ本
体14Bとを、また第1の出力側ギヤ本体18Aと第2
の出力側ギヤ本体18Bとを相互に整列させた状態を、
それぞれ示す。
Bにそれぞれ形成された3つの長溝54A、54Bも、
入力側ギヤ14の長溝50A、50Bと同様にして形成
され、第1と第2の出力側ギヤ本体18A、18Bを、
軸方向に並べて配置することにより、相互に整列して、
図8に示すように、長溝54を形成する。なお、図6及
び図8は、後述するように、トルクバーにより、入力側
スプリング52及び出力側スプリング56の付勢力に抗
して、入力側ギヤ14及び出力側ギヤ18を回転させ
て、第1の入力側ギヤ本体14Aと第2の入力側ギヤ本
体14Bとを、また第1の出力側ギヤ本体18Aと第2
の出力側ギヤ本体18Bとを相互に整列させた状態を、
それぞれ示す。
【0025】入力側スプリング52は、入力側ギヤ14
の3つの長溝50の各々に挿入される。この場合、入力
側スプリング52は、図6及び図8に示すように、1対
の入力側スプリングシート58A、58Bに両端を支持
され、この1対の入力側スプリングシート58A、58
Bを介して、図1、図6(B)、図8(B)に示すよう
に、第1の入力側ギヤ本体14Aの長溝50Aと第2の
入力側ギヤ本体14Bの50Bとに跨がって配置され
る。また、出力側スプリング56も、図7及び図9に示
すように、同様にして、3つの長溝54の各々に、1対
の出力側スプリングシート60A、60Bを介して挿入
される。
の3つの長溝50の各々に挿入される。この場合、入力
側スプリング52は、図6及び図8に示すように、1対
の入力側スプリングシート58A、58Bに両端を支持
され、この1対の入力側スプリングシート58A、58
Bを介して、図1、図6(B)、図8(B)に示すよう
に、第1の入力側ギヤ本体14Aの長溝50Aと第2の
入力側ギヤ本体14Bの50Bとに跨がって配置され
る。また、出力側スプリング56も、図7及び図9に示
すように、同様にして、3つの長溝54の各々に、1対
の出力側スプリングシート60A、60Bを介して挿入
される。
【0026】これらの1対の入力側スプリングシート5
8A、58Bは、図6及び図8に示すように、突起62
A、62Bを有し、特に、図6(B)及び図8(B)に
示すように、一方の入力側スプリングシート58Aの突
起62Aは、第1の入力側ギヤ本体14Aの長溝50A
の壁に形成された突起係入孔64Aに、また他方の入力
側スプリングシート58Bは、第2の入力側ギヤ本体1
4Bの長溝50Bの壁に形成された突起係入孔64B
に、それぞれ係入される。これにより、入力側スプリン
グ52は、1対の入力側スプリングシート58A、58
Bを介して、一端が第1の入力側ギヤ本体14A側の長
溝50Aの壁に係止され、他端が第2の入力側ギヤ本体
14B側の長溝50Bの壁に係止されている。
8A、58Bは、図6及び図8に示すように、突起62
A、62Bを有し、特に、図6(B)及び図8(B)に
示すように、一方の入力側スプリングシート58Aの突
起62Aは、第1の入力側ギヤ本体14Aの長溝50A
の壁に形成された突起係入孔64Aに、また他方の入力
側スプリングシート58Bは、第2の入力側ギヤ本体1
4Bの長溝50Bの壁に形成された突起係入孔64B
に、それぞれ係入される。これにより、入力側スプリン
グ52は、1対の入力側スプリングシート58A、58
Bを介して、一端が第1の入力側ギヤ本体14A側の長
溝50Aの壁に係止され、他端が第2の入力側ギヤ本体
14B側の長溝50Bの壁に係止されている。
【0027】一方、出力側スプリング56も、図7及び
図9に示すように、入力側スプリング52と同様に、1
対の出力側スプリングシート60A、60Bを介して、
それぞれ一端が第1の出力側ギヤ本体18A側の長溝5
4Aの壁に係止され他端が第2の出力側ギヤ本体14B
側の長溝54Bの壁に係止されている。すなわち、一方
の出力側スプリングシート60Aの突起66Aは、第1
の出力側ギヤ本体18Aの長溝54Aの壁に形成された
突起係入孔68Aに、また他方の出力側スプリングシー
ト60Bは、第2の出力側ギヤ本体18Bの長溝54B
に形成された突起係入孔68Bに、それぞれ係入され
る。
図9に示すように、入力側スプリング52と同様に、1
対の出力側スプリングシート60A、60Bを介して、
それぞれ一端が第1の出力側ギヤ本体18A側の長溝5
4Aの壁に係止され他端が第2の出力側ギヤ本体14B
側の長溝54Bの壁に係止されている。すなわち、一方
の出力側スプリングシート60Aの突起66Aは、第1
の出力側ギヤ本体18Aの長溝54Aの壁に形成された
突起係入孔68Aに、また他方の出力側スプリングシー
ト60Bは、第2の出力側ギヤ本体18Bの長溝54B
に形成された突起係入孔68Bに、それぞれ係入され
る。
【0028】また、入力側スプリング52は、通常では
伸張するように付勢されている。従って、入力側スプリ
ング52は、図6に示すように、後述するトルクバーに
より入力側スプリング52の付勢力に抗して強制的に収
縮された状態から開放されると伸張し、これにより入力
側スプリング52の両端を支持する1対の入力側スプリ
ングシート58A、58Bは、相互に離反し、長溝50
A、50B内を湾曲して形成された長溝50A、50B
に沿って弧を描くようにして移動する。この場合、上述
したように、一方の入力側スプリングシート58Aは第
1の入力側ギヤ本体14Aの長溝50Aの壁のみに係止
され、他方の入力側スプリングシート58Bは第2の入
力側ギヤ本体14Bの長溝50Bの壁のみに係止されて
いるため、図8に示すように、第1と第2の入力側ギヤ
本体14A、14Bは、入力軸12を中心として相互に
周方向の反対方向(図8の矢印A、B参照)にばね付勢
される。
伸張するように付勢されている。従って、入力側スプリ
ング52は、図6に示すように、後述するトルクバーに
より入力側スプリング52の付勢力に抗して強制的に収
縮された状態から開放されると伸張し、これにより入力
側スプリング52の両端を支持する1対の入力側スプリ
ングシート58A、58Bは、相互に離反し、長溝50
A、50B内を湾曲して形成された長溝50A、50B
に沿って弧を描くようにして移動する。この場合、上述
したように、一方の入力側スプリングシート58Aは第
1の入力側ギヤ本体14Aの長溝50Aの壁のみに係止
され、他方の入力側スプリングシート58Bは第2の入
力側ギヤ本体14Bの長溝50Bの壁のみに係止されて
いるため、図8に示すように、第1と第2の入力側ギヤ
本体14A、14Bは、入力軸12を中心として相互に
周方向の反対方向(図8の矢印A、B参照)にばね付勢
される。
【0029】同様に、出力側ギヤ18においても、図9
に示すように、出力側スプリング56が伸張することに
より、1対の出力側スプリングシート60A、60Bが
相互に離反するように長溝54A、54B内を移動し
て、第1と第2の出力側ギヤ本体18A、18Bが、出
力軸16を中心として相互に周方向の反対方向(図9の
矢印C、D参照)にばね付勢される。
に示すように、出力側スプリング56が伸張することに
より、1対の出力側スプリングシート60A、60Bが
相互に離反するように長溝54A、54B内を移動し
て、第1と第2の出力側ギヤ本体18A、18Bが、出
力軸16を中心として相互に周方向の反対方向(図9の
矢印C、D参照)にばね付勢される。
【0030】このように、第1と第2の入力側ギヤ本体
14A、14Bを、また、第1と第2の出力側ギヤ本体
18A、18Bを、相互に周方向の反対方向にばね付勢
すると、図2及び図10に示すように、第1の入力側ギ
ヤ本体14Aのスプライン部26Aと第2の入力側ギヤ
本体14Bのスプライン部26Bが入力軸12の歯部1
2Aを挟み込むようにして噛み合い、また、第1の出力
側ギヤ本体18Aのスプライン部36Aと第2の出力側
ギヤ本体18Bのスプライン部36Bが出力軸16の歯
部16Aを挟み込むようにして噛み合うため、ガタ打ち
を生じることがなく、また、入力側スプライン結合部2
0を例に、図2及び図10(A)を参照して説明する
と、入力軸12の歯部12aと噛み合い中の第1の入力
側ギヤ本体14Aのスプライン部26aと,次の入力軸
12の歯部12bとの間に存在するバックラッシδ1
(図2及び図10参照)は、第2の入力側ギヤ本体14
Bのスプライン部26bによって埋め合わされて除去さ
れるため、やはりガタ打ちをすることがない。同様にし
て、出力軸16と出力側ギヤ18との間のスプライン結
合部22のバックラッシδ3 (図2参照)も除去され、
ガタ打ちが生じることがない。このため、入力軸12と
入力側ギヤ14との間のスプライン結合部20と、出力
軸16と出力側ギヤ18との間のスプライン結合部22
から生じる騒音を低減することができる。なお、この入
力側スプリング52及び出力側スプリング56による付
勢は、このようにして入力側ギヤ14のスプライン部2
6A、26Bが入力軸12の歯部12Aを挟み込んだ時
点で、また、出力側ギヤのスプライン部36A、36B
が出力軸16の歯部16Aを挟み込んだ時点で制限さ
れ、それ以上は入力側ギヤ14及び出力側ギヤ18とも
回転しない。
14A、14Bを、また、第1と第2の出力側ギヤ本体
18A、18Bを、相互に周方向の反対方向にばね付勢
すると、図2及び図10に示すように、第1の入力側ギ
ヤ本体14Aのスプライン部26Aと第2の入力側ギヤ
本体14Bのスプライン部26Bが入力軸12の歯部1
2Aを挟み込むようにして噛み合い、また、第1の出力
側ギヤ本体18Aのスプライン部36Aと第2の出力側
ギヤ本体18Bのスプライン部36Bが出力軸16の歯
部16Aを挟み込むようにして噛み合うため、ガタ打ち
を生じることがなく、また、入力側スプライン結合部2
0を例に、図2及び図10(A)を参照して説明する
と、入力軸12の歯部12aと噛み合い中の第1の入力
側ギヤ本体14Aのスプライン部26aと,次の入力軸
12の歯部12bとの間に存在するバックラッシδ1
(図2及び図10参照)は、第2の入力側ギヤ本体14
Bのスプライン部26bによって埋め合わされて除去さ
れるため、やはりガタ打ちをすることがない。同様にし
て、出力軸16と出力側ギヤ18との間のスプライン結
合部22のバックラッシδ3 (図2参照)も除去され、
ガタ打ちが生じることがない。このため、入力軸12と
入力側ギヤ14との間のスプライン結合部20と、出力
軸16と出力側ギヤ18との間のスプライン結合部22
から生じる騒音を低減することができる。なお、この入
力側スプリング52及び出力側スプリング56による付
勢は、このようにして入力側ギヤ14のスプライン部2
6A、26Bが入力軸12の歯部12Aを挟み込んだ時
点で、また、出力側ギヤのスプライン部36A、36B
が出力軸16の歯部16Aを挟み込んだ時点で制限さ
れ、それ以上は入力側ギヤ14及び出力側ギヤ18とも
回転しない。
【0031】更に、この入力側ギヤばね付勢手段46と
出力側ギヤばね付勢手段48とは、第1の入力側ギヤ本
体14Aと第1の出力側ギヤ本体18Aとを相互に周方
向の逆方向に付勢し、また第2の入力側ギヤ本体14A
と第2の出力側ギヤ本体18Bとを相互に周方向の逆方
向に付勢するように設定されている。具体的には、以下
の通り設定する。
出力側ギヤばね付勢手段48とは、第1の入力側ギヤ本
体14Aと第1の出力側ギヤ本体18Aとを相互に周方
向の逆方向に付勢し、また第2の入力側ギヤ本体14A
と第2の出力側ギヤ本体18Bとを相互に周方向の逆方
向に付勢するように設定されている。具体的には、以下
の通り設定する。
【0032】すなわち、まず、図6及び図8に示すよう
に、図1の矢印X(図1参照)方向から見て右側に位置
する入力側スプリングシート58Aを第1の入力側ギヤ
本体14Aに、また左側に位置する入力側スプリングシ
ート58Bを第2の入力側ギヤ本体14Bに係止するこ
とにより、図2及び図8に示すように、第1の入力側ギ
ヤ本体14Aを図1の矢印X(図1参照)方向から見て
入力軸12を中心に時計方向(図2及び図8の矢印
(A)参照)に、逆に、第2の入力側ギヤ本体14Bを
図1の矢印X(図1参照)方向から見て入力軸12を中
心として反時計方向(図8の矢印(B)参照)に付勢す
るように設定する。
に、図1の矢印X(図1参照)方向から見て右側に位置
する入力側スプリングシート58Aを第1の入力側ギヤ
本体14Aに、また左側に位置する入力側スプリングシ
ート58Bを第2の入力側ギヤ本体14Bに係止するこ
とにより、図2及び図8に示すように、第1の入力側ギ
ヤ本体14Aを図1の矢印X(図1参照)方向から見て
入力軸12を中心に時計方向(図2及び図8の矢印
(A)参照)に、逆に、第2の入力側ギヤ本体14Bを
図1の矢印X(図1参照)方向から見て入力軸12を中
心として反時計方向(図8の矢印(B)参照)に付勢す
るように設定する。
【0033】一方、図7及び図9に示すように、図1の
矢印X(図1参照)方向から見て左側に位置する出力側
スプリングシート60Aを第1の出力側ギヤ本体18A
に、また右側に位置する出力側スプリングシート60B
を第2の出力側ギヤ本体18Bに係止することにより、
図2及び図9に示すように、第1の出力側ギヤ本体18
Aを図1の矢印X(図1参照)方向から見て出力軸12
を中心に反時計方向(図2及び図9の矢印(C)参照)
に、逆に、第2の出力側ギヤ本体18Bを図1の矢印X
(図1参照)方向から見て出力軸12を中心として時計
方向(図2及び図9の矢印(D)参照)に付勢するよう
に設定する。
矢印X(図1参照)方向から見て左側に位置する出力側
スプリングシート60Aを第1の出力側ギヤ本体18A
に、また右側に位置する出力側スプリングシート60B
を第2の出力側ギヤ本体18Bに係止することにより、
図2及び図9に示すように、第1の出力側ギヤ本体18
Aを図1の矢印X(図1参照)方向から見て出力軸12
を中心に反時計方向(図2及び図9の矢印(C)参照)
に、逆に、第2の出力側ギヤ本体18Bを図1の矢印X
(図1参照)方向から見て出力軸12を中心として時計
方向(図2及び図9の矢印(D)参照)に付勢するよう
に設定する。
【0034】これにより、特に図7と図9を比較すると
解るように、相互に噛み合う第1の入力側ギヤ本体14
Aと第1の出力側ギヤ本体18Aは、第1の入力側ギヤ
本体が14Aが入力軸12に対して時計方向に、一方、
第1の出力側ギヤ本体18Aが出力軸16に対して反時
計方向に付勢されて相互に周方向の逆方向に付勢され、
また、相互に噛み合う第2の入力側ギヤ本体14Bと第
2の出力側ギヤ本体18Bは、第2の入力側ギヤ本体1
4Bが入力軸12に対して反時計方向に、一方、第2の
出力側ギヤ本体18Bが出力軸16に対して時計方向に
付勢されて相互に周方向の逆方向に付勢される。
解るように、相互に噛み合う第1の入力側ギヤ本体14
Aと第1の出力側ギヤ本体18Aは、第1の入力側ギヤ
本体が14Aが入力軸12に対して時計方向に、一方、
第1の出力側ギヤ本体18Aが出力軸16に対して反時
計方向に付勢されて相互に周方向の逆方向に付勢され、
また、相互に噛み合う第2の入力側ギヤ本体14Bと第
2の出力側ギヤ本体18Bは、第2の入力側ギヤ本体1
4Bが入力軸12に対して反時計方向に、一方、第2の
出力側ギヤ本体18Bが出力軸16に対して時計方向に
付勢されて相互に周方向の逆方向に付勢される。
【0035】このため、図2に示すように、第1の入力
側ギヤ本体14Aの入力側歯部30Aと第1の出力側ギ
ヤ本体18Aの出力側歯部40Aは、共に、噛み合い部
24において、入力軸12又は出力軸16の回転方向
(図2の点線の矢印参照)とは反対の方向に付勢され
(図2の矢印A、C参照)、また、第2の入力側ギヤ本
体14Bの入力側歯部30Bと第2の出力側ギヤ本体1
8Bの出力側歯部40Bは、共に、噛み合い部24にお
いて入力軸12又は出力軸16の回転方向(図2の点線
の矢印参照)と同じ方向に付勢されており(図2の矢印
B、D参照)、相互にぶつかりあうようには設定されて
いない。従って、上述したようにしてスプライン結合部
20、22のバックラッシδ1 、δ3 (図2参照)を除
去しなければ、従来技術のように、バックラッシδ2
(図2参照)の存在によりガタ打ちが生じることにな
る。
側ギヤ本体14Aの入力側歯部30Aと第1の出力側ギ
ヤ本体18Aの出力側歯部40Aは、共に、噛み合い部
24において、入力軸12又は出力軸16の回転方向
(図2の点線の矢印参照)とは反対の方向に付勢され
(図2の矢印A、C参照)、また、第2の入力側ギヤ本
体14Bの入力側歯部30Bと第2の出力側ギヤ本体1
8Bの出力側歯部40Bは、共に、噛み合い部24にお
いて入力軸12又は出力軸16の回転方向(図2の点線
の矢印参照)と同じ方向に付勢されており(図2の矢印
B、D参照)、相互にぶつかりあうようには設定されて
いない。従って、上述したようにしてスプライン結合部
20、22のバックラッシδ1 、δ3 (図2参照)を除
去しなければ、従来技術のように、バックラッシδ2
(図2参照)の存在によりガタ打ちが生じることにな
る。
【0036】しかし、一方で、上記のようにスプライン
結合部20、22のバックラッシδ1 、δ3 (図2参
照)を除去しても、これらのバックラッシδ1 (図2参
照)とバックラッシδ3 (図2参照)との差はこの入力
側ギヤ14と出力側ギヤ18との間の噛み合い部24に
おいて現れるため、噛み合い部24のバックラッシδ2
(図2参照)は、このバックラッシδ1 (図2参照)と
バックラッシδ3 (図2参照)との差(|δ1 −δ3
|)によって埋め合わされるようにして打ち消され、図
2に示すように、除去される。このため、入力側ギヤ1
4と出力側18との間の噛み合い部24でも、バックラ
ッシδ2 (図2参照)によるガタ打ちが防止されて、騒
音が生じることがない。この場合、バックラッシδ1
(図2参照)とバックラッシδ3 (図2参照)との差
は、入力側ギヤ14と出力側ギヤ18との間の噛み合い
部24の時計方向又は反時計方向のどちらに現れても、
図2に示すように、第1のギヤ本体同士14A、18A
は、入力側及び出力側ギヤ14、18の噛み合い部24
における回転方向(図2の点線の矢印の方向)と反対の
方向に、逆に、第2のギヤ本体同士14B、18Bは、
入力側及び出力側ギヤ14、18の噛み合い部24にお
ける回転方向(図2の点線の矢印の方向)と同じ方向に
付勢されているため、入力側ギヤ14と出力側ギヤとの
間の噛み合い部24のバックラッシδ2 (図2参照)を
打ち消すことができる。以上のようにして、本発明のギ
ヤ装置10においては、入力軸12と入力側ギヤ14と
の間のスプライン結合部20、出力軸16と出力側ギヤ
18との間のスプライン結合部22、また、入力側ギヤ
14と出力側ギヤ18との間の噛み合い部24の3か所
のバックラッシδ1 、δ2 、δ3 (図2参照)を同時に
除去して、ガタ打ちによる騒音を効果的に低減すること
ができる。
結合部20、22のバックラッシδ1 、δ3 (図2参
照)を除去しても、これらのバックラッシδ1 (図2参
照)とバックラッシδ3 (図2参照)との差はこの入力
側ギヤ14と出力側ギヤ18との間の噛み合い部24に
おいて現れるため、噛み合い部24のバックラッシδ2
(図2参照)は、このバックラッシδ1 (図2参照)と
バックラッシδ3 (図2参照)との差(|δ1 −δ3
|)によって埋め合わされるようにして打ち消され、図
2に示すように、除去される。このため、入力側ギヤ1
4と出力側18との間の噛み合い部24でも、バックラ
ッシδ2 (図2参照)によるガタ打ちが防止されて、騒
音が生じることがない。この場合、バックラッシδ1
(図2参照)とバックラッシδ3 (図2参照)との差
は、入力側ギヤ14と出力側ギヤ18との間の噛み合い
部24の時計方向又は反時計方向のどちらに現れても、
図2に示すように、第1のギヤ本体同士14A、18A
は、入力側及び出力側ギヤ14、18の噛み合い部24
における回転方向(図2の点線の矢印の方向)と反対の
方向に、逆に、第2のギヤ本体同士14B、18Bは、
入力側及び出力側ギヤ14、18の噛み合い部24にお
ける回転方向(図2の点線の矢印の方向)と同じ方向に
付勢されているため、入力側ギヤ14と出力側ギヤとの
間の噛み合い部24のバックラッシδ2 (図2参照)を
打ち消すことができる。以上のようにして、本発明のギ
ヤ装置10においては、入力軸12と入力側ギヤ14と
の間のスプライン結合部20、出力軸16と出力側ギヤ
18との間のスプライン結合部22、また、入力側ギヤ
14と出力側ギヤ18との間の噛み合い部24の3か所
のバックラッシδ1 、δ2 、δ3 (図2参照)を同時に
除去して、ガタ打ちによる騒音を効果的に低減すること
ができる。
【0037】従って、入力側ギヤ14と出力側ギヤ18
との間の噛み合い部24のバックラッシδ2 (図2参
照)が、入力側スプライン結合部20のバックラッシδ
1 (図2参照)と出力側スプライン結合部22のバック
ラッシδ3 (図2参照)との差と等しくなるように設定
すれば(すなわち、|δ2 |=|δ1 −δ3 |)、ギヤ
装置10全体でバックラッシΣδ(振れ幅)は0となる
(Σδ=|δ1 −δ3 |−|δ2 |=0)。このことか
ら、ギヤ装置10全体のバックラッシΣδは、従来技術
では、Σδ=δ1 +δ2 +δ3 となるところ、本発明に
おいては、Σδ=δ1 −(δ2 +δ3 )となる(但し、
δ1 >δ3 、δ1 <δ3 のときは、δ3 −(δ2 +δ
1 ))。
との間の噛み合い部24のバックラッシδ2 (図2参
照)が、入力側スプライン結合部20のバックラッシδ
1 (図2参照)と出力側スプライン結合部22のバック
ラッシδ3 (図2参照)との差と等しくなるように設定
すれば(すなわち、|δ2 |=|δ1 −δ3 |)、ギヤ
装置10全体でバックラッシΣδ(振れ幅)は0となる
(Σδ=|δ1 −δ3 |−|δ2 |=0)。このことか
ら、ギヤ装置10全体のバックラッシΣδは、従来技術
では、Σδ=δ1 +δ2 +δ3 となるところ、本発明に
おいては、Σδ=δ1 −(δ2 +δ3 )となる(但し、
δ1 >δ3 、δ1 <δ3 のときは、δ3 −(δ2 +δ
1 ))。
【0038】この場合、従来技術の説明で述べたのと同
様にして、これらのバックラッシの振れ幅δを振れ角θ
に換算した上で、ギヤ装置10全体での入力軸12を固
定して考えた場合の出力軸16におけるバックラッシの
振れ角Σθを考える。すなわち、各ピッチ円の半径をr
で表すと、入力軸12における入力軸12と入力側ギヤ
14との間のスプライン結合部20のバックラッシの振
れ角θ1 は、θ1 =δ1 /r1 (このθ1 を、出力軸1
6における振れ角θ2 に換算すると、θ2 =(r2 /r
3 )θ1 (すなわち、出力軸16における入力軸12と
入力側ギヤ14との間のスプライン結合部20のバック
ラッシの振れ角))、出力軸16における入力側ギヤ1
4と出力側ギヤ18との間の噛み合い部24のバックラ
ッシの振れ角θ3 は、θ3 =δ2 /r3 と、出力軸16
における出力軸16と出力側ギヤ18との間のスプライ
ン結合部20のバックラッシの振れ角θ4 は、θ4 =δ
3/r4 であるから、ギヤ装置10全体における出力軸
16におけるバックラッシの振れ角Σθは、Σθ=||
(r2 /r1 ・r3 )δ1 −δ3 /r4 |−δ2 /r3
|=|θ2 −θ4 |−θ3 |となり、ギヤ装置10全体
で動力が伝達された場合でも、出力軸16においてはス
プライン結合部20、22のバックラッシθ2 、θ4 の
差から、入力軸12と出力軸16との間の噛み合い部2
4のバックラッシθ3 を差し引いた値の振れ角Σθのみ
が残存する。
様にして、これらのバックラッシの振れ幅δを振れ角θ
に換算した上で、ギヤ装置10全体での入力軸12を固
定して考えた場合の出力軸16におけるバックラッシの
振れ角Σθを考える。すなわち、各ピッチ円の半径をr
で表すと、入力軸12における入力軸12と入力側ギヤ
14との間のスプライン結合部20のバックラッシの振
れ角θ1 は、θ1 =δ1 /r1 (このθ1 を、出力軸1
6における振れ角θ2 に換算すると、θ2 =(r2 /r
3 )θ1 (すなわち、出力軸16における入力軸12と
入力側ギヤ14との間のスプライン結合部20のバック
ラッシの振れ角))、出力軸16における入力側ギヤ1
4と出力側ギヤ18との間の噛み合い部24のバックラ
ッシの振れ角θ3 は、θ3 =δ2 /r3 と、出力軸16
における出力軸16と出力側ギヤ18との間のスプライ
ン結合部20のバックラッシの振れ角θ4 は、θ4 =δ
3/r4 であるから、ギヤ装置10全体における出力軸
16におけるバックラッシの振れ角Σθは、Σθ=||
(r2 /r1 ・r3 )δ1 −δ3 /r4 |−δ2 /r3
|=|θ2 −θ4 |−θ3 |となり、ギヤ装置10全体
で動力が伝達された場合でも、出力軸16においてはス
プライン結合部20、22のバックラッシθ2 、θ4 の
差から、入力軸12と出力軸16との間の噛み合い部2
4のバックラッシθ3 を差し引いた値の振れ角Σθのみ
が残存する。
【0039】なお、図示の実施例では、図2及び図7、
図9に示すように、図1の矢印X(図1参照)方向から
見て、第1の入力側ギヤ本体14Aを時計方向に、第2
の入力側ギヤ本体14Bを反時計方向に付勢し、また、
第1の出力側ギヤ18Aを反時計方向に、第2の出力側
ギヤ18Bを時計方向に付勢したが、これに限定される
ものではなく、入力側ギヤ14と出力側ギヤ18とで図
示の実施例とは逆に、同方向(図1の矢印X)から見
て、第1の入力側ギヤ本体14Aを反時計方向に、第2
の入力側ギヤ本体14Bを時計方向に、また、第1の出
力側ギヤ本体18Aを時計方向に、第2の出力側ギヤ本
体18Bを反時計方向に付勢して、相互に逆向きとして
もよい。
図9に示すように、図1の矢印X(図1参照)方向から
見て、第1の入力側ギヤ本体14Aを時計方向に、第2
の入力側ギヤ本体14Bを反時計方向に付勢し、また、
第1の出力側ギヤ18Aを反時計方向に、第2の出力側
ギヤ18Bを時計方向に付勢したが、これに限定される
ものではなく、入力側ギヤ14と出力側ギヤ18とで図
示の実施例とは逆に、同方向(図1の矢印X)から見
て、第1の入力側ギヤ本体14Aを反時計方向に、第2
の入力側ギヤ本体14Bを時計方向に、また、第1の出
力側ギヤ本体18Aを時計方向に、第2の出力側ギヤ本
体18Bを反時計方向に付勢して、相互に逆向きとして
もよい。
【0040】また、第1の入力側ギヤ本体14Aと第1
の出力側ギヤ本体18Aとを相互に周方向の逆方向に付
勢し、また第2の入力側ギヤ本体14Aと第2の出力側
ギヤ本体18Bとを相互に周方向の逆方向に付勢するよ
うに設定する場合、図6乃至図9に示す図示の実施例と
は逆に、入力側ギヤ14においては、図1の矢印X(図
1参照)から見て左側に位置する入力側スプリングシー
ト58Aを第1の入力側ギヤ本体14Aに、他方の入力
側スプリングシート58Bを第2の入力側ギヤ本体14
Bに係止する一方、出力側ギヤ18においては、同方向
(図1の矢印X)から見て右側に位置する出力側スプリ
ングシート60Aを第1の出力側ギヤ本体18Aに、他
方のスプリングシート60Bを第2の出力側ギヤ本体1
8Bに係止してもよい。
の出力側ギヤ本体18Aとを相互に周方向の逆方向に付
勢し、また第2の入力側ギヤ本体14Aと第2の出力側
ギヤ本体18Bとを相互に周方向の逆方向に付勢するよ
うに設定する場合、図6乃至図9に示す図示の実施例と
は逆に、入力側ギヤ14においては、図1の矢印X(図
1参照)から見て左側に位置する入力側スプリングシー
ト58Aを第1の入力側ギヤ本体14Aに、他方の入力
側スプリングシート58Bを第2の入力側ギヤ本体14
Bに係止する一方、出力側ギヤ18においては、同方向
(図1の矢印X)から見て右側に位置する出力側スプリ
ングシート60Aを第1の出力側ギヤ本体18Aに、他
方のスプリングシート60Bを第2の出力側ギヤ本体1
8Bに係止してもよい。
【0041】更には、図6乃至図9に示すように、入力
側スプリングシート58と出力側スプリングシート60
とで係止する取付位置を逆にするのではなく同方向に設
定した上で、ギヤ装置10として組み付ける際に入力側
ギヤ14と出力側ギヤ18とで取付面を逆にしてもよ
い。すなわち、図示の実施例では、図3に示すテーパ状
のボルト孔28A、38Aを有するギヤ本体をいずれも
第1の入力側及び出力側ギヤ本体14A、18Aとし、
図4に示す他方のギヤ本体をいずれも第2の入力側及び
出力側ギヤ本体14B、18Bとしたが、例えば、出力
側ギヤ18においては、図3に示すギヤ本体を第2の出
力側ギヤ本体18Bとし、図4に示すギヤ本体を第1の
出力側ギヤ本体18Aとするか、又はその逆として、組
み付けることにより、第1の入力側ギヤ本体14Aと第
1の出力側ギヤ本体18Aとを相互に周方向の逆方向に
付勢し、また第2の入力側ギヤ本体14Aと第2の出力
側ギヤ本体18Bとを相互に周方向の逆方向に付勢する
ように設定してもよい。なお、図示の実施例を含め、い
ずれの実施例においても、入力側及び出力側スプリング
52、56が、回転中に入力側ギヤ14及び出力側ギヤ
18に伝達されるトルクに負けて収縮するとバックラッ
シを除去することができなくなるため、これらの入力側
及び出力側スプリング52、56の付勢力は、入力側及
び出力側ギヤ14、18に伝達されるトルクよりも大き
く設定しておく。
側スプリングシート58と出力側スプリングシート60
とで係止する取付位置を逆にするのではなく同方向に設
定した上で、ギヤ装置10として組み付ける際に入力側
ギヤ14と出力側ギヤ18とで取付面を逆にしてもよ
い。すなわち、図示の実施例では、図3に示すテーパ状
のボルト孔28A、38Aを有するギヤ本体をいずれも
第1の入力側及び出力側ギヤ本体14A、18Aとし、
図4に示す他方のギヤ本体をいずれも第2の入力側及び
出力側ギヤ本体14B、18Bとしたが、例えば、出力
側ギヤ18においては、図3に示すギヤ本体を第2の出
力側ギヤ本体18Bとし、図4に示すギヤ本体を第1の
出力側ギヤ本体18Aとするか、又はその逆として、組
み付けることにより、第1の入力側ギヤ本体14Aと第
1の出力側ギヤ本体18Aとを相互に周方向の逆方向に
付勢し、また第2の入力側ギヤ本体14Aと第2の出力
側ギヤ本体18Bとを相互に周方向の逆方向に付勢する
ように設定してもよい。なお、図示の実施例を含め、い
ずれの実施例においても、入力側及び出力側スプリング
52、56が、回転中に入力側ギヤ14及び出力側ギヤ
18に伝達されるトルクに負けて収縮するとバックラッ
シを除去することができなくなるため、これらの入力側
及び出力側スプリング52、56の付勢力は、入力側及
び出力側ギヤ14、18に伝達されるトルクよりも大き
く設定しておく。
【0042】図示の実施例では、図3及び図4に示すよ
うに、各ギヤ本体14A、14B、18A、18Bに各
々3つの長溝50A、50B、54A、54Bを設け、
各ギヤ14、18毎に3つの入力側及び出力側スプリン
グ52、56を取付けたが、バックラッシを除去するこ
とができる付勢力を確保すると同時に充分に入力側及び
出力側ギヤ14、18の強度を保持することができれ
ば、必ずしも3つには限られず、これ以外の他の個数と
してもよい。また、図示の実施例では、図1の矢印X
(図1参照)方向から見て、入力軸12を反時計方向に
回転させて出力軸16を反時計方向に回転させたが、こ
れとは逆に、同方向(図1の矢印X参照)から見て入力
軸12を時計方向に回転させて出力軸16を反時計方向
に回転させてもよい。この場合でも、スプライン結合部
20、22のバックラッシδ1 、δ3(図2参照)は、
入力軸12又は出力軸16の歯部12A、16Aに入力
側ギヤ12及び出力側ギヤ18のスプライン部20、2
2が両側から挟むようにして除去されているため、ギヤ
装置10全体でもバックラッシは除去される。なお、図
示の実施例では、本発明が平歯車を用いたギヤ装置10
であるのが示されているが、歯車の種類は特に問わず、
他の種類の歯車を用いたギヤ装置10に本発明を適用し
てもよいのは勿論である。
うに、各ギヤ本体14A、14B、18A、18Bに各
々3つの長溝50A、50B、54A、54Bを設け、
各ギヤ14、18毎に3つの入力側及び出力側スプリン
グ52、56を取付けたが、バックラッシを除去するこ
とができる付勢力を確保すると同時に充分に入力側及び
出力側ギヤ14、18の強度を保持することができれ
ば、必ずしも3つには限られず、これ以外の他の個数と
してもよい。また、図示の実施例では、図1の矢印X
(図1参照)方向から見て、入力軸12を反時計方向に
回転させて出力軸16を反時計方向に回転させたが、こ
れとは逆に、同方向(図1の矢印X参照)から見て入力
軸12を時計方向に回転させて出力軸16を反時計方向
に回転させてもよい。この場合でも、スプライン結合部
20、22のバックラッシδ1 、δ3(図2参照)は、
入力軸12又は出力軸16の歯部12A、16Aに入力
側ギヤ12及び出力側ギヤ18のスプライン部20、2
2が両側から挟むようにして除去されているため、ギヤ
装置10全体でもバックラッシは除去される。なお、図
示の実施例では、本発明が平歯車を用いたギヤ装置10
であるのが示されているが、歯車の種類は特に問わず、
他の種類の歯車を用いたギヤ装置10に本発明を適用し
てもよいのは勿論である。
【0043】最後に、本発明のギヤ装置10の組み付け
方法について説明すると、まず、第1と第2の入力側ギ
ヤ本体14A、14Bを、ボルト孔28に、図5に示す
ボルト34を嵌入して相互に締め付けた後、一体的にス
プライン部26A、26B及び入力側歯部30A、30
Bを形成する。次いでこのボルト34を外して、図6及
び図8に示すように、入力側スプリング52と、この入
力側スプリング52を支持する1対の入力側スプリング
シート58A、58Bを3つの長溝50A、50B内に
所定の方法で挿入する。この場合、入力側スプリング5
2の付勢力により、第1と第2の入力側ギヤ本体14
A、14Bは相互に周方向の反対方向に回転する。
方法について説明すると、まず、第1と第2の入力側ギ
ヤ本体14A、14Bを、ボルト孔28に、図5に示す
ボルト34を嵌入して相互に締め付けた後、一体的にス
プライン部26A、26B及び入力側歯部30A、30
Bを形成する。次いでこのボルト34を外して、図6及
び図8に示すように、入力側スプリング52と、この入
力側スプリング52を支持する1対の入力側スプリング
シート58A、58Bを3つの長溝50A、50B内に
所定の方法で挿入する。この場合、入力側スプリング5
2の付勢力により、第1と第2の入力側ギヤ本体14
A、14Bは相互に周方向の反対方向に回転する。
【0044】このようにして相互に周方向の反対方向に
回転した第1と第2のギヤ本体14A、14Bを、その
トルクバー係入孔32に図示しないトルクバーを係入し
てこのトルクバーにより入力側スプリング52の付勢力
に抗して付勢方向と反対方向に回転させて、第1と第2
のギヤ本体14A、14Bのボルト孔28A、28Bを
相互に整列させて、再びこのボルト孔28A、28Bに
ボルト34を嵌入する。この場合、図6に示すように、
長溝50Aと長溝50Bが丁度整列した状態となり、入
力側スプリング52は、収縮した状態となる。
回転した第1と第2のギヤ本体14A、14Bを、その
トルクバー係入孔32に図示しないトルクバーを係入し
てこのトルクバーにより入力側スプリング52の付勢力
に抗して付勢方向と反対方向に回転させて、第1と第2
のギヤ本体14A、14Bのボルト孔28A、28Bを
相互に整列させて、再びこのボルト孔28A、28Bに
ボルト34を嵌入する。この場合、図6に示すように、
長溝50Aと長溝50Bが丁度整列した状態となり、入
力側スプリング52は、収縮した状態となる。
【0045】この図6に示す状態のまま、図1に示すよ
うに、入力側ギヤ14を、ギヤケース70内に装着す
る。以上の過程は、出力側ギヤ18においても全く同じ
である。このようにして入力側ギヤ14及び出力側ギヤ
18とも、ギヤケース70内に装着した後、最後に、ギ
ヤケース70の外側からボルト34、44を外す。これ
により、入力側ギヤ14は、再び、図6に示す状態から
図8に示す状態に、また、出力側ギヤ18は、図7に示
す状態から図9に示す状態に、すなわち、入力側スプリ
ング52及び出力側スプリング56によりそれぞれのギ
ヤ本体14A、14B、18A、18Bが上述したよう
に所定の方向へ付勢された状態となり、ギヤ装置10全
体のバックラッシが除去される。なお、第1と第2の入
力側ギヤ本体14A、14Bは、このようにしてギヤケ
ース70内においてボルト34による締付けから解放さ
れた後は、それぞれ別の入力側ギヤ本体14A、14B
に係止される1対の入力側スプリングシート58A、5
8Bと、この1対の入力側スプリングシート58A、5
8Bに両端を支持される入力側スプリング52により相
互に連結される。同様に、第1と第2の出力側ギヤ本体
18A、18Bも、1対の出力側スプリングシート60
A、60Bと出力側スプリング56により相互に連結さ
れる。
うに、入力側ギヤ14を、ギヤケース70内に装着す
る。以上の過程は、出力側ギヤ18においても全く同じ
である。このようにして入力側ギヤ14及び出力側ギヤ
18とも、ギヤケース70内に装着した後、最後に、ギ
ヤケース70の外側からボルト34、44を外す。これ
により、入力側ギヤ14は、再び、図6に示す状態から
図8に示す状態に、また、出力側ギヤ18は、図7に示
す状態から図9に示す状態に、すなわち、入力側スプリ
ング52及び出力側スプリング56によりそれぞれのギ
ヤ本体14A、14B、18A、18Bが上述したよう
に所定の方向へ付勢された状態となり、ギヤ装置10全
体のバックラッシが除去される。なお、第1と第2の入
力側ギヤ本体14A、14Bは、このようにしてギヤケ
ース70内においてボルト34による締付けから解放さ
れた後は、それぞれ別の入力側ギヤ本体14A、14B
に係止される1対の入力側スプリングシート58A、5
8Bと、この1対の入力側スプリングシート58A、5
8Bに両端を支持される入力側スプリング52により相
互に連結される。同様に、第1と第2の出力側ギヤ本体
18A、18Bも、1対の出力側スプリングシート60
A、60Bと出力側スプリング56により相互に連結さ
れる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、入力側
ギヤと出力側ギヤを、それぞれ相互に周方向の逆方向に
付勢された第1と第2のギヤ本体から構成すると共に、
入力側ギヤと出力側ギヤの相互に噛み合うギヤ本体同士
もそれぞれの軸に対して一方を時計方向とし、他方を反
時計方向に付勢して相互に周方向の逆方向に付勢するよ
うに設定されているので、相互に逆方向に付勢されたそ
れぞれの第1のギヤ本体と第2のギヤ本体とが入力軸又
は出力軸の歯部を挟み込むように軸と噛み合い、ギヤと
入力軸又は出力軸との間のスプライン結合部におけるバ
ックラッシが除去されてガタ打ちが防止されると共に、
入力側ギヤと出力側ギヤとの間の噛み合い部において設
定されているバックラッシは噛み合い部において現れる
2つのスプライン結合部のバックラッシの差により打ち
消されて歯部がガタ打ちすることがないため、3か所の
バックラッシを同時に除去して騒音を効果的に低減する
ことができる実益がある。
ギヤと出力側ギヤを、それぞれ相互に周方向の逆方向に
付勢された第1と第2のギヤ本体から構成すると共に、
入力側ギヤと出力側ギヤの相互に噛み合うギヤ本体同士
もそれぞれの軸に対して一方を時計方向とし、他方を反
時計方向に付勢して相互に周方向の逆方向に付勢するよ
うに設定されているので、相互に逆方向に付勢されたそ
れぞれの第1のギヤ本体と第2のギヤ本体とが入力軸又
は出力軸の歯部を挟み込むように軸と噛み合い、ギヤと
入力軸又は出力軸との間のスプライン結合部におけるバ
ックラッシが除去されてガタ打ちが防止されると共に、
入力側ギヤと出力側ギヤとの間の噛み合い部において設
定されているバックラッシは噛み合い部において現れる
2つのスプライン結合部のバックラッシの差により打ち
消されて歯部がガタ打ちすることがないため、3か所の
バックラッシを同時に除去して騒音を効果的に低減する
ことができる実益がある。
【図1】本発明のギヤ装置の概略縦断面図である。
【図2】本発明のギヤ装置のスプライン結合部及びギヤ
の歯の噛み合い部の拡大図である。
の歯の噛み合い部の拡大図である。
【図3】本発明に用いられる第1の入力側ギヤ本体及び
第1の出力側ギヤ本体を示し、同図(A)はその正面
図、同図(B)は縦断面図である。
第1の出力側ギヤ本体を示し、同図(A)はその正面
図、同図(B)は縦断面図である。
【図4】本発明に用いられる第2の入力側ギヤ本体及び
第2の出力側ギヤ本体を示し、同図(A)はその正面
図、同図(B)は縦断面図である。
第2の出力側ギヤ本体を示し、同図(A)はその正面
図、同図(B)は縦断面図である。
【図5】本発明に用いられるボルトの示し、同図(A)
はその側面図、同図(B)は平面図である。
はその側面図、同図(B)は平面図である。
【図6】トルクバーにより第1と第2の入力側ギヤ本体
を回転させ、入力側スプリングが収縮した状態を示す概
略正面図である。
を回転させ、入力側スプリングが収縮した状態を示す概
略正面図である。
【図7】トルクバーにより第1と第2の出力側ギヤ本体
を回転させ、出力側スプリングが伸張した状態を示す概
略正面図である。
を回転させ、出力側スプリングが伸張した状態を示す概
略正面図である。
【図8】トルクバーにより第1と第2の入力側ギヤ本体
を回転させ、入力側スプリングが収縮した状態を示す概
略正面図である。
を回転させ、入力側スプリングが収縮した状態を示す概
略正面図である。
【図9】トルクバーにより第1と第2の出力側ギヤ本体
を回転させ、出力側スプリングが伸張した状態を示す概
略正面図である。
を回転させ、出力側スプリングが伸張した状態を示す概
略正面図である。
【図10】図10(A)は、入力側ばね付勢手段により
入力側ギヤのスプライン部が入力軸の歯部に噛み合う状
態を示す概略図、同図(B)は、出力側ばね付勢手段に
より出力側ギヤのスプライン部が出力軸の歯部に噛み合
う状態を示す概略図である。
入力側ギヤのスプライン部が入力軸の歯部に噛み合う状
態を示す概略図、同図(B)は、出力側ばね付勢手段に
より出力側ギヤのスプライン部が出力軸の歯部に噛み合
う状態を示す概略図である。
【図11】従来技術のギヤ装置のスプライン結合部及び
ギヤの歯の噛み合い部の拡大図である。
ギヤの歯の噛み合い部の拡大図である。
10 ギヤ装置 12 入力軸 12A 入力軸の歯部 14 入力側ギヤ 14A 第1の入力側ギヤ本体 14B 第2の入力側ギヤ本体 16 出力軸 16A 出力軸の歯部 18 出力側ギヤ 18A 第1の出力側ギヤ本体 18B 第2の出力側ギヤ本体 20 入力軸と入力側ギヤとの間のスプライン結合部 22 出力軸と出力側ギヤとの間のスプライン結合部 24 入力側ギヤと出力側ギヤとの間の噛み合い部 26A 第1の入力側ギヤ本体のスプライン部 26B 第2の入力側ギヤ本体のスプライン部 28A 第1の入力側ギヤ本体のボルト孔 28B 第2の入力側ギヤ本体のボルト孔 30A 第1の入力側ギヤ本体の入力側歯部 30B 第2の入力側ギヤ本体の入力側歯部 32A 第1の入力側ギヤ本体のトルクバー係入孔 32B 第2の入力側ギヤ本体のトルクバー係入孔 34 ボルト 36A 第1の出力側ギヤ本体のスプライン部 36B 第2の出力側ギヤ本体のスプライン部 38A 第1の出力側ギヤ本体のボルト孔 38B 第2の出力側ギヤ本体のボルト孔 40A 第1の出力側ギヤ本体の入力側歯部 40B 第2の出力側ギヤ本体の入力側歯部 42A 第1の出力側ギヤ本体のトルクバー係入孔 42B 第2の出力側ギヤ本体のトルクバー係入孔 44 ボルト 46 入力側ばね付勢手段 48 出力側ばね付勢手段 50A 第1の入力側ギヤ本体の長溝 50B 第2の入力側ギヤ本体の長溝 52 入力側スプリング 54A 第1の出力側ギヤ本体の長溝 54B 第2の出力側ギヤ本体の長溝 56 出力側スプリング 58A、58B 1対の入力側スプリングシート 60A、60B 1対の出力側スプリングシート 62A、62B 1対の入力側スプリングシートの突起 64A 第1の入力側ギヤ本体の突起係入孔 64B 第2の入力側ギヤ本体の突起係入孔 66A、66B 1対の出力側スプリングシートの突起 68A 第1の出力側ギヤ本体の突起係入孔 68B 第2の出力側ギヤ本体の突起係入孔 70 ギヤケース
Claims (2)
- 【請求項1】 入力軸にスプライン結合される入力側ギ
ヤと前記入力側ギヤに噛み合い出力軸にスプライン結合
される出力側ギヤとを備え、前記入力側ギヤは軸方向に
相互に並べられて配置された第1と第2の入力側ギヤ本
体から成り、また前記出力側ギヤは前記第1の入力側ギ
ヤ本体と噛み合う第1の出力側ギヤ本体と前記第2の入
力側ギヤ本体と噛み合う第2の出力側ギヤ本体から成っ
ているギヤ装置であって、前記第1と第2の入力側ギヤ
本体を相互に周方向の反対方向にばね付勢する入力側ギ
ヤばね付勢手段と、前記第1と第2の出力側ギヤ本体を
相互に周方向の反対方向にばね付勢する出力側ギヤばね
付勢手段とを備え、前記入力側ギヤばね付勢手段と出力
側ギヤばね付勢手段とは、前記第1の入力側ギヤ本体と
前記第1の出力側ギヤ本体とを相互に周方向の逆方向に
付勢し、また前記第2の入力側ギヤ本体と前記第2の出
力側ギヤ本体とを相互に周方向の逆方向に付勢するよう
に設定されていることを特徴とするギヤ装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のギヤ装置であって、前記
入力側ギヤばね付勢手段は、前記第1と第2の入力側ギ
ヤ本体にそれぞれ相互に整列するようにして形成された
長溝と前記第1と第2の入力側ギヤ本体の長溝内に跨が
って配置され一端が前記第1の入力側ギヤ本体側の長溝
の壁に係止され他端が前記第2の入力側ギヤ本体側の長
溝の壁に係止されたスプリングとから成り、前記出力側
ギヤばね付勢手段は、前記第1と第2の出力側ギヤ本体
にそれぞれ相互に整列するようにして形成された長溝と
前記第1と第2の出力側ギヤ本体の長溝内に跨がって配
置され一端が前記第1の出力側ギヤ本体側の長溝の壁に
係止され他端が前記第2の出力側ギヤ本体側の長溝の壁
に係止されたスプリングとから成っていることを特徴と
するギヤ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9199295A JPH08270738A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | ギヤ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9199295A JPH08270738A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | ギヤ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08270738A true JPH08270738A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=14041947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9199295A Pending JPH08270738A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | ギヤ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08270738A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103374371A (zh) * | 2012-04-25 | 2013-10-30 | 吴小杰 | 卧式摆线-齿条驱动推焦装置 |
| WO2025211386A1 (ja) * | 2024-04-05 | 2025-10-09 | 株式会社デンソー | シザーズギア、アクチュエータ及び反力付与装置 |
-
1995
- 1995-03-27 JP JP9199295A patent/JPH08270738A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103374371A (zh) * | 2012-04-25 | 2013-10-30 | 吴小杰 | 卧式摆线-齿条驱动推焦装置 |
| WO2025211386A1 (ja) * | 2024-04-05 | 2025-10-09 | 株式会社デンソー | シザーズギア、アクチュエータ及び反力付与装置 |
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