JPH08270954A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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Publication number
JPH08270954A
JPH08270954A JP7076421A JP7642195A JPH08270954A JP H08270954 A JPH08270954 A JP H08270954A JP 7076421 A JP7076421 A JP 7076421A JP 7642195 A JP7642195 A JP 7642195A JP H08270954 A JPH08270954 A JP H08270954A
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JP
Japan
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time
lap
heating
remaining
cooking
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Pending
Application number
JP7076421A
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English (en)
Inventor
Mika Morita
美香 森田
Akira Okada
晃 岡田
Teruya Tanaka
照也 田中
Hitoshi Takimoto
等 滝本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Priority to CN96104149A priority patent/CN1105878C/zh
Priority to US08/624,120 priority patent/US5698126A/en
Priority to KR1019960010304A priority patent/KR100211343B1/ko
Publication of JPH08270954A publication Critical patent/JPH08270954A/ja
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24C—DOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C7/00—Stoves or ranges heated by electric energy
    • F24C7/02—Stoves or ranges heated by electric energy using microwaves
    • H—ELECTRICITY
    • H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64—Heating using microwaves
    • H05B6/6447—Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)
  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 調理物にラップがかけられているときも、ラ
ップがかけられていないときも適切な加熱調理を自動的
に実行可能にし、使い勝手を向上させる。 【構成】 本発明の加熱調理器は、加熱調理室内の調理
物をマイクロ波により加熱するマグネトロンを備えると
共に、加熱調理室内の空気の湿度を検知する湿度センサ
を備え、この湿度センサからの検知出力に基づいて調理
物にラップがかけられているか否かを判別するように構
成し、そして、このラップの有無の判別結果に基づいて
加熱残時間を算出するように構成したものである。これ
により、ラップの有無にかかわらず、加熱残時間を正確
に算出することができ、適切な加熱調理を実行できるよ
うになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調理室内の調理物をマ
イクロ波により加熱するマグネトロンを備えて成る加熱
調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の加熱調理器である電子レンジに
おいては、調理物から発生する気体(水蒸気等)を検知
する気体センサを設け、この気体センサからの検知出力
に基づいて加熱時間を設定して自動的に加熱調理を実行
するように構成されている。この構成の場合、ラップが
かけられている調理物と、ラップがかけられていない調
理物とでは、同じ調理物であっても気体の発生量が異な
る。従って、気体センサにより自動加熱調理を行う場
合、調理物の種類や調理メニュー毎にラップをかけて加
熱するか、ラップをかけないで加熱するかを予め決めて
おく必要があった。このため、電子レンジの取扱説明書
や料理集等に、調理物の種類や調理メニュー毎にラップ
の有無が細かく指示されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、自動加熱調理を行う場合、使用者は、調理
物の種類や調理メニュー毎にラップをかけなければなら
ないのか、ラップをかけてはいけないのかを取扱説明書
や料理集等を見て確認する必要があった。このため、使
用者は、取扱説明書や料理集等を見るという面倒な作業
を行わなければならず、使い勝手が悪かった。また、取
扱説明書や料理集等の指示と反対にラップをかけたり、
かけなかったりした場合、気体センサの検知タイミング
が不適切になることから、加熱不足や過加熱が発生する
という不具合があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、調理物にラップ
がかけられているときも、ラップがかけられていないと
きも適切な加熱調理を自動的に実行可能にして、使い勝
手を向上させることができる加熱調理器を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の加熱調理器は、
加熱調理室内の調理物をマイクロ波により加熱するマグ
ネトロンを備えると共に、前記調理物にラップがかけら
れている「ラップ有り」及び前記調理物にラップがかけ
られていない「ラップ無し」を判別するラップ判別手段
を備え、このラップ判別手段による判別結果に基づいて
加熱残時間を算出する加熱残時間算出手段を備えて成る
ところに特徴を有する。この構成の場合、調理物の過加
熱を防止するための過加熱防止用加熱時間を設定する時
間設定手段を備えることが好ましい。
【0006】また、ラップ判別手段は、加熱調理室内の
湿度を検知する湿度センサまたは調理物から発生する気
体を検知する気体センサを備えて構成されていることが
良い。更に、ラップ判別手段は、加熱調理開始から湿度
センサまたは気体センサからの検知出力がラップ判別値
に達するまでの時間を計測し、この計測時間がラップ判
別時間を越えたときに「ラップ有り」と判別することも
好ましい構成である。また、ラップ判別手段は、加熱調
理開始から設定時間経過した時点で湿度センサまたは気
体センサからの検知出力がラップ判別用の設定値を越え
たときに「ラップ無し」と判別することも考えられる。
【0007】一方、加熱残時間算出手段は、加熱調理開
始から湿度センサまたは気体センサからの検知出力が加
熱残時間算出用設定値αに達するまでの時間Tαに、加
熱残時間算出用定数βを乗じて加熱残時間を算出するよ
うに構成されていることが良い。この場合、ラップ判別
値と加熱残時間算出用設定値αとを等しくすることが好
ましい。
【0008】また、ラップ判別手段による判別結果に基
づいて加熱残時間算出用定数βを設定することも考えら
れる。更に、調理物の重量に応じてラップ判別時間、加
熱残時間算出用設定値αまたは加熱残時間算出用定数β
のすくなくとも一つを可変させることが好ましい。更に
また、ラップ判別手段による判別結果が「ラップ有り」
の場合に、加熱残時間算出用定数βを零に設定すること
も良い構成である。
【0009】一方、本発明の他の加熱調理器は、加熱調
理室内の調理物をマイクロ波により加熱するマグネトロ
ンと、前記調理物にラップがかけられている「ラップ有
り」、前記調理物にラップがかけられていない「ラップ
無し」、または、上記どちらにも属さない「ラップ中
間」を判別するラップ判別手段と、このラップ判別手段
による判別結果に基づいて加熱調理を制御する制御手段
とを備えて成るところに特徴を有する。この場合、ラッ
プ判別手段による判別結果である「ラップ無し」、「ラ
ップ有り」、または、「ラップ中間」に応じて加熱残時
間を算出する加熱残時間算出手段を備えることが好まし
い。
【0010】また、調理物の過加熱を防止するための過
加熱防止用加熱時間を設定する時間設定手段を備えるこ
とも良い。更に、ラップ判別手段は、加熱調理室内の絶
対湿度を検知する湿度センサまたは調理物から発生する
気体を検知する気体センサを備えて構成されていること
が好ましい。更にまた、ラップ判別手段は、加熱調理開
始から湿度センサまたは気体センサからの検知出力がラ
ップ判別値に達するまでの時間Tを計測し、この計測時
間Tが第1のラップ判別時間T1以下であるとき「ラッ
プ無し」と判別し、計測時間Tが第1のラップ判別時間
T1を越え且つ第2のラップ判別時間T2以下であると
き「ラップ中間」と判別し、計測時間Tが第2のラップ
判別時間T2を越えたとき「ラップ有り」と判別するこ
とも良い構成である。この構成の場合、第1のラップ判
別時間T1及び第2のラップ判別時間T2を過加熱防止
用加熱時間よりも短くすることが好ましい。
【0011】一方、加熱残時間算出手段は、加熱調理開
始から湿度センサまたは気体センサからの検知出力が加
熱残時間算出用設定値αに達するまでの時間Tαに加熱
残時間算出用定数βを乗じて加熱残時間を算出するよう
に構成されていると共に、「ラップ無し」、「ラップ有
り」及び「ラップ中間」にそれぞれ対応する加熱残時間
算出用定数をβ1、β2及びβ3に設定したとき、これ
ら3つの加熱残時間算出用定数β1、β2及びβ3の間
に、β2<β3<β1が成立するように構成されている
ことも良い。
【0012】また、加熱残時間算出手段は、加熱調理開
始から湿度センサまたは気体センサからの検知出力が加
熱残時間算出用設定値αに達するまでの時間Tαに加熱
残時間算出用定数βを乗じて加熱残時間を算出するよう
に構成されていると共に、前記加熱残時間算出用定数β
を前記時間Tαに応じて可変させることも一層好ましい
構成である。更に、加熱残時間算出用定数βを時間Tα
が長くなるほど小さくすることが良い構成である。
【0013】一方、加熱残時間をカウントダウンしなが
ら表示する表示手段を備えることが考えられる。また、
時間設定手段は、調理物の重量に応じて過加熱防止用加
熱時間を設定するように構成されていることが好まし
い。更に、時間設定手段は、調理物の重量の区分に応じ
て過加熱防止用加熱時間を段階的に設定するように構成
されていることも良い。更にまた、時間設定手段は、調
理物の重量を変数とする時間算出式により過加熱防止用
加熱時間を設定するように構成することも良い構成であ
る。
【0014】また、湿度センサまたは気体センサからの
検知出力が最大出力制限値に達したときに加熱調理を終
了する運転制御手段を備えることが一層好ましい。この
構成の場合、最大出力制限値をラップ判別手段による判
別結果に応じて可変させることが考えられる。更に、最
大出力制限値を調理物の重量に応じて可変させることも
良い構成である。
【0015】一方、マグネトロンに駆動電圧が印加され
ていない期間において、湿度センサまたは気体センサか
らその検知出力を読込むように構成することも一層好ま
しい構成である。この場合、マグネトロンに駆動電圧が
印加されていない期間において、湿度センサまたは気体
センサからその検知出力を複数回読込んで、これら読込
んだ検知出力の平均値を求めるように構成することも良
い。また、マグネトロンに駆動電圧が印加されていない
期間のほぼ真中の時点で、湿度センサまたは気体センサ
からその検知出力を読込むように構成することも良い。
【0016】
【作用】上記手段によれば、ラップ判別手段によって調
理物にラップがかけられている「ラップ有り」及び調理
物にラップがかけられていない「ラップ無し」を自動的
に判別し、そして、この判別結果に基づいて加熱残時間
を算出する構成としたので、調理物にラップがかけられ
ているときも、ラップがかけられていないときも適切な
加熱調理を自動的に実行することができる。このため、
使用者は、取扱説明書や料理集等を見ることなく自由に
ラップを使用したり、ラップを使用しなかったりするこ
とが可能となるから、使い勝手が向上する。
【0017】この構成の場合、調理物の過加熱を防止す
るための過加熱防止用加熱時間を設定すると、ラップ判
別手段がラップの有無を万一判別できないことがあった
としても、過加熱防止用加熱時間が経過した時点で調理
が自動的に終了されるから、調理物を過加熱してしまう
ことがなくなる。
【0018】また、ラップ判別手段を、調理室内の湿度
を検知する湿度センサまたは調理物から発生する気体を
検知する気体センサを備える構成とし、加熱調理開始か
ら上記湿度センサまたは気体センサからの検知出力がラ
ップ判別値に達するまでの時間を計測し、この計測時間
がラップ判別時間を越えたときに「ラップ有り」と判別
する構成とすると、ラップの有無を正確に判別可能であ
る。更に、加熱調理開始から設定時間経過した時点で湿
度センサまたは気体センサからの検知出力がラップ判別
用の設定値を越えたときに「ラップ無し」と判別するよ
うに構成しても、ラップの有無を正確且つ確実に判別可
能である。
【0019】一方、加熱残時間算出手段は、具体的に
は、加熱調理開始から湿度センサまたは気体センサから
の検知出力が加熱残時間算出用設定値αに達するまでの
時間Tαに、加熱残時間算出用定数βを乗じて加熱残時
間を算出すると、加熱残時間を正確に算出できる。この
場合、ラップ判別値と加熱残時間算出用設定値αとを等
しくすると、制御に必要な構成が簡単になる。
【0020】また、ラップ判別手段による判別結果に基
づいて加熱残時間算出用定数βを設定すると、加熱残時
間を一層正確に算出できる。更に、調理物の重量に応じ
てラップ判別時間、加熱残時間算出用設定値αまたは加
熱残時間算出用定数βのすくなくとも一つを可変させる
構成とすると、調理物の多少にかかわらず、ラップの有
無を正確に判別できると共に、加熱残時間を正確に算出
できる。更にまた、ラップ判別手段による判別結果が
「ラップ有り」の場合、加熱残時間算出用定数βを零に
設定すると、「ラップ有り」を判別した時点で直ちに加
熱調理を終了させることができる。
【0021】一方、ラップ判別手段により、「ラップ無
し」、「ラップ有り」、または、「ラップ中間」を判別
可能に構成し、これらの判別結果に応じて加熱調理を制
御するように構成すると、調理物に対するラップのかけ
方にばらつきがあった場合でも、そのばらつきに合うよ
うに加熱調理を正確に制御することが可能になり、より
適切な加熱調理を実行できるようになる。この構成の場
合、ラップ判別手段の判別結果である「ラップ無し」、
「ラップ有り」、または、「ラップ中間」に応じて加熱
残時間を算出する加熱残時間算出手段を備えると、加熱
調理時間が一層適切な時間となる。また、調理物の過加
熱を防止するための過加熱防止用加熱時間を設定する
と、ラップ判別手段がラップの有無を万一判別できない
ことがあったとしても、過加熱防止用加熱時間が経過し
た時点で調理が自動的に終了されるから、調理物を過加
熱してしまうことがなくなる。
【0022】更に、上記構成の場合、具体的には、加熱
調理開始から湿度センサまたは気体センサからの検知出
力がラップ判別値に達するまでの時間Tを計測し、この
計測時間Tが第1のラップ判別時間T1以下であるとき
「ラップ無し」と判別し、計測時間Tが第1のラップ判
別時間T1を越え且つ第2のラップ判別時間T2以下で
あるとき「ラップ中間」と判別し、計測時間Tが第2の
ラップ判別時間T2を越えたとき「ラップ有り」と判別
すると、上記3つのラップのかけ方を正確に判別でき
る。そして、この場合、第1のラップ判別時間T1及び
第2のラップ判別時間T2を過加熱防止用加熱時間より
も短く設定すると、ラップのかけ方のばらつきによって
調理物を過加熱しまうことを防止できる。
【0023】一方、加熱調理開始から湿度センサまたは
気体センサからの検知出力が加熱残時間算出用設定値α
に達するまでの時間Tαに加熱残時間算出用定数βを乗
じて加熱残時間を算出する構成とすると共に、「ラップ
無し」、「ラップ有り」及び「ラップ中間」にそれぞれ
対応する加熱残時間算出用定数をβ1、β2及びβ3と
したとき、これら3つの加熱残時間算出用定数β1、β
2及びβ3の間に、β2<β3<β1が成立するように
構成すると、ラップの有無によりβの値の差を大きくす
ることができ、ラップのかけ方のばらつきに応じて加熱
残時間を正確に算出できる。
【0024】また、加熱調理開始から湿度センサまたは
気体センサからの検知出力が加熱残時間算出用設定値α
に達するまでの時間Tαに加熱残時間算出用定数βを乗
じて加熱残時間を算出し、加熱残時間算出用定数βを上
記時間Tαに応じて可変させる構成とすると、具体的に
は、加熱残時間算出用定数βを時間Tαが長くなるほど
小さくすると、加熱残時間を一層正確に算出することが
できる。更に、加熱残時間をカウントダウンしながら表
示する表示手段を備えると、使用者は加熱残時間をいつ
でも視認することができ、使い勝手が良くなる。
【0025】一方、調理物の重量に応じて過加熱防止用
加熱時間を設定する、例えば調理物の重量の区分に応じ
て過加熱防止用加熱時間を段階的に設定する構成とする
と、ラップのかけ方のばらつき等にかかわりなく、過加
熱をより一層確実に防止できる。この場合、調理物の重
量を変数とする時間算出式により過加熱防止用加熱時間
を設定する構成としても、過加熱を同様に防止すること
ができる。
【0026】また、湿度センサまたは気体センサからの
検知出力が最大出力制限値に達したときに加熱調理を終
了する構成とすると、ラップの有無やラップのかけ方の
ばらつき等により生ずる過加熱を更に確実に防止でき
る。この構成の場合、最大出力制限値をラップ判別手段
による判別結果に応じて可変させると、過加熱を更に一
層確実に防止できる。更に、最大出力制限値を調理物の
重量に応じて可変させると、過加熱の防止がより確実に
なる。
【0027】一方、マグネトロンに駆動電圧が印加され
ていない期間において、湿度センサまたは気体センサか
らその検知出力を読込むように構成すると、マグネトロ
ンの発振に起因するノイズがセンサからの検知出力に含
まれることを防止でき、一層正確な加熱制御を実行でき
るようになる。この場合、マグネトロンに駆動電圧が印
加されていない期間において検知出力を複数回読込んで
それら複数の検知出力の平均値を求めるように構成した
り、マグネトロンに駆動電圧が印加されていない期間の
ほぼ真中の時点で検知出力を読込むように構成したりす
ると、検知出力にノイズが含まれることを更に一層防止
できる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図1な
いし図12を参照しながら説明する。まず、電子レンジ
の概略全体構成を示す図3及び図4において、レンジ本
体1の内部には、調理物2を収容して加熱調理するため
の加熱調理室3が設けられている。この加熱調理室3の
前面開口部は、調理物2の出入れ口となっており、扉4
により開閉されるように構成されている。上記レンジ本
体1内における加熱調理室3の右側には、機械室5が設
けられている。この機械室5内には、マグネトロン6、
このマグネトロン6を冷却する冷却ファン装置7、加熱
調理室3内へ外気を供給する送風ファン装置8、制御回
路ユニット9、マグネトロン6へ駆動電力を供給するた
めの電源回路(図示しない)等が配設されている。
【0029】上記マグネトロン6は、マイクロ波を導波
管を介して加熱調理室3内へ供給して、該加熱調理室3
内の調理物をレンジ加熱(高周波加熱)するように構成
されている。上記冷却ファン装置7は、ファン7aとこ
のファン7aを回転駆動するファンモータ7bとから構
成されている。また、送風ファン装置8は、ファン8a
とこのファン8aを回転駆動するファンモータ8bとか
ら構成されている。上記送風ファン装置8は、レンジ本
体1の右側壁10に形成された多数の小孔からなる通気
口10aを通して吸引した外気を、ダクト11を通し、
更に加熱調理室3の右側壁12に形成された多数の小孔
からなる通気口12aを通して加熱調理室3内へ供給す
るように構成されている。
【0030】また、加熱調理室3の左側壁13の上部に
は、多数の小孔からなる排気口13aが形成されてい
る。この排気口13aの外側には、レンジ本体1の後壁
部14に形成された多数の小孔からなる排気口14aに
通ずる排気ダクト15が配設されている。この構成の場
合、送風ファン装置8が駆動されて外気が加熱調理室3
内へ供給されると、加熱調理室3内の空気が排気口13
a、排気ダクト15及び排気口14aを通って外部へ排
出されるように構成されている。
【0031】更に、上記排気ダクト15内には、加熱調
理室3内の絶対湿度を検知する湿度センサ16が配設さ
れている。この湿度センサ16は、排気ダクト15内を
通過する空気の絶対湿度(即ち、加熱調理室3内の絶対
湿度)を検知することにより、調理物2から発生する水
蒸気の量を検知する機能を有している。上記湿度センサ
16の具体的構成については後述する。
【0032】一方、加熱調理室3の内底部には、調理物
2を載置する回転皿17が回転可能に設けられている。
この回転皿17は、RTモータ18(図5参照)を内蔵
する駆動機構部19により回転軸20を介して回転駆動
されるように構成されている。上記駆動機構部19内に
は、回転皿17上に載置された調理物2の重量を検知す
る重量センサ21(図5参照)が設けられている。この
重量センサ21は、例えば静電容量タイプのセンサであ
り、回転軸20に作用する荷重(調理物2の重量)に対
応する周波数の周波数信号を重量検知信号として出力す
るように構成されている。
【0033】また、レンジ本体1の前面右端部には、操
作パネル22が設けられている。この操作パネル22に
は、各種のスイッチが設けられた操作部23及び各種の
表示器が設けられた表示部24が配設されている。上記
各種のスイッチは、例えば種々の調理メニューを選択す
るための調理メニュースイッチ23a(図5参照)や、
スタートスイッチ23b(図5参照)や、加熱出力の強
弱を設定するためのスイッチ等である。また、各種の表
示器は、調理メニューを表示する表示器や、時刻や加熱
調理時間や加熱残時間を表示する表示器や、加熱出力を
表示する表示器である。この場合、加熱残時間を表示す
る表示器は、加熱残時間をカウントダウン(1秒ずつま
たは1分ずつ)しながら表示する機能を有しており、上
記表示部24が表示手段を構成している。
【0034】一方、図5は上記電子レンジの電気的構成
を機能ブロックの組み合わせにて示す図である。この図
5において、マイクロコンピュータ等から構成された制
御回路25は、電子レンジの加熱調理運転全般を制御す
る機能を有しており、内部のメモリに上記機能のための
制御プログラムを記憶している。この制御回路25がラ
ップ判別手段、加熱残時間算出手段、時間設定手段、運
転制御手段としての各機能を有するように構成されてい
る。
【0035】そして、上記制御回路25は、操作部23
からの各種のスイッチ信号、湿度センサ16からの湿度
検知信号、重量センサ21からの重量検知信号を受ける
ように構成されている。また、制御回路25は、マグネ
トロン6、冷却ファン装置7のファンモータ7b、送風
ファン装置8のファンモータ8b、表示部24、RTモ
ータ18を駆動回路26を介して駆動制御するように構
成されている。
【0036】さて、前記湿度センサ16の具体的構成に
ついて、図6及び図7を参照して説明する。図6に示す
ように、湿度センサ16は、センサケース27に基準セ
ンサ部28と検知センサ部29とを取付けて構成されて
いる。上記基準センサ部28内には、乾燥した空気が密
閉されていると共に、第1のサーミスタ30が設けられ
ている。上記検知センサ部29内には、その上壁部に形
成された通気孔29aを通して被検知空気が流入可能に
なっていると共に、第2のサーミスタ31が設けられて
いる。
【0037】この構成では、湿度を検知するに際して、
上記2つのサーミスタ30、31を約200℃に加熱す
るように構成されている。このとき、基準センサ部28
内の第1のサーミスタ30は、乾燥した空気中に密閉さ
れているから、一定量の放熱を行う。これに対して、検
知センサ部29内の第2のサーミスタ31は、流入した
被検知空気に含まれる水分量(被検知空気の絶対湿度)
に応じて放熱量が変動するように構成されている。
【0038】そして、上記第1及び第2のサーミスタ3
0及び31は、図7に示すような湿度検出回路32に配
設されている。この湿度検出回路32は、直流電源33
の両端子間に第1及び第2のサーミスタ30及び31並
びに抵抗33及び34をブリッジ状に接続すると共に、
第1及び第2のサーミスタ30及び31の中間接続点と
抵抗33及び34の中間接続点とを増幅器35の2つの
入力端子35a、35bに接続する構成となっている。
このように構成することにより、増幅器35の出力端子
35cから被検知空気の絶対湿度に対応する電圧レベル
の検知信号が出力されるようになっている。
【0039】次に、上記構成の作用、特には、調理物2
を自動加熱調理する「あたため調理」を実行する場合の
動作について、図1、図2、図8ないし図12も参照し
て説明する。図1及び図2は、制御回路25に記憶され
た制御プログラムのうちの「あたため調理」の制御内容
を概略的に示すものである。ここで、「あたため調理」
を実行する場合において、調理物2にラップがかけられ
ているか否かを自動的に判別する原理について、図8に
従って説明する。
【0040】この図8は、調理物2を加熱開始してから
時間の経過と共に、湿度センサ16から出力される検知
信号の電圧の変化を示すグラフである。上記図8におい
て、曲線P1は調理物2がラップをかけていないみそ汁
の場合を示すものであり、曲線P2は調理物2がラップ
をかけていないごはんの場合を示すものであり、曲線P
3は調理物2がラップをかけているみそ汁の場合を示す
ものであり、曲線P4は調理物2がラップをかけている
ごはんの場合を示すものである。この図8から明らかな
ように、ラップをかけた場合は、ラップをかけていない
場合よりも、湿度センサからの検知信号の電圧レベルが
上昇することがかなり遅れることがわかる。従って、加
熱開始から検知信号の電圧レベルが予め決めたラップ判
別値(例えば0.3V)に達するまでの時間Tを計測す
れば、この時間Tに基づいて調理物2にラップがかけら
れているか否かを判別することができる。
【0041】この場合、上記計測した時間Tに基づいて
調理物2にラップがかけられていない状態である「ラッ
プ無し」、ラップがかけられている状態である「ラップ
有り」、または、「ラップ無し」及び「ラップ有り」の
どちらにも属さない状態である「ラップ中間」を判別す
るように構成されている。具体的には、上記時間Tが第
1のラップ判別時間T1(例えば65秒)以下であると
き「ラップ無し」と判断し、上記時間Tが第2のラップ
判別時間T2(例えば80秒)を越えているとき「ラッ
プ有り」と判断し、上記時間Tが第1のラップ判別時間
T1を越え且つ第2のラップ判別時間T2以下であると
き「ラップ中間」と判断するように構成されている。
【0042】ここで、第1のラップ判別時間T1及び第
2のラップ判別時間T2は、調理物2の過加熱を防止す
るための過加熱防止用加熱時間Tmaxよりも短くなる
ように設定されている。この過加熱防止用加熱時間Tm
axは、調理物2を加熱し過ぎることを防止するための
最大加熱時間であり、この時間だけ加熱すれば、調理物
2を十分食べることが可能な程度に加熱調理することが
できる時間であるが、調理物2の最適加熱時間であると
はいえない時間のことである。上記過加熱防止用加熱時
間Tmaxは、調理物2の重量に応じて例えば重量の区
分に応じて段階的に設定される時間である。具体的に
は、調理物2の重量Gの区分に応じて下記のように設定
される構成となっている。
【0043】 0g≦G≦400gのとき、Tmax=140秒 400g<G≦680gのとき、Tmax=200秒 680g<G≦940gのとき、Tmax=300秒 940g<Gのとき、Tmax=450秒 また、上記加熱調理(「あたため調理」)を実行するト
ータル加熱時間は、本実施例では、次の通り算出される
ようになっている。即ち、加熱調理開始から湿度センサ
16からの検知信号の電圧レベルが予め決めた加熱残時
間算出用設定値α(例えば0.3V)に達するまでの時
間Tαを計測し、この時間Tαに予め決めた加熱残時間
算出用定数βを乗じて算出した時間を、上記時間Tα以
降の加熱時間、即ち、加熱残時間とするように構成され
ている。この加熱残時間(トータル加熱時間)を算出す
る方法を、図9に示す。この場合、ラップ判別値(0.
3V)と加熱残時間算出用設定値α(0.3V)とを等
しく設定している。
【0044】ここで、上記加熱残時間算出用定数βは、
調理物2へのラップのかけ方に応じて可変させるように
構成している。具体的には、本実施例では、「ラップ無
し」(T≦65秒)の場合、β=0.8に設定し、「ラ
ップ有り」(80秒<T)の場合、β=0.1に設定
し、「ラップ中間」(65秒<T≦80秒)の場合、次
の計算式「β=(64−0.8T)/15」によってβ
を設定している。このような加熱残時間算出用定数βの
設定態様を、図10に示す。
【0045】次に、調理物2の「あたため調理」を実行
する場合の動作を、図1及び図2のフローチャートを参
照して説明する。この場合、使用者が「あたため調理」
メニューを選択してから、操作部23のスタートスイッ
チ23bを操作すると(図1のステップS1)、まず制
御回路25は重量センサ21により調理物(食品)2の
重量を検知する処理を実行する(ステップS2)。続い
て、この検知した重量に応じて前述したようにして過加
熱防止用加熱時間Tmaxを設定する(ステップS
3)。
【0046】そして、15秒間クリーニング運転を実行
する(ステップS4)。このクリーニング運転では、送
風ファン装置8を通電駆動して、加熱調理室3内へ外気
を送風して内部の空気を清浄にする。この後、上記15
秒が経過したら、ステップS4にて「YES」へ進み、
マグネトロン6を発振駆動して加熱調理を開始する(ス
テップS5)。この加熱調理開始と共に、制御回路25
に内蔵されたタイマの計時動作を開始して、加熱調理開
始からの加熱時間Tを計測開始する(ステップS6)。
続いて、湿度センサ16から検知信号を読込み、この検
知信号の電圧レベルをVoutとする(ステップS
7)。
【0047】この場合、湿度センサ16の湿度検出回路
32の増幅器35から出力される検知信号をA/D変換
して、そのA/D変換値を取込むように構成されてい
る。また、湿度センサ16から検知信号を読込むタイミ
ングは、マグネトロン6に駆動電圧が印加されていない
期間、例えばその期間のほぼ真中の時点で読み込むよう
に構成されている。具体的に説明すると、マグネトロン
6を発振駆動する場合、マグネトロン6には、商用交流
電源電圧(100V)を昇圧トランスにより昇圧した2
次交流電圧を、倍電圧整流回路により倍電圧半波整流し
た半波整流電圧を印加するように構成されている。この
ため、マグネトロン6には、図11(b)に示すような
半波整流が印加されている。ここで、マグネトロン6に
駆動電圧が印加されていない期間は、図11(b)にて
区間taにて示す期間であり、この期間taは商用交流
電源の1周期(サイクル)毎に存在している。本実施例
では、上記期間taのほぼ真中の時点で湿度センサ16
から検知信号を読込む(サンプリングする)ように構成
されている。尚、図11(a)は、商用交流電源に同期
したタイムベース信号を示している。
【0048】続いて、湿度センサ16から読込んだ検知
信号Voutの中の最小値Vminを求めると共に、検
知信号Voutと最小値Vminとの差がラップ判別値
(例えば0.3V)に達したか否かを判断する処理を実
行する。具体的には、検知信号Voutとそれまでの最
小値Vminとを比較し(ステップS8)、検知信号V
outがそれまでの最小値Vminよりも小さいとき
は、ステップS8にて「NO」へ進み、その検知信号V
outを最小値Vminとし(ステップS9)、それ以
外のときは、ステップS8にて「YES」へ進む。尚、
最小値Vminの初期値は0Vに予め設定されている。
そして、検知信号Voutと最小値Vminとの差が
0.3V以上あるか否かを判断する(ステップS1
0)。
【0049】この後、加熱調理開始からの加熱計測時間
Tが過加熱防止用加熱時間Tmaxに達する前に、検知
信号Voutと最小値Vminとの差が0.3V以上に
なったときには、ステップS10にて「YES」へ進
む。続いて、上記加熱計測時間Tに基づいて「ラップ有
り」、「ラップ無し」、「ラップ中間」を判別する。具
体的には、まず、上記時間Tが第1のラップ判別時間T
1(例えば65秒)以下であるか否かを判断する(図2
のステップS11)。ここで、上記時間Tが65秒以下
のときには、ステップS11にて「YES」へ進み、
「ラップ無し」の調理(例えば「ごはん」、「コロッ
ケ」、「みそ汁」、「八宝菜」、「肉じゃが」のあたた
め調理)であると判断し(ステップS12)、加熱残時
間算出用定数βを例えば0.8に設定する(ステップS
13)。
【0050】一方、加熱計測時間Tが65秒超80秒以
下のときには、ステップS11にて「NO」へ進み、且
つ、ステップS14にて「YES」へ進み、「ラップ中
間」の調理(例えば「ごはん」、「コロッケ」、「みそ
汁」、「八宝菜」、「肉じゃが」のあたため調理)であ
ると判断し(ステップS141)、加熱残時間算出用定
数βを例えば計算式「β=(64−0.8T)/15」
によって算出して設定する(ステップS15)。また、
加熱計測時間Tが80秒超のときには、ステップS14
にて「NO」へ進み、「ラップ有り」の調理(例えば
「ごはん」、「コロッケ」、「みそ汁」、「八宝菜」、
「肉じゃが」のあたため調理)であると判断し(ステッ
プS16)、加熱残時間算出用定数βを例えば0.1に
設定する(ステップS17)。
【0051】続いて、上記設定した加熱残時間算出用定
数βと加熱計測時間Tとから加熱残時間Tnを、計算式
「Tn=T×β」により算出する(ステップS18)。
そして、加熱残時間Tnに加熱計測時間Tを加えてトー
タル加熱時間Ttを算出する(ステップS19)。続い
て、このトータル加熱時間Ttが過加熱防止用加熱時間
Tmax以下であるか否かを判断する(ステップS2
0)。ここで、トータル加熱時間Ttが過加熱防止用加
熱時間Tmax以下であれば、ステップS20にて「Y
ES」へ進み、上記算出した加熱残時間Tnをカウント
ダウン開始することにより該加熱残時間Tnだけ加熱を
実行して加熱終了するようにする(ステップS21)。
一方、トータル加熱時間Ttが過加熱防止用加熱時間T
maxを越えているときは、ステップS20にて「N
O」へ進み、過加熱防止用加熱時間Tmaxから加熱計
測時間Tを引いた時間(Tmax−T)をカウントダウ
ン開始することにより、過加熱防止用加熱時間Tmax
だけ加熱を実行して加熱終了するように構成している
(ステップS22)。
【0052】そして、上記カウントダウンする時間、即
ち、加熱終了までの時間である実際の加熱残時間を操作
パネル22の表示部24に例えば1秒ずつカウントダウ
ンしながら表示する(ステップS23)。この後、上記
加熱残時間が0秒になったら、ステップS24にて「Y
ES」へ進み、加熱調理を終了する(ステップS2
5)。このステップS25では、マグネトロン6を駆動
停止すると共に、例えばブザーを鳴動させて加熱調理終
了を報知するように構成されている。
【0053】一方、湿度センサ16から読み込んだ検知
信号Voutと最小値Vminとの差が0.3V以上に
なることなく、加熱調理開始からの加熱計測時間Tが過
加熱防止用加熱時間Tmaxに達したときには、図1の
ステップS26にて「YES」へ進み、加熱調理を終了
するように構成されている(ステップS25)。
【0054】このような構成の本実施例によれば、調理
物2にラップがかけられている状態である「ラップ有
り」、ラップがかけられていない状態である「ラップ無
し」、両者のどちらにも属さない状態(中間状態)であ
る「ラップ中間」を自動的に判別し、そして、この判別
結果に基づいて加熱残時間Tnを算出する構成としたの
で、調理物2にラップがかけられているときも、ラップ
がかけられていないときも、また、「ラップ中間」のと
きも適切な加熱調理を自動的に実行することができる。
このため、使用者は、取扱説明書や料理集等を見ること
なく自由にラップを使用したり、ラップを使用しなかっ
たりすることが可能となるから、使い勝手が大幅に向上
する。特に、上記実施例では、「ラップ無し」、「ラッ
プ有り」、または、「ラップ中間」を判別して、これら
の判別結果に応じて加熱残時間を算出するように構成し
たので、調理物2に対するラップのかけ方にばらつきが
あった場合にも、また、食品によっては蒸気等の気体の
出方が顕著でなく判別し難い場合にも、それらに合うよ
うに加熱時間や加熱出力等を正確に設定することが可能
になり、より適切な加熱調理を実行することができる。
【0055】また、上記実施例の場合、調理物2の過加
熱を防止するための過加熱防止用加熱時間Tmaxを設
定するように構成した。これによって、ラップの有無を
万一判別できないことがあったとしても、即ち、湿度セ
ンサ16から読み込んだ検知信号Voutと最小値Vm
inとの差が0.3V以上になることなく、加熱調理開
始からの加熱計測時間Tが過加熱防止用加熱時間Tma
xに達っしたときには、過加熱防止用加熱時間Tmax
が経過した時点で加熱調理を自動的に終了するように構
成されているから、調理物2を過加熱してしまうことを
防止でき、調理物2を十分食べ得る状態で調理終了する
ことができる。
【0056】特に、上記実施例では、調理物2の重量に
応じて過加熱防止用加熱時間Tmaxを設定する構成、
具体的には、調理物2の重量の区分に応じて過加熱防止
用加熱時間Tmaxを段階的に設定する構成としたの
で、調理物2の量の多少やラップのかけ方のばらつきや
食品の種類等にかかわりなく、過加熱をより一層確実に
防止することができる。
【0057】更に、上記実施例では、加熱調理室3内の
湿度を検知する湿度センサ16を備え、加熱調理開始か
ら上記湿度センサ16からの検知信号(検知出力)の電
圧レベルがラップ判別値に達するまでの時間、具体的に
は、湿度センサ16からの検知信号Voutとその最小
値Vminとの差が0.3V以上になるまでの時間Tを
計測し、この計測時間Tが第1のラップ判別時間T1
(例えば65秒)以下であるとき「ラップ無し」と判別
し、計測時間Tが第1のラップ判別時間T1を越え且つ
第2のラップ判別時間T2(例えば80秒)以下である
とき「ラップ中間」と判別し、計測時間Tが第2のラッ
プ判別時間T2を越えたとき「ラップ有り」と判別する
ように構成した。これにより、上記3つのラップの状態
(かけ方)を正確に判別することができる(即ち、ラッ
プの有無を確実に判断でき、そのどちらともいい難いも
のはそのどちらにも分類しない(「ラップ中間」)よう
に判断できる)。そして、この場合、過加熱防止用加熱
時間Tmxを、第1のラップ判別時間T1及び第2のラ
ップ判別時間T2よりも長く設定しているので(即ち、
TmaxよりもT1及びT2を短くしているので)、ラ
ップのかけ方のばらつきや食品の種類等によってラップ
の状態を判別できないような場合でも調理物2を過加熱
しまうことを確実に防止できる。
【0058】また、上記実施例においては、加熱残時間
を算出するに当たって、加熱調理開始から湿度センサ1
6からの検知出力が加熱残時間算出用設定値αに達する
までの時間Tα、具体的には、湿度センサ16からの検
知信号Voutとその最小値Vminとの差が0.3V
以上になるまでの時間Tを計測し、この計測時間Tに加
熱残時間算出用定数βを乗じた時間を加熱残時間Tnと
するように構成した。これにより、加熱残時間Tnを正
確に算出することができる。そして、上記実施例の場
合、ラップ判別値と加熱残時間算出用設定値αとを等し
く(0.3Vに)設定したので、制御に必要な構成を簡
単化することができる。
【0059】更に、上記実施例では、ラップの判別結
果、即ち、「ラップ無し」、「ラップ有り」及び「ラッ
プ中間」の3つの判別結果に応じて加熱残時間算出用定
数βを可変設定する構成としたので、具体的には、「ラ
ップ無し」のとき加熱残時間算出用定数βを例えば0.
8に設定し、「ラップ有り」のとき加熱残時間算出用定
数βを例えば0.1に設定し、「ラップ中間」のとき加
熱残時間算出用定数βを計算式「β=(64−0.8
T)/15」によって算出して設定する構成としたの
で、加熱残時間Tnを一層正確に算出することができ
る。
【0060】そして、上記実施例の場合、「ラップ無
し」、「ラップ有り」及び「ラップ中間」にそれぞれ対
応する加熱残時間算出用定数をβ1、β2及びβ3とし
たとき、これら3つの加熱残時間算出用定数β1、β2
及びβ3の間に、β2<β3<β1が成立するように構
成したので(図10参照)、ラップの有無によりβの値
の差を大きくすることができ、ラップのかけ方のばらつ
きに応じて加熱残時間Tnを正確に算出できるようにな
る。
【0061】更に、上記実施例では、加熱残時間を操作
パネル22の表示部24に例えば1秒ずつカウントダウ
ンしながら表示するように構成したので、使用者は加熱
残時間をいつでも視認することができ、使い勝手を向上
させることができる。
【0062】一方、湿度センサ16から出力される検知
信号には、図12に示すようなノイズが乗っていること
に本発明者は気が付いた。そして、この検知信号に乗っ
ているノイズが、マグネトロン6に印加される駆動電圧
(図11(b)に示す半波整流電圧)の電圧波形に同期
していることを発見した。即ち、上記ノイズは、マグネ
トロン6から発振されるマイクロ波に起因するものであ
ると考えられる。このようなノイズが存在すると、ノイ
ズの分だけ検知信号の電圧レベルが高くなるから、ノイ
ズが乗っている部分で検知信号を読み込むと、実際の水
蒸気の量よりもノイズの分だけ多くなっているように誤
検知してしまう。このため、調理時間が短縮されてしま
い、加熱不足が発生するというおそれがある。
【0063】これに対して、上記実施例においては、マ
グネトロン6に駆動電圧が印加されていない期間、具体
的には、図11(b)において期間taにて示す期間に
おけるほぼ真中の時点で、湿度センサ16からその検知
信号を読込む(サンプリングする)ように構成したの
で、マグネトロン6の発振に起因するノイズが湿度セン
サ16から読み込んだ検知信号に含まれることを防止で
きる。このため、一層正確な加熱制御を実行できるよう
になり、加熱不足の発生を確実に防止することができ
る。
【0064】尚、上記実施例では、「ラップ有り」と判
断したときに加熱残時間算出用定数βを0.1に設定し
たが、これに限られるものではなく、加熱残時間算出用
定数βを零(0.0)に設定して、「ラップ有り」と判
断したら、直ちに加熱調理を終了するように構成しても
良い。このように構成しても、「ラップ有り」の場合は
勿論、他の場合も、適切な加熱調理を実行することが可
能である。
【0065】図13は本発明の第2の実施例を示すもの
であり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、
第1の実施例のフローチャート(図2参照)と同一ステ
ップには、同一ステップ符号を付している。上記第2の
実施例では、「ラップ無し」と「ラップ有り」の2つの
状態だけを判別するように構成している。具体的には、
調理開始の処理ステップS1から判断ステップS11ま
では、第1の実施例と同じである。ここで、第2の実施
例では、上記判断ステップS11において、計測時間T
がラップ判別時間である65秒以下であるとき「ラップ
無し」と判別し、そうでないとき(計測時間Tが上記6
5秒を越えたとき)「ラップ有り」と判別するように構
成されている。そして、「ラップ有り」と判断したと
き、加熱残時間算出用定数βを0.0に設定している
(ステップS17)。
【0066】また、上述した以外の第2の実施例の構成
は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、上記第2の実施例においても、第1の実施例とほぼ
同様な作用効果を得ることができる。尚、第2の実施例
では、「ラップ無し」と「ラップ有り」の2つの状態だ
けを判別して、この判別結果に応じた加熱残時間を算出
する構成であるが、これでも加熱残時間を十分適切な時
間とすることができると共に、制御構成が簡単になる。
【0067】図14は本発明の第3の実施例を示すもの
であり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、
第1の実施例のフローチャート(図2参照)と同一ステ
ップには、同一ステップ符号を付している。上記第3の
実施例では、「ラップ有り」、「ラップ無し」、「ラッ
プ中間」の判別結果に基づいて加熱残時間Tnを算出
し、この加熱残時間Tnに加熱計測時間Tを加えてトー
タル加熱時間Ttを算出した後、このトータル加熱時間
Tt(即ち、加熱残時間Tn)だけ加熱調理を実行して
調理終了するように構成している。この場合、トータル
加熱時間Ttが過加熱防止用加熱時間Tmaxを越える
場合でも、トータル加熱時間Ttを優先して加熱調理を
実行するように構成されている。
【0068】具体的には、図14に示すように、第1の
実施例のフローチャート(図2参照)から、ステップS
20(トータル加熱時間Ttが過加熱防止用加熱時間T
max以下であるか否かを判断するステップ)と、この
ステップS20にて「NO」へ進んだ場合の処理ステッ
プS22とを、取り除いた制御フローチャートとしてい
る。また、「ラップ有り」と判断したとき、加熱残時間
算出用定数βを例えば0.0に設定して、「ラップ有
り」と判断したら、直ちに加熱調理を終了するように構
成している(ステップS17)。尚、上述した以外の第
3の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成と
なっている。
【0069】従って、上記第3の実施例においても、第
1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
特に、第3の実施例では、算出した加熱残時間Tnだけ
加熱調理を実行して調理終了する構成としたので、過加
熱防止用加熱時間Tmaxではやや加熱不足になりがち
な調理物2の加熱調理の場合に、算出した加熱残時間T
nの方を優先したから十分加熱調理することができ、加
熱不足を確実に防止することができる。
【0070】尚、上記第3の実施例では、「ラップ有
り」と判断したときに加熱残時間算出用定数βを0.0
に設定したが、これに限られるものではなく、加熱残時
間算出用定数βを0.1、或いは、0.0に近い他の数
値に設定しても良く、ほぼ同様な効果(良好な加熱調理
結果)を得ることができる。
【0071】図15は本発明の第4の実施例を示すもの
であり、第3の実施例と異なるところを説明する。尚、
第3の実施例のフローチャート(図14参照)と同一ス
テップには、同一ステップ符号を付している。上記第4
の実施例では、「ラップ有り」、「ラップ無し」、「ラ
ップ中間」の判別結果に基づいて加熱残時間Tnを算出
し、この加熱残時間Tnに加熱計測時間Tを加えてトー
タル加熱時間Ttを算出した後、「ラップ無し」と「ラ
ップ中間」のときは上記トータル加熱時間Tt(即ち、
加熱残時間Tn)だけ加熱調理を実行して調理終了し、
「ラップ有り」のときは上記トータル加熱時間Ttと過
加熱防止用加熱時間Tmaxとを比較して最大でも過加
熱防止用加熱時間Tmaxだけ加熱調理を実行して調理
終了するように構成している。
【0072】具体的には、図15に示すように、「ラッ
プ無し」と「ラップ中間」のときは第3の実施例と同様
にして制御される。一方、「ラップ有り」のときは、処
理ステップS17にて加熱残時間算出用定数βを0.1
に設定した後、この設定した加熱残時間算出用定数βと
加熱計測時間Tとから加熱残時間Tnを、計算式「Tn
=T×β」により算出する(ステップS201)。そし
て、この算出した加熱残時間Tnに加熱計測時間Tを加
えてトータル加熱時間Ttを算出する(ステップS20
2)。続いて、このトータル加熱時間Ttが過加熱防止
用加熱時間Tmax以下であるか否かを判断する(ステ
ップS203)。ここで、トータル加熱時間Ttが過加
熱防止用加熱時間Tmax以下であれば、ステップS2
03にて「YES」へ進み、上記算出した加熱残時間T
nをカウントダウン開始することにより加熱残時間Tn
だけ加熱を実行して加熱終了するようにしている(ステ
ップS204)。一方、トータル加熱時間Ttが過加熱
防止用加熱時間Tmaxを越えているときは、ステップ
S203にて「NO」へ進み、過加熱防止用加熱時間T
maxから加熱計測時間Tを引いた時間(Tmax−
T)をカウントダウン開始することにより、最大でも過
加熱防止用加熱時間Tmaxだけ加熱を実行して加熱終
了するようにしている(ステップS205)。尚、上述
した以外の第4の実施例の構成は、第3の実施例の構成
と同じ構成となっている。
【0073】従って、上記第4の実施例においても、第
3の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
特に、第4の実施例では、「ラップ有り」の場合に、算
出した加熱残時間Tnが過加熱防止用加熱時間Tmax
よりも長いときには、過加熱防止用加熱時間Tmaxを
優先する構成としたので、調理物の過加熱が発生し易い
「ラップ有り」の調理物2を加熱調理する場合に該過加
熱を確実に防止することができ、適切な加熱調理を実行
することができる。
【0074】また、上記した各実施例では、ラップ判別
値と加熱残時間算出用設定値αとを等しく(0.3V
に)設定したが、これに限られるものではなく、図16
に示す本発明の第5の実施例のように、ラップ判別値と
加熱残時間算出用設定値αとを異なる数値に設定しても
良い。この第5の実施例では、図16に示すように、ラ
ップ判別値を例えば0.15Vに設定し、加熱残時間算
出用設定値αを例えば0.3Vに設定している。そし
て、第5の実施例では、湿度センサ16から読込んだ検
知信号(具体的には、検知信号Voutと最小値Vmi
nとの差)が上記0.15Vに達した時点で、加熱開始
からこの時点に達するまでの時間に基づいてラップの状
態(ラップ有り、ラップ無し、中間調理物)を判別する
ように構成されている。この判別時に使用するラップ判
別時間は、0.15Vのラップ判別値に対応するように
設定された時間を使用するように構成されている。
【0075】更に、この後、湿度センサ16から読込ん
だ検知信号(具体的には、検知信号Voutと最小値V
minとの差)が上記0.3Vに達した時点で、加熱開
始からこの時点に達するまでの時間に基づいて加熱残時
間を算出するように構成されている。この加熱残時間算
出時に使用する加熱残時間算出用定数βは、0.3Vの
加熱残時間算出用設定値α対応するように設定された定
数(上記第1の実施例と同じ定数)を使用するようにな
っている。尚、上述した以外の第5の実施例の構成は、
第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従って、
上記第5の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ
作用効果を得ることができる。
【0076】また、上記各実施例では、調理物2が「ラ
ップ中間」であると判別した場合に、加熱残時間算出用
定数βを、湿度センサ16からの検知信号が加熱残時間
算出用設定値α(0.3V)に達するまでの時間Tα
(加熱計測時間T)を変数とする計算式(線形関数)で
算出して設定する構成としたが、これに限られるもので
はなく、図17に示す本発明の第6の実施例のように、
調理物2が「ラップ中間」である場合の加熱残時間算出
用定数βを固定値である例えば0.4に設定するように
構成しても良い。また、図18に示す本発明の第7の実
施例のように、調理物2が「ラップ無し」である場合の
加熱残時間算出用定数βをx1(例えば0.8)とする
と共に、調理物2が「ラップ有り」である場合の加熱残
時間算出用定数βをx6(例えば0.0または0.1)
としたとき、調理物2が「ラップ中間」である場合の加
熱残時間算出用定数βを4つの固定値x2、x3、x
4、x5に区分して設定するように構成しても良い。こ
の場合、湿度センサ16からの検知信号が加熱残時間算
出用設定値α(0.3V)に達するまでの時間Tα(加
熱計測時間T)が長くなるほど、加熱残時間算出用定数
βを小さく設定すること(例えばx1<x2<x3<x
4<x5<x6)が好ましい。このように設定すると、
加熱残時間を一層正確に算出することができる。
【0077】更に、図19に示す本発明の第8の実施例
のように、調理物2が「ラップ無し」である場合の加熱
残時間算出用定数βを2つの値x1、x2(例えばx1
<x2)に区分して設定し、調理物2が「ラップ中間」
である場合の加熱残時間算出用定数βを3つの固定値x
3、x4、x5(例えばx3<x4<x5)に区分して
設定し、そして、調理物2が「ラップ有り」である場合
の加熱残時間算出用定数βを2つの固定値x6、x7
(例えばx6<x7)に区分して設定するように構成し
ても良い。この場合も、加熱残時間算出用設定値αに達
するまでの時間Tαが長くなるほど、加熱残時間算出用
定数βを小さく設定することが好ましく、このように構
成すると、加熱残時間をより一層正確に算出可能であ
る。
【0078】更にまた、図20に示す本発明の第9の実
施例のように、「ラップ無し」、「ラップ中間」、「ラ
ップ有り」の各場合の加熱残時間算出用定数βを、湿度
センサ16からの検知信号が加熱残時間算出用設定値α
に達するまでのα到達時間Tα(加熱計測時間T)を変
数とする計算式(線形関数)で算出して設定するように
構成しても良い。この場合、ラップの3つの判別状態に
それぞれ対応する3つの計算式を備えることが良い。更
に、加熱残時間算出用設定値αに達するまでのα到達時
間Tαが長くなるほど、加熱残時間算出用定数βを小さ
く設定することが好ましい。
【0079】また、図21に示す本発明の第10の実施
例のように、「ラップ無し」と「ラップ有り」の場合の
加熱残時間算出用定数βを2つの固定値(例えば0.8
と0.0)とし、「ラップ中間」の場合の加熱残時間算
出用定数βを、加熱残時間算出用設定値αに達するまで
の時間Tαを変数とする計算式、この場合、図21に示
すような曲線関数で算出して設定するように構成しても
良い。
【0080】一方、上記各実施例においては、調理物2
の重量と加熱残時間算出用定数βとの関係については特
に説明しなかったが、加熱残時間算出用定数βを調理物
2の重量に応じて可変設定することも好ましい。具体的
には、次の表1に示すように、加熱残時間算出用定数β
を、調理物2の重量の区分に応じて可変させると共に、
調理物2のラップの判別結果に応じて可変させて設定す
ることがより一層好ましい。
【0081】
【表1】
【0082】上記表1のように加熱残時間算出用定数β
を設定すると、調理物2の多少にかかわらず、ラップの
有無を正確に判別できると共に、加熱残時間を正確に算
出することができる。また、上記表1では、第1のラッ
プ判別時間T1及び第2のラップ判別時間T2も調理物
2の重量の区分に応じて可変させるように構成してい
る。これにより、ラップの有無をより一層正確に判別す
ることができる。
【0083】また、上記各実施例では、調理物2の重量
の区分に応じて過加熱防止用加熱時間Tmaxを段階的
(例えば4段階)に設定する構成としたが、これに代え
て、調理物2の重量を変数xとする時間算出式(例えば
Tmax=0.25x+78)により過加熱防止用加熱
時間Tmaxを算出して設定する構成としても良く、こ
の場合も、同様に過加熱を防止することができる。
【0084】図22及び図23は本発明の第11の実施
例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説
明する。尚、第1実施例のフローチャート(図1及び図
2参照)と同一ステップには、同一ステップ符号を付し
ている。上記第11の実施例では、加熱調理開始から予
め決めた設定時間(例えば65秒)が経過した時点で、
湿度センサ16から読み込んだ検知信号(検知信号Vo
utと最小値Vminとの差)がラップ判別値(例えば
0.3V、そしてこの0.3Vは加熱残時間算出用設定
値αである)以上となったか否かにより「ラップ無し」
と「ラップ有り」とを判別するように構成されている。
【0085】具体的には、調理開始の処理ステップS1
から判断ステップS10までは、第1の実施例と同じで
ある。ここで、第11の実施例では、上記判断ステップ
S10において、湿度センサ16から読み込んだ検知信
号Voutと最小値Vminとの差が0.3V以上とな
ったときには、ステップS10にて「YES」へ進み、
加熱調理開始からそれまでに経過した時間Tαを記憶す
る(ステップS301)。そして、このステップS30
1の後に、並びに、ステップS10にて「NO」へ進ん
だ後に、加熱調理開始から65秒が経過したか否かを判
断する判断ステップS302を加入する。
【0086】この後、加熱調理開始から65秒が経過す
ると、上記ステップS302にて「YES」へ進み、検
知信号Voutと最小値Vminとの差が0.3V以上
となったか否かの判断を行う(ステップS303)。こ
こで、検知信号Voutと最小値Vminとの差が0.
3V以上あれば、ステップS303にて「YES」へ進
み、「ラップ無し」と判断し(ステップS12)、加熱
残時間算出用定数βを例えば0.8に設定する(ステッ
プS13)。
【0087】一方、検知信号Voutと最小値Vmin
との差が0.3V未満であれば、ステップS303にて
「NO」へ進み、「ラップ有り」と判断し(ステップS
16)、加熱残時間算出用定数βを例えば0.0に設定
し(ステップS17)、続いて、検知信号Voutと最
小値Vminとの差が0.3V以上となるのを待つ(ス
テップS304)。この後、検知信号Voutと最小値
Vminとの差が0.3V以上となったときには、ステ
ップS304にて「YES」へ進み、加熱調理開始から
それまでに経過した時間Tαを記憶するようになってい
る(ステップS305)。
【0088】そして、上記設定した加熱残時間算出用定
数βと上記記憶した時間Tαとから加熱残時間Tnを、
計算式「Tn=Tα×β」により算出する(ステップS
306)。これ以降の制御は、第1の実施例の制御と同
じ制御となっている。尚、ステップS19及びステップ
S22における時間Tは、加熱調理開始からそれまでに
経過した時間であり、「ラップ有り」の場合はT=Tα
である。また、上述した以外の第11の実施例の構成
は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、この第11の実施例においても、第1の実施例とほ
ぼ同じ作用効果を得ることができる。
【0089】図24及び図25は本発明の第12の実施
例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説
明する。尚、第12の実施例の図25のフローチャート
において、第1実施例のフローチャート(図2参照)と
同一ステップには、同一ステップ符号を付している。上
記第12の実施例では、湿度センサ16からの検知信号
(例えば検知信号Voutと最小値Vminとの差)が
予め決めた最大出力制限値(例えば3.0V)に達した
ときに、自動的に加熱調理を終了するように構成してい
る。
【0090】具体的には、調理開始の処理ステップS1
から判断ステップS24までは、第1の実施例と同じで
ある。ここで、第12の実施例では、上記判断ステップ
S24において、加熱残時間が零でない場合、「NO」
へ進み、湿度センサ16から読み込んだ検知信号Vou
tと最小値Vminとの差が3.0V以上になったか否
かの判断を行う(ステップS401)。ここで、検知信
号Voutと最小値Vminとの差が3.0V以上にな
れば、ステップS401にて「YES」へ進み、加熱調
理を終了する(図1のステップS25)。また、検知信
号Voutと最小値Vminとの差が3.0V未満であ
れば、ステップS401にて「NO」へ進み、加熱残時
間のカウントダウンを続行する(ステップS23)よう
に構成されている。上述した以外の第12の実施例の構
成は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。
【0091】従って、上記第12の実施例においても、
第1の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。
特に、第12の実施例では、算出した加熱残時間が経過
する前に、湿度センサ16から読み込んだ検知信号Vo
utと最小値Vminとの差が3.0Vに達したとき
に、加熱調理を終了させるように構成した。このように
構成した理由を次に述べる。
【0092】今、「ごはん」のあたため調理と「八宝
菜」のあたため調理とを、同じ1つのメニューキーに割
り当てて選択実行する構成とする。すると、「ごはん」
の場合に湿度センサ16から出力される検知信号は、図
24にて曲線Q1で示すように変化する。一方、「八宝
菜」の場合に湿度センサ16から出力される検知信号
は、図24にて曲線Q2で示すように変化する。ここ
で、「ごはん」について「八宝菜」に適した加熱残時間
算出用定数βで加熱残時間Tnを算出すると、時刻tb
で加熱調理終了となる。しかし、「ごはん」の場合、時
刻tc(検知信号Voutと最小値Vminとの差が
3.0Vに達した時点)で加熱調理終了することが好ま
しく、時刻tbまで加熱を続行してしまうと、過加熱に
なってしまうという問題がある。
【0093】これに対して、第12の実施例では、算出
した加熱残時間Tnが経過する前に、湿度センサ16か
ら読み込んだ検知信号Voutと最小値Vminとの差
が3.0Vに達したときに、加熱調理を終了させる構成
としたので、上記過加熱を防止することができ、最適な
加熱調理を実行することができる。
【0094】また、上記第12の実施例においては、最
大出力制限値を3.0Vに設定したが、これに限られる
ものではなく、ラップの有無に応じて最大出力制限値を
可変させるように構成しても良い。具体的には、「ラッ
プ有り」のときには、例えば2.5Vに低く設定し、
「ラップ中間」のときには、例えば3.0Vに設定し、
「ラップ無し」のときには、例えば3.5Vに高く設定
しても良い。このように構成すると、ラップの有無やラ
ップのかけ方のばらつき等により生ずる過加熱を一層確
実に防止できる。更に、最大出力制限値を調理物2の重
量に応じて可変させるように構成、例えば重量が軽くな
るほど最大出力制限値を小さくし、重量が重くなるほど
最大出力制限値を大きくするように構成しても良い。こ
のように構成すると、過加熱をより一層確実に防止する
ことができる。
【0095】尚、上記各実施例では、湿度センサ16か
らの検知信号に基づいてラップの有無を判別する構成と
したが、これに代えて、調理物2から発生する発生する
水蒸気等のガスを検知するガスセンサを設け、このガス
センサからの検知信号に基づいてラップの有無を判別す
る構成としても良い。また、上記各実施例では、「ラッ
プ有り」、「ラップ無し」、または、「ラップ中間」と
判断した場合に、その判断結果に応じて加熱残時間を算
出して決めるように構成したが、これに限られるもので
はなく、上記判断結果に応じて加熱出力を可変させるよ
うに構成しても良い。
【0096】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、ラップ判別手段によって調理物にラップがかけられ
ている状態である「ラップ有り」を自動的に判別し、こ
の判別結果に基づいて加熱残時間を算出する構成とした
ので、調理物にラップがかけられているときも、ラップ
がかけられていないときも適切な加熱調理を自動的に実
行することができ、取扱説明書や料理集等を見ることな
く自由にラップを使用したり、ラップを使用しなかった
りすることが可能となるから、使い勝手が向上するとい
う優れた効果を奏する。
【0097】また、上記構成の場合、調理物の過加熱を
防止するための過加熱防止用加熱時間を設定する構成と
したので、ラップ判別手段がラップの有無を万一判別で
きないことがあったとしても、過加熱防止用加熱時間が
経過した時点で調理が自動的に終了されるから、調理物
を過加熱してしまうことを確実に防止できる。
【0098】更に、ラップ判別手段を、調理室内の湿度
を検知する湿度センサまたは調理物から発生する水蒸気
等の気体を検知するガスセンサを備える構成とし、加熱
調理開始から上記湿度センサまたはガスセンサからの検
知出力がラップ判別値に達するまでの時間を計測し、こ
の計測時間がラップ判別時間を越えたときに「ラップ有
り」と判別する構成としたので、ラップの有無を正確に
判別できる。更にまた、加熱調理開始から設定時間経過
した時点で、湿度センサまたはガスセンサからの検知出
力がラップ判別用の設定値を越えたときに、「ラップ無
し」と判別するように構成しても、ラップの有無を正確
且つ確実に判別することができる。
【0099】一方、加熱調理開始から湿度センサまたは
ガスセンサからの検知出力が加熱残時間算出用設定値α
に達するまでの時間Tαに、加熱残時間算出用定数βを
乗じて加熱残時間を算出する構成としたので、加熱残時
間を正確に算出できる。この場合、ラップ判別値と加熱
残時間算出用設定値αとを等しく構成したので、制御に
必要な構成を簡単にすることができる。
【0100】また、ラップ判別手段による判別結果に基
づいて加熱残時間算出用定数βを設定すると、加熱残時
間を一層正確に算出できる。更に、調理物の重量に応じ
てラップ判別時間、加熱残時間算出用設定値αまたは加
熱残時間算出用定数βの少なくとも一つを可変させる構
成とすると、調理物の多少にかかわらず、ラップの有無
を正確に判別できると共に、加熱残時間を正確に算出で
きる。更にまた、ラップ判別手段による判別結果が「ラ
ップ有り」の場合、加熱残時間算出用定数βを零に設定
すると、「ラップ有り」を判別した時点で直ちに加熱調
理を終了させることができる。
【0101】また、ラップ判別手段により、「ラップ無
し」、「ラップ有り」、または、「ラップ中間」を判別
可能に構成し、これらの判別結果に応じて加熱調理を制
御するように構成すると、調理物に対するラップのかけ
方にばらつきがあった場合や、食品の種類によってラッ
プの判別がし難い場合でも、それらに合うように加熱時
間や加熱出力等を設定すること(即ち、加熱調理を正確
に制御すること)が可能となり、より適切な加熱調理を
実行することができる。この構成の場合、ラップ判別手
段の判別結果である「ラップ無し」、「ラップ有り」、
または、「ラップ中間」に応じて加熱残時間を算出する
加熱残時間算出手段を備えると、加熱調理時間を一層適
切な時間に自動設定することが可能である。また、調理
物の過加熱を防止するための過加熱防止用加熱時間を設
定すると、ラップ判別手段がラップの有無を万一判別で
きないことがあったとしても、過加熱防止用加熱時間が
経過した時点で調理が自動的に終了するから、調理物を
過加熱してしまうことを確実に防止できる。
【0102】更に、上記構成の場合、具体的には、加熱
調理開始から湿度センサまたはガスセンサからの検知出
力がラップ判別値に達するまでの時間Tを計測し、この
計測時間Tが第1のラップ判別時間T1以下であるとき
「ラップ無し」と判別し、計測時間Tが第1のラップ判
別時間T1を越え且つ第2のラップ判別時間T2以下で
あるとき「ラップ中間」と判別し、計測時間Tが第2の
ラップ判別時間T2を越えたとき「ラップ有り」と判別
すると、上記3つのラップのかけ方を正確に判別でき
る。そして、この場合、第1のラップ判別時間T1及び
第2のラップ判別時間T2を過加熱防止用加熱時間より
も短く設定すると、ラップのかけ方のばらつきにより調
理物を過加熱しまうことを防止できる。
【0103】一方、加熱調理開始から湿度センサまたは
ガスセンサからの検知出力が加熱残時間算出用設定値α
に達するまでの時間Tαに加熱残時間算出用定数βを乗
じて加熱残時間を算出する構成とすると共に、「ラップ
無し」、「ラップ有り」及び「ラップ中間」にそれぞれ
対応する加熱残時間算出用定数をβ1、β2及びβ3と
したときに、これら3つの定数β1、β2及びβ3の間
に、β2<β3<β1が成立するように構成すると、ラ
ップの有無によりβの値の差を大きくすることができ、
ラップのかけ方のばらつきに応じて加熱残時間を正確に
算出できる。
【0104】また、加熱調理開始から湿度センサまたは
ガスセンサからの検知出力が加熱残時間算出用設定値α
に達するまでの時間Tαに加熱残時間算出用定数βを乗
じて加熱残時間を算出し、加熱残時間算出用定数βを上
記時間Tαに応じて可変させる構成とすると、具体的に
は、加熱残時間算出用定数βを時間Tαが長くなるほど
小さくすると、加熱残時間を一層正確に算出できる。更
に、加熱残時間をカウントダウンしながら表示する表示
手段を備えると、使用者は加熱残時間をいつでも視認す
ることができ、使い勝手を向上できる。
【0105】一方、調理物の重量に応じて過加熱防止用
加熱時間を設定する、例えば調理物の重量の区分に応じ
て過加熱防止用加熱時間を段階的に設定する構成とする
と、ラップのかけ方のばらつき等にかかわりなく、過加
熱をより一層確実に防止できる。この場合、調理物の重
量を変数とする時間算出式により過加熱防止用加熱時間
を設定する構成としても、過加熱を同様に防止すること
ができる。
【0106】また、湿度センサまたはガスセンサからの
検知出力が最大出力制限値に達したときに加熱調理を終
了する構成とすると、調理物の相違やラップの有無やラ
ップのかけ方のばらつき等により生ずる過加熱を更に確
実に防止できる。この構成の場合、最大出力制限値をラ
ップ判別手段による判別結果に応じて可変設定したり、
最大出力制限値を調理物の重量に応じて可変設定したり
すると、過加熱をより一層確実に防止できる。
【0107】一方、マグネトロンに駆動電圧が印加され
ていない期間において、湿度センサまたはガスセンサか
らその検知出力を読込むように構成すると、マグネトロ
ンの発振に起因するノイズがセンサからの検知出力に含
まれることを防止でき、一層正確な加熱制御を実行でき
るようになる。この場合、上記期間において検知出力を
複数回読込んでそれら複数の検知出力の平均値を求める
ように構成したり、上記期間のほぼ真中の時点で検知出
力を読込むように構成したりすると、検知出力にノイズ
が含まれることを一層防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すフローチャート
(その1)
【図2】フローチャート(その2)
【図3】電子レンジの横断面図
【図4】電子レンジの破断正面図
【図5】ブロック図
【図6】湿度センサの断面図
【図7】湿度検知回路の電気回路図
【図8】湿度センサからの検知信号の電圧レベルの時間
変化を調理物毎に並びにラップの有無毎に示す特性図
【図9】湿度センサからの検知信号の電圧レベルの時間
変化と加熱残時間の算出方法とを示す特性図
【図10】加熱残時間算出用定数βとラップの判別結果
との関係を示す特性図
【図11】(a)はタイムベース信号を示すタイムチャ
ート、(b)はマグネトロンに印加される駆動電圧の波
形を示すタイムチャート
【図12】湿度センサからの検知信号にノイズが乗って
いることを示す特性図
【図13】本発明の第2の実施例を示す図2相当図
【図14】本発明の第3の実施例を示す図2相当図
【図15】本発明の第4の実施例を示す図2相当図
【図16】本発明の第5の実施例を示す図9相当図
【図17】本発明の第6の実施例を示す図10相当図
【図18】本発明の第7の実施例を示す図10相当図
【図19】本発明の第8の実施例を示す図10相当図
【図20】本発明の第9の実施例を示す図10相当図
【図21】本発明の第10の実施例を示す図10相当図
【図22】本発明の第11の実施例を示す図1相当図
【図23】図2相当図
【図24】本発明の第12の実施例を示す図9相当図
【図25】図2相当図
【符号の説明】
2は調理物、3は加熱調理室、6はマグネトロン、15
は排気ダクト、16は湿度センサ、17は回転皿、22
は操作パネル、24は表示部(表示手段)、25は制御
回路(ラップ判別手段、加熱残時間算出手段、時間設定
手段、運転制御手段)、28は基準センサ部、29は検
知センサ部を示す。
フロントページの続き (72)発明者 滝本 等 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱調理室内の調理物をマイクロ波によ
    り加熱するマグネトロンと、 前記調理物にラップがかけられている「ラップ有り」及
    び前記調理物にラップがかけられていない「ラップ無
    し」を判別するラップ判別手段と、 このラップ判別手段による判別結果に基づいて加熱残時
    間を算出する加熱残時間算出手段とを備えて成る加熱調
    理器。
  2. 【請求項2】 調理物の過加熱を防止するための過加熱
    防止用加熱時間を設定する時間設定手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 ラップ判別手段は、加熱調理室内の絶対
    湿度を検知する湿度センサまたは調理物から発生する気
    体を検知する気体センサを備えて構成されていることを
    特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 ラップ判別手段は、加熱調理開始から湿
    度センサまたは気体センサからの検知出力がラップ判別
    値に達するまでの時間を計測し、この計測時間がラップ
    判別時間を越えたときに「ラップ有り」と判別すること
    を特徴とする請求項3記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 ラップ判別手段は、加熱調理開始から設
    定時間経過した時点で、湿度センサまたは気体センサか
    らの検知出力がラップ判別用の設定値を越えたときに、
    「ラップ無し」と判別することを特徴とする請求項3記
    載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 加熱残時間算出手段は、加熱調理開始か
    ら湿度センサまたは気体センサからの検知出力が加熱残
    時間算出用設定値αに達するまでの時間Tαに、加熱残
    時間算出用定数βを乗じて加熱残時間を算出することを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の加熱調
    理器。
  7. 【請求項7】 ラップ判別値と加熱残時間算出用設定値
    αとが等しいことを特徴とする請求項6記載の加熱調理
    器。
  8. 【請求項8】 ラップ判別手段による判別結果に基づい
    て加熱残時間算出用定数βを設定することを特徴とする
    請求項6または7記載の加熱調理器。
  9. 【請求項9】 調理物の重量に応じてラップ判別時間、
    加熱残時間算出用設定値αまたは加熱残時間算出用定数
    βのすくなくとも一つを可変させることを特徴とする請
    求項4ないし8のいずれかに記載の加熱調理器。
  10. 【請求項10】 ラップ判別手段による判別結果が「ラ
    ップ有り」の場合に、加熱残時間算出用定数βを零に設
    定することを特徴とする請求項8記載の加熱調理器。
  11. 【請求項11】 加熱調理室内の調理物をマイクロ波に
    より加熱するマグネトロンと、 前記調理物にラップがかけられている「ラップ有り」、
    前記調理物にラップがかけられていない「ラップ無
    し」、または、上記どちらにも属さない「ラップ中間」
    を判別するラップ判別手段と、 このラップ判別手段による判別結果に基づいて加熱調理
    を制御する制御手段とを備えて成る加熱調理器。
  12. 【請求項12】 ラップ判別手段による判別結果である
    「ラップ無し」、「ラップ有り」、または、「ラップ中
    間」に応じて加熱残時間を算出する加熱残時間算出手段
    を備えたことを特徴とする請求項11記載の加熱調理
    器。
  13. 【請求項13】 調理物の過加熱を防止するための過加
    熱防止用加熱時間を設定する時間設定手段を備えたこと
    を特徴とする請求項11または12記載の加熱調理器。
  14. 【請求項14】 ラップ判別手段は、加熱調理室内の絶
    対湿度を検知する湿度センサまたは調理物から発生する
    気体を検知する気体センサを備えて構成されていること
    を特徴とする請求項11ないし13のいずれかに記載の
    加熱調理器。
  15. 【請求項15】 ラップ判別手段は、加熱調理開始から
    湿度センサまたは気体センサからの検知出力がラップ判
    別値に達するまでの時間Tを計測し、この計測時間Tが
    第1のラップ判別時間T1以下であるとき「ラップ無
    し」と判別し、計測時間Tが第1のラップ判別時間T1
    を越え且つ第2のラップ判別時間T2以下であるとき
    「ラップ中間」と判別し、計測時間Tが第2のラップ判
    別時間T2を越えたとき「ラップ有り」と判別すること
    を特徴とする請求項14記載の加熱調理器。
  16. 【請求項16】 過加熱防止用加熱時間は、第1のラッ
    プ判別時間T1及び第2のラップ判別時間T2よりも長
    いことを特徴とする請求項15記載の加熱調理器。
  17. 【請求項17】 加熱残時間算出手段は、加熱調理開始
    から湿度センサまたは気体センサからの検知出力が加熱
    残時間算出用設定値αに達するまでの時間Tαに加熱残
    時間算出用定数βを乗じて加熱残時間を算出するように
    構成されていると共に、 「ラップ無し」、「ラップ有り」及び「ラップ中間」に
    それぞれ対応する加熱残時間算出用定数をβ1、β2及
    びβ3に設定したとき、 これら3つの加熱残時間算出用定数β1、β2及びβ3
    の間に、 β2<β3<β1 が成立することを特徴とする請求項14に記載の加熱調
    理器。
  18. 【請求項18】 加熱残時間算出手段は、加熱調理開始
    から湿度センサまたは気体センサからの検知出力が加熱
    残時間算出用設定値αに達するまでの時間Tαに加熱残
    時間算出用定数βを乗じて加熱残時間を算出するように
    構成されていると共に、 前記加熱残時間算出用定数βを前記時間Tαに応じて可
    変させることを特徴とする請求項14に記載の加熱調理
    器。
  19. 【請求項19】 加熱残時間算出用定数βを時間Tαが
    長くなるほど小さくすることを特徴とする請求項18に
    記載の加熱調理器。
  20. 【請求項20】 加熱残時間をカウントダウンしながら
    表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1ま
    たは12に記載の加熱調理器。
  21. 【請求項21】 時間設定手段は、調理物の重量に応じ
    て過加熱防止用加熱時間を設定するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項2または13に記載の加熱調
    理器。
  22. 【請求項22】 時間設定手段は、調理物の重量の区分
    に応じて過加熱防止用加熱時間を段階的に設定するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項2または13
    に記載の加熱調理器。
  23. 【請求項23】 時間設定手段は、調理物の重量を変数
    とする時間算出式により過加熱防止用加熱時間を設定す
    るように構成されていることを特徴とする請求項2また
    は13に記載の加熱調理器。
  24. 【請求項24】 湿度センサまたは気体センサからの検
    知出力が最大出力制限値に達したときに加熱調理を終了
    する運転制御手段を備えたことを特徴とする請求項3ま
    たは14に記載の加熱調理器。
  25. 【請求項25】 最大出力制限値をラップ判別手段によ
    る判別結果に応じて可変させることを特徴とする請求項
    24記載の加熱調理器。
  26. 【請求項26】 最大出力制限値を調理物の重量に応じ
    て可変させることを特徴とする請求項25記載の加熱調
    理器。
  27. 【請求項27】 マグネトロンに駆動電圧が印加されて
    いない期間において、湿度センサまたは気体センサから
    その検知出力を読込むように構成されていることを特徴
    とする請求項3または14に記載の加熱調理器。
  28. 【請求項28】 マグネトロンに駆動電圧が印加されて
    いない期間において、湿度センサまたは気体センサから
    その検知出力を複数回読込んで、これら読込んだ検知出
    力の平均値を求めるように構成されていることを特徴と
    する請求項27記載の加熱調理器。
  29. 【請求項29】 マグネトロンに駆動電圧が印加されて
    いない期間のほぼ真中の時点で、湿度センサまたは気体
    センサからその検知出力を読込むように構成されている
    ことを特徴とする請求項27記載の加熱調理器。
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