JPH08271220A - 移動装置及びこれに用いる基準スケールの製造方法 - Google Patents
移動装置及びこれに用いる基準スケールの製造方法Info
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- JPH08271220A JPH08271220A JP9427495A JP9427495A JPH08271220A JP H08271220 A JPH08271220 A JP H08271220A JP 9427495 A JP9427495 A JP 9427495A JP 9427495 A JP9427495 A JP 9427495A JP H08271220 A JPH08271220 A JP H08271220A
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Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大きなストローク範囲にわたって高精度の直
進指示を可能とした移動装置、及びこの移動装置に用い
られる直進性指示用基準スケールの製造方法を提供す
る。 【構成】 支持台1にX軸方向に駆動される第1第1移
動台2を取付け、この上にY軸方向の微小変位を与える
ための圧電アクチュエータ6を介して第2移動台5を取
付ける。支持台1には、仮想基準線12に対して描画誤
差が対称的に含まれる一対の反射パターン13a,13
bを形成した基準スケール10を設ける。移動台6に取
り付けたアーム21a,21bの先端には基準スケール
10のパターンを読み取るための干渉縞投光器22と、
光検出器23a,23bを設け、検出器23a,23b
の差出力により圧電アクチュエータ6を帰還制御する干
渉測長回路31及びy−yaw回路32を設ける。
進指示を可能とした移動装置、及びこの移動装置に用い
られる直進性指示用基準スケールの製造方法を提供す
る。 【構成】 支持台1にX軸方向に駆動される第1第1移
動台2を取付け、この上にY軸方向の微小変位を与える
ための圧電アクチュエータ6を介して第2移動台5を取
付ける。支持台1には、仮想基準線12に対して描画誤
差が対称的に含まれる一対の反射パターン13a,13
bを形成した基準スケール10を設ける。移動台6に取
り付けたアーム21a,21bの先端には基準スケール
10のパターンを読み取るための干渉縞投光器22と、
光検出器23a,23bを設け、検出器23a,23b
の差出力により圧電アクチュエータ6を帰還制御する干
渉測長回路31及びy−yaw回路32を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子ビーム描画装置
や縮小投影露光装置、リニアスケール等に適用される直
進性に優れた移動装置に係り、特に移動台の移動方向の
真直度の偏差を検出補償して移動の直進性を保証し、あ
るいは二次元移動の場合の移動台の移動方向に垂直な補
正を与える直進性指示用基準スケールをもつ移動装置及
びその基準スケールの製造方法に関する。
や縮小投影露光装置、リニアスケール等に適用される直
進性に優れた移動装置に係り、特に移動台の移動方向の
真直度の偏差を検出補償して移動の直進性を保証し、あ
るいは二次元移動の場合の移動台の移動方向に垂直な補
正を与える直進性指示用基準スケールをもつ移動装置及
びその基準スケールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、0.1μm 〜0.01μm の
精度で移動台の平行直進を可能とする移動装置として、
図7に示す光描画装置が知られている。支持台601上
に第1の移動台602がクロスローラガイド603によ
り取り付けられて、ボールネジ604によってX軸方向
に移動可能とされている。第1の移動台602上に更
に、Y軸方向に微小変位を与えるための圧電アクチュエ
ータ605を介して第2の移動台606が取り付けられ
ている。第2の移動台606には、先端に光描画ヘッド
607を有する描画アーム608が固定されており、こ
の光描画ヘッド607により支持台601上に載置され
た基板609に描画を行う。
精度で移動台の平行直進を可能とする移動装置として、
図7に示す光描画装置が知られている。支持台601上
に第1の移動台602がクロスローラガイド603によ
り取り付けられて、ボールネジ604によってX軸方向
に移動可能とされている。第1の移動台602上に更
に、Y軸方向に微小変位を与えるための圧電アクチュエ
ータ605を介して第2の移動台606が取り付けられ
ている。第2の移動台606には、先端に光描画ヘッド
607を有する描画アーム608が固定されており、こ
の光描画ヘッド607により支持台601上に載置され
た基板609に描画を行う。
【0003】第2の移動台606のX軸方向への精密直
進を可能とするために、直進性を測定する目的で、光学
的な直進指示機構が設けられている。直進指示の基準に
なるのが、第2の移動台606に固定された基準反射鏡
610である。この基準反射鏡610と共に2つのレー
ザ干渉計を構成するため、He−Neレーザ611、そ
の出力レーザ光ビームを2光束に分けるビームスプリッ
タ612とプリズムミラー613、基準反射鏡610か
らの反射光を分離するビームスプリッタ614,615
等の光学系が配置されている。二つのビームスプリッタ
614,615の間は、ヨー測定スパンだけ隔てられて
いる。
進を可能とするために、直進性を測定する目的で、光学
的な直進指示機構が設けられている。直進指示の基準に
なるのが、第2の移動台606に固定された基準反射鏡
610である。この基準反射鏡610と共に2つのレー
ザ干渉計を構成するため、He−Neレーザ611、そ
の出力レーザ光ビームを2光束に分けるビームスプリッ
タ612とプリズムミラー613、基準反射鏡610か
らの反射光を分離するビームスプリッタ614,615
等の光学系が配置されている。二つのビームスプリッタ
614,615の間は、ヨー測定スパンだけ隔てられて
いる。
【0004】基準反射鏡610からの2系統の反射光は
光検出器616,617で検出され、その検出出力は干
渉測長回路618に入る。干渉測長回路618では、ビ
ームスプリッタ614と基準反射鏡610の間の設計距
離からの誤差、同様にビームスプリッタ615と基準反
射鏡610の間の設計距離からの誤差が測定される。こ
れらの誤差は、y−yaw補正回路619で増幅され
て、圧電アクチュエータ605にフィードバックされ
る。これにより、基準反射鏡610とビームスプリッタ
614,615の間の距離が常に一定値を保つように制
御され、第2の移動台606の移動の直進性が基準反射
鏡610の平面度の精度内で保証される。
光検出器616,617で検出され、その検出出力は干
渉測長回路618に入る。干渉測長回路618では、ビ
ームスプリッタ614と基準反射鏡610の間の設計距
離からの誤差、同様にビームスプリッタ615と基準反
射鏡610の間の設計距離からの誤差が測定される。こ
れらの誤差は、y−yaw補正回路619で増幅され
て、圧電アクチュエータ605にフィードバックされ
る。これにより、基準反射鏡610とビームスプリッタ
614,615の間の距離が常に一定値を保つように制
御され、第2の移動台606の移動の直進性が基準反射
鏡610の平面度の精度内で保証される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし図7に示す従来
装置では、第1に、移動台のストロークは、基準反射鏡
610のX方向長さからyaw測定のためのスパンを引
いた長さに制限され、基準反射鏡610の平面度を確保
しながら十分なストロークを実現することは難しいとい
う問題がある。第2に、光学的な直進指示器を構成する
レーザ干渉計の価格が移動台に比べて極めて高価である
という難点がある。なかでもHe−Neレーザ611が
高価である。
装置では、第1に、移動台のストロークは、基準反射鏡
610のX方向長さからyaw測定のためのスパンを引
いた長さに制限され、基準反射鏡610の平面度を確保
しながら十分なストロークを実現することは難しいとい
う問題がある。第2に、光学的な直進指示器を構成する
レーザ干渉計の価格が移動台に比べて極めて高価である
という難点がある。なかでもHe−Neレーザ611が
高価である。
【0006】例えば、最近の液晶表示装置用製造装置で
は、1m以上のストロークで直進誤差0.1μm 以下と
いう精度が要求され、従来技術ではこれに応えることは
難しい。この様な液晶表示装置用製造装置の直線指示器
を、リニアスケール程度の大きさと価格で、あるいはリ
ニアスケールに組み込まれた状態で用いられるように実
現することが望まれる。
は、1m以上のストロークで直進誤差0.1μm 以下と
いう精度が要求され、従来技術ではこれに応えることは
難しい。この様な液晶表示装置用製造装置の直線指示器
を、リニアスケール程度の大きさと価格で、あるいはリ
ニアスケールに組み込まれた状態で用いられるように実
現することが望まれる。
【0007】この発明は、上記の点の鑑みなされたもの
で、大きなストローク範囲にわたって高精度の直進指示
を可能とした移動装置、及びこの移動装置に用いられる
直進性指示用基準スケールの製造方法を提供することを
目的としている。
で、大きなストローク範囲にわたって高精度の直進指示
を可能とした移動装置、及びこの移動装置に用いられる
直進性指示用基準スケールの製造方法を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る移動装置
は、支持台と、この支持台に取り付けられて支持台の面
内の第1軸方向に直進駆動される第1移動台と、この第
1移動台に前記支持台面の第1軸と直交する第2軸方向
に微小変位を与えるためのアクチュエータを介して取り
付けられた第2移動台と、前記支持台上に第1軸方向の
所定範囲にわたって前記第1移動台の第1軸方向の移動
の直進性を指示するための基準となる光反射パターンが
形成された基準スケールと、前記第2移動台にそれぞれ
取り付けられた、前記基準スケールの光反射パターン読
み取り用の光ビームを照射する光照射手段及び前記基準
スケールからの反射光を検出する光検出手段と、この光
検出手段の出力を処理して前記第1移動台の直進誤差を
補償するように前記アクチュエータを駆動する帰還制御
手段とを有することを特徴としている。
は、支持台と、この支持台に取り付けられて支持台の面
内の第1軸方向に直進駆動される第1移動台と、この第
1移動台に前記支持台面の第1軸と直交する第2軸方向
に微小変位を与えるためのアクチュエータを介して取り
付けられた第2移動台と、前記支持台上に第1軸方向の
所定範囲にわたって前記第1移動台の第1軸方向の移動
の直進性を指示するための基準となる光反射パターンが
形成された基準スケールと、前記第2移動台にそれぞれ
取り付けられた、前記基準スケールの光反射パターン読
み取り用の光ビームを照射する光照射手段及び前記基準
スケールからの反射光を検出する光検出手段と、この光
検出手段の出力を処理して前記第1移動台の直進誤差を
補償するように前記アクチュエータを駆動する帰還制御
手段とを有することを特徴としている。
【0009】この発明において好ましくは、前記基準ス
ケールは、前記第1軸と平行な仮想基準線に対して対称
に、且つ対称的な描画誤差を含んで描画形成された、第
2軸方向に所定周期をもって反射部が繰り返し配列され
た一対の光反射パターンを有し、前記光照射手段は、前
記基準スケールに対して前記一対の光反射パターンをカ
バーする範囲に前記光反射パターンの周期と等しい周期
の干渉縞を作り出す干渉縞投光器により構成され、前記
光検出手段は、前記一対の光反射パターンからの反射光
をそれぞれ検出する一対の光検出器により構成され、前
記帰還制御手段は、前記一対の光検出器の出力の差をと
る差動回路と、この差動回路の出力が一定になるように
前記アクチュエータを駆動する駆動回路とから構成され
ていることを特徴としている。
ケールは、前記第1軸と平行な仮想基準線に対して対称
に、且つ対称的な描画誤差を含んで描画形成された、第
2軸方向に所定周期をもって反射部が繰り返し配列され
た一対の光反射パターンを有し、前記光照射手段は、前
記基準スケールに対して前記一対の光反射パターンをカ
バーする範囲に前記光反射パターンの周期と等しい周期
の干渉縞を作り出す干渉縞投光器により構成され、前記
光検出手段は、前記一対の光反射パターンからの反射光
をそれぞれ検出する一対の光検出器により構成され、前
記帰還制御手段は、前記一対の光検出器の出力の差をと
る差動回路と、この差動回路の出力が一定になるように
前記アクチュエータを駆動する駆動回路とから構成され
ていることを特徴としている。
【0010】この発明はまた、上述の移動装置に用いら
れる直進性指示用基準スケールの製造方法であって、第
1の透明基板に第1軸方向に長く第1軸と直交する第2
軸方向に所定周期をもって配列された複数ストライプか
らなる第1の遮光パターンを形成し、前記第1の遮光パ
ターンが形成された第1の透明基板をマスクとして密着
又は近接転写により第2の透明基板に前記第1の遮光パ
ターンの反転パターンとなる第2の遮光パターンを形成
し、前記第1の透明基板と第2の透明基板をそれらの遮
光パターン面が同一平面にあるように並べてマスクとし
てそれらの遮光パターンを基準スケール基板に密着又は
近接転写することにより、基準スケール基板上に第1軸
と平行な仮想基準線に対して対称に、且つ対称的な描画
誤差をもつ一対の光反射パターンを形成することを特徴
としている。
れる直進性指示用基準スケールの製造方法であって、第
1の透明基板に第1軸方向に長く第1軸と直交する第2
軸方向に所定周期をもって配列された複数ストライプか
らなる第1の遮光パターンを形成し、前記第1の遮光パ
ターンが形成された第1の透明基板をマスクとして密着
又は近接転写により第2の透明基板に前記第1の遮光パ
ターンの反転パターンとなる第2の遮光パターンを形成
し、前記第1の透明基板と第2の透明基板をそれらの遮
光パターン面が同一平面にあるように並べてマスクとし
てそれらの遮光パターンを基準スケール基板に密着又は
近接転写することにより、基準スケール基板上に第1軸
と平行な仮想基準線に対して対称に、且つ対称的な描画
誤差をもつ一対の光反射パターンを形成することを特徴
としている。
【0011】
【作用】この発明によると、支持台上に第1移動台の第
1軸方向の移動の直進性を指示するための基準となる光
反射パターンが形成された基準スケールを用い、第2移
動台に設けられた光照射手段と光検出手段により基準ス
ケールの光反射パターンを読み取って、フィードバック
制御により第1移動台の直進誤差を補償する。これによ
り、基準スケールで決まるストローク範囲で高精度の直
進性指示が可能になる。
1軸方向の移動の直進性を指示するための基準となる光
反射パターンが形成された基準スケールを用い、第2移
動台に設けられた光照射手段と光検出手段により基準ス
ケールの光反射パターンを読み取って、フィードバック
制御により第1移動台の直進誤差を補償する。これによ
り、基準スケールで決まるストローク範囲で高精度の直
進性指示が可能になる。
【0012】特にこの発明において、基準スケールが、
第1軸と平行な仮想基準線に対して対称な描画誤差をも
って描画形成された、第2軸方向に所定周期をもって反
射部が繰り返し配列された一対の光反射パターンを有す
るものとすれば、光照射手段としてこの基準スケールに
対してその一対の光反射パターンをカバーする範囲に光
反射パターンの周期と等しい周期の干渉縞を作り出す干
渉縞投光器を用い、光検出手段として前記一対の反射パ
ターンからの反射光をそれぞれ検出する一対の光検出器
を用いて、これら一対の光検出器の出力の差が一定にな
るように移動台の帰還制御を行うことによって、基準ス
ケールの描画誤差の影響を受けることなく、長尺範囲に
わたる直進性を保証することができる。
第1軸と平行な仮想基準線に対して対称な描画誤差をも
って描画形成された、第2軸方向に所定周期をもって反
射部が繰り返し配列された一対の光反射パターンを有す
るものとすれば、光照射手段としてこの基準スケールに
対してその一対の光反射パターンをカバーする範囲に光
反射パターンの周期と等しい周期の干渉縞を作り出す干
渉縞投光器を用い、光検出手段として前記一対の反射パ
ターンからの反射光をそれぞれ検出する一対の光検出器
を用いて、これら一対の光検出器の出力の差が一定にな
るように移動台の帰還制御を行うことによって、基準ス
ケールの描画誤差の影響を受けることなく、長尺範囲に
わたる直進性を保証することができる。
【0013】上述のような仮想基準線に対して対称な描
画誤差をもつ一対の光反射パターンは、支持台上でその
支持台面の第1軸方向に移動する移動台に取り付けられ
た光描画手段を用いて、第1の透明基板に第1軸方向に
長く第1軸と直交する第2軸方向に所定周期をもって配
列された複数ストライプからなる第1の遮光パターンを
形成し、前記第1の遮光パターンが形成された第1の透
明基板をマスクとして密着又は近接転写により第2の透
明基板に第1の遮光パターンの反転パターンである第2
の遮光パターンを形成し、前記第1の透明基板と第2の
透明基板をそれらの遮光パターンが同一平面にあるよう
に並べてマスクとしてそれらのパターンを基準スケール
基板に密着又は近接転写することにより得られる。
画誤差をもつ一対の光反射パターンは、支持台上でその
支持台面の第1軸方向に移動する移動台に取り付けられ
た光描画手段を用いて、第1の透明基板に第1軸方向に
長く第1軸と直交する第2軸方向に所定周期をもって配
列された複数ストライプからなる第1の遮光パターンを
形成し、前記第1の遮光パターンが形成された第1の透
明基板をマスクとして密着又は近接転写により第2の透
明基板に第1の遮光パターンの反転パターンである第2
の遮光パターンを形成し、前記第1の透明基板と第2の
透明基板をそれらの遮光パターンが同一平面にあるよう
に並べてマスクとしてそれらのパターンを基準スケール
基板に密着又は近接転写することにより得られる。
【0014】この様な方法で、通常の精度の描画装置を
用いて、あるいは大面積の製図装置等を用いて得られる
パターンから出発して、仮想基準線に対して対称な描画
誤差をもつ一対の光反射パターンを得ることができ、こ
のような光反射パターンをもつ基準スケールを用いるこ
とにより、描画誤差の移動台直進制御への影響を相殺す
ることが可能になる。
用いて、あるいは大面積の製図装置等を用いて得られる
パターンから出発して、仮想基準線に対して対称な描画
誤差をもつ一対の光反射パターンを得ることができ、こ
のような光反射パターンをもつ基準スケールを用いるこ
とにより、描画誤差の移動台直進制御への影響を相殺す
ることが可能になる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。図1(a)(b)はこの発明の一実施例に係
る移動装置の構成を示す平面図と正面図である。固定の
支持台1上にはクロスローラガイド3により第1移動台
2が取り付けられている。第1移動台2は、ボールネジ
3によって、支持台1上の面内の第1軸方向(X軸方
向)に駆動される。この第1移動台2のX軸方向の直進
性の誤差及びヨー(yaw)は、機械工作精度により決
まり、10μm 程度である。
説明する。図1(a)(b)はこの発明の一実施例に係
る移動装置の構成を示す平面図と正面図である。固定の
支持台1上にはクロスローラガイド3により第1移動台
2が取り付けられている。第1移動台2は、ボールネジ
3によって、支持台1上の面内の第1軸方向(X軸方
向)に駆動される。この第1移動台2のX軸方向の直進
性の誤差及びヨー(yaw)は、機械工作精度により決
まり、10μm 程度である。
【0016】第1移動台2の上には、その直進誤差を補
償するための第2移動台である精密移動台5が、4隅に
圧電アクチュエータ6を介して取り付けられている。即
ち、精密移動台5は、圧電アクチュエータ6の駆動によ
り、支持台1の面内のX軸と直交する第2軸方向(Y軸
方向)に微小変位を与えて、Y軸方向の変位補正とヨー
(yaw)成分補正ができるようになっている。
償するための第2移動台である精密移動台5が、4隅に
圧電アクチュエータ6を介して取り付けられている。即
ち、精密移動台5は、圧電アクチュエータ6の駆動によ
り、支持台1の面内のX軸と直交する第2軸方向(Y軸
方向)に微小変位を与えて、Y軸方向の変位補正とヨー
(yaw)成分補正ができるようになっている。
【0017】支持台1の移動台2,5に隣接する領域に
は、X軸方向に長い直進性指示用基準スケール10が取
り付けられている。基準スケール10は、スケール基板
11に、一点鎖線で示すX軸と平行な仮想基準線12を
有し、この仮想基準線12に対して鏡像対称をなして一
対の光反射パターン13a,13bを形成したものであ
る。光反射パターン13a,13bはそれぞれ、X軸方
向に長く、Y軸方向には一定周期pをもってストライプ
状の光反射部と吸収部(又は透過部)が交互に配列され
たものとする。この基準スケール10の具体的な製造方
法は後述するが、これら一対の光反射パターン13a,
13bは仮想基準線12に対して対称的に配置されるだ
けでなく、仮想基準線12に対して対称的な描画誤差を
含んで形成される。
は、X軸方向に長い直進性指示用基準スケール10が取
り付けられている。基準スケール10は、スケール基板
11に、一点鎖線で示すX軸と平行な仮想基準線12を
有し、この仮想基準線12に対して鏡像対称をなして一
対の光反射パターン13a,13bを形成したものであ
る。光反射パターン13a,13bはそれぞれ、X軸方
向に長く、Y軸方向には一定周期pをもってストライプ
状の光反射部と吸収部(又は透過部)が交互に配列され
たものとする。この基準スケール10の具体的な製造方
法は後述するが、これら一対の光反射パターン13a,
13bは仮想基準線12に対して対称的に配置されるだ
けでなく、仮想基準線12に対して対称的な描画誤差を
含んで形成される。
【0018】基準スケール10の光反射パターン13
a,13bを光学的に読み取る装置として、精密移動台
5の上には、X軸方向に所定距離隔てて二つの読み取り
アーム21a,21bが取り付けられている。具体的に
この実施例では、二つのアーム21a,21bの間隔は
ヨー測定スパンとしている。読み取りアーム21a,2
1bの先端部には、基準スケール10に対して、読み取
り光ビームを照射する光照射手段、及び基準スケール1
0により変調された反射光ビームを検出する光検出手段
が設けられている。
a,13bを光学的に読み取る装置として、精密移動台
5の上には、X軸方向に所定距離隔てて二つの読み取り
アーム21a,21bが取り付けられている。具体的に
この実施例では、二つのアーム21a,21bの間隔は
ヨー測定スパンとしている。読み取りアーム21a,2
1bの先端部には、基準スケール10に対して、読み取
り光ビームを照射する光照射手段、及び基準スケール1
0により変調された反射光ビームを検出する光検出手段
が設けられている。
【0019】読み取りアーム21a,21bに設けられ
る光照射手段は、具体的には、基準スケール10に対し
てY軸方向に光反射パターン13a,13bの周期と同
じ周期pで正弦波状に光量変化する干渉縞を投光する干
渉縞投光器22により構成される。また光検出手段は、
一対の光反射パターン13a,13bと、これらに投光
される干渉縞との重なりにより得られる反射光量をそれ
ぞれ検出する一対の光検出器23a,23bにより構成
される。
る光照射手段は、具体的には、基準スケール10に対し
てY軸方向に光反射パターン13a,13bの周期と同
じ周期pで正弦波状に光量変化する干渉縞を投光する干
渉縞投光器22により構成される。また光検出手段は、
一対の光反射パターン13a,13bと、これらに投光
される干渉縞との重なりにより得られる反射光量をそれ
ぞれ検出する一対の光検出器23a,23bにより構成
される。
【0020】移動台5、従って読み取りアーム21a,
21bがY軸方向に変位すると、一対の光検出器23
a,23bの出力は、変位量pの周期の正弦波状出力と
なる。また、基準スケール10の一対の光反射パターン
l3a,13bが、幅p/2の反射部と吸収部とからな
り、且つそれらの間がpの整数倍の間隔である場合に
は、一対の光検出器23a,23bの出力は互いに位相
反転したものとなる。従って一対の検出器23a,23
bの出力の差をとることにより、Y軸方向の変位を知る
ことができる。例えば、ピッチpを光反射パターン13
a,13bの最大真直度誤差の2倍にとれば、Y軸方向
の変位読み取り精度は、p/200以上とすることがで
きる。
21bがY軸方向に変位すると、一対の光検出器23
a,23bの出力は、変位量pの周期の正弦波状出力と
なる。また、基準スケール10の一対の光反射パターン
l3a,13bが、幅p/2の反射部と吸収部とからな
り、且つそれらの間がpの整数倍の間隔である場合に
は、一対の光検出器23a,23bの出力は互いに位相
反転したものとなる。従って一対の検出器23a,23
bの出力の差をとることにより、Y軸方向の変位を知る
ことができる。例えば、ピッチpを光反射パターン13
a,13bの最大真直度誤差の2倍にとれば、Y軸方向
の変位読み取り精度は、p/200以上とすることがで
きる。
【0021】二つの読み取りアーム21a,21bにつ
いて、同様の干渉縞投光器と一対の光検出器からなる読
み取り装置が構成され、これらの読み取り装置の各光検
出器対の出力は、一種の差動回路である干渉測長回路3
1に入力され、検出された差出力は、圧電アクチュエー
タ6を制御駆動するy−yaw回路32に入力される。
y−yaw回路32では、移動台5のY軸方向の変位、
即ちX軸方向の直進性からの誤差、及びyaw成分がフ
ィードバック制御により補償される。即ちアーム21
a,21bのいずれか一方の光検出器対の出力によりY
方向変位が検出され、2対の光検出器の出力を演算処理
してyaw成分が検出される。
いて、同様の干渉縞投光器と一対の光検出器からなる読
み取り装置が構成され、これらの読み取り装置の各光検
出器対の出力は、一種の差動回路である干渉測長回路3
1に入力され、検出された差出力は、圧電アクチュエー
タ6を制御駆動するy−yaw回路32に入力される。
y−yaw回路32では、移動台5のY軸方向の変位、
即ちX軸方向の直進性からの誤差、及びyaw成分がフ
ィードバック制御により補償される。即ちアーム21
a,21bのいずれか一方の光検出器対の出力によりY
方向変位が検出され、2対の光検出器の出力を演算処理
してyaw成分が検出される。
【0022】図2(a)(b)は、以上の読み取り装置
の光学系の具体的構成を示している。干渉縞投光器22
から検出器23a,23bまでの全体の光学系は遮光容
器200に収められている。干渉縞投光器22の光源は
半導体レーザ201であり、その出力レーザ光はコリメ
ータレンズ202により平行光線となり、45°反射鏡
203で反射されて、回折格子204に入射される。回
折格子204によって入射光は零次及び±1次回折光に
分けられ、回折光成分毎には一旦投影レンズ205で集
光されて、零次成分のみ零次回折光トラップ206によ
り除かれる。
の光学系の具体的構成を示している。干渉縞投光器22
から検出器23a,23bまでの全体の光学系は遮光容
器200に収められている。干渉縞投光器22の光源は
半導体レーザ201であり、その出力レーザ光はコリメ
ータレンズ202により平行光線となり、45°反射鏡
203で反射されて、回折格子204に入射される。回
折格子204によって入射光は零次及び±1次回折光に
分けられ、回折光成分毎には一旦投影レンズ205で集
光されて、零次成分のみ零次回折光トラップ206によ
り除かれる。
【0023】そして、±1次回折光が投影レンズ207
により集光されて、それぞれ孔開きプリズム反射鏡20
8の孔を通過して、基準スケール10上に干渉縞が投光
される。このとき干渉縞のピッチは、基準スケール10
の光反射パターン13a,13bのピッチpと一致する
ように設定される。干渉縞の一部は光反射パターン13
a,13bにより破線で示すように反射され、更にプリ
ズム208で反射されて、検出レンズ209a,209
bによりそれぞれ光検出器23a,23bに集光され
る。
により集光されて、それぞれ孔開きプリズム反射鏡20
8の孔を通過して、基準スケール10上に干渉縞が投光
される。このとき干渉縞のピッチは、基準スケール10
の光反射パターン13a,13bのピッチpと一致する
ように設定される。干渉縞の一部は光反射パターン13
a,13bにより破線で示すように反射され、更にプリ
ズム208で反射されて、検出レンズ209a,209
bによりそれぞれ光検出器23a,23bに集光され
る。
【0024】一対の光検出器23a,23bで検出され
る光量は、読み取り装置の回折方向への移動に対してピ
ッチpの周期で正弦波的に変化し、且つ正弦波の位相は
反射パターンの描画誤差の量と反射パターンに対する読
み取り装置の変位の和に応じて変化する。その詳細は後
述する。
る光量は、読み取り装置の回折方向への移動に対してピ
ッチpの周期で正弦波的に変化し、且つ正弦波の位相は
反射パターンの描画誤差の量と反射パターンに対する読
み取り装置の変位の和に応じて変化する。その詳細は後
述する。
【0025】次に、図3及び図4を参照して基準スケー
ル10の製造方法を説明する。図3は、基準スケール製
造用の描画装置である。支持台301にクロスローラガ
イド302により移動台303が取り付けられ、この移
動台303はボールネジ304によりX軸方向に駆動さ
れるようになっている。移動台303上に描画アーム3
05が取り付けられ、描画アーム305の先端部に光描
画ヘッド306が取り付けられている。光描画ヘッド3
06は例えば、図2で説明したと同様の干渉縞投光器と
する。
ル10の製造方法を説明する。図3は、基準スケール製
造用の描画装置である。支持台301にクロスローラガ
イド302により移動台303が取り付けられ、この移
動台303はボールネジ304によりX軸方向に駆動さ
れるようになっている。移動台303上に描画アーム3
05が取り付けられ、描画アーム305の先端部に光描
画ヘッド306が取り付けられている。光描画ヘッド3
06は例えば、図2で説明したと同様の干渉縞投光器と
する。
【0026】この様な描画装置を用いて先ず、支持台3
01に載置した第1の透明基板401に、X軸方向に長
く、X軸と直交するY軸方向に周期pをもって配列され
た複数ストライプからなる第1の遮光パターン402を
形成する。具体的には、第1の透明基板401には予め
クロム膜が形成され、クロム膜上にレジストが塗布され
ており、これに光描画ヘッド306によってY軸方向に
周期pをもつ干渉縞パターンをX軸方向に光描画ヘッド
306を移動させながら投光して、現像する。これによ
り図4(a)に示すように第1の透明基板401に第1
の遮光パターン402が形成される。
01に載置した第1の透明基板401に、X軸方向に長
く、X軸と直交するY軸方向に周期pをもって配列され
た複数ストライプからなる第1の遮光パターン402を
形成する。具体的には、第1の透明基板401には予め
クロム膜が形成され、クロム膜上にレジストが塗布され
ており、これに光描画ヘッド306によってY軸方向に
周期pをもつ干渉縞パターンをX軸方向に光描画ヘッド
306を移動させながら投光して、現像する。これによ
り図4(a)に示すように第1の透明基板401に第1
の遮光パターン402が形成される。
【0027】次に、やはりクロム膜が形成されレジスト
が塗布された第2の透明基板403に対して、図4
(b)に示すように、第1の透明基板401を上下反転
してマスクとして密着又は近接させて配置し、露光して
現像する。これにより、第2の透明基板403上には、
第1の遮光パターン402の反転パターンとなる第2の
遮光パターン404が形成される。
が塗布された第2の透明基板403に対して、図4
(b)に示すように、第1の透明基板401を上下反転
してマスクとして密着又は近接させて配置し、露光して
現像する。これにより、第2の透明基板403上には、
第1の遮光パターン402の反転パターンとなる第2の
遮光パターン404が形成される。
【0028】こうして得られた2枚の透明基板401,
403を、図4(c)に示すように、それらの遮光パタ
ーン402,404が同一平面にあるように配置してマ
スクとして、クロム膜及びレジストが形成されたスケー
ル基板11に密着又は近接させて露光を行い、現像す
る。この様なパターン転写の繰り返しにより、スケール
基板11上には、仮想的基準線12に対して最初のパタ
ーン描画の誤差分が鏡像対称の関係で含まれる一対の光
反射パターン13a,13bを形成することができる。
403を、図4(c)に示すように、それらの遮光パタ
ーン402,404が同一平面にあるように配置してマ
スクとして、クロム膜及びレジストが形成されたスケー
ル基板11に密着又は近接させて露光を行い、現像す
る。この様なパターン転写の繰り返しにより、スケール
基板11上には、仮想的基準線12に対して最初のパタ
ーン描画の誤差分が鏡像対称の関係で含まれる一対の光
反射パターン13a,13bを形成することができる。
【0029】次に図5を参照して、図1に示した移動装
置でのパターン読み取り装置によるY軸方向変位の検出
と、描画誤差キャンセルの動作を具体的に説明する。図
5は、基準スケール10の対をなす光反射パターン13
a,13bを拡大して示している。斜線部が反射部A、
それらの間が吸収部Bであり、図では仮想基準線12の
両側に4本ずつの反射部Aを例示しているが、実際には
約100本ずつ配列される。また図では、反射パターン
13a,13bが、X軸方向位置x1,x2,x3と上
方に行くにつれて開きが大きくなるような描画誤差があ
る場合を示している。
置でのパターン読み取り装置によるY軸方向変位の検出
と、描画誤差キャンセルの動作を具体的に説明する。図
5は、基準スケール10の対をなす光反射パターン13
a,13bを拡大して示している。斜線部が反射部A、
それらの間が吸収部Bであり、図では仮想基準線12の
両側に4本ずつの反射部Aを例示しているが、実際には
約100本ずつ配列される。また図では、反射パターン
13a,13bが、X軸方向位置x1,x2,x3と上
方に行くにつれて開きが大きくなるような描画誤差があ
る場合を示している。
【0030】x1,x3につき破線で示し、x2につき
実線で示した矩形501の列は、干渉縞投光器22によ
にり明るく照明される照明部である。また位置x2につ
いて、実線で囲んだ領域502a,502bは、一対の
光検出器23a,23bによる検出領域を示している。
実線で示した矩形501の列は、干渉縞投光器22によ
にり明るく照明される照明部である。また位置x2につ
いて、実線で囲んだ領域502a,502bは、一対の
光検出器23a,23bによる検出領域を示している。
【0031】位置x2においては、光反射パターン13
a,13bの間隔は、設計値通り反射部Aと吸収部Bの
周期pの整数倍(図では5×p)に設定されており、い
ずれにおいても照射部501の光の半分が反射されて逆
位相で検出される。照射光パターンがY軸に沿って右に
ずれると、一方の光検出器13aでは出力が減少し、他
方の光検出器13bでは出力が増大するという関係にあ
る。従って、位置x2での光検出器13a,13bの出
力のY方向変位に対する変化は、図6に示すようにな
り、その差出力は投光器照射部501のY軸方向変位量
を与えることになる。
a,13bの間隔は、設計値通り反射部Aと吸収部Bの
周期pの整数倍(図では5×p)に設定されており、い
ずれにおいても照射部501の光の半分が反射されて逆
位相で検出される。照射光パターンがY軸に沿って右に
ずれると、一方の光検出器13aでは出力が減少し、他
方の光検出器13bでは出力が増大するという関係にあ
る。従って、位置x2での光検出器13a,13bの出
力のY方向変位に対する変化は、図6に示すようにな
り、その差出力は投光器照射部501のY軸方向変位量
を与えることになる。
【0032】位置x1では、光反射パターン13a,1
3bが、描画誤差により位置x2より仮想的基準線12
に近づいて、間隔が5p−Δとなっている。この位置x
2では光検出器13a,13bの出力は、図6に示すよ
うにそれぞれ左側、右側にずれて出力値もx2より小さ
くなる。しかし、光反射パターン13a,13bの描画
誤差は仮想基準線12に対して対称的であるため、それ
らの差出力は、傾きが位置x2に比べて小さくなるもの
の、零点位置は変わらず、描画誤差がキャンセルされた
変位が得られる。位置x3では、光反射パターン13
a,13bが位置x2に比べて仮想的基準線12から離
れて、間隔が5p+Δとなっている。この場合も同様
に、光検出器13a,13bの差出力をとることによ
り、図6に示すように、描画誤差が補償された変位出力
が得られる。
3bが、描画誤差により位置x2より仮想的基準線12
に近づいて、間隔が5p−Δとなっている。この位置x
2では光検出器13a,13bの出力は、図6に示すよ
うにそれぞれ左側、右側にずれて出力値もx2より小さ
くなる。しかし、光反射パターン13a,13bの描画
誤差は仮想基準線12に対して対称的であるため、それ
らの差出力は、傾きが位置x2に比べて小さくなるもの
の、零点位置は変わらず、描画誤差がキャンセルされた
変位が得られる。位置x3では、光反射パターン13
a,13bが位置x2に比べて仮想的基準線12から離
れて、間隔が5p+Δとなっている。この場合も同様
に、光検出器13a,13bの差出力をとることによ
り、図6に示すように、描画誤差が補償された変位出力
が得られる。
【0033】以上により図1の移動装置によれば、移動
台をX軸方向に移動させたとき、基準スケール10の光
反射パターンの描画誤差の影響を受けることなく、2点
でY軸方向変位を検出し、Y軸方向変位とyaw成分を
補償することができる。この実施例によると、機械工作
精度から直進性の誤差及びヨーが10μm 程度とし、基
準スケール10上の光反射パターンが10μm 程度の精
度で形成されたとしても、光学的パターン読み取りは光
反射パターンのピッチpの1/200の精度で可能であ
り、且つ光反射パターンの描画誤差は自動的に相殺され
るから、0.1〜0.01μm の精度で直進性を確保す
ることができる。
台をX軸方向に移動させたとき、基準スケール10の光
反射パターンの描画誤差の影響を受けることなく、2点
でY軸方向変位を検出し、Y軸方向変位とyaw成分を
補償することができる。この実施例によると、機械工作
精度から直進性の誤差及びヨーが10μm 程度とし、基
準スケール10上の光反射パターンが10μm 程度の精
度で形成されたとしても、光学的パターン読み取りは光
反射パターンのピッチpの1/200の精度で可能であ
り、且つ光反射パターンの描画誤差は自動的に相殺され
るから、0.1〜0.01μm の精度で直進性を確保す
ることができる。
【0034】また、従来の基準反射鏡とHe−Neレー
ザ等を用いたレーザ干渉計とにより構成されるもので
は、基準反射鏡の大きさによりストロークが制限され、
大きなストロークを実現しようとすると基準反射鏡の平
面度を確保することは困難であり、装置も極めて高価に
なるのに対して、この実施例では大きなストロークにわ
たって高精度の直進性を保つ移動装置を安価に実現する
事ができる。
ザ等を用いたレーザ干渉計とにより構成されるもので
は、基準反射鏡の大きさによりストロークが制限され、
大きなストロークを実現しようとすると基準反射鏡の平
面度を確保することは困難であり、装置も極めて高価に
なるのに対して、この実施例では大きなストロークにわ
たって高精度の直進性を保つ移動装置を安価に実現する
事ができる。
【0035】具体的にこの実施例による直進性指示装置
は、電子ビーム描画装置や露光装置、あるいはリニアス
ケールに組み込んで、ステージやスケールの移動の直進
性制御を行う場合に有効である。更には、二次元移動を
行う各種ステッパ等にも適用する事ができる。
は、電子ビーム描画装置や露光装置、あるいはリニアス
ケールに組み込んで、ステージやスケールの移動の直進
性制御を行う場合に有効である。更には、二次元移動を
行う各種ステッパ等にも適用する事ができる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、直
進性を指示するための基準となる光反射パターンを描画
誤差が相殺されるように形成した基準スケールを用い
て、大きなストローク範囲にわたって高精度の直進指示
を可能とした移動装置、及びこの移動装置に用いられる
直進性指示用基準スケールの製造方法を提供することが
できる。
進性を指示するための基準となる光反射パターンを描画
誤差が相殺されるように形成した基準スケールを用い
て、大きなストローク範囲にわたって高精度の直進指示
を可能とした移動装置、及びこの移動装置に用いられる
直進性指示用基準スケールの製造方法を提供することが
できる。
【図1】 この発明の一実施例による移動装置の構成を
示す。
示す。
【図2】 同実施例の光学的読み取り装置の構成を示
す。
す。
【図3】 同実施例の基準スケール製造用描画装置を示
す。
す。
【図4】 同実施例の基準スケールの製造工程を示す。
【図5】 同実施例の反射パターン読み取り動作説明図
である。
である。
【図6】 同実施例の反射パターン読み取り動作説明図
である。
である。
【図7】 従来の移動装置の構成を示す。
1…支持台、2…第1移動台、5…精密移動台(第2移
動台)、6…圧電アクチュエータ、10…直進性指示用
基準スケール、11…基準スケール基板、12…仮想基
準線、13a,13b…光反射パターン、21a,21
b…読み取りアーム、22…干渉縞投光器、23a,2
3b…光検出器、31…干渉測長回路、32…y−ya
w回路。
動台)、6…圧電アクチュエータ、10…直進性指示用
基準スケール、11…基準スケール基板、12…仮想基
準線、13a,13b…光反射パターン、21a,21
b…読み取りアーム、22…干渉縞投光器、23a,2
3b…光検出器、31…干渉測長回路、32…y−ya
w回路。
Claims (4)
- 【請求項1】 支持台と、 この支持台に取り付けられて支持台の面内の第1軸方向
に直進駆動される第1移動台と、 この第1移動台に前記支持台面の第1軸と直交する第2
軸方向に微小変位を与えるためのアクチュエータを介し
て取り付けられた第2移動台と、 前記支持台上に第1軸方向の所定範囲にわたって前記第
1移動台の第1軸方向の移動の直進性を指示するための
基準となる光反射パターンが形成された基準スケール
と、 前記第2移動台にそれぞれ取り付けられた、前記基準ス
ケールの光反射パターン読み取り用の光ビームを照射す
る光照射手段及び前記基準スケールからの反射光を検出
する光検出手段と、 この光検出手段の出力を処理して前記第1移動台の直進
誤差を補償するように前記アクチュエータを駆動する帰
還制御手段とを有することを特徴とする移動装置。 - 【請求項2】 前記基準スケールは、前記第1軸と平行
な仮想基準線に対して対称に、且つ対称的な描画誤差を
含んで描画形成された、第2軸方向に所定周期をもって
反射部が繰り返し配列された一対の光反射パターンを有
し、 前記光照射手段は、前記基準スケールに対して前記一対
の光反射パターンをカバーする範囲に前記光反射パター
ンの周期と等しい周期の干渉縞を作り出す干渉縞投光器
により構成され、 前記光検出手段は、前記一対の反射パターンからの反射
光をそれぞれ検出する一対の光検出器により構成され、 前記帰還制御手段は、前記一対の光検出器の出力の差を
とる差動回路と、この差動回路の出力が一定になるよう
に前記アクチュエータを駆動する駆動回路とから構成さ
れていることを特徴とする請求項1記載の移動装置。 - 【請求項3】 前記第2移動台は、前記第2方向の変位
及びヨー成分補正を可能とする複数個の圧電アクチュエ
ータにより支持され、 前記基準スケールは、前記第1軸と平行な仮想基準線に
対して対称に、且つ対称的な描画誤差を含んで描画形成
された、第2軸方向に所定周期をもって且つその周期の
整数倍の間隔だけ離して反射部が繰り返し配列された一
対の光反射パターンを有し、 前記光照射手段は、前記基準スケールに対して前記一対
の光反射パターンをカバーする範囲に前記光反射パター
ンの周期と等しい周期の干渉縞を作り出すための前記第
1軸方向に所定距離離して配置された2個の干渉縞投光
器により構成され、 前記光検出手段は、前記2個の干渉縞投光器により照射
された前記一対の反射パターンからの反射光をそれぞれ
検出して第2軸方向変位を得る2対の光検出器により構
成され、 前記帰還制御手段は、前記2対の光検出器の出力の差を
とる差動回路と、この差動回路の出力が一定になるよう
に前記複数のアクチュエータを駆動して第2軸方向変位
及びヨー成分補正を行う駆動回路とから構成されている
ことを特徴とする請求項1記載の移動装置。 - 【請求項4】 第1の透明基板に第1軸方向に長く第1
軸と直交する第2軸方向に所定周期をもって配列された
複数ストライプからなる第1の遮光パターンを形成し、 前記第1の遮光パターンが形成された第1の透明基板を
マスクとして密着又は近接転写により第2の透明基板に
前記第1の遮光パターンの反転パターンとなる第2の遮
光パターンを形成し、 前記第1の透明基板と第2の透明基板をそれらの遮光パ
ターン面が同一平面にあるように並べてマスクとしてそ
れらの遮光パターンを基準スケール基板に密着又は近接
転写することにより、基準スケール基板上に第1軸と平
行な仮想基準線に対して対称に、且つ対称的な描画誤差
をもつ一対の光反射パターンを形成することを特徴とす
る直進性指示用基準スケールの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9427495A JPH08271220A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 移動装置及びこれに用いる基準スケールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9427495A JPH08271220A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 移動装置及びこれに用いる基準スケールの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08271220A true JPH08271220A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=14105692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9427495A Pending JPH08271220A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 移動装置及びこれに用いる基準スケールの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08271220A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100668157B1 (ko) * | 2000-12-20 | 2007-01-11 | 주식회사 포스코 | 자의 정밀도 자동 교정장치 |
| JP2009074931A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Sokkia Topcon Co Ltd | 二次元座標測定機 |
| JP2012207923A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Nikon Corp | 位置検出用スケールの計測装置、位置検出用スケールの計測方法、及びスケールの製造方法 |
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1995
- 1995-03-28 JP JP9427495A patent/JPH08271220A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100668157B1 (ko) * | 2000-12-20 | 2007-01-11 | 주식회사 포스코 | 자의 정밀도 자동 교정장치 |
| JP2009074931A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Sokkia Topcon Co Ltd | 二次元座標測定機 |
| JP2012207923A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Nikon Corp | 位置検出用スケールの計測装置、位置検出用スケールの計測方法、及びスケールの製造方法 |
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