JPH08271445A - 球体外観検査方法及び球体外観検査装置 - Google Patents
球体外観検査方法及び球体外観検査装置Info
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- JPH08271445A JPH08271445A JP7294395A JP7294395A JPH08271445A JP H08271445 A JPH08271445 A JP H08271445A JP 7294395 A JP7294395 A JP 7294395A JP 7294395 A JP7294395 A JP 7294395A JP H08271445 A JPH08271445 A JP H08271445A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 球体の表面検査を光学的に高精度、高速で行
なうことの容易な球体外観検査方法と検査装置の提供。 【構成】 回転駆動機構4で定位置に所定の円周方向に
回転可能に保持された球体1の全表面を、球体1の近傍
の定位置に配置された複数の光電センサー5、…で検査
する。複数の各光電センサー5、…は、光軸を定位置の
球体1の略中心に向くように配置される。定位置の球体
1の全表面を、球体1の回転中心線と直交する輪切り方
向で連続する複数の円周部分m、…に分け、その各分割
円周部分m、…の夫々に1基ずつの光電センサー5、…
を対向させて固定配置する。駆動ローラ6で球体1を1
回転させると、各光電センサー5、…が球体1の各円周
部分m、…の全域の外観検査動作を行い、球体1の全表
面の外観検査が球体1の1回転時間の短時間内で実行さ
れる。
なうことの容易な球体外観検査方法と検査装置の提供。 【構成】 回転駆動機構4で定位置に所定の円周方向に
回転可能に保持された球体1の全表面を、球体1の近傍
の定位置に配置された複数の光電センサー5、…で検査
する。複数の各光電センサー5、…は、光軸を定位置の
球体1の略中心に向くように配置される。定位置の球体
1の全表面を、球体1の回転中心線と直交する輪切り方
向で連続する複数の円周部分m、…に分け、その各分割
円周部分m、…の夫々に1基ずつの光電センサー5、…
を対向させて固定配置する。駆動ローラ6で球体1を1
回転させると、各光電センサー5、…が球体1の各円周
部分m、…の全域の外観検査動作を行い、球体1の全表
面の外観検査が球体1の1回転時間の短時間内で実行さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼球やセラミック球等
の球体表面の疵等の欠陥の有無や、球体表面の仕上がり
状態を光学的に検査する球体の外観検査方法と外観検査
装置に関する。
の球体表面の疵等の欠陥の有無や、球体表面の仕上がり
状態を光学的に検査する球体の外観検査方法と外観検査
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】玉軸受の鋼球等の球体は、真球であると
共に表面に疵の無いことが要求されることから、球体製
造の最終段階において球体の表面疵の有無検査が行なわ
れている。この球体表面疵の有無検査の一般的な方法と
して、球体の全表面にスポット光を順に走査させて、ス
ポット光の球体表面からの反射光を受光素子で検出し
て、その受光量から球体表面疵の有無や大小を検出する
方法が知られている。
共に表面に疵の無いことが要求されることから、球体製
造の最終段階において球体の表面疵の有無検査が行なわ
れている。この球体表面疵の有無検査の一般的な方法と
して、球体の全表面にスポット光を順に走査させて、ス
ポット光の球体表面からの反射光を受光素子で検出し
て、その受光量から球体表面疵の有無や大小を検出する
方法が知られている。
【0003】上記検査方法は、具体的に次のように行な
われている。図5に示すように、図示しない回転ローラ
等で定位置に保持された球体1を定方向に回転(自転)
させ、この球体1の表面に定方向から投光素子2のスポ
ット光を投射し、その球体表面からの反射光を定位置に
設置された受光素子3で受光する。球体1が360゜回
転して球体表面のスポット光で走査された所定幅(スポ
ット光の直径に相当)の円周部分(図5の1本の子午線
L部分)が検査されると、球体1の回転軸を球体中心を
中心に定ピッチ回転(公転)させて、更に球体1を1回
転(自転)させる。このような球体1の自転と公転を連
続的に繰返し行なって、図5のスポット光走査される子
午線部分を順に移動させ、最終的に球体1の全表面にス
ポット光を走査させる。球体1の表面からの反射光を受
光する受光素子3の受光量を、予め設定された疵有無判
定の基準光量と比較処理等することで、球体1の表面の
疵の有無が検査される。
われている。図5に示すように、図示しない回転ローラ
等で定位置に保持された球体1を定方向に回転(自転)
させ、この球体1の表面に定方向から投光素子2のスポ
ット光を投射し、その球体表面からの反射光を定位置に
設置された受光素子3で受光する。球体1が360゜回
転して球体表面のスポット光で走査された所定幅(スポ
ット光の直径に相当)の円周部分(図5の1本の子午線
L部分)が検査されると、球体1の回転軸を球体中心を
中心に定ピッチ回転(公転)させて、更に球体1を1回
転(自転)させる。このような球体1の自転と公転を連
続的に繰返し行なって、図5のスポット光走査される子
午線部分を順に移動させ、最終的に球体1の全表面にス
ポット光を走査させる。球体1の表面からの反射光を受
光する受光素子3の受光量を、予め設定された疵有無判
定の基準光量と比較処理等することで、球体1の表面の
疵の有無が検査される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなスポット
光走査による球体表面疵有無の検査方法は、球体表面の
スポット光走査される子午線部分の幅、間隔を小さく
し、投受光素子による光学センサーの感度を上げること
で、疵検査精度を高くすることができる。しかし、球体
表面のスポット光走査される子午線部分の幅、間隔を小
さくする程、球体の全表面を検査するため必要な球体の
回転数が多くなり(直径10mm程度の球体で20回転
程度)、1個の球体の検査時間(サイクルタイム)が長
くなる問題があった。
光走査による球体表面疵有無の検査方法は、球体表面の
スポット光走査される子午線部分の幅、間隔を小さく
し、投受光素子による光学センサーの感度を上げること
で、疵検査精度を高くすることができる。しかし、球体
表面のスポット光走査される子午線部分の幅、間隔を小
さくする程、球体の全表面を検査するため必要な球体の
回転数が多くなり(直径10mm程度の球体で20回転
程度)、1個の球体の検査時間(サイクルタイム)が長
くなる問題があった。
【0005】また、球体の回転速度を上げる程、1回の
検査時間が短くなるが、回転速度を上げることが、次の
(a)(b)の理由で難しくて、検査時間の短縮化が難
しい問題があった。
検査時間が短くなるが、回転速度を上げることが、次の
(a)(b)の理由で難しくて、検査時間の短縮化が難
しい問題があった。
【0006】(a)球体の回転速度を上げる程、球体を
保持して回転させる回転ローラに対して球体が滑り易く
なり、球体の正確な回転が難しくなって、球体表面に検
査されない部分が生じる可能性がでてくる。このような
球体の滑りは、球体表面の油分が多い程、油分で助長さ
れる。
保持して回転させる回転ローラに対して球体が滑り易く
なり、球体の正確な回転が難しくなって、球体表面に検
査されない部分が生じる可能性がでてくる。このような
球体の滑りは、球体表面の油分が多い程、油分で助長さ
れる。
【0007】(b)球体を回転ローラや押えローラ等で
定位置に回転可能に保持しているが、球体の回転速度を
上げる程、球体を定位置に保持するローラによる球体押
圧力に大きなものを要し、このときの球体押圧力で球体
表面に疵が付く可能性が大となる。この可能性は、球体
の材料が軟質なもの程大きくて、尚更に軟質材料の球体
の外観検査の高速化を難しくしている。
定位置に回転可能に保持しているが、球体の回転速度を
上げる程、球体を定位置に保持するローラによる球体押
圧力に大きなものを要し、このときの球体押圧力で球体
表面に疵が付く可能性が大となる。この可能性は、球体
の材料が軟質なもの程大きくて、尚更に軟質材料の球体
の外観検査の高速化を難しくしている。
【0008】また、上記の(a)の理由における球体表
面の油分が、正確な検査の邪魔をすることから、検査前
に球体表面の洗浄脱脂乾燥処理を念入りに行なう必要が
あり、この洗浄脱脂乾燥処理に長時間を要していた。更
に、球体の洗浄脱脂乾燥処理後1日以内で検査をしない
と、球体の表面状態が湿気等で変化して回転速度を上げ
ることを難しくするため、球体の洗浄脱脂乾燥処理後1
日以内の早期に外観検査しなければならないといった管
理上の制約があった。
面の油分が、正確な検査の邪魔をすることから、検査前
に球体表面の洗浄脱脂乾燥処理を念入りに行なう必要が
あり、この洗浄脱脂乾燥処理に長時間を要していた。更
に、球体の洗浄脱脂乾燥処理後1日以内で検査をしない
と、球体の表面状態が湿気等で変化して回転速度を上げ
ることを難しくするため、球体の洗浄脱脂乾燥処理後1
日以内の早期に外観検査しなければならないといった管
理上の制約があった。
【0009】本発明の目的とするところは、球体の表面
検査を高精度、高速で行なうことの容易な球体外観検査
方法と装置を提供することにある。
検査を高精度、高速で行なうことの容易な球体外観検査
方法と装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、定位置で定方
向に回転する球体表面を球体回転軸と直交する輪切り方
向で連続する複数の円周部分に分け、この複数の円周部
分の各々に定方向から投光してその反射光を受光する光
電センサーを1基ずつ配置し、球体を少なくとも1回転
させて、球体表面の区分けされた複数の円周部分の各領
域の外観を対応する複数の各光電センサーの出力信号に
基づいて検査する検査方法にて、上記目的を達成するも
のである。
向に回転する球体表面を球体回転軸と直交する輪切り方
向で連続する複数の円周部分に分け、この複数の円周部
分の各々に定方向から投光してその反射光を受光する光
電センサーを1基ずつ配置し、球体を少なくとも1回転
させて、球体表面の区分けされた複数の円周部分の各領
域の外観を対応する複数の各光電センサーの出力信号に
基づいて検査する検査方法にて、上記目的を達成するも
のである。
【0011】また、本発明装置は、1個の球体を定位置
に保持して所定方向に回転させる回転駆動機構と、回転
駆動機構で定位置に保持された球体表面の球体回転軸と
直交する輪切り方向で連続する複数の円周部分の各々に
定方向から対向させて1基ずつが配置され、夫々が球体
表面の対応する円周部分に投光してその反射光を受光す
る複数の光電センサーとを具備した構造にて、上記目的
を達成するものである。
に保持して所定方向に回転させる回転駆動機構と、回転
駆動機構で定位置に保持された球体表面の球体回転軸と
直交する輪切り方向で連続する複数の円周部分の各々に
定方向から対向させて1基ずつが配置され、夫々が球体
表面の対応する円周部分に投光してその反射光を受光す
る複数の光電センサーとを具備した構造にて、上記目的
を達成するものである。
【0012】
【作用】定位置で定方向に回転する球体に対し、球体表
面を球体回転軸と直交する輪切り方向で分割された連続
する複数の円周部分に1基ずつ対応させて複数の光電セ
ンサーを固定配置して、球体を1回転させると、球体の
複数の円周部分全域の外観が対応する光電センサーで同
時に検査される。つまり、球体の全表面の外観検査が球
体の1回転で可能となって、1回の検査時間が球体の1
回転時間に短縮される。また、球体を従来より低速で回
転させても、その1回転に要する時間を短くすることが
できて1回の検査時間の短縮化が可能であるので、球体
を低速回転させて球体を定位置に保持するローラ等によ
る球体保持力を小さく設定し、球体保持力で球体表面に
疵が付くのを防止すると共に、球体表面に油分や湿気が
存在し、滑り発生のおそれがあっても、球体を少なくと
も2回以上回転させるだけでよく、たとえ複数回の回転
を行なったとしても、それに要する時間は従来に比較し
て、格段に短時間で行なうことができる。この球体表面
の油分や湿気による影響抑制で、検査前の球体表面の洗
浄脱脂乾燥処理が不要であるばかりか、油中での検査も
可能となる。
面を球体回転軸と直交する輪切り方向で分割された連続
する複数の円周部分に1基ずつ対応させて複数の光電セ
ンサーを固定配置して、球体を1回転させると、球体の
複数の円周部分全域の外観が対応する光電センサーで同
時に検査される。つまり、球体の全表面の外観検査が球
体の1回転で可能となって、1回の検査時間が球体の1
回転時間に短縮される。また、球体を従来より低速で回
転させても、その1回転に要する時間を短くすることが
できて1回の検査時間の短縮化が可能であるので、球体
を低速回転させて球体を定位置に保持するローラ等によ
る球体保持力を小さく設定し、球体保持力で球体表面に
疵が付くのを防止すると共に、球体表面に油分や湿気が
存在し、滑り発生のおそれがあっても、球体を少なくと
も2回以上回転させるだけでよく、たとえ複数回の回転
を行なったとしても、それに要する時間は従来に比較し
て、格段に短時間で行なうことができる。この球体表面
の油分や湿気による影響抑制で、検査前の球体表面の洗
浄脱脂乾燥処理が不要であるばかりか、油中での検査も
可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明方法と本発明装置を、図1乃至
図4に示す球体表面疵有無検査に適合させた一実施装置
例を参照して説明する。
図4に示す球体表面疵有無検査に適合させた一実施装置
例を参照して説明する。
【0014】図1及び図2は本発明方法を説明するため
のもので、回転駆動機構4で定位置に所定の円周方向に
回転可能に保持された球体1の全表面を、球体1の近傍
の定位置に配置された複数の光電センサー5、…で検査
する。複数の各光電センサー5、…は、投光素子と受光
素子を内蔵するもの、或いは、投光素子と受光素子を別
置きするものが適用され、図面では投光素子と受光素子
を内蔵するものが示される。この各光電センサー5、…
は、光軸を定位置の球体1の略中心に向くように配置さ
れる。
のもので、回転駆動機構4で定位置に所定の円周方向に
回転可能に保持された球体1の全表面を、球体1の近傍
の定位置に配置された複数の光電センサー5、…で検査
する。複数の各光電センサー5、…は、投光素子と受光
素子を内蔵するもの、或いは、投光素子と受光素子を別
置きするものが適用され、図面では投光素子と受光素子
を内蔵するものが示される。この各光電センサー5、…
は、光軸を定位置の球体1の略中心に向くように配置さ
れる。
【0015】回転駆動機構4は、例えば回転中心軸が水
平なスフェリコーン型駆動ローラ6と、駆動ローラ6の
一対の対向する円錐斜面とで球体1を定位置で3点保持
するサポートローラ7と、球体1を駆動ローラ6とサポ
ートローラ7に向けて押圧する押えローラ8を備える。
駆動ローラ6を駆動モータ9で図1の矢印の定方向に回
転させると、反対の定方向に球体1が回転する。サポー
トローラ7と押えローラ8は、球体1に従動回転して球
体1を定位置に保持する。
平なスフェリコーン型駆動ローラ6と、駆動ローラ6の
一対の対向する円錐斜面とで球体1を定位置で3点保持
するサポートローラ7と、球体1を駆動ローラ6とサポ
ートローラ7に向けて押圧する押えローラ8を備える。
駆動ローラ6を駆動モータ9で図1の矢印の定方向に回
転させると、反対の定方向に球体1が回転する。サポー
トローラ7と押えローラ8は、球体1に従動回転して球
体1を定位置に保持する。
【0016】定位置の球体1の全表面を、図2に示すよ
うに球体1の回転軸Xと直交する輪切り方向で連続する
複数の円周部分m、…に分けると、その各分割円周部分
m、…の夫々に1基ずつの光電センサー5、…が配置さ
れる。各光電センサー5、…は、定位置の球体1の各分
割円周部分m、…の任意の1箇所に定方向から対向する
ように配置される。各光電センサー5、…は、例えば図
1に示すように、同一平面上に放射状配列で配置され
る。即ち、球体1の回転軸両極部を両端とする半円弧線
状部分に各光電センサー5、…が、各光軸を球体1の略
中心に向けて、球体1から等距離の定位置に配置され
る。尚、光電センサー5の間隔は、検出したい傷の大き
さ等に応じて適宜設定することができる。
うに球体1の回転軸Xと直交する輪切り方向で連続する
複数の円周部分m、…に分けると、その各分割円周部分
m、…の夫々に1基ずつの光電センサー5、…が配置さ
れる。各光電センサー5、…は、定位置の球体1の各分
割円周部分m、…の任意の1箇所に定方向から対向する
ように配置される。各光電センサー5、…は、例えば図
1に示すように、同一平面上に放射状配列で配置され
る。即ち、球体1の回転軸両極部を両端とする半円弧線
状部分に各光電センサー5、…が、各光軸を球体1の略
中心に向けて、球体1から等距離の定位置に配置され
る。尚、光電センサー5の間隔は、検出したい傷の大き
さ等に応じて適宜設定することができる。
【0017】図1のように球体1を駆動ローラ6、サポ
ートローラ7、押えローラ8で定位置に保持して、駆動
ローラ6で定方向に1回転させる。この回転と共に各光
電センサー5、…を同時に作動させ、各光電センサー
5、…の受光素子が受光した受光量に相当する出力信号
を図示しない疵有無検査回路にて、予め設定された疵有
無判定の基準値と比較処理等することで、球体1の全表
面の疵の有無が検査される。つまり、各光電センサー
5、…は、球体1の各円周部分m、…での疵有無検出の
ための動作をし、球体1を少なくとも360゜の1回転
させると、各円周部分m、…の全域が検査され、球体1
の全表面が検査される。
ートローラ7、押えローラ8で定位置に保持して、駆動
ローラ6で定方向に1回転させる。この回転と共に各光
電センサー5、…を同時に作動させ、各光電センサー
5、…の受光素子が受光した受光量に相当する出力信号
を図示しない疵有無検査回路にて、予め設定された疵有
無判定の基準値と比較処理等することで、球体1の全表
面の疵の有無が検査される。つまり、各光電センサー
5、…は、球体1の各円周部分m、…での疵有無検出の
ための動作をし、球体1を少なくとも360゜の1回転
させると、各円周部分m、…の全域が検査され、球体1
の全表面が検査される。
【0018】尚、光電センサー5、…による球体1の表
面疵検査を行なう場合、疵有無判定の基準となるしきい
値を設定することが望ましい。例えば、疵無しのOK模
範の出力値を設定し、疵有りのNG模範の出力値を設定
して、この2つの出力値の中間にしきい値を設定する。
OK模範としては、外乱の影響を避けるために、良品反
射光量の70〜80%に相当する表面の曇った球体を使
用し、NG模範としては、検出したい疵の反射光量に相
当した表面の曇った球体を使用すればよい。以上のよう
にしきい値を設定すると、球体1に疵が有る場合、この
疵がしきい値以下の出力に相当する疵であれば、球体1
が1回転する間に各光電センサー5、…のいずれかが疵
を検出して、疵有りの判定が行なわれる。
面疵検査を行なう場合、疵有無判定の基準となるしきい
値を設定することが望ましい。例えば、疵無しのOK模
範の出力値を設定し、疵有りのNG模範の出力値を設定
して、この2つの出力値の中間にしきい値を設定する。
OK模範としては、外乱の影響を避けるために、良品反
射光量の70〜80%に相当する表面の曇った球体を使
用し、NG模範としては、検出したい疵の反射光量に相
当した表面の曇った球体を使用すればよい。以上のよう
にしきい値を設定すると、球体1に疵が有る場合、この
疵がしきい値以下の出力に相当する疵であれば、球体1
が1回転する間に各光電センサー5、…のいずれかが疵
を検出して、疵有りの判定が行なわれる。
【0019】以上のように球体1の全表面の疵有無検査
は、球体1を少なくとも1回転させるだけで可能となる
結果、1回の検査時間が球体1の1回転時間に大幅に短
縮される。この検査時間の大幅な短縮化は、球体1を従
来より多少低速回転させても可能である。
は、球体1を少なくとも1回転させるだけで可能となる
結果、1回の検査時間が球体1の1回転時間に大幅に短
縮される。この検査時間の大幅な短縮化は、球体1を従
来より多少低速回転させても可能である。
【0020】球体1を低速回転させるようにすると、押
えローラ8による球体1の押圧力を小さく設定して、各
ローラで球体1が疵付けられることを抑制することが可
能となる。また、球体1の1回転と低速回転化で、球体
1の表面に多少の油分や湿気分が在り球体1の回転に滑
りが発生しても、これに影響を受けず、正確な検査が可
能となる。従って、球体1の検査前の脱脂乾燥処理を簡
素化または不要とすることが可能となる。
えローラ8による球体1の押圧力を小さく設定して、各
ローラで球体1が疵付けられることを抑制することが可
能となる。また、球体1の1回転と低速回転化で、球体
1の表面に多少の油分や湿気分が在り球体1の回転に滑
りが発生しても、これに影響を受けず、正確な検査が可
能となる。従って、球体1の検査前の脱脂乾燥処理を簡
素化または不要とすることが可能となる。
【0021】次に図3及び図4の球体外観検査装置を説
明すると、この装置は図1の各ローラ6、7、8とを備
えた回転駆動機構4と、複数の光電センサー5、…を放
射状に支持するセンサーヘッド10とを、固定されたフ
レーム11に設置して主要部を構成する。回転駆動機構
4には、回転駆動機構4に球体1を1個ずつ供給する供
給シュート12と、回転駆動機構4から検査済みの球体
1を取り出す排出シュート13が付設される。
明すると、この装置は図1の各ローラ6、7、8とを備
えた回転駆動機構4と、複数の光電センサー5、…を放
射状に支持するセンサーヘッド10とを、固定されたフ
レーム11に設置して主要部を構成する。回転駆動機構
4には、回転駆動機構4に球体1を1個ずつ供給する供
給シュート12と、回転駆動機構4から検査済みの球体
1を取り出す排出シュート13が付設される。
【0022】回転駆動機構4の駆動ローラ6は、フレー
ム11の定位置に回転軸を水平にして設置され、この駆
動ローラ6の外周上部近傍に供給シュート12の傾斜下
位の先端が位置するように供給シュート12がフレーム
11に固定される。回転駆動機構4のサポートローラ7
は、駆動ローラ6の外周上部の供給シュート12と反対
側に、駆動ローラ6に接近離反する横方向に揺動可能に
設置される。サポートローラ7は、フレーム11の下部
に設置したシリンダ14で横方向に回転揺動される揺動
アーム15の上端部に回転可能に連結される。サポート
ローラ7の真下に排出シュート13が固定配置される。
回転駆動機構4の押えローラ8は、フレーム11の上部
に設置されたシリンダ16で上下方向に揺動する揺動ア
ーム17の先端に回転可能に連結される。揺動アーム1
7の揺動で押えローラ8は、駆動ローラ6の上方で駆動
ローラ6と接近離反する上下方向に揺動する。
ム11の定位置に回転軸を水平にして設置され、この駆
動ローラ6の外周上部近傍に供給シュート12の傾斜下
位の先端が位置するように供給シュート12がフレーム
11に固定される。回転駆動機構4のサポートローラ7
は、駆動ローラ6の外周上部の供給シュート12と反対
側に、駆動ローラ6に接近離反する横方向に揺動可能に
設置される。サポートローラ7は、フレーム11の下部
に設置したシリンダ14で横方向に回転揺動される揺動
アーム15の上端部に回転可能に連結される。サポート
ローラ7の真下に排出シュート13が固定配置される。
回転駆動機構4の押えローラ8は、フレーム11の上部
に設置されたシリンダ16で上下方向に揺動する揺動ア
ーム17の先端に回転可能に連結される。揺動アーム1
7の揺動で押えローラ8は、駆動ローラ6の上方で駆動
ローラ6と接近離反する上下方向に揺動する。
【0023】センサーヘッド10は、各ローラ6、7、
8で所定の検査ポジションに配置された球体1の中心か
ら等距離に各光電センサー5、…を水平に支持する。セ
ンサーヘッド10は、供給シュート12と反対側に水平
に設置される。
8で所定の検査ポジションに配置された球体1の中心か
ら等距離に各光電センサー5、…を水平に支持する。セ
ンサーヘッド10は、供給シュート12と反対側に水平
に設置される。
【0024】図3及び図4の球体外観検査装置は、次の
ように球体1の表面検査を行なう。検査される球体1が
供給シュート12に投入されると、供給シュート12の
先端近くのフレーム11に設置された一個定配装置18
の1回転動作でもって、球体1が1個ずつ検査ポジショ
ンに送られる。検査ポジションは、各ローラ6、7、8
の中央部に設置され、供給シュート12から1個の球体
1が駆動ローラ6上に供給されると、球体1は上限位置
に在る押えローラ8の下を通過し、前進位置に在るサポ
ートローラ7に当たって検査ポジションに一時停止させ
られる。同時的に押えローラ8が下降して、検査ポジシ
ョンの球体1を所定の荷重で押圧する。駆動ローラ6は
常時回転しており、押えローラ8が球体1を押圧する
と、球体1が滑ること無く回転を始める。
ように球体1の表面検査を行なう。検査される球体1が
供給シュート12に投入されると、供給シュート12の
先端近くのフレーム11に設置された一個定配装置18
の1回転動作でもって、球体1が1個ずつ検査ポジショ
ンに送られる。検査ポジションは、各ローラ6、7、8
の中央部に設置され、供給シュート12から1個の球体
1が駆動ローラ6上に供給されると、球体1は上限位置
に在る押えローラ8の下を通過し、前進位置に在るサポ
ートローラ7に当たって検査ポジションに一時停止させ
られる。同時的に押えローラ8が下降して、検査ポジシ
ョンの球体1を所定の荷重で押圧する。駆動ローラ6は
常時回転しており、押えローラ8が球体1を押圧する
と、球体1が滑ること無く回転を始める。
【0025】球体1が1回転して表面検査が終了する
と、サポートローラ7が駆動ローラ6から離反する方向
に後退する。すると検査ポジションに在る検査済みの球
体1が排出シュート13上へと落下して、排出シュート
13で外部に取り出される。前後して供給シュート12
から次の球体1が検査ポジションに供給される。
と、サポートローラ7が駆動ローラ6から離反する方向
に後退する。すると検査ポジションに在る検査済みの球
体1が排出シュート13上へと落下して、排出シュート
13で外部に取り出される。前後して供給シュート12
から次の球体1が検査ポジションに供給される。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、球体を定位置で定方向
に1回転させると、球体の複数に分割された円周部分の
外観が対応する複数の光電センサーで同時に検査され
て、球体の全表面の外観検査が行なわれるので、1回の
検査時間が球体の1回転時間に大幅に短縮される。この
検査時間の短縮化で、球体の低速回転化が可能となり、
この低速回転化で、球体を定位置に保持するローラ等に
よる球体保持力を小さく設定して、球体保持力で球体表
面に疵が付くのを抑制することや、球体表面の油分や湿
気による球体回転時の滑り発生を抑制することができ
る。更に、球体表面の油分や湿気による影響軽減化で、
検査前の球体表面の洗浄脱脂処理を簡素化または不要と
し、簡単、短時間に行なうことが容易になる。
に1回転させると、球体の複数に分割された円周部分の
外観が対応する複数の光電センサーで同時に検査され
て、球体の全表面の外観検査が行なわれるので、1回の
検査時間が球体の1回転時間に大幅に短縮される。この
検査時間の短縮化で、球体の低速回転化が可能となり、
この低速回転化で、球体を定位置に保持するローラ等に
よる球体保持力を小さく設定して、球体保持力で球体表
面に疵が付くのを抑制することや、球体表面の油分や湿
気による球体回転時の滑り発生を抑制することができ
る。更に、球体表面の油分や湿気による影響軽減化で、
検査前の球体表面の洗浄脱脂処理を簡素化または不要と
し、簡単、短時間に行なうことが容易になる。
【図1】本発明方法を説明するための球体外観検査装置
の要部の概略を示す斜視図。
の要部の概略を示す斜視図。
【図2】本発明方法で外観検査される球体の斜視図。
【図3】本発明装置の実施例を示す一部省略部分を含む
平面図。
平面図。
【図4】図3装置の正面図。
【図5】従来方法で外観検査される球体の斜視図。
1 球体 m 複数の円周部分 4 回転駆動機構 5 複数の光電センサー
Claims (3)
- 【請求項1】 定位置で定方向に回転する球体の表面
を、この球体の回転軸と直交する輪切り方向で、連続し
た複数の円周部分に分け、この複数の円周部分の各々に
対して定方向から投光してその反射光を受光する光電セ
ンサーを1基ずつ配置し、球体を少なくとも1回転させ
て、球体表面の区分けされた円周部分の外観を対応する
各光電センサーの出力信号に基づいて検査することを特
徴とする球体外観検査方法。 - 【請求項2】 1個の球体を定位置に保持して所定方向
に回転させる回転駆動機構と、回転駆動機構で定位置に
保持された球体の表面の、この球体の回転軸と直交する
輪切り方向で区分けされた連続する複数の円周部分の各
々に定方向から対向させて1基ずつが配置され、夫々が
対応した前記円周部分に投光してその反射光を受光する
複数の光電センサーとを具備したことを特徴とする球体
外観検査装置。 - 【請求項3】 前記複数の光電センサーが、球体表面の
回転軸両極部を両端とする半円弧線状部分に対向させて
同一平面上に一連に固定配置され、かつ、各光電センサ
ーの光軸が球体の略中心に向けられていることを特徴と
する請求項2記載の球体外観検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7294395A JPH08271445A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 球体外観検査方法及び球体外観検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7294395A JPH08271445A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 球体外観検査方法及び球体外観検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08271445A true JPH08271445A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13503976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7294395A Withdrawn JPH08271445A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 球体外観検査方法及び球体外観検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08271445A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2764397A1 (fr) * | 1997-06-09 | 1998-12-11 | Aerospatiale | Procede et dispositif de prises de vues spheriques pour la realisation d'une matrice d'images 3d d'un objet |
| JP2013535017A (ja) * | 2011-08-10 | 2013-09-09 | 天津大学 | マルチイメージセンサによる鋼球表面展開方法及び装置 |
| CN103308596A (zh) * | 2013-05-28 | 2013-09-18 | 山东科技大学 | 一种钢球表面质量检测系统 |
| CN103954635A (zh) * | 2010-01-07 | 2014-07-30 | 日化陶股份有限公司 | 陶瓷球体检查装置 |
| CN105527300A (zh) * | 2016-01-18 | 2016-04-27 | 哈尔滨理工大学 | 一种螺旋运动式钢球表面展开机构 |
| CN105784721A (zh) * | 2016-04-28 | 2016-07-20 | 宁波百加百测控设备有限公司 | 一种基于机器视觉的轴承检测装置 |
| CN107552406A (zh) * | 2017-08-18 | 2018-01-09 | 江苏力星通用钢球股份有限公司 | 一种成品海上风电大球探伤工艺 |
| CN110961363A (zh) * | 2019-12-06 | 2020-04-07 | 深圳市博隽科技有限公司 | 一种磁体光学分选机 |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP7294395A patent/JPH08271445A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2764397A1 (fr) * | 1997-06-09 | 1998-12-11 | Aerospatiale | Procede et dispositif de prises de vues spheriques pour la realisation d'une matrice d'images 3d d'un objet |
| WO1998056543A1 (fr) * | 1997-06-09 | 1998-12-17 | Eric Belmon | Procede et dispositif de prises de vues spheriques pour la realisation d'une matrice d'images 3d d'un objet |
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| EP3056895A1 (en) * | 2010-01-07 | 2016-08-17 | Nikkato Corporation | Device for inspecting ceramic sphere |
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| CN103308596A (zh) * | 2013-05-28 | 2013-09-18 | 山东科技大学 | 一种钢球表面质量检测系统 |
| CN103308596B (zh) * | 2013-05-28 | 2016-03-16 | 山东科技大学 | 一种钢球表面质量检测系统 |
| CN105527300A (zh) * | 2016-01-18 | 2016-04-27 | 哈尔滨理工大学 | 一种螺旋运动式钢球表面展开机构 |
| CN105784721A (zh) * | 2016-04-28 | 2016-07-20 | 宁波百加百测控设备有限公司 | 一种基于机器视觉的轴承检测装置 |
| CN107552406A (zh) * | 2017-08-18 | 2018-01-09 | 江苏力星通用钢球股份有限公司 | 一种成品海上风电大球探伤工艺 |
| CN110961363A (zh) * | 2019-12-06 | 2020-04-07 | 深圳市博隽科技有限公司 | 一种磁体光学分选机 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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