JPH08273124A - スピンバルブ膜 - Google Patents
スピンバルブ膜Info
- Publication number
- JPH08273124A JPH08273124A JP9772595A JP9772595A JPH08273124A JP H08273124 A JPH08273124 A JP H08273124A JP 9772595 A JP9772595 A JP 9772595A JP 9772595 A JP9772595 A JP 9772595A JP H08273124 A JPH08273124 A JP H08273124A
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- JP
- Japan
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- layer
- film
- magnetic layer
- magnetic
- spin valve
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 第1磁性層/非磁性層/第2磁性層/磁化固
定層の4層膜を基本構造とする積層膜からなる磁気抵抗
効果素子用スピンバルブ膜の磁気抵抗変化率の向上と低
磁場での保磁力に起因するヒステリシスの低減。 【構成】 第1磁性層をCoとNiFe多層膜から構成
することにより、高磁気抵抗変化と低保磁力を図ること
が可能となり、更に同時に第2磁性層もCoとNiFe
多層膜から構成するか、あるいは第2磁性層をCo層と
することにより、安定的にかかる効果が得られる。
定層の4層膜を基本構造とする積層膜からなる磁気抵抗
効果素子用スピンバルブ膜の磁気抵抗変化率の向上と低
磁場での保磁力に起因するヒステリシスの低減。 【構成】 第1磁性層をCoとNiFe多層膜から構成
することにより、高磁気抵抗変化と低保磁力を図ること
が可能となり、更に同時に第2磁性層もCoとNiFe
多層膜から構成するか、あるいは第2磁性層をCo層と
することにより、安定的にかかる効果が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高密度磁気記録装置
用磁気ディスク装置または磁気エンコーダ装置等に用い
られるスピンバルブ型磁気抵抗効果素子を構成している
スピンバルブ膜の改良に係り、磁性層に特定の積層構造
からなるCo層とNiFeとの多層膜を用いることによ
り、磁気抵抗変化率の向上と低磁場での保磁力に起因す
るヒステリシスの低減を達成したスピンバルブ膜に関す
る。
用磁気ディスク装置または磁気エンコーダ装置等に用い
られるスピンバルブ型磁気抵抗効果素子を構成している
スピンバルブ膜の改良に係り、磁性層に特定の積層構造
からなるCo層とNiFeとの多層膜を用いることによ
り、磁気抵抗変化率の向上と低磁場での保磁力に起因す
るヒステリシスの低減を達成したスピンバルブ膜に関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気抵抗効果は、所謂パーマロイ(Ni
Fe)等の薄膜において、磁化方向とセンス電流の方向
とがなす角度によって抵抗値が変化することを利用する
もので、磁束そのものを感知するため、従来の誘導型ヘ
ッドに代わるものとして期待されている。しかし、Ni
Feを用いた磁気抵抗効果素子の磁気抵抗変化率(MR
比)は高々2%程度であり、更なる記録密度の向上のた
めにはMR比を向上させ、磁気抵抗効果素子の感度を高
める必要がある。
Fe)等の薄膜において、磁化方向とセンス電流の方向
とがなす角度によって抵抗値が変化することを利用する
もので、磁束そのものを感知するため、従来の誘導型ヘ
ッドに代わるものとして期待されている。しかし、Ni
Feを用いた磁気抵抗効果素子の磁気抵抗変化率(MR
比)は高々2%程度であり、更なる記録密度の向上のた
めにはMR比を向上させ、磁気抵抗効果素子の感度を高
める必要がある。
【0003】かかる磁気抵抗効果素子において、特開平
4−358310号公報により開示されているようなス
ピンバルブ型磁気抵抗効果素子を使用することによっ
て、感度を高めることができる。スピンバルブ型磁気抵
抗効果素子では、第1磁性層/非磁性層/第2磁性層/
磁化固定層の4層構造が基本となっており、第2磁性層
は磁化固定層により磁化の向きを固定されており、第1
磁性層は外部からの信号磁場によって磁化の向きを変化
させ、2つの強磁性金属層の磁化がなす角度に依存して
電気抵抗の変化が生じ、電気抵抗の変化を検出するため
に素子端部に形成された1対の電極によって再生信号が
検出される。
4−358310号公報により開示されているようなス
ピンバルブ型磁気抵抗効果素子を使用することによっ
て、感度を高めることができる。スピンバルブ型磁気抵
抗効果素子では、第1磁性層/非磁性層/第2磁性層/
磁化固定層の4層構造が基本となっており、第2磁性層
は磁化固定層により磁化の向きを固定されており、第1
磁性層は外部からの信号磁場によって磁化の向きを変化
させ、2つの強磁性金属層の磁化がなす角度に依存して
電気抵抗の変化が生じ、電気抵抗の変化を検出するため
に素子端部に形成された1対の電極によって再生信号が
検出される。
【0004】また、磁気抵抗効果膜は薄くなると磁気抵
抗効果が減少するため、例えばDieny等の「J.
Appl. Phys., vol. 69 no.
8,p4774〜4779 (1991)」には、Fe
MnをNiFe膜の磁化固定膜として利用し、非磁性C
uをはさんだもう片方のフリーなNiFe膜との磁化の
向きにより、磁気抵抗効果が変化することを使って、大
きな磁気抵抗効果を得ようとする試みがある。
抗効果が減少するため、例えばDieny等の「J.
Appl. Phys., vol. 69 no.
8,p4774〜4779 (1991)」には、Fe
MnをNiFe膜の磁化固定膜として利用し、非磁性C
uをはさんだもう片方のフリーなNiFe膜との磁化の
向きにより、磁気抵抗効果が変化することを使って、大
きな磁気抵抗効果を得ようとする試みがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、NiF
e膜を磁性層に用いた場合は、低磁場での保磁力に起因
するヒステリシスは小さいが、磁気抵抗変化率は4%程
度であり、更に高い磁気抵抗変化率が望まれている。ま
た、Coを磁性層に用いた場合は磁気抵抗変化は8%程
度と大きくなるが、低磁場での保磁力に起因するヒステ
リシスが20Oe程度と大きくなり、磁気抵抗効果型ヘ
ッドとして利用するには大きな問題となっている。
e膜を磁性層に用いた場合は、低磁場での保磁力に起因
するヒステリシスは小さいが、磁気抵抗変化率は4%程
度であり、更に高い磁気抵抗変化率が望まれている。ま
た、Coを磁性層に用いた場合は磁気抵抗変化は8%程
度と大きくなるが、低磁場での保磁力に起因するヒステ
リシスが20Oe程度と大きくなり、磁気抵抗効果型ヘ
ッドとして利用するには大きな問題となっている。
【0006】この発明は、上述のごとく、第1磁性層/
非磁性層/第2磁性層/磁化固定層の4層膜を基本構造
とする積層膜からなる磁気抵抗効果素子用スピンバルブ
膜の現状に鑑み、磁気抵抗変化率の向上と低磁場での保
磁力に起因するヒステリシスの低減を達成したスピンバ
ルブ膜の提供を目的としている。
非磁性層/第2磁性層/磁化固定層の4層膜を基本構造
とする積層膜からなる磁気抵抗効果素子用スピンバルブ
膜の現状に鑑み、磁気抵抗変化率の向上と低磁場での保
磁力に起因するヒステリシスの低減を達成したスピンバ
ルブ膜の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明者は、磁気抵抗変化
率の向上と低磁場での保磁力の低減を目的にスピンバル
ブ膜の積層構造について種々検討したところ、少なくと
も第1磁性層をCo層とNiFe層の多層膜にすること
により、磁気抵抗変化はCo層を用いたスピンバルブ膜
程度と高く、低磁場での保磁力はNiFe層を用いたス
ピンバルブ膜程度になることを知見し、この発明を完成
した。
率の向上と低磁場での保磁力の低減を目的にスピンバル
ブ膜の積層構造について種々検討したところ、少なくと
も第1磁性層をCo層とNiFe層の多層膜にすること
により、磁気抵抗変化はCo層を用いたスピンバルブ膜
程度と高く、低磁場での保磁力はNiFe層を用いたス
ピンバルブ膜程度になることを知見し、この発明を完成
した。
【0008】すなわち、この発明は、第1磁性層/非磁
性層/第2磁性層/磁化固定層の4層膜を基本構造とす
る積層膜からなる磁気抵抗効果素子用スピンバルブ膜に
おいて、第1磁性層、第2磁性層のいずれもがCo層と
NiFeとの多層膜から構成され、各多層膜中の各Co
層の厚みが3Å〜8ÅでかつCo総膜厚が12Å以上で
あることを特徴とするスピンバルブ膜である。
性層/第2磁性層/磁化固定層の4層膜を基本構造とす
る積層膜からなる磁気抵抗効果素子用スピンバルブ膜に
おいて、第1磁性層、第2磁性層のいずれもがCo層と
NiFeとの多層膜から構成され、各多層膜中の各Co
層の厚みが3Å〜8ÅでかつCo総膜厚が12Å以上で
あることを特徴とするスピンバルブ膜である。
【0009】また、この発明は、第1磁性層/非磁性層
/第2磁性層/磁化固定層の4層膜を基本構造とする積
層膜からなる磁気抵抗効果素子用スピンバルブ膜におい
て、第1磁性層がCo層とNiFeとの多層膜から構成
され、この多層膜中の各Co層の厚みが3Å〜8Åでか
つCo総膜厚が12Å以上であり、第2磁性層がCo層
のみで構成されることを特徴とするスピンバルブ膜であ
る。
/第2磁性層/磁化固定層の4層膜を基本構造とする積
層膜からなる磁気抵抗効果素子用スピンバルブ膜におい
て、第1磁性層がCo層とNiFeとの多層膜から構成
され、この多層膜中の各Co層の厚みが3Å〜8Åでか
つCo総膜厚が12Å以上であり、第2磁性層がCo層
のみで構成されることを特徴とするスピンバルブ膜であ
る。
【0010】
【作用】この発明によるスピンバルブ膜の作用をCoと
NiFeの多層膜の構成とCo膜厚及びCo層膜厚の限
定理由とともに説明する。この発明の第1磁性層/非磁
性層/第2磁性層/磁化固定層の4層膜を基本構造とす
る積層膜において、第1磁性層をCoとNiFe多層膜
から構成することにより、高磁気抵抗変化と低保磁力を
図ることが可能となり、更に同時に第2磁性層もCoと
NiFe多層膜から構成するか、あるいは第2磁性層を
Co層とすることにより、安定的にかかる効果が得られ
る。
NiFeの多層膜の構成とCo膜厚及びCo層膜厚の限
定理由とともに説明する。この発明の第1磁性層/非磁
性層/第2磁性層/磁化固定層の4層膜を基本構造とす
る積層膜において、第1磁性層をCoとNiFe多層膜
から構成することにより、高磁気抵抗変化と低保磁力を
図ることが可能となり、更に同時に第2磁性層もCoと
NiFe多層膜から構成するか、あるいは第2磁性層を
Co層とすることにより、安定的にかかる効果が得られ
る。
【0011】第1磁性層と第2磁性層、あるいは第1磁
性層のいずれの磁性層がCo層とNiFeとの多層膜か
ら構成される場合も、各Co層の厚みが3Å未満である
とCo原子層数は2層程度であり、ポーラスな部分も多
く、磁気抵抗変化率を向上させる効果が少なく、逆に8
Åを越えると磁気抵抗変化率の向上効果は高いが、C軸
配向した結晶磁気異方性が現れるためヒステリシスが大
きくなり好ましくないため、多層膜中の各Co層の厚み
は3Å〜8Åに限定する。
性層のいずれの磁性層がCo層とNiFeとの多層膜か
ら構成される場合も、各Co層の厚みが3Å未満である
とCo原子層数は2層程度であり、ポーラスな部分も多
く、磁気抵抗変化率を向上させる効果が少なく、逆に8
Åを越えると磁気抵抗変化率の向上効果は高いが、C軸
配向した結晶磁気異方性が現れるためヒステリシスが大
きくなり好ましくないため、多層膜中の各Co層の厚み
は3Å〜8Åに限定する。
【0012】また、第1磁性層と第2磁性層あるいは第
1磁性層のみの各多層膜中のCoの総膜厚は、12Å未
満では得られる磁気抵抗変化率が不安定で、Co層の薄
い層をNiFe/Cu間に挿入する場合も、安定した磁
気抵抗変化率を得るためには、Coの総膜厚を12Å以
上にする必要がある。
1磁性層のみの各多層膜中のCoの総膜厚は、12Å未
満では得られる磁気抵抗変化率が不安定で、Co層の薄
い層をNiFe/Cu間に挿入する場合も、安定した磁
気抵抗変化率を得るためには、Coの総膜厚を12Å以
上にする必要がある。
【0013】この発明において、第1磁性層をCoとN
iFeの多層膜、第2磁性層をCo層で構成する場合、
第2磁性層のCo層の厚みは、磁化固定層との交換相互
作用磁場の大きさを考慮して、20Å〜40Åが好まし
い。また、非磁性層としては電気抵抗の低いCuもしく
はNiFe、Coとの反応性の低いTaが良好である。
磁化固定層としては、交換相互作用磁界が大きいFeM
nもしくは耐食性に優れたNiO等の反強磁性体が良好
である。
iFeの多層膜、第2磁性層をCo層で構成する場合、
第2磁性層のCo層の厚みは、磁化固定層との交換相互
作用磁場の大きさを考慮して、20Å〜40Åが好まし
い。また、非磁性層としては電気抵抗の低いCuもしく
はNiFe、Coとの反応性の低いTaが良好である。
磁化固定層としては、交換相互作用磁界が大きいFeM
nもしくは耐食性に優れたNiO等の反強磁性体が良好
である。
【0014】
実施例1 2インチ平方のガラス基板上に、第1磁性層(90Å)
/Cu(25Å)/第2磁性層(36Å)/FeMn
(100Å)の積層構成のスピンバルブ膜の作製に際
し、第1磁性層と第2磁性層がNiFeもしくはCoで
あるもの、CoとNiFeの多層膜の組み合わせである
ものをそれぞれRFスパッタ装置を用いて成膜した。ス
パッタは一方向磁場中で500W、Arガス圧1mTo
rrで行った。
/Cu(25Å)/第2磁性層(36Å)/FeMn
(100Å)の積層構成のスピンバルブ膜の作製に際
し、第1磁性層と第2磁性層がNiFeもしくはCoで
あるもの、CoとNiFeの多層膜の組み合わせである
ものをそれぞれRFスパッタ装置を用いて成膜した。ス
パッタは一方向磁場中で500W、Arガス圧1mTo
rrで行った。
【0015】得られた種々のスピンバルブ膜の磁気抵抗
変化率と第1磁性層の保磁力に起因するヒステリシスを
±50Oeの範囲で4端子法にて測定した結果を、第1
磁性層と第2磁性層の構成とともに表1に示す。Coと
NiFeの多層膜では、磁気抵抗変化率が高くかつヒス
テリシスは小さく、特性が良好であること、またその組
み合わせとして第1磁性層と第2磁性層を同時に多層膜
にするか、または第1磁性層に多層膜、第2磁性層はC
o層にする組み合わせのみが良好であることが分かる。
変化率と第1磁性層の保磁力に起因するヒステリシスを
±50Oeの範囲で4端子法にて測定した結果を、第1
磁性層と第2磁性層の構成とともに表1に示す。Coと
NiFeの多層膜では、磁気抵抗変化率が高くかつヒス
テリシスは小さく、特性が良好であること、またその組
み合わせとして第1磁性層と第2磁性層を同時に多層膜
にするか、または第1磁性層に多層膜、第2磁性層はC
o層にする組み合わせのみが良好であることが分かる。
【0016】実施例2 2インチ平方のガラス基板上に実施例1と同様条件のR
Fスパッタ装置を用いて、第1磁性層/Cu(26Å)
/第2磁性層/FeMn(100Å)の積層構造で、第
1磁性層と第2磁性層が多層膜、第1磁性層が多層膜で
第2磁性層がCo層からなる2種のスピンバルブ膜の作
製に際し、多層膜の各Co厚みを種々変化させて成膜し
た。得られた種々のスピンバルブ膜の磁気抵抗変化率と
第1磁性層の保磁力に起因するヒステリシスを±50O
eの範囲で4端子法にて測定した結果を、第1磁性層と
第2磁性層の構成とともに表2に示す。
Fスパッタ装置を用いて、第1磁性層/Cu(26Å)
/第2磁性層/FeMn(100Å)の積層構造で、第
1磁性層と第2磁性層が多層膜、第1磁性層が多層膜で
第2磁性層がCo層からなる2種のスピンバルブ膜の作
製に際し、多層膜の各Co厚みを種々変化させて成膜し
た。得られた種々のスピンバルブ膜の磁気抵抗変化率と
第1磁性層の保磁力に起因するヒステリシスを±50O
eの範囲で4端子法にて測定した結果を、第1磁性層と
第2磁性層の構成とともに表2に示す。
【0017】多層膜中の各Co膜厚が3Å未満のスピン
バルブ膜ではヒステリシスは小さいが磁気抵抗変化率の
変化も小さく、多層化メリットが小さく、また、多層膜
のCo膜厚が8Åを越えるスピンバルブ膜では、磁気抵
抗変化率の変化は大きいが、ヒステリシスも大きくな
り、多層化のメリットが小さく、多層膜中の各Co膜1
層当たりのCo膜層が3Å〜8Åのスピンバルブ膜は、
磁気抵抗変化率の変化が大きく、ヒステリシスは小さ
く、特性が良好であることを確認した。
バルブ膜ではヒステリシスは小さいが磁気抵抗変化率の
変化も小さく、多層化メリットが小さく、また、多層膜
のCo膜厚が8Åを越えるスピンバルブ膜では、磁気抵
抗変化率の変化は大きいが、ヒステリシスも大きくな
り、多層化のメリットが小さく、多層膜中の各Co膜1
層当たりのCo膜層が3Å〜8Åのスピンバルブ膜は、
磁気抵抗変化率の変化が大きく、ヒステリシスは小さ
く、特性が良好であることを確認した。
【0018】実施例3 2インチ平方のガラス基板上に、積層数nの[NiFe
(10Å)/Co(4Å)]/Cu(2Å)/Co(3
5Å)/NiO(250Å)の積層構造と、積層数nの
[NiFe(24Å)/Co(4Å)]/Cu(26
Å)/Co(35Å)/NiO(250Å)の積層構造
からなる2種のスピンバルブ膜の製造に際して、多層膜
中のCoの積層数nを1から4として、実施例1と同様
条件のRFスパッタ装置を用いて成膜し、多層膜におけ
るCo総膜厚の影響について検討した。
(10Å)/Co(4Å)]/Cu(2Å)/Co(3
5Å)/NiO(250Å)の積層構造と、積層数nの
[NiFe(24Å)/Co(4Å)]/Cu(26
Å)/Co(35Å)/NiO(250Å)の積層構造
からなる2種のスピンバルブ膜の製造に際して、多層膜
中のCoの積層数nを1から4として、実施例1と同様
条件のRFスパッタ装置を用いて成膜し、多層膜におけ
るCo総膜厚の影響について検討した。
【0019】得られた種々のスピンバルブ膜の磁気抵抗
変化率と第1磁性層の保磁力に起因するヒステリシスを
±50Oeの範囲で4端子法にて測定した結果を、第1
磁性層と第2磁性層の構成とともに表3に示す。いずれ
の積層構成において、n≦2では磁気抵抗変化率は小さ
く、n=3以上で磁気抵抗変化率は安定している。この
ことは多層膜のCo総膜厚が12Å未満のスピンバルブ
膜では磁気抵抗変化率は不安定であることを示してお
り、Co層の薄い層をNiFe/Cu間に挿入する場合
も、安定した磁気抵抗変化率を得るためには、Co層を
厚くせざるをえず、保磁力が大きくなるため、この発明
の磁性層の多層化により、高磁気抵抗変化率と低保磁力
の目的が達成される。
変化率と第1磁性層の保磁力に起因するヒステリシスを
±50Oeの範囲で4端子法にて測定した結果を、第1
磁性層と第2磁性層の構成とともに表3に示す。いずれ
の積層構成において、n≦2では磁気抵抗変化率は小さ
く、n=3以上で磁気抵抗変化率は安定している。この
ことは多層膜のCo総膜厚が12Å未満のスピンバルブ
膜では磁気抵抗変化率は不安定であることを示してお
り、Co層の薄い層をNiFe/Cu間に挿入する場合
も、安定した磁気抵抗変化率を得るためには、Co層を
厚くせざるをえず、保磁力が大きくなるため、この発明
の磁性層の多層化により、高磁気抵抗変化率と低保磁力
の目的が達成される。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】
【発明の効果】この発明は、第1磁性層/非磁性層/第
2磁性層/磁化固定層の4層膜を基本構造とするスピン
バルブ積層膜において、実施例に明らかなように第1磁
性層をCoとNiFe多層膜から構成することにより、
高磁気抵抗変化と低保磁力を図ることが可能となり、更
に同時に第2磁性層もCoとNiFe多層膜から構成す
るか、あるいは第2磁性層をCo層とすることにより、
安定的にかかる効果が得られる。
2磁性層/磁化固定層の4層膜を基本構造とするスピン
バルブ積層膜において、実施例に明らかなように第1磁
性層をCoとNiFe多層膜から構成することにより、
高磁気抵抗変化と低保磁力を図ることが可能となり、更
に同時に第2磁性層もCoとNiFe多層膜から構成す
るか、あるいは第2磁性層をCo層とすることにより、
安定的にかかる効果が得られる。
Claims (2)
- 【請求項1】 第1磁性層/非磁性層/第2磁性層/磁
化固定層の4層膜を基本構造とする積層膜からなる磁気
抵抗効果素子用スピンバルブ膜において、第1磁性層、
第2磁性層のいずれもがCo層とNiFeとの多層膜か
ら構成され、各多層膜中の各Co層の厚みが3Å〜8Å
でかつCo総膜厚が12Å以上であることを特徴とする
スピンバルブ膜。 - 【請求項2】 第1磁性層/非磁性層/第2磁性層/磁
化固定層の4層膜を基本構造とする積層膜からなる磁気
抵抗効果素子用スピンバルブ膜において、第1磁性層が
Co層とNiFeとの多層膜から構成され、この多層膜
中の各Co層の厚みが3Å〜8ÅでかつCo総膜厚が1
2Å以上であり、第2磁性層がCo層のみで構成される
ことを特徴とするスピンバルブ膜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9772595A JPH08273124A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | スピンバルブ膜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9772595A JPH08273124A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | スピンバルブ膜 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08273124A true JPH08273124A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=14199871
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9772595A Pending JPH08273124A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | スピンバルブ膜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08273124A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6594884B2 (en) | 1999-06-25 | 2003-07-22 | International Business Machines Corporation | Method of making a multilayered pinned layer structure for improved coupling field and GMR for spin valve |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP9772595A patent/JPH08273124A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6594884B2 (en) | 1999-06-25 | 2003-07-22 | International Business Machines Corporation | Method of making a multilayered pinned layer structure for improved coupling field and GMR for spin valve |
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