JPH08274691A - Rf信号自動試験装置のアーキテクチャ - Google Patents

Rf信号自動試験装置のアーキテクチャ

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JPH08274691A
JPH08274691A JP28758495A JP28758495A JPH08274691A JP H08274691 A JPH08274691 A JP H08274691A JP 28758495 A JP28758495 A JP 28758495A JP 28758495 A JP28758495 A JP 28758495A JP H08274691 A JPH08274691 A JP H08274691A
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    • G01R27/28Measuring attenuation, gain, phase shift or derived characteristics of electric four pole networks, i.e. two-port networks; Measuring transient response
    • G01R27/32Measuring attenuation, gain, phase shift or derived characteristics of electric four pole networks, i.e. two-port networks; Measuring transient response in circuits having distributed constants, e.g. having very long conductors or involving high frequencies

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RF信号自動試験装置のためのアーキテクチ
ャを提供すること。 【解決手段】 本発明によるモジュール(200)は、
1つの受信機が、1つの試験位置からの入力信号と出力
信号との両方を測定できるようにする、指向性素子(2
20)を含む。更に、モジュール(200)によって、
複数の入力信号が、相互変調試験のために組み合わされ
る。モジュール(200)の複数のコピーを用いて、R
Fテスタにおける複数のチャネル(210a、210
b)が構成される。少なくとも1つのRF源と少なくと
も1つのRF受信機を各チャネルに接続できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、広くは自動試験装
置に関し、更に詳しくは、被試験デバイスに高周波信号
を印加するアーキテクチャに関する。
【0002】
【従来技術】自動試験装置(一般的には、テスタ)は、
半導体デバイスの製造において用いられる。純粋にデジ
タル的なデバイスは、デジタル信号を駆動(ドライブ)
し受信するテスタを用いて試験するのが通常である。デ
ジタル信号だけではなくアナログ信号も処理する半導体
デバイスは、アナログ及びデジタル信号を生じ受信し得
るテスタを用いて試験されなければならない。これらの
信号は、混合(mixed)信号テスタと呼ばれる。
【0003】図1は、典型的な従来技術による混合信号
テスタ100のアーキテクチャを示す。テスタのメイン
フレーム102が、試験を制御し、試験信号を発生し応
答を分析して、試験中のエラーを識別する。
【0004】テスタのメインフレーム102は、テスト
・ヘッド104を介して、被試験デバイス(DUT)1
06に接続される。自動試験の1つの目的は、製造作業
の間のできるだけ早い段階で、欠陥のある素子を識別す
ることであるから、素子は、まだ半導体ウエハの上にあ
る間に試験される。よって、DUT106は、非常に小
さく、通常は、1平方インチの何分の1程度である。
【0005】テスト・ヘッド104は、DUT106を
試験するのに必要な種々の試験信号をこの小さな面積に
導く。テスト・ヘッド104は、また、DUT106に
近接し信号を適切に印加しなければならない電子回路を
含む。
【0006】テスタ100は、テスタのメインフレーム
102の内部にある制御電子装置108によって制御さ
れる。制御電子装置108は、高速コンピュータであ
り、テスタ100が種々の半導体デバイスの上で多くの
試験を実行できるようにプログラムされ得るメモリ(図
示せず)を含む。
【0007】制御電子装置108は、1又は複数のバス
110を介してテスタのサブシステムに接続される。テ
スタ100は、RF信号を処理するサブシステムを含
む。RF信号とは、約10MHzから約6GHzまでの
範囲内の周波数を有する信号と、大まかに定義される。
テスタ100は、また、時にはベースバンド信号と呼ば
れるより低い周波数の交流信号を処理するサブシステム
も含む。テスタ100は、また、直流信号を処理するサ
ブシステムと、デジタル信号を処理する別のサブシステ
ムとを含む。
【0008】RFサブシステムは、複数のRF源及び受
信機112から成る。各RF源は、試験信号を、制御電
子装置108によって特定された周波数とレベルとで発
生するようにプログラムされ得る。RF源のいくつか又
はすべては、信号経路136を通して、低周波のサブシ
ステムからのベースバンド信号を受信する。このベース
バンド信号を用いて、RF源によって生じるRF信号が
変調される。
【0009】それぞれのRF受信機は、ある範囲の周波
数に亘る受信された信号のパワーを測定する。パワー・
レベルや周波数範囲などの、RF源と受信機との動作パ
ラメータは、制御電子装置108によって制御され得
る。受信機のいくつか又はすべてが、RF信号をダウン
コンバートして、低周波のサブシステムに送られるベー
スバンド信号にすることができる。
【0010】時には、RF源と受信機とのこの組み合わ
せが、DUT106の種々のパラメータを決定するのに
要求されるRF測定をDUT106上で行うのに、十分
でないことがある。そのような場合には、専用装置12
0が、RFサブシステムに付加される。それぞれの専用
装置120は、一般的に、ベクトル・ネットワーク分析
などの、1つの機能を実行する。より最近では、2つの
機能を実行する専用装置も、いくつかが入手可能になっ
ている。これらの専用装置は、VXI又はgpibなど
の標準的な制御インターフェースを有することが多く、
テスタ100への組み込みは容易である。
【0011】低周波(ベースバンド)のサブシステム
は、低周波のアナログ源及び受信機114で構成され
る。これらのデバイスは、デジタル信号処理技術を用い
て実現されている。典型的なシステムは、200MHz
で動作し、ほとんど任意の形状の波形を生じさせ、ま
た、分析することが可能である。
【0012】直流のサブシステムは、直流源及びメータ
116で構成される。これらのデバイスは、直流バイア
ス条件を生じさせたり、測定したりできる。
【0013】デジタル・サブシステムは、デジタル信号
を発生・受信し、デジタル・ドライバ及び受信機118
で構成される。
【0014】RF源及び受信機112と、低周波源及び
受信機114と、直流源及び受信機116と、デジタル
源及び受信機118と、専用装置120とは、すべて
が、テスト・ヘッド104に接続される。多くの場合
に、テスト・ヘッド104は、分散型の電子装置122
を含むが、これは、精度を向上させる目的やその他の理
由でDUT106に近接して配置されなければならな
い、RF、低周波、直流、及びデジタルの各サブシステ
ムにおける源(ソース)又は受信機の一部を表す。
【0015】RF源及び受信機112と専用装置とへの
接続は、RFスイッチング回路134を介してなされ
る。DUT106を完全に試験するには、複数の試験を
行うことが必要である。RFサブシステムは、各試験に
対して、異なって構成されなければならない。構成は、
ケーブルを移動させ、RFスイッチング回路134の内
部のスイッチを開閉することによって、構築される。こ
れらのスイッチは、制御電子装置108の制御の下で、
動作する。これらのスイッチは、典型的には、市販のマ
イクロ波スイッチを用いて、実現される。これらのスイ
ッチを構成することによって、DUT106の1つのリ
ード線を試験するのに用いられるそれぞれの源又は受信
機が、そのリード線に接続され得る。
【0016】低周波源及び受信機114、直流源及び受
信機116、及びデジタル源及び受信機118によって
発生される信号は、相互接続回路132を介して、DU
T106のリード線に至る。必要な場合には、相互接続
回路132は、適切な接続を行うスイッチを含む。
【0017】相互接続回路132は、信号経路138を
介して、RFスイッチング回路に接続される。信号経路
138によって、直流バイアス条件が、RFサブシステ
ムの中に導入される、又はその中で測定されることが可
能になる。
【0018】DUT106を試験するために、制御電子
装置108は、プログラムを実行する。このプログラム
は、テスタ100に、装置112、114、116、1
18、120に対する設定と、RFスイッチング回路1
34と相互接続回路132とにおけるスイッチの設定と
を特定することによって、第1の測定を行わせる。測定
が行われ、制御電子装置108に戻る。次に、テスタ1
00が再び構成されて、次の測定を行う。このプロセス
は、すべての必要な測定が行われるまで反復される。
【0019】RF回路を含むDUTを試験するには、s
パラメータ、グループ遅延、位相、ノイズ・フィギュア
(雑音指数)、負荷プリング(pulling)、相互
変調歪み、インターセプト・ポイント、1dB圧縮ポイ
ント、位相ノイズなどの多くのパラメータが測定され
る。
【0020】図1に示されているRFパラメータを測定
するテスタのためのアーキテクチャは、各装置をDUT
106にマニュアルで接続するよりは望ましいのだが、
複数の短所を有する。カスタムのRFスイッチング13
4は、いくつかの理由で望ましくない。第1に、特定の
半導体デバイスを試験するのに用いられる装置は、用い
られるデバイスのタイプに依存する。結果的に、RFス
イッチング回路134は、試験されるデバイスのそれぞ
れのタイプに応じて、カスタムメードされなければなら
ない。カスタムメードのハードウェアとそれを制御する
のに必要になるソフトウェアとに付随するコストは相当
なものである。
【0021】第2に、カスタムの較正ルーチンが、RF
装置112、120のために書かれなければならない。
RF試験装置は、通常は、ソフトウェア較正ルーチンを
含む。これらのルーチンは、しかし、DUTがその装置
に直接に接続される試験においてだけ、その装置を較正
する。その装置とDUT106との間にスイッチング回
路がある場合には、別の較正ルーチンが書かれなければ
ならない。このスイッチング回路は試験されるデバイス
の各タイプに対してカスタムで作成されているので、較
正ルーチンもまた、カスタムで、試験されるデバイスの
タイプに応じて書かれなければならない。
【0022】第3の短所は、RFスイッチング回路13
4が多くのマイクロ波スイッチから構成されていること
である。これらのスイッチは、一般的に大型であり、D
UT106に接近させて配置することが困難である。結
果的に、分散型の電子装置122を、望ましい位置より
もはるかに離れた位置に、DUT106から離間させて
置かなければならない。更に、マイクロ波スイッチは、
動作が遅く、そのために、1回の製造シフトにおいて試
験できるデバイスの数が減少する。更に、マイクロ波ス
イッチは、高価であり、信頼性が低い。数百回程度の動
作の後で、故障したり、性能が低下したりする傾向があ
る。
【0023】図1のアーキテクチャに伴う更なる短所
は、専用装置120のコストである。RF源及び受信機
112を用いて更に多くの測定を行えることが望まれ
る。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】以上の点に鑑みて、本
発明の目的は、RF源及び受信機を、多くのRFパラメ
ータの測定を可能にする構成における試験位置に接続さ
せ得るモジュールを提供することである。
【0025】また、本発明の更なる目的は、RF装置を
試験位置に接続するためにテスタにおいて必要とされる
マイクロ波スイッチ、カスタム回路、及びカスタム配線
の数を減少させることである。
【0026】また、本発明の更なる目的は、RF回路を
含むデバイスを完全に試験するのに必要な専用装置の数
を減少させることである。
【0027】
【課題を解決するために手段】以上の及びそれ以外の目
的は、RF源に接続された第1の入力と、第2のRF源
の接続を可能にする第2の入力とを有するモジュールに
よって達成される。このモジュールは、また、RF源か
らの信号経路において接続された指向性(方向性)素子
を含む。この指向性素子の2つのポートは、スイッチを
介して受信機に接続され、それによって、順方向の及び
逆方向の信号の測定が可能になる。この指向性素子の別
のポートは、バイアスT回路を介して、試験位置に接続
され、これにより、直流バイアス条件の導入と測定とが
可能になる。
【0028】本発明のある実施例では、複数のモジュー
ルが、複数のRFチャネルを含む混合信号テスタにおい
て用いられる。各チャネル又は少数のチャネルのグルー
プが、モジュールに接続されたRF源とRF受信機とを
それに付随して有している。このアーキテクチャによれ
ば、RF源と受信機とは1つのチャネル又はチャネル群
に対して、異なる数だけ存在することができる。各モジ
ュールは、更に、1つのチャネルからのRF源が、別の
チャネルにおける第2のRF源として接続されることを
可能にするスイッチング素子を含む。
【0029】本発明の別の実施例では、各モジュール
は、ソリッドステート素子を用いて実現される。
【0030】本発明の更に別の実施例では、1又は複数
のスイッチが信号経路において含まれており、それぞれ
のRF源及び受信機を較正するのに用いられ得る。
【0031】
【実施例】本発明によれば、RFスイッチング回路13
4が、1又は複数のチャネル・カードによって置き換え
られる。それぞれのチャネル・カードは、チャネルと呼
ばれ、RF信号を被試験デバイス(DUT)106との
間で送受信するように設計された1又は複数の回路を含
む。それぞれのチャネル・カードは、ソースと受信機と
を多数の方法でDUTに接続することを可能にするアー
キテクチャを有している。ソースと受信機とは、RF素
子上で通常行われるすべての標準的な測定が専用の装置
を付加しなくても行えるように、接続できる。よって、
本発明によるチャネル・カードを用いることによって、
専用装置120は、除去できる。
【0032】次に図2を参照すると、チャネル・カード
の回路図が示されている。好ましくは、各チャネル・カ
ード200上には、少なくとも2つのチャネル210
a、210bがあり、それにより、複数のチャネルの間
の相互作用が可能になる。チャネルは、同一であり得
る。しかし、好適実施例では、チャネル210aは、ハ
イパワーの信号を受信するのに最適化されており、チャ
ネル210bは、ローパワーの信号を受信するのに最適
化されている。
【0033】各チャネル210は、RFデバイスを試験
するのに従来用いられているようなRF源(ソース)に
接続された入力を有するスイッチ212を含む。スイッ
チ212によって、このRF源からの信号が、増幅器2
14、パッド216A、又はパッド216Bに切り換え
られることが可能になる。パッド216は、信号を減衰
し、216Aと216Bとは、異なる量の減衰を提供す
る。このようにして、RF源のダイナミックレンジを大
きく拡張することができ、1つのRF源が、ハイパワー
の測定とローパワーの測定との両方を行うのに必要な信
号を提供できるようになる。
【0034】増幅器214とパッド216との出力は、
スイッチ218に至る。スイッチ218は、通常は、ス
イッチ212と同時に操作(連動)される(gange
d)ように用いられ、増幅器214とパッド216との
どちらかを通過する経路を完成させる。しかし、スイッ
チ212、218は、独立に動作し、RF源を孤立させ
るように機能することもできる。
【0035】スイッチ218の出力は、指向性素子22
0の入力ポートに結合される。指向性素子は、少なくと
も3つのポートを有するデバイスである。1つのポート
が、入力として定義され、1つのポートが出力として定
義される。これらのポートは、通過経路を定義するが、
これは、入力に印加された信号を出力へ伝搬するからで
ある。しかし、ポートを入力又は出力と称することは、
純粋に意味上のものに過ぎないことを理解すべきであ
る。というのは、出力に印加された信号もまた入力に伝
搬するからである。付加的なポートは、通常、方向を付
して命名される。これらのポートは、「順方向」と「逆
方向」とのどちらかとして称され得るが、順方向ポート
を結合ポート、逆方向ポートを孤立ポートと呼ぶことも
ある。入力に印加された信号は、順方向ポートに結合さ
れるが、逆方向ポートには結合されない。出力に印加さ
れた信号は、逆方向ポートに結合されるが、順方向ポー
トには結合されない。この逆もまた真であり、順方向ポ
ートに印加された信号は入力に結合されるが、出力には
結合されない。逆方向ポートに印加された信号は出力に
結合されるが、入力には結合されない。
【0036】3つのポートを有する指向性素子は、市販
されており、通常は、指向性カプラと呼ばれる。4ポー
トの指向性素子が入手できない場合には、2つの同じ指
向性カプラを背面で接触させて、すなわち、指向性カプ
ラの出力ポートを相互に接続し、一方の入力がその指向
性素子の出力となるように構成することによって実現で
きる。
【0037】指向性素子220は、好ましくは4つのポ
ートを有する。すなわち、入力、出力、順方向ポート、
及び逆方向ポートである(参照番号なし)。指向性素子
220の逆方向ポートは、IMinで表され、隣接するチ
ャネル210bの点IMoutからの信号を受け取る。よ
って、スイッチ218からの信号と隣接するチャネル2
16bからの信号とは、もしあれば、両方ともが、指向
性素子220の出力ポートに結合される。両方の信号が
印加される場合には、指向性素子220の右のポートか
らの信号は、この2つの信号の和である。
【0038】指向性素子220の出力ポートは、スイッ
チ222に接続される。スイッチ222は、スイッチ2
18からの信号が、チャネル210aの残りの素子を介
して、チャネル210aのIMout 点かDUT106か
のどちらかに結合されることを可能にする位置を有して
いる。
【0039】スイッチ222の1つの出力位置は、指向
性素子224の入力ポートに接続される。指向性素子2
24の出力ポートは、スイッチ230に接続され、それ
によって、チャネル210aに接続されたソース(RF
源)からの信号は、それを介して結合されることが可能
になる。
【0040】指向性素子224の順方向ポートは、スイ
ッチ226に接続される。同様に、指向性素子224の
逆方向ポートは、スイッチ226に接続される。スイッ
チ226は、これらの2つの入力の間で選択する。この
ようにして、スイッチ226は、チャネル210aを介
してDUT106に至る信号と、チャネル210aを介
してDUT106から戻る信号とのどちらかを選択す
る。スイッチ226の出力は、スイッチ254を介し
て、RF受信機に結合される。このように、DUTに印
加される信号又はDUTから受信される信号が、測定さ
れる。RF受信機は、従来入手できる受信機である。好
ましくは、dspベースの受信機が用いられる。
【0041】図2に示されているように、スイッチ23
0は、複数のバイアスT素子232、234に接続す
る。バイアスT素子232、234のそれぞれは、DU
T106の上の1つのリード線に接続される。よって、
スイッチ230は、DUT106上のどのリード線がチ
ャネル210aに接続されるかを選択する。DUT10
6上のすべてのRFリード線が、DUT106上でのす
べての試験のためにソース又は受信機に同時に接続され
る必要はないことが多い。チャネルを多重化することに
よって、テスタ100で提供されるソース又は受信機の
全体の数は、DUT106上のRFピンの全体の数より
も少なくなり得る。バイアスT素子からDUT106の
リード線への接続は、従来の方法に従ってなされる。
【0042】バイアスT素子232、234のそれぞれ
は、相互接続回路132(図1)に接続されたF及びS
端子を有する。これらの接続を介して、直流バイアス信
号をDUT106に印加される信号に付加することがで
き、又は、DUT106から出てくる信号への直流バイ
アスを測定することができる。直流バイアスを付加する
ために、直流信号がF(フォース)端子に印加される。
直流バイアスのレベルは、S端子で測定される。導入さ
れる実際の直流バイアスのレベルは電流の量と直流電源
とDUT106との間の抵抗値とによって影響されるの
で、直流バイアスの実際のレベルは、入力レベルが正確
に測定され得るように、S端子において測定される。直
流バイアスが加えられていないときの信号の直流レベル
を測定するために、測定は、F又はSのどちらかの端子
において行われる。
【0043】バイアスT素子232、234のそれぞれ
は、実際には、F端子に1つ、S端子に1つの、2つの
バイアスT回路によって実現される。しかし、S端子
は、直流信号を印加する際の更に正確なフィードバック
制御に必要なだけであり、よって、オプショナルであ
る。
【0044】チャネル210bは、好ましくは、いくつ
かの例外を除いて、チャネル210aと同一である。図
2の実施例は、チャネル210bに加えられた、ローノ
イズの増幅器256とスイッチ258とを示している。
これらの付加的な素子によって、チャネル210bは、
より低いパワーの信号を測定できる。そのような信号を
測定するためには、スイッチ258が付勢されローノイ
ズ増幅器256の入力を、スイッチ230を介して、D
UT106に接続する。スイッチ254が付勢され、ロ
ーノイズ増幅器256の出力を、RF受信機に接続す
る。このようにして、信号は、RF受信機に印加される
のに先立って、指向性カプラを通過することなく増幅さ
れ、よって、指向性カプラに付随する信号損失を回避で
きる。
【0045】チャネル・カード200は、また、RF源
及び受信機の両方の較正を補助する回路を含む。複数の
較正基準252が、含まれる。この較正基準は、スイッ
チ252を介して、RF源又は受信機のどちらかに接続
され得る。マイクロ波デバイスの較正は、従来は、この
デバイスを、ショート(ρ1)、オープン(ρ2)、ス
ルー(レシプロカル)として知られている直列の基準標
準(reference standards)に接続
することによって達成される。較正基準回路252は、
これらの標準と、それらの中の任意の1つをスイッチ2
30に接続させるスイッチング回路とを含む。
【0046】温度ドリフトとして知られている現象のた
めに、更なる較正が必要となることが多い。多くのマイ
クロ波素子は、温度の関数である減衰又は利得を有す
る。これにより、発生した又は測定された信号は、温度
の変化と共に変化する。常に同じ信号を発生し、常に同
じ結果を報告する試験ユニットを作成することが望まし
い。温度ドリフトを較正するためには、チャネル・カー
ドは、オプションであるが、較正回路250を含む。1
つの較正回路250を、各チャネル210a、210b
における次の指向性素子224に含ませ得る。また、1
つの較正回路250を、スイッチ254の後に、RF受
信機に至る経路に含ませることができる。この後者の構
成によると、同じ較正回路を両方のチャネルに用いるこ
とが可能になる。
【0047】図3は、較正回路250を更に詳細に示し
ている。較正回路250は、1対のスイッチ280、2
82を含む。端子276に印加された信号は、スイッチ
280、282の付勢によって、直接に、端子278ま
で通過する。スイッチ278、280は、較正回路25
0が較正に用いられていないときには、これらの位置に
設置されている。
【0048】端子278は、信号経路の受信機側に結合
され、端子276は、RF源側に接続される。RF源を
較正するには、スイッチ280、282が最初に付勢さ
れ、ALRO288をDET286に接続する。
【0049】DET286は、温度とは無関係に、関心
対象のすべての周波数において均一の応答を生じる検出
器である。このような検出器は、周波数についてフラッ
ト(flat over frequency)である
といわれる。出力の実際の大きさは、温度の関数として
変動し得る。よって、DET286は、関数V=α
(T)Vによって記述される。ここで、Vは出力レ
ベルであり、α(T)は温度の関数として変動するある
値であり、Vは入力レベルである。RF源を較正する
ためには、α(T)を決定する必要がある。
【0050】α(T)を決定するために、ALRO28
8が、スイッチ280、282を介して、DET286
に接続される。ALRO288は、ある周波数におい
て、温度に亘って一定のパワーであるRF源である(た
とえば、発振器)。別言すれば、ALRO288は、温
度とは関係なく、そのある周波数において既知の振幅の
出力信号を生じる。RF源を較正するために、ALRO
288の出力が、DET286によって測定される。こ
の測定は、既知のVに対して、Vの信頼できる測定
を与え、よって、α(T)の計算が可能になる。
【0051】ソース信号は、次に、ALRO288と同
じ周波数に設定され、スイッチ280、282を介し
て、DET286に接続される。次に、RF源のV
が、DET286がALRO288の値を測定してい
るときと同じ出力を有するまで調整される。
【0052】α(T)は、ただ1つの周波数において測
定されるが、すべての周波数について本質的に同じ値を
有する。RF源の入力周波数は、その動作レンジに亘っ
て変動する。各周波数において、RF源は、DET28
6がALRO288からの信号を測定しているときに生
じるのと同じレベルを測定するまで調整される。市販の
RF源は、このタイプの調整を可能にする較正機構を含
む。これらのステップは、制御電子装置108(図1)
の制御の下に指示される。
【0053】受信機を較正するために、スイッチ282
は、その中間の位置に設定される。スイッチ282は、
付勢され、ALRC290に接続する。ALRC290
は、サンプリング・コンパレータを用いて実現され得る
ような、絶対レベルの基準コンパレータである。入力信
号が特定のレベルを有するときに、指示を出す。また、
温度とは無関係に、1つの周波数において正確である。
【0054】スイッチ280は、付勢され、BCS28
4に接続する。BCS284は、ノイズ・ダイオードを
用いて実現し得るような、完全にフラットな信号源であ
る。BCS284は、周波数上でフラットであり、しか
し、その出力は温度と共に変動する。
【0055】ALRC290は、BCS284によって
生じる信号のレベルを測定する。この測定は、BCS2
84のレベルに対する、正しい値を与える。
【0056】次に、スイッチ282は、付勢され、ポー
ト278に接続する。BCS284からの信号は、よっ
て、受信機に接続される。信号は、種々の周波数で、受
信機の動作範囲に亘って、測定される。それぞれの周波
数で、受信機の出力は、BCS284によって生じた信
号の真の値と比較される。受信機は、受信された値がB
CS284によって生じたレベルに対応すると指示する
まで調整される。
【0057】較正に必要なスイッチングと制御とは、制
御電子装置108(図1)によって制御される。市販の
受信機は、コントローラ108によって生じるようなコ
マンドに応答し、較正のための内部調整をする。
【0058】周波数とパワー・レベルとの両方でフラッ
トな受信機又はRF源を作ることは非常に困難であるこ
とが理解できよう。RF源又は受信機を両者同時にでは
なくどちらか一方に関してフラットにする設計技術はあ
り、RF源と受信機とを較正のために作成する又は選択
するのに用いられる。適切な素子の例は、既に述べた
が、任意の数の別の設計を用いることができる。
【0059】図3に示された較正回路250のための実
際の構成は、較正回路250がスイッチ254と受信機
との間に接続されているときに、用いられるのに適す
る。較正回路250が指向性素子224とスイッチ23
0との間に接続されるときには、RF源と受信機とは、
両方とも、ポート276に結合される(図3)。この構
成において適切な接続を可能にするためには、BCS2
84とALRC290との位置を逆にする必要がある。
それ以外の動作は、同じである。
【0060】較正回路250は、RF源と受信機とを較
正するのに、有用である。較正基準252もまた含まれ
ており、モジュール200が、ベクトル・ネットワーク
分析(VNA)測定のために較正されることを可能にす
る。VNA分析のためになされる測定は、信号が、順方
向及び逆方向の信号が別個に測定できるように、指向性
素子を通過することを要求する。理想的には、入力に印
加された信号は出力と順方向ポートとに結合され、逆方
向ポートからは完全に分離される。しかし、完全な指向
性素子を構成することは不可能である。不完全さを較正
するために、較正基準が用いられる。
【0061】不完全な指向性素子は、数学的には、方程
式の組によって記述される。たとえば、順方向ポートに
おける信号は、入力信号と出力信号との線形(一次)結
合として、記述される。逆方向ポートにおける信号は、
同じ信号の別の線形結合として、記述できる。
【0062】較正基準252によって、異なるインピー
ダンスが指向性素子に印加されることが可能になる。次
に、順方向及び逆方向のポートにおける信号が、測定さ
れ得る。これらの測定は、指向性素子を記述している方
程式の組を解くのに十分なデータを与える。これらの方
程式の解法は、種々のものが知られている。しかし、い
ったん解かれてしまえば、その指向性素子の不完全さを
数学的に較正することが可能である。較正は、制御電子
装置108をプログラムすることによって、実行され
る。
【0063】指向性素子の較正が信号経路におけるすべ
てのエラー源を考慮(修正)することが望ましい。この
理由で、較正基準は、通常は、測定回路が被試験デバイ
スに接続された地点に設けられる。しかし、図2では、
較正基準は、モジュール200の内部にある。
【0064】較正基準252をモジュール200の内部
に設置することによって、基準をDUT106への接触
に用いられるデリケートなリード線に接続する必要、又
は、試験ヘッド104の内部の信号経路に接触させる必
要がなくなる。しかし、外部的なインピーダンス標準と
制御電子装置108のソフトウェア・プログラミングと
を用いて、DUT106への信号経路におけるすべての
エラー源を較正することが可能である。
【0065】この較正をするために、外部的な基準が信
号経路の端部に可能な限り密着させて接続される。外部
的な基準は、較正基準252において見いだされるのと
同じ較正基準である。この接続は、一度だけ必要であ
る。たとえば、テスタ100が製造される工場において
なされ得る。
【0066】外部的な較正基準が接続されると、標準的
なVNA較正ルーチンが実行される。次に、同じVNA
較正測定が反復され、スイッチ230は、付勢され、較
正基準252に接続される。外部較正基準を用いてなさ
れた測定と内部較正基準によるものとを比較することに
よって、内部基準のための調整を計算することが可能に
なる。これらの調整は、任意の便宜的な不揮発性記憶媒
体において、テスタに記憶される。
【0067】以後は、VNA較正ルーチンが較正基準2
52を用いて行われる際には常に、測定値は、記憶され
た量によって調整される。このようにして、内部較正基
準は、外部基準と同じように機能する。
【0068】スイッチ212、218、222、22
6、228、230、254、258は、すべて、制御
入力を有するが、図示はされていない。これらの制御入
力は、制御電子装置108(図1)に接続される。この
ようにして、チャネル210aは、制御電子装置108
上で動作する試験プログラムによって要求されるよう
に、試験のために構成され得る。また、RF回路におい
て、設計上の目的で通常組み入れられるものは、図2及
び図3には、示されていない。通常の設計において含ま
れ得るそのような例としては、パワー接続、バイアス素
子、シールディングなどがある。
【0069】図2及び図3に図解されている素子は、R
F回路を構成するのに用いられる標準的な素子である。
好ましくは、これらは、MMIC製造技術を用いてプリ
ント回路板上に集積されたソリッドステート素子であ
る。そのような回路に必要な回路素子は、市販されてお
り、入手可能である。これらの構成要素の選択の際に
は、設計上の配慮もすべきである。たとえば、インピー
ダンスは、反射を減少させるために、整合されなければ
ならない。
【0070】図2に示されているモジュールによれば、
DUT106上で、多くの種類の測定をすることができ
る。たとえば、デバイスのゲインは、チャネル210a
を、このチャネル210aに接続されたRF源からの信
号を用いてDUTの入力リード線を駆動するように構成
することによって、測定できる。同時に、チャネル21
0bを、このデバイスの出力リード線における信号測定
するように、構成し得る。
【0071】図2に示されたチャネル・カードの可撓性
の別の例として、本発明によるテスタを用いて、T/R
スイッチ付きの2092電力増幅器/ローノイズ増幅器
(2092 Power Amplifier/Low
Noise Amplifier With T/R
Switch)として知られている部品を試験でき
る。この部品は、2つのRF入力/出力と、デジタル制
御入力とを有している。この部品は、デジタル制御装置
が第1の値をとるときに、内部電力増幅器を介して、一
方の入力/出力における信号を増幅するように設計され
ている。デジタル制御装置が別の値をとるときには、こ
の部品は、他方の入力/出力における信号を、ローノイ
ズ増幅器を介して増幅する。このような部品は、たとえ
ば、セルラー電話の送受信部分において用いられる。
【0072】このような部品を試験するためには、2つ
のポートにおける入力及び出力インピーダンスを測定す
ることが望ましい。これらの測定は、通常は、ベクトル
・ネットワーク・分析装置(VNA)をその部品に接続
することによってなされる。ゲイン、高周波、及びイン
ターセプト・ポイントを測定することが望ましい。これ
らの測定は、伝統的には、スペクトル分析装置と信号発
生器とをその部品に接続することによって行われる。ノ
イズ・フィギュアを試験することもまた望ましい。これ
らの測定は、通常は、ノイズ・フィギュア・メータをそ
のデバイスに接続することによってなされる。
【0073】本発明では、これらの測定はすべて、チャ
ネル210aの1つをその部品のRF入力の1つに接続
し、チャネル210bを他方の入力に接続することによ
って行える。これらの測定はすべてが、カスタム・スイ
ッチ・ネットワークの必要や、器具を手動で接続したり
切断したりすることなく、テスタを用いてすることがで
きる。
【0074】以上で、本発明の好適実施例を説明してき
たが、種々の別の実施例も構成できる。たとえば、好適
実施例では、本発明によるモジュールを混合信号テスタ
のRFチャネルの中に組み入れてあるが、本発明は、そ
れほど限定される必要はなく、複数のRF測定が同じ地
点で行われなければならない場合であれば、どのような
場合でも、用いられ得る。
【0075】更に、種々の素子が相互に接続されるよう
に説明され、また、直接に相互に接続されているように
図解されているが、本発明は、それには限定されない。
たとえば、直接に相互に接続されているように示されて
いる任意の素子は、スイッチ、増幅器、減衰器、指向性
素子、又はそれ以外の回路素子を介しても、接続し得
る。
【0076】上述の説明では、指向性素子は、受動素子
を用いて実現されるように説明された。しかし、同様
に、能動素子を用いることもできる。また、4ポートの
指向性素子は、2つの背中合わせの指向性カプラから構
成できるとした。同様の機能は、指向性カプラと直列の
スプリッタによっても達成できる。この素子構成では、
入力ポートは、スプリッタの入力となる。順方向のポー
トは、スプリッタの1つの脚部となる。スプリッタの第
2の脚部は、指向性カプラの入力に接続される。指向性
カプラの出力が、4ポート指向性素子の出力であり、指
向性カプラの結合された出力は、4ポート指向性素子の
逆向きのポートとなる。
【0077】また、好適実施例では、ソリッドステート
素子を用いるとした。本発明のアーキテクチャでは素子
の間の接続がカスタマイズされる必要がないためにソリ
ッドステート素子を用いた構成に向いているが、ソリッ
ドステート素子の使用は、本発明にとって本質的ではな
い。代わりに、伝統的な、マイクロ波スイッチング素子
を用いてもよい。ハイパワーの部品を試験する際には、
そのようになろう。
【0078】更に、好適実施例では、入力信号が、異な
るゲインを有する3つの経路の間で切り換えられること
を可能にするスイッチ212が組み込まれている。この
経路の数は3に限定されない。試験が広範囲のパワー・
レベルに亘って行われるのではない場合には、複数の経
路は不要である。逆に、試験が広範囲のパワー・レベル
に亘って行われる場合には、それぞれが異なるゲインや
減衰を有する3よりも多くの複数の経路を用いることも
ある。
【0079】同様に、1つの増幅器が示されているが、
複数の増幅器を用いて、ゲインに関して複数の選択肢を
与えてもよい。また、増幅器又は減衰器を直列に接続し
て、ゲイン又は減衰の複数の段を提供してもよい。
【0080】同様にして、スイッチ230は、DUT1
06上の2つだけのリード線の間で1つのチャネルを多
重化している。多重化は、必要とされるRF源及び受信
機の数を減少させるという利点を有するが、使用する必
要はない。逆に、ある場合には、DUT106上の2つ
よりも多くのリード線の間で各チャネルを多重化するこ
とが望ましいこともあろう。そのような場合には、スイ
ッチ230は、2つよりも多くの出力接点を有すること
になる。
【0081】好適実施例では、1つのチャネル・カード
上に実現された2つのチャネルが示されている。1つの
カードの上に2つのチャネルがあることで、2ポートの
sパラメータ測定が容易になり、2つのRF源が相互変
調試験のために、同じチャネルに接続できるようにな
る。しかし、同様の接続は、複数のチャネルが別個の複
数のカードの上に物理的に分離して位置していても可能
である。同様に、同じ相互接続は、2つよりも多くのチ
ャネルが1つのボードの上に実現されていても達成し得
る。更には、1つのチャネルを、1ポートのデバイスに
用いることもできる。
【0082】好適実施例には、1つのチャネルからの信
号を、指向性素子220を介して、別のチャネルにおけ
る信号に加算することができることが示されている。本
発明のモジュールは、任意の数の信号を加算するように
構成できる。
【0083】各チャネル・カード又はモジュールに対す
る受信機の数は変動し得る。各チャネルに別個の受信機
を用いることもできる。更には、好適実施例では、1つ
の受信機を多重化して順方向の信号と逆方向と信号との
両方を測定している。そうではなく、2つの別個の受信
機を用いることもできる。
【0084】また、好適実施例では、チャネル210b
は、ローレベルの信号を測定するように構成されてい
る。両方のチャネルを同じにすることもできる。また、
1つのチャネルを、増幅器214の代わりにハイパワー
増幅器を用いて構成することが可能であり、又は、1つ
のチャネルを、ハイパワーの測定のために、付加的な減
衰を有するように構成することができる。
【0085】また、従来型のRF源と受信機とを用いて
試験を行うと説明した。すべてのRF源と受信機とが同
じタイプである必要はないし、すべてのRF源と受信機
とが従来型である必要もない。本明細書で用いているR
F源という語は、RF信号を発する任意の素子を意味し
得ることを理解すべきである。同様に、受信機という語
は、それに印加されたRF信号に基づいて何らかの出力
を生じる任意のデバイスを意味し得る。位相の測定が可
能であるという理由で、dspベースの受信機が好適で
あるとしたが、特にそれよりも劣る機能でも十分である
場合には、そのような受信機は必要でない。
【0086】図2は、特定のスイッチング構成を示して
いる。RF源のルートと、図2のモジュールを通過する
信号の受信に関しても、別の構成を用いることもでき
る。
【0087】更には、図1は、すべての特徴を備えた混
合信号テスタを示している。そこでは、RF及びデジタ
ル素子が試験される。しかし、本発明は、RF信号に作
用する任意のシステムと共に用いることができる。たと
えば、メインフレーム102の内部により数の少ない構
成しか含んでいない、「ラック」型のシステムと共にで
も用いることができる。
【0088】また、よく設計されたすべての特徴を備え
た混合信号テスタは、比較的多数の試験ヘッドを含む
が、これは、ある電子装置を被試験デバイスにできるか
ぎり接近させておきたいからである。しかし、試験ヘッ
ドは、大型の構造である必要はない。被試験デバイスに
付属するほんの僅かな機構だけを含む非常に単純な構造
でよい。また、RFスイッチングを被試験デバイスにで
きるだけ接近させることが望ましいが、テスト・ヘッド
の内部に位置させる必要はない。
【0089】また、図2及び図3に示した素子は、被試
験デバイスとの間に信号経路を定義する。多くの場合に
おいて、電子素子が信号経路において登場する順序は重
要ではない。たとえば、スイッチ212、218と、増
幅器214と、入力信号のダイナミックレンジを拡張す
るパッド216とから成る素子のブロックは、信号経路
の別の地点において用いることができる。たとえば、ス
イッチ222の後に置くこともできる。
【0090】好適実施例において開示されたすべての特
徴が本発明の効果を得るのに必要なわけではないことを
理解すべきである。たとえば、スイッチ228は、較正
を可能にするために含まれているに過ぎない。本発明
は、より低い精度でも十分であり、又は、別の較正方法
が用いられている場合には、較正なしでも用いることが
できる。
【0091】別の例としては、好適実施例は、RF源と
受信機との両方のために較正回路を含む。較正回路は、
より低い精度でも十分であったり、較正を必要としない
非常に高品質の素子が用いられている回路では、不要で
ある。較正回路が、RF源だけに含まれる、受信機だけ
に含まれる、両方に含まれる、どちらにも含まれない、
という種々のシステムが有り得る。
【0092】同様に、指向性素子220とスイッチ22
2は、相互変調信号の発生を可能にするために含まれ
る。チャネルが相互変調信号を提供することは、本発明
の効果を得るためには必要ない。また、テスタに含まれ
るチャネルの一部だけを設置して、相互変調信号を生じ
させることができる。
【0093】したがって、本発明は、冒頭の特許請求の
範囲の精神と範囲とだけによって、限定されるものとす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を使用し得る、混合信号テスタのブロッ
ク図である。
【図2】本発明によるRFモジュールの回路図である。
【図3】図2のRFモジュールにおいて用いられる較正
モジュールの回路図である。

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RF回路装置であって、 (a)少なくとも2つの第1のタイプのポートと少なく
    とも2つの第2のタイプのポートとを有する第1の指向
    性素子であって、一方のタイプのポートへの入力として
    印加された信号は他方のタイプのポート上に出力として
    生じる、第1の指向性素子と、 (b)前記指向性素子の第1のタイプのポートに結合さ
    れた第1のRF源と、 (c)少なくとも2つの入力ポートと、前記入力ポート
    の中の1つに切り換え可能に結合された1つの出力ポー
    トとを有する第1のスイッチであって、前記入力ポート
    の中の第1のものは、前記指向性素子の第1のタイプの
    ポートに結合され、前記入力ポートの中の第2のもの
    は、前記指向性素子の第2のタイプのポートに結合され
    ている、第1のスイッチと、 (d)前記第1のスイッチの前記出力ポートに結合され
    た受信機と、 を備えていることを特徴とするRF回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のRF回路装置において、
    前記指向性素子の前記第2のタイプのポートの中の1つ
    に結合されたバイアスTネットワークを更に備えている
    ことを特徴とするRF回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のRF回路装置において、
    多重化スイッチと、前記指向性素子の前記第2のタイプ
    のポートの中の1つに結合された少なくとも1つの付加
    的なバイアスTネットワークとを備えており、前記バイ
    アスTネットワークは、前記多重化スイッチを介して、
    前記指向性素子に結合されることを特徴とするRF回路
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のRF回路装置において、 (a)(i)少なくとも2つの第1のタイプのポートと
    少なくとも1つの第2のタイプのポートとを有する第2
    の指向性素子であって、一方のタイプのポートへの入力
    として印加された信号は他方のタイプのポート上に出力
    として生じる、第2の指向性素子と、(ii)前記第2の
    指向性素子の前記第1のタイプのポートの前記1つに結
    合された第2のRF源と、を更に備えており、 (b)前記第1のRF源は、前記第2の指向性素子を介
    して、前記第1の指向性素子に結合され、前記第1のR
    F源は、前記第2の指向性素子の前記第1のタイプのポ
    ートの中の1つに結合され、前記第2の指向性素子の前
    記第2のタイプのポートの1つは、前記第1の指向性素
    子の第1のタイプのポートに結合されることを特徴とす
    るRF回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のRF回路装置において、
    少なくとも1つの増幅器と、前記第1のRF源と前記第
    2の指向性素子との間の信号経路において切り換え可能
    に接続された減衰器とを更に備えていることを特徴とす
    るRF回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のRF回路装置において、
    前記第2の指向性素子の第2のタイプのポートに結合さ
    れた入力ポートと少なくとも2つの出力ポートとを有す
    る第2のスイッチを更に備えており、前記入力ポート
    は、前記出力ポートに切り換え可能に接続可能であり、
    前記第2のスイッチの第1の出力ポートは、前記第1の
    指向性素子の前記第1のタイプのポートの1つに接続さ
    れることを特徴とするRF回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のRF回路装置において、
    同様のRF回路装置を更に備えており、各RF回路装置
    の前記第2のスイッチの前記第2の出力ポートは、他方
    のRF回路装置の前記第2のRF源として接続されるこ
    とを特徴とするRF回路装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のRF回路装置において、
    前記第1の指向性素子と、前記第2の指向性素子と、前
    記同様のRF回路装置の両方の前記第1及び第2のスイ
    ッチとは、1つのプリント回路板上に作成されることを
    特徴とするRF回路装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のRF回路装置において、 (a)(i)少なくとも2つの第1のタイプのポートと
    少なくとも1つの第2のタイプのポートとを有する第2
    の指向性素子であって、一方のタイプのポートへの入力
    として印加された信号は他方のタイプのポート上に出力
    として生じる、第2の指向性素子と、(ii)前記第2の
    指向性素子の前記第1のタイプのポートの前記1つに結
    合された第2のRF源と、を更に備えており、 (b)前記第1のRF源は、前記第2の指向性素子を介
    して、前記第1の指向性素子に結合され、前記第1のR
    F源は、前記第2の指向性素子の前記第1のタイプのポ
    ートの中の1つに結合され、前記第2の指向性素子の前
    記第2のタイプのポートの1つは、前記第1の指向性素
    子の第1のタイプのポートに結合されることを特徴とす
    るRF回路装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のRF回路装置におい
    て、前記第2の指向性素子の第2のタイプのポートに結
    合された入力ポートと少なくとも2つの出力ポートとを
    有する第2のスイッチを更に備えており、前記入力ポー
    トは、前記出力ポートに切り換え可能に接続可能であ
    り、前記第2のスイッチの第1の出力ポートは、前記第
    1の指向性素子の前記第1のタイプのポートの1つに接
    続されることを特徴とするRF回路装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のRF回路装置におい
    て、同様のRF回路装置を更に備えており、各RF回路
    装置の前記第2のスイッチの前記第2の出力ポートは、
    他方のRF回路装置の前記第2のRF源として接続され
    ることを特徴とするRF回路装置。
  12. 【請求項12】 RFスイッチング・モジュールであっ
    て、 (a)試験信号を受信機の出力に向けて方向付ける手段
    と、 (b)応答信号を同じ受信機に向けて方向付ける手段
    と、 を備えていることを特徴とするRFスイッチング・モジ
    ュール。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のRFスイッチング・
    モジュールにおいて、試験信号を方向付ける前記手段に
    結合されており、第1の信号と第2の信号とを相互変調
    することによって前記試験信号を生じる手段を、更に備
    えていることを特徴とするRFスイッチング・モジュー
    ル。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のRFスイッチング・
    モジュールにおいて、試験信号を方向付ける前記手段に
    応答して、前記試験信号を少なくとも2つの試験点の間
    で多重化する手段とを、更に備えていることを特徴とす
    るRFスイッチング・モジュール。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のRFスイッチング・
    モジュールにおいて、前記試験信号を直流バイアスする
    手段を更に備えていることを特徴とするRFスイッチン
    グ・モジュール。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のRFスイッチング・
    モジュールにおいて、直流バイアスする前記手段は、各
    試験点に多重化された前記試験信号を独立にバイアスす
    る手段を備えていることを特徴とするRFスイッチング
    ・モジュール。
  17. 【請求項17】 請求項12記載のRFスイッチング・
    モジュールにおいて、試験信号を出力に向けて方向付け
    る前記手段は、試験信号を複数の出力の1つに方向付け
    る手段を備えていることを特徴とするRFスイッチング
    ・モジュール。
  18. 【請求項18】 請求項12記載のRFスイッチング・
    モジュールにおいて、異なる試験信号を異なる出力に向
    けて方向付ける手段を更に備えていることを特徴とする
    RFスイッチング・モジュール。
  19. 【請求項19】 請求項12記載のRFスイッチング・
    モジュールにおいて、応答信号を方向付ける前記手段
    は、複数の応答信号の1つを方向付ける手段を備えてい
    ることを特徴とするRFスイッチング・モジュール。
  20. 【請求項20】 RF素子のための自動試験装置であっ
    て、 (a)信号を被試験デバイスに結合する試験ヘッドと、 (b)複数のRF源の部分と、複数のRF受信機の部分
    とを含むメインフレームと、 (c)各チャネルが、前記RF源の中の選択された1つ
    からの試験信号を、前記被試験デバイス上の複数のリー
    ド線の中の少なくとも1つ、又は、前記複数のRF受信
    機の中の選択された1つに向けて方向付ける手段を含
    む、前記試験ヘッドの内部に設置された電子回路の複数
    のチャネルと、 を備えていることを特徴とする自動試験装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の自動試験装置におい
    て、前記RF源の中の前記選択された1つからの前記試
    験信号を前記RF受信機の中の前記選択された1つに向
    けて方向付ける手段を、更に備えていることを特徴とす
    る自動試験装置。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の自動試験装置におい
    て、前記チャネルの中の少なくとも2つからの信号を相
    互変調する手段を、更に備えていることを特徴とする自
    動試験装置。
  23. 【請求項23】 請求項21記載の自動試験装置におい
    て、前記選択されたRF源からの前記試験信号のダイナ
    ミックレンジを拡張する手段を、更に備えていることを
    特徴とする自動試験装置。
  24. 【請求項24】 請求項20記載の自動試験装置におい
    て、少なくとも1つのモジュールを備え、前記複数のチ
    ャネルの中の少なくとも2つにおいて方向付ける前記手
    段は、前記モジュールの内部に配置されていることを特
    徴とする自動試験装置。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の自動試験装置におい
    て、前記モジュールの内部に少なくとも1組のVNA較
    正基準を、更に備えていることを特徴とする自動試験装
    置。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の自動試験装置におい
    て、 (a)前記較正基準への調整を示す値を記憶する手段
    と、 (b)前記記憶された値に基づいて、較正測定を調整す
    る手段と、 を更に備えていることを特徴とする自動試験装置。
  27. 【請求項27】 RFスイッチング・モジュールであっ
    て、 (a)RF源に接続するソース・ポートと、 (b)RF受信機に接続する受信機ポートと、 (c)被試験デバイスに接続する試験ポートと、 (d)前記ソース・ポートと前記受信機ポートと前記試
    験ポートとに接続された電子回路であって、前記ソース
    ・ポートからの信号を前記試験ポートに結合し、前記ソ
    ース・ポートと前記試験ポートとからの信号が選択的に
    前記受信機ポートに与えられることを可能にする指向性
    特性を更に有する、電子回路と、 (e)前記電子回路に切り換え可能に接続されたVNA
    較正基準と、 を備えていることを特徴とするRFスイッチング・モジ
    ュール。
  28. 【請求項28】 請求項27記載のRFスイッチング・
    モジュールにおいて、前記較正基準のために調整値を記
    憶する手段を、更に備えていることを特徴とするRFス
    イッチング・モジュール。
  29. 【請求項29】 RF回路を含む電子素子を試験する方
    法であって、 (a)少なくとも1つのソースと受信機とをスイッチン
    グ・モジュールに接続するステップと、 (b)前記スイッチング・モジュールの少なくとも2つ
    のポートを前記素子に接続するステップと、 (c)前記素子の入力インピーダンスを前記2つのポー
    トにおいて測定するステップと、 (d)前記モジュール又は前記素子への前記接続は変更
    せずに、前記素子の高周波を測定するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  30. 【請求項30】 請求項29記載の方法において、少な
    くとも1つのソースと受信機とを接続する前記ステップ
    は、1つだけの受信機を接続するステップを含むことを
    特徴とする方法。
  31. 【請求項31】 ソース、試験ポート及び少なくとも1
    つの受信機の間で指向性特性を有するタイプのVNA回
    路を較正する方法であって、前記試験ポートに向かって
    又は前記試験ポートから離れる方向に伝搬する信号が測
    定される、方法において、 (a)前記VNA回路を前記試験ポートを介して複数の
    外部基準に接続し、複数の測定を行うステップと、 (b)前記VNA回路を前記VNA回路の内部の異なる
    複数の基準に接続し、複数の測定を行うステップと、 (c)前記外部基準の前記測定に基づいて前記内部基準
    に対する調整を計算するステップと、 (d)結果的に、前記内部基準と前記計算された調整と
    を用いて、前記VNA回路を較正するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  32. 【請求項32】 請求項31記載の方法において、前記
    計算された調整を不揮発性のメモリに記憶するステップ
    を、更に含むことを特徴とする方法。
  33. 【請求項33】 請求項32記載の方法において、前記
    較正方法は、前記VNA回路の指向性における不完全性
    を較正することを特徴とする方法。
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