JPH08276421A - スライシングマシンの切断制御方法及びその装置 - Google Patents
スライシングマシンの切断制御方法及びその装置Info
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- JPH08276421A JPH08276421A JP10176595A JP10176595A JPH08276421A JP H08276421 A JPH08276421 A JP H08276421A JP 10176595 A JP10176595 A JP 10176595A JP 10176595 A JP10176595 A JP 10176595A JP H08276421 A JPH08276421 A JP H08276421A
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- blade
- cutting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価に構成できて平面精度が良好なウェーハ
が得られるとともに、加工能率が低下せず既存のスライ
シングマシンにも対応が容易なスライシングマシンの切
断制御方法及びその装置を提供する。 【構成】 切断抵抗が安定するような移動テーブル4の
送り速度を、ブレード14の回転速度に対する曲線(制
御基準曲線S)としてあらかじめ設定し、回転速度を常
時検出し、検出した回転速度に最適な送り速度を制御基
準曲線Sから算出して、その送り速度で移動テーブル4
を駆動する。
が得られるとともに、加工能率が低下せず既存のスライ
シングマシンにも対応が容易なスライシングマシンの切
断制御方法及びその装置を提供する。 【構成】 切断抵抗が安定するような移動テーブル4の
送り速度を、ブレード14の回転速度に対する曲線(制
御基準曲線S)としてあらかじめ設定し、回転速度を常
時検出し、検出した回転速度に最適な送り速度を制御基
準曲線Sから算出して、その送り速度で移動テーブル4
を駆動する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スライシングマシンの
インゴット切断制御方法及びその装置の改良に関する。
インゴット切断制御方法及びその装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】スライシングマシンは、半導体素子の素
材となるシリコン等のインゴットを、回転する薄刃の切
断工具(本明細書では「ブレード」という。)の刃先に
相対的に近づけて、所定の厚さに切断しウェーハを生産
する。スライシングマシンには内周刃式切断機や外周刃
式切断機があるが、さらに、内周刃式切断機にはインゴ
ットの取付姿勢によって縦型と横型に分類できる。図4
に縦型の内周刃式切断機の例(要部立面図)を示す。
材となるシリコン等のインゴットを、回転する薄刃の切
断工具(本明細書では「ブレード」という。)の刃先に
相対的に近づけて、所定の厚さに切断しウェーハを生産
する。スライシングマシンには内周刃式切断機や外周刃
式切断機があるが、さらに、内周刃式切断機にはインゴ
ットの取付姿勢によって縦型と横型に分類できる。図4
に縦型の内周刃式切断機の例(要部立面図)を示す。
【0003】図4において、内周刃式切断機は、架台1
の上面に設けられたテーブルガイド2に移動テーブル4
がX方向に移動自在に支持されるとともに、内蔵された
駆動機構によって駆動される。移動テーブル4にはコラ
ム5が取り付けられ、コラム5に設けられた上下ガイド
にZ方向移動自在に支持されたワークホルダー7が、コ
ラム5に内蔵された駆動機構によって駆動される。ま
た、テーブルガイド2の隣に設けられた加工部10に
は、テンションヘッド13が回転機構に支持されてお
り、テンションヘッド13にはブレード14がトップリ
ング15によって張り上げて取り付けられている。
の上面に設けられたテーブルガイド2に移動テーブル4
がX方向に移動自在に支持されるとともに、内蔵された
駆動機構によって駆動される。移動テーブル4にはコラ
ム5が取り付けられ、コラム5に設けられた上下ガイド
にZ方向移動自在に支持されたワークホルダー7が、コ
ラム5に内蔵された駆動機構によって駆動される。ま
た、テーブルガイド2の隣に設けられた加工部10に
は、テンションヘッド13が回転機構に支持されてお
り、テンションヘッド13にはブレード14がトップリ
ング15によって張り上げて取り付けられている。
【0004】このように構成された内周刃式切断機で
は、ブレード14を高速回転し、インゴットWの端面が
ブレード14の刃先14aよりウェーハ厚さ分だけ下方
に位置した状態で、移動テーブル4によってインゴット
Wをブレード14の略中央位置からX右方向に移動さ
せ、インゴットWを切断する。
は、ブレード14を高速回転し、インゴットWの端面が
ブレード14の刃先14aよりウェーハ厚さ分だけ下方
に位置した状態で、移動テーブル4によってインゴット
Wをブレード14の略中央位置からX右方向に移動さ
せ、インゴットWを切断する。
【0005】この場合、切断が進行すると、刃先14a
の摩耗、インゴットWとブレード14の間のスラッジの
堆積等種々の要因で切断抵抗が増加する。ブレード14
は軸方向(図2でZ方向)の剛性が小さく、切断抵抗が
増加するとブレード14の刃先14aは初期の状態から
軸方向に変位しやすくなる。いうまでもなく、ウェーハ
の平面精度はブレード14の刃先14aの切断時の軸方
向精度に依存する。このため、切断抵抗が増加した状態
で切断を継続すると、平面精度の良好なウェーハが得ら
れない。また、場合によってはブレード14の破断も発
生する。
の摩耗、インゴットWとブレード14の間のスラッジの
堆積等種々の要因で切断抵抗が増加する。ブレード14
は軸方向(図2でZ方向)の剛性が小さく、切断抵抗が
増加するとブレード14の刃先14aは初期の状態から
軸方向に変位しやすくなる。いうまでもなく、ウェーハ
の平面精度はブレード14の刃先14aの切断時の軸方
向精度に依存する。このため、切断抵抗が増加した状態
で切断を継続すると、平面精度の良好なウェーハが得ら
れない。また、場合によってはブレード14の破断も発
生する。
【0006】近年、半導体の生産効率向上からインゴッ
トWの直径は次第に大きくなり、ブレード14に要求さ
れる切断時の軸方向精度がますます厳しくなってきてい
る。このため、切断制御方法として種々の提案がされて
いる。
トWの直径は次第に大きくなり、ブレード14に要求さ
れる切断時の軸方向精度がますます厳しくなってきてい
る。このため、切断制御方法として種々の提案がされて
いる。
【0007】その一つとして当出願人が開示している
「特開平3−058804(スライシングマシンの運転
方法)」がある。この方法は、切断抵抗が増加するとブ
レード14の回転速度が低下することを利用し、ブレー
ド14の回転速度を検出して切断抵抗を推定し、それに
よって切断を制御するものである。つまり、回転速度が
正常範囲にある場合は切断送り(移動テーブル4によっ
てインゴットWをブレード14の刃先14aに送り込む
こと。)を継続し、回転速度が異常範囲になると切断送
りを停止する。これによって、ウェーハの平面精度の向
上が可能となる。ブレード14の破断も防止できる。
「特開平3−058804(スライシングマシンの運転
方法)」がある。この方法は、切断抵抗が増加するとブ
レード14の回転速度が低下することを利用し、ブレー
ド14の回転速度を検出して切断抵抗を推定し、それに
よって切断を制御するものである。つまり、回転速度が
正常範囲にある場合は切断送り(移動テーブル4によっ
てインゴットWをブレード14の刃先14aに送り込む
こと。)を継続し、回転速度が異常範囲になると切断送
りを停止する。これによって、ウェーハの平面精度の向
上が可能となる。ブレード14の破断も防止できる。
【0008】また、他の方法として開示されているもの
に「特開平6−262620(スライシング装置のブレ
ード撓み検出方法及び装置並びにブレード撓み制御装
置)」がある。この方法は、インゴットの取付部に歪セ
ンサーを設けてインゴットの軸方向荷重を検出し、それ
によってブレードの軸方向変位を推定するものである。
そして、ブレードの軸方向変位が小さくなるように、ブ
レードの回転速度や切断送り速度を制御したり、ブレー
ドのドレッシングを指示する。
に「特開平6−262620(スライシング装置のブレ
ード撓み検出方法及び装置並びにブレード撓み制御装
置)」がある。この方法は、インゴットの取付部に歪セ
ンサーを設けてインゴットの軸方向荷重を検出し、それ
によってブレードの軸方向変位を推定するものである。
そして、ブレードの軸方向変位が小さくなるように、ブ
レードの回転速度や切断送り速度を制御したり、ブレー
ドのドレッシングを指示する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、「特開
平3−058804」の方法では、回転速度が低下して
異常範囲になると切断送りを停止するため、加工能率が
低下しやすい。また、正常範囲には幅があり、回転速度
がある程度低下するまでは正常範囲として切断を継続す
るので、その分だけはウェーハの平面精度の向上が期待
できない。
平3−058804」の方法では、回転速度が低下して
異常範囲になると切断送りを停止するため、加工能率が
低下しやすい。また、正常範囲には幅があり、回転速度
がある程度低下するまでは正常範囲として切断を継続す
るので、その分だけはウェーハの平面精度の向上が期待
できない。
【0010】また、「特開平6−262620」の方法
では、インゴットの取付部に歪センサーを設けるため、
装置が高価になるとともに、既存のスライシングマシン
には簡単に対応できないという問題がある。
では、インゴットの取付部に歪センサーを設けるため、
装置が高価になるとともに、既存のスライシングマシン
には簡単に対応できないという問題がある。
【0011】本発明はこのような事情を鑑みてなされた
もので、インゴットを支持する移動テーブルと回転する
ブレードを相対的に近づけてインゴットを切断するスラ
イシングマシンにおいて、安価に構成できて平面精度が
良好なウェーハが得られるとともに、加工能率が低下せ
ず既存のスライシングマシンにも対応容易なスライシン
グマシンの切断制御方法及びその装置を提供することを
目的とする。
もので、インゴットを支持する移動テーブルと回転する
ブレードを相対的に近づけてインゴットを切断するスラ
イシングマシンにおいて、安価に構成できて平面精度が
良好なウェーハが得られるとともに、加工能率が低下せ
ず既存のスライシングマシンにも対応容易なスライシン
グマシンの切断制御方法及びその装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記目的を
達成するために、スライシングマシンの切断制御方法
を、切断抵抗をブレード14の回転速度から推定すると
ともに、切断抵抗が増加して回転速度が低下すると移動
テーブル4の送り速度を遅くして、切断抵抗を安定させ
るようにする。すなわち、切断抵抗が安定するような移
動テーブル4の送り速度を、ブレード14の回転速度に
対する関数(制御基準曲線S)としてあらかじめ設定す
る。そして、ブレード14の回転速度を常時検出し、そ
の回転速度に最適な送り速度を制御基準曲線Sから算出
して、その送り速度で移動テーブル4を駆動する。
達成するために、スライシングマシンの切断制御方法
を、切断抵抗をブレード14の回転速度から推定すると
ともに、切断抵抗が増加して回転速度が低下すると移動
テーブル4の送り速度を遅くして、切断抵抗を安定させ
るようにする。すなわち、切断抵抗が安定するような移
動テーブル4の送り速度を、ブレード14の回転速度に
対する関数(制御基準曲線S)としてあらかじめ設定す
る。そして、ブレード14の回転速度を常時検出し、そ
の回転速度に最適な送り速度を制御基準曲線Sから算出
して、その送り速度で移動テーブル4を駆動する。
【0013】また、その切断制御装置を次のように構成
する。 (イ)記憶部21を設け、あらかじめ設定された制御基
準曲線Sを記憶する。 (ロ)回転数検出器19を設け、ブレード14の回転数
を検出する。 (ハ)回転速度算出部22を設け、回転数検出器19で
検出された回転数からブレード14の回転速度を算出す
る。 (ニ)テーブル速度指令部23を設け、記憶部21に記
憶された制御基準曲線Sから、回転速度算出部22で算
出されたブレード14の回転速度に最適な移動テーブル
4の送り速度を算出して、テーブル駆動部24に指令す
る。 (ホ)テーブル駆動部24を設け、テーブル速度指令部
23から指令された速度に従って移動テーブル4を駆動
する。
する。 (イ)記憶部21を設け、あらかじめ設定された制御基
準曲線Sを記憶する。 (ロ)回転数検出器19を設け、ブレード14の回転数
を検出する。 (ハ)回転速度算出部22を設け、回転数検出器19で
検出された回転数からブレード14の回転速度を算出す
る。 (ニ)テーブル速度指令部23を設け、記憶部21に記
憶された制御基準曲線Sから、回転速度算出部22で算
出されたブレード14の回転速度に最適な移動テーブル
4の送り速度を算出して、テーブル駆動部24に指令す
る。 (ホ)テーブル駆動部24を設け、テーブル速度指令部
23から指令された速度に従って移動テーブル4を駆動
する。
【0014】
【作用】本発明に係るスライシングマシンの切断制御方
法及びその装置では、ブレード14の回転速度に対する
移動テーブル4の最適な送り速度があらかじめ設定さ
れ、制御基準曲線Sとして記憶部21に記憶される。次
に、回転数検出器19で検出されたブレード14の回転
数から回転速度算出部22でブレード14の回転速度が
算出される。算出された回転速度がテーブル速度指令部
23に送られると、テーブル速度指令部23では記憶部
21に記憶された制御基準曲線Sから、その回転速度に
最適な送り速度を算出して、テーブル駆動部24に指令
する。テーブル駆動部24では指令された送り速度で移
動テーブル4を駆動する。
法及びその装置では、ブレード14の回転速度に対する
移動テーブル4の最適な送り速度があらかじめ設定さ
れ、制御基準曲線Sとして記憶部21に記憶される。次
に、回転数検出器19で検出されたブレード14の回転
数から回転速度算出部22でブレード14の回転速度が
算出される。算出された回転速度がテーブル速度指令部
23に送られると、テーブル速度指令部23では記憶部
21に記憶された制御基準曲線Sから、その回転速度に
最適な送り速度を算出して、テーブル駆動部24に指令
する。テーブル駆動部24では指令された送り速度で移
動テーブル4を駆動する。
【0015】
【実施例】本発明に係るスライシングマシンの切断制御
装置の実施例の構成図を図1に示す。図1は従来の技術
で説明した図4の内周刃式切断機を模式的に表すととも
に、ブレード14の回転駆動機構、移動テーブル4の移
動駆動機構等及び本発明に係る切断制御装置関係を付加
したものである。したがって、同一機能部品には同一符
号を付している。
装置の実施例の構成図を図1に示す。図1は従来の技術
で説明した図4の内周刃式切断機を模式的に表すととも
に、ブレード14の回転駆動機構、移動テーブル4の移
動駆動機構等及び本発明に係る切断制御装置関係を付加
したものである。したがって、同一機能部品には同一符
号を付している。
【0016】図1において、内周刃式切断機は、架台1
の上面に設けらたテーブルガイド2に移動テーブル4が
X方向に移動自在に支持されるとともに、テーブルガイ
ド2に設けられたテーブル駆動機構3(モーター3a、
送りネジ3b等)によって駆動される。移動テーブル4
にはコラム5が取り付けられ、コラム5に設けられた上
下ガイドにZ方向移動自在に支持されたワークホルダー
7が、コラム5に設けられたZ軸駆動機構6(モーター
6a、送りネジ6b等)によって駆動される。
の上面に設けらたテーブルガイド2に移動テーブル4が
X方向に移動自在に支持されるとともに、テーブルガイ
ド2に設けられたテーブル駆動機構3(モーター3a、
送りネジ3b等)によって駆動される。移動テーブル4
にはコラム5が取り付けられ、コラム5に設けられた上
下ガイドにZ方向移動自在に支持されたワークホルダー
7が、コラム5に設けられたZ軸駆動機構6(モーター
6a、送りネジ6b等)によって駆動される。
【0017】また、加工部10では、軸受け台11に回
転自在に支持された主軸12の上端にテンションヘッド
13が固着されており、テンションヘッド13にはブレ
ード14がトップリング15によって張り上げて取り付
けられている。一方、主軸12の下側にはプーリー12
aが固着され、軸受け台11に取り付けられたモーター
16の回転軸に固着されたプーリー16aが、プーリー
12aとベルト17で連結されている。また、主軸12
の下端には回転板18が固着され、回転板18の回転数
を検出する回転数検出器19が軸受け台11に取り付け
られている。回転数検出器19は光学式あるいは磁気式
のものである。
転自在に支持された主軸12の上端にテンションヘッド
13が固着されており、テンションヘッド13にはブレ
ード14がトップリング15によって張り上げて取り付
けられている。一方、主軸12の下側にはプーリー12
aが固着され、軸受け台11に取り付けられたモーター
16の回転軸に固着されたプーリー16aが、プーリー
12aとベルト17で連結されている。また、主軸12
の下端には回転板18が固着され、回転板18の回転数
を検出する回転数検出器19が軸受け台11に取り付け
られている。回転数検出器19は光学式あるいは磁気式
のものである。
【0018】 さらに、切断制御装置関係として、あら
かじめ設定された制御基準曲線Sを記憶する記憶部2
1、回転数検出器19で検出されたブレード14の回転
数からブレード14の回転速度を算出する回転速度算出
部22、記憶部21に記憶された制御基準曲線Sから、
回転速度算出部22で算出されたブレード14の回転速
度に最適な移動テーブル4の送り速度を算出して、テー
ブル駆動部24に指令するテーブル速度指令部23、テ
ーブル速度指令部23から指令された速度に従って移動
テーブル4を駆動するテーブル駆動部24が設けられて
いる。
かじめ設定された制御基準曲線Sを記憶する記憶部2
1、回転数検出器19で検出されたブレード14の回転
数からブレード14の回転速度を算出する回転速度算出
部22、記憶部21に記憶された制御基準曲線Sから、
回転速度算出部22で算出されたブレード14の回転速
度に最適な移動テーブル4の送り速度を算出して、テー
ブル駆動部24に指令するテーブル速度指令部23、テ
ーブル速度指令部23から指令された速度に従って移動
テーブル4を駆動するテーブル駆動部24が設けられて
いる。
【0019】ところで、このように構成された内周刃式
切断機では、従来の技術で説明したと同様に次のように
作用する。すなわち、インゴットWがブレード14の略
中央位置にあるときに、モーター16は図示しない制御
部によって駆動され、それによってブレード14が高速
回転する。次に、インゴットWの端面がブレード14の
刃先14aよりウェーハ厚さ分だけ下方に位置するよう
に、Z軸駆動機構6によってインゴットWがZ下方向に
送られる。その状態から、移動テーブル4がテーブル駆
動機構3によってX右方向に移動し、インゴットWが切
断される。
切断機では、従来の技術で説明したと同様に次のように
作用する。すなわち、インゴットWがブレード14の略
中央位置にあるときに、モーター16は図示しない制御
部によって駆動され、それによってブレード14が高速
回転する。次に、インゴットWの端面がブレード14の
刃先14aよりウェーハ厚さ分だけ下方に位置するよう
に、Z軸駆動機構6によってインゴットWがZ下方向に
送られる。その状態から、移動テーブル4がテーブル駆
動機構3によってX右方向に移動し、インゴットWが切
断される。
【0020】この場合、ブレード14にかかる切断抵抗
が増加すると、モーター16の回転速度は低下するが、
これを図2に示す。図2の横軸は切断抵抗R、縦軸は回
転速度Ωで、特性曲線がTである。図2に示すように、
この特性曲線Tでは、切断抵抗がRaのときに回転速度
がΩaであったものが、切断抵抗がRbに増加すると回
転速度はΩbまで低下する。
が増加すると、モーター16の回転速度は低下するが、
これを図2に示す。図2の横軸は切断抵抗R、縦軸は回
転速度Ωで、特性曲線がTである。図2に示すように、
この特性曲線Tでは、切断抵抗がRaのときに回転速度
がΩaであったものが、切断抵抗がRbに増加すると回
転速度はΩbまで低下する。
【0021】また、この特性曲線Tを用いて制御基準曲
線Sを次のように設定する。制御基準曲線Sを図3に示
す。制御基準曲線Sは、切断抵抗が安定するような移動
テーブル4の送り速度を、ブレード14の回転速度に対
する曲線として表したものである。つまり、図2の特性
曲線Tから求めた切断抵抗Rに対する回転速度Ωを利用
して、切断抵抗Rの代わりに横軸をブレード14の回転
速度Ωとしたものである。縦軸は移動テーブル4の送り
速度Vである。図3に示すように、この制御基準曲線S
では、最大回転速度Ωa(切断抵抗がRa)のときの送
り速度をVaとし、切断抵抗がRbに増加して回転速度
がΩbになると送り速度をVbまで遅くするように設定
している。
線Sを次のように設定する。制御基準曲線Sを図3に示
す。制御基準曲線Sは、切断抵抗が安定するような移動
テーブル4の送り速度を、ブレード14の回転速度に対
する曲線として表したものである。つまり、図2の特性
曲線Tから求めた切断抵抗Rに対する回転速度Ωを利用
して、切断抵抗Rの代わりに横軸をブレード14の回転
速度Ωとしたものである。縦軸は移動テーブル4の送り
速度Vである。図3に示すように、この制御基準曲線S
では、最大回転速度Ωa(切断抵抗がRa)のときの送
り速度をVaとし、切断抵抗がRbに増加して回転速度
がΩbになると送り速度をVbまで遅くするように設定
している。
【0022】実施例の切断制御装置はこのように構成さ
れ、ブレード14の回転数は回転数検出器19で検出さ
れ、そのデータからブレード14の回転速度Ωが回転速
度算出部22で算出される。回転速度算出部22で算出
された回転速度Ωは、テーブル速度指令部23に送ら
れ、テーブル速度指令部23では記憶部21に記憶され
た制御基準曲線Sから、その回転速度に最適な送り速度
Vを算出して、テーブル駆動部24に指令する。テーブ
ル駆動部24では、移動テーブル4が指令された送り速
度Vになるようにモーター3aを駆動する。
れ、ブレード14の回転数は回転数検出器19で検出さ
れ、そのデータからブレード14の回転速度Ωが回転速
度算出部22で算出される。回転速度算出部22で算出
された回転速度Ωは、テーブル速度指令部23に送ら
れ、テーブル速度指令部23では記憶部21に記憶され
た制御基準曲線Sから、その回転速度に最適な送り速度
Vを算出して、テーブル駆動部24に指令する。テーブ
ル駆動部24では、移動テーブル4が指令された送り速
度Vになるようにモーター3aを駆動する。
【0023】なお、実施例では縦型の内周刃式切断機に
ついて説明したが、これに限らず、本発明は横型の内周
刃式切断機についても適用できる。同様に、本発明は外
周刃式切断機についても適用できる。
ついて説明したが、これに限らず、本発明は横型の内周
刃式切断機についても適用できる。同様に、本発明は外
周刃式切断機についても適用できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るスライ
シングマシンの切断制御方法及びその装置によれば、切
断抵抗Rが安定するような移動テーブル4の送り速度V
を、ブレード14の回転速度Ωに対する関数(制御基準
曲線S)としてあらかじめ設定し、回転速度Ωを常時検
出し、検出した回転速度Ωに最適な送り速度Vを制御基
準曲線Sから算出して、その送り速度Vで移動テーブル
4を駆動するようにした。
シングマシンの切断制御方法及びその装置によれば、切
断抵抗Rが安定するような移動テーブル4の送り速度V
を、ブレード14の回転速度Ωに対する関数(制御基準
曲線S)としてあらかじめ設定し、回転速度Ωを常時検
出し、検出した回転速度Ωに最適な送り速度Vを制御基
準曲線Sから算出して、その送り速度Vで移動テーブル
4を駆動するようにした。
【0025】これによって、切断抵抗Rがリアルタイム
に制御され切断抵抗Rが安定するので、平面精度が良好
なウェーハが得られるとともにブレード14の破断も防
止できる。また、切断抵抗が増加しても切断を中断しな
いので、加工能率が低下しない。さらに、特別な検出機
器が不要であるとともに制御方法が簡単であるので安価
に構成ができ、既存のスライシングマシンにも対応が容
易である。
に制御され切断抵抗Rが安定するので、平面精度が良好
なウェーハが得られるとともにブレード14の破断も防
止できる。また、切断抵抗が増加しても切断を中断しな
いので、加工能率が低下しない。さらに、特別な検出機
器が不要であるとともに制御方法が簡単であるので安価
に構成ができ、既存のスライシングマシンにも対応が容
易である。
【0026】したがって、安価に構成できて平面精度が
良好なウェーハが得られるとともに、加工能率が低下せ
ず既存のスライシングマシンにも対応が容易なスライシ
ングマシンの切断制御方法及びその装置を提供すること
ができる。
良好なウェーハが得られるとともに、加工能率が低下せ
ず既存のスライシングマシンにも対応が容易なスライシ
ングマシンの切断制御方法及びその装置を提供すること
ができる。
【図1】本発明に係る切断制御装置の構成図
【図2】切断抵抗と回転速度の特性曲線図
【図3】制御基準曲線図
【図4】一般的な縦型の内周刃式切断機の要部立面図
2……テーブルガイド 3a…モーター 3b…送りネジ 4……移動テーブル 7……ワークホルダー W……インゴット 12…主軸 13…テンションヘッド 14…ブレード 16…モーター 18…回転板 19…回転数検出器 21…記憶部 22…回転速度算出部 23…テーブル速度指令部 24…テーブル駆動部
Claims (2)
- 【請求項1】インゴットを支持する移動テーブルと回転
するブレードを相対的に近づけてインゴットを切断する
スライシングマシンにおいて、 前記ブレードの回転速度に対する前記移動テーブルの最
適な送り速度をあらかじめ設定して、これを制御基準曲
線として記憶し、 前記ブレードの回転速度を検出し、 検出した前記ブレードの回転速度に最適な前記移動テー
ブルの送り速度を前記制御基準曲線から算出して、その
送り速度で前記移動テーブルを駆動することを特徴とす
るスライシングマシンの切断制御方法。 - 【請求項2】インゴットを支持する移動テーブルと回転
するブレードを相対的に近づけてインゴットを切断する
スライシングマシンにおいて、 あらかじめ設定された、前記ブレードの回転速度に対す
る前記移動テーブルの最適な送り速度を、制御基準曲線
として記憶する記憶部と、 前記ブレードの回転数を検出する回転数検出器と、 その回転数検出器で検出された回転数から前記ブレード
の回転速度を算出する回転速度算出部と、 前記記憶部に記憶された制御基準曲線から、前記回転速
度算出部で算出された前記ブレードの回転速度に最適な
前記移動テーブルの送り速度を算出して、指令するテー
ブル速度指令部と、 前記テーブル速度指令部から指令され速度に従って前記
移動テーブルを駆動するテーブル駆動部と、 から構成されたことを特徴とするスライシングマシンの
切断制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10176595A JPH08276421A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | スライシングマシンの切断制御方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10176595A JPH08276421A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | スライシングマシンの切断制御方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08276421A true JPH08276421A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=14309330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10176595A Pending JPH08276421A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | スライシングマシンの切断制御方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08276421A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105835246A (zh) * | 2016-05-14 | 2016-08-10 | 洛阳金诺机械工程有限公司 | 一种晶体硅棒的切割装置及其切割方法 |
| CN107697596A (zh) * | 2017-09-30 | 2018-02-16 | 宁波大红鹰学院 | 一种铝粉专用送料机送料速度控制方法 |
-
1995
- 1995-04-03 JP JP10176595A patent/JPH08276421A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105835246A (zh) * | 2016-05-14 | 2016-08-10 | 洛阳金诺机械工程有限公司 | 一种晶体硅棒的切割装置及其切割方法 |
| CN107697596A (zh) * | 2017-09-30 | 2018-02-16 | 宁波大红鹰学院 | 一种铝粉专用送料机送料速度控制方法 |
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