JPH08276506A - 熱硬化性樹脂へのマーキング方法およびマーキング装置を備えた組立装置 - Google Patents

熱硬化性樹脂へのマーキング方法およびマーキング装置を備えた組立装置

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JPH08276506A
JPH08276506A JP7082366A JP8236695A JPH08276506A JP H08276506 A JPH08276506 A JP H08276506A JP 7082366 A JP7082366 A JP 7082366A JP 8236695 A JP8236695 A JP 8236695A JP H08276506 A JPH08276506 A JP H08276506A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ユリア樹脂の成形品へのマーキングに際して、
ラベルの貼り付けを不要にし刻印の耐熱衝撃性、耐候
性、耐摩擦性を向上させる。 【構成】成形品4は、ユリア樹脂とケイ素と顔料とを含
む材料を直圧成形法により成形される。レーザ光源1は
成形品4の表面にエネルギー密度が255kW/cm2
以下の炭酸ガスレーザによるレーザビームを照射し、刻
印6を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームを用いて
熱硬化性合成樹脂の表面に刻印を施す熱硬化性樹脂への
マーキング方法および熱硬化性合成樹脂の成形品に部品
を組み付ける際にマーキングを施すマーキング装置を備
えた組立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に熱硬化性合成樹脂の成形品に文字
や図形などを付すマーキング方法としては、文字や図形
を印刷したラベルを製品に貼着する方法が採用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法では、ラ
ベルを別途製作しなければならないからコスト増につな
がるという問題がある。さらに、ラベルは接着剤等によ
って成形品に貼着されるから、剥がれることがあり、耐
熱衝撃性、耐候性、耐摩耗性などが十分ではないという
問題がある。
【0004】ところで、配線器具などのケーシングとな
る成形品にマーキングを自動的に施す場合には、ケーシ
ングに各種部品を組み付ける組立装置のラインに、ラベ
ルを貼着するマーキング装置を配置することになる。ラ
インは同種製品で各種仕様に共通に用いられることが多
いから、製品の仕様を変えるたびにマーキング装置によ
って成形品に貼着するラベルを入れ換える必要が生じ
る。すなわち、一つのラインを多品種の製造に用いるよ
うな場合に、製品品種ごとのラベルをマーキング装置に
入れ換える作業が必要であり作業性が悪いという問題が
生じる。
【0005】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、熱硬化性樹脂の成形品に対してレーザビームの照
射により任意の文字や図形を刻印し、これによってラベ
ルの貼り付けを不要にして刻印の耐熱衝撃性、耐候性、
耐摩擦性を向上させる熱硬化性樹脂へのマーキング方法
および製品品種の変更に伴う刻印の変更作業を容易にし
たマーキング装置を備えた組立装置を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ユリ
ア樹脂とケイ素と顔料とを含む材料を直圧成形法により
成形した後、成形品の表面にエネルギー密度が255k
W/cm2 以下の炭酸ガスレーザによるレーザビームを
照射して刻印することを特徴とする。請求項2の発明で
は、上記エネルギー密度が77〜153kW/cm2
あることを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、熱硬化性樹脂の成形品
に部品を組み付ける組立装置であって、上記成形品に対
してレーザビームの走査により刻印するマーキング装置
をラインの適所に配置したことを特徴とする。請求項4
の発明では、上記成形品はユリア樹脂とケイ素と顔料と
を含む材料を直圧成形法により成形したものであって、
レーザビームはエネルギー密度が255kW/cm2
下の炭酸ガスレーザである。
【0008】請求項5の発明では、ラインにおけるマー
キング装置よりも下流側に、マーキング装置による刻印
部分を撮像し画像処理により刻印の適否を認識する刻印
検査装置を配置したことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の発明の方法によれば、ユリア樹脂で
ある熱硬化性合成樹脂の成形品がケイ素と顔料とを含
み、かつエネルギー密度を255kW/cm2 以下に設
定した炭酸ガスレーザのレーザビームを成形品に照射し
て刻印するから、マーキングに際してラベルが不要にな
り、ラベルを用いていた場合の各種欠点が解消されるこ
とになる。すなわち、マーキングのための文字や図形を
印刷したラベルを成形品に貼着するのではなく、成形品
自身にレーザビームによる刻印を施していることによ
り、耐熱衝撃性、耐候性、耐摩耗性などにすぐれた刻印
を施すことができる。また、レーザビームの照射位置を
制御するだけで任意の文字や図形を刻印することができ
るから、任意の形状の成形品に刻印することができると
ともに、成形品ごとに異なる文字や図形を刻印すること
が容易であり、従来のように多種類のラベルを用意する
必要がなくマーキングに要するコストを低減できるので
ある。
【0010】ところで、上記方法により成形品に刻印す
ると、成形品の表面には白色の文字や図形を刻印するこ
とが可能である。発色の機構については必ずしも明らか
ではないが、ユリア樹脂がレーザビームによって蒸発し
た部分でケイ素、顔料、あるいはそれらの化合物が蒸発
せずに残留して白色に発色するか、ユリア樹脂に含まれ
る炭素が二酸化炭素になって蒸発する際に成形品の表面
に多数の微細な気泡が形成され、これが拡散反射面とな
って白色に発色するなどの機構が考えられる。いずれに
せよ上記方法によって白色の刻印を施すことができ、ユ
リア樹脂の成形品が白色以外の色に着色されていれば、
明瞭なコントラストを有した刻印を施すことができる。
しかも、レーザビームのエネルギー密度を比較的低く設
定していることによって、成形品の炭化による刻印部分
の褐色化を避けることができ、品位の高いマーキングが
可能になる。
【0011】請求項2の発明の方法は、レーザビームの
エネルギー密度の望ましい設定範囲である。請求項3の
発明の組立装置によれば、熱硬化性樹脂の成形品に対し
てレーザビームの走査により刻印するマーキング装置を
ラインの適所に配置していることにより、成形品への部
品の組み付け作業中にマーキングを施すことができ、し
かもマーキングにはラベルが不要であるからラベルの製
作に伴うコストが削減されることになる。また、同じ組
立装置を用いて異品種の製品を製造する場合であって
も、ラベルの交換などの作業を必要とせず、マーキング
装置によるレーザビームの走査位置を制御するだけであ
るから、多品種への対応が容易になる。
【0012】請求項4の発明は、成形品およびレーザビ
ームの望ましい実施態様である。請求項5の発明の組立
装置によれば、ラインにおけるマーキング装置よりも下
流側に、マーキング装置による刻印部分を撮像し画像処
理により刻印の適否を認識する刻印検査装置を配置して
いるから、レーザビームにより所望の刻印が形成されて
いるか否かを刻印検査装置で確認することができ、確認
結果をマーキング装置の制御に反映させることによって
刻印の精度や品位を向上させることが可能になる。
【0013】
【実施例】本発明方法を実施するマーキング装置Aを図
1に示す。レーザビームはレーザ光源1より発生し、偏
向装置2により所望の方向に偏向される。偏向装置2は
コンピュータのような制御装置3によって制御され、制
御装置3に設定された文字や図形が成形品4の表面に刻
印される。ここに、レーザ光源1には炭酸ガスレーザを
用い、偏向装置2は、図2に示すように、走査方向(矢
印で示す)が直交する2枚のガルバノミラー11a,1
1bと、レーザビームのビーム径を絞る集光レンズ12
とを備える。
【0014】成形品4は、ユリア樹脂を直圧成形法によ
り成形したものであって、少なくとも表面部分にはケイ
素と顔料とを含んでいる。ケイ素はケイ素化合物の形で
含まれていればよい。また、制御装置3は、エネルギー
供給装置5を通してレーザ光源1の出力も制御してお
り、レーザ光源1からは略一定のエネルギーのレーザビ
ームが連続的に出力されるようになっている。このよう
な構成のマーキング装置Aによって、レーザビームの成
形品の表面でのエネルギー密度を255kW/cm2
下に設定したところ、成形品4の表面に白色の刻印6を
施すことができた。
【0015】レーザビームのエネルギー密度は、次式で
求めることができる。すなわち、レーザビームのパワー
のピーク値をP、成形品4の表面でのレーザビームによ
るスポットの直径(ビーム径)をDとすれば、エネルギ
ー密度ωは、 ω=P/π(D/2)2 であって、レーザビームのパワーのピーク値Pを20
W、レーザビームのビーム径Dを0.01cmとすれ
ば、エネルギー密度ωは、 ω=20/π(0.01/2)2 ≒2.55×105 W/cm2 =255kW/cm2 と表すことができる。一般に最適値は、ピーク値の30
〜60%と考えられるから、255×0.3≒77以上
であって、255×0.6=153以下が適切な範囲に
なる。要するに、レーザビームのエネルギー密度は77
〜153kW/cm2 の範囲が望ましいのである。
【0016】上記構成のマーキング装置Aは、たとえば
スイッチのような配線器具のケーシングに刻印を施す際
に用いられる。この種のケーシングは、一面が開口する
直方体状に形成されたボディと、ボディの開口面側のカ
バーとを結合することにより形成され、内部に部品を収
納する空間を有しているのであって、少なくともボディ
は熱硬化性樹脂、とくにユリア樹脂を用いて形成される
ことが多い。
【0017】このような配線器具を組み立てる際には、
図3に示すような組立装置Bを用いる。この組立装置B
では、各種の部品供給装置21a〜21jをライン20
に沿って配置してあり、部品供給装置21aからライン
20に供給されるボディ22を図2のようにパレット2
3に載せ、ライン20上で図3に矢印で示す経路を通る
ようにパレット23を搬送しながら端子用の部品や接点
用の部品を部品供給装置21b〜21jから供給し、ボ
ディ22に組み付けるのである。また、ライン20を搬
送されるボディ22に部品を組み付けるタイミングは、
プログラマブルコントローラなどを備えた制御盤25に
より制御される。
【0018】ところで、ライン20には、上述したマー
キング装置Aおよびマーキング装置Aにより刻印された
文字や図形を検査するための刻印検査装置Cが配置され
る。刻印検査装置Cはライン20に沿ってマーキング装
置Aの下流側に配置される。マーキング装置Aは、上述
の構成を有し、図2に示すように、ユリア樹脂よりなる
ボディ22の側面に刻印6を施す。ここで、パレット2
3においてレーザ光源1と対向する部位には開口窓26
が形成され、この開口窓26を通してレーザビームによ
る文字や図形の刻印6が施される。
【0019】刻印検査装置Cは、ボディ22における刻
印6を含む空間領域をTVカメラで撮像して得た画像に
画像処理を施すことによって、文字や図形による刻印6
を抽出し、あらかじめ登録されているテンプレートと照
合することにより、刻印6の適否を評価する。この種の
画像処理は周知の処理であって、TVカメラで得た濃淡
画像を濃度について2値化し、2値化画像からエッジを
抽出することで文字や図形のみを抽出することができ
る。その後、抽出した文字や図形をテンプレートと照合
して一致度を評価するのである。ここに、TVカメラを
カラーTVカメラとし、あらかじめ設定された色範囲の
色のみを抽出することで、文字や図形の抽出を容易にす
ることも可能である。
【0020】刻印検査装置Cで一致度が所定程度以下と
評価されたときには、所望の刻印6が得られていないも
のと判断し、そのボディ22を排除する。また、刻印検
査装置Cでの評価に基づいて、文字や図形の傾きや明瞭
度を評価し、その結果をマーキング装置Aにフィードバ
ックすることで、マーキング装置Aによるレーザビーム
の照射位置やエネルギー密度の校正を行うようにしても
よい。
【0021】
【発明の効果】本発明方法は、上述のように、ユリア樹
脂である熱硬化性合成樹脂の成形品がケイ素と顔料とを
含み、かつエネルギー密度を255kW/cm2 以下に
設定した炭酸ガスレーザのレーザビームを成形品に照射
して刻印するのであって、マーキングに際して文字や図
形を印刷したラベルを成形品に貼着するのではなく、成
形品自身にレーザビームによる刻印を施しているので、
耐熱衝撃性、耐候性、耐摩耗性などにすぐれた刻印を施
すことができるという利点がある。また、レーザビーム
の照射位置を制御するだけで任意の文字や図形を刻印す
ることができるから、任意の形状の成形品に刻印するこ
とができるとともに、成形品ごとに異なる文字や図形を
刻印することが容易であり、従来のように多種類のラベ
ルを用意する必要がなくマーキングに要するコストを低
減できるという効果がある。しかも、レーザビームのエ
ネルギー密度を比較的低く設定していることによって、
成形品の炭化による刻印部分の褐色化を避けることがで
き、品位の高いマーキングが可能になるという利点があ
る。
【0022】本発明の組立装置は、熱硬化性樹脂の成形
品に対してレーザビームの走査により刻印するマーキン
グ装置をラインの適所に配置しているので、成形品への
部品の組み付け作業中にマーキングを施すことができ、
しかもマーキングにはラベルが不要であるからラベルの
製作に伴うコストが削減されるという利点がある。ま
た、同じ組立装置を用いて異品種の製品を製造する場合
であっても、ラベルの交換などの作業を必要とせず、マ
ーキング装置によるレーザビームの走査位置を制御する
だけであるから、多品種への対応が容易になるという利
点がある。
【0023】さらに、請求項5の発明のように、ライン
におけるマーキング装置よりも下流側に、マーキング装
置による刻印部分を撮像し画像処理により刻印の適否を
認識する刻印検査装置を配置すれば、レーザビームによ
り所望の刻印が形成されているか否かを刻印検査装置で
確認することができ、確認結果をマーキング装置の制御
に反映させることによって刻印の精度や品位を向上させ
ることが可能になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す概略構成図である。
【図2】実施例の要部斜視図である。
【図3】実施例の組立装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源 2 偏向装置 3 制御装置 4 成形品 5 エネルギー供給装置 6 刻印 20 ライン 21a〜21j 部品供給装置 22 ボディ 23 パレット A マーキング装置 B 組立装置 C 刻印検査装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ユリ
ア樹脂とケイ素と顔料とを含む材料を直圧成形法によ
り成形した後、成形品の表面にエネルギー密度が255
kW/cm2 以下の炭酸ガスレーザによるレーザビーム
を照射して刻印することを特徴とする。請求項2の発明
では、上記エネルギー密度が77〜153kW/cm2
であることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】請求項3の発明は、熱硬化性樹脂の成形品
に部品を組み付ける組立装置であって、上記成形品に対
してレーザビームの走査により刻印するマーキング装置
をラインの適所に配置したことを特徴とする。請求項4
の発明では、上記成形品はユリア樹脂とケイ素と顔料
とを含む材料を直圧成形法により成形したものであっ
て、レーザビームはエネルギー密度が255kW/cm
2 以下の炭酸ガスレーザである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【作用】請求項1の発明の方法によれば、ユリア樹脂
熱硬化性合成樹脂の成形品がケイ素と顔料とを含み、
かつエネルギー密度を255kW/cm2 以下に設定し
た炭酸ガスレーザのレーザビームを成形品に照射して刻
印するから、マーキングに際してラベルが不要になり、
ラベルを用いていた場合の各種欠点が解消されることに
なる。すなわち、マーキングのための文字や図形を印刷
したラベルを成形品に貼着するのではなく、成形品自身
にレーザビームによる刻印を施していることにより、耐
熱衝撃性、耐候性、耐摩耗性などにすぐれた刻印を施す
ことができる。また、レーザビームの照射位置を制御す
るだけで任意の文字や図形を刻印することができるか
ら、任意の形状の成形品に刻印することができるととも
に、成形品ごとに異なる文字や図形を刻印することが容
易であり、従来のように多種類のラベルを用意する必要
がなくマーキングに要するコストを低減できるのであ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】ところで、上記方法により成形品に刻印す
ると、成形品の表面には白色の文字や図形を刻印するこ
とが可能である。発色の機構については必ずしも明らか
ではないが、ユリア樹脂等の熱硬化性合成樹脂がレーザ
ビームによって蒸発した部分でケイ素、顔料、あるいは
それらの化合物が蒸発せずに残留して白色に発色する
か、ユリア樹脂に含まれる炭素が二酸化炭素になって蒸
発する際に成形品の表面に多数の微細な気泡が形成さ
れ、これが拡散反射面となって白色に発色するなどの機
構が考えられる。いずれにせよ上記方法によって白色の
刻印を施すことができ、ユリア樹脂等の熱硬化性合成樹
の成形品が白色以外の色に着色されていれば、明瞭な
コントラストを有した刻印を施すことができる。しか
も、レーザビームのエネルギー密度を比較的低く設定し
ていることによって、成形品の炭化による刻印部分の褐
色化を避けることができ、品位の高いマーキングが可能
になる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【発明の効果】本発明方法は、上述のように、ユリア樹
等の熱硬化性合成樹脂の成形品がケイ素と顔料とを含
み、かつエネルギー密度を255kW/cm2 以下に設
定した炭酸ガスレーザのレーザビームを成形品に照射し
て刻印するのであって、マーキングに際して文字や図形
を印刷したラベルを成形品に貼着するのではなく、成形
品自身にレーザビームによる刻印を施しているので、耐
熱衝撃性、耐候性、耐摩耗性などにすぐれた刻印を施す
ことができるという利点がある。また、レーザビームの
照射位置を制御するだけで任意の文字や図形を刻印する
ことができるから、任意の形状の成形品に刻印すること
ができるとともに、成形品ごとに異なる文字や図形を刻
印することが容易であり、従来のように多種類のラベル
を用意する必要がなくマーキングに要するコストを低減
できるという効果がある。しかも、レーザビームのエネ
ルギー密度を比較的低く設定していることによって、成
形品の炭化による刻印部分の褐色化を避けることがで
き、品位の高いマーキングが可能になるという利点があ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユリア樹脂とケイ素と顔料とを含む材料
    を直圧成形法により成形した後、成形品の表面にエネル
    ギー密度が255kW/cm2 以下の炭酸ガスレーザに
    よるレーザビームを照射して刻印することを特徴とする
    熱硬化性樹脂へのマーキング方法。
  2. 【請求項2】 上記エネルギー密度が77〜153kW
    /cm2 であることを特徴とする請求項1記載の熱硬化
    性樹脂へのマーキング方法。
  3. 【請求項3】 熱硬化性樹脂の成形品に部品を組み付け
    る組立装置であって、上記成形品に対してレーザビーム
    の走査により刻印するマーキング装置をラインの適所に
    配置したことを特徴とするマーキング装置を備えた組立
    装置。
  4. 【請求項4】 上記成形品はユリア樹脂とケイ素と顔料
    とを含む材料を直圧成形法により成形したものであっ
    て、レーザビームはエネルギー密度が255kW/cm
    2 以下の炭酸ガスレーザであることを特徴とする請求項
    3記載のマーキング装置を備えた組立装置。
  5. 【請求項5】 ラインにおけるマーキング装置よりも下
    流側に、マーキング装置による刻印部分を撮像し画像処
    理により刻印の適否を認識する刻印検査装置を配置した
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載のマーキ
    ング装置を備えた組立装置。
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