JPH08276536A - 内装用積層物およびその製造方法 - Google Patents

内装用積層物およびその製造方法

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JPH08276536A
JPH08276536A JP7081552A JP8155295A JPH08276536A JP H08276536 A JPH08276536 A JP H08276536A JP 7081552 A JP7081552 A JP 7081552A JP 8155295 A JP8155295 A JP 8155295A JP H08276536 A JPH08276536 A JP H08276536A
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JP
Japan
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component
laminate
interior
sheet
metal foil
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Application number
JP7081552A
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English (en)
Inventor
Naomasa Miyahara
直正 宮原
Nobuhiro Kaneko
伸宏 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 セラミック繊維と、金属酸化物および有機重
合体を含有するマトリクスとから形成されてなるシー
ト、ならびにアルミニウム、金および銀よりなる群から
選択される少なくとも金属の箔を積層してなることを特
徴とする内装用積層物及びその製法。 【効果】 この内装用積層物は、シート側に高熱が存在
しても、金属箔の内側つまり壁側に熱を伝導することを
防止することができる。したがって、壁材料の耐熱性に
少々問題があっても、ある一定の時間の間は壁が加熱さ
れることがなく、たとえば航空機の部屋の内壁、天井、
隔壁その他の壁紙の代わりに使用されるときに、壁の加
熱による延焼やガス発生を抑制することにより初期燃焼
から一気に燃え広がって行く、いわゆるフラッシュオー
バー現象を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内装用積層物およびそ
の製造方法に関し、さらに詳しくは、室内で火災が発生
したときにその延焼やガス発生を防止することができ、
特に壁紙として有用かつ好適な内装用積層物およびその
簡単な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年、各
種の安全性への要求が高まりつつある。特に人が集合し
て居住する部屋、例えば旅客用航空機の居室における火
災の発生および発生した火災の延焼、火災による有毒ガ
スや可燃性ガスの発生を防ぐために、年々安全性の基準
が厳しくなってきている。
【0003】したがって、旧基準には合格していた素材
が、新基準では不合格になる例が多数現れている。新基
準で不合格になった航空機が直ちに使用禁止になるわけ
ではないが、不安全部分を改装する場合には、新基準に
合格していなければならない。すなわち、旧基準を満足
していた壁の内装品たとえば壁紙を取り替えるときには
壁自体が新基準を満足していなければならない。
【0004】旧基準において製造された壁は、その材質
自体が火災に対してそれほど考慮されていず、火災に対
して比較的脆弱である。その場合、十分に考慮された材
質を使用している場合に比べて、新しい内装すなわち壁
紙にはそれだけ余計にそれら延焼、ガス発生を防止する
性能が要求される。たとえば、航空機の壁材料として、
従来はエポキシ樹脂を使用したハニカムパネルを使用し
ていた。現在使用されている航空機の壁材は、より安全
なフェノール樹脂を使用したハニカムパネルに変更され
つつはあるものの、未だエポキシ樹脂を使用している例
が多い。
【0005】この発明は前記事情に基づいて完成され
た。この発明の目的は前記課題を解決することにある。
この発明の目的は、火災に脆弱な素材の欠点を補うに十
分な機能を有する内装品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の請求項1に記載の発明は、セラミック繊維と、金属酸
化物および有機重合体を含有するマトリクスとから形成
されてなるシート、ならびにアルミニウム、金および銀
よりなる群から選択される少なくとも金属の箔を積層し
てなることを特徴とする内装用積層物であり、請求項2
に記載の発明は、金属酸化物は、その含有量が前記マト
リクスに対して50〜80重量%である前記請求項1ま
たは2に記載の内装用積層物であり、請求項3に記載の
発明は、前記セラミック繊維が、第1鉄の含有量が多く
とも0.5重量%である前記請求項1または2に記載の
内装用積層物であり、請求項4に記載の発明は、前記金
属箔がエンボス加工されてなる前記請求項1〜3のいず
れかに記載の内装用積層物であり、請求項5に記載の発
明は、前記シートが室内側となり、前記金属の箔が内装
基材側となるように積層されてなる前記請求項1〜4の
いずれかに記載の内装用積層物であり、請求項6に記載
の発明は、前記シートが、セラミック繊維と、金属酸化
物、有機重合体ならびに/または有機重合体の形成可能
な単量体および硬化剤とを含有するプリプレグを硬化し
てなる前記請求項1〜5のいずれかに記載の内装用積層
物であり、請求項7に記載の発明は、前記金属の箔の前
記シートとは反対側に、発泡樹脂層および/またはセラ
ミックバルーン層を形成してなる前記請求項1〜6のい
ずれかに記載の内装用積層物であり、請求項8に記載の
発明は、前記シートが、以下の(A)成分、(B)成
分、(C)成分、(D)成分および(E)成分を含有す
るマトリックス組成物の液またはシート状物をセラミッ
ク繊維のトウまたはその製品に含浸あるいは加熱浸透し
てなるプリプレグの硬化物である前記請求項1〜5、7
のいずれかに記載の内装用積層物であり、 (A)成分;平均粒径1μm以下の金属酸化物の微粉
末、 (B)成分;二重鎖構造を有する可溶性シロキサン重合
体、 (C)成分;エチレン性不飽和二重結合を少なくとも1
個分子中に有する3官能性シラン化合物、 (D)成分;有機過酸化物、 (E)成分;エチレン性不飽和二重結合を少なくとも2
個分子中に有するラジカル重合可能な単量体。
【0007】請求項9に記載の発明は、セラミック繊維
と、金属酸化物、有機重合体ならびに/または有機重合
体の形成可能な単量体および硬化剤とを含有するプリプ
レグに、アルミニウム、金および銀よりなる群から選択
される少なくとも金属の箔を重ね、前記シートの外表面
に、凹凸のある型を押し当てて加圧下に加熱硬化させ、
エンボス加工することを特徴とする内装用積層物の製造
方法請求項10に記載の発明は、前記プリプレグが、 (A)成分;平均粒径1μm以下の金属酸化物の微粉
末、 (B)成分;二重鎖構造を有する可溶性シロキサン重合
体、 (C)成分;エチレン性不飽和二重結合を少なくとも1
個分子中に有する3官能性シラン化合物、 (D)成分;有機過酸化物、 (E)成分;エチレン性不飽和二重結合を少なくとも2
個分子中に有するラジカル重合可能な単量体を含有する
マトリックス組成物の液またはシート状物をセラミック
繊維のトウまたはその製品に含浸あるいは加熱浸透して
なる前記請求項9に記載の内装用積層物の製造方法であ
る。
【0008】この発明の内装用積層物は、特定のシート
と特定の金属の箔(以下、金属箔と称する。)とが積層
してなる。そこで、以下の目次にしたがってこの発明を
説明する。
【0009】(a)シート (b)シートの好適例 (c)金属の箔 (d)内装用積層物の製造 (e)内装用積層物の使用。
【0010】(a)シート この発明の内装用積層物に使用されるシートは、セラミ
ック繊維と、金属酸化物および有機重合体を含有するマ
トリックスとから形成されてなるシートである。
【0011】前記セラミック繊維としては、セラミック
の繊維ないしウイスカーを挙げることができ、たとえば
ガラス繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、チラノ繊維あ
るいはアルミナおよび/またはシリカを主成分とする各
種繊維の短繊維または長繊維よりなる酸化物系無機繊維
などを挙げることができる。
【0012】前記ガラス繊維においては、第1鉄原子を
多くとも0.5重量%であるガラス繊維が好ましく、多
くとも0.1重量%であるガラス繊維が特に好ましい。
第1鉄原子を前記0.5重量%を越える割合で含有する
ガラス繊維は、火災時に火元から放射される遠赤外線を
吸収する量が多くて、この発明の内装用積層物の耐火性
を低下させるので好ましくない。なおここで、前記第1
鉄原子はガラス中にイオンの形で存在することもあり、
また非イオンの形で存在することもある。
【0013】この発明に使用されるセラミック繊維は、
その短繊維または長繊維がシート中にランダムに分散し
ていても良いが、好ましいのは織物、編物、不織布など
の製品の形態を有することである。織物としては、平
織、綾織、朱子織等公知の織り組織を有していても良
い。
【0014】前記マトリックスに含まれる前記金属酸化
物としては、たとえばシリカ、アルミナ、酸化チタン、
酸化リチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化カルシウム、
酸化マグネシウム、三酸化ホウ素、ジルコニア、部分安
定化ジルコニア、五酸化バナジウム、酸化バリウム、イ
ットリアおよびフェライトなどの単一酸化物、ならび
に、ムライト、ステアタイト、フォルステライト、コー
ジュエライト、チタン酸アルミニウム、チタン酸バリウ
ム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸カリウムおよび
チタン酸ジルコン酸鉛などの複合酸化物を挙げることが
できる。これらは、その一種を単独で使用することもで
きるし、またその二種以上を併用することもできる。
【0015】これら金属酸化物の中でも好ましいのは、
アルミナ、シリカまたは酸化チタンより選択される少な
くとも一種を含む酸化物またはこれらから構成される複
合酸化物である。
【0016】前記マトリックスに含まれる前記有機重合
体としては、特に制限がないのであるが、好ましくは後
に詳述する(B)成分、(C)成分を重合してなる重合
体および(E)成分を重合してなる重合体が挙げられ
る。(E)成分を重合してなる重合体としては、重合性
不飽和カルボン酸のエステル特に多価アルコールとのエ
ステルを重合してなる重合体が好適である。
【0017】前記マトリックスにおける金属酸化物およ
び有機重合体の配合比率として、通常、金属酸化物が3
50〜750重量部、好ましくは450〜650重量部
で、有機重合体は130〜420重量部、好ましくは2
00〜350重量部である。
【0018】場合によっては、前記マトリックス中での
前記金属酸化物の含有量は、通常50〜80重量%であ
り、好ましくは60〜70重量%である。金属酸化物の
含有量が前記範囲内にあると、この発明の目的が良く達
成される。
【0019】また、セラミック繊維と前記マトリックス
とからなるシート中に含まれるセラミック繊維の含有量
は、通常10〜60重量%であり、好ましくは30〜5
0重量%である。
【0020】前記マトリックスは、前記有機重合体と共
にあるいは有機重合体に代えてその有機重合体を導く単
量体たとえば(C)成分あるいは(E)成分等と硬化剤
とを含有することができる。
【0021】ある単量体については既述した。(C)成
分あるいは(E)成分は後述する。硬化剤としては通常
の重合開始剤特にラジカル重合開始剤を使用することが
できる。
【0022】この発明の内装用積層物に使用される前記
特定のシートの厚みは、内装用積層物の用途に応じて適
宜に決定されるのであるが、この内装用積層物を、内装
基材の表面被覆材として使用する場合には、厚くとも
1.5mm、好ましくは0.5〜1.5mmである。
【0023】この発明におけるシートは、前記マトリッ
クス中に前記セラミック繊維を分散し、あるいは前記セ
ラミック繊維からなる織物、編物あるいは不織布などの
製品に前記マトリックスを含浸して得られるプリプレグ
を加熱硬化することにより調製することができる。
【0024】(b)シートの好適例 この発明の内装用積層物に使用される好適なシートは、
以下の(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成
分および(E)成分を含有するマトリックス組成物の液
またはシート状物をセラミック繊維のトウまたは無機繊
維の製品に含浸あるいは加熱浸透してなるプリプレグの
硬化物である。
【0025】(A)成分;平均粒径1μm以下の金属酸
化物の微粉末、 (B)成分;二重鎖構造を有する可溶性シロキサン重合
体、 (C)成分;エチレン性不飽和二重結合を少なくとも1
個分子中に有する3官能性シラン化合物、 (D)成分;有機過酸化物、 (E)成分;エチレン性不飽和二重結合を少なくとも2
個分子中に有するラジカル重合可能な単量体。
【0026】前記(A)成分である金属酸化物として、
たとえばシリカ、アルミナ、酸化チタン、酸化リチウ
ム、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化カルシウム、酸化マグネ
シウム、三酸化ホウ素、ジルコニア、部分安定化ジルコ
ニア、五酸化バナジウム、酸化バリウム、イットリアお
よびフェライトなどの単一酸化物、ならびに、ムライ
ト、ステアタイト、フォルステライト、コージュエライ
ト、チタン酸アルミニウム、チタン酸バリウム、チタン
酸ストロンチウム、チタン酸カリウムおよびチタン酸ジ
ルコン酸鉛などの複合酸化物を挙げることができる。こ
れらは、その一種を単独で使用することもできるし、ま
たその二種以上を併用することもできる。
【0027】これら金属酸化物の中でも好ましいのは、
アルミナ、シリカまたは酸化チタンより選択される少な
くとも一種を含む酸化物またはこれらから構成される複
合酸化物である。
【0028】好適な金属酸化物は、その平均粒径が1μ
m以下、特に0.5μm以下である。このような微細な
粒径を有する金属酸化物の微粉末は、主に(C)成分、
(D)成分および(E)成分により形成される三次元網
目構造中に、(B)成分によって稠密に接合された状態
で包含され、それ故に物性に優れ、厚みの小さいシート
に容易に成形することができる。
【0029】(B)成分である二重鎖構造を有する可溶
性シロキサン重合体は、ホモポリマーであってもコポリ
マーであっても良い。この(B)成分は、前記金属酸化
物のバインダーとして作用する。なお、この発明におけ
る二重鎖構造を有する可溶性シロキサン重合体はオリゴ
マーと称されるものを含む。
【0030】二重鎖構造を有するシロキサン重合体を調
製するための原料としては、化学式R’Si(OR)3
(式中、Rはメチル基、エチル基などのアルキル基、
R’はアルキル基、フェニル基、ビニル基、シクロペン
チル基、シクロヘキシル基、メタクリロイル基などの脂
肪族、脂環族または芳香族の置換基を表す。)で示され
るトリアルコキシシランが挙げられる。
【0031】このトリアルコキシシランとして、メチル
トリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、プロ
ピルトリメトキシシラン、メチルトリイソプロポキシシ
ラン、メチルトリブトキシシラン、オクチルトリエトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、フェニルトリエ
トキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシランなどを挙げることができる。
【0032】(B)成分である二重鎖構造を有する可溶
性シロキサン重合体は、たとえばJ.F.Brown et at., J.
Polymer Sci., Part C No.1 p.83 (1963)に記載されて
いる公知の方法により、一種または二種以上のトリアル
コキシシランを酸触媒を用いて加水分解し、縮合するこ
とにより調製することができる。これらはポリシルセス
キオサンとも呼ばれ、一般的には以下の化学式で示され
る。
【0033】
【化1】
【0034】ただし、R1 は水素原子または前記化学式
R’Si(OR)3 中のRを表し、R2 およびR3 は前
記化学式R’Si(OR)3 中のR’を表す。
【0035】ポリシルセスキオキサンとしては、たとえ
ば、ポリメチルシルセスキオキサン、ポリフェニルシル
セスキオキサン、ポリビニルメチルシルセスキオキサ
ン、ポリフェニルメチルシルセスキオキサン、ポリフェ
ニルプロピルシルセスキオキサン、ポリメチル−n−ヘ
キシルシルセスキオキサン、ポリフェニルメタクリロキ
シプロピルシルセスキオキサンなどを挙げることができ
る。
【0036】これらの中でも好ましいのは、ポリフェニ
ルシルセスキオキサン、ポリフェニルメチルシルセスキ
オキサン、ポリフェニルエチルシルセスキオキサンであ
る。共重合体である場合、フェニル基とメチル基または
エチル基とのモル比(フェニル基/メチル基またはエチ
ル基)が2/1〜1/2であるのが好ましい。これら
は、加熱時の熱収縮率が小さく、しかも製造が容易であ
るからである。
【0037】バインダーとして好ましい前記シロキサン
重合体の分子量は特に限定されるものではないが、通常
1,000以上であるのが好ましく、特に1,500以
上であるのが好ましい。
【0038】(C)成分であるエチレン性不飽和二重結
合を少なくとも1個分子中に有する3官能性シラン化合
物として、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラ
ン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシランな
どを挙げることができる。これらの中でも、γ−メタク
リロキシアルキルトリアルコキシシランが好ましく、特
にγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ
−メタクリロキシプロピルトリエトキシシランが好まし
い。
【0039】(D)成分である有機過酸化物としては、
ジクミルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサ
イド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、α,α−ビス
(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、ジ−
t−ブチルパーオキシジイソプロピルベンゼン、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
シン−3、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,2−ビス
(t−ブチルパーオキシ)ブタン、2,2−ビス(t−
ブチルパーオキシ)オクタンなどを挙げることができ
る。
【0040】これらの過酸化物は硬化のための加熱時に
前記(C)成分および(E)成分の重合開始剤として機
能する。
【0041】前記(E)成分としては、エチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジイタコ
ネート、テトラメチレングリコールジイタコネート、エ
チレングリコールジクロトネート、エチレングリコール
ジマレエート、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート
などの重合性不飽和カルボン酸のエステル、特に多価ア
ルコールとのエステルを挙げることができる。なお、上
記例示において、(メタ)アクリレートなる表現は、ア
クリレートとメタクリレートとの両者を示すものであ
る。
【0042】これらの中でも、硬化によって(C)成分
により架橋構造を形成させるに当たって、架橋の鎖長を
適正に長くし、硬化前のシートに優れたタック性、すな
わちシートが粘着性を有してシート同士を積層してこれ
を加圧することにより接着する性質をもたせるというこ
の成分の添加目的に対する効果に優れていることと、ラ
ジカル重合性に優れることから、多価アルコールのジ
(メタ)アクリレートおよび/または多価アルコールの
トリ(メタ)アクリレートたとえばトリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレートが好ましい。
【0043】上述したところのマトリックス組成物を構
成する各成分は、有機溶媒中に溶解または分散される。
【0044】溶剤は、各構成成分の種類とそれらの混合
割合によって適宜にその種類を選択してよい。この発明
に好適に使用される溶媒は、アルコール、芳香族炭化水
素、アルカン、ケトン、ニトリル、エステルおよびグリ
コールエステルなどから選択される。溶剤は、硬化前に
完全に除去されるのが好ましく、したがって、低沸点の
アセトンのような溶剤が好ましいが、必ずしもこれに限
定されるものではない。なお、溶媒はこれらの一種を単
独で使用することもできるし、またその二種以上を併用
することもできる。
【0045】マトリックス組成物中の各成分の割合とし
ては、通常、(A)成分の配合量が350〜750重量
部、好ましくは450〜650重量部、(B)成分の配
合量が80〜170重量部、好ましくは100〜150
重量部、(C)成分の配合量が25〜125重量部、好
ましくは50〜100重量部、(D)成分の配合量が1
〜4重量部、好ましくは1.5〜3重量部および(E)
成分の配合量が25〜125重量部、好ましくは50〜
100重量部である。
【0046】前記セラミック繊維としては、ガラス繊
維、アルミナ繊維、シリカ繊維、チラノ繊維(Si−T
i−C−O)、ならびにアルミナおよび/またはシリカ
を主成分とする各種繊維よりなる酸化物系無機繊維を挙
げることができる。これらの中でもガラス繊維が好まし
く、特に第1鉄原子の含有量が多くとも0.5重量%の
ガラス繊維が好ましい。
【0047】セラミック繊維は、市販品を使用する場合
には、付着しているサイジング剤を除去してから使用す
ることが好ましい。
【0048】セラミック繊維は、トウ引き揃え物とし
て、あるいは編物、織物、不織布などの製品の形態とし
て使用される。
【0049】前記プリプレグは、マトリックス組成物の
液に、セラミック繊維のトウまたはその製品を浸漬し、
余分の液を絞り出した後に、熱風を吹き付けるか、ある
いは乾燥機中を通過させて溶剤を除去することにより、
得ることができる。
【0050】ウイスカーおよび/または短繊維を使用す
るときには、マトリックス組成物の液にウイスカーおよ
び/または短繊維を混合し、得られる混合物を所定平面
上に流延し、溶剤を乾燥除去することによりプリプレグ
を得ることもできる。
【0051】また、別法として、マトリックス組成物の
液から所定の坪量を有するシート状物(この用語は、概
念としてフィルム状物を含む。)を形成し、セラミック
繊維のトウまたはセラミック繊維の製品の片面または両
面に前記シート状物を重ね合わせ、あるいは前記シート
状物とセラミック繊維のトウまたはセラミック繊維の製
品とを交互に重ね合わせ、これを通常120℃以下の温
度に加熱することによりシート状物の粘度を低下させな
がら、セラミック繊維間にマトリックス組成物を浸透さ
せることにより、シート状のプリプレグが得られる。
【0052】また、セラミック繊維が短繊維であるとき
には、マトリックス組成物の液にセラミック繊維を均一
に分散混合し、平面上あるいはネット上にシート状に展
延し、溶剤を除去することによりシート状のプリプレグ
を得ることができる。
【0053】このようにして得られたプリプレグは、積
層形成に十分なタック性とドレープ性と作業上十分なア
ウトタイム性とを有してる。
【0054】この発明における好適なシートは前記プリ
プレグを加熱硬化することにより得られる。加熱硬化条
件については、「(d)内装用積層物の製造」の欄にて
詳述する。
【0055】(C)金属の箔 この発明に係る内装用積層物における金属の箔(以下、
金属箔と称することがある。)は、アルミニウム、金お
よび銀よりなる群から選択される金属の箔である。これ
らの金属箔は、前記シートと接着される面が凹凸に形成
されてなるのが好ましい。金属箔面が凹凸になっている
と、前記シートとの接着性が向上するからである。前記
シートと接着される金属箔面を凹凸に形成するには、こ
の金属箔にエンボス加工を施すのが良い。
【0056】もっとも、前記シートに貼着する以前の金
属箔は、その表面が凹凸に形成されることは必ずしも必
要ではなく、たとえばその表面が凹凸に形成されずに平
滑面となっている金属箔と前記プリプレグとを重ね、得
られる重畳物を凹凸面を有する金型で加圧加熱しても良
い。その結果、得られる内装用積層物においては、金属
箔とシートとの界面が凹凸になり、金属箔とシートとの
接着性が一段と向上する。
【0057】金属箔は光沢面と非光沢面とを有すること
がある。その場合には、光沢面側に前記シートまたはプ
リプレグを重ねるのが好ましく、室内側に金属箔の光沢
面が向くようにしてこの内層用積層物が使用されるのが
良い。内装用積層物が室内側に金属箔の光沢面が向くよ
うにして使用されると、室内で発生した火炎から放射さ
れる熱線ないし遠赤外線が有効に遮断ないし反射され
る。
【0058】金属箔の厚みは通常10〜30μmであ
り、好ましくは15〜25μmである。これ位の厚みの
金属箔は軽量であり、またシートとの接着性が良好であ
る。
【0059】(d)内装用積層物の製造 この発明の内装用積層物は、前記プリプレグと前記金属
箔とを重ね合わせ、得られる重畳物を加熱硬化、好まし
くは加圧加熱硬化することにより得ることができきる。
【0060】前記金属箔と重ね合わせるプリプレグは単
層であっても良く、また複数のプリプレグを重ね合わせ
てなる積層状のプリプレグであっても良い。
【0061】硬化条件としては、加熱温度として120
〜250℃、圧力として2〜10kg/cm2 、処理時
間として10〜60分を挙げることができる。
【0062】硬化処理は、前記重畳物を軟質フィルムで
真空パックし、オートクレーブ内で硬化させる硬化処理
およびホットプレスで加圧硬化させる処置を挙げること
ができる。
【0063】ホットプレスに用いられる金型は、前記シ
ートと金属箔との重畳物を挟む面が平滑面となってい
る、あるいは金属箔が接触する面が凹凸に形成されてい
る平板状のプレス金型であっても良いし、またその内装
用積層物が取り付けられる内装基材の形状に倣う内面を
有するプレス金型であっても良い。
【0064】得られる内装用積層物は、収縮および表面
亀裂が観察されず、また重量減少もほとんどないもので
ある。具体的には、この内装用積層物は、たとえば25
〜50kg/mm2 程度の曲げ強さを有し、しかも金属
箔が溶融しない程度の高温にあってもその形状保持性が
維持される。
【0065】加熱雰囲気は、酸化性雰囲気たとえば空気
および不活性ガス雰囲気のいずれでも良い。
【0066】得られる内装用積層物の厚みは厚くとも
1.5mmであるのが好ましく、特に0.5〜1.5m
mであるのが好ましい。
【0067】こうして得られるこの発明の内装用積層物
は、通常、前記シートと金属箔とを積層してなるのであ
るが、前記金属箔のシートとは反対側の表面に発泡樹脂
および/またはセラミックバルーン含有層を積層して、
金属箔から内壁基材ないし内壁材料への熱伝導性を小さ
くすることも好ましい。
【0068】発泡樹脂は発泡した樹脂である。この発泡
樹脂に供される樹脂としては、たとえばエポキシ樹脂、
シリコン樹脂等を挙げることができる。これらの中でも
好ましいのはシリコン樹脂である。
【0069】セラミックバルーン含有層は、中空セラミ
ックス球を含有する樹脂またはセラミックである。
【0070】中空セラミック球の直径は通常20〜50
μmである。また、中空セラミックとしては、市販のシ
ラスバルーンおよびガラスバルーンを採用することがで
きる。
【0071】セラミックバルーン含有層は、前記中空セ
ラミック球と前記マトリックス組成物の液とを混合し、
得られる混合物を金属箔の裏側すなわちシートの積層さ
れていない金属箔表面に塗布し、乾燥してから加熱硬化
することにより形成することができ、また、未硬化の熱
硬化性樹脂と前記中空セラミック球とを混合し、得られ
る混合物を金属箔の裏側に塗布し、加熱硬化することに
より形成することもできる。その外に、ある程度の耐熱
性を有する溶剤可溶性樹脂の溶液に中空セラミック球を
混合し、乾燥することにより、セラミックバルーン含有
層を形成することもできる。
【0072】(e)内装用積層物の使用 この発明の内装用積層物は、飛行機、自動車、鉄道車両
などの乗り物、一般住居、商業用ビル、および、たとえ
ば変電設備、倉庫などの無人設備などの建築物の内装用
として好適に使用されることができる。これらの中でも
飛行機、特に旅客機の内装用としてこの発明の内装用積
層物を使用するのが好適である。
【0073】この内装用積層物は、内装品の表面に設け
ても良いし、また内装品それ自体を形成しても良い。内
装品としては、人員の存在する空間を形成する壁材およ
び天井材、あるいは、人員の存在する空間内に存在する
各種の内装品たとえば壁の内張り材、床の上張り材、天
井の内張り材、手荷物収納棚、各種計器盤面、椅子、
机、窓枠体、扉枠体、壁面表面材、天井表面材、床表面
材、柱、リブ、パネル、ケーブル収納管、各種部材の固
定基板などを挙げることができる。
【0074】この発明の内装用積層物は、シートが室内
側になるようにして使用される。
【0075】
【実施例】セラミックボールを入れたボールミルに、ア
ルミナ粉末(粒径;0.4μm)400重量部、酸化チ
タン粉末(平均粒径;0.4μm)200重量部、ポリ
フェニルシルセスキオキサン(分子量;1,700)1
25重量部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン50重量部、トリメチロールプロパントリアクリ
レート25重量部、ジクミルパーオキサイド2重量部お
よびアセトン250重量部を入れ、ボールミルを10時
間回転させて内容物を混合し、分散溶解したマトリック
ス組成物の液を得た。
【0076】このマトリックス組成物の液にガラス繊維
の織物(鐘紡ガラス株式会社製、KS1581、ガラス
組成;Si02 54%、Al23 15%、CaOP1
7%、MgO5%、B23 8%、Na2 O 0.6
%)を浸した。その後に、スクイーズロールを用いて余
分のマトリックス組成物の液を除去し、80℃の温風循
環式乾燥器に入れて乾燥し、マトリックス組成物の含有
率が60%の、シート状のプリプレグを得た。
【0077】このプリプレグと、エンボス加工した厚み
25μmのアルミ箔1枚とを重ね、常法によりナイロン
フィルムで真空パックし、オートクレーブに入れ、圧力
3.5kg/cm2 、昇温速度2.5℃/分で150℃
にまで昇温し、次いでその温度を15分間維持した。そ
の後に、4.5℃/分で降温して、厚み0.35mmの
積層物を得た。
【0078】この積層物のアルミ箔表面に発泡シリコン
(東芝シリコン株式会社製、トスフォーム5310)を
塗布し、厚み1mmの発泡シリコン層を形成することに
よりこの発明の内装用積層物を得た。
【0079】この内装用積層物を、厚み10mmのエポ
キシ樹脂製ハニカムパネルに、ガラス繊維テープにシリ
コン系接着剤を塗布してなる両面接着テープで接着する
ことにより、試験試料としての壁材試料を得た。
【0080】この壁材試料を、図1に示されるオハイオ
大学発熱速度試験装置に供して最大発熱速度、全発熱量
および光学的最大発煙濃度を測定することにより、この
壁材試料の延焼防止性を評価した。その結果、前記壁材
試料の最大発熱速度は30kW/m2 、全発熱量は32
kW・分/m2 および光学的最大発煙濃度は150であ
った。
【0081】この延焼防止性は試料の最大発熱速度で評
価される。この延焼防止性の評価方法は、1988年に
規定され、1990年以降に製作された全ての飛行機に
適用されるFAR25−853 AMEND.25−7
2である。この評価方法によると、図1に示されるオハ
イオ大学発熱速度試験装置を使用して測定された最大発
熱速度が65kW/m2 以下でなければならないとされ
る。
【0082】図1にオハイオ大学発熱速度試験装置の概
要を示す。
【0083】図1に示されるように、このオハイオ大学
発熱速度試験装置1においては、水平断面方形の縦形チ
ャンンバー2内に、試験試料3が配置される。この試験
試料3は、試料ホルダー4により垂直に保持される。こ
の試験試料3の下部は、下部パイロット燃焼管5から噴
射される下部パイロットフレーム6で加熱される。試験
試料3の上部には、試験試料3から発生するガスを燃焼
させる上部パイロットフレーム7を噴出する上部パイロ
ット燃焼管8が配置される。この試験試料3の水平方向
前方には、輻射熱調節用邪魔板9が配置され、その輻射
熱調節用邪魔板9と縦型チャンンバー2の壁面との間に
は4本の加熱用ヒータ10が配置され、この加熱用ヒー
タ10から発する熱線あるいは遠赤外線は、反射板11
により反射して試験試料3に向けられる。この縦型チャ
ンンバー2の下部には燃焼室通風用空気分散板12が設
けられ、縦型チャンンバー2の底には、下部空気供給管
13が配置され、この下部空気供給管13から吹き出し
た空気が前記燃焼室通風用空気分散板12に設けられた
通気口を通じて燃焼室14内に導入される。縦型チャン
バー2の底面には5基の下部熱電対15が配置され、温
度が測定されるようになっている。この下部熱電対15
の配置態様として、底面の形状である長方形の対角線の
交点に1基の下部熱電対15が配置され、前記長方形の
対角線上であって、この対角線の交点から所定の当距離
の位置に4基の下部熱電対15が配置される。この縦型
チャンバー2の燃焼室14の上部には四角錐状の天井板
16が設けられ、その頂上部分に開口部17が設けら
れ、燃焼室14内で発生するガス、煙が上昇気流となっ
て流通するようになっている。縦型チャンンバー2の上
部には、平面形状が長方形である排気口18が設けられ
る。この排気口18には、5基の上部熱電対19が配置
され、この排気口18を通過するガスの温度を測定する
ようになっている。この上部熱電対19は、排気口18
の平面形状である長方形の対角線の交点に1基、および
対角線上における前記対角線の交点から所定の等距離に
ある位置に4基配置されている。またこの排気口18に
は光源20と受光部21とが相対向して配置され、排気
口18を通過する煙を検出するようになっている。この
上部熱電対19および受光部21は信号線を介してデー
タ解析コンピュータ22に接続され、データ解析された
結果が出力装置23に表示されるようになっている。な
お、前記天井部16と縦型チャンンバー2との間に、上
部冷却用空気供給管24が配置されていて、縦型チャン
バー2が不必要に加熱されるのを防止する。
【0084】このオハイオ大学発熱速度試験装置におい
ては、下部空気供給管13を通じて一定流量(10リッ
トル/秒)で空気が供給され、流通している燃焼室14
内で、試料ホルダー4によって試験試料4(15×15
cm)が垂直に保持されている。
【0085】3.5W/cm2 に調整された輻射熱源に
試験試料4をさらし、下部パイロット燃焼管5から噴出
する下部パイロットフレーム6で着火する。発生した可
燃性ガスは、上部パイロット燃焼管8から噴出する上部
パイロットフレーム7で燃焼される。
【0086】排気口18にセットされた上部熱電対19
により、排気温度が連続的に測定される。測定時間は5
分である。
【0087】空気流量と排気温度とから発熱速度が求め
られ、その最大値が最大発熱速度である。なお、通常は
熱電対の出力をコンピュータに入力し、発熱速度の経過
を図示すると共に直接に最大発熱速度を表示することが
できるようになっている。
【0088】
【効果】この発明によると、内装用積層物は、シート側
に高熱が存在しても、金属箔の内側つまり壁側に熱を伝
導することを防止することができる。したがって、壁材
料の耐熱性に少々問題があっても、ある一定の時間の間
は壁が加熱されることがなく、たとえば航空機の部屋の
内壁、天井、隔壁その他の壁紙の代わりに使用されると
きに、壁の加熱による延焼やガス発生を抑制することに
より初期燃焼から一気に燃え広がって行く、いわゆるフ
ラッシュオーバー現象を防止することができ、乗客、乗
員の脱出時間を確保することができる。従来の航空機に
使用されているエポキシ樹脂の壁材であっても、この発
明の内装用積層物を使用することにより前述したFAR
25−853 AMEND.25−72の米国基準にも
合格する。
【0089】通常の場合、有機物質を含有する素材は火
災に対して脆弱であり、短時間の内に燃焼を開始するも
のと予測されるところ、この内装用積層物は、シート中
に有機物質を有するにもかかわらず、上記の米国基準に
合格することは驚嘆に値する。このようにこの発明の内
装用積層物が有機物質を含有するにもかかわらず何故上
記米国基準に合格するのかは、以下のように考えられ
る。
【0090】上述したフラッシュオーバー現象は壁表面
からの熱伝導により壁体が加熱され、その加熱により壁
を構成する材料が熱分解して分解ガスが発生し、発生し
た多量の分解ガスが一挙に燃焼することにより発生する
ものと考えられる。したがって、従来においては、この
ようなフラッシュオーバー現象を防止する技術において
は、壁面材料の熱伝導性を低下させることに主眼が置か
れていた。この発明においては、そのような従来の技術
が目指す方向とは全く異なる。この発明の内装用積層物
は、その金属箔により熱線および遠赤外線の反射を大き
くし、しかも金属箔に積層されるシートが遠赤外線の透
過性を大きくしているから、良好な耐熱性を有するもの
と考えられる。
【0091】さらにこの内装用積層物は、軽量性と強度
などの良好な機械的特性を有している。
【0092】この内装用積層物は、十分な柔軟性を有し
ているので、平面以外の面すなわち曲面などにも容易に
順応性良く対応することができる。したがって、多くの
内装品の外面にこの内装用積層物を装着することができ
る。
【0093】たとえ火災が発生したとしても、シート中
の有機物質がセラミックに変化するので、この発明の内
装用積層物は更に優れた軽量性と強度と耐熱性とを保持
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はオハイオ大学発熱速度試験装置の概要を
示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・オハイオ大学発熱速度試験装置、2・・・縦形
チャンンバー3・・・試験試料、4・・・試料ホルダ
ー、5・・・下部パイロット燃焼管、6・・・下部パイ
ロットフレーム、7・・・上部パイロットフレーム、8
・・・上部パイロット燃焼管、9・・・輻射熱調節用邪
魔板、10・・・加熱用ヒータ、11・・・反射板、1
2・・・燃焼室通風用空気分散板、13・・・下部空気
供給管、14・・・燃焼室、15・・・下部熱電対、1
6・・・天井板、17・・・開口部、18・・・排気
口、19・・・上部熱電対、20・・・光源、21・・
・受光部、22・・・データ解析コンピュータ、23・
・・出力装置、24・・・上部冷却用空気供給管。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/20 B32B 27/20 Z 31/20 7148−4F 31/20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック繊維と、金属酸化物および有
    機重合体を含有するマトリクスとから形成されてなるシ
    ート、ならびにアルミニウム、金および銀よりなる群か
    ら選択される少なくとも金属の箔を積層してなることを
    特徴とする内装用積層物。
  2. 【請求項2】 金属酸化物は、その含有量が前記マトリ
    クスに対して50〜80重量%である前記請求項1また
    は2に記載の内装用積層物。
  3. 【請求項3】 前記セラミック繊維が、第1鉄原子の含
    有量が多くとも0.5重量%である前記請求項1または
    2に記載の内装用積層物。
  4. 【請求項4】 前記金属箔がエンボス加工されてなる前
    記請求項1〜3のいずれかに記載の内装用積層物。
  5. 【請求項5】 前記シートが室内側となり、前記金属の
    箔が内装基材側となるように積層されてなる前記請求項
    1〜4のいずれかに記載の内装用積層物。
  6. 【請求項6】 前記シートが、セラミック繊維と、金属
    酸化物、有機重合体ならびに/または有機重合体の形成
    可能な単量体および硬化剤とを含有するプリプレグを硬
    化してなる前記請求項1〜5のいずれかに記載の内装用
    積層物。
  7. 【請求項7】 前記金属の箔の前記シートとは反対側
    に、発泡樹脂層および/またはセラミックバルーン層を
    形成してなる前記請求項1〜6のいずれかに記載の内装
    用積層物。
  8. 【請求項8】 前記シートが、以下の(A)成分、
    (B)成分、(C)成分、(D)成分および(E)成分
    を含有するマトリックス組成物の液またはシート状物を
    セラミック繊維のトウまたはその製品に含浸あるいは加
    熱浸透してなるプリプレグの硬化物である前記請求項1
    〜7のいずれかに記載の内装用積層物。 (A)成分;平均粒径1μm以下の金属酸化物の微粉
    末、 (B)成分;二重鎖構造を有する可溶性シロキサン重合
    体、 (C)成分;エチレン性不飽和二重結合を少なくとも1
    個分子中に有する3官能性シラン化合物、 (D)成分;有機過酸化物、 (E)成分;エチレン性不飽和二重結合を少なくとも2
    個分子中に有するラジカル重合可能な単量体。
  9. 【請求項9】 セラミック繊維と、金属酸化物、有機重
    合体ならびに/または有機重合体の形成可能な単量体お
    よび硬化剤とから形成されるプリプレグに、アルミニウ
    ム、金および銀よりなる群から選択される少なくとも金
    属の箔を重ね、前記シート前駆体の外表面に、凹凸のあ
    る型を押し当てて加圧下に加熱硬化させ、エンボス加工
    することを特徴とする内装用積層物の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記プリプレグが、以下の(A)成
    分、(B)成分、(C)成分、(D)成分および(E)
    成分を含有するマトリックス組成物の液またはシート状
    物をセラミック繊維のトウまたはその製品に含浸あるい
    は加熱浸透することにより形成される前記請求項9に記
    載の内装用積層物の製造方法。 (A)成分;平均粒径1μm以下の金属酸化物の微粉
    末、 (B)成分;二重鎖構造を有する可溶性シロキサン重合
    体、 (C)成分;エチレン性不飽和二重結合を少なくとも1
    個分子中に有する3官能性シラン化合物、 (D)成分;有機過酸化物、 (E)成分;エチレン性不飽和二重結合を少なくとも2
    個分子中に有するラジカル重合可能な単量体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007269308A (ja) * 2006-03-07 2007-10-18 Toray Ind Inc 航空機用内装材
WO2015147182A1 (ja) * 2014-03-28 2015-10-01 崇治 二枝 断熱遮熱シート
JP2017179244A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 住友ベークライト株式会社 発泡体および発泡体の製造方法
JP2019155666A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 Tdk株式会社 樹脂基板

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