JPH08276841A - 車輌の挙動制御装置 - Google Patents
車輌の挙動制御装置Info
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- JPH08276841A JPH08276841A JP10477895A JP10477895A JPH08276841A JP H08276841 A JPH08276841 A JP H08276841A JP 10477895 A JP10477895 A JP 10477895A JP 10477895 A JP10477895 A JP 10477895A JP H08276841 A JPH08276841 A JP H08276841A
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Abstract
時等に於ける車輌の挙動を良好に制御する。 【構成】 操舵角θ及び車速Vに基づき車輌が発生する
目標ヨーレートγt を横加速度Gy に基づき路面のカン
トに応じた量にて補正された値として演算し(ステップ
510)、目標ヨーレートγt 及び実ヨーレートγに基
づき車輌の挙動を推定し、推定された挙動に基づき車輌
の挙動を制御する車輌の挙動制御装置。路面の摩擦係数
μを検出し(ステップ530)、路面の摩擦係数μに基
づき車輌が発生する限界ヨーレートγe を演算し(ステ
ップ540)、目標ヨーレートγtの大きさが限界値γe
を越えるときには目標ヨーレートγt の大きさを低減
補正する(ステップ550、560)。
Description
時に於けるドリフトアウトやスピンの如き好ましからざ
る挙動を抑制し低減する挙動制御装置に係る。
制御する装置の一つとして、例えば特開平4−3656
74号公報に記載されている如く、前輪操舵角及び車速
に基づき目標ヨーレートを演算し、目標ヨーレートと検
出される実ヨーレートとの偏差に応じて駆動力や制動力
を制御することによりステアリング特性を変更する車輌
のステアリング特性制御装置であって、路面の摩擦係数
などの車輌の走行状態に応じて目標ヨーレートを演算す
るためのスタビリティファクタ及び時定数を制御するよ
う構成されたステアリング特性制御装置が従来より知ら
れている。
ば、目標ヨーレートが路面の摩擦係数などの車輌の走行
状態に応じて正確に演算されるので、車輌の走行状態に
拘らず一定のスタビリティファクタ及び時定数にて目標
ヨーレートが演算される場合に比して、車輌のステアリ
ング特性を適切に制御し、これにより車輌のスピンやド
リフトアウト等の好ましからざる旋回挙動を適正に防止
することができる。
るヨーレートは路面の摩擦係数によって変化し、路面の
摩擦係数が小さいほど小さくなるだけでなく、車輌が発
生し得るヨーレートには限界がある。しかるに上記公報
に記載された従来の挙動制御装置に於ては、路面の摩擦
係数に応じてスタビリティファクタが補正されるので、
目標ヨーレートは路面の摩擦係数が小さいほど小さくな
るが、路面の摩擦係数による発生限界ヨーレートは考慮
されていないため、例えば操舵角の増大に伴い目標ヨー
レートが実際には発生し得ない値になることがあり、そ
のため旋回時等に於ける車輌の挙動を必ずしも良好に制
御し得ない場合がある。
る場合には、カントの影響により車輌が発生し得るヨー
レートが変化するため、カントの影響を考慮することな
く目標ヨーレートが演算される従来の挙動制御装置に於
ては、車輌がカントを有する道路を旋回するような場合
に於ける車輌の挙動を良好に制御することが困難であ
る。
述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発明の主
要な課題は、路面の摩擦係数や路面のカントの影響によ
り発生限界ヨーレートが変化することを考慮して目標ヨ
ーレートを演算することにより、路面の摩擦係数や路面
のカントに拘らず車輌の挙動を良好に制御することであ
る。
は、本発明によれば、車輪の転舵角δを表すパラメータ
を検出する手段と、車速Vを検出する手段と、車輌の実
ヨーレートγを検出する手段と、前記転舵角δ及び前記
車速Vに基づき車輌が発生する目標ヨーレートγt を演
算する手段と、前記目標ヨーレートγt 及び実ヨーレー
トγに基づき車輌の挙動を推定する手段と、推定された
挙動に基づき車輌の挙動を制御する挙動制御手段とを有
する車輌の挙動制御装置に於て、路面の摩擦係数μを表
すパラメータを検出する手段と、前記路面の摩擦係数μ
に基づき車輌が発生するヨーレートの限界値γe を演算
する手段と、前記目標ヨーレートγt の大きさが前記限
界値γe を越えるときには前記目標ヨーレートγt の大
きさを低減補正する手段とを有していることを特徴とす
る車輌の挙動制御装置(請求項1の構成)、又は車輪の
転舵角δを表すパラメータを検出する手段と、車速Vを
検出する手段と、車輌の横加速度Gy を検出する手段
と、車輌の実ヨーレートγを検出する手段と、Kh を車
輌のホイールベースLの逆数としてγt =Kh *V*δ
に従って車輌の目標ヨーレートγt を演算する手段と、
車輌の横加速度Gy に基づき路面のカントに応じた量に
て前記目標ヨーレートγt を補正する手段と、補正後の
目標ヨーレートγt 及び実ヨーレートγに基づき車輌の
挙動を推定する手段と、推定された挙動に基づき車輌の
挙動を制御する挙動制御手段とを有する車輌の挙動制御
装置(請求項2の構成)によって達成される。
数μに基づき車輌が発生するヨーレートの限界値γe が
演算され、目標ヨーレートγt の大きさが限界値γe を
越えるときには目標ヨーレートγt の大きさが低減補正
され、低減補正された目標ヨーレートγt 及び実ヨーレ
ートγに基づき車輌の挙動が推定されると共に推定され
た挙動に基づき車輌の挙動が制御されるので、例えば操
舵角が増大されても目標ヨーレートが実際には発生し得
ない値になることがなく、これにより車輌が摩擦係数の
低い道路を旋回するような場合に於ける車輌の挙動が良
好に制御される。
の目標ヨーレートγt はγt =Kh*V*δに従って演
算され、目標ヨーレートγt が車輌の横加速度Gy に基
づき路面のカントに応じた量にて補正され、かくしてカ
ントの影響が排除されるよう補正された目標ヨーレート
γt 及び実ヨーレートγに基づき車輌の挙動が推定され
ると共に推定された挙動に基づき車輌の挙動が制御され
るので、車輌がカントを有する路面を旋回するような場
合にも車輌の挙動が良好に制御される。
イールベースをLとし、操舵角をθとし、スタビリティ
ファクタをKs とし、K=n/Lとすると、目標ヨーレ
ートγt は下記の数1にて表される。
回する場合には、V*γt =Gy であるので、下記の数
2が成立する。
トに応じた目標ヨーレートγt に対する補正量であるの
で、本発明の好ましい実施態様によれば、上述の請求項
2の構成に於て、補正後の目標ヨーレートγt は上記数
2に従って演算される。
例について詳細に説明する。
れる車輌の制動装置及びその電気制御装置を示す概略構
成図である。
ブレーキペダル12の踏み込み操作に応答してブレーキ
オイルを第一及び第二のポートより圧送するマスタシリ
ンダ14を有し、第一のポートは前輪用のブレーキ油圧
制御導管16により左右前輪用のブレーキ油圧制御装置
18及び20に接続され、第二のポートは途中にプロポ
ーショナルバルブ22を有する後輪用のブレーキ油圧制
御導管24により左右後輪用のブレーキ油圧制御装置2
6及び28に接続されている。また制動装置10はリザ
ーバ30に貯容されたブレーキオイルを汲み上げ高圧の
オイルとして高圧導管32へ供給するオイルポンプ34
を有している。高圧導管32は各ブレーキ油圧制御装置
18、20、26、28に接続され、またその途中には
アキュムレータ36が接続されている。
6、28はそれぞれ対応する車輪に対する制動力を制御
するホイールシリンダ38FL、38FR、38RL、38RR
と、3ポート2位置切換え型の電磁式の制御弁40FL、
40FR、40RL、40RRと、リザーバ30に接続された
低圧導管42と高圧導管32との間に設けられた常開型
の電磁式の開閉弁44FL、44FR、44RL、44RR及び
常閉型の電磁式の開閉弁46FL、46FR、46RL、46
RRとを有している。それぞれ開閉弁44FL、44FR、4
4RL、44RRと開閉弁46FL、46FR、46RL、46RR
との間の高圧導管32は接続導管48FL、48FR、48
RL、48RRにより制御弁40FL、40FR、40RL、40
RRに接続されている。
のブレーキ油圧制御導管16とホイールシリンダ38FL
及び38FRとを連通接続し且つホイールシリンダ38FL
及び38FRと接続導管48FL及び48FRとの連通を遮断
する図示の第一の位置と、ブレーキ油圧制御導管16と
ホイールシリンダ38FL及び38FRとの連通を遮断し且
つホイールシリンダ38FL及び38FRと接続導管48FL
及び48FRとを連通接続する第二の位置とに切替わるよ
うになっている。同様に40RL及び40RRはそれぞれ後
輪用のブレーキ油圧制御導管24とホイールシリンダ3
8RL及び38RRとを連通接続し且つホイールシリンダ3
8RL及び38RRと接続導管48RL及び48RRとの連通を
遮断する図示の第一の位置と、ブレーキ油圧制御導管2
4とホイールシリンダ38RL及び38RRとの連通を遮断
し且つホイールシリンダ38RL及び38RRと接続導管4
8RL及び48RRとを連通接続する第二の位置とに切替わ
るようになっている。
第二の位置にある状況に於て開閉弁44FL、44FR、4
4RL、44RR及び開閉弁46FL、46FR、46RL、46
RRが図示の状態に制御されると、ホイールシリンダ38
FL、38FR、38RL、38RRは制御弁40FL、40FR、
40RL、40RR及び接続導管48FL、48FR、48RL、
48RRを介して高圧導管32と連通接続され、これによ
りホイールシリンダ内の圧力が増圧される。逆に制御弁
が第二の位置にある状況に於て開閉弁44FL、44FR、
44RL、44RRが閉弁され開閉弁46FL、46FR、46
RL、46RRが開弁されると、ホイールシリンダは制御弁
及び接続導管を介して低圧導管42と連通接続され、こ
れによりホイールシリンダ内の圧力が減圧される。更に
制御弁が第二の位置にある状況に於て開閉弁44FL、4
4FR、44RL、44RR及び開閉弁46FL、46FR、46
RL、46RRが閉弁されると、ホイールシリンダは高圧導
管32及び低圧導管42の何れとも遮断され、これによ
りホイールシリンダ内の圧力がそのまま保持される。
40FR、40RL、40RRが第一の位置にあるときにはホ
イールシリンダ38FL、38FR、38RL、38RRにより
運転者によるブレーキペダル12の踏み込み量に応じた
制動力を発生し、制御弁40FL、40FR、40RL、40
RRの何れかが第二の位置にあるときには当該車輪の開閉
弁44FL、44FR、44RL、44RR及び開閉弁46FL、
46FR、46RL、46RRを開閉制御することにより、ブ
レーキペダル12の踏み込み量及び他の車輪の制動力に
拘わりなくその車輪の制動力を制御し得るようになって
いる。
開閉弁44FL、44FR、44RL、44RR及び開閉弁46
FL、46FR、46RL、46RRは後に詳細に説明する如く
電気式制御装置50により制御される。電気式制御装置
50はマイクロコンピュータ52と駆動回路54とより
なっており、マイクロコンピュータ52は図1には詳細
に示されていないが例えば中央処理ユニット(CPU)
と、リードオンリメモリ(ROM)と、ランダムアクセ
スメモリ(RAM)と、入出力ポート装置とを有し、こ
れらが双方向性のコモンバスにより互いに接続された一
般的な構成のものであってよい。
装置には車速センサ56より車速Vを示す信号、実質的
に車体の重心に設けられた横加速度センサ58より車体
の横加速度Gy を示す信号、ヨーレートセンサ60より
車体のヨーレートγを示す信号、操舵角センサ62より
操舵角θを示す信号、車輪速センサ64FL及び64FRよ
りそれぞれ左右前輪の車輪速VFL及びVFRを示す信号が
入力されるようになっている。尚横加速度センサ58等
は車輌の左旋回方向を正として横加速度等を検出するよ
うになっている。
後述の如く種々の制御フロー及びマップを記憶してお
り、CPUは上述の種々のセンサにより検出されたパラ
メータに基づき後述の如く種々の演算を行って車輌の旋
回挙動を示すスピンバリューSVを求め、スピンバリュ
ーに基づき車輌の旋回挙動を安定化させるための制御量
を演算し、その演算結果に基づき左前輪又は右前輪の制
動力を制御し車輌の旋回挙動を安定化させるようになっ
ている。
トを参照して実施例による車輌の旋回挙動制御の概要に
ついて説明する。尚図2に示されたフローチャートによ
る制御は図には示されていないイグニッションスイッチ
の閉成により開始され、所定の時間毎に繰返し実行され
る。
6により検出された車速Vを示す信号等の読込みが行わ
れ、ステップ200に於ては横加速度Gy と車速V及び
ヨーレートγの積V*γとの偏差Gy −V*γとして横
加速度の偏差、即ち車輌の横すべり加速度Vydが演算さ
れ、ステップ300に於ては横加速度の偏差Vydが積分
されることにより車体の横すべり速度Vy が演算され
る。ステップ400に於ては車体の前後速度Vx (=車
速V)に対する車体の横すべり速度Vy の比Vy/Vx
として車体のスリップ角βが演算される。
ローチャートに従って後述の如くヨーレート偏差Δγが
演算され、ステップ600に於てはA及びBを定数と
し、Wをヨーレート偏差の重み(正の定数)として、ス
テップ100に於て読込まれた車速V、ステップ200
に於て演算された車体の横加速度の偏差Vyd、ステップ
400に於て演算された車体のスリップ角β、ステップ
500に於て演算されたヨーレート偏差Δγに基づき、
車輌の挙動を示すスピンバリューSVが下記の数3に従
って演算される。
Vの絶対値が基準値SVc (定数)を越えているか否か
の判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ
100へ戻り、肯定判別が行われたときにはステップ8
00に於てスピンバリューSVの絶対値に基づき前輪側
の旋回外輪の目標スリップ率Rs が図4のグラフに対応
するマップより演算される。
回内輪の車輪速として下記の数4に従って目標車輪速V
wtが演算され、ステップ1000に於てはデューティ比
Drが下記の数5に従って演算される。尚下記の数4に
於て、Vout は前輪側の旋回外輪の車輪速であり、Kp
及びKd は車輪速フィードバック制御に於ける比例項及
び微分項の比例定数である。
out −Vwt)/dt
輪の制御弁40FL又は40FRに対し制御信号が出力され
ることによってその制御弁が第二の位置に切換え設定さ
れると共に、同じく前輪側の旋回外輪の開閉弁に対しス
テップ900に於て演算されたデューティ比Dr に対応
する制御信号が出力されることにより旋回外輪のホイー
ルシリンダ38FL又は38FRに対するアキュームレータ
圧の給排が制御され、これにより旋回外輪の制動圧が制
御される。
るデューティ比Dr が負の基準値と正の基準値との間の
値であるときには旋回外輪の上流側の開閉弁が第二の位
置に切換え設定され且つ下流側の開閉弁が第一の位置に
保持されることにより、対応するホイールシリンダ内の
圧力が保持され、デューティ比が正の基準値以上のとき
には旋回外輪の上流側及び下流側の開閉弁が図1に示さ
れた位置に制御されることにより、対応するホイールシ
リンダへアキュームレータ圧が供給されることによって
該ホイールシリンダ内の圧力が増圧され、デューティ比
が負の基準値以下であるときには旋回外輪の上流側及び
下流側の開閉弁が第二の位置に切換え設定されることに
より、対応するホイールシリンダ内のブレーキオイルが
低圧導管42へ排出され、これにより該ホイールシリン
ダ内の圧力が減圧される。
してステップ500のヨーレート偏差演算ルーチンにつ
いて詳細に説明する。
の下記の数6に従って路面のカントに応じた補正量Ks
*Gy *Vにて補正された後の目標ヨーレートγt が演
算される。ステップ520に於ては目標ヨーレートγt
と実ヨーレートγとの偏差γt −γと実ヨーレートγと
が同符号であるか否か、即ち車輌がアンダステア状態に
あるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときに
はステップ570へ進み、肯定判別が行われた時にはス
テップ530に於て路面の摩擦係数μが横加速度Gy の
絶対値(単位はG(重力加速度)である)として演算さ
れる。
度の定数とし、Ke を定数(=(180/3.14)×
3.6×9.8)として下記の数7に従って限界ヨーレ
ートγe が演算される。
t の絶対値が限界ヨーレートγe を越えているか否かの
判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ5
70へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ56
0に於てαを0.2/G程度の定数として下記の数8に
従って目標ヨーレートが低減補正される。ステップ57
0に於てはヨーレート偏差Δγが目標ヨーレートγt と
ヨーレートγとの偏差として演算される。尚定数αは、
路面の摩擦係数μが低目に推定される場合には、車輌が
実際に発生し得るヨーレートに比して目標ヨーレートが
小さくなり過ぎてしまい、運転者の意志を反映できなく
なることを防止するためのものである。
100〜600に於てスピンバリューSVが演算され、
ステップ700に於てスピンバリューSVに基づき車輌
の旋回挙動が不安定であるか否かの判別、即ち挙動制御
が必要であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われ
たときにはステップ800〜1100が実行されること
なくステップ100へ戻り、これにより各車輪の制動圧
がマスタシリンダ圧、従ってブレーキペダル12の踏込
み量に応じて制御される。
別、即ち挙動制御が必要である旨の判別が行われると、
ステップ800〜1100が実行されることによって挙
動制御が実行され、前輪側の旋回外輪に制動力が与えら
れ又はその制動力が増大されることにより車輌の旋回挙
動が安定化され、スピンやドリフトアウトの発生が防止
される。
ーレート偏差演算ルーチンのステップ510に於て、目
標ヨーレートγt はK*V*θとして演算されるのでは
なく、数6に従って路面のカントに応じた補正量Ks *
Gy *Vにて補正された後の目標ヨーレートとして演算
されるので、目標ヨーレートは路面のカントに起因して
ヨーレートが増減されることに対応して正確に演算さ
れ、従って車輌がカントを有する道路を旋回するような
場合にもヨーレート偏差Δγを正確に演算し、これによ
りスピンバリューSVを路面のカントの状況に応じて正
確に演算し、旋回時等に於ける車輌の挙動を正確に制御
することができる。
たヨーレート偏差演算ルーチンのステップ520に於て
車輌がアンダステア状態にあるか否かの判別が行われ、
車輌がアンダステア状態にあるときにはステップ530
に於て路面の摩擦係数μが演算され、ステップ540に
於て路面の摩擦係数μ及び車速Vに基づいて限界ヨーレ
ートγe が演算される。そしてステップ550に於て目
標ヨーレートγt の大きさが限界ヨーレートγe を越え
ている旨の判別が行われたときには、ステップ560に
於て目標ヨーレートが限界ヨーレート及び路面の摩擦係
数に基づいて低減補正される。
偏差Δγを正確に演算し、これにより路面の摩擦係数に
拘らずスピンバリューSVを正確に演算することがで
き、これにより車輌が摩擦係数の低い道路を旋回した
り、かかる旋回が行われている途中に於てステアリング
ホイールが切り増しされるような場合にも、車輌の挙動
を適正に制御することができる。
が不安定になったときには前輪側の旋回外輪の制動力が
スピンバリューSVに応じて制御され、前輪側の旋回外
輪の制動力と旋回内輪の制動力との差によるアンチスピ
ンモーメントによりスピンが低減されるようになってい
るが、旋回挙動の制御は車輌の挙動を安定化させ得る限
り任意の態様にて行われてよく、例えば前輪側及び後輪
側の両方の旋回外輪の制動力が制御されてもよい。
数μは車輌の横加速度Gy の絶対値として求められるよ
うになっているが、路面の摩擦係数は車輌の前後加速度
をGx とするとGy2+Gx2の平方根として演算されても
よく、車体の慣性モーメントが前輪車軸−車体重心間距
離及び車体重量にて除算された値をFとし、γd を実ヨ
ーレートγの微分値として|Gy +F*γd |、即ち前
輪の横力として演算されてもよく、更には当技術分野に
於て周知の任意の摩擦係数演算方法により演算されてよ
い。
スピンバリューを演算する際のヨーレート偏差の重みW
は一定であるが、横加速度Gy をパラメータとする横滑
り評価値に基づく車輌の旋回挙動推定の精度は路面のカ
ント等の誤差の影響を受け易く、逆にスピン発生状態の
如く車輌の旋回挙動が不安定になると、車速及び操舵角
に基づく目標ヨーレートの信頼性が低くなり、ヨーレー
ト偏差Δγの信頼性も低くなるので、重みWは車輌の安
定な旋回挙動が推定されるときには高く設定され、車輌
の不安定な旋回挙動が推定されるときには低く設定され
てもよい。
て詳細に説明したが、本発明は上述の実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
40に於て限界ヨーレートγe が演算され、目標ヨーレ
ートγt の大きさが限界ヨーレートγe を越えるときに
はステップ560に於て目標ヨーレートγt が数8に従
って関数演算されることにより補正されるようになって
いるが、路面の摩擦係数μに基づく補正後の目標ヨーレ
ートγt は路面の摩擦係数μ及び車速Vをパラメータと
するマップより演算されてもよい。
テップ510に於て演算される車輌の横加速度Gy に基
づく目標ヨーレートの補正量、即ち路面のカントに応じ
た補正量Ks *Gy *Vが不適切な値になり、またステ
ップ530に於て演算される路面の摩擦係数μが不適正
な値になるので、横加速度センサが故障した場合には横
加速度Gy はステップ510に於ける目標ヨーレートγ
t の演算に於ては0に設定され、ステップ530に於け
る路面の摩擦係数μの演算に於ては例えば0.8G程度
の値に設定されてよい。
明の請求項1の構成によれば、路面の摩擦係数μに基づ
き車輌が発生するヨーレートの限界値γe が演算され、
目標ヨーレートγt の大きさが限界値γe を越えるとき
には目標ヨーレートγt の大きさが低減補正され、低減
補正された目標ヨーレートγt 及び実ヨーレートγに基
づき車輌の挙動が推定されると共に推定された挙動に基
づき車輌の挙動が制御されるので、例えば操舵角が増大
されても目標ヨーレートが実際には発生し得ない値にな
ることがなく、これにより車輌が摩擦係数の低い道路を
旋回するような場合に於ける車輌の挙動を良好に制御す
るができる。
ヨーレートγt はγt =Kh *V*δに従って演算さ
れ、目標ヨーレートγt が車輌の横加速度Gy に基づき
路面のカントに応じた量にて補正され、かくしてカント
の影響が排除されるよう補正された目標ヨーレートγt
及び実ヨーレートγに基づき車輌の挙動が推定されると
共に推定された挙動に基づき車輌の挙動が制御されるの
で、車輌がカントを有する路面を旋回するような場合に
も車輌の挙動を良好に制御することができる。
制動装置及びその電気式制御装置を示す概略構成図であ
る。
回挙動制御ルーチンを示すフローチャートである。
ーレート偏差演算ルーチンを示すフローチャートであ
る。
Rs との間の関係を示すグラフである。
μに基づく補正後の目標ヨーレートγt (縦軸)との間
の関係を示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】車輪の転舵角δを表すパラメータを検出す
る手段と、車速Vを検出する手段と、車輌の実ヨーレー
トγを検出する手段と、前記転舵角δ及び前記車速Vに
基づき車輌が発生する目標ヨーレートγt を演算する手
段と、前記目標ヨーレートγt 及び実ヨーレートγに基
づき車輌の挙動を推定する手段と、推定された挙動に基
づき車輌の挙動を制御する挙動制御手段とを有する車輌
の挙動制御装置に於て、路面の摩擦係数μを表すパラメ
ータを検出する手段と、前記路面の摩擦係数μに基づき
車輌が発生するヨーレートの限界値γe を演算する手段
と、前記目標ヨーレートγt の大きさが前記限界値γe
を越えるときには前記目標ヨーレートγt の大きさを低
減補正する手段とを有していることを特徴とする車輌の
挙動制御装置。 - 【請求項2】車輪の転舵角δを表すパラメータを検出す
る手段と、車速Vを検出する手段と、車輌の横加速度G
y を検出する手段と、車輌の実ヨーレートγを検出する
手段と、Kh を車輌のホイールベースLの逆数としてγ
t =Kh *V*δに従って車輌の目標ヨーレートγt を
演算する手段と、車輌の横加速度Gy に基づき路面のカ
ントに応じた量にて前記目標ヨーレートγt を補正する
手段と、補正後の目標ヨーレートγt 及び実ヨーレート
γに基づき車輌の挙動を推定する手段と、推定された挙
動に基づき車輌の挙動を制御する挙動制御手段とを有す
る車輌の挙動制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10477895A JP3401987B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 車輌の挙動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10477895A JP3401987B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 車輌の挙動制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08276841A true JPH08276841A (ja) | 1996-10-22 |
| JP3401987B2 JP3401987B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10477895A Expired - Lifetime JP3401987B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 車輌の挙動制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3401987B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6305760B1 (en) | 1998-12-21 | 2001-10-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Behavior control device of vehicle checking occasionally normal operation of longitudinal acc. sensor |
| JP2016137820A (ja) * | 2015-01-28 | 2016-08-04 | Ntn株式会社 | 車両姿勢制御装置 |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP10477895A patent/JP3401987B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6305760B1 (en) | 1998-12-21 | 2001-10-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Behavior control device of vehicle checking occasionally normal operation of longitudinal acc. sensor |
| JP2016137820A (ja) * | 2015-01-28 | 2016-08-04 | Ntn株式会社 | 車両姿勢制御装置 |
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| Publication number | Publication date |
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| JP3401987B2 (ja) | 2003-04-28 |
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