JPH08278545A - 形状記憶部材が適用される装置 - Google Patents
形状記憶部材が適用される装置Info
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- JPH08278545A JPH08278545A JP8021150A JP2115096A JPH08278545A JP H08278545 A JPH08278545 A JP H08278545A JP 8021150 A JP8021150 A JP 8021150A JP 2115096 A JP2115096 A JP 2115096A JP H08278545 A JPH08278545 A JP H08278545A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 形状記憶部材が記憶された状態に適正に復帰
し、所望の動作が適正に行なわれる形状記憶部材が適用
される装置を提供する。 【解決手段】 形状記憶部材と、前記形状記憶部材を所
定の状態に変形させる変形手段と、前記形状記憶部材が
前記所定の状態から記憶された状態に復帰する動作によ
り所定の動作を行なう作動手段と、少なくとも前記形状
記憶部材が前記所定の状態から前記記憶された状態に復
帰する動作を行なう際に前記変形手段の作用を規制する
規制手段とを有する形状記憶部材が適用される装置。
し、所望の動作が適正に行なわれる形状記憶部材が適用
される装置を提供する。 【解決手段】 形状記憶部材と、前記形状記憶部材を所
定の状態に変形させる変形手段と、前記形状記憶部材が
前記所定の状態から記憶された状態に復帰する動作によ
り所定の動作を行なう作動手段と、少なくとも前記形状
記憶部材が前記所定の状態から前記記憶された状態に復
帰する動作を行なう際に前記変形手段の作用を規制する
規制手段とを有する形状記憶部材が適用される装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形状記憶部材が適
用されるカメラ等の装置に関するものである。
用されるカメラ等の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人はすでに形状記憶部材としての
形状記憶合金を使用するように適用される装置に関する
提案を特願平7−19175号で行っている。該提案に
関する機器は、太陽電池を備えた第一のカバーと形状記
憶合金ワイヤーを備えた第二のカバーとを具備し、該形
状記憶合金ワイヤーは所定の温度を検出した時に形状を
回復(収縮)し、該ワイヤーに連結されたラッチ爪の係
止が解除されることにより該第一のカバーと該第二のカ
バーとを一体的にばねの力で機器本体から離れる方向に
移動させて該機器本体と該カバーとの間に空間を生じさ
せ、これにより該機器本体の過熱を防止するという機能
を有しているものであった。
形状記憶合金を使用するように適用される装置に関する
提案を特願平7−19175号で行っている。該提案に
関する機器は、太陽電池を備えた第一のカバーと形状記
憶合金ワイヤーを備えた第二のカバーとを具備し、該形
状記憶合金ワイヤーは所定の温度を検出した時に形状を
回復(収縮)し、該ワイヤーに連結されたラッチ爪の係
止が解除されることにより該第一のカバーと該第二のカ
バーとを一体的にばねの力で機器本体から離れる方向に
移動させて該機器本体と該カバーとの間に空間を生じさ
せ、これにより該機器本体の過熱を防止するという機能
を有しているものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記先願技
術の構成では、形状記憶合金の歪みを1%以下に抑えて
ヒステリシスの小さな状態(弾性域)で使用することを
前提にしており(ヒステリシスが大きくなると温度が低
下しても元の形状に回復しなくなる)、従って形状記憶
合金の温度変化によって得られる変位量は小さい。
術の構成では、形状記憶合金の歪みを1%以下に抑えて
ヒステリシスの小さな状態(弾性域)で使用することを
前提にしており(ヒステリシスが大きくなると温度が低
下しても元の形状に回復しなくなる)、従って形状記憶
合金の温度変化によって得られる変位量は小さい。
【0004】この為、機器内にスペースをとらずに配設
できるワイヤー状の形状記憶合金の場合、図12に示す
ようにその温度変化によって得られる変位量は非常に小
さい為(全長約80mmのワイヤーでは、得られる変位
量は常にヒステリシスが小さい状態で使用できる安全を
見込んで約0.3mm)前述した構成の機器においては
常温時ラッチ爪の爪掛かり量を大きくとれず、カバーが
振動や落下の際の衝撃で開いてしまうという恐れがあっ
た。
できるワイヤー状の形状記憶合金の場合、図12に示す
ようにその温度変化によって得られる変位量は非常に小
さい為(全長約80mmのワイヤーでは、得られる変位
量は常にヒステリシスが小さい状態で使用できる安全を
見込んで約0.3mm)前述した構成の機器においては
常温時ラッチ爪の爪掛かり量を大きくとれず、カバーが
振動や落下の際の衝撃で開いてしまうという恐れがあっ
た。
【0005】本発明の目的は、形状記憶部材が記憶され
た状態に適正に復帰し、所望の動作が適正に行なわれる
形状記憶部材が適用される装置を提供しようとするもの
である。
た状態に適正に復帰し、所望の動作が適正に行なわれる
形状記憶部材が適用される装置を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために本発明は、形状記憶部材と、前記形状記憶部
材を所定の状態に変形させる変形手段と、前記形状記憶
部材が前記所定の状態から記憶された状態に復帰する動
作により所定の動作を行なう作動手段と、少なくとも前
記形状記憶部材が前記所定の状態から前記記憶された状
態に復帰する動作を行なう際に前記変形手段の作用を規
制する規制手段とを有する形状記憶部材が適用される装
置とするものである。
するために本発明は、形状記憶部材と、前記形状記憶部
材を所定の状態に変形させる変形手段と、前記形状記憶
部材が前記所定の状態から記憶された状態に復帰する動
作により所定の動作を行なう作動手段と、少なくとも前
記形状記憶部材が前記所定の状態から前記記憶された状
態に復帰する動作を行なう際に前記変形手段の作用を規
制する規制手段とを有する形状記憶部材が適用される装
置とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。
実施の形態を説明する。
【0008】図1〜図6を参照して本発明の第一の実施
の形態を説明する。なお、本実施の形態の機器はカメラ
であるが、本発明が適用される機器はカメラ以外にも携
帯電話機やラジオもしくは携帯用コンピュータ等の種々
の携帯用電子機器をも含むものである。
の形態を説明する。なお、本実施の形態の機器はカメラ
であるが、本発明が適用される機器はカメラ以外にも携
帯電話機やラジオもしくは携帯用コンピュータ等の種々
の携帯用電子機器をも含むものである。
【0009】図1は本発明の実施の形態に係るカメラの
分解斜視図で、主にグリップカバー(第2カバー)内部
の機構を示すもので便宜上、グリップカバーを細線で表
わし、内部が透視されている如く示している。図2は同
じくカメラの分解斜視図であり、主にソーラーカバー
(第2カバー)がグリップカバー(第1カバー)に対し
て閉じ方向へ付勢される構成を示したものである。図3
は同カメラの側面図で、図1と同様にグリップカバー内
部が透視されている如く示している。
分解斜視図で、主にグリップカバー(第2カバー)内部
の機構を示すもので便宜上、グリップカバーを細線で表
わし、内部が透視されている如く示している。図2は同
じくカメラの分解斜視図であり、主にソーラーカバー
(第2カバー)がグリップカバー(第1カバー)に対し
て閉じ方向へ付勢される構成を示したものである。図3
は同カメラの側面図で、図1と同様にグリップカバー内
部が透視されている如く示している。
【0010】図3(a)は直射光下にカメラが置かれて
高温状態となってグリップカバーが開いた状態を示して
いる。図3(b)はグリップカバーの開きによってカメ
ラが空気冷却された後、グリップカバーを手動によって
閉じる途中の状態を示している。図3(c)はグリップ
カバーが完全に閉じられた状態を示している。
高温状態となってグリップカバーが開いた状態を示して
いる。図3(b)はグリップカバーの開きによってカメ
ラが空気冷却された後、グリップカバーを手動によって
閉じる途中の状態を示している。図3(c)はグリップ
カバーが完全に閉じられた状態を示している。
【0011】図4は同カメラの側面図で、(a)は通常
携帯時のソーラーカバーが閉じた状態を示し、(b)は
カメラが高温となってグリップカバーが開き、それに伴
なってソーラーカバーが開いた状態を示している。
(c)ソーラーカバーが単独に開かれて撮影可能状態を
示している。
携帯時のソーラーカバーが閉じた状態を示し、(b)は
カメラが高温となってグリップカバーが開き、それに伴
なってソーラーカバーが開いた状態を示している。
(c)ソーラーカバーが単独に開かれて撮影可能状態を
示している。
【0012】図5はソーラーカバー(第2カバー)の付
勢用カムの説明図、図6は本カメラに適用した電源部分
の回路図である。図7は本カメラに適用した形状記憶合
金の歪−荷重特性を示すグラフであり、60℃の時の伸
びと縮みのヒステリシス特性を実線で示し、25℃の時
の伸びと縮みのヒステリシス特性を破線で示している。
又、引張バネ20の作用で形状記憶合金製のワイヤーを
引っ張る力は一点鎖線で示している。
勢用カムの説明図、図6は本カメラに適用した電源部分
の回路図である。図7は本カメラに適用した形状記憶合
金の歪−荷重特性を示すグラフであり、60℃の時の伸
びと縮みのヒステリシス特性を実線で示し、25℃の時
の伸びと縮みのヒステリシス特性を破線で示している。
又、引張バネ20の作用で形状記憶合金製のワイヤーを
引っ張る力は一点鎖線で示している。
【0013】これらの図において、1はカメラ本体で、
図1に一部破線で示す位置にリチウムイオン2次電池1
aを内蔵している。1bは撮影レンズ鏡筒である。
図1に一部破線で示す位置にリチウムイオン2次電池1
aを内蔵している。1bは撮影レンズ鏡筒である。
【0014】2は撮影光学系及びファインダ光学系をお
おう保護カバーの機能を兼ねたソーラーカバーで、アモ
ルファスの太陽電池セル3が5枚並んで貼付けられてお
り、図6に示すとおり、直列に配線されており、光が当
たるとリチウムイオン2次電池1aに電力を供給するよ
うに構成されている。
おう保護カバーの機能を兼ねたソーラーカバーで、アモ
ルファスの太陽電池セル3が5枚並んで貼付けられてお
り、図6に示すとおり、直列に配線されており、光が当
たるとリチウムイオン2次電池1aに電力を供給するよ
うに構成されている。
【0015】4はグリップカバー、5は底カバーで、ヒ
ンジ部5a,5b,5cを有しており、ヒンジ軸6はソ
ーラーカバー2とグリップカバー4と底カバー5の3部
品を串刺しにして嵌装される。従って、ソーラーカバー
2とグリップカバー4はヒンジ軸6を回転中心として回
転可能に支持されている。ソーラーカバー2とグリップ
カバー4をヒンジ軸6で軸支した底カバー5はカメラ本
体1の底面にビスが固定される。7はカムフォロワー
で、ソーラーカバー2に設けられた穴2aに嵌装されて
おり、キー7aがソーラーカバー2のキー溝2bに嵌合
され回転止めされている。又、カムフォロワー7の貫通
穴7bはヒンジ軸6に対して回転及び軸方向摺動可能に
嵌合している。8は圧縮バネで、カムフォロワー7のカ
ム当接部7cをグリップカバー4に一体に設けられたカ
ム面4a〜4cへ押し付ける付勢力を有しており、カム
フォロワー7と共にソーラーカバー2の穴2a内部に収
められている。ソーラーカバー2が閉じた位置(図4
(a)の状態)にある時はカムフォロワー7のカム当接
部7cはカム面4aに押し付けられており、従ってソー
ラーカバー2はグリップカバー4に対して閉じ方向(図
2の矢印A方向)に付勢されており、ソーラーカバー2
の斜面2cはグリップカバー4の斜面4dに当接して受
けられている。9はスイッチ駆動部材で、カムフォロワ
ー7と同様に、ヒンジ軸6に対して軸方向摺動可能に嵌
合している。10は圧縮バネで、スイッチ駆動部材9の
カム当接部9aをソーラーカバー2に一体的に設けられ
たカム面(図示せず)に押し付ける付勢力を有してい
る。スイッチ駆動部材9はソーラーカバー2の開き動作
に従って図2において右方へ移動し、閉じ動作に従って
バネ力で左方へ移動するものである。11はスイッチ板
で、接片12と13を熱カシメで保持しており、係合部
11aがスイッチ駆動部材9の凹部9bに係合してスイ
ッチ駆動部材9と一体的に左右方向へ動作する。接片1
2と13は図示しないプリント配線基板のパターンに接
触し、左右方向の移動に応じて電源ON/OFFの作用
をする。これは、図6に示すマイコン起動スイッチ34
とメインスイッチ35に相当するものである。
ンジ部5a,5b,5cを有しており、ヒンジ軸6はソ
ーラーカバー2とグリップカバー4と底カバー5の3部
品を串刺しにして嵌装される。従って、ソーラーカバー
2とグリップカバー4はヒンジ軸6を回転中心として回
転可能に支持されている。ソーラーカバー2とグリップ
カバー4をヒンジ軸6で軸支した底カバー5はカメラ本
体1の底面にビスが固定される。7はカムフォロワー
で、ソーラーカバー2に設けられた穴2aに嵌装されて
おり、キー7aがソーラーカバー2のキー溝2bに嵌合
され回転止めされている。又、カムフォロワー7の貫通
穴7bはヒンジ軸6に対して回転及び軸方向摺動可能に
嵌合している。8は圧縮バネで、カムフォロワー7のカ
ム当接部7cをグリップカバー4に一体に設けられたカ
ム面4a〜4cへ押し付ける付勢力を有しており、カム
フォロワー7と共にソーラーカバー2の穴2a内部に収
められている。ソーラーカバー2が閉じた位置(図4
(a)の状態)にある時はカムフォロワー7のカム当接
部7cはカム面4aに押し付けられており、従ってソー
ラーカバー2はグリップカバー4に対して閉じ方向(図
2の矢印A方向)に付勢されており、ソーラーカバー2
の斜面2cはグリップカバー4の斜面4dに当接して受
けられている。9はスイッチ駆動部材で、カムフォロワ
ー7と同様に、ヒンジ軸6に対して軸方向摺動可能に嵌
合している。10は圧縮バネで、スイッチ駆動部材9の
カム当接部9aをソーラーカバー2に一体的に設けられ
たカム面(図示せず)に押し付ける付勢力を有してい
る。スイッチ駆動部材9はソーラーカバー2の開き動作
に従って図2において右方へ移動し、閉じ動作に従って
バネ力で左方へ移動するものである。11はスイッチ板
で、接片12と13を熱カシメで保持しており、係合部
11aがスイッチ駆動部材9の凹部9bに係合してスイ
ッチ駆動部材9と一体的に左右方向へ動作する。接片1
2と13は図示しないプリント配線基板のパターンに接
触し、左右方向の移動に応じて電源ON/OFFの作用
をする。これは、図6に示すマイコン起動スイッチ34
とメインスイッチ35に相当するものである。
【0016】次に、グリップカバー4の内側に配置され
た機構について説明する。14はグリップ地板、15は
Ni−Tiから成る形状記憶合金ワイヤーで、一端を調
整板16にはさみ込まれてカシメられ、他端も円筒状の
カラー17にカシメられている。18はラッチ爪、クリ
ップ地板14の軸14aに回転可能に軸支され、グリッ
プリング19でぬけ止めされている。
た機構について説明する。14はグリップ地板、15は
Ni−Tiから成る形状記憶合金ワイヤーで、一端を調
整板16にはさみ込まれてカシメられ、他端も円筒状の
カラー17にカシメられている。18はラッチ爪、クリ
ップ地板14の軸14aに回転可能に軸支され、グリッ
プリング19でぬけ止めされている。
【0017】前記形状記憶合金ワイヤー(以下形記ワイ
ヤーと省略)15の一端をカシメているカラー17はラ
ッチ爪18の腕18aに設けられた凹部に係合し、形記
ワイヤー15はグリップ地板14の円弧状リブ14dに
沿って、グリップカバー4の内面付近に配置され、もう
一端をカシメている調整板16はグリップ地板14の軸
14bに回軸可能に軸支され、形記ワイヤー15の張り
具合を調整してからビスでグリップ地板に固定されてい
る。20は引張バネでラッチ爪18の腕18bとグリッ
プ地板14のダボ14cとに掛けられ、ラッチ爪18を
反時計方向へ付勢している。
ヤーと省略)15の一端をカシメているカラー17はラ
ッチ爪18の腕18aに設けられた凹部に係合し、形記
ワイヤー15はグリップ地板14の円弧状リブ14dに
沿って、グリップカバー4の内面付近に配置され、もう
一端をカシメている調整板16はグリップ地板14の軸
14bに回軸可能に軸支され、形記ワイヤー15の張り
具合を調整してからビスでグリップ地板に固定されてい
る。20は引張バネでラッチ爪18の腕18bとグリッ
プ地板14のダボ14cとに掛けられ、ラッチ爪18を
反時計方向へ付勢している。
【0018】以上の機構をもったグリップ地板はグリッ
プカバー4の裏面より及び側面よりグリップカバー4に
ビス止め保持されている。21はトーションバネでグリ
ップカバー4をカメラ本体1より離れて開く方向へ付勢
されている。通常の携帯状態においては、このトーショ
ンバネ21の付勢力をチャージした状態で、ラッチ爪1
8の爪部18cがカメラ本体1の爪係合部1dに係合し
ている。即ち図1(c)の状態にあり、グリップカバー
4は閉じている。尚、カメラが強い太陽光を受けた場
合、太陽電池3と共にグリップカバー4の温度が上がっ
て形記ワイヤー15は変態して、記憶された長さに縮
み、引張バネ20のバネ力に抗してラッチ爪18を時計
方向に回動させ、爪部18cがカメラ本体1の爪係合部
1dより外れるよう構成されている。ラッチ爪18の係
合が外れた時はトーションバネ21のバネ力でグリップ
カバー4が開き、グリップカバー4の内側に一体に設け
られたリブ4eがダボ1cに当接して、開き角度が約2
5°のところでとめられる(図3(a)の状態)。
プカバー4の裏面より及び側面よりグリップカバー4に
ビス止め保持されている。21はトーションバネでグリ
ップカバー4をカメラ本体1より離れて開く方向へ付勢
されている。通常の携帯状態においては、このトーショ
ンバネ21の付勢力をチャージした状態で、ラッチ爪1
8の爪部18cがカメラ本体1の爪係合部1dに係合し
ている。即ち図1(c)の状態にあり、グリップカバー
4は閉じている。尚、カメラが強い太陽光を受けた場
合、太陽電池3と共にグリップカバー4の温度が上がっ
て形記ワイヤー15は変態して、記憶された長さに縮
み、引張バネ20のバネ力に抗してラッチ爪18を時計
方向に回動させ、爪部18cがカメラ本体1の爪係合部
1dより外れるよう構成されている。ラッチ爪18の係
合が外れた時はトーションバネ21のバネ力でグリップ
カバー4が開き、グリップカバー4の内側に一体に設け
られたリブ4eがダボ1cに当接して、開き角度が約2
5°のところでとめられる(図3(a)の状態)。
【0019】又、手動解除ツマミ22はグリップカバー
4の側面より上下方向摺動操作可能に構成されており、
ユーザーが手動解除ツマミ22を圧縮バネの付勢力に抗
して下方へスライドさせることで、ラッチ爪18の腕部
18eが手動解除ツマミの軸22aに押されて回転し、
爪部18cがカメラ本体1の爪係合部1aより外すこと
が可能な構成となっている。
4の側面より上下方向摺動操作可能に構成されており、
ユーザーが手動解除ツマミ22を圧縮バネの付勢力に抗
して下方へスライドさせることで、ラッチ爪18の腕部
18eが手動解除ツマミの軸22aに押されて回転し、
爪部18cがカメラ本体1の爪係合部1aより外すこと
が可能な構成となっている。
【0020】次に、本機器の特徴である形記ワイヤーの
引張り機構について説明する。24はV字形レバーで、
カメラ本体1の側面に設けられた軸1eに回転可能に軸
支されている。そして、リチウムイオン2次電池1aを
覆う電池カバー25のレバー押え舌部25aによってV
字形レバー24は抜けどめされている。電池カバー25
はカメラ側面より図示しないビスによりカメラ本体1に
取付けられている。26はトーションバネで、V字形レ
バー24を反時計方向に付勢しており、従ってグリップ
カバー4が開いている時にV字形レバー24の一方の腕
先端24aがカメラ本体1の凸部1fに当接した位置に
ある(図3(a)の状態)。
引張り機構について説明する。24はV字形レバーで、
カメラ本体1の側面に設けられた軸1eに回転可能に軸
支されている。そして、リチウムイオン2次電池1aを
覆う電池カバー25のレバー押え舌部25aによってV
字形レバー24は抜けどめされている。電池カバー25
はカメラ側面より図示しないビスによりカメラ本体1に
取付けられている。26はトーションバネで、V字形レ
バー24を反時計方向に付勢しており、従ってグリップ
カバー4が開いている時にV字形レバー24の一方の腕
先端24aがカメラ本体1の凸部1fに当接した位置に
ある(図3(a)の状態)。
【0021】図6は本機器に適した回路の電源部分の構
成図で、30は太陽電池、1aはリチウムイオン2次電
池、31は逆流防止用のダイオード、32は公知の過充
電防止回路、33はカメラ本体を動かすマイコン、34
は前記ソーラーカバー2を開くことによって入るマイコ
ン起動スイッチ、35はマイコン起動スイッチ34にひ
き続いてONする構造となっているメインスイッチであ
る。即ち使用時以外はマイコンへの通電も断っていて、
省電力な回路構成としている。
成図で、30は太陽電池、1aはリチウムイオン2次電
池、31は逆流防止用のダイオード、32は公知の過充
電防止回路、33はカメラ本体を動かすマイコン、34
は前記ソーラーカバー2を開くことによって入るマイコ
ン起動スイッチ、35はマイコン起動スイッチ34にひ
き続いてONする構造となっているメインスイッチであ
る。即ち使用時以外はマイコンへの通電も断っていて、
省電力な回路構成としている。
【0022】次に、上記構成において本カメラの動作を
説明する。通常携帯時は図3(c)および図4(a)に
示すようにソーラーカバー2もグリップカバー4も閉じ
た状態にあり、外光を太陽電池3で受けてリチウムイオ
ン2次電池1aに充電される。この状態においては後述
する形記ワイヤーの引張り機構により形記ワイヤー15
は伸ばされており、ラッチ爪22はカメラ本体1の爪係
合部1dに係合している。又、ソーラーカバー2の内部
にあるカムフォロワー7のカム当接部7cはグリップカ
バー4のカム面4aに押圧されてソーラーカバー2は閉
じ方向に付勢されている。
説明する。通常携帯時は図3(c)および図4(a)に
示すようにソーラーカバー2もグリップカバー4も閉じ
た状態にあり、外光を太陽電池3で受けてリチウムイオ
ン2次電池1aに充電される。この状態においては後述
する形記ワイヤーの引張り機構により形記ワイヤー15
は伸ばされており、ラッチ爪22はカメラ本体1の爪係
合部1dに係合している。又、ソーラーカバー2の内部
にあるカムフォロワー7のカム当接部7cはグリップカ
バー4のカム面4aに押圧されてソーラーカバー2は閉
じ方向に付勢されている。
【0023】この状態から撮影の為に手でソーラーカバ
ー2を開いていくと、図5に示すようにカム当接部7c
は圧縮バネ8をチャージしつつカム面4aをのぼってい
く。図5の範囲aにおいてはソーラーカバー2は閉じ方
向に付勢力を有しているが、範囲bにおいては、閉じ方
向及び開き方向のいづれの付勢力もなく(図4(c)の
破線状態)、範囲cに入ると今度はソーラーカバー2を
開き方向へ付勢する力が発生する。従って、撮影可能な
ソーラーカバー2が開ききった位置においてもソーラー
カバー2のバタつきは抑えられている。ソーラーカバー
2の開き動作に伴なってスイッチ駆動部材9は、圧縮バ
ネ10をチャージしつつソーラーカバー2に一体的に設
けられたカム面(図示せず)をのぼっていき、図2にお
いて右方に移動し、接片12に接触するプリント配線基
板のパターンの切換りに従ってメインスイッチをONす
る。メインスイッチのONに従って図4(c)のように
撮影レンズ鏡筒は沈胴状態より撮影待機位置まで繰出
し、撮影可能状態となる。逆にソーラーカバー2の閉じ
動作によって、スイッチ駆動部材9は圧縮バネ10のバ
ネ力で左方へ移動し、メインスイッチがOFFすること
で撮影レンズ鏡筒は沈胴する。上述のような撮影の為に
ソーラーカバー2の動作が行なわれる際にも、グリップ
カバー4はカメラ本体1に対して閉じ状態を維持されて
いる。
ー2を開いていくと、図5に示すようにカム当接部7c
は圧縮バネ8をチャージしつつカム面4aをのぼってい
く。図5の範囲aにおいてはソーラーカバー2は閉じ方
向に付勢力を有しているが、範囲bにおいては、閉じ方
向及び開き方向のいづれの付勢力もなく(図4(c)の
破線状態)、範囲cに入ると今度はソーラーカバー2を
開き方向へ付勢する力が発生する。従って、撮影可能な
ソーラーカバー2が開ききった位置においてもソーラー
カバー2のバタつきは抑えられている。ソーラーカバー
2の開き動作に伴なってスイッチ駆動部材9は、圧縮バ
ネ10をチャージしつつソーラーカバー2に一体的に設
けられたカム面(図示せず)をのぼっていき、図2にお
いて右方に移動し、接片12に接触するプリント配線基
板のパターンの切換りに従ってメインスイッチをONす
る。メインスイッチのONに従って図4(c)のように
撮影レンズ鏡筒は沈胴状態より撮影待機位置まで繰出
し、撮影可能状態となる。逆にソーラーカバー2の閉じ
動作によって、スイッチ駆動部材9は圧縮バネ10のバ
ネ力で左方へ移動し、メインスイッチがOFFすること
で撮影レンズ鏡筒は沈胴する。上述のような撮影の為に
ソーラーカバー2の動作が行なわれる際にも、グリップ
カバー4はカメラ本体1に対して閉じ状態を維持されて
いる。
【0024】次に、直射日光下でユーザーがこのカメラ
の2次電池への充電をする際、カメラの温度が上昇して
いく過程での本カメラの動作を説明する。
の2次電池への充電をする際、カメラの温度が上昇して
いく過程での本カメラの動作を説明する。
【0025】なお、本発明者の実験によれば、赤道付近
の(例えばマレーシアでの)地域で晴天時に直射光で駐
車されている車の中の温度は、ダッシュボード上で約9
0℃、車中の空気温度は平均52℃にも達する。
の(例えばマレーシアでの)地域で晴天時に直射光で駐
車されている車の中の温度は、ダッシュボード上で約9
0℃、車中の空気温度は平均52℃にも達する。
【0026】このような環境下に図4(a)の状態で置
かれた場合、約1時間でソーラーカバー2の太陽電池部
3の温度も90℃を越え、フロントカバー2とカメラ本
体1との間の空気層及び本体1の前面の温度も(前記空
気層の巾は携帯性を考慮すると数ミリ程度の間隔しかと
れないのでソーラーカバー2の裏面とカメラ本体1の前
面とにおける空気の粘性抵抗により、外気と上記空気層
との対流の速度が数ミリ/秒程度でソーラーカバー2の
裏面を冷却する効果が低いため)約85℃と非常な高温
になり、カメラ本体の機器をいためるばかりか前述した
リチウムイオン2次電池が65℃を越え、フィルムも6
0℃を越えるようなことになってしまう。
かれた場合、約1時間でソーラーカバー2の太陽電池部
3の温度も90℃を越え、フロントカバー2とカメラ本
体1との間の空気層及び本体1の前面の温度も(前記空
気層の巾は携帯性を考慮すると数ミリ程度の間隔しかと
れないのでソーラーカバー2の裏面とカメラ本体1の前
面とにおける空気の粘性抵抗により、外気と上記空気層
との対流の速度が数ミリ/秒程度でソーラーカバー2の
裏面を冷却する効果が低いため)約85℃と非常な高温
になり、カメラ本体の機器をいためるばかりか前述した
リチウムイオン2次電池が65℃を越え、フィルムも6
0℃を越えるようなことになってしまう。
【0027】本機器は、上記の如き加熱状態に至ること
を未然に防止できる機能を有している。
を未然に防止できる機能を有している。
【0028】図3(c)及び図4(a)の状態で直射日
光下に置かれた場合、太陽電池3と共にソーラカバー2
及びグリップカバー4の温度が上昇していく。特に前述
のごとく過酷な環境にさらされるとグリップカバー4の
温度は20分位で60℃以上となる。するとNi−Ti
の形記ワイヤー15が変態して縮み、引張バネ20のバ
ネ力に抗してラッチ爪18を時計方向に回動させて爪部
18cがカメラ本体1の爪係合部1dより外れる。する
と、グリップカバー4はトーションバネ21のバネ力で
開き、グリップカバーのリブ4eがダボ1cに当接する
まで約25°の開き角度となる(図3(a)の状態)。
又、グリップカバー4の開き動作に伴ってグリップカバ
ー4の斜面4dがソーラーカバー2の斜面2cを押し上
げ、ソーラーカバー2もグリップカバー4と同等の開き
角度まで開かれる(図4(b)の状態)。ソーラーカバ
ー2はカムフォロワー7を介してグリップカバー4に対
して同じ方向に付勢されているため、トーションバネ2
1はグリップカバー4と、ソーラーカバー2の自重を押
し上げる量があれば良い。この状態であればソーラーカ
バー2とカメラ本体1との間の空気層が(数ミリであっ
たものが)15mm以上にひろがるため、前述の外気
(最大52℃)の対流によりソーラーカバー2及びカメ
ラ本体1の前面の冷却が行われ、特にカメラ本体1の前
面はポップアップしたソーラーカバー2及びグリップカ
バー4の日かげの中に入るのでほぼ車中の空気温度と同
程度に下がる。又、ソーラーカバー2はさらに太陽電池
3が日光のエネルギーを吸収するため高温となるが、裏
面が外気により冷却されているため、上述したような9
0℃を越えるような温度にはならない。
光下に置かれた場合、太陽電池3と共にソーラカバー2
及びグリップカバー4の温度が上昇していく。特に前述
のごとく過酷な環境にさらされるとグリップカバー4の
温度は20分位で60℃以上となる。するとNi−Ti
の形記ワイヤー15が変態して縮み、引張バネ20のバ
ネ力に抗してラッチ爪18を時計方向に回動させて爪部
18cがカメラ本体1の爪係合部1dより外れる。する
と、グリップカバー4はトーションバネ21のバネ力で
開き、グリップカバーのリブ4eがダボ1cに当接する
まで約25°の開き角度となる(図3(a)の状態)。
又、グリップカバー4の開き動作に伴ってグリップカバ
ー4の斜面4dがソーラーカバー2の斜面2cを押し上
げ、ソーラーカバー2もグリップカバー4と同等の開き
角度まで開かれる(図4(b)の状態)。ソーラーカバ
ー2はカムフォロワー7を介してグリップカバー4に対
して同じ方向に付勢されているため、トーションバネ2
1はグリップカバー4と、ソーラーカバー2の自重を押
し上げる量があれば良い。この状態であればソーラーカ
バー2とカメラ本体1との間の空気層が(数ミリであっ
たものが)15mm以上にひろがるため、前述の外気
(最大52℃)の対流によりソーラーカバー2及びカメ
ラ本体1の前面の冷却が行われ、特にカメラ本体1の前
面はポップアップしたソーラーカバー2及びグリップカ
バー4の日かげの中に入るのでほぼ車中の空気温度と同
程度に下がる。又、ソーラーカバー2はさらに太陽電池
3が日光のエネルギーを吸収するため高温となるが、裏
面が外気により冷却されているため、上述したような9
0℃を越えるような温度にはならない。
【0029】又、カメラ本体1の中で高温に弱いリチウ
ムイオン2次電池1aをグリップカバー4の陰となる範
囲に配置することで、誤ってユーザーがソーラーカバー
2を全開した状態で太陽光下に置いてしまっても、リチ
ウムイオン2次電池の内蔵されているカメラ本体1の近
傍が照射されることはなく、従って、その後方にある2
次電池が高温になる恐れはない。又、フィルムもカメラ
本体、裏面部にレイアウトされているため、ほとんど実
害のない温度(実験では約45℃程度)までしか上昇せ
ず実用上問題を生じない。
ムイオン2次電池1aをグリップカバー4の陰となる範
囲に配置することで、誤ってユーザーがソーラーカバー
2を全開した状態で太陽光下に置いてしまっても、リチ
ウムイオン2次電池の内蔵されているカメラ本体1の近
傍が照射されることはなく、従って、その後方にある2
次電池が高温になる恐れはない。又、フィルムもカメラ
本体、裏面部にレイアウトされているため、ほとんど実
害のない温度(実験では約45℃程度)までしか上昇せ
ず実用上問題を生じない。
【0030】前記のような数日間の放置後、ユーザーが
気がついて、本カメラを車外に取り出すと、前記ポップ
アップ状態で大きな隙間の開いているソーラーカバー2
とカメラ本体1との間に外気(ほとんどの場合40℃以
下)が流れ込み、形状記憶ワイヤー15を急速に冷却す
る。
気がついて、本カメラを車外に取り出すと、前記ポップ
アップ状態で大きな隙間の開いているソーラーカバー2
とカメラ本体1との間に外気(ほとんどの場合40℃以
下)が流れ込み、形状記憶ワイヤー15を急速に冷却す
る。
【0031】この形状記憶ワイヤー15は55℃より温
度が下がると前記変態が元に戻って引張り力が低下す
る。
度が下がると前記変態が元に戻って引張り力が低下す
る。
【0032】図7のグラフに示すように、温度が25℃
(常温)まで下がって形記ワイヤー15の引張り力が低
下しても、ラッチ爪18にかけられた引張バネ20の作
用力は、25℃時の形記ワイヤー降伏力F25よりも低く
設定されている為、引張バネ20の力で形記ワイヤー1
5をラッチ爪18の爪掛かり量を大きくとれるように大
きく引張って(降伏域まで)変形させることができな
い。尚、仮りに引張バネ20の力をF25より強く設計し
てしまうと、60℃の回復力f60よりも強いバネ力とな
ってしまう恐れがあり、60℃ではラッチ爪18を駆動
することができず、もっと高い温度(例えば80℃)に
ならなければラッチ解除がなされないといった不都合が
生じる。このように、常温(25℃)と作動させたい温
度(本件では60℃)との差が小さい時には、上述した
ような不具合が発生する。これを解決する為に本実施の
形態では引張バネ20の力をF25より低く設定してお
き、グリップカバー4の閉じ動作に連動した形記ワイヤ
ーの引張り機構によって形記ワイヤーを大きく引張り変
形させることができるようにしている。
(常温)まで下がって形記ワイヤー15の引張り力が低
下しても、ラッチ爪18にかけられた引張バネ20の作
用力は、25℃時の形記ワイヤー降伏力F25よりも低く
設定されている為、引張バネ20の力で形記ワイヤー1
5をラッチ爪18の爪掛かり量を大きくとれるように大
きく引張って(降伏域まで)変形させることができな
い。尚、仮りに引張バネ20の力をF25より強く設計し
てしまうと、60℃の回復力f60よりも強いバネ力とな
ってしまう恐れがあり、60℃ではラッチ爪18を駆動
することができず、もっと高い温度(例えば80℃)に
ならなければラッチ解除がなされないといった不都合が
生じる。このように、常温(25℃)と作動させたい温
度(本件では60℃)との差が小さい時には、上述した
ような不具合が発生する。これを解決する為に本実施の
形態では引張バネ20の力をF25より低く設定してお
き、グリップカバー4の閉じ動作に連動した形記ワイヤ
ーの引張り機構によって形記ワイヤーを大きく引張り変
形させることができるようにしている。
【0033】カメラの使用上、グリップカバー4が開い
て放熱作用が終了すれば必ずグリップカバー4を閉じて
携帯もしくは撮影のために適した形態をとる。即ち、太
陽光充電→カメラの温度上昇→グリップカバー開→温度
下降→グリップカバー閉→携帯もしくは撮影→太陽光充
電というカメラを使用していく上での流れがある。この
ような機器の使用シーケンスの中に形状記憶合金の引っ
張動作(変形動作)を組み込めば上述した不具合が解決
できる。
て放熱作用が終了すれば必ずグリップカバー4を閉じて
携帯もしくは撮影のために適した形態をとる。即ち、太
陽光充電→カメラの温度上昇→グリップカバー開→温度
下降→グリップカバー閉→携帯もしくは撮影→太陽光充
電というカメラを使用していく上での流れがある。この
ような機器の使用シーケンスの中に形状記憶合金の引っ
張動作(変形動作)を組み込めば上述した不具合が解決
できる。
【0034】以下に、図3(a)に示すようなグリップ
カバー4が開いている状態から閉じる時の動作について
説明する。グリップカバー4をトーションバネ21の開
き力に抗して手で閉じ方向にヒンジ軸6を回転中心とし
て回動させていくと、まずラッチ爪18の腕18dがV
字形レバー24の腕先端24aに当接する。更にグリッ
プカバー4を回動させると、V字形レバー24はカメラ
本体1の凸部1fに当接した状態を維持しておりグリッ
プカバー4の閉じ方向回転によりラッチ爪18は反時計
方向に回転されることになる。従って形記ワイヤー15
は引っ張られて降伏域まで伸ばされていく。更にグリッ
プカバー4の閉じ方向回転が継続されると、V字形レバ
ー24のもう一方の腕24bとグリップ地板14の端面
14eが当接し、V字形レバー24がトーションバネ2
6の付勢力に抗して時計方向に回転し始める。形記ワイ
ヤー15の引っ張り量が最大となるのはラッチ爪18の
腕18dとV字形レバー24の腕24aとが90°の角
度となって当接している時(図3(b)に示す)であっ
て、この状態以後はグリップカバー4の回動に従ってV
字形レバー24の腕24aはラッチ爪18の腕18dよ
り離れていく。図3(c)に示すようにグリップカバー
4が全閉状態ではラッチ爪18の爪部18cがカメラ本
体1の爪1dに結合していて、V字形レバー24の腕2
4aはラッチ爪18のラッチ解除動作(=形記ワイヤー
1が高温となってラッチ爪18が時計方向に回転する動
作)の時にも干渉しない位置にある。図7のグラフで上
記動作をたどってみると、ラッチ爪18が反時計方向に
回転して形記ワイヤー15を引っ張って伸ばしている状
況は、引張バネ20の作用力とバランスしているポイン
ト(ア)から(イ)まで25℃の降伏力で伸ばしている
ところに相当する。xは形記ワイヤーの最大歪量で、こ
れは図3(b)で示す状態の時である。V字形レバー2
4がラッチ爪18から離れるに従って形記ワイヤー15
は自然に収縮していき、引張バネ20の作用力とバラン
スするまで縮む(ポイント(イ)から(ウ)に相当)。
ここでグリップカバー4は全閉でラッチ爪が係合した状
態(図3(c))となる。ここから温度が上がっていっ
た場合、爪の係合解除位置Yを通過して形状回復(歪量
減少)が行なわれると、グリップカバー4は開く。歪量
の変化が顕著に表われるのは変態点温度(55℃)付近
であり、従って25℃〜50℃では形記ワイヤー15の
縮み量は非常に小さい。60℃まで温度が上がったとす
ると、形記ワイヤー15の収縮に従ってラッチ爪18を
時計方向に回転して引張バネ20を引っ張っていく(ポ
イント(ウ)→(エ)→(オ)に相当)。
カバー4が開いている状態から閉じる時の動作について
説明する。グリップカバー4をトーションバネ21の開
き力に抗して手で閉じ方向にヒンジ軸6を回転中心とし
て回動させていくと、まずラッチ爪18の腕18dがV
字形レバー24の腕先端24aに当接する。更にグリッ
プカバー4を回動させると、V字形レバー24はカメラ
本体1の凸部1fに当接した状態を維持しておりグリッ
プカバー4の閉じ方向回転によりラッチ爪18は反時計
方向に回転されることになる。従って形記ワイヤー15
は引っ張られて降伏域まで伸ばされていく。更にグリッ
プカバー4の閉じ方向回転が継続されると、V字形レバ
ー24のもう一方の腕24bとグリップ地板14の端面
14eが当接し、V字形レバー24がトーションバネ2
6の付勢力に抗して時計方向に回転し始める。形記ワイ
ヤー15の引っ張り量が最大となるのはラッチ爪18の
腕18dとV字形レバー24の腕24aとが90°の角
度となって当接している時(図3(b)に示す)であっ
て、この状態以後はグリップカバー4の回動に従ってV
字形レバー24の腕24aはラッチ爪18の腕18dよ
り離れていく。図3(c)に示すようにグリップカバー
4が全閉状態ではラッチ爪18の爪部18cがカメラ本
体1の爪1dに結合していて、V字形レバー24の腕2
4aはラッチ爪18のラッチ解除動作(=形記ワイヤー
1が高温となってラッチ爪18が時計方向に回転する動
作)の時にも干渉しない位置にある。図7のグラフで上
記動作をたどってみると、ラッチ爪18が反時計方向に
回転して形記ワイヤー15を引っ張って伸ばしている状
況は、引張バネ20の作用力とバランスしているポイン
ト(ア)から(イ)まで25℃の降伏力で伸ばしている
ところに相当する。xは形記ワイヤーの最大歪量で、こ
れは図3(b)で示す状態の時である。V字形レバー2
4がラッチ爪18から離れるに従って形記ワイヤー15
は自然に収縮していき、引張バネ20の作用力とバラン
スするまで縮む(ポイント(イ)から(ウ)に相当)。
ここでグリップカバー4は全閉でラッチ爪が係合した状
態(図3(c))となる。ここから温度が上がっていっ
た場合、爪の係合解除位置Yを通過して形状回復(歪量
減少)が行なわれると、グリップカバー4は開く。歪量
の変化が顕著に表われるのは変態点温度(55℃)付近
であり、従って25℃〜50℃では形記ワイヤー15の
縮み量は非常に小さい。60℃まで温度が上がったとす
ると、形記ワイヤー15の収縮に従ってラッチ爪18を
時計方向に回転して引張バネ20を引っ張っていく(ポ
イント(ウ)→(エ)→(オ)に相当)。
【0035】その後、形記ワイヤー15が冷えて25℃
になった時、引張バネ20の引張り荷重とバランスする
ポイント(ア)に戻る。つまり、ラッチ爪18の爪掛か
り量が十分とれるように形記ワイヤー15を降伏域まで
大きく引張って変形させても形状回復時にその変形のた
めの力が作用しないのでラッチ解除が行えることにな
る。
になった時、引張バネ20の引張り荷重とバランスする
ポイント(ア)に戻る。つまり、ラッチ爪18の爪掛か
り量が十分とれるように形記ワイヤー15を降伏域まで
大きく引張って変形させても形状回復時にその変形のた
めの力が作用しないのでラッチ解除が行えることにな
る。
【0036】なお、本実施の形態では形状記憶合金を小
さなスペースで配置できるワイヤー状のものについて説
明したが、更に大きな変位量を得るためにコイルバネ状
の形状記憶合金であっても本発明を適用できることは当
然である。
さなスペースで配置できるワイヤー状のものについて説
明したが、更に大きな変位量を得るためにコイルバネ状
の形状記憶合金であっても本発明を適用できることは当
然である。
【0037】次に、本発明の第2実施の形態として、モ
ーターの作用によってグリップカバーを閉じ、その際に
形記ワイヤーを引っ張って変形を与えるものについて説
明する。第1の実施の形態と概略の構成は同じである
が、異なる所のみを図8に示す。図8はカメラ本体に内
蔵したモーターを駆動源としてグリップカバー4を閉じ
る減速機構を示す図である。図9は第2実施の形態に適
した回路図である。図8において、40は駆動源である
モーター、41は回転を伝達するギア列で、ギア42と
43は別体で公知のワンウエイクラッチ機構を内蔵して
いる。ギア44は駆動軸45に一体的に固定されてお
り、ギア43と噛合っている。又、グリップカバー4と
駆動軸45も相互回転が生じないよう一体的に固定され
グリップカバー4が開いている状態から、図中実線で示
す矢印方向の回転がモーター40より伝達されると、グ
リップカバーは閉じ方向(矢印Bの方向)へ回転する。
この時、第1実施の形態で述べた形記ワイヤーの引張り
作用がなされ、形記ワイヤー15に大きな引っ張り変形
が与えられた後に、ラッチ爪18の爪部18cがカメラ
本体1の爪1dに係合する。又、第1実施の形態と同様
に形記ワイヤー15が高温となって収縮し、ラッチ爪1
8の係合が解除すると、グリップカバー4はトーション
バネ21の力で開く。するとグリップカバー4と一体的
に固定された駆動軸45とギア44は図中破線で示す矢
印方向へ回転しギア43までが回転する。ギア42はモ
ーター40に直結されている為に回転せず、ワンウエイ
クラッチ機構(図示せず)の作用でギア43はギア42
に対してスリップ回転している。即ち、モーター40の
実線矢印と逆の回転はカメラの別機構を駆動する(たと
えば、ズーム動作やフィルム給送など)ための駆動源と
しても使用することができる。
ーターの作用によってグリップカバーを閉じ、その際に
形記ワイヤーを引っ張って変形を与えるものについて説
明する。第1の実施の形態と概略の構成は同じである
が、異なる所のみを図8に示す。図8はカメラ本体に内
蔵したモーターを駆動源としてグリップカバー4を閉じ
る減速機構を示す図である。図9は第2実施の形態に適
した回路図である。図8において、40は駆動源である
モーター、41は回転を伝達するギア列で、ギア42と
43は別体で公知のワンウエイクラッチ機構を内蔵して
いる。ギア44は駆動軸45に一体的に固定されてお
り、ギア43と噛合っている。又、グリップカバー4と
駆動軸45も相互回転が生じないよう一体的に固定され
グリップカバー4が開いている状態から、図中実線で示
す矢印方向の回転がモーター40より伝達されると、グ
リップカバーは閉じ方向(矢印Bの方向)へ回転する。
この時、第1実施の形態で述べた形記ワイヤーの引張り
作用がなされ、形記ワイヤー15に大きな引っ張り変形
が与えられた後に、ラッチ爪18の爪部18cがカメラ
本体1の爪1dに係合する。又、第1実施の形態と同様
に形記ワイヤー15が高温となって収縮し、ラッチ爪1
8の係合が解除すると、グリップカバー4はトーション
バネ21の力で開く。するとグリップカバー4と一体的
に固定された駆動軸45とギア44は図中破線で示す矢
印方向へ回転しギア43までが回転する。ギア42はモ
ーター40に直結されている為に回転せず、ワンウエイ
クラッチ機構(図示せず)の作用でギア43はギア42
に対してスリップ回転している。即ち、モーター40の
実線矢印と逆の回転はカメラの別機構を駆動する(たと
えば、ズーム動作やフィルム給送など)ための駆動源と
しても使用することができる。
【0038】図9は本実施の形態に適した回路の構成図
である。図9において、図6と同じ構成のものは同符号
を付して、説明は省略する。50は太陽電池電流検出
器、51は太陽電池電流検出器50で検出される電流値
に応じてスイッチングするアナログスイッチである。第
1の実施の形態で示したシステムはソーラーカバー2を
開いた時だけマイコン起動スイッチ34がONしてカメ
ラ各部の機能制御を行なうものであったが、この第2実
施の形態では、太陽電池電流検出器50で検出された電
流量が所定量を越えた時にもスイッチ51が自動的にO
Nする。即ち、照度の高い日光の下にカメラが置かれた
時にマイコン33が起動する。52は温度検出器、53
はモータ駆動回路であり、共にマイコン33により制御
される。56はグリップカバー4が閉じた状態を検出す
るカバースイッチで、このカバースイッチのON/OF
F状態はマイコン33により検知される。
である。図9において、図6と同じ構成のものは同符号
を付して、説明は省略する。50は太陽電池電流検出
器、51は太陽電池電流検出器50で検出される電流値
に応じてスイッチングするアナログスイッチである。第
1の実施の形態で示したシステムはソーラーカバー2を
開いた時だけマイコン起動スイッチ34がONしてカメ
ラ各部の機能制御を行なうものであったが、この第2実
施の形態では、太陽電池電流検出器50で検出された電
流量が所定量を越えた時にもスイッチ51が自動的にO
Nする。即ち、照度の高い日光の下にカメラが置かれた
時にマイコン33が起動する。52は温度検出器、53
はモータ駆動回路であり、共にマイコン33により制御
される。56はグリップカバー4が閉じた状態を検出す
るカバースイッチで、このカバースイッチのON/OF
F状態はマイコン33により検知される。
【0039】次に以上の構成の動作を図10に示すマイ
コン33のフローチャートに従って、説明する。
コン33のフローチャートに従って、説明する。
【0040】まず、グリップカバー4が開いているか否
かにかかわらず太陽電池30は光を受けると発電し、リ
チウムイオン2次電池1aを充電する。マイコン33が
停止している時でも、太陽電池電流検出器50により太
陽電池30の発電電流値は検出され、太陽電池電流検出
器50が所定の電流値I0よりも大きい電流値Iを検出
するとアナログスイッチ51をONし、マイコン33起
動し、これによって、マイコン33は、以下に示すステ
ップ1から動作を開始する。
かにかかわらず太陽電池30は光を受けると発電し、リ
チウムイオン2次電池1aを充電する。マイコン33が
停止している時でも、太陽電池電流検出器50により太
陽電池30の発電電流値は検出され、太陽電池電流検出
器50が所定の電流値I0よりも大きい電流値Iを検出
するとアナログスイッチ51をONし、マイコン33起
動し、これによって、マイコン33は、以下に示すステ
ップ1から動作を開始する。
【0041】即ち、グリップカバー4が高温となってポ
ップアップするような光のもとにカメラがある時は、照
度が高く、太陽電池30は発電し、これを太陽電池電流
検出器50が検出してアナログスイッチ51をONし、
マイコン33を起動する。
ップアップするような光のもとにカメラがある時は、照
度が高く、太陽電池30は発電し、これを太陽電池電流
検出器50が検出してアナログスイッチ51をONし、
マイコン33を起動する。
【0042】「ステップ1」 カバースイッチ56がO
N(グリップカバー閉じ)かOFF(グリップカバー開
き)かを判別し、ONであればステップ8へ、OFFで
あればステップ2へ進む。
N(グリップカバー閉じ)かOFF(グリップカバー開
き)かを判別し、ONであればステップ8へ、OFFで
あればステップ2へ進む。
【0043】「ステップ8」 所定時間カウントしてス
テップ9へ進む。
テップ9へ進む。
【0044】「ステップ9」 ここのルーチンを何回通
過したかをカウントする。
過したかをカウントする。
【0045】「ステップ10」 カバースイッチ56の
OFF状態を5回検出した時点で、ステップ7へ進む。
5回未満であれば、再びステップ1へ戻りカバースイッ
チ56の状態検出を行なう。即ち、グリップカバー4の
開いた状態を確認してから閉じる動作へのフローへ進
む。
OFF状態を5回検出した時点で、ステップ7へ進む。
5回未満であれば、再びステップ1へ戻りカバースイッ
チ56の状態検出を行なう。即ち、グリップカバー4の
開いた状態を確認してから閉じる動作へのフローへ進
む。
【0046】「ステップ2」 温度検出器52によりカ
メラの所定箇所の温度tを検出してステップ3へ進む。
メラの所定箇所の温度tを検出してステップ3へ進む。
【0047】「ステップ3」 あらかじめ設定された温
度t0と検出した温度tを比較し、検出温度tが設定温
度t0より低くなったらステップ4へ進み、検出温度t
が設定温度t0以上の時はステップ2へ戻り、温度検出
を繰り返す。
度t0と検出した温度tを比較し、検出温度tが設定温
度t0より低くなったらステップ4へ進み、検出温度t
が設定温度t0以上の時はステップ2へ戻り、温度検出
を繰り返す。
【0048】「ステップ4」 モータ40に通電し、減
速ギア41〜ギア44を回転駆動し、グリップカバー4
の閉じ動作を行なう。
速ギア41〜ギア44を回転駆動し、グリップカバー4
の閉じ動作を行なう。
【0049】「ステップ5」 カバースイッチ56がO
NかOFFかを判別し、ON(グリップカバーの閉じ)
を検出したらステップ6へ進み、OFFを検出したらス
テップ4のモータ通電を続ける。
NかOFFかを判別し、ON(グリップカバーの閉じ)
を検出したらステップ6へ進み、OFFを検出したらス
テップ4のモータ通電を続ける。
【0050】「ステップ6」 グリップカバー4の閉じ
が完了した時点で、モータ40への通電を絶つ。
が完了した時点で、モータ40への通電を絶つ。
【0051】「ステップ7」 マイコン33は動作を停
止して、本フローを終了する。
止して、本フローを終了する。
【0052】即ち、グリップカバー4が高温となってポ
ップアップした後に、カメラが放熱或いは、外気温の低
下、太陽光が照射されなくなる等により温度が下がり温
度検出器52により、所定温度より低い温度になったこ
とを検出するとマイコン33はモータ駆動回路53を働
かせてモータ40に通電し、図8に示したギア列を介し
てグリップカバー4を閉じる。
ップアップした後に、カメラが放熱或いは、外気温の低
下、太陽光が照射されなくなる等により温度が下がり温
度検出器52により、所定温度より低い温度になったこ
とを検出するとマイコン33はモータ駆動回路53を働
かせてモータ40に通電し、図8に示したギア列を介し
てグリップカバー4を閉じる。
【0053】図11は第3の実施の形態で、前述した第
2の実施の形態のモーターの代わりに形状記憶合金バネ
を動力源として使用した機器に適した回路図である。図
11において、図9と同じ構成のものは、同符号を付し
て、説明は省略する。
2の実施の形態のモーターの代わりに形状記憶合金バネ
を動力源として使用した機器に適した回路図である。図
11において、図9と同じ構成のものは、同符号を付し
て、説明は省略する。
【0054】第2実施の形態と同様にして、ポップアッ
プ後、カメラが冷えて温度検出器52が所定温度より低
い温度を検出した時に形状記憶合金駆動回路54を働か
せて、形状記憶合金バネ55に通電する。そして通電に
よる自己発熱で形状記憶合金バネ55が変態して縮み、
グリップカバー4を閉じる。
プ後、カメラが冷えて温度検出器52が所定温度より低
い温度を検出した時に形状記憶合金駆動回路54を働か
せて、形状記憶合金バネ55に通電する。そして通電に
よる自己発熱で形状記憶合金バネ55が変態して縮み、
グリップカバー4を閉じる。
【0055】形状記憶合金バネ55は、グリップカバー
4と、カメラ本体1の間に掛けられており、形状記憶合
金バネ55に通電されると、グリップカバー4を開くた
めのトーションバネ21より強い力で引張り力(形状記
憶合金バネ55の形状回復力)が働く。形状記憶合金バ
ネ55の変態温度は、ラッチ爪18のラッチ解除駆動に
使用される形記ワイヤー15の変態温度よりも高く設定
されており、充電中にカメラの温度が上がって形記ワイ
ヤー15の形状回復がなされる際には、形状記憶合金バ
ネ55の形状回復は発生しない。
4と、カメラ本体1の間に掛けられており、形状記憶合
金バネ55に通電されると、グリップカバー4を開くた
めのトーションバネ21より強い力で引張り力(形状記
憶合金バネ55の形状回復力)が働く。形状記憶合金バ
ネ55の変態温度は、ラッチ爪18のラッチ解除駆動に
使用される形記ワイヤー15の変態温度よりも高く設定
されており、充電中にカメラの温度が上がって形記ワイ
ヤー15の形状回復がなされる際には、形状記憶合金バ
ネ55の形状回復は発生しない。
【0056】尚、本実施の形態の動作フローは、第2実
施の形態として示した図10のフローチャートにおける
ステップ4を「モータ通電ON」のかわりに「形状記憶
合金駆動回路54による形状記憶合金バネ55への通電
ON」とし、ステップ5を「モータ通電OFF」のかわ
りに「形状記憶合金駆動回路54による形状記憶合金バ
ネ55への通電OFF」として、モータへの通電を形状
記憶合金バネ55へ通電することで実現できる。
施の形態として示した図10のフローチャートにおける
ステップ4を「モータ通電ON」のかわりに「形状記憶
合金駆動回路54による形状記憶合金バネ55への通電
ON」とし、ステップ5を「モータ通電OFF」のかわ
りに「形状記憶合金駆動回路54による形状記憶合金バ
ネ55への通電OFF」として、モータへの通電を形状
記憶合金バネ55へ通電することで実現できる。
【0057】(発明と実施の形態の対応)以上の実施の
形態において、形状記憶合金ワイヤー15が本発明の形
状記憶部材に、V字レバー24が本発明の変形手段に、
ラッチ爪18が本発明の作動手段に、グリップ地板14
の端面14eが本発明の規制手段に、モータ40が本発
明のモータに、グリップカバー4が本発明の開閉カバー
に、それぞれ相当する。
形態において、形状記憶合金ワイヤー15が本発明の形
状記憶部材に、V字レバー24が本発明の変形手段に、
ラッチ爪18が本発明の作動手段に、グリップ地板14
の端面14eが本発明の規制手段に、モータ40が本発
明のモータに、グリップカバー4が本発明の開閉カバー
に、それぞれ相当する。
【0058】なお、以上が本発明の各構成と実施の形態
の各構成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の
形態の構成に限られるものではなく、請求項で示した機
能、または、実施の形態の構成が持つ機能が達成できる
構成であればどのようなものであってもよいことは言う
までもない。
の各構成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の
形態の構成に限られるものではなく、請求項で示した機
能、または、実施の形態の構成が持つ機能が達成できる
構成であればどのようなものであってもよいことは言う
までもない。
【0059】例えば、以上の各実施の形態では、形記ワ
イヤー15を降伏域まで引っ張って伸ばすようにしてい
るが、本発明は、弾性域内で変形させる場合であっても
適用できるものである。
イヤー15を降伏域まで引っ張って伸ばすようにしてい
るが、本発明は、弾性域内で変形させる場合であっても
適用できるものである。
【0060】また、以上の各実施の形態では、V字形レ
バー24を使用しているが、これを使用せずに例えば、
第3の実施の形態の形状記憶合金バネ55の形状回復力
により直接形記ワイヤー15を引っ張って伸ばし、形記
ワイヤー15が形状回復する際には、形状記憶合金バネ
55の形状回復力は作用しないがそのバネ力は作用して
いる等、形記ワイヤー15が形状回復する際に形記ワイ
ヤー15を引っ張って伸ばす作用を完全に無くすのでは
なく、その作用を少なくするものであっても本発明は適
用できるものである。
バー24を使用しているが、これを使用せずに例えば、
第3の実施の形態の形状記憶合金バネ55の形状回復力
により直接形記ワイヤー15を引っ張って伸ばし、形記
ワイヤー15が形状回復する際には、形状記憶合金バネ
55の形状回復力は作用しないがそのバネ力は作用して
いる等、形記ワイヤー15が形状回復する際に形記ワイ
ヤー15を引っ張って伸ばす作用を完全に無くすのでは
なく、その作用を少なくするものであっても本発明は適
用できるものである。
【0061】また、以上の第2、第3の実施の形態の温
度検出器の代わりに、照度検出器等、温度状態を間接的
に判定できるものを用いても本発明は適用できるもので
ある。
度検出器の代わりに、照度検出器等、温度状態を間接的
に判定できるものを用いても本発明は適用できるもので
ある。
【0062】また、本発明は、以上の各実施の形態また
は、それら技術要素を必要に応じて組み合わせるように
してもよい。
は、それら技術要素を必要に応じて組み合わせるように
してもよい。
【0063】また、本発明は、クレームまたは実施の形
態の構成の全体若しくは一部が、一つの装置を形成する
ようなものであっても、他の装置と結合するようなもの
であっても、装置を構成する要素となるようなものであ
ってもよい。
態の構成の全体若しくは一部が、一つの装置を形成する
ようなものであっても、他の装置と結合するようなもの
であっても、装置を構成する要素となるようなものであ
ってもよい。
【0064】また、本発明は、一眼レフカメラ、レンズ
シャッタカメラ、ビデオカメラ等種々の形態のカメラ、
更にはカメラ以外の光学機器やその他の装置、更にはそ
れらカメラや光学機器やその他の装置に適用される装置
又は、これらを構成する要素に対しても適用できるもの
である。
シャッタカメラ、ビデオカメラ等種々の形態のカメラ、
更にはカメラ以外の光学機器やその他の装置、更にはそ
れらカメラや光学機器やその他の装置に適用される装置
又は、これらを構成する要素に対しても適用できるもの
である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
形状記憶部材が適用される装置において、形状記憶部材
と、前記形状記憶部材を所定の状態に変形させる変形手
段と、前記形状記憶部材が前記所定の状態から記憶され
た状態に復帰する動作により所定の動作を行なう作動手
段と、少なくとも前記形状記憶部材が前記所定の状態か
ら前記記憶された状態に復帰する動作を行なう際に前記
変形手段の作用を規制する規制手段とを備え、前記形状
記憶部材が記憶された状態に適正に復帰し、以って、前
記作動装置が所望の動作を適正に行なえる形状記憶部材
が適用される装置が提供できるものである。
形状記憶部材が適用される装置において、形状記憶部材
と、前記形状記憶部材を所定の状態に変形させる変形手
段と、前記形状記憶部材が前記所定の状態から記憶され
た状態に復帰する動作により所定の動作を行なう作動手
段と、少なくとも前記形状記憶部材が前記所定の状態か
ら前記記憶された状態に復帰する動作を行なう際に前記
変形手段の作用を規制する規制手段とを備え、前記形状
記憶部材が記憶された状態に適正に復帰し、以って、前
記作動装置が所望の動作を適正に行なえる形状記憶部材
が適用される装置が提供できるものである。
【図1】本発明の第1の実施の形態の機器としてのカメ
ラの要部分解斜視図。
ラの要部分解斜視図。
【図2】図1のカメラの要部分解斜視図。
【図3】図1のカメラにおける動作を示す側面図であ
り、(a)は形状記憶合金ワイヤー15が装備されてい
るグリップカバー4がカメラ本体1から前方向に回動さ
れた状態、(b)は該カバー4がカメラ本体1の方へ戻
されつつある状態、(c)は該カバー4がカメラ本体1
に係止された状態。
り、(a)は形状記憶合金ワイヤー15が装備されてい
るグリップカバー4がカメラ本体1から前方向に回動さ
れた状態、(b)は該カバー4がカメラ本体1の方へ戻
されつつある状態、(c)は該カバー4がカメラ本体1
に係止された状態。
【図4】図1のカメラに装備されているソーラーカバー
2の動作位置とカメラの状態を示す側面図で、(a)は
該カメラの不使用状態、(b)はソーラーカバー2をカ
メラ本体1から離して該カメラ本体1の過熱を防止する
時の状態、(c)は撮影を行う時の状態。
2の動作位置とカメラの状態を示す側面図で、(a)は
該カメラの不使用状態、(b)はソーラーカバー2をカ
メラ本体1から離して該カメラ本体1の過熱を防止する
時の状態、(c)は撮影を行う時の状態。
【図5】図1のカメラのグリップカバー4とソーラーカ
バー2との結合及び解離を可能とするカムとカムフォロ
ワー7との相対移動関係を説明するための図。
バー2との結合及び解離を可能とするカムとカムフォロ
ワー7との相対移動関係を説明するための図。
【図6】図1のカメラに設けられた電源回路部分の一例
を示す回路図。
を示す回路図。
【図7】図1のカメラに設けられた形状記憶合金ワイヤ
ー15の変形前後のヒステリシスと該ワイヤーの歪みと
荷重との関係を示した図。
ー15の変形前後のヒステリシスと該ワイヤーの歪みと
荷重との関係を示した図。
【図8】動力により前記形状記憶合金ワイヤー15に歪
みを与えるとともに前記グリップカバー4を動力で閉じ
方向に駆動するための駆動構成を有する本発明の第2の
実施の形態に係るカメラの要部斜視図。
みを与えるとともに前記グリップカバー4を動力で閉じ
方向に駆動するための駆動構成を有する本発明の第2の
実施の形態に係るカメラの要部斜視図。
【図9】図8のカメラの電源回路部分の一例を示す回路
図。
図。
【図10】図9のマイコン33のフローチャート。
【図11】図8の回路の一部変形例を示す本発明の第3
の実施の形態に係る回路図。
の実施の形態に係る回路図。
【図12】本出願人の先願の機器に使用されている形状
記憶合金ワイヤーの歪み−荷重特性を示した図。
記憶合金ワイヤーの歪み−荷重特性を示した図。
1 カメラ本体 1a リチウムイオン2次電池 1d 係合爪 2 ソーラーカバー 3,30 太陽電池 4 グリップカバー 5 底カバー 6 ヒンジ軸 7 カムフォロワー 8,10 圧縮バネ 9 スイッチ駆動部材 11 スイッチ板 12,13 スイッチ接片 14 グリップ地板 15 形状記憶合金ワイヤー 16 調整板 17 カラー 18 ラッチ爪 20 引張りバネ 21,26 トーションバネ 24 V字形レバー 31 逆流防止用ヂオード 32 過充電防止回路 33 マイクロコンピュータ(マイコン) 34 マイコン起動スイッチ 35 メインスイッチ 40 モーター 41〜44 ギア 45 駆動軸 50 太陽電池電流検出手段 51 スイッチ 52 温度検出手段 53 モータ制御手段 54 形状記憶合金制御手段 55 形状記憶合金バネ 56 カバースイッチ
Claims (13)
- 【請求項1】 形状記憶部材と、前記形状記憶部材を所
定の状態に変形させる変形手段と、前記形状記憶部材が
前記所定の状態から記憶された状態に復帰する動作によ
り所定の動作を行なう作動手段と、少なくとも前記形状
記憶部材が前記所定の状態から前記記憶された状態に復
帰する動作を行なう際に前記変形手段の作用を規制する
規制手段とを有することを特徴とする形状記憶部材が適
用される装置。 - 【請求項2】 前記形状記憶部材が適用される装置は、
カメラであることを特徴とする請求項1記載の形状記憶
部材が適用される装置。 - 【請求項3】 前記形状記憶部材は、形状記憶合金であ
ることを特徴とする請求項1、または2記載の形状記憶
部材が適用される装置。 - 【請求項4】 前記形状記憶部材は、所定の温度以上で
前記記憶された状態に復帰することを特徴とする請求項
1〜3のいずれかに記載の形状記憶部材が適用される装
置。 - 【請求項5】 前記変形手段は、前記形状記憶部材を降
伏域まで変形させることを特徴とする請求項1〜4のい
ずれかに記載の形状記憶部材が適用される装置。 - 【請求項6】 前記変形手段は、手動により作用するこ
とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の形状記
憶部材が適用される装置。 - 【請求項7】 前記変形手段は、駆動源としてモータを
有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
の形状記憶部材が適用される装置。 - 【請求項8】 前記変形手段は、駆動源として形状記憶
部材(55)を有することを特徴とする請求項1〜5の
いずれかに記載の形状記憶部材が適用される装置。 - 【請求項9】 前記変形手段は、開閉カバーの動作に連
動して作用することを特徴とする請求項1〜8のいずれ
かに記載の形状記憶部材が適用される装置。 - 【請求項10】 前記変形手段は、温度に応じて作用す
ることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の形
状記憶部材が適用される装置。 - 【請求項11】 前記作動手段は、係止を解除すること
を特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の形状記
憶部材が適用される装置。 - 【請求項12】 前記規制手段は、前記変形手段が前記
形状記憶部材を前記所定の状態に変形させる動作の後半
で前記変形手段の作用を規制することを特徴とする請求
項1〜11のいずれかに記載の形状記憶部材が適用され
る装置。 - 【請求項13】 前記規制手段は、前記変形手段の作用
を無効にすることを特徴とする請求項1〜12のいずれ
かに記載の形状記憶部材が適用される装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8021150A JPH08278545A (ja) | 1995-02-07 | 1996-02-07 | 形状記憶部材が適用される装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1917595 | 1995-02-07 | ||
| JP7-19175 | 1995-02-07 | ||
| JP8021150A JPH08278545A (ja) | 1995-02-07 | 1996-02-07 | 形状記憶部材が適用される装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08278545A true JPH08278545A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=26356004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8021150A Withdrawn JPH08278545A (ja) | 1995-02-07 | 1996-02-07 | 形状記憶部材が適用される装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08278545A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020045914A (ja) * | 2018-09-14 | 2020-03-26 | 日本電産サンキョー株式会社 | 開閉装置 |
-
1996
- 1996-02-07 JP JP8021150A patent/JPH08278545A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020045914A (ja) * | 2018-09-14 | 2020-03-26 | 日本電産サンキョー株式会社 | 開閉装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060117 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060207 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060228 |