JPH08279400A - マイクロ波分配装置およびプラズマ発生装置 - Google Patents

マイクロ波分配装置およびプラズマ発生装置

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JPH08279400A
JPH08279400A JP7287294A JP28729495A JPH08279400A JP H08279400 A JPH08279400 A JP H08279400A JP 7287294 A JP7287294 A JP 7287294A JP 28729495 A JP28729495 A JP 28729495A JP H08279400 A JPH08279400 A JP H08279400A
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applicator
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plasma
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JP7287294A
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Jacques Henri Lucien Pelletier
ジャック, アンリ, ルシアン ペレティエ
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Metal Process SARL
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    • H01J37/32192Microwave generated discharge
    • H01J37/32211Means for coupling power to the plasma
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    • H05H1/24Generating plasma
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマをエンクロージャの内側に励起させ
るために、マイクロ波パワーを分配するための分配装置
を提案する。 【解決手段】 この分配装置は少なくとも一つのマイク
ロ波エネルギーの第2アプリケータ(p2 )を含む。こ
の第2アプリケータは、第1アプリケータ(p1 )と励
起器(e)と共同して、少なくとも一つの励起トリプレ
ットを形成する。このトリプレットにおいて、第1アプ
リケータ(p1 )と第2アプリケータ(p2 )は互いに
ほぼ平行に、且つ、両者の間にマイクロ波エネルギーの
ための伝播領域(P)を定義するように、一定の距離を
保って置かれ、そして第2に励起器(e)は、電子の軌
道(5)が吸収領域(P)を横切らないよう、第1と第
2のアプリケータ(p1 、p2 )と相対的に置かれるこ
とによりエンクロージャ(7)の内側に配置されて、伝
播領域(P)と吸収領域(A)を分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波を使用
して、あらゆる種類のガス状媒質からプラズマを製造す
る技術分野に関する。より正確にいうと、本発明は、電
子サイクロトロン共鳴における磁場において、または高
圧プラズマ故の磁場のない領域において、マイクロ波に
よってプラズマを製造する分野に関する。
【0002】この発明は、表面処理の分野(エッチン
グ、デポジション、洗浄、殺菌、汚染除去、噴霧、イオ
ン注入、化学処理あるいは熱化学処理)または、プラズ
マの取り出しにより得られるイオンのビーム(粒子流)
を作る時に特に有効に応用され、あるいは、総じて密度
の高いプラズマを作る必要のある他のすべての応用にも
有効である。
【0003】
【従来の技術】この技術では数多くのプラズマ発生装置
が知られている。たとえば、仏国特許FR85/08
836は電子サイクロトロン共鳴におけるプラズマ励起
の技術を説明する。電子サイクロトロン共鳴は、静止ま
たは半ば静止した磁場での電子の旋回数が、印加されて
加速する電場の振動数と等しくなる時に得られる。この
共鳴は下の関係式で表される磁場Bと、励起振動数fに
関して得られる: B=(2πmf)/e ここで、mとeは夫々電子の質量と単位電荷である。例
として、2.45GHzの振動数では、共鳴を得るため
に0.0875テスラの磁場を要する。
【0004】プラズマを励起するために電子サイクロト
ロン共鳴が可能なのは、このプロセスによって電子を十
分に加速できる場合だけである。即ち、電子が電場と同
調して、気体の電離に必要な限界エネルギーを得られる
ほどに、長く回転できる場合だけである。これを達成す
るためには、第1に、旋回半径が十分に小さくて、特
に、共鳴の条件が一致する空間の領域に留まる、換言す
れば、印加された電場と強度Bの磁場とが同時に存在す
る領域内に留まることが、そして、第2に、旋回振動数
が、電子と中性物質(陽子そして又は分子)間の弾性衝
突の振動数と比較して、大きく留まっていなければなら
ない。換言すると、電子サイクロトロン共鳴におけるプ
ラズマ励起の最良の条件は、気体圧力が十分に低く、同
時に電場振動数fが十分に高い、即ち、高磁場強度Bの
ときに得られる。実際、従来のプラズマでは、電子サイ
クロトロン共鳴のための好ましい励起条件は、振動数f
に関して約500MHzかそれ以上で、そして気体圧力
では、気体の性質によるが、約10-1パスカルで、典型
的には10-3パスカルから10パスカルまでの圧力で得
られる。しかし、10GHzより大きいマイクロ波振動
数は、従来の磁気構造と永久磁石では得られないような
非常に高い磁場強度を必要とする。振動数がf=2.4
5GHzのとき、その強度Bは0.0876テスラとな
り、振動数f=10GHzのときの0.35テスラを越
える。
【0005】第1図からより明瞭にわかるが、上記フラ
ンス特許に説明されている技術は、電子サイクロトロン
共鳴に対応する強度の定常磁場の少なくとも一つの面2
を各々が生成する複数の永久磁石1の使用を必要とす
る。電磁力が、アンテナ3即ちプラズマ励起器(ワイヤ
ーエレメントから成る)によって共鳴領域2に伝えられ
る。各励起器3は、夫々密閉されたエンクロージャ4の
壁に設けられた永久磁石1の上に置かれる。
【0006】上記の電磁場と、共鳴を与える値に等しい
強度の磁場と双方が、励起器3と、磁石の上になるエン
クロージャ壁の部分との間の空間に本質的に閉じ込めら
れる。低圧で気体状の媒質が存在する場合に、電子は、
共鳴領域で加速され、プラズマ閉じ込め面を定める磁界
線5の回りを廻る。これらの磁界線5は、磁石の極を隣
り合う磁石の極につなげて花綱(festoons)の形を作る。
その行路に沿って、電子は、衝突する相手の分子と原子
とを解離させ電離させる。プラズマは磁界線に沿って発
生され、次に磁界線から拡散して、その結果、前記花綱
のなかに閉じ込められたままの強力な電子の影響が事実
上無い、冷プラズマを形成する。このような装置の主要
な欠点は、マイクロ波エネルギーの伝播と、マイクロ波
が吸収される共鳴領域とが一致することである。したが
って、マイクロ波が、吸収も同時に起こさないで、上記
ワイヤアプリケータに沿って伝播することは不可能であ
る。したがって、プラズマ密度とマイクロ波の電場強度
の両方がアンテナに沿って次第に減少する。結果として
プラズマは得られるが、そのプラズマはアンテナに沿っ
て不均一な密度を有し、したがって大多数の工業上の応
用には適さない。
【0007】この欠点を改善するために、フランス特許
91/00 894は、アンテナ3を、エンクロージャ
壁と、異なる極性を持って互いに隣り合う二つの極を相
互に連結させる磁界線5との間に存する磁石間領域に置
くことを提案する。この領域6はマイクロ波伝播にとっ
て特に好都合であり、その理由はプラズマの拡散が磁界
線に対して垂直におこり、磁場の強度が増す時、拡散は
減るので、領域6は事実上プラズマの影響を受けないと
いうことである。こうして、一定振幅の定常波が、半波
長ごとにマイクロ波パワーの最大値と最小値を有する全
てのマイクロ波アプリケータに沿って得られる。しか
し、マイクロ波パワーがこうしてアプリケータに沿って
平均して均一に分布するにしても、磁場アプリケータに
近接した磁場の勾配と曲率のためにドリフトする電子が
このアプリケータに添って生じるので、プラズマ源は実
際に均一になる。こうして均一なプラズマをこのアプリ
ケータに添って作ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この技術の主要な欠点
は、マイクロ波電場がアプリケータとエンクロージャ壁
との間で最大になる領域が、磁場強度が電子サイクロト
ロン共鳴と等しい共鳴領域と一致しないことである。プ
ラズマ励起を作るためには、印加されるマイクロ波の電
場の強度を大きくするか、または共鳴領域を拡張するた
めに磁場の強度を大きくするかのどちらかを必要とす
る。どちらの場合にも共鳴の状態を満たすだけの強度よ
りかなり大きな、非常に高い磁場強度を放出できる永久
磁石を使用しなければならない。
【0009】加えて、上記二つの特許の説明する技術の
いずれもまた次の欠点を持っている。 ・永久磁石によって作られる磁場に比して低効率の仕事
量、 ・上記磁石に対してマイクロ波アプリケータを極めて正
確に配置する必要性、 ・極めて薄い壁を設けられ、上記磁石の面からの距離の
関数として磁場強度が高速に減少する室を設けることの
必要性、 ・アプリケータに沿うマイクロ波の伝播にとって非常に
不利なインピーダンスの不連続を回避するために、マイ
クロ波アプリケータに沿ってできるだけ均一な磁場を放
出できる磁場アプリケータを使用することの必要性、 ・プラズマ励起構造を通して、気体を励起し分配するこ
とがほとんど不可能なこと、そして ・励起の効率が悪いこと、そしてプラズマを作り、磁場
の勾配と曲率により電子がドリフトするが故に、壁にぶ
つかって失われる高速の電子と一緒に拡散するイオンの
ために壁が砕かれること。
【0010】
【課題を解決するための手段】したがってこの発明は、
損失を最小にとどめて、マイクロ波パワーを、磁場アプ
リケータの長さ方向に沿って確実に伝播させ、分配し
て、その結果、事実上一定で、少なくとも平均したプラ
ズマ密度を達成可能にする、最大のマイクロ波パワーを
獲得するという目的に適う装置を提案することによっ
て、先行技術のさまざまな短所を改善しようとするもの
である。
【0011】この発明は、物理的にまったく際限なくマ
イクロ波パワーを増大させることができ、それによって
同時に前記のプラズマ密度を増大させることができるよ
うに改造された、プラズマ発生装置を提供しようとする
ものである。この目的を達成するために、エンクロージ
ャの内側にプラズマを励起できるように、マイクロ波パ
ワーを分配するための分配装置は次のものから成る、 ・マイクロ波エネルギー源と、 ・マイクロ波エネルギーの少なくとも一つの第1アプリ
ケータと、 ・電子を決められた軌道に沿ってマイクロ波の場により
加速するために、前記第1のマイクロ波アプリケータと
の間で吸収領域を定めるよう、第1アプリケータから離
れて設けられた少なくとも一つのワイヤ形状のプラズマ
励起器。
【0012】この発明によれば、分配装置は、第1アプ
リケータと励起器と共に、少なくとも一つの励起トリプ
ルを形成する、少なくとも一つの第2マイクロ波エネル
ギーアプリケータを具備するものであって、その方法
は、まず前記第1アプリケータと第2アプリケータは、
互いにほぼ平行に、両者の間にマイクロ波エネルギーの
伝播領域を定めることができるように、一定の距離だけ
間をあけて置かれ、そして第2に、前記励起器は、電子
の軌道が伝番領域を横切らないよう、第1アプリケー
タ、第2アプリケータと相対的に位置するように、エン
クロージャの内側に配置され、こうして伝播領域と吸収
領域を分離させるというものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図2と図3からわかるように、こ
の装置1は、表面処理またはイオンビーム製造といった
非常に幅広い応用に向けて、あらゆる種類の気体状の媒
質からプラズマを作るように改造される。この装置は、
少なくとも一つの気体を注入するための装置8と、そし
て気体を励起させる、即ち気体を電離して、少なくとも
一つの、たとえば10-2パスカルから数パスカルまでの
必要な圧力を維持できるようにする装置9とに取り付け
られる非磁気性の密閉されたエンクロージャ7から成
る。この装置1は、また、このエンクロージャの中央領
域に閉じ込められたプラズマを励起させるための本発明
にかかる装置を含む。たとえばプラズマが反応している
領域では、プラズマは、基台12上に載置され、発生器
13によってプラズマの電位に比例してバイアスされた
ところのサンプル即ち物質11に表面処理を行うのに役
立つ。
【0014】この発明の励起装置は、第1の実施例で
は、永久磁石を用いるか、あるいは伝導体ないしは超伝
導体に沿って流れる電流のどちらかを用いて磁場を印加
するための要素を構成する、少なくとも一つのプラズマ
励起器eを含む。説明される例では、この励起装置は、
ワイヤ形状をなし、全体として多極磁石構造を形成する
永久磁石によってその各々が構成される一連の励起器e
から成る。図2と図4からより明瞭となるように、交互
にほぼ平行に伸びる磁気励起器eは、プラズマに連続し
て交番極性をもたらし、その結果磁界線の花綱の形で存
在する磁気面5を構成する。磁気励起器eは、花綱の形
の前記磁界線が、一つの磁石の極を、その磁石の反対の
極、または次の磁石の反対の極につなげるような具合に
置かれる。こうしてプラズマの生成は磁界線の花綱5の
中の領域10に閉じ込められる。
【0015】好適な実施例では、多極磁石構造は、電子
サイクロトロン共鳴を確実にできる強度の磁場を得られ
るように作られる。図4でより正確にわかるが、各励起
器eは、電子サイクロトロン共鳴に相応する強度をもつ
定常磁場に面2を作るのに適する。図4の破線で示され
るように、この面2は各磁石eを部分的に、または全体
的に包む。たとえば2.45GHzの励起振動数のため
に、磁場は0.0875テスラでなければならず、5.
8GHzの励起振動数のためには磁場の強度は0.20
7テスラなければならない。
【0016】励起器eは、エンクロージャ7の内側の、
第1に気体を前記壁から励起せしめ、第2に電子を電子
サイクロトロン共鳴するまで加速して、磁界線に沿って
振動し、磁場に対して、磁場の勾配または曲率に対して
垂直にドリフトするように、エンクロージャの壁から一
定の距離のところに置かれる。励起器eは、こうして、
磁界線の回りを廻る電子の軌道が、エンクロージャの壁
によって遮られないように置かれる。本発明の励起装置
はまた、マイクロ波の領域でのエネルギーを用いるため
の、少なくとも一つの第1アプリケータp1 を、説明の
実施例では、一連の第1アプリケータp1 を含み、そし
てどのアプリケータも一定の限定された範囲に置かれ
る。第1アプリケータp1 は、適切なすべての手段によ
り、インピーダンス整合器21を経由して、マイクロ波
エネルギーの発生器20に接続される。各第1アプリケ
ータp1 は、電子の加速が起る吸収領域Aをそこの間に
定めるように、励起器eからあらかじめ決められた距離
の位置に置かれる。この目的のために、プラズマ励起に
は、プラズマを励起させるために電子がこの吸収領域A
で十分に加速されることが要求され、したがってマイク
ロ波の電場と磁場とが十分な強度を持つことが要求され
る。この方法で加速された電子は、磁界線5に従う電子
の軌道に沿ってプラズマを作る。図4に説明される例で
は、プラズマ励起は電子サイクロトロン共鳴で行われ
る。各々の第1アプリケータp1 は、好適には、空洞の
同軸導波管か、同軸遷移導波管か、または同軸遷移キャ
ビテイのいずれかを通じて、その末端部で給電される第
1のワイヤーエレメントから成る。第1のアプリケータ
p1 がワイヤーエレメントとして実施される場合、各々
の吸収領域Aは、アプリケータp1 に沿って、このアプ
リケータとこれに対応して置かれた磁石eとの間に位置
される。
【0017】本発明によると、励起装置は、少なくとも
一つの第2アプリケータp2 を、説明の実施例では、マ
イクロ波エネルギーの一連の第2アプリケータp2 を含
み、夫々の第2アプリケータp2 は第1アプリケータp
1 からあらかじめ決められた距離の位置に置かれる。結
合が隣り合う第1アプリケータp1 と第2アプリケータ
p2 との間で起こる限り、各々の第2アプリケータp2
は、近接して置かれる第1アプリケータp1 と協力し
て、マイクロ波パワー伝播領域Pを定義する。説明の例
では、各励起器eは、アプリケータp1 とアプリケータ
p2 にほぼ平行に延長するように置かれる。励起器e
は、アプリケータp1 とアプリケータp2 に相関的に異
なる位置に置かれてよいということが、見てとれるはず
である。したがって、励起器eはアプリケータp1 とア
プリケータp2 とに直角をなすように置かれてもよい。
より一般的なやり方では、励起器eの列を、アプリケー
タp1とアプリケータp2 の列に対して直角をなすよう
に置くように設けられてもよい。この発明の励起装置
は、少なくとも一つ、ふつうは一連の、励起要素のトリ
プレット(3つ組)を含んでおり、各々のトリプレット
は、励起器eと第1アプリケータp1 と第2アプリケー
タp2 とから成る。各トリプレットでは、第2アプリケ
ータp2 と第1アプリケータp1 は、力の強い電子がマ
イクロ波パワーの電波領域Pを横切らないよう、励起器
eに相関的に置かれる。従来のやり方では、強力な電子
が磁界線5を廻る。したがって各トリプレットのアプリ
ケータp1 とp2 は、強力な電子の軌道5が伝播領域P
を横切らないように置かれなければならない。この発明
の方法では、各々の伝播領域Pを、関連する吸収領域A
から分離し、それによりマイクロ波エネルギーが励起器
に沿ってよく伝播できるようにすることができる。
【0018】励起器eは、磁界線の回りを巻いている電
子の軌道が何も障害物に会わず、そして特にエンクロー
ジャの壁によって途中で捕まらないような仕方で置かれ
る。この目的のために、そして特に図3で説明されるよ
うな直径の磁化を使用する時には、励起器eはその長さ
に沿って、そしてその末端部の少なくとも一つは、エン
クロージャの壁から離れているように置かれなければな
らない。この実施例の変形では、励起器eの少なくとも
一つの末端部分、好適には両方の末端部分と、エンクロ
ージャ7の壁との間を非励起領域としておくように、励
起器eの長さは、エンクロージャ7のサイズより短くな
るように限定される。大きな長さをもつ励起器eのため
に、各々の磁石はその末端部分の夫々のところで、エン
クロージャの壁に磁石を載せるためにセグメント24に
よって延長される。
【0019】励起器eをエンクロージャの内側に設ける
ことにより、一つか、それ以上の場所を通る気体を、励
起領域に比例して分配し励起させることができる。この
ような配置によって、処理対象の(平らな、または円筒
状の)物質11の形に合わせて適応可能な励起の構造を
持つこともできる。とくに励起器eを物質から望み通り
の距離のところに置くことができそうである。
【0020】励起領域Aの外側でマイクロ波の伝播を高
めるためには、各トリプレットにおいて最大量の伝播が
第1アプリケータp1 と第2アプリケータp2 との間で
優先的に起こるように、これら二つが十分に接近してい
ることが必要である。ふつう各トリプレットのアプリケ
ータp1 とアプリケータp2 との間の距離は、アプリケ
ータp1 とp2 夫々と励起器eとの間の距離と、同オー
ダか、あるいはできるなら以下でなければならない。
【0021】説明される例では、マイクロ波源20は第
1アプリケータp1 に接続されるのが見てとれるはずで
ある。もちろんアプリケータp1 とp2 により最大量の
伝播が常に保証されるなら、マイクロ波源20を第2ア
プリケータp2 か、または励起アプリケータeに直接接
続することが可能になるだろう。励起アプリケータeの
末端部で励起が優先的に起こるのを避けるためと、そし
て励起器の端から端までで均一なプラズマを作れるよう
にするために、マイクロ波源20は、二つのアプリケー
タp1 とp2 のうちの一つに好適に接続される。アプリ
ケータp1 とp2 の一方か、または他方は、エンクロー
ジャ7の壁の一部分によって構成される可能性も考えら
れるはずである。
【0022】さらに励起アプリケータが永久磁石の形で
実施される時、さまざまな永久磁石構造が使用できる。
したがってたとえば連続的な径方向磁化を有するワイヤ
ー型の磁気アプリケータか、または軸方向磁化(図5)
を有する磁石を使用する交番磁石構造を有するワイヤー
アプリケータを使うことも考えられる。普通、励起器e
とアプリケータp1 、p2 は、任意の形と部品でよく、
そして必要なら、それらは、循環して冷却する流動体を
輸送するための水路によって冷却され、その水路は、ア
プリケータと励起器の両方ともまたはいずれか一方の内
側で流動体を供給される。
【0023】アプリケータと励起器の両方、またはいず
れか一方は、気体、光子、さらに電子、放射能などを分
配するのにも役立つ。同様に、この装置を電気的に、ま
たは外側と比較して温度的に隔離するために、または金
属汚染の恐れはすべて避けるために、またさらにプラズ
マが起こっている時に、アプリケータに沿ってマイクロ
波パワーを失うことなく、より良い伝播を確実にするた
めに、アプリケータp1 、p2 を絶縁体のケースで囲む
ことは有効である。
【0024】この発明の励起装置は、一組の励起トリプ
レットを必要とする応用に使用してよい。この励起装置
はもちろん、非常に変化に富む寸法と形状(平面の、円
筒状の、先頭から末尾まで...)を有する大きな領域
のプラズマを作るように、または図2で説明されるよう
に、多極磁気閉じ込め構造を実行するための励起アプリ
ケータによって供給される磁場と協力するように連係す
る一連のトリプレットと一緒に使用してよい。例は限り
ないが、図6から図9までは、伝播アプリケータp1 、
p2 、または励起器eが、隣り合う装置または連続する
装置と共同できるさまざまな組み合わせを説明する。ど
の場合にも、伝播領域Pと吸収領域Aとは、上述のよう
に空間的に分離されなければならない。
【0025】図9と図10は、高圧力での実施のため
の、または高いマイクロ波パワーのための、この発明に
よる励起装置の実施例の第2の変形例を説明する。高圧
または高いマイクロ波パワーで、電場が最も高い特別伝
播領域Pにおける放電またはプラズマ燃焼を避けるため
に、低損失性の絶縁物質25で伝播領域Pを満たす方法
が提案される。その時にいわゆる励起領域で放電が起こ
る。電気的中性の物体との弾性衝突が多過ぎるがため
に、電子サイクロトロン共鳴が不可能な高圧では、磁場
はその効果を失い、そして励起アプリケータeは、伝播
アプリケータと類似のシンプルワイヤーアプリケータに
縮小してもよい。
【0026】この発明のもたらす利点のうち、先行技術
により出された問題と、そしてとくにプラズマ励起装置
に沿うマイクロ波伝播に関連するすべての問題を改善で
きる方法が言及されるものである。この発明では、三つ
のワイヤーアプリケータを使用することにより、マイク
ロ波の伝播とプラズマの励起を空間で分離することがで
き、これにより磁場における局地的な不均一性と、その
結果としてのプラズマにおける不均一性に関係するイン
ピーダンス不連続を避けることができる。加えてこの発
明は、柔軟に使用でき、とくに反応するものの形状や、
磁気構造、そして入手しやすい範囲を越える圧力(通常
10-3パスカルから103 パスカルまで、またはそれよ
り大きい)を選択する場合に、幅の広い選択が可能であ
る。この発明のもう一つの決定的な利点は、伝播アプリ
ケータに沿って伝播するマイクロ波パワーを増加させ、
したがって同時にプラズマの密度を増加させる際に、純
粋に物理的な限界がないので、装置の効率が良いという
ことである。 この発明のもう一つの利点は、図3で説
明される実施例からわかるように、処理対象の物質11
の寸法に比例して、励起の速度を大きくすることが可能
な点にある。さらに、エンクロージャの内側の容量のな
かに置かれて、その夫々がその上に、または隣りと一緒
になって三次元の磁電管を構成する磁石を使用すること
によって、非常に良い励起効率が得られる。
【0027】本発明は、そのさまざまな修正が発明の領
域を越えることなく、応用できるので、ここで説明され
る実施例に限定されない。
【図面の簡単な説明】
本発明の他のさまざまな特徴は、この発明の実施例と実
施を、それに限定されない例として図解する添付の図面
の、以下の説明から明らかになる。
【図1】マイクロ波のエネルギーを分布するための先行
技術の装置の概略的な部分図である。
【図2】本発明にしたがって、マイクロ波エネルギーを
分布させる装置の実施例を実施する、プラズマ製造装置
の図である。
【図3】図2の線IIIに関しての部分図である。
【図4】本発明にしたがった分配装置ユニットをより大
きな縮尺で説明する図である。
【図5】この発明の装置において実施される例に適し
た、励起アプリケータの実施例を説明する図である。
【図6】この発明の励起装置を実施することができるさ
まざまな組み合わせを説明する図である。
【図7】この発明の励起装置を実施することができるさ
まざまな組み合わせを説明する図である。
【図8】この発明の励起装置を実施することができるさ
まざまな組み合わせを説明する図である。
【図9】この発明の励起装置が、第2の異なる実施例に
おいて実施される原理を説明する図である。
【図10】この発明の励起装置が、第2の異なる実施例
において実施される原理を説明する図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/205 H01L 21/302 B 21/265 21/265 F

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンクロージャの内側にプラズマを励起
    するために、マイクロ波パワーを分配するための分配装
    置において、 マイクロ波エネルギーのエネルギー源(20)と、 マイクロ波エネルギー(21)の少なくとも一つの第1
    のアプリケータ(p1)と、 前記第1のマイクロ波アプリケータ(p1 )から離れた
    位置に置かれ、このアプリケータとの間で吸収領域
    (A)を定める少なくとも一つのワイヤ形状プラズマ励
    起器(e)であって、電子が決められた軌道(5)に沿
    ってこのマイクロ波の場により加速されるところの、ワ
    イヤー形状プラズマ励起器(e)とを具備した分配装置
    であって、 この分配装置は、1つの第1のアプリケータ(p1 )と
    1つの励起器(e)と一緒になって少なくとも一つの励
    起トリプレットを形成するところの、少なくとも一つの
    マイクロ波エネルギーの第2のアプリケータ(p2 )を
    さらに有し、 この励起トリプレットにおいて、 上記第1のアプリケータ(p1 )と第2のアプリケータ
    (p2 )とは、両者の間にマイクロ波エネルギーのため
    の伝播領域(P)を定義できるように、互いにほぼ平行
    に、且つ一定の距離を保つように設けられ、 前記励起器(e)は、電子の軌道(5)が前記伝播領域
    (P)を横切らないよう、前記第1のアプリケータと第
    2のアプリケータ(p1 、p2 )とに対して相対的に置
    かれることにより、エンクロージャ(7)の内側に配置
    され、それによって伝播領域(P)と吸収領域(A)を
    分離せしめるようにされた、ことを特徴とするマイクロ
    波分配装置。
  2. 【請求項2】 同じトリプレットの第1のアプリケータ
    (p1 )と第2のアプリケータ(p2 )は、それらのア
    プリケータ間の距離が、これらのアプリケータ(p1、p
    2 )の夫々と、関連する励起器(e)との間の夫々の距
    離以下になるように配置されることを特徴とする請求項
    1に記載のマイクロ波分配装置。
  3. 【請求項3】 前記プラズマ励起器(e)は、電子サイ
    クロトロン共鳴の振動数で磁場を作ることを特徴とする
    請求項1に記載のマイクロ波分配装置。
  4. 【請求項4】 第1アプリケータ(p1 )と第2アプリ
    ケータ(p2 )との間に定められるマイクロ波エネルギ
    ーのための前記伝播領域(P)は、高圧または高マイク
    ロ波パワーでプラズマがこの領域において放電するのを
    妨げるための絶縁物質で満たされることを特徴とする請
    求項1に記載のマイクロ波分配装置。
  5. 【請求項5】 前記アプリケータ(p1、p2 )の夫々
    は、ワイヤーエレメントにより構成されることを特徴と
    する請求項1に記載のマイクロ波分配装置。
  6. 【請求項6】 1つのトリプレットの1組のアプリケー
    タ(p1,p2 )の少なくとも一方は、密閉されたエンク
    ロージャの壁により構成されることを特徴とする請求項
    1に記載のマイクロ波分配装置。
  7. 【請求項7】 前記マイクロ波エネルギー源(20)
    は、1つの励起トリプレットを構成するワイヤーエレメ
    ント(p1、p2 )のいずれかに接続されることを特徴と
    する請求の範囲第5項に記載のマイクロ波分配装置。
  8. 【請求項8】 前記両アプリケータ(p1、p2 )はエン
    クロージャ(7)の内側に置かれることを特徴とする請
    求項1に記載のマイクロ波分配装置。
  9. 【請求項9】 前記励起器(e)は前記アプリケータ
    (p1,p2 )にほぼ平行に置かれることを特徴とする請
    求項1に記載のマイクロ波分配装置。
  10. 【請求項10】 前記励起器(e)は、前記エンクロー
    ジャと、この励起器の少なくともひとつの末端部分との
    間を非励起領域にしておくように、前記エンクロージャ
    (7)のサイズより短い長さに限定されることを特徴と
    する請求項1に記載のマイクロ波分配装置。
  11. 【請求項11】 前記プラズマ励起器(e)は、放射方
    向に、または軸方向に、もしくは径方向に、連続的もし
    くは交番する磁化物により磁化される構造を有する請求
    項1に記載のマイクロ波分配装置。
  12. 【請求項12】 前記プラズマ励起器は、多極磁気構造
    を形成するよう、互いに相関して置かれる一連の励起器
    (e)を含むことを特徴とする請求項1に記載のマイク
    ロ波分配装置。
  13. 【請求項13】 少なくともひとつの励起装置と、気体
    状の媒質を注入してエンクロージャの内側に決められた
    圧力を維持するための装置(8)とに接続された密閉エ
    ンクロージャ(7)の構造を有するプラズマ発生装置で
    あって、 請求項1に記載のマイクロ波分配装置を少なくともひと
    つ具備するプラズマ発生装置。
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