JPH08279903A - 2値化画像処理装置 - Google Patents

2値化画像処理装置

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JPH08279903A
JPH08279903A JP7107077A JP10707795A JPH08279903A JP H08279903 A JPH08279903 A JP H08279903A JP 7107077 A JP7107077 A JP 7107077A JP 10707795 A JP10707795 A JP 10707795A JP H08279903 A JPH08279903 A JP H08279903A
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JP7107077A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Kobayashi
秀幸 小林
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速動作の可能な、誤差拡散法を用いた2値
化画像処理装置を提供する。 【構成】 前ライン誤差データと重み付け係数との積和
演算を行うための前ライン誤差重み付けブロック1と、
着目画素に前ラインの誤差量を加味させる第1補正加算
ブロック2−1と、第1補正加算ブロック2−1により
補正された輝度データに対し、着目画素と同一ラインの
誤差量を加味させる第2補正加算ブロック2−2と、着
目画素の修正した輝度データに対して、2値データ及び
誤差量を演算するための誤差演算処理ブロック3と、同
一ライン誤差データと重み付け係数との積和演算を行う
ための同一ライン誤差重み付けブロック4と、マトリク
スのライン数分のラインメモリをもちnライン遅延させ
るためのnライン遅延線5と、1段のレジスタ6−1,
6−2とで2値化画像処理装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、濃淡画像信号を誤差
拡散法により2値化する2値化画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタルプリンタ、ディジ
タル複写機等において中間調を表現するための2値化手
法として、1975年にFloid とSteinberg により、
“An Adaptive Algorithm for Spatial Grayscale ”
(Proceeding of the S. I. D. Vol. 17/2 Second
Quater 1975)という論文の中で提案された誤差拡
散法がある。この2値化手法は、2値化処理で発生した
誤差を周辺の画素に分散し、画像濃度を保存することに
特徴がある。
【0003】その原理を説明すると、周辺画素の2値化
後の輝度(8ビット画像では、黒は0,白は255 )と原
画像の輝度の差(誤差)に着目画素からの距離に応じた
重みを付けて平均化したものを、ディザ信号として着目
画素に加算するものである。すなわち、i行j列の着目
画素xijについて誤差拡散法を適用すると、着目画素の
補正輝度xij′は次式(1)で表される。 xij′=xij+1/Σαkn・Σ(αknEi-k,j-n )・・・・・(1) そして、次式(2)の条件により画素の白黒を決定す
る。 xij′≧Tの時、yij=R(白画素) xij′<Tの時、yij=0(黒画素)・・・・・(2) ここで、Tは閾値であり、8ビット画像の場合、T=12
8 ,白画素輝度=255 としている。また、Ei-k,j-n は
先に白黒が決定されている点(i−k,j−n)におけ
る補正輝度値xi-k,j-n ′(xi-k,j-n ′=0〜R)
と、表示画像の画素の輝度値yi-k,j-n (yi-k,j-n =
0又はR)の誤差で、次式(3)で表される。 Ei-k,j-n =xi-k,j-n ′−yi-k,j-n ・・・・・(3) また、αknは誤差Ei-k,j-n が着目画素に寄与する重み
付け係数である。この重み付け係数は、通常着目画素に
距離的に近いもの程大きな値がとられる。
【0004】この手法を実施する一般的な回路構成のブ
ロック図を図5に示す。図5において、1は前ラインの
誤差と重み付け係数との積和演算を行うための前ライン
誤差重み付けブロック、2は着目画素に周辺の誤差量を
加味させる加算ブロック、3は着目画素の輝度データを
修正した輝度データに対して、2値データ及び誤差量を
演算するための誤差演算処理ブロック、4は同一ライン
の誤差と重み付け係数との積和演算を行うための同一ラ
イン誤差重み付けブロック、5は誤差マトリクスのサイ
ズに相当するライン数分(同一ラインを除く)のライン
メモリを持ち、nライン遅延させる為のnライン遅延線
である。なお、6は1段のDフリップフロップからなる
レジスタである。
【0005】このように構成された誤差拡散処理回路の
動作については、先に本件出願人の出願に係る特願平6
−106219号の中でも述べられているが、今、2値
化の例として図6の(A)に示すような2ラインのマト
リクスサイズを考える。この場合、xijを着目画素デー
タとすると、Ei-1,j-1 ,Ei-1,j ,Ei-1,j+1 ,E
i,j-1 は、その位置における2値化した時の誤差量を表
し、図6の(B)はその誤差量に対する重み付け係数を
表している。ここでΣαknは、次式(4)で表される。 Σαkn=K1+K2+K3+K4 ・・・・・(4) なお、説明の都合上Σαknは、以降αとして説明する。
【0006】次に、このマトリクスをもとに、図5に示
した誤差拡散処理回路の動作について説明する。前ライ
ン誤差重み付けブロック1では、ライン遅延線5にて遅
延された1ライン前の誤差Ei-1,j-1 ,Ei-1,j ,E
i-1,j+1 に、それぞれK1/α,K2/α,K3/αと
の乗算を行った後、和をとっている。このブロック1に
おける演算は、次式(5)のように表される。 前ライン誤差総和=(K1/α)・Ei-1,j-1 +(K2/α)・Ei-1,j + (K3/α)・Ei-1,j+1 ・・・・・(5) 一方、同一ラインの誤差については同一ライン誤差重み
付けブロック4において、次式(6)に示すような演算
を行う。 同一ライン誤差総和=(K4/α)・Ei,j-1 ・・・・・(6) この例では同一ラインの誤差は、1画素前のデータのみ
用いていることから、同一ライン誤差重み付けブロック
4は図7に示すような回路構成となる。図7において、
7は誤差と重み付け係数の乗算を行うための乗算器であ
る。もし、図8の(A),(B)に示すような画素マト
リクス,重み付け係数の場合は、同一ライン誤差重み付
けブロック4は図9に示すような構成となる。このよう
に同一ラインの参照画素誤差を多くとると、その画素分
の乗算器7が必要になり、更にn個前の誤差に対しては
n段のDフリップフロップが必要となる。
【0007】前ライン誤差重み付けブロック1及び同一
ライン誤差重み付けブロック4で重み付けされた誤差
は、加算ブロック2において着目画素の輝度データに加
算して、着目画素の輝度データに周辺の誤差情報を反映
させている。この加算ブロック2において修正されたデ
ータは誤差演算処理ブロック3において、着目画素の白
/黒の判定が行われ、且つその時の誤差量が計算され、
後の画素の2値化を行う際の誤差として利用するように
なっている。
【0008】図6に示すマトリクスに対して、これらの
動作を実現するためには、図5に示すブロック図は図10
に示すように具体化される。また、丸め誤差を少なく
し、画質の向上を図る場合は、図11に示すように具体化
される。次に図11に示す具体例について説明すると、21
−1〜21−8は1段のレジスタ、22−1〜22−5は重み
付け係数と誤差量の積算を行うための乗算器、23−1〜
23−4は加算器、24はd信号がスレッシュレベル(T)
より小さい時、“H”を出力するための比較器、25は減
算器、26はS端子が“L”の時減算器25の出力を選択
し、“H”の時d信号を選択するセレクタ、27は1ライ
ン分の誤差を格納するためのラインメモリである。
【0009】次に、上記構成の誤差拡散処理回路の動作
を、図12のタイミングチャートに基づいて説明する。着
目画素xijの画素データの2値化を行うことを考えた場
合、周辺(1ライン前)の誤差量Ei-1,j-1 ,
Ei-1,j ,Ei-1,j+1 を図12に示すように、時刻t0で
Ei-1,j-1 ,時刻t1でEi-1,j ,時刻t2でE
i-1,j+1 を誤差データとして入力したとすると、a信号
は、乗算器22−1で誤差量Ei-1,j-1と係数K1の積算
を行い、レジスタ21−2を介して出力される信号であ
り、b信号は、乗算器22−2で誤差量Ei-1,j と係数K
2の積算を行い、その積算信号に前記a信号を加算器23
−1で加算し、レジスタ21−3を介して出力される信号
であり、同様にc信号は、乗算器22−3で誤差量E
i-1,j+1 と係数K3の積算を行い、その積算信号に前記
b信号を加算器23−2で加算し、レジスタ21−4を介し
て出力される信号である。この時のc信号は、周辺(1
ライン前)の誤差量の演算の総和を表している。(時刻
t4)
【0010】次の時刻t5では、同一ラインの誤差量も
加味し、前記K1〜K4の重み付けした誤差に対し、乗
算器22−5で1/αを乗じることにより、周辺の誤差に
よる補正量を算出し、加算器23−4で着目画素xijに加
算して反映することにより、補正された画素データd
(xij′)となる。この修正された画素データdに対し
て、2値化を行うわけであるが、この修正された画素デ
ータdが、比較器24においてあらかじめ設定しておいた
2値化のスレッシュレベル(T)と比較され、スレッシ
ュレベルTより大きい時、出力は“H”と判定され、時
刻t6において、2値出力D1として白(“H”)を出
力する。同様に画素データdがスレッシュレベルTより
小さい時は時刻t7において、2値出力D2として黒
(“L”)を出力する。
【0011】この比較器24における判定において、白
(“H”)と判定した時、セレクタ26は減算器25の出力
を選択する。減算器25においては、画素データdとWhit
e (白の最大レベル)との減算を行い、White からの誤
差を着目画素xijにおける誤差量として、セレクタ26か
ら送出する。また、比較器24における判定において、黒
(“L”)と判定した時、セレクタ26は画素データdを
選択し、黒の最大レベル(“0”)との誤差、すなわち
画素データdを着目画素xijにおける誤差量として送出
する。この誤差量は、次の画素の処理をする時の左隣の
誤差量Ei-1,j として帰還をかけ、また、次のラインの
誤差として用いるために、ラインメモリ27に格納する。
このような処理を行うことにより、濃淡画像を誤差拡散
処理して2値画像を得ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の誤差拡散処理回路においては、誤差演算処理
ブロックにおいて演算された誤差の値が、次の着目画素
の誤差演算時に必要となり、映像信号をリアルタイムで
処理するのが困難であるという問題があった。この場
合、直前(1画素前)の画素位置における誤差の重み付
け演算に一番処理時間がかかる。具体的には図5に示し
たブロック図においては、誤差演算処理ブロック3→同
一ライン誤差重み付けブロック4→加算ブロック2→レ
ジスタ6の信号系であり、図11に示す回路構成図では、
減算器25→セレクタ26→乗算器22−4→加算器23−3→
乗算器22−5→加算器23−4→レジスタ21−5の信号系
であり、この信号系の動作を速くすることが、システム
の高速処理につながるものであった。
【0013】本発明は、従来の誤差拡散処理法による2
値化画像処理装置における上記問題点を解消するために
なされたもので、請求項1記載の発明は、高速に動作さ
せることの可能な誤差拡散法を用いた2値化画像処理装
置を提供することを目的とする。また請求項2記載の発
明は、誤差マトリクスの着目画素と同一ラインの誤差が
2以上の時、高速動作を実現できるようにした2値化画
像処理装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用】上記問題点を解
決するため、請求項1記載の発明は、センサにより被写
体の濃淡画像信号を取得し、該画像信号から誤差拡散法
により2値化画像信号を得るようにした2値化画像処理
装置において、着目画素より以前のラインの画素の信号
を2値化した時に生じる誤差データを保持しておき所定
の段数分遅延させるためのメモリ手段と、前記前ライン
誤差データに対して重み付けをする手段と、前記着目画
素と同一ラインの誤差データに対して重み付けをする手
段と、前記前ライン誤差データ重み付け手段からのデー
タを着目画素に反映して輝度を補正する第1の補正加算
手段と、該第1の補正加算手段によるデータに対し、前
記同一ライン誤差データ重み付け手段からのデータを反
映して輝度を補正する第2の補正加算手段と、該第2の
補正加算手段からの補正画素データに対してスレッシュ
レベルで2値化し、且つその時の誤差データを演算する
手段とを備え、着目画素の輝度補正を、前ライン誤差デ
ータ重み付け手段による第1次補正と、同一ライン誤差
データ重み付け手段による第2次補正とで行うように構
成するものである。なお、メモリ手段としては、ライン
メモリ,シフトレジスタ,DRAM,SRAM,DUA
L PORT RAM等が用いられる。
【0015】このように構成した2値化画像処理装置に
おいては、着目画素の輝度補正を、前ライン誤差データ
重み付け手段による第1次補正と、同一ライン誤差デー
タ重み付け手段による第2次補正とで行うように構成し
たので、処理を高速化する場合に一番ネックとなる直前
画素の誤差の重み付け演算を高速化することができ、よ
り高速の誤差拡散処理を実現することができる。
【0016】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の2値化画像処理装置において、前記同一ライン誤差デ
ータ重み付け手段からの着目画素の直前画素位置の誤差
データを前記第2の補正加算手段において着目画素デー
タに反映させて補正処理し、前記同一ライン誤差データ
重み付け手段からの前記直前画素位置以外の同一ライン
の誤差データは前記第1の補正加算手段において着目画
素に反映させて補正処理するように構成するものであ
る。このように構成することにより、着目画素と同一ラ
インの誤差のマトリクスサイズが大きくなった場合で
も、誤差拡散処理を高速化することができる。
【0017】
【実施例】次に,実施例について説明する。図1は、本
発明に係る2値化画像処理装置の第1実施例の基本的な
構成を示すブロック構成図であり,図5に示した従来例
と同一又は対応する部材には同一符号を付して示してい
る。図1において、1は前ラインの誤差と重み付け係数
との積和演算を行うための前ライン誤差重み付けブロッ
ク、2−1は着目画素に前ラインの誤差量を加味させる
第1補正加算ブロック、2−2は前記第1補正加算ブロ
ックにより補正された着目画素の輝度データに対し、着
目画素と同一ラインの誤差量を加味させる第2補正加算
ブロック、3は着目画素の修正した輝度データに対し
て、2値データ及び誤差量を演算するための誤差演算処
理ブロック、4は同一ラインの誤差と重み付け係数との
積和演算を行うための同一ライン誤差重み付けブロッ
ク、5はマトリクスのライン数分のラインメモリを持ち
nライン遅延させるためのnライン遅延線、6−1,6
−2は1段のレジスタ(Dフリップフロップ)である。
【0018】次に、図1に示した基本構成における動作
を簡単に説明する。ある着目画素について誤差拡散処理
する場合には、着目画素に対して以前のラインについて
の誤差の誤差重み付け演算を、前ライン誤差重み付けブ
ロック1において行う。その後、原画素データに対し
て、前記前ライン誤差重み付けブロック1の出力を第1
補正加算ブロック2−1において加えることにより、着
目画素より以前のラインでの誤差を着目画素に反映す
る。これにより、原画素データに対しての第1次の補正
画素データとなる。なお、6−1,6−2のレジスタは
時間調整のためのものであるため、説明は省略する。次
に、着目画素の直前の画素位置の誤差を含む同一ライン
の誤差の誤差重み付けは、同一ライン誤差重み付けブロ
ック4において演算が行われる。前記第1次の補正画素
データに対して、同一ライン誤差重み付けブロック4の
出力を第2補正加算ブロック2−2において加算するこ
とにより、着目画素に対して周辺の誤差をマトリクス分
全て反映した第2次の補正画素データを得ることができ
る。この第2次の補正画素データに対して、誤差演算処
理ブロック3において2値化処理が行われ、良好な2値
画像を得ることができる。また、この時に、着目画素に
対する誤差量も同時に演算され、この誤差は、次の着目
画素の誤差演算の時は、同一ラインの直前画素となるた
め、同一ライン誤差重み付けブロック4に入力される。
同時に、前記誤差量は、次ライン以降の画素に対して誤
差演算する時の、前ライン誤差として利用するため、ラ
イン遅延部5にも入力される。このようなループ構成の
誤差演算処理を行うことにより、高速且つ良好な2値画
像を得ることができる。
【0019】次に、図1に示した基本的な構成の具体的
な回路構成を図2に示す。図2に示す回路は、図6に示
すマトリクスサイズの場合の構成例であり、マトリクス
サイズが異なれば、回路構成も変わるため、図1に示し
た第1実施例の基本的な構成の具体的な回路構成は図2
に限られるものではない。この構成例では、図6に示す
マトリクスサイズを前提にして説明を行う。また図2に
示す回路構成は、図11に示した従来例とほぼ同一の部材
を用いており、それらには同一符号を付して示し、その
説明を省略する。図11に示した従来の回路構成は、前記
(1)式に基づいて回路化したものである。ここで
(1)式を変形すると、次式(1)′が得られる。 xij′=xij+1/Σαkn・Σ(αknEi-k,j-n ) ≒{xij+1/Σαkn・Σ(αk-1,n-1 Ei-k-1,j-n-1 )} +1/Σαkn・(αknEi-k,j-n )・・・・・(1)′ 上記(1)′式は着目画素の輝度補正を行った後に、直
前画素位置の誤差重み付け演算処理を行うことにより、
近似させることを示しており、(1)′式を回路化した
具体例が図2に示す回路構成であり、その動作を説明す
るタイミングチャートが図3である。
【0020】次に、図2に示した回路構成とその動作を
図3を参照しながら説明する。図2及び図3において、
前ライン誤差重み付け信号c信号までは、図11及び図12
と同一である。次に、このc信号に対して乗算器22−5
によりK1〜K4の重み付け係数和αで除算することに
より、前ライン誤差総和信号c′となる。即ち、この処
理は(1)′式の第2項を表している。更に、着目画素
(原画素データ)xijに前ライン誤差総和信号c′を加
算器23−3において加算することにより、第1次輝度補
正信号dとなり、これは(1)′式の中にカッコ{ }
の中の項を表している。
【0021】一方、直前画素の誤差量は、乗算器22−4
によりK4/α倍することによって重み付けされ、加算
器23−4において、第1次輝度補正信号dと加算するこ
とにより、第2次輝度補正信号e(xij′)を得る。こ
れは(1)′式の演算結果を表すことになる。この後、
第2次輝度補正信号xij′に対して、2値化を行うわけ
であるが、この第2次輝度補正信号xij′が、比較器24
において、予め設定しておいた2値化のスレッシュレベ
ルTと比較され、スレッシュレベルTより大きい時、出
力は“H”となり、時刻t6において、2値出力D1と
して白(“H”)を出力する。同様に第2次輝度補正信
号eがスレッシュレベルTより小さい時は、時刻t7に
おいて、2値出力D2として黒(“L”)を出力する。
【0022】上記比較器24における判定において、白
(“H”)と判定した時、セレクタ26は減算器25の出力
を選択する。減算器25においては、第2次輝度補正信号
eとWhite (白の最大レベル)との減算を行い、White
からの誤差を着目画素xijにおける誤差量として、セレ
クタ26から送出する。また、比較器24における判定にお
いて、黒(“L”)と判定した時、セレクタ26は第2次
輝度補正信号eを選択し、0(黒の最大レベル)との誤
差、すなわち第2次輝度補正信号eを着目画素xijにお
ける誤差量として送出する。この誤差量は、次の画素を
処理するときの左隣の誤差量Ei-1,j として帰還をか
け、また、次のラインの誤差として用いるために、ライ
ンメモリ27に格納する。このような処理を施すことによ
り良好な2値画像を得ることができる。
【0023】本実施例においては、処理を高速化する上
で一番ネックとなる直前画素の誤差の重み付け演算は、
減算器25→セレクタ26→乗算器22−4→加算器23−4→
レジスタ21−6の信号系であり、従来に比べて処理時間
を短縮することができる。
【0024】(第2実施例)次に、第2実施例について
説明する。図8に示すように、誤差マトリクスが同一ラ
インにおいて2以上の場合は、図4に示す回路構成にす
ればよい。図4において図2に示した回路構成と同一又
は対応する部材には同一符号を付して示している。図4
において、28は着目画素データ(原画素データ)と同一
ラインの直前画素位置を除く誤差データに対して重み付
けするための、同一ライン誤差重み付けブロックであ
る。図4において、前ライン誤差重み付け信号cまでの
処理は第1実施例と同様である。同一ラインに対して
は、着目画素の直前画素位置の誤差データを除く誤差デ
ータに対して、同一ライン誤差重み付けブロック28にお
いて所定の重み付け係数により重み付けが行われる。そ
の後、加算器23−5において前ライン誤差重み付け信号
cとの和が取られ、乗算器22−5においてK1〜Knの
重み付け係数和αで除算することにより、直前画素位置
の誤差を除く誤差総和信号c′と原画素データxijを加
算器23−3において加算することにより、第1次輝度補
正信号dが得られる。
【0025】一方、着目画素位置の直前画素位置におけ
る誤差データの重み付けは、乗算器22−4においてK4
/αとの乗算を行うことにより実現される。更に前記第
1次輝度補正信号dに対して、加算器23−4において直
前画素位置の誤差データ重み付け信号を加算することに
より、第2次輝度補正信号e(xij′)が得られる。そ
の後は第1実施例と同様の手法により2値化が行われ
る。
【0026】この実施例において、直前画素位置の誤差
データを除く同一ライン誤差重み付けブロック28の出力
を、直前画素位置の誤差データの重み付けと同様に独立
して、第2次補正手段により処理しないのは、処理を高
速化する上で一番ネックとなるのが直前画素位置の誤差
データの重み付け演算のみに限定されるからであり、ま
た演算処理の精度を向上させるためである。このように
構成した誤差拡散処理回路では、誤差拡散マトリクスが
大きな場合でも、高速処理を実現することができる。
【0027】
【発明の効果】以上実施例に基づいて説明したように、
請求項1記載の発明によれば、着目画素の輝度補正を、
前ライン誤差データ重み付け手段による第1次補正と、
同一ライン誤差データ重み付け手段による第2次補正と
で行うことによって、処理の上で一番ネックとなる直前
画素の誤差の重み付け演算のルートを短縮でき、濃淡画
像を高速に誤差拡散処理して2値画像を得ることができ
る。また請求項2記載の発明によれば、誤差マトリクス
の着目画素と同一のラインの誤差が2以上の場合でも、
高速動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2値化画像処理装置の基本的な実
施例を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の具体的な第1の実施例を示す回路構成
図である。
【図3】図2に示した具体的な第1の実施例の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図4】本発明の具体的な第2の実施例を示す回路構成
図である。
【図5】従来の誤差拡散法を用いた2値化画像処理装置
の基本構成を示すブロック構成図である。
【図6】誤差拡散処理を説明するための誤差マトリクス
及び重み付け係数を示す図である。
【図7】図5に示した基本構成における同一ライン誤差
重み付けブロックの構成例を示す図である。
【図8】一般的な画素マトリクスを説明するための図で
ある。
【図9】図5に示した同一ライン誤差重み付けブロック
を、図8に示すマトリクスで実現するための回路構成例
を示す図である。
【図10】図5に示した基本構成の具体的な回路構成例を
示す図である。
【図11】図10に示した回路構成において、丸め誤差を少
なくしてより良好な画像を得るようにした回路構成例を
示す図である。
【図12】図11に示した回路構成例の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 前ライン誤差重み付けブロック 2−1 第1補正加算ブロック 2−2 第2補正加算ブロック 3 誤差演算処理ブロック 4 同一ライン誤差重み付けブロック 5 nライン遅延線 6−1,6−2 レジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサにより被写体の濃淡画像信号を取
    得し、該画像信号から誤差拡散法により2値化画像信号
    を得るようにした2値化画像処理装置において、着目画
    素より以前のラインの画素の信号を2値化した時に生じ
    る誤差データを保持しておき所定の段数分遅延させるた
    めのメモリ手段と、前記前ライン誤差データに対して重
    み付けをする手段と、前記着目画素と同一ラインの誤差
    データに対して重み付けをする手段と、前記前ライン誤
    差データ重み付け手段からのデータを着目画素に反映し
    て輝度を補正する第1の補正加算手段と、該第1の補正
    加算手段によるデータに対し、前記同一ライン誤差デー
    タ重み付け手段からのデータを反映して輝度を補正する
    第2の補正加算手段と、該第2の補正加算手段からの補
    正画素データに対してスレッシュレベルで2値化し、且
    つその時の誤差データを演算する手段とを備え、着目画
    素の輝度補正を、前ライン誤差データ重み付け手段によ
    る第1次補正と、同一ライン誤差データ重み付け手段に
    よる第2次補正とで行うように構成したことを特徴とす
    る2値化画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記同一ライン誤差データ重み付け手段
    からの着目画素の直前画素位置の誤差データを前記第2
    の補正加算手段において着目画素データに反映させて補
    正処理し、前記同一ライン誤差データ重み付け手段から
    の前記直前画素位置以外の同一ラインの誤差データは前
    記第1の補正加算手段において着目画素に反映させて補
    正処理するように構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の2値化画像処理装置。
JP7107077A 1995-04-07 1995-04-07 2値化画像処理装置 Withdrawn JPH08279903A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6693727B1 (en) 1998-11-17 2004-02-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Image processing apparatus for performing high-speed error diffusion

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6693727B1 (en) 1998-11-17 2004-02-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Image processing apparatus for performing high-speed error diffusion

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