JPH08280277A - 灌漑装置 - Google Patents
灌漑装置Info
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- JPH08280277A JPH08280277A JP7113893A JP11389395A JPH08280277A JP H08280277 A JPH08280277 A JP H08280277A JP 7113893 A JP7113893 A JP 7113893A JP 11389395 A JP11389395 A JP 11389395A JP H08280277 A JPH08280277 A JP H08280277A
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Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種地盤における植生面を常時湿潤状態と
し、植木等に対する水等を十分に確保し、また、費消後
の補水作業も極めて容易にし、更に、一般的に保水が極
めて困難な土壌における灌漑施設としても利用できるよ
うにする。 【構成】 各種の植木を植栽する植生面Eの地中に空洞
状のほぼ密閉した貯留槽1を埋設し、この貯留槽1の上
側壁を貫挿して貯留槽1上方の植生面Eの地中に突出す
る透水性ある天然石材製の給水部材2を、貯留槽1と植
生面Eの土壌分との間に介装する。貯留槽1には、貯留
槽1内に水を補給する補給手段3を付設する。また、植
生面Eが傾斜面であるときの貯留槽は、傾斜に対応した
段差を設定して複数の溢水枡を前後に隣接配置すると共
に、前後の溢水枡相互間で上段側の溢水枡からの溢流水
を下段側の溢水枡に流入させる溢流経路を備えたほぼ密
閉構造のものとする。
し、植木等に対する水等を十分に確保し、また、費消後
の補水作業も極めて容易にし、更に、一般的に保水が極
めて困難な土壌における灌漑施設としても利用できるよ
うにする。 【構成】 各種の植木を植栽する植生面Eの地中に空洞
状のほぼ密閉した貯留槽1を埋設し、この貯留槽1の上
側壁を貫挿して貯留槽1上方の植生面Eの地中に突出す
る透水性ある天然石材製の給水部材2を、貯留槽1と植
生面Eの土壌分との間に介装する。貯留槽1には、貯留
槽1内に水を補給する補給手段3を付設する。また、植
生面Eが傾斜面であるときの貯留槽は、傾斜に対応した
段差を設定して複数の溢水枡を前後に隣接配置すると共
に、前後の溢水枡相互間で上段側の溢水枡からの溢流水
を下段側の溢水枡に流入させる溢流経路を備えたほぼ密
閉構造のものとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば高架構造の高速
道路等の人工地盤上における中央分離帯、路側帯等に植
生されている各種の草木に対する水を確保して乾燥期で
もそれらを枯らすことがないようにし、しかも、それら
の補水作業も容易であり、また、一般的な灌漑施設とし
ても実施できる灌漑装置に関する。
道路等の人工地盤上における中央分離帯、路側帯等に植
生されている各種の草木に対する水を確保して乾燥期で
もそれらを枯らすことがないようにし、しかも、それら
の補水作業も容易であり、また、一般的な灌漑施設とし
ても実施できる灌漑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば高速道路等における自動車騒音の
周囲への影響防止のための擁壁内側には景観の向上等を
兼ねて擁壁面に這わせるように蔦等を植生したり、ま
た、中央分離帯には目隠し用の各種の灌木、草木等を植
生したりするとき、その植生面は路盤の構成と共に人工
的に調整形成されたものとされている。すなわち、その
植生面は蔦等が生育できるように十分な保水性等が、ま
た、そのメンテナンスが容易となるように夫々考慮され
ているものである。
周囲への影響防止のための擁壁内側には景観の向上等を
兼ねて擁壁面に這わせるように蔦等を植生したり、ま
た、中央分離帯には目隠し用の各種の灌木、草木等を植
生したりするとき、その植生面は路盤の構成と共に人工
的に調整形成されたものとされている。すなわち、その
植生面は蔦等が生育できるように十分な保水性等が、ま
た、そのメンテナンスが容易となるように夫々考慮され
ているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、植生面は人
工的に調整形成されたものであるから、その土壌分は十
分な深さを有していないこともあり、また、自然のもの
でもないためにその養生が極めて困難であった。そのた
め、植生した蔦、灌木その他に必要な養分、水等が十分
に供給されないために立ち枯れが生じたり、病虫害に浸
蝕されたりし、短期間で植え代え等が必要とされること
もあった。
工的に調整形成されたものであるから、その土壌分は十
分な深さを有していないこともあり、また、自然のもの
でもないためにその養生が極めて困難であった。そのた
め、植生した蔦、灌木その他に必要な養分、水等が十分
に供給されないために立ち枯れが生じたり、病虫害に浸
蝕されたりし、短期間で植え代え等が必要とされること
もあった。
【0004】そこで、本発明は叙上のような従来存した
諸事情に鑑み創出されたもので、例えば高速道路等の人
工地盤における植生面を常時湿潤状態としておくことで
植生面に植生した植木等に対する水等を十分に確保で
き、しかも、費消された後の補水作業も極めて容易であ
り、また、一般的に保水が極めて困難な土壌における灌
漑施設としても利用できる灌漑装置を提供することを目
的とする。
諸事情に鑑み創出されたもので、例えば高速道路等の人
工地盤における植生面を常時湿潤状態としておくことで
植生面に植生した植木等に対する水等を十分に確保で
き、しかも、費消された後の補水作業も極めて容易であ
り、また、一般的に保水が極めて困難な土壌における灌
漑施設としても利用できる灌漑装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、第1の本発明は、植生面Eの地中に埋設される空
洞状のほぼ密閉された貯留槽1と、この貯留槽1の上側
壁を貫挿して貯留槽1上方の植生面Eの地中に突出する
透水性ある天然石材製の給水部材2と、貯留槽1内に水
を補給する補給手段3とを備えて成ることを特徴とす
る。
ため、第1の本発明は、植生面Eの地中に埋設される空
洞状のほぼ密閉された貯留槽1と、この貯留槽1の上側
壁を貫挿して貯留槽1上方の植生面Eの地中に突出する
透水性ある天然石材製の給水部材2と、貯留槽1内に水
を補給する補給手段3とを備えて成ることを特徴とす
る。
【0006】また、第2の本発明は、植生面Eの傾斜に
対応した段差を設定して複数の溢水枡12を前後に隣接
配置すると共に、前後の溢水枡12相互間で上段側の溢
水枡12からの溢流水を下段側の溢水枡12に流入させ
る溢流経路を備えたほぼ密閉構造の貯留槽11を構成
し、夫々の溢水枡12の上部から植生面Eの地中に突出
する透水性ある天然石材製の給水部材16を配設し、少
なくとも最上段の溢水枡12には、貯留槽11内に水を
補給する補給手段17を付設したことを特徴とする。ま
た、より具体的には、植生面Eの傾斜に対応した段差を
設定して複数の溢水枡12を前後に隣接配置すると共
に、前後の溢水枡12相互間で上段側の溢水枡12の前
側壁上部に形成した溢水部13からの溢流水を下段側の
溢水枡12の上側壁に形成した流入部14に流入させる
ようにすることで段差構造の貯留槽11を構成し、夫々
の溢水枡12の上縁相互間で蓋部材15を横架し、この
蓋部材15を貫挿して溢水枡12内から蓋部材15上方
の植生面Eの地中に突出する透水性ある天然石材製の給
水部材16を配設し、少なくとも最上段の溢水枡12に
は、貯留槽11内に水を補給する補給手段17を付設し
たことを特徴とする。
対応した段差を設定して複数の溢水枡12を前後に隣接
配置すると共に、前後の溢水枡12相互間で上段側の溢
水枡12からの溢流水を下段側の溢水枡12に流入させ
る溢流経路を備えたほぼ密閉構造の貯留槽11を構成
し、夫々の溢水枡12の上部から植生面Eの地中に突出
する透水性ある天然石材製の給水部材16を配設し、少
なくとも最上段の溢水枡12には、貯留槽11内に水を
補給する補給手段17を付設したことを特徴とする。ま
た、より具体的には、植生面Eの傾斜に対応した段差を
設定して複数の溢水枡12を前後に隣接配置すると共
に、前後の溢水枡12相互間で上段側の溢水枡12の前
側壁上部に形成した溢水部13からの溢流水を下段側の
溢水枡12の上側壁に形成した流入部14に流入させる
ようにすることで段差構造の貯留槽11を構成し、夫々
の溢水枡12の上縁相互間で蓋部材15を横架し、この
蓋部材15を貫挿して溢水枡12内から蓋部材15上方
の植生面Eの地中に突出する透水性ある天然石材製の給
水部材16を配設し、少なくとも最上段の溢水枡12に
は、貯留槽11内に水を補給する補給手段17を付設し
たことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明に係る灌漑装置にあって、貯留槽1,1
1の上部を貫挿して植生面Eの地中に突出する透水性あ
る天然石材製の給水部材2,16は、貯留槽1,11内
の水をこれの上方に吸い上げ案内して植生面Eの土壌分
を常時湿潤させる。
1の上部を貫挿して植生面Eの地中に突出する透水性あ
る天然石材製の給水部材2,16は、貯留槽1,11内
の水をこれの上方に吸い上げ案内して植生面Eの土壌分
を常時湿潤させる。
【0008】また、貯留槽1,11内の水が費消される
と、補給手段3,17を介して補充供給され、貯留槽
1,11内を充満状態とさせることができ、植生面Eの
土壌分に対する安定した供給湿潤を可能にさせる。
と、補給手段3,17を介して補充供給され、貯留槽
1,11内を充満状態とさせることができ、植生面Eの
土壌分に対する安定した供給湿潤を可能にさせる。
【0009】植生面Eの傾斜に対応設定した複数の溢水
枡12を前後に隣接配置した段差構造の貯留槽11は、
傾斜した植生面E中に階段状に埋設されることで、段差
毎に区画された植生面E域における土壌分を湿潤させ、
上段側の植生面E域が乾燥されることもない。
枡12を前後に隣接配置した段差構造の貯留槽11は、
傾斜した植生面E中に階段状に埋設されることで、段差
毎に区画された植生面E域における土壌分を湿潤させ、
上段側の植生面E域が乾燥されることもない。
【0010】段差構造の貯留槽11における前後の溢水
枡12相互間では、上段側の溢水枡12からの溢流水を
下段側の溢水枡12に流入させる溢流経路、例えば上段
側の溢水枡12の前側壁上部に形成した溢水部13から
の溢流水を下段側の溢水枡12の上側壁に形成した流入
部14に流入させるようにすることで、上段側に水を供
給すればそれが順次に下段側にも溢流し、各溢水枡12
を充満状態とさせる。
枡12相互間では、上段側の溢水枡12からの溢流水を
下段側の溢水枡12に流入させる溢流経路、例えば上段
側の溢水枡12の前側壁上部に形成した溢水部13から
の溢流水を下段側の溢水枡12の上側壁に形成した流入
部14に流入させるようにすることで、上段側に水を供
給すればそれが順次に下段側にも溢流し、各溢水枡12
を充満状態とさせる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
するに、図において示される符号Eは、例えば高速道路
における路側帯、中央分離帯等に各種の蔦、灌木等の草
木を植生すべく形成されている適宜な土壌分から成る植
生面であり、この植生面Eにおける地中に本発明に係る
灌漑装置が配置構成されている。灌漑装置は、植生面E
の地中に埋設される貯留槽1,11と、この貯留槽1,
11の上部を貫挿して貯留槽1,11上方の植生面Eの
地中に突出する透水性ある天然石材製の給水部材2,1
6と、貯留槽1,11内に水を補給する補給手段3,1
7とを備えて成るものである。
するに、図において示される符号Eは、例えば高速道路
における路側帯、中央分離帯等に各種の蔦、灌木等の草
木を植生すべく形成されている適宜な土壌分から成る植
生面であり、この植生面Eにおける地中に本発明に係る
灌漑装置が配置構成されている。灌漑装置は、植生面E
の地中に埋設される貯留槽1,11と、この貯留槽1,
11の上部を貫挿して貯留槽1,11上方の植生面Eの
地中に突出する透水性ある天然石材製の給水部材2,1
6と、貯留槽1,11内に水を補給する補給手段3,1
7とを備えて成るものである。
【0012】貯留槽1は、図1乃至図3に示すように、
空洞状のほぼ密閉されたボックス状に形成されており、
例えば底側壁、左右側壁、前後側壁、上側壁によって囲
繞されることで植生面Eに沿って長く形成されたほぼ直
方体状を呈し、設置現場において直接に構枠形成された
り、適当な大きさで例えばU字溝形のユニット状に形成
されたブロック体が設置現場において連繋形成されたり
することで構成されるようにしてある。
空洞状のほぼ密閉されたボックス状に形成されており、
例えば底側壁、左右側壁、前後側壁、上側壁によって囲
繞されることで植生面Eに沿って長く形成されたほぼ直
方体状を呈し、設置現場において直接に構枠形成された
り、適当な大きさで例えばU字溝形のユニット状に形成
されたブロック体が設置現場において連繋形成されたり
することで構成されるようにしてある。
【0013】給水部材2は、透水性のある天然石を素材
として断面が例えば矩形を呈する柱状に形成され、貯留
槽1の上側壁に貫挿設置されることで貯留槽1内に存在
する水を吸水して貯留槽1上方の植生面Eにおける土壌
分に供給するようになっている。すなわち、給水部材2
の形成素材は、毛細管現象を生じさせる連続した吸水小
孔が無数に形成されており、原石を採石して所定形状に
成型してもその全表面に露出される吸水小孔を通じて貯
留槽1内の水分が内部に浸入し、それが吸い上げられて
外部に滲出することで貯留槽1外の土壌分を湿潤させる
ものとなっている。本発明において使用される給水部材
2としての天然石材は、例えばインドネシア、インド等
で産出されるもので、採石後に所定の形状に成型される
ものとなっており、図示のように断面で矩形状に限ら
ず、円形、半月形、歯車形その他の各種形状に変更する
ことも可能であり、また、上側壁における貫挿部位の形
状もこれに対応することでがたつくことなく支持される
ように配慮してある。
として断面が例えば矩形を呈する柱状に形成され、貯留
槽1の上側壁に貫挿設置されることで貯留槽1内に存在
する水を吸水して貯留槽1上方の植生面Eにおける土壌
分に供給するようになっている。すなわち、給水部材2
の形成素材は、毛細管現象を生じさせる連続した吸水小
孔が無数に形成されており、原石を採石して所定形状に
成型してもその全表面に露出される吸水小孔を通じて貯
留槽1内の水分が内部に浸入し、それが吸い上げられて
外部に滲出することで貯留槽1外の土壌分を湿潤させる
ものとなっている。本発明において使用される給水部材
2としての天然石材は、例えばインドネシア、インド等
で産出されるもので、採石後に所定の形状に成型される
ものとなっており、図示のように断面で矩形状に限ら
ず、円形、半月形、歯車形その他の各種形状に変更する
ことも可能であり、また、上側壁における貫挿部位の形
状もこれに対応することでがたつくことなく支持される
ように配慮してある。
【0014】補給手段3は、図示のように貯留槽1にお
けるいずれかの側壁部位に接続してある例えばL字形の
管状に形成され、これの補給口4は例えば植生面Eにお
ける地表面に露出され、適宜な開閉蓋によって施蓋され
ている。
けるいずれかの側壁部位に接続してある例えばL字形の
管状に形成され、これの補給口4は例えば植生面Eにお
ける地表面に露出され、適宜な開閉蓋によって施蓋され
ている。
【0015】図4、図5に示される実施例においては、
傾斜地の植生面Eに設置する場合に好適となるようにし
たもので、傾斜に対応した段差を設定して複数の溢水枡
12を前後に隣接配置すると共に、前後の溢水枡12相
互間で上段側の溢水枡12の前側壁上部に形成した溢水
部13からの溢流水を下段側の溢水枡12の上側壁に形
成した流入部14に流入させるようにすることで段差構
造の貯留槽11を構成し、夫々の溢水枡12の上縁相互
間で蓋部材15を横架し、この蓋部材15を貫挿して溢
水枡12内から蓋部材15上方の植生面Eの地中に突出
する透水性ある天然石材製の給水部材16を配設し、少
なくとも最上段の溢水枡12には、貯留槽11内に水を
補給する補給手段17を付設したものである。
傾斜地の植生面Eに設置する場合に好適となるようにし
たもので、傾斜に対応した段差を設定して複数の溢水枡
12を前後に隣接配置すると共に、前後の溢水枡12相
互間で上段側の溢水枡12の前側壁上部に形成した溢水
部13からの溢流水を下段側の溢水枡12の上側壁に形
成した流入部14に流入させるようにすることで段差構
造の貯留槽11を構成し、夫々の溢水枡12の上縁相互
間で蓋部材15を横架し、この蓋部材15を貫挿して溢
水枡12内から蓋部材15上方の植生面Eの地中に突出
する透水性ある天然石材製の給水部材16を配設し、少
なくとも最上段の溢水枡12には、貯留槽11内に水を
補給する補給手段17を付設したものである。
【0016】貯留槽11を構成する夫々の溢水枡12
は、底側壁、左右側壁、前後側壁更には上側壁によって
囲繞されることで形成されており、夫々が単独で構枠形
成されて設置現場で連続配置されたり、夫々が連続され
た状態で複数の溢水枡12が一体形成されたりして設け
られる。図示にあって、溢水部13は、溢水枡12自体
の前側壁上部に孔状乃至は溝状にして、また、流入部1
4は、溢水枡12自体の上側壁における上段側の溢水枡
12に近接して孔状にして夫々形成されているも、下段
側の溢水枡12における上側壁を取り外して開放させる
ことで特別な流入部14の形成を省略でき、また、溢水
部13と流入部14とを直接的にパイプ等で接続するこ
とも可能であり、この場合には蓋部材15を省略するこ
とができる。要は、上段側の溢水枡12からの溢流水が
下段側の溢水枡12内に流入されればよく、夫々の溢水
枡12内に所定量の水が貯留されるものとなっていれば
足りるものである。なお、溢水枡12自体は、設置場所
における傾斜が緩やかである場合には設置方向で長く形
成され、傾斜が急である場合には設置方向で短く形成さ
れるものとされる。
は、底側壁、左右側壁、前後側壁更には上側壁によって
囲繞されることで形成されており、夫々が単独で構枠形
成されて設置現場で連続配置されたり、夫々が連続され
た状態で複数の溢水枡12が一体形成されたりして設け
られる。図示にあって、溢水部13は、溢水枡12自体
の前側壁上部に孔状乃至は溝状にして、また、流入部1
4は、溢水枡12自体の上側壁における上段側の溢水枡
12に近接して孔状にして夫々形成されているも、下段
側の溢水枡12における上側壁を取り外して開放させる
ことで特別な流入部14の形成を省略でき、また、溢水
部13と流入部14とを直接的にパイプ等で接続するこ
とも可能であり、この場合には蓋部材15を省略するこ
とができる。要は、上段側の溢水枡12からの溢流水が
下段側の溢水枡12内に流入されればよく、夫々の溢水
枡12内に所定量の水が貯留されるものとなっていれば
足りるものである。なお、溢水枡12自体は、設置場所
における傾斜が緩やかである場合には設置方向で長く形
成され、傾斜が急である場合には設置方向で短く形成さ
れるものとされる。
【0017】蓋部材15は、植生面Eにおける土壌分が
溢水枡12内に落下、流入しないようにするもので、前
述のように溢流経路が閉塞構造のものである場合には省
略されることもある。
溢水枡12内に落下、流入しないようにするもので、前
述のように溢流経路が閉塞構造のものである場合には省
略されることもある。
【0018】なお、給水部材16、補給手段17は先の
実施例のものと同様に構成されるから、その詳細な説明
は省略されるが、溢水枡12毎に得られる段差部分には
1個の給水部材16に限らず、複数にして配置すること
も可能であり、補給手段17は最上段の溢水枡12に付
設する場合に限らず、途中段の任意の部位に補助的に追
加付設することも可能である。
実施例のものと同様に構成されるから、その詳細な説明
は省略されるが、溢水枡12毎に得られる段差部分には
1個の給水部材16に限らず、複数にして配置すること
も可能であり、補給手段17は最上段の溢水枡12に付
設する場合に限らず、途中段の任意の部位に補助的に追
加付設することも可能である。
【0019】次に、本発明装置の設置使用例を説明する
と、例えば高速道路における中央分離帯、路側帯等に植
生面Eを構成するとき、その地中に設置するものであ
り、平坦地である場合は図2、図3に示すようにして、
傾斜地である場合は図4、図5に示すようにして設置さ
れる。そして、植生面E表面に露出配置した補給手段
3,17の補給口4から給水して貯留槽1,11内に水
を充満状態で貯留し、給水部材2,16が有する毛細管
現象によって貯留槽1,11内の水を吸い上げ、植生面
Eの土壌分を常時湿潤状態としておくものである。
と、例えば高速道路における中央分離帯、路側帯等に植
生面Eを構成するとき、その地中に設置するものであ
り、平坦地である場合は図2、図3に示すようにして、
傾斜地である場合は図4、図5に示すようにして設置さ
れる。そして、植生面E表面に露出配置した補給手段
3,17の補給口4から給水して貯留槽1,11内に水
を充満状態で貯留し、給水部材2,16が有する毛細管
現象によって貯留槽1,11内の水を吸い上げ、植生面
Eの土壌分を常時湿潤状態としておくものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
これがため、植生面Eの土壌分が十分な保水力を備えて
いなくても、貯留槽1,11内の水がその植生面Eに常
時供給されるから、植生されている各種の草木に対する
水を確保して乾燥期でもそれらを枯らすことがなく、し
かも、費消された水の補充も極めて容易で、水の蒸発、
放散も少ないから無駄なく使用できるものである。
これがため、植生面Eの土壌分が十分な保水力を備えて
いなくても、貯留槽1,11内の水がその植生面Eに常
時供給されるから、植生されている各種の草木に対する
水を確保して乾燥期でもそれらを枯らすことがなく、し
かも、費消された水の補充も極めて容易で、水の蒸発、
放散も少ないから無駄なく使用できるものである。
【0021】すなわちこれは、本発明において、植生面
Eの地中に埋設される貯留槽1,11、貯留槽1,11
を貫挿して貯留槽1,11上方の植生面Eの地中に突出
する透水性ある天然石材製の給水部材2,16、貯留槽
1,11内に水を補給する補給手段3,17を備えて成
るからであり、これによって、植生面Eにおける各種の
蔦、灌木等の草木の生育環境に適する土壌分の湿潤状態
を常時確保できるからである。
Eの地中に埋設される貯留槽1,11、貯留槽1,11
を貫挿して貯留槽1,11上方の植生面Eの地中に突出
する透水性ある天然石材製の給水部材2,16、貯留槽
1,11内に水を補給する補給手段3,17を備えて成
るからであり、これによって、植生面Eにおける各種の
蔦、灌木等の草木の生育環境に適する土壌分の湿潤状態
を常時確保できるからである。
【0022】また、給水部材2,16の吸い上げによっ
て貯留槽1,11内の水が費消されると、開放した補給
手段3,17を介して補充供給することができ、しか
も、その補充に際し周囲に散水させることがないから無
駄なく貯留槽1,11内を充満状態とさせることがで
き、植生面Eの土壌分に対する安定した供給湿潤を可能
にするものである。
て貯留槽1,11内の水が費消されると、開放した補給
手段3,17を介して補充供給することができ、しか
も、その補充に際し周囲に散水させることがないから無
駄なく貯留槽1,11内を充満状態とさせることがで
き、植生面Eの土壌分に対する安定した供給湿潤を可能
にするものである。
【0023】一方、植生面Eが傾斜している場合に、そ
の傾斜に対応設定した複数の溢水枡12を前後に隣接配
置することで段差構造の貯留槽11とすることができ、
その溢水枡12毎に貫挿配置した給水部材16によっ
て、段差毎に区画されている植生面E域における土壌分
を湿潤でき、上下段側のいずれを問わずに植生面E域が
乾燥されることもないのである。
の傾斜に対応設定した複数の溢水枡12を前後に隣接配
置することで段差構造の貯留槽11とすることができ、
その溢水枡12毎に貫挿配置した給水部材16によっ
て、段差毎に区画されている植生面E域における土壌分
を湿潤でき、上下段側のいずれを問わずに植生面E域が
乾燥されることもないのである。
【0024】更に、段差構造の貯留槽11における前後
の溢水枡12相互間では、上段側の溢水枡12からの溢
流水を下段側の溢水枡12に流入させる溢流経路、例え
ば上段側の溢水枡12の前側壁上部に形成した溢水部1
3からの溢流水を下段側の溢水枡12の上側壁に形成し
た流入部14に流入させるようにしてあるから、上段側
の溢水枡12に水を供給すればそれが順次に下段側の溢
水枡12にも溢流し、夫々の溢水枡12を充満状態とす
ることができるものである。
の溢水枡12相互間では、上段側の溢水枡12からの溢
流水を下段側の溢水枡12に流入させる溢流経路、例え
ば上段側の溢水枡12の前側壁上部に形成した溢水部1
3からの溢流水を下段側の溢水枡12の上側壁に形成し
た流入部14に流入させるようにしてあるから、上段側
の溢水枡12に水を供給すればそれが順次に下段側の溢
水枡12にも溢流し、夫々の溢水枡12を充満状態とす
ることができるものである。
【0025】また、本発明装置は、以上の説明にあるよ
うな高速道路等における中央分離帯、路側帯のみなら
ず、植木鉢、更には農地、砂漠の緑化等における灌漑設
備としても利用でき、更に水に代えて温水を供給するこ
とで地熱を高温化させる等の多用途のものとして利用で
きるものである。
うな高速道路等における中央分離帯、路側帯のみなら
ず、植木鉢、更には農地、砂漠の緑化等における灌漑設
備としても利用でき、更に水に代えて温水を供給するこ
とで地熱を高温化させる等の多用途のものとして利用で
きるものである。
【図1】本発明の一実施例における概略正断面図であ
る。
る。
【図2】同じく要部の正断面図である。
【図3】同じく灌漑装置の一部切欠斜視図である。
【図4】他の実施例における側断面図である。
【図5】同じく斜視図である。
E…植生面 1…貯留槽 2…給水部材 3…補給手段 4…補給口 11…貯留槽 12…溢水枡 13…溢水部 14…流入部 15…蓋部材 16…給水部材 17…補給手段
Claims (3)
- 【請求項1】 植生面の地中に埋設される空洞状のほぼ
密閉された貯留槽と、この貯留槽の上側壁を貫挿して貯
留槽上方の植生面の地中に突出する透水性ある天然石材
製の給水部材と、貯留槽内に水を補給する補給手段とを
備えて成ることを特徴とする灌漑装置。 - 【請求項2】 植生面の傾斜に対応した段差を設定して
複数の溢水枡を前後に隣接配置すると共に、前後の溢水
枡相互間で上段側の溢水枡からの溢流水を下段側の溢水
枡に流入させる溢流経路を備えたほぼ密閉構造の貯留槽
を構成し、夫々の溢水枡の上部から植生面の地中に突出
する透水性ある天然石材製の給水部材を配設し、少なく
とも最上段の溢水枡には、貯留槽内に水を補給する補給
手段を付設したことを特徴とする灌漑装置。 - 【請求項3】 植生面の傾斜に対応した段差を設定して
複数の溢水枡を前後に隣接配置すると共に、前後の溢水
枡相互間で上段側の溢水枡の前側壁上部に形成した溢水
部からの溢流水を下段側の溢水枡の上側壁に形成した流
入部に流入させるようにすることで段差構造の貯留槽を
構成し、夫々の溢水枡の上縁相互間で蓋部材を横架し、
この蓋部材を貫挿して溢水枡内から蓋部材上方の植生面
の地中に突出する透水性ある天然石材製の給水部材を配
設し、少なくとも最上段の溢水枡には、貯留槽内に水を
補給する補給手段を付設したことを特徴とする灌漑装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7113893A JPH08280277A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 灌漑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7113893A JPH08280277A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 灌漑装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08280277A true JPH08280277A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=14623786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7113893A Pending JPH08280277A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 灌漑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08280277A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013233103A (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-21 | Shiima Consultant:Kk | 緑化構造 |
| CN106702980A (zh) * | 2016-11-21 | 2017-05-24 | 上海夕露环境科技有限公司 | 防止沟壁土壤流失的农田生态排水沟渠构建方法 |
-
1995
- 1995-04-14 JP JP7113893A patent/JPH08280277A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013233103A (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-21 | Shiima Consultant:Kk | 緑化構造 |
| CN106702980A (zh) * | 2016-11-21 | 2017-05-24 | 上海夕露环境科技有限公司 | 防止沟壁土壤流失的农田生态排水沟渠构建方法 |
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