JPH08280332A - 飼料用添加剤 - Google Patents
飼料用添加剤Info
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- JPH08280332A JPH08280332A JP7092698A JP9269895A JPH08280332A JP H08280332 A JPH08280332 A JP H08280332A JP 7092698 A JP7092698 A JP 7092698A JP 9269895 A JP9269895 A JP 9269895A JP H08280332 A JPH08280332 A JP H08280332A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 酵素処理酵母の経口投与による家畜および魚
類の免疫増強 【構成】 酵母細胞壁溶解酵素により処理した酵母を含
む飼料添加剤およびそれを含む飼料。
類の免疫増強 【構成】 酵母細胞壁溶解酵素により処理した酵母を含
む飼料添加剤およびそれを含む飼料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は飼料添加剤および飼料に
関する。さらに、詳述すれば、本発明は酵母細胞壁溶解
酵素で処理した酵母菌体を含む飼料添加剤およびそれを
配合してなる飼料に関する。
関する。さらに、詳述すれば、本発明は酵母細胞壁溶解
酵素で処理した酵母菌体を含む飼料添加剤およびそれを
配合してなる飼料に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に畜産業界や養殖業界では生産コス
トの低減のために、高密度で飼育されており、それだけ
細菌やウイルス等の病原体が蔓延しやすい状態にある。
従来はこれらの病原体の蔓延を防止するために、抗生物
質やその他の殺菌剤を飼料に配合することが行われてい
るが、これら抗生物質の多用によって菌交代現象による
日和見感染または耐性菌の出現、畜産物や魚肉への薬物
残留等の問題がある。上記の問題を解決する方法とし
て、抗生物質を使用せずに、生体の免疫系を刺激して活
性化させ、免疫力を高める物質である、所謂免疫増強物
質を飼料に配合することが行われている。このような免
疫増強物質としてペプチドグリカン(特公平6−250
67号公報)や細菌、酵母、キノコ等の細胞壁構成物質
であるβ−グルカン等が知られている。酵母菌体内には
栄養価の高い蛋白質、ビタミン、ミネラル等を高濃度に
含み、その細胞壁にはグルカン、マンナン等を含む。し
かし、ヒト、家畜、魚類等は酵母細胞壁を消化する酵素
を持たず、さらに酵母細胞壁が極めて強固であるために
消化性が悪く、菌体成分の利用率は低い。酵母菌体自身
の利用率を高めるために、酵母細胞壁の様々な破壊方法
が検討されている。例えば、特開平6−256199号
公報には酵母菌体を微粉砕してなる飼料用免疫増強剤及
びその製造法が開示されている。特公昭47−1571
2号公報には酵母を自己消化、酵素処理およびアルカリ
処理してなる水溶性高分子多糖体を得ている。また、特
開平4−253703号公報には酵母をアルカリ抽出し
て第一の不溶性酵母残留物を得、これを熱アルカリ抽出
して第二の不溶性酵母残留物を得、これを所定のpHで
洗浄して第三の不溶性酵母残留物を得、これを酸加水分
解して第四の不溶性酵母残留物を得、これを水中にて沸
騰させ第五の不溶性酵母残留物を得、これをエタノ−ル
中で沸騰させて第六の不溶性残留物を得、これを水洗し
て、主としてβ−1,3−グリコシド結合によって結合
したグルコピラノース単位からなり、そこからβ−1,
6−グリコシド結合によって結合したグルコピラノース
単位の少なくとも1個の分枝を有する酵母グルカンの製
造法を開示する。
トの低減のために、高密度で飼育されており、それだけ
細菌やウイルス等の病原体が蔓延しやすい状態にある。
従来はこれらの病原体の蔓延を防止するために、抗生物
質やその他の殺菌剤を飼料に配合することが行われてい
るが、これら抗生物質の多用によって菌交代現象による
日和見感染または耐性菌の出現、畜産物や魚肉への薬物
残留等の問題がある。上記の問題を解決する方法とし
て、抗生物質を使用せずに、生体の免疫系を刺激して活
性化させ、免疫力を高める物質である、所謂免疫増強物
質を飼料に配合することが行われている。このような免
疫増強物質としてペプチドグリカン(特公平6−250
67号公報)や細菌、酵母、キノコ等の細胞壁構成物質
であるβ−グルカン等が知られている。酵母菌体内には
栄養価の高い蛋白質、ビタミン、ミネラル等を高濃度に
含み、その細胞壁にはグルカン、マンナン等を含む。し
かし、ヒト、家畜、魚類等は酵母細胞壁を消化する酵素
を持たず、さらに酵母細胞壁が極めて強固であるために
消化性が悪く、菌体成分の利用率は低い。酵母菌体自身
の利用率を高めるために、酵母細胞壁の様々な破壊方法
が検討されている。例えば、特開平6−256199号
公報には酵母菌体を微粉砕してなる飼料用免疫増強剤及
びその製造法が開示されている。特公昭47−1571
2号公報には酵母を自己消化、酵素処理およびアルカリ
処理してなる水溶性高分子多糖体を得ている。また、特
開平4−253703号公報には酵母をアルカリ抽出し
て第一の不溶性酵母残留物を得、これを熱アルカリ抽出
して第二の不溶性酵母残留物を得、これを所定のpHで
洗浄して第三の不溶性酵母残留物を得、これを酸加水分
解して第四の不溶性酵母残留物を得、これを水中にて沸
騰させ第五の不溶性酵母残留物を得、これをエタノ−ル
中で沸騰させて第六の不溶性残留物を得、これを水洗し
て、主としてβ−1,3−グリコシド結合によって結合
したグルコピラノース単位からなり、そこからβ−1,
6−グリコシド結合によって結合したグルコピラノース
単位の少なくとも1個の分枝を有する酵母グルカンの製
造法を開示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】酵母の細胞壁の消化を
助長するために、従来の技術は煩雑な工程を余儀無くさ
れており、また工業化の規模として不向きであった。本
発明はそのような欠点を解消し、比較的簡単な工程によ
りかつ工業化に適する方法を開発し、免疫増強を目的と
して酵母細胞壁溶解酵素で処理した酵母を利用するもの
である。
助長するために、従来の技術は煩雑な工程を余儀無くさ
れており、また工業化の規模として不向きであった。本
発明はそのような欠点を解消し、比較的簡単な工程によ
りかつ工業化に適する方法を開発し、免疫増強を目的と
して酵母細胞壁溶解酵素で処理した酵母を利用するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の点を
考慮し研究を重ねた結果、プロテア−ゼ活性の低い酵母
細胞壁溶解酵素により酵母細胞壁を消化し、得られた酵
素処理酵母を飼料の添加剤として経口投与した場合、す
ぐれた免疫増強効果が認められたことで本発明を完成さ
せるに至った。本発明に用いられる酵母菌は酵母細胞壁
溶解酵素により溶解可能なものであれば、どれでもよ
く、例えばサッカロミセス、サッカロミコデス、ネマト
スポラ、カンジダ、トルロプシス、プレタノミセス、ロ
ドトルラ等に属する菌、あるいはビール酵母、パン酵
母、清酒酵母等が挙げられる。酵母細胞壁溶解酵素に
は、プロテアーゼ活性が低い酵素が望ましく、例えばア
ースロバクターやオエルスコビアに属する菌の産生する
酵素があげられる。このような酵母細胞壁溶解酵素の好
適な具体例はアースロバクター・ルテウスの生産する酵
母細胞壁溶解酵素(特公昭47−32674号及び特公
昭48−2790号公報参照)が挙げられる。酵母細胞
壁溶解酵素処理は、菌体を約1〜20重量%含む水性懸
濁液としておこなえばよい。そして酵母細胞壁溶解酵素
を乾燥酵母菌体1gあたり1〜200単位、好ましくは
5〜50単位添加し、約pH5〜8で、20〜50°
C、好ましくは30〜45°Cで1〜20時間緩やかに
攪拌して反応させる。なお、ここでいう、酵素の活性単
位は以下のようにして求めたものである。菌体濃度5m
g/mlの酵母懸濁液3ml、pH7.5の1/15M
リン酸緩衡液5mlに酵母細胞壁溶解酵素液1mlおよ
び水を加えて全量を10mlにし、これを25℃で2時
間反応させ、反応後の800nmにおける光学密度
(O.D.)を測定する。対照として酵素液の代わりに
水を加えて同様の操作を行い、次式により800nmに
おける光学密度の減少率を算出する。 減少率=(対照のO.D.−酵素反応液のO.D.)/
対照のO.D.×100 減少率が30%を示すものを酵素活性1単位とする。な
お、減少率と酵素濃度間には、60%に至るまでは比例
があり、正確に単位を測定する場合には、酵素液は60
%以下の減少率を示す範囲に適度に希釈しなければなら
ない。この酵素処理に際し、前もって、酵母菌体を70
〜100°C、好ましくは90〜100°Cで加熱して
おくと酵素量を減らすことが可能であるので好ましい。
具体的には、例えば、水蒸気の吹き込みにより90°C
以上でかつ沸点以下の温度にして、30〜120分間程
度加熱すればよい。酵素処理後の酵母は、保存性を高め
るためには乾燥することが好ましい。乾燥方法は通常知
られている温風乾燥などのいずれの方法でもよい。
考慮し研究を重ねた結果、プロテア−ゼ活性の低い酵母
細胞壁溶解酵素により酵母細胞壁を消化し、得られた酵
素処理酵母を飼料の添加剤として経口投与した場合、す
ぐれた免疫増強効果が認められたことで本発明を完成さ
せるに至った。本発明に用いられる酵母菌は酵母細胞壁
溶解酵素により溶解可能なものであれば、どれでもよ
く、例えばサッカロミセス、サッカロミコデス、ネマト
スポラ、カンジダ、トルロプシス、プレタノミセス、ロ
ドトルラ等に属する菌、あるいはビール酵母、パン酵
母、清酒酵母等が挙げられる。酵母細胞壁溶解酵素に
は、プロテアーゼ活性が低い酵素が望ましく、例えばア
ースロバクターやオエルスコビアに属する菌の産生する
酵素があげられる。このような酵母細胞壁溶解酵素の好
適な具体例はアースロバクター・ルテウスの生産する酵
母細胞壁溶解酵素(特公昭47−32674号及び特公
昭48−2790号公報参照)が挙げられる。酵母細胞
壁溶解酵素処理は、菌体を約1〜20重量%含む水性懸
濁液としておこなえばよい。そして酵母細胞壁溶解酵素
を乾燥酵母菌体1gあたり1〜200単位、好ましくは
5〜50単位添加し、約pH5〜8で、20〜50°
C、好ましくは30〜45°Cで1〜20時間緩やかに
攪拌して反応させる。なお、ここでいう、酵素の活性単
位は以下のようにして求めたものである。菌体濃度5m
g/mlの酵母懸濁液3ml、pH7.5の1/15M
リン酸緩衡液5mlに酵母細胞壁溶解酵素液1mlおよ
び水を加えて全量を10mlにし、これを25℃で2時
間反応させ、反応後の800nmにおける光学密度
(O.D.)を測定する。対照として酵素液の代わりに
水を加えて同様の操作を行い、次式により800nmに
おける光学密度の減少率を算出する。 減少率=(対照のO.D.−酵素反応液のO.D.)/
対照のO.D.×100 減少率が30%を示すものを酵素活性1単位とする。な
お、減少率と酵素濃度間には、60%に至るまでは比例
があり、正確に単位を測定する場合には、酵素液は60
%以下の減少率を示す範囲に適度に希釈しなければなら
ない。この酵素処理に際し、前もって、酵母菌体を70
〜100°C、好ましくは90〜100°Cで加熱して
おくと酵素量を減らすことが可能であるので好ましい。
具体的には、例えば、水蒸気の吹き込みにより90°C
以上でかつ沸点以下の温度にして、30〜120分間程
度加熱すればよい。酵素処理後の酵母は、保存性を高め
るためには乾燥することが好ましい。乾燥方法は通常知
られている温風乾燥などのいずれの方法でもよい。
【0005】
【効果】この酵素処理酵母を免疫増強物質として経口投
与した場合、微量で免疫増強効果が認められた。本発明
の投与量はヒトおよび家畜等の対象により当然に異な
る。例えば、家畜に投与する場合は、通常一日あたり、
乾燥酵母換算で約0.5mg/体重1kgが望ましい。
与した場合、微量で免疫増強効果が認められた。本発明
の投与量はヒトおよび家畜等の対象により当然に異な
る。例えば、家畜に投与する場合は、通常一日あたり、
乾燥酵母換算で約0.5mg/体重1kgが望ましい。
【0006】
【参考例1】 酵素処理酵母の調製 ビール工場から採取したビール酵母の生菌体を5%の濃
度で水に懸濁させ、90°C以上の温度で1時間加熱処
理し、冷却する。アースロバクター・ルテウス由来の酵
母細胞壁溶解酵素を酵母乾燥重量1kg当たり5000
単位添加し、45°Cで16時間ゆるやかに攪拌しなが
ら反応させる。その後、必要に応じて乾燥し、酵素処理
酵母標品を得た。この酵素処理酵母を生理食塩水に懸濁
させ、振とう器で15分間振とうして、飼料用免疫増強
物質を調製した。
度で水に懸濁させ、90°C以上の温度で1時間加熱処
理し、冷却する。アースロバクター・ルテウス由来の酵
母細胞壁溶解酵素を酵母乾燥重量1kg当たり5000
単位添加し、45°Cで16時間ゆるやかに攪拌しなが
ら反応させる。その後、必要に応じて乾燥し、酵素処理
酵母標品を得た。この酵素処理酵母を生理食塩水に懸濁
させ、振とう器で15分間振とうして、飼料用免疫増強
物質を調製した。
【0007】
【参考例2】 免疫増強試験方法 (1)BALB/cマウス(7週令、オス)に、参考例
1で得た酵素処理酵母懸濁液を経口投与する。投与2日
後に腹腔マクロファージ、脾臓リンパ球、脾臓好中球を
採取した。これらの細胞について、ケミルミネッセンス
リーダーを用いて貪食能の測定、NK活性、サイトカイ
ンの測定を行った。また、C3H/HeNマウスに同酵
素処理酵母を経口投与し、3日後に脾臓由来単核球を採
取し、グルコ−ス消費による幼若化反応を測定した。 (2)ケミルミネッセンスリーダーによる貪食能の測定 「測定する貪食細胞を採取しプラスチック小試験管に分
取し、感光増幅剤ルミノールを加え、ケミルミネッセン
スリーダーにセットする。刺激因子としてオプソニン化
ザイモセルを添加し貪食に伴う化学発光反応をリーダー
で測定する。対照群の化学発光強度のピーク値を1とし
た場合の各投与群のピーク値をS.I.値(Stimulating
Index) として表した。 (3)NK活性の測定 標的細胞(T)にはK−562を用い、測定前に蛍光色
素で標識する。採取した脾臓リンパ球を10%FCS加
RPMI−1640に浮遊させ、エフェクター細胞
(E)とした。事前試験より、エフェクター細胞と標的
細胞の最適比(E:T)を40:1とした。96穴プレ
ートでE:T=40:1の条件で混合し、5%CO2 存
在下で37°Cで4時間反応後、細胞内に残存する蛍光
色素量を蛍光色素測定装置で測定した。細胞傷害活性は
以下の式で算出した。 (4)脾臓由来単核球の幼若化試験 脾臓由来単核球2×106 /mlをコンカナバリンA
(Con A)添加群、ポークウィードマイトジェン
(PWM)添加群および無処理群に分け、混合培養し
た。96時間後、培養上清中のグルコース量を測定し、
その消費量からS.I.値(消費したグルコース量/培
地中のグルコース量×100)を求め、評価した。 (5)インターロイキン2(IL−2)およびインター
ロイキン5(IL−5)産生量の測定 脾臓単核球をCon AおよびPWMで刺激し、4日間
培養後、ELISA(Enzyme-linked immunosorbent as
say)を用いた常法により培養上清中のIL−2およびI
L−5量を測定した。
1で得た酵素処理酵母懸濁液を経口投与する。投与2日
後に腹腔マクロファージ、脾臓リンパ球、脾臓好中球を
採取した。これらの細胞について、ケミルミネッセンス
リーダーを用いて貪食能の測定、NK活性、サイトカイ
ンの測定を行った。また、C3H/HeNマウスに同酵
素処理酵母を経口投与し、3日後に脾臓由来単核球を採
取し、グルコ−ス消費による幼若化反応を測定した。 (2)ケミルミネッセンスリーダーによる貪食能の測定 「測定する貪食細胞を採取しプラスチック小試験管に分
取し、感光増幅剤ルミノールを加え、ケミルミネッセン
スリーダーにセットする。刺激因子としてオプソニン化
ザイモセルを添加し貪食に伴う化学発光反応をリーダー
で測定する。対照群の化学発光強度のピーク値を1とし
た場合の各投与群のピーク値をS.I.値(Stimulating
Index) として表した。 (3)NK活性の測定 標的細胞(T)にはK−562を用い、測定前に蛍光色
素で標識する。採取した脾臓リンパ球を10%FCS加
RPMI−1640に浮遊させ、エフェクター細胞
(E)とした。事前試験より、エフェクター細胞と標的
細胞の最適比(E:T)を40:1とした。96穴プレ
ートでE:T=40:1の条件で混合し、5%CO2 存
在下で37°Cで4時間反応後、細胞内に残存する蛍光
色素量を蛍光色素測定装置で測定した。細胞傷害活性は
以下の式で算出した。 (4)脾臓由来単核球の幼若化試験 脾臓由来単核球2×106 /mlをコンカナバリンA
(Con A)添加群、ポークウィードマイトジェン
(PWM)添加群および無処理群に分け、混合培養し
た。96時間後、培養上清中のグルコース量を測定し、
その消費量からS.I.値(消費したグルコース量/培
地中のグルコース量×100)を求め、評価した。 (5)インターロイキン2(IL−2)およびインター
ロイキン5(IL−5)産生量の測定 脾臓単核球をCon AおよびPWMで刺激し、4日間
培養後、ELISA(Enzyme-linked immunosorbent as
say)を用いた常法により培養上清中のIL−2およびI
L−5量を測定した。
【0008】
【実施例1】BALB/cマウスに酵素処理酵母を経口
投与し、腹腔マクロファージの貪食能の指標となる化学
発光量をケミルミネッセンスリーダーで測定した。対照
群のピーク値を1とした場合の各投与群のピ−ク値を
S.I.値として表した。結果は図1に示した通りであ
る。図1の結果は酵素処理酵母の経口投与によって腹腔
マクロファージの貪食能が増強されることを示してい
る。
投与し、腹腔マクロファージの貪食能の指標となる化学
発光量をケミルミネッセンスリーダーで測定した。対照
群のピーク値を1とした場合の各投与群のピ−ク値を
S.I.値として表した。結果は図1に示した通りであ
る。図1の結果は酵素処理酵母の経口投与によって腹腔
マクロファージの貪食能が増強されることを示してい
る。
【0009】
【実施例2】酵素処理酵母を経口投与した群では、NK
活性が有意に高まり、酵母投与量に差はなかった。結果
は図2に示した通りである。
活性が有意に高まり、酵母投与量に差はなかった。結果
は図2に示した通りである。
【0010】
【実施例3】酵素処理酵母経口投与マウスの脾臓由来単
核球の幼弱化に及ぼす影響を調べた。その結果、酵母投
与群は非投与群に比べ、S.I.値が高かった。結果は
図3に示した通りである。処理酵母の経口投与によって
脾臓由来単核球の幼若化が増強されることを示してい
る。
核球の幼弱化に及ぼす影響を調べた。その結果、酵母投
与群は非投与群に比べ、S.I.値が高かった。結果は
図3に示した通りである。処理酵母の経口投与によって
脾臓由来単核球の幼若化が増強されることを示してい
る。
【0011】
【実施例4】酵素処理酵母経口投与マウスの脾臓細胞培
養上清中のIL−2およびIL−5産生量を調べた。そ
の結果、酵母投与群は非投与群に比べIL−2およびI
L−5産生量が多く、マイトジェンに対する反応性が高
まっていた。結果は図4および5に示した通りである。
養上清中のIL−2およびIL−5産生量を調べた。そ
の結果、酵母投与群は非投与群に比べIL−2およびI
L−5産生量が多く、マイトジェンに対する反応性が高
まっていた。結果は図4および5に示した通りである。
【0012】
【実施例5】酵素処理酵母と未処理酵母の単核球幼弱化
反応を調べた。C3H/HeN6週令のオス各群5匹に
サンプル100ugを経口投与し、3日後に脾臓由来単
核細胞を採取した。採取した細胞をPWMで刺激し、9
6時間培養した。その培養液中のグルコース消費量を測
定し、S.I.値で幼弱化反応を評価した(図6)。酵
素処理酵母投与群の幼弱化反応は未処理酵母投与群より
も強く、未処理酵母投与群は陰性対照と変わらなかっ
た。酵素処理酵母投与群ではPWMの刺激に対して高い
反応性を示した。このことから、免疫反応の増強には酵
母の酵素処理が有効であることが分かる。
反応を調べた。C3H/HeN6週令のオス各群5匹に
サンプル100ugを経口投与し、3日後に脾臓由来単
核細胞を採取した。採取した細胞をPWMで刺激し、9
6時間培養した。その培養液中のグルコース消費量を測
定し、S.I.値で幼弱化反応を評価した(図6)。酵
素処理酵母投与群の幼弱化反応は未処理酵母投与群より
も強く、未処理酵母投与群は陰性対照と変わらなかっ
た。酵素処理酵母投与群ではPWMの刺激に対して高い
反応性を示した。このことから、免疫反応の増強には酵
母の酵素処理が有効であることが分かる。
【0013】
【実施例6】酵母経口投与マウスの脾臓由来単核球の貪
食能を化学発光量を指標にして比較した。C3H/He
N 6週令のオス各群5匹にサンプル100μgを経口
投与し、3日後に脾臓由来単核細胞を採取した。採取し
た細胞にルミノールを添加し、その後ザイモザンと反応
させ、ケミルミネッセンスリーダーで測定した(図
7)。その結果、酵素処理酵母投与群では未処理酵母投
与群よりも貪食能が高まっていた。
食能を化学発光量を指標にして比較した。C3H/He
N 6週令のオス各群5匹にサンプル100μgを経口
投与し、3日後に脾臓由来単核細胞を採取した。採取し
た細胞にルミノールを添加し、その後ザイモザンと反応
させ、ケミルミネッセンスリーダーで測定した(図
7)。その結果、酵素処理酵母投与群では未処理酵母投
与群よりも貪食能が高まっていた。
【0014】
【実施例7】酵素処理酵母と未処理酵母とのIL−2産
生能について比較した。C3H/HeN 6週齢のオス
各群5匹にサンプル100μgを経口投与し、3日後に
脾臓由来単核細胞を採取した。採取した細胞をPWMで
刺激し、96時間培養した。その培養上清中のIL−2
をELISA法により測定した(図8)。IL−2産生
能は酵素処理酵母投与群の方が未処理酵母投与群よりも
高かった。酵素処理酵母投与群ではPWMの刺激に対し
て高い反応性を示した。
生能について比較した。C3H/HeN 6週齢のオス
各群5匹にサンプル100μgを経口投与し、3日後に
脾臓由来単核細胞を採取した。採取した細胞をPWMで
刺激し、96時間培養した。その培養上清中のIL−2
をELISA法により測定した(図8)。IL−2産生
能は酵素処理酵母投与群の方が未処理酵母投与群よりも
高かった。酵素処理酵母投与群ではPWMの刺激に対し
て高い反応性を示した。
【0015】
【実施例8】実施例7の手法により、IL−5の産生能
を比較した(図9)。IL−5産生能は酵素処理酵母投
与群の方が未処理酵母投与群よりも高かった。酵素処理
酵母投与群ではPWMの刺激に対して高い反応性を示し
た。
を比較した(図9)。IL−5産生能は酵素処理酵母投
与群の方が未処理酵母投与群よりも高かった。酵素処理
酵母投与群ではPWMの刺激に対して高い反応性を示し
た。
【0016】
【実施例9】酵素処理酵母と酸・アルカリ処理酵母の免
疫増強効果について比較した。アルカリ処理は酵母菌体
を3%NaOH液中で37°C24時間攪拌し、酸処理
は酵母菌体を0.5N酢酸溶液中で同様に処理した。そ
の後、遠心分離によって3回洗浄し、酵母菌体を回収し
た。これらの酵母をマウスに経口投与し、3日後に脾臓
由来単核球の化学発光能を測定した。化学発光能を指標
とした貪食能は酸・アルカリ処理しても陰性対照とほと
んど変わらず、酵素処理酵母投与群が最も貪食能が高か
った。図5〜10を通して、免疫増強には酵素処理が有
効であると考えられる。
疫増強効果について比較した。アルカリ処理は酵母菌体
を3%NaOH液中で37°C24時間攪拌し、酸処理
は酵母菌体を0.5N酢酸溶液中で同様に処理した。そ
の後、遠心分離によって3回洗浄し、酵母菌体を回収し
た。これらの酵母をマウスに経口投与し、3日後に脾臓
由来単核球の化学発光能を測定した。化学発光能を指標
とした貪食能は酸・アルカリ処理しても陰性対照とほと
んど変わらず、酵素処理酵母投与群が最も貪食能が高か
った。図5〜10を通して、免疫増強には酵素処理が有
効であると考えられる。
【図1】酵素処理酵母を経口投与したマウスの腹腔マク
ロファ−ジの貪食能を示す。
ロファ−ジの貪食能を示す。
【図2】酵素処理酵母を経口投与したマウスのNK活性
を示す。
を示す。
【図3】酵素処理酵母を経口投与したマウスの脾臓由来
単核球の幼弱化反応を示す。
単核球の幼弱化反応を示す。
【図4】酵素処理酵母を経口投与したマウスの脾臓細胞
培養上清中のIL−2量を示す。
培養上清中のIL−2量を示す。
【図5】酵素処理酵母を経口投与したマウスの脾臓細胞
培養上清中のIL−5量を示す。
培養上清中のIL−5量を示す。
【図6】酵素処理酵母投与群と未処理酵母投与群の脾臓
由来単核球の幼弱化反応を示す。
由来単核球の幼弱化反応を示す。
【図7】酵素処理酵母投与群と未処理酵母投与群の脾臓
由来単核球の貪食能を示す。
由来単核球の貪食能を示す。
【図8】酵素処理酵母投与群と未処理酵母投与群のIL
−2産生能を示す。
−2産生能を示す。
【図9】酵素処理酵母投与群と未処理酵母投与群のIL
−5産生能を示す。
−5産生能を示す。
【図10】各種処理酵母の脾臓由来単核球の貪食に及ぼ
す影響を示す。
す影響を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 勝訓 東京都渋谷区神宮前6丁目26番1号 麒麟 麦酒株式会社内 (72)発明者 松本 肇 東京都渋谷区神宮前6丁目26番1号 麒麟 麦酒株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 酵母細胞壁溶解酵素で処理した酵母菌体
を含む、飼料用添加剤。 - 【請求項2】 乾燥状態にある、請求項1記載の飼料添
加剤。 - 【請求項3】酵母はサッカロミセス、エンドミコプシ
ス、サッカロミコデス、ネマトスポラ、カンディダ、ト
ルロプシス、プレタノミセスおよびロドトルラからなる
群から選択した1つである、請求項1または2記載の飼
料添加剤。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
飼料添加剤を配合した飼料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7092698A JPH08280332A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 飼料用添加剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7092698A JPH08280332A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 飼料用添加剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08280332A true JPH08280332A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=14061725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7092698A Pending JPH08280332A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 飼料用添加剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08280332A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000057719A1 (fr) * | 1999-03-26 | 2000-10-05 | Taiho Pharmaceutical Company, Ltd. | Additifs pour aliments de crustacees ou de poissons et aliments |
| KR101978761B1 (ko) * | 2018-08-22 | 2019-05-15 | (주)휴벳 | 반려동물용 보조사료 및 이의 제조방법 |
-
1995
- 1995-04-18 JP JP7092698A patent/JPH08280332A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000057719A1 (fr) * | 1999-03-26 | 2000-10-05 | Taiho Pharmaceutical Company, Ltd. | Additifs pour aliments de crustacees ou de poissons et aliments |
| KR101978761B1 (ko) * | 2018-08-22 | 2019-05-15 | (주)휴벳 | 반려동물용 보조사료 및 이의 제조방법 |
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