JPH08280602A - カバー式内視鏡 - Google Patents

カバー式内視鏡

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JPH08280602A
JPH08280602A JP7089665A JP8966595A JPH08280602A JP H08280602 A JPH08280602 A JP H08280602A JP 7089665 A JP7089665 A JP 7089665A JP 8966595 A JP8966595 A JP 8966595A JP H08280602 A JPH08280602 A JP H08280602A
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内視鏡本体からカバーを取り外す際の作業を
容易に行えるようにすると共に、抜去した後にカバーの
再使用を防ぐ。 【構成】 カバー用内視鏡2に内視鏡カバー3を装着し
て使用するカバー式内視鏡1において、カバー用内視鏡
2を覆う内視鏡カバー3は、先端カバー4、シース5、
オレドメカバー6、手元口体部7、操作部カバー8を有
して構成されており、これらの複数の部材が接合部16
〜21において接着等の接続手段によって接合されてい
る。接合部16〜21の接合強度は、内視鏡カバー3の
使用時には接合状態を保持可能で、かつ、内視鏡カバー
3をカバー用内視鏡2から抜去するときには作業者によ
り分割可能となるように、例えば2kgより大きく、6kg
以下に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡本体にカバーを
装着して使用するカバー式内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療用分野等において、内視鏡本
体(以下、カバー用内視鏡と呼ぶ)に交換可能なカバー
(以下、内視鏡カバーと呼ぶ)を装着して使用するカバ
ー式内視鏡が提案されている。
【0003】カバー式内視鏡においては、カバー用内視
鏡を覆う内視鏡カバーとして、硬質の先端カバーと手元
口体部との間に柔軟な外皮シース及びチャンネルを接合
した構成のものが一般に用いられる。このような内視鏡
カバーは、カバー装着状態においては、先端カバーがカ
バー用内視鏡の先端構成部に、手元口体部がカバー用内
視鏡の操作部の一部に、それぞれ何らかの手段で固定さ
れ、カバー用内視鏡の挿入部等を覆うようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成のカバー式
内視鏡では、内視鏡カバーを装着した状態から検査後に
内視鏡カバーをカバー用内視鏡より抜去しようとした場
合に、先端カバーと内視鏡先端部、及び手元口体部と内
視鏡操作部の固定状態を解除しつつ、細長の内視鏡挿入
部より外皮シースをずらすようにして抜去しなければな
らないため、カバーの着脱作業が煩雑で手間がかかる問
題点があった。このとき、内視鏡挿入部と外皮シースと
の間はあまり隙間がないため、両者の間の摩擦も大き
く、挿入部長が長ければ長いほど抜去するのに手間がか
かる。また、使用後の汚染された捨てるべきカバーを誤
って再使用してしまうおそれがある。
【0005】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、内視鏡本体からカバーを取り外す際の作業を容
易に行うことが可能なカバー式内視鏡を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるカバー式内
視鏡は、カバー用内視鏡と、少なくとも前記カバー用内
視鏡の挿入部を覆う内視鏡カバーとを有し、前記カバー
用内視鏡に前記内視鏡カバーを装着して使用するものに
おいて、前記内視鏡カバーを複数の部材を接合して構成
し、該内視鏡カバーの使用時には前記複数の部材の接合
部の接合状態を保持可能で、かつ、前記内視鏡カバーを
前記カバー用内視鏡から抜去するときには前記接合部を
分割可能となるように、前記接合部の接合強度を設定し
たものである。
【0007】
【作用】複数の部材を接合して構成される内視鏡カバー
における接合部の接合強度を、内視鏡カバーの使用時に
は前記複数の部材の接合部の接合状態を保持可能で、か
つ、内視鏡カバーをカバー用内視鏡から抜去するときに
は前記接合部を分割可能となるように設定することによ
り、内視鏡カバーの抜去時の作業が容易に実行可能とな
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の第1実施例に係るカバー式内視鏡
の全体構成を示す構成説明図である。
【0009】本実施例のカバー式内視鏡1は、カバーが
装着される内視鏡本体であるカバー用内視鏡2と、この
カバー用内視鏡2に着脱可能に装着する内視鏡カバー3
との組み合わせからなっている。
【0010】カバー用内視鏡2は、観察光学系等が設け
られた先端構成部10と、観察部位へ挿入する細長で軟
性の挿入部11と、挿入部11の基端部に設けられたテ
ーパ形状のオレドメ部12と、太幅の把持部を兼ねた操
作部13と、操作部13より延出しライトガイドや信号
線等を内蔵したユニバーサルコード14と、が連設され
て構成されている。
【0011】一方、内視鏡カバー3は、カバー用内視鏡
2の先端構成部10に係合する硬質または半硬質の樹脂
等で形成された先端カバー4と、挿入部11を覆うカバ
ー外皮となる柔軟な樹脂等で形成されたシース5と、オ
レドメ部12を覆う柔軟な樹脂等で形成されたオレドメ
カバー6と、操作部13の一部に係合する硬質または半
硬質の樹脂等で形成された手元口体部7と、操作部13
を覆う柔軟な樹脂等で形成された操作部カバー8と、が
連設されて構成されている。
【0012】シース5内には、処置具や流体等を通す管
路9が配設され、管路9の端部が先端カバー4及び手元
口体部7にそれぞれ接続固定されている。内視鏡カバー
3の各々の構成要素は、接合部16〜21において、接
着、溶着、圧入、または熱収縮チューブ22の締め付け
等の接続手段によって互いに接合されている。また、手
元口体部7には、管路9と連通する処置具挿入口23が
設けられ、この処置具挿入口23には処置具栓24が着
脱自在に取り付けられるようになっている。
【0013】図1のようにカバー用内視鏡2に内視鏡カ
バー3を装着した状態では、先端カバー4と先端構成部
10、手元口体部7と操作部13の一部は、それぞれ摩
擦力あるいは機械的係合等で固定され、一体となったカ
バー式内視鏡1として使用可能になっている。
【0014】このような構成のカバー式内視鏡1におい
て、内視鏡カバー3をカバー用内視鏡2に装着する際に
は、手元口体部7を保持しながら、カバー用内視鏡2の
挿入部11を内視鏡カバー3のシース5内へ挿入してい
く。このとき、挿入部11とシース5(またはシース5
内の管路9)との間で摩擦力が生じるため、この摩擦力
に抗して挿入部11を挿入しなければならない。この摩
擦力は大きい時で約2kgであるため、カバー装着時に内
視鏡カバー3が破壊されないようにするためには、接合
部18,19,20の接合強度は2kgより大きくする必
要がある。
【0015】また、カバー装着状態では、使用者が操作
部カバー8だけをつかんでカバー式内視鏡1を持ってし
まう場合を想定すると、カバー式内視鏡1の重量は重い
もので約1.5kgであるから、接合部21の接合強度は
1.5kgより大きくする必要がある。
【0016】さらに、検査時には、挿入部11がループ
を形成したり、挿入部11を湾曲させたりすることによ
って、先端カバー4に対して管路9及びシース5が引張
られるが、この引張力量は最大で約2kgであるため、接
合部16,17の接合強度は2kgより大きくする必要が
ある。
【0017】本実施例では、上記の接合強度で各構成要
素を接合することによって、カバー装着時とか検査時に
内視鏡カバー3が壊れてしまうことを防止できる。
【0018】一方、図1のようなカバー装着状態から、
検査終了後に内視鏡カバー3をカバー用内視鏡2から抜
去しようとした場合に、内視鏡カバー3の全ての構成要
素を同時に動かしながら抜去するのは困難である。この
とき、各構成要素を分割して順々に抜去するようにすれ
ば、カバーの取り外し作業が容易になる。しかし、前述
した各接合部16〜21の接合強度が必要以上に強すぎ
ると、分割できなくなるので、接合強度の上限は、使用
者が引張って分割できる程度の強度とする必要がある。
【0019】通常、人がカバー式内視鏡1(特に挿入部
11)程度のサイズのものを両手に持って引張る場合、
特に無理しなくとも発生できる引張力量は約6kgまでと
考えられる。そこで、接合部16〜21の接合強度は、
2.0kg(接合部21は1.5kg)より大きく、6kg以
下とすることが望ましい。
【0020】内視鏡カバー3を抜去する際の具体的手順
として、以下に2つの例を示す。
【0021】内視鏡カバーを抜去する手順の第1の例
は、図1の状態から、まず、先端カバー4と先端構成部
10の固定状態を解除し、手元口体部7に対して先端カ
バー4を引っ張る。すると先端カバー4がシース5や管
路9から分割されて取り外される。次いで、管路9を手
元口体部7に対して引張ると、管路9が手元口体部7よ
り外れる。次に、操作部カバー8を手元口体部7に対し
て引張って分割する。
【0022】そして、操作部13に対して固定されてい
る手元口体部7を操作部13から外し、先端の方向へ抜
いていく。このとき、手元口体部7と共にシース5も一
緒に抜去されるが、シース5内の管路9は既に取り外し
ているため、シース5と挿入部11との隙間は大きくな
っており、両者の間で摩擦はほとんど生じない。従っ
て、手元口体部7を先端方向に抜いていけば、シース5
も特に負荷がかかることなく一緒に移動する。最後に、
操作部カバー8を抜去する。
【0023】内視鏡カバーを抜去する手順の第2の例
は、図1の状態から、まず、手元口体部7に対して先端
カバー4を引張り、接合部18(または19)と接合部
17を分離する。すると、先端カバー4及びシース5が
抜去される。次に、手元口体部7から操作部カバー8を
外し、操作部カバー8をユニバーサルコード14側から
抜去して、最後に手元口体部7及び管路9を先端方向に
抜去する。操作部カバー8が操作部13を覆う長さより
も、ユニバーサルコード14を覆う長さの方が長い場合
は、この例のようにユニバーサルコード側から抜去する
方が作業が容易である。
【0024】なお、内視鏡カバーを抜去する手順は、前
記2つの例に限らず、他にも様々な手順が考えられる。
使用者の好みで別の抜去手順を採用しても良い。
【0025】このように、本実施例ではカバー抜去時に
内視鏡カバー3を分割できるようにしているため、一度
使用したカバーを再使用できなくなる。
【0026】以上説明したように、本実施例の構成によ
れば、内視鏡カバー3をカバー用内視鏡2に装着する際
に内視鏡カバー3が破損してしまうことを防止できると
共に、内視鏡カバー3をカバー用内視鏡2から取り外す
際に内視鏡カバー3を分割して容易に抜去することがで
き、カバー着脱時の作業性を向上できる。また、内視鏡
カバー3は使用後に抜去する際に分割されるため、抜去
後の汚染されたカバーを誤って再使用してしまうことを
防止できる。
【0027】図2ないし図4は本発明の第2実施例に係
り、図2はカバー式内視鏡の先端部の構成を示す斜視
図、図3は先端カバー内部の管路の接続構造を示す断面
図、図4は手元口体部に設けられる処置具挿入口及び処
置具栓の構成を示す側面図である。
【0028】第2実施例では、内視鏡カバーの構成の変
形例として、2つの処置具を挿通可能なように、シース
内に2つの管路を配設した場合の構成例を説明する。
【0029】図2に示すように、本実施例の内視鏡カバ
ー25は、第1実施例と同様に先端カバー26を有して
おり、この先端カバー26の先端面には、透明部材から
なるレンズカバー27、ノズル28、処置具突出用の開
口29が設けられている。ノズル28の一方は送気用、
他方は送水用に設けられている。開口29は、長円形
(または楕円形)に形成されており、処置具2本分が容
易に挿通できる断面積を有している。
【0030】先端カバー26における各構成要素の配置
構成としては、図2のように寸法の大きな開口29を中
央部に配置し、その両側にノズル28を配置すること
で、先端部の径を極力小さくすることができる。
【0031】開口29近傍の先端カバー26の内部構造
を図3に示す。先端カバー26の先端面においては、開
口29が1つのみ設けられているが、内部においては、
2本の処置具挿通用の管路30,31が束ねられて先端
カバー26に接合され、これら2つの管路30,31が
開口29に連通して1つにまとめられている。2つの管
路30,31は、同サイズのものを用いても良いし、異
なるサイズであっても良い。
【0032】開口29の長軸方向の幅は、図2に示すよ
うに管路30,31の内径の2つ分と同等かそれ以上の
幅に設定されている。図2においては管路30,31の
内径を破線で示している。なお、開口29の長軸方向の
幅は管路30,31の内径の2つ分より狭くしても良い
が、いずれにしても、処置具が2本容易に挿通できる寸
法に設定する。
【0033】このように内視鏡カバー25内に2本の管
路30,31を設けた構成の場合、手元側の口体部に
は、図示しないが、管路30,31に対応して処置具挿
入口及び処置具栓が2つずつ設けられる。
【0034】なお変形例として、管路30,31の代わ
りに、長円形(または楕円形)で2本の処置具を挿通可
能な寸法の2つのルーメンを有する1本の管路を設ける
ようにすることもできる。この構成の場合、図4に示す
ように、手元口体部32には1つの処置具挿入口33及
び処置具栓34が設けられるが、処置具栓34としては
2つの挿入孔35,36を有するものを用いれば良い。
【0035】また、前記の2本の管路30,31を設け
た構成においても、図4のような2つの挿入孔35,3
6を有する処置具栓34を用いることができる。
【0036】内視鏡カバー内に2つの処置具チャンネル
を有し、2つの処置具を同時に使用可能としたカバー式
内視鏡においては、従来のように2つの管路を独立に先
端カバーに接合し、各々独立した2つの開口を設けた構
成では、2つの開口の間の肉厚の分だけカバー先端部が
太径化してしまう問題点がある。そこで、本実施例のよ
うに、2本の管路30,31を束ねて先端カバー26に
接合することにより、開口29を1つにでき、先端カバ
ー26を細径化できる。
【0037】また、図4のように手元口体部の処置具挿
入口において2つの挿入孔35,36を有する処置具栓
34を用いることにより、コストを低減でき、かつ取扱
いも容易にすることができる。
【0038】このように第2実施例の構成によれば、2
つの処置具を同時に使用可能なカバー式内視鏡の先端部
を細径化できる効果を有する。
【0039】図5は本発明の第3実施例に係る内視鏡カ
バー及びカバー梱包箱の構成を示す構成説明図である。
【0040】第3実施例では、内視鏡カバーを使用する
前の梱包状態について説明する。使用前においては、内
視鏡カバー3はカバー梱包箱38に収納されて保管、運
搬されるようになっている。カバー梱包箱38の上面に
は取っ手39が設けられ、カバー梱包箱38の天地が明
確に示されている。この取っ手39は、カバー梱包箱3
8と一体に成形された構造でも良いし、別体のものが接
合されていても良い。なお、取っ手39を一体に成形す
れば、より安価に構成できる。
【0041】カバー梱包箱38の中で、内視鏡カバー3
は先端カバー4が取っ手39のある方向(つまり上方)
に向けられた状態で収納されている。この先端カバー4
には、スポンジ、発泡スチロール、エラストマーなどの
柔軟な材質からなるキャップ40が装着されている。な
お、このキャップ40を手元口体部7の処置具挿入口に
装着可能な構造とし、処置具栓24と兼ねるようにする
ことも可能であり、この場合、処置具栓24をキャップ
40と別に用意する必要がないため、コストを低減でき
る。
【0042】カバー式内視鏡においては、カバー用内視
鏡2の挿入部11を内視鏡カバー3のシース5の中へ挿
入しやすくするために、シース5の内側に粉末状の潤滑
剤を塗布しておくことがある。また、シース5内には若
干ながらもほこりがある場合もある。内視鏡カバー3を
運搬したり保管しているときに、シース5内面に潤滑剤
やほこり等があると、シース5内の潤滑剤等が先端カバ
ー4の透明部材からなる光学面(レンズカバー)に付着
してしまい、検査時の観察に支障をきたすおそれがあ
る。このため、先端カバー4の光学面へ潤滑剤等が付着
しないように、検査で使用するまでは先端カバー4を反
重力方向に向けておく必要がある。
【0043】そこで、本実施例では、カバー梱包箱38
に取っ手39を設け、取っ手33がある面を上面として
カバー梱包箱38の天地を明確に示すと共に、カバー梱
包箱38内において先端カバー4を取っ手39のある上
面に向けた状態で梱包するような構造としている。これ
により、輸送や保管の際には先端カバー4は上面を向い
た状態におかれるので、先端カバー4の光学面にシース
5内の潤滑剤やほこりが付着することなく、検査時の不
具合の発生を防ぐことができる。
【0044】また、先端カバー4に柔軟なキャップ40
をかぶせた状態で梱包しておけば、輸送中の振動や衝撃
に対して先端カバー4が破損したり、光学面が傷ついた
りするのを防ぐことができる。
【0045】このように第3実施例の構成によれば、運
搬・保管時における先端カバーの光学面への潤滑剤等の
付着や光学面の損傷などを防ぎ、観察時の障害の発生を
なくすことができ、良好な観察を行えるようにすること
ができる。
【0046】図6は本発明の第4実施例に係る内視鏡カ
バー及びカバー梱包箱の構成を示す構成説明図である。
【0047】第4実施例では、第3実施例の変形例とし
てカバー梱包箱の他の構成例を示す。第4実施例のカバ
ー梱包箱41は、細長の直方体形状に構成され、内視鏡
カバー3が略直線状に収納されている。カバー梱包箱4
1のある側面42には、反重力方向(上方向)を示す天
地表示43が設けられている。天地表示43は、カバー
梱包箱41に直接印刷されたものでも良いし、そのよう
な表示が印刷されたシートが貼付されたものでも良い。
また、天地表示43は、一側面だけでなく、複数側面、
あるいは全側面に設けても良い。
【0048】また、カバー梱包箱41の上面44にも、
この面が上面であることとか、この面を上にして輸送・
保管する旨の指示を示す上面表示45が設けられてい
る。そして、カバー梱包箱41の下面46は開閉自在と
なっている。
【0049】カバー梱包箱41内において、内視鏡カバ
ー3は、先端カバー4が上面44に向くように梱包収納
されている。内視鏡カバー3の他端側は、手元口体部7
の周辺に操作部カバー8が折り畳まれて収納されてい
る。先端カバー4及び手元口体部7は、カバー梱包箱4
1内で位置決め固定されており、下面46を開いただけ
では、内視鏡カバー3をカバー梱包箱41から取り出せ
ないようになっている。
【0050】カバー梱包箱41の一側面には、長手軸方
向に沿ってカットライン47が設けられており、このカ
ットライン47を引き裂くように力をかけることで、カ
ットライン47よりカバー梱包箱41を分割できるよう
になっている。カバー梱包箱41を分割すると、カバー
梱包箱41による先端カバー4及び手元口体部7の固定
が解除される。カットライン47は、例えばこの部分だ
け薄肉となるように構成したり、2つの部材から成るカ
バー梱包箱41をカットライン47の部分で接合したり
することにより形成されている。
【0051】このような構成のカバー梱包箱41を用い
たカバー式内視鏡では、カバー梱包箱41の側面42や
上面44に上方向を示す天地表示43や上面表示45が
あるため、使用者が取り扱う際に天地方向を認識でき、
輸送・保管中においても先端カバー4が上方向を向いた
状態で扱われるので、シース5内の潤滑剤やほこり等が
先端カバー4の光学面に付着することがなく、良好な観
察ができる。天地表示43を複数面に設けたり、全側面
に設けるようにすれば、それだけ様々な方向からでも天
地方向を認識できる。本構成では、図5の第3実施例の
ような取っ手39を設けていないので、複数のカバー梱
包箱41を扱うときにかさばらず、作業性が良好であ
る。
【0052】カバー用内視鏡2に内視鏡カバー3を装着
する際は、カバー梱包箱41の下面46を開き、カバー
用内視鏡2の先端構成部10及び挿入部11を手元口体
部7の後端よりシース5内へ挿入していく。このとき、
カバー用内視鏡3はカバー梱包箱41に略直線状に保持
されているので、挿入作業が容易である。なおカバー挿
入作業時は、図6のようにカバー梱包箱41を上方向に
向けていなくとも、下方でも斜め下方でも、使用者のや
りやすい方向に向けて作業をすれば良い。内視鏡カバー
3をカバー用内視鏡2に装着完了した後、カットライン
47よりカバー梱包箱41を分割してカバー梱包箱41
を内視鏡カバー3より外す。
【0053】上述のように、カバー梱包箱41は内視鏡
カバー3の装着補助具としての機能を兼ね備えている
が、1度カバーを装着した後は、カバー梱包箱41は分
割されてしまうので再び使用できなくなる。よって、1
度使用した内視鏡カバー3をカバー用内視鏡2より抜去
した後に、誤って再度使用しようとしても、装着補助具
であるカバー梱包箱41が使えなくなっているので、新
たなカバー梱包箱41及び内視鏡カバー3の組み合わせ
を用いる必然性が生じることとなり、カバーの再使用を
防止できる。
【0054】このように第4実施例の構成によれば、運
搬・保管時における先端カバーの光学面への潤滑剤等の
付着を防ぎ、良好な観察を行えるようにすることができ
る第3実施例の効果に加えて、取り扱い時にカバー梱包
箱がかさばらないため、作業性を向上できる。また、カ
バー梱包箱をカバー装着補助具にも兼用できるため、カ
バー装着時の作業性の向上やコストの低減を図ることが
できると共に、さらにカバーの再使用も防止できる。
【0055】図7は本発明の第5実施例に係る内視鏡カ
バー及びカバー廃棄袋の構成を示す構成説明図である。
【0056】第5実施例では、使用後に内視鏡カバーを
廃棄する際の取り扱いについて説明する。使用後の内視
鏡カバー3を廃棄するためのカバー廃棄袋48は、高分
子材料等の柔軟な材質の素材で形成され、上端部に開口
部49が設けられている。この開口部49の開口径D
は、内視鏡カバー3の硬質または半硬質部の最大径dと
略同一の寸法に設定されている。内視鏡カバー3におい
て、処置具栓24は軟質のものもあるが、手元口体部7
に取り付けられた状態では大きく変形させることができ
ないので、この場合半硬質部とみなしている。従って、
内視鏡カバー3の最大径dは手元口体部7の処置具栓2
4を含めた部分の径となる。
【0057】カバー廃棄袋48の開口部49は、外力を
加えることにより伸縮自在となっている。なお、カバー
廃棄袋48の全体的形状は、図7のように開口部49よ
り下方は大きく広がった袋となっていても良いし、開口
部49の開口径Dの寸法のまま延出した細長の形状とな
っていても良い。
【0058】内視鏡検査の後、内視鏡カバー3をカバー
用内視鏡2から取り外し、使用後の内視鏡カバー3を開
口部49よりカバー廃棄袋48の中へ入れて破棄するよ
うにする。このとき、開口部49の開口径Dと内視鏡カ
バー3の最大径dは略同一寸法で、かつ、開口部49は
伸縮自在であるので、カバー廃棄袋48内に内視鏡カバ
ー3を捨てる作業を容易に行うことができる。
【0059】開口部が広く開いた構造のカバー廃棄袋で
は、カバー廃棄袋内に使用後の内視鏡カバーを廃棄した
ときに、内視鏡カバーの一部が飛び出したり、カバーに
付いた汚物が廃棄袋の外に出やすいなどの問題点があ
る。また、廃棄後に広く開いた開口部を縮めなければな
らず、作業性があまり良くない問題点もある。
【0060】本実施例のカバー廃棄袋48では、開口部
49の開口径Dは必要以上に大きく広げたものではない
ので、汚れた内視鏡カバー3や汚物が再び開口部49か
ら飛び出るおそれがない。さらに、開口部49の開口径
Dが必要以上に大きくないので、内視鏡カバー3をカバ
ー廃棄袋48に入れた後に、開口部49を閉じる作業も
直ちに容易に行える。
【0061】また、カバー廃棄袋48は、開口部49よ
り下方が大きくなっていることにより、一旦入れた内視
鏡カバー3が再び開口部49から出難くすることができ
る。またこの構造では、複数のカバーを1つの廃棄袋に
入れて捨てることができるので、カバー廃棄袋48を多
数用意する必要がなく、コストを低減できると共に、取
扱いも容易にすることができる。
【0062】このように第5実施例の構成によれば、廃
棄したカバーの一部や汚物が再び開口部より出てしまう
ことを防止でき、かつカバーを入れた後に開口部を塞ぎ
易いカバー廃棄袋を提供できる効果がある。
【0063】[付記]以上詳述したように本発明の実施
態様によれば、以下のような構成を得ることができる。
すなわち、 (1) カバー用内視鏡と、少なくとも前記カバー用内
視鏡の挿入部を覆う内視鏡カバーとを有し、前記カバー
用内視鏡に前記内視鏡カバーを装着して使用するカバー
式内視鏡において、前記内視鏡カバーを複数の部材を接
合して構成し、該内視鏡カバーの使用時には前記複数の
部材の接合部の接合状態を保持可能で、かつ、前記内視
鏡カバーを前記カバー用内視鏡から抜去するときには前
記接合部を分割可能となるように、前記接合部の接合強
度を設定したことを特徴とするカバー式内視鏡。
【0064】(2) 前記接合部の接合強度は2kgより
大きいことを特徴とする付記1に記載のカバー式内視
鏡。
【0065】(3) 前記接合部の接合強度は6kg以下
であることを特徴とする付記2に記載のカバー式内視
鏡。
【0066】(4) 前記内視鏡カバーは、前記カバー
用内視鏡の挿入部を覆う挿入部カバーと、前記カバー用
内視鏡の操作部を覆う操作部カバーとを含み、この操作
部カバーと挿入部カバーとの接合部の接合強度は1.5
kgより大きいことを特徴とする付記1に記載のカバー式
内視鏡。
【0067】(5) 前記接合部の接合強度は6kg以下
であることを特徴とする付記4に記載のカバー式内視
鏡。
【0068】(6) 前記内視鏡カバーは、先端硬質
部、軟性シース、軟性シース内管路、手元口体部、を含
む複数の部材が接合されて構成され、前記接合部は、前
記先端硬質部と軟性シース、前記先端硬質部と軟性シー
ス内管路、前記軟性シースと手元口体部、前記軟性シー
ス内管路と手元口体部、の少なくともいずれかの部材間
に設けられる付記1に記載のカバー式内視鏡。
【0069】(7) 前記内視鏡カバーは、前記カバー
用内視鏡の挿入部を覆う挿入部カバーと、前記カバー用
内視鏡の操作部を覆う操作部カバーとを含み、前記内視
鏡カバーを前記カバー用内視鏡から抜去するときには、
前記操作部カバーが前記挿入部カバーから分割され、前
記挿入部カバーは先端方向に、前記操作部カバーは前記
カバー用内視鏡のユニバーサルコード側に抜去可能なよ
うに構成される付記1に記載のカバー式内視鏡。
【0070】付記1ないし7の構成では、内視鏡カバー
の各構成要素の接合強度を、カバー装着時や検査時には
接合状態が保たれ、抜去時に使用者が力を加えると接合
が外れるように設定することにより、容易に内視鏡カバ
ーを分割して抜去することが可能となる。また、抜去時
に内視鏡カバーは分割されてしまうので、使用済みの内
視鏡カバーの再使用はできなくなる。
【0071】(8) カバー用内視鏡を覆う内視鏡カバ
ーを有するカバー式内視鏡において、前記内視鏡カバー
を梱包収納するカバー梱包箱を備え、このカバー梱包箱
に反重力方向を指示する天地方向指示手段を設け、前記
カバー梱包箱内において、前記内視鏡カバーの先端部が
前記天地方向指示手段の指示方向に対応して反重力方向
を向くように該内視鏡カバーを配置したことを特徴とす
るカバー式内視鏡。
【0072】(9) 前記天地方向指示手段として、前
記カバー梱包箱の上面に取っ手を配設したことを特徴と
する付記8に記載のカバー式内視鏡。
【0073】(10) 前記取っ手は前記カバー梱包箱
に一体的に成形されて設けられる付記9に記載のカバー
式内視鏡。
【0074】(11) 前記内視鏡カバーの先端部に柔
軟な材質からなるキャップを設けた付記8に記載のカバ
ー式内視鏡。
【0075】(12) 前記キャップは、前記内視鏡カ
バーの手元口体部に設けられる処置具挿入口を覆う処置
具栓を兼ねる付記11に記載のカバー式内視鏡。
【0076】(13) 前記天地方向指示手段は、前記
カバー梱包箱の表面に設けた表示により構成される付記
8に記載のカバー式内視鏡。
【0077】(14) 前記表示を、前記カバー梱包箱
の複数の面に設けた付記13に記載のカバー式内視鏡。
【0078】(15) カバー用内視鏡に装着され該カ
バー用内視鏡を覆う内視鏡カバーを有するカバー式内視
鏡において、前記内視鏡カバーは2つの処置具挿通用管
路を有し、該内視鏡カバーの先端硬質部において前記2
つの管路の先端を束ねて接合すると共に、前記先端硬質
部の先端面において前記2つの管路と連通する1つの処
置具突出用の開口を設けたことを特徴とするカバー式内
視鏡。
【0079】(16) 前記先端硬質部の先端面におい
て送気送水用の2つのノズルを前記開口の両側に配置し
たことを特徴とする付記15に記載のカバー式内視鏡。
【0080】(17) 前記開口は、少なくとも2本の
処置具を挿通可能な開口幅を有する付記15に記載のカ
バー式内視鏡。
【0081】(18) 前記内視鏡カバーの手元口体部
において、2つの挿入孔を有する1つの処置具栓を設け
た付記15に記載のカバー式内視鏡。
【0082】(19) カバー用内視鏡を覆う内視鏡カ
バーを有するカバー式内視鏡において、前記内視鏡カバ
ーを廃棄するための使用後の内視鏡カバーを収納するカ
バー廃棄袋を備え、この廃棄袋の開口部の径を、前記内
視鏡カバーの硬質部または半硬質部の最大径と略同一と
し、かつ前記開口部を伸縮自在に構成したことを特徴と
するカバー式内視鏡。
【0083】(20) 前記カバー廃棄袋は、前記開口
部より下方の部分は該開口径より大きい径の袋で構成さ
れる付記19に記載のカバー式内視鏡。
【0084】(21) 前記カバー廃棄袋は、複数の内
視鏡カバーを収納可能な容量を持つ付記19に記載のカ
バー式内視鏡。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡本体からカバーを取り外す際の作業を容易に行うこ
とが可能なカバー式内視鏡を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るカバー式内視鏡の全
体構成を示す構成説明図
【図2】本発明の第2実施例に係るカバー式内視鏡の先
端部の構成を示す斜視図
【図3】第2実施例に係る先端カバー内部の管路の接続
構造を示す断面図
【図4】手元口体部に設けられる処置具挿入口及び処置
具栓の構成を示す側面図
【図5】本発明の第3実施例に係る内視鏡カバー及びカ
バー梱包箱の構成を示す構成説明図
【図6】本発明の第4実施例に係る内視鏡カバー及びカ
バー梱包箱の構成を示す構成説明図
【図7】本発明の第5実施例に係る内視鏡カバー及びカ
バー廃棄袋の構成を示す構成説明図
【符号の説明】
1…カバー式内視鏡 2…カバー用内視鏡 3…内視鏡カバー 4…先端カバー 5…シース 7…手元口体部 8…操作部カバー 9…管路 10…先端構成部 11…挿入部 13…操作部 14…ユニバーサルコード 16〜21…接合部 23…処置具挿入口 24…処置具栓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバー用内視鏡と、少なくとも前記カバ
    ー用内視鏡の挿入部を覆う内視鏡カバーとを有し、前記
    カバー用内視鏡に前記内視鏡カバーを装着して使用する
    カバー式内視鏡において、 前記内視鏡カバーを複数の部材を接合して構成し、該内
    視鏡カバーの使用時には前記複数の部材の接合部の接合
    状態を保持可能で、かつ、前記内視鏡カバーを前記カバ
    ー用内視鏡から抜去するときには前記接合部を分割可能
    となるように、前記接合部の接合強度を設定したことを
    特徴とするカバー式内視鏡。
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