JPH08280638A - 血圧計用カフ - Google Patents
血圧計用カフInfo
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- JPH08280638A JPH08280638A JP7083590A JP8359095A JPH08280638A JP H08280638 A JPH08280638 A JP H08280638A JP 7083590 A JP7083590 A JP 7083590A JP 8359095 A JP8359095 A JP 8359095A JP H08280638 A JPH08280638 A JP H08280638A
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- air bag
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高精度の最高,最低血圧の判断が可能な血圧
計用カフの提供。 【構成】 カフ10は、屈曲変形可能な硬質湾曲板10a
と、湾曲板10aの外周を包囲する外側布10bと、湾曲板
10aの内周を包囲するようにして、外側布10bに縫着さ
れた内側布10cと、内側布10cの内面側に設けられた空
気袋10dと、外側布10bの外周に固着された係止ファス
ナ10eとから構成されている。空気袋10dは、補強繊維
10fが格子状に組み込まれた透明な袋体10gから構成さ
れている。光学距離センサ12は、袋体10gの外側面に固
着されたホトカプラ12aと、カプラ12aと対向するよう
にして、袋体10gの内側面に固着された反射板12bとか
ら構成され、カプラ12aは、発光ダイオードとホトトラ
ンジスタとを有し、ダイオードから出射した光が反射板
12bで反射して、トランジスタに入射し、ホトカプラ12
aと反射板12bとの間の距離に応じて、トランジスタの
出力の大きさが異なる。
計用カフの提供。 【構成】 カフ10は、屈曲変形可能な硬質湾曲板10a
と、湾曲板10aの外周を包囲する外側布10bと、湾曲板
10aの内周を包囲するようにして、外側布10bに縫着さ
れた内側布10cと、内側布10cの内面側に設けられた空
気袋10dと、外側布10bの外周に固着された係止ファス
ナ10eとから構成されている。空気袋10dは、補強繊維
10fが格子状に組み込まれた透明な袋体10gから構成さ
れている。光学距離センサ12は、袋体10gの外側面に固
着されたホトカプラ12aと、カプラ12aと対向するよう
にして、袋体10gの内側面に固着された反射板12bとか
ら構成され、カプラ12aは、発光ダイオードとホトトラ
ンジスタとを有し、ダイオードから出射した光が反射板
12bで反射して、トランジスタに入射し、ホトカプラ12
aと反射板12bとの間の距離に応じて、トランジスタの
出力の大きさが異なる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、血圧計用のカフに関
し、特に、非観血式の血圧計に使用されるカフに関する
ものである。
し、特に、非観血式の血圧計に使用されるカフに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】被験者の上腕に動脈を圧迫するカフを捲
回する非観血式の電子血圧計が知られており、この種の
血圧計の血圧判定方法には、オシロメトリック法やコロ
トコフ音法,インピーダンス法などがあるが、臨床に応
用されているのは、オシロメトリック法が主流になって
いる。このようなオシロメトリック法の血圧判定方法を
採用した血圧計は、例えば、特公平6−28637号公
報に開示されている。
回する非観血式の電子血圧計が知られており、この種の
血圧計の血圧判定方法には、オシロメトリック法やコロ
トコフ音法,インピーダンス法などがあるが、臨床に応
用されているのは、オシロメトリック法が主流になって
いる。このようなオシロメトリック法の血圧判定方法を
採用した血圧計は、例えば、特公平6−28637号公
報に開示されている。
【0003】この公報に示されてる血圧計は、被験者の
上腕部に装着され、エアーを注入して動脈を圧迫する空
気袋を有するカフと、このカフの空気袋内で変化する降
下圧と脈圧との重畳圧力を検出する圧力センサと、この
圧力センサの検出値をデジタル信号に変換する計測部
と、この計測部が出力するカフ圧検出信号を入力信号と
して、被験者の最高,最低血圧値を求めるデジタルデー
タ処理部と、このデジタルデータ処理部より算出された
最高,最低血圧値を表示する表示部とが基本的な構成と
なっている。
上腕部に装着され、エアーを注入して動脈を圧迫する空
気袋を有するカフと、このカフの空気袋内で変化する降
下圧と脈圧との重畳圧力を検出する圧力センサと、この
圧力センサの検出値をデジタル信号に変換する計測部
と、この計測部が出力するカフ圧検出信号を入力信号と
して、被験者の最高,最低血圧値を求めるデジタルデー
タ処理部と、このデジタルデータ処理部より算出された
最高,最低血圧値を表示する表示部とが基本的な構成と
なっている。
【0004】このように構成された血圧計では、カフ内
の圧力を降下させる過程で、脈圧振動の振幅の変化から
デジタルデータ処理部で最高,最低血圧を判定している
が、このようなオシロメトリック法による血圧判定法に
用いられているカフには、以下に説明する問題があっ
た。
の圧力を降下させる過程で、脈圧振動の振幅の変化から
デジタルデータ処理部で最高,最低血圧を判定している
が、このようなオシロメトリック法による血圧判定法に
用いられているカフには、以下に説明する問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、血圧の判定
方法においては、動脈内カテーテル法に代表されるよう
に、被験者の動脈の一局所を捉え、血管壁の側圧を測定
する方法が理想的である。ところが、前述したオシロメ
トリック法による血圧判定方法では、被験者の上腕に捲
回したカフの空気袋内の圧力変化を検出して、これを血
圧判定に用いているため、最高血圧よりも高いカフ内圧
においても脈圧が出現したり、あるいは、最低血圧の判
定も不明瞭なものとなっていた。
方法においては、動脈内カテーテル法に代表されるよう
に、被験者の動脈の一局所を捉え、血管壁の側圧を測定
する方法が理想的である。ところが、前述したオシロメ
トリック法による血圧判定方法では、被験者の上腕に捲
回したカフの空気袋内の圧力変化を検出して、これを血
圧判定に用いているため、最高血圧よりも高いカフ内圧
においても脈圧が出現したり、あるいは、最低血圧の判
定も不明瞭なものとなっていた。
【0006】この原因は、オシロメトリック法における
血圧判定方法では、カフ中に渡る動脈の平均的な脈動を
検出していること、また、その脈動は、心拍動に起因す
る上腕動脈の動脈壁変位が、皮膚表面の変位として伝播
され、さらにこの皮膚表面の変位がカフの空気袋内の空
気容積を変化させ、この容積変化をカフ内の圧力変化と
して検出しているものであり、結果として、動脈壁の変
位量をカフ内の圧力変化に転換している。
血圧判定方法では、カフ中に渡る動脈の平均的な脈動を
検出していること、また、その脈動は、心拍動に起因す
る上腕動脈の動脈壁変位が、皮膚表面の変位として伝播
され、さらにこの皮膚表面の変位がカフの空気袋内の空
気容積を変化させ、この容積変化をカフ内の圧力変化と
して検出しているものであり、結果として、動脈壁の変
位量をカフ内の圧力変化に転換している。
【0007】しかし、このような方法では、動脈壁の変
位量がカフの空気袋内の空気を媒質として測定されるた
め、空気の圧縮特性,ダンピング特性などの生体外の影
響を受けて、カフ内から得られる脈圧波形は、動脈壁変
位を忠実に捉えることができなかった。このことはま
た、、血圧測定中において、最高血圧から最低血圧まで
のカフ降圧過程において、脈圧波形よりも高い周波数成
分をもつコロトコフ音の成分が、脈波形に重畳して出現
するはずであるが、オシロメトリック法のカフ内脈圧波
形では、空気を媒質としているので、コロトコフ音のよ
うな高い周波数成分の変化の伝播ができず、この結果、
このような成分が明確に現れないものと思われる。
位量がカフの空気袋内の空気を媒質として測定されるた
め、空気の圧縮特性,ダンピング特性などの生体外の影
響を受けて、カフ内から得られる脈圧波形は、動脈壁変
位を忠実に捉えることができなかった。このことはま
た、、血圧測定中において、最高血圧から最低血圧まで
のカフ降圧過程において、脈圧波形よりも高い周波数成
分をもつコロトコフ音の成分が、脈波形に重畳して出現
するはずであるが、オシロメトリック法のカフ内脈圧波
形では、空気を媒質としているので、コロトコフ音のよ
うな高い周波数成分の変化の伝播ができず、この結果、
このような成分が明確に現れないものと思われる。
【0008】つまり、従来のオシロメトリック法による
血圧判定方法では、被験者の測定部位である上腕動脈の
広い範囲にカフを捲回し、脈圧波振動をカフ圧内の圧力
変化して検出していたので、血圧判定法の理想とされて
いる局所的な動脈壁の動脈圧を正確に反映しておらず、
このため、最高血圧以上のカフ圧において脈圧波が出現
したり、また、脈圧波が空気を媒質として伝播されるこ
とから、空気の圧縮性やダンピング特性などにより周波
数伝播に影響を受け、コロトコフ音の伝播が阻害される
などの不都合が発生していた。
血圧判定方法では、被験者の測定部位である上腕動脈の
広い範囲にカフを捲回し、脈圧波振動をカフ圧内の圧力
変化して検出していたので、血圧判定法の理想とされて
いる局所的な動脈壁の動脈圧を正確に反映しておらず、
このため、最高血圧以上のカフ圧において脈圧波が出現
したり、また、脈圧波が空気を媒質として伝播されるこ
とから、空気の圧縮性やダンピング特性などにより周波
数伝播に影響を受け、コロトコフ音の伝播が阻害される
などの不都合が発生していた。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、局
所的な動脈壁の変位を直接測定することにより、正確な
血圧判定が可能になる血圧計用カフを提供することにあ
る。
てなされたものであって、その目的とするところは、局
所的な動脈壁の変位を直接測定することにより、正確な
血圧判定が可能になる血圧計用カフを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、被験者の要部に装着され、エアーを注入
して動脈を圧迫する血圧計用カフにおいて、相互に縫着
される内側,外側布間に保持された硬質湾曲板と、前記
外側布の外表面に固着された係止ファスナと、前記内側
布の内周側に固設された空気袋と、前記空気袋の内,外
部間に対向設置された光学距離センサとを有することを
特徴とする。前記光学距離センサは、前記空気袋の内側
部に設けられた反射板と、前記空気袋の外側部に設けら
れた受光および発光素子とで構成することができる。ま
た、前記光学距離センサは、一対の受光および発光素子
を有し、前記空気袋の内側部に前記素子の一方を設ける
とともに、前記素子の他方を前記空気袋の外側部に設け
るとができる。前記空気袋は、透明な袋体と、この袋体
に一体に組み込まれた格子状の補強繊維とで構成するこ
とができる。
め、本発明は、被験者の要部に装着され、エアーを注入
して動脈を圧迫する血圧計用カフにおいて、相互に縫着
される内側,外側布間に保持された硬質湾曲板と、前記
外側布の外表面に固着された係止ファスナと、前記内側
布の内周側に固設された空気袋と、前記空気袋の内,外
部間に対向設置された光学距離センサとを有することを
特徴とする。前記光学距離センサは、前記空気袋の内側
部に設けられた反射板と、前記空気袋の外側部に設けら
れた受光および発光素子とで構成することができる。ま
た、前記光学距離センサは、一対の受光および発光素子
を有し、前記空気袋の内側部に前記素子の一方を設ける
とともに、前記素子の他方を前記空気袋の外側部に設け
るとができる。前記空気袋は、透明な袋体と、この袋体
に一体に組み込まれた格子状の補強繊維とで構成するこ
とができる。
【0011】
【作用】上記構成の血圧計用カフによれば、相互に縫着
される内側,外側布間に保持された硬質湾曲板と、外側
布の外表面に固着された係止ファスナと、内側布の内周
側に固設された空気袋と、空気袋の内,外部間に対向設
置された光学距離センサとを有しているので、光学距離
センサにより局所的な動脈壁の変位量を直接測定し、こ
の変位量に基づいて最高,最低血圧値を求めることがで
きる。
される内側,外側布間に保持された硬質湾曲板と、外側
布の外表面に固着された係止ファスナと、内側布の内周
側に固設された空気袋と、空気袋の内,外部間に対向設
置された光学距離センサとを有しているので、光学距離
センサにより局所的な動脈壁の変位量を直接測定し、こ
の変位量に基づいて最高,最低血圧値を求めることがで
きる。
【0012】
【実施例】以下本発明の好適な実施例について添附図面
を参照して詳細に説明する。図1および図2は、本発明
にかかる血圧計用カフの一実施例を示している。図3
は、本発明のカフ10が適用される血圧計の一例を示し
ている。同図に示す血圧計は、カフ10と、光学距離セ
ンサ12と、デジタルデータ処理部14とを有してい
る。カフ10は、被験者の要部、具体的には、上腕部1
6に装着されるものであって、図1,2にその詳細を示
している。
を参照して詳細に説明する。図1および図2は、本発明
にかかる血圧計用カフの一実施例を示している。図3
は、本発明のカフ10が適用される血圧計の一例を示し
ている。同図に示す血圧計は、カフ10と、光学距離セ
ンサ12と、デジタルデータ処理部14とを有してい
る。カフ10は、被験者の要部、具体的には、上腕部1
6に装着されるものであって、図1,2にその詳細を示
している。
【0013】同図に示すカフ10は、薄い合成樹脂で円
弧状に湾曲形成され、屈曲変形可能な硬質湾曲板10a
と、この湾曲板10aの外周を包囲する外側布10b
と、湾曲板10aの内周を包囲するようにして、外側布
10bに縫着された内側布10cと、内側布10cの内
面側に設けられた空気袋10d、外側布10bの外周に
縫着され、内側布10cの端部を係止する係止ファスナ
10eとから構成されている。
弧状に湾曲形成され、屈曲変形可能な硬質湾曲板10a
と、この湾曲板10aの外周を包囲する外側布10b
と、湾曲板10aの内周を包囲するようにして、外側布
10bに縫着された内側布10cと、内側布10cの内
面側に設けられた空気袋10d、外側布10bの外周に
縫着され、内側布10cの端部を係止する係止ファスナ
10eとから構成されている。
【0014】空気袋10dは、補強繊維10fが格子状
に組み込まれ、密閉された透明な合成樹脂シート製の袋
体10gから構成されている。袋体10gの加圧時、脈
動時の伸びを防止するために袋体10gに補強繊維10
fを一体として組み込。後述するパイプ18を介して袋
体10g内にエアーを注入して膨らませる際に、エアー
の注入量に比例して、袋体10gを膨らませることがで
きる。
に組み込まれ、密閉された透明な合成樹脂シート製の袋
体10gから構成されている。袋体10gの加圧時、脈
動時の伸びを防止するために袋体10gに補強繊維10
fを一体として組み込。後述するパイプ18を介して袋
体10g内にエアーを注入して膨らませる際に、エアー
の注入量に比例して、袋体10gを膨らませることがで
きる。
【0015】袋体10gの内部には、エアー注入用のパ
イプ18が連通接続されている。このパイプ18の外端
には、圧力センサ20と電磁制御弁22とが接続されて
いる。そして、電磁制御弁22には、エアーを送出する
ポンプ24が接続されていて、電磁制御弁22とポンプ
24とは、ポンプ制御部26によりコントロールされ
る。
イプ18が連通接続されている。このパイプ18の外端
には、圧力センサ20と電磁制御弁22とが接続されて
いる。そして、電磁制御弁22には、エアーを送出する
ポンプ24が接続されていて、電磁制御弁22とポンプ
24とは、ポンプ制御部26によりコントロールされ
る。
【0016】圧力センサ20の検出信号は、バンドパス
フィルタ28とA/D変換器30とを介してデジタルデ
ータ処理部14に入力される。ポンプ制御部26には、
圧力センサ20の検出信号に基づいて、デジタルデータ
処理部14から制御信号が送出される。光学距離センサ
12は、袋体10gの外側部の外面に固着されたホトカ
プラ12aと、このホトカプラ12aと対向するように
して、袋体10gの内側部の外面に固着された反射板1
2bとから構成されている。
フィルタ28とA/D変換器30とを介してデジタルデ
ータ処理部14に入力される。ポンプ制御部26には、
圧力センサ20の検出信号に基づいて、デジタルデータ
処理部14から制御信号が送出される。光学距離センサ
12は、袋体10gの外側部の外面に固着されたホトカ
プラ12aと、このホトカプラ12aと対向するように
して、袋体10gの内側部の外面に固着された反射板1
2bとから構成されている。
【0017】ホトカプラ12aは、発光ダイオードとホ
トトランジスタとが一体的に組み合わされたものであっ
て、発光ダイオードから出射した光が反射板12bで反
射して、ホトトランジスタに入射するようにセットされ
ており、ホトカプラ12aと反射板12bとの間の距離
に応じて、ホトトランジスタの出力の大きさが異なり、
動脈の変位に対応した出力信号が送出される。
トトランジスタとが一体的に組み合わされたものであっ
て、発光ダイオードから出射した光が反射板12bで反
射して、ホトトランジスタに入射するようにセットされ
ており、ホトカプラ12aと反射板12bとの間の距離
に応じて、ホトトランジスタの出力の大きさが異なり、
動脈の変位に対応した出力信号が送出される。
【0018】ホトカプラ12aの発光ダイオードは、デ
ジタルデータ処理部14に接続された発光制御部32に
よりそのオン,オフが制御される。ホトカプラ12aの
ホトトランジスタには、バンドパスフィルタ34とA/
D変換器36とを介してデジタルデータ処理部14が接
続されていて、トランジスタの検出信号がデジタル化さ
れて処理部14に入力される。
ジタルデータ処理部14に接続された発光制御部32に
よりそのオン,オフが制御される。ホトカプラ12aの
ホトトランジスタには、バンドパスフィルタ34とA/
D変換器36とを介してデジタルデータ処理部14が接
続されていて、トランジスタの検出信号がデジタル化さ
れて処理部14に入力される。
【0019】なお、この実施例では、袋体10gを透明
な合成樹脂シートで形成しているので、その外面側にホ
トカプラ12aおよび反射板12bを配置しているが、
不透明な合成樹脂シートで袋体10gを形成した場合に
は、その内面側にホトカプラ12aと反射板12bを配
置してもよい。また、本発明の血圧計用カフ10では、
光学距離センサ12は、ホトカプラ12aと反射板12
bの組み合わせだけでなく、発光ダイオードとホトトラ
ンジスタとの組み合わせも採用することができ、この場
合には、袋体10gの内外面にこれらが対向するように
設置すればよい。
な合成樹脂シートで形成しているので、その外面側にホ
トカプラ12aおよび反射板12bを配置しているが、
不透明な合成樹脂シートで袋体10gを形成した場合に
は、その内面側にホトカプラ12aと反射板12bを配
置してもよい。また、本発明の血圧計用カフ10では、
光学距離センサ12は、ホトカプラ12aと反射板12
bの組み合わせだけでなく、発光ダイオードとホトトラ
ンジスタとの組み合わせも採用することができ、この場
合には、袋体10gの内外面にこれらが対向するように
設置すればよい。
【0020】デジタルデータ処理部14は、いわゆるマ
イクロコンピュータから構成されていて、cpuやメモ
リなどが含まれているとともに、このデジタルデータ処
理部14には、最高,最低血圧値を表示する表示部38
がインターフェースを介して接続されている。血圧測定
をする際には、まず、カフ10が被験者の上腕部16に
装着される。このとき、上腕部16の動脈上に反射板1
2bが位置するようにセットし、布10b,10cを係
止ファスナ10eに掛け止めて固定する。
イクロコンピュータから構成されていて、cpuやメモ
リなどが含まれているとともに、このデジタルデータ処
理部14には、最高,最低血圧値を表示する表示部38
がインターフェースを介して接続されている。血圧測定
をする際には、まず、カフ10が被験者の上腕部16に
装着される。このとき、上腕部16の動脈上に反射板1
2bが位置するようにセットし、布10b,10cを係
止ファスナ10eに掛け止めて固定する。
【0021】なお、この場合、被験者の上腕部16の動
脈上に確実に反射板12bを位置させるためには、例え
ば、図1に仮想線で示すように、複数の光学距離センサ
12を周方向に沿って配置しておくと、いずれかのセン
サ12の反射板12bが動脈上に位置させることができ
る。複数のセンサ12を使用する際には、各センサ12
の出力値を比べて、最も大きい出力信号が出力されてい
るものを選択すればよい。
脈上に確実に反射板12bを位置させるためには、例え
ば、図1に仮想線で示すように、複数の光学距離センサ
12を周方向に沿って配置しておくと、いずれかのセン
サ12の反射板12bが動脈上に位置させることができ
る。複数のセンサ12を使用する際には、各センサ12
の出力値を比べて、最も大きい出力信号が出力されてい
るものを選択すればよい。
【0022】カフ10の装着が完了すると、血圧測定の
準備が完了するので、デジタルデータ処理部14から電
磁制御部22に出力信号を送出して、電磁制御弁22を
開弁させる。そして、圧力センサ20の検出信号に基づ
いて電磁制御弁22を制御し、カフ10の空気袋10d
内の圧力を定速で上昇させる定速加圧制御が行なわれ
る。
準備が完了するので、デジタルデータ処理部14から電
磁制御部22に出力信号を送出して、電磁制御弁22を
開弁させる。そして、圧力センサ20の検出信号に基づ
いて電磁制御弁22を制御し、カフ10の空気袋10d
内の圧力を定速で上昇させる定速加圧制御が行なわれ
る。
【0023】このとき、本実施例のカフ10では、空気
袋10dの袋体10gに格子状に補強繊維10fが組み
込まれ、袋体10dの外周側には、非弾性の湾曲板10
aが介装されているので、袋体10d自体の伸縮が補強
繊維10fで規制されるとともに、袋体10dの外方へ
の膨張が湾曲板10aで規制され、光学距離センサ12
の変位が防止される。
袋10dの袋体10gに格子状に補強繊維10fが組み
込まれ、袋体10dの外周側には、非弾性の湾曲板10
aが介装されているので、袋体10d自体の伸縮が補強
繊維10fで規制されるとともに、袋体10dの外方へ
の膨張が湾曲板10aで規制され、光学距離センサ12
の変位が防止される。
【0024】このため、空気袋10dは、袋体10gの
外側の位置がそのまま維持された状態で、内側のみが内
方に変位して動脈を圧迫する。光学距離センサ12から
送出される検出信号は、順次データ処理部14に取り込
まれる。この光学距離センサ12の出力信号には、定速
加圧している空気袋10dの膨らみに相当する部分が含
まれているので、この定速加圧に相当する部分を除去し
た光電容積脈波信号がデータ処理部14で演算され、こ
の信号に基づいて最高,最低血圧が判定される。
外側の位置がそのまま維持された状態で、内側のみが内
方に変位して動脈を圧迫する。光学距離センサ12から
送出される検出信号は、順次データ処理部14に取り込
まれる。この光学距離センサ12の出力信号には、定速
加圧している空気袋10dの膨らみに相当する部分が含
まれているので、この定速加圧に相当する部分を除去し
た光電容積脈波信号がデータ処理部14で演算され、こ
の信号に基づいて最高,最低血圧が判定される。
【0025】図4に示したものが光電容積脈波信号の一
例である。この光電容積脈波信号に基づいて最高,最低
血圧を判定する方法の一例について説明する。いま、例
えば、1拍毎の光電容積脈波信号P1 ,P2 ,P3 ……
Pn が図4に示すような状態で抽出されているとする
と、最低血圧の判定では、個々の光電容積脈波信号
P1,P2 ,P3 ……Pn に平坦部sがあるか否かを検
出する。
例である。この光電容積脈波信号に基づいて最高,最低
血圧を判定する方法の一例について説明する。いま、例
えば、1拍毎の光電容積脈波信号P1 ,P2 ,P3 ……
Pn が図4に示すような状態で抽出されているとする
と、最低血圧の判定では、個々の光電容積脈波信号
P1,P2 ,P3 ……Pn に平坦部sがあるか否かを検
出する。
【0026】ここで、空気袋10d内の圧力を定速加圧
している過程において、空気袋10d内の圧力が被験者
の最低血圧よりも小さい場合には、光電容積脈波信号
は、空気袋10dの圧力による影響を受けないで脈動す
る(図4における光電容積脈波信号P1 〜P6 )。とこ
ろが、空気袋10d内の圧力が被験者の最低血圧よりも
大きくなると、動脈の圧力が空気袋10d内の圧力より
も小さいときには、光電容積脈波信号には、圧力変化が
ない平坦部sが発生する。そこで、最初に平坦部sが生
じた光電容積脈波信号P7 を検出し、この光電容積脈波
信号P7 が検出されたときに最低血圧を判断する。
している過程において、空気袋10d内の圧力が被験者
の最低血圧よりも小さい場合には、光電容積脈波信号
は、空気袋10dの圧力による影響を受けないで脈動す
る(図4における光電容積脈波信号P1 〜P6 )。とこ
ろが、空気袋10d内の圧力が被験者の最低血圧よりも
大きくなると、動脈の圧力が空気袋10d内の圧力より
も小さいときには、光電容積脈波信号には、圧力変化が
ない平坦部sが発生する。そこで、最初に平坦部sが生
じた光電容積脈波信号P7 を検出し、この光電容積脈波
信号P7 が検出されたときに最低血圧を判断する。
【0027】この最低血圧の判断では、例えば、最初に
平坦部sが発現した光電容積脈波信号P7 の1つ前の光
電容積脈波信号P6 が抽出された時点の空気袋10d内
の圧力を最低血圧値としたり、あるいは、光電容積脈波
信号P7 および光電容積脈波信号P6 が抽出された時点
の空気袋10d内の圧力の平均値を最低血圧値とする。
平坦部sが発現した光電容積脈波信号P7 の1つ前の光
電容積脈波信号P6 が抽出された時点の空気袋10d内
の圧力を最低血圧値としたり、あるいは、光電容積脈波
信号P7 および光電容積脈波信号P6 が抽出された時点
の空気袋10d内の圧力の平均値を最低血圧値とする。
【0028】なお、この場合の最低血圧の判定において
は、図4に示すように、空気袋10d内の圧力が被験者
の最低血圧よりも大きくなると、光電容積脈波信号に
は、コロトコフ音に相当する高速変位部Kが発生するの
で、この高速変位部Kが最初に発現した光電容積脈波信
号を検出し、平坦部sと同様な方法で最低血圧値を求め
ることもできる。また、平坦部sと高速変位部Kとの双
方を検出して、同様に、最低血圧値を求めることもでき
る。
は、図4に示すように、空気袋10d内の圧力が被験者
の最低血圧よりも大きくなると、光電容積脈波信号に
は、コロトコフ音に相当する高速変位部Kが発生するの
で、この高速変位部Kが最初に発現した光電容積脈波信
号を検出し、平坦部sと同様な方法で最低血圧値を求め
ることもできる。また、平坦部sと高速変位部Kとの双
方を検出して、同様に、最低血圧値を求めることもでき
る。
【0029】一方、最高血圧の判定では、光電容積脈波
信号が消失した時点を最高血圧と判断する。つまり、空
気袋10d内の圧力を定速加圧したときに、この圧力が
最高血圧値よりも大きくなると、動脈の脈動は、圧力に
よって押さえられ、光学距離センサ12に変位が発生し
ないことに着目して、光電容積脈波信号が検出されされ
なくなった時点を被験者の最高血圧と判断する。
信号が消失した時点を最高血圧と判断する。つまり、空
気袋10d内の圧力を定速加圧したときに、この圧力が
最高血圧値よりも大きくなると、動脈の脈動は、圧力に
よって押さえられ、光学距離センサ12に変位が発生し
ないことに着目して、光電容積脈波信号が検出されされ
なくなった時点を被験者の最高血圧と判断する。
【0030】さて、以上のように構成された本実施例の
血圧計用カフによれば、内側布10cの内周側に固設さ
れた空気袋10dと、空気袋10dの内,外部間に対向
設置された光学距離センサ12とを有しているので、光
学距離センサ12により局所的な動脈壁の変位量を直接
測定し、この変位量に基づいて最高,最低血圧値を求め
ることができ、正確な血圧値の測定が可能になる。
血圧計用カフによれば、内側布10cの内周側に固設さ
れた空気袋10dと、空気袋10dの内,外部間に対向
設置された光学距離センサ12とを有しているので、光
学距離センサ12により局所的な動脈壁の変位量を直接
測定し、この変位量に基づいて最高,最低血圧値を求め
ることができ、正確な血圧値の測定が可能になる。
【0031】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかる血圧計用カフによれば、局所的な動脈壁
の変位量を直接光学距離センサで測定し、この変位量に
基づいて最高,最低血圧値を求めるので、高精度の最
高,最低血圧値を求めることができる。
本発明にかかる血圧計用カフによれば、局所的な動脈壁
の変位量を直接光学距離センサで測定し、この変位量に
基づいて最高,最低血圧値を求めるので、高精度の最
高,最低血圧値を求めることができる。
【図1】本発明にかかる血圧計用カフの一実施例を示す
展開図である。
展開図である。
【図2】本発明にかかる血圧計用カフの要部断面図であ
る。
る。
【図3】本発明にかかるカフが適用される血圧計の構成
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】図1の血圧計用カフで検出される脈波の一例を
示す波形図である。
示す波形図である。
10 カフ 10a 湾曲板 10b 外側布 10c 内側布 10d 空気袋 10e 係止ファスナ 10f 補強繊維 10g 袋体 12 光学距離センサ 12a ホトカプラ 12b 反射板 14 デジタルデータ処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 繁廣 埼玉県北本市朝日1丁目243番地 株式会 社エー・アンド・デイ開発・技術センター 内
Claims (4)
- 【請求項1】 被験者の要部に装着され、エアーを注入
して動脈を圧迫する血圧計用カフにおいて、 相互に縫着される内側,外側布間に保持された硬質湾曲
板と、 前記外側布の外表面に固着された係止ファスナと、 前記内側布の内周側に固設された空気袋と、 前記空気袋の内,外部間に対向設置された光学距離セン
サとを有することを特徴とする血圧計用カフ。 - 【請求項2】 前記光学距離センサは、前記空気袋の内
側部に設けられた反射板と、前記空気袋の外側部に設け
られた受光および発光素子とからなることを特徴とする
請求項1記載の血圧計用カフ。 - 【請求項3】 前記光学距離センサは、一対の受光およ
び発光素子を有し、前記空気袋の内側部に前記素子の一
方を設けるとともに、前記素子の他方を前記空気袋の外
側部に設けたことを特徴とする請求項1記載の血圧計用
カフ。 - 【請求項4】 前記空気袋は、透明な袋体と、この袋体
に一体に組み込まれた格子状の補強繊維とからなること
を特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の血圧
計用カフ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7083590A JPH08280638A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 血圧計用カフ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7083590A JPH08280638A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 血圧計用カフ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08280638A true JPH08280638A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=13806713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7083590A Withdrawn JPH08280638A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 血圧計用カフ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08280638A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008154750A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | A & D Co Ltd | 血圧測定用圧迫帯 |
| JP2009538210A (ja) * | 2006-05-24 | 2009-11-05 | タリリアン レーザー テクノロジーズ,リミテッド | 光学的バイタルサインの検出方法及び測定デバイス |
| US8467636B2 (en) | 2007-01-31 | 2013-06-18 | Tarilian Laser Technologies, Limited | Optical power modulation vital sign detection method and measurement device |
| US8747327B2 (en) | 2009-05-07 | 2014-06-10 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for measuring blood pressure |
-
1995
- 1995-04-10 JP JP7083590A patent/JPH08280638A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009538210A (ja) * | 2006-05-24 | 2009-11-05 | タリリアン レーザー テクノロジーズ,リミテッド | 光学的バイタルサインの検出方法及び測定デバイス |
| US8343063B2 (en) | 2006-05-24 | 2013-01-01 | Tarilian Laser Technologies, Limited | Optical vital sign detection method and measurement device |
| US8360985B2 (en) | 2006-05-24 | 2013-01-29 | Tarilian Laser Technologies, Limited | Optical vital sign detection method and measurement device |
| KR101487372B1 (ko) * | 2006-05-24 | 2015-01-29 | 타릴리안 레이저 테크놀로지스, 리미티드 | 광학 활력 징후 검출 방법 및 측정 장치 |
| JP2008154750A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | A & D Co Ltd | 血圧測定用圧迫帯 |
| US8467636B2 (en) | 2007-01-31 | 2013-06-18 | Tarilian Laser Technologies, Limited | Optical power modulation vital sign detection method and measurement device |
| KR101486405B1 (ko) * | 2007-01-31 | 2015-01-26 | 타릴리안 레이저 테크놀로지스, 리미티드 | 광 파워 변조 |
| US9277868B2 (en) | 2007-01-31 | 2016-03-08 | Tarilian Laser Technologies, Limited | Optical power modulation vital sign detection method and measurement device |
| US8747327B2 (en) | 2009-05-07 | 2014-06-10 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for measuring blood pressure |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |