JPH08281176A - 粉状体または粒状体の散布方法およびその装置 - Google Patents

粉状体または粒状体の散布方法およびその装置

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JPH08281176A
JPH08281176A JP9086295A JP9086295A JPH08281176A JP H08281176 A JPH08281176 A JP H08281176A JP 9086295 A JP9086295 A JP 9086295A JP 9086295 A JP9086295 A JP 9086295A JP H08281176 A JPH08281176 A JP H08281176A
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将史 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉状体または粒状体を溶媒に分散させた塗布
物の散布を均一に行い、粉状体または粒状体の部分的な
塊りが生じないで均一に粉状体または粒状体を散布する
方法およびその装置を提供する。 【構成】 粉状体または粒状体を溶媒に分散させて対象
物に均一に散布する粉状体または粒状体の散布方法であ
って、前記粉状体または粒状体を溶媒に分散させた塗布
物をノズル11の先端から一定流量で吐出させるととも
に、該ノズルの先端で前記塗布物に分散用流体を介して
超音波振動を印加することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば液晶表示パネ
ルの透明基板間の間隙を一定に保持するためのスペーサ
などの粉状体または粒状体の散布方法およびその装置に
関する。さらに詳しくは、粉状体または粒状体を均一に
散布する散布方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば液晶表示パネルは、一対
の透明基板が一定間隙を有するように接着され、その間
隙に液晶材料が充填されている。そして一対の透明基板
の間隙を均一に保つために透明基板間にスペーサを介在
させている。
【0003】スペーサは、直径5〜15μm程度の樹脂
などからなる球状体または直径が5〜15μm程度で長
さが30〜50μm程度のガラスなどからなる円柱体な
どの微細粒子が使用されている。このスペーサを介在さ
せる方法として、透明基板を重ね合わせる前に、一方の
透明基板の対向する側の面に水とアルコールの混合溶液
などの媒体に分散させたスペーサをエアーの圧力によっ
てノズルから散布し、他方の透明基板を重ね合わせて接
着する方法がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、叙上のように
スペーサを散布するばあい、スペーサが溶媒に分散され
た塗布物のスペーサの密度、エアーの圧力、帯電(静電
気)の状態などのバラツキなどが原因となって、透明基
板表面におけるスペーサの分布密度に粗密が生じる。す
なわち、部分的に複数個のスペーサが固まって散布され
る。このようなスペーサの分布密度に粗密が生じると、
スペーサの密の部分の光の透過率が低下したり、スペー
サの粗の部分の透明基板間の距離に微妙な差異が生じ、
部分的に液晶層などに印加される電圧が不均一になって
表示特性が低下したり、表示ムラが生じるという問題が
ある。
【0005】一方、散布ムラをなくするために、スペー
サを分散させる溶媒のアルコール濃度を高くすることが
考えられるが、アルコール濃度を高くすると高濃度のア
ルコール気体が排気されるため、爆発、引火などの危険
性が高くなり、取扱いが不便であるという問題がある。
【0006】このような問題は液晶表示パネルの製造の
際のスペーサの散布に限らず、たとえば農薬の散布やイ
ンスタントコーヒなどの液体を霧状にして散布し粉末を
作製するようなばあいなど、粉状体または粒状体を分散
させた塗布物を均一に散布するばあいにも同様に生じ
る。
【0007】本発明はこのような問題を解決し、粉状体
または粒状体を溶媒に分散させた塗布物の散布を均一に
行い、粉状体または粒状体の部分的な塊が生じないで均
一に粉状体または粒状体を散布する方法およびその装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の粉状体または粒
状体の散布方法は、粉状体または粒状体を溶媒に分散さ
せて対象物に均一に散布する粉状体または粒状体の散布
方法であって、前記粉状体または粒状体を溶媒に分散さ
せた塗布物をノズルの先端から一定流量で吐出させると
ともに、該ノズルの先端で前記塗布物に超音波振動を印
加することを特徴とする。
【0009】前記ノズル先端に超音波振動が印加された
分散用流体を吹きつけることにより前記塗布物に超音波
振動を印加することが、塗布物の吐出量を一定に保ちな
がら塗布物に超音波振動を加えることができるため好ま
しい。
【0010】本発明の粉状体または粒状体の散布装置
は、粉状体または粒状体を溶媒に分散させた塗布物を収
納し先端に吐出用のノズルが設けられたシリンダと、該
シリンダに設けられた前記塗布物を一定流量で吐出させ
るための駆動用流体の流入口と、前記シリンダのノズル
の先端近傍に設けられた分散用流体の吐出口と、該吐出
口に接続された分散用流体の供給パイプと、該供給パイ
プの一部に設けられた前記分散用流体に超音波振動を印
加する超音波振動印加手段とからなるものである。
【0011】前記超音波振動印加手段が、前記供給パイ
プの一部に設けられたピストンと、該ピストンに接続さ
れた超音波発振器と、該超音波発振器を駆動する駆動装
置とからなることが、簡便な構成で分散用流体に超音波
振動を印加することができるため好ましい。
【0012】
【作用】本発明によれば、粉状体または粒状体を溶媒に
分散させた塗布物をノズルの先端から対象物に吐出させ
る際にその塗布物に超音波振動を印加しているため、塗
布物の吐出量を一定に維持しながら、印加された超音波
振動により塊状になった粉状体または粒状体は分散し均
一に散布される。その結果、粉状体または粒状体が均一
に散布され、液晶表示パネルなどのばあいは両透明基板
の間隙が一定に保持され、またコーヒ粉末などの粉末を
形成するばあいには一定粒径の粉末がえられる。
【0013】
【実施例】つぎに、図面を参照しながら本発明の粉状体
または粒状体の散布方法およびその装置について説明す
る。
【0014】図1は本発明の粉状体または粒状体の散布
装置の一実施例の説明図である。
【0015】図1において、1はシリンダでその先端部
にノズル11を有し、内部には、たとえば液晶表示パネ
ル用のスペーサなどの粉状体または粒状体がたとえば水
とアルコールの混合液などの溶媒に分散された塗布物が
塗布物注入口12より逐次注入される。またシリンダ1
のノズル11とは反対側に、塗布物を一定の流量で吐出
させるための駆動用流体の流入口13が設けられ、流量
調整用バルブ14を介してエアーまたはチッ素などの駆
動用流体が一定流量で流入するようになっている。一定
流量の駆動用流体がシリンダ1内に流入すると、駆動用
流体とともに塗布物がノズル11から吐出され、対象物
にスペーサなどの粉状体または粒状体が溶媒および駆動
用流体とともに散布される。
【0016】本発明では塗布物を散布するノズル11の
先端部の近傍に、超音波振動が印加された分散用流体の
吐出口21が設けられ、吐出口21には分散用流体の供
給パイプ2が接続して設けられるとともに、供給パイプ
2に超音波振動印加手段が設けられていることに特徴が
ある。すなわち、本発明者は液晶表示パネルを製造する
際に生じる、スペーサの散布の不均一性に起因する表示
特性の低下や、表示ムラの発生を防止するため、鋭意検
討を重ねた結果、塗布物に超音波振動を印加することに
より塊りがほぐれて均一に散布できることを見出した。
しかし塗布物に直接超音波振動を印加すると、塗布物の
流量を一定に維持することができず、塗布量のバラツキ
により均一に散布されないばあいがあることが判明し
た。そのため、さらに鋭意検討を重ねた結果、塗布物を
散布するノズルの先端部で、別途設けた分散用流体に超
音波振動を印加しておき、該分散用流体を介して前記塗
布物に超音波振動を印加することにより、塗布物の流量
を一定に維持しながら塗布物に超音波振動が印加され、
粉状体または粒状体の塊りをほぐして均一な分散状態が
えられることを見出したものである。
【0017】前述の超音波振動印加手段は、たとえば供
給パイプ2の一部に加減圧用のピストン22が設けら
れ、ピストン22には超音波発振器23が接続され、超
音波発振器23にはさらにその駆動装置24が接続され
ることにより構成されている。そのため、超音波発振器
23の発振による振動がピストン22に伝わり、ピスト
ン22は超音波発振器23の振動に合わせて振動する。
その結果、供給パイプ2に供給された分散用流体にその
振動が伝わり、超音波振動が印加された分散用流体が供
給パイプ2内を伝わり、吐出口21から吐出され、シリ
ンダ1のノズル11から吐出される塗布物に超音波振動
を伝える。その結果、スペーサなどの粉状体または粒状
体の塊があっても分散され、均一に散布される。
【0018】分散用流体としては、たとえばエアーとか
チッ素などの気体が用いられるが、ばあいによってはア
ルコールと水の混合溶液などの液体であってもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、粉状体または粒状体を
溶媒に分散させた塗布物を対象物に散布する際に、塗布
物を吐出するノズルの先端部で分散用媒体を介して超音
波振動を塗布物に印加しているため、塗布物の流量が一
定に保持されながら、超音波振動による粉状体などの塊
をほぐすことができる。その結果、粉状体などを均一に
散布することができる。
【0020】そのため液晶表示パネルのスペーサの散布
に本発明を用いれば、溶媒のアルコールの比率を多くし
なくても、簡単に均一なスペーサの散布がえられ、透明
基板の間隙は均一に保持され、光透過特性も均一になっ
て表示ムラはなく、表示特性の優れた液晶表示パネルが
安全で安価にえられる。
【0021】さらに農薬散布などの農業部門やインスタ
ントコーヒの粉末形成などの食品部門など、幅広い分野
で粉状体または粒状体の均一散布または均一な粒径の粉
状体などの形成をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の散布装置の一実施例の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 分散用流体の供給パイプ 11 ノズル 13 駆動用流体の流入口 21 吐出口 22 ピストン 23 超音波発振器 24 駆動装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉状体または粒状体を溶媒に分散させて
    対象物に均一に散布する粉状体または粒状体の散布方法
    であって、前記粉状体または粒状体を溶媒に分散させた
    塗布物をノズルの先端から一定流量で吐出させるととも
    に、該ノズルの先端で前記塗布物に超音波振動を印加す
    る粉状体または粒状体の散布方法。
  2. 【請求項2】 前記ノズルの先端に超音波振動が印加さ
    れた分散用流体を吹きつけることにより前記塗布物に超
    音波振動を印加する請求項1記載の散布方法。
  3. 【請求項3】 粉状体または粒状体を溶媒に分散させた
    塗布物を収納し先端に吐出用のノズルが設けられたシリ
    ンダと、該シリンダに設けられた前記塗布物を一定流量
    で吐出させるための駆動用流体の流入口と、前記シリン
    ダのノズルの先端近傍に設けられた分散用流体の吐出口
    と、該吐出口に接続された分散用流体の供給パイプと、
    前記分散用流体に超音波振動を印加するために前記供給
    パイプの一部に設けられた超音波振動印加手段とからな
    る粉状体または粒状体の散布装置。
  4. 【請求項4】 前記超音波振動印加手段が、前記供給パ
    イプの一部に設けられたピストンと、該ピストンに接続
    された超音波発振器と、該超音波発振器を駆動する駆動
    装置とからなる請求項3記載の散布装置。
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JP2015083170A (ja) * 2009-09-04 2015-04-30 アボット カーディオヴァスキュラー システムズ インコーポレイテッド 噴霧と溶媒を除去するための乾燥とによって医療デバイスに塗布される薬剤溶出コーティング

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015083170A (ja) * 2009-09-04 2015-04-30 アボット カーディオヴァスキュラー システムズ インコーポレイテッド 噴霧と溶媒を除去するための乾燥とによって医療デバイスに塗布される薬剤溶出コーティング
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